JPH09193937A - 液体包装用瓶 - Google Patents

液体包装用瓶

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Publication number
JPH09193937A
JPH09193937A JP2346196A JP2346196A JPH09193937A JP H09193937 A JPH09193937 A JP H09193937A JP 2346196 A JP2346196 A JP 2346196A JP 2346196 A JP2346196 A JP 2346196A JP H09193937 A JPH09193937 A JP H09193937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
packaging bottle
silicone oil
bottle
trumpet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2346196A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutayoshi Kuwagaki
傳美 桑垣
Hiroshi Kanda
弘 神田
Yasuhei Takezawa
泰平 竹澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kikkoman Corp
Original Assignee
Kikkoman Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kikkoman Corp filed Critical Kikkoman Corp
Priority to JP2346196A priority Critical patent/JPH09193937A/ja
Publication of JPH09193937A publication Critical patent/JPH09193937A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液切れ、液垂れの実質的に生じない液体包装用
瓶の提供。 【解決手段】包装用瓶1の吐出口2の周縁を外方及び上
方へ向かって肉厚を徐々に薄くしたラッパ状薄肉延出部
3とし、その延出部3の内外周壁にシリコ−ンオイルの
焼付被膜4を形成して、液切れ、液垂れの実質的に生じ
ない液体包装用瓶を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液切れ、液垂れの実
質的に生じない液体包装用瓶に関する。
【0002】
【従来の技術】液体包装用瓶は特殊なものを除いて例外
なくその吐出口から他の容器又は箇所に内溶液を吐出す
るものであるが、この吐出の際内溶液の一部が口縁部に
付着し、この付着した内溶液の一部が滴状となって瓶の
外面に落下したり、流下したりし、或いは瓶の内周壁に
しばらくの間滞留して汚れの原因となる、いわゆる液切
れ、液垂れの悪さが問題となっている。
【0003】この問題を改善するものとして、液体包装
用瓶の開口部に、これとは別体のプラスチック製ラッパ
状の吐出案内具を装着した液体包装用容器が知られてい
る。この容器は、該吐出案内具がプラスチック軟質材で
作られているため比較的液切れ、液垂れが良いととも
に、該吐出案内具にキャップを被せた際に上端部が弾性
変形してキャップによる密封効果を高めることができる
という優れた作用効果を有している。
【0004】しかしながら、この液体包装用容器は、プ
ラスチック製の吐出案内具を新たに必要とし、製造コス
トが嵩む欠点を有している。
【0005】この欠点を解決するため、液体包装用瓶の
吐出口の周縁を外方及び上方へ向かって肉厚を徐々に薄
くしたラッパ状薄肉延出部とし、該ラッパ状薄肉延出部
の上端面である口頂部を所定巾の平坦面とした液体包装
用容器が知られている(特開昭55−126052「液
体注出口縁の構造」)。しかしながら、本発明者らの検
討によればこの容器はソ−ス、焼肉等のタレ、ミリン等
の比較的粘稠性の高い調味料、糖分含量の高いリキュ−
ル類、シロップ類を収納した場合は液切れ、液垂れが依
然として悪いことが判明した。
【0006】一方また液切れ、液垂れの問題を改善する
ものとして、液体包装用瓶の吐出口にシリコ−ンオイル
の焼付被膜を形成すること(特公平4−71020「容
