JP2016022697A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラスタライズ処理時間に関する見積予測をしなくても、サイクルダウンが生じることを効果的に防止するよう制御することで、トータルとしての印刷時間を短くして生産性を向上させる。
【解決手段】制御部110はサイクルダウン投入時間tsに基づいて、前のページのラスターページデータを転送してから保持部113、114に保持されている次のページのラスターページデータを転送するまでのタイミングを遅らせる遅延処理を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷処理におけるラスタライズ処理を並列に行う複数の演算処理部を備えた画像形成装置に関する。
近年、印刷処理を高速化するために画像形成部の高速化とともに、ページ記述言語で記述された印刷データを、電子写真方式の画像形成装置で印刷可能な画像データ(以下、「ラスターページデータ」という)に変換するラスタライズ処理についても高速で処理することが求められている。
ラスタライズ処理を高速化する技術としては、複数のCPUや、複数のプロセッサ・コアを用いて、同時に複数の演算処理部により並列処理する技術がある。ラスタライズ処理する際に印刷データの各ページに対する処理時間は、印刷データの内容や、処理に係るCPUやプロセッサ・コアの占有率に応じて異なる。そのため、複数のページを連続してラスタライズ処理する場合に、必ずしも同じ間隔でラスタライズ処理が終了するわけではなく、場合によっては偏りが生じることになる。
ところで、画像形成装置においては連続した複数ページの印刷を行う場合に、前のページの画像形成が終了してからも少しの間は、装置内部の各稼動部、例えば感光体ドラムや、給紙搬送ローラ等のエンジン部を動作させ続け、次のページの印刷を即時に開始できるようにしている。しかし、当然ながら動作させ続ける時間に上限を設けており、いわゆるサイクルダウンとして、前のページの印刷が終了してから所定時間以上経過しても次のページの印刷が開始できないような場合には、エンジン部を一旦停止させて、停止状態で次のページの印刷開始ができるようになるのを待つように制御している。
そして一旦、サイクルダウンによりエンジン部が停止した場合に、印刷を再開させるためには、エンジン部の動作開始にともなう準備動作が必要となるために、トータルとしての生産性が低下する場合がある。
このような問題に対して、特許文献1では、バリアブル印刷のようにページ間で再利用可能なデータの有無あるいは多少を判断し、この判断結果に応じて、全ページの印刷データに対してまとめてラスタライズ処理および印刷処理を実行させるか、1ページ毎に逐次、実行させるかを切り替えている。
特開2011−62979号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、再利用可能なデータの有無あるいは多少により、ラスタライズ処理および印刷処理を全ページまとめておこなうか、1ページ毎に逐次行うかを切り替えているため、高精度でラスタライズ処理時間の見積もりを実行しなくてはならない。高精度で見積もりをするためには、ラスタライズ処理時間の予測のために、制御のリソースを消費したり、見積もり処理に時間がかったりすることになる。また、逆にラスタライズ処理時間の見積もり精度が悪い場合には、本来は1ページ毎の逐次をしても問題なかった印刷データに対して、全ページまとめてのラスタライズ処理、印刷処理を実行することで、印刷開始が遅れることで逆に余計に時間がかかるおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ラスタライズ処理時間に関する見積予測をしなくても、サイクルダウンが生じることを効果的に防止するよう制御することで、トータルとしての印刷時間を短くして生産性を向上させることを目的とするものである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)印刷データに対してそれぞれ独立してラスタライズ処理を行ってラスターページデータを生成する複数の演算処理部、および生成されたラスターページデータを保持する保持部、を含む制御部であって、取得した印刷ジョブに含まれる印刷データを解析し、ページ単位の分割した印刷データを前記複数の演算処理部のいずれかに振り分け、該演算処理部によって生成され、前記保持部に保持されたページ単位のラスターページデータをページ順に転送する制御部と、
前記制御部によって転送されたページ単位のラスターページデータに基づいて用紙上に画像を印刷する画像形成部であって、前のページの印刷が終了してからサイクルダウン投入時間が経過しても次のページの印刷を開始できない場合に、内部の稼動ユニットを停止させるサイクルダウンに移行する画像形成部と、を有し、
