JP2017189952A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性を低下させることなく、サイクルダウンの発生を防止することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】プリントジョブを解析してプリントジョブの各ページの推定RIP時間を算出するRIP時間算出部(CPU211)と、RIP時間算出部により算出された推定RIP時間及び予め定められている自装置のサイクルダウン発生時間に基づいて、サイクルダウンが発生するページを検出するサイクルダウン検出部(CPU111)と、を備える。また、RIP部は、プリントジョブの各ページのうちサイクルダウン検出部により検出されたページを優先して画像形成用データに変換する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
印刷物を商品として提供するプロダクションプリント(PP)分野では、画像形成装置のダウンタイムを極力減らす必要があるため、サイクルダウンの発生を防止する必要がある。サイクルダウンとは、プリントコントローラーから本体部へと画像データを転送する(例えば1ページ当たり0.5秒)際、ページ間隔が所定時間(例えば2.0秒)以上になると、本体部が画像形成動作を一時停止し、その状態で次ページの画像データを受信した場合に、画像形成動作を再開するまで時間(例えば20.0秒)が掛かる現象のことである。
サイクルダウンの発生を防止する技術の一例として、レコードに情報が付与されている場合、レコードに含まれる全てのページデータのページ画像が生成されるまでページ画像を保持した後、ページ画像をプリンタエンジンに転送する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−62979号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の技術では、サイクルダウンが発生しないように、全てのページデータのページ画像が生成されるまでページ画像を保持するため、画像形成動作を開始するまでに時間が掛かり、生産性が低下するという課題がある。
本発明は、生産性を低下させることなく、サイクルダウンの発生を防止することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
プリントジョブを画像形成用データに変換するRIP部と、
前記RIP部により変換された画像形成用データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部と、
を備える画像形成装置において、
前記プリントジョブを解析して前記プリントジョブの各ページの推定RIP時間を算出するRIP時間算出部と、
前記RIP時間算出部により算出された推定RIP時間及び予め定められている自装置のサイクルダウン発生時間に基づいて、サイクルダウンが発生するページを検出するサイクルダウン検出部と、
を備え、
前記RIP部は、前記プリントジョブの各ページのうち前記サイクルダウン検出部により検出されたページを優先して前記画像形成用データに変換することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記用紙を収容する給紙トレイを有し、前記給紙トレイから用紙を給紙する給紙部と、
前記給紙部による給紙から前記画像形成部による画像形成完了までの搬送経路上に存在し得る最大枚数の用紙に形成される画像形成面数分の前記画像形成用データを格納可能な容量を有する記憶部と、
前記サイクルダウン検出部により検出されたページの画像形成用データの容量と前記記憶部の空き容量とを比較して、前記サイクルダウン検出部により検出されたページの画像形成用データを前記記憶部に格納可能であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記記憶部に格納可能でないと判定された場合に、前記記憶部の空き容量を増加させる制御を行う容量制御部と、
前記容量制御部の制御により増加した空き容量部分に、前記RIP部により優先して変換された画像形成用データを格納させる記憶制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記給紙部は、前記給紙トレイを複数有し、
前記容量制御部は、前記プリントジョブで設定された用紙と同一の用紙を収容する前記給紙トレイのうち搬送経路が最も短い給紙トレイから給紙させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の画像形成装置において、
前記容量制御部は、前記画像形成部により前記用紙の両面に画像を形成する設定を、前記用紙の片面に画像を形成する設定に変更することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、
前記画像形成部は、前記容量制御部により前記用紙の片面に画像を形成する設定に変更された場合に、前記給紙部に収容された前記片面に画像が形成された用紙の他の片面に、未だ画像が形成されていないページの画像形成用データに基づく画像を形成することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の画像形成装置において、
前記画像形成部は、前記容量制御部により前記用紙の片面に画像を形成する設定に変更された後、更に前記用紙の両面に画像を形成する設定に変更された場合に、前記給紙部に出力順に収容された前記片面に画像が形成された用紙及び前記両面に画像が形成された用紙のうち、前記片面に画像が形成された用紙の他の片面に、未だ画像が形成されていないページの画像形成用データに基づく画像を形成することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項2〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記プリントジョブは、前記プリントジョブの全ページに共通して用いられるマスターデータと、前記プリントジョブのページ毎に可変のバリアブルデータと、を組み合わせて画像形成可能なバリアブルプリントジョブを含み、
前記RIP時間算出部は、更に、前記サイクルダウン検出部により検出されたページのバリアブルデータの推定RIP時間を算出し、
前記サイクルダウン検出部は、更に、前記RIP時間算出部により算出されたバリアブルデータの推定RIP時間及び前記自装置のサイクルダウン発生時間に基づいて、サイクルダウンが発生するか否かを判定し、
前記判定部は、前記サイクルダウン検出部によりサイクルダウンが発生しないと判定した場合に、前記サイクルダウン検出部により検出されたページのマスターデータの容量と前記記憶部の空き容量とを比較して、前記サイクルダウン検出部により検出されたページのマスターデータを前記記憶部に格納可能であるか否かを判定し、
前記容量制御部は、前記判定部により前記マスターデータを前記記憶部に格納可能でないと判定された場合に、前記記憶部の空き容量を増加させる制御を行い、
前記RIP部は、前記サイクルダウン検出部により検出されたページのマスターデータを優先して前記画像形成用データに変換することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項2〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記プリントジョブは、再利用オブジェクトを有するプリントジョブを含み、
前記RIP時間算出部は、更に、前記サイクルダウン検出部により検出されたページの再利用オブジェクトの推定RIP時間を算出し、
前記サイクルダウン検出部は、更に、前記サイクルダウン検出部により検出されたページの推定RIP時間から、前記RIP時間算出部により算出された再利用オブジェクトの推定RIP時間を、時間が長い順に、前記自装置のサイクルダウン発生時間を下回るまで減算し、
前記判定部は、前記自装置のサイクルダウン発生時間を下回ったと判定した場合に、前記推定RIP時間を減算された再利用オブジェクトの容量と前記記憶部の空き容量とを比較して、前記サイクルダウン検出部により検出されたページの前記推定RIP時間を減算された再利用オブジェクトを前記記憶部に格納可能であるか否かを判定し、
前記容量制御部は、前記判定部により前記推定RIP時間を減算された再利用オブジェクトを前記記憶部に格納可能でないと判定された場合に、前記記憶部の空き容量を増加させる制御を行い、
前記RIP部は、前記サイクルダウン検出部により検出されたページの前記推定RIP時間を減算された再利用オブジェクトを優先して前記画像形成用データに変換することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項2〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記記憶制御部は、前記増加した空き容量部分に格納させた画像形成用データに係るサイクルダウンが発生しないと判定した場合に、当該画像形成用データを削除し、
前記容量制御部は、前記記憶制御部により前記画像形成用データが削除された場合に、前記記憶部の空き容量を初期化することを特徴とする。
