JP6907621B2 - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6907621B2
JP6907621B2 JP2017051995A JP2017051995A JP6907621B2 JP 6907621 B2 JP6907621 B2 JP 6907621B2 JP 2017051995 A JP2017051995 A JP 2017051995A JP 2017051995 A JP2017051995 A JP 2017051995A JP 6907621 B2 JP6907621 B2 JP 6907621B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abnormality candidate
candidate site
region
correction
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017051995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018157350A (ja
Inventor
小島 啓嗣
啓嗣 小島
中重 文宏
文宏 中重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2017051995A priority Critical patent/JP6907621B2/ja
Publication of JP2018157350A publication Critical patent/JP2018157350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6907621B2 publication Critical patent/JP6907621B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラムに関する。
プロダクションプリンティングなど高品質が要求される印刷では、印刷物に対する品質検査が要求されている。例えば、印刷物の検査基準となる基準画像と、印刷物を電気的に読み取ることで生成した読取画像とを比較することで、印刷物上の異常候補の有無を検査し、検査結果を表示する技術が知られている。
例えば特許文献1には、読取画像を複数のエリアに分割し、欠けやきずなどの不一致部分(異常候補部位)が存在するエリアを、当該不一致部分の種類に応じた表示色で表示する技術が開示されている。
上述したような従来技術では、異常候補部位が存在するエリアを他のエリアとは異なる表示色で表示するため、異常候補部位が存在するエリアをユーザに容易に把握させることはできるが、異常候補部位そのものも表示色で塗り潰してしまうことになるので、どのような異常候補部位であるかをユーザに把握させることは困難である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、読取画像上にどのような異常候補部位が存在するかをユーザに容易に把握させることができる画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様にかかる画像処理装置は、印刷物を読み取った読取画像上の異常候補部位を包含する異常候補領域に対し、当該異常候補部位の視認性を向上させる補正処理を施す補正部と、前記補正処理が施された異常候補領域の画像を表示部に表示させる表示制御部と、を備え、前記補正部は、前記補正処理として、前記異常候補部位が位置する異常候補部位領域に対し、当該異常候補部位の種別に応じた強調処理を施し、前記異常候補部位の種別が異物に依存しない種別の場合、前記異常候補部位領域に対し、前記強調処理として、当該異常候補部位の濃度に応じたカラーチャネルを強調する処理を施す。
本発明によれば、読取画像上にどのような異常候補部位が存在するかをユーザに容易に把握させることができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態の印刷物検査システムの一例を示す模式図である。 図2は、本実施形態の印刷装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本実施形態の印刷物検査装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、本実施形態の印刷装置及び印刷物検査装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図5は、本実施形態の異常候補部位情報の一例を示す図である。 図6は、本実施形態の異常候補領域の抽出手法の一例の説明図である。 図7は、本実施形態の異常候補領域の抽出手法の一例の説明図である。 図8は、本実施形態の異常候補部位領域及び周辺領域の特定手法の一例の説明図である。 図9は、本実施形態の異常候補部位領域及び周辺領域の特定手法の一例の説明図である。 図10は、異常候補部位の濃度に応じてどのカラーチャネルを強調するかの一例の説明図である。 図11は、本実施形態の異常候補部位の強調手法の一例の説明図である。 図12は、本実施形態の異常候補部位の強調手法の一例の説明図である。 図13は、本実施形態の異常候補部位の強調手法の一例の説明図である。 図14は、本実施形態の周辺領域の強調手法の一例の説明図である。 図15は、本実施形態の異常候補領域の画像の表示例を示す図である。 図16は、本実施形態の異常候補領域の画像の表示例を示す図である。 図17は、本実施形態の印刷物検査装置で行われる処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかる画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下では、画像処理装置として印刷物検査装置、画像処理システムとして印刷物検査システムを例に取り説明するが、これに限定されるものではない。
図1は、本実施形態の印刷物検査システム1の一例を示す模式図である。図1に示すように、印刷物検査システム1は、印刷装置100と、印刷物検査装置200と、スタッカ300とを、備える。
印刷装置100は、オペレーションパネル101と、感光体ドラム103Y、103M、103C、103Kと、転写ベルト105と、二次転写ローラ107と、給紙部109と、搬送ローラ対111と、定着ローラ113と、反転パス115とを備える。
オペレーションパネル101は、印刷装置100に対して各種操作入力を行ったり、各種画面を表示したりする操作表示部である。
