JP2007172031A - 印刷検査装置 - Google Patents

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浩二 荻野
Toru Kitsuta
徹 橘田
Hitoshi Kobayashi
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Abstract

【課題】プリンタの個体差による影響を排除すると共に、プリンタで印刷された連続帳票と正解情報との対応管理が容易な印刷検査装置を提供する。
【解決手段】印刷検査装置1は、印刷サーバ60から予め入力されプリンタ70で連続帳票に印刷され得る文字の文字情報と、本体ユニット10で読み取られ処理ユニット30で演算された文字の特徴量との対応関係を定めた辞書を作成しておき、本体ユニット10は連続帳票の各頁に印刷されたバーコードを読み取って解読した印刷処理情報を処理ユニット30に報知し、処理ユニット30は、印刷サーバ60から予め入力された正解情報の中から印刷処理情報を参照して正解情報を特定し、正解情報をインデクスとして、検査対象となり連続帳票から読み取られ処理ユニット30で演算された文字の特徴量が、辞書で対応付けられた文字の特徴量に対して予め設定された判定基準値以上かを判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は印刷検査装置に係り、特に、プリンタにより帳票に印刷された文字を検査する印刷検査装置に関する。
例えば、金融機関等で毎月発行される利用明細書や請求書は、印刷装置(プリンタ)でファンフォールド紙等の所定の帳票に文字、数字、記号(以下、単に「文字」という。)が印刷され、後処理装置により帳票が切断され、更に、必要に応じて切断された帳票が折りたたまれ、インサータ装置により自動的に封筒に封入されて顧客毎に送付されている。とりわけ、利用明細書等の発行枚数が多い場合には、高精度かつ高速印刷が可能なシステムプリンタが用いられている。
ところが、システムプリンタ等の高精度のプリンタを用いても、帳票に印刷された文字の不揃い、濃度差(文字細りやカスレ、文字太りや文字潰れ)、文字抜け、文字スキューのように、プリンタの不具合、紙質、印刷環境等に起因する印刷不良が発生する。このため、プリンタで印刷された印刷パターンのドットが所定の基準に合致するかを検査する検査装置(例えば、特許文献1参照)、入力された画像データと印刷物の画像データとをテンプレートマッチングないしビットマップマッチングするプリンタ装置(例えば、特許文献2、3参照)、文字コードからキャラクタジェネレータで生成されたビットマップフォントと印刷物のビットマップとを比較判定するプリンタ装置(例えば、特許文献4参照)、入力された印刷物全体の基準画像と読み取った印刷物全体の画像とをそれぞれ分割して比較する印刷検査装置(例えば、特許文献5参照)等の技術が開示されている。また、手書きの文字を認識する技術として、ライバルカテゴリーを考慮したベイズ決定則から導かれる二次識別関数により認識辞書を作成するパターン認識装置も開示されている(例えば、特許文献6参照)。これら従来技術を大別すると、印刷(印字)に使用した画像データと印刷したものから読み取った画像データとを照合する画像照合技術、印刷したものを読み取ってOCR処理を行い、文字認識をした上で文字データに変換した結果を照合する認識照合技術の2種類に分類することができる。
一方、帳票を頁単位で読み取って印刷検査を行うには、帳票の各頁の基準となるマークが必要となる。このため、従来、プリンタにより又は帳票に直接、トナーマークや十字のトンボマーク等の追加マークが印刷されている。トナーマークを印刷する場合には、トナーマークが帳票の各頁の途中に印刷されるため、トナーマークを検出するセンサを別に設ける技術や、トナーマークを検出するための画像をバッファリングする技術が用いられている。
特公平7−92542公報 特許2994257号公報 特開2001−96872号公報 特開2003−305927号公報 特開2000−172844号公報 特開2002−150221号公報
しかしながら、上記従来技術では、プリンタ毎に同一フォントの形状が微妙に異なっていることに起因して、画像照合や認識照合を行う際の精度を低下させていた。また、印刷アプリケーションソフトで使用される文字コード体系が複数にわたる場合には、コード体系、フォント及びフォントサイズ毎に、文字照合時のロジックを検討する必要があった。
更に、帳票を頁単位で読み取るために、トナーマークを検出するセンサを別に設ける技術では、帳票の画像から頁を認識する場合に比べて位置検出精度に劣り、各頁の画像を切り出すと画像が欠損する場合があった。この点、画像をバッファリングする技術では大規模メモリを用いることでこの問題を解決することができるが、コスト高となる。これに対し、追加マークを用いる場合には、これらの問題は解消されるが、一つのマークを監視するだけでは、帳票の各頁の開始、終了が判定し難い。また、従来、帳票の各頁に、印刷検査を行う際の正解情報を参照可能な印刷処理情報(プリンタによる帳票に対するジョブ及び各頁を特定するための情報)が印刷されていなかったため、印刷された帳票と電子データである正解情報の対応をオペレータが管理する必要があり、印刷検査ジョブが多数にわたる場合には、煩雑な作業となっていた。更に、帳票にこの印刷処理情報をバーコードで印刷すると、各頁の基準となるマークと干渉して、頁の開始・終了を誤認する場合がある。
本発明は上記事案に鑑み、プリンタの個体差による影響を排除して柔軟に印刷検査を行うことができると共に、プリンタで印刷された帳票と正解情報との対応管理が容易な印刷検査装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、プリンタにより帳票に印刷された文字を検査する印刷検査装置において、前記帳票を一方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送される帳票の画像を頁毎に読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段で頁毎に読み取られた画像から前記帳票に印刷された文字の画像を切り出し、該切り出した文字の特徴量を演算する特徴量演算手段と、予め入力され前記プリンタにより前記帳票に印刷され得る全ての文字のコード、フォント及びフォントサイズを含む文字情報と、前記プリンタにより前記文字情報に対応して所定形式で前記帳票に印刷され、前記画像読取手段で読み取られ前記特徴量演算手段で演算された前記全ての文字の特徴量との対応関係を定めた辞書を作成する辞書作成手段と、予め入力され、前記プリンタによる前記帳票に対するジョブ及び各頁を特定するための印刷処理情報を含むと共に、前記プリンタにより前記帳票に印刷された文字列に関する正解情報をインデクスとして、検査対象となり前記画像読取手段で前記帳票から読み取られ前記特徴量演算手段で演算された文字の特徴量が、前記辞書作成手段で対応付けられた文字の特徴量に対して予め設定された判定基準値以上かを判定し、前記判定基準値以上と判定したときに前記検査対象となる文字が前記プリンタで前記帳票に正しく印刷されたと判断する印刷判断手段と、を備え、前記画像読取手段は、前記帳票の各頁の所定位置に印刷された複数のマークを読み取って前記帳票の画像を頁毎に切り出すと共に、前記プリンタにより前記帳票の各頁の所定位置に印刷され前記印刷処理情報をコーディングしたバーコードを読み取って解読し、該解読した印刷処理情報を前記印刷判断手段に報知し、前記印刷判断手段は、前記画像読取手段から報知された印刷処理情報を参照して予め入力されている正解情報の中から検査対象の文字列に関する正解情報を特定する、ことを特徴とする。
