JP2004292008A - ヒンジキャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器の口部に装着するキャップ本体に、これに被脱着する上蓋を外ヒンジにて連結し、前記キャップ本体に横方向に延びる筒状注出口を備えると共に該筒状注出口に、これを開閉栓する小蓋を前記筒状注出口上部先端に内ヒンジにて連結してなり、前記上蓋と前記小蓋が開栓状態から前記キャップ本体に前記上蓋を被着する際、前記小蓋は前記上蓋の外ヒンジと反対側の部分に干渉して前記内ヒンジを支点として前記小蓋を前記筒状注出口側に回転移動し、前記筒状注出口を閉栓するようにしたことを特徴とするヒンジキャップ。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、食用油、液状あるいは半液状の飲料や調味料などを収容する容器に装着するヒンジキャップに関し、より詳しくは、キャップ本体に上蓋を外ヒンジにて連結し、キャップ本体の筒状注出口に小蓋を内ヒンジにて連結して、キャップ本体に上蓋を閉蓋する際、筒状注出口の小蓋も同時に閉栓するようにしたヒンジキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
容器の口部に装着するヒンジキャップは、開閉栓がワンタッチで出来、頻繁に容器の内容物を使用する場合に便利であり、上蓋が外れて落下したり紛失することもないため、食用油、調味料など頻繁に利用するものを収容する容器用として多く使われている。このヒンジキャップの一般的な形状として、下記のものが知られている。
【0003】
【先行文献1】特公平7−59428号公報
先行文献1によれば、ヒンジキャップaは、図9に示すように、容器bの口部cに装着するキャップ本体dに、これを開閉する上蓋eをヒンジfにて連結し、キャップ本体dの天板に注出口gを備えると共にこの注出口gを開閉栓するリング壁hを上蓋eの天板に備えている。このヒンジキャップaは、容器b内の内容物が比較的粘度の低いものに適しているが、粘度が高く容器bを押圧して内容物を注出口gから出すような場合には、内容物が注出口g周辺に垂れやすく、適さない。
【0004】
また、容器b内の内容物の粘度が高いものにも適したヒンジキャップとして、下記の本出願人の出願に係る技術が知られている。
【先行文献2】特公平7−59428号公報
先行文献2によれば、ヒンジキャップa1は、図10に示すように、キャップ本体dの天板部に横方向に延びた筒状注出口iを備えてあるから、容器bを押圧して内容物を筒状注出口iから出した後容器bの押圧をやめると、容器bの復元力により筒状注出口i内にある内容物が容器b内に戻り、筒状注出口i周辺に垂れず、そして、この筒状注出口iを塞ぐ突起jを上蓋eに設けてあるから、キャップ本体dに上蓋eを被着すると、筒状注出口iに突起jが当接して塞ぐことができるものである。
【0005】
【先行文献3】意匠登録第724522号公報
また、本出願人の意匠登録にかかる先行文献3によれば、ヒンジキャップa2は、図11に示すように、特許文献2で述べた筒状注出口iに別ピースの小蓋kを嵌めたものが掲載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、先行文献1のヒンジキャップaは、既述の通り、容器b内の内容物の粘度が高い場合には、容器bの内容物を注出口gから出した後、内容物の切れがなく注出口g周辺に残り、垂れてしまい注出口g周辺を汚すことになり、更にキャップ本体dに上蓋eを被せても、注出口gとリング壁hとの間に内容物が介在し、完全に閉栓出来なかったり、注出口gとリング壁hとが粘着したりして、開栓しづらくなったりするという難点がある。
【0007】
