JP2016017859A - 膜式ガスメータ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減を図ることができる膜式ガスメータを提供する。【解決手段】被計測流体の流入口と前記被計測流体の流出口を形成する上部ケースと、前記上部ケース内に流入する前記被計測流体の圧力によって往復運動する膜部により区画される一対の計量室を形成する下部ケースと、前記膜部の往復運動をリンク機構部を介して回転運動に変換するクランク機構部と、を備え、前記クランク機構部は、回転軸部と、前記回転軸部を回転可能に支持するクランク台と、前記回転軸部の上端部に固定されて前記リンク機構部を介して該回転軸部の軸心回りに旋回するクランク部と、を有する膜式ガスメータにおいて、前記クランク台は、筒状に形成されて前記回転軸部が回転可能に嵌入される本体部と、前記本体部の外周面に一体的に設けられる取付部と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、都市ガス等の被計測流体の流量を計測する膜式ガスメータに関するものである。
従来より、都市ガス等の被計測流体の流量を計測する膜式ガスメータに関する技術が種々提案されている。
例えば、下記特許文献1に記載された膜式ガスメータでは、下部ケースは、前後に並設された2つの計量空間を有している。これら計量空間の内部には、各計量空間を前後の計量室に区画する計量膜が前後方向に往復自在に設けられている。回動翼の基端部が、この計量膜の径方向中心部に回動自在に連結され、先端部が計量膜の前面側に設けられた翼軸の基端部に固定されている。
また、翼軸の上端部には、クランク機構が連結されている。また、各計量室へガスを給排出するバルブ機構は、バルブシートと、その上側に基端部が回転可能に軸支されて揺動可能に配置される扇形バルブとから構成されている。バルブシートの近傍には、クランク機構の回転軸が回転可能に配置されている。例えば、図8に示すように、回転軸81の上端部には、回転軸81の軸心81Aを中心に旋回運動する旋回機構82が設けられている。また、断面略四角の箱体状に形成されたクランク台83が、バルブシートの側縁部にネジ止めにより取り付けられる。このクランク台83の内側には、ポリアセタール等の合成樹脂製の略円筒状の軸受け85が、上下方向に配置されている。回転軸81は、軸受け85に上側から嵌挿されて、回転可能に支持されている。
特開2006−177805号公報
しかしながら、前記した特許文献1に記載された膜式ガスメータでは、回転軸を回転可能に支持するため、クランク台の内側に軸受けを別部品で配置する必要があり、部品点数の増加、コスト高となる。また、バルブシートにクランク台と扇形バルブを取り付けるために、バルブシートに雌ねじ金具のインサート成形が必要となり、部品点数の増加、コスト高となる。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、部品点数の削減を図ることができる膜式ガスメータを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る膜式ガスメータは、被計測流体の流入口と前記被計測流体の流出口を形成する上部ケースと、前記上部ケース内に流入する前記被計測流体の圧力によって往復運動する膜部により区画される一対の計量室を形成する下部ケースと、前記膜部の往復運動をリンク機構部を介して回転運動に変換するクランク機構部と、を備え、前記クランク機構部は、回転軸部と、前記回転軸部を回転可能に支持するクランク台と、前記回転軸部の上端部に固定されて前記リンク機構部を介して該回転軸部の軸心回りに旋回するクランク部と、を有する膜式ガスメータにおいて、前記クランク台は、筒状に形成されて前記回転軸部が回転可能に嵌入される本体部と、前記本体部の外周面に一体的に設けられる取付部と、を有することを特徴とする。
また、請求項2に係る膜式ガスメータは、請求項1に記載の膜式ガスメータにおいて、前記本体部は、内周面の下端部近傍に半径方向内側に所定高さ突出する突出部を有し、前記回転軸部は、前記突出部に対向する外周面に全周に渡って該突出部に係合するように形成された溝部を有することを特徴とする。
