JP6058964B2 - 飲料ディスペンサ洗浄器 - Google Patents

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この発明は、生ビール等の飲料をグラス等に注出し分配する飲料ディスペンサの内部の飲料通路を洗浄するための飲料ディスペンサ洗浄器に関し、さらに詳しくは、過大な圧力の高圧ガスが供給された場合でも内部の高圧ガスを迅速に外部に逃がすことのできる飲料ディスペンサ洗浄器に関するものである。
ビール樽等の飲料容器に接続されて飲料をグラス等に注出し分配する飲料ディスペンサは次のようにして使用する。ビール樽等の飲料容器の口金には、容器栓(フィッティング)が取り付けられており、この容器栓にディスペンスヘッドが接続される。このディスペンスヘッドを介して生ビール等の飲料が収容された飲料容器内に二酸化炭素等の加圧ガスを供給し、飲料容器内の飲料を容器外に流出させる。
ディスペンスヘッドから流出した飲料は、飲料ディスペンサに供給され、飲料ディスペンサ内で冷却されてグラス等に注出される。このディスペンスヘッドおよび飲料ディスペンサ内の飲料通路の内部には飲料が残っており、そのまま放置しておくと飲料が変質、腐敗等して通路を汚染するおそれがある。したがって、飲料ディスペンサの使用後に内部の通路を洗浄する必要がある。
従来の飲料ディスペンサの洗浄器としては、下記の特許文献1のようなものが公知である。特許文献1には、容器本体の内部に洗浄液を貯留し、装着体にディスペンスヘッドを取り付けて、ガスボンベからの圧送ガスにより洗浄液を飲料ディスペンサの飲料通路内に圧送して洗浄するようにしたディスペンサ洗浄用容器が記載されている。このディスペンサ洗浄用容器には、安全装置として減圧機構が設けられており、容器本体内に異常な高圧ガスが供給された場合に、Oリングの一部が弾性変形して容器内部の高圧ガスを外部に排出する。
特開2006−27691号公報
従来の飲料ディスペンサの洗浄器としては、特許文献1のような洗浄器が使用されており、また、安全装置としての減圧機構などを備えていない洗浄器も多く使用されていた。洗浄器の内部圧力が異常に上昇した場合、異常な高圧ガスを外部に排出する安全装置を備えていないと、洗浄器の容器本体や蓋部が破損してしまうおそれがあった。容器本体と蓋部の接続部が破損すると、蓋部が容器本体から離脱して高速で射出され作業者を負傷させてしまうおそれもあった。
また、特許文献1のような安全装置を備えた洗浄器においても、洗浄器の内部圧力が異常に上昇した場合の高圧ガスの排出機能は十分であるとは言えず、依然として洗浄器の容器本体や装着体(蓋部)が破損してしまうおそれがあった。これは洗浄器内部の異常高圧に対してOリングの変形量が十分でないためである。Oリングは封止部材としては一般的なものであるが、異常高圧に対して弾性変形が大きくなるような構造ではないため、このような安全装置として利用するには必ずしも十分な性能を発揮するものではない。
そこで、本発明は、過大な圧力の高圧ガスが供給された場合でも、内部の高圧ガスを安全かつ確実に外部に排出し、内部圧力を迅速に低下させることが可能な飲料ディスペンサ洗浄器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器は、上方に開口部を備えた略円筒状の容器本体と、前記容器本体の前記開口部上端に形成され、前記開口部から外方に連設された鍔状のフランジ部と、前記フランジ部に結合され、飲料ディスペンサに流体を供給するためのディスペンスヘッドを接続可能な上部部材と、断面形状が横向きのV字状であり、外周から内周側に向けて二股に分かれたシール片を備え、全体が環状のシールリングとを有する。前記開口部は、前記シールリングと密接する第1シール面が形成されたものである。前記フランジ部は、所定の外径の大径部と前記大径部より外径の小さな小径部とが外周上にそれぞれ3個以上形成されたものである。前記上部部材は、前記シールリングと密接する第2シール面が形成されるとともに、前記大径部と係合して前記第1シール面および前記第2シール面を前記シールリングに密接させる係合部を備えたものである。前記シールリングは、前記容器本体の内部圧力が安全に使用可能な所定の上限圧力以下の場合は、前記開口部と前記上部部材との間を密封封止するものであるが、前記容器本体の内部圧力が前記上限圧力を超えた場合は、前記シール片の一部が前記第1シール面から離脱するように変形することにより前記容器本体内部の加圧ガスを外部に逃がすものである。さらに、前記上部部材は、前記シールリングの外周位置を規定する外周規定部と、前記シールリングの一部を前記外周規定部よりも外方に変位可能とする変位許容部とを備えたものであり、前記変位許容部は、前記外周規定部よりも外方に突出するように形成されたものである。
