JP6217329B2 - 検査装置、画像形成装置、検査方法およびプログラム - Google Patents

検査装置、画像形成装置、検査方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷物を検査する検査装置、画像形成装置、検査方法およびプログラムに関する。
従来、印刷物を検査するために、印刷物を読み取った読取画像と印刷物に対応するマスタ画像とを比較して印刷物の欠陥を検出する技術が知られている。複数ページの印刷物を連続印刷している間にあるページで欠陥が検出されると、通常、欠陥が検出されたページとそれ以降のすでに印刷されたページの印刷物は破棄され、欠陥が検出されたページから再印刷が行われる。しかし、何らかの要因で同様の異常が繰り返し発生すると、再印刷時にも欠陥が検出されて大量の印刷用紙や色材が無駄になるという問題がある。
このような再印刷時における印刷用紙や色材の無駄を抑制するための技術として、再印刷時にまず特定枚数の印刷を行い、特定枚数の印刷物に欠陥がないことを確認した上で、後続の印刷物の印刷を開始させる技術がある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載された技術では、特定枚数の印刷物に繰り返し欠陥が検出されるようなシーンでは、印刷用紙や色材の無駄が繰り返されることとなり、印刷用紙や色材の無駄を有効に抑制できない場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、再印刷時の印刷用紙や色材の無駄を有効に抑制することができる検査装置、画像形成装置、検査方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、印刷物を検査する検査装置であって、印刷物に対応するマスタ画像を、当該印刷物が印刷されるよりも前に生成する生成部と、印刷物を読み取った読取画像とマスタ画像とを比較して印刷物の欠陥を検査する検査部と、複数ページの印刷物が連続して印刷されている間に前記検査部が任意のページの印刷物の欠陥を検出した場合に、印刷を中断させる中断制御部と、前記中断制御部が印刷を中断させた場合に、前記生成部が生成したマスタ画像であって印刷されていないページの前記マスタ画像と、前記検査部により欠陥が検出されたページのマスタ画像と、予め定められた欠陥予測条件とを用いて、再印刷時に欠陥が再度検出されるか否かを予測する予測部と、前記予測部が再印刷時に欠陥が再度検出されないと予測した場合は、前記検査部により欠陥が検出されたページ以降の再印刷を許可し、前記予測部が再印刷時に欠陥が再度検出されると予測した場合は再印刷を禁止する再印刷制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、再印刷時に欠陥が再度検出されると予測される場合は再印刷の開始を禁止するので、再印刷時の印刷用紙や色材の無駄を有効に抑制することができるという効果を奏する。
図1は、画像形成システムの構成例を示す模式図である。 図2は、印刷装置および検査装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、再印刷制御部の機能的な構成例を示すブロック図である。 図4は、印刷装置のシステム制御部による処理手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、検査装置のシステム制御部による処理手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、検査装置の動作の具体例を説明する模式図である。 図7−1は、検査装置の動作の具体例を示すシーケンス図である。 図7−2は、検査装置の動作の具体例を示すシーケンス図であり、図7−1に繋がる図である。 図8は、ページごとのマスタ画像、読取画像、検査結果の分類を表としてまとめた図である。 図9は、検査装置の再印刷制御部による処理手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、画像類似性条件を欠陥予測条件として用いる場合の予測部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、画像類似性条件によって再印刷時に欠陥が再度検出されると予測される場合の具体例を示す模式図である。 図12は、トナー使用率類似性条件を欠陥予測条件として用いる場合の予測部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図13は、トナー使用率類似性条件によって再印刷時に欠陥が再度検出されると予測される場合の具体例を示す模式図である。 図14は、トナー使用率類似性条件によって再印刷時に欠陥が再度検出されると予測される場合の他の例を示す模式図である。 図15は、画像特徴条件の一例を説明する図である。 図16は、画像特徴条件を欠陥予測条件として用いる場合の予測部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図17は、検査部が検出した欠陥の種類がC(シアン)の色ムラであった場合の予測部の処理の具体例を示す模式図である。 図18は、検査部が検出した欠陥の種類が白スジであった場合の予測部の処理の概要を示す模式図である。 図19は、再印刷予測条件を指定する操作入力を受け付けるオペレーションパネルの入力画面の一例を示す図である。 図20は、再印刷予測条件を指定する操作入力を受け付けるオペレーションパネルの入力画面の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る検査装置、画像形成装置、検査方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態の検査装置を備える画像形成システムの構成例を示す模式図である。この画像形成システムは、図1に示すように、印刷物の印刷を行う印刷装置100と、印刷装置100が印刷した印刷物を検査する検査装置200と、検査装置200で欠陥が検出されない正常な印刷物を蓄えて保持する排紙スタッカ300と、を備える。なお、排紙スタッカ300の代わりに、欠陥が検出されない正常な印刷物に対してパンチやステープルなどの後処理を行う後処理装置を備える構成であってもよい。
印刷装置100は、例えば、当該印刷装置100に対してネットワークを介して接続されたPC(パーソナル・コンピュータ)などの外部装置や、当該印刷装置100内の記憶部から、印刷画像データ(RIP画像)を含む印刷情報(印刷ジョブ)を受け取る。そして、印刷装置100は、受け取った印刷ジョブを実行して印刷物の印刷を行う。
具体的には、印刷装置100は、印刷ジョブに従って、給紙部10から印刷に用いる印刷用紙を取り出し、搬送パス11に沿って搬送させる。また、印刷装置100は、印刷ジョブに含まれる印刷画像データに応じて図示しない書込ユニットを駆動し、感光体ドラム12,13,14,15に、それぞれK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各色に対応した静電潜像を形成させる。これら感光体ドラム12,13,14,15に形成された静電潜像は、図示しない現像器から供給される色材(トナー)によって現像され、トナー像として可視化される。