本発明によれば、生産性を低下させることなく、サイクルダウンの発生を防止することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の制御構造を示す機能ブロック図である。 不揮発メモリーに格納される情報の一例を示す図である。 給紙トレイからの最長搬送距離及び最大画像形成面数を示す図である。 プリントコントローラーの推定RIP時間算出処理の一例を示すフローチャートである。 プリントジョブの一例を示す図である。 各ページの推定RIP時間の一例を示す図である。 プリントコントローラーのプリントデータ転送処理の一例を示すフローチャートである。 プリントデータの一例を示す図である。 本体部の処理の一例を示すフローチャートである。 本体部の処理の一例を示すフローチャートである。 メモリーの割り当ての一例を示す図である。 各給紙トレイの設定情報の一例を示す図である。 給紙先の設定を、紙種設定が同一であり且つ搬送経路が短い給紙トレイに切り替える様子の一例を示す図である。 RIP処理から画像形成処理までのタイムチャートの一例を示す図である。 画像形成面の設定を、両面から片面に切り替える様子の一例を示す図である。 バリアブルプリントジョブにおけるRIP処理から画像形成処理までのタイムチャートの一例を示す図である。 再利用オブジェクトを有するプリントジョブにおけるRIP処理から画像形成処理までのタイムチャートの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る画像形成装置1は、図1に示すように、本体部100と、プリントコントローラー200と、を備えて構成され、プリントコントローラー200を介して、ネットワーク上の外部装置2(図2参照)と相互に情報の送受信を行うことができるよう接続されている。
本体部100は、原稿から画像を読み取って得られた画像データ又は外部装置2から受信した画像データに基づいて、電子写真方式によりカラー画像を形成する。
本体部100は、図1及び図2に示すように、本体制御部11と、ADF(Auto Document Feeder)12と、原稿読取部13と、操作部14と、画像形成部15と、給紙部16と、後処理部17と、を備えて構成されている。
本体制御部11は、CPU111と、メモリー112と、不揮発メモリー113と、ビデオI/F部114と、を備えて構成されている。
CPU111は、不揮発メモリー113に格納された処理プログラム等を読み出して実行することにより、本体部100全体の制御を行う。
メモリー112は、原稿読取部13又はビデオI/F部114から読み込んだ種々のデータを一時的に記憶する部分である。メモリー112に記憶された画像データは、CPU111によって処理され、画像形成部15に転送される。メモリー112に保持される画像データは、ラスタライズ(RIP)されたCMYK各色のビットマップデータからなる。メモリー112は、コストダウンを目的としてより小さいサイズ容量であることが求められるが、生産性を確保するために、給紙部16の給紙口から画像形成部15による画像形成完了までの搬送経路上に存在し得る用紙の最大枚数の用紙に形成される画像形成面数分の画像データを格納可能な容量が最低限確保されている。即ち、メモリー112は、本発明の記憶部として機能する。
不揮発メモリー113は、電源をオフしても保持される種々のプログラム、データを格納するメモリーである。不揮発メモリー113は、図3に示すように、画像形成装置1毎の特性となるサイクルダウン発生時間や、給紙部16(給紙トレイ16a〜16h)から画像形成部15までの搬送距離(搬送経路上に存在し得る用紙の枚数)の情報などを格納している。
本実施形態では、本体部100に、大容量であり且つ機械動作を必要とする不揮発性のHDD(Hard Disk Drive)を備えない構成としている。これは、PP分野では、画像形成速度を高速化する要望があるため、機械動作を必要とするHDDではなく、機械動作を必要としない半導体メモリーを使用する必要があるからである。
ビデオI/F部114は、ビデオI/FケーブルC1を介してプリントコントローラー200との通信を確立し、プリントデータや各種ステータスなどのデータの送受信を実行する。
ADF12は、原稿を載置する載置トレイや原稿を搬送する機構及び搬送ローラー等を備えて構成され、原稿を所定の搬送路に搬送する。
原稿読取部13は、光源や反射鏡等の光学系を備えて構成され、所定の搬送路を搬送された原稿又はプラテンガラスに載置された原稿に光源を照射し、反射光を受光する。また、原稿読取部13は、受光した反射光を電気信号に変換して本体制御部11に出力する。
操作部14は、本体部100に関する各種設定を行う操作手段である。操作部14は、タッチパネルとなっており、表示と操作を平行して処理することができる。なお、操作手段は、タッチパネル上に限らず、操作機能を提供可能であればいずれの位置に配置されていてもよい。
画像形成部15は、原稿読取部13から読み込んだ画像データ又はビデオI/F部114を介して受信したプリントジョブに基づいて用紙に画像を形成させ、後処理部17に送出する。
画像形成部15は、感光体ドラム151と、転写ローラー152と、定着器と、両面機構と、反転機構153と、各種搬送ベルト等を備えて構成される。
具体的には、画像形成部15は、給紙部16のいずれかの給紙トレイ16a〜16hから給紙し、搬送経路に沿って用紙を搬送する。次いで、画像形成部15は、感光体ドラム151の表面を帯電器により帯電させ、LD(Laser Diode)により感光体ドラム151の表面にレーザ光を照射させて静電潜像を形成させる。次いで、画像形成部15は、現像器により、感光体ドラム151の表面に形成された静電潜像を含む領域にトナーを付着させる。
次いで、画像形成部15は、転写ローラー152により、給紙部16のいずれかの給紙トレイ16a〜16hから搬送された用紙にトナーを転写させて画像を形成させ、定着器で画像を定着させた後、用紙を後処理部17へと排出させる。
また、画像形成部15は、定着器により定着処理が行われた用紙の表裏を反転させて転写ローラー152へと搬送する反転機構153を備えている。本実施形態では、用紙の両面に画像を形成する場合、反転機構153による用紙の表裏の反転が行われて両面に画像が形成された後、用紙が後処理部17に排出される。用紙の片面にのみ画像を形成する場合は、反転機構153による用紙の表裏の反転が行われることなく、片面に画像が形成された用紙が後処理部17に排出される。
給紙部16は、複数の給紙トレイ16a〜16hを備えて構成され、各給紙トレイ16a〜16hに種類の異なる複数の用紙を収容する。給紙部16は、所定の搬送路により収容される用紙を画像形成部15に給紙する。なお、各給紙トレイ16a〜16hから画像形成部15までの搬送距離は、図3及び図4に示すように、全て同一とはなっていない。例えば、給紙トレイ16a、16dから画像形成部15までの搬送距離は、用紙1枚を保持可能な距離(搬送距離1)である。また、給紙トレイ16b、16c、16eから画像形成部15までの搬送距離は、用紙2枚を保持可能な距離(搬送距離2)である。また、給紙トレイ16gから画像形成部15までの搬送距離は、用紙3枚を保持可能な距離(搬送距離3)である。また、給紙トレイ16f、16hから画像形成部15までの搬送距離は、用紙4枚を保持可能な距離(搬送距離4)である。なお、図4に示す例では、給紙先として給紙トレイ16hが、「片面/両面」の設定として「両面」が、それぞれ設定された場合を例示している。
後処理部17は、画像形成部15により画像形成が行われた用紙を、出力部171〜173に排出する。なお、必要に応じてソート処理、ステープル処理、パンチ穴開け処理、折り処理、製本処理等の後処理を行う他の後処理装置を接続するようにしてもよい。
プリントコントローラー200は、本体部100をネットワークプリンターとして使用する場合に、ネットワークに接続される外部装置2から出力されるプリントジョブの管理及び制御を行うものである。プリントコントローラー200は、LANケーブルC2を介して外部装置2からプリント対象のデータを受信し、当該データをプリントジョブデータとして本体部100へと送信する。
プリントコントローラー200は、コントローラー制御部21と、ディスプレイ22と、入力装置23と、を備えて構成されている。
コントローラー制御部21は、CPU211と、メモリー212と、HDD213と、ネットワークI/F部214と、ビデオI/F部215と、を備えて構成されている。
CPU211は、HDD213に格納された処理プログラム等を読み出して実行することにより、プリントコントローラー200全体の制御を行う。
メモリー212は、入力装置23、HDD213、ネットワークI/F部214又はビデオI/F部215から読み込んだ種々のデータを一時的に記憶する部分である。メモリー212に記憶されたデータは、CPU211によって処理され、必要に応じてHDD213、ネットワークI/F部214、ビデオI/F部215又はディスプレイ22に転送される。
HDD213は、プリントデータや、プリントデータを処理するためのプログラム、CPU211が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報等を格納する。HDD213に格納された情報は、CPU211により必要に応じて読み出され、メモリー212上で実行処理される。
ネットワークI/F部214は、ユーザー操作等によりプリントするプリントジョブのデータを生成し、LANケーブルC2を介して画像形成装置1に送信する外部装置2との通信を確立し、データの送受信を実行する。
ビデオI/F部215は、ビデオI/FケーブルC1を介して本体部100との通信を確立し、プリントデータや各種ステータスなどのデータの送受信を実行する。