感光体ドラム103Y、103M、103C、103Kは、それぞれ、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、及びクリーニング工程)が行われることによりトナー像が形成され、形成されたトナー像を転写ベルト105に転写する。本実施形態では、感光体ドラム103Y上にイエロートナー像が形成され、感光体ドラム103M上にマゼンタトナー像が形成され、感光体ドラム103C上にシアントナー像が形成され、感光体ドラム103K上にブラックトナー像が形成されるものとするが、これに限定されるものではない。
転写ベルト105は、感光体ドラム103Y、103M、103C、及び103Kから重畳して転写されたトナー像(フルカラーのトナー画像)を二次転写ローラ107の二次転写位置に搬送する。本実施形態では、転写ベルト105には、まず、イエロートナー像が転写され、続いて、マゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像が順次重畳して転写されるものとするが、これに限定されるものではない。
給紙部109は、複数の記録媒体が重ね合わせて収容されており、記録媒体を給紙する。記録媒体としては、例えば、記録紙が挙げられるが、これに限定されず、例えば、コート紙、厚紙、OHP(Overhead Projector)シート、プラスチックフィルム、プリプレグ、及び銅箔など画像を記録可能な媒体であればどのようなものであってもよい。
搬送ローラ対111は、給紙部109により給紙された記録媒体を搬送路a上で矢印s方向に搬送する。
二次転写ローラ107は、転写ベルト105により搬送されたフルカラーのトナー画像を、搬送ローラ対111により搬送された記録媒体上に二次転写位置で一括転写する。
定着ローラ113は、フルカラーのトナー画像が転写された記録媒体を加熱及び加圧することにより、フルカラーのトナー画像を記録媒体に定着する。
印刷装置100は、片面印刷の場合、フルカラーのトナー画像が定着された記録媒体である印刷物を印刷物検査装置200へ排紙する。一方、印刷装置100は、両面印刷の場合、フルカラーのトナー画像が定着された記録媒体を反転パス115へ送る。
反転パス115は、送られた記録媒体をスイッチバックすることにより記録媒体の表面・裏面を反転して矢印t方向に搬送する。反転パス115により搬送された記録媒体は、搬送ローラ対111により再搬送され、二次転写ローラ107により前回と逆側の面にフルカラーのトナー画像が転写され、定着ローラ113により定着され、印刷物として、印刷物検査装置200へ排紙される。
印刷物検査装置200は、読取部201と、オペレーションパネル203と、を備える。
オペレーションパネル203は、印刷物検査装置200に対して各種操作入力を行ったり、各種画面を表示したりする操作表示部である。なお、オペレーションパネル203を省略してもよい。この場合、オペレーションパネル101がオペレーションパネル203を兼ねるようにしてもよいし、外部接続されたPC(Personal Computer)がオペレーションパネル203を兼ねるようにしてもよい。
読取部201は、印刷装置100から排紙された印刷物の一方の面を電気的に読み取る。読取部201は、例えば、ラインスキャナ等により実現できる。なお、印刷物検査装置200は、印刷物の他方の面を電気的に読み取る読取部を更に備えるようにしてもよい。この場合、印刷物の他方の面を電気的に読み取る読取部は、読取部201と同様の構成とすればよい。そして印刷物検査装置200は、読み取りが完了した印刷物をスタッカ300へ排紙する。
スタッカ300は、トレイ311を備える。スタッカ300は、印刷物検査装置200により排紙された印刷物をトレイ311にスタックする。
図2は、本実施形態の印刷装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、印刷装置100は、コントローラ810とエンジン部(Engine)860とをPCIバスで接続した構成となる。コントローラ810は、印刷装置100の全体の制御、描画、通信、及び操作表示部820からの入力を制御するコントローラである。エンジン部860は、PCIバスに接続可能なエンジンであり、例えば、プロッタ等のプリントエンジンなどである。エンジン部860には、エンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分も含まれる。
コントローラ810は、CPU(Central Processing Unit)811と、ノースブリッジ(NB)813と、システムメモリ(MEM−P)812と、サウスブリッジ(SB)814と、ローカルメモリ(MEM−C)817と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)816と、ハードディスクドライブ(HDD)818とを有し、ノースブリッジ(NB)813とASIC816との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス815で接続した構成となる。また、MEM−P812は、ROM812aと、RAM812bとをさらに有する。
CPU811は、印刷装置100の全体制御を行うものであり、NB813、MEM−P812およびSB814からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB813は、CPU811とMEM−P812、SB814、AGPバス815とを接続するためのブリッジであり、MEM−P812に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P812は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM812aとRAM812bとからなる。ROM812aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM812bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB814は、NB813とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB814は、PCIバスを介してNB813と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインタフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC816は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス815、PCIバス、HDD818およびMEM−C817をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC816は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC816の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C817を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部860との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC816には、PCIバスを介してUSB840、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インタフェース(I/F)850が接続される。操作表示部820はASIC816に直接接続されている。
