JP2016017762A - 光学遅延装置及び光コヒーレンストモグラフィー装置 - Google Patents

光学遅延装置及び光コヒーレンストモグラフィー装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 大きな光路長を実現する小型の光学遅延装置を提供する。
【解決手段】 実施形態に係る光学遅延装置は、第1のリトロリフレクタ、第2のリトロリフレクタ、第3のリトロリフレクタ、及び第1の駆動機構を備える。第1のリトロリフレクタは、互いに略直交する第1反射面及び第2反射面を有する。第2のリトロリフレクタは、第1反射面に対向しかつ互いに略直交する第3反射面及び第4反射面を有する。第3のリトロリフレクタは、第2反射面に対向しかつ互いに略直交する第5反射面及び第6反射面を有する。第1の駆動機構は、第1のリトロリフレクタと第2のリトロリフレクタ及び第3のリトロリフレクタの組とを相対的に移動させる。第1反射面と第2反射面との第1交線は、第3反射面と第4反射面との第2交線と略垂直であり、第2交線は、第5反射面と第6反射面との第3交線と略平行であり、第2交線及び第3交線は、第1交線に沿った方向にずれて位置する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、光学遅延装置、及びそれを用いた光コヒーレンストモグラフィー装置に関する。
低コヒーレンス干渉測定技術は、分解能が高く、被測定物の表面形状や厚さといった情報を光の波長と同程度以下で測定することができる技術である。被測定物を透過する波長の光を用いることで被測定物の断層情報を得ることができることから、低コヒーレンス干渉測定技術は、例えば、臨床装置に利用されている。臨床装置の一例として、生体の断層情報を取得する光コヒーレンストモグラフィー装置がある。臨床装置においては、低コヒーレンス干渉測定技術と近赤外分光法(near-infrared spectroscopy;NIRS)や偏光解析などを併用することで、生体の断層情報以外の情報も得ることができる。
低コヒーレンス干渉測定技術は、低コヒーレンス光源から発せられる光をプローブ光と参照光とに分離し、プローブ光を被測定物に照射し、被測定物で反射したプローブ光と参照光との干渉光の強度を検出することにより、測定を行う。干渉による強度変化は、プローブ光の光路長と参照光の光路長との差が光源のコヒーレンス長以内となる場合に生じる。低コヒーレンス干渉測定技術を利用する装置は、参照光の光路長を変更可能な光学遅延装置を備える。光学遅延装置においては、小型で、大きな光路長を実現できることが求められている。
特開2010−38653号公報
本発明が解決しようとする課題は、大きな光路長を実現する小型の光学遅延装置、及びそれを用いた光コヒーレンストモグラフィー装置を提供することである。
実施形態に係る光学遅延装置は、第1のリトロリフレクタ、第2のリトロリフレクタ、第3のリトロリフレクタ、及び第1の駆動機構を備える。第1のリトロリフレクタは、互いに略直交する第1反射面及び第2反射面を有する。第2のリトロリフレクタは、前記第1反射面に対向しかつ互いに略直交する第3反射面及び第4反射面を有する。第3のリトロリフレクタは、前記第2反射面に対向しかつ互いに略直交する第5反射面及び第6反射面を有する。第1の駆動機構は、前記第1のリトロリフレクタと前記第2のリトロリフレクタ及び前記第3のリトロリフレクタの組とを相対的に移動させる。前記第1反射面と前記第2反射面との第1交線は、前記第3反射面と前記第4反射面との第2交線と略垂直であり、前記第2交線は、前記第5反射面と前記第6反射面との第3交線と略平行であり、前記第2交線及び前記第3交線は、前記第1交線に沿った方向にずれて位置する。
第1の実施形態に係る光学遅延装置を示す図。 図1に示した光学遅延装置に含まれる光学部材の配置を示す側面図。 図1に示した光学遅延装置に含まれる光学部材の配置を示す上面図。 第1の実施形態の第1変形例に係る光学遅延装置を示す図。 図4に示した光学遅延装置に含まれる光学部材の配置を示す側面図。 第1の実施形態の第2変形例に係る光学遅延装置を示す図。 図6に示した光学遅延装置に含まれる光学部材の配置を示す側面図。 第2の実施形態に係る光学遅延装置を示す図。 図8に示した光学遅延装置に含まれる光学部材の配置を示す側面図。 第3の実施形態に係る光学遅延装置を示す図。 第4の実施形態に係る光コヒーレンストモグラフィー装置を示す図。 光路長差と光強度変化の関係を示す図。 (a)及び(b)は図11に示した光コヒーレンストモグラフィー装置の動作を説明する図。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。以下の実施形態では、同一の構成要素に同一の参照符号を付して、重ねての説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る光学遅延装置10を概略的に示している。図2及び図3は、光学遅延装置10に含まれる光学部材の配置を概略的に示す側面図及び上面図である。図1に示されるように、光学遅延装置10は、リトロリフレクタRa、Rb、Rc及び駆動機構18を備える。
