JP2011062979A - 印刷装置、印刷処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】サイクルダウンに陥ることを自動的に回避することを目的とする。
【解決手段】レコードに情報が付与されている場合、生成手段でレコードに含まれる全てのページデータのページ画像が生成されまで生成手段で生成されるページ画像を保持し、保持しておいたレコードに含まれる全てのページデータのページ画像をプリンタエンジンに転送し、レコードに情報が付与されていない場合、生成手段でレコードに含まれるページデータのページ画像が生成される度に、生成されたページ画像をプリンタエンジンに転送する転送手段を有することによって課題を解決する。
【選択図】図4
【解決手段】レコードに情報が付与されている場合、生成手段でレコードに含まれる全てのページデータのページ画像が生成されまで生成手段で生成されるページ画像を保持し、保持しておいたレコードに含まれる全てのページデータのページ画像をプリンタエンジンに転送し、レコードに情報が付与されていない場合、生成手段でレコードに含まれるページデータのページ画像が生成される度に、生成されたページ画像をプリンタエンジンに転送する転送手段を有することによって課題を解決する。
【選択図】図4
Description
本発明は、印刷装置、印刷処理方法及びプログラムに関する。
近年、固定データに対し複数の可変データを重ね合わせ、大量のページを高速に印刷するバリアブル印刷が利用されてきている。
また、可変データ(バリアブルデータ)を用いた印刷を効率的に行うためのページ記述言語(Page Description Language:PDL)も各種開発されてきている。
例えば、PODi(Print On Demand Initiative)が標準化を行っているPPML(Personalized Print Markup Language)(非特許文献1参照)がある。また、ISO(International Organization for Standardization)において標準化されているPDF/VT(非特許文献2参照)もある。
これらのPDLにおいては、固定オブジェクト(リユーザブルオブジェクト)に対して描画(Raster Image Processing:RIP)処理を行ったものを、記憶装置に保存(キャッシュ)しておく。
このキャッシュされたオブジェクトを取り出した上に、バリアブルデータをRIP処理して重ね合わせることにより、固定領域が繰り返しRIP処理されることを回避して、高速に処理できるよう制御することができる。
一方、印刷装置において、受信したPDLデータを印刷する方法には、受信したPDLデータに含まれるすべてのページをRIP処理してから印刷を開始する、RIP−Thenプリントと呼ばれる方法がある。
他方、受信したPDLデータを逐次RIP処理して、ページが生成でき次第印刷する、RIP−Whileプリントと呼ばれる方法もある。
また、特に大量のページを含む印刷ジョブの場合、Gallopモード(非特許文献3参照)と呼ばれる、設定された印刷開始ページ数までをRIP処理してから印刷を開始する印刷方法も利用されている。
また、可変データ(バリアブルデータ)を用いた印刷を効率的に行うためのページ記述言語(Page Description Language:PDL)も各種開発されてきている。
例えば、PODi(Print On Demand Initiative)が標準化を行っているPPML(Personalized Print Markup Language)(非特許文献1参照)がある。また、ISO(International Organization for Standardization)において標準化されているPDF/VT(非特許文献2参照)もある。
これらのPDLにおいては、固定オブジェクト(リユーザブルオブジェクト)に対して描画(Raster Image Processing:RIP)処理を行ったものを、記憶装置に保存(キャッシュ)しておく。
このキャッシュされたオブジェクトを取り出した上に、バリアブルデータをRIP処理して重ね合わせることにより、固定領域が繰り返しRIP処理されることを回避して、高速に処理できるよう制御することができる。
一方、印刷装置において、受信したPDLデータを印刷する方法には、受信したPDLデータに含まれるすべてのページをRIP処理してから印刷を開始する、RIP−Thenプリントと呼ばれる方法がある。
他方、受信したPDLデータを逐次RIP処理して、ページが生成でき次第印刷する、RIP−Whileプリントと呼ばれる方法もある。
また、特に大量のページを含む印刷ジョブの場合、Gallopモード(非特許文献3参照)と呼ばれる、設定された印刷開始ページ数までをRIP処理してから印刷を開始する印刷方法も利用されている。
PPML Functional Specification, Version 2.2 (http://www.podi.org/)
ISO/CD 16612−2: Graphic technology −− Variable data exchange −− Part 2: Using PDF/X−4 and PDF/X−5 (PDF/VT−1 and PDF/VT−2)
WHITE PAPER, FreeFlow Variable Information Workflow, Prepared by INTERQUEST, Ltd., XEROX Corporation (2004)
前述のRIP−Whileプリントを行う場合について考える。印刷装置(エンジン)の印刷速度(エンジン速度)に対して、受信したPDLデータが複雑である場合、印刷装置がRIP処理をしてページを生成する速度(RIP速度)が、エンジン速度よりも遅い場合が発生する。
一般に印刷装置は、一定の印刷速度を保って印刷することしかできない。例えば1分毎60枚印刷することができる印刷装置に対して、1分毎40枚の速度でしかRIP処理ができないような場合、印刷装置がRIP速度に合わせて印刷速度を遅くすることは困難であり、印刷装置は一旦動作を停止する(サイクルダウン)。印刷装置が動作を停止してしまうと、再度動作を再開するためには更に多くの時間がかかる。したがって、RIP速度が印刷速度より遅くなると、RIP速度の低下分よりも更に印刷速度が遅くなってしまう問題があった。
特にバリアブル印刷ジョブの場合は、ジョブの初期において、キャッシュが効かないためRIP速度が大幅に低下する場合が多い。このため、特にジョブの初期においてサイクルダウンが発生して、印刷速度が遅くなることが多かった。
一般に印刷装置は、一定の印刷速度を保って印刷することしかできない。例えば1分毎60枚印刷することができる印刷装置に対して、1分毎40枚の速度でしかRIP処理ができないような場合、印刷装置がRIP速度に合わせて印刷速度を遅くすることは困難であり、印刷装置は一旦動作を停止する(サイクルダウン)。印刷装置が動作を停止してしまうと、再度動作を再開するためには更に多くの時間がかかる。したがって、RIP速度が印刷速度より遅くなると、RIP速度の低下分よりも更に印刷速度が遅くなってしまう問題があった。
特にバリアブル印刷ジョブの場合は、ジョブの初期において、キャッシュが効かないためRIP速度が大幅に低下する場合が多い。このため、特にジョブの初期においてサイクルダウンが発生して、印刷速度が遅くなることが多かった。
図1の(A)は、バリアブル印刷ジョブにおいてRIP−Whileプリントを行う場合の問題点について表すグラフである。
縦軸は累計印刷枚数、横軸は時間を示す。グラフ101は、バリアブル印刷ジョブのRIP速度を表し、グラフ102は、理想的なエンジン速度を表すグラフである。ここで、バリアブル印刷ジョブのRIP速度が、エンジン速度よりも下回る場合、印刷装置はエンジン速度をRIP速度に合わせて遅くすることができない。このため、エンジンを止めてRIP処理によりページが生成されるのをまたなければならない(サイクルダウン)。
グラフ103は、このようなサイクルダウンが発生した、排紙に基づいた印刷速度を表すグラフである。
印刷ジョブの初期において、RIP速度はエンジン速度より遅くなる。このため、サイクルダウンが発生し、実際の印刷速度はRIP速度よりも遙かに遅い速度で印刷されることになる。バリアブル印刷ジョブにおいてリユーザブルオブジェクトのキャッシュの効果があらわれ、RIP速度が速くなり出すと、印刷速度もエンジン速度と同じ速度で印刷することができることとなっていることがわかる。
図1(B)は、図1(A)のバリアブル印刷ジョブに対してGallopモードを用いた場合について表すグラフである。
グラフ120は、Gallopモードを用いた場合の印刷速度を表すグラフである。Gallopモードを用いたジョブの場合、予めユーザが印刷開始ページ数121を手動で設定しなければならない。
縦軸は累計印刷枚数、横軸は時間を示す。グラフ101は、バリアブル印刷ジョブのRIP速度を表し、グラフ102は、理想的なエンジン速度を表すグラフである。ここで、バリアブル印刷ジョブのRIP速度が、エンジン速度よりも下回る場合、印刷装置はエンジン速度をRIP速度に合わせて遅くすることができない。このため、エンジンを止めてRIP処理によりページが生成されるのをまたなければならない(サイクルダウン)。
グラフ103は、このようなサイクルダウンが発生した、排紙に基づいた印刷速度を表すグラフである。
印刷ジョブの初期において、RIP速度はエンジン速度より遅くなる。このため、サイクルダウンが発生し、実際の印刷速度はRIP速度よりも遙かに遅い速度で印刷されることになる。バリアブル印刷ジョブにおいてリユーザブルオブジェクトのキャッシュの効果があらわれ、RIP速度が速くなり出すと、印刷速度もエンジン速度と同じ速度で印刷することができることとなっていることがわかる。
図1(B)は、図1(A)のバリアブル印刷ジョブに対してGallopモードを用いた場合について表すグラフである。