MEM−C817は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD818は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGPバス815は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P812に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
図3は、本実施形態の印刷物検査装置200のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、印刷物検査装置200は、コントローラ910とエンジン部(Engine)960とをPCIバスで接続した構成となる。コントローラ910は、印刷物検査装置200の全体の制御、描画、通信、及び操作表示部920(表示部の一例)からの入力を制御するコントローラである。エンジン部960は、PCIバスに接続可能なエンジンであり、例えば、スキャナ等のスキャナエンジンなどである。エンジン部960には、エンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分も含まれる。
コントローラ910は、CPU911と、ノースブリッジ(NB)913と、システムメモリ(MEM−P)912と、サウスブリッジ(SB)914と、ローカルメモリ(MEM−C)917と、ASIC916と、ハードディスクドライブ(HDD)918とを有し、ノースブリッジ(NB)913とASIC916との間をAGPバス915で接続した構成となる。また、MEM−P912は、ROM912aと、RAM912bとをさらに有する。
CPU911は、印刷物検査装置200の全体制御を行うものであり、NB913、MEM−P912およびSB914からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB913は、CPU911とMEM−P912、SB914、AGPバス915とを接続するためのブリッジであり、MEM−P912に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P912は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM912aとRAM912bとからなる。ROM912aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM912bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB914は、NB913とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB914は、PCIバスを介してNB913と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインタフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC916は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICであり、AGPバス915、PCIバス、HDD918およびMEM−C917をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC916は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC916の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C917を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMACと、エンジン部960との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC916には、PCIバスを介してUSB940、IEEE1394インタフェース(I/F)950が接続される。操作表示部920はASIC916に直接接続されている。
MEM−C917は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD918は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGPバス915は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P912に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
本実施形態では、印刷物検査装置200が印刷物検査専用の装置である場合のハードウェア構成を例に取りしたが、これに限定されるものではない。例えば、印刷物検査装置200をPC(Personal Computer)などの汎用のコンピュータで実現する場合には、汎用のコンピュータを利用したハードウェア構成で実現できる。
図4は、本実施形態の印刷装置100及び印刷物検査装置200の機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、印刷装置100は、RIP(Raster Image Processor)部121と、印刷制御部123と、印刷部125とを、備える。印刷物検査装置200は、基準画像取得部251と、読取部253と、読取画像取得部255と、差分画像生成部257と、検出部259と、判定部261と、抽出部262と、補正部263と、表示制御部265とを、備える。
なお本実施形態では、印刷装置100が、RIP部121を備える場合を例に取り説明するが、これに限定されず、DFE(Digital Front End)など印刷装置100とは異なる装置がRIP部121を備えるようにしてもよい。
また本実施形態では、印刷装置100と印刷物検査装置200とは、USB(Universal Serial Bus)やPCIe(Peripheral Component Interconnect Express)等のローカルなインタフェースによって接続されていることを想定しているが、印刷装置100と印刷物検査装置200との接続形態は、これに限定されるものではない。