器の口部処理方法」参照)も知られているが、これもま
た、充分なものではないという問題点を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
液切れ、液垂れの実質的に生じない液体包装用瓶を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、こ
のような課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、包
装用瓶の吐出口の周縁を外方及び上方へ向かって肉厚を
徐々に薄くしたラッパ状薄肉延出部とし、その延出部の
内外周壁にシリコ−ンオイルの焼付被膜を形成するとき
は、液切れ、液垂れの完璧な液体包装用瓶を得ることが
できることを知り、この知見に基づいて本発明を完成し
た。即ち、本発明は包装用瓶の吐出口の周縁を外方及び
上方へ向かって肉厚を徐々に薄くしたラッパ状薄肉延出
部とし、その延出部の内外周壁にシリコ−ンオイルの焼
付被膜を形成したことを特徴とする液体包装用瓶であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の一具体例を示す液体
包装用瓶を添付の図1及び図2に沿って説明する。
【0010】図1は、本発明の液体包装用瓶の一具体例
を示す縦断面図を示し、図2はその要部断面を示す。図
1及び図2において、液体包装用瓶1の吐出口2の周縁
を外方及び上方へ向かって肉厚を徐々に薄くしたラッパ
状薄肉延出部3とし、その延出部3の内外周壁にシリコ
−ンオイルの焼付被膜4を形成した状態を示している。
【0011】また図3は、本発明の液体包装用瓶の他の
一具体例の要部縦断面を示しており、吐出口2の周縁を
外方及び上方へ向かって肉厚を徐々に薄くしたラッパ状
薄肉延出部3とし、さらにそのラッパ状薄肉延出部の上
端面である口頂部に所定巾の平坦面(a)を形成した構
造となっている。この平坦面(a)を設けるとキャップ
による密封効果を高めることができる利点を有する。
【0012】本発明の液体包装用瓶の素材としては、ガ
ラス、陶器、磁器、セラミック、金属製のものが挙げら
れるが、特にガラス製のものが、液切れ、液垂れの効果
が著しいので好ましい。
【0013】包装用瓶のラッパ状薄肉延出部の内外周壁
にシリコ−ンオイルの焼付被膜を形成する手段として
は、公知の方法を採用すればよく、例えば特公平4−7
1020に記載された方法が挙げられる。具体的には容
器の口部を予熱した後に、濃度20%以上のシリコ−ン
オイルを容器の口部に塗布し、700〜1200℃で2
〜10秒間熱処理して、口部にシリコ−ンオイルを焼付
けることにより実施される。
【0014】本発明において、包装用瓶の吐出口の周縁
をラッパ状薄肉延出部とし、またその延出部の内外周壁
にシリコ−ンオイルの焼付被膜を形成することは、極め
て重要であって、いずれか一方の処理のみでは液切れ、
液垂れの完璧な液体包装用瓶を得ることはできない。
【0015】これに対して、本発明は包装用瓶の吐出口
の周縁をラッパ状薄肉延出部とし、またその延出部の内
外周壁にシリコ−ンオイルの焼付被膜を形成するもので
あるから、液切れ、液垂れの実質的に生じない液体包装
用瓶を得ることができる。
【0016】以下、実施例を示して本発明の効果をより
具体的に説明する。
【0017】
【実施例1】包装用瓶1を容量約200mlのガラス製
の液体包装用瓶とし、その吐出口2の周縁を外方及び上
方へ向かって肉厚を徐々に薄くしたラッパ状薄肉延出部
3とし、その延出部の内外周壁にシリコ−ンオイルの焼
付被膜を形成して、図1及び図2に記載のごとき本発明
1の液体包装用瓶を作成した。
【0018】
【実施例2】包装用瓶1を容量約200mlのガラス製
の液体包装用瓶とし、その吐出口2の周縁を外方及び上
方へ向かって肉厚を徐々に薄くしたラッパ状薄肉延出部
3とし、さらにそのラッパ状薄肉延出部の上端面である
口頂部に0.5mm巾の平坦面(a)を形成し、またそ
の延出部3の内外周壁にシリコ−ンオイルの焼付被膜を
形成して図3に記載のごとき本発明2の液体包装用瓶を
作成した。
【0019】
【応用例1】上記実施例1、同2、以下に記載の方法に
より得られた比較例1、同2、対照例1及び同2の液体
包装用瓶に、市販の焼肉用タレを50ml入れ、緩やか
に転倒させて吐出口より外部にタレの約半分量を吐出さ
せ、次いで緩やかに直立させ、直ちにラッパ状薄肉延出
部の口縁部に付着したり、あるいは滴状となって容器の
