JP2021133506A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】検品結果がエラーと判定された成果物が出力され続けてしまう。【解決手段】画像形成装置101は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段107と、記録媒体に形成された画像を読み取る読取手段240と、読取手段の読取結果に画像不良が生じているか否かを判定する判定手段238と、画像形成手段が印刷ジョブに基づいて複数の記録媒体に複数の画像を形成している間に所定回数連続して判定手段により画像不良が生じていると判定された場合(S8110)、画像形成手段による印刷ジョブに基づく画像形成を停止する制御手段(S8113)と、を有する。【選択図】図7
Description
本発明は、画像形成装置により記録媒体に形成された出力画像を検査する検査技術に関する。
従来、印刷物の検品作業は、作業者の経験に基づいた作業者の目視により行われていた。しかし、膨大な量の印刷物を目視で確認するのは作業者の負担が大きく、また確認ミスが発生する確率も高い。更に、画像形成装置から高速で出力される印刷物を目視で確認することは作業効率が良いとは言えない。そのため、高速かつメディア対応を可能とした画像形成装置から出力される印刷物に対して、印刷に同期して自動で検品を行うことが望まれていた。
近年、画像形成装置から出力される印刷物をセンサで読み取り、その読み取って得られた画像データに画像処理を施した後、元データである印刷データと比較して、印刷時の汚れや白抜け、斜行といった印刷時の不良を検出できるシステムが開発されている。更に、複数の排出部を設けたフィニッシャを印刷物の判定結果を基に制御し、正常に印刷された印刷物の成果物と、不良を検出した印刷物の成果物の排出位置とを変更する。これにより、印刷不良の印刷物の成果物と、印刷不良のない印刷物の成果物とを仕分けることができる技術がある(特許文献1)。
従来の検品システムでは、読み取りセンサに汚れの付着等が起きた場合、印刷物を読み取った画像データに汚れ等の影が現れてしまう。この結果、検品処理で読み取った画像データと元データである印刷データとを比較すると、汚れ等の影響により必ずデータの不一致が発生し、検品結果がエラーとなってしまう。その場合、エラーの原因となっている汚れを取り除くか、読み取り部の傷などの場合は修理して傷を無くさない限り、検品処理を再開することができず、その間、生産が停止してしまうことになる。
また、上記のような付着したゴミでなく、印刷物の読み取り時に混入してしまったゴミなどがある場合も、そのゴミによるデータの不一致が発生すると検品結果がエラーとなる。しかしながら、このように、たまたま混入したゴミの場合は、それ以降の検品処理に影響を与えない可能性があるが、固定したゴミか又は一時的に存在したゴミかを判定できないため検品処理を停止することになり、その間、生産が停止してしまうことになる。
また、検品を行いたい精度や項目は、ユーザの要求や検品を行うデータの内容によって異なる。また、様々なデータの内容が混在している印刷物の検品を行うとき、検品項目の内容によっては処理速度が大きく低下する可能性がある。上記問題を解決し、検品処理の確度や生産性を向上することができる技術がある(特許文献2)。
従来の画像形成装置では、検品結果のエラーが発生しても、印刷ジョブに対応する全ての画像を形成し終えるまで画像形成動作を継続させていた。つまり、従来の画像形成装置は、検品結果のエラーが続いても印刷ジョブを中断することができなかった。そのため、例えば画像形成手段や読取手段に異常が生じている場合には、検品結果がエラーとなる成果物が出力され続けてしまう可能性があった。この場合にはユーザの資産である記録媒体が無駄に消費されてしまうといった不利益が生じてしまう可能性があった。
そこで、本発明は、検品結果がエラーと判定された成果物が出力され続けることを抑制することを目的とする。
本発明の一実施例による画像形成装置は、
記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記記録媒体に形成された前記画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段の読取結果に画像不良が生じているか否かを判定する判定手段と、
前記画像形成手段が印刷ジョブに基づいて複数の記録媒体に複数の画像を形成している間に所定回数連続して前記判定手段により画像不良が生じていると判定された場合、前記画像形成手段による前記印刷ジョブに基づく画像形成を停止する制御手段と、
を有することを特徴とする。
記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記記録媒体に形成された前記画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段の読取結果に画像不良が生じているか否かを判定する判定手段と、
前記画像形成手段が印刷ジョブに基づいて複数の記録媒体に複数の画像を形成している間に所定回数連続して前記判定手段により画像不良が生じていると判定された場合、前記画像形成手段による前記印刷ジョブに基づく画像形成を停止する制御手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、検品結果がエラーと判定された成果物が出力され続けることを抑制できる。
(実施例1)
以下、添付図面を参照して、実施例を説明する。以下の説明において、外部コントローラ102は、画像処理コントローラ、デジタルフロントエンド、プリントサーバ又はDFEと呼ばれることもある。画像形成装置101は、複合機、マルチファンクションペリフェラル又はMFPと呼ばれることもある。
以下、添付図面を参照して、実施例を説明する。以下の説明において、外部コントローラ102は、画像処理コントローラ、デジタルフロントエンド、プリントサーバ又はDFEと呼ばれることもある。画像形成装置101は、複合機、マルチファンクションペリフェラル又はMFPと呼ばれることもある。
(印刷システム)
図1は、印刷システム100のハード構成の全体図である。印刷システム100は、画像形成装置101と外部コントローラ102を備える。画像形成装置101と外部コントローラ102は、内部LAN105とビデオケーブル106を介して通信可能に接続されている。外部コントローラ102は、外部LAN104を介してクライアント・パーソナルコンピュータ(以下、PCという)103と通信可能に接続されている。PC103は、外部コントローラ102へ印刷指示を出す。
図1は、印刷システム100のハード構成の全体図である。印刷システム100は、画像形成装置101と外部コントローラ102を備える。画像形成装置101と外部コントローラ102は、内部LAN105とビデオケーブル106を介して通信可能に接続されている。外部コントローラ102は、外部LAN104を介してクライアント・パーソナルコンピュータ(以下、PCという)103と通信可能に接続されている。PC103は、外部コントローラ102へ印刷指示を出す。
PC103には、元データである印刷データを外部コントローラ102が処理できる印刷記述言語へ変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。ユーザは、各種アプリケーションからプリンタドライバを介して外部コントローラ102へ印刷指示を出すことができる。プリンタドライバは、ユーザからの印刷指示に基づいて外部コントローラ102へ印刷データを送信する。外部コントローラ102は、PC103から印刷指示を受け取ると、データ解析やラスタライズ処理を行い、画像形成装置101へ印刷データを送信するとともに印刷指示を出す。
次に、画像形成装置101を説明する。画像形成装置101には複数の異なる機能を持つ装置が接続され、製本などの複雑な印刷処理が可能なように構成されている。画像形成装置101は、印刷装置107、インサータ108、検品装置109、大容量スタッカ110及びフィニッシャ111を含む。