RIP部121及び印刷制御部123は、例えば、CPU811及びシステムメモリ812などにより実現できる。印刷部125は、例えば、感光体ドラム103Y、103M、103C、103K、転写ベルト105、二次転写ローラ107、及び定着ローラ113などにより実現されるが、これに限定されるものではない。このように本実施形態では、電子写真方式で画像を印刷するが、これに限定されず、インクジェット方式で画像を印刷するようにしてもよい。
基準画像取得部251、読取画像取得部255、差分画像生成部257、検出部259、判定部261、抽出部262、補正部263、及び表示制御部265は、例えば、CPU911及びシステムメモリ912などにより実現してもよいし、ASIC916などにより実現してもよいし、これらを併用して実現してもよい。読取部253は、読取部201で構成され、例えば、エンジン部960などにより実現できる。
RIP部121は、ホスト装置などの外部装置から印刷データを受け取り、受け取った印刷データから、印刷物の生成元となる(印刷の基礎となる)元画像を生成する。具体的には、RIP部121は、印刷データをRIP処理し、元画像としてRIP画像(ビットマップ画像)を生成する。
本実施形態では、印刷データは、PostScript(登録商標)などのページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたデータやTIFF(Tagged Image File Format)形式の画像データなどを含んで構成されるが、これに限定されるものではない。また本実施形態では、元画像は、CMYKのRIP画像データであるものとするが、これに限定されるものではない。
印刷制御部123は、RIP部121により生成された元画像を印刷物検査装置200へ送信するとともに、印刷部125へ送信する。
印刷部125は、作像プロセスなどの印刷処理プロセスを実行し、元画像に基づく印刷画像を記録紙に印刷することで、印刷物を生成する。
基準画像取得部251は、印刷物の検査基準となる基準画像を取得する。本実施形態では、基準画像取得部251は、印刷装置100から元画像を取得し、取得した元画像に基づいて基準画像(マスター画像)を生成することで、基準画像を取得する。具体的には、基準画像取得部251は、印刷装置100(印刷制御部123)から、C、M、Y、KそれぞれのRIP画像を取得し、取得したC、M、Y、KそれぞれのRIP画像に対し、多値変換処理、平滑化処理、解像度変換処理、及び色変換処理などの各種画像処理を施し、基準画像を生成する。本実施形態では、基準画像は、RGBの画像データであるものとするが、これに限定されるものではない。なお、基準画像取得部251は、印刷装置100から送信される元画像を基準画像として取得するようにしてもよい。
なお、基準画像取得部251は、後述の読取部253により読み取られた印刷物の良品見本の読取画像を基準画像として取得するようにしてもよい。
読取部253は、印刷部125により生成された印刷物を読み取って、読取画像を生成する。具体的には、読取部253は、元画像に基づく印刷画像が印刷された印刷物から、当該印刷画像を電子的に読み取って読取画像を生成する。本実施形態では、読取画像は、RGBの画像データであるものとするが、これに限定されるものではない。
読取画像取得部255は、印刷物を読み取った読取画像を取得する。具体的には、読取画像取得部255は、読取部253により生成された読取画像を取得する。
差分画像生成部257は、基準画像取得部251により取得された基準画像と読取画像取得部255により取得された読取画像との差分を示す差分画像を生成する。具体的には、差分画像生成部257は、取得した基準画像と読取画像との位置合わせを行い、位置合わせ後の読取画像と基準画像とを画素単位で比較し、RGB各色の画素値の差分値を画素毎に算出し、画素毎の画素値の差分値で構成される差分画像を生成する。
検出部259は、差分画像生成部257により生成された差分画像に基づいて、読取画像取得部255により取得された読取画像上の異常候補部位を検出する。具体的には、検出部259は、差分画像を構成する画素毎に、画素値を検査閾値と比較することで、印刷物の濃度欠陥候補となる領域を差分画像上で検出する。例えば、画素値(差分値)の大きい箇所(画素群)や差分のある面積が広い箇所(画素群)が濃度欠陥候補となる。なお、検査閾値は、例えば、HDD918などに記憶しておけばよい。そして検出部259は、この検出した領域の外接矩形に対応する読取画像上の領域を異常候補部位として検出する。なお、異常候補部位の検出の詳細については、例えば、特許第5678595号公報などに記載されている。
判定部261は、検出部259により検出された異常候補部位の種別を判定する。本実施形態では、判定部261は、異常候補部位がポチや斑点系の点状欠陥であるかスジや帯系の線状欠陥であるかを判定し、点状欠陥である場合には、更に、異物が原因となった点状欠陥であるかを判定する。つまり本実施形態では、判定部261は、異常候補部位の種別が、線状欠陥、異物原因の点状欠陥、及び非異物(トナーやインク)原因の点状欠陥のいずれであるかを判定するが、異常候補部位の種別は、これらに限定されるものではない。
なお、異常候補部位の種別が点状欠陥であるか線状欠陥であるかは、例えば、欠陥候補部位の外接矩形の縦横比(縦と横の長さの比)から判定できる。例えば判定部261は、欠陥候補部位の縦横比が点状/線状識別閾値(例えば、5)以上であれば、線状欠陥であると判定し、当該縦横比が点状/線状識別閾値未満であれば、点状欠陥であると判定すればよい。なお、点状/線状識別閾値は、例えば、HDD918に記憶しておけばよい。
また、異常候補部位の種別が、異物原因の点状欠陥であるか非異物(トナーやインク)原因の点状欠陥であるかは、例えば、異常候補部位の色が所定の色域外の色であるか否かから判定できる。
本実施形態では、CMYKのトナー像(印刷画像)を記録媒体上に形成(印刷)することで印刷物を生成しているが、印刷物の色(記録媒体上に形成されたトナー像の色)は、記録媒体が白色の記録紙である場合、記録紙の白を超える白値はありえず、Kトナー像を超える暗い値もありえず、各カラートナー(CMY)を超える高彩度の色もありえない。
このため判定部261は、印刷に用いられた記録媒体でのプリント色再現域を取得し、RGB色空間上で定義する。なお、印刷に用いられた記録媒体でのプリント色再現域は、カラープロファイルから取得できる。カラープロファイルは、例えば、HDD918に記憶されている。そして判定部261は、異常候補部位を構成する各画素の画素値を取得し、プリント色再現域が定義されたRGB色空間上にマッピングし、マッピングした値がプリント色再現域内に含まれるか否か判定する。
判定部261は、判定の結果、プリント色再現域内に含まれない値が存在すれば、異常候補部位の種別が、異物(例えば、印刷物上に付着した異物)原因の点状欠陥であると判定し、プリント色再現域内に含まれない値が存在しなければ、異常候補部位の種別が、非異物(トナーやインク)原因の点状欠陥と判定する。
