JP2016027071A - 光ラジカル重合開始剤 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の化合物は、下記一般式(1)で表される9,10−ジオキソ−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物である。
次に、上記一般式(1)で表される9,10−ジオキソ−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物の製造方法について説明する。本発明の9,10−ジオキソ−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物は、下記一般式(6)で表されるジヒドロキシ−9,10−アントラキノン化合物と炭酸エステル化剤を塩基性化合物の存在下に反応させることにより得られる。原料として用いられるジヒドロキシ−9,10−アントラキノン化合物としては、1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)、1,4−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(キニザリン)、1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アントラフィン)、1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン等が挙げられる。
本発明の上記一般式(1)で表される9,10−ジオキソ−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物は光ラジカル重合反応において重合開始能を有するので、光ラジカル重合開始剤として用いることができる。
本発明の9,10−ジオキソ−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物を含有する光ラジカル重合開始剤とラジカル重合性化合物とを混合することにより、ラジカル重合性組成物とすることができる。当該ラジカル重合性組成物は、波長が335nmから400nmの光を含むエネルギー線を照射することにより、容易に光重合させることができる。
本発明の9,10−ジオキソ−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物を含有するラジカル重合性組成物は、波長が335nmから400nmの光を含むエネルギー線を照射することにより、容易に光重合させることができる。光重合は、フィルム状で行うこともできるし、塊状に硬化させることもできる。フィルム状に重合させる場合は、当該ラジカル重合性組成物を液状にし、例えばポリエステルフィルムまたはタックフィルムなどの基材上に、例えばバーコーターなどを用いてラジカル重合性組成物を塗布し、波長が335nmから400nmの光を含むエネルギー線を照射して重合させることができる。
光重合において、フィルム状で重合させる場合に用いられる基材としては例えば、ポリエステル、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリビニルアルコール(PVA)等のフィルム、紙、アルミ箔、金属等が主に用いられるが特に限定されない。当該基材に用いるフィルムの膜厚は、通常100μm未満の膜厚のものを使用する。本発明のラジカル重合性組成物を基材に塗布して得られる塗膜の膜厚を調整するために使用するバーコーターは特に指定しないが、膜厚が1μm以上100μm未満に調整できるバーコーターを使用することが好ましい。一方、スピンコーティング法やスクリーン印刷法により、さらに薄い膜厚あるいは厚い膜厚にして塗布することもできる。
また、本発明のラジカル重合性組成物をフィルム状で重合させるときは、酸素存在下では酸素阻害のためフィルム表面のべたつきがなかなか取れず、光ラジカル重合開始剤の大量添加が必要となる。よって酸素非存在下で重合させることが望ましい。具体的な重合方法としては、窒素ガス、ヘリウムガス等の不活性ガス雰囲気下で重合させる方法がある。また、タックフィルムまたはポリエチレンフィルム等で塗布したラジカル重合性組成物を覆った後に、ラジカル重合させる方法も有効である。
このようにして調製したラジカル重合性組成物からなる塗膜に、波長が335nmから400nmまでの範囲の光を含むエネルギー線を1〜2000mW/cm2程度の強さで光照射することにより、重合物を得ることができる。用いる照射源としては、395nmの光を中心波長とする紫外LED、385nmの光を中心波長とする紫外LED、375nmの光を中心波長とする紫外LED又は365nmの光を中心波長とする紫外LEDが好ましい。その他の照射源としては、フュージョン社製のD−バルブ、V−バルブ等の無電極ランプや、キセノンランプ、ブラックライト、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等も使用することができる。また、太陽光によっても重合させることができる。
本発明のラジカル重合性組成物が重合したかどうかを判定する方法としては、例えばタック・フリー・テスト(指触テスト)が挙げられる。すなわち、ラジカル重合性組成物に光を照射すると、硬化して組成物のタック(べたつき)がなくなるため、光を照射してからタック(べたつき)がなくなるまでの時間を測定することにより、光重合時間を測定することができる。
(1)融点:ゲレンキャンプ社製の融点測定装置、型式MFB−595(JIS K0064に準拠)
(2)赤外線(IR)分光光度計:日本分光社製、型式IR−810
(3)核磁気共鳴装置(NMR):日本電子社製、型式GSX FT NMR Spect orometer
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸メチル1.41g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド12gに加え、エンジ色の溶液とした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて赤紫色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、肌色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセンの肌色粉末1.70gを得た。原料の1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)に対する単離収率は95モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1784,1765,1673,1226,1182,929,830,755,726,709.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=3.96(s,3H),4.02(s,3H),7.72(d,J=9Hz,1H),7.75−7.82(m,2H),8.20−8.30(m,2H),8.34(d,J=9Hz,1H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸エチル1.63g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド12gに加え、エンジ色の溶液とした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて赤紫色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、肌色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,2−ビス(エトキシカルボニルオキシ)アントラセンの肌色粉末1.75gを得た。原料の1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)に対する単離収率は91モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1775,1768,1675,1221,1180,1095,1004,965,816,701.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=1.38(t,J=8Hz,3H),1.45(t,J=8Hz,3H),4.35(q,J=8Hz,2H),4.40(q,J=8Hz,2H),7.70(d,J=9Hz,1H),7.73−7.79(m,2H),8.19−8.27(m,2H),8.30(d,J=9Hz,1H)
