JP2017053673A - 検査装置、検査方法及びプログラム - Google Patents

検査装置、検査方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スジ欠陥の検出精度を向上させることができる検査装置、検査方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】印刷物を読み取った読取画像と平滑化処理が施された当該読取画像との差分を示す読取差分画像を生成する読取差分画像生成部255と、読取差分画像から1以上のスジ欠陥候補を抽出する第1の抽出部261と、印刷物の生成元の元画像に基づいて、基準画像を生成する基準画像生成部と、基準画像と平滑化処理が施された当該基準画像との差分を示す基準差分画像を生成する基準差分画像生成部265と、基準差分画像から1以上のスジ類似パターンを抽出する第2の抽出部271と、1以上のスジ欠陥候補と1以上のスジ類似パターンとを照合し、照合結果に基づいて、1以上のスジ欠陥候補の中からスジ欠陥を検出する検出部273と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、検査装置、検査方法及びプログラムに関する。
プロダクションプリンティングなど高品質が要求される印刷では、印刷物に対する品質検査が要求されている。例えば、印刷物のマスター画像と、印刷物を電気的に読み取ることで生成した読取画像とを比較してスジ欠陥を検出することで、印刷物上のスジ欠陥の有無を検査する印刷物検査システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、印刷物の読取画像は印刷や読み取りに伴うノイズの影響を受けるため、上述したような技術では、マスター画像との差分が小さいスジ欠陥候補については、スジ欠陥であるかノイズの影響であるかを特定することが困難である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、スジ欠陥の検出精度を向上させることができる検査装置、検査方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様にかかる検査装置は、印刷物を読み取った読取画像と平滑化処理が施された当該読取画像との差分を示す読取差分画像を生成する読取差分画像生成部と、前記読取差分画像から1以上のスジ欠陥候補を抽出する第1の抽出部と、前記印刷物の生成元の元画像に基づいて、基準画像を生成する基準画像生成部と、前記基準画像と平滑化処理が施された当該基準画像との差分を示す基準差分画像を生成する基準差分画像生成部と、前記基準差分画像から1以上のスジ類似パターンを抽出する第2の抽出部と、前記1以上のスジ欠陥候補と前記1以上のスジ類似パターンとを照合し、照合結果に基づいて、前記1以上のスジ欠陥候補の中からスジ欠陥を検出する検出部と、を備える。
本発明によれば、スジ欠陥の検出精度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態の印刷物検査システムの一例を示す模式図である。 図2は、本実施形態の印刷物検査装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本実施形態の印刷装置及び印刷物検査装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、本実施形態の検査部の機能構成の詳細例を示すブロック図である。 図5は、本実施形態の平滑化方向の一例の説明図である。 図6は、本実施形態の平滑化方向の一例の説明図である。 図7は、本実施形態の平滑化処理の一例の説明図である。 図8は、本実施形態の平滑化処理の一例の説明図である。 図9は、本実施形態のマスクの一例の説明図である。 図10は、本実施形態の平滑化方向の一例の説明図である。 図11は、本実施形態の平滑化方向の一例の説明図である。 図12は、本実施形態のスジ欠陥候補の情報の一例を示す図である。 図13は、本実施形態のスジ類似パターンの情報の一例を示す図である。 図14は、本実施形態のスジ欠陥検出手法の一例を示す説明図である。 図15は、本実施形態の印刷物検査装置の処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。 図16は、本実施形態の読取画像の一例を示す図である。 図17は、本実施形態の平滑化処理が施された読取画像の一例を示す図である。 図18は、本実施形態の読取差分画像の一例を示す図である。 図19は、本実施形態の強調処理が施された読取差分画像の一例を示す図である。 図20は、本実施形態の強調処理及び平滑化処理が施された読取差分画像の一例を示す図である。 図21は、本実施形態のスジ欠陥候補の情報の一例を示す図である。 図22は、本実施形態のスジ欠陥候補の一部を図16に示す読取画像上で示した図である。 図23は、本実施形態のスジ類似パターンの情報の一例を示す図である。 図24は、本実施形態のスジ類似パターンの一部を基準画像上で示した図である。 図25は、本実施形態のスジ欠陥の情報の一例を示す図である。 図26は、本実施形態のスジ欠陥の一部を読取画像上で示した図である。 図27は、比較例の説明図である。 図28は、比較例の説明図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかる検査装置、検査方法及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態の印刷物検査システム1の一例を示す模式図である。図1に示すように、印刷物検査システム1は、印刷装置100と、印刷物検査装置200(検査装置の一例)と、スタッカ300とを、備える。
印刷装置100は、オペレーションパネル101と、感光体ドラム103Y、103M、103C、103Kと、転写ベルト105と、二次転写ローラ107と、給紙部109と、搬送ローラ対111と、定着ローラ113と、反転パス115とを備える。
オペレーションパネル101は、印刷装置100に対して各種操作入力を行ったり、各種画面を表示したりする操作表示部である。
感光体ドラム103Y、103M、103C、103Kは、それぞれ、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、及びクリーニング工程)が行われることによりトナー像が形成され、形成されたトナー像を転写ベルト105に転写する。本実施形態では、感光体ドラム103Y上にイエロートナー像が形成され、感光体ドラム103M上にマゼンタトナー像が形成され、感光体ドラム103C上にシアントナー像が形成され、感光体ドラム103K上にブラックトナー像が形成されるものとするが、これに限定されるものではない。