また、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器は、上方に開口部を備えた略円筒状の容器本体と、前記容器本体の前記開口部上端に形成され、前記開口部から外方に連設された鍔状のフランジ部と、前記フランジ部に結合され、飲料ディスペンサに流体を供給するためのディスペンスヘッドを接続可能な上部部材と、断面形状が横向きのV字状であり、外周から内周側に向けて二股に分かれたシール片を備え、全体が環状のシールリングとを有する。前記開口部は、前記シールリングと密接する第1シール面が形成されたものである。前記フランジ部は、所定の外径の大径部と前記大径部より外径の小さな小径部とが外周上にそれぞれ3個以上形成されたものである。前記上部部材は、前記シールリングと密接する第2シール面が形成されるとともに、前記大径部と係合して前記第1シール面および前記第2シール面を前記シールリングに密接させる係合部を備えたものである。前記シールリングは、前記容器本体の内部圧力が安全に使用可能な所定の上限圧力以下の場合は、前記開口部と前記上部部材との間を密封封止するものであるが、前記容器本体の内部圧力が前記上限圧力を超えた場合は、前記シール片の一部が前記第1シール面から離脱するように変形することにより前記容器本体内部の加圧ガスを外部に逃がすものである。さらに、前記上部部材は、前記シールリングの外周位置を規定する外周規定部と、前記シールリングの一部を前記外周規定部よりも外方に変位可能とする変位許容部とを備えたものであり、前記変位許容部は、前記外周規定部を貫通するように形成された切欠である
また、上記の飲料ディスペンサ洗浄器において、前記変位許容部は、複数個であるとともに前記上部部材の円周上の均等位置に形成されたものであることが好ましい。
また、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器は、上方に開口部を備えた略円筒状の容器本体と、前記容器本体の前記開口部上端に形成され、前記開口部から外方に連設された鍔状のフランジ部と、前記フランジ部に結合され、飲料ディスペンサに流体を供給するためのディスペンスヘッドを接続可能な上部部材と、断面形状が横向きのV字状であり、外周から内周側に向けて二股に分かれたシール片を備え、全体が環状のシールリングとを有する。前記開口部は、前記シールリングと密接する第1シール面が形成されたものである。前記フランジ部は、所定の外径の大径部と前記大径部より外径の小さな小径部とが外周上にそれぞれ3個以上形成されたものである。前記上部部材は、前記シールリングと密接する第2シール面が形成されるとともに、前記大径部と係合して前記第1シール面および前記第2シール面を前記シールリングに密接させる係合部を備えたものである。前記シールリングは、前記容器本体の内部圧力が安全に使用可能な所定の上限圧力以下の場合は、前記開口部と前記上部部材との間を密封封止するものであるが、前記容器本体の内部圧力が前記上限圧力を超えた場合は、前記シール片の一部が前記第1シール面から離脱するように変形することにより前記容器本体内部の加圧ガスを外部に逃がすものである。さらに、前記フランジ部は、少なくとも一部の前記小径部に前記小径部よりさらに外径の小さな離脱部が形成されたものである
また、上記の飲料ディスペンサ洗浄器において、前記離脱部は、複数個であるとともに前記上部部材の円周上の均等位置に形成されたものであることが好ましい。
本発明は、以上のように構成されているので、以下のような効果を奏する。
本発明の飲料ディスペンサ洗浄器によれば、過大な圧力の高圧ガスが供給された場合でも、内部の高圧ガスを安全かつ確実に外部に排出し、内部圧力を迅速に低下させることができる。これにより飲料ディスペンサ洗浄器の破損や損傷を防止することができ、さらには作業者が負傷してしまうことも防止することができる。すなわち、飲料ディスペンサ洗浄器の安全性を大幅に向上させることができる。シールリングは変形しやすいシール片が二股に分かれた構造であるから、内部の過大な圧力によってシール片が確実に変形して安全弁としての機能を発生する。
図1は、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1の使用状態を示す図である。 図2は、飲料ディスペンサ洗浄器1の容器本体11の構成を示す断面図である。 図3は、容器本体11を上方から見た平面図である。 図4は、飲料ディスペンサ洗浄器1の上部部材12を上方から見た平面図である。 図5は、図4における上部部材12のA−A矢視断面図である。 図6は、図4における上部部材12のB−B矢視断面図である。 図7は、上部部材12を下方から見た底面図である。 図8は、飲料ディスペンサ洗浄器1を組み立てた状態の断面図である。 図9は、飲料ディスペンサ洗浄器1を組み立てた状態の部分断面図である。 図10は、飲料ディスペンサ洗浄器1のシールリング13の動作を示す部分断面図である。 図11は、上部部材12の変形例を示す図である。 図12は、変形例において飲料ディスペンサ洗浄器1aを組み立てた状態の部分断面図である。 