JP2007240453A - 分光コヒーレンストモグラフィー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】波長幅の異なる中心波長を有する複数の光源を具備して、各波長毎の干渉信号を検出して、合算演算断層画像や物質の差分吸収分布を観測できる差分演算断層画像を観測できる分光コヒーレンストモグラフィー装置を提供する。
【解決手段】複数の中心波長(λ1 、λ2 )の異なる光源1a、1bからの射出光は合波手段3により合波光束4となりハーフミラー5により参照光と物体光に2分割され、参照光は遅延しつつ反射回帰させる手段9で返戻し、前記被測定物体8からの反射光との干渉光束4aは分光手段10を用いて、中心波長毎に分光し光検出器11a、11bによりそれぞれ検出し合算および差分演算器13、14で断層画像を得て表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被測定物体に複数の光源からの射出光を照射し、その被測定物体の表面乃至深層からの反射光を各波長ごとに検出し、該物体の断層画像を取得する分光コヒーレンストモグラフィー装置に関するものである。
近年、広帯域でショートコヒーレンス特性を有する光源を用いた光コヒーレンストモグラフィー装置が発明され、既に実用化され諸分野で広く活用されている(例えば、下記特許文献1および非特許文献1)。従来の回折格子分光による干渉波の検出に基づく断層画像の分光表示による光コヒーレンストモグラフィー装置(例えば、下記特許文献2)においては、所定の波長幅Δλ1 を有する中心波長λ1 の単一光源からの光を用いて参照光と物体光との干渉光をハーフミラーで2分割する。その一方の干渉光から光検出器で干渉によるヘテロダインビート信号を得て断層画像信号を生成する。他方の干渉光は波長分散素子例えば回折格子により前記所定の波長幅Δλ1 を仔細に分光する。さらに各分光を独立のヘテロダインビート検出信号処理器で増幅し断層画像信号を生成する。その結果、被測定物体に特有の吸収スペクトルが存在する場合には、その物質の同定が可能となる。この方法で分光された成分の光はその波長幅が限定されるためコヒーレンス長が長くなり、被測定物体の光軸方向(光の進行方向)の分解能は、著しく落ちることになり、断層画像の分解能が悪くなる。そのため、全波長幅を前記一個の光検出器で検出して得られている高分解能の断層画像に、該分光断層画像を重畳して、ある程度の物質の断層分布情報を明らかにする装置が発明されている。
図13はその回折格子による分光で断層画像を得る分光機能を備えた光干渉断層画像計測装置の模式図である。
この図において、101は広帯域波長光源〔例えば、中心波長λ1 のSLD( スーパールミネッセントダイオード) 光源〕、102および107はハーフミラー、103−104はガルバノミラー系、105は被測定物体、106は光遅延を発生する反射回帰手段(例えば、高速可動ミラー)、108は回折格子、109は光センサアレイ、110はチャンネル信号処理器、111は光検出器、112は断層画像信号を生成する信号処理回路、113はコンピュータおよび表示器である。
特許第2010042号公報 特開2003−35660号公報 光学、28巻3号、1999年 pp.116−125 Optics Letters,vol.19,No.8,1994,pp.587−589 Optics Letters,vol.22,No.23,1997,pp.1811−1813
しかしながら、上記した分光機能を備えた光干渉断層画像計測装置では、単一光源からの波長を分光しているため、その波長幅は広くとも数十nm程度であり、一般の生体高分子が示す吸収帯をカバーできるものではない。また、光源に超広帯域のフェムト秒レーザーを用いることもできるが、数千万円と高価であり、メンテナンスも一般の人には不可能であり、医療現場や工場計測に容易に安価に使用できるものではない。
また、回折格子で分光して、分割された各波長毎に光センサを備えて、さらに信号処理器を各チャンネル毎に多数配備するとその費用も膨大になり、実用は困難である。精細に分光して、生体高分子などの分布を測定する必要性は、医療ではしばしば言われているが、切除して切片を観測できても、生きたままで内部の構造と物質の同定を同時にする技術は限られている。これまではX線CTやPE
Tなど巨大な装置を必要として、大深度の計測は可能だが、ミクロンオーダーで局在する生体分子を特定することは困難視されている。
さらに、分光した干渉波長成分ごとに断層画像信号を生成して、合算や差分演算を施して物質の同定と同時に物質の局在分布を高空間解像度で断層画像を構築する技術はこれまで報告されていないようである。