グラフ120は、Gallopモードを用いた場合の印刷速度を表すグラフである。Gallopモードを用いたジョブの場合、予めユーザが印刷開始ページ数121を手動で設定しなければならない。
図2は、バリアブル印刷ジョブにおいてRIP−Whileプリント及びGallopモード印刷を行う場合の総時間を表す図である。
RIPにかかる時間201と比較して、実際の印刷時間202は、サイクルダウンが発生することにより、RIPにかかる時間よりも長く時間がかかってしまう。
一方、Gallopモード印刷時間203は、印刷待ちを行ってから印刷するため、サイクルダウンが発生することがない。
Gallopモード印刷において、印刷装置は、前記指定された印刷開始ページ数121に到達するまでRIP処理してから印刷を行うため、グラフ101のようなRIP速度となるバリアブル印刷ジョブにおいても、サイクルダウンを回避することができる。しかしながら、Gallopモードにおいては、印刷開始ページ数121を手動で設定しなければならなかった。この印刷開始ページ数121を少ないページ数、即ち早期に印刷が開始される設定にしてしまうと、RIP速度が間に合わず、サイクルダウンが発生する可能性があった。一方で印刷開始ページ数121を多いページ数、即ち必要時間以上待ってから印刷開始する設定にしてしまうと、サイクルダウンが発生する可能性は回避することができるものの、余計な印刷時間がかかってしまっていた。更には、印刷しようとするVDPデータについて、そのRIP負荷をユーザが一目で判断することは困難である。よって、印刷開始ページ数121を最適なページ数に設定することも、困難であった。
RIPにかかる時間201と比較して、実際の印刷時間202は、サイクルダウンが発生することにより、RIPにかかる時間よりも長く時間がかかってしまう。
一方、Gallopモード印刷時間203は、印刷待ちを行ってから印刷するため、サイクルダウンが発生することがない。
Gallopモード印刷において、印刷装置は、前記指定された印刷開始ページ数121に到達するまでRIP処理してから印刷を行うため、グラフ101のようなRIP速度となるバリアブル印刷ジョブにおいても、サイクルダウンを回避することができる。しかしながら、Gallopモードにおいては、印刷開始ページ数121を手動で設定しなければならなかった。この印刷開始ページ数121を少ないページ数、即ち早期に印刷が開始される設定にしてしまうと、RIP速度が間に合わず、サイクルダウンが発生する可能性があった。一方で印刷開始ページ数121を多いページ数、即ち必要時間以上待ってから印刷開始する設定にしてしまうと、サイクルダウンが発生する可能性は回避することができるものの、余計な印刷時間がかかってしまっていた。更には、印刷しようとするVDPデータについて、そのRIP負荷をユーザが一目で判断することは困難である。よって、印刷開始ページ数121を最適なページ数に設定することも、困難であった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、サイクルダウンに陥ることを自動的に回避することを目的とする。
そこで、本発明の印刷装置は、再利用可能データと可変データとの何れか又は双方を含むページデータを複数含むレコードを複数含む印刷データを入力する入力手段と、前記レコード毎に前記再利用可能データを抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出された再利用可能データに前記印刷データの中で始めて抽出された再利用可能データが含まれている場合、前記始めて抽出された再利用可能データを含む前記レコードに情報を付与する付与手段と、レコードに含まれるページデータ毎にページ画像を生成する生成手段と、レコードに前記情報が付与されている場合、前記生成手段でレコードに含まれる全てのページデータのページ画像が生成されまで前記生成手段で生成されるページ画像を保持し、保持しておいたレコードに含まれる全てのページデータのページ画像をプリンタエンジンに転送し、前記レコードに前記情報が付与されていない場合、前記生成手段でレコードに含まれるページデータのページ画像が生成される度に、生成されたページ画像をプリンタエンジンに転送する転送手段と、を有する。
また本発明の印刷装置は、再利用可能データと可変データとの何れか又は双方を含むページデータを複数含むレコードを複数含む印刷データを入力する入力手段と、前記レコードに含まれるページデータ毎に前記再利用可能データを抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出された再利用可能データに前記印刷データの中で始めて抽出された再利用可能データが含まれている場合、前記再利用可能データを含む前記ページデータに情報を付与する付与手段と、レコードに含まれるページデータ毎にページ画像を生成する生成手段と、前記生成手段で生成されたページ画像のページデータに前記情報が付与されている場合、前記生成手段で生成されたページ画像を保持し、前記生成手段で生成されたページ画像のページデータに前記情報が付与されていない場合、前記生成手段で生成されたページ画像と、既に保持されているページ画像と、をプリンタエンジンに転送する転送手段と、を有する。
本発明によれば、サイクルダウンに陥ることを自動的に回避することができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<<実施形態1>>
<装置構成>
図3は、バリアブル印刷を実行する印刷装置(コンピュータ)のハードウェア構成の一例を示す図である。
印刷装置300は、以下のような構成をとる。
中央演算装置(CPU)301は、システムバス309を介して装置内各部の制御、演算、及び記憶装置に格納されたプログラムの実行を司る。
ランダムアクセスメモリ(RAM)303は、印刷装置動作時における一時記憶領域、及び、ワークメモリとして利用される。ハードディスクドライブ(HDD)304は、大容量の記憶装置であり、CPU301により実行される各種制御プログラムを格納している。また、HDD304は、処理されるデータの一時的な記憶領域としても利用される。
ROM306は、印刷装置の起動処理プログラムが格納された記憶装置である。
ネットワークインターフェイス(I/F)302は、外部ネットワークを介してホストコンピュータ等の他の装置と通信を行う機能部である。
エンジンインターフェイス(I/F)305は、プリンタエンジン308との通信、制御を司る。プリンタエンジン308は、例えば電子写真技術或いはインクジェット画像形成技術を用いて、画像を物理紙面上に形成する装置である。
プリンタエンジン308は、エンジンスプーラ307を有し、エンジンインターフェイス305から転送されるページデータを、一時保管する。
CPU301がHDD304等に格納されているプログラムを実行することによって、後述するソフトウェアモジュール及びフローチャートに係る処理が実現される。
<装置構成>
図3は、バリアブル印刷を実行する印刷装置(コンピュータ)のハードウェア構成の一例を示す図である。
印刷装置300は、以下のような構成をとる。
中央演算装置(CPU)301は、システムバス309を介して装置内各部の制御、演算、及び記憶装置に格納されたプログラムの実行を司る。
ランダムアクセスメモリ(RAM)303は、印刷装置動作時における一時記憶領域、及び、ワークメモリとして利用される。ハードディスクドライブ(HDD)304は、大容量の記憶装置であり、CPU301により実行される各種制御プログラムを格納している。また、HDD304は、処理されるデータの一時的な記憶領域としても利用される。
ROM306は、印刷装置の起動処理プログラムが格納された記憶装置である。
ネットワークインターフェイス(I/F)302は、外部ネットワークを介してホストコンピュータ等の他の装置と通信を行う機能部である。
エンジンインターフェイス(I/F)305は、プリンタエンジン308との通信、制御を司る。プリンタエンジン308は、例えば電子写真技術或いはインクジェット画像形成技術を用いて、画像を物理紙面上に形成する装置である。
プリンタエンジン308は、エンジンスプーラ307を有し、エンジンインターフェイス305から転送されるページデータを、一時保管する。
CPU301がHDD304等に格納されているプログラムを実行することによって、後述するソフトウェアモジュール及びフローチャートに係る処理が実現される。
<ソフトウェアモジュール構成>
図4は、バリアブル印刷を実行する印刷装置のソフトウェアモジュールの一例を示す図である。
ジョブコントローラ400は、各々のソフトウェアモジュールを制御するプログラムであり、制御の主幹制御を行う。
ジョブ展開部401は、ネットワークインターフェイス(I/F)302を介して受信したバリアブル印刷ジョブ(印刷データ)を入力し、展開する。ジョブ解析部402は、前記展開されたバリアブル印刷ジョブ内に含まれる可変オブジェクト、固定オブジェクト、及びテンプレートデータを解析する。
PSインタプリタ403、PDFインタプリタ404、及びTIFFデコーダ405は、前記展開されたバリアブル印刷ジョブに含まれるオブジェクトを展開し、中間データフォーマットに変換する。
RIP処理部406は、前記変換された中間データフォーマットを受け取り、RIP処理を行い、イメージに変換する。
キャッシュ制御部407は、キャッシュ408を管理・制御する。キャッシュ制御部407は、RIP処理部406からイメージを受け取り、キャッシュに保管したり、ジョブコントローラ400からの問い合わせをうけてキャッシュ408を検索し、存在するオブジェクトをレイアウト処理部409に受け渡したりする。キャッシュ408は、RAM303上に実装されていてもよいし、HDD304上に実装されていてもよい。
レイアウト処理部409は、ジョブ解析部402で解析されたテンプレートデータに基づいて、可変データ・固定データをページ上に配置する。
画像処理部410は、レイアウト処理部409により生成されたページデータに対して、例えばキャリブレーションや色変換等の画像処理を施す。