感光体ドラム12,13,14,15上のトナー像は、中間転写ベルト16上で重ね合わされて、フルカラーのトナー像となる。中間転写ベルト16上のトナー像は、中間転写ベルト16の周回移動に伴って転写ローラ17の位置に到達すると、搬送パス11に沿って搬送された印刷用紙上に転写される。トナー像が転写された印刷用紙は、定着ローラ18を通過する際に熱および圧力を受けることで、トナー像の定着が行われる。そして、片面印刷の場合は、一方の面のトナー像が定着された印刷用紙が、印刷物として検査装置200に排出される。また、両面印刷の場合は、一方の面のトナー像が定着された印刷用紙が反転パス19によって反転された後、同様のプロセスによって他方の面にトナー像の転写、定着が行われ、両面にトナー像が定着された印刷用紙が、印刷物として検査装置200に排出される。
印刷装置100は、オペレーションパネル150を備えている。印刷装置100は、このオペレーションパネル150を通じて、オペレータの操作入力を受け付けたり、各種情報を表示したりすることができる。
検査装置200は、印刷装置100で印刷された印刷物を搬送パス20に沿って搬送させながら、読取装置21,22で印刷物を光学的に読み取ることで得られた読取画像と、印刷物の印刷に用いたRIP画像を元に生成したマスタ画像とを比較して、印刷物の検査を行う。そして、検査装置200は、検査の結果に応じて分岐爪23を制御することで、欠陥が検出された印刷物を破棄トレイ24に排出し、欠陥が検出されなかった印刷物を排紙スタッカ300に排出する。
検査装置200は、オペレーションパネル250を備えている。検査装置200は、このオペレーションパネル250を通じて、オペレータの操作入力を受け付けたり、各種情報を表示したりすることができる。なお、検査装置200に独自のオペレーションパネル250を設けずに、印刷装置100のオペレーションパネル150に、検査装置200に対するオペレータの操作入力を受け付けたり、検査装置200に関する各種情報を表示したりする機能を持たせるようにしてもよい。また、検査装置200に対してネットワークを介して接続されたPCなどの外部装置に、検査装置200に対するオペレータの操作入力を受け付けたり、検査装置200に関する各種情報を表示したりする機能を持たせるようにしてもよい。
排紙スタッカ300は、検査装置200により欠陥が検出されなかった印刷物を搬送パス30に沿って搬送し、排紙トレイ31に排出する。なお、検査装置200の分岐爪23および破棄トレイ24を排紙スタッカ300に設ける構成であってもよい。この場合、排紙スタッカ300は、検査装置200による印刷物の検査結果に応じて分岐爪23を制御し、欠陥が検出された印刷物を破棄トレイ24に排出し、欠陥が検出されなかった印刷物を排紙トレイ31に排出する。
図2は、印刷装置100および検査装置200の構成例を示すブロック図である。
印刷装置100は、図2に示すように、システム制御部101、ユーザI/F部102、ネットワークI/F部103、外部I/F部104、記憶部105、機構制御部106、RIP画像I/F部107、画像処理制御部108、および印写制御部109を備える。
システム制御部101は、印刷装置100の全体を統括的に制御する制御部であり、内部にメモリを備えている。
ユーザI/F部102は、システム制御部101とオペレーションパネル150とを接続するためのインターフェースである。
ネットワークI/F部103は、システム制御部101をLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)などのネットワークに接続するためのインターフェースである。
外部I/F部104は、システム制御部101と印刷装置100の外部の機器とを接続するためのインターフェースである。
記憶部105は、ハードディスクドライブなどの各種情報を記憶する記憶装置である。記憶部105には、例えば、予め登録された印刷ジョブなどが格納される。
機構制御部106は、システム制御部101からの指令に応じて、印刷用紙の搬送や転写プロセスを実行するために駆動される各種の機構部の動作を制御する制御部である。
RIP画像I/F部107は、印刷装置100の外部のRIP画像を生成する画像生成コントローラ(例えばDFE(デジタル・フロント・エンド)など)との間でRIP画像の転送を行うためのインターフェースである。なお、RIP画像は、所定の記述言語で記述された画像データをリッピング(ラスタライズ)することで得られる画像データである。
画像処理制御部108は、RIP画像を印写制御部109で扱われる印刷信号に変換する。
印写制御部109は、システム制御部101からの指令に応じて、RIP画像から変換された印刷信号に基づき書込ユニットの動作などを制御することで、印刷用紙に対する画像形成を制御する制御部である。
検査装置200は、図2に示すように、システム制御部201、ユーザI/F部202、ネットワークI/F部203、外部I/F部204、記憶部205、機構制御部206、画像読取部207、マスタ画像生成部208、検査部209、および再印刷制御部210を備える。
システム制御部201は、検査装置200の全体を統括的に制御する制御部である。
ユーザI/F部202は、システム制御部201とオペレーションパネル250とを接続するためのインターフェースである。
ネットワークI/F部203は、システム制御部201をLANなどのネットワークに接続するためのインターフェースである。
外部I/F部204は、システム制御部201と検査装置200の外部の機器とを接続するためのインターフェースである。
記憶部205は、ハードディスクドライブなどの各種情報を記憶する記憶装置である。記憶部205は、ハードディスクドライブに限らず、例えば不揮発性メモリなどの他の記憶装置を用いてもよい。また、検査装置200に対してUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)接続などで接続した外部メモリを記憶部205として用いてもよい。
機構制御部206は、システム制御部201からの指令に応じて、印刷物の搬送を実行するために駆動される機構部や分岐爪23などの動作を制御する制御部である。
画像読取部207は、印刷物を光学的に読み取って読取画像を出力するものであり、図1に示した読取装置21,22に相当する。
マスタ画像生成部208は、印刷装置100の画像処理制御部108から印刷対象のRIP画像を受け取り、このRIP画像に対して、例えば、画像読取部207の読取条件に応じた解像度変換処理や色変換処理などを施すことにより、マスタ画像を生成する。なお、マスタ画像生成部208は、印刷対象のRIP画像に基づいて印刷装置100で印刷物の印刷が行われる前に、このRIP画像を取得してマスタ画像を生成する。つまり、マスタ画像生成部208は、印刷装置100により実際に印刷が行われていない印刷物に対応するマスタ画像を事前に生成することができる。