図13は、変形例におけるシールリング13の動作を示す部分断面図である。 図14は、上部部材12の他の変形例を示す図である。 図15は、他の実施形態の飲料ディスペンサ洗浄器1cにおける容器本体11の平面図である。 図16は、飲料ディスペンサ洗浄器1cにおける上部部材12の平面図である。 図17は、飲料ディスペンサ洗浄器1cを組み立てた状態の部分断面図である。 図18は、飲料ディスペンサ洗浄器1cのシールリング13の動作を示す部分断面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1による飲料ディスペンサ4の洗浄作業の状態を示す図である。飲料ディスペンサ4は、ビール樽等の飲料容器に接続されて生ビール等の飲料をグラス等に注出し分配する装置である。飲料ディスペンサ4に供給された飲料は、飲料ディスペンサ4内で冷却されて注出コック42からグラス等に注出される。飲料ディスペンサ4は毎日使用後に洗浄作業を行う必要がある。
洗浄作業を行うには、ビール樽等の口金に接続されていたディスペンスヘッド2を取り外して、飲料ディスペンサ洗浄器1に接続する。ディスペンスヘッド2の上端部の流出口21には飲料ホース41の一端が接続されており、飲料ホース41の他端は飲料ディスペンサ4に接続されている。また、ガス供給口22にはガス供給ホース32の一端が接続されており、ガス供給ホース32の他端はボンベ3に接続されている。ボンベ3内には液化された高圧の二酸化炭素が貯蔵されている。ボンベ3内で気化した二酸化炭素ガスは減圧弁31によって減圧され飲料ホース41を介してディスペンスヘッド2に供給される。
飲料ディスペンサ4を使用して生ビールを注出する際には、ディスペンスヘッド2はビール樽の口金に接続されており、また、ディスペンスヘッド2には飲料ディスペンサ4およびボンベ3が接続されている。洗浄作業を行う際には、ディスペンスヘッド2をビール樽の口金から取り外し、図示のように飲料ディスペンサ洗浄器1に取り付ける。飲料ディスペンサ4およびボンベ3はディスペンスヘッド2に接続したままでよい。
飲料ディスペンサ洗浄器1は、概略、容器本体11と上部部材12とからなっている。容器本体11は、上部が開口部とされた有底の容器であり、容器本体11内には洗浄液が収容されている。上部部材12は、容器本体11の開口部を覆うように容器本体11に接続されている。また、上部部材12の上方には、図示のようにディスペンスヘッド2を取り付けることができる。
飲料ディスペンサ洗浄器1にディスペンスヘッド2を接続したら、洗浄作業を開始する。まず、飲料ディスペンサ4の注出コック42を開状態として固定しておく。そして、ボンベ3から供給する加圧ガス(二酸化炭素ガス)の圧力を減圧弁31によって所定値に調整し、ディスペンスヘッド2のハンドル23を操作して加圧ガスを容器本体11内に供給する。容器本体11内の洗浄液は加圧ガスによって加圧され、ディスペンスヘッド2の流出口21から飲料ホース41を介して飲料ディスペンサ4に供給される。このようにして飲料ディスペンサ4の洗浄作業が行われる。
飲料ディスペンサ4の洗浄作業の際に、作業手順で定められた加圧ガスの設定圧力を遵守すれば問題はないが、洗浄作業の作業時間を短縮するために作業者が設定圧力を高めに設定してしまうようなことも起こりうる。このような規定値よりも高圧の加圧ガスによって長時間の洗浄作業を行うと、大量の加圧ガスが減圧弁31を通過するため、減圧弁31が凍結して本来の機能を失ってしまう。そして、高圧の加圧ガスが液化した状態でガス供給ホース32に送られ、その液化加圧ガスが容器本体11で急激に気化して異常な高圧を発生させることになる。
従来の洗浄器ではこのような異常な高圧に耐えられず、洗浄器が破損したり、破損により高速で射出された破片等により作業者が負傷してしまうおそれがあった。このような問題点を解決するために、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1は、容器本体11に過大な圧力の高圧ガスが供給された場合でも、内部の高圧ガスを安全かつ確実に外部に排出し、内部圧力を迅速に低下させるようにしたものである。
次に、飲料ディスペンサ洗浄器1の各部の構成を詳しく説明する。図2は、飲料ディスペンサ洗浄器1の容器本体11の構成を示す断面図である。容器本体11はステンレス鋼の薄板によって成形されたほぼ円筒状の有底の容器である。容器本体11の上部には開口部111が形成されている。開口部111もステンレス鋼からなるものである。なお、容器本体11と開口部111の接続部は溶接によって気密状態となるように接着されている。開口部111の上端部は水平方向外方に張り出したフランジ部112とされている。開口部111の内面上部には後述のシールリング13と密接する第1シール面113が形成されている。