本発明では、プリンタにより、プリンタで帳票に印刷され得る全ての文字のコード、フォント及びフォントサイズを含む文字情報に対応して所定形式で、帳票に文字情報を構成する全ての文字が印刷される。全ての文字が印刷された帳票は搬送手段により一方向に搬送され、画像読取手段により搬送手段で搬送される帳票の画像が読み取られ、特徴量演算手段により画像読取手段で読み取られた画像から帳票に印刷された文字の画像が切り出され、該切り出された文字の特徴量が演算される。辞書作成手段には上述した文字情報が予め入力されており、辞書作成手段により、特徴量演算手段で演算された全ての文字の特徴量と、文字情報との対応関係を定めた辞書が作成される。辞書作成に使用される帳票は略無地の帳票を用いるようにしてもよい。次に、プリンタにより、帳票に検査対象となる文字の文字列が印刷されると共に、帳票の各頁の所定位置にプリンタによる帳票に対するジョブ及び各頁を特定するための印刷処理情報をコーディングしたバーコード、及び、選択的に、帳票の各頁の所定位置に複数のマークが印刷される。すなわち、帳票の各頁の所定位置に複数のマークが直接印刷されている場合には、これらの複数のマークがプリンタにより印刷される必要がないが、印刷されていない帳票の場合にはこれらの複数のマークが印刷される。印刷判断手段には、印刷処理情報を含むと共に、プリンタにより帳票に印刷された文字列に関する正解情報が予め入力される。この正解情報には帳票に印刷された文字列を構成する各文字の文字情報が含まれる。なお、上記文字情報及び正解情報の入力は、辞書作成手段や印刷判断手段が読み取り可能な記録媒体を介して行っても、プリンタ又はプリンタを制御するコンピュータからオンラインで入力するようにしてもよい。文字列、バーコード及び複数のマークが印刷された帳票は搬送手段により一方向に搬送され、画像読取手段により搬送手段で搬送される帳票の各頁の所定位置に印刷された複数のマークが読み取られて帳票の画像が頁毎に切り出されると共に、帳票の各頁に印刷されたバーコードが読み取られて印刷処理情報が解読され、解読された印刷処理情報は印刷判断手段に報知される。画像読取手段で頁毎に切り出された画像から特徴量演算手段により帳票に印刷された文字の画像が切り出され、該切り出された文字の特徴量が演算される。そして、印刷判断手段により、画像読取手段から報知された印刷処理情報を参照して予め入力されている正解情報の中から検査対象の文字列に関する正解情報が特定され、該特定された正解情報をインデクスとして、検査対象となり特徴量演算手段で演算された文字の特徴量が、辞書作成手段で対応付けられた文字(辞書作成手段で作成された辞書により対応関係が定められた文字)の特徴量に対して予め設定された判定基準値以上かが判定され、判定基準値以上と判定されたときに検査対象となる文字がプリンタで帳票に正しく印刷されたと判断される。
本発明において、画像読取手段は、解読した印刷処理情報を、特徴量演算手段を介して印刷判断手段に報知し、印刷判断手段は、特徴量演算手段から報知された印刷処理情報のうちジョブを特定する情報を参照して予め入力されている正解情報の中から印刷判断の対象となる正解情報を特定し、印刷処理情報のうち頁を特定する情報を参照して印刷判断の対象となる正解情報から特徴量演算手段で特徴量が演算された文字が属する頁の正解情報を抽出するようにしてもよい。また、特徴量演算手段が、画像読取手段で頁毎に切り出された画像から特徴量を並列して演算可能な複数のコンピュータを有するようにすれば、特徴量を帳票の頁単位で並列処理可能なため、特徴量演算の高速化を図ることができる。このとき、画像読取手段から印刷処理情報が各コンピュータに報知されるようにすれば、各コンピュータは印刷処理情報により帳票のうちの自己の処理パート(頁)を把握でき、印刷処理情報を印刷判断手段に更に報知することで、印刷判断手段は帳票のうちどの頁の特徴量が演算済みかを把握することができる。
また、画像読取手段は、帳票の各頁に印刷され、搬送手段の搬送方向先端一側に印刷された開始右マーク、搬送手段の搬送方向先端他側に印刷された開始左マーク及び搬送手段の搬送方向後端側に印刷された終了マークを読み取って帳票の画像を頁毎に切り出すようにしてもよい。このとき、画像読取手段が複数のマークの一部を認識した場合でも他のマークとの誤認を防止するために、開始左マーク及び開始右マークは、搬送手段の搬送方向に対して左右対称の位置に同一形状で印刷されており、開始左マークは終了マークより幅が大きく、かつ、長さが短く、終了マークは画像読取手段に対して開始左マークの主走査位置内に印刷されていることが好ましい。また、複数のマークとの誤認を防止するために、バーコードは、画像読取手段に対して副走査方向に印刷されており、開始左マークの主走査位置内にあり、かつ、バーコードの幅は開始左マークの幅より小さいことが好ましい。更に、画像読取手段は、読取位置に対して帳票に印刷された開始左マーク及び開始右マークのいずれかが到達した時点の画像から帳票の各頁の画像を切り出すようにしてもよい。また、処理速度を高めるために、帳票の各頁内の検査領域を設定するための検査領域設定手段を更に備え、特徴量演算手段は画像読取手段で切り出された各頁の画像のうち検査領域設定手段で設定された検査領域の画像から帳票に印刷された文字の画像を1文字ずつ切り出すようにしてもよい。このとき、画像読取手段により頁毎に切り出された画像をスキュー補正する画像補正手段を更に備え、特徴量演算手段は、画像補正手段でスキュー補正された画像から帳票に印刷された文字の画像を切り出し、該切り出した文字の特徴量を演算するようにすれば、検査領域の位置精度を高めることができるので、文字の画像を、欠損を生じることなく1文字ずつ正確に切り出すことができる。