検査部209は、画像読取部207から出力される読取画像と、マスタ画像生成部208によって生成されたマスタ画像とを比較することにより、印刷装置100が印刷した印刷物の欠陥を検査する。例えば、検査部209は、読取画像とマスタ画像の対応する画素同士で画素値の差が所定値を超える画素の数をカウントし、カウントした画素数の総画素数に対する割合が基準値を超える場合に、印刷物に欠陥があると判定する。
再印刷制御部210は、検査部209が印刷物の欠陥を検出した場合の印刷装置100による再印刷を制御する制御部である。再印刷制御部210は、例えば図3に示すように、中断制御部211、予測部212、再開制御部213、および算出部214の各機能的な構成要素を備える。
中断制御部211は、印刷装置100によって複数ページの印刷物が連続して印刷されている間に検査部209が任意のページの印刷物の欠陥を検出した場合に、例えば、システム制御部201から印刷装置100に対して印刷中断コマンドを発行させることにより、印刷装置100による印刷を中断させる。なお、本実施形態では中断制御部211を再印刷制御部210の機能として実現しているが、中断制御部211をシステム制御部201の機能として実現するようにしてもよい。
予測部212は、中断制御部211が印刷装置100による印刷を中断させた場合に、マスタ画像生成部208が生成したマスタ画像であって、印刷装置100により印刷されていないページのマスタ画像(以下、未印刷マスタ画像という。)と、検査部209により欠陥が検出されたページのマスタ画像と、予め定められた欠陥予測条件とを用いて、再印刷時に欠陥が再度検出されるか否かを予測する。なお、欠陥予測条件およびこれを用いた予測部212の処理の具体例については、詳細を後述する。
再開制御部213は、予測部212が再印刷時に欠陥が再度検出されないと予測した場合は、例えば、印刷装置100に対して印刷再開許可を通知することにより、印刷装置100が検査部209により欠陥が検出されたページ以降の再印刷を開始することを許可する。一方、再開制御部213は、予測部212が再印刷時に欠陥が再度検出されると予測した場合は、例えば、印刷装置100に対して印刷再開禁止を通知することにより、印刷装置100による再印刷の開始を禁止する。
算出部214は、予測部212が上述した欠陥予測条件として印刷物のトナー(色材)使用率に関する条件を用いる場合に、マスタ画像生成部208が生成したマスタ画像に基づいて、当該マスタ画像に対応する印刷物のトナー使用率を算出する。トナー使用率とは、画像全体におけるCMYK各色のトナー使用量の割合である。算出部214は、例えば、マスタ画像についてCMYKの各プレーンごとに算出した画素平均値を255で除算した値を、CMYKそれぞれのトナー使用率として算出する。また、算出部214は、印刷装置100からページ単位でCMYKそれぞれのトナー使用率を取得するようにしてもよい。
次に、以上のように構成される本実施形態の画像形成システムの動作を説明する。まず、通常の印刷時における印刷装置100の動作について説明する。図4は、通常の印刷時における印刷装置100のシステム制御部101による処理手順の一例を示すフローチャートである。
システム制御部101は、印刷ジョブの実行指示に応じて図4のフローチャートで示す処理を開始し、まず、RIP画像I/F部107から受け取ったRIP画像、または記憶部105に格納されている印刷ジョブの内容に従って生成されたRIP画像を、内部のメモリに格納する(ステップS101)。
次に、システム制御部101は、機構制御部106や印写制御部109に対して印刷ジョブの実行を指示して印刷動作を行わせるとともに、このときのジョブの情報を、外部I/F部104を介して、検査装置200に送信する(ステップS102)。ここで、印刷装置100のシステム制御部101から検査装置200に対して送信されるジョブの情報には、以下の情報が含まれているものとする。
・ページの識別情報
・ページごとの使用する印刷用紙の情報
・CMYKの各色のどのプレーンが使用されているかの情報
・片面/両面印刷の情報
・印刷用紙の表面/裏面のどちらに印刷されるかの情報
・画像形成システムが後処理装置を備える場合は、後処理装置での処理の内容の情報
次に、システム制御部101は、画像処理制御部108からの要求に応じて、内部のメモリに格納したRIP画像を画像処理制御部108に転送する(ステップS103)。
画像処理制御部108は、システム制御部101からRIP画像を受け取ると、印写制御部109からの要求に応じて、RIP画像を印刷信号に変換して印写制御部109に転送するとともに、RIP画像を検査装置200に送信する。印写制御部109が画像処理制御部108から印刷信号を受け取ることで、RIP画像に対応する印刷物の印刷が開始されるが、画像処理制御部108から検査装置200に対してRIP画像が送信されるタイミングは、実際に印刷物が印刷されて検査装置200に搬送されるタイミングよりも早い。
次に、通常の印刷時における検査装置200の動作について説明する。図5は、通常の印刷時における検査装置200のシステム制御部201による処理手順の一例を示すフローチャートである。
検査装置200のシステム制御部201は、まず、印刷装置100から送信されるジョブの情報を、外部I/F部204を介して受信し(ステップS201)、内容に応じて必要な情報を後段の排紙スタッカ300に送信する。
次に、システム制御部201は、ステップS201で受信したジョブの情報に基づいて、マスタ画像生成部208がRIP画像に基づいて生成するマスタ画像と、画像読取部207(読取装置21,22)が印刷物を読み取ることで得られる読取画像との対応関係を示す対応情報を生成し、生成した対応情報を検査部209に転送する(ステップS202)。検査部209では、この対応情報を用いてマスタ画像と読取画像との対応関係をページ単位で把握して印刷物の検査を行う。
次に、システム制御部201は、検査部209から印刷物に対する検査結果を取得して、その検査結果を記憶部205に格納して保存するとともに、指定された送信先に検査結果を送信する(ステップS203)。具体的には、システム制御部201は、例えば、検査部209による検査結果を、外部I/F部204を介して印刷装置100や排紙スタッカ300に送信したり、ユーザI/F部202を介してオペレーションパネル250に送信したり、ネットワークI/F部203を介してネットワークに接続されたPCなどに送信したりする。
マスタ画像はRIP画像に基づいて生成されるため、印刷装置100からRIP画像を受信すると直ぐに、マスタ画像を生成することができる。一方、読取画像は、印刷装置100で所定の印刷プロセスを経て実際に印刷物が印刷され、検査装置200に排出された後、検査装置200内で搬送される印刷物を画像読取部207(読取装置21,22)が読み取ることで生成される。したがって、複数ページの印刷物が連続して印刷される場合は、あるページの読取画像が得られるよりも前に、そのページに後続する数ページ分のマスタ画像が生成される。なお、あるページの読取画像が得られるよりも前にそれに後続する何ページ分のマスタ画像が生成されるかは、印刷装置100の印刷速度などの性能や、検査装置200の処理能力などによって異なる。