図3は、容器本体11を上方から見た平面図である。開口部111上端のフランジ部112は、図示のように所定の外径の大径部112aとそれより外径の小さな小径部112bとからなる。大径部112aと小径部112bは外周上の均等位置にそれぞれ4個形成されている。ただし、大径部112aと小径部112bの数はそれぞれ4個には限定されず、それぞれ3個以上形成されていればよい。また、大径部112aと小径部112bは外周上に均等に配置される位置に形成されることが望ましい。
図4から図7は飲料ディスペンサ洗浄器1の上部部材12の構成を示す図である。図4は飲料ディスペンサ洗浄器1の上部部材12を上方から見た平面図である。図5は図4における上部部材12のA−A矢視断面図であり、図6は上部部材12のB−B矢視断面図である。図7は上部部材12を下方から見た底面図である。この上部部材12もステンレス鋼からなるものである。
上部部材12の上部には、ディスペンスヘッド2を接続可能な接続部125が一体に設けられている。なお、上部部材12と接続部125は溶接によって気密状態となるように接着され一体化されている。接続部125の内面上部には内方に突出する係合突起126が形成されており、ディスペンスヘッド2はこの係合突起126によって接続部125に係止される。接続部125の下方は順次直径が小さくなっており、最も下部はホース接続部128とされている。ホース接続部128には洗浄液ホース14(図8参照)が接続される。
また、接続部125の水平面部には貫通孔127が形成されている。貫通孔127はディスペンスヘッド2からの加圧ガスを容器本体11内に供給するためのものである。ここでは貫通孔127が円周上に均等に8個形成されているが、貫通孔127は任意の個数でよく、例えば6個とすることもできる。実用上は貫通孔127の数は6個または8個が好ましい。
上部部材12の外周側面はシールリング13(図8参照)の外周位置を規定する外周規定部123となっている。すなわち、外周規定部123の内側面にシールリング13の外周が当接して、シールリング13の半径方向の外周位置を規定している。また、上部部材12の外周側面には、変位許容部124が4箇所に形成されている。変位許容部124は外周上に均等に配置される位置に形成されている。変位許容部124はシールリング13の一部を外周規定部123よりも外方に変位可能とするものである。変位許容部124においては、上部部材12の外周側面が外周規定部123よりも外方に突出するように形成されている。
外周規定部123の部分では、上部部材12の外周側面の一部の下端部が図5に示すように内側に折り曲げられ、係合部122が形成されている。係合部122は開口部111の大径部112aと係合して、上部部材12と容器本体11を接続するための構造である。また、上部部材12下面側の外周に近い位置には、シールリング13と密接可能な第2シール面121(図5、図6参照)が形成されている。
図7に示されているように、外周規定部123の1箇所に内方に突出するストッパ129が形成されている。上部部材12と容器本体11を接続する際に、上部部材12を容器本体11に対して回動させるが、このストッパ129が開口部111の大径部112aに当接することにより、上部部材12の回動がその位置で止められる。
図8は、飲料ディスペンサ洗浄器1を組み立てた状態の断面図である。この断面図は上部部材12の外周規定部123の位置における断面図である。すなわち、図4におけるA−A矢視の位置での断面図を示している。ホース接続部128には洗浄液ホース14が接続されている。上部部材12の下面側にはシールリング13が装着されている。
シールリング13はゴムや軟質樹脂からなる環状の封止部材である。シールリング13は、断面形状が横向きのV字状であり、外周から内周側に向けて二股に分かれた2つのシール片131,132を備えている。下方のシール片131は開口部111の第1シール面113に密接して封止作用を生じ、上方のシール片132は上部部材12の第2シール面121に密接して封止作用を生じる。
このようにシールリング13と洗浄液ホース14を取り付けた上部部材12は、次のようにして容器本体11に接続する。まず、上部部材12の係合部122が小径部112bの位置となるようにして、容器本体11の開口部111に上部部材12を装着する。そして、上部部材12を下方に押圧しながら右方向に約45度回動させる。上部部材12はストッパ129によって止まるまで回動させる。すると図8に示すように、係合部122が開口部111の大径部112aと係合して、上部部材12と容器本体11が互いに接続した状態となる。
このとき、下方のシール片131は開口部111の第1シール面113に密接し、上方のシール片132は上部部材12の第2シール面121に密接して、上部部材12と容器本体11との間を封止状態とする。実際に飲料ディスペンサの洗浄作業を行う場合は、容器本体11内に洗浄液を収容してから、前述のようにして上部部材12と容器本体11を接続する。接続部125にディスペンスヘッド2を取り付け、加圧ガスを容器本体11内に供給することにより、洗浄液は洗浄液ホース14を介してディスペンスヘッド2から外部に流出することになる。
