JPH10167278A - ビール樽容器 - Google Patents

ビール樽容器

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Publication number
JPH10167278A
JPH10167278A JP34053296A JP34053296A JPH10167278A JP H10167278 A JPH10167278 A JP H10167278A JP 34053296 A JP34053296 A JP 34053296A JP 34053296 A JP34053296 A JP 34053296A JP H10167278 A JPH10167278 A JP H10167278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
aluminum alloy
fluororesin
beer
beer keg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP34053296A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Watanabe
浩司 渡辺
Takashi Nakayama
崇 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP34053296A priority Critical patent/JPH10167278A/ja
Publication of JPH10167278A publication Critical patent/JPH10167278A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のビール樽の洗浄工程にそのまま適用す
ることができるアルミニウム合金製のビール樽容器を提
供すること。 【解決手段】 容器本体1、下カバー2及び上カバー3
から構成され洗浄されて繰り返し使用されるビール樽容
器において、容器本体1をアルミニウム合金製とし、そ
の内面及び外面をフッ素樹脂7で被覆したことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として洗浄さ
れて繰り返し使用されるビール樽容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、10リットル又は20リットル入
りのビール樽容器は、図4に示すように、ステンレス製
の容器本体1と、その下部に袴部として設けた下カバー
2と、上部に取手付リング部として設けた上カバー3と
から構成されており、繰り返し使用可能ないわゆるリタ
ーナブル容器となっている。
【0003】これらのビール樽容器は、国内においても
広く使用されており、かつリターナブル容器のため、ビ
ールを充填して発送した後、空になった容器を回収し、
その容器を洗浄してから再びビールを充填して発送す
る、というリサイクルが確立されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ビール樽容器はその容器本体がステンレス製である。こ
のため、ビール樽容器1個当たりの単価が高く、またそ
の取扱いにも難点があった。特に、ビールは季節性のあ
る飲み物であり、夏季には多くのビール樽容器を必要と
するが、冬季にはビール樽の必要量が激減するため、各
ビール製造企業は冬季において余剰のビール樽容器を倉
庫に保管しなければならず、容器費用に無駄が多いとい
う問題がある。
【0005】上記の点は、ビール樽容器の容器本体を従
来のステンレス製からアルミニウム合金製にすれば、容
器本体の重量はステンレス製の約1/3で済み、価格は
ステンレス製より安いため、容器のコストの削減に有望
である。
【0006】ところが、ビール樽容器の容器本体が全ア
ルミニウム合金製の場合、これを既存の苛性ソーダ洗浄
による洗浄工程にそのまま適用すると、容器本体のアル
ミニウムが侵食されフレーバー性(味覚,香覚)を悪化
させる等の問題があった。
【0007】そこで、この発明の目的は、上記課題を解
決し、既存の洗浄工程にそのまま適用することができる
アルミニウム合金製のビール樽容器を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、容器本体、下カバー及び上カバーから
構成され洗浄されて繰り返し使用されるビール樽容器に
おいて、上記容器本体をアルミニウム合金製とし、その
少なくとも内面を、好ましくは内面及び外面を、フッ素
樹脂で被覆したものである。上記フッ素樹脂としては耐
薬品性に優れる4フッ化エチレン樹脂が好ましい。
【0009】アルミニウム合金製容器本体の内面及び外
面を、このようなフッ素樹脂で被覆することにより、洗
浄工程の苛性ソーダに晒されたとき容器本体のアルミニ
ウムが侵食される事態が回避され、既存設備の洗浄工程
にそのままアルミニウム合金製のビール樽容器を通すこ
とができる。従って、軽くかつ製造単価の安いアルミニ
ウム合金製のビール樽容器を、通常行われているビール
樽容器のリサイクルに、リターナブル容器として用いる
ことができる。しかも、既存の苛性ソーダ洗浄設備がそ
のまま利用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0011】図1〜図3はこの発明のビール樽容器を示
したものであり、アルミニウム合金製の容器本体1と、
その下部に袴部として設けた下カバー2と、上部に取手
付リング部として設けた上カバー3とから構成されてお
り、繰り返し使用可能ないわゆるリターナブル容器とな
っている。従来のものとは、容器本体1がアルミニウム
合金製である点で大きく異なる。
【0012】このアルミニウム合金製の容器本体1は、
口部5を備えた上体4と、これにシーム結合された下体
6とを有する。そして、このアルミニウム合金製容器本
体1の内面及び外面は、フッ素樹脂7で被覆されてい
る。
【0013】表1に、一般的な内面塗料についての耐薬
品性を示す。
【0014】
【表1】
【0015】ビニールオルガノゾル系、水性エポキシ系
(従来使用)、エポキシフェノール系、変性エポキシフ
ェノールコンビネーション、フェノールノボラックエポ
キシ樹脂、環状脂肪族エポキシ樹脂、オルトクレゾール
ノボラックエポキシについての耐薬品性は、あまり良好
な耐アルカリ性及び耐酸性を示さないが、4フッ化エチ
レン樹脂(PTFE)、ポリフッ化エチレンプロピレン
(FEP)、ペルフロロアルコキシフッ化プラスチック
(PFA)、ポリ4フッ化エチレン(ETFE)、フッ
化ビニリデン樹脂(PVDF)については、良好な耐ア
ルカリ性及び耐酸性を示す。
【0016】そこで、上記の4フッ化エチレン樹脂(P
TFE)とフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)(の
ケース)について実際に厚生省告示20号の金属缶試験
を行って、表2の結果を得た。
【0017】
【表2】
