JP2016021811A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】広い温度範囲で安定して動作するモータを提供する。
【解決手段】本発明のモータの一つの態様は、シャフトを有するロータと、ステータと、シャフトを支持する第1の軸受及び第2の軸受と、バスバーユニットと、内側にバスバーユニットが圧入され、ステータと第1の軸受とを保持する金属製のハウジング部と、を備え、バスバーユニットは、バスバーと、バスバーを支持する樹脂製のバスバーホルダと、を有し、バスバーホルダは、第2の軸受を保持する第2軸受保持部と、筒状の本体部を有し、本体部は、筒状の外殻部を有し、外殻部は、ハウジング部に圧入されるハウジング収容外周部を有し、ハウジング収容外周部の外周面には、ハウジング部の内周面と接触し、ハウジング部の内周面から応力を受ける接触部と、ハウジング部の内周面と離間する非接触部と、が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関する。
例えば、特許文献1に示されるように、ロータの回転軸を支持する一方のベアリングがバスバーホルダに保持され、他方のベアリングがバスバーホルダを収容するハウジングに保持されたモータが知られている。
特開2009−219335号公報
上記のようなモータにおいては、バスバーホルダは樹脂製であるため、バスバーホルダと金属製のハウジングとの熱膨張率の差が大きい。そのため、例えば、低温時にバスバーホルダが熱収縮すると、ハウジングとバスバーホルダとの間に隙間が生じ、バスバーホルダの固定が不十分となる場合があった。その結果、モータの駆動時に振動や騒音が生じ、モータの寿命を低下させてしまう虞があった。
本発明の一つの態様は、上記問題点に鑑みて成されたものであって、広い温度範囲で安定して動作するモータを提供することを目的の一つとする。
本発明のモータの一つの態様は、一方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、前記ロータを囲み、前記ロータを前記シャフト周りに回転させるステータと、前記ステータの前記一方向の第1の側に配置され前記シャフトを支持する第1の軸受と、前記ステータの前記第1の側と反対の第2の側に配置され前記シャフトを支持する第2の軸受と、前記ステータに駆動電流を供給するバスバーユニットと、内側に前記バスバーユニットが圧入され、前記ステータと前記第1の軸受とを保持する筒状の金属製のハウジング部と、を備え、前記ハウジング部は、貫通孔を有する円形の底部と、前記第1の軸受を保持し前記一方向に延びる第1軸受保持部と、を有し、前記ハウジング部は、前記第1の側に開口する出力軸孔を有し、前記第1軸受保持部は、前記出力軸孔の少なくとも一部を有し、前記シャフトの前記第1の側の端部は、前記貫通孔を介して、前記出力軸孔から前記ハウジング部の外部に突出し、前記バスバーユニットは、前記ステータに電気的に接続されるバスバーと、前記バスバーを支持する樹脂製のバスバーホルダと、を有し、前記バスバーホルダは、前記第2の軸受を保持する第2軸受保持部と、筒状の本体部と、を有し、前記本体部は、前記中心軸を周方向に囲む筒状の外殻部を有し、前記外殻部は、前記ハウジング部に圧入されるハウジング収容外周部を有し、前記ハウジング収容外周部の外周面には、前記ハウジング部の内周面と接触し、前記ハウジング部の内周面から応力を受ける接触部と、前記ハウジング部の内周面と離間する非接触部と、が設けられることを特徴とする。
本発明の一つの態様によれば、バスバーホルダを部分的にハウジング部の内周面に接触させて圧入するため、バスバーホルダ、例えば、接触部を弾性変形させやすく、また、変形量を大きくできる。これにより、バスバーホルダの弾性変形によって熱膨脹や熱収縮による変位を吸収しやすくなる。具体的には、例えば、バスバーホルダが熱収縮した場合であっても、バスバーホルダにおける弾性変形していた接触部が元の形状に戻る方向に変形することによって、バスバーホルダとハウジング部との間に隙間が生じることを抑制できる。そのため、例えば、熱収縮した際においてバスバーホルダの固定が不十分になることを抑制できる。したがって、本発明の一つの態様によれば、広い温度範囲で安定して動作するモータが得られる。
第1実施形態のモータを示す断面図である。 第1実施形態のフロントハウジング部を示す斜視図である。 第1実施形態のフロントハウジング部を示す平面図である。 第1実施形態のフロントハウジング部を示す正面図である。 第1実施形態のリアハウジング部を示す斜視図である。 第1実施形態のリアハウジング部を示す底面図である。 第1実施形態のリアハウジング部を示す正面図である。 第1実施形態のバスバーユニットを示す斜視図である。 第1実施形態のバスバーユニットを示す平面図である。 第1実施形態のバスバーユニットを示す側面図である。 第1実施形態の突出部を示す平面図である。 第1実施形態のバスバーユニットの他の一例を模式的に示す平面図である。 第2実施形態のバスバーユニットを示す斜視図である。 第2実施形態のバスバーユニットを示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るモータについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示し、Z軸方向を図1に示すシャフト31の軸方向(一方向)とし、X軸方向を図1に示すバスバーユニット60の長さ方向、すなわち、図1の左右方向とし、Y軸方向をバスバーユニット60の幅方向、すなわち、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向とする。また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側)をリア側(第2の側)とし、Z軸方向の負の側(−Z側)をフロント側(第1の側)とする。また、シャフト31の軸周りをθ方向とする。また、特に断りのない限り、以下の説明において軸方向とは、シャフト31の軸方向を意味するものとする。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態のモータ10を示す断面図である。
本実施形態のモータ10は、ブラシレスモータである。モータ10は、図1に示すように、ハウジング部20と、シャフト31を有するロータ30と、ステータ40と、バスバーユニット60と、複数のOリングと、フロントベアリング(第1の軸受)51と、リアベアリング(第2の軸受)52と、オイルシール80と、を備える。複数のOリングは、フロント側Oリング(第1のOリング)71と、リア側Oリング(第2のOリング)72と、を含む。
[ハウジング部]
ハウジング部20は、内側にバスバーユニット60が圧入される筒状の金属製部材である。ハウジング部20は、フロントハウジング部(第1のハウジング部)21と、リアハウジング部(第2のハウジング部)22と、を有する。ハウジング部20の内側には、ロータ30と、ステータ40と、バスバーユニット60と、フロントベアリング51と、リアベアリング52と、フロント側Oリング71と、リア側Oリング72と、オイルシール80と、が保持される。
(フロントハウジング部)
図2から図4は、フロントハウジング部21を示す図である。図2は、斜視図である。図3は、平面図、すなわち、リア側(+Z側)から視た図である。図4は、正面図である。
フロントハウジング部21は、図1から図3に示すように、両端にフロント側開口部24と出力軸孔27とを有する多段の円筒形状である。すなわち、ハウジング部20は、出力軸孔27を有する。
