JP2016031379A - 改ざん防止ラベル及び改ざん防止ラベルの再利用有無の判定方法 - Google Patents
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また、本発明は、前記改ざん防止ラベルを、前記粘着剤層を介して被着体に貼付し、前記被着体へ貼付前又は貼付直後の前記改ざん防止ラベルのコードパターンから取得した初期情報と、前記初期情報取得後に、被着体上のコードパターンから取得した最新情報とを比較して、前記最新情報が前記初期情報と同じである場合には、前記改ざん防止ラベルは再利用されていないと判定し、前記切れ込みを境にして前記コードパターンにずれが生じていることにより、前記最新情報が前記初期情報と異なる場合には、前記改ざん防止ラベルは再利用されていると判定することを特徴とする、改ざん防止ラベルの再利用有無の判定方法を提供する。
本発明に係る改ざん防止ラベルは、被着体に貼付して使用し、貼付した被着体から取り外した後、再度被着体に貼付して使用した再利用の有無を判定可能な改ざん防止ラベルであって、粘着剤層及び基材が積層され、前記基材の前記粘着剤層側とは反対側の表面に、コードパターンが設けられてなり、前記基材は、その厚さ方向において複数層に分離しないものであり、上方から見下ろしたときに、前記改ざん防止ラベルの周縁部のうち、異なる二点間を結んで、前記コードパターンを二以上の領域に分断するように、前記粘着剤層及び基材、又は前記粘着剤層、基材及びコードパターンに、連続する切れ込みが設けられ、貼付した被着体から前記改ざん防止ラベルを取り外したときに、前記切れ込みを境にして前記コードパターンに不可逆的なずれが生じるようにされていることを特徴とする。
前記改ざん防止ラベルは、従来の二次元コードを利用したものであり、粘着剤層、基材等に簡単な加工を行っただけの簡便な構成で、再利用の有無を容易に判定可能としたものである。従来の二次元コード(コードパターン)は、製造管理情報や製品管理情報を反映させたものであるのに対し、前記改ざん防止ラベルは、この二次元コードを改ざん防止の手段としている点で、従来の改ざん防止ラベルとは全く相違するものである。
図1は、本発明に係る改ざん防止ラベルの第1実施形態を模式的に例示する図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のI−I線における断面図、(c)は側面図である。
ここに示す改ざん防止ラベル1は、粘着剤層12及び基材13が積層され、基材13の粘着剤層12側とは反対側の表面13aに、コードパターン14が設けられてなる。そして、粘着剤層12の基材13側とは反対側の表面(裏面)12bには、剥離材11が設けられている。すなわち、改ざん防止ラベル1は、剥離材11、粘着剤層12、基材13及びコードパターン14がこの順に積層されてなるものである。なお、図1(b)では、コード141のうち、この断面上に存在せずにこの断面よりも奥側に存在するものを、断面上に存在するものと区別し易くするために、色の濃さ(柄)を変えて表示している。また、本明細書において、コードパターンとは、個々のコードのパターン(形状)ではなく、コードが全体として示すパターンを意味する。
基材13がその厚さ方向において複数層に分離するものであると、分離して生じた、コードパターン14を備えた上層部は、その分離面(コードパターン14を備えている側とは反対側の面)に粘着剤層等を設けることで、コードパターン14を損なわないまま被着体に貼付することが可能となり、再利用が可能となってしまう。しかし、基材13は、その厚さ方向において複数層に分離しないものなので、改ざん防止ラベル1はこのような再利用が防止される。
前記樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PBN)等のポリエステル;ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)等のポリオレフィン;ポリイミド等が例示できる。
基材13の色は特に限定されないが、少なくとも基材13の粘着剤層12側とは反対側の表面13aが白色であることが好ましく、基材13全体が白色であってもよい。