【0018】上記検査結果から分かるように、4フッ化
エチレン樹脂(PTFE)(のケース)の場合、過マ
ンガン酸カリ消費量が1PPMでありフレーバー性は良
好である。従って、アルミニウム合金製容器本体1の内
面及び外面を、このようなフッ素樹脂で被覆することに
より、苛性ソーダに晒されたとき容器本体のアルミニウ
ムが侵食される事態を回避することができ、既存設備の
洗浄工程にそのままアルミニウム合金製のビール樽容器
を通すことができる。そこで実際に、4フッ化エチレン
樹脂(PTFE)で覆ったビール樽容器を、苛性ソーダ
洗浄工程に通したところ、アルミニウムが侵食される不
都合を回避しつつ、ビール樽容器を洗浄することができ
た。
【0019】上記検査結果において、フッ化ビニリデン
樹脂(PVDF)(のケース)の場合、過マンガン酸
カリ消費量が10PPMであり、規定値の10PPM以
下という範囲の境界に属しているが、やはりアルミニウ
ムの侵食を回避しつつ、ビール樽容器を洗浄することが
できる効果を奏することが分かる。
【0020】次に、上記ビール樽容器の製造工程の一例
の概要を以下に示す。まず、口部5の付いた上体4と下
体6とを作る。上体4は、アルミニウム合金のサークル
素材からプレス成型機で所定の型を作り、洗浄・化成皮
膜を作成した後に、スプレーコート機により上体4を回
転させながらその内外面にPTFEをコートして焼き付
けて、内面及び外面が共にPTFEでコートされた上体
4を得る。
【0021】一方、下体6は、アルミニウム合金のサー
クル素材からプレス成型機で所定の型を作り、洗浄・化
成皮膜を作成した後に、スプレーコート機により下体6
を回転させながらその内外面にPTFEをコートして焼
き付けて、内面及び外面が共にPTFEでコートされた
下体6を得る。そして、上記PTFEのコートされた上
体4と上記PTFEのコートされた下体6とを巻締めで
一体化する。
【0022】かくして製造されたビール樽容器は、容器
本体がアルミニウム合金製であるため軽くかつ製造単価
の安いものであるとともに、その内面及び外面がフッ素
樹脂であるPTFEで被覆されているため、既存の設備
における洗浄工程において苛性ソーダ洗浄に晒されて
も、容器本体のアルミニウムが侵されることがなく、既
存の設備における洗浄工程にそのまま通すことができ
る。従って、通常行われているビール樽容器の発送→回
収→洗浄→充填→発送…というリサイクルに、リターナ
ブル容器として用いることができる。しかも、管理外に
置かざるを得ない容器の個数が増えた場合にも、1個当
たりの単価がステンレス製の場合に比べて安いため、そ
の経済的損失が小さくて済む。
【0023】上記実施形態では、上体4、口部5、下体
6の内外面をそれぞれ単独にフッ素樹脂コートしてから
一体化したが、上体4と口部5を一体化した後に、又は
上体4、口部5、下体6の三者を一体化した後に、その
内面及び外面のコートを行ってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ビール樽容器の容器本体をアルミニウム合金製とし、そ
の少なくとも内面をフッ素樹脂、好ましくは4フッ化エ
チレン樹脂で被覆したので、洗浄工程の苛性ソーダに晒
されたとき容器本体のアルミニウムが侵食される事態が
回避され、既存設備の洗浄工程にそのまま通すことがで
きる。従って、通常行われているビール樽容器のリサイ
クルに、リターナブル容器として用いることができる。
また、軽くかつ製造単価の安いアルミニウム合金製であ
るため取り扱い易く、かつ、冬季において必要とする個
数が少なくなり管理外に置かざるを得ない容器の個数が
増えた場合にも、その経済的損失が小さくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のビール樽容器を示す斜視図(a)及
び(a)のA部拡大断面図(b)である。
【図2】この発明のビール樽容器を上方から見た斜視図
である。
【図3】この発明のビール樽容器を下方から見た斜視図
である。
【図4】従来のビール樽容器を示す図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 下カバー 3 上カバー 4 上体 5 口部 6 下体 7 フッ素樹脂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体、下カバー及び上カバーから構
    成され洗浄されて繰り返し使用されるビール樽容器にお
    いて、 上記容器本体をアルミニウム合金製とし、その少なくと
    も内面をフッ素樹脂で被覆したことを特徴とするビール
    樽容器。
  2. 【請求項2】 上記フッ素樹脂が4フッ化エチレン樹脂
    から成ることを特徴とする請求項1記載のビール樽容
    器。
JP34053296A 1996-12-05 1996-12-05 ビール樽容器 Withdrawn JPH10167278A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34053296A JPH10167278A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 ビール樽容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34053296A JPH10167278A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 ビール樽容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10167278A true JPH10167278A (ja) 1998-06-23

Family

ID=18337895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34053296A Withdrawn JPH10167278A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 ビール樽容器

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JP (1) JPH10167278A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016034832A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 フジテクノ株式会社 飲料ディスペンサ洗浄器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016034832A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 フジテクノ株式会社 飲料ディスペンサ洗浄器

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Effective date: 20040302