JP2016034832A - 飲料ディスペンサ洗浄器 - Google Patents

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Hiroshi Furuichi
弘 古市
忠美 木嵜
Tadami Kizaki
忠美 木嵜
威仁 村井
Takehito Murai
威仁 村井
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Abstract

【課題】組み立てや容器内部の洗浄などの取り扱いが容易であり、構造的に安全かつ構造が簡素で製造コストを低減することができる飲料ディスペンサ洗浄器を提供する。
【解決手段】上部に口部111を備え、内部に洗浄液を収容可能な容器本体11と、前記口部に取り付けられ、飲料ディスペンサに流体を供給するためのディスペンスヘッドを接続可能なディスペンスヘッド接続部121を備えた蓋部材12と、前記蓋部材に設けられ、前記容器本体内に収容された洗浄液を容器外に供給可能なダウンチューブ14とを有する。そして、前記容器本体は、内表面にフッ素樹脂の被膜が形成されたものであるとともに、内表面に付着した液滴が前記容器本体を倒立状態とすることにより前記口部から残らず流出可能な形状に形成されたものである。
【選択図】図2

Description

この発明は、生ビール等の飲料をグラス等に注出し分配する飲料ディスペンサの内部の飲料通路を洗浄するための飲料ディスペンサ洗浄器に関し、さらに詳しくは、組み立てや容器内部の洗浄などの取り扱いが容易であり、構造的に安全かつ構造が簡素で製造コストを低減することができる飲料ディスペンサ洗浄器に関するものである。
ビール樽等の飲料容器に接続されて飲料をグラス等に注出し分配する飲料ディスペンサは次のようにして使用する。ビール樽等の飲料容器の口金には、容器栓(フィッティング)が取り付けられており、この容器栓にディスペンスヘッドが接続される。このディスペンスヘッドを介して生ビール等の飲料が収容された飲料容器内に二酸化炭素等の加圧ガスを供給し、飲料容器内の飲料を容器外に流出させる。
ディスペンスヘッドから流出した飲料は、飲料ディスペンサに供給され、飲料ディスペンサ内で冷却されてグラス等に注出される。このディスペンスヘッドおよび飲料ディスペンサ内の飲料通路の内部には飲料が残っており、そのまま放置しておくと飲料が変質、腐敗等して通路を汚染するおそれがある。したがって、飲料ディスペンサの使用後に内部の通路を洗浄する必要がある。
従来の飲料ディスペンサの洗浄器としては、下記の特許文献1のようなものが公知である。特許文献1には、容器本体の内部に洗浄液を貯留し、装着体にディスペンスヘッドを取り付けて、ガスボンベからの圧送ガスにより洗浄液を飲料ディスペンサの飲料通路内に圧送して洗浄するようにしたディスペンサ洗浄用容器が記載されている。このディスペンサ洗浄用容器は容器本体(1)の口部(10)が広口に形成されており、その口部に蓋としての装着体(3)を接続している。
従来のディスペンサ洗浄器も特許文献1のディスペンサ洗浄用容器と同様に容器本体の口部が広口に形成されている。これは、容器本体の内部を洗浄する際に、作業者の手を口部から容器内に挿入できるようにするためである。従来のディスペンサ洗浄器では、このように口部が広口に形成されており、また、ディスペンサ洗浄器によって飲料ディスペンサの洗浄を行う場合、容器本体の内部に高圧の加圧ガスが供給されるため、蓋部に外向きの大きな力が作用することになる。
なお、特許文献1のディスペンサ洗浄用容器には、安全装置として減圧機構が設けられており、容器本体内に異常な高圧ガスが供給された場合に、Oリングの一部が弾性変形して容器内部の高圧ガスを外部に排出する。
特開2006−27691号公報
従来の飲料ディスペンサの洗浄器としては、特許文献1のような安全装置としての減圧機構などを備えていない洗浄器も多く使用されていた。洗浄器の内部圧力が異常に上昇した場合、異常な高圧ガスを外部に排出する安全装置を備えていないと、洗浄器の容器本体や蓋部が破損してしまうおそれがあった。容器本体と蓋部の接続部が破損すると、蓋部が容器本体から離脱して高速で射出され作業者を負傷させてしまうおそれもあった。
また、特許文献1のような安全装置を備えた洗浄器においても、洗浄器の内部圧力が異常に上昇した場合の高圧ガスの排出機能は十分であるとは言えず、依然として洗浄器の容器本体や装着体(蓋部)が破損してしまうおそれがあった。
また、特許文献1のような洗浄器では、容器本体と装着体(蓋部)とをねじによって結合するものであり、容器本体と装着体との密封状態を保つにはかなり強い力で装着体を回動させる必要があった。口部が広口であるので密結合のための回動力(トルク)も大きくなっていた。容器本体と装着体との結合状態が不十分であると、前述のように、装着体(蓋部)が容器本体から離脱してしまうおそれもあった。
そこで、本発明は、組み立てや容器内部の洗浄などの取り扱いが容易であり、構造的に安全かつ構造が簡素で製造コストを低減することができる飲料ディスペンサ洗浄器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器は、上部に口部を備え、内部に洗浄液を収容可能な容器本体と、前記口部に取り付けられ、飲料ディスペンサに流体を供給するためのディスペンスヘッドを接続可能なディスペンスヘッド接続部を備えた蓋部材と、前記蓋部材に設けられ、前記容器本体内に収容された洗浄液を容器外に供給可能なダウンチューブとを有する。そして、前記容器本体は、内表面にフッ素樹脂の被膜が形成されたものであるとともに、内表面に付着した液滴が前記容器本体を倒立状態とすることにより前記口部から残らず流出可能な形状に形成されたものである。
また、上記の飲料ディスペンサ洗浄器において、前記ダウンチューブは、前記蓋部材に着脱可能に接続されたものとすることができる。
また、上記の飲料ディスペンサ洗浄器において、前記ダウンチューブは、前記蓋部材に一体的に設けられたものとすることができる。
また、上記の飲料ディスペンサ洗浄器において、前記口部の内径は前記蓋部材の前記ディスペンスヘッド接続部の内径よりも小さいものであることが好ましい。
また、上記の飲料ディスペンサ洗浄器において、前記容器本体が倒れないように前記容器本体の底部を支持する支持台を有することが好ましい。
また、上記の飲料ディスペンサ洗浄器において、前記蓋部材は、その上面の外周近傍位置に上方に突出する3個以上の突起を備えたものであることが好ましい。
また、上記の飲料ディスペンサ洗浄器において、前記容器本体の外面底部近傍に設けられ、前記容器本体を倒立状態で吊り下げ可能な吊下部を有することが好ましい。
本発明は、以上のように構成されているので、以下のような効果を奏する。