転写ベルト105は、感光体ドラム103Y、103M、103C、及び103Kから重畳して転写されたトナー像(フルカラーのトナー画像)を二次転写ローラ107の二次転写位置に搬送する。本実施形態では、転写ベルト105には、まず、イエロートナー像が転写され、続いて、マゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像が順次重畳して転写されるものとするが、これに限定されるものではない。
給紙部109は、複数の記録紙が重ね合わせて収容されており、記録紙を給紙する。
搬送ローラ対111は、給紙部109により給紙された記録紙を搬送路a上で矢印s方向に搬送する。
二次転写ローラ107は、転写ベルト105により搬送されたフルカラーのトナー画像を、搬送ローラ対111により搬送された記録紙上に二次転写位置で一括転写する。
定着ローラ113は、フルカラーのトナー画像が転写された記録紙を加熱及び加圧することにより、フルカラーのトナー画像を記録紙に定着する。
印刷装置100は、片面印刷の場合、フルカラーのトナー画像が定着された記録紙である印刷物を印刷物検査装置200へ排紙する。一方、印刷装置100は、両面印刷の場合、フルカラーのトナー画像が定着された記録紙を反転パス115へ送る。
反転パス115は、送られた記録紙をスイッチバックすることにより記録紙の表面・裏面を反転して矢印t方向に搬送する。反転パス115により搬送された記録紙は、搬送ローラ対111により再搬送され、二次転写ローラ107により前回と逆側の面にフルカラーのトナー画像が転写され、定着ローラ113により定着され、印刷物として、印刷物検査装置200へ排紙される。
印刷物検査装置200は、読取部201A、201Bと、オペレーションパネル211と、を備える。
オペレーションパネル211は、印刷物検査装置200に対して各種操作入力を行ったり、各種画面を表示したりする操作表示部である。なお、オペレーションパネル211を省略してもよい。この場合、オペレーションパネル101がオペレーションパネル211を兼ねるようにしてもよいし、外部接続されたPC(Personal Computer)がオペレーションパネル211を兼ねるようにしてもよい。
読取部201Aは、印刷装置100から排紙された印刷物の一方の面を光学的に読み取り、読取部201Bは、印刷装置100から排紙された印刷物の他方の面を光学的に読み取る。読取部201A、201Bは、例えば、ラインスキャナ等により実現できる。そして印刷物検査装置200は、読み取りが完了した印刷物をスタッカ300へ排紙する。
スタッカ300は、トレイ301を備える。スタッカ300は、印刷物検査装置200により排紙された印刷物をトレイ301にスタックする。
図2は、本実施形態の印刷物検査装置200のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、印刷物検査装置200は、コントローラ910とエンジン部(Engine)960とをPCIバスで接続した構成となる。コントローラ910は、印刷物検査装置200の全体の制御、描画、通信、及び操作表示部920からの入力を制御するコントローラである。エンジン部960は、PCIバスに接続可能なエンジンであり、例えば、スキャナ等のスキャナエンジンなどである。エンジン部960には、エンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分も含まれる。
コントローラ910は、CPU(Central Processing Unit)911と、ノースブリッジ(NB)913と、システムメモリ(MEM−P)912と、サウスブリッジ(SB)914と、ローカルメモリ(MEM−C)917と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)916と、ハードディスクドライブ(HDD)918とを有し、ノースブリッジ(NB)913とASIC916との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス915で接続した構成となる。また、MEM−P912は、ROM912aと、RAM912bとをさらに有する。
CPU911は、印刷物検査装置200の全体制御を行うものであり、NB913、MEM−P912およびSB914からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB913は、CPU911とMEM−P912、SB914、AGPバス915とを接続するためのブリッジであり、MEM−P912に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P912は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM912aとRAM912bとからなる。ROM912aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM912bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB914は、NB913とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB914は、PCIバスを介してNB913と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインタフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC916は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス915、PCIバス、HDD918およびMEM−C917をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC916は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC916の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C917を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部960との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC916には、PCIバスを介してUSB940、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インタフェース(I/F)950が接続される。操作表示部920はASIC916に直接接続されている。
MEM−C917は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD918は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGPバス915は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P912に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