画像形成手段としての印刷装置107は、印刷装置107の下部にある給送部から搬送される用紙などの記録媒体(以下、シートという)に対してトナーを用いて画像を形成する。印刷装置107の構成及び動作原理は、次のとおりである。感光ドラムの表面は、帯電手段によって所定の電位に均一に帯電される。印刷データ(元データである画像データ)に従って変調された光線(以下、レーザ光という)は、ポリゴンミラー等の回転多面鏡により反射され、走査光として感光ドラムの表面に照射される。均一に帯電された感光ドラムの表面は、レーザ光によって露光され、感光ドラムの表面上に静電潜像が形成される。感光ドラムの表面上に形成された静電潜像は、トナーによって現像され、トナー像にされる。感光ドラムの表面上に形成されたトナー像は、転写ドラムによってシートに転写される。この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナーを用いて順次実行することにより、シート上にフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成されたシートは、第一の定着ユニット311(図5)へ搬送される。第一の定着ユニット311は、トナー像が転写されたシートを加熱及び加圧してトナー像をシートに定着する。
インサータ108は、印刷装置107によって印刷され搬送されたシート群の任意の位置に、挿入シートを挿入する。検品装置109は、搬送されたシートの画像を読み取り、読み取った画像データを予めメモリに保存された正解画像データ(印刷データ)と比較することによって、印刷された画像が正常か否かを判断する。大容量スタッカ110は、大容量のシートを積載することが可能である。フィニッシャ111は、搬送されたシートに対して後処理を行う。後処理は、例えば、ステイプル、パンチ、中綴じ製本などである。画像が形成されたシートは、フィニッシャ111の排出トレイに排出される。
図1で説明した印刷システム100は、画像形成装置101に外部コントローラ102が接続された構成である。しかし、印刷システム100は、画像形成装置101が外部コントローラ102に接続された構成に限定されるものではない。例えば、画像形成装置101は、外部LAN104に接続され、画像形成装置101が処理可能な印刷データをPC103から外部LAN104を介して受信するように構成されていてもよい。この場合、画像形成装置101において、データ解析やラスタライズ処理が行われ、印刷処理が実行される。
図2は、印刷システム100のシステム構成のブロック図である。まず、画像形成装置101の印刷装置107の構成について説明する。印刷装置107は、通信I/F217、LANI/F218、ビデオI/F220、HDD221、CPU222、メモリ223、操作部224及び表示部(ディスプレイ)225を有する。印刷装置107は、更に、原稿露光部226、レーザ露光部227、作像部228、定着部229及び給送部230を有する。それぞれの構成要素は、システムバス231を介して接続される。
通信I/F217は、通信ケーブル254を介してインサータ108、検品装置109、大容量スタッカ110及びフィニッシャ111に接続されている。通信ケーブル254を介してそれぞれの装置の制御のための通信が行われる。LANI/F218は、内部LAN105を介して外部コントローラ102に接続されている。内部LAN105を介して外部コントローラ102と印刷装置107の間で印刷データの通信が行われる。ビデオI/F220は、ビデオケーブル106を介して外部コントローラ102に接続されている。ビデオケーブル106を介して外部コントローラ102と印刷装置107の間で画像データの通信が行われる。HDD221は、プログラムやデータが保存された記憶装置である。CPU222は、HDD221に保存されたプログラムに基づいて、画像処理制御及び印刷制御を包括的に行う。メモリ223は、CPU222が各種処理を行う際に必要となるプログラム及び画像データが保存され、ワークエリアとして動作する。操作部224は、ユーザからの各種設定の入力及び操作の指示を受け付ける。表示部225は、印刷装置107の設定情報及び印刷ジョブの処理状況を表示する。
原稿露光部226は、コピー機能やスキャン機能を使用する際に原稿を読み込む処理を行う。ユーザによってプラテンガラス(原稿台)上に載置された原稿に対して露光ランプの光を照射しながらCCDカメラで画像を撮影することで原稿の画像データを読み込む。
レーザ露光部227は、感光ドラムの表面を均一に帯電する一次帯電およびレーザ露光を行う。レーザ露光部227は、まず、感光ドラムの表面を均一なマイナス電位に帯電させる(一次帯電)。次に、レーザ露光部227は、レーザードライバーによって画像データに従ってレーザ光を出射し、ポリゴンミラーによってレーザ光の反射角度を調節しながら感光ドラムにレーザ光を照射する。これによって、レーザ光が照射された部分のマイナス電荷が中和され、感光ドラムの表面上に静電潜像が形成される。
作像部228は、現像ユニット、転写ユニットおよびトナー補給部を有する。現像ユニットは、現像シリンダーからマイナスに帯電したトナーを感光ドラムの表面上の静電潜像に付着させ、トナー像にする。転写ユニットは、一次転写ローラおよび二次転写外ローラを有する。転写ユニットは、一次転写ローラにプラス電位を印加し、感光ドラムの表面上のトナー像を転写ベルトに転写する(一次転写)。転写ユニットは、二次転写外ローラにプラス電位を印加し、転写ベルト上のトナー像をシートに転写する(二次転写)。
定着部229は、加熱ヒーター、定着ベルト及び加圧ベルトを有する。定着部229は、定着ベルトと加圧ベルトの間のニップでシートを加圧及び加熱してトナー像を溶融し、シートにトナー像を定着させる。給送部230は、ローラおよび各種センサによってシートの給送動作および搬送動作を制御する。
次に、画像形成装置101のインサータ108の構成について説明する。インサータ108は、通信I/F232、CPU233、メモリ234及び給送制御部235を有する。それぞれの構成要素は、システムバス236を介して接続される。通信I/F232は、通信ケーブル254を介して印刷装置107に接続されている。インサータ108は、通信ケーブル254を介して印刷装置107と制御に必要な通信を行う。CPU233は、メモリ234に保存された制御プログラムに従って給送に必要な各種制御を行う。メモリ234は、制御プログラムが保存された記憶装置である。給送制御部235は、CPU233からの指示に従って、インサータ108の給送部、ローラ及びセンサを制御し、印刷装置107から搬送されたシートの給送を制御する。
次に、画像形成装置101の検品装置109の構成について説明する。検品装置109は、通信I/F237、CPU238、メモリ239、撮影部240、表示部241及び操作部242を有する。それぞれの構成要素は、システムバス243を介して接続されている。通信I/F237は、通信ケーブル254を介して印刷装置107に接続されている。検品装置109は、通信ケーブル254を介して印刷装置107と制御に必要な通信を行う。CPU238は、メモリ239に保存された制御プログラムに従って検品動作に必要な各種制御を行う。メモリ239は、制御プログラムが保存された記憶装置である。撮影部240は、シートに形成された画像を読み取る読取手段としての画像読取センサ331及び332(図5)を有する。撮影部240は、CPU238の指示に従って、搬送されるシートを撮影する。CPU238は、撮影部240によって撮影された読取画像データと、メモリ239に保存された正解画像データと比較し、シートに形成された画像が正常か否かを判断する。表示部241は、検品結果および設定画面を表示する。操作部242は、ユーザによって操作され、検品装置109の設定変更および正解画像データの登録の指示を受け付ける。