また、請求項3に係る膜式ガスメータは、請求項1又は請求項2に記載の膜式ガスメータにおいて、前記下部ケースの分配室取付部に取り付けられて前記流入口から流入した被計測流体を前記一対の計量室へ分配する分配室を備え、前記分配室は、前記取付部をネジ止めするネジを挿通する第1貫通孔と、前記第1貫通孔の下端部に形成されて雌ねじ金具が相対回転不能に嵌め込まれる第1凹部と、を有し、前記クランク台は、前記取付部の前記第1貫通孔に対向する位置に形成された取付孔を有し、該クランク台は、前記取付孔及び前記第1貫通孔に挿通されたネジを前記第1凹部に嵌め込まれた雌ねじ金具にネジ止めすることによって、前記分配室に取り付けられることを特徴とする。
また、請求項4に係る膜式ガスメータは、請求項3に記載の膜式ガスメータにおいて、前記分配室上を揺動可能に取り付けられて、前記クランク部の前記回転軸部の軸心回りの旋回運動に伴って該分配室に対する相対位置が変更されて前記一対の計量室への前記被計測流体の給排出を制御する一対のバルブを備え、前記一対のバルブは、それぞれの基端部に、雄ねじ部を下端部に有するバルブガイドを回転可能に嵌挿するガイド孔を有し、前記分配室は、前記雄ねじ部を挿通する第2貫通孔と、前記第2貫通孔の下端部に形成されて雌ねじ金具が相対回転不能に嵌め込まれる第2凹部と、を有し、前記一対のバルブは、それぞれ前記ガイド孔に前記バルブガイドを嵌挿した後、前記雄ねじ部を前記第2貫通孔に挿通し、前記第2凹部に嵌め込まれた雌ねじ金具にネジ止めすることによって、前記分配室上に揺動可能に取り付けられることを特徴とする。
更に、請求項5に係る膜式ガスメータは、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の膜式ガスメータにおいて、前記本体部は、ポリアセタールを含む合成樹脂により形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る膜式ガスメータでは、クランク機構部の回転軸部を回転可能に支持するクランク台は、筒状に形成されて回転軸部が回転可能に嵌入される本体部と、本体部の外周面に一体的に設けられる取付部とから構成されている。これにより、回転軸部は筒状の本体部によって回転可能に支持された状態で、取付部を介して取り付けることができ、軸受けを廃止してクランク台の部品点数の削減を図ることができる。
また、請求項2に係る膜式ガスメータでは、回転軸部を筒状の本体部に嵌入することによって、回転軸部の溝部に本体部の内周面に形成された突出部が係合するため、簡易な構成で回転軸部をクランク台に回転可能に保持することができる。
また、請求項3に係る膜式ガスメータでは、クランク台の取付孔及び分配室の第1貫通孔に挿通されたネジを第1凹部に嵌め込まれた雌ねじ金具にネジ止めすることによって、クランク台を分配室に取り付けることができる。これにより、分配室にクランク台を取り付けるための雌ねじ金具のインサート成形を廃止して、部品点数の削減を図ることができる。
また、請求項4に係る膜式ガスメータでは、一対のバルブの各ガイド孔にバルブガイドを嵌挿した後、バルブガイドの雄ねじ部を分配室の第2貫通孔に挿通し、第2凹部に嵌め込まれた雌ねじ金具にネジ止めすることによって、各バルブを分配室上に揺動可能に取り付けることができる。これにより、分配室に一対のバルブを取り付けるための雌ねじ金具のインサート成形を廃止して、部品点数の更なる削減を図ることができる。
更に、請求項5に係る膜式ガスメータでは、クランク台の本体部は、ポリアセタールを含む合成樹脂により形成されているため、軸受けを廃止しても、摩擦力を低減して回転軸部をスムーズに回転させることができる。
本実施形態に係る膜式ガスメータの正面一部切り欠き断面図である。 上部ケースを除いた際の平面図である。 要部分解斜視図である。 分配室の底面図である。 図4のX1−X1矢視断面図である。 クランク機構部の断面図である。 図6のX2部分の拡大図である。 従来のクランク機構部の一例を示す断面図である。
以下、本発明に係る膜式ガスメータについて具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係る膜式ガスメータ1の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る膜式ガスメータ1は、例えば、被計測流体の一例である都市ガスの流量を計測する都市ガスメータであって、都市ガスの配管2の途中に接続された縦長略直方体形状のメータケース3を備えている。