ページデータ送信部411は、ジョブコントローラ400の指示に基づいて、生成され画像処理を施されたページデータを、ページスプーラ412に保存し、保存したページデータをプリンタエンジン308に送信する。又は、ページデータ送信部411は、前記生成され画像処理を施されたページデータを直接、プリンタエンジン308に送信する。ここで、ページスプーラ412は、RAM303上に実装されていてもよいし、HDD304上に実装されていてもよい。
図4は、バリアブル印刷を実行する印刷装置のソフトウェアモジュールの一例を示す図である。
ジョブコントローラ400は、各々のソフトウェアモジュールを制御するプログラムであり、制御の主幹制御を行う。
ジョブ展開部401は、ネットワークインターフェイス(I/F)302を介して受信したバリアブル印刷ジョブ(印刷データ)を入力し、展開する。ジョブ解析部402は、前記展開されたバリアブル印刷ジョブ内に含まれる可変オブジェクト、固定オブジェクト、及びテンプレートデータを解析する。
PSインタプリタ403、PDFインタプリタ404、及びTIFFデコーダ405は、前記展開されたバリアブル印刷ジョブに含まれるオブジェクトを展開し、中間データフォーマットに変換する。
RIP処理部406は、前記変換された中間データフォーマットを受け取り、RIP処理を行い、イメージに変換する。
キャッシュ制御部407は、キャッシュ408を管理・制御する。キャッシュ制御部407は、RIP処理部406からイメージを受け取り、キャッシュに保管したり、ジョブコントローラ400からの問い合わせをうけてキャッシュ408を検索し、存在するオブジェクトをレイアウト処理部409に受け渡したりする。キャッシュ408は、RAM303上に実装されていてもよいし、HDD304上に実装されていてもよい。
レイアウト処理部409は、ジョブ解析部402で解析されたテンプレートデータに基づいて、可変データ・固定データをページ上に配置する。
画像処理部410は、レイアウト処理部409により生成されたページデータに対して、例えばキャリブレーションや色変換等の画像処理を施す。
ページデータ送信部411は、ジョブコントローラ400の指示に基づいて、生成され画像処理を施されたページデータを、ページスプーラ412に保存し、保存したページデータをプリンタエンジン308に送信する。又は、ページデータ送信部411は、前記生成され画像処理を施されたページデータを直接、プリンタエンジン308に送信する。ここで、ページスプーラ412は、RAM303上に実装されていてもよいし、HDD304上に実装されていてもよい。
<バリアブル印刷ジョブの構成>
図5は、バリアブル印刷ジョブであるPPMLの構成の一例を示す図である。
アーカイブファイル501は、例えばZIP形式で複数のファイルを含んで圧縮された書庫である。この例では、"MyDocument.zip"という名前のアーカイブファイル501の中に、PPMLファイル502及びコンテンツファイル503が格納されている。
PPMLファイル502は、アーカイブファイル501内に必ず1つ格納されている。PPMLファイル502は、テンプレートデータであり、バリアブル印刷ジョブにおける可変の単位である、レコード毎に複数のページが定義されている。レコードとは、例えばバリアブル印刷ジョブが顧客毎に内容が可変する場合、各々の顧客を1レコードと定義する。例えば50人の顧客に、それぞれ10ページの可変データを含む印刷を行う場合、50レコードのジョブで、1レコードあたり10ページであると定義される。
PPMLファイル502には、コンテンツファイルが参照として指定されている。この例では、a.psというファイル名で参照されている。参照されているコンテンツファイルには、可変オブジェクト(可変データ)か、リユーザブルオブジェクト(再利用可能データ)かどうかの属性が付与されている。この例では、コンテンツファイルは、リユーザブルオブジェクトと指定されている。
コンテンツファイル503について、図5の例では簡略化のため、コンテンツファイルは一つのみが格納されているが、一般には複数のコンテンツファイルから構成される。
コンテンツファイル503は、PostScriptにより記述されている。
しかしながらPPMLではPostScriptのみならず、PDF等のPDL言語でもよい。又はTIFF(Tagged Image Format)やJPEG(Joint Photographic Experts Group)等の汎用画像フォーマットでもよい。
つまり、バリアブル印刷ジョブは、可変オブジェクトとリユーザブルオブジェクトとの何れか又は双方を含むページデータ複数含むレコードを複数含む。
図5は、バリアブル印刷ジョブであるPPMLの構成の一例を示す図である。
アーカイブファイル501は、例えばZIP形式で複数のファイルを含んで圧縮された書庫である。この例では、"MyDocument.zip"という名前のアーカイブファイル501の中に、PPMLファイル502及びコンテンツファイル503が格納されている。
PPMLファイル502は、アーカイブファイル501内に必ず1つ格納されている。PPMLファイル502は、テンプレートデータであり、バリアブル印刷ジョブにおける可変の単位である、レコード毎に複数のページが定義されている。レコードとは、例えばバリアブル印刷ジョブが顧客毎に内容が可変する場合、各々の顧客を1レコードと定義する。例えば50人の顧客に、それぞれ10ページの可変データを含む印刷を行う場合、50レコードのジョブで、1レコードあたり10ページであると定義される。
PPMLファイル502には、コンテンツファイルが参照として指定されている。この例では、a.psというファイル名で参照されている。参照されているコンテンツファイルには、可変オブジェクト(可変データ)か、リユーザブルオブジェクト(再利用可能データ)かどうかの属性が付与されている。この例では、コンテンツファイルは、リユーザブルオブジェクトと指定されている。
コンテンツファイル503について、図5の例では簡略化のため、コンテンツファイルは一つのみが格納されているが、一般には複数のコンテンツファイルから構成される。
コンテンツファイル503は、PostScriptにより記述されている。
しかしながらPPMLではPostScriptのみならず、PDF等のPDL言語でもよい。又はTIFF(Tagged Image Format)やJPEG(Joint Photographic Experts Group)等の汎用画像フォーマットでもよい。
つまり、バリアブル印刷ジョブは、可変オブジェクトとリユーザブルオブジェクトとの何れか又は双方を含むページデータ複数含むレコードを複数含む。
図6(A)は、バリアブル印刷ジョブの印字結果を表す図である。
ページ601、602及び603は、それぞれレコード1、レコード2及びレコード3に対応する。
リユーザブルオブジェクト604は、図5におけるリユーザブルオブジェクトであるコンテンツファイル503に対応する。バリアブルオブジェクト605、606及び607は、図5では不図示のバリアブルオブジェクトである。
図6(B)は、バリアブル印刷ジョブのRIP処理時間を表す図である。
レコード1においては、リユーザブルオブジェクト604をRIP処理しなければならない。
このため、リユーザブルオブジェクト604のRIP処理時間612に加えて、バリアブルオブジェクト605のRIP処理時間611が加算される。よって、非常に多くの処理時間がかかることが分かる。
レコード2及びレコード3においては、リユーザブルオブジェクト604は既にRIP処理されてキャッシュ408に格納されているため、RIP処理は必要ない。よって、ここではそれぞれバリアブルオブジェクト606、607のRIP処理時間621及び631のみである。
ページ601、602及び603は、それぞれレコード1、レコード2及びレコード3に対応する。
リユーザブルオブジェクト604は、図5におけるリユーザブルオブジェクトであるコンテンツファイル503に対応する。バリアブルオブジェクト605、606及び607は、図5では不図示のバリアブルオブジェクトである。
図6(B)は、バリアブル印刷ジョブのRIP処理時間を表す図である。
レコード1においては、リユーザブルオブジェクト604をRIP処理しなければならない。
このため、リユーザブルオブジェクト604のRIP処理時間612に加えて、バリアブルオブジェクト605のRIP処理時間611が加算される。よって、非常に多くの処理時間がかかることが分かる。
レコード2及びレコード3においては、リユーザブルオブジェクト604は既にRIP処理されてキャッシュ408に格納されているため、RIP処理は必要ない。よって、ここではそれぞれバリアブルオブジェクト606、607のRIP処理時間621及び631のみである。
<バリアブル印刷フロー>
次に、印刷装置300の制御について説明する。なお、本フローに係る印刷装置300のジョブコントローラ400は、HDD304にプログラムとして記憶されており、RAM303上に読み出されてCPU301により実行される。
図7A及び図7Bは、実施形態1における印刷装置300の印刷処理について説明するフローチャートである。
ステップS701においてジョブコントローラ400の動作が開始され、ネットワークI/F302が、VDPデータを受信する(S702)。
次に、ジョブ展開部401が、前記受信されたVDPデータをRAM303上に展開する(S703)。
ステップS704において、ジョブ解析部402が、前記展開されたVDPデータを解析し、当該VDPデータから一つ以上のレコードを抽出し、RAM303上に記憶する。
ステップS705において、ジョブ解析部402が、前記抽出されたレコードを構成する、リユーザブルオブジェクトを抽出する。
ステップS706において、ジョブ解析部402は、前記抽出されたリユーザブルオブジェクトが、当該レコード以前のレコードで使用されているかどうか判断する。即ち、ジョブ解析部402は、初出のリユーザブルオブジェクトかどうかを判断する。
