JP6411684B1 - 印刷物の検査方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷から検査までを一連の工程として高速で実行し得る印刷物の検査方法および装置を提供する。【解決手段】印刷機1から排出された印刷物Pを撮像する撮像部10と、該撮像部10で撮像された画像を取得し、被検査画像Iとして格納する被検査画像格納部20と、被検査画像Iと比較するための基準画像Sを格納する基準画像格納部30と、基準画像格納部30から単位毎に読み出した基準画像Sと、被検査画像格納部20から単位毎に読み出した被検査画像Iとを比較する検査部40とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷物の印刷品質を検査するための方法および装置に関する。
従来、印刷とはインク等の着色剤を用い、原版と同じ画像や文字を複製することと定義することができ、一の原版から複数の印刷物を製作することが通常であった。こういった従来の印刷においては、印刷物における印刷の品質を検査する場合、例えば複数の印刷物をそれぞれ一の原版と比較し、各印刷物の印刷内容に原版に対して一定以上の食い違いが認められた場合に、前記印刷物に関して印刷品質が基準を満たしていないと判定する。
ところが近年では、情報技術の進展により、コンピュータ上で作成した電子データから、印刷機を通じて紙等の媒体に対し画像や文字が出力される形式が主流になっている。この場合、原版は必ずしも実体として存在しない。また、製作される印刷物も多数とは限らず、一部から数部程度の少数のみが出力されるという場合も多い。
こうした電子データの印刷物を検査する場合、例えば原版である電子データを基準とし、印刷物をページ毎に撮像した画像をページ毎に電子データと引き比べ、差異が認められた場合に印刷にエラーがあると判定する。
尚、この種の印刷物の検査技術に関連する先行技術文献としては、例えば、下記の特許文献1等がある。
特開2017−173069号公報
しかしながら、上述の如き電子データと印刷物とを比較するような検査方法では、例えば印刷物を撮像した後、撮像した画像に対し、ページ毎に画像に所定の補正を加えたうえで順次もとの電子データと比較するといった手順を踏む必要がある。このような方法では、ページ毎に補正の手順が生じるために、検査にその都度時間がかかってしまうので、例えば印刷中、それと並行して印刷済みのページを検査しようとすれば、印刷の速度を落とさざるを得ない。あるいは、印刷と並行して検査するのではなく、例えば印刷が終了した印刷物を電子データと比較し、エラーが認められたページを印刷し直すといった手順で検査を行う必要がある。このように、電子データの印刷においては、印刷物の印刷品質を即時的に高速で検査し得るような技術は現状、実用化されておらず、より効率の良い検査技術の開発が求められていた。
本発明は、斯かる実情に鑑み、印刷から検査までを一連の工程として高速で実行し得る印刷物の検査方法および装置を提供しようとするものである。
本発明は、印刷機から排出された印刷物を撮像し、被検査画像を取得する工程と、印刷に係る工程に先立ち、前記被検査画像と比較するために該被検査画像の態様に合わせて基準画像生成を開始する工程と、前記基準画像と前記被検査画像を単位毎に読み出す工程と、単位毎に前記被検査画像より前に生成され、単位毎に読み出された前記基準画像を、単位毎に読み出された前記被検査画像比較する工程と、前記基準画像と前記被検査画像を比較する前記工程の結果、不一致が認められた場合に印刷にエラーが生じたと判定する工程とを含む印刷物の検査方法にかかるものである。
本発明の印刷物の検査方法は、前記基準画像を構成する個別の画像に個別識別データを付与する工程と、前記被検査画像を構成する個別の画像に、前記基準画像を構成する個別の画像に応じた個別識別データを付与する工程と、単位毎に読み出した前記基準画像と前記被検査画像の個別識別データを照合する工程を含み、単位毎に読み出した前記基準画像と前記被検査画像を比較する前記工程においては、前記個別識別データの一致する前記基準画像と前記被検査画像を比較することができる。
本発明の印刷物の検査方法において、前記印刷機にて印刷される印刷物には、位置に応じて組毎に識別データをコードする標識が付されており、前記印刷機から排出された印刷物の前記標識を読み取る工程と、単位毎に読み出した前記基準画像と前記被検査画像を比較する前記工程の結果、不一致が認められた場合に、該当する前記基準画像と前記被検査画像に対応する識別データをエラーデータとして記録する工程とを含むことができる。
本発明の印刷物の検査方法において、前記基準画像は、印刷用の原データから生成することができる。
本発明の印刷物の検査方法において、前記基準画像は、予測される前記被検査画像に画素数、オブジェクトの大きさと位置、色調、彩度、明度、ホワイトバランスのうち少なくともいずれかを合わせて生成することができる。
また、本発明は、印刷機から排出された印刷物を撮像する撮像部と、該撮像部で撮像された画像を取得し、被検査画像として格納する被検査画像格納部と、前記被検査画像と比較するため、該被検査画像の態様に合わせて印刷に係る工程に先立って生成を開始された基準画像を印刷に先立って格納する基準画像格納部と、単位毎に前記被検査画像より前に生成された前記基準画像を前記基準画像格納部から単位毎に読み出し、前記被検査画像格納部から単位毎に読み出した前記被検査画像比較する検査部とを備えた印刷物の検査装置にかかるものである。
本発明の印刷物の検査装置は、前記基準画像格納部においては、前記基準画像を構成する個別の画像に個別識別データが付与されて格納され、前記被検査画像格納部においては、前記被検査画像を構成する個別の画像に、前記基準画像を構成する個別の画像に応じた個別識別データが付与されて格納され、前記検査部においては、単位毎に読み出した前記基準画像と前記被検査画像の個別識別データが照合され、前記個別識別データの一致する前記基準画像と前記被検査画像が比較されるよう構成することができる。
本発明の印刷物の検査装置は、前記印刷機にて印刷される印刷物に位置に応じて組毎に付された標識を読み取る標識読取装置を備え、前記検査部は、前記基準画像と前記被検査画像を比較する画像比較部と、前記標識から読み取られた識別データのうち、前記検査部において不一致が認められた前記基準画像と前記被検査画像に対応する識別データをエラーデータとして記録するエラー記録部とを備えることができる。