判定手段としてのCPU238は、画像読取センサ331及び332(図5)の読取結果(検知結果)に基づいて、シートに形成された画像に画像不良が生じているか否かを判断する。以下、図3及び図4を用いて、画像不良を検査する検査処理を説明する。図3は、検査対象の画像(検品画像)に縦スジが生じた場合の処理の例を示す図である。図3(a)は、黒縦スジが形成されたシートSと、その実測濃度プロファイルを示す図である。図3(b)は、白縦スジが形成されたシートSと、その実測濃度プロファイルを示す図である。なお、出力画像の検品の方式は各種ある。本実施例の検品の方式は、次に示す方法に限定されるものではない。本実施例において、各種の検品方法を採用してもかまわない。ここでは、縦スジ検出の例を説明する。出力画像の縦スジの検出は、実測濃度プロファイルの比較を行うことによりCPU238によって実行される。ここでいう実測濃度プロファイルは、搬送されるシートSの幅方向の各位置の画像濃度をシート搬送方向に積算したものを意味する。
まず、CPU238は、画像読取センサ331により読み取られたシートS上の画像を、図3(a)及び図3(b)に示されるようにシート搬送方向に沿って積算し、実測濃度プロファイルを生成する。CPU238は、生成した実測濃度プロファイルを元データである画像データのプロファイルと比較することによって、シートS上の画像を検品する。スジの種類としては、図3(a)に示すように白地部に縦のラインが描かれる黒縦スジと、図3(b)に示すように画像の一部が欠損し白く抜ける白縦スジの2種類を想定している。
図4は、縦スジに対するプロファイル演算の処理の例を示す図である。図4(a)は、黒縦スジの場合の予測濃度プロファイル、実測濃度プロファイル及び差分の絶対値を示す図である。図4(b)は、白縦スジの場合の予測濃度プロファイル、実測濃度プロファイル及び差分の絶対値を示す図である。印刷装置107のCPU222は、元データである画像データを検品装置109のCPU238へ送信する。検品装置109のCPU238は、受信した元データである画像データに基づき縦方向に積算した予測濃度プロファイルを予め生成する。CPU238は、生成した予測濃度プロファイルと実測濃度プロファイルの差分を演算する。CPU238は、予測濃度プロファイルと実測濃度プロファイルの差分の絶対値が予め定められた閾値を超えるか否かに基づいて、印刷装置107によって画像が形成されたシートSが不良シートであるか否かを判断する。なお、シート情報及び閾値(検品閾値)は任意に設定可能である。
次に、画像形成装置101の大容量スタッカ110の構成について説明する。大容量スタッカ110は、通信I/F244、CPU245、メモリ246及び排出制御部247を有する。それぞれの構成要素は、システムバス248を介して接続されている。通信I/F244は、通信ケーブル254を介して印刷装置107に接続されている。大容量スタッカ110は、通信ケーブル254を介して印刷装置107と制御に必要な通信を行う。CPU245は、メモリ246に保存された制御プログラムに従ってシートの排出に必要な各種制御を行う。メモリ246は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排出制御部247は、CPU245からの指示に従って、搬送されたシートをスタックトレイ341(図5)、エスケープトレイ(パージトレイ)346(図5)又はフィニッシャ111へ搬送する制御を行う。
次に、画像形成装置101のフィニッシャ111の構成について説明する。フィニッシャ111は、通信I/F249、CPU250、メモリ251、排出制御部252及びフィニッシング処理部253を有する。それぞれの構成要素は、システムバス255を介して接続されている。通信I/F249は、通信ケーブル254を介して印刷装置107に接続されている。フィニッシャ111は、通信ケーブル254を介して印刷装置107と制御に必要な通信を行う。CPU250は、メモリ251に保存された制御プログラムに従ってフィニッシング及び排出に必要な各種制御を行う。メモリ251は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排出制御部252は、CPU250からの指示に従ってシートの搬送及び排出を制御する。フィニッシング処理部253は、CPU250からの指示に従ってステイプル、パンチ又は中綴じ製本等のフィニッシング処理を制御する。
次に、外部コントローラ102の構成について説明する。外部コントローラ102は、CPU208、メモリ209、HDD210、キーボード211、ディスプレイ212、LANI/F213、LANI/F214及びビデオI/F215を有する。それぞれの構成要素は、システムバス216を介して接続されている。CPU208は、HDD210に保存されたプログラム及びデータに基づいて、PC103からの印刷データの受信、RIP処理、印刷装置107への元データである印刷データの送信などの処理を包括的に実行する。メモリ209は、CPU208が各種処理を行う際に必要なプログラム及びデータを保存し、ワークエリアとして動作する。HDD210には、印刷処理などの動作に必要なプログラム及びデータが保存される。
キーボード211は、ユーザが外部コントローラ102へ操作指示を入力するために使用される。ディスプレイ212は、外部コントローラ102の実行アプリケーション等の情報を静止画や動画の映像信号によって表示する。LANI/F213は、外部LAN104を介してPC103に接続されている。外部コントローラ102は、外部LAN104を介してPC103と印刷指示などの通信を行う。LANI/F214は、内部LAN105を介して印刷装置107に接続されている。外部コントローラ102は、内部LAN105を介して印刷装置107と印刷指示などの通信を行う。ビデオI/F215は、ビデオケーブル106を介して印刷装置107に接続されている。外部コントローラ102は、ビデオケーブル106を介して印刷装置107と元データである印刷データなどの通信を行う。
次に、PC103の構成について説明する。PC103は、CPU201、メモリ202、HDD203、キーボード204、ディスプレイ205及びLANI/F206を有する。それぞれの構成要素は、システムバス207を介して接続されている。CPU201は、HDD203に保存された文書処理プログラム等に基づいて印刷データの作成及び印刷指示を実行する。また、CPU201は、システムバス207に接続される各デバイスを包括的に制御する。メモリ202は、CPU201が各種処理を行う際に必要となるプログラム及びデータを保存し、ワークエリアとして動作する。HDD203には、印刷処理などの動作に必要なプログラム及びデータが保存される。キーボード204は、ユーザがPC103への操作指示を入力するために使用される。ディスプレイ205は、PC103の実行アプリケーション等の情報を静止画や動画の映像信号によって表示する。LANI/F206は、外部LAN104に接続されている。PC103は、外部LAN104を介して外部コントローラ102と印刷指示などの通信を行う。
外部コントローラ102と印刷装置107は、内部LAN105及びビデオケーブル106によって接続されている。しかし、外部コントローラ102と印刷装置107の接続は、印刷に必要なデータの送受信が行える構成であればよい。外部コントローラ102と印刷装置107は、例えば、ビデオケーブル106のみで接続されていてもよい。また、メモリ202、メモリ209、メモリ223、メモリ234、メモリ239、メモリ246及びメモリ251は、それぞれ、データ及びプログラムを保存するための記憶装置であればよい。これらのメモリは、たとえば、揮発性のRAM、不揮発性のROM、内蔵HDD、外付けHDD又はUSBメモリであってもよい。
図5は、画像形成装置101の断面図である。印刷装置107は、元データである画像データに従ってシートに画像を形成する。印刷装置107は、給送デッキ301及び302が設けられている。給送デッキ301及び302のそれぞれには、各種シートが収容可能である。給送デッキ301及び302は、収容されたシートの最上位シートを一枚ずつ分離し、シート搬送パス303へ搬送する。現像ステーション304、305、306及び307は、カラー画像を形成するために、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナーを用いて感光ドラムの表面上にトナー像を形成する。感光ドラムの表面上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト308に一次転写される。中間転写ベルト308は、図5において時計回りに回転し、シート搬送パス303から搬送されてきたシートへ二次転写位置309でトナー像が転写される。表示部225は、画像形成装置101の印刷状況や設定のための情報を表示する。