なお、上述した、異物原因の点状欠陥であるか非異物(トナーやインク)原因の点状欠陥であるかの判定手法は一例であり、これに限定されず、他の判定手法を用いてもよい。
図5は、本実施形態の異常候補部位情報の一例を示す図である。異常候補部位情報は、検出部259による異常候補部位の検出結果及び判定部261による異常候補部位の種別の判定結果をまとめたものである。図5に示す例では、「種類」及び「異物/非異物」が、判定部261による異常候補部位の種別の判定結果を表し、「位置始点X座標」、「位置始点Y座標」、「位置終点X座標」、及び「位置終点Y座標」が、検出部259による異常候補部位の検出結果を表している。
抽出部262は、読取画像取得部255により取得された読取画像から、検出部259により検出された異常候補部位を包含する異常候補領域を抽出する。具体的には、抽出部262は、異常候補部位を中心に所定範囲広げた領域を異常候補領域として抽出し、異常候補領域内の異常候補部位が位置する領域を異常候補部位領域とし、異常候補領域内の異常候補部位領域以外の領域を異常候補部位領域の周辺領域とする。なお本実施形態では、異常候補領域の抽出手法を、異常候補部位の種別に応じて異ならせる場合を例に取り説明するが、これに限定されるものではない。
例えば、図6に示すように、異常候補部位401の種別が点状欠陥の場合、抽出部262は、異常候補部位401を中心に左右にn1画素、上下にn2画素広げた領域を異常候補領域411として抽出する。なお本実施形態では、n1=n2である場合を例に取り説明したが、これに限定されるものではない。
また例えば、図7に示すように、異常候補部位402の種別が線上欠陥の場合、抽出部262は、異常候補部位402を中心に短手方向(図7では左右)にn3画素、長手方向(図7では上下)にn4画素広げた領域を異常候補領域412として抽出する。なお本実施形態では、n3<n4である場合を例に取り説明したが、これに限定されるものではない。
そして抽出部262は、異常候補領域の画素値の平均値及び標準偏差(σ)を算出し、算出した平均値±4σで、異常候補領域を構成する各画素を2値化してラベリングし(画素の8連結を見て画素をつなげる公知な処理を行い)、ラベリングした領域の外接矩形内の領域に対応する領域を異常候補部位領域とし、異常候補領域内の異常候補部位領域以外の領域を周辺領域とする。なお、2値化手法は、上述の手法に限定されるものではなく、任意の手法を用いることができる。
例えば、異常候補部位401を包含する異常候補領域411の場合であれば、図8に示すように、異常候補部位領域は、異常候補領域411を2値化した2値化画像416において、黒画素(画素値が平均値±4σの範囲外となる画素)をラベリングした領域の外接矩形内の領域417に対応する領域となり、異常候補領域411内の異常候補部位領域以外の領域が周辺領域となる。
実際には、異常候補領域411内のいずれの領域(画素)が異常候補部位領域となるか周辺領域となるかは、2値化画像416を参照することで判別される。例えば、図9に示すように、読取画像上での異常候補領域411の座標(160,805)に位置する画素が異常候補部位領域となるか周辺領域となるかを判別する場合、2値化画像416上の対応する座標(160,805)に位置する画素が黒画素なので、異常候補部位領域と判別できる。また例えば、図9に示すように、読取画像上での異常候補領域411の座標(163,808)に位置する画素が異常候補部位領域となるか周辺領域となるかを判別する場合、2値化画像416上の対応する座標(163,808)に位置する画素が白画素なので、周辺領域と判別できる。
補正部263は、抽出部262により抽出された異常候補領域に対し、異常候補部位の視認性を向上させる補正処理を施す。具体的には、補正部263は、補正処理として、異常候補領域内の異常候補部位領域に対し、異常候補部位の種別に応じた強調処理を施す。本実施形態では、強調処理として、強調フィルタによるエッジ強調処理や色の強調処理((色つきを際立たせる処理)などを想定しているが、これらに限定されるものではない。なお、異常候補部位の種別については、図5に示す異常候補部位情報から特定でき、異常候補部位領域については、上述したように、2値化画像を参照することで判別できる。
例えば、補正部263は、異常候補部位の種別が異物に依存しない種別(本実施形態では、線状欠陥や非異物原因の点状欠陥)の場合、異常候補部位領域に対し、強調処理として、当該異常候補部位の濃度に応じたカラーチャネルを強調する処理を施す。
図10は、異常候補部位の濃度に応じてどのカラーチャネルを強調するかの一例の説明図である。図10に示すように、異常候補部位の濃度がシアン色を示す場合には、シアン色を強くするため、Rチャンネルの値を減らす強調処理、又はG、Bチャンネルの値を増やす強調処理が採用される。同様に、異常候補部位の濃度がマゼンタ色を示す場合には、マゼンタ色を強くするため、Gチャンネルの値を減らす強調処理、又はR、Bチャンネルの値を増やす強調処理が採用される。同様に、異常候補部位の濃度がイエロー色を示す場合には、イエロー色を強くするため、Bチャンネルの値を減らす強調処理、又はR、Gチャンネルの値を増やす強調処理が採用される。同様に、異常候補部位の濃度が黒色を示す場合には、黒色を強くするため、R、G、Bチャンネル全ての値を減らす強調処理が採用される。同様に、異常候補部位の濃度が白色を示す場合には、白色を強くするため、R、G、Bチャンネル全ての値を増やす強調処理が採用される。
なお、チャンネルの値をどの程度増減させるかは、予め定めておいてもよいし、増減量をチャンネルの値の割合で定めてもよい。また、異常候補部位の大きさに応じてチャンネルの値の増減量を変えるようにしてもよい。この場合、異常候補部位が小さいほど、強調効果を大きくするため、チャンネルの値の増減量を大きくすることが好ましい。
例えば、図11に示すように、異常候補領域511内の異常候補部位512がシアンのポチ(点状欠陥)の場合、補正部263は、異常候補部位512が位置する異常候補部位領域に対し、Rチャンネルの値を減らす強調処理、又はG、Bチャンネルの値を増やす強調処理を施し、シアン色を強くした異常候補部位517とする。
また例えば、図12に示すように、異常候補領域521内の異常候補部位522が黒の筋(線上欠陥)の場合、補正部263は、異常候補部位522が位置する異常候補部位領域に対し、R、G、Bチャンネル全ての値を減らす強調処理を施し、黒色を強くした異常候補部位527とする。
また、補正部263は、異常候補部位の種別が異物に依存する種別(本実施形態では、異物原因の点状欠陥)の場合、異常候補部位領域に対し、強調処理として、全てのカラーチャネルを強調する処理を施す。
例えば、図13に示すように、異常候補領域531内の異常候補部位532が異物原因のポチ(点状欠陥)の場合、補正部263は、異常候補部位532が位置する異常候補部位領域に対し、R、G、Bチャンネル全ての値を増やすか減らす強調処理を施し、色を強くした異常候補部位537とする。
