JP2017126294A - 検査装置、検査システム、フィルタ処理方法及びプログラム - Google Patents

検査装置、検査システム、フィルタ処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】明度の低い部分と高い部分とが混在するような領域に対しても低周波な濃度ムラを精度よく除去することができる検査装置、検査システム、フィルタ処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】印刷物の検査基準となる基準画像を取得する基準画像取得部223と、印刷物を読み取った読取画像を取得する読取画像取得部221と、基準画像と読取画像との差分を示す差分画像を生成する差分画像生成部227と、差分画像の注目画素を基準に設定した窓の範囲に含まれる複数の周辺画素のうち、周辺画素に対応する基準画像の画素の画素値と注目画素に対応する基準画像の画素の画素値との差が所定の範囲内に収まる周辺画素に基づいて、注目画素に対しハイパスフィルタ処理を施すフィルタ処理部229と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、検査装置、検査システム、フィルタ処理方法及びプログラムに関する。
プロダクションプリンティングなど高品質が要求される印刷では、印刷物に対する品質検査が要求されている。例えば、印刷物の生成元の元画像から生成した基準画像と印刷物を電気的に読み取ることで生成した読取画像との差分を示す差分画像に基づいて、印刷物の品質を検査する印刷物検査システムが知られている。
ところで、検査対象を撮像したり電気的に読み取ったりした画像を用いて検査対象を検査する場合、検査精度を高めるため、当該画像にハイパスフィルタ処理を施し、当該画像上に存在する低周波な濃度ムラを除去することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特に特許文献1に開示された技術では、注目画素に対し、エッジを構成する画素を用いないでハイパスフィルタ処理を施すことにより、エッジの影響を除外して低周波な濃度ムラを除去することが開示されている。
しかしながら、上述したような従来技術では、エッジが存在する領域以外の領域に対しては、通常のハイパスフィルタ処理を施すことになる。このため、上述したような従来技術では、明度の低い部分と高い部分とが混在するような領域についても通常のハイパスフィルタ処理を施すことになるので、明暗の差異の影響を受け、低周波な濃度ムラを十分に除去できないおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、明度の低い部分と高い部分とが混在するような領域に対しても低周波な濃度ムラを精度よく除去することができる検査装置、検査システム、フィルタ処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様にかかる検査装置は、印刷物の検査基準となる基準画像を取得する基準画像取得部と、前記印刷物を読み取った読取画像を取得する読取画像取得部と、前記基準画像と前記読取画像との差分を示す差分画像を生成する差分画像生成部と、前記差分画像の注目画素を基準に設定した窓の範囲に含まれる複数の周辺画素のうち、周辺画素に対応する前記基準画像の画素の画素値と前記注目画素に対応する前記基準画像の画素の画素値との差が所定の範囲内に収まる周辺画素に基づいて、前記注目画素に対しハイパスフィルタ処理を施すフィルタ処理部と、を備える。
本発明によれば、明度の低い部分と高い部分とが混在するような領域に対しても低周波な濃度ムラを精度よく除去することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態の印刷物検査システムの一例を示す模式図である。 図2は、本実施形態の印刷装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本実施形態の印刷物検査装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、本実施形態の印刷装置及び印刷物検査装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図5は、本実施形態の基準画像の一例を示す図である。 図6は、本実施形態の差分画像の一例を示す図である。 図7は、本実施形態のガウシアンフィルタ処理に用いる周辺画素の決定手法の一例の説明図である。 図8は、本実施形態のガウシアンフィルタ処理に用いる周辺画素の決定手法の一例の説明図である。 図9は、本実施形態のガウシアンフィルタ処理に用いる周辺画素の決定手法の一例の説明図である。 図10は、本実施形態のガウシアンフィルタ処理に用いる周辺画素の決定手法の一例の説明図である。 図11は、本実施形態のハイパスフィルタ処理を施す前の差分画像の一例を示す図である。 図12は、本実施形態のハイパスフィルタ処理を施した後の差分画像の一例を示す図である。 図13は、本実施形態の印刷物検査装置で行われる処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかる検査装置、検査システム、フィルタ処理方法及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態の印刷物検査システム1の一例を示す模式図である。図1に示すように、印刷物検査システム1は、印刷装置100と、印刷物検査装置200(検査装置の一例)と、スタッカ300とを、備える。