メータケース3は、上部ケース5と下部ケース6とから構成されている上部ケース5の上面からは、配管2に気密に接続される流入口7と流出口8が長手方向の両端部に突出して設けられており、メータケース3内に連通している。流入口7には配管2を介して都市ガスが供給され、中間室9に導入されるように構成されている。上部ケース5には、膜式ガスメータ1に供給されるガス圧力を検出する圧力センサ、地震の震動を検出する感震器、及び、ガスの供給を遮断する遮断弁、これらを制御するための制御回路部等の部品を収容する部品収容室が形成されている。
図1乃至図3に示すように、下部ケース6は、前後方向の中央を仕切壁11によって仕切り、前後に仕切壁11を底部とする略円筒形状の一対の計量室形成用空間12が設けられている。そして、各計量室形成用空間12の前後方向中央部には、前室及び後室に仕切る膜部13が、前後方向に往復移動自在に設けられている。また、各計量室形成用空間12の開口部は、不図示の蓋部材によって閉塞されている。これにより、各計量室形成用空間12は、それぞれ膜部13によって一対の計量室15に区画されている。
また、一対の翼軸16が各計量室形成用空間12に対応して左右方向一端側(図1中、左側端部である。)に配置されている。各翼軸16は、その軸心を上下方向に向けて、上端側を下部ケース6に設けた円筒状の各ボス17にゴム等で形成されたシール部材18を介して気密に挿通されて、略中央部を回動自在に支持されている。また、各翼軸16の下端部は、下部ケース6に形成された凹部19に嵌入されて、軸心回りに回転可能に支持されている。
各翼軸16の下部には、不図示の翼の一端が固定されると共に、翼の他端が膜部13の中央部に蝶番等により揺動可能に連結されている。そして、各膜部13の前後方向の往復移動に伴って、各翼軸16が正転と逆転を繰り返し行うように構成されている。
図1及び図2に示すように、各翼軸16の上端には、リンク機構部21が設けられている。リンク機構部21は、端部同士を互いに回転自在に連結した大肘金22と小肘金23の組を2組備え、各翼軸16の上端には、各大肘金22の一端が固定連結されている。また、各小肘金23の先端部は、クランク部材25の旋回軸26に回転自在に連結されている。
図1乃至図3、図6に示すように、クランク部材25は、クランク台27の円筒状に形成された本体部28の軸孔28Aに回転可能に嵌入されて回転軸部の一例として機能する細長円柱状の回転軸31と、回転軸31の上端部に基端部が固定された第1アーム32と、第1アーム32の先端部に立設された連結軸33と、この連結軸33の上端部に基端部が固定された第2アーム35と、第2アーム35の先端部に立設された旋回軸26と、この旋回軸26の上端部に基端部が固定された旋回板36とから構成されている。
ポリアセタール等の硬質合成樹脂で形成された回転軸31の中心軸31Aが、旋回板36の先端部側約半分の部分の略中央部を通っている。また、第1アーム32、第2アーム35、及び旋回板36は、回転軸31の中心軸31Aに対して垂直な面上に位置している。
図1及び図3に示すように、下部ケース6の上面部には、翼軸16が気密に挿通される各ボス17に対してリンク機構部21側の端部には、分配室37を接着固定する分配室取付部38が設けられている。分配室取付部38には、各計量室15に各別に連通する4個のガス給排口P1〜P4が設けられている。また、上部ケース5に設けられた流出口8と連通するガス排出口Qが、膜部13を介して対向する一対の計量室15に連通する各ガス給排口P1、P2間と、各ガス給排口P3、P4間に入り込むように仕切壁39によって区画されている。
また、仕切壁11を介して対向する各計量室15に連通する各ガス給排口P2、P3は、仕切壁41によって区画されて隣接して設けられている。仕切壁41の上端面には、ボス17側の端縁部に、分配室37を分配室取付部38に固定するネジ40がねじ込まれるネジ孔42が形成されている。また、仕切壁39の上端部におけるガス排出口Qには、流出口8に連通する上部ケース5内の流路43の入口に対向する前後方向の両上面部において、それぞれのネジ孔42側の端縁部に所定幅、例えば、約5mmの幅で段差45が形成されている。