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸n−プロピル1.84g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド12gに加え、エンジ色の溶液とした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて赤紫色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、肌色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,2−ビス(n−プロポキシカルボニルオキシ)アントラセンの肌色粉末1.67gを得た。原料の1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)に対する単離収率は81モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1776,1754,1676,1587,1282,1216,1179,1072,1044,980,927,897,856,829,792,773,754,727,712,702,666,616.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=0.99(t,J=8Hz,3H),1.04(t,J=8Hz,3H),1.71−1.89(m,4H),4.24(t,J=8Hz,2H),4.31(t,J=8Hz,2H),7.70(d,J=9Hz,1H),7.72−7.79(m,2H),8.19−8.26(m,2H),8.30(d,J=9Hz,1H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸i−プロピル1.84g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド12gに加え、エンジ色の溶液とした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて赤紫色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、肌色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,2−ビス(i−プロポキシカルボニルオキシ)アントラセンの肌色粉末1.88gを得た。原料の1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)に対する単離収率は91モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1782,1755,1671,1257,1239,1221,1193,1178,1158,1146,1096,1058,870.854,803,797,776,752,739,711.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=1.35(d,J=8Hz,6H),1.42(d,J=8Hz,6H),4.94−5.10(m,2H),7.69(d,J=9Hz,1H),7.71−7.80(m,2H),8.18−8.26(m,2H),8.29(d,J=9Hz,1H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸i−ブチル2.05g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド12gに加え、エンジ色の溶液とした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて赤紫色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、肌色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,2−ビス(i−ブトキシカルボニルオキシ)アントラセンの肌色粉末1.67gを得た。原料の1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)に対する単離収率は76モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1769,1675,1588,1330,1218,1179,1106,1069,990,947,933,837,818,799,781,758,708.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=0.98(d,J=8Hz,6H),1.02(d,J=8Hz,6H),1.99−2.08(m,1H),2.08−2.16(m,1H),4.06(d,J=8Hz,2H),4.12(d,J=8Hz,2H),7.69(d,J=9Hz,1H),7.73−7.80(m,2H),8.19−8.27(m,2H),8.31(d,J=9Hz,1H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸アリル1.80g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド12gに加え、エンジ色の溶液とした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて赤紫色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、肌色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,2−ビス(アリルオキシカルボニルオキシ)アントラセンの肌色粉末1.77gを得た。原料の1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)に対する単離収率は87モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1762,1675,1269,1218,1181,1105,1068,974,937,907,888,823,761,703.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=4.78(d,J=8Hz,2H),4.84(d,J=8Hz,2H),5.34(d,J=10Hz,2H),5.45(d,J=14Hz,1H),5.49(d,J=14Hz,1H),5.91−6.11(m,2H),7.71(d,J=9Hz,1H),7.72−7.82(m,2H),8.19−8.29(m,2H),8.31(d,J=9Hz,1H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)0.48g(2ミリモル)、クロロ炭酸フェニル0.94g(6ミリモル)をジメチルアセトアミド7gに加え、エンジ色の溶液とした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン0.5g(5ミリモル)のジメチルアセトアミド1g溶液を加えた。全量加えて赤紫色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水20gに投入し、肌色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,2−ビス(フェノキシカルボニルオキシ)アントラセンの肌色粉末0.78gを得た。原料の1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(アリザリン)に対する単離収率は81モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1775,1673,1591,1327,1233,1217,1197,1167,1148,1066,1042,1020,1005,982,975,883,790,746,721,707,684,656,638,507,498.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=7.22−7.31(m,4H),7.37−7.47(m,6H),7.75−7.82(m,2H),7.85(d,J=9Hz,1H),8.22−8.32(m,2H),8.37(d,J=9Hz,1H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸メチル1.42g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド12gに加え、黄緑色のスラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて薄茶色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、黄緑色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,5−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセンの黄緑色粉末1.32gを得た。原料の1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンに対する単離収率は74モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1746,1671,1591,1433,1287,1266,1237,1186,947,821,784,703.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=.4.00(s,6H),7.49(d,J=9Hz,2H),7.78(d,J=9Hz,2H),8.23(d,J=9Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸エチル1.63g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド12gに加え、黄緑色のスラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて薄茶色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、黄緑色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,5−ビス(エトキシカルボニルオキシ)アントラセンの黄緑色粉末1.65gを得た。