本発明の印刷物の検査装置において、前記基準画像は、印刷用の原データから生成された画像とすることができる。
本発明の印刷物の検査装置において、前記基準画像は、予測される前記被検査画像に画素数、オブジェクトの大きさと位置、色調、彩度、明度、ホワイトバランスのうち少なくともいずれかを合わせて生成された画像とすることができる。
本発明の印刷物の検査方法および装置によれば、印刷から検査までを一連の工程として高速で実行し得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施による印刷物の検査装置の形態の一例を示すブロック図である。 印刷機から排出される印刷物の形態の一例を示す図であり、(A)は表面、(B)は裏面を示している。 本発明の実施による印刷物の検査方法の一例を示すフローチャートであり、基準画像の生成にかかる手順を説明する図である。 本発明の実施による印刷物の検査方法の一例を示すフローチャートであり、被検査画像の取得にかかる手順を説明する図である。 本発明の実施による印刷物の検査方法の一例を示すフローチャートであり、基準画像と被検査画像の比較にかかる手順を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施による印刷物の検査装置の形態の一例を示している。本実施例の印刷物の検査装置は、印刷機1から排出される印刷物Pを撮像する撮像部10と、撮像部10で得られた画像データを取得し、整理して被検査画像Iとして格納する被検査画像格納部20と、印刷品質を検査する際に基準となる基準画像Sを格納する基準画像格納部30と、被検査画像Iと基準画像Sとを比較して検査を行う検査部40を備えている。
輪転機である印刷機1からは、印刷用の原データDに基づき、媒体であるロール紙の両面に連続するページが順次印刷され、印刷物Pとして排出される。排出された印刷物Pは、印刷機1の下流において撮像部10により一定の単位毎(例えば、ページ毎)に撮像される。
撮像部10は、本実施例の場合、2台のカメラである撮像装置11(11A,11B)を備えており、それぞれが印刷物Pの表面および裏面に対応している。撮像装置11Aは、印刷機1から排出される印刷物Pの排出経路2の途中の適宜位置に設置され、印刷物Pの表面をページ毎に撮像し、画像データを取得するようになっている。同様に、撮像装置11Bは排出経路2の適宜位置に設置され、印刷物Pの裏面をページ毎に撮像し、画像データを取得するようになっている。印刷物Pは、撮像部10により撮像された後、排出経路2の下流に流れ、次の工程(例えば、裁断)に送られる。尚、撮像装置11は、印刷物Pに関し検査に用い得る画像を取得できる装置であれば良く、カメラ以外に、例えばスキャナであっても良い。
また、ここでは印刷機1として輪転機を想定しているが、印刷機1は枚葉機であっても良い。その場合、印刷機1から排出される印刷物Pを1枚ずつ撮像できるよう、印刷物Pの排出経路を適宜設定すると共に、該排出経路の適宜位置に撮像装置11A,11Bを設置すれば良い。また、ここでは両面印刷を行う場合を説明しているが、片面印刷であっても良いことは勿論である。その場合、印刷品質の検査にあたって撮像装置11A,11Bのうち一方のみを使用しても良いし、また、始めから撮像装置11を1台のみ備え、片面印刷の検査のみに対応するようにしても良い。
また、排出経路2の適宜位置には、印刷物Pに付された標識T1を読み取る標識読取装置12が配置される。印刷物Pには図2に示す如く、印刷物P内における位置(例えば、ページ番号等)に応じて標識T1が付される。標識T1は例えばバーコード、標識読取装置12は例えばバーコードリーダーである。
標識T1は、印刷物Pにおいて、位置に応じて一定の組毎に付される符号であり、それぞれ識別データTをコードしている。識別データTは、例えば通し番号を含んでいる。ここでは、互いに表面と裏面をなす一対のページを一組として、その表側にそれぞれ標識T1を付している。つまり、例えば印刷物Pが奇数ページを表面、偶数ページを裏面としている場合、1、2ページを番号「001」の組と規定し、表面にあたる第1ページに番号「001」を含む標識T1を付与する。続く3、4ページは番号「002」の組と規定し、表面にあたる第3ページに番号「002」を含む標識T1を付与する。以下、同様に一組毎に標識T1を付与していく。そして、各組の標識T1を標識読取装置12で読み取ることにより、その標識T1の付された組が印刷物Pのどの位置(ページ)に該当するかを識別できるようになっている。この通し番号は、後述する被検査画像Iおよび基準画像Sに単位毎(ページ毎)に付与される個別識別データとも対応している。
被検査画像格納部20は、撮像装置11で取得された画像データを入力する被検査画像入力部21と、被検査画像入力部21から入力された画像データを整理し、被検査画像Iとして記憶する被検査画像記憶部22を備えている。本実施例の場合、被検査画像入力部21および被検査画像記憶部22としては、印刷物Pの表面を撮像する撮像装置11Aで取得した画像を入力し、表面の被検査画像IAとして記憶する被検査画像入力部21Aおよび被検査画像記憶部22Aと、印刷物Pの裏面を撮像する撮像装置11Bで取得した画像を入力し、裏面の被検査画像IBとして記憶する被検査画像入力部21Bおよび被検査画像記憶部22Bを備えている。
また、被検査画像格納部20は、標識読取装置12で読み取った標識T1のデータを取得し、デコードする標識入力部23と、デコードされたデータを識別データTとして保存する識別データ記憶部24を備えている。
基準画像格納部30は、印刷用の原データDから生成した基準画像Sを格納する基準画像記憶部31と、基準画像記憶部31に格納された基準画像Sを出力する基準画像出力部32を備えている。本実施例の場合、基準画像出力部32としては、印刷物Pの表面に対応する基準画像SAを出力する基準画像出力部32Aと、裏面に対応する基準画像SBを出力する基準画像出力部32Bを備えている。