図9は、飲料ディスペンサ洗浄器1を組み立てた状態の別の方向の部分断面図である。この断面図は上部部材12の変位許容部124の位置における断面図である。すなわち、図4におけるB−B矢視の位置での断面図を示している。上部部材12と容器本体11を接続した状態では、シールリング13の外周位置は外周規定部123の内面によって規定されており、変位許容部124の内面とシールリング13外周との間には図示のように間隙が存在している。
容器本体11の内部の圧力が適正値であれば、シールリング13は図示の位置にとどまり、シール片131,132は加圧ガスの圧力により第1シール面113および第2シール面121に押し付けられるので、シールリング13による封止作用はさらに強化される。飲料ディスペンサ洗浄器1は破損することがないように、安全性を考慮して容器本体11内部の圧力の上限値が設定される。通常使用時の圧力は大気圧基準(大気圧との差圧)で約200〜400kPaであるから、圧力の上限値は大気圧基準で500kPa程度とする。なお、この上限値は真空基準の絶対値では約600kPaとなる。
容器本体11の内部圧力が上記の上限値を超えると、変位許容部124の位置のシールリング13が外方に変位し、シールリング13による封止状態が破られて、容器本体11内部の高圧の加圧ガスは変位許容部124の位置のシールリング13から直接外部に漏れ出すことになる。これにより容器本体11内部の異常な高圧は急速に低下して飲料ディスペンサ洗浄器1の破損や損傷を防止することができる。
次に、変位許容部124の位置のシールリング13による上記の安全弁としての動作を詳しく説明する。図10は、変位許容部124の位置のシールリング13の動作を示す部分断面図である。図10(a)は容器本体11の内部圧力が適正値である場合を示す。シールリング13は図示の定常位置にとどまり、シール片131,132は加圧ガスの圧力により第1シール面113および第2シール面121に押し付けられているので封止作用は維持されている。
図10(b)は容器本体11の内部圧力が上限値を超えた場合を示す。変位許容部124の位置のシールリング13が加圧ガスの異常な高圧により外方に変位する。シールリング13は、その外周が変位許容部124の内面に当接するまで変位する。そして、下方のシール片131が高圧によって下方に膨らむように変形し、ついには、図10(c)に示すように、シール片131が第1シール面113から離脱してしまう。
図10(c)のような状態になれば、シールリング13による封止作用は失われ、容器本体11内部の高圧の加圧ガスはシールリング13から直接外部に漏れ出すことになる。これにより容器本体11内部の異常な高圧は迅速に低下して飲料ディスペンサ洗浄器1の破損や損傷を防止することができる。
以上のように、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器1によれば、過大な圧力の高圧ガスが供給された場合でも、内部の高圧ガスを安全かつ確実に外部に排出し、内部圧力を迅速に低下させることができる。これにより飲料ディスペンサ洗浄器1の破損や損傷を防止することができる。シールリング13は変形しやすいシール片が二股に分かれた構造であるから、内部の過大な圧力によってシール片が確実に変形して安全弁としての機能を発生する。
次に、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器の変形例について説明する。図11は、上部部材12の変形例を示す図である。図11は1つの変位許容部124aを正面とする方向から見た図である。また、上部部材12の左右両端部は変位許容部124aを明示するために断面が示されている。
図4に示す上部部材12では変位許容部124が外周規定部123よりも外方に突出する突出部として形成されていたが、図11の上部部材12はこの変位許容部の構成が異なる。ここでは変位許容部124aが外周規定部123としての外周側壁を貫通する略長方形の孔として形成されている。なお、この変位許容部124aの孔の形状は略長方形以外でもよく、シールリング13の一部を外周規定部123よりも外方に変位可能とするものであればどのような形状でもよい。
図12は、図11に示す上部部材12により飲料ディスペンサ洗浄器1aを組み立てた状態の部分断面図である。変位許容部124a以外の構成は図8および図9に示す飲料ディスペンサ洗浄器1と同様である。変位許容部124aの位置のシールリング13は下部が変形して外周規定部123よりも外方に変位可能となっている。容器本体11の内部の圧力が適正値であれば、シールリング13は図示の位置にとどまり、シール片131,132は加圧ガスの圧力により第1シール面113および第2シール面121に押し付けられるので、シールリング13による封止作用は維持される。
