JPH01279059A - 液詰め容器並びにその液洩れ防止方法 - Google Patents

液詰め容器並びにその液洩れ防止方法

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JPH01279059A
JPH01279059A JP10785088A JP10785088A JPH01279059A JP H01279059 A JPH01279059 A JP H01279059A JP 10785088 A JP10785088 A JP 10785088A JP 10785088 A JP10785088 A JP 10785088A JP H01279059 A JPH01279059 A JP H01279059A
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JP
Japan
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liquid
container
coating agent
water
leakage
Prior art date
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Pending
Application number
JP10785088A
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English (en)
Inventor
Takashi Yonezawa
岳志 米澤
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Suntory Ltd
Original Assignee
Suntory Ltd
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Publication date
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は液詰め容器並びにその液洩れ防1F方法に関す
るものである。
従来の技術 一般に、液体を収納して流通経路に供し、もしくは貯蔵
する容器として、壺(陶器、磁器、土器、磁器を含む)
、樽、びん、缶等の伝統的な容器のほか、近時は紙容器
、コンポジット缶、樹脂容器等が知られている。壺やか
めは土を素材とし、液洩れを生じ易い材質からなる容器
であるから、内外表面に釉薬を塗布し、かつ、焼成する
ことによって液体の洩れを防止シ、また、びんや缶はそ
の材質の稠密性並びに製造技術により液体の洩れを防1
卜する。更に、紙容器やコンポジ1ト缶は、紙をベース
とするが、内面にアルミ被膜若しくは樹脂被膜を形成し
て液体の洩れを防止する。一方、[―記の如き容器の内
部に収納すべき液体としては、水を初めとして、ビール
、酒、ウィスキー、ワイン等のアルコール類、ジュース
その他の清涼飲料などがある。
ところで、ヒ記の如き液体は、容器の材質に浸透し易い
性質のほか、容器にピンホール、クラック、割れ、ひび
等があると、液洩れを生じ易いことは言うまでも無いと
ころであり、とりわけ、アルコール類は、容器の材質に
浸透する性質が水に比べて強い。水と清涼飲料は、厳密
にはそれぞれ性質を異にするのであるが、ヒ記の如き容
器に収納することができる。しかし、アルコール類は水
や清涼飲料とは異なるので、樽に貯蔵する場合を ゛除
き、びん、缶のほか、近時は内面コーティングを施した
紙容器が用いられるようになった。しかし、趣向を変え
る意味や商品の価値を高めるため、特に壺を用いること
がある。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、ヒ記の如き従来の容器によると、それぞ
れの材質、製造工程、取り扱い等により、ピンホール、
クラック、割れ、ひびが生じ易いために、液洩れのため
歩留りが悪く、容器としての性能を満たしていないのが
現状である。
例えば、缶、紙容器、コンポジット缶にあっては、容器
内面にPE等の樹脂膜若しくはAQ等の金属薄膜を設け
ている。これらの膜は、内容物の保護(品質保証)が第
1義であるが、薄肉化の工程や薄膜材料の為にピンホー
ル等の発生は避けられない。樹脂容器にあっても、製造
工程においてピンホールの発生は避けられない。また、
壺にあっては、内面に釉薬をかけて焼成しているが、そ
もそも素材が上および粘土であり、釉薬の塗布自体がピ
ンホールを避けられない性質でもある。更に、びんは取
り扱いを慎重にしないと割れやひびが生じ易いことはい
うまでもない。
そのため、製品容器の全部についての液洩れ検査が不可
欠で、検査の為に多大の労力と費用を要するのが現状で
ある。
しかも、これら従来の容器によれば、共通して、液だれ
や液残りの問題がある。すなわち、容器内面の性質が内
容物に親しみ易く、撥水性・撥油性に欠ける面がある。
そこで、本発明は、前記従来の容器における欠点を除去
すべく、製品容器の液洩れを防lヒし、かつ、撥水性・
撥油性の機能を持つ容器並びにその液洩れ防止方法を目
的としてなされたものである。
課題を解決するための手段 本発明は前記課題を解決するため、撥水性・撥油性の被
膜を形成し得るコーティング剤を、内面に塗布または焼
付処理してなる液詰め容器を構成するとともに、ピンホ
ール、クラック、割れ、ひび等により、液体の洩れが生
ずる可能性を備えた容器の内面に、最終工程として、撥
水性・撥油性の被膜を形成し得るコーティング剤を塗布
して乾燥せしめ、若しくは焼付処理し、内部に収納すべ
き液体の撥水性・撥油性を保持せしめる液詰め容器の液
洩れ防止方法を構成した。
作用 本発明のヒ記構成によれば、容器内面に既に形成されて
いる液洩れ手段に加えて新たなコーティング剤を施すか
ら、容器内面に存するピンホール等をコーティング剤が