二種以上の材質からなるものとしては、二種以上の樹脂からなるアロイ(ポリマーアロイ)や、樹脂層上にアルミニウム等の金属層が蒸着等によって設けられたものが例示できる。
また、前記樹脂は、発泡ポリエチレンテレフタレート等、発泡体であってもよい。
なお、基材13が複数層からなる場合には、各層の合計の厚さが、上記の好ましい基材13の厚さとなるようにするとよい。
(基材の層間強度の測定方法)
粘着剤層12及び基材13の積層物を、粘着剤層12を介して被着体に貼付し、さらに基材13の粘着剤層12側とは反対側の表面に、アクリル系強粘着剤(リンテック社製「PAT1」)を用いて厚さ20μmの試験粘着剤層を形成し、さらにこの試験粘着剤層上に、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート製の試験基材を貼付して、被着体上に粘着剤層12、基材13、試験粘着剤層及び試験基材がこの順に積層されてなる積層構造を形成する。次いで、この積層構造において、前記試験基材及び試験粘着剤層を引き剥がし、基材13がその厚さ方向において層間剥離したときの剥離力を層間強度とする。ただし、粘着剤層12と被着体との間、又は基材13と試験粘着剤層との間で剥離が生じた場合には、基材13はその厚さ方向において複数層に分離しないものと判断する。なお、上記の「基材13のその厚さ方向における層間剥離」、「粘着剤層12と被着体との間の剥離」、「基材13と試験粘着剤層との間の剥離」とは、対象となる部位が一体となった状態から、完全に二つに分離した状態になることを意味する。
剥離材11は、公知のものでよく、紙基材又はフィルム基材の表面に剥離層が設けられたものが例示できる。
前記フィルム基材としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリレート等の各種樹脂フィルムが例示できる。
そして、変質コードパターン14’は、当初のコードパターン14としては認識されないため、コードパターン14を初期情報として取得しておき、この初期情報取得後に変質コードパターン14’を最新情報として取得して、これら情報を比較すれば、最新情報が初期情報と異なるために、改ざん防止ラベル1は再利用されていると判定できる。
図3は、本発明に係る改ざん防止ラベルの第2実施形態を模式的に例示する断面図である。
ここに示す改ざん防止ラベル2は、図1に示す改ざん防止ラベル1のコードパターン14上に、さらに粘着剤層15及び被覆層16がこの順に積層されてなるものである。なお、本実施形態では、コードパターン14上の粘着剤層15を、剥離材11及び基材13間の粘着剤層12と区別するために、第2粘着剤層15と称し、剥離材11及び基材13間の粘着剤層12を第1粘着剤層12と称する。
改ざん防止ラベル2は、第2粘着剤層15及び被覆層16が設けられている点以外は、改ざん防止ラベル1と同じである。
改ざん防止ラベル2は、第2粘着剤層15及び被覆層16を備えたまま用いてもよいし、第2粘着剤層15及び被覆層16を取り除いて用いてもよく、目的に応じて適宜選択すればよい。第2粘着剤層15及び被覆層16を取り除いた場合の改ざん防止ラベル2は、改ざん防止ラベル1と実質同等である。
第2粘着剤層15及び被覆層16は、取り除いて用いる場合には、透明性を有していてもよいし、有していなくてもよい。
ただし、第2粘着剤層15のコードパターン14又は基材13に対する粘着力は、10N/25mm以下であることが好ましく、7N/25mm以下であることがより好ましい。
また、第2粘着剤層15のコードパターン14又は基材13に対する粘着力は、3N/25mm以上であることが好ましく、5N/25mm以上であることがより好ましい。前記粘着力が前記下限値以上であることで、改ざん防止ラベル1において、第2粘着剤層15及び被覆層16の積層構造がより安定して維持される。また、改ざん防止ラベル1を被着体から取り外したときに、切れ込み10を境にしてコードパターン14にずれが生じた状態をより安定して維持できる。
第2粘着剤層15のコードパターン14又は基材13に対する粘着力は、コードパターン14上に第2粘着剤層15及び被覆層16をこの順に積層した後、剥離材11を剥離させた改ざん防止ラベル2を、第1粘着剤層12を介してSUS板に貼付して、標準環境下で24時間放置した後、このように貼付時間を設定した点以外は、JIS Z 0237の測定条件(剥離角度180°)に準拠して測定できる。ここで、第2粘着剤層15の粘着力とは、被覆層16と共に第2粘着剤層15をコードパターン14又は基材13から剥離させる場合の粘着力を意味する。