外面に落下したり、液体包装用瓶の外周壁面に流下した
タレを、紙タオルで拭き取り、該拭き取り前後の重量差
(液垂れ量g)を求め、これを液垂れ効果とした。この
結果を図4にまとめて示した(結果は5回の平均値を示
す)。
【0020】比較例1:実施例1の液体包装用瓶の製造
例において、ラッパ状薄肉延出部の内外周壁にシリコ−
ンオイルの焼付被膜を形成しない以外は全く同様にして
比較例1の液体包装用瓶を作成した。 比較例2:実施例2の液体包装用瓶の製造例において、
ラッパ状薄肉延出部の内外周壁にシリコ−ンオイルの焼
付被膜を形成しない以外は全く同様にして比較例2の液
体包装用瓶を作成した。 対照例1:包装用瓶の吐出口の周縁をラッパ状薄肉延出
部とすることなく、通常の平坦な吐出口とし、その吐出
口の内外周壁にシリコ−ンオイルの焼付被膜を形成し
て、対照例1の液体包装用瓶を作成した。 対照例2:包装用瓶の吐出口の周縁をラッパ状薄肉延出
部とすることなく、通常の平坦な吐出口とし、その吐出
口の内外周壁にシリコ−ンオイルの焼付被膜を形成する
ことなく、対照例2の液体包装用瓶を作成した。
【0021】図4の結果から、包装用瓶の吐出口の周縁
をラッパ状薄肉延出部とすることのみの比較例1及び同
2や、吐出口の内外周にシリコ−ンオイルの被膜を形成
することのみの対照例1、及び包装用瓶の吐出口を通常
の平坦な構造とし、また吐出口の内外周にシリコ−ンオ
イルの被膜を形成することのない対照例2では、いずれ
の区分も液垂れ量が0.07g以上と多い結果が得ら
れ、液垂れ防止効果を完璧に期待することはできない
が、包装用瓶の吐出口の周縁をラッパ状薄肉延出部と
し、またその延出部の内外周壁にシリコ−ンオイルの焼
付被膜を形成する本発明1及び同2では、いずれも液垂
れ量が0.01g以下と実質的に液垂れのない液体包装
用瓶を得ることができることが判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体包装用瓶の一具体例を示す縦断面
図を示す。
【図2】図1の要部断面を示す。
【図3】本発明の液体包装用瓶の他の一具体例の要部縦
断面を示す。
【図4】液垂れ防止効果の確認試験の結果を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 包装用瓶 2 吐出口 3 薄肉延出部 4 シリコーンオイル焼付被膜 a 平坦面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】包装用瓶の吐出口の周縁を外方及び上方へ
    向かって肉厚を徐々に薄くしたラッパ状薄肉延出部と
    し、その延出部の内外周壁にシリコ−ンオイルの焼付被
    膜を形成したことを特徴とする液体包装用瓶。
JP2346196A 1996-01-18 1996-01-18 液体包装用瓶 Pending JPH09193937A (ja)

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JP2346196A JPH09193937A (ja) 1996-01-18 1996-01-18 液体包装用瓶

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JP2346196A JPH09193937A (ja) 1996-01-18 1996-01-18 液体包装用瓶

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013015006A1 (ja) 2011-07-26 2013-01-31 東洋製罐株式会社 液垂れ防止性に優れた容器
WO2015060118A1 (ja) 2013-10-24 2015-04-30 東洋製罐グループホールディングス株式会社 凹凸表面を有するプラスチック成形体
CN113945533A (zh) * 2021-11-09 2022-01-18 上海仪电科学仪器股份有限公司 一种萃取比色瓶的处理及应用方法

Cited By (4)

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KR20160070791A (ko) 2013-10-24 2016-06-20 도요세이칸 그룹 홀딩스 가부시키가이샤 요철 표면을 갖는 플라스틱 성형체
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