図3は、本実施形態の印刷装置100及び印刷物検査装置200の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、印刷装置100は、RIP(Raster Image Processor)部121と、印刷制御部123と、印刷部125とを備える。印刷物検査装置200は、読取部201と、基準画像生成部203と、検査部205とを、備える。
なお本実施形態では、印刷装置100が、RIP部121を備える場合を例に取り説明するが、これに限定されず、DFE(Digital Front End)など印刷装置100とは異なる装置がRIP部121を備えるようにしてもよい。
また本実施形態では、印刷装置100と印刷物検査装置200とは、USB(Universal Serial Bus)やPCIe(Peripheral Component Interconnect Express)等のローカルなインタフェースによって接続されていることを想定しているが、印刷装置100と印刷物検査装置200との接続形態は、これに限定されるものではない。
RIP部121及び印刷制御部123は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの処理装置にプログラムを実行させること、即ち、ソフトウェアにより実現してもよいし、ICやASICなどのハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。印刷部125は、例えば、感光体ドラム103Y、103M、103C、103K、転写ベルト105、二次転写ローラ107、及び定着ローラ113などにより実現されるが、これに限定されるものではない。このように本実施形態では、電子写真方式で画像を印刷するが、これに限定されず、インクジェット方式で画像を印刷するようにしてもよい。
読取部201は、読取部201A、201Bで構成され、例えば、エンジン部960などにより実現できる。基準画像生成部203及び検査部205は、例えば、CPU911、システムメモリ912、及びASIC916などにより実現できる。
RIP部121は、ホスト装置などの外部装置から印刷データを受け取り、受け取った印刷データから、印刷物の生成元となる(印刷の基礎となる)元画像を生成する。具体的には、RIP部121は、印刷データをRIP処理し、元画像としてRIP画像(ビットマップ画像)を生成する。
本実施形態では、印刷データは、PostScript(登録商標)などのページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたデータやTIFF(Tagged Image File Format)形式の画像データなどを含んで構成されるが、これに限定されるものではない。また本実施形態では、元画像は、CMYKのRIP画像データであるものとするが、これに限定されるものではない。
印刷制御部123は、RIP部121により生成された元画像を印刷物検査装置200へ送信するとともに、印刷部125へ送信する。
また印刷制御部123は、印刷物検査装置200から送信される(フィードバックされる)検査結果情報を用いて、例えば、印刷部125に対して差し替え印刷を指示したり、スタッカ300に対して品質検査に合格しなかった印刷物の排紙先の指定や品質検査に合格しなかった印刷物へのマーキングを行ったりする。
印刷部125は、作像プロセスなどの印刷処理プロセスを実行し、元画像に基づく印刷画像を記録紙に印刷することで、印刷物を生成する。
読取部201は、印刷部125により生成された印刷物を読み取って、読取画像を生成する。具体的には、読取部201は、元画像に基づく印刷画像が印刷された印刷物から、当該印刷画像を電子的に読み取って読取画像を生成する。本実施形態では、読取画像は、RGBの画像データであり、R、G、Bそれぞれの画像データの各画素が8bitの200dpiであるものとするが、これに限定されるものではない。
基準画像生成部203は、印刷装置100から元画像を取得し、取得した元画像に基づいて基準画像(マスター画像)を生成する。具体的には、基準画像生成部203は、印刷装置100(印刷制御部123)から、C、M、Y、KそれぞれのRIP画像を取得し、取得したC、M、Y、KそれぞれのRIP画像に対し、多値変換処理、平滑化処理、解像度変換処理、及び色変換処理などの各種画像処理を施し、基準画像を生成する。本実施形態では、基準画像は、RGBの画像データであり、R、G、Bそれぞれの画像データの各画素が8bitの200dpiであるものとするが、これに限定されるものではない。
検査部205は、読取部201により生成された読取画像と基準画像生成部203により生成された基準画像とに基づいて、印刷装置100により生成された印刷物の品質を検査する。そして検査部205は、検査結果を示す検査結果情報をHDD918に記憶したり、印刷装置100に送信(フィードバック)したりする。
図4は、本実施形態の検査部205の機能構成の詳細例を示すブロック図である。図4に示すように、検査部205は、位置合わせ部251と、第1の直交平滑化部253と、読取差分画像生成部255と、第1の強調処理部257と、第1の平行平滑化部259と、第1の抽出部261と、第2の直交平滑化部263と、基準差分画像生成部265と、第2の強調処理部267と、第2の平行平滑化部269と、第2の抽出部271と、検出部273と、を備える。
位置合わせ部251、第1の抽出部261、第2の抽出部271、及び検出部273は、例えば、CPU911、及びシステムメモリ912などにより実現できる。第1の直交平滑化部253、読取差分画像生成部255、第1の強調処理部257、第1の平行平滑化部259、第2の直交平滑化部263、基準差分画像生成部265、第2の強調処理部267、及び第2の平行平滑化部269は、例えば、ASIC916などにより実現できる。
なお本実施形態では、位置合わせ部251、第1の直交平滑化部253、読取差分画像生成部255、第1の強調処理部257、第1の平行平滑化部259、第1の抽出部261、第2の直交平滑化部263、基準差分画像生成部265、第2の強調処理部267、第2の平行平滑化部269、第2の抽出部271、及び検出部273は、R、G、Bそれぞれのチャンネルで以下に説明する処理を行うものとするが、これに限定されるものではない。
位置合わせ部251は、読取部201により生成された読取画像と基準画像生成部203により生成された基準画像との位置合わせを行う。これにより、位置合わせ結果として、読取画像と基準画像とのズレ量が得られる。
第1の直交平滑化部253は、読取部201により生成された読取画像に対し、平滑化処理を施す。具体的には、第1の直交平滑化部253は、読取画像からスジ欠陥を削除するため、当該読取画像に対し、スジ欠陥と直交する方向で平滑化処理を施す。