印刷装置100は、オペレーションパネル101と、感光体ドラム103Y、103M、103C、103Kと、転写ベルト105と、二次転写ローラ107と、給紙部109と、搬送ローラ対111と、定着ローラ113と、反転パス115とを備える。
オペレーションパネル101は、印刷装置100に対して各種操作入力を行ったり、各種画面を表示したりする操作表示部である。
感光体ドラム103Y、103M、103C、103Kは、それぞれ、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、及びクリーニング工程)が行われることによりトナー像が形成され、形成されたトナー像を転写ベルト105に転写する。本実施形態では、感光体ドラム103Y上にイエロートナー像が形成され、感光体ドラム103M上にマゼンタトナー像が形成され、感光体ドラム103C上にシアントナー像が形成され、感光体ドラム103K上にブラックトナー像が形成されるものとするが、これに限定されるものではない。
転写ベルト105は、感光体ドラム103Y、103M、103C、及び103Kから重畳して転写されたトナー像(フルカラーのトナー画像)を二次転写ローラ107の二次転写位置に搬送する。本実施形態では、転写ベルト105には、まず、イエロートナー像が転写され、続いて、マゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像が順次重畳して転写されるものとするが、これに限定されるものではない。
給紙部109は、複数の記録媒体が重ね合わせて収容されており、記録媒体を給紙する。記録媒体としては、例えば、記録紙が挙げられるが、これに限定されず、OHP(Overhead Projector)シートなど画像を記録可能な媒体であればどのようなものであってもよい。
搬送ローラ対111は、給紙部109により給紙された記録媒体を搬送路a上で矢印s方向に搬送する。
二次転写ローラ107は、転写ベルト105により搬送されたフルカラーのトナー画像を、搬送ローラ対111により搬送された記録媒体上に二次転写位置で一括転写する。
定着ローラ113は、フルカラーのトナー画像が転写された記録媒体を加熱及び加圧することにより、フルカラーのトナー画像を記録媒体に定着する。
印刷装置100は、片面印刷の場合、フルカラーのトナー画像が定着された記録媒体である印刷物を印刷物検査装置200へ排紙する。一方、印刷装置100は、両面印刷の場合、フルカラーのトナー画像が定着された記録媒体を反転パス115へ送る。
反転パス115は、送られた記録媒体をスイッチバックすることにより記録媒体の表面・裏面を反転して矢印t方向に搬送する。反転パス115により搬送された記録媒体は、搬送ローラ対111により再搬送され、二次転写ローラ107により前回と逆側の面にフルカラーのトナー画像が転写され、定着ローラ113により定着され、印刷物として、印刷物検査装置200へ排紙される。
印刷物検査装置200は、読取部201A、201Bと、オペレーションパネル211と、を備える。
オペレーションパネル211は、印刷物検査装置200に対して各種操作入力を行ったり、各種画面を表示したりする操作表示部である。なお、オペレーションパネル211を省略してもよい。この場合、オペレーションパネル101がオペレーションパネル211を兼ねるようにしてもよいし、外部接続されたPC(Personal Computer)がオペレーションパネル211を兼ねるようにしてもよい。
読取部201Aは、印刷装置100から排紙された印刷物の一方の面を光学的に読み取り、読取部201Bは、印刷装置100から排紙された印刷物の他方の面を光学的に読み取る。読取部201A、201Bは、例えば、ラインスキャナ等により実現できる。そして印刷物検査装置200は、読み取りが完了した印刷物をスタッカ300へ排紙する。
スタッカ300は、トレイ311を備える。スタッカ300は、印刷物検査装置200により排紙された印刷物をトレイ311にスタックする。
図2は、本実施形態の印刷装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、印刷装置100は、コントローラ810とエンジン部(Engine)860とをPCIバスで接続した構成となる。コントローラ810は、印刷装置100の全体の制御、描画、通信、及び操作表示部820からの入力を制御するコントローラである。エンジン部860は、PCIバスに接続可能なエンジンであり、例えば、プロッタ等のプリントエンジンなどである。エンジン部860には、エンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分も含まれる。