次に、複数ページの印刷物が連続して印刷されている間にあるページの印刷物から欠陥を検出した場合の検査装置200の動作について、具体例を挙げながら説明する。ここでは、複数ページの印刷物が連続して印刷されている間に3ページ目で欠陥が検出されるものとする。また、検査部209が3ページ目の欠陥を検出した時点では、印刷装置100が8ページ目までの印刷を完了し、8ページ目までの印刷物が検査装置200に搬送されているものとする。また、検査部209が3ページ目の欠陥を検出した時点では、マスタ画像生成部208が12ページ目までのマスタ画像を生成しているものとする。つまり、本例では、9ページ目〜12ページ目のマスタ画像が未印刷マスタ画像である。
図6は、以上のようなシーンにおける検査装置200の動作の具体例を説明する模式図である。検査装置200は、欠陥が検出されない1ページ目および2ページ目の印刷物については、排紙スタッカ300に排出して排紙トレイ31に排出させる。そして、検査装置200は、3ページ目の印刷物で欠陥を検出すると、印刷装置100による印刷を中断させるとともに、3ページ目の印刷物と、その時点ですでに印刷装置100によって印刷されて検査装置200内で搬送されている4ページ目〜8ページ目までの印刷物とを、破棄トレイ24に排出する。破棄トレイ24に排出された3ページ目〜8ページ目の印刷物は破棄される。これは、印刷装置100が、欠陥が検出された3ページ目から再印刷を行った場合に、排紙トレイ31に排出される印刷物のページ順が正しくなるようにするためである。
なお、本例では、3ページ目で欠陥が検出されて印刷が中断された時点で、印刷装置100はすでに4ページ目〜8ページ目までの5ページ分の印刷を完了しているものとしているが、欠陥が検出された時点で印刷装置100が印刷を完了している後続のページ数は、印刷装置100の印刷速度などの性能や、検査装置200の処理能力などによって異なる。
図7−1および図7−2は、上述したシーンにおける検査装置200の動作の具体例を示すシーケンス図であり、図7−2は図7−1に繋がる図である。図7−1および図7−2において、かっこ内の数字はページ番号を示している。なお、図7−1および図7−2に示すシーケンス図は一例であり、システム制御部201がマスタ画像を読み込むタイミングや読取画像を読み込むタイミングなどは、検査装置200の具体的な構成に応じて異なる。
図7−1および図7−2に示すように、検査装置100のシステム制御部201は、画像読取部207による印刷物の読み取りが終了すると読取画像を読み込み、その読取画像と事前に読み込んだ対応するマスタ画像とを渡して検査部209に検査を要求し、検査結果を受け取る。そして、欠陥ありの検査結果を受け取ると、外部I/F部204を介して印刷装置100に印刷中断コマンドを送信し、印刷を中断させる。図7−1および図7−2に示す例では、3ページ目の印刷物で欠陥が検出されて印刷が中断されるが、その時点で、システム制御部201は、12ページ目までのマスタ画像の読み込みを完了している。また、印刷が中断した時点ですでに8ページ目までの印刷が完了しているため、印刷が中断した後も、8ページ目までの印刷物の読み取り、読取画像の読み込み、および検査が継続されている。なお、欠陥が検出されたページ以降のページの印刷物は、検査結果に関わらず破棄トレイ24に排出されて破棄されるため、欠陥が検出されたページ以降のページの印刷物に対する検査は行わないようにしてもよい。
図8は、上述したシーンにおけるページごとのマスタ画像、読取画像、検査結果の分類を表としてまとめた図である。図8の表に示すように、9ページ目〜12ページ目までは、マスタ画像の読み込みは完了しているが、印刷の中断によって印刷物が検査装置200に搬送されないため、読取画像は取得されず、検査は行われない。つまり、9ページ目〜12ページ目までのマスタ画像が未印刷マスタ画像である。なお、1ページ目および2ページ目の印刷物は、検査結果が欠陥なしであるため、排紙スタッカ300の排紙トレイ31に排出される。3ページ目〜8ページ目までの印刷物は、3ページ目の印刷物の検査結果が欠陥ありのため、破棄トレイ24に排出されて破棄される。
印刷装置100が再印刷を行う場合は、欠陥が検出された3ページ目から再印刷を開始する。ただし、本実施形態の画像形成システムでは、検査装置200の再印刷制御部210が、欠陥が検出されたページのマスタ画像(本例では3ページ目のマスタ画像)と、未印刷マスタ画像(本例では9ページ目〜12ページ目のマスタ画像)と、予め定めた欠陥予測条件とを用いて、再印刷時に欠陥が再度検出されるか否かを予測する。そして、再印刷時に欠陥が再度検出されないと予測した場合にのみ印刷装置100による再印刷の開始を許可し、再印刷時に欠陥が再度検出されると予測した場合は、印刷装置100による再印刷の開始を禁止する。また、これと合わせて、再印刷時に欠陥が再度検出される可能性が高い旨の警告表示をオペレーションパネル250により行うようにしてもよい。
図9は、検査装置200の再印刷制御部210による処理手順の一例を示すフローチャートである。再印刷制御部210は、複数ページの印刷物が連続して印刷されている間に検査部209があるページの欠陥を検出すると図9のフローチャートで示す処理を開始する。
検査部209によりあるページの欠陥が検出されると、まず、中断制御部211が、例えば、システム制御部201に印刷中断コマンドを発行させて、印刷装置100による印刷を中断させる(ステップS301)。
次に、予測部212が、欠陥が検出されたページのマスタ画像と、未印刷マスタ画像と、予め定めた欠陥予測条件とを用いて、再印刷時に欠陥が再度検出されるか否かを予測する(ステップS302)。
そして、予測部212が再印刷時に欠陥が再度検出されると予測した場合は(ステップS302:Yes)、再開制御部213が、例えば、印刷装置100に対して印刷再開禁止を通知することにより、印刷装置100による再印刷の開始を禁止する(ステップS303)。また、このときオペレーションパネル250は、再印刷時に欠陥が再度検出される可能性が高い旨の警告表示を行う(ステップS304)。
一方、予測部212が再印刷時に欠陥が再度検出されないと予測した場合は(ステップS302:No)、再開制御部213が、例えば、印刷装置100に対して印刷再開許可を通知することにより、印刷装置100による再印刷の開始を許可する(ステップS305)。これにより、印刷装置100において、欠陥が検出されたページ(上述した例では3ページ目)からの再印刷が開始される。