検査部40は、基準画像格納部30から出力される基準画像Sと、被検査画像格納部20に格納された被検査画像Iとを比較し、検査を行う部分である。検査部40は、基準画像格納部30の基準画像出力部32からページ毎に出力される基準画像Sを格納する基準画像取得部41と、被検査画像格納部20の被検査画像記憶部22に格納された被検査画像Iをページ毎に読み出して格納する被検査画像取得部42と、基準画像取得部41の基準画像Sと被検査画像取得部42の被検査画像Iをページ毎に読み出し、互いに比較する画像比較部43を備えている。また、検査部40には、被検査画像格納部20の識別データ記憶部24に格納された識別データTを取得し、格納する識別データ取得部44と、識別データ取得部44に格納された識別データTを読み出すエラー記録部45を備えている。エラー記録部45では、画像比較部43において被検査画像Iと基準画像Sとを比較した結果、エラーが認められた場合に、該当する部分に対応する識別データTを識別データ取得部44から読み出し、エラーデータEとしてエラーデータ格納部46に格納するようになっている。
本実施例の場合、基準画像取得部41としては、基準画像出力部32Aから表面の基準画像SAを取得する基準画像取得部41Aと、基準画像出力部32Bから裏面の基準画像SBを取得する基準画像取得部41Bを備えている。また、被検査画像取得部42としては、被検査画像記憶部22Aに格納された表面の被検査画像IAを読み出す被検査画像取得部42Aと、被検査画像記憶部22Bに格納された裏面の被検査画像IBを読み出す被検査画像取得部42Bを備えている。また、画像比較部43、識別データ取得部44、エラー記録部45としては、基準画像取得部41Aの基準画像SAと被検査画像取得部42Aの被検査画像IAの識別データTを取得し、画像同士を比較し、エラーデータEをエラーデータ格納部46に記録する画像比較部43A、識別データ取得部44A、エラー記録部45Aと、基準画像取得部41Bの基準画像SBと被検査画像取得部42Bの被検査画像IBの識別データTを取得し、画像同士を比較し、エラーデータEをエラーデータ格納部46に記録する画像比較部43B、識別データ取得部44B、エラー記録部45Bを備えている。
尚、ここでは被検査画像格納部20、基準画像格納部30、検査部40をそれぞれ1ユニットとして図示しており、各々が例えば1台のコンピュータ等の情報処理装置である場合を想定しているが、本発明を実施するにあたり、装置の構成はこれに限定されない。例えば撮像部10、被検査画像格納部20、基準画像格納部30、検査部40を備えた一体の装置として構成しても良いし、例えば検査部40を表面用と裏面用の計2台のユニットとしても良い。その他、必要な機能を備えている限り、本発明の印刷物の検査装置にはどのような構成を採用しても構わない。
次に、上記した本実施例の作動を説明する。
本実施例の印刷物の検査装置は、印刷機1から原データDに基づき出力された印刷物Pを検査する装置であるが、印刷から検査の工程を一連の流れとして行うために、印刷に先立ち、原データDから基準画像Sを生成し、基準画像格納部30の基準画像記憶部31に格納しておく。基準画像Sの生成は、例えば情報処理装置である基準画像格納部30において行っても良いが、図示しない別の情報処理装置で基準画像Sを生成し、基準画像記憶部31に移しても良い。
基準画像Sは、印刷品質を検査するにあたって基準として使用する画像であり、後に撮像装置11において取得された印刷物Pの撮像画像である被検査画像Iと比較するための画像である。ここで、基準画像Sは、印刷が正常に行われた場合に印刷物Pから取得される個々の被検査画像Iに極力近づけておく必要がある。本実施例では、各ページを単位とし、被検査画像Iを印刷物Pから単位毎(ページ毎)に取得する場合を想定しているが、その場合、基準画像Sについてもページ毎に1枚の画像を生成する。そして、基準画像Sを構成する個別の画像は、印刷物Pをページ毎に撮像装置11で撮像した場合に取得されると予測される被検査画像Iの態様に種々の設定を合わせておく。例えば、基準画像Sの縦横の画素数は、撮像装置11で取得される被検査画像Iと同じとする。また、個々の基準画像S内には、印刷される文字や画像といったオブジェクトが配置されるが、該オブジェクトの大きさや位置は、被検査画像Iとして撮像装置11の視野内に撮像される印刷物Pにおけるオブジェクトの大きさや位置と合わせておく。さらに、被検査画像Iにおける各部の色調、彩度、明度、ホワイトバランスといった要素は、撮像装置11の仕様や設定のほか、用いる媒体(紙)やインク、照明の種類によって左右されるが、基準画像Sを生成するにあたっては、これらの要素についても考慮し、得られると予測される被検査画像Iの態様に近い画像を生成する。画像の保存形式についても、被検査画像Iと基準画像Sとで合わせておく。比較を行う際の効率の点からは、圧縮を伴わない形式、例えばビットマップ形式やTIFF形式等が好ましいが、その他にも比較の工程を好適に実行できる限り、種々のファイル形式を採用し得る。例えば、基準画像Sはマルチページ方式のPDFファイルとして保存しておき、比較の際には1ページずつ読み出すようにしても良い。
こうした措置は、後の検査において、被検査画像Iと基準画像Sとの比較をなるべく短時間で素早く実行するために必要である。すなわち、比較の際、例えば被検査画像Iと基準画像Sとで画像の縦横の画素数やオブジェクトの配置が異なっていた場合には、対比のために大きさの調整や位置合わせを行わなくてはならず、その都度時間がかかってしまう。色調、彩度、明度、ホワイトバランスといった要素についても同様である。
ただし、基準画像Sに関し、上述の要素のうちいずれを被検査画像Iに合わせる要素として選択し、また予測される被検査画像Iに各要素をどの程度まで合わせるかについては、印刷物Pを検査するにあたってどの程度の速度が必要か、つまり、一対の基準画像Sと被検査画像Iにつき、検査に要する時間をどの程度まで許容できるかによって適宜変更し得る。基準画像Sの態様を被検査画像Iに合わせるにあたり、精度が高ければそれだけ迅速な検査が可能であるが、精度を高めようとすれば基準画像Sの生成に時間がかかってしまうからである。