また補正部263は、補正処理として、異常候補領域内の異常候補部位領域の周辺領域を平滑化する平滑化処理を施す。本実施形態では、平滑化処理として、メディアンフィルタ、移動平均、及びガウシアンフィルタなどのノイズ除去や平滑化などを想定しているが、これらに限定されるものではない。なお、異常候補部位の種別については、図5に示す異常候補部位情報から特定でき、周辺領域については、上述したように、2値化画像を参照することで判別できる。
例えば、図14に示すように、異常候補領域541内の異常候補部位542が白のポチ(点状欠陥)の場合、補正部263は、異常候補部位542が位置する異常候補部位領域に対し、R、G、Bチャンネル全ての値を増やす強調処理を施し、白色を強くした異常候補部位547とする。同時に、補正部263は、異常候補領域541内の周辺領域543に対し、ガウシアンフィルタを施し、ノイズを減らした周辺領域548とする。
なお、補正部263は、異常候補部位領域の補正と周辺領域の補正とを別々の画像上で行う場合には、補正後の異常候補部位領域と周辺領域とを合成して、補正処理が施された異常候補領域の画像を生成すればよい。合成する際にも、2値化画像を参照することで、異常候補部位領域と周辺領域とを判別できる。
また、補正部263は、補正処理が施された異常候補領域に対し、更に、ガンマ補正を施すようにしてもよい。補正処理が施された異常候補領域を操作表示部920上で表示するのに適した色とするためである。なお、ガンマ補正では、モニターのγ特性(γ=2.2)を考慮し、理想のy=xになるよう、逆関数を施し、色情報を補正する。
表示制御部265は、補正部263により補正処理が施された異常候補領域の画像を操作表示部920に表示させる。表示制御部265は、例えば、図15に示すように、補正処理が施された異常候補領域の一覧を示す表示画像601を操作表示部920に表示させる。なお、表示制御部265は、操作表示部920ではなく、操作表示部820や外部接続されたPCなどに、補正処理が施された異常候補領域の画像を表示させてもよい。
なお、表示制御部265は、異常候補部位の種別に応じて、補正処理が施された異常候補領域の表示態様を異ならせてもよい。例えば、表示制御部265は、点状欠陥のように、大きさが小さい傾向にある異常候補部位については、異常候補部位の全体を表示し、線状欠陥や地汚れなどのように、大きさが大きい傾向にある異常候補部位については、異常候補部位の一部を拡大表示するようにしてもよい。この場合、表示制御部265は、異常候補部位を構成する画素のうち画素値(差分値)が最も大きい画素を中心に拡大表示することが好ましい。なお、表示制御部265は、異常候補部位の一部を拡大表示する場合であっても、周辺領域も十分に含まれるよう表示サイズを決定するものとする。例えば、図16に示す例の場合、表示制御部265は、異常候補領域611内の線状欠陥である異常候補部位612全体を表示するのではなく、画素値(差分値)が最も大きい画素を中心とした領域613を拡大表示している。
図17は、本実施形態の印刷物検査装置200で行われる処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、基準画像取得部251は、印刷装置100から元画像を取得し、取得した元画像に基づいて基準画像(マスター画像)を生成することで、基準画像を取得する(ステップS101)。
続いて、読取画像取得部255は、読取部253により生成された読取画像を取得する(ステップS103)。
続いて、差分画像生成部257は、基準画像取得部251により取得された基準画像と読取画像取得部255により取得された読取画像との差分を示す差分画像を生成する(ステップS105)。
続いて、検出部259は、差分画像生成部257により生成された差分画像に基づいて、読取画像取得部255により取得された読取画像上の異常候補部位を検出する(ステップS107)。
続いて、判定部261は、検出部259により検出された異常候補部位の種別を判定する(ステップS109)。
続いて、抽出部262は、読取画像取得部255により取得された読取画像から、検出部259により検出された異常候補部位を包含する異常候補領域を抽出する(ステップS111)。
続いて、補正部263は、抽出部262により抽出された異常候補領域内の異常候補部位領域に対し、異常候補部位の種別に応じた強調処理を施し(ステップS113)、異常候補領域内の異常候補部位領域の周辺領域を平滑化する平滑化処理を施す(ステップS115)。
続いて、補正部263は、補正後の異常候補部位領域と周辺領域とを合成して、補正処理が施された異常候補領域の異常画像を生成する(ステップS117)。
続いて、表示制御部265は、補正部263により生成された異常画像を表示する(ステップS119)。
以上のように本実施形態では、異常候補部位そのものの視認性を高めるような補正処理を行って表示するため、読取画像上にどのような異常候補部位が存在するかをユーザに容易に把握させることができる。これにより、ユーザは、異常候補部位が実際に異常であるかを容易に把握できたり、異常候補部位がどのような異常であるかなどを容易に把握できたりできる。
上記実施形態の印刷物検査装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。
また、上記実施形態の印刷物検査装置200で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、上記実施形態の印刷物検査装置200で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。また、上記実施形態の印刷物検査装置200で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するようにしてもよい。
上記実施形態の印刷物検査装置200で実行されるプログラムは、上述した各部をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、例えば、CPUがROMからプログラムをRAM上に読み出して実行することにより、上記各機能部がコンピュータ上で実現されるようになっている。
なお、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施の形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 印刷物検査システム
100 印刷装置
101 オペレーションパネル
103Y、103M、103C、103K 感光体ドラム
105 転写ベルト
107 二次転写ローラ
109 給紙部
111 搬送ローラ対
113 定着ローラ
115 反転パス
121 RIP部
123 印刷制御部
125 印刷部
200 印刷物検査装置
201 読取部
203 オペレーションパネル
251 基準画像取得部
253 読取部
255 読取画像取得部
257 差分画像生成部
259 検出部