ここで、再印刷時に欠陥が再度検出されるか否かの予測に用いる欠陥予測条件の具体例について説明する。欠陥予測条件としては、例えば、未印刷マスタ画像の少なくともいずれかが、欠陥が検出されたページのマスタ画像に対して、予め定めた第1閾値以上の類似度を持つという条件を用いることができる。つまり、未印刷マスタ画像の中に、欠陥が検出されたページのマスタ画像と同一もしくは似ているマスタ画像が含まれている場合に、再印刷時に欠陥を再度検出すると予測する条件である。以下、この条件を画像類似性条件という。この場合、マスタ画像同士の類似度は、例えば画素平均値やヒストグラムを用いて算出される尺度など、画像類似度を表す公知の尺度を利用すればよい。また、第1閾値は適切な値を予め定めておけばよい。
また、欠陥予測条件としては、例えば、未印刷マスタ画像の少なくともいずれかに基づいて算出されたトナー(色材)使用率と、欠陥が検出されたページのマスタ画像に基づいて算出されたトナー(色材)使用率との差分が、予め定めた第2の閾値以下であるという条件を用いることができる。つまり、未印刷マスタ画像の中に、欠陥が検出されたページのマスタ画像とトナー使用率が同一もしくは似ているマスタ画像が含まれている場合に、再印刷時に欠陥を再度検出すると予測する条件である。以下、この条件をトナー使用率類似性条件という。この場合、マスタ画像ごとのトナー使用率は、上述した算出部214によって算出される。また、第2閾値は適切な値を予め定めておけばよい。
なお、以上の画像類似性条件やトナー使用率類似性条件では、未印刷マスタ画像の比較対象として用いるマスタ画像(欠陥が検出されたページのマスタ画像)として、同一ジョブにおいて過去に欠陥が検出されたページのマスタ画像を合わせて用いるようにしてもよい。つまり、あるページで欠陥が検出されて印刷を中断させた場合に、欠陥が検出されたページのマスタ画像を記憶部205などに格納して保持する。そして、欠陥が再度検出されないと予測して再印刷を行ったが、実際には再度欠陥が検出された場合などに、過去に欠陥が検出されたページのマスタ画像を記憶部205から読み出して、新たに欠陥が検出されたページのマスタ画像とともに、過去に欠陥が検出されたページのマスタ画像を、未印刷マスタ画像の比較対象として用いて、再印刷時に欠陥を再度検出するか否かを予測するようにしてもよい。
また、欠陥予測条件としては、例えば、未印刷マスタ画像の少なくともいずれかが、検査部209により検出された欠陥の種類に応じて予め定められた画像特徴を持つという条件を用いることができる。具体的には、例えば、検査部209により検出された欠陥が色ムラの欠陥である場合、未印刷マスタ画像の少なくともいずれかが、欠陥として検出された色ムラと同色のトナーを使用することを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出すると予測する。また、検査部209により検出された欠陥が白スジの欠陥である場合、未印刷マスタ画像の少なくともいずれかが、検出された白スジの位置と同様の位置にCMYKのいずれかのトナーを使用することを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出すると予測する。また、検査部209により検出された欠陥が黒スジの欠陥である場合、未印刷マスタ画像のすべてが、検出された黒スジの位置と同様の位置にKのトナーを使用することを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出しないと予測する、といった条件である。以下、この条件を画像特徴条件という。
なお、予測部212は、以上例示した画像類似性条件、トナー使用率類似性条件、および画像特徴条件を単独で欠陥予測条件として用いてもよいし、これらを組み合わせて欠陥予測条件として用いてもよい。また、以上例示した画像類似性条件、トナー使用率類似性条件、および画像特徴条件のほかに、例えば、欠陥が検出されたページよりも後のページであって、印刷が中断された時点ですでに印刷されたページ(上述した例では4ページ目〜8ページ目)の印刷物においても欠陥が検出された場合に、再印刷時に欠陥を再度検出すると予測するといった、他の条件を組み合わせて欠陥予測条件として用いてもよい。
図10は、画像類似性条件を欠陥予測条件として用いる場合の予測部212の処理手順の一例を示すフローチャートである。
予測部212は、まず、未印刷マスタ画像を1つずつ順に記憶部205などから読み出す(ステップS401)。なお、欠陥が検出されたページがジョブの後半や最終ページである場合には、未印刷マスタ画像が存在しない場合もある。このような場合にはそのまま処理を終了する。
次に、予測部212は、ステップS401で読み出した未印刷マスタ画像と、欠陥が検出されたページのマスタ画像との類似度を算出し(ステップS402)、算出した類似度が予め定めた第1閾値以上であるか否かを判定する(ステップS403)。そして、予測部212は、ステップS402で算出した類似度が第1閾値以上であれば(ステップS403:Yes)、再印刷時に欠陥が再度検出される可能性が高い、つまり欠陥が再度検出されると予測して(ステップS404)、処理を終了する。
一方、ステップS402で算出した類似度が第1閾値未満であれば(ステップS403:No)、予測部212は、未処理の未印刷マスタ画像が残っているか否かを確認し(ステップS405)、未処理の未印刷マスタ画像が残っている場合は(ステップS405:Yes)、ステップS401に戻って以降の処理を繰り返す。一方、未処理の未印刷マスタ画像が残っていなければ(ステップS405:No)、再印刷時に欠陥が再度検出される可能性が低い、つまり欠陥が再度検出されないと予測して(ステップS406)、処理を終了する。
図11は、上述した例において、画像類似性条件によって再印刷時に欠陥が再度検出されると予測される場合の具体例を示す模式図である。図11(a)に示す例では、9ページ目〜12ページ目の未印刷マスタ画像のうち、11ページ目の未印刷マスタ画像と、欠陥が検出されたページのマスタ画像との類似性が第1閾値以上である。このため、予測部212は、再印刷時に欠陥が再度検出されると予測する。また、図11(b)に示す例では、9ページ目〜12ページ目の未印刷マスタ画像のうち、10ページ目の未印刷マスタ画像と、同一ジョブ内で過去に欠陥が検出されたマスタ画像のうちの一つとの類似度が第1閾値以上である。このため、予測部212は、再印刷時に欠陥が再度検出されると予測する。
図12は、トナー使用率類似性条件を欠陥予測条件として用いる場合の予測部212の処理手順の一例を示すフローチャートである。
予測部212は、まず、欠陥が検出されたページのマスタ画像を算出部214に渡して、欠陥が検出されたページのトナー使用率を算出させる(ステップS501)。
次に、予測部212は、未印刷マスタ画像を1つずつ順に記憶部205などから読み出す(ステップS502)。なお、欠陥が検出されたページがジョブの後半や最終ページである場合には、未印刷マスタ画像が存在しない場合もある。このような場合にはそのまま処理を終了する。
次に、予測部212は、ステップS502で読み出した未印刷マスタ画像を算出部214に渡して、当該未印刷マスタ画像に対応するページのトナー使用率を算出させる(ステップS503)。