原料の1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンに対する単離収率は86モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1753,1667,1287,1259,1214,1189,1027,971,843,822,761,702,408.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=1.48(t,J=8Hz,6H),4.42(q,J=8Hz,4H),7.50(d,J=9Hz,2H),7.80(t,J=9Hz,2H),8.23(d,J=9Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸n−プロピル1.84g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド12gに加え、黄緑色のスラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて薄茶色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、灰色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,5−ビス(n−プロポキシカルボニルオキシ)アントラセンの灰色粉末1.58gを得た。原料の1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンに対する単離収率は76モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1750,1671,1591,1311,1285,1261,1223,1188,1075,1040,1013,963,850,822,757,701,408.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=1.04(t,J=8Hz,6H),1.76−1.89(m,4H),4.29(t,J=8Hz,4H),7.46(d,J=9Hz,2H),7.75(t,J=9Hz,2H),8.21(d,J=9Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸i−プロピル1.84g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド12gに加え、黄緑色のスラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて薄茶色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、灰色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,5−ビス(i−プロポキシカルボニルオキシ)アントラセンの灰色粉末1.81gを得た。原料の1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンに対する単離収率は88モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1747,1672,1591,1284,1263,1222,1186,1104,1069,1001,933,912,873,831,818,762,717,701,408.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=1.51(d,J=8Hz,12H),4.99−5.13(m,2H),7.51(d,J=9Hz,2H),7.80(t,J=9Hz,2H),8.24(d,J=9Hz,2H)
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸i−ブチル2.05g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド12gに加え、黄緑色のスラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて薄茶色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、灰色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,5−ビス(i−ブトキシカルボニルオキシ)アントラセンの灰色粉末1.67gを得た。原料の1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンに対する単離収率は76モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1769,1757,1666,1592,1324,1285,1212,1187,1107,1095,1013,971,954,853,820,786,756,707,403.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=1.04(d,J=8Hz,12H),2.07−2.22(m,2H),4.12(d,J=8Hz,4H),7.48(d,J=9Hz,2H),7.78(t,J=9Hz,2H),8.22(d,J=9Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸アリル1.80g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド12gに加え、黄緑色のスラリーとした。 次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて薄茶色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、灰色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,5−ビス(アリルオキシカルボニルオキシ)アントラセンの灰色粉末1.55gを得た。原料の1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンに対する単離収率は76モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1751,1671,1591,1446,1284,1255,1213,1189,1174,1086,1020,996,957,938,902,849,822,786,762,719,710,701,408.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz): δ=4.85(d,J=8Hz,4H),5.38(d,J=10Hz,2H),5.51(d、J=14Hz,2H),6.01−6.16(m,2H),7.51(d,J=9Hz,2H),7.78(t,J=9Hz,2H),8.24(d,J=9Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸フェニル2.51g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド12gに加え、黄緑色のスラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて薄茶色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、灰色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,5−ビス(フェノキシカルボニルオキシ)アントラセンの灰色粉末1.85gを得た。原料の1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンに対する単離収率は77モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1731,1671,1588,1278,1255,1186,1173,1087,1079,1065,1012,865,848,813,785,772,698,682.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=7.27−7.37(m、2H),7.37−7.56(m,8H),7.58−7.68(m,2H),7.58−7.68(m,2H),7.82−7.93(m,2H),8.31−8.42(m,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,4−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(キニザリン)0.96g(4ミリモル)、クロロ炭酸メチル0.94g(10ミリモル)をメチルアセトアミド10gに加え、朱色スラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.0g(10ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。直ぐに朱色が消えて、薄き色のスラリーとなった。室温で30分攪拌後、得られた反応物を水50gに投入し、黄色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,4−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセンの薄黄色粉末1.35gを得た。原料のキニザリンに対する単離収率は95モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1773,1672,1588,1432,1322,1273,1209,939,862,850,760,710,553.