JP6420985B2 - 膜式ガスメータ - Google Patents

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Description

本発明は、都市ガス等の被計測流体の流量を計測する膜式ガスメータに関するものである。
従来より、都市ガス等の被計測流体の流量を計測する膜式ガスメータに関する技術が種々提案されている。
例えば、下記特許文献1に記載された膜式ガスメータでは、上部ケースのガス流出口に連通するガス流出路の一部を閉塞するブリッジが、下部ケースに設けられている。このブリッジの上端面は、下部ケースの上端面と面一になるように設けられている。また、ブリッジの上面には、バルブシートとこのバルブシートに対して往復運動する扇形バルブが設けられ、この扇形バルブを回動自在に軸支する枢支軸がバルブシートを貫通してブリッジに固定されている。
特開2002−122462号公報
しかしながら、前記した特許文献1に記載された膜式ガスメータでは、枢支軸を扇形バルブの基端部に形成された枢支孔に嵌合した状態で、バルブシートの貫通孔に挿入してブリッジにねじ込み固定する必要があり、組み立て作業が煩雑である。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、分配室にバルブを容易に取り付けることができ、組み立て作業の迅速化を図ることができる膜式ガスメータを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る膜式ガスメータは、被計測流体の流入口と前記被計測流体の流出口を形成する上部ケースと、前記上部ケース内に流入する前記被計測流体の圧力によって往復運動する膜部により区画される一対の計量室を形成する下部ケースと、前記下部ケースの分配室取付部に取り付けられて前記流入口から流入した被計測流体を前記一対の計量室へ分配する分配室と、前記分配室上に揺動可能に取り付けられて前記膜部の往復運動に伴って該分配室に対する相対位置が変更されて前記一対の計量室への前記被計測流体の給排出を制御する一対のバルブと、を備えた膜式ガスメータにおいて、前記分配室の一対のガイド挿通孔に挿通されて、前記一対のバルブのそれぞれの基端部に形成された取付用貫通孔に嵌入される一対の回動支持軸が、略直方体状の本体部の両端部に立設されたバルブガイド部材と、長手方向両端部が前記一対の回動支持軸の各先端部に取り付けられる略平板状の抜け止めプレートと、を備え、前記分配室は、下端面から上面側へ窪むように形成されて、前記一対の回動支持軸を前記一対のガイド挿通孔に挿通した場合に、前記本体部を該分配室内に収納する収納凹部を有することを特徴とする。
また、請求項2に係る膜式ガスメータは、請求項1に記載の膜式ガスメータにおいて、前記一対の回動支持軸のうち、一方の第1回動支持軸は、先端部に前記抜け止めプレートの厚さにほぼ等しい高さで該先端部よりも細い直径で立設された第1ボスを有し、他方の第2回動支持軸は、先端部に前記抜け止めプレートの厚さにほぼ等しい高さで該先端部よりも細い直径で立設されると共に、全高さに渡って相対向するように外周部から互いに直径方向内側に窪む一対の凹み部が形成された第2ボスと、前記第2ボスの軸方向先端部から半径方向外側に延出された突出部と、を有し、前記抜け止めプレートは、長手方向一端側に形成されて前記第1ボスに嵌入される第1貫通孔と、長手方向他端側に形成されて前記第2ボスに嵌入される第2貫通孔と、を有し、前記第2貫通孔は、内周縁部の一部が長手方向他端側の外周まで前記一対の凹み部間の距離にほぼ等しい幅で全高さに渡って切り欠かれた切欠部を有することを特徴とする。
また、請求項3に係る膜式ガスメータは、請求項2に記載の膜式ガスメータにおいて、前記一対の凹み部は、平面視において、前記一対の回動支持軸の両中心結んだ線に対して直交するように設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に係る膜式ガスメータは、請求項1に記載の膜式ガスメータにおいて、前記一対の回動支持軸は、それぞれの先端部に、前記抜け止めプレートの厚さにほぼ等しい高さで該先端部よりも細い直径で立設された係合ボスと、前記係合ボスの軸方向先端部から半径方向外側に延出された突出部と、を有し、前記抜け止めプレートは、長手方向両端部の前記一対の回動支持軸に対向する位置に形成されて、前記突出部に弾性的に変形して嵌め込まれて前記係合ボスが挿通される一対の嵌合孔を有することを特徴とする。
更に、請求項5に係る膜式ガスメータは、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の膜式ガスメータにおいて、前記分配室は、前記収納凹部の内側天井部から上端面まで貫通する係止孔を有し、前記バルブガイド部材は、前記本体部の前記係止孔の周縁部に対向する位置に相対向するように立設されて、前記係止孔の外側方向に所定高さ突設される係止突起がそれぞれの先端部に形成されて該係止孔の内側方向に弾性変形可能な一対の弾性係止片を有し、該バルブガイド部材は、前記一対の回動支持軸を前記一対のガイド挿通孔に挿通して前記本体部を前記収納部の天井部に当接した場合には、前記一対の弾性係止片が前記係止孔に挿通されて該係止孔の上端部周縁に弾性的に係止されることを特徴とする。