一般的に、スジ欠陥は画像の縦方向又は横方向に発生する。このため、縦方向のスジ欠陥の発生が予見される場合には、第1の直交平滑化部253は、図5に示すように、横方向を平滑化方向として1次元平滑化処理を行い、横方向のスジ欠陥の発生が予見される場合には、第1の直交平滑化部253は、図6に示すように、縦方向を平滑化方向として1次元平滑化処理を行う。
なお、第1の直交平滑化部253の平滑化方向は、例えば、レジスタの設定値などで設定される。つまり、読取画像に縦方向のスジ欠陥が発生することが予見される場合には、ユーザにより第1の直交平滑化部253の平滑化方向を横方向とするよう予めレジスタの設定値が設定され、読取画像に横方向のスジ欠陥が発生することが予見される場合には、ユーザにより第1の直交平滑化部253の平滑化方向を縦方向とするよう予めレジスタの設定値が設定される。
本実施形態では、後述の読取差分画像においてスジ欠陥を際立たせるため、第1の直交平滑化部253が行う1次元平滑化処理は、注目画素を中心とした平滑化方向(1次元方向)のN画素において、画素値の降順(大きい順)で注目画素がK番目に位置する場合、注目画素を画素値の降順でN−K+1番目の画素に置き換える処理とする。なお本実施形態では、画素値は、画素の濃度値であることを想定しているが、これに限定されるものではない。
例えば、図7に示す注目画素xを中心とした1次元方向のN(N=11)画素において、このN画素の画素値の降順が図8に示す順番であるとする。この場合、注目画素xは画素値の降順でK(K=3)番目に位置するため、本実施形態の1次元平滑化処理では、注目画素xは、画素値の降順でN−K+1番目(画素値の昇順でK番目)の画素cに置き換える。
但し、第1の直交平滑化部253が行う1次元平滑化処理は、これに限定されるものではない。例えば、読取画像において印刷や読み取りに伴うノイズの影響が少ないことが予見される場合、第1の直交平滑化部253が行う1次元平滑化処理を、メディアンフィルターや移動平均フィルタなど、注目画素を、注目画素を中心とした平滑化方向(1次元方向)のN画素の中央値や平均値などに置き換える処理としてもよい。
読取差分画像生成部255は、読取部201により生成された読取画像と第1の直交平滑化部253により平滑化処理が施された読取画像との差分を示す読取差分画像を生成する。具体的には、読取差分画像生成部255は、読取画像と平滑化処理が施された読取画像とを画素単位で比較して画素毎に画素値の差分値を算出し、各画素の画素値が当該画素の差分値で構成される読取差分画像を生成する。
つまり、読取画像の画素(x,y)の画素値をP(x,y)、平滑化処理が施された読取画像の画素(x,y)の画素値をS(x,y)、読取差分画像の画素(x,y)の画素値をD(x,y)とすると、D(x,y)=P(x,y)−S(x,y)となる。
第1の強調処理部257は、読取差分画像生成部255により生成された読取差分画像に対し、スジ欠陥を強調する強調処理を施す。具体的には、第1の強調処理部257は、読取差分画像に対し、スジ欠陥と直交する方向でマスクを用いた強調処理を施す。
つまり、縦方向のスジ欠陥の発生が予見される場合には、第1の強調処理部257は、横方向を強調処理方向として1次元強調処理を行い、横方向のスジ欠陥の発生が予見される場合には、第1の強調処理部257は、縦方向を強調処理方向として1次元強調処理を行う。なお、第1の強調処理部257の強調処理方向は、例えば、第1の平滑化部253同様、レジスタの設定値などで設定される。
本実施形態では、読取差分画像においてスジ欠陥を強調するため、第1の強調処理部257が行う1次元強調処理は、数式(1)でマスク内の各画素の重みを求め、画素毎に、求めた重みを画素値に乗じる処理とするが、これに限定されるものではない。
ここで、nはマスク内の画素の位置を示し、Sは位置nの画素の重みを示す。なお、マスク内の画素数(マスクの幅)はrg×2+1で表され、rgは、注目画素の隣の画素からマスクの端の画素までの画素数(マスクの半径)を示す。
例えば、数式(1)において、rg=4の場合、各位置nでの重みSは、図9で表される。なお、n=0の画素が注目画素となる。
第1の平行平滑化部259は、読取差分画像生成部255により生成された読取差分画像に対し、平滑化処理を施す。具体的には、第1の平行平滑化部259は、第1の強調処理部257により強調処理が施された読取差分画像上で、同一直線上に存在する複数のスジ欠陥を繋げるため、当該読取差分画像に対し、スジ欠陥と平行する方向で平滑化処理を施す。
つまり、横方向のスジ欠陥の発生が予見される場合には、第1の平行平滑化部259は、図10に示すように、横方向を平滑化方向として1次元平滑化処理を行い、縦方向のスジ欠陥の発生が予見される場合には、第1の平行平滑化部259は、図11に示すように、縦方向を平滑化方向として1次元平滑化処理を行う。なお、第1の平行平滑化部259の平滑化方向は、例えば、第1の平滑化部253同様、レジスタの設定値などで設定される。
本実施形態では、第1の平行平滑化部259が行う1次元平滑化処理は、メディアンフィルターを用いた平滑化処理であり、具体的には、注目画素を中心とした平滑化方向(1次元方向)のN画素において、注目画素を画素値の降順で中央に位置する画素に置き換える処理とするが、これに限定されるものではない。例えば、第1の平行平滑化部259が行う1次元平滑化処理を、移動平均フィルタや1次元ローパスフィルタを用いた平滑化処理などとしてもよい。
第1の抽出部261は、読取差分画像生成部255により生成された読取差分画像から1以上のスジ欠陥候補を抽出する。具体的には、第1の抽出部261は、第1の強調処理部257により強調処理が施されるとともに第1の平行平滑化部259により平滑化処理が施された読取差分画像から1以上のスジ欠陥候補を抽出する。
例えば、第1の抽出部261は、強調処理及び平滑化処理が施された読取差分画像を構成する画素毎に、画素値を異常画素検出用の閾値と比較し、画素値が異常画素検出用の閾値を超える画素を異常画素とする。ここで、第1の抽出部261は、一定の範囲内に異常画素が複数ある場合、これらの異常画素を異常画素群として扱う。
そして第1の抽出部261は、異常画素群毎に特徴量を算出し、算出した特徴量が条件を満たす異常画素群をスジ欠陥候補として抽出する。
例えば、第1の抽出部261は、異常画素群毎に、特徴量として、異常画素群の長さL、異常画素群を構成する異常画素の画素値の平均値Ave、及び異常画素群を構成する異常画素の画素値の標準偏差σを算出する。なお、長さLは、スジ欠陥の発生が予見される方向での長さとする。そして第1の抽出部261は、長さLが長さ用の閾値Lthを超え、平均値Aveが平均値用の閾値Avethを超え、かつ標準偏差σが標準偏差用の閾値σth以下の異常画素群をスジ欠陥候補として抽出するものとする。