容器本体の内表面にフッ素樹脂の被膜が形成されており、さらに、容器本体の形状が内表面に付着した液滴が容器本体を倒立状態とすることにより口部から残らず流出可能な形状に形成されているので、使用後の容器本体内部の洗浄作業を容易に行うことができる。また、容器本体内部の洗浄作業後に、容器本体を倒立状態に保持することで、容器本体内部からの水分除去と内部の乾燥を簡単に行うことができる。さらに、飲料ディスペンサ洗浄器は構造が簡素で製造コストを低減することができる。
容器本体の口部が広口ではなく、口部の内径はディスペンスヘッド接続部の内径よりも小さく形成されているため、容器本体内の圧力ガスによって蓋部材に作用する力は、従来の広口の洗浄器よりも大幅に小さくなり、蓋部材が容器本体から離脱してしまうことも防止できる。これにより、飲料ディスペンサ洗浄器の安全性が大幅に向上する。また、飲料ディスペンサ洗浄器の組み立て作業や使用後の容器内部の洗浄作業等も容易である。
図1は、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1の使用状態を示す図である。 図2は、飲料ディスペンサ洗浄器1の構成を示す断面図である。 図3は、飲料ディスペンサ洗浄器1を上方から見た平面図である。 図4は、他の形態の飲料ディスペンサ洗浄器1aの構成を示す断面図である。 図5は、さらに別の形態の飲料ディスペンサ洗浄器1bの構成を示す断面図である。 図6は、飲料ディスペンサ洗浄器1bを上方から見た平面図である。 図7は、従来の洗浄器の容器本体の底面形状を示す断面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1による飲料ディスペンサ4の洗浄作業の状態を示す図である。飲料ディスペンサ4は、ビール樽等の飲料容器に接続されて生ビール等の飲料をグラス等に注出し分配する装置である。飲料ディスペンサ4に供給された飲料は、飲料ディスペンサ4内で冷却されて注出コック42からグラス等に注出される。飲料ディスペンサ4は毎日使用後に洗浄作業を行う必要がある。
洗浄作業を行うには、ビール樽等の口金に接続されていたディスペンスヘッド2を取り外して、飲料ディスペンサ洗浄器1に接続する。ディスペンスヘッド2の上端部の流出口21には飲料ホース41の一端が接続されており、飲料ホース41の他端は飲料ディスペンサ4に接続されている。また、ガス供給口22にはガス供給ホース32の一端が接続されており、ガス供給ホース32の他端はボンベ3に接続されている。ボンベ3内には液化された高圧の二酸化炭素が貯蔵されている。ボンベ3内で気化した二酸化炭素ガスは、減圧弁31によって減圧され、ガス供給ホース32を介してディスペンスヘッド2に供給される。
飲料ディスペンサ4を使用して生ビールを注出する際には、ディスペンスヘッド2はビール樽の口部に接続されており、また、ディスペンスヘッド2には飲料ホース41およびガス供給ホース32が接続されている。洗浄作業を行う際には、ディスペンスヘッド2をビール樽の口部から取り外し、図示のように飲料ディスペンサ洗浄器1に取り付ける。飲料ホース41およびガス供給ホース32はディスペンスヘッド2に接続したままでよい。
飲料ディスペンサ洗浄器1は、概略、容器本体11と蓋部材12とからなっている。容器本体11は、上部に口部111(図2参照)が形成された有底の容器であり、容器本体11内には洗浄液が収容されている。また、支持台15は容器本体11が倒れないように容器本体11の底部を支持するものである。蓋部材12は、容器本体11の口部111にねじ結合によって接続され、その接続部分は封止部材により密封状態とされている。蓋部材12の上方にはディスペンスヘッド接続部121(図2参照)が形成されており、このディスペンスヘッド接続部121にディスペンスヘッド2を取り付けることができる。
飲料ディスペンサ洗浄器1にディスペンスヘッド2を接続したら、洗浄作業を開始する。まず、飲料ディスペンサ4の注出コック42を開状態として固定しておく。そして、ボンベ3から供給する加圧ガス(二酸化炭素ガス)の圧力を減圧弁31によって所定値に調整し、ディスペンスヘッド2のハンドル23を操作して加圧ガスを容器本体11内に供給する。容器本体11内の洗浄液は加圧ガスによって加圧され、ディスペンスヘッド2の流出口21から飲料ホース41を介して飲料ディスペンサ4に供給される。このようにして飲料ディスペンサ4の洗浄作業が行われる。
飲料ディスペンサ4の洗浄作業の際に、作業手順で定められた加圧ガスの設定圧力を遵守すれば問題はないが、洗浄作業の作業時間を短縮するために作業者が設定圧力を高めに設定してしまうようなことも起こりうる。このような規定値よりも高圧の加圧ガスによって長時間の洗浄作業を行うと、大量の加圧ガスが減圧弁31を通過するため、減圧弁31が凍結して本来の機能を失ってしまう。そして、高圧の加圧ガスが液化した状態でガス供給ホース32に送られ、その液化加圧ガスが容器本体11で急激に気化して異常な高圧を発生させることになる。
従来の洗浄器ではこのような異常な高圧に耐えられず、蓋部材が洗浄器本体から離脱して飛び出すおそれがあり、また蓋部材等の射出物により作業者が負傷してしまうおそれがあった。このような問題点を解決するために、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1は、容器本体11に過大な圧力の高圧ガスが供給された場合でも、蓋部材が容器本体から離脱するおそれがなく、また、構造が簡素で製造コストを低減することができるものである。
次に、飲料ディスペンサ洗浄器1の各部の構成を詳しく説明する。図2は飲料ディスペンサ洗浄器1の構成を示す断面図であり、図3は飲料ディスペンサ洗浄器1を上方から見た平面図である。容器本体11はステンレス鋼の薄板から成形されたほぼ円筒状の有底の容器である。なお、容器本体11はステンレス鋼以外からなるものでもよく、例えば、アルミニウムの薄板や合成樹脂からなるものでもよい。容器本体11の上部は直径が徐々に小さくなっており、最上部は口部111として形成されている。
口部111の内径は従来の洗浄器よりも小さくなっている。前述のように、従来の洗浄器では容器本体の口部が広口に形成されている。これは、容器本体の内部を洗浄する際に、作業者の手を口部から容器内に挿入できるようにするためである。これに対して、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1では、口部111が広口ではなく、口部111の内径はディスペンスヘッド接続部121の内径よりも小さく形成されている。
口部111の上面は開口となっており、この開口から洗浄液を入れて容器本体11内に収容することができる。洗浄液としては通常の水道水などが使用できる。また、口部111の外周には雄ねじが形成されている。
蓋部材12は、合成樹脂からなるものであり、下部に容器接続部123が設けられ、上部にディスペンスヘッド接続部121が形成されている。容器接続部123の内面には、容器本体11の口部111の雄ねじに螺合する雌ねじが形成されており、これらのねじ結合により蓋部材12と容器本体11とが結合される。容器接続部123の内面側には、封止機能を有するシールリング124が配置されており、蓋部材12と容器本体11との接続部を封止状態に保つ。