容器本体11の内部圧力が前述の上限値を超えると、変位許容部124aの位置のシールリング13の下部が外方に変位し、シールリング13による封止状態が失われて、容器本体11内部の高圧の加圧ガスは変位許容部124aの位置のシールリング13から直接外部に漏れ出すことになる。これにより容器本体11内部の異常な高圧は急速に低下して飲料ディスペンサ洗浄器1aの破損や損傷を防止することができる。
次に、変位許容部124aの位置のシールリング13による上記の安全弁としての動作を詳しく説明する。図13は、変位許容部124aの位置のシールリング13の動作を示す部分断面図である。図13(a)は容器本体11の内部圧力が適正値である場合を示す。シールリング13は図示の定常位置にとどまり、シール片131,132は加圧ガスの圧力により第1シール面113および第2シール面121に押し付けられているので封止作用は維持されている。
図13(b)は容器本体11の内部圧力が上限値を超えた場合を示す。変位許容部124aの位置のシールリング13の下部が加圧ガスの異常な高圧により外方に変位する。そして、下方のシール片131が高圧によって下方に膨らむように変形し、ついには、図13(c)に示すように、シール片131が第1シール面113から離脱してしまう。
図13(c)のような状態になれば、シールリング13による封止作用は失われ、容器本体11内部の高圧の加圧ガスはシールリング13から直接外部に漏れ出すことになる。これにより容器本体11内部の異常な高圧は迅速に低下して飲料ディスペンサ洗浄器1aの破損や損傷を防止することができる。
図14は、上部部材12の他の変形例を示す図である。図14は1つの変位許容部124bを正面とする方向から見た図である。また、上部部材12の左右両端部は変位許容部124bを明示するために断面が示されている。
図11に示す上部部材12では変位許容部124aが略長方形の孔として形成されていたが、図14の上部部材12はこの変位許容部の構成が異なる。ここでは変位許容部124bが外周規定部123としての外周側壁を貫通する略長方形の切欠として形成されている。切欠は外周側壁の下端まで到達している。なお、この変位許容部124bの切欠の形状は略長方形以外でもよく、シールリング13の一部を外周規定部123よりも外方に変位可能とするものであればどのような形状でもよい。
図14に示す上部部材12でも、シールリング13による安全弁としての動作は、図11に示す上部部材12と同様である。なお、変位許容部124と同様に変位許容部124a,124bも上部部材12の円周上の均等位置に形成されている。ここでは、変位許容部124,124a,124bは4箇所に形成されているが、1箇所以上の任意の数でもよい。ただし、上部部材12を取り付ける際の偏心を考慮すると、2箇所以上とすることが望ましく、しかも円周上の均等位置に形成することが望ましい。複数個の変位許容部が円周上の均等位置に配置されていれば、上部部材12が偏心していてもいずれかの変位許容部の位置でのシールリング13が確実に安全弁として機能する。
次に、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器の他の実施の形態について説明する。図15は、他の実施形態の飲料ディスペンサ洗浄器1cにおける容器本体11の平面図である。容器本体11の開口部111上端にフランジ部112が形成されている点、そのフランジ部112に大径部112aと小径部112bが形成されている点は、図2および図3に示すものと同様である。図15の容器本体11では、2箇所の小径部112bの中央部分に小径部112bよりさらに外径の小さな離脱部112cが形成されている。
図16は、飲料ディスペンサ洗浄器1cにおける上部部材12の平面図である。この上部部材12は図4から図7に示すものとほぼ同様であるが、変位許容部124が存在しない点が異なっている。図16の上部部材12では、外周側壁が外周規定部123として機能するが、外周側壁の全周が外周規定部123になっている。その他の上部部材12の構成は図4から図7に示すものと同様である。
図17は、飲料ディスペンサ洗浄器1cを組み立てた状態の部分断面図である。図17は離脱部112cの位置でのシールリング13の状態を示している。容器本体11の内部の圧力が適正値であれば、シールリング13は図示の状態であり、シール片131,132は加圧ガスの圧力により第1シール面113および第2シール面121に押し付けられるので、シールリング13による封止作用は維持される。
容器本体11の内部圧力が前述の上限値を超えると、離脱部112cの位置のシールリング13の下方のシール片131が変形し、シールリング13による封止状態が失われて、容器本体11内部の高圧の加圧ガスは離脱部112cの位置のシールリング13から直接外部に漏れ出すことになる。これにより容器本体11内部の異常な高圧は急速に低下して飲料ディスペンサ洗浄器1cの破損や損傷を防止することができる。