ディスプレイ22は、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイであり、メモリー212から転送された画像を表示画面に表示する。
入力装置23は、文字入力キー、数字入力キー、その他各種機能に対応付けられたキーなどを有するキーボード、マウス等のポインティングデバイスなどを備え、ユーザーからの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた操作信号をCPU211へと出力する。
外部装置2は、ユーザー操作等によりプリントするプリントジョブのデータを生成し、LANケーブルC2を介して画像形成装置1に送信する。なお、外部装置2としては、例えばPCやサーバー装置、PDA等の携帯機器等を適用可能である。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の動作について説明する。
まず、プリントコントローラー200が、プリントジョブの各ページの推定RIP時間を算出する処理を、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、プリントコントローラー200のCPU211は、プリントジョブを受信したか否かを判定する(ステップS101)。具体的には、CPU211は、外部装置2からLANケーブルC2を介して出力されたプリントジョブ、又はディスプレイ22や入力装置23の操作によりプリントコントローラー200上で開始されたプリントジョブを受信したか否かを判定する。なお、受信したプリントジョブは、メモリー212に一時的に保持される。
CPU211は、プリントジョブを受信したと判定した場合(ステップS101:YES)、次のステップS102へと移行する。
一方、CPU211は、プリントジョブを受信したと判定した場合(ステップS101:NO)、プリントジョブを受信するまでステップS101の処理を繰り返す。
次に、CPU211は、受信したプリントジョブを解析する(ステップS102)。プリントジョブは、図6に示すように、プリントジョブの各種設定を示すジョブ情報(図6(A)参照)と、プリントジョブの各ページの詳細設定を示すページ情報(図6(B)参照)と、からなる情報である。
図6(A)に示すジョブ情報は、ジョブの識別情報を示す「ジョブID」、ジョブの種類を示す「ジョブ種類」、ジョブの送信ユーザーを示す「ユーザー名」、ジョブの名称を示す「ジョブ名」、ジョブの「ページ数」、ジョブの「部数」、丁合いの実行/不実行を示す「丁合い」、ステープルの実行/不実行を示す「ステープル」、折りの実行/不実行を示す「折り」、…の各項目が設定されるようになっている。
図6(B)に示すページ情報は、ページ毎に、「ページ番号」、使用される「用紙サイズ」、使用される「用紙種類」、使用される用紙の「斤量」、給紙先を示す「給紙トレイ」、排紙先を示す「排紙トレイ」、カラー印刷の実行/不実行を示す「カラー」、片面印刷を行うか両面印刷を行うかを示す「片面/両面」、…の各項目が設定されるようになっている。
次に、CPU211は、プリントジョブの各ページの推定RIP時間を算出する(ステップS103)。即ち、CPU211は、本発明のRIP時間算出部として機能する。ここで、推定RIP時間とは、各ページのRIP処理に要すると推定される時間のことである。図7(A)に、ステップS103で算出された各ページの推定RIP時間の一例を示す。なお、プリントジョブの各ページの推定RIP時間を算出する方法としては、特開2009−237717号公報、特開2011−62979号公報等、従来公知の技術を適宜用いることができる。
次に、CPU211は、ステップS103で算出された各ページの推定RIP時間を、ビデオI/FケーブルC1を介して本体部100に通知(送信)する(ステップS104)。
次に、CPU211は、本体部100から、詳細なRIP時間の測定要求があるか否かを判定する(ステップS105)。
CPU211は、詳細なRIP時間の測定要求があると判定した場合(ステップS105:YES)、次のステップS106へと移行する。
一方、CPU211は、詳細なRIP時間の測定要求がないと判定した場合(ステップS105:NO)、処理を終了する。
次に、CPU211は、詳細なRIP時間の測定要求の対象となるプリントジョブがバリアブルプリントジョブであるか否かを判定する(ステップS106)。
CPU211は、バリアブルプリントジョブであると判定した場合(ステップS106:YES)、次のステップS107へと移行する。
一方、CPU211は、バリアブルプリントジョブでないと判定した場合(ステップS106:NO)、ステップS108へと移行する。
ステップS107では、CPU211は、バリアブルプリントジョブの指定ページのマスターデータ及びバリアブルデータのRIP時間を算出する(ステップS107)。ここで、マスターデータとは、プリントジョブの全ページに共通して用いられるデータのことである。また、バリアブルデータとは、プリントジョブのページ毎に可変のデータのことである。図7(B)に、ステップS107で算出されたマスターデータ及びバリアブルデータの推定RIP時間の一例を示す。図7(B)に示す例では、バリアブルプリントジョブの4ページ目のマスターデータ及びバリアブルデータの推定RIP時間が示されている。
ステップS108では、CPU211は、詳細なRIP時間の測定要求の対象となるプリントジョブが再利用オブジェクトを有するジョブであるか否かを判定する(ステップS108)。ここで、再利用オブジェクトとは、プリントジョブの各ページを構成するオブジェクトのうち再利用可能なオブジェクトのことである。
CPU211は、再利用オブジェクトを有するジョブであると判定した場合(ステップS108:YES)、次のステップS109へと移行する。
一方、CPU211は、再利用オブジェクトを有するジョブでないと判定した場合(ステップS108:NO)、ステップS110へと移行する。
ステップS109では、CPU211は、再利用オブジェクトを有するジョブの指定ページの再利用オブジェクトのRIP時間を算出する(ステップS109)。図7(C)に、ステップS109で算出された再利用オブジェクトの推定RIP時間の一例を示す。図7(C)に示す例では、再利用オブジェクトを有するジョブの4ページ目の再利用オブジェクト(再利用オブジェクト1〜3)の推定RIP時間が示されている。
ステップS110では、CPU211は、ステップS107又はステップS109で算出されたRIP時間を、ビデオI/FケーブルC1を介して本体部100に通知する(ステップS110)。なお、ステップS108で再利用オブジェクトを有するジョブでないと判定した場合(ステップS108:NO)、ステップS103で算出された各ページの推定RIP時間を再度通知する。なお、ステップS108で再利用オブジェクトを有するジョブでないと判定した場合、本体部100に何も通知しないようにしてもよい。
以上の処理により、プリントジョブの各ページの推定RIP時間を算出することができる。
次に、プリントコントローラー200が、本体部100から指定された順にRIP処理を実行し、RIP済みのプリントデータを本体部100に転送する処理を、図8のフローチャートを参照して説明する。
まず、プリントコントローラー200のCPU211は、本体部100から、優先RIP指定があるか否かを判定する(ステップS201)。ここで、優先RIP指定とは、プリントジョブの各ページのうち優先してRIP処理を行うページの指定のことである。即ち、CPU211は、ステップS201において、プリントジョブの各ページのうち優先してRIP処理を行うページの指定があるか否かを判定する。
CPU211は、優先RIP指定があると判定した場合(ステップS201:YES)、次のステップS202へと移行する。
一方、CPU211は、優先RIP指定がないと判定した場合(ステップS201:NO)、ステップS203へと移行する。
ステップS202では、CPU211は、優先RIP指定により指定されたページをRIP処理し、ビデオI/FケーブルC1を介して本体部100に転送(送信)する(ステップS202)。ここで、RIP処理とは、用紙に画像形成可能なプリントデータへと変換する処理のことであり、例えば、PostScriptなどのページ記述言語で記述されたプリントジョブを、画像形成条件情報とCYMKの4色からなる画像データとで構成されるプリントデータに変換する処理である。プリントジョブをプリントデータへと変換するための各種プログラムは、HDD213に格納されており、CPU211によって必要なプログラムが読み出される。
プリントデータ(画像形成用データ)は、図9に示すように、画像形成に係る各種設定(画像形成条件)を示す画像形成条件情報(図9(A)参照)と、画像データ(図9(B)参照)と、からなる情報である。
図9(A)に示す画像形成条件情報は、「ページ番号」、給紙先を示す「給紙トレイ」、変更後の給紙先を示す「変更後の給紙トレイ」、使用される「用紙サイズ」、使用される「用紙種類」、使用される用紙の「斤量」、カラー印刷の実行/不実行を示す「カラー」、片面印刷を行うか両面印刷を行うかを示す「片面/両面」、「変更後の片面/両面」、…の各項目が設定されるようになっている。