フロントハウジング部21は、フロント側開口部24側(+Z側)から、フロント側フランジ部28と、バスバーホルダ挿入部(第1筒部)21aと、ステータ保持部21bと、フロントベアリング保持部(第1軸受保持部)21cと、オイルシール保持部21dと、を軸方向(Z軸方向)に沿ってこの順に有する。言い換えると、ハウジング部20は、フロント側フランジ部28と、バスバーホルダ挿入部21aと、ステータ保持部21bと、フロントベアリング保持部21cと、オイルシール保持部21dと、を有する。バスバーホルダ挿入部21aと、ステータ保持部21bと、フロントベアリング保持部21cと、オイルシール保持部21dとは、それぞれ同心の円筒形状であり、直径はこの順に小さくなる。
フロント側フランジ部28は、バスバーホルダ挿入部21aのリア側(+Z側)の端部から径方向外側に拡がる。フロント側フランジ部28には、図2及び図3に示すように、厚み方向(Z軸方向)に貫通する貫通孔28a,28b,28cを有する。貫通孔28a〜28cの平面視(XY面視)形状は、特に限定されず、本実施形態においては、図3に示すように例えば、角丸長方形状である。
バスバーホルダ挿入部21aは、図1に示すように、バスバーユニット60のフロント側(−Z側)の端部をシャフト31の径方向外側から囲む。バスバーホルダ挿入部21aは、フロント側開口部24を有する。
ステータ保持部21bは、図1及び図3に示すように、貫通孔21fを有する平面視(XY面視)で円形の底部21eを有する。言い換えると、ハウジング部20は、底部21eを有する。貫通孔21fは、出力軸孔27と連通する。ステータ保持部21bの内周面23には、ステータ40の外周面が嵌合されている。これにより、フロントハウジング部21には、ステータ40が保持される。
フロントベアリング保持部21cは、フロントベアリング51を保持する。本実施形態においては、フロントベアリング保持部21cの内周面とフロントベアリング51の外周面とが嵌合されている。フロントベアリング保持部21cは、軸方向(Z軸方向)に延びている。
オイルシール保持部21dは、内部にオイルシール80を保持する。オイルシール保持部21dは、フロントベアリング保持部21cよりさらに軸方向(Z軸方向)のフロント側(+Z側)に延びている。
出力軸孔27は、フロントベアリング保持部21cの内部と、オイルシール保持部21dの内部と、によって構成される。言い換えると、フロントベアリング保持部21cとオイルシール保持部21dとは、それぞれ出力軸孔27の少なくとも一部を有している。
(リアハウジング部)
リアハウジング部22は、図1に示すように、フロントハウジング部21のバスバーユニット60側(+Z側)、すなわち、リア側に設けられている。
図5から図7は、リアハウジング部22を示す図である。図5は、斜視図である。図6は、底面図、すなわち、フロント側(−Z側)から視た図である。図7は、正面図である。
リアハウジング部22は、図5から図7に示すように、バスバーホルダ圧入部(第2筒部)22aと、蓋部22bと、リア側フランジ部29と、を有する。
バスバーホルダ圧入部22aは、図1及び図5から図7に示すように、フロント側(−Z側)に開口するリア側開口部25を有する筒状である。バスバーホルダ圧入部22aは、バスバーユニット60、より詳細には後述するバスバーユニット60の本体部61aのリア側(+Z側)の端部をシャフト31の径方向外側から囲む。バスバーホルダ圧入部22aは、フロントハウジング部21におけるバスバーホルダ挿入部21aのリア側(+Z側)の端部と、フロント側フランジ部28及びリア側フランジ部29を介して連結されている。
バスバーホルダ圧入部22aの平面視(XY面視)形状は、円形状に矩形状を接続した形状である。バスバーホルダ圧入部22aの内周面は、略円柱面状の圧入用内周面25aを含む。バスバーホルダ圧入部22aの矩形状の部分には、一部が軸方向(Z軸方向)に切り欠かれた切り欠き部25bがある。すなわち、リアハウジング部22は、バスバーホルダ圧入部22aの一部が軸方向(Z軸方向)に切り欠かれた切り欠き部25bを有する。
蓋部22bは、バスバーホルダ圧入部22aのリア側(+Z側)の端部に接続されている。蓋部22bは、本体部61aのリア側(+Z側)の端部を覆う。蓋部22bは、後述する外殻部62の軸方向(Z軸方向)のリア側(+Z側)を閉塞している。蓋部22bのフロント側(−Z側)の面は、リア側Oリング72の全周と接触している。
リア側フランジ部29は、バスバーホルダ圧入部22aのフロント側(−Z側)の端部から径方向外側に拡がる。リア側フランジ部29には、図5及び図6に示すように、厚み方向(Z軸方向)に貫通する貫通孔29a,29b,29cがある。貫通孔29a〜29cの平面視(XY面視)形状は、特に限定されず、本実施形態においては、例えば、円形状である。
図1に示すように、フロントハウジング部21とリアハウジング部22とは、フロント側フランジ部28とリア側フランジ部29とを重ね合わせて接合されている。
本実施形態においては、フロントハウジング部21におけるバスバーホルダ挿入部21aのリア側(+Z側)の端部であるフロント側フランジ部28と、リアハウジング部22の切り欠き部25bと、によってコネクタ用開口部26が構成されている。言い換えると、コネクタ用開口部26は、フロントハウジング部21とリアハウジング部22とによって構成されている。コネクタ用開口部26は、軸方向(Z軸方向)と直交する方向(X軸方向)に開口している。
[ロータ]
ロータ30は、図1に示すように、シャフト31と、ロータコア32と、ロータマグネット33と、を有する。
シャフト31は、一方向(Z軸方向)に延びる中心軸Jを中心とする。シャフト31は、フロントベアリング51とリアベアリング52とによって、軸周り(θ方向)に回転可能に支持されている。シャフト31のフロント側(−Z側)の端部は、ステータ保持部21bにおける底部21eに位置する貫通孔21fを介して、出力軸孔27からハウジング部20の外部に突出している。シャフト31の軸周りには、オイルシール80が設けられている。
ロータコア32は、シャフト31を軸周り(θ方向)に囲んで、シャフト31に固定されている。
ロータマグネット33は、ロータコア32の軸周り(θ方向)に沿った外周面に固定されている。
ロータコア32及びロータマグネット33は、シャフト31と一体となって回転する。
[ステータ]
ステータ40は、ロータ30を軸周り(θ方向)に囲み、ロータ30をシャフト31周りに回転させる。ステータ40は、コアバック部41と、ティース部42と、コイル部43と、を有する。
コアバック部41の形状は、シャフト31と同心の円筒状である。
ティース部42は、コアバック部41の内周面からシャフト31に向かって延びている。ティース部42は、複数設けられ、コアバック部41の内周面の周方向に均等な間隔で配置されている。
コイル部43は、導電線43aと、ボビン43bと、を有する。導電線43aはボビン43bに巻き回されている。ボビン43bは、各ティース部42に装着されている。
[バスバーユニット]
図8から図10は、バスバーユニット60を示す図である。図8は、斜視図である。図9は、平面図である。図10は、側面図である。図8から図10において示すバスバーユニット60は、ハウジング部20に保持されていない状態を示している。
バスバーユニット60は、ステータ40に駆動電流を供給するユニットである。バスバーユニット60は、図1、図8及び図9に示すように、コイル接続バスバー(バスバー)91と、センサ接続バスバー92と、バスバーホルダ61と、を有する。
(コイル接続バスバー)
コイル接続バスバー91は、ステータ40に電気的に接続され、ステータ40に駆動電流を供給するバスバーである。図示は省略するが、コイル接続バスバー91は、複数設けられている。コイル接続バスバー91の一端は、後述するコネクタ部61bの電源用開口部67の底面から突出して設けられ、ハウジング部20の外部に露出している。この外部に露出したコイル接続バスバー91の一端に外部電源が接続される。