261 判定部
262 抽出部
263 補正部
265 表示制御部
300 スタッカ
311 トレイ
特開平8−304994号公報

Claims (10)

  1. 印刷物を読み取った読取画像上の異常候補部位を包含する異常候補領域に対し、当該異常候補部位の視認性を向上させる補正処理を施す補正部と、
    前記補正処理が施された異常候補領域の画像を表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
    前記補正部は、前記補正処理として、前記異常候補部位が位置する異常候補部位領域に対し、当該異常候補部位の種別に応じた強調処理を施し、前記異常候補部位の種別が異物に依存しない種別の場合、前記異常候補部位領域に対し、前記強調処理として、当該異常候補部位の濃度に応じたカラーチャネルを強調する処理を施すこと
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 印刷物を読み取った読取画像上の異常候補部位を包含する異常候補領域に対し、当該異常候補部位の視認性を向上させる補正処理を施す補正部と、
    前記補正処理が施された異常候補領域の画像を表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
    前記補正部は、前記補正処理として、前記異常候補部位が位置する異常候補部位領域に対し、当該異常候補部位の種別に応じた強調処理を施し、前記異常候補部位の種別が異物に依存する種別の場合、前記異常候補部位領域に対し、前記強調処理として、全てのカラーチャネルを強調する処理を施すこと
    を特徴とする画像処理装置。
  3. 前記補正部は、前記異常候補部位を中心に所定範囲広げた領域を前記異常候補領域とし、前記異常候補領域内の前記異常候補部位が位置する領域を異常候補部位領域とし、前記異常候補領域内の前記異常候補部位領域以外の領域を前記異常候補部位領域の周辺領域とし、前記補正処理として、前記異常候補部位領域の周辺領域を平滑化する平滑化処理を施すこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記印刷物の検査基準となる基準画像を取得する基準画像取得部と、
    前記読取画像を取得する読取画像取得部と、
    前記基準画像と前記読取画像との差分を示す差分画像を生成する差分画像生成部と、
    前記差分画像に基づいて、前記異常候補部位を検出する検出部と、
    前記異常候補部位の種別を判定する判定部と、
    前記異常候補領域を抽出する抽出部と、
    を更に備える請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 印刷物を生成する画像形成装置と、画像処理装置と、を備える画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    前記印刷物を読み取った読取画像上の異常候補部位を包含する異常候補領域に対し、当該異常候補部位の視認性を向上させる補正処理を施す補正部と、
    前記補正処理が施された異常候補領域の画像を表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
    前記補正部は、前記補正処理として、前記異常候補部位が位置する異常候補部位領域に対し、当該異常候補部位の種別に応じた強調処理を施し、前記異常候補部位の種別が異物に依存しない種別の場合、前記異常候補部位領域に対し、前記強調処理として、当該異常候補部位の濃度に応じたカラーチャネルを強調する処理を施すこと
    を特徴とする画像処理システム。
  6. 印刷物を生成する画像形成装置と、画像処理装置と、を備える画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    前記印刷物を読み取った読取画像上の異常候補部位を包含する異常候補領域に対し、当該異常候補部位の視認性を向上させる補正処理を施す補正部と、
    前記補正処理が施された異常候補領域の画像を表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
    前記補正部は、前記補正処理として、前記異常候補部位が位置する異常候補部位領域に対し、当該異常候補部位の種別に応じた強調処理を施し、前記異常候補部位の種別が異物に依存する種別の場合、前記異常候補部位領域に対し、前記強調処理として、全てのカラーチャネルを強調する処理を施すこと
    を特徴とする画像処理システム。
  7. 印刷物を読み取った読取画像上の異常候補部位を包含する異常候補領域に対し、当該異常候補部位の視認性を向上させる補正処理を施す補正ステップと、
    前記補正処理が施された異常候補領域の画像を表示部に表示させる表示制御ステップと、を含み、
    前記補正ステップでは、前記補正処理として、前記異常候補部位が位置する異常候補部位領域に対し、当該異常候補部位の種別に応じた強調処理を施し、前記異常候補部位の種別が異物に依存しない種別の場合、前記異常候補部位領域に対し、前記強調処理として、当該異常候補部位の濃度に応じたカラーチャネルを強調する処理を施すこと
    を特徴とする画像処理方法。
  8. 印刷物を読み取った読取画像上の異常候補部位を包含する異常候補領域に対し、当該異常候補部位の視認性を向上させる補正処理を施す補正ステップと、
    前記補正処理が施された異常候補領域の画像を表示部に表示させる表示制御ステップと、を含み、
    前記補正ステップでは、前記補正処理として、前記異常候補部位が位置する異常候補部位領域に対し、当該異常候補部位の種別に応じた強調処理を施し、前記異常候補部位の種別が異物に依存する種別の場合、前記異常候補部位領域に対し、前記強調処理として、全てのカラーチャネルを強調する処理を施すこと
    を特徴とする画像処理方法。
  9. 印刷物を読み取った読取画像上の異常候補部位を包含する異常候補領域に対し、当該異常候補部位の視認性を向上させる補正処理を施す補正ステップと、
    前記補正処理が施された異常候補領域の画像を表示部に表示させる表示制御ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、
    前記補正ステップでは、前記補正処理として、前記異常候補部位が位置する異常候補部位領域に対し、当該異常候補部位の種別に応じた強調処理を施し、前記異常候補部位の種別が異物に依存しない種別の場合、前記異常候補部位領域に対し、前記強調処理として、当該異常候補部位の濃度に応じたカラーチャネルを強調する処理を施すこと
    を特徴とするプログラム。
  10. 印刷物を読み取った読取画像上の異常候補部位を包含する異常候補領域に対し、当該異常候補部位の視認性を向上させる補正処理を施す補正ステップと、