コントローラ810は、CPU(Central Processing Unit)811と、ノースブリッジ(NB)813と、システムメモリ(MEM−P)812と、サウスブリッジ(SB)814と、ローカルメモリ(MEM−C)817と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)816と、ハードディスクドライブ(HDD)818とを有し、ノースブリッジ(NB)813とASIC816との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス815で接続した構成となる。また、MEM−P812は、ROM812aと、RAM812bとをさらに有する。
CPU811は、印刷装置100の全体制御を行うものであり、NB813、MEM−P812およびSB814からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB813は、CPU811とMEM−P812、SB814、AGPバス815とを接続するためのブリッジであり、MEM−P812に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P812は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM812aとRAM812bとからなる。ROM812aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM812bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB814は、NB813とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB814は、PCIバスを介してNB813と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインタフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC816は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス815、PCIバス、HDD818およびMEM−C817をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC816は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC816の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C817を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部860との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC816には、PCIバスを介してUSB840、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インタフェース(I/F)850が接続される。操作表示部820はASIC816に直接接続されている。
MEM−C817は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD818は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGPバス815は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P812に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
図3は、本実施形態の印刷物検査装置200のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、印刷物検査装置200は、コントローラ910とエンジン部(Engine)960とをPCIバスで接続した構成となる。コントローラ910は、印刷物検査装置200の全体の制御、描画、通信、及び操作表示部920からの入力を制御するコントローラである。エンジン部960は、PCIバスに接続可能なエンジンであり、例えば、スキャナ等のスキャナエンジンなどである。エンジン部960には、エンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分も含まれる。
コントローラ910は、CPU911と、ノースブリッジ(NB)913と、システムメモリ(MEM−P)912と、サウスブリッジ(SB)914と、ローカルメモリ(MEM−C)917と、ASIC916と、ハードディスクドライブ(HDD)918とを有し、ノースブリッジ(NB)913とASIC916との間をAGPバス915で接続した構成となる。また、MEM−P912は、ROM912aと、RAM912bとをさらに有する。