複数のコイル接続バスバー91の他端には、コイル接続部91a,91b,91c,91d,91e,91fが設けられている。コイル接続部91a〜91fは、後述するバスバーホルダ61の外殻部62の内周面から突出して設けられ、図示は省略するがそれぞれ対応するステータ40のコイル部43に電気的に接続されている。これにより、コイル接続バスバー91とステータ40とが、電気的に接続される。
(センサ接続バスバー)
センサ接続バスバー92は、図示しないホール各種センサと電気的に接続され、各種センサに電源を供給するバスバーである。各種センサは、例えば、磁気センサ、光センサ、温度センサ、加速度センサ等である。図示は省略するが、センサ接続バスバー92は複数設けられている。センサ接続バスバー92の一端は、後述するコネクタ部61bの電源用開口部67の底面から突出して設けられ、外部に露出している。この外部に露出したセンサ接続バスバー92の一端に外部電源が接続される。センサ接続バスバー92の他端は、各種センサに接続されている。
(バスバーホルダ)
バスバーホルダ61は、コイル接続バスバー91と、センサ接続バスバー92と、を支持する樹脂製のホルダである。バスバーホルダ61のリア側(+Z側)は、図1に示すように、リアハウジング部22のバスバーホルダ圧入部22aに収容されている。バスバーホルダ61のフロント側(−Z側)は、フロントハウジング部21のバスバーホルダ挿入部21aに収容されている。
バスバーホルダ61を構成する材料は、絶縁性を有する樹脂である範囲において特に限定されない。バスバーホルダ61は、例えば、射出成形によって、一体として製造される。バスバーホルダ61は、図1及び図8から図10に示すように、本体部61aと、コネクタ部61bと、リアベアリング保持部(第2軸受保持部)61cと、を有する。
本体部61aは筒状である。本体部61aは、図9に示すように、外殻部62と、連結部64a,64b,64cと、複数の突出部(接触部)と、を有する。本実施形態においては、複数の突出部は、3つ以上設けられている。一例として図9においては、複数の突出部として、突出部(接触部)65a,65b,65cの3つが設けられている例を示している。
外殻部62は、中心軸Jを周方向に囲む筒状の部分である。外殻部62のリア側(+Z側)の端面には、外殻部62の外形に沿ってOリング用リア側溝部74がある。Oリング用リア側溝部74には、リア側Oリング72が嵌め込まれる。
外殻部62は、ハウジング収容外周部62aと、コネクタ連結部62bと、Oリング保持部62cと、を有する。
ハウジング収容外周部62aの中心軸Jに垂直な断面(XY断面)の形状、及び平面視(XY面視)形状は、図9に示すように、リアベアリング保持部61cと同心で中心角φが240°以上の円弧形状である。
ハウジング収容外周部62aは、本実施形態においてはリアハウジング部22のバスバーホルダ圧入部22aに圧入される。すなわち、ハウジング収容外周部62aは、ハウジング部20に圧入される。これにより、バスバーユニット60が、ハウジング部20の内側に圧入される。本実施形態においては、ハウジング収容外周部62aは、リアハウジング部22のみに圧入されている。
コネクタ連結部62bは、コネクタ部61bが連結される部分である。コネクタ連結部62bは、ハウジング収容外周部62aの両端部に接続され、コネクタ部61b側(+X側)に凸となる形状である。コネクタ連結部62bは、コネクタ用開口部26に挿通され、外部に露出している。
Oリング保持部62cは、フロント側Oリング71を保持する。Oリング保持部62cは、図8及び図10に示すように、ハウジング収容外周部62aのフロント側(−Z側)に設けられている。Oリング保持部62cは、外殻部62のフロント側(−Z側)の端部に位置する。Oリング保持部62cは、Oリング保持部本体63と、凸部63a,63b,63cと、を有する。
Oリング保持部本体63は、ハウジング収容外周部62aと同心の円筒形状である。Oリング保持部本体63の軸周り(θ方向)に沿った外周面には、フロント側(−Z側)に向かって径が小さくなる小径段部がある。小径段部は、軸方向(Z軸方向)と垂直な段差面63dと、Oリング保持部本体63の外周面の一部である小径側面63gと、を含む。
図1に示すように、Oリング保持部本体63の内周面には、フロント側(−Z側)に向かって径が大きくなる大径段部がある。大径段部は、軸方向(Z軸方向)に垂直な段差面63fと、Oリング保持部本体63の内周面の一部である大径側面63eと、を含む。
Oリング保持部本体63の内周面である大径側面63eとステータ40の外周面とは嵌合している。すなわち、外殻部62のフロント側(−Z側)の端部の内周面には、ステータ40の外周面が嵌合されている。段差面63fは、ステータ40のリア側(+Z側)の面の外縁部に接触している。
凸部63a,63b,63cは、図8及び図10に示すように、小径側面63gから径方向外側に突出している。凸部63a,63b,63cは、Oリング保持部本体63の周方向に延びている。凸部63a,63b,63cは、Oリング保持部本体63の周方向に等間隔に配置されている。平面視(XY面視)において、凸部63a,63b,63cの周方向の中心位置は、それぞれ突出部65a,65b,65cが設けられた位置と同じ位置である。
凸部63a,63b,63cのリア側(+Z側)の面と、段差面63dと、Oリング保持部本体63の外周面の一部である小径側面63gと、によってOリング用フロント側溝部73a,73b,73cが形成されている。Oリング用フロント側溝部73a,73b,73cには、フロント側Oリング71が嵌め込まれている。
連結部64a,64b,64cは、外殻部62と、外殻部62の内側に設けられたリアベアリング保持部61cと、を連結する。
連結部64aは、リアベアリング保持部61cの外周の略半周に亘って接続されている。
連結部64b,64cは、細長の形状である。連結部64b,64cは、リアベアリング保持部61cの外周のうち連結部64aと接続されていない部分を、連結部64aとともに略3分割するように接続されている。
リアベアリング保持部61cと外殻部62との間には、間隙64d,64e,64fが設けられている。すなわち、本体部61aは、間隙64d,64e,64fを有する。
間隙64dは、連結部64aと、連結部64bと、外殻部62と、リアベアリング保持部61cとによって形成されている。間隙64eは、連結部64bと、連結部64cと、外殻部62と、リアベアリング保持部61cとによって形成されている。間隙64fは、連結部64cと、連結部64aと、外殻部62と、リアベアリング保持部61cとによって形成されている。
間隙64dが設けられる位置は、平面視においてコイル接続部91a,91bを含む位置である。間隙64eが設けられる位置は、平面視においてコイル接続部91c,91dを含む位置である。間隙64fが設けられる位置は、平面視においてコイル接続部91e,91fを含む位置である。
図11(A),(B)は、突出部65bを示す平面図である。図11(A)は、本体部61aがバスバーホルダ圧入部22aに圧入されていない状態を示す図である。図11(B)は、本体部61aがバスバーホルダ圧入部22aに圧入された状態を示す図である。
突出部65a〜65cは、図8から図10及び図11(A)に示すように、ハウジング収容外周部62aの軸周り(θ方向)に沿った略円柱面状の外周面62dに設けられている。突出部65a〜65cは、外周面62dから径方向の外側に突出している。突出部65a〜65cは、シャフト31の軸方向(Z軸方向)、すなわち、中心軸Jに沿って延びている。突出部65a〜65cの断面(XY断面)形状は、特に限定されず、半円形状であっても、半楕円形状であっても、矩形状であっても、多角形状であってもよい。本実施形態においては、突出部65a〜65cの断面形状は、例えば、半楕円形状である。