塞いで液洩れを防ぐとともに、そのコーティング剤は撥
水性・撥油性を有して内容物と親しまず、液だれや液残
りを生じさせず、注ぎ出すとき液切れを向ヒさせるほか
、容器内面への汚れ等の付着度合が低くなり、洗浄を容
易ならしめる、等の作用を果たす。
実施例 以下に本発明の実施例について説明する。
図面は本発明を実施した壺の縦断面図で、図において、
lは壺本体、・2,2aは壺本体lの内外表面に施した
釉薬層、3はコーティング層、4はピンホール、クラッ
ク、割れ、ひび等である。赤口5にはコルク栓6が装着
される。壺本体1は、土を練り、成形し、乾燥し、素焼
きし、釉薬をかけ、焼成(本焼)する陶磁器としての通
常の製造工程に、何等の変更を加えたものではないが、
最終工程として、コーティングFJ3を施したものであ
る。また、陶磁器の大量製造方法として知られている型
流し込み成形についても同様である。
ヒ記壺を構成した実験例について記載する。
実験例 ■コーティング剤 無機系コーティング剤として、シリコーン系:(商品名
、5R2420レジン(東し製)KE45TS(信越化
学製)[50 %トルエン希釈;原液]) フッソ系: (商品名、テフロン、その他) ■対象物 壺(陶磁器)No、 l −No、4 (各760m1
2容量)■実験方法 壺の受は入れ検査・工程検査において、液洩れが発見さ
れたものに、ヒ記コーティング剤を塗布して自然乾燥し
、若しくは加熱処理して焼き付けた後、内容量に相当す
る蒸留水(760mlりを注入し、栓をして総重量を計
測。
一定時間(24H)経過後、総重量を再計測。
計測の差異を洩れ量として評価。
■結果 ■、シリコーン系 A、処理前(76〇−蒸留水)単位;2壺      
#1      #2      #3      #
4開始  1492.4  1521.2  1497
.9 1495.1120分後14S1.7  151
g、3  1490.6 1483.9洩れ量  30
.7   2.9   7.3  11.2B、処理後
(760mf2蒸留水)単位;9処理剤 # 1 & 
# 2 ;5R2420レジン:#3E45T
S 処理量  1.2   1.2   2.7   6.
9洩れ量(24H後)0    0    0    
0■、フッソ系 壺   #1    #2    #3    #4 
   #5(311後)単位:2 洩れ量!、0  4.7  3.0  1.5  1.
1■所見 以Hのデーターから明らかな如く、内面に予めコーティ
ング剤として釉薬が塗布されている壺に、ヒ記コーティ
ング剤を塗布し、自然乾燥し、または焼き付けて、被膜
を形成させることにより、壺に関しては、液洩れ量が全
くなくなる(シリコーン系)か、若しくは無視できる程
度に極めて微量にとどまった(フッソ系)。また、L記
実験の結果に鑑みると、ピンホールが壺よりもやや少な
い傾向にあるびん、缶、紙容器、コンポジット缶等につ
いては、言うまでもなく良好な結果を得ることができる
ものと推測できる。しかも、シリコーン系やフッソ系の
コーティング剤は撥水性・撥油性を有するから、水やア
ルコール類に対してなじみ難い性質である。なお、シリ
コーン系の処理剤としては、オイル、レジン、ゴム等が
あり、また、フッソ系の処理剤としてはレジン、ゴム等
が含まれることは言うまでもない。
発明の効果 以ヒに記載した本発明によれば、撥水性・撥油性の被膜
を形成し得るコーティング剤を、内面に塗布または焼付
処理した液詰め容器並びにピンホール、クラック、割れ
、ひび等により、液体の洩れが生ずる可能性を備えた容
器の内面に、最終工程として、撥水性・撥油性の被膜を
形成し得るコーティング剤を塗布または焼付処理し、内
部に収納すべき液体の撥水性・撥油性を保持せしめた液
詰め容器の液洩れ防1ト、方法であるから、容器お上び
その内面コーティング剤にピンホールがあっても、コー
ティング剤がその内面コーティング剤のHに更に重ねて
被膜を形成するため、内容物の液洩れがなく、容器の歩
留まりを高く維持するとともに、撥水性・撥油性のコー
ティング剤の被膜であるから、液だれ、液残りがなく、
また、液切れが良好となるほか、コルク栓を使用する赤
口の抜栓性を向ヒさせる。そして、コーティング剤を用
いることは、−見、コスト的にはヒ昇するが、容器の液
洩れ歩留りが良好となること、及びその検査が不要にな
るために、総体的にはコスト安をもたらす、等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示す壺の縦断面図である。 l・・・壺本体、2,2a・・・釉薬層、3・・・コー
ティング層、4・・・ピンホール等、5・・・赤口、6
−・・コルク栓。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撥水性・撥油性の被膜を形成し得るコーティング
    剤を、内面に塗布または焼付処理してなることを特徴と
    する液詰め容器。
  2. (2)ピンホール、クラック、割れ、ひび等により、液
    体の洩れが生ずる可能性を備えた容器の内面に、最終工
    程として、撥水性・撥油性の被膜を形成し得るコーティ
    ング剤を塗布して乾燥せしめ、若しくは焼付処理し、内
    部に収納すべき液体の撥水性・撥油性を保持せしめるこ
    とを特徴とする液詰め容器の液洩れ防止方法。
  3. (3)コーティング剤がシリコーン系の物質からなる請
    求項2に記載の液詰め容器の液洩れ防止方法。
  4. (4)コーティング剤がフッソ系の物質からなる請求項
    2に記載の液詰め容器の液洩れ防止方法。
JP10785088A 1988-04-30 1988-04-30 液詰め容器並びにその液洩れ防止方法 Pending JPH01279059A (ja)

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