図12は、本実施形態の抽出されたスジ欠陥候補の情報の一例を示す図である。図12に示す例では、スジ欠陥候補として、スジ欠陥候補を構成する画素の画素値の平均値(平均値Ave)、スジ欠陥候補の長さ(長さL)、スジ欠陥候補のx座標、及びy座標が抽出されているが、これに限定されるものではない。なお、スジ欠陥候補のx座標及びy座標は、例えば、スジ欠陥候補を構成する左上の画素のx座標及びy座標であるものとするが、これに限定されるものではない。
本実施形態では、同一直線上に存在する複数のスジ欠陥を繋げるため、第1の平行平滑化部259による平滑化処理が行われているが、この影響で、画素値が大きい離れた画素が繋がり、異常画素群として抽出される場合がある。但し、このような異常画素群の標準偏差σは値が大きくなる傾向にあるので、標準偏差σを特徴量に用いることで、このような異常画素群をスジ欠陥候補として誤抽出してしまうことを防止できる。なお、スジ欠陥である異常画素群の標準偏差σは値が小さくなる傾向にあるので、標準偏差σを特徴量に用いることで、このような異常画素群をスジ欠陥候補として正しく抽出できる。
なお、第1の抽出部261により抽出されたスジ欠陥候補には、スジ欠陥だけでなくスジ類似パターンも含まれている。スジ類似パターンは、スジ欠陥と類似するパターンであり、例えば、エッジなどが挙げられるが、これに限定されるものではない。
但し、スジ欠陥候補の抽出手法は、これに限定されるものではない。例えば、第1の抽出部261は、異常画素群のアスペクト比や面積を特徴量としてもよい。
第2の直交平滑化部263は、基準画像生成部203により生成された基準画像に対し、平滑化処理を施す。具体的には、第2の直交平滑化部263は、第1の抽出部261によりスジ欠陥候補が抽出された場合、基準画像からスジ類似パターンを削除するため、当該基準画像に対し、スジ類似パターンと直交する方向で平滑化処理を施す。
なお、第2の直交平滑化部263の平滑化方向の設定や平滑化処理については、スジ欠陥がスジ類似パターンである点を除き、第1の直交平滑化部253と同様であるため、詳細な説明は省略する。
基準差分画像生成部265は、基準画像生成部203により生成された基準画像と第2の直交平滑化部263により平滑化処理が施された基準画像との差分を示す基準差分画像を生成する。具体的には、基準差分画像生成部265は、基準画像と平滑化処理が施された基準画像とを画素単位で比較して画素毎に画素値の差分値を算出し、各画素の画素値が当該画素の差分値で構成される基準差分画像を生成する。
第2の強調処理部267は、基準差分画像生成部265により生成された基準差分画像に対し、スジ類似パターンを強調する強調処理を施す。具体的には、第2の強調処理部267は、基準差分画像に対し、スジ類似パターンと直交する方向でマスクを用いた強調処理を施す。
なお、第2の強調処理部267の強調処理方向の設定や強調処理については、スジ欠陥がスジ類似パターンである点を除き、第1の強調処理部257と同様であるため、詳細な説明は省略する。
第2の平行平滑化部269は、基準差分画像生成部265により生成された基準差分画像に対し、平滑化処理を施す。具体的には、第2の平行平滑化部269は、第2の強調処理部267により強調処理が施された基準差分画像上で、同一直線上に存在する複数のスジ類似パターンを繋げるため、当該基準差分画像に対し、スジ類似パターンと平行する方向で平滑化処理を施す。
なお、第2の平行平滑化部269の平滑化方向の設定や平滑化処理については、スジ欠陥がスジ類似パターンである点を除き、第1の平行平滑化部259と同様であるため、詳細な説明は省略する。
第2の抽出部271は、基準差分画像生成部265により生成された基準差分画像から1以上のスジ類似パターンを抽出する。具体的には、第2の抽出部271は、第2の強調処理部267により強調処理が施されるとともに第2の平行平滑化部269により平滑化処理が施された基準差分画像から1以上のスジ類似パターンを抽出する。
なお、第2の抽出部271のスジ類似パターン抽出手法については、スジ欠陥がスジ類似パターンである点を除き、第1の抽出部261と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図13は、本実施形態の抽出されたスジ類似パターンの情報の一例を示す図である。図13に示す例では、スジ類似パターンとして、スジ類似パターンを構成する画素の画素値の平均値、スジ類似パターンの長さ、スジ類似パターンのX座標、及びY座標が抽出されているが、これに限定されるものではない。なお、スジ類似パターンのX座標及びY座標は、例えば、スジ類似パターンを構成する左上の画素のX座標及びY座標であるものとするが、これに限定されるものではない。
検出部273は、第1の抽出部261により抽出された1以上のスジ欠陥候補と第2の抽出部271により抽出された1以上のスジ類似パターンとを照合し、照合結果に基づいて、1以上のスジ欠陥候補の中からスジ欠陥を検出する。具体的には、検出部273は、位置合わせ部251の位置合わせ結果に基づいて、1以上のスジ欠陥候補と1以上のスジ類似パターンとを照合し、1以上のスジ欠陥候補のうち1以上のスジ類似パターンのいずれにも対応しないスジ欠陥候補をスジ欠陥として検出する。
例えば、検出部273は、スジ欠陥候補毎に、位置合わせ後の当該スジ欠陥候補を基準とした予め定められた範囲内で、1以上のスジ類似パターンの少なくともいずれかが重なるか否かを照合し、予め定められた範囲内に1以上のスジ類似パターンのいずれも重ならないスジ欠陥候補をスジ欠陥として検出する。
図14は、本実施形態のスジ欠陥検出手法の一例を示す説明図である。図14に示す例では、S(x,y)は、k番目のスジ欠陥候補の座標を示し、uxは、基準画像に対する読取画像の横軸(x軸)方向での位置合わせのズレ量を示し、uyは、基準画像に対する読取画像の縦軸(y軸)方向での位置合わせのズレ量を示す。つまり、S(x+ux,y+uy)は、k番目のスジ欠陥候補の位置合わせ後の座標を示す。
は、k番目のスジ欠陥候補の長さを示し、2pは、x+uxを中心とした横軸(x軸)方向での照合範囲を示し、2q+lは、y+uyを中心とした縦軸(y軸)方向での照合範囲を示す。つまり、S(x+ux,y+uy)を基準とした横方向2p、縦方向2q+lで特定される範囲がk番目のスジ欠陥候補の照合範囲(予め定められた範囲)となる。
M(Xk’,Yk’)は、k’番目のスジ類似パターンの座標を示し、Lk’は、k’番目のスジ類似パターンの長さを示す。
図14に示す例では、k番目のスジ欠陥候補の照合範囲にk’番目のスジ類似パターンが重なっているため、検出部273は、k番目のスジ欠陥候補をスジ類似パターンとみなし、スジ欠陥として検出しない。但し、k番目のスジ欠陥候補の照合範囲にいずれのスジ類似パターンも重ならない場合、検出部273は、k番目のスジ欠陥候補をスジ欠陥として検出する。
また例えば、検出部273は、スジ欠陥候補毎に、位置合わせ後の当該スジ欠陥候補を基準とした予め定められた範囲内で、スジ類似パターンそれぞれとの重なり度合いを照合し、1以上のスジ類似パターンのいずれに対する重なり度合いも閾値以下となるスジ欠陥候補をスジ欠陥として検出するようにしてもよい。