CPU911は、印刷物検査装置200の全体制御を行うものであり、NB913、MEM−P912およびSB914からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB913は、CPU911とMEM−P912、SB914、AGPバス915とを接続するためのブリッジであり、MEM−P912に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P912は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM912aとRAM912bとからなる。ROM912aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM912bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB914は、NB913とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB914は、PCIバスを介してNB913と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインタフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC916は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICであり、AGPバス915、PCIバス、HDD918およびMEM−C917をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC916は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC916の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C917を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMACと、エンジン部960との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC916には、PCIバスを介してUSB940、IEEE1394インタフェース(I/F)950が接続される。操作表示部920はASIC916に直接接続されている。
MEM−C917は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD918は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGPバス915は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P912に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
図4は、本実施形態の印刷装置100及び印刷物検査装置200の機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、印刷装置100は、RIP(Raster Image Processor)部121と、印刷制御部123と、印刷部125とを備える。印刷物検査装置200は、読取部201と、読取画像取得部221と、基準画像取得部223と、エッジ領域特定部225と、差分画像生成部227と、フィルタ処理部229と、検査部231とを、備える。
なお本実施形態では、印刷装置100が、RIP部121を備える場合を例に取り説明するが、これに限定されず、DFE(Digital Front End)など印刷装置100とは異なる装置がRIP部121を備えるようにしてもよい。
また本実施形態では、印刷装置100と印刷物検査装置200とは、USB(Universal Serial Bus)やPCIe(Peripheral Component Interconnect Express)等のローカルなインタフェースによって接続されていることを想定しているが、印刷装置100と印刷物検査装置200との接続形態は、これに限定されるものではない。
RIP部121及び印刷制御部123は、例えば、CPU811及びシステムメモリ812などにより実現できる。印刷部125は、例えば、感光体ドラム103Y、103M、103C、103K、転写ベルト105、二次転写ローラ107、及び定着ローラ113などにより実現されるが、これに限定されるものではない。このように本実施形態では、電子写真方式で画像を印刷するが、これに限定されず、インクジェット方式で画像を印刷するようにしてもよい。
読取部201は、読取部201A、201Bで構成され、例えば、エンジン部960などにより実現できる。読取画像取得部221及び基準画像取得部223は、例えば、CPU911及びシステムメモリ912などにより実現できる。エッジ領域特定部225、差分画像生成部227、フィルタ処理部229、及び検査部231は、CPU911及びシステムメモリ912などにより実現してもよいし、ASIC916などにより実現してもよいし、これらを併用して実現してもよい。なお、エッジ領域特定部225、差分画像生成部227、フィルタ処理部229、及び検査部231を、CPU911ではなくGPU(Graphics Processing Unit)により実現してもよい。
RIP部121は、ホスト装置などの外部装置から印刷データを受け取り、受け取った印刷データから、印刷物の生成元となる(印刷の基礎となる)元画像を生成する。具体的には、RIP部121は、印刷データをRIP処理し、元画像としてRIP画像(ビットマップ画像)を生成する。