前記制御部は前記サイクルダウン投入時間に基づいて、前のページのラスターページデータを転送してから前記保持部に保持されている次のページのラスターページデータを転送するまでのタイミングを遅らせる遅延処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記制御部は、前のページの印刷終了時刻、次のページのラスターページデータの転送が終了するまでの見込み時間に基づいて、
前のページの印刷が終了してから前記サイクルダウン投入時間が経過する前に、次ページのラスターページデータの転送が終了するように、前記遅延処理を実行することを特徴とする上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記制御部は、前のページの印刷終了時刻から、前記サイクルダウン投入時間からマージン時間を減算した時間が経過した後であって、前記サイクルダウン投入時間が経過する前に、次ページのラスターページデータの転送が終了するように、前記遅延処理を実行することを特徴とする上記(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記制御部は、
前記保持部に保持されている転送可能なラスターページデータのページ数が、
1ページであれば、前記遅延処理を行い、
複数ページであれば、複数ページのうちの最後のページ以外のラスターページデータに対しては前記遅延処理をせずに順次、前記画像形成部に転送し、前記最後のページに対しては前記遅延処理を行うことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(5)前記制御部は、前記サイクルダウン投入時間の取得を、印刷ジョブを取得する毎に該印刷ジョブの実行を開始する前に行うことを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
本発明によれば、サイクルダウン投入時間に基づいて、前のページのラスターページデータを転送してから前記保持部に保持されている次のページのラスターページデータを転送するまでのタイミングを遅らせる遅延処理を行うことにより、サイクルダウンが生じることを極力防ぎ、引いてはトータルとしての印刷時間を短くして生産性を向上させることが可能となる。
画像形成装置100の概略構成の一例を示す図である。 画像形成装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。 制御部110が実行する制御フロー図である。 制御部110が実行する各ページの印刷終了後に実行される制御フロー図である。 比較例(演算処理部1個)におけるタイミングチャートである。 比較例(演算処理部2個)におけるタイミングチャートである。 実施例(演算処理部2個)におけるタイミングチャートである。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、実施形態に係る画像形成装置100の概略構成の一例を示す図である。図2は、画像形成装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図1に示すように画像形成装置100は、ネットワークNを介して、端末装置200に接続されている。画像形成装置100は、例えば電子写真方式の印刷装置であり、受信した印刷ジョブに基づいてC、M、Y、Kの4色のトナーで形成したフルカラー画像を用紙上に形成する。端末装置200は、例えばPCであり、ユーザーの操作により印刷ジョブ等を画像形成装置100に送信する。
図2に示すように、画像形成装置100は、制御部110、ADF120、スキャナー部130、操作・表示部140、画像形成部150、給紙搬送部160、および後処理部170を備える。
制御部110は、CPU111、CPU112、メモリ113、メモリ114、HDD115、タイマー116、および通信I/F部117を備え、これらは制御部110の内部でバスにより相互に接続されている。
CPU111は、プログラムを実行することで各部の制御ならびに後述するラスタライズ処理等の画像処理を実行する演算処理部として機能する。CPU112は、CPU111と同等の構成を備え、CPU111と並行して画像処理等の処理を実行する。図2に示す例では、制御部110は、2個のCPUを備えているが、これに限られずそれぞれ並列に画像処理等の処理が実行可能な3個以上のCPUを備える構成としてもよい。あるいは1個のCPUの内部に2個または3個以上の演算処理部(コア)を備えたマルチコアプロセッサを適用するのであれば、1個のCPUの構成としてもよい。
メモリ113は、CPU111と協働して各種機能を果たす。具体的には、メモリ113には、HDD115から読み出したアプリケーション等の各種プログラムや、HDD115、通信I/F部117を経由して端末装置200、またはスキャナー部130から読み込まれた各種のデータを一時的に記憶する。そして記憶された各種プログラムをCPU111が処理することで各種のプログラムが実行される。またデータの種類が画像データであれば、CPU111で処理した後、処理後の画像データは、HDD115、あるいは画像形成部150に転送される。