容器本体11に蓋部材12を取り付けるには、容器接続部123を口部111に覆い被せた状態で、蓋部材12を回動させて容器接続部123を口部111にねじ込むことで、容器本体11に蓋部材12を取り付けることができる。このとき、口部111の直径が小さいので蓋部材12を十分な結合状態とするためのねじ込みトルクも小さくなる。このため腕力の弱い作業者であっても容易に飲料ディスペンサ洗浄器1を組み立てることができる。
蓋部材12の上面には、ディスペンスヘッド2を接続可能なディスペンスヘッド接続部121が形成されている。ディスペンスヘッド接続部121の上部には内方に突出する係合突起122が形成されており、ディスペンスヘッド2はこの係合突起122によってディスペンスヘッド接続部121に係止される。ディスペンスヘッド接続部121の内径は下方に向かって段階的に小さくなっている。その段部にダウンチューブ14が配置され接続されている。
ダウンチューブ14は容器本体11内の洗浄液をディスペンスヘッド2に向けて押し上げるための管部材である。容器本体11内の洗浄液は、ダウンチューブ14を通ってディスペンスヘッド2に到達し、さらにディスペンスヘッド2から容器外の飲料ディスペンサ等に供給される。
ダウンチューブ14の上端は、水平面状に広がったフランジ部となっており、そのフランジ部がディスペンスヘッド接続部121の段部上に密着配置される。ダウンチューブ14のフランジ部と段部の間には封止機能を有するシールリングが配置されている。ディスペンスヘッド接続部121からディスペンスヘッド2を取り外した状態では、ダウンチューブ14を上方に引き抜いて蓋部材12から取り外すことができる。
ダウンチューブ14を取り外した状態で、容器本体11の内部に洗浄用の水道水などを収容して容器本体を上下左右等に強く振ることで内部の洗浄作業を行うことができる。すなわち、この飲料ディスペンサ洗浄器1では、容器本体11に蓋部材12を取り付けた状態のままで容器本体11の内部を洗浄することができる。
また、ダウンチューブ14のフランジ部には貫通孔が形成されている。この貫通孔はディスペンスヘッド2からの加圧ガスを容器本体11内に供給するためのものである。ここでは貫通孔が円周上に長い長孔として4個形成されている。貫通孔は任意の形状および個数とすることができる。
蓋部材12には安全弁13が設けられている。安全弁13は、容器本体11の内部の圧力が所定の安全上限値を超えると内部の圧力ガスを外部に逃がす機能を有している。内部の圧力が所定の安全上限値を超えた場合には、内部の圧力ガスは安全弁13を介して外部に放出される。
蓋部材12には羽根状に外方向に突出した羽根状部が外周4方向に形成されており、その羽根状部の上面の外周近傍位置には上方に突出する突起125が設けられている。すなわち、蓋部材12には4個の突起125が設けられている。この突起125は容器本体11および蓋部材12を倒立状態として作業台等の上面に載置する際に容器本体11の中心軸線を鉛直方向に保つためのものである。
また、容器本体11から流出した水滴等は、蓋部材12と作業台等の上面との間に形成された隙間から外部に流出できる。突起125によってこの隙間が形成される。なお、突起125は4個に限らず、3個以上の任意の個数でもよい。例えば、羽根状部を外周3方向に形成するようにし、突起も3個設けるようにしてもよい。
容器本体11の内表面はフッ素樹脂加工されている。すなわち、容器本体11の内表面にはフッ素樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレン)の被膜が形成されており、汚れが付着しにくく、また汚れが落ちやすい。容器本体11の口部111は広口ではないため、容器本体11の内部に作業者の手を挿入して洗浄作業を行うことはできない。しかし、容器本体11の内表面がフッ素樹脂加工されていて汚れが落ちやすいので、容器本体11の内部に洗浄用の水道水などを収容して容器本体を上下左右等に強く振るだけで内部の洗浄作業を行うことができる。このような洗浄方法で内部の洗浄を容易かつ十分に行うことができる。
このように、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1は、口部111が広口ではなくとも洗浄作業を容易かつ十分に行うことができる。また、容器本体11の内表面はフッ素樹脂加工により撥水性に優れており、容器本体11を倒立状態で保持しておくだけで、容器本体11内部から水分を除去することができ、容器本体11の内部を短時間で乾燥状態とすることができる。
容器本体11は、底面112の中央部が最も下方に位置する形状に形成されている。図7は、従来の洗浄器の容器本体11qの底面112qの形状を示す断面図である。図7に示すように、従来の洗浄器では、容器本体11qの底面112qの形状は、中央部が周辺部よりも上方に突出する形状とされることが一般的であった。しかし、底面112qのような凹凸のある形状では、容器本体11qを倒立状態に保持しても、水分が流れ落ちずに内面に残留する部分が生じてしまう。
そこで、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1では、底面の形状を底面112の中央部が最も下方に位置するような滑らかな曲面をなす形状としている。このような曲面としては半球状曲面や回転楕円体を半分に切断した曲面がある。このような底面形状とすることにより、洗浄作業後の容器本体11の内面に付着している洗浄液の水滴は、容器本体11を倒立状態で保持しておくだけで、容器本体11内部から円滑に流れ落ちて外部に排出されることとなる。
このように、容器本体11の内表面がフッ素樹脂加工されていることに加えて、底面112の形状が半球状のような中央部が最も下方に位置する滑らかな曲面をなす形状とすることにより、容器本体11の内部からの水分排出を促進することができる。これにより、容器本体11の内部を短時間で乾燥状態とすることができる。すなわち、容器本体11内部の洗浄作業後に、容器本体11を倒立状態に保持することで、容器本体11内部からの水分除去と内部の乾燥を簡単に行うことができる。
飲料ディスペンサ洗浄器1として使用する際は、容器本体11の口部111を上方に向けて容器本体11の中心軸線を鉛直方向に保つ必要がある。そのため、容器本体11には容器本体11の底部を支持する支持台15が取り付けられている。容器本体11の底面112が半球状のような形状であるため、容器本体11のみでは自立して中心軸線を鉛直方向に保つことができない。支持台15により容器本体11の中心軸線を鉛直方向に保つことができる。なお、支持台15は、容器本体11に固着してもよいし、容器本体11と着脱可能としてもよい。
容器本体11の外面底部近傍には、容器本体11を倒立状態で吊り下げ可能な吊下部113が設けられている。吊下部113は、フック形状の部材であり、容器本体11の外面底部近傍に溶接等により固着されている。吊下部113を、突起や棒状の支持部材に引っ掛けて、容器本体11を倒立状態で保持しておくことができる。これにより、容器本体11内部からの水分除去を簡単に行うことができる。