本実施形態では、印刷データは、PostScript(登録商標)などのページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたデータやTIFF(Tagged Image File Format)形式の画像データなどを含んで構成されるが、これに限定されるものではない。また本実施形態では、元画像は、CMYKのRIP画像データであるものとするが、これに限定されるものではない。
印刷制御部123は、RIP部121により生成された元画像を印刷物検査装置200へ送信するとともに、印刷部125へ送信する。
また印刷制御部123は、印刷物検査装置200から送信される(フィードバックされる)検査結果情報を用いて、例えば、印刷部125に対して差し替え印刷を指示したり、スタッカ300に対して品質検査に合格しなかった印刷物の排紙先の指定や品質検査に合格しなかった印刷物へのマーキングを行ったりする。
印刷部125は、作像プロセスなどの印刷処理プロセスを実行し、元画像に基づく印刷画像を記録媒体に印刷することで、印刷物を生成する。
読取部201は、印刷部125により生成された印刷物を読み取って、読取画像を生成する。具体的には、読取部201は、元画像に基づく印刷画像が印刷された印刷物から、当該印刷画像を電子的に読み取って読取画像を生成する。本実施形態では、読取画像は、RGBの画像データであり、R、G、Bそれぞれの画像データの各画素が8bitの200dpiであるものとするが、これに限定されるものではない。
読取画像取得部221は、読取部201により生成された読取画像を取得する。
基準画像取得部223は、印刷物の検査基準となる基準画像を取得する。本実施形態では、基準画像取得部223は、印刷装置100から元画像を取得し、取得した元画像に基づいて基準画像(マスター画像)を生成することで、基準画像を取得する。
具体的には、基準画像取得部223は、印刷装置100(印刷制御部123)から、C、M、Y、KそれぞれのRIP画像を取得し、取得したC、M、Y、KそれぞれのRIP画像に対し、多値変換処理、平滑化処理(例えば、ぼかし処理やアンチエイリアス処理などのフィルタ処理)、解像度変換処理、及び色変換処理などの各種画像処理を施し、基準画像を生成する。本実施形態では、基準画像は、RGBの画像データであり、R、G、Bそれぞれの画像データの各画素が8bitの200dpiであるものとするが、これに限定されるものではない。
なお、基準画像取得部223は、元画像を基準画像としてもよいし、特許第4407588号公報に開示されている手法で元画像から基準画像を生成してもよい。また、基準画像取得部223は、読取画像取得部221により取得された読取画像の良品を基準画像として取得してもよい。
エッジ領域特定部225は、基準画像取得部223により取得された基準画像を構成する各画素の平坦度を算出し、算出した平坦度に基づいて、エッジ領域を構成する画素を特定する。なお、平坦度の算出及びエッジ領域を構成する画素の特定の詳細については、例えば、特許第5678595号公報に開示されている手法を用いればよい。
差分画像生成部227は、基準画像取得部223により取得された基準画像と読取画像取得部221により取得された読取画像との差分を示す差分画像を生成する。具体的には、差分画像生成部227は、基準画像と読取画像との位置合わせを行い、位置合わせ後の基準画像と読取画像とを画素単位で比較し、RGB各色8bitの画素値の差分値を画素毎に算出し、画素毎の画素値の差分値で構成される差分画像を生成する。差分画像の生成については、例えば、特許第5678595号公報に開示されているため、詳細な説明は省略する。
なお本実施形態では、画素値の差分値が、符号付きの差分値である場合を例に取り説明するが、これに限定されず、符号付きの差分値の絶対値としてもよい。
フィルタ処理部229は、差分画像生成部227により生成された差分画像の注目画素を基準に設定した窓(ウィンドウ)の範囲に含まれる複数の周辺画素のうち、周辺画素に対応する基準画像の画素の画素値と注目画素に対応する基準画像の画素の画素値との差が所定の範囲内に収まる周辺画素に基づいて、注目画素に対しハイパスフィルタ処理を施す。
具体的には、フィルタ処理部229は、複数の周辺画素のうち、周辺画素に対応する基準画像の画素の画素値と注目画素に対応する基準画像の画素の画素値との差が所定の範囲内に収まり、かつエッジ領域を構成しない周辺画素に基づいて、注目画素に対しハイパスフィルタ処理を施す。
なお本実施形態では、窓(例えば、ガウシアンフィルタ)は、大きさ(サイズ)が固定されているものとする。
以下、本実施形態のハイパスフィルタ処理の詳細について説明する。
差分画像生成部227により生成された差分画像を構成する各画素の差分値は、基準画像の画素値の明暗により、値が変動する。
例えば、基準画像が、図5に示すように、非文字領域(「夏」という文字以外の領域)を構成する画素が青色で暗く、文字領域(「夏」という文字の領域)を構成する画素が白色で明るいとする。この場合、差分画像は、図6に示すように、非文字領域を構成する画素の差分値は正の値、文字領域を構成する画素の差分値は負の値となり、非文字領域の差分値と文字領域の差分値とでは、例えば、20以上も値が違ってしまう。
つまり、基準画像において、明度の低い画素と高い画素との画素値の差は当然大きくなるが、差分画像においても、基準画像の明度の低い画素に対応する差分画像の画素と基準画像の明度の高い画素に対応する差分画像の画素との差分値の差は同様に大きくなり、基準画像の明暗の差異の影響は、差分画像においても同様に表れる。