機能の1つとしては、ラスタライズ処理があり、ラスタライズ処理に関するプログラムをメモリ113に展開し、このプログラムを、CPU111で実行する。これによりプリンタ言語で記述された印刷データに対してラスタライズ処理が実行され、ビットマップ形式のラスターイメージデータ(以下、「ラスターページデータ」という)が生成される。生成されたラスターページデータは、保持部として機能するメモリ113に一時的に保持され、保持されたラスターページデータは、CPU111の制御により所定のタイミングで、画像形成部150に転送される。
メモリ114はメモリ113と同等の構成を備え、メモリ113と同様に各種プログラムや各種のデータを記憶し、CPU112と協働して各種機能を果たす。同様に機能の1つには、RIP処理が含まれ、メモリ114はRIP処理により生成されたラスターページデータを保持する保持部としても機能する。
なお、同図においては、メモリ113と、メモリ114は物理的に分離した構成としているが、これに限られず、物理的には1個のメモリで、内部記憶領域を仮想的に複数に分割し、それぞれを複数のCPUの作業領域に割り当てるようにしてもよい。また、この複数領域の分割は、固定的に分割してもよく、動的に分割するようにしてもよい。
HDD115は、各種のアプリケーション、プリンタードライバー、オペレーティング
システムを含む各種プログラムや各種データを格納する大容量かつ不揮発性の記憶装置で
ある。
タイマー116は、暦上の時刻を出力したり、計測を開始してからの経過時間(タイマーカウントアップ)を計測したり、設定時間からの残り時間(タイマーカウントダウン)を計測したりする。
通信I/F部117は、端末装置200等の外部機器とネットワークNを介して通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI、Wi−Fi等の規格が用いられる。また、BlueTooth(登録商標)、赤外線通信、USB通信のためのインターフェースが設けられてもよい。
ADF120は、複数枚の原稿用紙を載置可能であり、載置された原稿用紙を1枚ずつ、スキャナー部130の読取位置に搬送する。スキャナー部130は、ADF120で読取位置に搬送された原稿用紙、あるいはプラテン台上に載置した原稿用紙に対して光源(ランプ)により光を一様に照射し、その反射光を、受光レンズを介しライン状のセンサーに結像させることで読み取りを行って画像信号を出力する。
操作・表示部140は、液晶等のディスプレイと、この液晶に重畳したタッチセンサーや操作ハードキー等で構成され、ユーザーに対して、画像形成装置100の設定状態を表示したり、ユーザーからの設定変更の操作指示を受け付けたりする。
(画像形成部150)
端末装置200から送られてきた印刷ジョブあるいは、スキャナー部130で読み取ることで生成された印刷ジョブに基づいて画像形成を行う。印刷ジョブは、ジョブチケットと印刷データから構成される。ジョブチケットには、用紙サイズ、各印刷データの印刷順序および用紙面へ配置情報や後処理の内容等の各種の印刷設定に関する処理内容が記述されている。印刷データは、PS、PCLなどのプリンタ言語(PDL:page description language)で記述されており、これは端末装置200で、プリンタードライバー等により生成されたものである。
前述したようにHDD115に記憶してあるラスタライズ処理に関するプログラムをメモリ113(あるいはメモリ114)に展開し、このプログラムを、CPU111(あるいはCPU112)で実行する。これによりプリンタ言語で記述された印刷データに対してラスタライズ処理が実行され、ビットマップ形式のラスターページデータに変換される。
制御部110が後述するタイミング制御を行うことで、生成されたラスターページデータはページ順に、所定のタイミングで画像形成部150に送られる。
画像形成部150は、電子写真方式によって画像を形成する。例えば、Y、M、C、Kそれぞれに対応した4個の感光体ドラム、現像部、露光部を有する。そして感光体ドラムに対して、ラスターページデータに基づいて露光部による露光が行われる。これにより感光体ドラムの表面に静電潜像が形成される。この静電潜像を現像部で現像することにより各色に対応したトナー画像が形成される。そして各色を中間転写ドラムで順次重ね、これを給紙搬送部160から搬送されてきた用紙上に転写させる。フルカラーのトナー画像が転写された用紙を定着装置で加熱、加圧することで用紙上にフルカラー画像を印刷することができる。
給紙搬送部160は、複数枚の用紙を収納する用紙トレイと、複数の搬送ローラ(図示せず)を有し、搬送ローラにより用紙トレイ内の用紙を1枚ずつ下流側の画像形成部150、後処理部170に搬送する。なお図1に示す例では給紙搬送部160には3つの用紙トレイが設けられており、画像形成部150や後処理部170までの搬送経路長は、用紙トレイ毎に異なる値となる。