ステップS706において、初出のリユーザブルオブジェクトであると判断された場合、ステップS707において、ジョブ解析部402は、当該レコード情報に対し、初出リユーザブルオブジェクトフラグを付与する。
ステップS706において、初出のリユーザブルオブジェクトでないと判断された場合、ステップS707の処理はスキップされる。
ジョブ解析部402は、ステップS708からステップS705に戻り、レコードを構成するすべてのリユーザブルオブジェクトに対してステップS706からS707までの処理を繰り返す。更にジョブ解析部402は、ステップS709からステップS704に戻り、VDPデータを構成するすべてのレコードに対してステップS705からS708までの処理を繰り返す。
以上のようにして印刷装置300は、すべてのレコードに対して、初出リユーザブルオブジェクトフラグを設定し、次のステップに移行する(S795)。
図8は、展開されたレコード情報の一例を示す図である。
ジョブ解析部402によりRAM303上に展開されたレコード情報は、例えば構造体として記憶されている。各々のレコード801、802及び803は、レコードの含むページを構成するために必要な情報を保持する。ここで、ステップS707において初出のリユーザブルオブジェクトフラグは図8のように設定される。
次に、印刷装置300の制御について説明する。なお、本フローに係る印刷装置300のジョブコントローラ400は、HDD304にプログラムとして記憶されており、RAM303上に読み出されてCPU301により実行される。
図7A及び図7Bは、実施形態1における印刷装置300の印刷処理について説明するフローチャートである。
ステップS701においてジョブコントローラ400の動作が開始され、ネットワークI/F302が、VDPデータを受信する(S702)。
次に、ジョブ展開部401が、前記受信されたVDPデータをRAM303上に展開する(S703)。
ステップS704において、ジョブ解析部402が、前記展開されたVDPデータを解析し、当該VDPデータから一つ以上のレコードを抽出し、RAM303上に記憶する。
ステップS705において、ジョブ解析部402が、前記抽出されたレコードを構成する、リユーザブルオブジェクトを抽出する。
ステップS706において、ジョブ解析部402は、前記抽出されたリユーザブルオブジェクトが、当該レコード以前のレコードで使用されているかどうか判断する。即ち、ジョブ解析部402は、初出のリユーザブルオブジェクトかどうかを判断する。
ステップS706において、初出のリユーザブルオブジェクトであると判断された場合、ステップS707において、ジョブ解析部402は、当該レコード情報に対し、初出リユーザブルオブジェクトフラグを付与する。
ステップS706において、初出のリユーザブルオブジェクトでないと判断された場合、ステップS707の処理はスキップされる。
ジョブ解析部402は、ステップS708からステップS705に戻り、レコードを構成するすべてのリユーザブルオブジェクトに対してステップS706からS707までの処理を繰り返す。更にジョブ解析部402は、ステップS709からステップS704に戻り、VDPデータを構成するすべてのレコードに対してステップS705からS708までの処理を繰り返す。
以上のようにして印刷装置300は、すべてのレコードに対して、初出リユーザブルオブジェクトフラグを設定し、次のステップに移行する(S795)。
図8は、展開されたレコード情報の一例を示す図である。
ジョブ解析部402によりRAM303上に展開されたレコード情報は、例えば構造体として記憶されている。各々のレコード801、802及び803は、レコードの含むページを構成するために必要な情報を保持する。ここで、ステップS707において初出のリユーザブルオブジェクトフラグは図8のように設定される。
図7Bにおいて、ステップS795より移行し、ジョブコントローラ400が前記展開されて解析されたVDPデータより、レコードの処理を順次開始する(S711)。次に、ジョブコントローラ400は、前記処理を開始したレコード内に含まれる、各々のページについて処理を開始し(S712)、含まれるオブジェクトを抽出する(S713)。
ステップS714において、ジョブコントローラ400は、前記展開されたレコード情報を参照し、抽出されたオブジェクトがリユーザブルオブジェクトであるかどうかを判断する。
ステップS714においてリユーザブルオブジェクトでない、即ちバリアブルオブジェクトであると判断された場合、ジョブコントローラ400は、オブジェクトの解釈を行う(S720)。このとき、PSインタプリタ403、PDFインタプリタ404及びTIFFデコーダ405のうち、当該オブジェクトに適した解釈部を用いて解釈される。
続いてRIP処理部406によって画像が生成される(S721)。
このようにして生成されたオブジェクトの画像は、レイアウト処理部409により、指定された位置にレイアウトされる(S722)。
一方、ステップS714においてリユーザブルオブジェクトであると判断された場合、ステップS715に移行し、ジョブコントローラ400がキャッシュ制御部407に問い合わせを行う。これにより、ジョブコントローラ400は、当該リユーザブルオブジェクトがキャッシュされているかどうか判断する。
ステップS715において、リユーザブルオブジェクトがキャッシュされていると判断された場合、ジョブコントローラ400は、キャッシュ制御部407に指示してキャッシュされているリユーザブルオブジェクトをキャッシュ408より取り出す。このようにしてキャッシュ408より取り出されたオブジェクトの画像は、レイアウト処理部409により、指定された位置にレイアウトされる(S722)。
一方、ステップS715において、リユーザブルオブジェクトがキャッシュされていないと判断された場合、ジョブコントローラ400は、オブジェクトの解釈を行う(S717)。このとき、PSインタプリタ403、PDFインタプリタ404及びTIFFデコーダ405のうち、当該オブジェクトに適した解釈部を用いて解釈される。
続いてRIP処理部406によって画像が生成される(S718)。
ステップS719において、ジョブコントローラ400は、キャッシュ制御部407に対し、前記生成された画像をキャッシュ408に格納するよう指示を行う。並行して、ジョブコントローラ400は、レイアウト処理部409により、前記生成された画像を指定された位置にレイアウトする。
ステップS791で、ジョブコントローラ400が、ステップS713からステップS722までの処理を、当該ページを構成するすべてのオブジェクトに対して繰り返すことにより、ページ画像が生成される。
この生成されたページ画像に対し、ジョブコントローラ400は、画像処理部410により画像処理を施す。
ステップS714において、ジョブコントローラ400は、前記展開されたレコード情報を参照し、抽出されたオブジェクトがリユーザブルオブジェクトであるかどうかを判断する。
ステップS714においてリユーザブルオブジェクトでない、即ちバリアブルオブジェクトであると判断された場合、ジョブコントローラ400は、オブジェクトの解釈を行う(S720)。このとき、PSインタプリタ403、PDFインタプリタ404及びTIFFデコーダ405のうち、当該オブジェクトに適した解釈部を用いて解釈される。
続いてRIP処理部406によって画像が生成される(S721)。
このようにして生成されたオブジェクトの画像は、レイアウト処理部409により、指定された位置にレイアウトされる(S722)。
一方、ステップS714においてリユーザブルオブジェクトであると判断された場合、ステップS715に移行し、ジョブコントローラ400がキャッシュ制御部407に問い合わせを行う。これにより、ジョブコントローラ400は、当該リユーザブルオブジェクトがキャッシュされているかどうか判断する。
ステップS715において、リユーザブルオブジェクトがキャッシュされていると判断された場合、ジョブコントローラ400は、キャッシュ制御部407に指示してキャッシュされているリユーザブルオブジェクトをキャッシュ408より取り出す。このようにしてキャッシュ408より取り出されたオブジェクトの画像は、レイアウト処理部409により、指定された位置にレイアウトされる(S722)。
一方、ステップS715において、リユーザブルオブジェクトがキャッシュされていないと判断された場合、ジョブコントローラ400は、オブジェクトの解釈を行う(S717)。このとき、PSインタプリタ403、PDFインタプリタ404及びTIFFデコーダ405のうち、当該オブジェクトに適した解釈部を用いて解釈される。
続いてRIP処理部406によって画像が生成される(S718)。
ステップS719において、ジョブコントローラ400は、キャッシュ制御部407に対し、前記生成された画像をキャッシュ408に格納するよう指示を行う。並行して、ジョブコントローラ400は、レイアウト処理部409により、前記生成された画像を指定された位置にレイアウトする。
ステップS791で、ジョブコントローラ400が、ステップS713からステップS722までの処理を、当該ページを構成するすべてのオブジェクトに対して繰り返すことにより、ページ画像が生成される。
この生成されたページ画像に対し、ジョブコントローラ400は、画像処理部410により画像処理を施す。
ステップS724において、ジョブコントローラ400は前記レコード情報を参照し、当該レコードに対して初出のリユーザブルオブジェクトフラグが設定されているかどうかを判断する。
ステップS724において、初出のリユーザブルオブジェクトフラグがONであると判断した場合、ジョブコントローラ400は、前記生成されたページ画像をページスプーラ412に格納する。
一方、ステップS724において、初出のリユーザブルオブジェクトフラグがOFFであると判断された場合、ジョブコントローラ400は、前記生成されたページ画像をページデータ送信部411により、エンジンに送信する。