本発明によれば、辞書作成手段によりプリンタで実際に帳票に印刷された全ての文字の特徴量とその文字情報との対応関係を定めた辞書が作成され、印刷判断手段により、正解情報をインデクスとして、プリンタで実際に帳票に印刷され特徴量演算手段で演算された文字の特徴量と辞書作成手段で対応付けられた文字の特徴量に対して予め定められた判定基準値以上かが判定されるので、印刷判断手段は同一プリンタで印刷された文字の特徴量同士を照合するため、プリンタの個体差による影響を排除することができ、また、判定基準値を閾値として判定するため、閾値を適性に設定することで柔軟に文字が正しく印刷されたかを判断することができると共に、画像読取手段は帳票に印刷された複数のマークを読み取って帳票の各頁を認識するので、正確に各頁の画像を切り出すことができ、更に、画像読取手段は帳票に印刷されたバーコードを読み取って解読した印刷処理情報を印刷判断手段に報知するので、印刷検査ジョブが多数にわたる場合であっても、印刷判断手段は予め入力されている正解情報の中から印刷処理情報を参照して検査対象の文字列に関する正解情報を特定することができるため、プリンタで印刷された帳票と正解情報との対応管理を容易に行うことができる、という効果を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る印刷検査装置の実施の形態について説明する。なお、本実施形態では、プリンタで印刷された連続帳票をオフライン(プリンタによる印刷と非連動)で検査する例について説明する。
(構成)
図1に示すように、本実施形態の印刷検査装置1は、プリンタによりファンフォールド紙(送り穴付折りたたみ印刷用紙)等の連続帳票Fに印刷された画像を読み取る本体ユニット(読取ユニット)10と、連続帳票Fにプリンタで正しく文字、数字、記号(以下、文字という。)が印刷されたかを判断する処理ユニット30と、を備えている。
図2に示すように、本体ユニット10は、略水平な搬送面10Aを有する筺体内に、連続帳票Fの両側に形成された送り穴に係合する複数の突起が形成され、連続帳票Fを一方向(図2の矢印A方向)に搬送する2本のトラクタベルト17を有している。トラクタベルト17はトラクタローラ15、16間に張架されている。なお、連続帳票Fの幅サイズに適合するように、本体ユニット10は、2本のトラクタベルト17間のトラクタ幅を調整するためのトラクタ幅調整モータTMを有している。
一方、筺体の排出口(不図示)近傍には、トラクタベルト17と共働して連続帳票Fを一方向(図2の矢印A方向)に搬送すると共に、本体ユニット10外に連続帳票Fを排出する搬送排出ローラ18、19が配置されている。トラクタローラ16及び搬送排出ローラ18は駆動ローラであり、複数のギアで構成され図示を省略した駆動力伝達機構を介してステッピングモータからなる搬送モータFMからの回転駆動力が伝達される。なお、搬送排出ローラ18、19間は、連続帳票Fをセット可能なように、搬送排出ローラ19が搬送排出ローラ18に対して離間、当接の2位置間で移動可能な構造が採用されている。
トラクタローラ15、16間に張架されたトラクタベルト17の上面と、搬送排出ローラ18、19間の当接点とは略同一の高さ位置に設定されている。このため、連続帳票Fは、搬送面10Aにその裏面を摺接させて略水平に本体ユニット10の筺体内に案内され、搬送排出ローラ18、19及びトラクタベルト17間で一定の力で引っ張られることでほぼ水平状態で搬送され、搬送排出ローラ18、19により筺体外に排出される。なお、本実施形態では、連続帳票Fの最大搬送速度が1.5m/s程度に設定されている。
トラクタベルト17の上方かつ下流側(図2の左側)には、連続帳票Fの表面に印刷された画像を読み取る表面ラインスキャンカメラ11が配置されており、トラクタベルト17の下方かつ表面ラインスキャンカメラ11より若干下流側には、連続帳票Fの裏面に印刷された画像を読み取る裏面ラインスキャンカメラ13が配置されている。ラインスキャンカメラ11、13は、ケーシング内にダイクロイックフィルター、レンズ及びCCDラインセンサを有して構成されている。
ラインスキャンカメラ11、13の読取位置の両側には、それぞれ、読取位置を照射するための白色光LEDアレイ12A、12B及び14A、14Bが配置されている。なお、LEDアレイ12A、12B、14A、14Bの近傍には、読取位置に対し白色光をライン状に集光させるためのロッドレンズ(不図示)がそれぞれ配置されている。
また、本体ユニット10には、トラクタベルト17の上方かつ上流側に連続帳票Fが本体ユニット10にセットされているかを検出する原稿セット検出センサ21、トラクタベルト17と搬送排出ローラ18、19との間に、連続帳票Fが残留しているかを検出する残留紙検出センサ22、トラクタローラ15の回転軸に取り付けられトラクタベルト17の連続帳票Fに対する搬送量を検出するロータリエンコーダ23、2本のトラクタベルト17間のトラクタ幅を調整するためのギア(不図示)の近傍に取り付けられトラクタ幅のホームポジションを検出するトラクタ幅ホームポジション検出センサ24、搬送排出ローラ19の回転軸に取り付けられ連続帳票Fのジャムを検出するジャム検出センサ25が、それぞれ配設されている。
更に、本体ユニット10は、商用交流電源から駆動部等を駆動/作動可能な直流電源に変換する電源部(不図示)及び本体ユニット10全体の動作制御を行うマイクロコンピュータ(不図示)を有している。マイクロコンピュータには、外部バスを介して、上述したセンサを制御するセンサ制御部、モータ駆動を制御するアクチュエータ制御部、CPUを有しラインスキャンカメラで読み取った1頁分の画像を切り出してスキュー補正を行うと共に、後述するバーコードを読み取る画像処理部及び処理ユニット30との通信を行うためのインターフェースが接続されている。
本体ユニット10の筺体には、連続帳票Fをセットすると共に、点検、修理用の複数の開放扉が設けられている。なお、本体ユニット10の下流側には、連続帳票Fを折りたたむ折りたたみ装置50、折りたたみ装置50の折りたたみ速度と本体ユニット10の連続帳票Fの搬送速度とを調整するためのバッファとなるループ台40が、ループ台40、折りたたみ装置50の順に配置されている。
図1及び図3に示すように、処理ユニット30は、筐体内に配置された検査サーバ31と複数台の同一仕様のコンピュータからなる検査端末32(32A、32B、32C、32D、32E)とで構成されている。換言すれば、処理ユニット30は、図1に示すように、機構的には検査サーバ31及び検査端末32を収容したラックであり、図3に示すように、機能的には、プリンタにより連続帳票Fに正しく文字が印刷されたかを判断するコンピュータ群である。なお、図3は、この機能面を中心に、コンピュータ単位で表した図1の等価ブロック図である。
図1に示すように、処理ユニット30の上部には検査サーバ31のディスプレイ31Aが配置されており、ディスプレイ31Aの両側には複数の操作ボタン31B(図3の検査サーバ31のキーボードに相当)が配置されている。検査サーバ31の下部には検査端末32が配置されている。また、図3に示すように、検査サーバ31、各検査端末32、本体ユニット10は、それぞれ相互間が通信回線で接続されている。
図4に示すように、本体ユニット10のインターフェースは、制御回路、シリアライザー及びデシリアライザーを有するキャプチャーボード10Bを有している。一方、各検査端末32には、制御回路、シリアライザー、デシリアライザー及びページメモリを有するインターフェースボードが配置されている。本体ユニット10のキャプチャーボード10Bと各検査端末32のインターフェースボードとは通信回線を介してデージーチェーン状に接続されている。このため、本体ユニット10は、処理待ちの検査端末32に画像データ等を送信することができる。