リトロリフレクタRaは、互いに略直交する反射面11a及び12aを備える。リトロリフレクタRbは、互いに略直交する反射面11b及び12bを備える。リトロリフレクタRcは、互いに略直交する反射面11c及び12cを備える。反射面11a、12a、11b、12b、11c、12cは、例えば、誘電体多層膜ミラー、金属蒸着ミラーであってもよく、プリズムによる全反射を利用したものであってもよい。
本実施形態では、反射面11a、12a、11b、12b、11c、12cは、矩形状に形成されている。リトロリフレクタRaにおいて、反射面11aの短辺と反射面12aの短辺とが互いに接続し、稜線13aを形成する。リトロリフレクタRbにおいて、反射面11bの長辺と反射面12bの長辺とが互いに接続し、稜線13bを形成する。リトロリフレクタRcにおいて、反射面11cの短辺と反射面12cの短辺とが互いに接続し、稜線13cを形成する。なお、各リトロリフレクタの2つの反射面は、略90度の角度をなすように配置されていればよく、互いに接続されていなくてもよい。その場合、稜線は形成されない。
図3に示されるように、リトロリフレクタRaは、リトロリフレクタRcと並んで配置されている。リトロリフレクタRaは、リトロリフレクタRcに機械的に結合されていてもよく、結合されていなくてもよい。リトロリフレクタRa及びRcは、リトロリフレクタRbに対向して配置されている。具体的には、図1に示されるように、リトロリフレクタRaの反射面11a及び12aは、リトロリフレクタRbの反射面11bに対向し、リトロリフレクタRcの反射面11c及び12cは、リトロリフレクタRbの反射面12bに対向している。
反射面11aと反射面12aとの交線は、反射面11cと反射面12cとの交線と略平行であり、反射面11bと反射面12bとの交線と略垂直である。ここで、2つの反射面の交線は、これら2つの反射面を含む2つの仮想平面が交差する直線を指す。反射面11aと反射面12aとの交線は稜線13aを含む。反射面11bと反射面12bとの交線は稜線13bを含む。反射面11cと反射面12cとの交線は稜線13cを含む。
ここで、説明のために、xyz直交座標系を規定する。稜線13bに平行な軸をx軸とし、稜線13aに平行な軸をy軸とし、x軸及びy軸と直交する軸をz軸とする。本実施形態では、リトロリフレクタRa及びRcの入射平面はy軸に略直交し、リトロリフレクタRbの入射平面はx軸に略直交する。入射平面は、入射光線及び反射光線を含む仮想平面を指す。例えば、リトロリフレクタRaにはz軸の方向に進む光線が入射し、リトロリフレクタRaによって反射された光線はz軸の方向であって入射光線と反対の方向に進む。
図2に示されるように、リトロリフレクタRa及びRcは、x軸の方向に距離Δだけずらして配置されている。より詳細には、反射面11aと反射面12aとの交線及び反射面11cと反射面12cとの交線は、x軸の方向に距離Δだけずれて位置している。横から見て、稜線13aは、稜線13cからx軸の方向に距離Δだけずれた位置にある。なお、リトロリフレクタRa及びRcは、x軸の方向とともに、z軸の方向にずらして配置されていてもよい。図2の例では、リトロリフレクタRa、Rb、Rcは、x軸の方向における寸法が略同じである。リトロリフレクタRbの上端は、リトロリフレクタRaの上端より下方であって、リトロリフレクタRcの上端と同じレベルに位置する。リトロリフレクタRbの下端は、リトロリフレクタRcの下端より上方であって、リトロリフレクタRbの下端と同じレベルに位置する。
駆動機構18は、光学遅延装置10を通過する光線の光路長を変化させるために、リトロリフレクタRbとリトロリフレクタRa及びRcの組とを相対的に移動させる。駆動機構18としては、例えば、ステッピングモータとラックピニオンにより構成されるアクチュエータを利用することができる。