本実施形態において突出部65a〜65cは、シャフト31の軸方向(Z軸方向)におけるフロント側Oリング71とリア側Oリング72との間に設けられている。
突出部65bは、リアベアリング保持部61cのコネクタ連結部62bが設けられている側と逆側(−X側)の、ハウジング収容外周部62aの端部に設けられている。
突出部65a,65cは、突出部65bとともにハウジング収容外周部62aの周方向を略3分割する位置に設けられている。すなわち、複数の突出部65a〜65cは、ハウジング収容外周部62aの周方向に等間隔に配置されている。
なお、本明細書において等間隔とは、隣り合う突出部同士の周方向の距離が厳密に同じ場合だけでなく、設計誤差の範囲内で異なる場合も含む。具体的には、等間隔とは、例えば、隣り合う突出部同士の周方向の距離の比が、0.9以上、1.1以下となる場合を含む。
図11(A)に示す突出部65bの突出高さW1、及び幅W2は、本実施形態においては、軸方向(Z軸方向)の全体にわたって一様である。突出部65bは、本体部61aが圧入されていない状態でバスバーホルダ圧入部22aの内径から外側にはみ出す高さを備える。突出部65a,65cについても同様である。ハウジング収容外周部62aの外周面62dは、バスバーホルダ圧入部22aの圧入用内周面25aの内側に位置する。
本実施形態では、本体部61aが圧入された状態において突出部65bは、図11(B)に示すように、圧入用内周面25aと接触し、圧入用内周面25aから応力を受ける。すなわち、突出部65bは、ハウジング部20の内周面と接触し、ハウジング部20の内周面から応力を受ける。これにより、突出部65bは、弾性変形する。本実施形態においては、突出部65a〜65cがハウジング収容外周部62aの周方向に等間隔に配置されているため、突出部65a〜65cは均等に弾性変形する。突出部65a,65cについても同様である。
本実施形態においては、圧入用内周面25aと本体部61aとは、突出部65a〜65cにおいて接触している。これにより、ハウジング収容外周部62aの外周面62dには、圧入用内周面25aと離間する非接触部66が設けられている。すなわち、非接触部66は、ハウジング部20の内周面と離間する。
コネクタ部61bは、図示しない外部電源と接続される部分である。コネクタ部61bは、図1及び図8から図10に示すように、コネクタ連結部62bの外周面の一部から、シャフト31の径方向外側(+X側)に向かって延びており、径方向外側(+X側)に開口した概略直方体の筒状である。バスバーホルダ61のコネクタ部61bの全体は、コネクタ用開口部26を介して、ハウジング部20の外部に露出している。
コネクタ部61bには、バスバーホルダ61の長さ方向の一方側(+X側)に開口する電源用開口部67がある。電源用開口部67の底面には、上述したように、コイル接続バスバー91と、センサ接続バスバー92と、が突出して設けられている。
リアベアリング保持部61cは、外殻部62の内側に設けられている。リアベアリング保持部61cは、リアベアリング52を保持する。リアベアリング保持部61cの平面視(XY面視)形状は円形状であり、平面視におけるリアベアリング保持部61cの中央を中心軸Jが通る。リアベアリング保持部61cは、中心軸Jと同心の中心孔61eを有する。
[フロント側Oリング及びリア側Oリング]
フロント側Oリング71は、フロントハウジング部21の内側に設けられている。フロント側Oリング71は、バスバーホルダ61のOリング保持部62cに保持されている。具体的には、フロント側Oリング71は、Oリング用フロント側溝部73a,73b,73cに嵌め込まれ、Oリング保持部本体63の外周面における小径側面63gに保持される。
フロント側Oリング71は、フロントハウジング部21(他方側のハウジング部)の内周面、より詳細にはバスバーホルダ挿入部21aの内周面と、本体部61aの外周面、より詳細にはOリング保持部62cの小径側面63gとに一周に亘り接触している。すなわち、フロント側Oリング71は、一周に亘り本体部61aとハウジング部20とに接触する。フロント側Oリング71は、バスバーホルダ挿入部21aの内周面から応力を受けている。
フロント側Oリング71は、突出部65a〜65cよりもフロントハウジング部21側(−Z側,他方のハウジング部側)に配置されている。すなわち、フロント側Oリング71は、突出部65a〜65cと異なる位置に配置されている。
リア側Oリング72は、リアハウジング部22の内側に設けられている。リア側Oリング72は、本体部61aの外殻部62に位置するOリング用リア側溝部74に嵌め込まれている。すなわち、リア側Oリング72は、外殻部62の軸方向(Z軸方向)のリア側(+Z側)に配置されている。
リア側Oリング72の全周は、リアハウジング部22の蓋部22bのフロント側(−Z側)の面と接触している。すなわち、リア側Oリング72は、一周に亘り本体部61aとハウジング部20とに接触している。リア側Oリング72は、蓋部22bのフロント側(−Z側)の面から応力を受けている。
リア側Oリング72は、軸方向(Z軸方向)において、リアハウジング部22のバスバーホルダ圧入部22aの突出部65a〜65cよりも奥側(+Z側)に配置されている。すなわち、リア側Oリング72は、突出部65a〜65cと異なる位置に配置されている。
フロント側Oリング71とリア側Oリング72とは、シャフト31の軸方向(Z軸方向)において、突出部65a〜65cが設けられた位置と異なる位置に配置されている。本実施形態においては、軸方向(Z軸方向)におけるフロント側Oリング71とリア側Oリング72との間に、フロントハウジング部21とリアハウジング部22との接合面が位置する。
フロント側Oリング71及びリア側Oリング72の構成は、特に限定されず、いかなる公知のOリングを用いてもよい。本実施形態においては、フロント側Oリング71及びリア側Oリング72は、例えば、丸断面を有する細長いシリコンゴムをリング状に加工したものである。
[フロントベアリング及びリアベアリング]
フロントベアリング51は、フロントハウジング部21のフロントベアリング保持部21cに保持されている。すなわち、フロントベアリング51は、ステータ40のフロント側(−Z側)に配置されている。
リアベアリング52は、バスバーホルダ61のリアベアリング保持部61cに保持されている。すなわち、リアベアリング52は、ステータ40のリア側(+Z側)に配置されている。
フロントベアリング51とリアベアリング52との軸方向(Z軸方向)の間には、ステータ40が配置される。フロントベアリング51とリアベアリング52とは、ロータ30のシャフト31を支持している。
フロントベアリング51及びリアベアリング52の構成は、特に限定されず、いかなる公知のベアリングを用いてよい。
[オイルシール]
オイルシール80は、オイルシール保持部21dの内部に、シャフト31の軸周り(θ方向)に装着される。オイルシール80は、フロントハウジング部21のオイルシール保持部21dとシャフト31との間からハウジング部20内に水や油等が侵入することを抑制する。オイルシール80の構成は、特に限定されず、いかなる公知のオイルシールを用いてもよい。
モータ10には、コネクタ部61bを介して、外部電源が接続される。接続された外部電源は、コネクタ部61bが有する電源用開口部67の底面から突出するコイル接続バスバー91及びセンサ接続バスバー92と電気的に接続される。これにより、コイル接続バスバー91及びセンサ接続バスバー92を介して、ステータ40のコイル部43及び図示しない各種センサに駆動電流が供給される。コイル部43に供給される駆動電流は、例えば、各種センサのうちの磁気センサによって計測されるロータ30の回転位置に応じて制御される。コイル部43に駆動電流が供給されると、磁場が発生し、この磁場によってシャフト31を有するロータ30が回転する。このようにして、モータ10は、回転駆動力を得る。