(連続帳票)
次に、本実施形態の印刷検査装置1の検査対象となる連続帳票Fについて説明する。なお、以下、説明を簡単にするために、連続帳票Fは、図3に示すように、印刷サーバ60で制御されるシステムプリンタ70で印刷されたものとして説明する。
図5に示すように、連続帳票Fの各頁には、本体ユニット10が連続帳票Fの画像を頁単位で読み取れるように、各頁の開始を表し左側(図1の搬送方向先端側かつ手前側)に配置された開始左マークLM、各頁の開始を表し開始左マークLMと同じ高さ位置の右側(図1の搬送方向先端側かつ奥側)に配置された開始右マークRM、システムプリンタ70による連続帳票Fに対する印刷処理情報(ジョブ及び頁を特定するための情報)がコーディングされ開始左マークLMの下側に配置されたバーコードBC、各頁の終了を表し左側(図1の搬送方向後端側かつ手前側)に配置された終了マークEMが印刷されている。
本実施形態では、これらのマーク及びバーコードはシステムプリンタ70により連続帳票Fに印刷されるが、本体ユニット10の画像処理部が複数のマーク等の一部を認識した場合でも別のマーク等との誤認を防止するために、開始左マークLM及び開始右マークRMは、本体ユニット10の搬送方向に対して左右対称の位置に同一形状で印刷されており、開始左マークLMは終了マークEMより幅が十分に大きく、かつ、長さが十分に短く、終了マークEMはラインスキャンカメラ11、13の読取方向に対して開始左マークLMの主走査位置内に印刷される。また、バーコードBCは、ラインスキャンカメラ11、13の読取方向に対して副走査方向に印刷されており、開始左マークLMの主走査位置内にあり、かつ、バーコードBCの幅は開始左マークLMの幅より十分に小さく印刷される。
図5に示した連続帳票Fは利用明細書として使用される一例を模式的に示しており、連続帳票Fには、上述したマーク及びバーコードの他に、システムプリンタ70により利用明細書の内容を構成する文字列が印刷される。本実施形態では、図5に一点鎖線で示した検査領域EF内の文字が印刷検査装置1により検査される検査対象文字となる。なお、本実施形態では、連続帳票Fの裏面側にも同様のマーク及びバーコードが印刷されているが、検査領域EFは表面側と異なる領域に設定可能である。
(動作)
次に、本実施形態の印刷検査装置1の動作について、辞書作成処理、帳票登録処理、印刷検査処理の順に説明する。なお、辞書作成処理及び帳票登録処理は印刷検査装置1による連続帳票Fの印刷検査(処理)を行う前に実行される。
<辞書作成処理>
辞書作成処理について一言すれば、システムプリンタ70により連続帳票Fに印刷され得る文字のそれぞれの特徴量を演算し、演算した特徴量と文字(情報)との対応関係を定めた辞書を作成するものであるが、詳しくは以下の通りである。
まず、印刷サーバ60は、システムプリンタ70により連続帳票Fに印刷され得る全ての文字のコード、フォント及びフォントサイズを含む文字情報に対応して所定形式で辞書作成用連続帳票に文字列を印刷させると共に、各頁には上述したマーク及びバーコードを印刷させる。本実施形態では、この辞書作成用連続帳票に、図5に示した連続帳票Fとは別の予め所定文字が印刷されていない略無地、かつ、連続帳票Fと同紙質の連続帳票が用いられ、所定形式として、各行に辞書作成用の文字が印刷されることを示す識別マーク、1文字の大きさが分かる参照用文字、フォント毎に複数のフォントサイズの文字を印刷し、一つのフォントサイズに対して2個以上の文字を印刷する形式が用いられている。なお、この「所定形式」は、システムプリンタ70により辞書作成用連続帳票に文字情報を構成する全ての文字がどのように印刷されているかが処理ユニット30側でも把握可能なプトロコルを意味している。
次に、印刷サーバ60により、システムプリンタ70で辞書作成用連続帳票に印刷され得る全ての文字のコード、フォント及びフォントサイズを含む文字情報が上述した所定形式に適合するように記録媒体に書き込まれ、記録媒体を介して文字情報が検査サーバ31に入力される。これにより、辞書作成処理の準備が完了する。一般に、利用明細書や請求書となる連続帳票Fに印刷される文字のフォント及びフォントサイズは限定されているため、印刷サーバ60が記録媒体に記録する情報量はそれ程大きくはならない。従って、上述した「印刷され得る全ての文字」はシステムプリンタ70が印刷可能な全ての文字を意味するものでなく、連続帳票Fに印刷されないフォント、フォントサイズの文字は除かれる意味であるが、記録媒体に余裕がある場合にはシステムプリンタ70が印刷可能な全ての文字を記録するようにしてもよい。
オペレータにより、システムプリンタ70で印刷された辞書作成用連続帳票が本体ユニット10にセットされ、操作ボタン31Bのうち所定ボタンが押下されると、印刷検査装置1は辞書作成処理を開始する。
処理ユニット30(検査サーバ31)から印刷検査処理開始のコマンドを受信した本体ユニット10のマイクロコンピュータは、LEDアレイ12A、12B及び14A、14Bを点灯させると共に、アクチュエータ制御部を介して搬送モータFMを駆動させる。これにより、辞書作成用連続帳票は図2の矢印A方向に一定速度で搬送され、ラインスキャンカメラ11、13は辞書作成用連続帳票の画像読取を開始する。また、マイクロコンピュータは、センサ制御部からの信号を参照して、辞書作成用連続帳票のジャム等の監視を開始する。なお、オペレータは、ある程度辞書作成用連続帳票が本体ユニット10からループ台40に排出されたときに、辞書作成用連続帳票(の先端部)を折りたたみ装置50にセットする。
本体ユニット10の画像処理部は、開始左マークLM又は開始右マークRMと終了マークEMとで区切られた1頁分の画像を切り出す。すなわち、読取位置に対して、開始左マークLMと開始右マークRMのいずれか早く到達した時点の画像から終了マークEMまでの画像を1頁分の画像として切り出す。この画像の切り出しと並行して、画像処理部は、開始左マークLMの後に印刷されたバーコードBCを読み取り、デコードして上述した印刷処理情報を取得する。次いで、画像処理部は、切り出した1頁分の画像データと、バーコードから読み取った印刷処理情報と、当該頁の文字情報とを、処理待ちの検査端末32に順次送信する。これにより、各検査端末32は、印刷処理情報から受信した1頁分の画像データが辞書作成用連続帳票の何頁目の画像に相当するのかを認識することができる。