本発明は、上記状況に鑑みて、高価なフェムト秒レーザーや多チャンネル信号処理装置を配備せずに、所定の波長幅の異なる中心波長を有する複数の比較的安価なSLDなどを具備して、各波長毎の干渉信号を検出して、高分解能の合算演算断層画像や物質の差分吸収分布を観測できる差分演算断層画像等々を観測できる分光コヒーレンストモグラフィー装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕分光コヒーレンストモグラフィー装置において、所定の波長幅を有し異なる中心波長の複数の光源と、該複数の光源からの射出光を合波する合波手段と、該合波手段により合波された合波光束を物体光と参照光とに2分割するハーフミラーと、前記物体光の光束を被測定物体の面上に2次元走査して照射するガルバノミラー系と、前記参照光を遅延しつつ反射回帰させる反射回帰手段と、前記被測定物体の表面乃至深層からの反射物体光と回帰参照光とを合波干渉させる前記ハーフミラーと、該ハーフミラーからの合波干渉光を異なる中心波長毎に分光する分光手段と、分光手段により該分光された各干渉光を検出する光検出器と、該光検出器からの信号を増幅しフィルタリングする信号処理回路と、各波長毎の前記信号処理回路からの信号を合算演算し断層画像情報とする演算処理器と、各波長毎の該信号処理回路からの信号を差分演算し断層画像情報とする演算処理器と、前記各演算処理器からの断層画像情報を適宜表示するコンピュータと表示装置を具備することを特徴とする。
〔2〕上記〔1〕記載の分光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記合波手段及び分光手段は、それぞれ波長により透過と反射をするフィルターミラーからなることを特徴とする。
〔3〕上記〔1〕記載の分光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記合波手段は、光ファイバカップラーからなり、前記分光手段は、フィルターと光ファイバカップラーとからなることを特徴とする。
〔4〕上記〔1〕記載の分光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記分光手段は、波長分散素子からなることを特徴とする。
〔5〕上記〔1〕記載の分光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記分光手段は、波長分散素子からなり、前記光検出器はアレー光検出器であり、前記信号処理回路は、前記光検出器からの各波長毎の信号を増幅しフーリエ演算することを特徴とする。
〔6〕上記〔1〕記載の分光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記反射回帰手段は、回転するリトロリフレクターであることを特徴とする。
〔7〕上記〔1〕記載の分光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記反射回帰手段は、回転するリトロリフレクターと前記反射光に位相変調を与える振動ミラーとからなることを特徴とする。
〔8〕上記〔1〕記載の分光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記反射回帰手段は、回折格子、レンズ、ガルバノミラーおよびミラーより構成する光遅延装置であることを特徴とする。
〔9〕分光コヒーレンストモグラフィー装置において、所定の波長幅を有し異なる中心波長の複数の光源と、該複数の光源からの射出光を切り替えて反射する可動ミラーと、該可動ミラーからの光束を物体光と参照光とに2分割するハーフミラーと、前記物体光の光束を被測定物体の面上に2次元走査して照射するガルバノミラー系と、前記参照光を遅延しつつ反射回帰させる反射回帰手段と、前記被測定物体の表面乃至深層からの反射物体光と回帰参照光とを合波干渉させる前記ハーフミラーと、該ハーフミラーからの該干渉光を検出する光検出器と、前記可動ミラーの切り替えに同期して各波長の信号を処理し弁別出力する回路と、該弁別出力回路からの信号を増幅しフィルタリングする信号処理回路と、各波長毎の該信号処理回路からの信号を合算演算し断層画像情報とする演算処理器と、各波長毎の前記信号処理回路からの信号を差分演算し断層画像情報とする演算処理器と、前記各演算処理器からの断層画像情報を適宜表示するコンピュータと表示装置を具備することを特徴とする。
〔10〕分光コヒーレンストモグラフィー装置において、所定の波長幅を有し異なる中心波長の複数の光源と、該複数の光源からの射出光を合波する合波手段と、該合波手段からの合波光束を物体光と参照光とに2分割するハーフミラーと、前記物体光の光束を被測定物体の面上に2次元走査して照射するガルバノミラー系と、前記参照光を遅延しつつ反射回帰させる反射回帰手段と、前記被測定物体の表面乃至深層からの反射物体光と回帰参照光とを合波干渉させる前記ハーフミラーと、該ハーフミラーからの合波干渉光を異なる中心波長毎に分光する複数の回転波長フィルターと、該分光された各干渉光を検出する光検出器と、前記回転波長フィルターごとの各波長の信号を前記回転に同期して処理し弁別出力する回路と、該弁別出力回路からの信号を増幅しフィルタリングする信号処理回路と、各波長毎の該信号処理回路からの信号を合算演算し断層画像情報とする演算処理器と、各波長毎の前記信号処理回路からの信号を差分演算し断層画像情報とする演算処理器と、前記各演算処理器からの断層画像情報を適宜表示するコンピュータと表示装置を具備することを特徴とする。