第一の定着ユニット311は、トナー像をシートへ定着する。第一の定着ユニット311は、加圧ローラ及び加熱ローラを備える。加圧ローラと加熱ローラの間のニップをシートが通過することにより、トナーが溶融し加圧されてシートにトナー像が定着される。第一の定着ユニット311を通過したシートは、シート搬送パス312を通ってシート搬送パス315へ搬送される。シートの種類によっては、トナー像をシートに定着させるために更に加熱及び加圧が必要な場合がある。その場合、第一の定着ユニット311を通過したシートは、上側のシート搬送パスを通って第二の定着ユニット313へ搬送される。第二の定着ユニット313によって更に加熱及び加圧されてトナー像がシートに定着される。第二の定着ユニット313を通過したシートは、シート搬送パス314を通ってシート搬送パス315へ搬送される。画像形成モードが両面印刷である場合、シートは、シート反転パス316へ搬送される。シートは、シート反転パス316によって表裏が反転され、両面搬送パス317へ搬送される。シートは、両面搬送パス317からシート搬送パス303へ搬送され、二次転写位置309でシートの裏面(第二の面)にトナー像が転写される。
インサータ108は、挿入シートを挿入する。インサータ108は、挿入シートが積載されるインサータトレイ321を備える。インサータ108は、挿入シートをインサータトレイ321からシート搬送パス322を通じてシート搬送パス333へ搬送する。これによって、印刷装置107から搬送される一連のシート群の前、間、後などの任意の位置に挿入シートを挿入させることができる。また、インサータ108は、搬送ローラに横シフトローラとスキューローラが設けられている。インサータ108は、シートがシート搬送方向に直交する方向(横方向)に基準位置からずれた場合に、横シフトローラとスキューローラによってシートのずれを補正して基準位置に戻すシフト機構を有する。
インサータ108を通過したシートは、検品装置109へ搬送される。検品装置109内には、画像読取センサ331及び332が互いに対向して配置されている。画像読取センサ331は、シート搬送パス333を搬送されるシートの上面(一方側の面)を読み取る。画像読取センサ332は、シート搬送パス333を搬送されるシートの下面(他方側の面)を読み取る。検品装置109は、シート搬送パス333に搬送されたシートが所定に位置に到達したタイミングで、画像読取センサ331及び332を用いてシートの画像を読み取る。検品装置109は、画像読取センサ331及び332の読取結果(検知結果)に基づいて、印刷装置107の画像が正常であるか否かを判断する。表示部241には、検品装置109による検品結果が表示される。
大容量スタッカ110は、大容量のシートを積載することができる。大容量スタッカ110は、シートを積載するトレイとしてスタックトレイ341を有する。検品装置109を通過したシートは、シート搬送パス344を通して大容量スタッカ110に積載される。シートは、シート搬送パス344からシート搬送パス345を経由してスタックトレイ341に積載される。大容量スタッカ110は、更に、排出トレイとしてエスケープトレイ346を有する。エスケープトレイ346には、検品装置109によって不良であると判断されたシートが、シート搬送パス344からシート搬送パス347を経由して排出される。
シート搬送方向において大容量スタッカ110の下流に接続された後処理装置としてのフィニッシャ111へシートを搬送する場合には、シートは、シート搬送パス344からシート搬送パス348を経由してフィニッシャ111へ搬送される。大容量スタッカ110は、シートを反転するための反転部349が設けられている。反転部349は、シートをスタックトレイ341に積載する場合に使用される。入力されたシートの向きと出力時点でのシートの向きが同一となるように、スタックトレイ341に積載する場合には反転部349で一度シートを反転させる。エスケープトレイ346又はフィニッシャ111へシートを搬送する場合は、積載時にシートを裏返さずにそのままシートを排出するため、反転部349によるシートの反転動作は行われない。
フィニッシャ111は、ユーザに指定された機能に応じ、搬送されたシートに対して後処理(以下、フィニッシング処理という)を加える。具体的には、フィニッシャ111は、ステイプル(1か所綴じ、2か所綴じ)、パンチ(2穴・3穴)及び中綴じ製本等のフィニッシング機能を有する。フィニッシャ111は、2つの排出トレイ351及び352を備える。シートは、シート搬送パス353を経由して排出トレイ351へ排出される。ただし、シート搬送パス353を通過するシートに対しては、ステイプル等のフィニッシング処理を行うことができない。シートに対してステイプル等のフィニッシング処理を行う場合、シートは、シート搬送パス354を経由して処理部355でユーザに指定されたフィニッシング処理が施され、排出トレイ352へ排出される。
排出トレイ351及び352は、それぞれ昇降可能である。排出トレイ351を下降させ、処理部355でフィニッシング処理されたシートを排出トレイ351へ積載することも可能である。中綴じ製本が指定された場合には、中綴じ処理部356によってシートの中央部にステイプル処理をした後、シートを二つ折りにして中綴じ製本束を形成する。中綴じ製本束は、シート搬送パス357を経由して中綴じ製本トレイ358へ排出される。中綴じ製本トレイ358は、ベルトコンベアを有する。中綴じ製本トレイ358上に積載された中綴じ製本束は、ベルトコンベアによって左側へ搬送される。
検品装置109のCPU238は、予め設定された検査項目に従って、搬送されるシートの画像を検査する。シートの画像の検査は、予めメモリ239に保存された正解画像データと搬送されるシートの画像の読取画像データとを比較して行われる。画像の比較方法には、画像位置ごとの画素値を比較する方法、エッジ検出による物体の位置の比較方法、OCR(Optical Character Recognition)による文字データの抽出方法などがある。検査項目には、印刷位置のずれ、画像の色合い、画像の濃度、スジやカスレ、汚れ、印刷抜けなどがある。検品装置109によって読み取られた画像データからこれらのデータが算出され、画像の判断が行われる。
(検品処理)
本実施例は、検品装置109によって複数のシート上(複数の記録媒体上)の画像に同じ画像不良が連続して検出された場合(以下、連続NGという)、連続NGが所定回数に到達したか否かを判断する。画像不良が所定回数連続して検出された場合、印刷装置107による画像形成(出力)を停止する。「連続NG」は、画像読取センサ331及び332によって読み取った読取画像のなかに同じ種類のスジ、ポチ、白抜け又は汚れが、同じ位置に、連続して生じている回数を指す。ここでは、一例として、同じ縦スジの画像不良を連続して検出した場合の連続NGについて説明する。連続NGが所定回数に到達した場合に、連続NGの原因となる要因が印刷装置107であるか検品装置109の画像読取センサ331及び332であるかを判別する。
本実施例は、検品装置109によって複数のシート上(複数の記録媒体上)の画像に同じ画像不良が連続して検出された場合(以下、連続NGという)、連続NGが所定回数に到達したか否かを判断する。画像不良が所定回数連続して検出された場合、印刷装置107による画像形成(出力)を停止する。「連続NG」は、画像読取センサ331及び332によって読み取った読取画像のなかに同じ種類のスジ、ポチ、白抜け又は汚れが、同じ位置に、連続して生じている回数を指す。ここでは、一例として、同じ縦スジの画像不良を連続して検出した場合の連続NGについて説明する。連続NGが所定回数に到達した場合に、連続NGの原因となる要因が印刷装置107であるか検品装置109の画像読取センサ331及び332であるかを判別する。