各検査端末32は、受信した頁分の画像データの画像から、一文字ずつ文字画像を切り出し、切り出した文字画像の画像データおよび印刷処理情報をRAMおよびハードディスクに保存する。辞書作成用連続帳票の読み取りが終了した後に、切り出した文字画像および印刷処理情報をRAMおよびハードディスクから読み出して、例えば、5×5の小領域に分割し8方向(45°)を基準ベクトルとしたときの、各小領域の画像形成方向の傾きについての特徴ベクトルを演算して各特徴ベクトルに重み係数を掛けた特徴量を演算する。なお、5×5の小領域に分割し8方向の基準ベクトルを用いた場合には1文字について200の特徴空間が形成されることになり、重み係数は、例えば、文字の外側部を構成する小領域の特徴ベクトルほど大きくなるように設定することができる。また、本実施形態では、同一文字(コード、フォント及びフォントサイズが同じ文字)について辞書作成用連続帳票に2個以上の文字が印刷されているので、同一文字について平均した特徴量が演算される。各検査端末32は、受信した頁分の文字の特徴量を演算すると、文字情報をインデクスとして、文字情報、特徴量、RAMに保存した文字の画像データを1文字ずつ対応付けて、印刷処理情報と共に、検査サーバ31に送信する。
検査サーバ31は、1台以上の検査端末32が作成した辞書を受信し、検査端末が作成した複数の辞書を1つの辞書に再構築する。この辞書は、特徴量として追加される追加特徴量(後述)を複数持つことができるデータ構造を有している。次に、検査端末32から受信した印刷処理情報を参照して、記録媒体を介して入力された文字情報を構成する全ての文字について、文字情報、特徴量及び画像データの対応関係が定められたか(全ての文字について辞書が作成されたか)否かを判断し、否定判断のときには、残りの辞書の部分を作成するために、処理待ち状態の(特徴量等を検査サーバ31に送信した)検査端末32に、更に、1頁分の画像データ、印刷処理情報及び当該頁の文字情報を送信し、肯定判断のときは、各検査端末32に、作成した辞書について検証させる。
すなわち、検査サーバ31は、作成した辞書のうち、数十文字分の文字情報、特徴量、画像データ及び当該画像データの画像より低い解像度の解像度情報を各検査端末32に送信する。各検査端末32は、受信した画像データから解像度情報に従って解像度を下げた画像を生成し、生成した画像を上述した所定小領域に分割し8方向を基準ベクトルとしたときの、各小領域の画像形成方向の傾きについての特徴ベクトルを演算して各特徴ベクトルに重み係数を掛けた特徴量を演算する。次に、演算した特徴量が受信した特徴量に対して予め設定された検証基準値以上か否かを判断する。肯定判断のときは、検証対象の文字の特徴量が適正である旨を表す情報を文字情報に付加し、否定判断のときは、検証対象の文字の特徴量が不適正である旨を表す情報を文字情報に付加し、数十文字分の文字についての処理が終了したときに、検査サーバ31に文字情報を送信する。
検査サーバ31は、作成した辞書の全ての文字について文字情報を受信したか否かを判断し、否定判断のときは、処理待ち状態の検査端末32に、更に、数十文字分の文字情報、特徴量、画像データ及び解像度情報を送信し、肯定判断のときは、各文字情報に付加された情報を参照することで、特徴量が不適正と判断された文字があるか否かを判断する。特徴量が不適正と判断された文字がないと判断した場合は、作成した辞書に辞書名を付与し、作成した(文字情報、特徴量、画像データ間の対応関係を定めた)辞書の内容をハードディスクに保存すると共に、各検査端末32に、作成した辞書のうち文字情報と画像データとの対応関係の情報を除く辞書の情報と辞書名とを送信して辞書作成処理を終了し、特徴量が不適正と判断された文字があると判断した場合は、当該文字について、検査端末32に検証基準値を変更させて(下げさせて)、作成した辞書の全ての文字の特徴量が適正と判断されるまで続行し、(変更した)検証基準値を後述する判定基準値として設定して(辞書の付属情報として予め設定されていた判定基準値のデフォルト値を変更して)、作成した辞書に辞書名を付与し、作成した辞書の内容をハードディスクに保存すると共に、各検査端末32に、作成した辞書のうち文字情報と画像データとの対応関係の情報を除く辞書の情報と辞書名とを送信して辞書作成処理を終了する。各検査端末32は、受信した辞書の情報及び辞書名をハードディスクに保存する。
<帳票登録処理>
次に、帳票登録処理について説明する。帳票登録処理について一言すれば、上述した連続帳票Fの検査領域EFを設定するものであるが、詳しくは以下の通りである。
検査サーバ31は、検査端末32を介して、本体ユニット10で読み取られた連続帳票Fの1頁分の画像データを取得する。次いで、取得した画像データの画像の開始左マークLM(又は、開始右マークRM)及び終了マークEMを基準に、検査可能領域RF(図5参照)を含むように画像を切り出して倍率補正を行いディスプレイ31Aに切り出した画像を表示させ、オペレータによる検査領域EFの指定があるまで待機する。オペレータは、操作ボタン31B(又は、検査サーバ31にログインした外部コンピュータ)により検査領域EFを順次指定し、検査サーバ31は検査領域EFの位置情報を取得する。
検査サーバ31は検査領域EFの指定を終了する旨の操作ボタンが押下されたか(又は、外部コンピュータから指定を終了するためのコマンドを受信したか)否かを判断し、否定判断のときは、検査領域EFが続けて指定される可能性があるため待機し、肯定判断のときは、検査領域EFが指定された連続帳票Fに登録帳票名を付与し、切り出した連続帳票Fの画像データ及び検査領域EFの位置情報を登録帳票名と関連付けてハードディスクに格納(又は、更新)すると共に、登録帳票名とこの登録帳票名に関連付けられた連続帳票Fの検査領域EFの位置情報とを各検査端末32に送信して帳票登録処理を終了する。検査サーバ31から辞書を受信した各検査端末32は、登録帳票名及び連続帳票Fの検査領域EFの位置情報を関連付けてハードディスクに格納(又は、更新)する。
上述した辞書名及び登録帳票名には、オペレータが識別容易な名称を併せて付加することができ、例えば、オペレータは操作ボタン31Bを操作して(又は、外部コンピュータから検査サーバ31にログインして、以下同じ。)登録帳票名に付加された名称を指定することにより、ディスプレイ31Aに登録帳票及び検査領域EFを表示させることができる。なお、図5は、検査領域EFが9箇所指定された例を示している。
<印刷検査処理>
次に、印刷検査処理について説明する。この印刷検査処理に先立って、印刷サーバ60は、システムプリンタ70に印刷データを出力して連続帳票Fにオペレータが所望する文字列を印刷させると共に、システムプリンタ70に出力した印刷データを基礎として、検査ジョブデータ(正解情報)を作成し、記録媒体に出力する。図6は、検査ジョブデータのデータ構造の一例を示したものである。検査ジョブデータには、辞書名及び登録帳票名を特定するための情報(プリンタを識別するためのコード、帳票を識別するためのコード)の他に、システムプリンタ70による連続帳票Fに対するジョブ及び各頁を特定するための印刷処理情報や上述した文字情報(ジョブ識別ID、フィールドデータ)が含まれている。