リトロリフレクタRbは、z軸の方向にリトロリフレクタRa及びRcの組と対向している。本実施形態では、駆動機構18は、リトロリフレクタRbに結合され、z軸の方向にリトロリフレクタRbを移動させる。リトロリフレクタRbがz軸の方向に移動すると、リトロリフレクタRbとリトロリフレクタRaとの距離及びリトロリフレクタRbとリトロリフレクタRcとの距離が変化する。例えば、リトロリフレクタRa及びRcの組に対して近づく方向にリトロリフレクタRbが移動すると、リトロリフレクタRbとリトロリフレクタRaとの距離及びリトロリフレクタRbとリトロリフレクタRcとの距離は小さくなり、すなわち、光路長は短くなる。リトロリフレクタRa及びRcの組に対して離れる方向にリトロリフレクタRbが移動すると、リトロリフレクタRbとリトロリフレクタRaとの距離及びリトロリフレクタRbとリトロリフレクタRcとの距離は大きくなり、すなわち、光路長は長くなる。他の実施形態では、駆動機構18は、リトロリフレクタRa及びRcに結合され、z軸の方向にリトロリフレクタRa及びRcを移動させる。
本実施形態に係る光学遅延装置10は、駆動機構18によってリトロリフレクタRbを駆動することにより、光路長を調整する。すなわち、リトロリフレクタRbの駆動によって光学遅延量(遅延時間)が制御される。
次に、光学遅延装置10の動作について詳細に説明する。
図1を参照すると、図示しない光源で発生した光線は、リトロリフレクタRbの上方に設けられた入射ポート16から、リトロリフレクタRaに入射する。この光線は、反射面11a上の位置a1で反射され、反射面12a上の位置a2で反射され、リトロリフレクタRaに入射した角度と同じ角度でリトロリフレクタRbに向かう。次に、光線は、反射面11b上の位置b1で反射し、反射面12b上の位置b2で反射し、リトロリフレクタRbに入射した角度と同じ角度でリトロリフレクタRcに向かう。さらに、光線は、反射面11c上の位置c1で反射し、そして反射面12c上の位置c2で反射し、リトロリフレクタRcに入射した角度と同じ角度でリトロリフレクタRbに向かう。光線は、反射面12b上の位置b3で反射し、反射面11b上の位置b4で反射し、リトロリフレクタRbに入射した角度と同じ角度でリトロリフレクタRaに再び入射する。
そして、光線は、位置a3、a4、b5、b6、c3、c4、b7、b8、a5、a6、b9、b10、c5、c6、b11、b12、a7、a8、b13、b14、c7、c8、b15、b16、a9、a10、b17、b18、c9、c10でこの順番に反射し、射出ポート17から出る。位置a1、a3、a5、a8、a10は、反射面11a上の位置であり、位置a2、a4、a6、a7、a9は、反射面12a上の位置である。位置b1、b4、b5、b8、b9、b12、b13、b16、b17は、反射面11b上の位置であり、位置b2、b3、b6、b7、b10、b11、b14、b15、b18は、反射面12b上の位置である。位置c2、c4、c5、c7、c9は、反射面11c上の位置であり、位置c1、c3、c6、c8、c10は、反射面12c上の位置である。
このようにして、光線は、Ra、Rb、Rc、Rb、Ra、Rb、Rc、・・・、Rcという順番で、リトロリフレクタRa、Rb、Rc間で多重反射され、射出ポート17から出力される。図1に示される例では、光線は、リトロリフレクタRbとリトロリフレクタRa及びRcの組との間を9往復する。往復は、光線がリトロリフレクタRa及びRcの一方からリトロリフレクタRbを介してリトロリフレクタRa及びRcの他方に至ることを指す。具体的には、リトロリフレクタRaとリトロリフレクタRbとの間に9つの光路が形成され、リトロリフレクタRcとリトロリフレクタRbとの間に9つの光路が形成される。リトロリフレクタRa及びRcをx軸の方向にずらして配置することにより、光線がリトロリフレクタRa、Rb、Rc間で多重反射するようになり、大きな光路長を実現することができる。
x軸の方向に隣接する2つの光路の間の距離は、距離Δである。リトロリフレクタRaとリトロリフレクタRbとの間に形成される光路の数及びリトロリフレクタRcとリトロリフレクタRbとの間に形成される光路の数は、適用する機器の仕様に応じて設計されるものであり、例えば、x軸の方向におけるリトロリフレクタRa、Rb、Rcの寸法とリトロリフレクタRaをリトロリフレクタRcに対してx軸の方向にずらす量である距離Δとの関係に応じて決まる。
本実施形態では、駆動機構18によってリトロリフレクタRbを移動させることによって、光学遅延装置10を通過する光線の光路長を大きく変化させることができる。例えば、光線がリトロリフレクタRbとリトロリフレクタRa及びリトロリフレクタRcの組との間を9往復する場合、リトロリフレクタRbをd[mm]z軸の方向に動かすと、光路長は18×d(=2×9×d)[mm]変化する。2つのリトロリフレクタを対向配置した従来の技術では、これらの2つのリトロリフレクタ間に9つの光路が形成される場合、一方のリトロリフレクタをd[mm]動かすと、光路長は9×d[mm]変化する。従って、リトロリフレクタを同じ距離だけ移動させる場合、本実施形態は、従来の技術の2倍の光路長変化を得ることができる。さらに、リトロリフレクタRbで光路を立体的に折りたたむような構造となっているため、装置の大きさを面積的に小さくすることができる。