図6は、検品処理の流れ図である。検品装置109のCPU238は、検品処理において検品結果がNGであると連続して判定された回数が所定回数に到達したか否かを判断する。所定回数は、ユーザによって指定されることができる。CPU238は、ユーザ指示情報に基づいて所定回数を決定する決定手段として機能する。検品結果がNGであると連続して判定された回数が所定回数に到達した場合に、CPU238は、連続してNGであると判定された検品結果が同じ画像不良によるものであるか否かを判断する。連続してNGであると判定された検品結果が同じ画像不良によるものである場合に、CPU238は、画像不良の原因(不良要因)が印刷装置107であるか画像読取センサ331であるかを判断する要因特定処理を実行する。要因特定処理については、図7を用いて後述する。
以下、図6を用いて、制御手段としてのCPU238によって実行される検品処理を説明する。CPU238は、メモリ239に保存されたプログラムに従って検品処理を実行する。印刷装置107によって画像が形成されたシートは、印刷装置107からインサータ108を経由して検品装置109へ搬送される。CPU238は、画像が形成されたシートをシート搬送パス333に搬送する(S8101)。検品装置109は、シートの上面(第一の面)を読み取る画像読取センサ331がシート搬送パス333の上側(一方の側)に設けられている。検品装置109は、シートの下面(第二の面)を読み取る画像読取センサ332がシート搬送パス333の下側(シート搬送パス333を挟んで一方の側と反対の他方の側)に設けられている。CPU238は、シートの搬送タイミングに合わせて、画像読取センサ331によってシートの上面(第一の面)の検品動作を行う(S8102)。
CPU238は、画像読取センサ331によって読み取られた画像データに基づいて検品処理を行い、検品処理の検品結果がOKであるかNGであるかを判断する(S8103)。検品結果がOKである場合(S8103でOK)、CPU238は、シートが排出トレイ(スタックトレイ341、排出トレイ351、排出トレイ352又は中綴じ製本トレイ358)へ排出されるように(S8104)シートを大容量スタッカ110へ搬送する。CPU238は、処理をS8105へ進める。
検品結果がNGである場合(S8103でNG)、CPU238は、CPU238に内蔵されたカウンタの値を1つ増やす(S8106)。CPU238は、シートが大容量スタッカ110のエスケープトレイ346へ排出されるように(S8107)、シートを大容量スタッカ110へ搬送する。CPU238は、NGが連続したか否かを判断する(S8108)。NGが連続していない場合(S8108でNO)、CPU238は、カウンタの値を1にして(S8109)、処理をS8105へ進める。NGが連続している場合(S8108でYES)、CPU238は、検品結果がNGであると連続して判定された回数(以下、連続NGの回数という)が所定回数に到達したか否かを判断する(S8110)。連続NGの回数が所定回数に到達していない場合(S8110でNO)、CPU238は、処理をS8105へ進める。
連続NGの回数が所定回数に到達した場合(S8110でYES)、CPU238は、NGの検品結果が同じ画像不良(同じ不良現象)によるものであるか否かを判断する(S8111)。具体的には、NGの検品結果が同じ画像不良によるものであるか否かの判断は、検品のNG判定分類(画質情報)とNG発生箇所の位置情報に基づいて行われる。連続NGのNG判定分類が異なる場合又はNG発生箇所の位置情報が異なる場合、NGの検品結果が同じ画像不良によるものではないと判断される(S8111でNO)。CPU238は、カウンタの値を0にリセットする(S8112)。
CPU238は、処理をS8105へ進める。CPU238は、検品待機シートがあるか否かを判断する(S8105)。検品待機シートがある場合(S8105でYES)、CPU238は、処理をS8102へ戻し、検品動作を継続する。検品待機シートがない場合(S8105でNO)、CPU238は、検品処理を終了する。
連続NGのNG判定分類が同じで、かつ、NG発生箇所の位置情報が同じである場合、NGの検品結果が同じ画像不良によるものであると判断される(S8111でYES)。CPU238は、印刷装置107のCPU222へ画像形成停止通知を送信する(S8113)。CPU238は、画像不良の原因(不良要因)が印刷装置107であるか画像読取センサ331であるかを判断する要因特定処理を実行する(S8114)。
(要因特定処理)
以下、図7を用いて、図6のS8114で実行される要因特定処理のサブルーチンを説明する。図7は、要因特定処理の流れ図である。要因特定処理において、CPU238は、画像不良の原因が印刷装置107であるか画像読取センサ331及び332であるかを判断する。まず、CPU238は、連続NGのNG判定分類が縦スジであるか否かを判断する(S9001)。連続NGのNG判定分類が縦スジでない場合(S9001でNO)、CPU238は、画像不良の原因が印刷装置107であると判断して印刷装置107のCPU222へ不良を通知する(S9002)。CPU238は、要因特定処理を終了する。
以下、図7を用いて、図6のS8114で実行される要因特定処理のサブルーチンを説明する。図7は、要因特定処理の流れ図である。要因特定処理において、CPU238は、画像不良の原因が印刷装置107であるか画像読取センサ331及び332であるかを判断する。まず、CPU238は、連続NGのNG判定分類が縦スジであるか否かを判断する(S9001)。連続NGのNG判定分類が縦スジでない場合(S9001でNO)、CPU238は、画像不良の原因が印刷装置107であると判断して印刷装置107のCPU222へ不良を通知する(S9002)。CPU238は、要因特定処理を終了する。
連続NGのNG判定分類が縦スジである場合(S9001でYES)、CPU238は、印刷装置107にサンプル画像形成を指示する(S9003)。CPU238は、サンプル画像が形成されたシートをインサータ108のシフト機構によってサイドシフトするようにインサータ108へ指示する(S9004)。インサータ108のシフト機構は、シート搬送方向に直交する方向にシートを5mmずらすようにサイドシフトを行う。本実施例においては、シートを右へ5mmずらしているが、これに限定されるものではない。シートを右へ6mm又は4mmずらしてもよいし、左へ5mmずらしてもよい。CPU238は、サンプル画像が形成されたシートの検品動作を実行する(S9005)。
CPU238は、検品処理の結果に基づいて、サンプル画像の縦スジの位置情報が連続NGのNG発生箇所の位置情報と同じであるか否かを判断する(S9006)。サンプル画像の縦スジの位置情報が連続NGのNG発生箇所の位置情報と同じである場合(S9006でYES)、CPU238は、縦スジの原因が印刷装置107であると判断し、印刷装置107のCPU222へ不良を通知する(S9007)。CPU238は、要因特定処理を終了する。
サンプル画像の縦スジの位置情報が連続NGのNG発生箇所の位置情報と異なる場合(S9006でNO)、CPU238は、縦スジの原因が画像読取センサ331であると判断する(S9008)。CPU238は、要因特定処理を終了する。
本実施例においては、シートの片面に形成された画像を検品装置109によって検品し、検品結果がNGであると連続して判定された回数が所定回数に到達した場合に要因特定処理を実行する。同じ位置で縦スジの画像不良が連続して所定回数検出された場合、連続NGの検品結果とサンプル画像の検品結果を比較する。比較結果に基づいて、NGの原因が印刷装置107によるものであるのか画像読取センサ331によるものであるのかを判断する。本実施例によれば、記録媒体上の画像に同じの画像不良が連続して検出された場合、NGの原因が印刷装置107であるか画像読取センサ331であるかを特定することができる。
(実施例2)
以下、実施例2を説明する。実施例2において、実施例1と同様の構造については同様の参照符号を付して説明を省略する。実施例2の印刷システム100及び検品処理は、実施例1と同様であるので説明を省略する。実施例2の要因特定処理は、実施例1と異なる。以下、実施例2の要因特定処理を説明する。