オペレータは、操作ボタン31Bを操作して、検査サーバ31に、印刷サーバ60で作成され記録媒体に記録された検査ジョブデータを読み取らせる。検査サーバ31は、検査ジョブデータを読み取ると、読み取った検査ジョブデータを各検査端末32に送信する。これにより、各検査端末32の印刷検査処理の準備が終了する。
オペレータにより、システムプリンタ70で印刷された連続帳票Fが本体ユニット10にセットされ、操作ボタン31Bのうち所定のスタートボタンが押下されると、印刷検査装置1は印刷検査処理を開始する。
辞書作成処理と同様に、処理ユニット30から印刷検査開始のコマンドを受信した本体ユニット10のマイクロコンピュータは、LEDアレイ12A、12B及び14A、14Bを点灯させると共に、アクチュエータ制御部を介して搬送モータFMを駆動させる。これにより、連続帳票Fは図2の矢印A方向に一定速度で搬送され、ラインスキャンカメラ11、13は連続帳票Fの画像読取を開始する。また、マイクロコンピュータは、センサ制御部からの信号を参照して、連続帳票Fのジャム等の監視を開始する。
本体ユニット10の画像処理部は、読取位置に対して、開始左マークLMと開始右マークRMのいずれか早く到達した時点の画像から終了マークEMまでの画像を1頁分の画像として切り出す。この画像の切り出しと並行して、画像処理部(のCPU)は、開始左マークLMの後に印刷されたバーコードBCを読み取る(デコードして印刷処理情報を取得する)。
次に、画像処理部は、切り出した1頁分の画像のスキュー補正を行う。すなわち、開始左マークLMと開始右マークRMの間の画素数Tx[pel]をカウントし、開始右マークRMと開始左マークLMとの搬送方向の偏差量をスキュー量ΔTy[line]をカウントし、座標(x,y)の画像データをV(x,y)としたときに、下式によりスキュー補正を行う:V(x,y)=q(x)・V(x,y+s(x))+r(x)・V(x,y+s(x)+1)。なお、s(x)=int(x・ΔTy/Tx)、r(x)=x・ΔTy/Tx−s(x)、q(x)=1−r(x)である。
また、画像処理部は、検査端末で検査領域EFの画像を切出す際の座標を補正できるように、開始左マークLM及び終了マークEM間の主走査線(ライン)数Ty[line]をカウントし、さらに開始左マークLMと終了マークEMの偏差量をΔx+Offset[pel]としたときのΔxをカウントする。スキュー補正を終了すると、本体ユニット10の画像処理部は、スキュー補正した1頁分の画像データと、読み取ったバーコードデータ(デコードした印刷ジョブ、頁等の印刷処理情報)と、開始左マークLMと開始右マークRMの間の画素数Txと開始左マークLM及び終了マークEM間の主走査線(ライン)数Tyと開始左マークLMと終了マークEMの偏差量をΔx+Offset[pel]としたときのΔxを、順次、検査待ちの検査端末32に送信する。
各検査端末32は、受信したバーコードデータ(印刷処理情報)から自己の処理パートを認識し、既に受信済の検査ジョブデータから該当する頁の文字の照合ジョブデータ(正解情報)を抽出する。また、各検査端末32は、検査ジョブデータから登録帳票名を認識し、登録帳票名から検査領域EFの位置情報を取得し、受信した1頁分の画像データから検査領域EFの画像を切り出すと共に、検査領域EFの検査ジョブデータ(正解情報)を特定する。
各検査端末32は受信した開始左マークLMと開始右マークRMの間の画素数Tx[pel]から、検査ジョブデータ中の当該距離x[mm]を対応させ、光学解像度p[DPI]より主走査方向の倍率補正係数Axを、例えば、Ax=25.4・Tx/(p・x)によって求め、検査領域EFの主走査方向の座標を補正する。この補正には、例えば、(補正後の主走査方向の座標)=Ax・(検査ジョブデータより指示される検査領域EFの主走査方向の座標)を用いることができる。
また、各検査端末32は受信した開始左マークLM及び終了マークEM間の主走査線(ライン)数Ty[line]と、検査ジョブデータ中の当該距離y[mm]を対応させ、光学解像度p[DPI]より副走査方向倍率補正係数Ayを、例えば、Ay=25.4・Ty/(p・y)によって求め、検査領域EFの副走査方向の座標を補正する。この補正には、例えば、(補正後の副走査方向の座標)=Ay・(検査ジョブデータより指示される検査領域EFの副走査方向の座標)を用いることができる。
各検査端末32は受信した開始左マークLMと終了マークEMの偏差量をΔx+Offset[pel]としたときの偏差量Δxに基づいて検査領域EFの切出し位置の主走査方向を補正する。ここで、Offsetは、開始左マークLMと終了マークEMの形状の違いによる主走査方向の位置ズレ量を表している。開始左マークLM及び終了マークEM間の主走査線数Ty[line]を、検査ジョブデータ中の当該距離y[mm]に対応させ、光学解像度p[DPI]より主走査方向スキュー補正係数Ax’を、例えば、Ax’=Δx/Tyによって求め、検査領域EFの座標を次式で補正して、主走査方向のスキューに対して検査領域EFの座標を補正することでスキュー補正を行う。:(補正後の主走査方向の座標)=(検査ジョブデータ情報より指示される検査領域EFの主走査方向の座標)+Ax’・(検査ジョブデータより指示される検査領域EFの副走査方向の座標)。
次に、各検査端末32は、検査領域EF内の画像から一文字ずつ文字画像を切り出し、上述した所定小領域に分割して、各小領域の画像形成方向の傾きの特徴ベクトルを演算して各特徴ベクトルに重み係数を掛けた特徴量を演算する。次いで、切り出された文字の照合ジョブデータ(正解情報)をインデクスとして、演算した特徴量が辞書の当該切り出された文字に対応する特徴量に対して判定基準値以上か否かを判断する。肯定判断のときは、検査領域EF内の画像から切り出された文字(検査対象となる文字)が、システムプリンタ70により連続帳票Fに正しく印刷されたと判断する。
各検査端末32は、判断結果を頁単位にまとめ、検査結果として検査サーバ31に送信する。このとき、否定判断(適正に印刷されなかったと判断)された文字については、当該文字に関する属性情報(印刷処理情報、照合ジョブデータのうち当該文字の文字情報)と共に、当該文字について検査領域EFから切り出した画像の画像データを検査サーバ31に送信する。
検査結果を受信した検査サーバ31は、否定判断された文字が存在するか否かを判断し、肯定判断のときは、適正に印刷されなかったと判断された文字について、順次、属性情報のうちの文字情報をインデクスとして辞書を参照することで抽出した当該文字の画像と、検査領域EFから切り出され検査端末32から送信された当該文字の画像との両者を同時にディスプレイ31Aに表示し、オペレータの目視によるOK又はNGいずれかの判断を仰ぐため、操作ボタン31Bのうち所定のボタンが押下されるまで待機する。操作ボタンが押下されると、検査サーバ31は入力された情報を取り込み、OKを表す情報であるときは、文字情報をインデクスとして、切り出された文字(オペレータにより目視によりOKと判断された文字)の特徴量を追加特徴量として辞書に追加登録すると共に、その画像データとの対応関係を定めた情報を辞書に付加し、更に、検査結果及びオペレータの目視による判断結果(OK)を当該頁の検査ログとして作成し、NGを表す情報であるときは、検査結果及びオペレータの目視による判断結果(NG)を当該頁の検査ログとして作成する。