請求項1に係る膜式ガスメータでは、分配室の一対のガイド挿通孔に、バルブガイド部材の一対の回動支持軸を挿通して、該バルブガイド部材の本体部を分配室の収納凹部内に収納する。そして、一対のバルブの基端部に形成された取付用貫通孔をそれぞれ回動支持軸に嵌入した後、抜け止めプレートの長手方向両端部を一対の回動支持軸の各先端部に取り付ける。これにより、一対のバルブを分配室上に揺動可能に容易に取り付けることができると共に、各バルブが回動支持軸から外れることを防止でき、組み立て作業の迅速化を図ることができる。また、バルブガイド部材の本体部は、分配室の収納凹部内に収納されるため、分配室の下端面を下部ケースの分配室取付部に密着させて迅速に取り付けることができる。
また、請求項2に係る膜式ガスメータでは、抜け止めプレートの第2貫通孔に形成された切欠部を分配室の横側から第2ボスの凹み部に嵌め込んだ後、抜け止めプレートの第1貫通孔を一旦持ち上げて第1ボスに嵌入する。これにより、抜け止めプレートを一対の回動支持軸の先端部に迅速に取り付けることができると共に、第2ボスの先端部に突出部を形成するという簡易な構成で抜け止めプレートが第1ボス及び第2ボスから抜けることを防止できる。
また、請求項3に係る膜式ガスメータでは、一対の凹み部は、一対の回動支持軸の両中心を通る軸線に対して直交するように設けられている。このため、抜け止めプレートの第2貫通孔に形成された切欠部を分配室の横側から第2ボスの凹み部に嵌め込んだ後、約90度回転して、抜け止めプレートの第1貫通孔を一旦持ち上げて第1ボスに嵌入する。これにより、抜け止めプレートを一対の回動支持軸の先端部に容易に取り付けることができると共に、簡易な構成で抜け止めプレートが第1ボス及び第2ボスから抜けることを防止できる。
また、請求項4に係る膜式ガスメータでは、抜け止めプレートの一対の回動支持軸に対向する位置に形成された一対の嵌合孔を各回動支持軸の先端部に形成された突出部に嵌め込むことによって、係合ボスが嵌合孔に挿通される。これにより、抜け止めプレートを一対の回動支持軸の先端部に迅速に取り付けることができると共に、係合ボスの先端部に突出部を形成するという簡易な構成で抜け止めプレートが各係合ボスから抜けることを防止できる。
更に、請求項5に係る膜式ガスメータでは、バルブガイド部材の一対の回動支持軸を分配室の下側から一対のガイド挿通孔に挿通すると共に、一対の弾性係止片を係止孔に挿通して弾性的に係止する。これにより、分配室は、バルブガイド部材の本体部を分配室の収納凹部に収納した状態で保持することができ、分配室の下部ケースの分配室取付部への取付作業の更なる迅速化を図ることができる。
第1実施形態に係る膜式ガスメータの正面一部切り欠き断面図である。 上部ケースを除いた際の平面図である。 要部分解斜視図である。 分配室の底面図である。 図4のX1−X1矢視断面図である。 バルブガイド部材の正面図である。 バルブガイド部材の平面図である。 抜け止めプレートの平面図である。 一対のバルブを分配室上に取り付ける方法を説明する説明図である。 分配室を分配室取付部に載置した状態を示す斜視図である。 クランク台の平面図である。 図11のX2−X2矢視断面図である。 第2実施形態に係る膜式ガスメータの要部分解斜視図である。 第2実施形態に係るバルブガイド部材の正面図である。 第2実施形態に係る抜け止めプレートの平面図である。 第2実施形態に係る分配室を分配室取付部に載置した状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係る膜式ガスメータについて具体化した第1実施形態及び第2実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
[第1実施形態]
先ず、第1実施形態に係る膜式ガスメータ1の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1に示すように、第1実施形態に係る膜式ガスメータ1は、例えば、被計測流体の一例である都市ガスの流量を計測する都市ガスメータであって、都市ガスの配管2の途中に接続された縦長略直方体形状のメータケース3を備えている。
メータケース3は、上部ケース5と下部ケース6とから構成されている上部ケース5の上面からは、配管2に気密に接続される流入口7と流出口8が長手方向の両端部に突出して設けられており、メータケース3内に連通している。流入口7には配管2を介して都市ガスが供給され、中間室9に導入されるように構成されている。上部ケース5には、膜式ガスメータ1に供給されるガス圧力を検出する圧力センサ、地震の震動を検出する感震器、及び、ガスの供給を遮断する遮断弁、これらを制御するための制御回路部等の部品を収容する部品収容室が形成されている。
図1乃至図3に示すように、下部ケース6は、前後方向の中央を仕切壁11によって仕切り、前後に仕切壁11を底部とする略円筒形状の一対の計量室形成用空間12が設けられている。そして、各計量室形成用空間12の前後方向中央部には、前室及び後室に仕切る膜部13が、前後方向に往復移動自在に設けられている。また、各計量室形成用空間12の開口部は、不図示の蓋部材によって閉塞されている。これにより、各計量室形成用空間12は、それぞれ膜部13によって一対の計量室15に区画されている。
また、一対の翼軸16が各計量室形成用空間12に対応して左右方向一端側(図1中、左側端部である。)に配置されている。各翼軸16は、その軸心を上下方向に向けて、上端側を下部ケース6に設けた円筒状の各ボス17にゴム等で形成されたシール部材18を介して気密に挿通されて、略中央部を回動自在に支持されている。また、各翼軸16の下端部は、下部ケース6に形成された凹部19に嵌入されて、軸心回りに回転可能に支持されている。