図1乃至図3に示すように、この段差45には、ガス排出口Qの略中央部分を前後方向に閉塞するように、略横長四角形で分配室37に対して反対側の両角部が斜め外側方向に延出されたブリッジ47の長手方向の両端部が接着固定される。これにより、流出口8に連通する上部ケース5内の流路43に対向する部分に、略5角形状の入口部46が形成される。ブリッジ47は、例えば、アルミニウムやステンレス等からなる板状体であり、ブリッジ47の上面は、分配室取付部38の上端面、つまり、各仕切壁39、41の上端面と面一になるように取り付けられている。
図1乃至図5に示すように、分配室取付部38に接着固定される分配室37は、フェノール樹脂、ポリアセタール等の硬質合成樹脂の成形品からなり、各ガス給排口P1〜P4に対応して各ガス流路R1〜R4が形成されている。また、各ガス給排口P1、P2間と、各ガス給排口P3、P4間のガス排出口Qに対応して、各ガス流路R1、R2間と、各ガス流路R3、R4間に、各排気導流路T1、T2が形成されている。
また、分配室37は、ボス17側(図4中、上側である。)の側縁部の中央部に、上方からネジ40が嵌挿される貫通孔48が形成されている。この貫通孔48の上端部には、ネジ40の頭部の直径にほぼ等しい直径の平面視円形で、ネジ40の頭部の厚さにほぼ等しい深さの凹部48Aが形成されている。また、分配室37のボス17側の側縁部には、図4に示すように、貫通孔48に対して左右対称な位置から所定幅、例えば、約8mmの幅で外側方向に所定長さ、例えば、約10mmの長さに全厚さに渡って垂直に突出された一対のクランク台固定部49が設けられている。
各クランク台固定部49の略中央部には、各取付ネジ50が上側から挿通される第1貫通孔49Aが形成されている。各第1貫通孔49Aの下端部には、雌ねじ金具の一例として機能するナット51が全高さに渡って回転不能に嵌入される断面六角形の第1凹部49Bが同軸に形成されている。また、各排気導流路T1、T2のそれぞれのブリッジ47側近傍位置には、下端部に雄ねじ部を有するバルブガイド52が上側から嵌入される第2貫通孔53が形成されている。
各第2貫通孔53の下端部には、雌ねじ金具の一例として機能するナット54が全高さに渡って回転不能に嵌入される断面六角形の第2凹部55が同軸に形成されている。各バルブガイド52は、分配室37の上側に載置された平面視略扇形の各バルブ56、57の基端部に貫通して形成された各ガイド孔56A、57Aに嵌挿されて、分配室37の第2貫通孔53に嵌入された後、各第2凹部55に嵌入された各ナット54にねじ込まれて、各バルブ56、57を回動自在に支持する。
図1乃至図3、図6、図7に示すように、クランク部材25の回転軸31を回転可能に支持するクランク台27は、ポリアセタール等の硬質合成樹脂で形成され、円筒状の本体部28の下端部から少し外径が細い円筒状の段差部28Bが軸方向外側に所定長さ、例えば、約5mmの長さで同軸に延出されている。段差部28Bの内周面の下端部には、全周に渡って半径方向内側にリブ状に突出する突出部28Cが形成されて、軸孔28Aに嵌挿された回転軸31の下端部に全周に渡って形成された係合溝31Bに係合可能に構成されている。
また、本体部28の軸方向略中央部には、外周面から直径方向両外側に、本体部28の外径にほぼ等しい幅で延出された細長平板状の一対の取付部58が設けられ、各取付ネジ50を嵌入する取付孔58Aが、それぞれの直径方向外側の端縁部に形成されている。尚、各取付部58の基端部には、側面視直角三角形状の補強板を設けるようにしてもよい。
そして、下部ケース6には、段差部28Bが上方から嵌入されて、クランク台27を分配室取付部38に対して位置決めする円筒状のクランク台位置決め部61が、仕切壁41に対向して、分配室取付部38の外側に隣接して設けられている。クランク台位置決め部61の中心軸と、仕切壁41の上端面に形成されているネジ孔42の中心軸との距離L1は、分配室37の各クランク台固定部49に各取付ネジ50で取り付けられたクランク台27の本体部28の中心軸と、分配室37の貫通孔48の中心軸との距離に等しくなるように設けられている。
次に、このように構成された分配室37を分配室取付部38に接着固定する取り付け方法について図1乃至図3に基づいて説明する。図1乃至図3に示すように、先ず、分配室37の各クランク台固定部49の底面部に形成された各第1凹部49Bに各ナット51を嵌入すると共に、各クランク台固定部49の第1貫通孔49Aの上側に、クランク台27の各取付部58の取付孔58Aを重ねて、載置する。そして、上方から各取付孔58A及び各第1貫通孔49Aに各取付ネジ50を嵌入して、各ナット51にねじ込んで固定する。