次に、本実施形態のモータ10の組み立て手順について説明する。
まず、フロントハウジング部21に、フロントベアリング51と、ステータ40と、ロータ30とを保持させる。具体的には、フロントベアリング51をフロントハウジング部21のフロントベアリング保持部21cに保持させる。フロントハウジング部21のステータ保持部21bの内周面23にステータ40の外周面を嵌合させて、ステータ40を固定する。ロータ30のシャフト31をフロントベアリング51に挿入し、フロントベアリング51を介してロータ30を支持させる。
次に、バスバーユニット60のリアベアリング保持部61cにリアベアリング52を保持させ、フロント側Oリング71とリア側Oリング72とを、それぞれOリング用フロント側溝部73a,73b,73cとOリング用リア側溝部74とに嵌め込む。
次に、バスバーユニット60をフロントハウジング部21におけるバスバーホルダ挿入部21aにフロント側開口部24から挿入する。このとき、シャフト31のリア側(+Z側)の端部が、バスバーユニット60に保持されたリアベアリング52に挿入されるようにする。これにより、ロータ30のシャフト31は、フロントベアリング51とリアベアリング52とによって両端支持された状態となる。
Oリング保持部62cは、フロントハウジング部21のバスバーホルダ挿入部21aに挿入された状態となる。このとき、Oリング保持部62cの内周面における大径側面63eは、ステータ40の外周面と嵌合され、段差面63fがステータ40の外縁部に接触する。段差面63fがステータ40の外縁部と接触することにより、フロントハウジング部21に対するバスバーユニット60の軸方向(Z軸方向)位置が決まる。
また、Oリング保持部62cの外周面に設けられたフロント側Oリング71は、バスバーホルダ挿入部21aの内周面と接触し、応力を受ける。これにより、バスバーユニット60は、フロント側Oリング71を介して、バスバーホルダ挿入部21aの内周面から応力を受ける。
Oリング保持部62cの大径側面63eがステータ40の外周面と嵌合され、バスバーユニット60がフロント側Oリング71を介してバスバーホルダ挿入部21aの内周面から応力を受けることによって、フロントハウジング部21に対するバスバーユニット60の径方向の位置が固定される。
次に、バスバーユニット60に、リアハウジング部22をリア側(+Z側)から被せて、バスバーホルダ圧入部22aに本体部61aにおける外殻部62のハウジング収容外周部62aを圧入する。圧入は、フロント側フランジ部28と、リア側フランジ部29とが接触するまで行う。このとき、リアハウジング部22の蓋部22bのフロント側(−Z側)の面は、リア側Oリング72の全周と接触する。これにより、リアハウジング部22に対してバスバーユニット60が圧入固定される。
次に、フロントハウジング部21とリアハウジング部22とを接合する。フロントハウジング部21とリアハウジング部22とを接合する方法は、特に限定されず、本実施形態においては、例えば、リベットを用いずに、かしめる方法を選択できる。
具体的には、フロント側フランジ部28に位置する貫通孔28a,28b,28cと、リア側フランジ部29に位置する貫通孔29a,29b,29cと、をそれぞれ位置合わせした状態で、フロント側フランジ部28とリア側フランジ部29とを重ね合わせる。この状態で、リア側フランジ部29側(+Z側)にダイスを配置し、フロント側フランジ部28側(−Z側)からパンチを打ち込む。これにより、フロント側フランジ部28の打ち込み部分28d,28e,28f、及びリア側フランジ部29の打ち込み部分29d,29e,29fがダイスに押し込まれてリア側(+Z側)に突出し、フロントハウジング部21とリアハウジング部22とが接合される。
これにより、フロントハウジング部21とリアハウジング部22との相対位置が固定され、ハウジング部20に対してバスバーユニット60が固定される。
次に、出力軸孔27からシャフト31周りにオイルシール80を設置する。
以上により、モータ10が組み立てられる。
本実施形態によれば、バスバーホルダ61の本体部61aが、突出部65a〜65cによって部分的にリアハウジング部22の圧入用内周面25aに接触して、圧入されている。そのため、圧入された状態において、本体部61aの突出部65a〜65cを圧入用内周面25aから加えられる応力によって弾性変形させやすく、また変形量を大きくできる。これにより、バスバーホルダ61とハウジング部20との熱収縮または熱膨張による変位を、突出部65a〜65cの弾性変形によって吸収しやすくなり、例えば、熱収縮した際に、ハウジング部20に対するバスバーホルダ61の固定が不十分となることを抑制できる。したがって、本実施形態によれば、広い温度範囲で安定して動作するモータ10が得られる。
また、高温時においては、バスバーホルダ61は、ハウジング部20が熱膨張する度合いよりも大きく熱膨張する。本実施形態によれば、上述したのと同様にして、熱膨張した際のバスバーホルダ61とハウジング部20との熱膨張による変位を、突出部65a〜65cの弾性変形により吸収しやすい。その結果、本実施形態によれば、熱膨脹した際に、バスバーホルダ61が破損することを抑制できる。
本実施形態によれば、圧入された状態において、バスバーホルダ圧入部22aの圧入用内周面25aに接触し、圧入用内周面25aから応力を受ける突出部65a〜65cと、圧入用内周面25aから離間した非接触部66と、が設けられている。そのため、圧入されることで圧入用内周面25aからバスバーホルダ61に加えられる応力は、突出部65a〜65cを介して加えられる。これにより、突出部65a〜65cの配置や、圧入用内周面25aとの接触面積等を調整することにより、バスバーホルダ61に加えられる応力の分布を調整できる。したがって、破損が抑制されるようにバスバーホルダ61を変形させることが容易である。本実施形態においては、突出部65a〜65c自体が変形されるように調整されている。
また、本実施形態によれば、突出部65a〜65cによってバスバーホルダ61の変形を調整できるため、万が一、バスバーホルダ61が破損した場合であっても、破損箇所を特定しやすい。
また、本実施形態によれば、本体部61aは間隙64d〜64fを有しており、間隙64d〜64fの間が連結部64a〜64cとなっている。そのため、本体部61a自体が比較的変形しやすい。これにより、本体部61aが熱膨張することによって、突出部65a〜65cの変形量が大きくなった場合には、本体部61a自体が弾性変形し、バスバーホルダ61が破損することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、突出部65a〜65cがハウジング収容外周部62aの周方向に等間隔に配置されているため、突出部65a〜65cは均等に弾性変形する。したがって、バスバーホルダ61が熱膨脹・熱収縮した場合に、本体部61aは、シャフト31に対するリアベアリング52の軸精度を保持した状態で弾性変形する。その結果、バスバーホルダ61の熱膨張・熱収縮による変形によって、シャフト31に径方向の応力が加えられることが抑制される。これにより、シャフト31のハウジング部20に対する位置がずれることや、シャフト31が破損することが抑制される。
また、本実施形態によれば、突出部が3つ以上、例えば、図9の例では突出部65a〜65cの3つ、設けられているため、バスバーホルダ61の本体部61aをリアハウジング部22のバスバーホルダ圧入部22aに圧入する際に、リアベアリング52とシャフト31との同軸度を維持しやすい。