以下、実施例2を説明する。実施例2において、実施例1と同様の構造については同様の参照符号を付して説明を省略する。実施例2の印刷システム100及び検品処理は、実施例1と同様であるので説明を省略する。実施例2の要因特定処理は、実施例1と異なる。以下、実施例2の要因特定処理を説明する。
(要因特定処理)
以下、図8を用いて、図6のS8114で実行される実施例2の要因特定処理のサブルーチンを説明する。図8は、実施例2の要因特定処理の流れ図である。CPU238は、連続NGのNG判定分類が縦スジであるか否かを判断する(S4001)。連続NGのNG判定分類が縦スジでない場合(S4001でNO)、CPU238は、連続NGの原因が印刷装置107であると判断し、印刷装置107のCPU222へ不良を通知する(S4002)。
以下、図8を用いて、図6のS8114で実行される実施例2の要因特定処理のサブルーチンを説明する。図8は、実施例2の要因特定処理の流れ図である。CPU238は、連続NGのNG判定分類が縦スジであるか否かを判断する(S4001)。連続NGのNG判定分類が縦スジでない場合(S4001でNO)、CPU238は、連続NGの原因が印刷装置107であると判断し、印刷装置107のCPU222へ不良を通知する(S4002)。
連続NGのNG判定分類が縦スジである場合(S4001でYES)、CPU238は、印刷装置107のシート搬送パス(搬送路)312、314又は315に残っている、画像が形成されたシートを搬送する(S4003)。CPU238は、画像が形成されたシートをインサータ108のシフト機構によってサイドシフトするようにインサータ108へ指示する(S4004)。なお、サイドシフトは、インサータ108のシフト機構に限定されるものではない。印刷装置107の搬送ローラを横方向にスライドすることによってシート搬送パス上でサイドシフトしてもよい。CPU238は、画像が形成されたシートの検品動作を実行する(S4005)。
CPU238は、検品処理の結果に基づいて、残っていたシートの画像の縦スジの位置情報が連続NGのNG発生箇所の位置情報と同じであるか否かを判断する(S4006)。残っていたシートの画像の縦スジの位置情報が連続NGのNG発生箇所の位置情報と異なる場合(S4006でNO)、CPU238は、縦スジの原因が画像読取センサ331であると判断する(S4007)。検品装置109は、ユーザに画像読取センサ331のリカバリ(自動復帰)手順を警告表示する。例えば、検品装置109は、表示部241に画像読取センサ331の清掃をユーザに促す表示をする(S4008)。
CPU238は、ユーザによる画像読取センサ331の清掃を確認する(S4009)。画像読取センサ331の清掃が確認されると、CPU238は、インサータ108からシートを送り、検品動作を実行する(S4010)。CPU238は、検品結果がOKであるかNGであるかを判断する(S4011)。同じ縦スジが発生し、検品結果がNGである場合(S4011でNG)、画像読取センサ331の故障の可能性が高いので、CPU238は、サポートへ連絡する(S4012)。一方、検品結果がOKである場合(S4011でOK)、CPU238は、印刷装置107による画像形成を再開させる(S4013)。
一方、残っていたシートの画像の縦スジの位置情報が連続NGのNG発生箇所の位置情報と同じである場合(S4006でYES)、CPU238は、縦スジの原因が印刷装置107であると判断し、印刷装置107へ不良を通知する(S4002)。CPU238は、印刷装置107にリカバリ手順を表示させる(S4014)。CPU238は、ユーザによる印刷装置107のリカバリ手順の終了を確認する(S4015)。リカバリ手順の終了を確認すると、CPU238は、印刷装置107にテスト画像の形成を指示する(S4016)。CPU238は、テスト画像の検品動作を実行する(S4017)。
CPU238は、検品結果がOKであるかNGであるかを判断する(S4018)。同じ縦スジが発生し、検品結果がNGである場合(S4018でNG)、CPU238は、サポートへ連絡する(S4012)。一方、検品結果がOKである場合(S4018でOK)、CPU238は、印刷装置107による画像形成を再開させる(S4013)。
本実施例によれば、記録媒体上の画像に同じ画像不良が連続して検出された場合、NGの原因が印刷装置107であるか画像読取センサ331であるかを特定することができる。そして、特定された印刷装置107又は画像読取センサ331のリカバリ(自動復帰)の診断を行い、印刷装置107又は画像読取センサ331が復帰したら印刷装置107による画像形成を再開させ、復帰しない場合にはサポートへ連絡することができる。
(実施例3)
以下、実施例3を説明する。実施例3において、実施例1と同様の構造については同様の参照符号を付して説明を省略する。実施例3の印刷システム100及び検品処理は、実施例1と同様であるので説明を省略する。実施例3の要因特定処理は、実施例1及び実施例2と異なる。以下、実施例3の要因特定処理を説明する。実施例3では、画像読取センサ(第一のセンサ)331によってシートの上面(第一の面)の同じ位置で縦スジの画像不良が連続して検出された場合、シートを印刷装置107内のシート反転パス316へ搬送し、スイッチバックさせる。シートの上面(第一の面)と下面(第二の面)を反転させて、シートの上面(第一の面)の画像を画像読取センサ(第二のセンサ)332によって読み取る。連続NGの検品結果と画像読取センサ332の検品結果を比較する。比較結果に基づいて、NGの原因が印刷装置107によるものであるのか画像読取センサ331によるものであるのかを判断する。
以下、実施例3を説明する。実施例3において、実施例1と同様の構造については同様の参照符号を付して説明を省略する。実施例3の印刷システム100及び検品処理は、実施例1と同様であるので説明を省略する。実施例3の要因特定処理は、実施例1及び実施例2と異なる。以下、実施例3の要因特定処理を説明する。実施例3では、画像読取センサ(第一のセンサ)331によってシートの上面(第一の面)の同じ位置で縦スジの画像不良が連続して検出された場合、シートを印刷装置107内のシート反転パス316へ搬送し、スイッチバックさせる。シートの上面(第一の面)と下面(第二の面)を反転させて、シートの上面(第一の面)の画像を画像読取センサ(第二のセンサ)332によって読み取る。連続NGの検品結果と画像読取センサ332の検品結果を比較する。比較結果に基づいて、NGの原因が印刷装置107によるものであるのか画像読取センサ331によるものであるのかを判断する。
(要因特定処理)
以下、図9を用いて、図6のS8114で実行される実施例3の要因特定処理のサブルーチンを説明する。図9は、実施例3の要因特定処理の流れ図である。CPU238は、連続NGのNG判定分類が縦スジであるか否かを判断する(S5001)。連続NGのNG判定分類が縦スジでない場合(S5001でNO)、CPU238は、画像不良の原因が印刷装置107であると判断し、印刷装置107のCPU222へ不良を通知する(S5002)。
以下、図9を用いて、図6のS8114で実行される実施例3の要因特定処理のサブルーチンを説明する。図9は、実施例3の要因特定処理の流れ図である。CPU238は、連続NGのNG判定分類が縦スジであるか否かを判断する(S5001)。連続NGのNG判定分類が縦スジでない場合(S5001でNO)、CPU238は、画像不良の原因が印刷装置107であると判断し、印刷装置107のCPU222へ不良を通知する(S5002)。
連続NGのNG判定分類が縦スジである場合(S4001でYES)、CPU238は、印刷装置107のシート搬送パス(搬送路)312、314又は315に残っている、画像が形成されたシートをシート反転パス316へ搬送させる(S5003)。シート反転パス316でシートをスイッチバックさせ、シートの表裏を反転させる。CPU238は、表裏が反転されたシートを検品装置109へ搬送させる(S5004)。CPU238は、シート搬送パス333の下側に配置された画像読取センサ(第二のセンサ)332によって、上面(第一の面)を下側へ向けたシートの検品動作を実行する(S5005)。