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=4.01(s,6H),7.52(s,2H),7.76(dd,J1=9Hz,J2=2Hz,2H),8.20(dd,J1=9Hz,J2=2Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,4−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(キニザリン)0.96g(4ミリモル)、クロロ炭酸エチル1.08g(10ミリモル)をメチルアセトアミド10gに加え、朱色スラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.0g(10ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。直ぐに朱色が消えて、薄き色のスラリーとなった。室温で30分攪拌後、得られた反応物を水50gに投入し、黄色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,4−ビス(エトキシカルボニルオキシ)アントラセンの薄黄色粉末1.51gを得た。原料のキニザリンに対する単離収率は98モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):3070,2990,1751,1677,1590,1371,1271,1207,974,858,797,766,705,556.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=1.47(t,J=8Hz,6H),4.20(q,J=8Hz,4H),7.51(s,2H),7.74(dd,J1=9Hz,J2=2Hz,2H),8.19(dd,J1=9Hz,J2=2Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,4−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(キニザリン)0.96g(4ミリモル)、クロロ炭酸n−プロピル1.22g(10ミリモル)をメチルアセトアミド10gに加え、朱色スラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.0g(10ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。直ぐに朱色が消えて、薄き色のスラリーとなった。室温で30分攪拌後、得られた反応物を水50gに投入し、黄色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,4−ビス(n−プロポキシカルボニルオキシ)アントラセンの薄黄色粉末1.61gを得た。原料のキニザリンに対する単離収率は97モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):2970,2940,1751,1675,1270,1207,1074,925,856,702,556.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=1.08(t,J=8Hz,6H),1.80−1.92(m,4H),4.33(t,J=8Hz,4H),7.54(s,2H),7.76(dd,J1=9Hz,J2=2Hz,2H),8.20(dd,J1=9Hz,J2=2Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,4−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(キニザリン)0.96g(4ミリモル)、クロロ炭酸i−プロピル1.22g(10ミリモル)をメチルアセトアミド10gに加え、朱色スラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.0g(10ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。直ぐに朱色が消えて、薄き色のスラリーとなった。室温で30分攪拌後、得られた反応物を水50gに投入し、黄色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,4−ビス(i−プロポキシカルボニルオキシ)アントラセンの薄黄色粉末1.64gを得た。原料のキニザリンに対する単離収率は100モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1751,1671,1560,1320,1273,1212,1104,914,856,712,555.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=1.48(d,J=8Hz,12H),5.00−5.11(m,2H),7.52(s,2H),7.85(dd,J1=9Hz,J2=2Hz,2H),8.20(dd,J1=9Hz,J2=2Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,4−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(キニザリン)0.96g(4ミリモル)、クロロ炭酸i−ブチル1.36g(10ミリモル)をメチルアセトアミド10gに加え、朱色スラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.0g(10ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。直ぐに朱色が消えて、薄き色のスラリーとなった。室温で30分攪拌後、得られた反応物を水50gに投入し、黄色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,4−ビス(i−ブトキシカルボニルオキシ)アントラセンの薄黄色粉末1.60gを得た。原料のキニザリンに対する単離収率は91モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1753,1674,1590,1261,1208,1171,1070,954,927,799,760,732,559.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=1.06(d,J=8Hz,12H),2.10−2.21(m,2H),4.13(d,J=8Hz,4H),7.54(s,2H),7.76(dd,J1=9Hz,J2=2Hz,2H),8.20(dd,J1=9Hz,J2=2Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,4−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(キニザリン)0.96g(4ミリモル)、クロロ炭酸アリル1.21g(10ミリモル)をメチルアセトアミド10gに加え、朱色スラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.0g(10ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。直ぐに朱色が消えて、薄き色のスラリーとなった。室温で30分攪拌後、得られた反応物を水50gに投入し、黄色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,4−ビス(アリルオキシカルボニルオキシ)アントラセンの薄黄色粉末1.57gを得た。原料のキニザリンに対する単離収率は96モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1756,1672,1588,1320,1282,1259,1205,988,850,750,551.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=4.84(d,J=8Hz,4H),5.37(d,J=12Hz,2H),5.51(d,J=17Hz,2H),6.03−6.12(m,2H),7.54(s,2H),7.76(dd、J1=9Hz,J2=1.5Hz,2H),8.20(dd、J1=9Hz,J2=1.5Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,4−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン(キニザリン)0.96g(4ミリモル)、クロロ炭酸フェニル1.57g(10ミリモル)をメチルアセトアミド10gに加え、朱色スラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.0g(10ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。直ぐに朱色が消えて、薄き色のスラリーとなった。室温で30分攪拌後、得られた反応物を水50gに投入し、黄色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,4−ビス(フェノキシカルボニルオキシ)アントラセンの薄黄色粉末1.85gを得た。原料のキニザリンに対する単離収率は96モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1768,1671,1588,1492,1264,1180,1172,1159,935,858,729,708,685,562,494.