以上のように、第1の実施形態に係る光学遅延装置10では、リトロリフレクタRa及びRcがリトロリフレクタRbに対向しかつリトロリフレクタRbの稜線13bに沿った方向にずらして配置され、リトロリフレクタRbがリトロリフレクタRa及びRcの組に対して相対的に移動させる駆動機構18が設けられている。それにより、大きな光路長を実現することができるとともに、リトロリフレクタRbの小さな移動距離で大きな光路長変化を得ることができる。光学遅延装置10の大きさを小さく保ちながら、光路長(遅延時間)を変更可能な範囲を拡張することができる。
(第1の実施形態の変形例)
図1に示される光学遅延装置10では、入射ポート16はリトロリフレクタRbの上方に設けられ、射出ポート17はリトロリフレクタRbの下方に設けられている。入射ポート16及び射出ポート17は、図1に示されるような両方ともにリトロリフレクタRb側に設けられる例に限らず、入射ポート16及び射出ポート17の少なくとも一方は、リトロリフレクタRa及びリトロリフレクタRc側に設けられていてもよい。
図4は、第1の実施形態の第1変形例に係る光学遅延装置20を概略的に示している。図5は、光学遅延装置20に含まれる光学部材の配置を概略的に示す側面図である。図4に示される光学遅延装置20は、図1に示される光学遅延装置10と基本的な構造は同じである。光学遅延装置20のリトロリフレクタRbは、x軸の方向に光学遅延装置10のリトロリフレクタRbより長くなっている。具体的には、図5に示されるように、リトロリフレクタRbの下端は、リトロリフレクタRaの下端より下方であって、リトロリフレクタRcの下端と略同じレベルに位置する。第1変形例では、射出ポート17は、リトロリフレクタRaの下方に設けられる。
図4を参照すると、第1変形例に係る光路は、入射ポート16からリトロリフレクタRcの反射面12c上の位置c10に至るところまで図1を参照して説明したものと同じである。反射面12c上の位置c10で反射された光線は、リトロリフレクタRbに再び入射する。この光線は、反射面12b上の位置b19で反射し、反射面11b上の位置b20で反射し、射出ポート17から出力される。
図6は、第1の実施形態の第2変形例に係る光学遅延装置30を概略的に示している。図7は、光学遅延装置30に含まれる光学部材の配置を概略的に示す側面図である。図6に示される光学遅延装置30は、図1に示される光学遅延装置10と基本的な構造は同じである。光学遅延装置20のリトロリフレクタRbは、x軸の方向に光学遅延装置10のリトロリフレクタRbより長く形成されている。具体的には、図7に示されるように、リトロリフレクタRbの上端は、リトロリフレクタRcの上端より上方であって、リトロリフレクタRaの上端と略同じレベルに位置し、リトロリフレクタRbの下端は、リトロリフレクタRaの下端より下方であって、リトロリフレクタRcの下端と略同じレベルに位置する。第2変形例では、入射ポート16は、リトロリフレクタRcの上方に設けられ、射出ポート17は、リトロリフレクタRaの下方に設けられる。
図6を参照すると、図示しない光源で発生した光線は、入射ポート16からリトロリフレクタRbに入射する。この光線は、Rb、Ra、Rb、Rc、Rb、Ra、Rb、・・・、Rbという順番で、リトロリフレクタRa、Rb、Rc間で多重反射し、射出ポート17から出力される。具体的には、光線は、位置b1、b2、a1、a2、b3、b4、c1、c2、b5、b6、a3、a4、b7、b8、c3、c4、b9、b10、a5、a6、b11、b12、c5、c6、b13、b14、a7、a8、b15、b16、c7、c8、b17、b18、a9、a10、b19、b20、c9、c10、b21、b22でこの順番に反射し、射出ポート17から出る。位置a1、a3、a5、a8、a10は、反射面11a上の位置であり、位置a2、a4、a6、a7、a9は、反射面12a上の位置である。位置b2、b3、b6、b7、b10、b11、b14、b15、b18、b19、b22は、反射面11b上の位置であり、位置b1、b4、b5、b8、b9、b12、b13、b16、b17、b20、b21は、反射面12b上の位置である。位置c2、c4、c5、c7、c9は、反射面11c上の位置であり、位置c1、c3、c6、c8、c10は、反射面12c上の位置である。