CPU238は、検品処理の結果に基づいて、スイッチバックされたシートの画像の縦スジの位置情報が連続NGのNG発生箇所の位置情報と同じであるか否かを判断する(S5006)。画像読取センサ(第一のセンサ)331と画像読取センサ(第二のセンサ)332の検品結果で異なる位置に縦スジが検出された場合は、連続NGの原因が画像読取センサ(第一のセンサ)331によるものであると判断することができる。また、画像読取センサ(第一のセンサ)331と画像読取センサ(第二のセンサ)332の検品結果で同じ位置に縦スジが検出された場合は、連続NGの原因が印刷装置107によるものであると判断することができる。そこで、CPU238は、以下のように処理を行う。
スイッチバックされたシートの画像の縦スジの位置情報が連続NGのNG発生箇所の位置情報と異なる場合(S5006でNO)、CPU238は、縦スジの原因が画像読取センサ331であると判断する(S5007)。検品装置109は、ユーザに画像読取センサ331のリカバリ(自動復帰)手順を警告表示する。例えば、検品装置109は、表示部241に画像読取センサ331の清掃をユーザに促す表示をする(S5008)。
CPU238は、ユーザによる画像読取センサ331の清掃を確認する(S5009)。画像読取センサ331の清掃が確認されると、CPU238は、インサータ108からシートを送り、検品動作を実行する(S5010)。CPU238は、検品結果がOKであるかNGであるかを判断する(S5011)。同じ縦スジが発生し、検品結果がNGである場合(S5011でNG)、画像読取センサ331の故障の可能性が高いので、CPU238は、サポートへ連絡する(S5012)。一方、検品結果がOKである場合(S5011でOK)、CPU238は、印刷装置107による画像形成を再開させる(S5013)。
一方、スイッチバックされたシートの画像の縦スジの位置情報が連続NGのNG発生箇所の位置情報と同じである場合(S5006でYES)、CPU238は、縦スジの原因が印刷装置107であると判断し、印刷装置107へ不良を通知する(S5002)。CPU238は、印刷装置107にリカバリ手順を表示させる(S5014)。CPU238は、ユーザによる印刷装置107のリカバリ手順の終了を確認する(S5015)。リカバリ手順の終了を確認すると、CPU238は、印刷装置107にテスト画像の形成を指示する(S5016)。CPU238は、テスト画像の検品動作を実行する(S5017)。
CPU238は、検品結果がOKであるかNGであるかを判断する(S5018)。同じ縦スジが発生し、検品結果がNGである場合(S5018でNG)、CPU238は、サポートへ連絡する(S5012)。一方、検品結果がOKである場合(S5018でOK)、CPU238は、印刷装置107による画像形成を再開させる(S5013)。
本実施例によれば、記録媒体上の画像に同じの画像不良が連続して検出された場合、NGの原因が印刷装置107であるか画像読取センサ331であるかを特定することができる。そして、特定された印刷装置107又は画像読取センサ331のリカバリ(自動復帰)の診断を行い、印刷装置107又は画像読取センサ331が復帰したら印刷装置107による画像形成を再開させ、復帰しない場合にはサポートへ連絡することができる。
(実施例4)
以下、実施例4を説明する。実施例4において、実施例1と同様の構造については同様の参照符号を付して説明を省略する。実施例4の印刷システム100及び検品処理は、実施例1と同様であるので説明を省略する。実施例4においては、印刷装置107が両面印刷モードでシートの両面に画像を形成する。実施例4の要因特定処理は、シートの両面に形成された画像の検品を行う場合に実行される。実施例4の要因特定処理は、実施例1乃至実施例3と異なる。以下、実施例4の要因特定処理を説明する。
以下、実施例4を説明する。実施例4において、実施例1と同様の構造については同様の参照符号を付して説明を省略する。実施例4の印刷システム100及び検品処理は、実施例1と同様であるので説明を省略する。実施例4においては、印刷装置107が両面印刷モードでシートの両面に画像を形成する。実施例4の要因特定処理は、シートの両面に形成された画像の検品を行う場合に実行される。実施例4の要因特定処理は、実施例1乃至実施例3と異なる。以下、実施例4の要因特定処理を説明する。
(要因特定処理)
以下、図10を用いて、図6のS8114で実行される実施例4の要因特定処理のサブルーチンを説明する。図10は、実施例4の要因特定処理の流れ図である。CPU238は、画像読取センサ(第一のセンサ)331と画像読取センサ(第二のセンサ)332のいずれかの連続NGのNG判定分類が縦スジであるか否かを判断する(S6001)。画像読取センサ(第一のセンサ)331と画像読取センサ(第二のセンサ)332のいずれのNG判定分類も縦スジでない場合(S6001でNO)、CPU238は、連続NGの原因が印刷装置107であると判断する。CPU238は、印刷装置107のCPU222へ不良を通知する(S6002)。
以下、図10を用いて、図6のS8114で実行される実施例4の要因特定処理のサブルーチンを説明する。図10は、実施例4の要因特定処理の流れ図である。CPU238は、画像読取センサ(第一のセンサ)331と画像読取センサ(第二のセンサ)332のいずれかの連続NGのNG判定分類が縦スジであるか否かを判断する(S6001)。画像読取センサ(第一のセンサ)331と画像読取センサ(第二のセンサ)332のいずれのNG判定分類も縦スジでない場合(S6001でNO)、CPU238は、連続NGの原因が印刷装置107であると判断する。CPU238は、印刷装置107のCPU222へ不良を通知する(S6002)。
画像読取センサ331と332の少なくとも一方のNG判定分類が縦スジである場合(S6101でYES)、CPU238は、画像読取センサ331と332の両方で連続NGの回数が所定回数に到達しているか否かを判断する(S6003)。画像読取センサ331と332の一方のみで連続NGの回数が所定回数に到達している場合(S6003でNO)、CPU238は、画像読取センサ331と332の当該一方のセンサが不良であると判断する(S6004)。画像読取センサ331と332の両方で連続NGの回数が所定回数に到達している場合(S6003でYES)、CPU238は、画像読取センサ331と332の両方のNG判定分類が縦スジであるか否かを判断する(S6005)。
画像読取センサ331と332の連続NGのNG判定分類が異なる場合(S6005でNO)、CPU238は、画像読取センサと印刷装置107の両方に不良があると判断する(S6006)。連続NGのNG判定分類が縦スジであると判断された画像読取センサに不良があると判断される。また、NG判定分類が縦スジでないと判断された画像読取センサによって読み取られる画像の不良は、印刷装置107が原因であると判断される。CPU238は、印刷装置107へ不良を通知する(S6007)。
画像読取センサ331と332の両方のNG判定分類が縦スジである場合(S6005でYES)、CPU238は、画像読取センサ331と332の両方のNG発生箇所の位置情報が同じであるか否かを判断する(S6008)。画像読取センサ331と332の両方のNG発生箇所の位置情報が同じである場合(S6008でYES)、CPU238は、印刷装置107に不良があると判断し、印刷装置107へ不良を通知する(S6009)。画像読取センサ331と332の両方のNG発生箇所の位置情報が異なる場合(S6008でNO)、CPU238は、画像読取センサ331と332の両方に不良があると判断する(S6010)。
実施例4の要因特定処理は、画像形成モードとして両面印刷モードで印刷装置107によってシートの両面に形成された画像を検品するときに実行される。本実施例によれば、記録媒体上の画像に同じの画像不良が連続して検出された場合、NGの原因が印刷装置107であるか画像読取センサ331、332であるか又はその両方であるかを特定することができる。
(実施例5)