次に、予測部212は、ステップS501で算出されたトナー使用率と、ステップS503で算出されたトナー使用率との差分を算出し(ステップS504)、算出した差分が予め定めた第2閾値以下であるか否かを判定する(ステップS505)。そして、予測部212は、ステップS504で算出した差分が第2閾値以下であれば(ステップS505:Yes)、再印刷時に欠陥が再度検出される可能性が高い、つまり欠陥が再度検出されると予測して(ステップS506)、処理を終了する。
一方、ステップS504で算出した差分が第2閾値を超えていれば(ステップS505:No)、予測部212は、未処理の未印刷マスタ画像が残っているか否かを確認し(ステップS507)、未処理の未印刷マスタ画像が残っている場合は(ステップS507:Yes)、ステップS502に戻って以降の処理を繰り返す。一方、未処理の未印刷マスタ画像が残っていなければ(ステップS507:No)、再印刷時に欠陥が再度検出される可能性が低い、つまり欠陥が再度検出されないと予測して(ステップS508)、処理を終了する。
図13は、上述した例において、トナー使用率類似性条件によって再印刷時に欠陥が再度検出されると予測される場合の具体例を示す模式図である。図13(a)に示す例では、9ページ目〜12ページ目の未印刷マスタ画像のうち、10ページ目の未印刷マスタ画像から算出されるトナー使用率が、欠陥が検出された3ページ目のマスタ画像から算出されるトナー使用率と同じである。このため、予測部212は、再印刷時に欠陥が再度検出されると予測する。また、図13(b)に示す例では、9ページ目〜12ページ目の未印刷マスタ画像のうち、10ページ目の未印刷マスタ画像から算出されるトナー使用率が、同一ジョブ内で過去に欠陥が検出されたマスタ画像のうちの一つから算出されるトナー使用率と同じである。このため、予測部212は、再印刷時に欠陥が再度検出されると予測する。
図14は、上述した例において、トナー使用率類似性条件によって再印刷時に欠陥が再度検出されると予測される場合の他の例を示す模式図である。図14に示す例では、9ページ目〜12ページ目の未印刷マスタ画像のうち、10ページ目の未印刷マスタ画像から算出されるトナー使用率と、欠陥が検出された3ページ目のマスタ画像から算出されるトナー使用率との差分が10%であり、第2閾値以下である。このため、予測部212は、再印刷時に欠陥が再度検出されると予測する。
図15は、上述した画像特徴条件の一例を説明する図であり、欠陥の種類に応じた画像特徴と予測部212による予測の結果との対応関係を示している。画像特徴条件を用いて予測を行う場合、予測部212は、例えば図15に示すように、検査部209により検出された欠陥の種類がC(シアン)の色ムラであれば、すべての未印刷マスタ画像がCのトナーを使用しないことを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出しないと予測し、少なくともいずれかの未印刷マスタ画像がCのトナーを使用することを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出すると予測する。また、検査部209により検出された欠陥の種類がM(マゼンタ)の色ムラであれば、予測部212は、すべての未印刷マスタ画像がMのトナーを使用しないことを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出しないと予測し、少なくともいずれかの未印刷マスタ画像がMのトナーを使用することを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出すると予測する。また、検査部209により検出された欠陥の種類がY(イエロー)の色ムラであれば、予測部212は、すべての未印刷マスタ画像がYのトナーを使用しないことを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出しないと予測し、少なくともいずれかの未印刷マスタ画像がYのトナーを使用することを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出すると予測する。また、検査部209により検出された欠陥の種類がK(ブラック)の色ムラであれば、予測部212は、すべての未印刷マスタ画像がKのトナーを使用しないことを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出しないと予測し、少なくともいずれかの未印刷マスタ画像がKのトナーを使用することを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出すると予測する。
また、検査部209により検出された欠陥の種類が白スジであれば、予測部212は、少なくともいずれかの未印刷マスタ画像が、検出された白スジの位置と同様の位置にCMYKのいずれかのトナーを使用することを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出すると予測し、すべての未印刷マスタ画像が、検出された白スジの位置と同様の位置にCMYKのトナーを使用しないことを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出しないと予測する。また、検査部209により検出された欠陥の種類が黒スジであれば、予測部212は、少なくともいずれかの未印刷マスタ画像が、検出された黒スジの位置と同様の位置にKのトナーを使用しないことを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出すると予測し、すべての未印刷マスタ画像が、検出された黒スジの位置と同様の位置にKのトナーを使用することを示している場合に、再印刷時に欠陥を再度検出しないと予測する。なお、未印刷マスタ画像においてトナー使用の有無を判定する位置、つまり、検出された白スジや黒スジの位置と同様の未印刷マスタ画像における位置は、例えばオペレーションパネル250を利用した操作入力などのオペレータの指示に応じて、適宜設定することが可能である。
図16は、画像特徴条件を欠陥予測条件として用いる場合の予測部212の処理手順の一例を示すフローチャートである。
予測部212は、まず、未印刷マスタ画像を1つずつ順に記憶部205などから読み出す(ステップS601)。なお、欠陥が検出されたページがジョブの後半や最終ページである場合には、未印刷マスタ画像が存在しない場合もある。このような場合にはそのまま処理を終了する。
次に、予測部212は、検査部209によって検出された欠陥の種類が色ムラであるか否かを判定する(ステップS602)。そして、予測部212は、欠陥の種類が色ムラであれば(ステップS602:Yes)、続いて、ステップS601で読み出した未印刷マスタ画像が色ムラと同色のトナーを使用することを示しているか否かを判定し(ステップS603)、同色のトナーを使用することを示している場合は(ステップS603:Yes)、再印刷時に欠陥が再度検出される可能性が高い、つまり欠陥が再度検出されると予測して(ステップS604)、処理を終了する。一方、未印刷マスタ画像が色ムラと同色のトナーを使用しないことを示していると判定した場合は(ステップS603:No)、ステップS609に進む。