各翼軸16の下部には、不図示の翼の一端が固定されると共に、翼の他端が膜部13の中央部に蝶番等により揺動可能に連結されている。そして、各膜部13の前後方向の往復移動に伴って、各翼軸16が正転と逆転を繰り返し行うように構成されている。
図1及び図2に示すように、各翼軸16の上端には、リンク機構部21が設けられている。リンク機構部21は、端部同士を互いに回転自在に連結した大肘金22と小肘金23の組を2組備え、各翼軸16の上端には、各大肘金22の一端が固定連結されている。また、各小肘金23の先端部は、クランク部材25の旋回軸26に回転自在に連結されている。
図1乃至図3に示すように、クランク部材25は、クランク台27の円筒状に形成された本体部28の軸孔28Aに回転可能に嵌入される細長円柱状の回転軸31と、回転軸31の上端部に基端部が固定された第1アーム32と、第1アーム32の先端部に立設された連結軸33と、この連結軸33の上端部に基端部が固定された第2アーム35と、第2アーム35の先端部に立設された旋回軸26と、この旋回軸26の上端部に基端部が固定された旋回板36とから構成されている。
ポリアセタール等の硬質合成樹脂で形成された回転軸31の中心軸31Aが、旋回板36の先端部側約半分の部分の略中央部を通っている。また、第1アーム32、第2アーム35、及び旋回板36は、回転軸31の中心軸31Aに対して垂直な面上に位置している。
図1及び図3に示すように、下部ケース6の上面部には、翼軸16が気密に挿通される各ボス17に対してリンク機構部21側の端部には、分配室37を接着固定する分配室取付部38が設けられている。分配室取付部38には、各計量室15に各別に連通する4個のガス給排口P1〜P4が設けられている。また、上部ケース5に設けられた流出口8と連通するガス排出口Qが、膜部13を介して対向する一対の計量室15に連通する各ガス給排口P1、P2間と、各ガス給排口P3、P4間に入り込むように仕切壁39によって区画されている。
また、仕切壁11を介して対向する各計量室15に連通する各ガス給排口P2、P3は、仕切壁41によって区画されて隣接して設けられている。仕切壁41の上端面には、断面円形の位置決め用ボス42が所定高さ、例えば、約3mmの高さで突出している。また、仕切壁39の上端部におけるガス排出口Qには、流出口8に連通する上部ケース5内の流路43の入口に対向する前後方向の両上面部に、それぞれ段差45が形成されている。
また、仕切壁41の段差45側の端縁部と仕切壁39との接続部分には、上端面部に仕切壁41側方向へ平面視U字状に窪む位置決め溝部46が形成されている。更に、位置決め溝部46の底面部に連続するように、該位置決め溝部46よりも幅広の平面視略三角形状でガス排出口Q内へ突出する段差47が形成されている。各段差45、47には、ガス排出口Qの略中央部分を閉塞すると共に、流出口8に連通する上部ケース5内の流路43に対向する部分に、略5角形状に貫通する入口部48が形成されたブリッジ51が接着固定される。
ブリッジ51は、例えば、アルミニウムやステンレス等からなる略矩形状の板状体であり、入口部48に対して反対側の端縁部には、幅方向中央部から平面視U字状に突出した位置決め突起51Aが設けられている。この位置決め突起51Aは、仕切壁41の上端面に形成された位置決め溝部46の幅にほぼ等しい幅で、位置決め溝部46の長さにほぼ等しい長さに形成され、位置決め溝部46に上方から嵌入可能に形成されている。そして、位置決め突起51Aが位置決め溝部46に上方から嵌入されて、各段差45、47に載置されたブリッジ51の上面は、分配室取付部38の上端面、つまり、各仕切壁39、41の上端面と面一になるように取り付けられる。
図1乃至図5に示すように、分配室取付部38に接着固定される分配室37は、フェノール樹脂、ポリアセタール等の硬質合成樹脂の成形品からなり、各ガス給排口P1〜P4に対応して各ガス流路R1〜R4が形成されている。また、各ガス給排口P1、P2間と、各ガス給排口P3、P4間のガス排出口Qに対応して、各ガス流路R1、R2間と、各ガス流路R3、R4間に、各排気導流路T1、T2が形成されている。
また、分配室37の底面部には、分配室取付部38の仕切壁41の上端面に突出する位置決め用ボス42が嵌入される断面円形の位置決め凹部53が形成されている。また、分配室37のブリッジ51側端部の両外側の外周面には、外周面から外側方向へ底面部に対して平行に所定厚さ、例えば、約3mmの厚さで突出する平面視略四角形の一対の位置決め凸部55が形成されている。一方、分配室37を分配室取付部38に載置した場合に、各位置決め凸部55に対向する下部ケース6の上端両角部には、分配室取付部38の周縁部から外側方向へ窪んで各位置決め凸部55が上方から嵌入される各ガイド部56が形成されている。
分配室37の各排気導流路T1、T2のブリッジ51側近傍位置には、一対のガイド挿通孔57が設けられている。この一対のガイド挿通孔57の底面側には、バルブガイド部材61の略直方体状の本体部62を分配室37内に収納可能に下端面から上面側へ窪むように形成された断面略横長四角形状の収納凹部58が設けられている。また、収納凹部58の内側天井部の位置決め凹部53側の側縁部中央には、内側天井部から上端面まで貫通する断面横長四角形の係止孔59が形成されている。