後処理部170では、給紙搬送部160が搬送した、画像が形成された用紙に対して、パンチ処理、ステープル処理、製本化処理等の後処理を実行する。図1において破線矢印は、用紙の搬送経路を表しており、必要に応じて後処理された用紙はジョブチケットの設定(あるいはデフォルト設定)に応じて2つの出力部(排紙トレイ)のいずれかに排紙される。
(サイクルダウン)
画像形成部150では、それぞれのページの印刷が終了する毎にタイマーカウンターを初期化するとともにタイマー計測を開始する。そしてタイマーカウンターが、サイクルダウン投入時間tsが経過した時に、次のページの印刷(画像形成)が開始できない場合には、サイクルダウンに移行する。
ここで、「サイクルダウン投入時間」は、予め画像形成装置10毎に設定されているものであり、基本的には固定値である。また「ページの印刷が終了するタイミング」とは、用紙が機外に排紙されたタイミングである。このタイミングは、例えば用紙の搬送経路の最下流で、出力部の直前にある搬送ローラ(排紙ローラ)の近傍に設置した排紙センサー(図示せず)の検知位置を用紙後端が通過したタイミングである。
「次のページの印刷が開始可能か否か」の判断は、ラスターページの転送が終了していないか否かにより行う。サイクルダウン投入時間が経過した時に、次のラスターページの転送が終了しておらず、印刷が開始可能でない場合には、サイクルダウンに突入(移行)する。
サイクルダウンに突入した場合には、画像形成部150は、内部の稼動ユニットを停止させる処理を行う。具体的には、画像形成終了後に実行される停止シーケンスと同様に、感光体ドラムの帯電電位を帯電前LEDにより消去したり、感光体ドラム、中間転写ベルト、定着装置等の内部の稼動ユニットの回転を停止させたり、定着装置のヒーターへの電力供給を遮断したりする処理を行う。
また、一旦サイクルダウンに突入した場合には、たとえ、その直後に次のページの転送が終了していたとしても、直ぐには印刷を開始することはできない。次のページの転送が終了したタイミングを起点として、復帰処理が開始される。そして復帰処理の開始から次のページの印刷が開始できるようになるまでは「サイクルダウン復帰時間」の経過が必要である。サイクルダウン復帰時間中に、停止処理した各ユニットを再起動させる処理を行う。サイクルダウン復帰時間経過後には直ぐに、転送が完了している次のページの印刷を開始する。
下記の表1は、サイクルダウン投入時間、およびサイクルダウン復帰時間の例である。サイクルダウン投入時間は、画像形成装置毎に異なる値に設定されている場合があり、サイクルダウン復帰時間は、画像形成装置の特性(用紙搬送速度、生産速度)に応じた値になる。
(制御フロー)
次に図3、図4を参照し、画像形成装置で実行される印刷制御処理について説明する。図3、図4は、制御部110が実行する制御フロー図である。
最初に、端末装置200等から印刷ジョブを受信する(S101)。この印刷ジョブには、前述したように印刷設定を記述したジョブチケットと、1または複数ページからなる印刷データが含まれる。なお、この、印刷ジョブはスキャナー部130で読み取って生成した画像データに基づく印刷ジョブであってもよい。以下、図3においては、印刷ジョブの印刷データは、全部でNページであるとして説明する。
続いて、サイクルダウン投入時間tsを取得する(S102)。サイクルダウン投入時間tsは、HDD115に記憶されており、制御部110は、読み出したサイクルダウン投入時間tsをメモリ(メモリ113あるいはメモリ114)に展開する。なお、図3に示す例では、印刷ジョブを受信する毎に行っているが、これに限られず、画像形成装置100の制御部110に電源が供給され制御部110が起動したときに行うようにしてもよい。
次に、受信した印刷データのうち、1ページ目の印刷データに対してラスタライズ処理(図3においては「RIP処理」と表記)を行ってラスターページデータを生成する(S103)。このRIP処理は、2つの演算処理部(CPU)のうち、所定のルールに従って一方の演算処理部により行われる。本実施形態では、奇数ページはCPU111に、偶数ページはCPU112といったように交互に割り当てるようにしているが、これに限られず、処理可能なCPUに順に割り当てるようにしてもよい。
下記の表2は、2つのCPU(演算処理部)で共用し、両CPUでそれぞれ読出し、および書き換え可能な共通テーブルであり、メモリ(メモリ113あるいはメモリ114)に保持されている。共通テーブルに各CPUでのRIP処理の実行状況を記録することで、それぞれのCPUにページ順にRIP処理を割り当てることが可能となる。例えば下記表2の状況であれば、3ページ目まではRIP処理済みであるので、前のページのRIP処理が終了したCPUは、未処理のページのうちで最も番号が小さい4ページ目のRIP処理を開始するとともに、4ページ目のRIP処理状況を「処理中(割り当て済み)」に書き換え、RIP処理が終了した後に「済み」に書き換える。
図3の説明に戻る。CPU111による1ページ目のRIP処理は、メモリ113上で実行され、RIP処理により生成されたラスターページデータはこのメモリ113上に保持される。1ページ目のラスターページデータに対しては、生成され、メモリに保持されると直ぐに画像形成部150への転送処理が開始される。画像形成部150は、転送されたラスターページデータに基づいて用紙に対して印刷を行う(S104)。