このため、本実施形態では、フィルタ処理部229は、差分画像に対し、基準画像の明暗の差異の影響を回避するように、ハイパスフィルタ処理を施す。具体的には、フィルタ処理部229は、上述のように、差分画像の注目画素を基準に設定した窓の範囲に含まれる複数の周辺画素のうち、周辺画素に対応する基準画像の画素の画素値と注目画素に対応する基準画像の画素の画素値との差が所定の範囲内に収まる周辺画素、即ち、注目画素との明暗の変化が少ない周辺画素(注目画素と明度が近似する周辺画素)に基づいて、注目画素に対しハイパスフィルタ処理を施す。
本実施形態では、ハイパスフィルタ処理は、ガウシアンフィルタ処理を含んで実現される。具体的には、フィルタ処理部229は、注目画素に対しガウシアンフィルタ処理を施すことにより、高周波の成分を除去して画像をぼかす。ガウシアンフィルタ処理は、2次元のフィルタであり、数式(1)で重みを求める。
なお、フィルタサイズは、適切な固定値を設定する。
そしてフィルタ処理部229は、数式(2)を用いて、ガウシアンフィルタ処理を施す前の注目画素の差分値(画素値)とガウシアンフィルタ処理を施した後の注目画素の差分値(画素値)との差を求めることにより、ハイパスフィルタ処理を実現する。
なお、HP(x,y)がハイパスフィルタ処理結果後の注目画素の差分値(画素値)を示し、I(x,y)がガウシアンフィルタ処理を施す前の注目画素の差分値(画素値)を示し、G(x,y)がガウシアンフィルタ処理をした後の注目画素の差分値(画素値)を示す。
そしてフィルタ処理部229は、注目画素を変えながらハイパスフィルタ処理(ガウシアンフィルタ処理を含む)を繰り返すことにより、差分画像の全域に対し、ハイパスフィルタ処理を施す。
以下、本実施形態のガウシアンフィルタ処理に用いる周辺画素の確定手法について説明する。
例えば、ガウシアンフィルタ処理に用いる窓(ガウシアンフィルタ)の大きさが5×5画素であり、フィルタ処理部229は、差分画像上の注目画素に対し、窓の中心が注目画素に位置するように、窓を設定するとする。この場合、設定された窓内に位置する25の画素のうち注目画素を除く24の周辺画素が、注目画素に対するガウシアンフィルタ処理に用いられる周辺画素の候補となる。そして本実施形態では、フィルタ処理部229は、ガウシアンフィルタ処理に用いられる周辺画素の候補である24の周辺画素の中から、以下のように、ガウシアンフィルタ処理に用いられる周辺画素を決定する。
まず、フィルタ処理部229は、ガウシアンフィルタ処理に用いられる周辺画素の候補である24の周辺画素それぞれについて、当該周辺画素に対応する基準画像の画素の画素値と注目画素に対応する基準画像の画素の画素値との差を求める。そしてフィルタ処理部229は、求めた画素値の差が所定の範囲内(例えば、−15〜+15)に収まる周辺画素を、ガウシアンフィルタ処理に用いる周辺画素に決定する。
例えば、窓が設定された差分画像の領域が図7に示す領域301であり、差分画像の領域301に対応する基準画像の領域が図8に示す領域401であるとする。なお、画素302は、差分画像の注目画素であり、画素402は、注目画素に対応する基準画像の画素である。また、基準画像の各画素に振られた値は、当該画素の画素値である。
この場合、領域401を構成する25の画素のうち、注目画素に対応する画素402を除く24の周辺画素それぞれと画素402との差分値は、図9に示す通りとなる。このため、フィルタ処理部229は、図10に示すように、領域301を構成し、注目画素302を除く24の周辺画素のうち、領域401において画素値の差が−15〜+15に収まらない画素403〜409に対応する周辺画素303〜309を除く17の周辺画素を、ガウシアンフィルタ処理に用いる周辺画素に決定する。
なお本実施形態では、フィルタ処理部229は、差分画像に対し、基準画像の明暗の差異の影響を回避するだけでなく、基準画像のエッジの影響も回避するように、ガウシアンフィルタ処理を施す。具体的には、フィルタ処理部229は、ガウシアンフィルタ処理に用いると決定した周辺画素のうち、エッジ領域を構成しない周辺画素を、ガウシアンフィルタ処理に用いる周辺画素に確定する。
ここで、基準画像を構成する各画素がエッジ領域を構成する画素であるか否かは、エッジ領域特定部225により特定されている。このため、フィルタ処理部229は、ガウシアンフィルタ処理に用いると決定した周辺画素に対応する基準画像の画素がエッジ領域を構成する画素であるか否かを確認し、エッジ領域を構成しない画素に対応する周辺画素を、ガウシアンフィルタ処理に用いる周辺画素に確定する。
なお、ガウシアンフィルタ処理自体は公知技術であり、本実施形態のガウシアンフィルタ処理は、ガウシアンフィルタに含まれる周辺画素を全て使用するのではなく、ガウシアンフィルタに含まれる周辺画素のうちガウシアンフィルタ処理に用いると確定した周辺画素を使用する点を除き、公知のガウシアンフィルタ処理と同様であるため、ガウシアンフィルタ処理の詳細については、説明を省略する。
図11は、本実施形態のハイパスフィルタ処理を施す前の差分画像の一例を示す図であり、図12は、本実施形態のハイパスフィルタ処理を施した後の差分画像の一例を示す図である。図11に示す差分画像と図12に示す差分画像とを比較すると、図11に示す差分画像上に存在している左右の濃度ムラが、図12に示す差分画像では消えていることが確認できる。つまり、差分画像に対し、基準画像の明暗の差異の影響を回避するように、ハイパスフィルタ処理が施され、明度の低い部分と高い部分とが混在するような領域であっても、低周波な濃度ムラを精度よく除去できていることを確認できる。