図3、図6及び図7に示すように、バルブガイド部材61は、フェノール樹脂、ポリアセタール等の硬質合成樹脂の成形品からなり、略直方体状の本体部62と、本体部62の長手方向両端部に立設された略円柱状の第1回動支持軸63A及び第2回動支持軸63Bと、本体部62の一方の側壁部62Aの長手方向略中央部から外側方向に所定高さ突出した突出部62Bと、突出部62Bの本体部62の長手方向に沿った両端部に立設されて内側方向に弾性変形可能な一対の弾性係止片65とから構成されている。各弾性係止片65は、正面視縦長四角形に形成されると共に、図6に示すように、側断面略三角形状に本体部62の長手方向外側へ突出した係止突起65Aが先端部に形成されている。
第1回動支持軸63A及び第2回動支持軸63Bは、分配室37の各ガイド挿通孔57の内径にほぼ等しい外径に形成され、各回動支持軸63A、63Bの中心軸間の距離は、各ガイド挿通孔57の中心間距離にほぼ等しくなるように形成されている。また、本体部62の上端面から各回動支持軸63A、63Bの先端部までの高さH1は、分配室37の各ガイド挿通孔57の高さと、平面視略扇形の各バルブ78A、78Bの基端部の厚さとの合計寸法にほぼ等しくなるように形成されている。また、本体部62の長手方向に沿った各回動支持軸63A、63Bの両側面部は、外周部から互いに直径方向内側に所定距離、例えば、約1mmの距離だけ窪むように切り欠かれて、相対向する一対の凹み部66が形成されている。
第1回動支持軸63Aの先端部には、第1回動支持軸63Aの外径よりも細い直径の円柱状に形成された第1ボス67が、抜け止めプレート68の厚さにほぼ等しい高さで、同軸に立設されている。第2回動支持軸63Bの先端部には、第1ボス67とほぼ同じ外径の略円柱状に形成された第2ボス69が、抜け止めプレート68の厚さにほぼ等しい高さで、同軸に立設されている。
また、本体部62の長手方向に沿った第2ボス69の両側面部は、外周部から互いに直径方向内側に所定距離、例えば、約1mmの距離だけ窪むように切り欠かれて、相対向する一対の凹み部71が形成されている。この一対の凹み部71は、第1回動支持軸63Aと第2回動支持軸63Bの両中心を通る軸線に対して直交するように設けられ、抜け止めプレート68の長手方向一方の端縁部に設けられた第2貫通孔72の切欠部72Aの幅L1(図8参照)にほぼ等しい距離で相対向するように形成されている。また、第2ボス69の先端部には、第2回動支持軸63Bの外径と同じ外径になるように、若しくは、第2回動支持軸63Bの外径よりも小さい外径になるように半径方向外側に全周に渡って延出されたフランジ状の突出部73が形成されている。
図3及び図8に示すように、抜け止めプレート68は、ポリアセタール等の合成樹脂から成り、各回動支持軸63A、63Bの外径よりも少し大きい幅の細長平板状に形成され、長手方向両端部に、バルブガイド部材61の第1ボス67が嵌入される第1貫通孔75と、第2ボス69が嵌入される第2貫通孔72が形成されている。従って、各貫通孔75、72の中心間距離は、第1ボス67と第2ボス69の軸間距離、つまり、各回動支持軸63A、63Bの軸間距離とほぼ等しい距離に形成されている。
また、抜け止めプレート68の長手方向両端縁部は、平面視半円状に形成されて、各バルブ78A、78Bの各回動支持軸63A、63Bを中心とする揺動移動を妨げないように形成されている。また、抜け止めプレート68の第2貫通孔72の長手方向外側の内周縁部には、第2貫通孔72の直径よりも狭い幅L1で全厚さに渡って外周まで切り欠かれた切欠部72Aが設けられている。
次に、図3、図9及び図10に基づいて各バルブ78A、78Bの分配室37への取り付けについて説明する。図3に示すように、先ず、バルブガイド部材61の各回動支持軸63A、63Bを分配室37の底面側から各ガイド挿通孔57に嵌入すると共に、一対の弾性係止片65を収納凹部58の内側天井面に形成された係止孔59に嵌入する。そして、バルブガイド部材61の本体部62を収納凹部58の内側天井面に当接するまで押し込む。これにより、各弾性係止片65の係止突起65Aが係止孔59の上端部の各短辺部に弾性的に係止されて、バルブガイド部材61は、本体部62が収納凹部58内に収納されると共に、各回動支持軸63A、63Bがガイド挿通孔57から所定長さ突出した状態で、分配室37に保持される。
続いて、図3及び図9に示すように、分配室37の各ガス流路R1、R2及び排気導流路T1の上側に平面視略扇形のバルブ78Aを載置し、バルブ78Aの基端部に形成された取付用貫通孔79にガイド挿通孔57から突出する第1回動支持軸63Aを嵌入する。これにより、第1回動支持軸63Aの先端部に立設された第1ボス67が、取付用貫通孔79の上端部から突出する。また、分配室37の各ガス流路R3、R4及び排気導流路T2の上側に平面視略扇形のバルブ78Bを載置し、バルブ78Bの基端部に形成された取付用貫通孔79にガイド挿通孔57から突出する第2回動支持軸63Bを嵌入する。これにより、第2回動支持軸63Bの先端部に立設された第2ボス69及び突出部73が、取付用貫通孔79の上端部から突出する。
ここで、各バルブ78A、78Bは、フェノール樹脂等の硬質合成樹脂により形成されている。また、各バルブ78A、78Bの基端部に形成された取付用貫通孔79の直径は、分配室37の各ガイド挿通孔57の直径に等しくなるように形成されている。
そして、図9に示すように、抜け止めプレート68の第2貫通孔72に形成された切欠部72Aを、バルブ78Bの取付用貫通孔79から突出する第2ボス69に対向するように配置する。そして、抜け止めプレート68の切欠部72Aが、第2ボス69の両凹み部71を挟むように押し込み(図9中、矢印81方向である。)、第2貫通孔72の内周面を第2ボス69に当接させる。