ステップS203では、CPU211は、ページ順に各ページをRIP処理し、ビデオI/FケーブルC1を介して本体部100に転送する(ステップS203)。なお、CPU211は、ステップS203において、本体部100が受信可能なページ数だけプリントデータを転送する。具体的には、まず、本体部100のCPU111は、メモリー112の容量が一杯になった場合に、ビデオI/FケーブルC1を介してプリントコントローラー200にメモリー112の容量が一杯である旨を通知する。次いで、プリントコントローラー200のCPU211は、受信した通知に基づいて、プリントデータの転送を停止する。
CPU211は、ステップS202及びステップS203の処理により、本発明のRIP部として機能する。
以上の処理により、本体部100から指定された順にRIP処理を実行し、RIP済みのプリントデータを本体部100に転送することができる。
なお、ステップS202において、プリントジョブがバリアブルジョブである場合は、指定されたマスターデータを先行(優先)してRIP処理し、本体部100に転送する。また、ステップS202において、プリントジョブが再利用オブジェクトを有するジョブである場合は、指定された再利用オブジェクトを先行(優先)してRIP処理し、本体部100に転送する。
次に、本体部100で行われる処理を、図10及び図11のフローチャートを参照して説明する。この処理は、画像形成装置1(本体部100)の起動時に開始される。
まず、本体部100のCPU111は、不揮発メモリー113から、サイクルダウン発生時間を読み出す(ステップS301)。本実施形態では、サイクルダウン発生時間は、図3に示すように、2000[msec]に設定されている。
次に、CPU111は、プリントコントローラー200からビデオI/FケーブルC1を介して、プリントジョブの各ページの推定RIP時間(図5のステップS103及びステップS104参照)を受信したか否かを判定する(ステップS302)。
CPU111は、プリントジョブの各ページの推定RIP時間を受信したと判定した場合(ステップS302:YES)、受信したプリントジョブの各ページの推定RIP時間をメモリー112上で保持させ、次のステップS303へと移行する。
一方、CPU111は、プリントジョブの各ページの推定RIP時間を受信していないと判定した場合(ステップS302:NO)、プリントジョブの各ページの推定RIP時間を受信するまでステップS302の処理を繰り返す。
次に、CPU111は、ステップS301で読み出されたサイクルダウン発生時間と、受信したプリントジョブの各ページの推定RIP時間と、を比較して、サイクルダウンが発生するページを検出する(ステップS303)。即ち、CPU111は、本発明のサイクルダウン検出部として機能する。
次に、CPU111は、ステップS303で検出されたサイクルダウンが発生するページのページ順を示す変数Xに1をセットする(ステップS304)。以降、サイクルダウンが発生するページの最終ページをNページと表記する。
次に、CPU111は、サイクルダウンが発生するページ(1〜Nページ)のうちXページ目のページ情報(図6(B)参照)をプリントコントローラー200に要求し、プリントコントローラー200から送信されたXページ目のページ情報を受信する(ステップS305)。
次に、CPU111は、ステップS305で受信したXページ目のページ情報を参照し、「給紙トレイ(給紙先)」の設定及び「片面/両面」の設定に基づいて、Xページ目の画像形成に必要なメモリー容量を算出する(ステップS306)。なお、各給紙トレイ16a〜16hから画像形成部15までの搬送経路上に存在し得る用紙の枚数の情報は、不揮発メモリー113に格納されている(図3参照)。この「搬送経路上に存在し得る用紙の枚数」と「片面(1面)/両面(2面)」の積が、搬送経路上に存在し得る用紙に画像が形成される面数(画像形成面数)である。その画像形成面数分のプリントデータの容量が、画像形成に必要なメモリー容量となる。例えば、図6(B)に示す例において、4ページ目のページ情報には、「給紙トレイ」が給紙トレイ16h、「片面/両面」が両面と設定されている。給紙先が給紙トレイ16hの場合、図3に示すように、搬送経路上に存在し得る用紙の枚数は4枚である。従って、この場合の画像形成面数は、4×2=8面となる(図4参照)。ステップS306で算出されたメモリー容量が、画像形成時に使用される画像形成用メモリーM1として割り当てられることとなる(図12参照)。
次に、CPU111は、Xページ目のプリントデータの容量と、メモリー112の空き容量と、を比較し、メモリー112に空きがあるか否かを判定する(ステップS307)。具体的には、CPU111は、メモリー112の空き容量がXページ目のプリントデータの容量よりも大きい場合、メモリー112に空きがあると判定する。即ち、CPU111は、本発明の判定部として機能する。ここで、メモリー112の空き容量は、メモリー112の容量からステップS306で算出されたメモリー容量を減算することにより算出することができる。本実施形態において、メモリー112は、8面(8ページ)分のプリントデータを格納可能な容量を有している(図12参照)。
CPU111は、メモリー112に空きがあると判定した場合(ステップS307:YES)、ステップS310へと移行する。
一方、CPU111は、メモリー112に空きがないと判定した場合(ステップS307:NO)、次のステップS308へと移行する。図12(A)に、メモリー112に空きがない場合の一例を示す。
ステップS308では、CPU111は、給紙先として設定された給紙トレイ16a〜16hと用紙種類の設定(紙種設定)が同一であり、且つ給紙先として設定された給紙トレイ16a〜16hよりも搬送経路が短い給紙トレイ16a〜16hが存在するか否かを判定する(ステップS308)。なお、各給紙トレイ16a〜16hの設定情報は、不揮発メモリー113又はメモリー112に格納されている(図13参照)。
CPU111は、該当する給紙トレイ16a〜16hが存在すると判定した場合(ステップS308:YES)、次のステップS309へと移行する。
一方、CPU111は、該当する給紙トレイ16a〜16hが存在しないと判定した場合(ステップS308:NO)、ステップS311へと移行する。
ステップS309では、CPU111は、給紙先の設定を、紙種設定が同一であり且つ搬送経路が短い給紙トレイ16a〜16hに切り替える(ステップS309)。具体的には、CPU111は、プリントデータの画像形成条件情報(図9(A)参照)の「変更後の給紙トレイ」に、変更後の給紙トレイの番号をセットする。なお、CPU111は、該当する給紙トレイ16a〜16hが複数存在する場合には、最も搬送経路が短い給紙トレイ16a〜16hに切り替える。例えば、図4に示す例では、給紙先として給紙トレイ16hが設定されているので、給紙トレイ16hと紙種設定が同一であり且つ搬送経路が短い給紙トレイ16cに切り替える(図14参照)。
ステップS309の処理により、画像形成面数が少なくなる(8面→4面)ので、画像形成用メモリーM1として割り当てられるメモリー容量が小さくなり、メモリー112に空きができる。即ち、CPU111は、メモリー112の空き容量を増加させる制御を行う本発明の容量制御部として機能する。この空き部分が、図12(B)に示すように、一時保存用メモリーM2として割り当てられることとなる。
次に、CPU111は、ステップS309の処理により生じたメモリー112の空き部分を一時保存用メモリーM2として割り当て、Xページ目のプリントデータをプリントコントローラー200に要求し、プリントコントローラー200から送信されたXページ目のプリントデータを一時保存用メモリーM2に格納する(ステップS310)。即ち、CPU111は、本発明の記憶制御部として機能する。
次に、CPU111は、ページ順にプリントデータをプリントコントローラー200に要求し、プリントコントローラー200から送信されたプリントデータとステップS310で一時保存用メモリーM2に格納されたXページ目のプリントデータとを併せて、ページ順にプリントデータに基づく画像を形成させる(ステップS311)。即ち、CPU111は、ステップS310で既に格納済みのプリントデータに関し、プリントコントローラー200に要求することなく、当該プリントデータのページ順において画像を形成させる。なお、CPU111は、プリントコントローラー200から送信されたプリントデータに関し、メモリー112内の画像形成用メモリーM1として割り当てられた領域に保持しつつ、ページ順にプリントデータに基づく画像を形成させた後、メモリー112(画像形成用メモリーM1)からプリントデータを消去する。
次に、CPU111は、ステップS310でメモリー112内の一時保存用メモリーM2に格納されたXページ目のプリントデータに基づく画像が形成されたか否かを判定する(ステップS312)。
CPU111は、Xページ目のプリントデータに基づく画像が形成されたと判定した場合(ステップS312:YES)、次のステップS313へと移行する。
一方、CPU111は、Xページ目のプリントデータに基づく画像が形成されていないと判定した場合(ステップS312:YES)、ステップS311へと移行して、Xページ目のプリントデータに基づく画像が形成されるまで処理を繰り返す。
次に、CPU111は、Xページ目のプリントデータ(画像データ)を再利用するか否かを判定する(ステップS313)。
CPU111は、Xページ目のプリントデータを再利用すると判定した場合(ステップS313:YES)、次のステップS314へと移行する。
一方、CPU111は、Xページ目のプリントデータを再利用しないと判定した場合(ステップS313:NO)、ステップS315へと移行する。