一方、検査サーバ31は、検査端末32から受信した検査結果に否定判断された文字が存在しないと判断したときには、全ての頁について検査結果を受信するまで待機して、上記と同様の処理を行って全頁の検査ログを保存すると共に、各検査端末32に追加特徴量が登録された文字の文字情報と追加特徴量とを送信し、辞書の情報を更新させ、更に、検査ジョブデータを削除することで、印刷検査を終了する。これにより、処理ユニット30は、次回、システムプリンタ70により連続帳票Fに印刷された文字を検査するときには、辞書に対応付けられている特徴量が複数か否かを判断し、複数の場合には、切り出された文字の特徴量が、辞書に対応づけられている特徴量のいずれかの特徴量に対して判定基準値以上かを判断し、否定判断のときには、いずれか他の特徴量に対して判定基準値以上かを判断することになる。なお、NGと判断された頁は、検査ログを参照して、システムプリンタ70により再度印刷されるか、手書き等により修正されることになる。
(作用等)
次に、本実施形態の印刷検査装置1の作用等について説明する。
本実施形態の印刷検査装置1では、システムプリンタ70により文字情報に対応して所定形式で辞書作成用連続帳票に印刷された文字が、本体ユニット10で読み取られ、処理ユニット30で全ての文字の特徴量が演算され、演算された全ての文字の特徴量と、予め入力されシステムプリンタ70で連続帳票Fに印刷され得る全ての文字の文字情報との対応関係を定めた辞書が作成される。このため、処理ユニット30は、検査対象となる文字が外字であっても、システムプリンタ70で連続帳票Fに文字が正しく印刷されたかを判断することができる。
また、本実施形態の印刷検査装置1では、辞書作成処理において、システムプリンタ70により連続帳票Fに印刷され得る全ての文字とその特徴量との対応関係を定めた辞書が予め作成され、印刷検査処理において、連続帳票Fに印字された文字の画像を切り出して文字の特徴量が演算され、照合ジョブデータ(正解情報)をインデクスとして特徴量同士を照合する。処理ユニット30(検査端末32)は特徴量同士を照合するので、認識関数等を用いた複雑な文字認識処理は行われない。このため、文字認識のための複雑な処理が不要となり、文字認識での誤りをなくすことができると共に、特徴量同士を照合するので、文字情報毎に照合時のロジックを作成する必要がない。
更に、本実施形態の印刷検査装置1では、同一プリンタで印刷された文字の特徴量同士を照合するので、プリンタ間で微妙に異なるフォントの形状に影響されず、プリンタの個体差による影響を排除することができる。また、本実施形態の印刷検査装置1では、処理ユニット30により特徴量同士が判定基準値以上かが判定されるので、判定基準値を適性に設定することで、柔軟かつ精度よく印刷検査を行うことができる。
更にまた、本実施形態の印刷検査装置1では、処理ユニット30により、一旦判定基準値未満と判定されても、ディスプレイ31A及び操作ボタン31Bを介してオペレータの判断結果を入力できるため、システムプリンタ70の経年劣化にも対応することができ、更に、オペレータの判断結果に従って、一旦判定基準値未満と判定された文字の特徴量が追加特徴量として辞書に登録されると共に、辞書は追加特徴量を複数持つことがデータ構造を有しているので、複数の特徴量に対し、順次、印刷検査を行うことができ、印刷検査装置1に学習機能を付与することができる。この場合に、最初に、検査対象となる文字の特徴量が、辞書に最も新しく追加された追加特徴量に対して判定基準値以上かを判断するようにすれば、システムプリンタ70の経年劣化に対する対応性を高めることができる。
また更に、本実施形態の印刷検査装置1では、本体ユニット10の画像処理部が、連続帳票Fに印刷されたバーコードを解読して、解読した印刷処理情報を各検査端末32に報知するので、複数のプリンタで印刷された連続帳票に対して印刷検査ジョブが多数にわたる場合であっても、各検査端末32は予め入力されている正解情報の中から印刷処理情報を参照して検査対象の文字列に関する正解情報を特定することができるため、連続帳票と正解情報との対応管理を容易に行うことができる。
更に、本実施形態の印刷検査装置1では、連続帳票Fに印刷された複数のマークに個性を持たせているので、処理ユニット30の画像処理部がマークの一部を認識した場合に他のマークとの誤認を防止することができる。また、システムプリンタ70により連続帳票Fに印刷される複数のマーク及びバーコードBCは、特定の印刷位置及び方向に印刷されるので、バーコードBCと複数のマークとが干渉することなく、本体ユニット10の画像処理部は正確に連続帳票Fから各頁の画像を切り出すことができる。
また、本実施形態の印刷検査装置1では、本体ユニット10の画像処理部がスキュー補正を行うので、各検査端末32が検査領域EFを切り出す際の位置精度が向上し、検査対象となる文字の画像の欠損を生じることなく1文字ずつ正確に切り出すことができるため、印刷検査装置1の検査精度を高めることができる。
更に、本実施形態の印刷検査装置1では、検査端末32を複数のコンピュータで構成し、検査サーバ31が頁毎に読み取られた画像を処理待ち状態の検査端末32に送信して特徴量演算等の処理を並行して行うと共に、検査端末32は帳票登録処理で設定された検査領域EF内の文字についてのみ連続帳票Fに正しく印刷されたかの判断を行うので、印刷検査を迅速に行うことができる。
また、本実施形態の印刷検査装置1は、オフラインで印刷検査を行うと共に、複数のプリンタ毎に、辞書作成処理、帳票登録処理及び印刷検査処理を行うことができるため(特定のプリンタに制約されないため)、高い汎用性を確保することができる。
なお、本実施形態では、オフラインでシステムプリンタ70により印刷された連続帳票Fの文字を検査する例を説明したが、背景技術欄で説明したように、連続帳票Fへの印刷から封筒の密封まで一連の処理を連続して行う場合等には、オンライン構成を採るようにしてもよい。この場合には、システムプリンタ70から排出された連続帳票Fを、ループ台によりバッファを持たせて本体ユニット10にセットしてもよく、印刷サーバ60と処理ユニット30とを通信回線で接続してもよい。
また、本実施形態では、連続帳票の画像を高速ラインセンサで読み取る例を示したが、読み取り速度を高めるために、エリアセンサを用いるようにしてもよい。更に、本実施形態では、連続帳票Fの両面を読み取る例を示したが、片面のみを読み取るようにしてもよいことは論を待たない。
更に、本実施形態では、図6に示したように、プリンタを識別するためのコードや帳票を識別するためのコードを検査ジョブデータに持たせる例を示したが、検査ジョブデータからこれらの情報を除き、オペレータが操作ボタン31Bから入力するようにしてもよい。