次に、離脱部112cの位置のシールリング13による上記の安全弁としての動作を詳しく説明する。図18は、離脱部112cの位置のシールリング13の動作を示す部分断面図である。図18(a)は容器本体11の内部圧力が適正値である場合を示す。シールリング13は図示の定常状態であり、シール片131,132は加圧ガスの圧力により第1シール面113および第2シール面121に押し付けられているので封止作用は維持されている。
図18(b)は容器本体11の内部圧力が上限値を超えた場合を示す。離脱部112cの位置のシールリング13の下方のシール片131が高圧によって下方に膨らむように変形し、ついには、図18(c)に示すように、シール片131が第1シール面113から離脱してしまう。
図18(c)のような状態になれば、シールリング13による封止作用は失われ、容器本体11内部の高圧の加圧ガスはシールリング13から直接外部に漏れ出すことになる。これにより容器本体11内部の異常な高圧は迅速に低下して飲料ディスペンサ洗浄器1cの破損や損傷を防止することができる。
なお、この飲料ディスペンサ洗浄器1cにおいては、離脱部112cを2箇所に形成しているが、離脱部112cは1箇所以上の任意の数でもよい。また、一部の小径部112bだけでなく全ての小径部112bに離脱部112cを形成してもよい。ただし、上部部材12を取り付ける際の偏心を考慮すると、離脱部112cは2箇所以上に形成することが望ましく、しかも円周上の均等位置に形成することが望ましい。複数個の離脱部112cが円周上の均等位置に配置されていれば、上部部材12が偏心していてもいずれかの離脱部112cの位置でのシールリング13が確実に安全弁として機能する。
以上のように、本発明の飲料ディスペンサ洗浄器によれば、過大な圧力の高圧ガスが供給された場合でも、内部の高圧ガスを安全かつ確実に外部に排出し、内部圧力を迅速に低下させることができる。これにより飲料ディスペンサ洗浄器の破損や損傷を防止することができ、さらには作業者が負傷してしまうことも防止することができる。すなわち、飲料ディスペンサ洗浄器の安全性を大幅に向上させることができる。また、シールリング13は変形しやすいシール片が二股に分かれた構造であるから、内部の過大な圧力によってシール片が確実に変形して安全弁としての機能を発生する。
本発明によれば、過大な圧力の高圧ガスが供給された場合でも、内部の高圧ガスを安全かつ確実に外部に排出し、内部圧力を迅速に低下させることができ、安全性が大幅に向上した飲料ディスペンサ洗浄器を提供することができる。
1,1a,1c 飲料ディスペンサ洗浄器
2 ディスペンスヘッド
3 ボンベ
4 飲料ディスペンサ
11 容器本体
12 上部部材
13 シールリング
14 洗浄液ホース
21 流出口
22 ガス供給口
23 ハンドル
31 減圧弁
32 ガス供給ホース
41 飲料ホース
42 注出コック
111 開口部
112 フランジ部
113 第1シール面
121 第2シール面
122 係合部
123 外周規定部
124,124a,124b 変位許容部
125 接続部
126 係合突起
127 貫通孔
128 ホース接続部
129 ストッパ
131,132 シール片
112a 大径部
112b 小径部
112c 離脱部

Claims (5)

  1. 上方に開口部(111)を備えた略円筒状の容器本体(11)と、
    前記容器本体(11)の前記開口部(111)上端に形成され、前記開口部(111)から外方に連設された鍔状のフランジ部(112)と、
    前記フランジ部(112)に結合され、飲料ディスペンサに流体を供給するためのディスペンスヘッドを接続可能な上部部材(12)と、
    断面形状が横向きのV字状であり、外周から内周側に向けて二股に分かれたシール片(131,132)を備え、全体が環状のシールリング(13)とを有し、
    前記開口部(111)は、前記シールリング(13)と密接する第1シール面(113)が形成されたものであり、
    前記フランジ部(112)は、所定の外径の大径部(112a)と前記大径部(112a)より外径の小さな小径部(112b)とが外周上にそれぞれ3個以上形成されたものであり、
    前記上部部材(12)は、前記シールリング(13)と密接する第2シール面(121)が形成されるとともに、前記大径部(112a)と係合して前記第1シール面(113)および前記第2シール面(121)を前記シールリング(13)に密接させる係合部(122)を備えたものであり、
    前記シールリング(13)は、前記容器本体(11)の内部圧力が安全に使用可能な所定の上限圧力以下の場合は、前記開口部(111)と前記上部部材(12)との間を密封封止するものであるが、前記容器本体(11)の内部圧力が前記上限圧力を超えた場合は、前記シール片(131)の一部が前記第1シール面(113)から離脱するように変形することにより前記容器本体(11)内部の加圧ガスを外部に逃がすものであり、