ステップS314では、CPU111は、Xページ目のプリントデータを再利用するページでサイクルダウンが発生するか否かを判定する(ステップS314)。
CPU111は、サイクルダウンが発生すると判定した場合(ステップS314:YES)、Xページ目のプリントデータを保持しておく必要があると判断し、ステップS317へと移行する。
一方、CPU111は、サイクルダウンが発生しないと判定した場合(ステップS314:NO)、Xページ目のプリントデータを保持しておく必要がないと判断し、次のステップS315へと移行する。
ステップS315では、CPU111は、一時保存用メモリーM2に格納されたXページ目のプリントデータを削除する(ステップS315)。即ち、CPU111は、記憶制御部として、増加した空き容量部分に格納させたプリントデータに係るサイクルダウンが発生しないと判定した場合に、当該プリントデータを削除する。ここで、増加した空き容量部分に格納させたプリントデータに係るサイクルダウンが発生しないと判定した場合とは、増加した空き容量部分に格納させたプリントデータを再利用するページでサイクルダウンが発生しないと判定した場合(ステップS314:NO)の他、増加した空き容量部分に格納させたプリントデータを再利用しないと判定した場合(ステップS313:NO)も含まれる。ステップS315の処理により、メモリー112内の一時保存用メモリーM2として割り当てられた領域を、画像形成用メモリーM1として割り当てることが可能となる(例えば、図12(B)→図12(A))。
次に、CPU111は、給紙先の設定を、ステップS309で切り替える前の設定に戻して初期化する(ステップS316)。具体的には、CPU111は、ステップS309でプリントデータの画像形成条件情報(図9(A)参照)の「変更後の給紙トレイ」にセットされた番号を削除する。ステップS316の処理により、メモリー112の空き容量が、ステップS309の処理前に初期化される。即ち、CPU111は、容量制御部として、ステップS315でプリントデータが削除された場合に、メモリー112の空き容量を初期化する。
ステップS317では、CPU111は、サイクルダウンが発生するページのページ順を示す変数Xが、最終のページ順であることを示すNであるか否かを判定する(ステップS317)。
CPU111は、変数XがNであると判定した場合(ステップS317:YES)、サイクルダウンが発生する全てのページにてステップS305〜ステップS316の処理が行われたと判断し、ステップS319へと移行する。
一方、CPU111は、変数XがNでないと判定した場合(ステップS317:NO)、次のステップS318へと移行する。
ステップS318では、CPU111は、サイクルダウンが発生するページのページ順を示す変数Xに1を加算し(ステップS318)、ステップS305へと移行する。
ステップS319では、CPU111は、プリントジョブの全てのページのプリントデータに基づく画像を形成させたか否かを判定する(ステップS319)。
CPU111は、全てのページのプリントデータに基づく画像を形成させたと判定した場合(ステップS319:YES)、処理を終了する。
一方、CPU111は、全てのページのプリントデータに基づく画像を形成させていないと判定した場合(ステップS319:NO)、ページ順に残りのページのプリントデータに基づく画像を形成させ(ステップS320)、処理を終了する。
図15に、RIP処理から画像形成処理までのタイムチャートの一例を示す。なお、図15中のP.1、P.2、…は、それぞれ1ページ目(の処理時間)、2ページ目(の処理時間)、…を示している。図15に示す例では、P.4(4ページ目)のRIP時間がサイクルダウン発生時間G1よりも長い場合を例示して説明する。
従来技術のように、ページ順にRIPして画像形成する方法の場合、図15(A)に示すように、P.4のRIP時間がサイクルダウン発生時間G1よりも長いため、P.3の画像を形成後、サイクルダウン発生時間G1が経過したタイミングJ1でサイクルダウンが発生し、P.4の画像形成を開始するタイミングJ2が大幅に遅延するという問題が生じる。
しかしながら、本実施形態に係る発明では、図15(B)に示すように、ページ毎のRIP時間を算出してサイクルダウン発生時間G1よりもRIP時間が長いページ(P.4)をサイクルダウンが発生するページとして検出し、検出したページを先にRIP処理して転送することで、P.3の画像を形成後すぐにP.4の画像形成を開始することができるので、サイクルダウンの発生を防止することができる。結果として、画像形成に係る時間を大幅に短縮することができるので、生産性の低下を防止することができる。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1は、プリントジョブを解析してプリントジョブの各ページの推定RIP時間を算出するRIP時間算出部(CPU211)と、RIP時間算出部により算出された推定RIP時間及び予め定められている自装置のサイクルダウン発生時間に基づいて、サイクルダウンが発生するページを検出するサイクルダウン検出部(CPU111)と、を備える。また、RIP部は、プリントジョブの各ページのうちサイクルダウン検出部により検出されたページを優先して画像形成用データに変換する。
従って、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、ページ順に画像形成を行うとサイクルダウンを発生させるページを先にRIP処理して転送することで、全てのページの画像形成用データが生成されるまで待機することなく画像形成動作を開始することができるので、生産性を低下させることなく、サイクルダウンの発生を防止することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、用紙を収容する給紙トレイ16a〜16hを有し、給紙トレイ16a〜16hから用紙を給紙する給紙部16と、給紙部16による給紙から画像形成部15による画像形成完了までの搬送経路上に存在し得る最大枚数の用紙に形成される画像形成面数分の画像形成用データを格納可能な容量を有する記憶部(メモリー112)と、サイクルダウン検出部により検出されたページの画像形成用データの容量と記憶部の空き容量とを比較して、サイクルダウン検出部により検出されたページの画像形成用データを記憶部に格納可能であるか否かを判定する判定部(CPU111)と、判定部により記憶部に格納可能でないと判定された場合に、記憶部の空き容量を増加させる制御を行う容量制御部(CPU111)と、容量制御部の制御により増加した空き容量部分に、RIP部により優先して変換された画像形成用データを格納させる記憶制御部(CPU111)と、を備える。
一般に、半導体メモリーは、小容量であるため、格納可能なデータ量に制限がある。従って、例えば、サイクルダウンの発生を防止することを目的として、サイクルダウンが発生するページやそのページ内の一部画像を先にラスタライズ処理(RIP処理)して転送しようとしても、転送先の半導体メモリーの容量が小さいため、データを格納することができない場合があり、サイクルダウンを防止することができないという課題がある。
これに対し、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、給紙部16による給紙から画像形成部15による画像形成完了までの搬送経路上に存在し得る最大枚数の用紙に形成される画像形成面数分の画像形成用データを格納可能な容量しか有さないメモリー112を利用しつつ、メモリー112の空き容量を増加させる制御を行うことで、サイクルダウンが発生するページの画像形成用データを格納可能としている。従って、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、画像形成速度の高速化を実現しつつ、サイクルダウンの発生を防止して、生産性をより向上させることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、給紙部16は、給紙トレイ16a〜16hを複数有する。また、容量制御部は、プリントジョブで設定された用紙と同一の用紙を収容する給紙トレイ16a〜16hのうち搬送経路が最も短い給紙トレイ16a〜16hから給紙させる。
従って、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、画像形成に必要なメモリー112の容量を低減して空き容量を増加させることができるので、簡易な方法で、サイクルダウンが発生するページの画像形成用データの格納場所を確保することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、記憶制御部は、増加した空き容量部分に格納させた画像形成用データに係るサイクルダウンが発生しないと判定した場合に、当該画像形成用データを削除する。また、容量制御部は、記憶制御部により画像形成用データが削除された場合に、記憶部の空き容量を初期化する。