以下、実施例5を説明する。実施例5において、実施例1と同様の構造については同様の参照符号を付して説明を省略する。実施例5の印刷システム100及び検品処理は、実施例1と同様であるので説明を省略する。実施例5は、実施例1乃至実施例4の要因特定処理においてNGの原因が印刷装置107、画像読取センサ331又はその両方に特定された場合に改善動作を実行する。以下、実施例5の改善動作を説明する。
以下、実施例5を説明する。実施例5において、実施例1と同様の構造については同様の参照符号を付して説明を省略する。実施例5の印刷システム100及び検品処理は、実施例1と同様であるので説明を省略する。実施例5は、実施例1乃至実施例4の要因特定処理においてNGの原因が印刷装置107、画像読取センサ331又はその両方に特定された場合に改善動作を実行する。以下、実施例5の改善動作を説明する。
(改善動作)
図11は、実施例5の改善動作の流れ図である。CPU238は、印刷装置107と画像読取センサ331又は332の両方で不良が発生しているか否かを判断する(S7001)。印刷装置107と画像読取センサ331又は332のどちらか一方で不良が発生している場合(S7001でNO)、CPU238は、画像読取センサ331又は332で不良が発生しているか否かを判断する(S7002)。画像読取センサ331又は332で不良が発生していない場合(S7002でNO)、CPU238は、印刷装置107が不良であると判断する(S7003)。CPU238は、印刷装置107へ不良を通知する(S7004)。CPU238は、印刷装置107に縦スジ発生要因の改善制御を実行させる(S7005)。具体的には、印刷装置107は、帯電器のワイヤ清掃、クリーニング部材のトナーすり抜けを防止するためにトナー画像を帯状に形成する帯打ち制御を実行する。CPU238は、改善動作を終了する。
図11は、実施例5の改善動作の流れ図である。CPU238は、印刷装置107と画像読取センサ331又は332の両方で不良が発生しているか否かを判断する(S7001)。印刷装置107と画像読取センサ331又は332のどちらか一方で不良が発生している場合(S7001でNO)、CPU238は、画像読取センサ331又は332で不良が発生しているか否かを判断する(S7002)。画像読取センサ331又は332で不良が発生していない場合(S7002でNO)、CPU238は、印刷装置107が不良であると判断する(S7003)。CPU238は、印刷装置107へ不良を通知する(S7004)。CPU238は、印刷装置107に縦スジ発生要因の改善制御を実行させる(S7005)。具体的には、印刷装置107は、帯電器のワイヤ清掃、クリーニング部材のトナーすり抜けを防止するためにトナー画像を帯状に形成する帯打ち制御を実行する。CPU238は、改善動作を終了する。
画像読取センサ331又は332で不良が発生している場合(S7002でYES)、CPU238は、画像読取センサ331又は332が不良であると判断する(S7006)。CPU238は、画像読取センサ331又は332の改善制御を実行する(S7007)。具体的には、画像読取センサ331又は332の清掃部材を動作させ、画像読取センサ331又は332に付着した異物を除去することによって、画像読取センサ331又は332の出力異常を改善する。CPU238は、改善動作を終了する。
印刷装置107と画像読取センサ331又は332の両方で不良が発生している場合(S7001でYES)、CPU238は、印刷装置107へ不良を通知する(S7008)。CPU238は、印刷装置107に縦スジ発生要因の改善制御を実行させる(S7009)。同時に、CPU238は、画像読取センサ331又は332の改善制御を実行する(S7010)。CPU238は、改善動作を終了する。
本実施例においては、印刷装置107の縦スジ発生要因の改善制御として、帯電器のワイヤ清掃、クリーニング部材のトナーすり抜けを防止するためにトナー画像を帯状に形成する帯打ち制御を例として挙げた。しかし、印刷装置107の縦スジ発生要因の改善制御は、これらに限定されるものではなく、縦スジ発生を防止するための他の制御であってもよい。本実施例においては、画像読取センサ331又は332の改善制御として、画像読取センサ331又は332の清掃部材を動作させる制御を例として挙げた。しかし、画像読取センサ331又は332の改善制御は、これに限定されるものではなく、画像読取センサ331又は332の出力異常を改善する他の制御であってもよい。
以上のように、NGの原因が印刷装置107であるか画像読取センサ331又は332であるかを特定した後に、改善制御を実行することによって、画像形成装置101を画像形成停止状態から正常な状態へ戻すことができる。また、本実施例においては、改善制御が実行された後に、検品処理においてNGと判定された画像から印刷ジョブを再開し、検品処理を行ってもよい。再開直後の画像の検品結果に改善制御の実行前の検品結果と同じ種類の不良(スジ又はポチ)が同じ位置に表れた場合、印刷装置107の画像形成動作を停止させると共に、印刷装置107の表示部225に警告を表示してもよい。サービスマンが点検を行うまで、検品装置109による検品処理が実行されないように検品装置109が制御されてもよい。
本実施例によれば、検品結果が連続NGである場合にNGの要因を特定し、自動復帰できるか否かの診断を行うことができる。本実施例によれば、連続して形成された画像に同じ画像不良がある場合に、画像不良の原因が印刷装置107であるか画像読取センサ331又は332であるかを特定することができる。
101・・・画像形成装置
107・・・印刷装置
238・・・CPU
240・・・撮影部
331、332・・・画像読取センサ
107・・・印刷装置
238・・・CPU
240・・・撮影部
331、332・・・画像読取センサ
Claims (7)
- 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記記録媒体に形成された前記画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段の読取結果に画像不良が生じているか否かを判定する判定手段と、
前記画像形成手段が印刷ジョブに基づいて複数の記録媒体に複数の画像を形成している間に所定回数連続して前記判定手段により画像不良が生じていると判定された場合、前記画像形成手段による前記印刷ジョブに基づく画像形成を停止する制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記所定回数をユーザ指示情報に基づいて決定する決定手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記判定手段は、前記読取結果に生じる画像不良の種類を検知し、
前記制御手段は、前記所定回数連続して所定の種類の画像不良が生じていると判定された場合に、前記画像形成手段による前記印刷ジョブに基づく画像形成を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、さらに、前記読取結果に生じる画像不良の種類に応じてテスト画像を形成するか否かを制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成手段は、前記記録媒体を搬送する搬送方向に直交する方向へ前記記録媒体をシフトさせるシフト機構を有し、
前記制御手段は、前記シフト機構によって前記テスト画像が形成された記録媒体をシフトさせ、前記読取手段に前記シフトされた記録媒体上の前記テスト画像を読み取らせることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、さらに、前記読取結果に生じる画像不良の種類に基づき、前記読取結果に生じる画像不良の原因が前記画像形成手段であるか前記読取手段であるかを判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、さらに、前記読取結果に生じる画像不良の種類に基づいて改善動作を実行し、前記印刷ジョブに基づく画像形成を再開するか否かを制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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