ここで図4を参照する。図4の各ページの印刷終了後に実行される制御フローは、制御部110が行う制御ではあるが、図3の制御とは、独立して並行に実行される処理である。RIP処理の終了時刻を予測したり、これによりサイクルダウン突入を保留させたりする制御は行っていない。このため、RIP処理時間の予測を行うためリソースを割り当てたり、この処理のために印刷開始を待たせたりする必要はない。なお、画像形成部150を制御する制御部110とは独立したプリンタ制御部を設け、図4の制御を当該プリンタ制御部が実行するようにしてもよい。
図4のステップS201においては、n−1ページ目の印刷が終了した場合には、タイマー116が出力した現在の時刻を、印刷終了時刻としてメモリ113(あるいはメモリ114)に保持するとともに、サイクルダウン投入時間tsに関するタイマーカウントをリセットし、タイマーカウンターのカウントを開始する。
そして、タイマーがサイクルダウン投入時間tsを上回ったか、つまり前のページ(n―1)の印刷が終了してからサイクルダウン投入時間tsが経過したか否かを判定し(S202)、次のページ(n)の印刷が開始される前(S203:NO)にサイクルダウン投入時間tsを経過した場合には(S202:YES)、サイクルダウンを開始する(S204)。
一方で、サイクルダウン投入時間tsが経過する前に、次のページ(n)の印刷が開始された場合には、(S203:YES)、図4の制御フローは一旦、終了する(エンド)。そして当該ページの印刷終了に伴い、S201からの制御を再び開始する。
図3の説明に戻る。図4のような制御により各ページの印刷が終了する度に、印刷終了時刻が記憶される(S105)。
S111からS119は、全ページ数Nのうち、2〜N―1ページ目までの間で実行されるループ処理であり、変数nの初期値は2、終値はN―1である。n〜N―1ページ目まで、ページ順に順次RIP処理を実行する(S112)。RIP処理を実行するCPU(演算処理部)としては、例えば奇数ページはCPU111が、偶数ページはCPU112が実行するように振り分ける。
それぞれのCPUは、RIP処理が終了した場合には、作成したラスターページデータ(図3においては「RIPデータ」と表記)を順次「保持部」として機能するメモリ(メモリ113またはメモリ114のこと、以下同様)に保持する(S113)。またこのとき共通テーブル(表2参照)のRIP処理状況を更新する。
続いて、制御部110はメモリにnページ目と、n+1ページ目が保持されているかを判断し(S114,S115)、両方保持されていると判断した場合(ともにYES)には、nページ目のラスターページデータをメモリから画像形成部150に転送し、印刷を実行させ、印刷終了時刻を記憶する(S117、S118)。保持されているか否かの確認は、各メモリ(メモリ113、114)にラスターページデータが保持されているかを直接確認するようにしてもよく、表2のようなRIP処理状況を記録した共通テーブルを用いて判断するようにしてもよい。
一方で、メモリにn+1ページ目が保持されていない場合には(S115:NO)、ステップS116に示すサイクルダウンに移行する頻度を低減するための「遅延処理」を実行する。具体的には、画像形成装置100がサイクルダウンに移行しないように(図4のステップS202:YES)、サイクルダウン投入時間tsが経過する直前に、nページ目の印刷処理が開始できるようなタイミングでnページのラスターページデータの転送処理を開始する。具体的には、前のページ(n−1)の印刷終了時刻から所定時間(ts−α)が経過するまでは(S116:NO)、nページ目のラスターページデータの転送、印刷処理は保留し、メモリに保持し続ける。そして、前のページ(n−1)の印刷終了時刻から所定時間(ts−α)が経過するのを待ってから(S116:YES)、nページ目のラスターページデータの転送、印刷処理を開始する(S117)。
この所定時間(ts−α)は、サイクルダウン投入時間tsが経過する時間に対して一定時間αを差し引いたものである。この一定時間は、次のページのラスターページデータの転送を開始してから、印刷処理が開始できるような時間、つまり1ページの転送時間に、転送等の処理速度のばらつきを考慮した一定のマージン時間を加えた時間にしている。例えば1ページのラスターページデータの転送を開始してから終了するまでの見込み転送時間が0.5sec、マージン時間を0.1secであれば一定時間αはこの合計の0.6secとなる。表1にあるように、サイクルダウン投入時間tsが2.0secであれば所定時間(ts-α)は1.4sec(=2.0−0.6)となる。なお、転送時間は、ラスターページデータのデータサイズに応じて、高精度で見積もることが可能であり、このデータサイズは、解像度が一定であれば用紙サイズ(面積)に比例する。本実施形態においては、HDD115に記憶している対応表を用いて使用する用紙サイズに応じた見込み転送時間を適用している。