一つの基準としては、後述する検査部40での検査にかかる単位枚数あたりの検査時間を、印刷機1における単位枚数あたりの印刷時間以下とすることを目標とすることができる。後述する検査の工程では、被検査画像取得部42の被検査画像Iと基準画像取得部41の基準画像Sとがページ毎に比較されるが、印刷される速度以上の速度で検査を行うことができれば、印刷が終了したが検査は済んでいない比較待ちのページが印刷の進行に伴い溜まっていくようなことがないからである。ただし、被検査画像取得部42や基準画像取得部41の容量が十分に大きく、一連の印刷が終了するまでに比較待ちの被検査画像Iや基準画像Sを蓄積しておいても良い場合には、検査の速度が印刷の速度を下回っていても構わない。あるいは、印刷機1の印刷速度を検査速度に合わせて落とすようにしても良い。いずれにせよ、検査速度は本発明の実施時に実際に要求される検査速度を満足できれば良く、基準画像Sの態様は要求される検査速度をクリアできる程度に、予測される被検査画像Iに合わせれば良い。
こうして生成された基準画像Sは、ページ順に整理され、基準画像格納部30の基準画像記憶部31に格納される。ここで、基準画像Sを構成する個別の画像には、識別のためのデータ(以下、「個別識別データ」と称する)が付与される。この個別識別データは、単位毎に個別の画像として生成された各基準画像Sを識別するデータであるが、上述の各組毎に標識T1として付与された識別データTとも対応している。つまり、上では例えば印刷物Pが奇数ページを表面、偶数ページを裏面とし、1、2ページを番号「001」の組と規定して番号「001」を含む標識T1を付与し、続く3、4ページは番号「002」の組と規定して番号「002」を含む標識T1を付与する場合を説明したが、基準画像Sの個別の画像に関してもこれに対応する情報を付与する。つまり、1、2ページを番号「001」の組と規定して「001」を含む個別識別データを付与し、続く3、4ページを番号「002」の組と規定して「002」を含む個別識別データを付与し、以下、同様とする。また、互いに裏表をなすページ同士を区別するよう、例えば表面にあたるページと裏面にあたるページにそれぞれ表面と裏面を示す情報を個別識別データとして付与しても良い。つまり、例えば第1ページには「001−F」、第2ページには「001−R」、第3ページには「002−F」、第4ページには「002−R」、といった文字列をふくむ個別識別データを付与する。
こうした個別識別データは、個別の画像に対して例えばEXIF情報等として付加しても良いし、ファイル名として付与しても良い。また、基準画像Sがマルチページ式のファイルである場合には、各ページに埋め込んでも良い。
基準画像Sは、印刷物Pを検査するにあたり、比較対象として必要となるが、このような基準画像Sは、原データDを基に生成すれば、例えば既存の印刷物Pのような別の物品に依拠することなく、基準画像Sを得ることができる。ただし、基準画像Sの元となるデータあるいは物品は、原データDに限定されない。正常に印刷された印刷物Pが既に存在し、追加で新たに別の印刷物Pを印刷するような場合には、既にある印刷物Pの各ページを撮像し、得られた画像から基準画像Sを生成することも可能である。
基準画像Sを生成し、基準画像格納部30に格納したら、原データDに基づき印刷機1で印刷を実行する。この際、印刷物Pはページ毎に順次印刷されていくが、その途中に図2(A)に示す如く標識T1を付し、該標識T1の印刷された位置が印刷物Pのどこにあたるかが判別できるようにしておく。この標識T1は、例えば原データDに含めておき、印刷機1で各ページを印刷する際に、印刷物Pの端に一緒に印刷すれば良い。
ここに示した例では、印刷物Pを構成する媒体(ロール紙)の両面に印刷がされ、印刷物Pにおける位置を特定するための標識T1が表面にあたるページに付されている。上述の如く、各標識T1には番号が割り振られており、例えば複数の紙葉からなる印刷物Pにおいて、ある標識T1の付された紙葉が何枚目かを識別できるようになっている。尚、標識T1は印刷および検査の工程の後、裁断に伴って除去され、最終的な成果物としての印刷物Pには含まれない。
印刷機1から排出される印刷物Pは、印刷されたページから順次、排出経路2を下流へ流れる。そして、排出経路2の途中に設置された撮像部10の撮像装置11により、ページ毎に印刷物Pが撮像される。撮像装置11Aでは、印刷物Pの表面にあたるページが順次撮像され、撮像装置11Bでは、印刷物Pの裏面にあたるページが順次撮像される。
撮像装置11で撮像された画像は、被検査画像格納部20の被検査画像入力部21に送られ、被検査画像Iとして整理され、被検査画像記憶部22に格納される。撮像装置11Aでページ毎に撮像された印刷物Pの表面の画像は、1枚目から順に被検査画像記憶部22Aに格納される。同様に、撮像装置11Bでページ毎に撮像された印刷物Pの裏面の画像は、1枚目から順に被検査画像記憶部22Bに格納される。
ここで、被検査画像Iを構成する個別の画像には、基準画像Sと同様、一組毎に個別識別データが付与される。すなわち、基準画像Sと同様に、1、2ページに番号「001」を含む個別識別データを付与し、続く3、4ページに番号「002」を含む個別識別データを付与する。また、表面にあたる1、3ページには表面であることを表す「F」、裏面にあたる2、4ページには裏面であることを表す「R」といった文字情報を付し、以下、同様とする。
並行して、撮像部10では、印刷物Pの表面の各ページに付された標識T1が標識読取装置12により読み取られ、データが被検査画像格納部20の標識入力部23に送られる。標識入力部23では、標識T1のデータをデコードし、識別データTとして識別データ記憶部24に記憶する。
続いて、被検査画像格納部20に格納された被検査画像Iと、基準画像格納部30に格納された基準画像Sとを検査部40において比較する。
検査部40の被検査画像取得部42A,42Bでは、それぞれ被検査画像格納部20の被検査画像記憶部22A,22Bから、被検査画像IA,IBを1枚ずつ読み出す。並行して、基準画像格納部30では、基準画像出力部32において基準画像記憶部31から基準画像Sを1枚ずつ読み出し、検査部40の基準画像取得部41に出力する。その際、基準画像出力部32Aでは、基準画像記憶部31に格納された基準画像Sのうち表面にあたる基準画像SAをページ毎に基準画像取得部41Aに出力する。また、基準画像出力部32Bでは、裏面にあたる基準画像SBをページ毎に基準画像取得部41Bに出力する。