続いて、分配室37の底面部に形成された各第2凹部55に各ナット54を嵌入する。そして、分配室37の各ガス流路R1、R2及び排気導流路T1の上側に平面視略扇形のバルブ56を載置し、各ガス流路R3、R4及び排気導流路T2の上側に平面視略扇形のバルブ57を載置する。各バルブ56、57は、フェノール樹脂等の硬質合成樹脂により形成されている。そして、各バルブ56、57の基端部に形成された各ガイド孔56A、57A、及び、分配室37に形成された各第2貫通孔53に、下端部に雄ねじが立設された各バルブガイド52を嵌入して、各ナット54にねじ込んで固定する。これにより、各バルブ56、57は、分配室37上に揺動移動自在に設けられる。
その後、ブリッジ47の長手方向両端部を分配室取付部38の各段差45に接着固定する。そして、分配室取付部38及びブリッジ47の上面、若しくは、分配室37の底面部にシール剤を塗布する。そして、クランク台27の段差部28Bをクランク台位置決め部61に嵌入しつつ、分配室37の貫通孔48の中心を仕切壁41の上端面に形成されたネジ孔42の中心に合わせて、分配室37を分配室取付部38に載置する。尚、クランク台27の段差部28Bの外周面にシール剤を塗布してもよい。
続いて、ネジ40を分配室37の貫通孔48に上方から嵌入して、仕切壁41の上端面に形成されたネジ孔42にねじ込んで固定する。これにより、分配室37は、ネジ40を介して分配室取付部38に押圧された状態で、クランク台位置決め部61に対して位置決めされて、該分配室取付部38に接着固定される。
次に、図1乃至図3に示すように、2本のクランクロッド63の一端部は、それぞれクランク部材25の連結軸33に回転自在に連結されている。そして、一方のクランクロッド63の他端部は、バルブ56の上端面に立設されたピン56Bに回転自在に連結されている。他方のクランクロッド63の他端部は、バルブ57の上端面に立設されたピン57Bに回転自在に連結されている。
そして、一対の膜部13が前後方向に1往復すると、各翼軸16が所定角度で回動し、その回動に伴って、クランク台27の軸孔28Aに回転軸31が回転可能に嵌挿されたクランク部材25がリンク機構部21により1回転する。その結果、各クランクロッド63を介してクランク部材25に連結された各バルブ56、57が分配室37に対して摺動しつつ揺動し、各計量室15に対する被計測流体である都市ガスの給排が制御される。従って、クランク台27の本体部28にクランク部材25の回転軸31を嵌入することによって、膜部13の往復運動をリンク機構部21を介して回転運動に変換するクランク機構部65が構成される。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係る膜式ガスメータ1では、ポリアセタール等の硬質合成樹脂で形成されたクランク台27は、円筒状に形成されて、クランク部材25の回転軸31が回転可能に嵌入される本体部28と、本体部28の外周面に一体的に設けられる細長平板状の一対の取付部58とから構成されている。これにより、クランク部材25の回転軸31は、円筒状の本体部28によって回転可能に支持された状態で、一対の取付部58を介して分配室37に取り付けることができ、回転軸31を回転可能に支持する軸受けを別部品で設ける必要が無く、クランク台27の部品点数の削減を図ることができる。
また、クランク部材25の回転軸31を円筒状の本体部28の軸孔28Aに嵌入することによって、回転軸31の下端部に形成された係合溝31Bに本体部28の段差部28Bの内周面に形成されたリブ状に突出する突出部28Cが係合するため、簡易な構成で回転軸31をクランク台27に回転可能に保持することができる。
また、クランク台27の各取付孔58A、及び、分配室37の各クランク台固定部49の第1貫通孔49Aに取付ネジ50を嵌入して、各クランク台固定部49の各第1凹部49Bに嵌入された各ナット51にねじ込むことによって、クランク台27を分配室37に取り付けることができる。これにより、分配室37にクランク台27を取り付けるための雌ねじ金具のインサート成形を廃止して、部品点数の削減を図ることができる。