また、本実施形態によれば、ハウジング部20とバスバーホルダ61との間にフロント側Oリング71とリア側Oリング72とが設けられている。これにより、水や油等が、コネクタ用開口部26及びフロントハウジング部21とリアハウジング部22との接合面から、ハウジング部20とバスバーホルダ61との隙間を介して、ロータ30やステータ40に到達することを抑制できる。
また、フロントハウジング部21のバスバーホルダ挿入部21aにバスバーホルダ61を挿入する際に、フロント側Oリング71が本体部61aのOリング保持部62cに正常に設置されているかどうかを判定する方法として、フロント側Oリング71がバスバーホルダ挿入部21aの内周面から受ける応力を測定する方法を用いる場合がある。この場合において、バスバーホルダ61の本体部61aがフロントハウジング部21のバスバーホルダ挿入部21aに圧入されると、フロント側Oリング71が受ける応力を正確に計測できない虞がある。
これに対して、本実施形態によれば、バスバーホルダ61はリアハウジング部22のみに圧入され、フロントハウジング部21に圧入されない。したがって、本実施形態によれば、フロントハウジング部21のバスバーホルダ挿入部21aにバスバーホルダ61を挿入する際に、上記方法を用いてフロント側Oリング71の設置状態を判定することが容易である。
また、本実施形態によれば、シャフト31の軸周り(θ方向)にオイルシール80が設けられているため、出力軸孔27からハウジング部20の内部に水や油が侵入することを抑制できる。
また、本実施形態のようにシャフト31の周りにオイルシール80が設けられている場合においては、低温時にシャフト31がずれると、低温になることで弾性率が低下したオイルシール80がシャフト31に追従せず、水や油の侵入を十分に抑制できない場合がある。そのため、オイルシール80がシャフト31の周りに設けられる場合には、よりシャフト31のずれを抑制する必要がある。
本実施形態によれば、低温時にバスバーホルダ61が熱収縮をしたときでも突出部65a〜65cが弾性変形するために、ハウジング部20に対するバスバーホルダ61の固定が不十分となることを抑制でき、シャフト31のずれを抑制することができる。したがって、本実施形態は、シャフト31の周りにオイルシール80が設けられている場合により有用である。
また、本実施形態によれば、フロントハウジング部21とリアハウジング部22とは、リベットを用いずに、かしめられることで接合されている。そのため、フロントハウジング部21とリアハウジング部22と強固に接合できる。
なお、本実施形態においては、以下の構成を採用することもできる。
上記説明においては、突出部65a〜65cが弾性変形して、バスバーホルダ61がバスバーホルダ圧入部22aに圧入されているものとしたが、これに限られない。本実施形態においては、例えば、突出部65a〜65cは変形せずに、本体部61aの外殻部62が弾性変形することによって、バスバーホルダ61がバスバーホルダ圧入部22aに圧入されていてもよい。また、本実施形態においては、例えば、突出部65a〜65cと、外殻部62との両方が弾性変形することによって、バスバーホルダ61がバスバーホルダ圧入部22aに圧入されていてもよい。
また、本実施形態においては、突出部65a〜65cが外殻部62とは別部材から構成されていてもよい。この場合においては、例えば、突出部65a〜65cを、外殻部62を構成する素材、すなわち、樹脂材料よりも弾性率の大きな素材で構成することができる。これにより、本体部61aをバスバーホルダ圧入部22aに圧入した際に、突出部65a〜65cがより弾性変形しやすくできる。
また、本実施形態においては、突出部65bの突出高さW1は、軸方向(Z軸方向)の位置によって変化してもよい。本実施形態においては、例えば、突出部65bのリア側(+Z側)の端部からフロント側(−Z側)の端部に向かうにしたがって、突出部65bの突出高さW1が、大きくてもよいし、小さくてもよい。また、例えば、突出部65bのリア側(+Z側)の端部からフロント側(−Z側)の所定の部分までにおいては、突出高さW1が、フロント側(−Z側)に向かうにしたがって大きくなり、所定の部分からフロント側(−Z側)の端部までにおいては、突出高さW1が一様としてもよい。突出部65a,65cについても同様である。
また、上記説明においては、突出部65a〜65cは、軸方向(Z軸方向)に延びた構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、突出部65a〜65cは、例えば、周方向に延びていてもよいし、軸方向及び周方向に対して傾いた方向に延びていてもよいし、延びていなくてもよい。
また、本実施形態においては、突出部の数は、2つ以下であってもよいし、4つ以上であってもよい。突出部が、ハウジング収容外周部62aの周方向に等間隔に設けられる場合には、突出部の数は3の倍数であることが好ましい。バスバーホルダ61の本体部61aをリアハウジング部22のバスバーホルダ圧入部22aに圧入する際に、リアベアリング52とシャフト31との同軸度をより維持しやすいためである。
また、本実施形態においては、ハウジング収容外周部62aの外周面62dに、軸方向(Z軸方向)に沿って複数の突出部が設けられてもよい。
また、本実施形態においては、突出部65a〜65cの軸方向(Z軸方向)の位置はそれぞれ異なっていてもよい。
また、上記説明においては、バスバーホルダ61における本体部61aのハウジング収容外周部62aは、リアハウジング部22のみに圧入された構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、ハウジング収容外周部62aが、フロントハウジング部21とリアハウジング部22との少なくとも一方のハウジング部に圧入されていればよい。すなわち、本実施形態においては、例えば、ハウジング収容外周部62aが、フロントハウジング部21とリアハウジング部22との両方に圧入された構成としてもよいし、フロントハウジング部21のみに圧入された構成としてもよい。
本体部61aがフロントハウジング部21とリアハウジング部22との両方に圧入された構成とは、例えば、突出部65a〜65cが、フロントハウジング部21の内周面と、リアハウジング部22の内周面との両方に接触する構成である。この構成によれば、バスバーホルダ61をハウジング部20内により強固に保持できる。
また、上記説明においては、コネクタ用開口部26は、フロントハウジング部21とリアハウジング部22とによって構成されるものとしたが、これに限られない。本実施形態においては、コネクタ用開口部26は、例えば、リアハウジング部22の蓋部22bのリア側(+Z側)の面に設けられる構成としてもよい。
また、本実施形態においては、リアハウジング部22は設けられていなくてもよい。
また、本実施形態においては、リアハウジング部22を構成する材料は、金属以外の材質、例えば、樹脂等であってもよい。この場合においては、バスバーホルダ61の本体部61aは、フロントハウジング部21に圧入される。
また、本実施形態においては、フロントハウジング部21とリアハウジング部22とが一体の部材であってもよい。
また、上記説明においては、フロントハウジング部21の内側にフロント側Oリング71が設けられ、リアハウジング部22の内側にリア側Oリング72が設けられる構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、フロントハウジング部21とリアハウジング部22とのうちの少なくとも一方の内側にOリングが設けられる構成としてもよい。すなわち、本実施形態においては、フロント側Oリング71とリア側Oリング72とのうち、いずれか一方が設けられていない構成としてもよい。
また、本実施形態においては、フロント側Oリング71とリア側Oリング72との両方が設けられていなくてもよい。