以上のループ処理(S111−S119)を最後のページの前まで繰り返す。最後のページ(N)に対しては、サイクルダウンに関する前述の「遅延処理」を考慮することなく、RIP処理(S121)が終了すると、直ぐに、ラスターページデータを画像形成部150に転送し、印刷する(S122)。
以上のように、本実施形態によれば、サイクルダウン投入時間に基づいて、前のページのラスターページデータを転送してから保持部に保持されている次のページのラスターページデータを転送するまでのタイミングを遅らせる遅延処理を行うことにより、サイクルダウンが生じることを極力防ぐことが可能となる。これによりトータルとしての印刷時間を短くして生産性を向上させることができる。
ここで、図5〜図7に示すタイミングチャートを参照し、比較例に対する実施例の効果について説明する。図5、図6は比較例であり、図7は図3、4に対応する実施例である。図5はRIP処理する演算処理部が1個(1個のCPU)の場合、図6は同演算処理部が2個(2個のCPU)の場合の処理を示すタイミングチャートである。
図5は、全部で4ページからなる印刷ジョブを実行する場合を示しており、図6、7は全部で8ページからなる印刷ジョブを実行する場合を示している。図5〜図7においては、CPUが1ページ目のRIP処理を開始したタイミングを時間軸の起点(0sec)とする経過時間に対する転送処理、印刷処理の推移を示している。なお、図中における四角枠内の数字はページ番号を示しており、各四角枠の横幅の大きさは、RIP処理、転送処理、印刷処理にかかった所要時間を表している。
また、RIP処理についてはページ毎に、その印刷データの中身に応じた時間がかかっており、それぞれの所要時間は、四角の脇に記載している。一方で、転送処理に関する所要時間は各ページ間で同じ時間であり0.5secである。ラスターページデータの転送が終了してから印刷が終了するまでの印刷時間の所要時間も各ページ間で同じ時間であり1.0secである。なお、転送時間は前述のとおり概ね用紙の面積に比例する値となる。また、印刷時間は片面/両面の違いや、選択した用紙トレイと排紙トレイまでの搬送距離の違い、あるいは装置の構成によってはカラー/モノクロの違いによって印刷ジョブ毎に異なる所要時間になる。また、サイクルダウン投入時間は2.0sec、サイクルダウン復帰時間は10、0secである(表1の「画像形成装置A」参照)。
また、比較例においてはサイクルダウン突入に関する処理は、図4に示した実施例の制御と同一である。ただし、図3(特にS113−S117)に示した「遅延処理」に関する制御は行っておらず、比較例においてはRIP処理が完了したラスターページデータは、遅延処理を行わずに、ページ順で、直ちに転送、印刷処理に移行させるものである。
(比較例1)
図5に示す比較例1においては、1ページ目のRIP処理、転送処理、印刷処理は、それぞれ経過時間2.5sec、3.0sec、4.0secに終了している。2ページ目については、1ページ目のRIP処理が完了してからすぐにRIP処理を開始している。2ページ目のRIP処理、転送処理は、それぞれ経過時間6.0sec、6.5secに終了している。
2ページ目の印刷が開始できるようになるのは転送処理が終了した時点(6.5sec)であるが、その時点では、既に直前の1ページ目の印刷処理が終了した時から2.5sec以上経過している。前述のようにサイクルダウン投入時間tsは2.0であることから、経過時点6.0secの時点で条件を満たすことになり(参考:S202のYES)、サイクルダウンに突入することになる。このため、2ページ目については、経過時間6.5secで転送処理が終了してはいるが、その時点では既にサイクルダウンに突入しているため、サイクルダウン復帰の経過を待たないと印刷処理を開始できない。同図に示すように2ページ目の印刷処理が開始できるようになったのは、2ページ目の転送処理が終了してから10sec後(サイクルダウン復帰時間)の経過時間16.5secの時点であり、4ページ目の印刷が終了したのは、それから3.0sec経過後の19.5secである。
(比較例2)
図6に示す比較例2では、本実施形態と同様にCPU1とCPU2の2つの演算処理部により並行して2ページ分の印刷データに対するRIP処理が行われる。同図に示すように1ページ目、2ページ目のRIP処理は、経過時間2.5sec、3.0secにそれぞれ終了し、その後に順次転送処理、印刷処理を行っている。3ページ目、4ページ目のRIP処理も同様に、経過時間4.5sec、5.0secでそれぞれ終了し、その後に順次転送処理、印刷処理を行っている。4ページ目の印刷処理が終了したのは、経過時間7.0secの時点である。