ステップS792で、ジョブコントローラ400は、ステップS712からステップS725・S726までの処理を、当該レコードのすべてのページに対して繰り返す。これにより、初出のリユーザブルオブジェクトフラグがONのレコードではページをスプールし、OFFのレコードではページが生成され次第逐次エンジンに送信される。
次に、ステップS728において、ジョブコントローラ400は、当該レコードの初出のリユーザブルオブジェクトフラグがONであるかどうかを判断する。
ステップS728において、当該レコードの初出のリユーザブルオブジェクトフラグがONである場合、ジョブコントローラ400は、ページスプーラ412に格納されている、当該レコードのすべてのページを取り出す。ページデータ送信部411は、ページスプーラ412に格納されている、当該レコードのページをエンジンに送信する。
ステップS793で、ジョブコントローラ400は、ステップS711からステップS729までの処理を、すべてのレコードに対して繰り返し、ステップS799で終了する。
以上の処理により、初出のリユーザブルオブジェクトを含むレコードではRIP−Thenプリントを、初出のリユーザブルオブジェクトを含まないレコードではRIP−Whileプリントを行うことができる。
ステップS724において、初出のリユーザブルオブジェクトフラグがONであると判断した場合、ジョブコントローラ400は、前記生成されたページ画像をページスプーラ412に格納する。
一方、ステップS724において、初出のリユーザブルオブジェクトフラグがOFFであると判断された場合、ジョブコントローラ400は、前記生成されたページ画像をページデータ送信部411により、エンジンに送信する。
ステップS792で、ジョブコントローラ400は、ステップS712からステップS725・S726までの処理を、当該レコードのすべてのページに対して繰り返す。これにより、初出のリユーザブルオブジェクトフラグがONのレコードではページをスプールし、OFFのレコードではページが生成され次第逐次エンジンに送信される。
次に、ステップS728において、ジョブコントローラ400は、当該レコードの初出のリユーザブルオブジェクトフラグがONであるかどうかを判断する。
ステップS728において、当該レコードの初出のリユーザブルオブジェクトフラグがONである場合、ジョブコントローラ400は、ページスプーラ412に格納されている、当該レコードのすべてのページを取り出す。ページデータ送信部411は、ページスプーラ412に格納されている、当該レコードのページをエンジンに送信する。
ステップS793で、ジョブコントローラ400は、ステップS711からステップS729までの処理を、すべてのレコードに対して繰り返し、ステップS799で終了する。
以上の処理により、初出のリユーザブルオブジェクトを含むレコードではRIP−Thenプリントを、初出のリユーザブルオブジェクトを含まないレコードではRIP−Whileプリントを行うことができる。
<バリアブル印刷における速度の向上>
図9(A)は、バリアブル印刷ジョブにおけるRIP速度とエンジン速度との一例を表す図である。
印刷装置300は、1分毎(毎分)60枚を印刷することができる印刷装置であるとする。グラフ901は、1分毎60枚の理想的な印刷速度を表すグラフである。
印刷されるVDPデータは、複数レコードのデータであり、1レコードあたり3ページを含むデータとする。
レコード1では、初出のリユーザブルオブジェクトがあるため、それらのRIP処理に時間を費やす。このため、レコード1に含まれる3ページ平均のRIP速度は1分毎30枚の出力速度である。
グラフ902は、前記印刷されるVDPデータのRIP速度を表すグラフである。
レコード2及びレコード3では、初出のリユーザブルオブジェクトが存在しない。このためこれらのレコードではバリアブルオブジェクトのRIP処理のみでよいため、RIP速度はそれぞれ1分毎70枚、60枚である。
グラフ903は、実施形態1の印刷装置300の実際の印刷速度を表す。
実施形態1による処理によれば、レコード1に対しては、3ページすべてがRIP処理を終えるまでスプールし、その後からエンジン側に画像転送される。よって、レコード1が終了してから自動的に印刷が開始される。
これにより、RIP速度が低下しているレコードにおいて、RIP速度が印刷速度に追いつかずにサイクルダウンが発生することを回避できていることがわかる。
図9(A)は、バリアブル印刷ジョブにおけるRIP速度とエンジン速度との一例を表す図である。
印刷装置300は、1分毎(毎分)60枚を印刷することができる印刷装置であるとする。グラフ901は、1分毎60枚の理想的な印刷速度を表すグラフである。
印刷されるVDPデータは、複数レコードのデータであり、1レコードあたり3ページを含むデータとする。
レコード1では、初出のリユーザブルオブジェクトがあるため、それらのRIP処理に時間を費やす。このため、レコード1に含まれる3ページ平均のRIP速度は1分毎30枚の出力速度である。
グラフ902は、前記印刷されるVDPデータのRIP速度を表すグラフである。
レコード2及びレコード3では、初出のリユーザブルオブジェクトが存在しない。このためこれらのレコードではバリアブルオブジェクトのRIP処理のみでよいため、RIP速度はそれぞれ1分毎70枚、60枚である。
グラフ903は、実施形態1の印刷装置300の実際の印刷速度を表す。
実施形態1による処理によれば、レコード1に対しては、3ページすべてがRIP処理を終えるまでスプールし、その後からエンジン側に画像転送される。よって、レコード1が終了してから自動的に印刷が開始される。
これにより、RIP速度が低下しているレコードにおいて、RIP速度が印刷速度に追いつかずにサイクルダウンが発生することを回避できていることがわかる。
図9(B)は、実施形態1のバリアブル印刷ジョブと、従来のRIP−Whileプリントの総印刷時間との一例を表す図である。
グラフ911は、従来のRIP−Whileプリントの総印刷時間を表す。
グラフ912は、実施形態1のバリアブル印刷における総印刷時間を表す。
グラフ911において、従来のRIP−WhileプリントではRIP処理を行って逐次ページ画像をエンジン転送するため、レコード1ではエンジン速度にRIP速度が間に合わず、サイクルダウンが発生する。ここでは仮に、サイクルダウンの時間を4秒とする。
一方、印刷時間は、レコード1のRIP速度が1分毎30枚であるので、1枚のRIP処理に2秒かかる。即ち、エンジンの持つ理想的な印刷時間が1枚あたり1秒なのに対して、サイクルダウンを加味して1枚あたり6秒も費やしてしまうこととなる。
レコード2以降ではキャッシュが十分効果を発揮するため、1枚あたり1秒で印刷することができる。よって、残りの枚数6枚を印刷する時間は6秒である。
よって、従来のRIP−Whileプリントでは、トータルで24秒印刷にかかってしまっていた。
一方、実施形態1のバリアブル印刷では、1レコード目の3ページすべてがRIP処理されるまで、スプールされる。
これら3ページが印刷される時間は、2秒×3枚で6秒である。
6秒の印刷待ち後、生成されたページ画像がエンジンに転送されるが、サイクルダウンが発生しないため、印刷は1枚あたり1秒×9枚で、9秒で印刷することができる。
よって、実施形態1のバリアブル印刷では、トータルで15秒しかかからず、従来のRIP−Whileプリントよりも9秒高速に印刷できる効果を奏する。
また、非特許文献3に挙げたGallopモード印刷では、印刷開始ページ数をVDPジョブ毎に手動で設定しなければならなかったが、実施形態1のバリアブル印刷では、自動的にRIP処理に時間のかかるレコードを判別して印刷待ちを行うことができる。
グラフ911は、従来のRIP−Whileプリントの総印刷時間を表す。
グラフ912は、実施形態1のバリアブル印刷における総印刷時間を表す。
グラフ911において、従来のRIP−WhileプリントではRIP処理を行って逐次ページ画像をエンジン転送するため、レコード1ではエンジン速度にRIP速度が間に合わず、サイクルダウンが発生する。ここでは仮に、サイクルダウンの時間を4秒とする。
一方、印刷時間は、レコード1のRIP速度が1分毎30枚であるので、1枚のRIP処理に2秒かかる。即ち、エンジンの持つ理想的な印刷時間が1枚あたり1秒なのに対して、サイクルダウンを加味して1枚あたり6秒も費やしてしまうこととなる。
レコード2以降ではキャッシュが十分効果を発揮するため、1枚あたり1秒で印刷することができる。よって、残りの枚数6枚を印刷する時間は6秒である。
よって、従来のRIP−Whileプリントでは、トータルで24秒印刷にかかってしまっていた。
一方、実施形態1のバリアブル印刷では、1レコード目の3ページすべてがRIP処理されるまで、スプールされる。
これら3ページが印刷される時間は、2秒×3枚で6秒である。
6秒の印刷待ち後、生成されたページ画像がエンジンに転送されるが、サイクルダウンが発生しないため、印刷は1枚あたり1秒×9枚で、9秒で印刷することができる。
よって、実施形態1のバリアブル印刷では、トータルで15秒しかかからず、従来のRIP−Whileプリントよりも9秒高速に印刷できる効果を奏する。
また、非特許文献3に挙げたGallopモード印刷では、印刷開始ページ数をVDPジョブ毎に手動で設定しなければならなかったが、実施形態1のバリアブル印刷では、自動的にRIP処理に時間のかかるレコードを判別して印刷待ちを行うことができる。
次に、最初のレコードには初出のリユーザブルオブジェクトが無く、2番目以降のレコードで初出のリユーザブルオブジェクトが存在する場合について考察する。
図10(A)は、実施形態1のバリアブル印刷ジョブにおけるRIP速度とエンジン速度との一例を表す図である。
図9同様、グラフ1001が1分毎60枚の理想的な印刷速度を表すグラフである。グラフ1002はRIP速度を表し、グラフ1003は実施形態1の印刷装置の実際の印刷速度を表す。グラフ1004は、従来のGallopモード印刷の実際の印刷速度を表す。但し、印刷開始ページ数は2ページ目に設定されている。