また、先行文献2のヒンジキャップa1は、単に、筒状注出口iに突起jを当接して塞ぐだけなので、筒状注出口iの閉栓性が不十分となることがある。更に、この不十分を解消するために、先行文献3の筒状注出口iに別ピースの小蓋kを嵌めたものは、筒状注出口iの閉栓性を確保出来るが、閉栓するには別ピースの小蓋kを筒状注出口iに嵌めなければならず、ツータッチとなり、しかも使用の度毎ごとに小蓋kを開け、それを保持する機構がないため、落としたり紛失したりする虞がある。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上蓋の閉栓動作に順応して筒状注出口の小蓋も同時に閉栓でき、かつ、開栓性も良好に確保しつつ、その動作も極めて容易であり、開栓した小蓋を紛失することなく、内容物の取り出しが容易なヒンジキャップを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、容器の口部に装着するキャップ本体に、これに被脱着する上蓋を外ヒンジにて連結し、前記キャップ本体に横方向に延びる筒状注出口を備えると共に該筒状注出口に、これを開閉栓する小蓋を前記筒状注出口上部先端に内ヒンジにて連結してなり、前記上蓋と前記小蓋が開栓状態から前記キャップ本体に前記上蓋を被着する際、前記小蓋は前記上蓋の外ヒンジと反対側の部分に干渉して前記内ヒンジを支点として前記小蓋を前記筒状注出口側に回転移動し、前記筒状注出口を閉栓するようにしたことを特徴とするヒンジキャップが提供される。
【0010】
また、本発明によれば、前記内ヒンジは、前記筒状注出口と前記小蓋にそれぞれ連接状態で一体成形されたスナップヒンジまたはフラップヒンジである上記ヒンジキャップが提供される。
【0011】
また、本発明によれば、前記小蓋は、開栓状態で前記筒状注出口の軸線に対して90度以内に位置するようされている上記ヒンジキャップが提供される。
【0012】
また、本発明によれば、前記内ヒンジにて連結した部位に近接した前記筒状注出口及び前記小蓋の少なくとも一方にストッパーを設け、該ストッパーにより前記小蓋の開栓後の位置を、前記キャップ本体に前記上蓋を被着する際、前記上蓋の外ヒンジと反対側の部分に干渉して前記内ヒンジを支点として前記小蓋を前記筒状注出口に閉栓する方向に移動可能な位置とした上記ヒンジキャップが提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態を示すヒンジキャップを容器の口部に装着した状態の断面図、図2は図1のヒンジキャップの平面図、図3は該ヒンジキャップの使用状態の断面図、図4は該ヒンジキャップの上蓋と筒状注出口の小蓋の把持片の当接状態を示す使用状態の断面図である。
【0014】
図面において、ヒンジキャップ1は、スクイズタイプの容器2の口部3に装着するキャップ本体4にこれに被脱着する上蓋5を外ヒンジ6にて連結し、このキャップ本体4に横方向に延びた筒状注出口7を備えると共にこの筒状注出口7の上部先端にこれを開閉栓する小蓋8が内ヒンジ9にて連結されている。前記小蓋8は前記上蓋5の外ヒンジ6と反対側の部分に干渉して前記内ヒンジ9を支点として前記筒状注出口7側に回転移動し、前記筒状注出口7を閉栓するように構成されている。小蓋8の先端には、小蓋の開閉操作を補佐する把持片8aが形成されている。
【0015】
前記容器2としては、スクイズタイプのものが多く用いられるが、ヒンジキャップ1を装着出来る口部3があればどのようなタイプでも良い。このヒンジキャップ1は、蓋が外れて落下したり紛失することもないため、内容物が食用油や調味料などのように、日常頻繁に利用して開閉栓が多く行われるような容器に対して特に利便性が享受できる。
【0016】
前記ヒンジキャップ1は、キャップ本体4に外ヒンジを介して連結された上蓋5の下端部がキャップ本体4の天板12上の縁部に立設するリング壁13と係合して被着するようになっており、キャップ本体4は天板12下方に内円筒10及び外円筒11が形成されており、内円筒と外円筒の間に容器2の口部3を嵌めて装着することで液密とすることができる。容器口部3とキャップ本体4の装着は、これ以外にも、例えば、外円筒11内周にに雌螺状を設け、容器口部外周面に前記雌螺条に対応する雄螺条を設け、両螺条を螺合することによっても好適に行なうことができる。さらに、この天板12上に横方向に延びた前記筒状注出口7を備え、この筒状注出口7の上部先端に前記内ヒンジ9を介して小蓋8を連結し、この小蓋8により筒状注出口7を開閉栓可能にしている。
【0017】