そして、検査部40の画像比較部43において、基準画像取得部41の基準画像Sと被検査画像取得部42の被検査画像Iをページ毎に順次比較する。画像比較部43Aでは、被検査画像取得部42Aから表面の被検査画像IAをページ毎に順次読み出すと共に、基準画像取得部41Aから対応するページの基準画像SAを読み出して比較する。読み出しの際は、基準画像SAに付与された個別識別データと、被検査画像IAに付与された個別識別データを互いに照合し、個別識別データが一致すれば基準画像SAと被検査画像IAを互いに比較する。このように、個別の基準画像SA、被検査画像IAにそれぞれ付与された個別識別データを照合し、一致した場合に比較を行うことで、個別の被検査画像IAを基準画像SAと比較するにあたり、対応していない基準画像SAと比較してしまうような事態を避け、各被検査画像Iを対応する基準画像Sと確実に比較することができる。
同時に、識別データ取得部44Aにて、被検査画像格納部20の識別データ記憶部24に格納された識別データTから、画像比較部43で比較される基準画像SAおよび被検査画像IAのページに対応する識別データTを読み出す。そして、画像比較部43Aにおいて被検査画像IAを基準画像SAと比較した結果、一定以上の不一致が認められた場合には該当ページの印刷品質が基準に達していないと判定し、エラー記録部45Aにて、該当する識別データTをエラーデータEとしてエラーデータ格納部46に記録する。
同様に、画像比較部43Bでは、被検査画像取得部42Bから裏面の被検査画像IBをページ毎に順次読み出すと共に、基準画像取得部41Bから対応するページの基準画像SBを読み出して比較を行う。個別識別データを互いに照合し、個別識別データが一致すれば基準画像SBと被検査画像IBを互いに比較する。同時に、識別データ取得部44Bでは対応する識別データTを読み出し、画像比較部43Bにおいて被検査画像IBを基準画像SBと比較した結果、印刷品質が基準に達していないと判定されれば、エラー記録部45Bにて、該当する識別データTをエラーデータEとしてエラーデータ格納部46に記録する。
印刷品質の判定は、基準画像Sと被検査画像Iのうち所定の範囲(例えば、後の裁断の工程で裁ち落とされることなく、最終的に印刷物Pに残される部分)を比較し、互いに食い違いが生じているか否かにより行う。例えば、基準画像Sにおける各オブジェクトの位置や形と、被検査画像Iにおける各オブジェクトの位置や形が一定以上食い違っていたり、基準画像Sにない線や図形等が被検査画像Iに認められたり、基準画像Sにあるオブジェクトが被検査画像Iに欠けているような場合に、印刷品質が基準に達していないと判定する。また、基準画像Sにおける各オブジェクトの色味と、被検査画像Iにおける各オブジェクトの色味が一定以上食い違っていれば、印刷品質が基準に達していないと判定する。画像比較部43A,43Bにおいて実行されるこうした比較の工程において、ページあたりにかかる時間はごく短い。上述の通り、基準画像Sの態様を予測される被検査画像Iに近づけてあるからであり、比較に際して被検査画像Iに対し補正や加工を行う必要がないからである。
こうして、検査部40では、印刷機1から排出される印刷物Pの印刷済みの部分に関し、残りの部分の印刷と並行して、即時的に印刷品質の検査を行うことができる。印刷を開始する前に、予測される被検査画像Iの態様に合わせた基準画像Sを用意しておくことで、検査の段階では画像同士を単純に比較すれば済むようにし、検査の工程における補正の手間を削減して、検査にかかる時間を短くしているのである。言い換えると、従来の技術であれば検査の工程中に行っていた補正の作業を、基準画像Sの生成という形で事前に行っておくことで、検査の工程を単純化しているのである。そして、印刷が終了した単位から順次、被検査画像Iを取得し、基準画像Sの該当単位と比較し、検査を行うことにより、印刷から検査までの工程を一連の流れとして高速で実行できるようにし、印刷開始から検査の終了までに要する時間を大幅に短縮している。
尚、出力される印刷物Pから順次被検査画像Iを取得し、基準画像Sと比較するために、基準画像Sの生成は被検査画像Iを取得する前に行っておく必要がある。ただし、一連の印刷物Pに関し、最初の被検査画像Iが取得される前に、印刷物Pの全ての部分に対応する基準画像Sが生成されている必要はない。個別の被検査画像Iを取得する前の段階で、対応する個別の基準画像Sが生成されていれば足りる。すなわち、例えば100ページからなる印刷物Pに関し、原理的には印刷物Pの第1ページの被検査画像Iが取得される前に第1ページの基準画像Sが生成されていれば良く、基準画像Sが第100ページまで生成されている必要はない。つまり、第nページの被検査画像Iが取得される前に第nページの基準画像Sの生成が済んでいれば十分である。
印刷物Pを構成する一部または全部のページに関し、エラーが認められた場合には、エラーの発見された部分に対応するエラーデータEがエラーデータ格納部46に格納される。記録されたエラーデータEを参照すれば、印刷物Pの印刷においてエラーが生じていたか否かを把握し、エラーが生じていた場合には、その位置を特定することができる。エラーが生じた場合には、一連の印刷が終了してから該当箇所を印刷し直しても良いし、印刷が実行中であれば、印刷を中断しても良い。
尚、ここでは印刷物Pに対し、ページ毎、ないし表裏を構成する一対のページ毎に検査を行う場合を想定して説明したが、検査を行う単位はページに限定されない。例えば、撮像装置11において撮像される画像はページ毎ではなく、複数のページ(例えば、3ページ)を1枚の画像とし、被検査画像Iも3ページを1枚の画像として被検査画像格納部20に格納しても良い。その場合、基準画像Sも3ページを1単位として生成し、検査部40においても3ページを1単位として検査を行うようにする。
また、標識T1の形式や、標識T1および個別識別データを付与する組の組分け等については、上に説明した例に限定されず、適宜選択し得る。例えば、上では標識T1を表面のみに付す場合を説明したが、標識T1を表裏両方の各ページに付すようにしても良い(この場合、標識読取装置12も表面と裏面それぞれに必要となる)。また、例えば3ページを1単位として基準画像Sと被検査画像Iの比較を行う場合には、標識T1は例えば表裏3ページずつ、計6ページを一組とし、表面を構成するページに3ページ毎に付せば良い。その他、標識T1は、順次取得される個別の被検査画像Iが印刷物Pのどの箇所に相当するのかを判別できる限りにおいて、種々の形式を取り得る。