5ページ目、6ページ目のRIP処理は、それぞれ経過時間9.0sec、8.5secに終了している。なお、このときは6ページ目の方が先にRIP処理が完了している。ページの転送は、ページ番号順に行う必要があるために、6ページ目については、保持部(メモリ)に保持されたままとなる。同図に示すように5ページ目の転送処理が終了し、印刷処理ができるようになったのは、経過時間9.5secの時点である。この時点では、前のページである4ページ目の印刷処理が終了してから既にサイクルダウン投入時間(2.0sec)が経過しており、サイクルダウンに突入している。5ページ目の印刷が開始できるようになるのは、図6に示すように経過時間19.5secの時点である。この時点では、6〜8ページ目の転送処理は既に終了しているので、5ページ目に続いて6〜8ページ目の印刷も連続して行われる。全8ページの印刷が終了するのは、同図に示すように経過時間23.5secの時点であり、サイクルダウンの影響で生産性が低下していることがわかる。
(実施例)
図7に示す実施例では、図6の比較例2と同一の印刷ジョブを実行した場合の処理を示している。RIP処理についての処理順序、処理時間は図6に示す比較例2と同一である。ラスターページデータの転送処理については、同図においては符号A〜Dに対応した異なる制御を行っている。
符号「A」は遅延処理を行わない通常の転送処理で図3のステップS104に対応する。符号「B」は第1の遅延処理であり図3のステップS116のNO〜S115のYESを経由する判断により、次のページ(n+1)のラスターページデータが保持部(メモリ)に保持されたことをより本ページ(n)の転送処理を開始したものである。符号「C」は、第2の遅延処理であり前のページ(n-1)の印刷終了時刻から所定時間(ts-α=1.4sec)が経過したことにより本ページ(n)の転送処理を開始したものである。図3のステップS116のYESの処理に対応する。符号「D」は最終ページに対する遅延処理を行わない通常の転送処理であり図3のステップS122に対応する。
同図に示すように1ページ目については通常の転送処理を行っているので、印刷処理が終了したのは経過時間4.0secであり、これは図6に示す比較例2と同じである。FPOT(First Print Out Time)の観点からは、比較例と同等であることがわかる。
2ページ目、3ページ目については遅延処理を行っている。これはメモリ(メモリ113、メモリ114のこと、以下同様)にnページ目とn+1ページ目の転送可能な連続した2ページ分のラスターページデータが保持された場合には、nページ目のラスターページデータの転送処理を開始させるものである。同図の例においては、メモリに保持されている2ページ目のラスターページデータの転送処理を開始させるのは、次の3ページのRIP処理が完了し、3ページ目のラスターページデータがメモリに保持された時であり、経過時間4.5secの時点である。同様に3ページ目の転送処理の開始は、次の4ページ目のラスターページデータのRIP処理が完了し、メモリに保持された時の、経過時間5.0secの時点である。
4ページ目については、第2の遅延処理を行ったものであり、図3のステップS116の条件が満たされたことにより、転送処理を開始させたものである。具体的には、前のページ(n−1)である3ページ目の印刷処理が終了した印刷終了時刻(経過時間6.5sec)から所定時間1、4sec(ts-α)が経過しても、次のページ(n+1)である5ページ目のRIP処理が完了しておらず、メモリにラスターページデータが保持されていない。そのため経過時間7、9secの時点で、4ページ目(n)のラスターページデータの転送処理を開始させている。これにより4ページ目の印刷開始を、前のページの印刷終了時刻からサイクルダウン投入時間からマージン時間を減算した時間経過した後であって、サイクルダウン投入時間tsが経過する前に次にページの印刷を開始させることができる。つまり、画像形成部150においては前のページの印刷終了時刻から1.9secが経過し、2.0secが経過する前に、次のページの印刷を開始させるようにできる。このように効率的にサイクルダウンに突入することを防ぐことが可能となる。
なお、4ページ目の転送処理を開始した時点では、メモリには、次のページのラスターページデータが保持されていないため、4ページ目の印刷処理が終了してからサイクルダウン投入時間が経過した場合には、サイクルダウンに突入してしまうことになる。しかし、同図に示す例では、このような条件を満たすのは、11.9secまで5ページ目の転送処理が終了しなかった場合である。ほとんどの場合には、サイクルダウンに突入することを防止することができる。
5、6、7ページ目についても、2、3ページ目と同様の遅延処理を行っている。なお、5ページ目については、6ページ目のRIP処理の方が先に完了しているので、5ページ目のRIP処理が完了した時点で、直ちに、5ページ目と6ページ目のラスターページデータがメモリに保持された状態となるため、その時点で5ページ目の転送処理を開始させている(経過時間9.0sec)。