実施形態1による処理によれば、レコード1に対しては、RIP−Whileプリントが行われる。しかしながらレコード1ではRIP速度がエンジン速度より速いため、エンジン速度で印刷することができる。
レコード2では、初出のリユーザブルオブジェクトがあるため、3ページすべてページ画像が生成されるまでスプールされる。よって、レコード2ではエンジンは停止してしまう。
レコード3では、再びRIP−Whileプリントとなるが、レコード2でRIP処理をした画像がエンジンに転送されてから、逐次ページ画像が転送される。
図10(A)は、実施形態1のバリアブル印刷ジョブにおけるRIP速度とエンジン速度との一例を表す図である。
図9同様、グラフ1001が1分毎60枚の理想的な印刷速度を表すグラフである。グラフ1002はRIP速度を表し、グラフ1003は実施形態1の印刷装置の実際の印刷速度を表す。グラフ1004は、従来のGallopモード印刷の実際の印刷速度を表す。但し、印刷開始ページ数は2ページ目に設定されている。
実施形態1による処理によれば、レコード1に対しては、RIP−Whileプリントが行われる。しかしながらレコード1ではRIP速度がエンジン速度より速いため、エンジン速度で印刷することができる。
レコード2では、初出のリユーザブルオブジェクトがあるため、3ページすべてページ画像が生成されるまでスプールされる。よって、レコード2ではエンジンは停止してしまう。
レコード3では、再びRIP−Whileプリントとなるが、レコード2でRIP処理をした画像がエンジンに転送されてから、逐次ページ画像が転送される。
図10(B)は、実施形態1のバリアブル印刷ジョブと、従来のRIP−Whileプリント、及び従来のGallopモード印刷の総印刷時間との一例を表すグラフである。
グラフ1011は、従来のRIP−Whileプリントの総印刷時間を表す。
グラフ1012は、従来のGallopモード印刷の総印刷時間を表す。但し、印刷開始ページ数は2ページ目に設定されている。
グラフ1013は、実施形態1のバリアブル印刷の総印刷時間を表す。
グラフ1011において、従来のRIP−Whileプリントは、トータルで23秒印刷にかかってしまっていた。
従来のGallopモード印刷では、印刷待ちを2ページ・2秒間行った後、印刷を開始する。
しかしながら、図10(A)に示されるVDPジョブでは、レコード2でRIP速度が遅くなってしまっているため、レコード3の1ページ目でRIP速度がGallopモード印刷時間に追いつかれ、サイクルダウンに陥る。
したがって、従来のGallopモード印刷でも、トータルで20秒となる。従来のGallopモード印刷でも途中で追いつかれるケースには対応できていなかった。
一方、実施形態1のバリアブル印刷では、途中のレコードで遅くなってRIP速度が実際の印刷速度に追いつかれる場合であっても、自動的にサイクルダウンが連続するのを防いで、高速に印刷することができる。
グラフ1011は、従来のRIP−Whileプリントの総印刷時間を表す。
グラフ1012は、従来のGallopモード印刷の総印刷時間を表す。但し、印刷開始ページ数は2ページ目に設定されている。
グラフ1013は、実施形態1のバリアブル印刷の総印刷時間を表す。
グラフ1011において、従来のRIP−Whileプリントは、トータルで23秒印刷にかかってしまっていた。
従来のGallopモード印刷では、印刷待ちを2ページ・2秒間行った後、印刷を開始する。
しかしながら、図10(A)に示されるVDPジョブでは、レコード2でRIP速度が遅くなってしまっているため、レコード3の1ページ目でRIP速度がGallopモード印刷時間に追いつかれ、サイクルダウンに陥る。
したがって、従来のGallopモード印刷でも、トータルで20秒となる。従来のGallopモード印刷でも途中で追いつかれるケースには対応できていなかった。
一方、実施形態1のバリアブル印刷では、途中のレコードで遅くなってRIP速度が実際の印刷速度に追いつかれる場合であっても、自動的にサイクルダウンが連続するのを防いで、高速に印刷することができる。
<<実施形態2>>
実施形態1において、レコード単位で初出のリユーザブルオブジェクトを含むかどうかを判断し、その判断に基づいてRIP−WhileプリントとRIP−Thenプリントとを切り替えていた。しかしながら、あるレコードが初出のリユーザブルオブジェクトを含んでいても、それが複数ページのうちの一カ所に固まってしまっているような場合がある。この場合、サイクルダウンを引き起こす可能性があるのはリユーザブルオブジェクトが固まって存在する区間のみであり、レコードが含むページすべてをRIP−Thenプリントしてしまうのは非効率である。そこで、実施形態2では、VDPデータから初出のリユーザブルオブジェクトが連続する区間を判断する処理について説明する。
図11A及び図11Bは、実施形態2における印刷装置300の印刷処理について説明するフローチャートである。
ステップS1101においてジョブコントローラ400の動作が開始され、ネットワークI/F302が、VDPデータを受信する(S1102)。
次に、ジョブ展開部401が、前記受信されたVDPデータをRAM303上に展開する(S1103)。
ステップS1109において、ジョブ解析部402が、前記展開されたVDPデータを解析し、当該VDPデータから一つ以上のレコード情報を抽出し、RAM303上に記憶する。
ステップS1104において、ジョブ解析部402が、前記展開されたVDPデータを解析し、当該VDPデータから一つ以上のページ情報を抽出し、RAM303上に記憶する。
ステップS1105で、ジョブ解析部402は、前記抽出されたページ毎に、使用されている初出のリユーザブルオブジェクト数(初出再利用可能データ数)をカウントする。なお、より具体的に説明すると、ジョブ解析部402は、前記抽出されたページ毎に、リユーザブルオブジェクトを抽出する。そして、ジョブ解析部402は、抽出したリユーザブルオブジェクトに初出のリユーザブルオブジェクトが含まれている場合、ページデータ毎に初出のリユーザブルオブジェクト数をカウントする。
ステップS1106において、ジョブ解析部402は、前記カウントされた初出のリユーザブルオブジェクト数が、予め設定されてRAM303上に格納されている、不図示の閾値以上かどうか判断する。
ステップS1106において、初出のリユーザブルオブジェクト数が前記閾値以上と判断した場合、ジョブ解析部402は、初出のリユーザブルオブジェクトフラグを前記展開されたページ情報に付与する。
ステップS1106において、初出のリユーザブルオブジェクト数が前記閾値を下回ると判断した場合、ジョブ解析部402は、ステップS1107の処理をスキップする。
ステップS1108において、ジョブ解析部402は、すべてのページに対してステップS1104からS1107までの処理を繰り返し、次のフローに移行する(S1195)。
実施形態1において、レコード単位で初出のリユーザブルオブジェクトを含むかどうかを判断し、その判断に基づいてRIP−WhileプリントとRIP−Thenプリントとを切り替えていた。しかしながら、あるレコードが初出のリユーザブルオブジェクトを含んでいても、それが複数ページのうちの一カ所に固まってしまっているような場合がある。この場合、サイクルダウンを引き起こす可能性があるのはリユーザブルオブジェクトが固まって存在する区間のみであり、レコードが含むページすべてをRIP−Thenプリントしてしまうのは非効率である。そこで、実施形態2では、VDPデータから初出のリユーザブルオブジェクトが連続する区間を判断する処理について説明する。
図11A及び図11Bは、実施形態2における印刷装置300の印刷処理について説明するフローチャートである。
ステップS1101においてジョブコントローラ400の動作が開始され、ネットワークI/F302が、VDPデータを受信する(S1102)。
次に、ジョブ展開部401が、前記受信されたVDPデータをRAM303上に展開する(S1103)。
ステップS1109において、ジョブ解析部402が、前記展開されたVDPデータを解析し、当該VDPデータから一つ以上のレコード情報を抽出し、RAM303上に記憶する。
ステップS1104において、ジョブ解析部402が、前記展開されたVDPデータを解析し、当該VDPデータから一つ以上のページ情報を抽出し、RAM303上に記憶する。
ステップS1105で、ジョブ解析部402は、前記抽出されたページ毎に、使用されている初出のリユーザブルオブジェクト数(初出再利用可能データ数)をカウントする。なお、より具体的に説明すると、ジョブ解析部402は、前記抽出されたページ毎に、リユーザブルオブジェクトを抽出する。そして、ジョブ解析部402は、抽出したリユーザブルオブジェクトに初出のリユーザブルオブジェクトが含まれている場合、ページデータ毎に初出のリユーザブルオブジェクト数をカウントする。
ステップS1106において、ジョブ解析部402は、前記カウントされた初出のリユーザブルオブジェクト数が、予め設定されてRAM303上に格納されている、不図示の閾値以上かどうか判断する。
ステップS1106において、初出のリユーザブルオブジェクト数が前記閾値以上と判断した場合、ジョブ解析部402は、初出のリユーザブルオブジェクトフラグを前記展開されたページ情報に付与する。
ステップS1106において、初出のリユーザブルオブジェクト数が前記閾値を下回ると判断した場合、ジョブ解析部402は、ステップS1107の処理をスキップする。
ステップS1108において、ジョブ解析部402は、すべてのページに対してステップS1104からS1107までの処理を繰り返し、次のフローに移行する(S1195)。
ステップS1195で、ジョブコントローラ400は、実施形態1におけるステップS711からステップS723までの処理を行う。
ステップS1124で、ジョブコントローラ400は、ステップS723以前で生成されたページに関連づけられたページ情報において、初出のリユーザブルオブジェクトフラグがONかどうかを判断する。