また、本実施形態においては、フロント側フランジ部28とリア側フランジ部29とが合わされる接合面にOリングを設ける構成としてもよい。
また、本実施形態においては、オイルシール80が設けられていなくてもよい。
また、本実施形態においては、突出部65a〜65cが設けられていなくてもよい。本実施形態においては、例えば、図12(A),(B)に示すバスバーユニット160のような構成であってもよい。
図12(A),(B)は、突出部が設けられていないバスバーユニット160を模式的に示す図である。図12(A)は、バスバーホルダ161における本体部161aがバスバーホルダ圧入部22aに圧入されていない状態を示す平面図である。図12(B)は、バスバーホルダ161の本体部161aがバスバーホルダ圧入部22aに圧入されている状態を示す平面図である。
本体部161aは、外殻部162を有する。外殻部162は、ハウジング収容外周部162aと、コネクタ連結部62bと、を有する。
ハウジング収容外周部162aは、平面視(XY面視)で楕円形状である。ハウジング収容外周部162aの外周面162dの一部は、図12(A)に示すように、圧入されていない状態において、軸方向(Z軸方向)に視た際に、圧入用内周面25aの外形からはみ出している。
図12(B)に示すように、ハウジング収容外周部162aがバスバーホルダ圧入部22aに圧入されると、圧入されていない状態において圧入用内周面25aの外形からはみ出していた部分が応力を受け、ハウジング収容外周部162a全体が弾性変形する。ハウジング収容外周部162aの外周面162dには、圧入用内周面25aと接触し、圧入用内周面25aから応力を受ける接触部165と、圧入用内周面25aと離間する非接触部166と、が設けられる。言い換えると、接触部165は、ハウジング部20の内周面と接触し、ハウジング部20の内周面から応力を受ける。非接触部166は、ハウジング部20の内周面と離間する。
この構成によれば、突出部が不要になるため、バスバーホルダ161の製造が簡便である。
<第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態に対して、本体部が突出部群を有している点において異なる。
なお、第1実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
図13及び図14は、本実施形態のバスバーユニット260を示す図である。図13は、斜視図である。図14は、平面図である。
バスバーユニット260は、バスバーホルダ261を有している。バスバーホルダ261は、本体部261aを有している。本体部261aは、複数の突出部群(接触部群)を有している。本実施形態においては、複数の突出部群は、3つ以上設けられている。一例として図14においては、複数の突出部群として、突出部群(接触部群)267a,267b,267cの3つが設けられている例を示している。
突出部群267a,267b,267cは、それぞれ複数の突出部(接触部)で構成される。本実施形態においては、突出部群267a,267b,267cは、それぞれ2つの突出部で構成される。突出部群267aは、突出部(接触部)265aと突出部(接触部)265bとで構成される。突出部群267bは、突出部(接触部)265cと突出部(接触部)265dとで構成される。突出部群267cは、突出部(接触部)265eと突出部(接触部)265fとで構成される。
突出部群267bは、リアベアリング保持部61cのコネクタ連結部62bが設けられている側と逆側(−X側)に設けられている。
突出部群267a,267cは、突出部群267bとともにハウジング収容外周部62aの周方向を略3分割する位置に設けられている。すなわち、複数の突出部群267a〜267cは、ハウジング収容外周部62aの周方向に等間隔に配置されている。
ここで、突出部群267a〜267cの位置とは、各突出部群を構成する複数の突出部のうち周方向の両端に位置する突出部同士の周方向の中心の位置である。
本実施形態によれば、複数の突出部で構成される突出部群267a〜267cが設けられているため、より安定してバスバーホルダ261をリアハウジング部22に圧入固定できる。
なお、本実施形態においては、突出部群が設けられる数は、2つ以下であってもよいし、4つ以上であってもよい。突出部群が、ハウジング収容外周部62aの周方向に等間隔に設けられる場合には、突出部群の数は3の倍数であることが好ましい。バスバーホルダ261の本体部261aをリアハウジング部22のバスバーホルダ圧入部22aに圧入する際に、リアベアリング52とシャフト31との同軸度をより維持しやすいためである。
また、本実施形態においては、各突出部群を構成する突出部は、3つ以上であってもよい。
なお、上記の第1実施形態及び第2実施形態においては、本発明をブラシレスモータに適用した例について示したが、これに限られない。本発明は、回転軸を支持する一方のベアリングがバスバーホルダに保持され、他方のベアリングがバスバーホルダを収容するハウジングに保持されたモータであれば、ブラシ付きモータ等、いかなるモータにも適用できる。
また、本発明を適用したモータの用途は、特に限定されず、例えば、車両に搭載されるデュアルクラッチトランスミッション(DCT:Dual Clutch Transmission)等のトランスミッションのギアセレクトや、クラッチの駆動の用途に用いられる。
10…モータ、20…ハウジング部、21…フロントハウジング部(第1のハウジング部)、21a…バスバーホルダ挿入部(第1筒部)、21c…フロントベアリング保持部(第1軸受保持部)、21d…オイルシール保持部、21e…底部、21f…貫通孔、22…リアハウジング部(第2のハウジング部)、22a…バスバーホルダ圧入部(第2筒部)、22b…蓋部、25b…切り欠き部、26…コネクタ用開口部、27…出力軸孔、30…ロータ、31…シャフト、40…ステータ、51…フロントベアリング(第1の軸受)、52…リアベアリング(第2の軸受)、60,160,260…バスバーユニット、61,161,261…バスバーホルダ、61a,161a,261a…本体部、61b…コネクタ部、61c…リアベアリング保持部(第2軸受保持部)、62,162…外殻部、62a,162a…ハウジング収容外周部、62b…コネクタ連結部、62d,162d…外周面、64a,64b,64c…連結部、65a,65b,65c,265a,265b,265c,265d,265e,265f…突出部(接触部)、66,166…非接触部、71…フロント側Oリング(第1のOリング)、72…リア側Oリング(第2のOリング)、80…オイルシール、91…コイル接続バスバー(バスバー)、165…接触部、267a,267b,267c…突出部群(接触部群)、J…中心軸

Claims (22)

  1. 一方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、
    前記ロータを囲み、前記ロータを前記シャフト周りに回転させるステータと、
    前記ステータの前記一方向の第1の側に配置され前記シャフトを支持する第1の軸受と、
    前記ステータの前記第1の側と反対の第2の側に配置され前記シャフトを支持する第2の軸受と、
    前記ステータに駆動電流を供給するバスバーユニットと、
    内側に前記バスバーユニットが圧入され、前記ステータと前記第1の軸受とを保持する筒状の金属製のハウジング部と、
    を備え、
    前記ハウジング部は、貫通孔を有する円形の底部と、前記第1の軸受を保持し前記一方向に延びる第1軸受保持部と、を有し、
    前記ハウジング部は、前記第1の側に開口する出力軸孔を有し、
    前記第1軸受保持部は、前記出力軸孔の少なくとも一部を有し、
    前記シャフトの前記第1の側の端部は、前記貫通孔を介して、前記出力軸孔から前記ハウジング部の外部に突出し、