検査部231は、フィルタ処理部229によりハイパスフィルタ処理が施された差分画像を用いて、印刷物を検査する。具体的には、検査部231は、フィルタ処理部229によりハイパスフィルタ処理が施された差分画像を構成する各画素の差分値と閾値との大小関係に基づいて、印刷装置100により生成された印刷物の欠陥を検査する。例えば、差分値の大きい箇所(画素群)や差分のある面積が広い箇所(画素群)が欠陥となる。そして検査部231は、欠陥の位置や種類などの検査結果、差分画像、読取画像、及び基準画像を対応付けてHDD918に保存したり、印刷装置100に送信(フィードバック)したりする。
図13は、本実施形態の印刷物検査装置200で行われる処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、読取画像取得部221は、読取部201により生成された読取画像を取得する(ステップS101)。
続いて、基準画像取得部223は、印刷物の検査基準となる基準画像を取得する(ステップS103)。
続いて、エッジ領域特定部225は、基準画像取得部223により取得された基準画像を構成する各画素の平坦度を算出し、算出した平坦度に基づいて、エッジ領域を構成する画素を特定する(ステップS105)。
続いて、差分画像生成部227は、基準画像取得部223により取得された基準画像と読取画像取得部221により取得された読取画像との差分を示す差分画像を生成する(ステップS107)。
続いて、差分画像生成部227により生成された差分画像の注目画素を基準に設定した窓(ウィンドウ)の範囲に含まれる複数の周辺画素のうち、周辺画素に対応する基準画像の画素の画素値と注目画素に対応する基準画像の画素の画素値との差が所定の範囲内に収まり、かつエッジ領域を構成しない周辺画素に基づいて、注目画素に対しハイパスフィルタ処理を施す(ステップS109)。
続いて、検査部231は、フィルタ処理部229によりハイパスフィルタ処理が施された差分画像を用いて、印刷物を検査する(ステップS111)。
以上のように本実施形態によれば、注目画素と明度が近似する周辺画素に基づいて、注目画素に対しハイパスフィルタ処理を施すため、差分画像に対し、基準画像の明暗の差異の影響を回避するように、ハイパスフィルタ処理を施すことができ、明度の低い部分と高い部分とが混在するような領域(例えば、グラデーションが小さい領域)であっても、低周波な濃度ムラを精度よく除去できる。
このように本実施形態によれば、明度の低い部分と高い部分とが混在するような領域を有する印刷物を検査する場合であっても、当該領域に対応する差分画像上の領域において低周波な濃度ムラを精度よく除去できるため、当該領域上に存在する濃度差の小さい欠陥も検出でき、印刷物の検査精度を高めることができる。
また本実施形態によれば、エッジ領域を構成しない周辺画素に基づいて、注目画素に対しハイパスフィルタ処理を施すため、差分画像に対し、エッジの影響を回避するように、ハイパスフィルタ処理を施すことができ、エッジ領域であっても、低周波な濃度ムラを精度よく除去できる。
このように本実施形態によれば、エッジ領域を有する印刷物を検査する場合であっても、当該エッジ領域に対応する差分画像上の領域において低周波な濃度ムラを精度よく除去できるため、当該エッジ領域上に存在する濃度差の小さい欠陥も検出でき、印刷物の検査精度を高めることができる。
なお本実施形態の手法は、同一の印刷物を大量に印刷するオフセット印刷、及び内容が可変するページを順次印刷するバリアブル印刷のいずれにおいても有用である。但し、バリアブル印刷では、印刷物の生成元の元画像から基準画像をリアルタイムに生成することが多く、このように生成される基準画像と印刷物を電気的に読み取ることにより生成される読取画像とは特性も異なり、両画像間で差異も生じやすい。このため、このような差異を吸収できる本実施形態の手法は、バリアブル印刷において特に有用である。
(変形例)
上記実施形態では、印刷物検査装置200単体で、読取部201、読取画像取得部221、基準画像取得部223、エッジ領域特定部225、差分画像生成部227、フィルタ処理部229、及び検査部231を実現する場合を例に取り説明したが、これらの構成を2台以上の装置を用いて、即ち、システムとして実現するようにしてもよい。例えば、印刷物検査装置200が、読取部201、読取画像取得部221、基準画像取得部223、エッジ領域特定部225、差分画像生成部227、及びフィルタ処理部229を実現し、外部サーバなどにおいて検査部231を実現するようにしてもよい。
(プログラム)
上記実施形態及び変形例の印刷物検査装置200で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。
また、上記実施形態及び変形例の印刷物検査装置200で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、上記実施形態及び変形例の印刷物検査装置200で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。また、上記実施形態及び変形例の印刷物検査装置200で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するようにしてもよい。