前記上蓋5は、天板20とその周縁に続く略円筒壁21とで形成し、円筒壁21の内縁部が内方にやや膨らみ、この円筒壁21の膨らみに沿って、前記キャップ本体4の天板12上のリング壁13の外面も外方にやや膨らみ、この上蓋5を被着した際良好な係合状態が保持される。上蓋のヒンジと対向する端部には開栓鍔22が設けられており、この上蓋5の開閉を容易にしている。図6に上蓋5の開蓋時の状態を平面図で示し、図7にキャップ本体4の小蓋の開栓方向から見た部分断面図を示した。キャップ本体4に上蓋5を被着する際、上蓋5の外ヒンジ6と反対側の円筒壁21あるいは開栓鍔22が小蓋8あるいは小蓋の把持片8aに当接し、小蓋8を前記内ヒンジ9を支点にして回転移動させ筒状注出口7を閉栓するようにし、且つキャップ本体4に上蓋5を被着した後は、円筒壁21あるいは天板20にて小蓋8を押さえつけ、容器2内の内容物が筒状注出口7から漏出しないようにしている。
【0018】
前記外ヒンジ6は、キャップ本体4と上蓋5とを連結し、キャップ本体4から上蓋5を脱着した後、上蓋5がキャップ本体4上に戻らず一定間隔を常時保持して、筒状注出口7から内容物の取り出しを邪魔しないものであれば、どのような構造のものでも良い。したがって、外ヒンジ6は、上記の制約をクリアー出来る全ての技術が適用可能である。
【0019】
そして、キャップ本体4に上蓋5を被着する際、同時に前記小蓋8にて筒状注出口7を閉栓するには、上蓋5の外ヒンジ6と反対側の円筒壁21あるいは開栓鍔22が小蓋8あるいは小蓋の把持片8aにただ当接するだけではだめで、小蓋8が前記内ヒンジ9を支点にして筒状注出口7側に回転移動するような位置にて、上蓋5の外ヒンジ6と反対側の円筒壁21あるいは開栓鍔22が小蓋8あるいは小蓋の把持片8aに当接するようにしなければならない。そのためには、例えば、筒状注出口7と小蓋8との内ヒンジ9による連結が、内容物を取り出すために小蓋8の把持片8aを指で開栓方向へ移動させて指を把持片8aから離した状態(開栓状態)のとき、筒状注出口7の軸線23に対して小蓋8がほぼ90度以内に位置する状態で維持されていなければならない。
【0020】
このようになっていることにより、キャップ本体4に上蓋5を被着する際、小蓋8が上蓋5と当接しキャップ本体4に上蓋5が被着すると共に、筒状注出口7を小蓋8により閉栓することができる。いずれにしても、筒状注出口7から小蓋8を開栓した際の小蓋8の開栓位置は、キャップ本体4に上蓋5を被着する際の上蓋5のいずれかの箇所が小蓋8のいずれかの箇所に当接し、小蓋8にて筒状注出口7を閉栓出来る位置であることが必要である。
【0021】
上記した小蓋8の開栓位置決めをするための内ヒンジ9の構成は、該ヒンジ9が筒状注出口と小蓋にそれぞれ連接して一体成形され、小蓋の開閉がスナップ動作を伴って作動し、開栓時に小蓋が軸線に対して90度以上開かないように規制されるものであることが好ましく、具体的には、例えば、特公昭63−17717号公報または特公平3−53182号公報などに記載されているようなスナップタイプあるいはフラップタイプと呼ばれるヒンジが好ましく用いられる。
内ヒンジ9の好ましい構成の一例を図8に示した。図8からも分かるように、内ヒンジ9は筒状注出口7と小蓋8をそれぞれ一体成形によって連結しており、ヒンジの中央部から幅方向へ拡開したフィルム状ヒンジ9aを備えている。このフィルム状ヒンジ9aは、小蓋の開閉動作に伴いフィルムの弾性を利用してスナップ的に作動することによって、開栓時に軸線に対して略90度の位置で停止し、それ以上の角度に開放されることはない。
【0022】
また、これ以外にも、小蓋8の開栓位置決め手法としては、図5に示すように、内ヒンジ9にて連結した部位に近接した筒状注出口7にストッパー24を設け、このストッパー24により小蓋8を上蓋5にて内ヒンジ9を支点にして筒状注出口7側に回転移動させ得る位置以上に開栓しないようにして、キャップ本体4に上蓋5を被着する際上蓋5のいずれかの箇所が小蓋8のいずれかの箇所に当接し、小蓋8にて筒状注出口7を閉栓出来るようにしても良い。
【0023】
次に、上記構成になるヒンジキャップ1の利用方法について説明する。