    前記補正処理が施された異常候補領域の画像を表示部に表示させる表示制御ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、
    前記補正ステップでは、前記補正処理として、前記異常候補部位が位置する異常候補部位領域に対し、当該異常候補部位の種別に応じた強調処理を施し、前記異常候補部位の種別が異物に依存する種別の場合、前記異常候補部位領域に対し、前記強調処理として、全てのカラーチャネルを強調する処理を施すこと
    を特徴とするプログラム。
JP2017051995A 2017-03-16 2017-03-16 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム Active JP6907621B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017051995A JP6907621B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017051995A JP6907621B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018157350A JP2018157350A (ja) 2018-10-04
JP6907621B2 true JP6907621B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=63716814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017051995A Active JP6907621B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6907621B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7280552B2 (ja) * 2019-03-18 2023-05-24 コニカミノルタ株式会社 画像形成システムおよび異常紙情報表示方法
JP2020183889A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 ダックエンジニアリング株式会社 印刷物検査装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08304994A (ja) * 1995-05-01 1996-11-22 Toppan Printing Co Ltd 検版装置
JP4529453B2 (ja) * 2004-01-21 2010-08-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置の異常検出装置、異常検出方法、及び異常検出プログラム
JP2008089574A (ja) * 2006-09-05 2008-04-17 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像処理装置、データ処理装置、パラメータ調整方法、およびプログラム
JP6287248B2 (ja) * 2014-01-22 2018-03-07 大日本印刷株式会社 外観検査装置、外観検査方法、及び、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018157350A (ja) 2018-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10657635B2 (en) Inspection apparatus, inspection method and storage medium
US10019792B2 (en) Examination device, examination method, and computer program product
US10326916B2 (en) Inspection apparatus, inspection method and storage medium
JP6455016B2 (ja) 画像検査装置、画像形成システム及び画像検査方法
US10402961B2 (en) Inspection apparatus, inspection system, inspection method, and recording medium
JP7206595B2 (ja) 検査装置、検査システム、検査方法及びプログラム
US9544447B2 (en) Inspecting device, method for changing threshold, and computer-readable storage medium
JP6613912B2 (ja) 検査装置、検査システム、フィルタ処理方法及びプログラム
JP2018179699A (ja) 検査装置及び検査プログラム
JP6705305B2 (ja) 検査装置、検査方法及びプログラム
JP6464722B2 (ja) 情報処理装置、欠陥送信方法及びプログラム
JP2016061603A (ja) 投影装置及び投影方法
JP6635335B2 (ja) 画像検査装置及び画像形成システム
JP6907621B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
JP6938992B2 (ja) 検査装置、検査システム、検査方法及びプログラム
JP2016035418A (ja) 画像処理装置、出力物検査方法およびプログラム
JP2017053673A (ja) 検査装置、検査方法及びプログラム
US11373294B2 (en) Print defect detection mechanism
JP6459190B2 (ja) 画像検査装置、画像形成システム及び画像検査方法
JP6665544B2 (ja) 検査装置、検査システム、検査方法及びプログラム
JP2018044896A (ja) 検査装置、検査方法及びプログラム
JP6743612B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2015053561A (ja) 印刷物検査装置、印刷物検査方法及びプログラム
US20240013372A1 (en) Inspection apparatus, inspection method, and storage medium
JP6891411B2 (ja) 検査装置、検査方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210614

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6907621

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151