以上述べた第1変形例に係る光学遅延装置20及び第2変形例に係る光学遅延装置30においても、図1に示される光学遅延装置10と同様の効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係る光学遅延装置40を概略的に示している。図9は、光学遅延装置40に含まれる光学部材の配置を概略的に示す側面図である。図8に示されるように、光学遅延装置40は、リトロリフレクタRa、Rb、Rc、反射素子(反射ミラーとも呼ぶ)42、及び駆動機構43を備える。第2の実施形態に係るリトロリフレクタRa、Rb、Rcの構造及び配置は、第1の実施形態で説明したものと同一であるので、説明を省略する。なお、リトロリフレクタRa、Rb、Rcの構造及び配置は、例えば、図4に示される構造及び配置又は図6に示される構造及び配置と同一であってもよい。
反射素子42の反射面44は、図9に示されるように、リトロリフレクタRcの反射面12cに対向配置されている。反射素子42の位置は、第1の実施形態に係る光学遅延装置10における射出ポート17の位置に対応する。リトロリフレクタRcの反射面12c上の位置c10で反射された光線は、反射素子42の反射面44で反射されて反射面12cに戻る。反射面44は、例えば、誘電体多層膜ミラー、金属蒸着ミラーであってもよく、プリズムによる全反射を利用したものでもよい。
駆動機構43は、リトロリフレクタRcに対して反射素子42を相対的に移動させる。反射素子42は、z軸の方向にリトロリフレクタRcと対向しており、駆動機構43は、反射素子42に結合され、z軸の方向に反射素子42を移動させる。反射素子42がz軸の方向に移動すると、反射素子42とリトロリフレクタRcとの距離が変化する。例えば、リトロリフレクタRcに対して近づく方向に反射素子42が移動すると、反射素子42とリトロリフレクタRcとの距離は小さくなり、すなわち、光路長は短くなる。リトロリフレクタRcに対して離れる方向に反射素子42が移動すると、反射素子42とリトロリフレクタRbとの距離は大きくなり、すなわち、光路長は長くなる。駆動機構43として、例えば、ピエゾアクチュエータを利用することができる。
図示しない光源で発生した光線は、ポート41からリトロリフレクタRaに入射する。この光線は、第1の実施形態で説明したものと同じ光路を通過して反射素子42に入射する。反射素子42で反射された光線は、同じ光路を逆向きに通過してポート41から出力される。すなわち、第2の実施形態の光学遅延装置40は、第1の実施形態の光学遅延装置10と同じ体積で光学遅延装置10の2倍の光路長を実現する。
第2の実施形態では、駆動機構43によって反射素子42を移動させることによって、光学遅延装置40を通過する光線の光路長を変化させる。反射素子42をd[mm]z軸の方向に動かすと、光路長は2×d[mm]変化する。それにより、高い分解能で光学遅延を調整することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせたものに対応する。
図10は、第3の実施形態に係る光学遅延装置50を概略的に示している。図10に示されるように、光学遅延装置50は、リトロリフレクタRa、Rb、Rc、反射素子42、駆動機構18、及び駆動機構43を備える。第3の実施形態に係るリトロリフレクタRa、Rb、Rcの構造及び配置は、第1の実施形態で説明したものと同一であるので、説明を省略する。なお、リトロリフレクタRa、Rb、Rcの構造及び配置は、例えば、図4に示される構造及び配置又は図6に示される構造及び配置と同一であってもよい。
第3の実施形態では、駆動機構18によってリトロリフレクタRbを駆動し、さらに、駆動機構43によって反射素子42を駆動することによって、光学遅延装置10を通過する光線の光路長を変化させる。例えば、リトロリフレクタRaとリトロリフレクタRbとの間に9つの光路が形成され、リトロリフレクタRcとリトロリフレクタRbとの間に9つの光路が形成される場合、リトロリフレクタRbをd1[mm]z軸の方向に動かすと、光路長は36×d1(=2×18×d1)[mm]変化する。反射素子42は一本の光線を反射するので、反射素子42をd2[mm]z軸の方向に動かすと、光路長は2×d2[mm]変化する。すなわち、リトロリフレクタRbの駆動によって光路長を粗調整し、反射素子42の駆動によって光路長を微調整することができる。光学遅延量を大きく変化させることができると同時に、高分解能で光学遅延量を調整することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、光学遅延装置を利用する装置の一例を説明する。