本発明によれば、従来の多チャンネル信号処理器に頼ることなく、高価な超広帯域レーザーを必要とせずに、比較的安価な例えばSLDのような所定の波長幅の中心波長の異なる複数の光源を配備し、各波長ごとの干渉信号を検出して高解像度でコントラストの高い合算断層画像や物質の高分解分布断層像を観測できる。これにより、複合高分子材料や複層塗装断面での物質の分布が非破壊で観測できる効果を生む。さらに、生体など物質の内部の分布状況の観測では、皮膚や眼底の血管や細胞周辺の酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの生きたままでの分布状況を解明でき画期的な効果を生む。
本発明の分光コヒーレンストモグラフィー装置は、所定の波長幅を有し異なる中心波長の複数の光源と、該複数の光源からの射出光を合波する合波手段と、該合波手段により合波された合波光束を物体光と参照光とに2分割するハーフミラーと、前記物体光の光束を被測定物体の面上に2次元走査して照射するガルバノミラー系と、前記参照光を遅延しつつ反射回帰させる反射回帰手段と、前記被測定物体の表面乃至深層からの反射物体光と回帰参照光とを合波干渉させる前記ハーフミラーと、該ハーフミラーからの合波干渉光を異なる中心波長毎に分光する分光手段と、該分光手段により分光された各干渉光を検出する光検出器と、該光検出器からの信号を増幅しフィルタリングする信号処理回路と、各波長毎の前記信号処理回路からの信号を合算演算し断層画像情報とする演算処理器と、各波長毎の該信号処理回路からの信号を差分演算し断層画像情報とする演算処理器と、前記各演算処理器からの断層画像情報を適宜表示するコンピュータと表示装置を具備する。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔実施例1〕
図1は本発明の第1実施例を示す波長分光断層画像を観測する分光コヒーレンストモグラフィー装置の模式図である。
この図において、1a,1bは異なる中心波長の複数の光源、3はその複数の光源1a,1bからの射出光を合波する合波手段、4は合波光束、5はハーフミラー、6−7はガルバノミラー系、8は被測定物体、9は反射回帰手段、4aは干渉光束、10は分光手段、11a,11bは光検出器、12a,12bは信号処理回路、13は合算演算処理器、14は差分演算処理器、15はコンピュータおよび表示装置である。
前記複数の中心波長(λ1 ,λ2 )の異なる光源1a,1bは、例えばショートコヒーレンス長の広帯域光源〔例えば、SLD(スーパールミネッセントダイオード)光源〕より成り、その複数の光源1a,1bからの射出光は合波手段3により合波され、合波光束4となる。この合波光束4はハーフミラー5により参照光と物体光に2分割され、物体光は被測定物体8の面上をガルバノミラー系6−7により2次元走査しつつ照射される。参照光は遅延しつつ反射回帰させる反射回帰手段9により回帰参照光となる。前記被測定物体8の表面乃至深層からの反射物体光とその回帰参照光とは前記ハーフミラー5により合波され干渉光束4aを形成する。この干渉光束4aは分光手段10により、中心波長ごとに分光される。この分光された各干渉光は光検出器11a,11bによりそれぞれ検出する。このとき、前記反射回帰手段9による遅延に応じた周波数シフトがあることによりこの光検出器11a,11bはヘテロダインビート周波数の信号を出力する。その信号出力を信号処理回路12a,12bにより増幅し、その周波数成分のみのフィルタリングやノイズリダクションフィルタリングなどをして、さらには例えばAD変換を用いてデジタル信号とする。
被測定物体8への一点の入射位置で、上記のZ軸方向の反射強度分布を取得した後、ガルバノミラー6−7を走査して、例えば、X軸方向の適宜な位置に照射点を移動して同様にZ軸方向の強度分布を測定し、順次これを繰り返して、X−Z面の2次元断層画像情報を観測する。さらにY軸方向に照射点を移動すれば、3次元断層画像情報が観測できる。このような走査は、所定の深度Z点で、X−Y面を先に走査して適宜Z点を移動して、断層画像情報を取得した後に、2次元あるいは3次元表示をしても良いことは明らかである。
各波長ごとの信号処理回路12a,12bからの信号を合算演算処理器13を用いて合算演算をして、断層画像情報とする。前記複数の光源1a,1bからのそれぞれの波長幅(Δλ1 、Δλ2 )は異なるのでコヒーレンス長も異なり、光軸方向(ここではZ軸とする)の分解能は中心波長毎に異なる。しかし、このような合算演算では、分解能は両者の略平均値となり、一方断層像は高コントラストになることが期待される。