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=7.25−7.31(m,2H),7.40−7.47(m,8H),7.66(s,2H),7.78(dd、J1=9Hz,J2=1.5Hz,2H),8.27(dd、J1=9Hz,J2=1.5Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン0.48g(2ミリモル)、クロロ炭酸メチル0.47g(5ミリモル)をジメチルアセトアミド7gに加え、橙色のスラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン0.5g(5ミリモル)のジメチルアセトアミド1g溶液を加えた。全量加えて薄黄色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、薄黄色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,8−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセンの薄黄色粉末0.66gを得た。原料の1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンに対する単離収率は92モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1776,1759,1673,1440,1325,1274,1256,1223,1211,1159,949,923,801,707.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=3.96(s,6H),7.49(d,J=9Hz,2H),7.77(t,J=9Hz,2H),8.22(d,J=9Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸エチル1.63g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド14gに加え、橙色のスラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて薄黄色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、薄黄色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,8−ビス(エトキシカルボニルオキシ)アントラセンの薄黄色粉末1.90gを得た。原料の1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンに対する単離収率は99モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1765,1758,1677,1665,1590,1321,1269,1210,1156,1117,1060,1025,948,887,852,821,800,759715,615,405.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=1.47(t,J=8Hz,6H),4.38(q,J=8Hz,4H),7.50(d,J=9Hz,2H),7.78(t,J=9Hz,2H),8.23(d,J=9Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸n−プロピル1.84g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド14gに加え、橙色のスラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて薄黄色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、薄黄色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,8−ビス(n−プロポキシカルボニルオキシ)アントラセンの薄黄色粉末2.00gを得た。原料の1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンに対する単離収率は97モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1759,1669,1590,1315,1270,1210,1159,1089,1077,950,927,915,887,837,811,798,763,714,703,401.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=1.02(t,J=8Hz,6H),1.75−1.83(m,4H),4.25(t,J=8Hz,4H),7.46(d,J=9Hz,2H),7.75(t,J=9Hz,2H),8.21(d,J=9Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸i−プロピル1.84g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド14gに加え、橙色のスラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて薄黄色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、薄黄色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,8−ビス(i−プロポキシカルボニルオキシ)アントラセンの薄黄色粉末2.00gを得た。原料の1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンに対する単離収率は97モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1748,1676,1665,1591,1318,1273,1251,1219,1210,1160,1103,1061,926,911,871,846,796,716,412.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=1.46(d,J=8Hz,12H),4.94−5.04(m,2H),7.48(d,J=9Hz,2H),7.75(t,J=9Hz,2H),8.22(d,J=9Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸i−ブチル2.05g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド14gに加え、橙色のスラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて薄黄色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、薄黄色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,8−ビス(i−ブトキシカルボニルオキシ)アントラセンの薄黄色粉末2.05gを得た。原料の1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンに対する単離収率は93モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1758,1670,1592,1324,1273,1209,1154,1093,1070,966,857,840,822,799,753,713,404.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=1.03(d,J=8Hz,12H),2.05−2.16(m,2H),4.10(d,J=8Hz,4H),7.51(d,J=9Hz,2H),7.77(t,J=9Hz,2H),8.24(d,J=9Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン1.20g(5ミリモル)、クロロ炭酸アリル1.80g(15ミリモル)をジメチルアセトアミド14gに加え、橙色のスラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン1.3g(13ミリモル)のジメチルアセトアミド2g溶液を加えた。全量加えて薄黄色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水40gに投入し、薄黄色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,8−ビス(アリルオキシカルボニルオキシ)アントラセンの薄黄色粉末2.00gを得た。原料の1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンに対する単離収率は98モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1774,1758,1673,1591,1319,1243,1209,1165,1103,1086,1052,1018,998,966,950,913,858,832,820,801,750,713,651,411.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=4.79(d,J=8Hz,4H),5.32(d,J=10Hz,2H),5.47(d,J=14Hz,2H),5.99−6.09(m,2H),7.49(d,J=9Hz,2H),7.78(t,J=9Hz,2H),8.24(d,J=9Hz,2H).