また、ステップS602において欠陥の種類が色ムラでないと判定した場合(ステップS602:No)、予測部212は、次に、検査部209によって検出された欠陥の種類が白スジであるか否かを判定する(ステップS605)。そして、予測部212は、欠陥の種類が白スジであれば(ステップS605:Yes)、続いて、ステップS601で読み出した未印刷マスタ画像が、白スジが検出された位置と同様の位置でCMYKいずれかのトナーを使用することを示しているか否かを判定し(ステップS606)、白スジが検出された位置と同様の位置でCMYKのいずれかのトナーを使用することを示している場合は(ステップS606:Yes)、再印刷時に欠陥が再度検出される可能性が高い、つまり欠陥が再度検出されると予測して(ステップS604)、処理を終了する。一方、白スジが検出された位置と同様の位置でCMYKのトナーを使用しないことを示していると判定した場合は(ステップS606:No)、ステップS609に進む。
また、ステップS605において欠陥の種類が白スジでないと判定した場合(ステップS605:No)、予測部212は、次に、検査部209によって検出された欠陥の種類が黒スジであるか否かを判定する(ステップS607)。そして、予測部212は、欠陥の種類が黒スジであれば(ステップS607:Yes)、続いて、ステップS601で読み出した未印刷マスタ画像が、黒スジが検出された位置と同様の位置でKのトナーを使用することを示しているか否かを判定し(ステップS608)、黒スジが検出された位置と同様の位置でKのトナーを使用しないことを示している場合は(ステップS608:No)、再印刷時に欠陥が再度検出される可能性が高い、つまり欠陥が再度検出されると予測して(ステップS604)、処理を終了する。一方、黒スジが検出された位置と同様の位置でKのトナーを使用することを示していると判定した場合は(ステップS608:Yes)、ステップS609に進む。また、ステップS607において欠陥の種類が黒スジでないと判定した場合は(ステップS607:No)、ステップS610に進む。
ステップS609では、予測部212は、未処理の未印刷マスタ画像が残っているか否かを確認する。そして、未処理の未印刷マスタ画像が残っている場合(ステップS609:Yes)、予測部212は、ステップS601に戻って以降の処理を繰り返す。一方、未処理の未印刷マスタ画像が残っていなければ(ステップS609:No)、再印刷時に欠陥が再度検出される可能性が低い、つまり欠陥が再度検出されないと予測して(ステップS610)、処理を終了する。
図17は、上述した例において、検査部209が検出した欠陥の種類がC(シアン)の色ムラであった場合の予測部212の処理の具体例を示す模式図である。図17(a)に示す例では、9ページ目〜12ページ目の未印刷マスタ画像のうち、10ページ目の未印刷マスタ画像がCのトナーを使用することを示している。このため、予測部212は、再印刷時に欠陥が再度検出されると予測する。また、図17(b)に示す例では、9ページ目〜12ページ目の未印刷マスタ画像のすべてが、Cのトナーを使用しないことを示している。このため、予測部212は、再印刷時に欠陥が再度検出されないと予測する。
図18は、検査部209が検出した欠陥の種類が白スジであった場合の予測部212の処理の概要を示す模式図である。予測部212は、検査部209が検出した欠陥の種類が白スジであった場合、図18に示すように、未印刷マスタ画像のそれぞれについて、白スジが検出された位置と同様の位置でCMYKのトナーが使われるか否かを確認する。そして、すべての未印刷マスタ画像において、白スジが検出された位置と同様の位置でCMYKのトナーが使われない場合に、再印刷時に欠陥が再度検出されないと予測する。一方、白スジが検出された位置と同様の位置でCMYKのトナーが使われることを示す未印刷マスタ画像が一つでもあれば、予測部212は、再印刷時に欠陥が再度検出されると予測する。また、検査部209が検出した欠陥の種類が黒スジであった場合は、予測部212は、すべての未印刷マスタ画像において、黒スジが検出された位置と同様の位置でKのトナーが使われる場合に、再印刷時に欠陥が再度検出されないと予測し、黒スジが検出された位置と同様の位置でKのトナーが使われない未印刷マスタ画像が一つでもあれば、再印刷時に欠陥が再度検出されると予測する。
以上、再印刷予測条件の具体例を説明したが、予測部212は、これらの再印刷予測条件のうちの一つ、または複数の条件の組み合わせを用いて、再印刷時に欠陥が再度検出されるか否かを予測する。予測部212は、デフォルトで設定された再印刷予測条件を使用してもよいし、例えばオペレーションパネル250を利用したオペレータの操作入力により指定されたものを使用してもよい。
図19および図20は、再印刷予測条件を指定する操作入力を受け付けるオペレーションパネル250の入力画面の一例を示す図である。オペレーションパネル250は、まず図19に示すような入力画面を表示して、欠陥予測を行うか否か、欠陥予測を行う場合にはデフォルトの欠陥予測条件を用いるか、あるいは欠陥予測条件の指定を行うか、を指定するオペレータの操作入力を受け付ける。そして、欠陥予測条件を指定して欠陥予測を行う旨の操作入力がなされると、図20に示すような入力画面を表示して、欠陥予測条件を指定するオペレータの操作入力を受け付ける。図20に示す入力画面では、複数の欠陥予測条件を組み合わせて指定できるようになっている。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態の画像形成システムでは、検査装置200が、欠陥が検出されたページのマスタ画像と、未印刷マスタ画像と、欠陥予測条件とを用いて、再印刷時に欠陥が再度検出されるか否かを予測する。そして、再印刷時に欠陥が再度検出されると予測される場合は、印刷装置100による再印刷の開始を禁止する。したがって、この画像形成システムによれば、再印刷時の印刷用紙や色材の無駄を有効に抑制することができる。
また、再印刷時に欠陥が再度検出されるか否かの予測に用いる再印刷予測条件は、オペレータの操作入力によって指定することができるので、実際の印刷環境に応じた予測を行うことができる。
また、再印刷時に欠陥が再度検出されると予測した場合には、オペレーションパネル250などにより警告表示を行うことで、クリーニングやジョブのキャンセルなど、必要な対応をオペレータに促すことができる。
なお、検査装置200のマスタ画像生成部208、検査部209、再印刷制御部210(中断制御部211、予測部212、再開制御部213、算出部214)などの主要な機能は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの専用のハードウェアを用いて実現することができる。また、これらの主要な機能は、例えば、CPU(プロセッサ)やRAM(主記憶)、ROMなどを含むコンピュータシステムの構成を持つシステム制御部201において、所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。この場合、上述した主要な機能を実現するためのプログラムは、例えば、ROMなどに予め組み込んで提供することができる。また、上述した主要な機能を実現するためのプログラムを、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