以上の如き検査の手順は、例えば図3〜図5に示す如きフローチャートにまとめることができる。
図3は基準画像S(図1参照)の生成にかかる手順を示している。まず、ステップS1として、原データDを処理装置(例えば、情報処理装置である基準画像格納部30。あるいは、その他の情報処理装置)に入力する。基準画像Sの枚数として1を初期設定とし(i=1、ステップS2)、続くステップS3〜S6にて、一定の単位毎(ここでは、ページ毎)に基準画像Sを生成していく。ステップS3では、基準画像Sの枚数iのカウントについて、このカウントが基準画像Sとして生成される予定の画像の総枚数(予定枚数)に達しているかを判定する。基準画像Sの枚数iが予定枚数に達していなければステップS4に移り、基準画像Sに関して適宜加工や補正を行い、予測される被検査画像Iの態様に合わせた1単位分の基準画像Sを作成する。ステップS5として、ステップS4で作成した個別の基準画像Sに個別識別データを付与し、基準画像格納部30の基準画像記憶部31に格納する。基準画像枚数iのカウントを1増やし(ステップS6)、ステップS3に戻る。
ステップS3〜S6を繰り返し、ステップS3において枚数iのカウントが予定枚数に達したと判定されたら、基準画像Sの生成を終了してステップS7に移る。ステップS7では、基準画像記憶部31に格納された基準画像Sが、単位毎(ページ毎)に検査部40に送られる。本実施例の場合、基準画像Sは、表面側の画像と裏面側の画像に分けて、それぞれ基準画像SA,SBとして基準画像出力部32A,32Bから基準画像取得部41A,41Bに送られる。
図4は被検査画像I(図1参照)の取得にかかる手順を示している。ステップS11として、印刷機1を稼働させ、印刷を開始する。被検査画像Iの枚数として1を初期設定とし(i=1、ステップS12)、続くステップS13〜S18にて、基準画像Sと同じ一定の単位毎(ここでは、ページ毎)に被検査画像Iを生成していく。ステップS13では、被検査画像Iの枚数iのカウントについて、このカウントが被検査画像Iとして取得される予定の画像の総枚数(予定枚数)に達しているかを判定する。被検査画像Iの枚数iが予定枚数に達していなければステップS14に移り、撮像部10の撮像装置11A,11Bで単位毎に(1ページずつ)印刷物Pを撮像し、被検査画像IA,IBを取得する。ステップS15として、個別の被検査画像IA,IBに個別識別データを付与し、被検査画像記憶部22A,22Bに格納する。
また、ステップS16として、取得した被検査画像IA,IBに対応する標識T1(図2参照)を標識読取装置12で読み取り、標識入力部23でデータをデコードし、識別データTとして識別データ記憶部24に保存する。
被検査画像記憶部22A、22Bに個別識別データと共に格納された被検査画像IA,IBは、次のステップS17で単位毎(ページ毎)に検査部40の被検査画像取得部42A,42Bへ送られる。枚数iのカウントを1増やし(ステップS18)、ステップS13に戻る。
ステップS13〜S18を繰り返し、ステップS13において枚数iのカウントが予定枚数に達したと判定されら、被検査画像Iの取得を終了する。
図5は検査部40における基準画像Sと被検査画像Iの比較にかかる手順を示している。ここでは、まず表面に相当するページの検査について説明する。
基準画像Sの生成が済んで基準画像格納部30に格納され、印刷機1にて印刷が開始されて被検査画像格納部20で被検査画像Iの取得が始まったら(図1参照)、検査部40において、基準画像SAと被検査画像IAの取得がそれぞれ開始される(ステップS21、S22)。ステップS21では、基準画像格納部30の基準画像出力部32Aから印刷物Pの表面にあたる基準画像SAがページ毎に出力され(図3、ステップS7参照)、基準画像取得部41Aに取得されて格納される。ステップS22では、被検査画像格納部20の被検査画像記憶部22Aから印刷物Pの表面にあたる被検査画像IAがページ毎に読み出され(図4、ステップS17参照)、被検査画像取得部42Aに取得されて格納される。ステップS21、S22が開始されて以降は、一連の基準画像SAと被検査画像IAの取得が終了するまで、あるいは検査の工程自体が途中で中断されるまで、基準画像取得部41A、被検査画像取得部42Aにおける基準画像SA、被検査画像IAの取得は続行される。
検査済みの被検査画像IAの枚数として1を初期設定とし(i=1、ステップS23)、続くステップS24〜S30にて、対応する基準画像SAと被検査画像IAを1単位毎(ページ毎)に比較していく。ステップS24では、検査済みの被検査画像IAの枚数iのカウントについて、このカウントが基準画像SAと比較される予定の被検査画像IAの総枚数(予定枚数)に達しているかを判定する。検査済みの被検査画像IAの枚数iが予定枚数に達していなければ、次のステップS25に移る。
ステップS25では、基準画像SAと被検査画像IAをそれぞれ単位毎(ページ毎)に画像比較部43Aにて読み出す。より具体的には、基準画像取得部41Aにページ毎に格納された基準画像SAのうち、未だ被検査画像IAとの比較に供されておらず、且つ最も前に取得された画像を読み出す。最も前に取得された画像は、個別識別データとして付された番号が最も若い画像として特定できる。また、被検査画像取得部42Aにページ毎に格納された被検査画像IAのうち、未だ基準画像SAと比較されておらず、且つ個別識別データとして付された番号が最も若い画像を読み出す。
単位毎(ページ毎)に読み出した基準画像SAと被検査画像IAの個別識別データを、次のステップS26で照合する。画像比較部43Aに、個別識別データが互いに一致する基準画像SAと被検査画像IAがあれば、その基準画像SAと被検査画像IAに関し、画像内容を比較する工程(ステップS27)を実行する。