従って、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、サイクルダウンが発生するページの画像形成用データの格納場所を再度画像形成用の領域として割り当てることができるので、画像形成処理の効率性をより確実に確保することができる。また、特に、給紙先の設定を切り替えて空き容量を増加させた場合に、給紙先の設定を初期化することで、一の給紙トレイ16a〜16hから給紙しつづけることに伴う消耗を抑制して、給紙トレイ16a〜16hの消耗度を均等化することができるので、給紙トレイ16a〜16hの寿命を最大限長くすることができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明の容量制御部として、給紙先の設定を、プリントジョブで設定された用紙と同一の用紙を収容する給紙トレイ16a〜16hのうち搬送経路が最も短い給紙トレイ16a〜16hに切り替える構成(図10のステップS308及びステップS309参照)を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、「給紙トレイ(給紙先)」の設定を切り替える代わりに、「片面/両面」の設定を切り替えるようにしてもよい。
具体的には、CPU111は、メモリー112に空きがないと判定した場合(ステップS307:NO)であって、「片面/両面」の設定が「両面」に設定されている場合に、「片面/両面」の設定を「片面」に切り替える処理を行う。具体的には、CPU111は、プリントデータの画像形成条件情報(図9(A)参照)の「変更後の片面/両面」に、「片面」をセットする。例えば、図4に示す例では、「片面/両面」の設定が「両面」に設定されているので、「片面/両面」の設定を「片面」に切り替える(図16参照)。
上記の処理により、画像形成面数が少なくなる(8面→4面)ので、画像形成用メモリーM1として割り当てられるメモリー容量が小さくなり、メモリー112に空きができる。この空き部分が、図12(B)に示すように、一時保存用メモリーM2として割り当てられることとなる。
以上のように、CPU111が、画像形成部15により用紙の両面に画像を形成する設定を、用紙の片面に画像を形成する設定に変更することで、画像形成に必要なメモリー112の容量を低減して空き容量を増加させることができる。従って、簡易な方法で、サイクルダウンが発生するページの画像形成用データの格納場所を確保することができる。
なお、「給紙トレイ(給紙先)」の設定を切り替える構成と「片面/両面」の設定を切り替える構成とを併用するようにしてもよい。
例えば、給紙先の設定を搬送経路が最も短い給紙トレイ16a〜16hに切り替えるとともに、「片面/両面」の設定を「両面」から「片面」に切り替えることで、更に画像形成面数を少なくすることができるので、メモリー112の空き容量を更に増加させることができる。
また、例えば、紙種設定が同一であり且つ搬送経路が短い給紙トレイ16a〜16hが存在せず、給紙先の設定を切り替えることができないと判定した場合に、「片面/両面」の設定を「両面」から「片面」に切り替えるようにしてもよい。また、例えば、「片面/両面」の設定が「片面」であり、「片面/両面」の設定を「両面」から「片面」に切り替えることができないと判定した場合に、給紙先の設定を搬送経路が最も短い給紙トレイ16a〜16hに切り替えるようにしてもよい。
なお、「片面/両面」の設定を「両面」から「片面」に切り替える場合、プリントジョブの全てのページ又は一部のページで画像形成の対象が両面から片面に切り替わることとなる。
従って、画像形成部15は、まず、用紙の片面に画像を形成する。この場合、用紙の片面には、「両面」に設定されていた際に割り当てられていたページと同一のページのプリントデータに基づく画像が形成される。
ユーザーは、片面に画像が形成された用紙が出力部171〜173に排出された後、片面に画像が形成された用紙を、給紙部16の所定の給紙トレイ16a〜16h(片面に画像が形成された用紙が収容されていた給紙トレイ16a〜16h)に収容する。
次に、画像形成部15は、給紙部16の所定の給紙トレイ16a〜16hに収容された片面に画像が形成された用紙の他の片面に、未だ画像が形成されていないページのプリントデータに基づく画像を形成する。この場合、用紙の他の片面には、「両面」に設定されていた際に割り当てられていたページと同一のページのプリントデータに基づく画像が形成される。
以上により、「片面/両面」の設定を「片面」に切り替える処理を行った場合であっても、用紙の両面に画像を形成することができる。
以上のように、画像形成部15が、容量制御部により用紙の片面に画像を形成する設定に変更された場合に、給紙部16に収容された片面に画像が形成された用紙の他の片面に、未だ画像が形成されていないページの画像形成用データに基づく画像を形成することで、用紙の片面に画像を形成する設定に変更された場合であっても、用紙の両面に画像を形成することができる。従って、画像形成に必要なメモリー112の容量を低減して空き容量を増加させた場合でも、画像形成上の不具合を生じさせることなく画像形成処理を行うことができる。
なお、用紙の片面に画像を形成する設定に変更された後、更に用紙の両面に画像を形成する設定に変更されるケースが存在する。
この場合、画像形成部15は、まず、「片面」に設定されたページの画像を用紙の片面に形成するとともに、「両面」に設定されたページの画像を用紙の両面に形成する。「片面」に設定されたページの画像を用紙の片面に形成する場合、用紙の片面には、「両面」に設定されていた際に割り当てられていたページと同一のページのプリントデータに基づく画像が形成される。
ユーザーは、片面に画像が形成された用紙及び両面に画像が形成された用紙が出力部171〜173に排出された後、片面に画像が形成された用紙及び両面に画像が形成された用紙を、出力順に給紙部16の所定の給紙トレイ16a〜16h(片面に画像が形成された用紙が収容されていた給紙トレイ16a〜16h及び両面に画像が形成された用紙が収容されていた給紙トレイ16a〜16h)に収容する。
次に、画像形成部15は、給紙部16の所定の給紙トレイ16a〜16hに出力順に収容された片面に画像が形成された用紙及び両面に画像が形成された用紙のうち、片面に画像が形成された用紙の他の片面に、未だ画像が形成されていないページのプリントデータに基づく画像を形成する。この場合、用紙の他の片面には、「両面」に設定されていた際に割り当てられていたページと同一のページのプリントデータに基づく画像が形成される。
以上により、「片面/両面」の設定を「片面」に切り替えた後、「両面」に切り替える処理を行った場合であっても、用紙の両面に画像を形成することができる。
以上のように、画像形成部15が、容量制御部により用紙の片面に画像を形成する設定に変更された後、更に用紙の両面に画像を形成する設定に変更された場合に、給紙部16に出力順に収容された片面に画像が形成された用紙及び両面に画像が形成された用紙のうち、片面に画像が形成された用紙の他の片面に、未だ画像が形成されていないページの画像形成用データに基づく画像を形成することで、用紙の片面に画像を形成する設定に切り替えた後、用紙の両面に画像を形成する設定に変更された場合であっても、用紙の両面に画像を形成することができる。従って、画像形成に必要なメモリー112の容量を増減して空き容量を増減させた場合でも、画像形成上の不具合を生じさせることなく画像形成処理を行うことができる。
特に、サイクルダウンが頻発するケースでは、サイクルダウンの発生を防止することで、出力された用紙をユーザーが給紙部16の所定の給紙トレイ16a〜16hに収容する時間が必要となったとしても、画像形成に掛かるトータルの時間を短縮できることがある。従って、サイクルダウンの発生によるダウンタイムと用紙の収容に掛かる時間とを比較するようにして、時間が短い方を選択することも可能である。
また、例えば、画像形成装置1が直列に2台並んだ直列タンデムシステムにおいて、1台目の画像形成装置1で「両面」に画像を形成しようとするとサイクルダウンが発生する場合に、1台目の画像形成装置1で「片面」に画像を形成するようにし、2台目の画像形成装置1で他の「片面」に画像を形成することで、サイクルダウンの発生を防止することもできる。この場合、出力された用紙をユーザーが給紙部16の所定の給紙トレイ16a〜16hに収容する作業を不要とすることができる。
また、上記実施形態では、本発明の判定部として、サイクルダウンが発生するページのプリントデータの容量とメモリー112の空き容量とを比較して、サイクルダウンが発生するページのプリントデータをメモリー112に格納可能であるか否かを判定する構成(図10のステップS307参照)を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。
例えば、プリントジョブがバリアブルプリントジョブである場合、サイクルダウンが発生するページのプリントデータの代わりに、サイクルダウンが発生するページのマスターデータの容量とメモリー112の空き容量とを比較して、サイクルダウンが発生するページのマスターデータをメモリー112に格納可能であるか否かを判定するようにしてもよい。
具体的には、CPU111は、まず、サイクルダウン検出部として、サイクルダウンが発生するページのバリアブルデータの推定RIP時間(図5のステップS107、図7(B)参照)及び自装置のサイクルダウン発生時間(図3参照)に基づいて、サイクルダウンが発生するか否かを判定する。即ち、CPU111は、サイクルダウンが発生するページのバリアブルデータのみのRIP処理により、サイクルダウンが発生するか否かを判定する。
CPU111は、サイクルダウンが発生しないと判定した場合に、サイクルダウンが発生するページのマスターデータの容量とメモリー112の空き容量とを比較して、サイクルダウンが発生するページのマスターデータをメモリー112に格納可能であるか否かを判定する。