また、上述した主要な機能を実現するためのプログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。さらに、上述した主要な機能を実現するためのプログラムを、インターネットなどのネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
上記プログラムは、検査装置200のマスタ画像生成部208、検査部209、再印刷制御部210(中断制御部211、予測部212、再開制御部213、算出部214)などを含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしては、例えばシステム制御部201のCPU(プロセッサ)が、ROMなどからプログラムを読み出して実行することにより、上記各部がRAM(主記憶)上にロードされ、RAM(主記憶)上に生成されるようになっている。
以上、本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を加えながら具体化することができる。
100 印刷装置
200 検査装置
208 マスタ画像生成部
209 検査部
210 再印刷制御部
211 中断制御部
212 予測部
213 再開制御部
214 算出部
特開2012−11769号公報

Claims (9)

  1. 印刷物を検査する検査装置であって、
    印刷物に対応するマスタ画像を、当該印刷物が印刷されるよりも前に生成する生成部と、
    印刷物を読み取った読取画像とマスタ画像とを比較して印刷物の欠陥を検査する検査部と、
    複数ページの印刷物が連続して印刷されている間に前記検査部が任意のページの印刷物の欠陥を検出した場合に、印刷を中断させる中断制御部と、
    前記中断制御部が印刷を中断させた場合に、前記生成部が生成したマスタ画像であって印刷されていないページの前記マスタ画像と、前記検査部により欠陥が検出されたページのマスタ画像と、予め定められた欠陥予測条件とを用いて、再印刷時に欠陥が再度検出されるか否かを予測する予測部と、
    前記予測部が再印刷時に欠陥が再度検出されないと予測した場合は、前記検査部により欠陥が検出されたページ以降の再印刷の開始を許可し、前記予測部が再印刷時に欠陥が再度検出されると予測した場合は再印刷の開始を禁止する再開制御部と、を備えることを特徴とする検査装置。
  2. 前記欠陥予測条件を指定する操作入力を受け付ける入力受付部をさらに備え、
    前記予測部は、前記操作入力により指定された前記欠陥予測条件を用いて、再印刷時に欠陥が再度検出されるか否かを予測することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記欠陥予測条件は、前記生成部が生成したマスタ画像であって印刷されていないページのマスタ画像の少なくともいずれかが、前記検査部により欠陥が検出されたページのマスタ画像に対して、予め定めた第1閾値以上の類似度を持つという条件であることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  4. 印刷物の色材使用率をマスタ画像に基づいて算出する算出部をさらに備え、
    前記欠陥予測条件は、前記生成部が生成したマスタ画像であって印刷されていないページのマスタ画像の少なくともいずれかに基づいて算出される色材使用率と、前記検査部により欠陥が検出されたページのマスタ画像に基づいて算出される色材使用率との差分が、予め定めた第2閾値以下であるという条件であることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  5. 前記欠陥予測条件は、前記生成部が生成したマスタ画像であって印刷が行われていないページのマスタ画像の少なくともいずれかが、前記検査部により検出された欠陥の種類に応じて予め定められた画像特徴を持つという条件であることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  6. 前記予測部が再印刷時に欠陥が再度検出されると予測した場合に警告表示を行う表示部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  7. 印刷物の印刷を行う印刷部と、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の検査装置と、を備える画像形成装置。
  8. 印刷物を検査する検査装置において実行される検査方法であって、
    生成部が、印刷物に対応するマスタ画像を、当該印刷物が印刷されるよりも前に生成する工程と、
    検査部が、印刷物を読み取った読取画像とマスタ画像とを比較して印刷物の欠陥を検査する工程と、
    中断制御部が、複数ページの印刷物が連続して印刷されている間に前記検査部が任意のページの印刷物の欠陥を検出した場合に、印刷を中断させる工程と、
    予測部が、前記中断制御部が印刷を中断させた場合に、前記生成部が生成したマスタ画像であって印刷されていないページの前記マスタ画像と、前記検査部により欠陥が検出されたページのマスタ画像と、予め定められた欠陥予測条件とを用いて、再印刷時に欠陥が再度検出されるか否かを予測する工程と、
    再印刷制御部が、前記予測部が再印刷時に欠陥が再度検出されないと予測した場合は、前記検査部により欠陥が検出されたページ以降の再印刷の開始を許可し、前記予測部が再印刷時に欠陥が再度検出されると予測した場合は再印刷の開始を禁止する工程と、を含むことを特徴とする検査方法。
  9. 印刷物を検査する検査装置に、
    印刷物に対応するマスタ画像を、当該印刷物が印刷されるよりも前に生成する生成部の機能と、
    印刷物を読み取った読取画像とマスタ画像とを比較して印刷物の欠陥を検査する検査部の機能と、
    複数ページの印刷物が連続して印刷されている間に前記検査部が任意のページの印刷物の欠陥を検出した場合に、印刷を中断させる中断制御部の機能と、
    前記中断制御部が印刷を中断させた場合に、前記生成部が生成したマスタ画像であって印刷されていないページの前記マスタ画像と、前記検査部により欠陥が検出されたページのマスタ画像と、予め定められた欠陥予測条件とを用いて、再印刷時に欠陥が再度検出されるか否かを予測する予測部の機能と、
    前記予測部が再印刷時に欠陥が再度検出されないと予測した場合は、前記検査部により欠陥が検出されたページ以降の再印刷の開始を許可し、前記予測部が再印刷時に欠陥が再度検出されると予測した場合は再印刷の開始を禁止する再印刷制御部の機能と、を実現させるためのプログラム。
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