ステップS1124で、ONであると判断された場合、ジョブコントローラ400は、前記生成されたページ画像をページスプーラ412に格納する。
ステップS1124で、OFFであると判断された場合、ジョブコントローラ400は、ページスプーラ412を参照し、格納されているページ画像を順次エンジンに転送し、その後、前記生成されたページ画像をエンジンに転送する。
ステップS792において、ジョブコントローラ400は、ステップS713からS1125、S1126までの処理を繰り返し、すべてのレコード内のページに対して処理を行う。
更に、ステップS793において、ジョブコントローラ400は、ステップS713からS792までの処理を繰り返し、すべてのレコードに対して処理を行い、ステップS799で処理を終了する。
以上の処理によれば、初出のリユーザブルオブジェクトが連続する区間ではRIP−Thenプリントを、それ以外の区間ではRIP−Whileプリントを行うことができる。
ステップS1124で、ジョブコントローラ400は、ステップS723以前で生成されたページに関連づけられたページ情報において、初出のリユーザブルオブジェクトフラグがONかどうかを判断する。
ステップS1124で、ONであると判断された場合、ジョブコントローラ400は、前記生成されたページ画像をページスプーラ412に格納する。
ステップS1124で、OFFであると判断された場合、ジョブコントローラ400は、ページスプーラ412を参照し、格納されているページ画像を順次エンジンに転送し、その後、前記生成されたページ画像をエンジンに転送する。
ステップS792において、ジョブコントローラ400は、ステップS713からS1125、S1126までの処理を繰り返し、すべてのレコード内のページに対して処理を行う。
更に、ステップS793において、ジョブコントローラ400は、ステップS713からS792までの処理を繰り返し、すべてのレコードに対して処理を行い、ステップS799で処理を終了する。
以上の処理によれば、初出のリユーザブルオブジェクトが連続する区間ではRIP−Thenプリントを、それ以外の区間ではRIP−Whileプリントを行うことができる。
<<実施形態3>>
実施形態2においては、初出のリユーザブルオブジェクト数に基づいて、初出のリユーザブルオブジェクトの集中するページ区間を判断する手法について説明した。
しかしながら、例えばリユーザブルオブジェクトが箇条書きの行頭文字である場合、RIP処理にかかる時間は少ないにも関わらず、実施形態2では初出のリユーザブルオブジェクトがあるページ区間として判定されてしまう。これにより、サイクルダウンの可能性が低いにも関わらず、前記ページ区間でRIP−Thenプリントしてしまう可能性があった。
そこで実施形態3では、初出のリユーザブルオブジェクトの面積率を用いる処理について説明する。
図12は、実施形態3における初出のリユーザブルオブジェクト区間を判定する印刷処理について説明するフローチャートである。
ジョブコントローラ400は、実施形態2同様に、ステップS1101からS1104までの処理を行い、ページを抽出する。
ステップS1201において、ジョブ解析部402は、ページ毎に初出のリユーザブルオブジェクトの面積率を計算する。これは、ページサイズに対して、初出のリユーザブルオブジェクトがどれぐらいの面積の割合を占めているかにより計算される。
次に、ステップS1202において、ジョブ解析部402は、前記計算された初出のリユーザブルオブジェクトの面積率が、予め設定されてRAM303上に格納されている、不図示の閾値以上かどうか判断する。
以降、ジョブコントローラ400は、実施形態2と同様のステップの処理を実行することにより、面積率に基づいて初出のリユーザブルオブジェクト区間を判断し、印刷する。
以上の処理によれば、初出のリユーザブルオブジェクトの面積率が高いページが連続する区間ではRIP−Thenプリントを、それ以外の区間ではRIP−Whileプリントを行うことができる。
実施形態2においては、初出のリユーザブルオブジェクト数に基づいて、初出のリユーザブルオブジェクトの集中するページ区間を判断する手法について説明した。
しかしながら、例えばリユーザブルオブジェクトが箇条書きの行頭文字である場合、RIP処理にかかる時間は少ないにも関わらず、実施形態2では初出のリユーザブルオブジェクトがあるページ区間として判定されてしまう。これにより、サイクルダウンの可能性が低いにも関わらず、前記ページ区間でRIP−Thenプリントしてしまう可能性があった。
そこで実施形態3では、初出のリユーザブルオブジェクトの面積率を用いる処理について説明する。
図12は、実施形態3における初出のリユーザブルオブジェクト区間を判定する印刷処理について説明するフローチャートである。
ジョブコントローラ400は、実施形態2同様に、ステップS1101からS1104までの処理を行い、ページを抽出する。
ステップS1201において、ジョブ解析部402は、ページ毎に初出のリユーザブルオブジェクトの面積率を計算する。これは、ページサイズに対して、初出のリユーザブルオブジェクトがどれぐらいの面積の割合を占めているかにより計算される。
次に、ステップS1202において、ジョブ解析部402は、前記計算された初出のリユーザブルオブジェクトの面積率が、予め設定されてRAM303上に格納されている、不図示の閾値以上かどうか判断する。
以降、ジョブコントローラ400は、実施形態2と同様のステップの処理を実行することにより、面積率に基づいて初出のリユーザブルオブジェクト区間を判断し、印刷する。
以上の処理によれば、初出のリユーザブルオブジェクトの面積率が高いページが連続する区間ではRIP−Thenプリントを、それ以外の区間ではRIP−Whileプリントを行うことができる。
<<実施形態4>>
実施形態3においては、初出のリユーザブルオブジェクトの面積率に基づいて、初出のリユーザブルオブジェクトの集中するページ区間を判断する処理について説明した。
しかしながら、大きな面積率を持つリユーザブルオブジェクトであっても、例えば矩形のような単純なオブジェクトである場合、RIP処理にかかる時間は少ない。それにも関わらず、実施形態3では初出のリユーザブルオブジェクトがあるページ区間として判定されてしまう。これにより、サイクルダウンの可能性が低いにも関わらず、前記ページ区間でRIP−Thenプリントしてしまう可能性があった。
そこで実施形態4では、初出のリユーザブルオブジェクトのオブジェクトサイズを用いる処理について説明する。
図13は、実施形態4における初出のリユーザブルオブジェクト区間を判定する印刷処理について説明するフローチャートである。
ジョブコントローラ400は、実施形態3同様に、ステップS1101からS1104までの処理を行い、ページを抽出する。
ステップS1301において、ジョブ解析部402は、ページ毎に初出のリユーザブルオブジェクトのファイルサイズを計算する。これは、当該オブジェクトのデータサイズの和により計算される。
次に、ステップS1302において、ジョブ解析部402は、前記計算された初出のリユーザブルオブジェクトのファイルサイズが、予め設定されてRAM303上に格納されている、不図示の閾値以上かどうか判断する。
以降、ジョブコントローラ400は、実施形態3と同様のステップの処理を実行することにより、面積率に基づいて初出のリユーザブルオブジェクト区間を判断し、印刷する。
以上の処理によれば、初出のリユーザブルオブジェクトのファイルサイズが大きいページが連続する区間ではRIP−Thenプリントを、それ以外の区間ではRIP−Whileプリントを行うことができる。
実施形態3においては、初出のリユーザブルオブジェクトの面積率に基づいて、初出のリユーザブルオブジェクトの集中するページ区間を判断する処理について説明した。
しかしながら、大きな面積率を持つリユーザブルオブジェクトであっても、例えば矩形のような単純なオブジェクトである場合、RIP処理にかかる時間は少ない。それにも関わらず、実施形態3では初出のリユーザブルオブジェクトがあるページ区間として判定されてしまう。これにより、サイクルダウンの可能性が低いにも関わらず、前記ページ区間でRIP−Thenプリントしてしまう可能性があった。
そこで実施形態4では、初出のリユーザブルオブジェクトのオブジェクトサイズを用いる処理について説明する。
図13は、実施形態4における初出のリユーザブルオブジェクト区間を判定する印刷処理について説明するフローチャートである。
ジョブコントローラ400は、実施形態3同様に、ステップS1101からS1104までの処理を行い、ページを抽出する。
ステップS1301において、ジョブ解析部402は、ページ毎に初出のリユーザブルオブジェクトのファイルサイズを計算する。これは、当該オブジェクトのデータサイズの和により計算される。
次に、ステップS1302において、ジョブ解析部402は、前記計算された初出のリユーザブルオブジェクトのファイルサイズが、予め設定されてRAM303上に格納されている、不図示の閾値以上かどうか判断する。
以降、ジョブコントローラ400は、実施形態3と同様のステップの処理を実行することにより、面積率に基づいて初出のリユーザブルオブジェクト区間を判断し、印刷する。
以上の処理によれば、初出のリユーザブルオブジェクトのファイルサイズが大きいページが連続する区間ではRIP−Thenプリントを、それ以外の区間ではRIP−Whileプリントを行うことができる。
<<その他の実施形態>>
実施形態2では、初出のリユーザブルオブジェクト数を、実施形態3では、初出のリユーザブルオブジェクトの面積率を、実施形態4では、初出のリユーザブルオブジェクトのファイルサイズに基づいて、区間の検知を行う処理について説明した。
しかしながら、実施形態2乃至4の処理は、実施形態1で初出のリユーザブルオブジェクトを含むレコードを判定する処理にも適用することができる。