なお、吊下部としては、フック形状の部材だけでなく、永久磁石を利用した吸着部を容器本体11に固定してもよいし、吸盤を利用した吸着部を容器本体11に固定してもよい。永久磁石を利用した吸着部であれば鉄などの強磁性体の鉛直壁面等に容器本体11を倒立状態で吊り下げ保持することができ、吸盤を利用した吸着部であれば平滑な鉛直壁面等に容器本体11を倒立状態で吊り下げ保持することができる。
以上のように、飲料ディスペンサ洗浄器1では、容器本体11の内表面にフッ素樹脂の被膜が形成されており、さらに、容器本体11の形状が内表面に付着した液滴が容器本体11を倒立状態とすることにより口部から残らず流出可能な形状に形成されているので、使用後の容器本体11内部の洗浄作業を容易に行うことができる。また、容器本体11内部の洗浄作業後に、容器本体11を倒立状態に保持することで、容器本体11内部からの水分除去と内部の乾燥を簡単に行うことができる。さらに、飲料ディスペンサ洗浄器1は構造が簡素で製造コストを低減することができる。
そして、容器本体11の口部111が広口ではなく、口部111の内径はディスペンスヘッド接続部121の内径よりも小さく形成されている。このため、容器本体11内の圧力ガスによって蓋部材12に作用する力は、従来の広口の洗浄器よりも大幅に小さくなり、蓋部材が容器本体から離脱してしまうことも防止できる。これにより、飲料ディスペンサ洗浄器の安全性が大幅に向上する。また、飲料ディスペンサ洗浄器1の組み立て作業や使用後の容器内部の洗浄作業等も容易である。
図4は、他の形態の飲料ディスペンサ洗浄器1aの構成を示す断面図である。飲料ディスペンサ洗浄器1aは、図2に示す飲料ディスペンサ洗浄器1と同様の構成であるが、一部の構成が相違している。飲料ディスペンサ洗浄器1aの説明では、飲料ディスペンサ洗浄器1との相違点を中心として説明する。なお、飲料ディスペンサ洗浄器1aにおいて、飲料ディスペンサ洗浄器1と対応する部材には同じ符号を付している。また、飲料ディスペンサ洗浄器1と同等の部分については説明を省略する。
飲料ディスペンサ洗浄器1aでは、ダウンチューブ14が蓋部材12aと一体的に形成されている。すなわち、ダウンチューブ14は蓋部材12aから取り外すことはできない。飲料ディスペンサ洗浄器1aの使用方法としては、飲料ディスペンサ洗浄器1と同様である。ただし、飲料ディスペンサ洗浄器1aの使用後に容器本体11の内部を洗浄する際には、ダウンチューブ14を蓋部材12aから取り外すことはできないので、蓋部材12a自体をダウンチューブ14とともに容器本体11から取り外す必要がある。
容器本体11の洗浄作業としては飲料ディスペンサ洗浄器1と同様である。容器本体11の内表面はフッ素樹脂加工されているため、容器本体11の内部に洗浄用の水道水などを収容して容器本体を上下左右等に強く振るだけで内部の洗浄作業を行うことができる。このような洗浄方法で内部の洗浄を容易かつ十分に行うことができる。容器本体11の内表面がフッ素樹脂加工されていることに加えて、底面112の中央部が最も下方に位置するような滑らかな曲面をなす形状とされているので、容器本体11の内部からの水分除去も簡単に行うことができる。容器本体11を倒立状態で保持しておくだけで、容器本体11の内部を短時間で乾燥状態とすることができる。
この飲料ディスペンサ洗浄器1aでも、飲料ディスペンサ洗浄器1と同様な作用効果を生じるものである。飲料ディスペンサ洗浄器1aでは飲料ディスペンサ洗浄器1よりもさらに構成が簡素であるため、製造コストをさらに低減することができる。
図5は、さらに別の形態の飲料ディスペンサ洗浄器1bの構成を示す断面図である。また、図6は、飲料ディスペンサ洗浄器1bを上方から見た平面図である。飲料ディスペンサ洗浄器1bの説明では、飲料ディスペンサ洗浄器1との相違点を中心として説明する。なお、飲料ディスペンサ洗浄器1bにおいて、飲料ディスペンサ洗浄器1と対応する部材には同じ符号を付している。また、飲料ディスペンサ洗浄器1と同等の部分については説明を省略する。
飲料ディスペンサ洗浄器1bは、図2に示す飲料ディスペンサ洗浄器1とは蓋部材12bの構成が異なっている。ビール樽の容器栓(フィッティング)は、いわゆるウェル型フィッティングとフラット型フィッティングとがある。図2の蓋部材12や図4の蓋部材12aは、ビール樽のウェル型フィッティングに対応する構成となっているが、この図5に示す蓋部材12bはフラット型フィッティングに対応する構成となっている。
蓋部材12bは、合成樹脂からなるものであり、下部に容器接続部123が設けられ、上部にディスペンスヘッド接続部121が形成されている。容器接続部123の内面には、容器本体11の口部111の雄ねじに螺合する雌ねじが形成されており、これらのねじ結合により蓋部材12bと容器本体11とが結合される。容器接続部123の内面側には、封止機能を有するシールリング124が配置されており、蓋部材12と容器本体11との接続部を封止状態に保つ。
ディスペンスヘッド接続部121には、フラット型フィッティングに対応したディスペンスヘッドが接続可能である。ディスペンスヘッド接続部121の上面の外周近傍位置には6個の突起125が設けられている。この突起125は容器本体11および蓋部材12bを倒立状態として作業台等の上面に載置する際に容器本体11の中心軸線を鉛直方向に保つためのものである。また、蓋部材12bにはダウンチューブ14が固定されている。飲料ディスペンサ洗浄器1bの使用後に容器本体11の内部を洗浄する際には、蓋部材12bをダウンチューブ14とともに容器本体11から取り外す必要がある。
この飲料ディスペンサ洗浄器1bでも、飲料ディスペンサ洗浄器1と同様な作用効果を生じるものである。飲料ディスペンサ洗浄器1bはフラット型フィッティングに対応したディスペンスヘッドを使用することができる。
以上のように、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1,1a,1bによれば、容器本体11の内表面にフッ素樹脂の被膜が形成されており、さらに、容器本体11の形状が内表面に付着した液滴が容器本体11を倒立状態とすることにより口部から残らず流出可能な形状に形成されているので、使用後の容器本体11内部の洗浄作業を容易に行うことができる。また、容器本体11内部の洗浄作業後に、容器本体11を倒立状態に保持することで、容器本体11内部からの水分除去と内部の乾燥を簡単に行うことができる。
さらに、飲料ディスペンサ洗浄器1,1a,1bでは、容器本体11の口部111が広口ではなく小径となっているため、容器本体11内の圧力ガスによって蓋部材12に作用する力は、従来の広口の洗浄器よりも大幅に小さくなり、蓋部材が容器本体から離脱してしまうことも防止できる。これにより、飲料ディスペンサ洗浄器の安全性が大幅に向上する。また、飲料ディスペンサ洗浄器の組み立て作業や使用後の容器内部の洗浄作業等も容易である。さらに、飲料ディスペンサ洗浄器1,1a,1bは構造が簡素で製造コストを低減することができる。