温度計、冷却器付きの100ml三口フラスコ中、窒素雰囲気下、1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン10.48g(2ミリモル)、クロロ炭酸フェニル10.94g(6ミリモル)をジメチルアセトアミド7gに加え、橙色のスラリーとした。次いで、氷水で冷やしながら、トリエチルアミン0.5g(5ミリモル)のジメチルアセトアミド1g溶液を加えた。全量加えて薄黄色のスラリーとなった。室温で1時間攪拌後、得られた反応物を水20gに投入し、薄黄色の沈殿が生じるので、スラリーを吸引ろ過・乾燥し、9,10−ジオキソ−1,8−ビス(フェノキシカルボニルオキシ)アントラセンの薄黄色粉末0.85gを得た。原料の1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンに対する単離収率は89モル%であった。
(2)IR(KBr、cm−1):1769,1671,1592,1321,1267,1236,1217,1196,1183,1163,1154,1046,985,876,779,744,734,706,688,656,508,499,413.
(3)1H−NMR(CDCl3,400MHz):δ=7.17−7.23(m,2H),7.27−7.33(m,4H),7.33−7.38(m,2H),7.60(d,J=9Hz,2H),7.81(t,J=9Hz,2H),8.26(d,J=9Hz,2H).
ラジカル重合性化合物であるペンタエリスリトールテトラアクリレート100重量部に対し、光ラジカル重合開始剤として、合成実施例1と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,4−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセンを1.0重量部添加し、ラジカル重合性組成物を調製した。次に、ポリエステルフィルム(東レ製ルミラー膜厚100μm、ルミラーは東レ株式会社の登録商標)上に調製したラジカル重合性組成物を膜厚が30μmとなるようにバーコーターを使用して塗布した。塗布後、この塗布膜をタックフィルムで覆い、ついで空気雰囲気下、紫外LED(イワサキ社製、中心波長365nm、照射強度20mW/cm2)を用いて光照射したところ、硬化していることを確認した。タックフリータイムは1.5秒であった。30μmという膜厚でも十分高速に硬化していることがわかる。
9,10−ジオキソ−1,4−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例2と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,2−ビス(エトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例1と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは1.2秒であった。
9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例3と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,2−ビス(n−プロポキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例1と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは1.5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例5と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,2−ビス(i−ブトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例1と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは1.5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例6と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,2−ビス(アリルオキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例1と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは1.3秒であった。
9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例7と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,2−ビス(フェノキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例1と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは1.3秒であった。
ラジカル重合性化合物であるペンタエリスリトールテトラアクリレート100重量部に対し、光ラジカル重合開始剤として、合成実施例8と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,5−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセンを1.0重量部添加し、ラジカル重合性組成物を調製した。次に、ポリエステルフィルム(東レ製ルミラー膜厚100μm、ルミラーは東レ株式会社の登録商標)上に調製したラジカル重合性組成物を膜厚が30μmとなるようにバーコーターを使用して塗布した。塗布後、この塗布膜をタックフィルムで覆い、ついで空気雰囲気下、紫外LED(イワサキ社製、中心波長365nm、照射強度20mW/cm2)を用いて光照射したところ、硬化していることを確認した。タックフリータイムは0.5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,4−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例10と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,5−ビス(n−プロポキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例7と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは0.4秒であった。
9,10−ジオキソ−1,5−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例12と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,5−ビス(i−ブトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例7と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは0.4秒であった。
9,10−ジオキソ−1,5−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例13と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,5−ビス(アリルオキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例7と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは0.7秒であった。
ラジカル重合性化合物であるペンタエリスリトールテトラアクリレート100重量部に対し、光ラジカル重合開始剤として、合成実施例16と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,4−ビス(エトキシカルボニルオキシ)アントラセンを1.0重量部添加し、ラジカル重合性組成物を調製した。次に、ポリエステルフィルム(東レ製ルミラー膜厚100μm、ルミラーは東レ株式会社の登録商標)上に調製したラジカル重合性組成物を膜厚が30μmとなるようにバーコーターを使用して塗布した。塗布後、この塗布膜をタックフィルムで覆い、ついで空気雰囲気下、紫外LED(イワサキ社製、中心波長365nm、照射強度20mW/cm2)を用いて光照射したところ、硬化していることを確認した。タックフリータイムは1.5秒であった。30μmという膜厚でも十分高速に硬化していることがわかる。
9,10−ジオキソ−1,4−ビス(エトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例20と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,4−ビス(アリルオキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例11と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは1.5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,4−ビス(エトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例19と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,4−ビス(i−ブトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例11と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは1.5秒であった。
ラジカル重合性化合物であるペンタエリスリトールテトラアクリレート100重量部に対し、光ラジカル重合開始剤として、合成実施例22と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,8−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセンを1.0重量部添加し、ラジカル重合性組成物を調製した。次に、ポリエステルフィルム(東レ製ルミラー膜厚100μm、ルミラーは東レ株式会社の登録商標)上に調製したラジカル重合性組成物を膜厚が30μmとなるようにバーコーターを使用して塗布した。塗布後、この塗布膜をタックフィルムで覆い、ついで空気雰囲気下、紫外LED(イワサキ社製、中心波長365nm、照射強度20mW/cm2)を用いて光照射したところ、硬化していることを確認した。タックフリータイムは4秒であった。30μmという膜厚でも十分高速に硬化していることがわかる。