図11は、第4の実施形態に係る光コヒーレンストモグラフィー(optical coherence tomography;OCT)装置60を概略的に示している。図11に示されるように、光コヒーレンストモグラフィー装置60は、光源61、コリメータレンズ62、ビームスプリッタ63、対物レンズ64、絞り65、ビーム径変換器としてのビームエキスパンダ66、光学遅延装置67、及びイメージセンサ68を備える。光学遅延装置67は、上述した実施形態に係る光学遅延装置のいずれか又はその変形であり得る。本実施形態の光学遅延装置67は、第3の実施形態に係る光学遅延装置50と同じ構造を有する。具体的には、光学遅延装置67は、リトロリフレクタRa、Rb、Rc、反射素子42、駆動機構18、及び駆動機構43を備える。図11では、駆動機構18及び駆動機構43は省略されている。
光源61は、低コヒーレンス光源であり、例えば、近赤外波長のスーパールミネッセントダイオード(super luminescent diode;SLD)を含む。光源61から発せられた光線は、コリメータレンズ62によって平行光線にされ、ビームスプリッタ63に入射する。ビームスプリッタ63は、入射した光線を2つの分岐光線に分離する。一方の分岐光線は、プローブ光として対物レンズ64に向けられる。対物レンズ64を通過したプローブ光は、絞り65を経由して被測定物69に照射される。絞り65は、対物レンズ64と被測定物69との間であって対物レンズ64の焦点距離付近に配置されている。
プローブ光は、被測定物69によって反射又は散乱され、再び対物レンズ64を通過する。絞り65の効果により、対物レンズ64は像側テレセントリックとなっている。そのため、プローブ光は被測定物69に対して拡がりを持ち、横方向に広い領域を測定することができる。また、像側(受光側)については、被測定物69のある点により散乱された光の主光線は、往路光(被測定物69に入射するプローブ光)の主光線と略平行となり、ビームスプリッタ63に入射してイメージセンサ68に達し、イメージセンサ68上に被測定物69の像を結ぶ。
もう一方の分岐光線は、参照光としてビームエキスパンダ66に向けられる。ビームエキスパンダ66の倍率は1倍以下となっており、コリメータレンズ62により広げられた光を細い平行光に変換する。細径の平行光線になった参照光は、光学遅延装置67に入射し、反射素子42によって反射されて同じ経路を戻ってくる。戻ってきた参照光は、ビーム径変換装置としてのビームエキスパンダ66を逆方向に通過することでそのビーム径が拡大された後に、ビームスプリッタ63に入射する。参照光は、ビームスプリッタ63によって反射され、平行光のままイメージセンサ68に入射する。ビームスプリッタ63は、光源61からの光をプローブ光と参照光とに分割する分割部として機能するとともに、被測定物69によって反射又は散乱されたプローブ光と光学遅延装置67によって遅延された参照光とを合波する合波部としても機能する。
プローブ光の光路長と参照光の光路長との差が光源61のコヒーレンス長以内となる場合に、コヒーレンス度が大きくなり、干渉による強度変化が生じる。そのため、被測定物69までの距離を少なくとも光源61のコヒーレンス長の精度で測定することが可能となる。
本実施形態では、対物レンズ64が像側テレセントリックであるため、イメージセンサ68の全面にわたって参照光の主光線方向とプローブ光の主光線方向が変わらない。通常、光線方向が変わると、干渉による強度コントラストが低下し、SN比(signal-to-noise ratio)が悪化する。本実施形態の光学系では、特にイメージセンサ68の周辺部での強度コントラストの低下を抑え、干渉強度変化のムラを抑えることが可能となる。
実際の干渉による強度変化の測定は、参照光の光路長を変化させることで行う。光路長を変化させるために、駆動機構43(図10)、例えばピエゾアクチュエータを用いて反射素子42を微小変化させると、イメージセンサ68の画素ごとに異なるインターフェログラムを得ることができる。図12は、光源61の中心波長λを0.850[μm]、波長帯域幅Δλを0.040[μm]としたときのインターフェログラムをシミュレーションしたものである。干渉による強度変化が得られる光路長差は、光源61のコヒーレンス長lで決まる。上記光源61の場合、コヒーレンス長lは次のように求められる。
=2ln2λ /(πΔλ)
=2ln2×0.85/(π×0.04)
=7.97[μm]