具体的には、検出部273は、数式(2)及び(3)を用いて、k番目のスジ欠陥候補とk’番目のスジ類似パターンとの重なり度合いQを算出し、重なり度合いQがスジ欠陥検出用の閾値を超えれば、k番目のスジ欠陥候補をスジ類似パターンとみなし、スジ欠陥として検出しない。但し、k番目のスジ欠陥候補といずれのスジ類似パターンとの重なり度合いQもスジ欠陥検出用の閾値以下であれば、検出部273は、k番目のスジ欠陥候補をスジ欠陥として検出する。
ΣR=S(x+ux±p,y+r+uy±q)∩M(Xk’,Yk’+r’) …(2)
Q=ΣR/l …(3)
ここで、r∈(0,l)であり、r’∈(0,Lk’)である。
つまり、数式(2)では、l及びLk’の長さを変えながらk番目のスジ欠陥候補の照合範囲にk’番目のスジ類似パターンが重なるか照合し、重なった総和であるΣRを求め、数式(3)では、ΣRをlで除して、k番目のスジ欠陥候補とk’番目のスジ類似パターンとの重なり度合いQを求める。
なお本実施形態では、位置合わせ部251の位置合わせ結果(ズレ量)を照合に用いる例について説明したが、スジ欠陥候補同士の位置関係や読取差分画像上におけるスジ欠陥候補の位置などを照合に用いるようにしてもよい。
そして検査部205は、例えば、第1の抽出部261によりスジ欠陥候補が抽出されなかった場合、スジ欠陥無を検査結果とし、検出部273によりスジ欠陥が検出された場合、当該スジ欠陥の情報を検査結果とする。なお、検査部205は、スジ欠陥無の場合、印刷物を良品と判定し、スジ欠陥がある場合、印刷物を不良品と判定してもよいし、スジ欠陥の程度に応じて、印刷物を良品と判定しても不良品と判定してもよい。
図15は、本実施形態の印刷物検査装置200の処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図15に示すフローチャートでは、縦方向のスジ欠陥の発生が予見される場合を例に取り説明するが、これに限定されるものではない。
まず、読取部201は、印刷部125により生成された印刷物を読み取って、読取画像を生成する(ステップS101)。図16は、本実施形態の読取画像の一例を示す図であり、スジ欠陥1001〜1003が存在する。
続いて、基準画像生成部203は、印刷装置100から印刷物生成元の元画像を取得し、取得した元画像に基づいて基準画像を生成する(ステップS103)。
続いて、位置合わせ部251は、読取部201により生成された読取画像と基準画像生成部203により生成された基準画像との位置合わせを行う(ステップS105)。
続いて、第1の直交平滑化部253は、読取部201により生成された読取画像から縦方向のスジ欠陥を削除するため、当該読取画像に対し、スジ欠陥と直交する横方向で平滑化処理を施す(ステップS107)。図17は、本実施形態の平滑化処理が施された読取画像の一例を示す図であり、スジ欠陥1001〜1003が削除されている。
なお、第1の直交平滑化部253は、図16に示す読取画像に対し、上述した1次元平滑化処理を横方向のサイズN(N=21)*1で施すことで、図17に示す平滑化処理が施された読取画像を生成したものとする。
続いて、読取差分画像生成部255は、読取部201により生成された読取画像と第1の直交平滑化部253により平滑化処理が施された読取画像とを画素単位で比較して画素毎に画素値の差分値を算出し、各画素の画素値が当該画素の差分値で構成される読取差分画像を生成する(ステップS109)。図18は、本実施形態の読取差分画像の一例を示す図であり、図16に示す読取画像と図17に示す平滑化処理が施された読取画像との差分を示す読取差分画像となっている。
続いて、第1の強調処理部257は、読取差分画像生成部255により生成された読取差分画像に対し、スジ欠陥と直交する横方向でマスクを用いた強調処理を施す(ステップS111)。図19は、本実施形態の強調処理が施された読取差分画像の一例を示す図である。なお、第1の強調処理部257は、図18に示す読取差分画像に対し、図9に示すマスクを用いて強調処理を施すことで、図19に示す強調処理が施された読取差分画像を生成したものとする。
続いて、第1の平行平滑化部259は、第1の強調処理部257により強調処理が施された読取差分画像上で、同一直線上に存在する複数のスジ欠陥を繋げるため、当該読取差分画像に対し、スジ欠陥と平行する縦方向で平滑化処理を施す(ステップS113)。図20は、本実施形態の強調処理及び平滑化処理が施された読取差分画像の一例を示す図である。なお、第1の平行平滑化部259は、図19に示す読取差分画像に対し、上述したメディアンフィルターを用いた1次元平滑化処理を施すことで、図20に示す強調処理及び平滑化処理が施された読取差分画像を生成したものとする。
続いて、第1の抽出部261は、第1の強調処理部257により強調処理が施されるとともに第1の平行平滑化部259により平滑化処理が施された読取差分画像から1以上のスジ欠陥候補を抽出する(ステップS115)。
ここでは、第1の抽出部261は、異常画素群毎に長さLを求め、求めた長さLが長さ用の閾値Lth=100画素を超える異常画素群については平均値Aveを求め、求めた平均値Aveが平均値用の閾値Aveth=6を超える異常画素群については標準偏差σを求め、求めた標準偏差σが標準偏差用の閾値σth=2以下の異常画素群をスジ欠陥候補として抽出する。図21は、本実施形態の抽出されたスジ欠陥候補の情報の一例を示す図であり、図22は、本実施形態の抽出されたスジ欠陥候補の一部を図16に示す読取画像上で示した図であり、スジ欠陥候補1011〜1013が存在する。
続いて、第1の抽出部261によりスジ欠陥候補が抽出された場合(ステップS117でYes)、第2の直交平滑化部263は、基準画像からスジ類似パターンを削除するため、当該基準画像に対し、スジ類似パターンと直交する横方向で平滑化処理を施す(ステップS119)。なお、第1の抽出部261によりスジ欠陥候補が抽出されなかった場合(ステップS117でNo)、処理は終了となる。
続いて、基準差分画像生成部265は、基準画像生成部203により生成された基準画像と第2の直交平滑化部263により平滑化処理が施された基準画像とを画素単位で比較して画素毎に画素値の差分値を算出し、各画素の画素値が当該画素の差分値で構成される基準差分画像を生成する(ステップS121)。
続いて、第2の強調処理部267は、基準差分画像生成部265により生成された基準差分画像に対し、スジ類似パターンと直交する横方向でマスクを用いた強調処理を施す(ステップS123)。
続いて、第2の平行平滑化部269は、第2の強調処理部267により強調処理が施された基準差分画像上で、同一直線上に存在する複数のスジ類似パターンを繋げるため、当該基準差分画像に対し、スジ類似パターンと平行する縦方向で平滑化処理を施す(ステップS125)。