9,10−ジオキソ−1,4−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例23と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,8−ビス(エトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例14と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは4秒であった。
9,10−ジオキソ−1,8−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例24と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,8−ビス(n−プロポキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例14と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは4.5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,8−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例26と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,8−ビス(i−ブトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例14と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは6秒であった。
9,10−ジオキソ−1,8−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例27と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,4−ビス(アリルオキキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例14と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは4.5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部をダロキュア1173、1.0重量部とすること以外は、評価実施例1と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは4.5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部をイルガキュア184、1.0重量部とすること以外は、評価実施例1と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは3.5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部をイルガキュア651、1.0重量部とすること以外は、評価実施例1と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは1.5秒であった。
ラジカル重合性化合物であるペンタエリスリトールテトラアクリレート100重量部に対し、光ラジカル重合開始剤として、合成実施例1と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセンを1.0重量部添加し、ラジカル重合性組成物を調製した。次に、ポリエステルフィルム(東レ製ルミラー膜厚100μm、ルミラーは東レ株式会社の登録商標)上に調製したラジカル重合性組成物を膜厚が30μmとなるようにバーコーターを使用して塗布した。塗布後、この塗布膜をタックフィルムで覆い、ついで空気雰囲気下、紫外LED(Phoseon社製、中心波長395nm、照射強度50mW/cm2)を用いて光照射したところ、硬化していることを確認した。タックフリータイムは1.5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例2と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,2−ビス(エトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例19と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは2.0秒であった。
9,10−ジオキソ−1,4−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例3と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,2−ビス(n−プロポキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例19と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは1.7秒であった。
9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例5と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,2−ビス(i−ブトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例19と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは1.0秒であった。
9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例6と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,2−ビス(アリルオキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例19と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは1.5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例7と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,2−ビス(フェノキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例19と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは1.8秒であった。
ラジカル重合性化合物であるペンタエリスリトールテトラアクリレート100重量部に対し、光ラジカル重合開始剤として、合成実施例8と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,5−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセンを1.0重量部添加し、ラジカル重合性組成物を調製した。次に、ポリエステルフィルム(東レ製ルミラー膜厚100μm、ルミラーは東レ株式会社の登録商標)上に調製したラジカル重合性組成物を膜厚が30μmとなるようにバーコーターを使用して塗布した。塗布後、この塗布膜をタックフィルムで覆い、ついで空気雰囲気下、紫外LED(Phoseon社製、中心波長395nm、照射強度50mW/cm2)を用いて光照射したところ、硬化していることを確認した。タックフリータイムは0.5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,5−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例10と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,5−ビス(n−プロポキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例25と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは0.4秒であった。
9,10−ジオキソ−1,5−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例12と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,5−ビス(i−ブトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例25と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは0.5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,5−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例13と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,5−ビス(アリルオキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例25と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは1.0秒であった。
ラジカル重合性化合物であるペンタエリスリトールテトラアクリレート100重量部に対し、光ラジカル重合開始剤として、合成実施例16と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,4−ビス(エトキシカルボニルオキシ)アントラセンを1.0重量部添加し、ラジカル重合性組成物を調製した。次に、ポリエステルフィルム(東レ製ルミラー膜厚100μm、ルミラーは東レ株式会社の登録商標)上に調製したラジカル重合性組成物を膜厚が12μmとなるようにバーコーターを使用して塗布した。塗布後、この塗布膜をタックフィルムで覆い、ついで空気雰囲気下、紫外LED(Phoseon社製、中心波長395nm、照射強度50mW/cm2)を用いて光照射したところ、硬化していることを確認した。タックフリータイムは3.0秒であった。照射強度50mW/cm2というような弱い照射強度でもタックフリータイム3.0秒と硬化速度が速いことがわかる。