使用時に第2粘着剤層15及び被覆層16を取り除く場合、第2粘着剤層15の厚さは特に限定されず、例えば、使用時に第2粘着剤層15及び被覆層16を取り除かない場合と同様としてもよい。
図4は、本発明に係る改ざん防止ラベルの第3実施形態を模式的に例示する図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のII−II線における断面図、(c)は側面図である。
ここに示す改ざん防止ラベル3は、図1に示す改ざん防止ラベル1の切れ込み10とは異なる位置に、切れ込み30が設けられているものである。
改ざん防止ラベル3は、上述のように切れ込み30によってコードパターン14が分断されており、且つ基材13がその厚さ方向において複数層に分離しないものであるため、改ざん防止ラベル3を被着体9から取り外す(剥がし取る)と、切れ込み30を境にしてコードパターン14にずれが生じる。これは、切れ込み30が、改ざん防止ラベル3の周縁部3cのうち、前記2つの角部の間を結んで設けられているからである。このとき生じるコードパターン14のずれは、改ざん防止ラベル1の場合と同様に、不可逆的なものである。
そして、変質コードパターン14’は、当初のコードパターン14としては、認識されないため、コードパターン14を初期情報として取得しておき、この初期情報取得後に変質コードパターン14’を最新情報として取得して、これら情報を比較すれば、最新情報が初期情報と異なるために、改ざん防止ラベル3は再利用されていると判定できる。
図6は、本発明に係る改ざん防止ラベルの第4実施形態を模式的に例示する断面図である。
ここに示す改ざん防止ラベル4は、図4に示す改ざん防止ラベル3のコードパターン14上に、さらに粘着剤層(第2粘着剤層)15及び被覆層16がこの順に積層されてなるものであり、剥離材11及び基材13間の粘着剤層12は第1粘着剤層である。
改ざん防止ラベル4は、第2粘着剤層15及び被覆層16が設けられている点以外は、改ざん防止ラベル3と同じであり、第2粘着剤層15及び被覆層16は、改ざん防止ラベル2における第2粘着剤層15及び被覆層16と、構成及び作用が同じものである。
図7は、本発明に係る改ざん防止ラベルの第5実施形態を模式的に例示し、さらにその使用時の作用を模式的に説明するための平面図である。
より具体的には、コードパターン54は、複数個の黒色のコード541が基材13上に設けられていることで、形成されている。コード541は、これを上方から見下ろしたときに(平面視にて)、すべて同一形状(円形状、ドット状)で且つ同一の大きさであり、すべてが互いに接触せずに配置されている。そして、コードパターン54は、1色(単色)で構成されている。
例えば、改ざん防止ラベル5においても、改ざん防止ラベル1における切れ込み10と同様に、切れ込み50の形成位置を適宜調節でき、改ざん防止ラベル1におけるコード141と同様に、コード541の配置形態、サイズ、色等を適宜調節できる。
改ざん防止ラベル5は、上述のように切れ込み50によってコードパターン54が分断されており、且つ基材13がその厚さ方向において複数層に分離しないものであるため、改ざん防止ラベル5を被着体から取り外す(剥がし取る)と、切れ込み50を境にしてコードパターン54に不可逆的なずれが生じて、変質ラベル5’となる。変質ラベル5’は、その基材13の粘着剤層12側の表面等に新たに粘着剤を塗布し、当初の被着体とは異なる被着体の表面上に貼付して再利用した場合には、図7(b)に示すように、当初のコードパターン54とは異なる変質コードパターン54’を備えたものとなる。
そして、変質コードパターン54’は、当初のコードパターン54としては、認識されないため、コードパターン54を初期情報として取得しておき、この初期情報取得後に変質コードパターン54’を最新情報として取得して、これら情報を比較すれば、最新情報が初期情報と異なるために、改ざん防止ラベル5は再利用されていると判定できる。