光路長差がコヒーレンス長以内である場合、図12に示されるように、干渉による強度分布変化が生じる。このため、この干渉による強度分布変化のエンベロープ最大となる時の参照光の光路長が、被測定物の反射点又は散乱点までの光路長に等しいことが分かる。本実施形態のOCT装置60の場合、インターフェログラムのエンベロープを画素ごとに求めることで、それぞれの画素ごとの被測定物69までの距離を測定することができる。また、プローブ光が被測定物69内部で散乱される場合、被測定物69の内部構造をイメージングすることが可能となる。奥行方向の測定範囲は、参照光の光路長の可変範囲に対応する。一般的に高い分解能と長駆動範囲を両立するアクチュエータはほとんどない。例えばピエゾアクチュエータは高い分解能を得られるが、駆動距離は高々数ミリメートルである。反射素子42のみを駆動する場合、アクチュエータの駆動距離以上に奥行方向の測定範囲を広げることはできない。本実施形態では、リトロリフレクタRbとリトロリフレクタRa及びRcの組とを相対的に移動させることにより、奥行方向の測定範囲を広げることができる。
図13(a)及び(b)を参照して、OCT装置60による測定方法を具体的に説明する。図13(a)は、図11の光学遅延装置67を拡大して示す模式図であり、図13(b)は、被測定物69上の測定範囲の様子を示した模式図である。被測定物69の屈折率はnとする。リトロリフレクタRbは、駆動機構18(図13(a)には図示されていない)、例えば、ステッピングモータとラックピニオンにより構成されるアクチュエータにより駆動される。第3の実施形態で説明したように、反射素子42が一本の光線を反射するのに対し、リトロリフレクタRbは複数の光線を反射する。それにより、リトロリフレクタRbの移動距離に対して光路長を大きく変化させることができる。例えば図10に示されるように、リトロリフレクタRbが9本の光線を反射する場合は、移動距離d1[mm]に対し、光路長は36×d1[mm]変化する。
まず、リトロリフレクタRbが位置S0にあり、反射素子42が位置Saにある場合の参照光の光路長と、被測定物69の面M0で反射又は散乱するプローブ光の光路長とが一致するものとする。この状態から反射素子42を位置Sbまで距離Lだけ移動させ、その間にイメージセンサ68によって、参照光とプローブ光とのインターフェログラムを取得する。反射素子42が屈折率1の大気中にあるとすると、参照光の光路長は、往復で2×L変化する。被測定物69の屈折率がnであるので、図13(b)の面M0からL/nだけ奥にある面M1が参照光と同じ光路長となる。つまり、反射素子42の駆動により、面M0と面M1との間のインターフェログラムが測定され、そこから被測定物の形状や構造を得ることができる。
次に、反射素子42を位置Saに戻し、リトロリフレクタRbを位置S0から位置S1に移動させる。位置S0と位置S1との間の距離を例えばL/36とする場合、面M0で反射されたプローブ光と参照光との光路長差は2×L/nとなり、被測定物69上の面M1が位置S1に対する等光路長面になる。この状態で再び反射素子を位置Saから位置Sbまで距離Lだけ移動させる間に、前述したものと同様にしてインターフェログラムを取得する。このようにすることで、面M1からL/nだけ奥にある面M2までの被測定物69の構造を得ることができる。この動作を繰り返し行うことで、反射素子42の移動距離Lをはるかに超えた測定範囲で奥行方向の情報を取得することができる。
なお、上述した方法は、反射素子42を駆動することでインターフェログラムを取得し、リトロリフレクタRbを駆動することで奥行測定範囲を広げることを示す例であって、反射素子42を動かす方向及び順番、リトロリフレクタRbが反射する光線の本数を制限するものではない。
また、上記実施形態は、参照光の光路長を時間的に変化させてインターフェログラムを取得する、いわゆるタイムドメイン方式の例であるが、フーリエドメイン方式の光コヒーレンストモグラフィーにも適用することができる。フーリエドメイン方式とは、反射素子42を駆動せず、参照光とプローブ光との干渉光のスペクトラムを解析、具体的にはフーリエ変換を行うことで深さ方向の情報を得るものである。光源61に広帯域光源を用いるものはスペクトラルドメインOCT、波長掃引光源を用いるものは波長掃引型OCTと呼ばれる。
以上のように、第4の実施形態に係るOCT装置60では、光学遅延装置67のリトロリフレクタRb及び反射素子42を駆動することにより、奥行き方向の測定範囲を格段に広げつつ、装置の小型化を実現することができる。