本発明によれば、取り扱いが容易で、安全性の高い飲料ディスペンサ洗浄器を提供することができる。また、飲料ディスペンサ洗浄器の構造が簡素となり製造コストを低減することができる。
1,1a,1b 飲料ディスペンサ洗浄器
2 ディスペンスヘッド
3 ボンベ
4 飲料ディスペンサ
11 容器本体
12,12a,12b 蓋部材
13 安全弁
14 ダウンチューブ
15 支持台
21 流出口
22 ガス供給口
23 ハンドル
31 減圧弁
32 ガス供給ホース
41 飲料ホース
42 注出コック
111 口部
112 底面
113 吊下部
121 ディスペンスヘッド接続部
122 係合突起
123 容器接続部
124 シールリング
125 突起
この発明は、生ビール等の飲料をグラス等に注出し分配する飲料ディスペンサの内部の飲料通路を洗浄するための飲料ディスペンサ洗浄器に関し、さらに詳しくは、組み立てや容器内部の洗浄などの取り扱いが容易であり、構造的に安全かつ構造が簡素で製造コストを低減することができる飲料ディスペンサ洗浄器に関するものである。
ビール樽等の飲料容器に接続されて飲料をグラス等に注出し分配する飲料ディスペンサは次のようにして使用する。ビール樽等の飲料容器の口金には、容器栓(フィッティング)が取り付けられており、この容器栓にディスペンスヘッドが接続される。このディスペンスヘッドを介して生ビール等の飲料が収容された飲料容器内に二酸化炭素等の加圧ガスを供給し、飲料容器内の飲料を容器外に流出させる。
ディスペンスヘッドから流出した飲料は、飲料ディスペンサに供給され、飲料ディスペンサ内で冷却されてグラス等に注出される。このディスペンスヘッドおよび飲料ディスペンサ内の飲料通路の内部には飲料が残っており、そのまま放置しておくと飲料が変質、腐敗等して通路を汚染するおそれがある。したがって、飲料ディスペンサの使用後に内部の通路を洗浄する必要がある。
従来の飲料ディスペンサの洗浄器としては、下記の特許文献1のようなものが公知である。特許文献1には、容器本体の内部に洗浄液を貯留し、装着体にディスペンスヘッドを取り付けて、ガスボンベからの圧送ガスにより洗浄液を飲料ディスペンサの飲料通路内に圧送して洗浄するようにしたディスペンサ洗浄用容器が記載されている。このディスペンサ洗浄用容器は容器本体(1)の口部(10)が広口に形成されており、その口部に蓋としての装着体(3)を接続している。
従来のディスペンサ洗浄器も特許文献1のディスペンサ洗浄用容器と同様に容器本体の口部が広口に形成されている。これは、容器本体の内部を洗浄する際に、作業者の手を口部から容器内に挿入できるようにするためである。従来のディスペンサ洗浄器では、このように口部が広口に形成されており、また、ディスペンサ洗浄器によって飲料ディスペンサの洗浄を行う場合、容器本体の内部に高圧の加圧ガスが供給されるため、蓋部に外向きの大きな力が作用することになる。
なお、特許文献1のディスペンサ洗浄用容器には、安全装置として減圧機構が設けられており、容器本体内に異常な高圧ガスが供給された場合に、Oリングの一部が弾性変形して容器内部の高圧ガスを外部に排出する。
特開2006−27691号公報
従来の飲料ディスペンサの洗浄器としては、特許文献1のような安全装置としての減圧機構などを備えていない洗浄器も多く使用されていた。洗浄器の内部圧力が異常に上昇した場合、異常な高圧ガスを外部に排出する安全装置を備えていないと、洗浄器の容器本体や蓋部が破損してしまうおそれがあった。容器本体と蓋部の接続部が破損すると、蓋部が容器本体から離脱して高速で射出され作業者を負傷させてしまうおそれもあった。
また、特許文献1のような安全装置を備えた洗浄器においても、洗浄器の内部圧力が異常に上昇した場合の高圧ガスの排出機能は十分であるとは言えず、依然として洗浄器の容器本体や装着体(蓋部)が破損してしまうおそれがあった。
また、特許文献1のような洗浄器では、容器本体と装着体(蓋部)とをねじによって結合するものであり、容器本体と装着体との密封状態を保つにはかなり強い力で装着体を回動させる必要があった。口部が広口であるので密結合のための回動力(トルク)も大きくなっていた。容器本体と装着体との結合状態が不十分であると、前述のように、装着体(蓋部)が容器本体から離脱してしまうおそれもあった。
そこで、本発明は、組み立てや容器内部の洗浄などの取り扱いが容易であり、構造的に安全かつ構造が簡素で製造コストを低減することができる飲料ディスペンサ洗浄器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器は、上部に口部を備え、内部に洗浄液を収容可能な容器本体と、前記口部に取り付けられ、飲料ディスペンサに流体を供給するためのディスペンスヘッドを接続可能なディスペンスヘッド接続部を備えた蓋部材と、前記蓋部材と一体に設けられ、前記容器本体内に収容された洗浄液を容器外に供給可能なダウンチューブとを有する。そして、前記容器本体は、内表面にフッ素樹脂の被膜が形成されたものであるとともに、内表面に付着した液滴が前記容器本体を倒立状態とすることにより前記口部から残らず流出可能な形状に形成されたものである。
また、上記の飲料ディスペンサ洗浄器において、前記口部の内径は前記蓋部材の前記ディスペンスヘッド接続部の内径よりも小さいものであることが好ましい。
また、上記の飲料ディスペンサ洗浄器において、前記容器本体が倒れないように前記容器本体の底部を支持する支持台を有することが好ましい。
また、上記の飲料ディスペンサ洗浄器において、前記蓋部材は、その上面の外周近傍位置に上方に突出する3個以上の突起を備えたものであることが好ましい。
また、上記の飲料ディスペンサ洗浄器において、前記容器本体の外面底部近傍に設けられ、前記容器本体を倒立状態で吊り下げ可能な吊下部を有することが好ましい。
本発明は、以上のように構成されているので、以下のような効果を奏する。
容器本体の内表面にフッ素樹脂の被膜が形成されており、さらに、容器本体の形状が内表面に付着した液滴が容器本体を倒立状態とすることにより口部から残らず流出可能な形状に形成されているので、使用後の容器本体内部の洗浄作業を容易に行うことができる。また、容器本体内部の洗浄作業後に、容器本体を倒立状態に保持することで、容器本体内部からの水分除去と内部の乾燥を簡単に行うことができる。さらに、飲料ディスペンサ洗浄器は構造が簡素で製造コストを低減することができる。
容器本体の口部が広口ではなく、口部の内径はディスペンスヘッド接続部の内径よりも小さく形成されているため、容器本体内の圧力ガスによって蓋部材に作用する力は、従来の広口の洗浄器よりも大幅に小さくなり、蓋部材が容器本体から離脱してしまうことも防止できる。これにより、飲料ディスペンサ洗浄器の安全性が大幅に向上する。また、飲料ディスペンサ洗浄器の組み立て作業や使用後の容器内部の洗浄作業等も容易である。