本発明に係る改ざん防止ラベルの第6実施形態は、図7に示す改ざん防止ラベル5のコードパターン54上に、さらに粘着剤層(第2粘着剤層)及び被覆層がこの順に積層されてなるものであり、剥離材11及び基材13間の粘着剤層は第1粘着剤層である(図示略)。
本実施形態の改ざん防止ラベルは、第2粘着剤層及び被覆層が設けられている点以外は、改ざん防止ラベル5と同じであり、第2粘着剤層及び被覆層は、改ざん防止ラベル2における第2粘着剤層15及び被覆層16と、構成及び作用が同じものである。
ここまでは、コードが四角形状又はドット状であるコードパターンを備えた改ざん防止ラベルについて主に説明したが、本発明に係る改ざん防止ラベルにおいて、コードパターンは二次元コードであれば特に限定されない。
本発明におけるコードパターンで具体的なものとしては、Microsoftタグ(Microsoft社)、カラーコード(Colorzip社)、カメレオンコード(シフト社)等のカラーバーコード;QRコード(登録商標)、SPコード、CPコード、Veriコード、Maxiコード、DataMatrix、AztecCode等のマトリックス式二次元コード;PDF417、Code49等のスタック式二次元コード;グリッドマーク(グリッドマーク社)、Zコード(トッパンTDKレーベル社)等のドットコード等が例示できるが、これらに限定されない。
本発明に係る改ざん防止ラベルは、例えば、粘着剤層(第1粘着剤層)及び基材を積層する工程(以下、「積層工程」と略記することがある)と、前記基材の前記粘着剤層側とは反対側の表面に、コードパターンを形成する工程(以下、「コードパターン形成工程」と略記することがある)と、上方から見下ろしたときに、前記粘着剤層及び基材の周縁部のうち、異なる二点間を結んで、前記コードパターンを二以上の領域に分断するように、前記粘着剤層及び基材、又は前記粘着剤層、基材及びコードパターンに、連続する切れ込みを形成する工程(以下、「切れ込み形成工程」と略記することがある)と、を有する製造方法で製造できる。
以下、図1に示す改ざん防止ラベル1を例に挙げて、その製造方法について説明する。図8は、図1に示す改ざん防止ラベル1の製造方法を模式的に説明するための断面図である。
前記積層工程(後述する「第2積層工程」と区別するために「第1積層工程」と称することがある)では、図8(a)に示すように、基材13の一方の表面(裏面)13bに、粘着剤層12を積層する。
粘着剤層12は、基材13の裏面13bに粘着剤組成物を塗布し、乾燥させることで形成できる。また、剥離材の剥離層表面に前記粘着剤組成物を塗布し、乾燥させることで形成した粘着剤層を、基材13の裏面13bに貼合することでも粘着剤層12を形成できる。この場合、剥離材として上述の剥離材11を用いた場合には、この剥離材11は取り除く必要はなく、剥離材11以外の剥離材を用いた場合には、この剥離材は取り除く。図8(a)では、剥離材11を設けた場合を示している。
前記溶媒又は分散媒としては、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル;メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;アルコール;水等が例示できる。
前記製造方法では、図8(b)に示すように、積層工程の終了後に、基材13の粘着剤層12側とは反対側の表面13aに、コードパターン14を形成するコードパターン形成工程を行う。
コード141は、印刷法で形成することが好ましい。
前記印刷法は、グラビア印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷法や、UV−インクジェット方式、電子写真方式等のデジタル印刷方式であることが好ましい。
前記溶媒又は分散媒としては、前記粘着剤組成物における溶媒又は分散媒と同様のものが例示できるが、これらに限定されない。
着色剤以外の成分でコードを目的とする色に調節できる場合には、コード組成物に着色剤を配合しなくてもよい。
前記製造方法では、図8(c)に示すように、コードパターン形成工程の終了後に、上方(コードパターン14側)から見下ろしたときに、粘着剤層12及び基材13の周縁部(第1粘着剤層12の側面12c及び基材13の側面13c)のうち、異なる二点間を結んで、コードパターン14を二以上の領域に分断するように、粘着剤層12、基材13及びコードパターン14に、連続する切れ込み10を形成する切れ込み形成工程を行う。