また、本実施形態では、スキュー処理を本体ユニット10で行う例を示したが、頁毎に検査端末32で行うようにしてもよい。更に、本実施形態では、説明を簡単にするために、辞書作成処理ではスキュー補正をしない例を説明したが、印刷検査処理と同様に、スキュー補正を行うようにしてもよい。
そして、本実施形態では、辞書作成処理において所定形式での文字情報で辞書作成用連続帳票に印刷され文字を特定する例を示したが、印刷検査処理と同様に正解情報を用いるようにしてもよい。また、本実施形態では、連続帳票に印刷された文字を検査する例を示したが、本発明はこれに制約されず、例えば、単票に印刷された文字を連続的ないし間欠的に検査する印刷検査装置に適用可能なことは論を待たない。
以上説明したように、本発明はプリンタの個体差による影響を排除して柔軟に印刷検査を行うことができると共に、プリンタで印刷された連続帳票と正解情報との対応管理が容易な印刷検査装置を提供するものであるため、印刷検査装置の製造、販売に寄与するので、産業上の利用可能性を有する。
本発明が適用可能な実施形態の印刷検査装置の外観斜視図である。 印刷検査装置の本体ユニットの概略断面図である。 印刷検査装置の処理ユニットの機能を模式的に示すブロック図である。 本体ユニット及び処理ユニット間のデージーチェーン構造を示すブロック図である。 システムプリンタで連続帳票に印刷された印刷例を示す説明図である。 検査ジョブデータのデータ構造を示す説明図である。
符号の説明
1 印刷検査装置
11 表面ラインスキャンカメラ(画像読取手段)
13 裏面ラインスキャンカメラ(画像読取手段)
17 トラクタベルト(搬送手段の一部)
18、19 搬送排出ローラ(搬送手段の一部)
30 処理ユニット(辞書作成手段、特徴量演算手段、印刷判断手段、検査領域設定手段、画像補正手段)
70 システムプリンタ(プリンタ)
F 連続帳票(帳票)
EF 検査領域
FM 搬送モータ(搬送手段の一部)
LM 開始左マーク
RM 開始右マーク
EM 終了マーク
BC バーコード

Claims (9)

  1. プリンタにより帳票に印刷された文字を検査する印刷検査装置において、
    前記帳票を一方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段で搬送される帳票の画像を頁毎に読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段で頁毎に読み取られた画像から前記帳票に印刷された文字の画像を切り出し、該切り出した文字の特徴量を演算する特徴量演算手段と、
    予め入力され前記プリンタにより前記帳票に印刷され得る全ての文字のコード、フォント及びフォントサイズを含む文字情報と、前記プリンタにより前記文字情報に対応して所定形式で前記帳票に印刷され、前記画像読取手段で読み取られ前記特徴量演算手段で演算された前記全ての文字の特徴量との対応関係を定めた辞書を作成する辞書作成手段と、
    予め入力され、前記プリンタによる前記帳票に対するジョブ及び各頁を特定するための印刷処理情報を含むと共に、前記プリンタにより前記帳票に印刷された文字列に関する正解情報をインデクスとして、検査対象となり前記画像読取手段で前記帳票から読み取られ前記特徴量演算手段で演算された文字の特徴量が、前記辞書作成手段で対応付けられた文字の特徴量に対して予め設定された判定基準値以上かを判定し、前記判定基準値以上と判定したときに前記検査対象となる文字が前記プリンタで前記帳票に正しく印刷されたと判断する印刷判断手段と、
    を備え、
    前記画像読取手段は、前記帳票の各頁の所定位置に印刷された複数のマークを読み取って前記帳票の画像を頁毎に切り出すと共に、前記プリンタにより前記帳票の各頁の所定位置に印刷され前記印刷処理情報をコーディングしたバーコードを読み取って解読し、該解読した印刷処理情報を前記印刷判断手段に報知し、
    前記印刷判断手段は、前記画像読取手段から報知された印刷処理情報を参照して予め入力されている正解情報の中から検査対象の文字列に関する正解情報を特定する、
    ことを特徴とする印刷検査装置。
  2. 前記画像読取手段は、前記解読した印刷処理情報を、前記特徴量演算手段を介して前記印刷判断手段に報知し、前記印刷判断手段は、前記特徴量演算手段から報知された印刷処理情報のうちジョブを特定する情報を参照して予め入力されている正解情報の中から印刷判断の対象となる正解情報を特定し、前記印刷処理情報のうち頁を特定する情報を参照して前記印刷判断の対象となる正解情報から前記特徴量演算手段で特徴量が演算された文字が属する頁の正解情報を抽出することを特徴とする請求項1に記載の印刷検査装置。
  3. 前記特徴量演算手段は、前記画像読取手段で頁毎に切り出された画像から前記特徴量を並列して演算可能な複数のコンピュータを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷検査装置。
  4. 前記画像読取手段は、前記帳票の各頁に印刷され、前記搬送手段の搬送方向先端一側に印刷された開始右マーク、前記搬送手段の搬送方向先端他側に印刷された開始左マーク及び前記搬送手段の搬送方向後端側に印刷された終了マークを読み取って前記帳票の画像を頁毎に切り出すことを特徴とする請求項1に記載の印刷検査装置。
  5. 前記開始左マーク及び前記開始右マークは、前記搬送手段の搬送方向に対して左右対称の位置に同一形状で印刷されており、前記開始左マークは前記終了マークより幅が大きく、かつ、長さが短く、前記終了マークは前記画像読取手段に対して前記開始左マークの主走査位置内に印刷されたことを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記バーコードは、前記画像読取手段に対して副走査方向に印刷されており、前記開始左マークの主走査位置内にあり、かつ、前記バーコードの幅は前記開始左マークの幅より小さいことを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記画像読取手段は、読取位置に対して前記帳票に印刷された開始左マーク及び開始右マークのいずれかが到達した時点の画像から前記帳票の各頁の画像を切り出すことを特徴とする請求項4に記載の印刷検査装置。
  8. 前記帳票の各頁内の検査領域を設定するための検査領域設定手段を更に備え、前記特徴量演算手段は前記画像読取手段で切り出された各頁の画像のうち前記検査領域設定手段で設定された検査領域の画像から前記帳票に印刷された文字の画像を1文字ずつ切り出すことを特徴とする請求項1に記載の印刷検査装置。
  9. 前記画像読取手段により頁毎に切り出された画像をスキュー補正する画像補正手段を更に備え、特徴量演算手段は、前記画像補正手段でスキュー補正された画像から前記帳票に印刷された文字の画像を切り出し、該切り出した文字の特徴量を演算することを特徴とする請求項8に記載の印刷検査装置。
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