図1は、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1の使用状態を示す図である。 図2は、飲料ディスペンサ洗浄器1の構成を示す断面図である。 図3は、飲料ディスペンサ洗浄器1を上方から見た平面図である。 図4は、他の形態の飲料ディスペンサ洗浄器1の構成を示す断面図である。 図5は、飲料ディスペンサ洗浄器1bを上方から見た平面図である。 図6は、従来の洗浄器の容器本体の底面形状を示す断面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1による飲料ディスペンサ4の洗浄作業の状態を示す図である。飲料ディスペンサ4は、ビール樽等の飲料容器に接続されて生ビール等の飲料をグラス等に注出し分配する装置である。飲料ディスペンサ4に供給された飲料は、飲料ディスペンサ4内で冷却されて注出コック42からグラス等に注出される。飲料ディスペンサ4は毎日使用後に洗浄作業を行う必要がある。
洗浄作業を行うには、ビール樽等の口金に接続されていたディスペンスヘッド2を取り外して、飲料ディスペンサ洗浄器1に接続する。ディスペンスヘッド2の上端部の流出口21には飲料ホース41の一端が接続されており、飲料ホース41の他端は飲料ディスペンサ4に接続されている。また、ガス供給口22にはガス供給ホース32の一端が接続されており、ガス供給ホース32の他端はボンベ3に接続されている。ボンベ3内には液化された高圧の二酸化炭素が貯蔵されている。ボンベ3内で気化した二酸化炭素ガスは、減圧弁31によって減圧され、ガス供給ホース32を介してディスペンスヘッド2に供給される。
飲料ディスペンサ4を使用して生ビールを注出する際には、ディスペンスヘッド2はビール樽の口部に接続されており、また、ディスペンスヘッド2には飲料ホース41およびガス供給ホース32が接続されている。洗浄作業を行う際には、ディスペンスヘッド2をビール樽の口部から取り外し、図示のように飲料ディスペンサ洗浄器1に取り付ける。飲料ホース41およびガス供給ホース32はディスペンスヘッド2に接続したままでよい。
飲料ディスペンサ洗浄器1は、概略、容器本体11と蓋部材12とからなっている。容器本体11は、上部に口部111(図2参照)が形成された有底の容器であり、容器本体11内には洗浄液が収容されている。また、支持台15は容器本体11が倒れないように容器本体11の底部を支持するものである。蓋部材12は、容器本体11の口部111にねじ結合によって接続され、その接続部分は封止部材により密封状態とされている。蓋部材12の上方にはディスペンスヘッド接続部121(図2参照)が形成されており、このディスペンスヘッド接続部121にディスペンスヘッド2を取り付けることができる。
飲料ディスペンサ洗浄器1にディスペンスヘッド2を接続したら、洗浄作業を開始する。まず、飲料ディスペンサ4の注出コック42を開状態として固定しておく。そして、ボンベ3から供給する加圧ガス(二酸化炭素ガス)の圧力を減圧弁31によって所定値に調整し、ディスペンスヘッド2のハンドル23を操作して加圧ガスを容器本体11内に供給する。容器本体11内の洗浄液は加圧ガスによって加圧され、ディスペンスヘッド2の流出口21から飲料ホース41を介して飲料ディスペンサ4に供給される。このようにして飲料ディスペンサ4の洗浄作業が行われる。
飲料ディスペンサ4の洗浄作業の際に、作業手順で定められた加圧ガスの設定圧力を遵守すれば問題はないが、洗浄作業の作業時間を短縮するために作業者が設定圧力を高めに設定してしまうようなことも起こりうる。このような規定値よりも高圧の加圧ガスによって長時間の洗浄作業を行うと、大量の加圧ガスが減圧弁31を通過するため、減圧弁31が凍結して本来の機能を失ってしまう。そして、高圧の加圧ガスが液化した状態でガス供給ホース32に送られ、その液化加圧ガスが容器本体11で急激に気化して異常な高圧を発生させることになる。
従来の洗浄器ではこのような異常な高圧に耐えられず、蓋部材が洗浄器本体から離脱して飛び出すおそれがあり、また蓋部材等の射出物により作業者が負傷してしまうおそれがあった。このような問題点を解決するために、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1は、容器本体11に過大な圧力の高圧ガスが供給された場合でも、蓋部材が容器本体から離脱するおそれがなく、また、構造が簡素で製造コストを低減することができるものである。
次に、飲料ディスペンサ洗浄器1の各部の構成を詳しく説明する。図2は飲料ディスペンサ洗浄器1の構成を示す断面図であり、図3は飲料ディスペンサ洗浄器1を上方から見た平面図である。容器本体11はステンレス鋼の薄板から成形されたほぼ円筒状の有底の容器である。なお、容器本体11はステンレス鋼以外からなるものでもよく、例えば、アルミニウムの薄板や合成樹脂からなるものでもよい。容器本体11の上部は直径が徐々に小さくなっており、最上部は口部111として形成されている。
口部111の内径は従来の洗浄器よりも小さくなっている。前述のように、従来の洗浄器では容器本体の口部が広口に形成されている。これは、容器本体の内部を洗浄する際に、作業者の手を口部から容器内に挿入できるようにするためである。これに対して、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1では、口部111が広口ではなく、口部111の内径はディスペンスヘッド接続部121の内径よりも小さく形成されている。
口部111の上面は開口となっており、この開口から洗浄液を入れて容器本体11内に収容することができる。洗浄液としては通常の水道水などが使用できる。また、口部111の外周には雄ねじが形成されている。
蓋部材12は、合成樹脂からなるものであり、下部に容器接続部123が設けられ、上部にディスペンスヘッド接続部121が形成されている。容器接続部123の内面には、容器本体11の口部111の雄ねじに螺合する雌ねじが形成されており、これらのねじ結合により蓋部材12と容器本体11とが結合される。容器接続部123の内面側には、封止機能を有するシールリング124が配置されており、蓋部材12と容器本体11との接続部を封止状態に保つ。
容器本体11に蓋部材12を取り付けるには、容器接続部123を口部111に覆い被せた状態で、蓋部材12を回動させて容器接続部123を口部111にねじ込むことで、容器本体11に蓋部材12を取り付けることができる。このとき、口部111の直径が小さいので蓋部材12を十分な結合状態とするためのねじ込みトルクも小さくなる。このため腕力の弱い作業者であっても容易に飲料ディスペンサ洗浄器1を組み立てることができる。
蓋部材12の上面には、ディスペンスヘッド2を接続可能なディスペンスヘッド接続部121が形成されている。ディスペンスヘッド接続部121の上部には内方に突出する係合突起122が形成されており、ディスペンスヘッド2はこの係合突起122によってディスペンスヘッド接続部121に係止される。ディスペンスヘッド接続部121の内径は下方に向かって段階的に小さくなっている