ステップS26において、互いに個別識別データの一致する基準画像SAと被検査画像IAがない場合は、例えば基準画像SAの取得に対し、被検査画像IAの取得が遅れているということが考えられる。すなわち、基準画像Sは予め印刷物Pの全体分を用意して基準画像記憶部31に格納しておくことができるが、被検査画像Iは印刷が開始してから撮像装置11で単位毎に取得され、被検査画像記憶部22Aに順次格納されていく。したがって、被検査画像取得部42Aに被検査画像IAが取得される速度は、印刷機1における印刷速度を超えることはなく、タイミングによっては、画像比較部43Aにおいてある個別の基準画像SAを基準画像取得部41Aから読み出した時点で、対応する被検査画像IAが被検査画像取得部42Aに取得されていないということがあり得る。そこで、ステップS26において、互いに個別識別データの一致する基準画像SAと被検査画像IAがない場合、ステップS25に戻って再度、基準画像SAと被検査画像IAの読み出しを行う。前回、個別識別データが不一致と判定されてから、次にステップS25の読み出しを行うまでに新たに被検査画像取得部42Aに取得された被検査画像IAがあれば、基準画像SAと被検査画像IAの間で個別識別データが一致することになる。こうして、個別識別データが一致するまで照合を繰り返す。
ステップS27では、個別識別データが一致した基準画像SAと被検査画像IAを比較する。比較した基準画像SAと被検査画像IAの相互間に、一定以上の不一致が認められれば、ステップS28にて該当箇所の印刷にエラーが生じたと判定し、該当する基準画像SAと被検査画像IAに関してエラーデータEを記録するステップS29に移る。ステップS29では、エラーの生じた基準画像SAと被検査画像IAの個別識別データに対応する識別データTを、識別データ取得部44Aからエラー記録部45Aにて読み出し、エラーデータ格納部46に記録する。枚数iのカウントを1増やし(ステップS30)、ステップS24に戻る。
基準画像SAと被検査画像IAの相互間に、一定以上の不一致が見られなかった場合は、ステップS28にて該当箇所の印刷は正常であると判定される。ステップS29は実行せず、枚数iのカウントを1増やし(ステップS30)、ステップS24に戻る。こうしてステップS24〜S30を繰り返し、ステップS24において枚数iのカウントが予定枚数に達したと判定されたら、検査を終了する。一連の検査が終了した時点では、印刷物Pの印刷も終了している。
並行して、印刷物Pの裏面にあたるページについても、図5に示す如き同様の手順により検査を行う。印刷が開始され、被検査画像格納部20で被検査画像Iの取得が始まったら、検査部40において、基準画像SBと被検査画像IBの取得がそれぞれ開始される(ステップS21、S22)。ステップS21では基準画像出力部32Bから印刷物Pの裏面にあたる基準画像SBがページ毎に出力され、基準画像取得部41Bに格納される。ステップS22では、被検査画像記憶部22Bから印刷物Pの裏面にあたる被検査画像IBがページ毎に読み出され、被検査画像取得部42Bに取得されて格納される。ステップS24〜S30を繰り返して、対応する基準画像SBと被検査画像IBをページ毎に画像比較部43Bで比較する。一定以上の不一致が見られた画像に関しては、印刷にエラーが生じたと判定し、対応する識別データTを識別データ取得部44Bからエラー記録部45Bにて読み出し、エラーデータ格納部46に記録する。ステップS24において枚数iのカウントが予定枚数に達したと判定されたら、検査を終了する。
以上のように、上記本実施例の印刷物の検査方法は、印刷機1から排出された印刷物Pを撮像し、被検査画像Iを取得する工程(ステップS14)と、被検査画像Iを取得する前に、被検査画像Iと比較するための基準画像Sを生成する工程(ステップS4)と、基準画像Sと被検査画像Iを単位毎に読み出す工程(ステップS25)と、単位毎に読み出した基準画像Sと被検査画像Iを比較する工程(ステップS27)と、基準画像Sと被検査画像Iを比較する工程(ステップS27)の結果、不一致が認められた場合に印刷にエラーが生じたと判定する工程(ステップS28)とを含む。
また、本実施例の印刷物の検査装置は、印刷機1から排出された印刷物Pを撮像する撮像部10と、該撮像部10で撮像された画像を取得し、被検査画像Iとして格納する被検査画像格納部20と、被検査画像Iと比較するための基準画像Sを格納する基準画像格納部30と、基準画像格納部30から単位毎に読み出した基準画像Sと、被検査画像格納部20から単位毎に読み出した被検査画像Iとを比較する検査部40とを備えている。こうすることにより、印刷が終了した単位から順次、被検査画像Iを取得し、基準画像Sの該当単位と比較し、検査を行うことができる。
本実施例の印刷物の検査方法は、基準画像Sを構成する個別の画像に個別識別データを付与する工程(ステップS5)と、被検査画像Iを構成する個別の画像に、基準画像Sを構成する個別の画像に応じた個別識別データを付与する工程(ステップS15)と、単位毎に読み出した基準画像Sと被検査画像Iの個別識別データを照合する工程(ステップS26)を含み、単位毎に読み出した基準画像Sと被検査画像Iを比較する工程(ステップS27)においては、個別識別データの一致する基準画像Sと被検査画像Iを比較するようにしている。
また、本実施例の印刷物の検査装置は、基準画像格納部30においては、基準画像Sを構成する個別の画像に個別識別データが付与されて格納され、被検査画像格納部20においては、被検査画像Iを構成する個別の画像に、基準画像Sを構成する個別の画像に応じた個別識別データが付与されて格納され、検査部40においては、単位毎に読み出した基準画像Sと被検査画像Iの個別識別データが照合され、個別識別データの一致する基準画像Sと被検査画像Iが比較されるよう構成されている。このようにすると、個別の被検査画像Iを基準画像Sと比較して印刷物Pの検査を行うにあたり、対応しない基準画像Sと比較してしまうような事態を避け、被検査画像Iを対応する基準画像Sと確実に比較することができる。
本実施例の印刷物の検査方法において、印刷機1にて印刷される印刷物Pには、位置に応じて組毎に識別データTをコードする標識T1が付されており、印刷機1から排出された印刷物Pの標識T1を読み取る工程(ステップS16)と、単位毎に読み出した基準画像Sと被検査画像Iを比較する工程(ステップS27)の結果、不一致が認められた場合に、該当する基準画像Sと被検査画像Iに対応する識別データTをエラーデータEとして記録する工程(ステップS29)とを含む。