続いて、抜け止めプレート68の第2貫通孔72の内周面を第2ボス69に当接させた状態で、抜け止めプレート68の第1貫通孔75を、バルブ78Aの取付用貫通孔79から突出する第1ボス67の上側へ約90度回動する(図9中、矢印82方向である。)。そして、図9及び図10に示すように、抜け止めプレート68の第1貫通孔75側端縁部を少し持ち上げて、第1貫通孔75をバルブ78Aの取付用貫通孔79から突出する第1ボス67に嵌め込む。
これにより、図10に示すように、抜け止めプレート68は、第2貫通孔72の外周縁部が、バルブガイド部材61の第2回動支持軸63Bの上端面、若しくは、バルブ78Bの基端部に形成された取付用貫通孔79の上端面と、突出部73の下端面とに挟まれた状態で保持される。また、抜け止めプレート68は、第1貫通孔75に第1ボス67が嵌入されると共に、第2貫通孔72に第2ボス69が嵌入された状態で保持される。
従って、各バルブ78A、78Bは、各バルブ78A、78Bの基端部に形成された取付用貫通孔79の外周縁部が、分配室37の各ガイド挿通孔57の上端面と、抜け止めプレート68の下端面とに挟まれた状態で、分配室37上に各回動支持軸63A、63Bを中心に揺動移動自在に設けられる。
次に、このように構成された分配室37を分配室取付部38に接着固定する取り付け方法について図1乃至図3、図11、図12に基づいて説明する。先ず、分配室37を分配室取付部38に押圧するクランク台27の構成について説明する。
図1乃至図3、図11、図12に示すように、クランク部材25の回転軸31を回転可能に支持するクランク台27は、ポリアセタール等の硬質合成樹脂で形成され、円筒状の本体部28の下端部から少し外径が細い円筒状の段差部28Bが軸方向外側に所定長さ、例えば、約5mmの長さで同軸に延出されている。段差部28Bの内周面の下端部には、全周に渡って半径方向内側に突出する突出リブ28Cが形成されて、軸孔28Aに嵌挿された回転軸31の下端部に全周に渡って形成された係合溝31Bに係合可能に構成されている。
また、本体部28の下端部には、外周面から直径方向両外側に、本体部28の外径にほぼ等しい幅で延出された細長平板状の一対の取付板83が設けられ、各取付ネジ85を挿通する貫通孔86が、それぞれの直径方向外側の端縁部に形成されている。また、各取付板83の基端部には、側面視直角三角形状の各補強板87が設けられている。
そして、下部ケース6には、段差部28Bが上方から嵌入されて、クランク台27を分配室取付部38に対して位置決めする円筒状のクランク台位置決め部88が、仕切壁41に対向して、分配室取付部38の外側に隣接して設けられている。また、下部ケース6には、クランク台27を取り付ける各取付ネジ85がねじ込まれる円筒状で雌ねじが内側に形成された一対のクランク台取付部89が、クランク台位置決め部88を挟んで前後方向に設けられている。
また、クランク台27の本体部28の軸方向略中央部には、各取付板83に対して直交するように、本体部28の外径よりも少し狭い幅で外周面から分配室取付部38側に延出された細長平板状のアーム部91が設けられている。アーム部91の上面には、補強リブ91Aが幅方向中央部に全長に渡って立設されている。このアーム部91は、クランク台27をクランク台位置決め部88及び各クランク台取付部89に各取付ネジ85で取り付けた場合に、分配室取付部38に載置された分配室37の各ガス流路R2、R3間の中央部に形成された、所定深さ、例えば、約2mmの深さで窪んだ平面視略長四角形の受け部92に当接して押圧するように構成されている。
アーム部91は、受け部92に当接して押圧する押圧面91B、つまり、アーム部91の底面部に、所定高さ、例えば、約2mmの高さで突出した2個のアーム側位置決め部91Cが、長手方向に沿って幅方向中央部に設けられている。一方、分配室37の受け部92の底面部には、アーム部91の押圧面91Bが受け部92に当接した際に、2個のアーム側位置決め部91Cが嵌合される所定深さで窪んだ2個の分配室側位置決め部92Aが、長手方向に沿って幅方向中央部に設けられている。
次に、このように構成された分配室37を分配室取付部38に接着固定する取り付け方法について図1乃至図3に基づいて説明する。図1乃至図3に示すように、先ず、ブリッジ51を分配室取付部38の各段差45、47及び位置決め溝部46に接着固定する。その後、分配室取付部38及びブリッジ51の上面、若しくは、分配室37の底面部にシール剤を塗布する。そして、分配室37の底面部に形成された位置決め凹部53を仕切壁41の上面に形成された位置決め用ボス42に嵌入しつつ、分配室37の各位置決め凸部55を分配室取付部38の周縁部から外側方向へ窪む各ガイド部56に嵌入して、載置する。
そして、クランク台27の段差部28Bをクランク台位置決め部88に嵌入しつつ、アーム部91の押圧面91Bに立設された各アーム側位置決め部91Cを分配室37の受け部92に形成された各分配室側位置決め部92Aに嵌入する。尚、クランク台27の段差部28Bの外周面にシール剤を塗布してもよい。続いて、各取付ネジ85をクランク台27の各取付板83の貫通孔86に挿入して、各クランク台取付部89にネジ止めする。これにより、分配室37は、クランク台27のアーム部91を介して分配室取付部38に押圧された状態で、クランク台位置決め部88に対して位置決めされて、該分配室取付部38に接着固定される。
次に、図1及び図2に示すように、2本のクランクロッド93の一端部は、それぞれクランク部材25の連結軸33に回転自在に連結されている。そして、一方のクランクロッド93の他端部は、バルブ78Aの上端面に立設されたピン95Aに回転自在に連結されている。他方のクランクロッド93の他端部は、バルブ78Bの上端面に立設されたピン95Bに回転自在に連結されている。