ディスペンスヘッド接続部121の底面にはダウンチューブ14が一体的に形成されている。ダウンチューブ14は容器本体11内の洗浄液をディスペンスヘッド2に向けて押し上げるための管部材である。容器本体11内の洗浄液は、ダウンチューブ14を通ってディスペンスヘッド2に到達し、さらにディスペンスヘッド2から容器外の飲料ディスペンサ等に供給される。
また、ディスペンスヘッド接続部121の底面には貫通孔が形成されている。この貫通孔はディスペンスヘッド2からの加圧ガスを容器本体11内に供給するためのものである。ここでは貫通孔が円周上に長い長孔として4個形成されている。貫通孔は任意の形状および個数とすることができる。
容器本体11から蓋部材12およびダウンチューブ14を取り外した状態では、容器本体11の内部に洗浄用の水道水などを収容して容器本体を上下左右等に強く振ることで内部の洗浄作業を行うことができる。すなわち、この飲料ディスペンサ洗浄器1では、容器本体11から蓋部材12を取り外すことにより容器本体11の内部を簡単に洗浄することができる。
蓋部材12には安全弁13が設けられている。安全弁13は、容器本体11の内部の圧力が所定の安全上限値を超えると内部の圧力ガスを外部に逃がす機能を有している。内部の圧力が所定の安全上限値を超えた場合には、内部の圧力ガスは安全弁13を介して外部に放出される。
蓋部材12には羽根状に外方向に突出した羽根状部が外周4方向に形成されており、その羽根状部の上面の外周近傍位置には上方に突出する突起125が設けられている。すなわち、蓋部材12には4個の突起125が設けられている。この突起125は容器本体11および蓋部材12を倒立状態として作業台等の上面に載置する際に容器本体11の中心軸線を鉛直方向に保つためのものである。
また、容器本体11から流出した水滴等は、蓋部材12と作業台等の上面との間に形成された隙間から外部に流出できる。突起125によってこの隙間が形成される。なお、突起125は4個に限らず、3個以上の任意の個数でもよい。例えば、羽根状部を外周3方向に形成するようにし、突起も3個設けるようにしてもよい。
容器本体11の内表面はフッ素樹脂加工されている。すなわち、容器本体11の内表面にはフッ素樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレン)の被膜が形成されており、汚れが付着しにくく、また汚れが落ちやすい。容器本体11の口部111は広口ではないため、容器本体11の内部に作業者の手を挿入して洗浄作業を行うことはできない。しかし、容器本体11の内表面がフッ素樹脂加工されていて汚れが落ちやすいので、容器本体11の内部に洗浄用の水道水などを収容して容器本体を上下左右等に強く振るだけで内部の洗浄作業を行うことができる。このような洗浄方法で内部の洗浄を容易かつ十分に行うことができる。
このように、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1は、口部111が広口ではなくとも洗浄作業を容易かつ十分に行うことができる。また、容器本体11の内表面はフッ素樹脂加工により撥水性に優れており、容器本体11を倒立状態で保持しておくだけで、容器本体11内部から水分を除去することができ、容器本体11の内部を短時間で乾燥状態とすることができる。
容器本体11は、底面112の中央部が最も下方に位置する形状に形成されている。図は、従来の洗浄器の容器本体11qの底面112qの形状を示す断面図である。図に示すように、従来の洗浄器では、容器本体11qの底面112qの形状は、中央部が周辺部よりも上方に突出する形状とされることが一般的であった。しかし、底面112qのような凹凸のある形状では、容器本体11qを倒立状態に保持しても、水分が流れ落ちずに内面に残留する部分が生じてしまう。
そこで、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1では、底面の形状を底面112の中央部が最も下方に位置するような滑らかな曲面をなす形状としている。このような曲面としては半球状曲面や回転楕円体を半分に切断した曲面がある。このような底面形状とすることにより、洗浄作業後の容器本体11の内面に付着している洗浄液の水滴は、容器本体11を倒立状態で保持しておくだけで、容器本体11内部から円滑に流れ落ちて外部に排出されることとなる。
このように、容器本体11の内表面がフッ素樹脂加工されていることに加えて、底面112の形状が半球状のような中央部が最も下方に位置する滑らかな曲面をなす形状とすることにより、容器本体11の内部からの水分排出を促進することができる。これにより、容器本体11の内部を短時間で乾燥状態とすることができる。すなわち、容器本体11内部の洗浄作業後に、容器本体11を倒立状態に保持することで、容器本体11内部からの水分除去と内部の乾燥を簡単に行うことができる。
飲料ディスペンサ洗浄器1として使用する際は、容器本体11の口部111を上方に向けて容器本体11の中心軸線を鉛直方向に保つ必要がある。そのため、容器本体11には容器本体11の底部を支持する支持台15が取り付けられている。容器本体11の底面112が半球状のような形状であるため、容器本体11のみでは自立して中心軸線を鉛直方向に保つことができない。支持台15により容器本体11の中心軸線を鉛直方向に保つことができる。なお、支持台15は、容器本体11に固着してもよいし、容器本体11と着脱可能としてもよい。
容器本体11の外面底部近傍には、容器本体11を倒立状態で吊り下げ可能な吊下部113が設けられている。吊下部113は、フック形状の部材であり、容器本体11の外面底部近傍に溶接等により固着されている。吊下部113を、突起や棒状の支持部材に引っ掛けて、容器本体11を倒立状態で保持しておくことができる。これにより、容器本体11内部からの水分除去を簡単に行うことができる。
なお、吊下部としては、フック形状の部材だけでなく、永久磁石を利用した吸着部を容器本体11に固定してもよいし、吸盤を利用した吸着部を容器本体11に固定してもよい。永久磁石を利用した吸着部であれば鉄などの強磁性体の鉛直壁面等に容器本体11を倒立状態で吊り下げ保持することができ、吸盤を利用した吸着部であれば平滑な鉛直壁面等に容器本体11を倒立状態で吊り下げ保持することができる。
以上のように、飲料ディスペンサ洗浄器1では、容器本体11の内表面にフッ素樹脂の被膜が形成されており、さらに、容器本体11の形状が内表面に付着した液滴が容器本体11を倒立状態とすることにより口部から残らず流出可能な形状に形成されているので、使用後の容器本体11内部の洗浄作業を容易に行うことができる。また、容器本体11内部の洗浄作業後に、容器本体11を倒立状態に保持することで、容器本体11内部からの水分除去と内部の乾燥を簡単に行うことができる。さらに、飲料ディスペンサ洗浄器1は構造が簡素で製造コストを低減することができる。