まず、内容物に適合した容器2を選択し、容器2内に内容物を充填し、図1の状態のヒンジキャップ1のキャップ本体4の内円筒10及び外円筒11の間に、スクイズタイプの容器2の口部3を嵌めて装着することで、容器2内を液密として、必要に応じて包装して最終製品とする。
【0024】
製品の使用に際し、少なくともヒンジキャップ1の部分を裸出し、上蓋5の開栓鍔22を利用して手指にてキャップ本体4から上蓋5を脱着し、更に、上蓋5がキャップ本体4上に戻らず一定間隔を保持するまで開く。次に、筒状注出口7から小蓋8を手指にて開き、スクイズタイプの容器2を押圧し内容物を注出する。内容物の注出が終わったら、上蓋5をキャップ本体4上に被着するが、その際に小蓋8の開栓位置は、上蓋5の回転軌道上にあるように設定されており、上蓋5のいずれかの箇所が小蓋8のいずれかの箇所に当接し、上蓋の閉栓動作に順応して小蓋8が共動し、筒状注出口7を閉栓することが出来る。
【0025】
これによって、上蓋5の被着と共に筒状注出口7を小蓋8にて閉栓し、キャップ本体4に上蓋5を被着した後は円筒壁21あるいは天板20にて小蓋8を押さえつけ、容器2内の内容物が筒状注出口7から出ないようにしている。したがって、このようなヒンジキャップ1は、別体の小蓋の場合のように床に落としたり、紛失したりすることがなく、その開閉栓も容易であり、内容物の漏れもない。
【0026】
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更や追加は適宜なし得ることは了解されるであろう。
【0027】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、キャップ本体から上蓋を脱着し、筒状注出口から小蓋を開栓して内容物を容器から出した後、キャップ本体に上蓋を被着すると、その作動により小蓋の閉蓋をも同時に行い、筒状注出口を閉栓することができる。また、上記小蓋は、筒状注出口に小ヒンジを介して接続されているため開閉操作が頻繁に行なわれても紛失することがない。したがって、筒状注出口の閉蓋操作が上蓋の閉蓋操作に共動してなされるため、開閉栓性が簡単で衛生的であるという効果がある。
また、小蓋の開栓後の位置をストッパーにより規制することもでき、この場合も、開放状態の小蓋はキャップ本体に上蓋を被着する際、その作動により内ヒンジを支点にして、小蓋を筒状注出口側に回転移動させ、筒状注出口を閉栓することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すヒンジキャップを容器の口部に装着した状態の断面図である。
【図2】図1に示したヒンジキャップの平面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すヒンジキャップの使用状態の断面図。
【図4】図1に示したヒンジキャップの使用状態の断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すヒンジキャップの平面図である。
【図6】外キャップの開栓状態の平面図である。
【図7】キャップ本体の筒状注出口側から見た部分断面図である。
【図8】小蓋の開栓時の内ヒンジの構成の一例を示す平面図である。
【図9】従来例を示す断面図である。
【図10】従来例を示す断面図である。
【図11】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,a,a1,a2 ヒンジキャップ
2,b 容器
3,c 口部
4,d キャップ本体
5,e 上蓋
6 外ヒンジ
7,i 筒状注出口
8 小蓋
9 内ヒンジ
10 内円筒
11 外円筒
12 天板
13,h リング壁
20 天板
21 円筒壁
22 開栓鍔
23 軸線
24 ストッパー
f ヒンジ
g 注出口
j 突起
【先行文献1】特公平3−53182号公報
先行文献1によれば、ヒンジャップaは、図9に示すように、容器bの口部cに装着するキャップ本体dに、これを開閉する上蓋eをヒンジfにて連結し、キャップ本体dの天板に注出口gを備えると共にこの注出口gを開閉栓するリング壁hを上蓋eの天板に備えている。このヒンジキャップaは、容器b内の内容物が比較的粘度の低いものに適しているが、粘度が高く容器bを押圧して内容物を注出口gから出すような場合には、内容物が注出口g周辺に垂れやすく、適さない。