実施形態に係る光学遅延装置を利用する装置の例には、OCT装置の他に、例えば、一般的な干渉計やフーリエ変換赤外分光光度計(fourier-transform infrared spectrometer;FTIR)が含まれる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Ra,Rb,Rc…リトロリフレクタ、10…光学遅延装置、11a,11b,11c,12a,12b,12c…反射面、13a,13b,13c…稜線、16…入射ポート、17…射出ポート、18…駆動機構、20,30,40…光学遅延装置、41…ポート、42…反射素子、43…駆動機構、44…反射面、50…光学遅延装置、60…光コヒーレンストモグラフィー装置、61…光源、62…コリメータレンズ、63…ビームスプリッタ、64…対物レンズ、65…絞り、66…ビームエキスパンダ、67…光学遅延装置、68…イメージセンサ、69…被測定物。

Claims (9)

  1. 互いに略直交する第1反射面及び第2反射面を有する第1のリトロリフレクタと、
    前記第1反射面に対向しかつ互いに略直交する第3反射面及び第4反射面を有する第2のリトロリフレクタと、
    前記第2反射面に対向しかつ互いに略直交する第5反射面及び第6反射面を有する第3のリトロリフレクタと、
    前記第1のリトロリフレクタと前記第2のリトロリフレクタ及び前記第3のリトロリフレクタの組とを相対的に移動させる第1の駆動機構と、
    を具備し、
    前記第1反射面と前記第2反射面との第1交線は、前記第3反射面と前記第4反射面との第2交線と略垂直であり、前記第2交線は、前記第5反射面と前記第6反射面との第3交線と略平行であり、前記第2交線及び前記第3交線は、前記第1交線に沿った方向にずれて位置することを特徴とする光学遅延装置。
  2. 前記第1の駆動機構は、前記第1交線及び前記前記第2交線に略垂直な方向に、前記第1のリトロリフレクタを移動させることを特徴とする請求項1に記載の光学遅延装置。
  3. 前記第1の駆動機構は、前記第1交線及び前記前記第2交線に略垂直な方向に、前記第2のリトロリフレクタ及び前記第3のリトロリフレクタを移動させることを特徴とする請求項1に記載の光学遅延装置。
  4. 前記第1乃至第6反射面のいずれか1つの反射面に対向する第7反射面を有する反射素子と、
    前記1つの反射面に対して前記反射素子を相対的に移動させる第2の駆動機構と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光学遅延装置。
  5. 前記第2の駆動機構は、前記第1交線及び前記前記第2交線に略垂直な方向に、前記反射素子を移動させることを特徴とする請求項4に記載の光学遅延装置。
  6. 互いに略直交する第1反射面及び第2反射面を有する第1のリトロリフレクタと、
    前記第1反射面に対向しかつ互いに略直交する第3反射面及び第4反射面を有する第2のリトロリフレクタと、
    前記第2反射面に対向しかつ互いに略直交する第5反射面及び第6反射面を有する第3のリトロリフレクタと、
    前記第1乃至第6反射面のいずれか1つの反射面に対向する第7反射面を有する反射素子と、
    前記1つの反射面に対して前記反射素子を相対的に移動させる駆動機構と、
    を具備し、
    前記第1反射面と前記第2反射面との第1交線は、前記第3反射面と前記第4反射面との第2交線と略垂直であり、前記第2交線は、前記第5反射面と前記第6反射面との第3交線と略平行であり、前記第2交線及び前記第3交線は、前記第1交線に沿った方向にずれて位置することを特徴とする光学遅延装置。
  7. 前記駆動機構は、前記第1交線及び前記前記第2交線に略垂直な方向に、前記反射素子を移動させることを特徴とする請求項6に記載の光学遅延装置。
  8. 光を発生する光源と、
    前記光を第1の分岐光及び第2の分岐光に分離する分離部と、
    前記第1の分岐光を被測定物に照射する照射部と、
    前記第2の分岐光を遅延させる請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光学遅延装置と、
    前記被検出物によって反射又は散乱された前記第1の分岐光と前記光学遅延装置によって遅延された前記第2の分岐光とを合波することによって合波光を得る合波部と、
    前記合波光の強度変化を検出する検出部と、
    を具備することを特徴とする光コヒーレンストモグラフィー装置。
  9. 前記照射部は、像側テレセントリックな対物レンズを備え、
    前記検出部は、前記合波光を撮像するイメージセンサを備えることを特徴とする請求項8に記載の光コヒーレンストモグラフィー装置。
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