上記実施形態及び変形例の印刷物検査装置200で実行されるプログラムは、上述した各部をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、例えば、CPUがROMからプログラムをRAM上に読み出して実行することにより、上記各機能部がコンピュータ上で実現されるようになっている。
なお、上記実施形態及び変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施の形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 印刷物検査システム
100 印刷装置
101 オペレーションパネル
103Y、103M、103C、103K 感光体ドラム
105 転写ベルト
107 二次転写ローラ
109 給紙部
111 搬送ローラ対
113 定着ローラ
115 反転パス
121 RIP部
123 印刷制御部
125 印刷部
200 印刷物検査装置
201、201A、201B 読取部
211 オペレーションパネル
221 読取画像取得部
223 基準画像取得部
225 エッジ領域特定部
227 差分画像生成部
229 フィルタ処理部
231 検査部
特許第4353479号公報

Claims (8)

  1. 印刷物の検査基準となる基準画像を取得する基準画像取得部と、
    前記印刷物を読み取った読取画像を取得する読取画像取得部と、
    前記基準画像と前記読取画像との差分を示す差分画像を生成する差分画像生成部と、
    前記差分画像の注目画素を基準に設定した窓の範囲に含まれる複数の周辺画素のうち、周辺画素に対応する前記基準画像の画素の画素値と前記注目画素に対応する前記基準画像の画素の画素値との差が所定の範囲内に収まる周辺画素に基づいて、前記注目画素に対しハイパスフィルタ処理を施すフィルタ処理部と、
    を備える検査装置。
  2. 前記フィルタ処理部は、前記複数の周辺画素のうち、周辺画素に対応する前記基準画像の画素の画素値と前記注目画素に対応する前記基準画像の画素の画素値との差が所定の範囲内に収まり、かつエッジ領域を構成しない周辺画素に基づいて、前記注目画素に対しハイパスフィルタ処理を施す請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記基準画像を構成する各画素の平坦度を算出し、算出した平坦度に基づいて、エッジ領域を構成する画素を特定するエッジ領域特定部を更に備える請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記窓は、大きさが固定されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の検査装置。
  5. 前記ハイパスフィルタ処理が施された前記差分画像を用いて、前記印刷物を検査する検査部を更に備える請求項1〜4のいずれか1つに記載の検査装置。
  6. 印刷物の検査基準となる基準画像を取得する基準画像取得部と、
    前記印刷物を読み取った読取画像を取得する読取画像取得部と、
    前記基準画像と前記読取画像との差分を示す差分画像を生成する差分画像生成部と、
    前記差分画像の注目画素を基準に設定した窓の範囲に含まれる複数の周辺画素のうち、周辺画素に対応する前記基準画像の画素の画素値と前記注目画素に対応する前記基準画像の画素の画素値との差が所定の範囲内に収まる周辺画素に基づいて、前記注目画素に対しハイパスフィルタ処理を施すフィルタ処理部と、
    を備える検査システム。
  7. 印刷物の検査基準となる基準画像を取得する基準画像取得ステップと、
    前記印刷物を読み取った読取画像を取得する読取画像取得ステップと、
    前記基準画像と前記読取画像との差分を示す差分画像を生成する差分画像生成ステップと、
    前記差分画像の注目画素を基準に設定した窓の範囲に含まれる複数の周辺画素のうち、周辺画素に対応する前記基準画像の画素の画素値と前記注目画素に対応する前記基準画像の画素の画素値との差が所定の範囲内に収まる周辺画素に基づいて、前記注目画素に対しハイパスフィルタ処理を施すフィルタ処理ステップと、
    を含むフィルタ処理方法。
  8. 印刷物の検査基準となる基準画像を取得する基準画像取得ステップと、
    前記印刷物を読み取った読取画像を取得する読取画像取得ステップと、
    前記基準画像と前記読取画像との差分を示す差分画像を生成する差分画像生成ステップと、
    前記差分画像の注目画素を基準に設定した窓の範囲に含まれる複数の周辺画素のうち、周辺画素に対応する前記基準画像の画素の画素値と前記注目画素に対応する前記基準画像の画素の画素値との差が所定の範囲内に収まる周辺画素に基づいて、前記注目画素に対しハイパスフィルタ処理を施すフィルタ処理ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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