CPU111は、マスターデータをメモリー112に格納可能でないと判定された場合に、容量制御部として、メモリー112の空き容量を増加させる制御を行う。
次に、CPU111は、記憶制御部として、増加した空き容量部分に、RIP部(CPU211)により優先してプリントデータに変換されたマスターデータを格納させる。
以上の処理により、バリアブルプリントジョブにおいて、サイクルダウンが発生するページのマスターデータのみをメモリー112に格納することができる。
図17に、バリアブルプリントジョブにおけるRIP処理から画像形成処理までのタイムチャートの一例を示す。なお、図17中のQ11はP.4(4ページ目)のマスターデータのRIP時間、Q21はP.4のバリアブルデータのRIP時間、Q12はP.4のマスターデータの転送時間、Q22はP.4のバリアブルデータの転送時間をそれぞれ示している。図17に示す例では、P.4のRIP時間(Q11+Q21)がサイクルダウン発生時間G1よりも長く、且つP.4のバリアブルデータのRIP時間Q21がサイクルダウン発生時間G1よりも短い場合を例示して説明する。
バリアブルプリントジョブの場合、図17(B)に示すように、サイクルダウン発生時間G1よりもRIP時間が長いページ(P.4)のマスターデータ及びバリアブルデータのRIP時間を算出し、バリアブルデータのRIP時間Q21がサイクルダウン発生時間G1よりも短い場合に、マスターデータを他のページよりも先にRIP処理して転送することで、P.3の画像を形成後すぐにP.4の画像形成を開始することができるので、サイクルダウンの発生を防止することができる。また、サイクルダウンが発生するページのうちマスターデータのみを先にRIP処理して転送することで、サイクルダウンが発生するページ全体を先にRIP処理して転送する場合(図15(B)参照)よりも、他のページ(P.1以降)のRIP処理の開始を早めることができる。結果として、画像形成に係る時間を大幅に短縮することができるので、生産性の低下を防止することができる。
以上のように、プリントジョブが、バリアブルプリントジョブであり、RIP時間算出部が、更に、サイクルダウン検出部により検出されたページのバリアブルデータの推定RIP時間を算出し、サイクルダウン検出部が、更に、RIP時間算出部により算出されたバリアブルデータの推定RIP時間及び自装置のサイクルダウン発生時間に基づいて、サイクルダウンが発生するか否かを判定し、判定部が、サイクルダウン検出部によりサイクルダウンが発生しないと判定した場合に、サイクルダウン検出部により検出されたページのマスターデータの容量と記憶部の空き容量とを比較して、サイクルダウン検出部により検出されたページのマスターデータを記憶部に格納可能であるか否かを判定し、容量制御部が、判定部によりマスターデータを記憶部に格納可能でないと判定された場合に、記憶部の空き容量を増加させる制御を行い、RIP部が、サイクルダウン検出部により検出されたページのマスターデータを優先して画像形成用データに変換することで、サイクルダウンが発生するページ全体を先にRIP処理して転送する場合よりも、他のページのRIP処理の開始を早めることができる。従って、画像形成に係る時間を大幅に短縮することができるので、生産性の低下を防止することができる。
また、プリントジョブが再利用オブジェクトを有するプリントジョブである場合、サイクルダウンが発生するページのプリントデータの代わりに、サイクルダウンが発生するページの再利用オブジェクトの容量とメモリー112の空き容量とを比較して、サイクルダウンが発生するページの再利用オブジェクトをメモリー112に格納可能であるか否かを判定するようにしてもよい。
具体的には、CPU111は、まず、サイクルダウン検出部として、サイクルダウンが発生するページの推定RIP時間(図7(A)参照)から、サイクルダウンが発生するページの再利用オブジェクトの推定RIP時間(図5のステップS109、図7(C)参照)を、時間が長い順に、自装置のサイクルダウン発生時間(図3参照)を下回るまで減算する。例えば、図7(C)に示す例では、サイクルダウンが発生するページ(4ページ目)の再利用オブジェクト1の推定RIP時間が1536[msec]、再利用オブジェクト2の推定RIP時間が656[msec]、再利用オブジェクト3の推定RIP時間が670[msec]であるので、サイクルダウンが発生するページ(4ページ目)の推定RIP時間(2862[msec]:図7(A)参照)から、最も推定RIP時間が長い再利用オブジェクト1の推定RIP時間(1536[msec])を減算したとき(2862−1536=1326)、自装置のサイクルダウン発生時間(2000[msec])を下回っているため、再利用オブジェクト1の推定RIP時間のみを減算する。即ち、CPU111は、自装置のサイクルダウン発生時間を下回るまで減算した再利用オブジェクト(再利用オブジェクト1)を除いた再利用オブジェクト(再利用オブジェクト2、3)のRIP処理により、サイクルダウンが発生しないことを確認する。
CPU111は、自装置のサイクルダウン発生時間を下回ったと判定した場合に、「推定RIP時間を減算された再利用オブジェクト(以下、優先オブジェクトと称する)」の容量とメモリー112の空き容量とを比較して、サイクルダウンが発生するページの優先オブジェクト(再利用オブジェクト1)をメモリー112に格納可能であるか否かを判定する。
CPU111は、優先オブジェクト(再利用オブジェクト1)をメモリー112に格納可能でないと判定された場合に、容量制御部として、メモリー112の空き容量を増加させる制御を行う。
次に、CPU111は、記憶制御部として、増加した空き容量部分に、RIP部(CPU211)により優先してプリントデータに変換された優先オブジェクト(再利用オブジェクト1)を格納させる。
以上の処理により、再利用オブジェクトを有するプリントジョブにおいて、サイクルダウンが発生するページの優先オブジェクト(再利用オブジェクト1)のみをメモリー112に格納することができる。
図18に、再利用オブジェクトを有するプリントジョブにおけるRIP処理から画像形成処理までのタイムチャートの一例を示す。なお、図18中のQ31はP.4(4ページ目)の優先オブジェクトのRIP時間、Q41はP.4の「優先オブジェクトを除いた再利用オブジェクト(以下、非優先オブジェクトと称する)」のRIP時間、Q32はP.4の優先オブジェクトの転送時間、Q42はP.4の非優先オブジェクトの転送時間をそれぞれ示している。図18に示す例では、P.4のRIP時間(Q31+Q41)がサイクルダウン発生時間G1よりも長く、且つP.4の非優先オブジェクトのRIP時間Q41がサイクルダウン発生時間G1よりも短い場合を例示して説明する。
再利用オブジェクトを有するプリントジョブの場合、図18(B)に示すように、サイクルダウン発生時間G1よりもRIP時間が長いページ(P.4)の再利用オブジェクトのRIP時間を算出し、非優先オブジェクトQ41のRIP時間がサイクルダウン発生時間G1よりも短い場合に、優先オブジェクトを他のページよりも先にRIP処理して転送することで、P.3の画像を形成後すぐにP.4の画像形成を開始することができるので、サイクルダウンの発生を防止することができる。また、サイクルダウンが発生するページのうち優先オブジェクトのみを先にRIP処理して転送することで、サイクルダウンが発生するページ全体を先にRIP処理して転送する場合(図15(B)参照)よりも、他のページ(P.1以降)のRIP処理の開始を早めることができる。結果として、画像形成に係る時間を大幅に短縮することができるので、生産性の低下を防止することができる。
以上のように、プリントジョブが、再利用オブジェクトを有するプリントジョブであり、RIP時間算出部が、更に、サイクルダウン検出部により検出されたページの再利用オブジェクトの推定RIP時間を算出し、サイクルダウン検出部が、更に、サイクルダウン検出部により検出されたページの推定RIP時間から、RIP時間算出部により算出された再利用オブジェクトの推定RIP時間を、時間が長い順に、自装置のサイクルダウン発生時間を下回るまで減算し、判定部が、自装置のサイクルダウン発生時間を下回ったと判定した場合に、推定RIP時間を減算された再利用オブジェクトの容量と記憶部の空き容量とを比較して、サイクルダウン検出部により検出されたページの推定RIP時間を減算された再利用オブジェクトを記憶部に格納可能であるか否かを判定し、容量制御部が、判定部により推定RIP時間を減算された再利用オブジェクトを記憶部に格納可能でないと判定された場合に、記憶部の空き容量を増加させる制御を行い、RIP部が、サイクルダウン検出部により検出されたページの推定RIP時間を減算された再利用オブジェクトを優先して画像形成用データに変換することで、サイクルダウンが発生するページ全体を先にRIP処理して転送する場合よりも、他のページのRIP処理の開始を早めることができる。従って、画像形成に係る時間を大幅に短縮することができるので、生産性の低下を防止することができる。
なお、プリントジョブがバリアブルジョブである場合、プリントデータのうちマスターデータのみを一時保存用メモリーM2に格納するようにしているが、このマスターデータを格納した一時保存用メモリーM2に、併せてバリアブルデータを格納するための領域を確保するようにしてもよい。