9,10−ジオキソ−1,4−ビス(エトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例20と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,4−ビス(アリルオキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例29と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは2.5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,4−ビス(エトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例19と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,4−ビス(i−ブトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例29と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは2.5秒であった。
ラジカル重合性化合物であるペンタエリスリトールテトラアクリレート100重量部に対し、光ラジカル重合開始剤として、合成実施例22と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,8−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセンを1.0重量部添加し、ラジカル重合性組成物を調製した。次に、ポリエステルフィルム(東レ製ルミラー膜厚100μm、ルミラーは東レ株式会社の登録商標)上に調製したラジカル重合性組成物を膜厚が30μmとなるようにバーコーターを使用して塗布した。塗布後、この塗布膜をタックフィルムで覆い、ついで空気雰囲気下、紫外LED(Phoseon社製、中心波長395nm、照射強度50mW/cm2)を用いて光照射したところ、硬化していることを確認した。タックフリータイムは5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,4−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例23と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,8−ビス(エトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例32と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは7秒であった。
9,10−ジオキソ−1,8−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例24と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,8−ビス(n−プロポキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例32と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは7秒であった。
9,10−ジオキソ−1,8−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例26と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,8−ビス(i−ブトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例32と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは6秒であった。
9,10−ジオキソ−1,8−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例27と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,4−ビス(アリルオキキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例32と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは7秒であった。
9,10−ジオキソ−1,8−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を合成実施例28と同様の方法で得た9,10−ジオキソ−1,8−ビス(フェノキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部とすること以外は、評価実施例32と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは5秒であった。
9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部をダロキュア1173、1.0重量部とすること以外は、評価実施例19と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは150秒であった。
9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部をイルガキュア184、1.0重量部とすること以外は、評価実施例19と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは70秒であった。
9,10−ジオキソ−1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)アントラセン1.0重量部を2,2’−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(商品名イルガキュア651)1.0重量部とすること以外は、評価実施例19と全く同様にしてラジカル重合性組成物を調製し、塗布後紫外LED光を照射した。タックフリータイムは19秒であった。
Claims (14)
- 下記一般式(1)で表される9,10−ジオキソ−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物。
(上記一般式(1)において、Rは炭素数1〜8のアルキル基、アリル基又は炭素数6〜10のアリール基のいずれかを示す。) - 下記一般式(2)で表される9,10−ジオキソ−1,2−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物。
(上記一般式(2)において、Rは炭素数1〜8のアルキル基、アリル基又は炭素数6〜10のアリール基のいずれかを示す。) - 下記一般式(3)で表される9,10−ジオキソ−1,4−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物。
(上記一般式(3)において、Rは炭素数1〜8のアルキル基、アリル基又は炭素数6〜10のアリール基のいずれかを示す。) - 下記一般式(4)で表される9,10−ジオキソ−1,5−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物。
(上記一般式(4)において、Rは炭素数1〜8のアルキル基、アリル基又は炭素数6〜10のアリール基のいずれかを示す。) - 下記一般式(5)で表される9,10−ジオキソ−1,8−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物。
(上記一般式(5)において、Rは炭素数1〜8のアルキル基、アリル基又は炭素数6〜10のアリール基のいずれかを示す。) - 下記一般式(6)で表されるジヒドロキシ−9,10−アントラキノン化合物と、炭酸エステル化剤を反応させることを特徴とする下記一般式(1)で表される9,10−ジオキソ−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物の製造方法。
(上記一般式(1)において、Rは炭素数1〜8のアルキル基、アリル基又は炭素数6〜10のアリール基のいずれかを示す。) - ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン化合物が1,2−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンであることを特徴とする請求項6に記載の9,10−ジオキソ−1,2−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物の製造方法。
- ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン化合物が1,4−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンであることを特徴とする請求項6に記載の9,10−ジオキソ−1,4−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物の製造方法。
- ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン化合物が1,5−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンであることを特徴とする請求項6に記載の9,10−ジオキソ−1,5−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物の製造方法。
- ジヒドロキシ−9,10−アントラキノン化合物が1,8−ジヒドロキシ−9,10−アントラキノンであることを特徴とする請求項6に記載の9,10−ジオキソ−1,8−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物の製造方法。
- 下記一般式(1)で表される9,10−ジオキソ−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物を含有する光ラジカル重合開始剤。
(上記一般式(1)において、Rは炭素数1〜8のアルキル基、アリル基又は炭素数6〜10のアリール基のいずれかを示す。) - 光ラジカル重合開始剤とラジカル重合性化合物を含有するラジカル重合性組成物であって、光ラジカル重合開始剤が下記一般式(1)で表される9,10−ジオキソ−ビス(置換カルボニルオキシ)アントラセン化合物であることを特徴とするラジカル重合性組成物。
(上記一般式(1)において、Rは炭素数1〜8のアルキル基、アリル基又は炭素数6〜10のアリール基のいずれかを示す。) - 請求項12に記載のラジカル重合性組成物に波長335nmから400nmの光を含むエネルギー線を照射することを特徴とするラジカル重合性組成物の重合方法。
- 請求項13に記載のラジカル重合性組成物の重合方法によりラジカル重合性組成物を重合して得られる重合物。
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