なお、実施形態2乃至4の処理は、実施形態1で初出のリユーザブルオブジェクトを含むレコードを判定する処理にも適用する場合、実施形態2乃至4の処理でページ毎に行っていた処理をレコード毎に行うことになる。
更に、実施形態2乃至4を組み合わせて、より精度の高い区間検知を行うこともできる。
また、上述した実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
実施形態2では、初出のリユーザブルオブジェクト数を、実施形態3では、初出のリユーザブルオブジェクトの面積率を、実施形態4では、初出のリユーザブルオブジェクトのファイルサイズに基づいて、区間の検知を行う処理について説明した。
しかしながら、実施形態2乃至4の処理は、実施形態1で初出のリユーザブルオブジェクトを含むレコードを判定する処理にも適用することができる。
なお、実施形態2乃至4の処理は、実施形態1で初出のリユーザブルオブジェクトを含むレコードを判定する処理にも適用する場合、実施形態2乃至4の処理でページ毎に行っていた処理をレコード毎に行うことになる。
更に、実施形態2乃至4を組み合わせて、より精度の高い区間検知を行うこともできる。
また、上述した実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
300 印刷装置
Claims (12)
- 再利用可能データと可変データとの何れか又は双方を含むページデータを複数含むレコードを複数含む印刷データを入力する入力手段と、
前記レコード毎に前記再利用可能データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された再利用可能データに前記印刷データの中で始めて抽出された再利用可能データが含まれている場合、前記始めて抽出された再利用可能データを含む前記レコードに情報を付与する付与手段と、
レコードに含まれるページデータ毎にページ画像を生成する生成手段と、
レコードに前記情報が付与されている場合、前記生成手段でレコードに含まれる全てのページデータのページ画像が生成されまで前記生成手段で生成されるページ画像を保持し、保持しておいたレコードに含まれる全てのページデータのページ画像をプリンタエンジンに転送し、前記レコードに前記情報が付与されていない場合、前記生成手段でレコードに含まれるページデータのページ画像が生成される度に、生成されたページ画像をプリンタエンジンに転送する転送手段と、
を有する、印刷装置。 - 前記付与手段は、前記抽出手段で抽出された再利用可能データに前記印刷データの中で始めて抽出された再利用可能データが含まれている場合、レコード毎に初出再利用可能データ数をカウントし、カウントした初出再利用可能データ数が閾値以上であるレコードに情報を付与する、請求項1記載の印刷装置。
- 前記付与手段は、前記抽出手段で抽出された再利用可能データに前記印刷データの中で始めて抽出された再利用可能データが含まれている場合、レコード毎にレコードに対する前記始めて抽出された再利用可能データの面積率を計算し、計算した面積率が閾値以上であるレコードに情報を付与する、請求項1記載の印刷装置。
- 前記付与手段は、前記抽出手段で抽出された再利用可能データに前記印刷データの中で始めて抽出された再利用可能データが含まれている場合、レコード毎に前記始めて抽出された再利用可能データのファイルサイズを計算し、計算したファイルサイズが閾値以上であるレコードに情報を付与する、請求項1記載の印刷装置。
- 再利用可能データと可変データとの何れか又は双方を含むページデータを複数含むレコードを複数含む印刷データを入力する入力手段と、
前記レコードに含まれるページデータ毎に前記再利用可能データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された再利用可能データに前記印刷データの中で始めて抽出された再利用可能データが含まれている場合、前記再利用可能データを含む前記ページデータに情報を付与する付与手段と、
レコードに含まれるページデータ毎にページ画像を生成する生成手段と、
前記生成手段で生成されたページ画像のページデータに前記情報が付与されている場合、前記生成手段で生成されたページ画像を保持し、前記生成手段で生成されたページ画像のページデータに前記情報が付与されていない場合、前記生成手段で生成されたページ画像と、既に保持されているページ画像と、をプリンタエンジンに転送する転送手段と、
を有する、印刷装置。 - 前記付与手段は、前記抽出手段で抽出された再利用可能データに前記印刷データの中で始めて抽出された再利用可能データが含まれている場合、ページデータ毎に初出再利用可能データ数をカウントし、カウントした初出再利用可能データ数が閾値以上であるページデータに情報を付与する、請求項5記載の印刷装置。
- 前記付与手段は、前記抽出手段で抽出された再利用可能データに前記印刷データの中で始めて抽出された再利用可能データが含まれている場合、ページデータ毎にレコードに対する前記始めて抽出された再利用可能データの面積率を計算し、計算した面積率が閾値以上であるページデータに情報を付与する、請求項5記載の印刷装置。
- 前記付与手段は、前記抽出手段で抽出された再利用可能データに前記印刷データの中で始めて抽出された再利用可能データが含まれている場合、ページデータ毎に前記始めて抽出された再利用可能データのファイルサイズを計算し、計算したファイルサイズが閾値以上であるページデータに情報を付与する、請求項5記載の印刷装置。
- 印刷装置が実行する印刷処理方法であって、
再利用可能データと可変データとの何れか又は双方を含むページデータを複数含むレコードを複数含む印刷データを入力する入力ステップと、
前記レコード毎に前記再利用可能データを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出された再利用可能データに前記印刷データの中で始めて抽出された再利用可能データが含まれている場合、前記始めて抽出された再利用可能データを含む前記レコードに情報を付与する付与ステップと、
レコードに含まれるページデータ毎にページ画像を生成する生成ステップと、
レコードに前記情報が付与されている場合、前記生成ステップでレコードに含まれる全てのページデータのページ画像が生成されまで前記生成ステップで生成されるページ画像を保持し、保持しておいたレコードに含まれる全てのページデータのページ画像をプリンタエンジンに転送し、前記レコードに前記情報が付与されていない場合、前記生成ステップでレコードに含まれるページデータのページ画像が生成される度に、生成されたページ画像をプリンタエンジンに転送する転送ステップと、
を有する、印刷処理方法。 - 印刷装置が実行する印刷処理方法であって、
再利用可能データと可変データとの何れか又は双方を含むページデータを複数含むレコードを複数含む印刷データを入力する入力ステップと、
前記レコードに含まれるページデータ毎に前記再利用可能データを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出された再利用可能データに前記印刷データの中で始めて抽出された再利用可能データが含まれている場合、前記再利用可能データを含む前記ページデータに情報を付与する付与ステップと、
レコードに含まれるページデータ毎にページ画像を生成する生成ステップと、
前記生成ステップで生成されたページ画像のページデータに前記情報が付与されている場合、前記生成ステップで生成されたページ画像を保持し、前記生成ステップで生成されたページ画像のページデータに前記情報が付与されていない場合、前記生成ステップで生成されたページ画像と、既に保持されているページ画像と、をプリンタエンジンに転送する転送ステップと、
を有する、印刷処理方法。 - コンピュータを、
再利用可能データと可変データとの何れか又は双方を含むページデータを複数含むレコードを複数含む印刷データを入力する入力手段と、
前記レコード毎に前記再利用可能データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された再利用可能データに前記印刷データの中で始めて抽出された再利用可能データが含まれている場合、前記始めて抽出された再利用可能データを含む前記レコードに情報を付与する付与手段と、
レコードに含まれるページデータ毎にページ画像を生成する生成手段と、
レコードに前記情報が付与されている場合、前記生成手段でレコードに含まれる全てのページデータのページ画像が生成されまで前記生成手段で生成されるページ画像を保持し、保持しておいたレコードに含まれる全てのページデータのページ画像をプリンタエンジンに転送し、前記レコードに前記情報が付与されていない場合、前記生成手段でレコードに含まれるページデータのページ画像が生成される度に、生成されたページ画像をプリンタエンジンに転送する転送手段と、
して機能させる、プログラム。 - コンピュータを、
再利用可能データと可変データとの何れか又は双方を含むページデータを複数含むレコードを複数含む印刷データを入力する入力手段と、
前記レコードに含まれるページデータ毎に前記再利用可能データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された再利用可能データに前記印刷データの中で始めて抽出された再利用可能データが含まれている場合、前記再利用可能データを含む前記ページデータに情報を付与する付与手段と、
レコードに含まれるページデータ毎にページ画像を生成する生成手段と、
前記生成手段で生成されたページ画像のページデータに前記情報が付与されている場合、前記生成手段で生成されたページ画像を保持し、前記生成手段で生成されたページ画像のページデータに前記情報が付与されていない場合、前記生成手段で生成されたページ画像と、既に保持されているページ画像と、をプリンタエンジンに転送する転送手段と、
して機能させる、プログラム。
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