そして、一対の膜部13が前後方向に1往復すると、各翼軸16が所定角度で回動し、その回動に伴って、クランク台27の軸孔28Aに回転軸31が回転可能に嵌挿されたクランク部材25がリンク機構部21により1回転する。その結果、各クランクロッド93を介してクランク部材25に連結された各バルブ78A、78Bが分配室37に対して摺動しつつ揺動し、各計量室15に対する被計測流体である都市ガスの給排が制御される。
以上詳細に説明した通り、第1実施形態に係る膜式ガスメータ1では、分配室37の一対のガイド挿通孔57に、バルブガイド部材61の第1回動支持軸63Aと第2回動支持軸63Bを挿通して、該バルブガイド部材61の本体部62を分配室37の収納凹部58内に収納する。そして、一対のバルブ78A、78Bの基端部に形成された取付用貫通孔79を各回動支持軸63A、63Bに嵌入した後、抜け止めプレート68の第2貫通孔72に形成された切欠部72Aを分配室37の横側から第2ボス69の凹み部71に嵌め込む。その後、抜け止めプレート68を約90度回転して、抜け止めプレート68の第1貫通孔75を一旦持ち上げて第1ボス67に嵌入する。
これにより、抜け止めプレート68を第1回動支持軸63A及び第2回動支持軸63Bの先端部に容易に取り付けることができると共に、簡易な構成で抜け止めプレート68が第1ボス67及び第2ボス69から抜けることを防止できる。従って、各バルブ78A、78Bを分配室37上に揺動可能に容易に取り付けることができると共に、各バルブ78A、78Bが各回動支持軸63A、63Bから外れることを防止でき、組み立て作業の迅速化を図ることができる。また、バルブガイド部材61の本体部62は、分配室37の収納凹部58内に収納されるため、分配室37の下端面を下部ケース6の分配室取付部38に密着させて迅速に取り付けることができる。
更に、バルブガイド部材61の各回動支持軸63A、63Bを分配室37の下側から一対のガイド挿通孔57に挿通すると共に、一対の弾性係止片65を係止孔59に挿通して、各弾性係止片65の係止突起65Aを係止孔59の上端部の各短辺部に弾性的に係止する。これにより、分配室37は、バルブガイド部材61の本体部62を分配室37の収納凹部58に収納した状態で保持することができる。従って、各バルブ78A、78Bの分配室37への取付作業、及び、分配室37の分配室取付部38への取付作業の更なる迅速化を図ることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る膜式ガスメータ101について図13乃至図16に基づいて説明する。尚、以下の説明において、上記図1乃至図12に示す第1実施形態に係る膜式ガスメータ1の構成等と同一符号は、第1実施形態に係る膜式ガスメータ1の構成等と同一あるいは相当部分を示すものである。
第2実施形態に係る膜式ガスメータ101の概略構成は、第1実施形態に係る膜式ガスメータ1とほぼ同じ構成である。
但し、第2実施形態に係る膜式ガスメータ101は、バルブガイド部材61に替えて、バルブガイド部材102が設けられると共に、抜け止めプレート68に替えて、抜け止めプレート103が設けられている点で異なっている。
図13及び図14に示すように、バルブガイド部材102は、フェノール樹脂、ポリアセタール等の硬質合成樹脂の成形品からなり、第1実施形態に係るバルブガイド部材61とほぼ同じ構成である。但し、第1回動支持軸63Aと第2回動支持軸63Bとの各先端部には、第1ボス67及び第2ボス69に替えて、各回動支持軸63A、63Bの外径よりも細い直径の円柱状に形成された各係合ボス105が、抜け止めプレート103の厚さにほぼ等しい高さで、同軸に立設されている。
また、各係合ボス105の先端部には、各回動支持軸63A、63Bの外径と同じ外径になるように、若しくは、各回動支持軸63A、63Bの外径よりも小さい外径になるように半径方向外側に全周に渡って延出されたフランジ状の突出部106が形成されている。各突出部106は、係合ボス105の外周面から半径方向外側に突出する外周部の軸方向断面が、略半円状に形成されている。尚、各突出部106は、底面が各回動支持軸63A、63Bの外径と同じ外径、若しくは、各回動支持軸63A、63Bの外径よりも小さく、且つ、各係合ボス105の外径よりも大きい外径に形成された円錐形状、円錐台形状等の先細り形状で、各係合ボス105と同軸に設けられるようにしてもよい。
図13及び図15に示すように、抜け止めプレート103は、ポリアセタール等の合成樹脂から成り、各回動支持軸63A、63Bの外径よりも少し大きい幅の細長平板状に形成され、長手方向両端部に、各係合ボス105が嵌入される一対の嵌合孔107が形成されている。従って、各嵌合孔107の中心間距離は、各係合ボス105の軸間距離、つまり、各回動支持軸63A、63Bの軸間距離とほぼ等しい距離に形成されている。また、抜け止めプレート103の長手方向両端縁部は、平面視半円状に形成されて、各バルブ78A、78Bの各回動支持軸63A、63Bを中心とする揺動移動を妨げないように形成されている。