前記ヒンジキャップ1は、キャップ本体4に外ヒンジを介して連結された上蓋5の下端部がキャップ本体4の天板12上の縁部に立設するリング壁13と係合して被着するようになっており、キャップ本体4は天板12下方に内円周10及び外円周11が形成されており、内円周と外円周の間に容器2の口部3を嵌めて装着することで液密とすることができる。容器口部3とキャップ本体4の装着は、これ以外にも、例えば、外円周11内周に 雌螺条を設け、容器口部外周面に前記雌螺条に対応する雄螺条を設け、量螺条を螺合することによっても好適に行なうことができる。さらに、この天板12上に横方向に延びた前記筒状注出口7を備え、この筒状注出口7の上部先端に前記内ヒンジ9を介して小蓋8を連結し、この小蓋8により筒状注出口7を開閉栓可能にしている。
【先行文献1】特公平3−53182号公報
先行文献1によれば、ヒンジキャップaは、図9に示すように、容器bの口部cに装着するキャップ本体dに、これを開閉する上蓋eをヒンジfにて連結し、キャップ本体dの天板に注出口gを備えると共にこの注出口gを開閉栓するリング壁hを上蓋eの天板に備えている。このヒンジキャップaは、容器b内の内容物が比較的粘度の低いものに適しているが、粘度が高く容器bを押圧して内容物を注出口gから出すような場合には、内容物が注出口g周辺に垂れやすく、適さない。
前記ヒンジキャップ1は、キャップ本体4に外ヒンジを介して連結された上蓋5の下端部がキャップ本体4の天板12上の縁部に立設するリング壁13と係合して被着するようになっており、キャップ本体4は天板12下方に内円周10及び外円周11が形成されており、内円周と外円周の間に容器2の口部3を嵌めて装着することで液密とすることができる。容器口部3とキャップ本体4の装着は、これ以外にも、例えば、外円周11内周に雌螺条を設け、容器口部外周面に前記雌螺条に対応する雄螺条を設け、量螺条を螺合することによっても好適に行なうことができる。さらに、この天板12上に横方向に延びた前記筒状注出口7を備え、この筒状注出口7の上部先端に前記内ヒンジ9を介して小蓋8を連結し、この小蓋8により筒状注出口7を開閉栓可能にしている。
Claims (4)
- 容器の口部に装着するキャップ本体に、これに被脱着する上蓋を外ヒンジにて連結し、前記キャップ本体に横方向に延びる筒状注出口を備えると共に該筒状注出口に、これを開閉栓する小蓋を前記筒状注出口上部先端に内ヒンジにて連結してなり、前記上蓋と前記小蓋が開栓状態から前記キャップ本体に前記上蓋を被着する際、前記小蓋は前記上蓋の外ヒンジと反対側の部分に干渉して前記内ヒンジを支点として前記小蓋を前記筒状注出口側に回転移動し、前記筒状注出口を閉栓するようにしたことを特徴とするヒンジキャップ。
- 前記内ヒンジは、前記筒状注出口と前記小蓋にそれぞれ連接状態で一体成形されたスナップヒンジまたはフラップヒンジである請求項1または2記載のヒンジキャップ。
- 前記小蓋は、開栓状態で前記筒状注出口の軸線に対して90度以内に位置するようされている請求項1または2記載のヒンジキャップ。
- 前記内ヒンジにて連結した部位に近接した前記筒状注出口及び前記小蓋の少なくとも一方にストッパーを設け、該ストッパーにより前記小蓋の開栓後の位置を、前記キャップ本体に前記上蓋を被着する際、前記上蓋の外ヒンジと反対側の部分に干渉して前記内ヒンジを支点として前記小蓋を前記筒状注出口に閉栓する方向に移動可能な位置とした請求項1ないし3のいずれか1項記載のヒンジキャップ。
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- 2003-03-27 JP JP2003086761A patent/JP4353720B2/ja not_active Expired - Fee Related
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