    前記バスバーユニットは、前記ステータに電気的に接続されるバスバーと、前記バスバーを支持する樹脂製のバスバーホルダと、を有し、
    前記バスバーホルダは、前記第2の軸受を保持する第2軸受保持部と、筒状の本体部と、を有し、
    前記本体部は、前記中心軸を周方向に囲む筒状の外殻部を有し、
    前記外殻部は、前記ハウジング部に圧入されるハウジング収容外周部を有し、
    前記ハウジング収容外周部の外周面には、前記ハウジング部の内周面と接触し、前記ハウジング部の内周面から応力を受ける接触部と、前記ハウジング部の内周面と離間する非接触部と、が設けられるモータ。
  2. 前記接触部は、前記外周面から前記中心軸の径方向に突出している、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記接触部は、前記中心軸に沿って延びる、請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記本体部は前記接触部を複数有し、複数の前記接触部は前記ハウジング収容外周部の周方向に等間隔に配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のモータ。
  5. 前記接触部は、3つ以上設けられている、請求項1から4のいずれか一項に記載のモータ。
  6. 前記本体部は、複数の前記接触部で構成される複数の接触部群を有しており、
    前記複数の接触部群は前記ハウジング収容外周部の周方向に等間隔に配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のモータ。
  7. 前記接触部群は、3つ以上設けられている、請求項6に記載のモータ。
  8. 前記ハウジング部は、第1のハウジング部と、第2のハウジング部と、を有し、
    前記第1のハウジング部には、前記ステータが保持され、
    前記第1のハウジング部は、前記バスバーユニットの前記第1の側の端部を前記シャフトの径方向外側から囲む第1筒部を有し、
    前記第2のハウジング部は、前記本体部の前記第2の側の端部を覆う蓋部と、前記本体部の前記第2の側の端部を前記径方向外側から囲み前記第1筒部の前記第2の側の端部と連結された第2筒部と、を有し、
    前記ハウジング収容外周部は、前記第1のハウジング部と前記第2のハウジング部との少なくとも一方のハウジング部に圧入され、
    前記第1のハウジング部と前記第2のハウジング部とのうちの少なくとも一方の内側には、一周に亘り前記本体部と前記ハウジング部とに接触するOリングが設けられ、
    前記Oリングは前記接触部と異なる位置に配置される請求項1から7のいずれか一項に記載のモータ。
  9. 前記Oリングは、前記一方向において、前記第1筒部と前記第2筒部とのうち前記Oリングが設けられた側の筒部の前記接触部よりも奥側に配置されている、請求項8に記載のモータ。
  10. 前記ハウジング収容外周部は、前記第1のハウジング部または前記第2のハウジング部のどちらか一方のハウジング部に圧入され、
    前記Oリングは前記接触部よりも他方のハウジング部側に配置される、請求項8に記載のモータ。
  11. 前記ハウジング収容外周部は、前記第1のハウジング部または前記第2のハウジング部のどちらか一方のハウジング部のみに圧入され、
    前記Oリングは、他方側のハウジング部の内周面と前記本体部の外周面とに一周に亘り接触する第1のOリングを含み、
    前記第1のOリングは前記接触部よりも他方のハウジング部側に配置される、請求項7から9のいずれか一項に記載のモータ。
  12. 前記Oリングは、前記外殻部の前記一方向の前記第2の側に配置された第2のOリングを含み、
    前記蓋部の前記第1の側の面は、前記第2のOリングの全周と接触している請求項8から11のいずれか一項に記載のモータ。
  13. 前記ハウジング部は、第1のハウジング部と、第2のハウジング部と、を有し、
    前記第1のハウジング部は、前記ステータが保持され、前記バスバーユニットの前記第1の側の端部を前記シャフトの径方向外側から囲む第1筒部を有し、
    前記第2のハウジング部は、前記本体部の前記第2の側の端部を覆う蓋部と、前記本体部の前記第2の側の端部を径方向外側から囲み前記第1筒部の前記第2の側の端部と連結された第2筒部と、を有し、
    前記外殻部の前記第1の側の端部の内周面には、前記ステータの外周面が嵌合され、
    前記ハウジング収容外周部は、前記第2のハウジング部のみに圧入されている、請求項1から12のいずれか一項に記載のモータ。
  14. 前記第1のハウジング部と、前記第2のハウジング部とは、リベットを用いずに、かしめられている、請求項8から13のいずれか一項に記載のモータ。
  15. 前記本体部は、前記外殻部と前記第2軸受保持部とを連結する連結部を有し、
    前記蓋部は、前記外殻部の前記一方向の前記第2の側を閉塞している、請求項8から14のいずれか一項に記載のモータ。
  16. 前記接触部は、前記外殻部を構成する素材よりも弾性率の大きな素材から構成されている、請求項1から15のいずれか一項に記載のモータ。
  17. 前記ハウジング部は、前記第1軸受保持部よりさらに前記一方向の前記第1の側に延び、オイルシールを保持するオイルシール保持部を有し、
    前記オイルシール保持部は、前記出力軸孔の少なくとも一部を有する、請求項1から16のいずれか一項に記載のモータ。
  18. 前記バスバーホルダは、外部電源と接続されるコネクタ部を有し、
    前記コネクタ部は、前記ハウジング部のコネクタ用開口部を介して前記ハウジング部の外部に露出している、請求項1から17のいずれか一項に記載のモータ。
  19. 前記ハウジング部は、第1のハウジング部と、第2のハウジング部と、を有し、
    前記第1のハウジング部は、前記ステータが保持され、前記バスバーユニットの前記第1の側の端部を前記シャフトの径方向外側から囲む第1筒部を有し、
    前記第2のハウジング部は、前記本体部の前記第2の側の端部を覆う蓋部と、前記本体部の前記第2の側の端部を径方向外側から囲み前記第1筒部の前記第2の側の端部と連結された第2筒部と、を有し、
    前記コネクタ用開口部は、前記第1のハウジング部と前記第2のハウジング部とによって構成されている、請求項18に記載のモータ。
  20. 前記外殻部は、前記コネクタ部と連結されるコネクタ連結部を有し、
    前記ハウジング収容外周部の前記中心軸に垂直な断面の形状は、中心角が240°以上の円弧形状である、請求項18または19に記載のモータ。
  21. 前記コネクタ部は、前記コネクタ連結部の外周面の一部から、前記シャフトの径方向外側に向かって延びており、前記径方向外側に開口した筒状である、請求項18から20のいずれか一項に記載のモータ。
  22. 前記ハウジング部は、第1のハウジング部と、第2のハウジング部と、を有し、
    前記第1のハウジング部は、前記ステータが保持され、前記バスバーユニットの前記第1の側の端部を前記シャフトの径方向外側から囲む第1筒部を有し、
    前記第2のハウジング部は、前記本体部の前記第2の側の端部を覆う蓋部と、前記本体部の前記第2の側の端部を径方向外側から囲み前記第1筒部の前記第2の側の端部と連結された第2筒部と、を有し、
    前記第2のハウジング部は、前記第2筒部の一部が前記一方向に切り欠かれた切り欠き部を有し、
    前記コネクタ用開口部は、前記第1筒部の前記第2の側の端部と前記切り欠き部とによって構成されている、請求項18から21のいずれか一項に記載のモータ。
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