続いて、第2の抽出部271は、第2の強調処理部267により強調処理が施されるとともに第2の平行平滑化部269により平滑化処理が施された基準差分画像から1以上のスジ類似パターンを抽出する(ステップS127)。なお、第2の抽出部271は、第1の抽出部261と同様の手法で、基準差分画像から1以上のスジ類似パターンを抽出するものとするが、各閾値の値は第1の抽出部261よりも厳しいものとする。図23は、本実施形態の抽出されたスジ類似パターンの情報の一例を示す図であり、図24は、本実施形態の抽出されたスジ類似パターンの一部を基準画像上で示した図であり、スジ類似パターン1021〜1024が存在する。
続いて、検出部273は、第1の抽出部261により抽出されたスジ欠陥候補毎に、位置合わせ後の当該スジ欠陥候補を基準とした予め定められた範囲内で、1以上のスジ類似パターンの少なくともいずれかが重なるか否かを照合し(ステップS129)、予め定められた範囲内に1以上のスジ類似パターンのいずれも重ならないスジ欠陥候補をスジ欠陥として検出する(ステップS131)。
具体的には、検出部273は、図21に示すスジ欠陥候補毎に、位置合わせ後の当該スジ欠陥候補を基準とした予め定められた範囲内で、図23に示すスジ類似パターンの少なくともいずれかが重なるか否かを照合する。そして検出部273は、スジ欠陥候補がいずれかのスジ類似パターンと重なる場合には、当該スジ欠陥候補を図21に示すリストから削除し、スジ欠陥候補がいずれのスジ類似パターンとも重ならない場合には、当該スジ欠陥候補をスジ欠陥として検出し、図21に示すリストに残す。
図25は、本実施形態の検出されたスジ欠陥の情報の一例を示す図であり、具体的には、図21に示すスジ欠陥候補と図23に示すスジ類似パターンの照合の結果、図21に示すスジ欠陥候補の情報の中から削除されずにスジ欠陥として残されたスジ欠陥候補の情報である。図26は、本実施形態の検出されたスジ欠陥の一部を読取画像上で示した図であり、スジ欠陥1031〜1033が存在する。
以上のように本実施形態によれば、読取部201により生成された読取画像と第1の直交平滑化部253により平滑化処理が施された読取画像との差分を示す読取差分画像を用いてスジ欠陥を検出するため、スジ欠陥の検出精度を向上させることができる。
なお、図27に示すように、画素値(濃度)変化が小さいスジ欠陥1041が読取画像上に存在する場合、従来技術のように、読取画像と基準画像との差分を取ってしまうと、図28に示すように、読取画像と基準画像と差分画像上では、正常部分とスジ欠陥1041との差異がほとんど区別できない。このため、このような差異がほとんど区別できないスジ欠陥1041まで検出しようとすると、スジ欠陥ではないノイズの影響を受けた箇所までスジ欠陥として誤検出してしまう。
また本実施形態によれば、第1の直交平滑化部253は、読取差分画像においてスジ欠陥を際立たせるための平滑化処理を施すため、読取差分画像を用いてスジ欠陥候補を検出することにより、ノイズの影響を受けた箇所がスジ欠陥候補として抽出されてしまうことを抑制できるため、スジ欠陥の検出精度を向上させることができる。
また本実施形態によれば、第1の平行平滑化部259は、読取差分画像上で、同一直線上に存在する複数のスジ欠陥を繋げるための平滑化処理を施すため、同一直線上で短いスジ欠陥が連続する場合であってもこれらをまとめてスジ欠陥として検出でき、スジ欠陥の検出精度を向上させることができる。なお、複数のスジ欠陥を繋げない場合、個々の短いスジ欠陥では、長さが足りずスジ欠陥として検出されない。
そして本実施形態によれば、読取差分画像から抽出したスジ欠陥候補を基準差分画像から抽出したスジ類似パターンと照合し、スジ欠陥候補に含まれるスジ類似パターンを消去することで、スジ欠陥候補からスジ欠陥を検出できるため、スジ類似パターンをスジ欠陥として検出してしまうことも抑制できるため、スジ欠陥の検出精度を向上させることができる。
(変形例1)
上記実施形態では、位置合わせ部251、第1の直交平滑化部253、読取差分画像生成部255、第1の強調処理部257、第1の平行平滑化部259、第1の抽出部261、第2の直交平滑化部263、基準差分画像生成部265、第2の強調処理部267、第2の平行平滑化部269、第2の抽出部271、及び検出部273が、R、G、Bそれぞれのチャンネルで上述した処理を行う場合を例に取り説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、検査部205が、読取画像及び基準画像をRGB色空間からYC 色空間に変換し、位置合わせ部251、第1の直交平滑化部253、読取差分画像生成部255、第1の強調処理部257、第1の平行平滑化部259、第1の抽出部261、第2の直交平滑化部263、基準差分画像生成部265、第2の強調処理部267、第2の平行平滑化部269、第2の抽出部271、及び検出部273が、輝度信号Yのチャンネルで上述した処理を行うようにしてもよい。
また例えば、検査部205が、読取画像及び基準画像をRGB色空間からHSV色空間に変換し、位置合わせ部251、第1の直交平滑化部253、読取差分画像生成部255、第1の強調処理部257、第1の平行平滑化部259、第1の抽出部261、第2の直交平滑化部263、基準差分画像生成部265、第2の強調処理部267、第2の平行平滑化部269、第2の抽出部271、及び検出部273が、明度信号Vのチャンネルで上述した処理を行うようにしてもよい。
(変形例2)
上記実施形態では、縦方向又は横方向のスジ欠陥を検出する例について説明したが、縦方向及び横方向双方のスジ欠陥を検出するようにしてもよい。この場合、縦方向のスジ欠陥検出用の第1の直交平滑化部253、読取差分画像生成部255、第1の強調処理部257、第1の平行平滑化部259、第1の抽出部261、第2の直交平滑化部263、基準差分画像生成部265、第2の強調処理部267、第2の平行平滑化部269、及び第2の抽出部271と、横方向のスジ欠陥検出用の第1の直交平滑化部253、読取差分画像生成部255、第1の強調処理部257、第1の平行平滑化部259、第1の抽出部261、第2の直交平滑化部263、基準差分画像生成部265、第2の強調処理部267、第2の平行平滑化部269、及び第2の抽出部271とを、検査部205内に別々に設けるようにすればよい。
(プログラム)
上記実施形態及び各変形例の印刷物検査装置200で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。
また、上記実施形態及び各変形例の印刷物検査装置200で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、上記実施形態及び各変形例の印刷物検査装置200で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。また、上記実施形態及び各変形例の印刷物検査装置200で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するようにしてもよい。