そして、容器本体11の口部111が広口ではなく、口部111の内径はディスペンスヘッド接続部121の内径よりも小さく形成されている。このため、容器本体11内の圧力ガスによって蓋部材12に作用する力は、従来の広口の洗浄器よりも大幅に小さくなり、蓋部材が容器本体から離脱してしまうことも防止できる。これにより、飲料ディスペンサ洗浄器の安全性が大幅に向上する。また、飲料ディスペンサ洗浄器1の組み立て作業や使用後の容器内部の洗浄作業等も容易である。
は、の形態の飲料ディスペンサ洗浄器1bの構成を示す断面図である。また、図は、飲料ディスペンサ洗浄器1bを上方から見た平面図である。飲料ディスペンサ洗浄器1bの説明では、飲料ディスペンサ洗浄器1との相違点を中心として説明する。なお、飲料ディスペンサ洗浄器1bにおいて、飲料ディスペンサ洗浄器1と対応する部材には同じ符号を付している。また、飲料ディスペンサ洗浄器1と同等の部分については説明を省略する。
飲料ディスペンサ洗浄器1bは、図2に示す飲料ディスペンサ洗浄器1とは蓋部材12bの構成が異なっている。ビール樽の容器栓(フィッティング)は、いわゆるウェル型フィッティングとフラット型フィッティングとがある。図2の蓋部材12、ビール樽のウェル型フィッティングに対応する構成となっているが、この図に示す蓋部材12bはフラット型フィッティングに対応する構成となっている。
蓋部材12bは、合成樹脂からなるものであり、下部に容器接続部123が設けられ、上部にディスペンスヘッド接続部121が形成されている。容器接続部123の内面には、容器本体11の口部111の雄ねじに螺合する雌ねじが形成されており、これらのねじ結合により蓋部材12bと容器本体11とが結合される。容器接続部123の内面側には、封止機能を有するシールリング124が配置されており、蓋部材12と容器本体11との接続部を封止状態に保つ。
ディスペンスヘッド接続部121には、フラット型フィッティングに対応したディスペンスヘッドが接続可能である。ディスペンスヘッド接続部121の上面の外周近傍位置には6個の突起125が設けられている。この突起125は容器本体11および蓋部材12bを倒立状態として作業台等の上面に載置する際に容器本体11の中心軸線を鉛直方向に保つためのものである。また、蓋部材12bにはダウンチューブ14が固定されている。飲料ディスペンサ洗浄器1bの使用後に容器本体11の内部を洗浄する際には、蓋部材12bをダウンチューブ14とともに容器本体11から取り外す必要がある。
この飲料ディスペンサ洗浄器1bでも、飲料ディスペンサ洗浄器1と同様な作用効果を生じるものである。飲料ディスペンサ洗浄器1bはフラット型フィッティングに対応したディスペンスヘッドを使用することができる。
以上のように、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器11bによれば、容器本体11の内表面にフッ素樹脂の被膜が形成されており、さらに、容器本体11の形状が内表面に付着した液滴が容器本体11を倒立状態とすることにより口部から残らず流出可能な形状に形成されているので、使用後の容器本体11内部の洗浄作業を容易に行うことができる。また、容器本体11内部の洗浄作業後に、容器本体11を倒立状態に保持することで、容器本体11内部からの水分除去と内部の乾燥を簡単に行うことができる。
さらに、飲料ディスペンサ洗浄器11bでは、容器本体11の口部111が広口ではなく小径となっているため、容器本体11内の圧力ガスによって蓋部材12に作用する力は、従来の広口の洗浄器よりも大幅に小さくなり、蓋部材が容器本体から離脱してしまうことも防止できる。これにより、飲料ディスペンサ洗浄器の安全性が大幅に向上する。また、飲料ディスペンサ洗浄器の組み立て作業や使用後の容器内部の洗浄作業等も容易である。さらに、飲料ディスペンサ洗浄器11bは構造が簡素で製造コストを低減することができる。
本発明によれば、取り扱いが容易で、安全性の高い飲料ディスペンサ洗浄器を提供することができる。また、飲料ディスペンサ洗浄器の構造が簡素となり製造コストを低減することができる。
1b 飲料ディスペンサ洗浄器
2 ディスペンスヘッド
3 ボンベ
4 飲料ディスペンサ
11 容器本体
1212b 蓋部材
13 安全弁
14 ダウンチューブ
15 支持台
21 流出口
22 ガス供給口
23 ハンドル
31 減圧弁
32 ガス供給ホース
41 飲料ホース
42 注出コック
111 口部
112 底面
113 吊下部
121 ディスペンスヘッド接続部
122 係合突起
123 容器接続部
124 シールリング
125 突起

Claims (7)

  1. 上部に口部(111)を備え、内部に洗浄液を収容可能な容器本体(11)と、
    前記口部(111)に取り付けられ、飲料ディスペンサに流体を供給するためのディスペンスヘッドを接続可能なディスペンスヘッド接続部(121)を備えた蓋部材(12,12a,12b)と、
    前記蓋部材(12,12a,12b)に設けられ、前記容器本体(11)内に収容された洗浄液を容器外に供給可能なダウンチューブ(14)とを有し、
    前記容器本体(11)は、内表面にフッ素樹脂の被膜が形成されたものであるとともに、内表面に付着した液滴が前記容器本体(11)を倒立状態とすることにより前記口部(111)から残らず流出可能な形状に形成されたものである飲料ディスペンサ洗浄器。
  2. 請求項1に記載した飲料ディスペンサ洗浄器であって、
    前記ダウンチューブ(14)は、前記蓋部材(12)に着脱可能に接続されたものである飲料ディスペンサ洗浄器。
  3. 請求項1に記載した飲料ディスペンサ洗浄器であって、
    前記ダウンチューブ(14)は、前記蓋部材(12a)に一体的に設けられたものである飲料ディスペンサ洗浄器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載した飲料ディスペンサ洗浄器であって、
    前記口部(111)の内径は前記蓋部材(12,12a)の前記ディスペンスヘッド接続部(121)の内径よりも小さいものである飲料ディスペンサ洗浄器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載した飲料ディスペンサ洗浄器であって、
    前記容器本体(11)が倒れないように前記容器本体(11)の底部を支持する支持台(15)を有する飲料ディスペンサ洗浄器。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載した飲料ディスペンサ洗浄器であって、
    前記蓋部材(12,12a,12b)は、その上面の外周近傍位置に上方に突出する3個以上の突起(125)を備えたものである飲料ディスペンサ洗浄器。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載した飲料ディスペンサ洗浄器であって、
    前記容器本体(11)の外面底部近傍に設けられ、前記容器本体を倒立状態で吊り下げ可能な吊下部(113)を有する飲料ディスペンサ洗浄器。
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