次に、図13乃至図16に基づいて各バルブ78A、78Bの分配室37への取り付けについて説明する。図13及び図14に示すように、先ず、バルブガイド部材102の各回動支持軸63A、63Bを分配室37の底面側から各ガイド挿通孔57に嵌入すると共に、一対の弾性係止片65を収納凹部58の内側天井面に形成された係止孔59に嵌入する。そして、バルブガイド部材102の本体部62を収納凹部58の内側天井面に当接するまで押し込む。これにより、各弾性係止片65の係止突起65Aが係止孔59の上端部の各短辺部に弾性的に係止されて、バルブガイド部材102は、本体部62が収納凹部58内に収納されると共に、各回動支持軸63A、63Bがガイド挿通孔57から所定長さ突出した状態で、分配室37に保持される。
続いて、分配室37の各ガス流路R1、R2及び排気導流路T1の上側に平面視略扇形のバルブ78Aを載置し、バルブ78Aの基端部に形成された取付用貫通孔79にガイド挿通孔57から突出する第1回動支持軸63Aを嵌入する。また、分配室37の各ガス流路R3、R4及び排気導流路T2の上側に平面視略扇形のバルブ78Bを載置し、バルブ78Bの基端部に形成された取付用貫通孔79にガイド挿通孔57から突出する第2回動支持軸63Bを嵌入する。これにより、各回動支持軸63A、63Bの先端部に立設された各係合ボス105及び各突出部106が、各取付用貫通孔79の上端部から突出する。
そして、図13及び図16に示すように、抜け止めプレート103の各嵌合孔107を、各バルブ78A、78Bの取付用貫通孔79から突出する各突出部106に対向するように配置する。そして、抜け止めプレート103の各嵌合孔107を各突出部106に押し込み、各嵌合孔107及び各突出部106を弾性的に変形させて、各嵌合孔107を各係合ボス105に嵌め込む。
これにより、図16に示すように、抜け止めプレート103は、各嵌合孔107の外周縁部が、バルブガイド部材102の各回動支持軸63A、63Bの上端面、若しくは、各バルブ78A、78Bの基端部に形成された取付用貫通孔79の上端面と、各突出部106の下端面とに挟まれた状態で保持される。
従って、各バルブ78A、78Bは、各バルブ78A、78Bの基端部に形成された取付用貫通孔79の外周縁部が、分配室37の各ガイド挿通孔57の上端面と、抜け止めプレート103の下端面とに挟まれた状態で、分配室37上に各回動支持軸63A、63Bを中心に揺動移動自在に設けられる。そして、このように構成された分配室37は、第1実施形態に係る膜式ガスメータ1と同様に、クランク台27及び各取付ネジ85を介して分配室取付部38に接着固定される。
以上詳細に説明した通り、第2実施形態に係る膜式ガスメータ101では、分配室37の一対のガイド挿通孔57に、バルブガイド部材102の各回動支持軸63A、63Bを挿通して、該バルブガイド部材102の本体部62を分配室37の収納凹部58内に収納する。そして、一対のバルブ78A、78Bの基端部に形成された取付用貫通孔79を各回動支持軸63A、63Bに嵌入した後、抜け止めプレート103の各嵌合孔107を各突出部106に押し込み、各嵌合孔107を各係合ボス105に嵌め込む。
これにより、抜け止めプレート103を第1回動支持軸63A及び第2回動支持軸63Bの先端部に迅速に取り付けることができると共に、簡易な構成で抜け止めプレート103が各係合ボス105から抜けることを防止できる。従って、各バルブ78A、78Bを分配室37上に揺動可能に容易に取り付けることができると共に、各バルブ78A、78Bが各回動支持軸63A、63Bから外れることを防止でき、組み立て作業の迅速化を図ることができる。また、バルブガイド部材102の本体部62は、分配室37の収納凹部58内に収納されるため、分配室37の下端面を下部ケース6の分配室取付部38に密着させて迅速に取り付けることができる。
更に、バルブガイド部材102の各回動支持軸63A、63Bを分配室37の下側から一対のガイド挿通孔57に挿通すると共に、一対の弾性係止片65を係止孔59に挿通して、各弾性係止片65の係止突起65Aを係止孔59の上端部の各短辺部に弾性的に係止する。これにより、分配室37は、バルブガイド部材102の本体部62を分配室37の収納凹部58に収納した状態で保持することができる。従って、各バルブ78A、78Bの分配室37への取付作業、及び、分配室37の分配室取付部38への取付作業の更なる迅速化を図ることができる。
尚、本発明は前記第1実施形態及び第2実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
(A)例えば、クランク台27の本体部28の外形を断面四角形、断面6角形等の多角形、楕円形等にしてもよい。但し、軸孔28Aは、断面円形で回転軸31が回転可能に嵌入される。
(B)また、例えば、バルブガイド部材61の各回動支持軸63A、63Bを分配室37の下側から一対のガイド挿通孔57に挿通すると共に、一対の弾性係止片65を係止孔59に挿通して、各弾性係止片65の係止突起65Aを係止孔59の上端部の各短辺部に弾性的に係止する。そして、このように構成された分配室37をクランク台27及び各取付ネジ85を介して分配室取付部38に接着固定するようにしてもよい。
続いて、一対のバルブ78A、78Bの基端部に形成された取付用貫通孔79を各回動支持軸63A、63Bに嵌入した後、抜け止めプレート68の第2貫通孔72に形成された切欠部72Aを分配室37の横側から第2ボス69の凹み部71に嵌め込む。その後、抜け止めプレート68を約90度回転して、抜け止めプレート68の第1貫通孔75を一旦持ち上げて第1ボス67に嵌入するようにしてもよい。これにより、分配室37を分配室取付部38に迅速に接着固定することができると共に、各バルブ78A、78Bを分配室37上に揺動可能に容易に取り付けることができる。