切れ込み10は、トムソン刃、ピナクル刃、ダイカットロール等を用いることで形成できる。
これらの工程を行うことにより、改ざん防止ラベル1が得られる。
以下、図3に示す改ざん防止ラベル2を例に挙げて、その製造方法について説明する。図9は、図3に示す改ざん防止ラベル2の製造方法を模式的に説明するための断面図である。
第2積層工程では、製造方法1で得られた改ざん防止ラベル1のコードパターン14上に、第2粘着剤層15及び被覆層16を順次積層することは、通常困難である。そこで、まず、図9(a)に示すように、剥離材21の剥離層表面に、第2粘着剤層15を積層する。
第2粘着剤層15は、剥離材21の剥離層表面に第2粘着剤組成物を塗布し、乾燥させることで形成でき、例えば、第1積層工程での第1粘着剤層12の場合と同様の方法で形成できる。剥離材21は、改ざん防止ラベル1における剥離材11と同じものでもよいし、剥離材11以外の公知のものでもよい。
これらの工程を行うことにより、図9(d)に示すように、改ざん防止ラベル2が得られる。
本発明に係る改ざん防止ラベルの再利用有無の判定方法は、上述の本発明に係る改ざん防止ラベルを、前記粘着剤層を介して被着体に貼付し、前記被着体へ貼付前又は貼付直後の前記改ざん防止ラベルのコードパターンから取得した初期情報と、前記初期情報取得後に、被着体上のコードパターンから取得した最新情報とを比較して、前記最新情報が前記初期情報と同じである場合には、前記改ざん防止ラベルは再利用されていないと判定し、前記切れ込みを境にして前記コードパターンにずれが生じていることにより、前記最新情報が前記初期情報と異なる場合には、前記改ざん防止ラベルは再利用されていると判定することを特徴とする。
前記判定方法では、上述の本発明に係る改ざん防止ラベルを用い、そのコードパターンから取得した情報を照合するという簡便なプロセスによって、改ざん防止ラベルの再利用の有無を高精度且つ迅速に判定できる。
なお、「被着体へ貼付直後の改ざん防止ラベル」とは、被着体へ貼付されてから、取り外す(剥がし取る)、コードパターンを変更するなど、意図的な貼付状態の変更が行われていないことが判明している(保障されている)改ざん防止ラベルを意味しており、これは換言すると、被着体への貼付前から構成が変化していない改ざん防止ラベルのことである。
これに対して、切れ込みを境にしてコードパターンにずれが生じていることにより、最新情報が初期情報とは異なれば、改ざん防止ラベルは被着体から取り外されて、再利用されていると判定できる。
Claims (2)
- 被着体に貼付して使用し、貼付した被着体から取り外した後、再度被着体に貼付して使用した再利用の有無を判定可能な改ざん防止ラベルであって、
粘着剤層及び基材が積層され、前記基材の前記粘着剤層側とは反対側の表面に、コードパターンが設けられてなり、
前記基材は、その厚さ方向において複数層に分離しないものであり、
上方から見下ろしたときに、前記改ざん防止ラベルの周縁部のうち、異なる二点間を結んで、前記コードパターンを二以上の領域に分断するように、前記粘着剤層及び基材、又は前記粘着剤層、基材及びコードパターンに、連続する切れ込みが設けられ、貼付した被着体から前記改ざん防止ラベルを取り外したときに、前記切れ込みを境にして前記コードパターンに不可逆的なずれが生じるようにされていることを特徴とする改ざん防止ラベル。 - 請求項1に記載の改ざん防止ラベルを、前記粘着剤層を介して被着体に貼付し、
前記被着体へ貼付前又は貼付直後の前記改ざん防止ラベルのコードパターンから取得した初期情報と、前記初期情報取得後に、被着体上のコードパターンから取得した最新情報とを比較して、前記最新情報が前記初期情報と同じである場合には、前記改ざん防止ラベルは再利用されていないと判定し、前記切れ込みを境にして前記コードパターンにずれが生じていることにより、前記最新情報が前記初期情報と異なる場合には、前記改ざん防止ラベルは再利用されていると判定することを特徴とする、改ざん防止ラベルの再利用有無の判定方法。
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