また、本実施例の印刷物の検査装置は、印刷機1にて印刷される印刷物Pに位置に応じて組毎に付された標識T1を読み取る標識読取装置12を備え、検査部40は、基準画像Sと被検査画像Iを比較する画像比較部43と、標識T1から読み取られた識別データTのうち、検査部40において不一致が認められた基準画像Sと被検査画像Iの識別データTをエラーデータEとして記録するエラー記録部45とを備えている。このようにすると、記録されたエラーデータEを参照することで、印刷物Pの印刷においてエラーが生じていたか否かを把握し、エラーが生じていた場合には、その位置を特定することができる。
本実施例の印刷物の検査方法および装置において、基準画像Sは、印刷用の原データDから生成することができ、このようにすると、新たに印刷される印刷物Pの検査に際し、比較対象として必要な基準画像Sを、印刷物Pに依拠することなく生成することができる。
本実施例の印刷物の検査方法および装置において、基準画像Sは、予測される被検査画像Iに画素数、オブジェクトの大きさと位置、色調、彩度、明度、ホワイトバランスのうち少なくともいずれかを合わせて生成することができる。このようにすると、被検査画像Iと基準画像Sとの比較を一層迅速に実行することができる。
したがって、上記本実施例によれば、印刷から検査までを一連の工程として高速で実行し得る。
尚、本発明の印刷物の検査方法および装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 印刷機
10 撮像部
12 標識読取装置
20 被検査画像格納部
30 基準画像格納部
40 検査部
43 画像比較部
45 エラー記録部
D 原データ
E エラーデータ
I 被検査画像
P 印刷物
S 基準画像
T 識別データ
T1 標識

Claims (10)

  1. 印刷機から排出された印刷物を撮像し、被検査画像を取得する工程と、
    印刷に係る工程に先立ち、前記被検査画像と比較するために該被検査画像の態様に合わせて基準画像生成を開始する工程と、
    前記基準画像と前記被検査画像を単位毎に読み出す工程と、
    単位毎に前記被検査画像より前に生成され、単位毎に読み出された前記基準画像を、単位毎に読み出された前記被検査画像比較する工程と、
    前記基準画像と前記被検査画像を比較する前記工程の結果、不一致が認められた場合に印刷にエラーが生じたと判定する工程と
    を含む印刷物の検査方法。
  2. 前記基準画像を構成する個別の画像に個別識別データを付与する工程と、
    前記被検査画像を構成する個別の画像に、前記基準画像を構成する個別の画像に応じた個別識別データを付与する工程と、
    単位毎に読み出した前記基準画像と前記被検査画像の個別識別データを照合する工程を含み、
    単位毎に読み出した前記基準画像と前記被検査画像を比較する前記工程においては、前記個別識別データの一致する前記基準画像と前記被検査画像を比較する、請求項1に記載の印刷物の検査方法。
  3. 前記印刷機にて印刷される印刷物には、位置に応じて組毎に識別データをコードする標識が付されており、
    前記印刷機から排出された印刷物の前記標識を読み取る工程と、
    単位毎に読み出した前記基準画像と前記被検査画像を比較する前記工程の結果、不一致が認められた場合に、該当する前記基準画像と前記被検査画像に対応する識別データをエラーデータとして記録する工程と
    を含む、請求項1または2に記載の印刷物の検査方法。
  4. 前記基準画像は、印刷用の原データから生成される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の印刷物の検査方法。
  5. 前記基準画像は、予測される前記被検査画像に画素数、オブジェクトの大きさと位置、色調、彩度、明度、ホワイトバランスのうち少なくともいずれかを合わせて生成される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の印刷物の検査方法。
  6. 印刷機から排出された印刷物を撮像する撮像部と、
    該撮像部で撮像された画像を取得し、被検査画像として格納する被検査画像格納部と、
    前記被検査画像と比較するため、該被検査画像の態様に合わせて印刷に係る工程に先立って生成を開始された基準画像を印刷に先立って格納する基準画像格納部と、
    単位毎に前記被検査画像より前に生成された前記基準画像を前記基準画像格納部から単位毎に読み出し、前記被検査画像格納部から単位毎に読み出した前記被検査画像比較する検査部と
    を備えた印刷物の検査装置。
  7. 前記基準画像格納部においては、前記基準画像を構成する個別の画像に個別識別データが付与されて格納され、
    前記被検査画像格納部においては、前記被検査画像を構成する個別の画像に、前記基準画像を構成する個別の画像に応じた個別識別データが付与されて格納され、
    前記検査部においては、単位毎に読み出した前記基準画像と前記被検査画像の個別識別データが照合され、前記個別識別データの一致する前記基準画像と前記被検査画像が比較される、請求項6に記載の印刷物の検査装置。
  8. 前記印刷機にて印刷される印刷物に位置に応じて組毎に付された標識を読み取る標識読取装置を備え、
    前記検査部は、前記基準画像と前記被検査画像を比較する画像比較部と、
    前記標識から読み取られた識別データのうち、前記検査部において不一致が認められた前記基準画像と前記被検査画像に対応する識別データをエラーデータとして記録するエラー記録部と
    を備える、請求項6または7に記載の印刷物の検査装置。
  9. 前記基準画像は、印刷用の原データから生成された画像である、請求項6〜8のいずれか一項に記載の印刷物の検査装置。
  10. 前記基準画像は、予測される前記被検査画像に画素数、オブジェクトの大きさと位置、色調、彩度、明度、ホワイトバランスのうち少なくともいずれかを合わせて生成された画像である、請求項6〜9のいずれか一項に記載の印刷物の検査装置。
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