(C)また、例えば、バルブガイド部材102の各回動支持軸63A、63Bを分配室37の下側から一対のガイド挿通孔57に挿通すると共に、一対の弾性係止片65を係止孔59に挿通して、各弾性係止片65の係止突起65Aを係止孔59の上端部の各短辺部に弾性的に係止する。そして、このように構成された分配室37をクランク台27及び各取付ネジ85を介して分配室取付部38に接着固定するようにしてもよい。
その後、一対のバルブ78A、78Bの基端部に形成された取付用貫通孔79を各回動支持軸63A、63Bに嵌入した後、抜け止めプレート103の各嵌合孔107を各突出部106に押し込み、各嵌合孔107を各係合ボス105に嵌め込むようにしてもよい。これにより、分配室37を分配室取付部38に迅速に接着固定することができると共に、各バルブ78A、78Bを分配室37上に揺動可能に容易に取り付けることができる。
1、101 膜式ガスメータ
3 メータケース
5 上部ケース
6 下部ケース
7 流入口
8 流出口
13 膜部
15 計量室
37 分配室
38 分配室取付部
43 流路
48 入口部
57 ガイド挿通孔
58 収納凹部
59 係止孔
61、102 バルブガイド部材
62 本体部
63A 第1回動支持軸
63B 第2回動支持軸
65 弾性係止片
65A 係止突起
66、71 凹み部
67 第1ボス
68、103 抜け止めプレート
69 第2ボス
72 第2貫通孔
72A 切欠部
73、106 突出部
75 第1貫通孔
78A、78B バルブ
79 取付用貫通孔
105 係合ボス
107 嵌合孔

Claims (5)

  1. 被計測流体の流入口と前記被計測流体の流出口を形成する上部ケースと、
    前記上部ケース内に流入する前記被計測流体の圧力によって往復運動する膜部により区画される一対の計量室を形成する下部ケースと、
    前記下部ケースの分配室取付部に取り付けられて前記流入口から流入した被計測流体を前記一対の計量室へ分配する分配室と、
    前記分配室上に揺動可能に取り付けられて前記膜部の往復運動に伴って該分配室に対する相対位置が変更されて前記一対の計量室への前記被計測流体の給排出を制御する一対のバルブと、
    を備えた膜式ガスメータにおいて、
    前記分配室の一対のガイド挿通孔に挿通されて、前記一対のバルブのそれぞれの基端部に形成された取付用貫通孔に嵌入される一対の回動支持軸が、略直方体状の本体部の両端部に立設されたバルブガイド部材と、
    長手方向両端部が前記一対の回動支持軸の各先端部に取り付けられる略平板状の抜け止めプレートと、
    を備え、
    前記分配室は、下端面から上面側へ窪むように形成されて、前記一対の回動支持軸を前記一対のガイド挿通孔に挿通した場合に、前記本体部を該分配室内に収納する収納凹部を有することを特徴とする膜式ガスメータ。
  2. 前記一対の回動支持軸のうち、一方の第1回動支持軸は、先端部に前記抜け止めプレートの厚さにほぼ等しい高さで該先端部よりも細い直径で立設された第1ボスを有し、
    他方の第2回動支持軸は、
    先端部に前記抜け止めプレートの厚さにほぼ等しい高さで該先端部よりも細い直径で立設されると共に、全高さに渡って相対向するように外周部から互いに直径方向内側に窪む一対の凹み部が形成された第2ボスと、
    前記第2ボスの軸方向先端部から半径方向外側に延出された突出部と、
    を有し、
    前記抜け止めプレートは、
    長手方向一端側に形成されて前記第1ボスに嵌入される第1貫通孔と、
    長手方向他端側に形成されて前記第2ボスに嵌入される第2貫通孔と、
    を有し、
    前記第2貫通孔は、内周縁部の一部が長手方向他端側の外周まで前記一対の凹み部間の距離にほぼ等しい幅で全高さに渡って切り欠かれた切欠部を有することを特徴とする請求項1に記載の膜式ガスメータ。
  3. 前記一対の凹み部は、平面視において、前記一対の回動支持軸の両中心結んだ線に対して直交するように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の膜式ガスメータ。
  4. 前記一対の回動支持軸は、
    それぞれの先端部に、前記抜け止めプレートの厚さにほぼ等しい高さで該先端部よりも細い直径で立設された係合ボスと、
    前記係合ボスの軸方向先端部から半径方向外側に延出された突出部と、
    を有し、
    前記抜け止めプレートは、長手方向両端部の前記一対の回動支持軸に対向する位置に形成されて、前記突出部に弾性的に変形して嵌め込まれて前記係合ボスが挿通される一対の嵌合孔を有することを特徴とする請求項1に記載の膜式ガスメータ。
  5. 前記分配室は、前記収納凹部の内側天井部から上端面まで貫通する係止孔を有し、
    前記バルブガイド部材は、前記本体部の前記係止孔の周縁部に対向する位置に相対向するように立設されて、前記係止孔の外側方向に所定高さ突設される係止突起がそれぞれの先端部に形成されて該係止孔の内側方向に弾性変形可能な一対の弾性係止片を有し、
    該バルブガイド部材は、前記一対の回動支持軸を前記一対のガイド挿通孔に挿通して前記本体部を前記収納部の天井部に当接した場合には、前記一対の弾性係止片が前記係止孔に挿通されて該係止孔の上端部周縁に弾性的に係止されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の膜式ガスメータ。
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