また、経過時間11.0secの時点では、6ページ目と8ページ目の2ページ分のラスターページデータがメモリに保持された状態となっているが、この状態で転送可能なラスターページデータは、6ページ目の1ページ分だけである。つまりnページ目とn+1ページ目の両方がメモリに保持された状態にはなっていない。そのため遅延処理(前述の第1の遅延処理)が必要である。具体的には7ページ目のRIP処理が完了し(経過時間11.5sec)、7ページ目のラスターページデータがメモリに保持されてから、遅延処理を解除し、6ページ目の転送処理を開始させている。
8ページ目については遅延処理をせずに転送処理を行う。前のページの転送処理が終了し次第、転送処理を開始させている。
図7の実施例においては、全8ページの印刷が終了するのは、同図に示すように経過時間15.0secの時点である。図6に示す比較例2に比べて、トータルの印刷時間は短くなる。実施例においてはサイクルダウンに突入することを防止できるので、生産性を高くすることが可能となっている。
以上、本発明について、実施形態により説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、以下のように印刷終了時刻を用いずに遅延処理を実行するようにしてもよい。
多くの画像形成装置では、1ページのラスターページデータの転送処理時間<印刷処理時間の関係が成り立つ。このような画像形成装置においては、ページのラスターページデータを転送開始してから、次のページのラスターページデータを転送開始するまでの時間間隔をサイクルダウン投入時間ts以内となるように制御してもよい。また印刷ジョブを実行する毎に、転送処理時間、印刷処理時間を計測し、サイクルダウン投入時間tsと実際に計測した時間とに応じて、次のページのラスターページデータの転送を開始するまでの時間間隔を制御するようにしてもよい。このような制御であっても、前のページの印刷終了時刻からサイクルダウン投入時間ts経過前に、次のページの印刷が開始できるように制御することで、サイクルダウンに突入することを容易に防ぐことが可能となる。
100 画像形成装置、
110 制御部、
111、112 CPU(演算処理部)、
113、114 メモリ(保持部)、
115 HDD、
116 タイマー、
117 通信I/F部、
120 ADF、
130 スキャナー部、
140 操作・表示部、
150 画像形成部、
160 給紙搬送部、
170 後処理部。

Claims (5)

  1. 印刷データに対してそれぞれ独立してラスタライズ処理を行ってラスターページデータを生成する複数の演算処理部、および生成されたラスターページデータを保持する保持部、を含む制御部であって、取得した印刷ジョブに含まれる印刷データを解析し、ページ単位の分割した印刷データを前記複数の演算処理部のいずれかに振り分け、該演算処理部によって生成され、前記保持部に保持されたページ単位のラスターページデータをページ順に転送する制御部と、
    前記制御部によって転送されたページ単位のラスターページデータに基づいて用紙上に画像を印刷する画像形成部であって、前のページの印刷が終了してからサイクルダウン投入時間が経過しても次のページの印刷を開始できない場合に、内部の稼動ユニットを停止させるサイクルダウンに移行する画像形成部と、を有し、
    前記制御部は前記サイクルダウン投入時間に基づいて、前のページのラスターページデータを転送してから前記保持部に保持されている次のページのラスターページデータを転送するまでのタイミングを遅らせる遅延処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前のページの印刷終了時刻、次のページのラスターページデータの転送が終了するまでの見込み時間に基づいて、
    前のページの印刷が終了してから前記サイクルダウン投入時間が経過する前に、次ページのラスターページデータの転送が終了するように、前記遅延処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前のページの印刷終了時刻から、前記サイクルダウン投入時間からマージン時間を減算した時間が経過した後であって、前記サイクルダウン投入時間が経過する前に、次ページのラスターページデータの転送が終了するように、前記遅延処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記保持部に保持されている転送可能なラスターページデータのページ数が、
    1ページであれば、前記遅延処理を行い、
    複数ページであれば、複数ページのうちの最後のページ以外のラスターページデータに対しては前記遅延処理をせずに順次、前記画像形成部に転送し、前記最後のページに対しては前記遅延処理を行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記サイクルダウン投入時間の取得を、印刷ジョブを取得する毎に該印刷ジョブの実行を開始する前に行うことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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