    さらに、前記上部部材(12)は、前記シールリング(13)の外周位置を規定する外周規定部(123)と、前記シールリング(13)の一部を前記外周規定部(123)よりも外方に変位可能とする変位許容部(124)とを備えたものであり、
    前記変位許容部(124)は、前記外周規定部(123)よりも外方に突出するように形成されたものである飲料ディスペンサ洗浄器。
  2. 上方に開口部(111)を備えた略円筒状の容器本体(11)と、
    前記容器本体(11)の前記開口部(111)上端に形成され、前記開口部(111)から外方に連設された鍔状のフランジ部(112)と、
    前記フランジ部(112)に結合され、飲料ディスペンサに流体を供給するためのディスペンスヘッドを接続可能な上部部材(12)と、
    断面形状が横向きのV字状であり、外周から内周側に向けて二股に分かれたシール片(131,132)を備え、全体が環状のシールリング(13)とを有し、
    前記開口部(111)は、前記シールリング(13)と密接する第1シール面(113)が形成されたものであり、
    前記フランジ部(112)は、所定の外径の大径部(112a)と前記大径部(112a)より外径の小さな小径部(112b)とが外周上にそれぞれ3個以上形成されたものであり、
    前記上部部材(12)は、前記シールリング(13)と密接する第2シール面(121)が形成されるとともに、前記大径部(112a)と係合して前記第1シール面(113)および前記第2シール面(121)を前記シールリング(13)に密接させる係合部(122)を備えたものであり、
    前記シールリング(13)は、前記容器本体(11)の内部圧力が安全に使用可能な所定の上限圧力以下の場合は、前記開口部(111)と前記上部部材(12)との間を密封封止するものであるが、前記容器本体(11)の内部圧力が前記上限圧力を超えた場合は、前記シール片(131)の一部が前記第1シール面(113)から離脱するように変形することにより前記容器本体(11)内部の加圧ガスを外部に逃がすものであり、
    さらに、前記上部部材(12)は、前記シールリング(13)の外周位置を規定する外周規定部(123)と、前記シールリング(13)の一部を前記外周規定部(123)よりも外方に変位可能とする変位許容部(124b)とを備えたものであり、
    前記変位許容部(124b)は、前記外周規定部(123)を貫通するように形成された切欠である飲料ディスペンサ洗浄器。
  3. 請求項1,2のいずれか1項に記載した飲料ディスペンサ洗浄器であって、
    前記変位許容部(124124b)は、複数個であるとともに前記上部部材(12)の円周上の均等位置に形成されたものである飲料ディスペンサ洗浄器。
  4. 上方に開口部(111)を備えた略円筒状の容器本体(11)と、
    前記容器本体(11)の前記開口部(111)上端に形成され、前記開口部(111)から外方に連設された鍔状のフランジ部(112)と、
    前記フランジ部(112)に結合され、飲料ディスペンサに流体を供給するためのディスペンスヘッドを接続可能な上部部材(12)と、
    断面形状が横向きのV字状であり、外周から内周側に向けて二股に分かれたシール片(131,132)を備え、全体が環状のシールリング(13)とを有し、
    前記開口部(111)は、前記シールリング(13)と密接する第1シール面(113)が形成されたものであり、
    前記フランジ部(112)は、所定の外径の大径部(112a)と前記大径部(112a)より外径の小さな小径部(112b)とが外周上にそれぞれ3個以上形成されたものであり、
    前記上部部材(12)は、前記シールリング(13)と密接する第2シール面(121)が形成されるとともに、前記大径部(112a)と係合して前記第1シール面(113)および前記第2シール面(121)を前記シールリング(13)に密接させる係合部(122)を備えたものであり、
    前記シールリング(13)は、前記容器本体(11)の内部圧力が安全に使用可能な所定の上限圧力以下の場合は、前記開口部(111)と前記上部部材(12)との間を密封封止するものであるが、前記容器本体(11)の内部圧力が前記上限圧力を超えた場合は、前記シール片(131)の一部が前記第1シール面(113)から離脱するように変形することにより前記容器本体(11)内部の加圧ガスを外部に逃がすものであり、
    さらに、前記フランジ部(112)は、少なくとも一部の前記小径部(112b)に前記小径部(112b)よりさらに外径の小さな離脱部(112c)が形成されたものである飲料ディスペンサ洗浄器。
  5. 請求項に記載した飲料ディスペンサ洗浄器であって、
    前記離脱部(112c)は、複数個であるとともに前記上部部材(12)の円周上の均等位置に形成されたものである飲料ディスペンサ洗浄器。
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