上記実施形態及び各変形例の印刷物検査装置200で実行されるプログラムは、上述した各部をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、例えば、CPUがROMからプログラムをRAM上に読み出して実行することにより、上記各機能部がコンピュータ上で実現されるようになっている。
1 印刷物検査システム
100 印刷装置
101 オペレーションパネル
103Y、103M、103C、103K 感光体ドラム
105 転写ベルト
107 二次転写ローラ
109 給紙部
111 搬送ローラ対
113 定着ローラ
115 反転パス
121 RIP部
123 印刷制御部
125 印刷部
200 印刷物検査装置
201、201A、201B 読取部
203 基準画像生成部
205 検査部
211 オペレーションパネル
251 位置合わせ部
253 第1の直交平滑化部
255 読取差分画像生成部
257 第1の強調処理部
259 第1の平行平滑化部
261 第1の抽出部
263 第2の直交平滑化部
265 基準差分画像生成部
267 第2の強調処理部
269 第2の平行平滑化部
271 第2の抽出部
273 検出部
300 スタッカ
301 トレイ
910 コントローラ
911 CPU
912 システムメモリ
912a ROM
912b RAM
913 ノースブリッジ
914 サウスブリッジ
915 AGPバス
916 ASIC
917 ローカルメモリ
918 ハードディスクドライブ
920 操作表示部
940 USB
950 IEEE1394インタフェース
960 エンジン部
特開2014−71046号公報

Claims (9)

  1. 印刷物を読み取った読取画像と平滑化処理が施された当該読取画像との差分を示す読取差分画像を生成する読取差分画像生成部と、
    前記読取差分画像から1以上のスジ欠陥候補を抽出する第1の抽出部と、
    前記印刷物の生成元の元画像に基づいて、基準画像を生成する基準画像生成部と、
    前記基準画像と平滑化処理が施された当該基準画像との差分を示す基準差分画像を生成する基準差分画像生成部と、
    前記基準差分画像から1以上のスジ類似パターンを抽出する第2の抽出部と、
    前記1以上のスジ欠陥候補と前記1以上のスジ類似パターンとを照合し、照合結果に基づいて、前記1以上のスジ欠陥候補の中からスジ欠陥を検出する検出部と、
    を備える検査装置。
  2. 前記読取画像と前記基準画像との位置合わせを行う位置合わせ部を更に備え、
    前記検出部は、位置合わせ結果に基づいて、前記1以上のスジ欠陥候補と前記1以上のスジ類似パターンとを照合し、前記1以上のスジ欠陥候補のうち前記1以上のスジ類似パターンのいずれにも対応しないスジ欠陥候補を前記スジ欠陥として検出する請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記検出部は、前記スジ欠陥候補毎に、位置合わせ後の当該スジ欠陥候補を基準とした予め定められた範囲内で、前記1以上のスジ類似パターンの少なくともいずれかが重なるか否かを照合し、前記予め定められた範囲内に前記1以上のスジ類似パターンのいずれも重ならないスジ欠陥候補を前記スジ欠陥として検出する請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記検出部は、前記スジ欠陥候補毎に、位置合わせ後の当該スジ欠陥候補を基準とした予め定められた範囲内で、前記スジ類似パターンそれぞれとの重なり度合いを照合し、前記1以上のスジ類似パターンのいずれに対する重なり度合いも閾値以下となるスジ欠陥候補を前記スジ欠陥として検出する請求項2に記載の検査装置。
  5. 前記読取画像に対し、前記スジ欠陥と直交する方向で平滑化処理を施す第1の直交平滑化部と、
    前記基準画像に対し、前記スジ類似パターンと直交する方向で平滑化処理を施す第2の直交平滑化部と、を更に備える請求項1〜4のいずれか1つに記載の検査装置。
  6. 前記読取差分画像に対し、前記スジ欠陥を強調する強調処理を施す第1の強調処理部と、
    前記基準差分画像に対し、前記スジ類似パターンを強調する強調処理を施す第2の強調処理部と、を更に備え、
    前記第1の抽出部は、前記強調処理が施された前記読取差分画像から前記1以上のスジ欠陥候補を抽出し、
    前記第2の抽出部は、前記強調処理が施された前記基準差分画像から前記1以上のスジ類似パターンを抽出する請求項1〜5のいずれか1つに記載の検査装置。
  7. 前記読取差分画像に対し、前記スジ欠陥と平行する方向で平滑化処理を施す第1の平行平滑化部と、
    前記基準差分画像に対し、前記スジ類似パターンと平行する方向で平滑化処理を施す第2の平行平滑化部と、を更に備え、
    前記第1の抽出部は、前記平滑化処理が施された前記読取差分画像から前記1以上のスジ欠陥候補を抽出し、
    前記第2の抽出部は、前記平滑化処理が施された前記基準差分画像から前記1以上のスジ類似パターンを抽出する請求項1〜6のいずれか1つに記載の検査装置。
  8. 印刷物を読み取った読取画像と平滑化処理が施された当該読取画像との差分を示す読取差分画像を生成する読取差分画像生成ステップと、
    前記読取差分画像から1以上のスジ欠陥候補を抽出する第1の抽出ステップと、
    前記印刷物の生成元の元画像に基づいて、基準画像を生成する基準画像生成ステップと、
    前記基準画像と平滑化処理が施された当該基準画像との差分を示す基準差分画像を生成する基準差分画像生成ステップと、
    前記基準差分画像から1以上のスジ類似パターンを抽出する第2の抽出ステップと、
    前記1以上のスジ欠陥候補と前記1以上のスジ類似パターンとを照合する照合ステップと、
    照合結果に基づいて、前記1以上のスジ欠陥候補の中からスジ欠陥を検出する検出ステップと、
    を含む検査方法。
  9. 印刷物を読み取った読取画像と平滑化処理が施された当該読取画像との差分を示す読取差分画像を生成する読取差分画像生成ステップと、
    前記読取差分画像から1以上のスジ欠陥候補を抽出する第1の抽出ステップと、
    前記印刷物の生成元の元画像に基づいて、基準画像を生成する基準画像生成ステップと、
    前記基準画像と平滑化処理が施された当該基準画像との差分を示す基準差分画像を生成する基準差分画像生成ステップと、
    前記基準差分画像から1以上のスジ類似パターンを抽出する第2の抽出ステップと、
    前記1以上のスジ欠陥候補と前記1以上のスジ類似パターンとを照合する照合ステップと、
    照合結果に基づいて、前記1以上のスジ欠陥候補の中からスジ欠陥を検出する検出ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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