更に、各バルブ56、57の基端部に形成された各ガイド孔56A、57A、及び、分配室37に形成された各第2貫通孔53に、下端部に雄ねじ部が形成された各バルブガイド52を上側から嵌入して、第2凹部55に嵌め込まれた各ナット54にねじ込んで固定する。これにより、各バルブ56、57を分配室37上に摺動しつつ揺動可能に取り付けることができ、分配室37に一対のバルブ56、57を取り付けるための雌ねじ金具のインサート成形を廃止して、部品点数の更なる削減を図ることができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
例えば、クランク台27の本体部28の外形を断面四角形、断面6角形等の多角形、楕円形等にしてもよい。但し、軸孔28Aは、断面円形で回転軸31が回転可能に嵌入される。
1 膜式ガスメータ
3 メータケース
5 上部ケース
6 下部ケース
7 流入口
8 流出口
13 膜部
15 計量室
21 リンク機構部
25 クランク部材
27 クランク台
28 本体部
28C 突出部
31 回転軸
31B 係合溝
37 分配室
38 分配室取付部
49 クランク台固定部
49A 第1貫通孔
49B 第1凹部
51、54 ナット
52 バルブガイド
53 第2貫通孔
55 第2凹部
56、57 バルブ
56A、57A ガイド孔
58 取付部
58A 取付孔
61 クランク位置決め部
65 クランク機構部

Claims (5)

  1. 被計測流体の流入口と前記被計測流体の流出口を形成する上部ケースと、
    前記上部ケース内に流入する前記被計測流体の圧力によって往復運動する膜部により区画される一対の計量室を形成する下部ケースと、
    前記膜部の往復運動をリンク機構部を介して回転運動に変換するクランク機構部と、
    を備え、
    前記クランク機構部は、
    回転軸部と、
    前記回転軸部を回転可能に支持するクランク台と、
    前記回転軸部の上端部に固定されて前記リンク機構部を介して該回転軸部の軸心回りに旋回するクランク部と、
    を有する膜式ガスメータにおいて、
    前記クランク台は、
    筒状に形成されて前記回転軸部が回転可能に嵌入される本体部と、
    前記本体部の外周面に一体的に設けられる取付部と、
    を有することを特徴とする膜式ガスメータ。
  2. 前記本体部は、内周面の下端部近傍に半径方向内側に所定高さ突出する突出部を有し、
    前記回転軸部は、前記突出部に対向する外周面に全周に渡って該突出部に係合するように形成された溝部を有することを特徴とする請求項1に記載の膜式ガスメータ。
  3. 前記下部ケースの分配室取付部に取り付けられて前記流入口から流入した被計測流体を前記一対の計量室へ分配する分配室を備え、
    前記分配室は、
    前記取付部をネジ止めするネジを挿通する第1貫通孔と、
    前記第1貫通孔の下端部に形成されて雌ねじ金具が相対回転不能に嵌め込まれる第1凹部と、
    を有し、
    前記クランク台は、前記取付部の前記第1貫通孔に対向する位置に形成された取付孔を有し、
    該クランク台は、前記取付孔及び前記第1貫通孔に挿通されたネジを前記第1凹部に嵌め込まれた雌ねじ金具にネジ止めすることによって、前記分配室に取り付けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の膜式ガスメータ。
  4. 前記分配室上を揺動可能に取り付けられて、前記クランク部の前記回転軸部の軸心回りの旋回運動に伴って該分配室に対する相対位置が変更されて前記一対の計量室への前記被計測流体の給排出を制御する一対のバルブを備え、
    前記一対のバルブは、それぞれの基端部に、雄ねじ部を下端部に有するバルブガイドを回転可能に嵌挿するガイド孔を有し、
    前記分配室は、
    前記雄ねじ部を挿通する第2貫通孔と、
    前記第2貫通孔の下端部に形成されて雌ねじ金具が相対回転不能に嵌め込まれる第2凹部と、
    を有し、
    前記一対のバルブは、それぞれ前記ガイド孔に前記バルブガイドを嵌挿した後、前記雄ねじ部を前記第2貫通孔に挿通し、前記第2凹部に嵌め込まれた雌ねじ金具にネジ止めすることによって、前記分配室上に揺動可能に取り付けられることを特徴とする請求項3に記載の膜式ガスメータ。
  5. 前記本体部は、ポリアセタールを含む合成樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の膜式ガスメータ。
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