バリアブルジョブの場合、マスターデータ及びバリアブルデータのそれぞれの画像を合成した後に画像形成処理を行うが、一時保存用メモリーM2にマスターデータのみを格納する構成の場合、バリアブルデータを受信した際に、マスターデータを画像形成用メモリーM1に読み出して合成する必要があるため、画像形成に掛かる処理時間が増加するという課題が生じる。これに対し、一時保存用メモリーM2に予めバリアブルデータを格納するための領域を確保しておくことで、画像形成時にマスターデータを画像形成用メモリーM1に読み出す必要がなくなり、画像形成に掛かる処理時間を減らして生産性を向上させることができる。
上記のバリアブルデータを格納するための領域を確保する構成は、共通のマスターデータに対して各バリアブルデータの画像データのサイズが同一であるために実現することができる。
一方、プリントジョブが再利用オブジェクトを有するジョブである場合、プリントデータのうち「推定RIP時間を減算された再利用オブジェクト(優先オブジェクト)」のみを一時保存用メモリーM2に格納するようにしている。
再利用オブジェクトを有するジョブの場合、バリアブルデータにように、画像データのサイズが一定とならないため、一時保存用メモリーM2には優先オブジェクトのみを格納し、画像形成時に、必要な再利用オブジェクトを画像形成用メモリーM1に読み出して合成する。
また、上記実施形態では、本体部100とプリントコントローラー200とを別体で構成(図1等参照)し、本体部100とプリントコントローラー200とが協働して、本発明の画像形成装置として機能するようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、本体部100の本体制御部11が、プリントコントローラー200のコントローラー制御部21(プリントコントローラー200に係る制御)を兼ねるようにすることで、本体部100にプリントコントローラー200の機能を内蔵する構成としてもよい。この場合、本体部100が、本発明の画像形成装置として機能する
その他、画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 画像形成装置
100 本体部
11 本体制御部
111 CPU(サイクルダウン検出部、容量制御部)
112 メモリー(記憶部)
113 不揮発メモリー
114 ビデオI/F部
12 ADF
13 原稿読取部
14 操作部
15 画像形成部
151 感光体ドラム
152 転写ローラー
153 反転機構
16 給紙部
16a〜16h 給紙トレイ
17 後処理部
171〜173 出力部
200 プリントコントローラー
21 コントローラー制御部
211 CPU(RIP時間算出部、RIP部、判定部)
212 メモリー
213 HDD
214 ネットワークI/F部
215 ビデオI/F部
22 ディスプレイ
23 入力装置
2 外部装置
C1 ビデオI/Fケーブル
C2 LANケーブル

Claims (9)

  1. プリントジョブを画像形成用データに変換するRIP部と、
    前記RIP部により変換された画像形成用データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置において、
    前記プリントジョブを解析して前記プリントジョブの各ページの推定RIP時間を算出するRIP時間算出部と、
    前記RIP時間算出部により算出された推定RIP時間及び予め定められている自装置のサイクルダウン発生時間に基づいて、サイクルダウンが発生するページを検出するサイクルダウン検出部と、
    を備え、
    前記RIP部は、前記プリントジョブの各ページのうち前記サイクルダウン検出部により検出されたページを優先して前記画像形成用データに変換することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記用紙を収容する給紙トレイを有し、前記給紙トレイから用紙を給紙する給紙部と、
    前記給紙部による給紙から前記画像形成部による画像形成完了までの搬送経路上に存在し得る最大枚数の用紙に形成される画像形成面数分の前記画像形成用データを格納可能な容量を有する記憶部と、
    前記サイクルダウン検出部により検出されたページの画像形成用データの容量と前記記憶部の空き容量とを比較して、前記サイクルダウン検出部により検出されたページの画像形成用データを前記記憶部に格納可能であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記記憶部に格納可能でないと判定された場合に、前記記憶部の空き容量を増加させる制御を行う容量制御部と、
    前記容量制御部の制御により増加した空き容量部分に、前記RIP部により優先して変換された画像形成用データを格納させる記憶制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記給紙部は、前記給紙トレイを複数有し、
    前記容量制御部は、前記プリントジョブで設定された用紙と同一の用紙を収容する前記給紙トレイのうち搬送経路が最も短い給紙トレイから給紙させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記容量制御部は、前記画像形成部により前記用紙の両面に画像を形成する設定を、前記用紙の片面に画像を形成する設定に変更することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成部は、前記容量制御部により前記用紙の片面に画像を形成する設定に変更された場合に、前記給紙部に収容された前記片面に画像が形成された用紙の他の片面に、未だ画像が形成されていないページの画像形成用データに基づく画像を形成することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成部は、前記容量制御部により前記用紙の片面に画像を形成する設定に変更された後、更に前記用紙の両面に画像を形成する設定に変更された場合に、前記給紙部に出力順に収容された前記片面に画像が形成された用紙及び前記両面に画像が形成された用紙のうち、前記片面に画像が形成された用紙の他の片面に、未だ画像が形成されていないページの画像形成用データに基づく画像を形成することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記プリントジョブは、前記プリントジョブの全ページに共通して用いられるマスターデータと、前記プリントジョブのページ毎に可変のバリアブルデータと、を組み合わせて画像形成可能なバリアブルプリントジョブを含み、
    前記RIP時間算出部は、更に、前記サイクルダウン検出部により検出されたページのバリアブルデータの推定RIP時間を算出し、
    前記サイクルダウン検出部は、更に、前記RIP時間算出部により算出されたバリアブルデータの推定RIP時間及び前記自装置のサイクルダウン発生時間に基づいて、サイクルダウンが発生するか否かを判定し、
    前記判定部は、前記サイクルダウン検出部によりサイクルダウンが発生しないと判定した場合に、前記サイクルダウン検出部により検出されたページのマスターデータの容量と前記記憶部の空き容量とを比較して、前記サイクルダウン検出部により検出されたページのマスターデータを前記記憶部に格納可能であるか否かを判定し、
    前記容量制御部は、前記判定部により前記マスターデータを前記記憶部に格納可能でないと判定された場合に、前記記憶部の空き容量を増加させる制御を行い、
    前記RIP部は、前記サイクルダウン検出部により検出されたページのマスターデータを優先して前記画像形成用データに変換することを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記プリントジョブは、再利用オブジェクトを有するプリントジョブを含み、
    前記RIP時間算出部は、更に、前記サイクルダウン検出部により検出されたページの再利用オブジェクトの推定RIP時間を算出し、
    前記サイクルダウン検出部は、更に、前記サイクルダウン検出部により検出されたページの推定RIP時間から、前記RIP時間算出部により算出された再利用オブジェクトの推定RIP時間を、時間が長い順に、前記自装置のサイクルダウン発生時間を下回るまで減算し、
    前記判定部は、前記自装置のサイクルダウン発生時間を下回ったと判定した場合に、前記推定RIP時間を減算された再利用オブジェクトの容量と前記記憶部の空き容量とを比較して、前記サイクルダウン検出部により検出されたページの前記推定RIP時間を減算された再利用オブジェクトを前記記憶部に格納可能であるか否かを判定し、
    前記容量制御部は、前記判定部により前記推定RIP時間を減算された再利用オブジェクトを前記記憶部に格納可能でないと判定された場合に、前記記憶部の空き容量を増加させる制御を行い、
    前記RIP部は、前記サイクルダウン検出部により検出されたページの前記推定RIP時間を減算された再利用オブジェクトを優先して前記画像形成用データに変換することを特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記記憶制御部は、前記増加した空き容量部分に格納させた画像形成用データに係るサイクルダウンが発生しないと判定した場合に、当該画像形成用データを削除し、
    前記容量制御部は、前記記憶制御部により前記画像形成用データが削除された場合に、前記記憶部の空き容量を初期化することを特徴とする請求項2〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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