各波長毎の断層画像情報も当然ながら、物質の固有の吸収反射スペクトルに応じた断層画像となるから、そのような場合には合算演算処理器13を使用しないで表示して観測しても有益な情報が得られることは明らかである。
また、各波長毎の該信号処理回路12a,12bからの信号を差分演算処理器14を用いて減算や割り算演算をして断層画像情報とする。被測定物体8が各波長毎に異なる吸収率を持つ場合には、各波長毎の断層像はそれに応じて強弱が異なる。各波長毎の断層像間で、吸光度の差分となる減算演算あるいは吸収率の差分となる割り算演算を行えば、吸収率の違いを示す物質固有の分布断層像が観測できる。したがって、ここで言う差分演算とは減算および割り算演算を包括するものである。このとき、合算演算で観測される形態学的断層像に対し、形質学的断層像を提供することになる。両者の断層像を重畳すれば、物質構造と同時に物質の同定も可能とする断層画像情報が得られる。
前記各演算処理回路13,14からの断層画像情報を適宜表示するコンピュータと表示装置15を具備して、前記断層画像を観測できるものである。
本実施例では、広帯域波長光源にSLDを用いる例を示したが、波長幅の広いレーザーや発光ダイオードを光源として用いても良いことは明らかである。
〔実施例2〕
図2は、波長により透過と反射をするフィルターミラーによる合波手段の模式図である。
各中心波長(λ1 、λ2 、λ3 )の光源1a,1b,1cからの射出光を各波長を透過・反射するフィルターミラー16a,16b,16cを用いて合波する実施例である。ここで、例えば、ミラー16aは波長λ1 (波長幅Δλ1 )の波長を透過し、波長λ2 (波長幅Δλ2 )および波長λ3 (波長幅Δλ3 )の波長は反射する特性を有する。また、ミラー16bは波長λ3 を透過し、波長λ2 を反射する。また、ミラー16cは波長λ3 を反射する特性をそれぞれ有するものを用いる。このようなそれぞれの特性を有する波長透過・反射フィルターミラー16a,16b,16cを用いて合波手段3を構成する。本実施例では、3種の光源を用いる実施例を示したが、2種、4種あるいは5種の複数の光源についても同様の構成で合波手段3を構成できることは明らかである。
図3は、波長により透過と反射をするフィルターミラーによる分光手段の模式図である。
干渉光束4aは複数の各波長毎の干渉成分を含んでいる。その干渉光束を波長透過・反射フィルターミラー17a,17b,17cで分光する分光手段10を構成するものである。各ミラー17a,17b,17cの透過・反射特性は、前記実施例のミラー16a,16b,16cと同様であるから説明は省略するが、図3に図示するように各中心波長λ1 ,λ2 ,λ3 毎に分光される。各分光光波は光検出器11a,11b,11cでビート信号が検出でき、さらに信号処理回路12a,12b,12cが〔実施例1〕で説明したように信号処理し、合算演算回路13と差分演算回路14で3波長間での演算を施した断層画像情報が抽出できる。
なお、上記の図2および図3に示す実施例において、合波手段3と分光手段10には、波長透過・反射フィルターミラーを用いる場合を説明したが、波長に依存せず、ほぼ50%の透過と反射特性のハーフミラー(ビームスプリッターとも言う)を用いて構成しても良いことは明らかである。ただし、該ハーフミラーを用いる場合には、挿入損失の増大が生じる欠点がある。
図2および図3に示す実施例を図1の合波手段3と分光手段10にそれぞれ組み込むことによって、〔実施例1〕と同様に断層画像が観測できるが、他の構成要素の説明は同様であるのでここでは省略する。この実施例は、「課題を解決するための手段」〔2〕で記述した合算演算断層画像と減算演算断層画像が観測できる実施例である。
〔実施例3〕
図4は、光ファイバカップラーを用いた合波手段の模式図である。図4において、18a,18bは光ファイバカップラーを示している。各光源1a,1b,1cからの射出光波は光ファイバで導かれ、それぞれ光ファイバカップラー18a,18bに入り、波長選択性無しで略50%対50%の結合比率で出射する。光ファイバカップラー18bは波長λ2 と波長λ3 の入射光をそれぞれ結合して出射し、その出射光はさらにカップラー18aで波長λ1 の入射光と結合して、最終的に合波光束4が形成される。
図5は、光ファイバカップラーと分光フィルターとで構成する分光手段の模式図である。図5において、19a,19bは光ファイバカップラー、11af,11bf,11cfは分光用波長フィルターである。干渉光束4aは光ファイバカップラー19aで2分割されて一方の出射光はさらに光ファイバカップラー19bで2分割される。各光ファイバカップラー19a,19bの動作は図4と同じであるので説明は省略する。それぞれの出射光は、全波長成分を含んでいるので、中心波長とその帯域幅のみを透過する狭帯域な波長フィルター11af,11bf,11cfを用いてそれぞれ分光する。分光光波は光検出器11a,11b,11cにより検出される。さらには、実施例図3において説明したと同様にして断層画像情報が得られる。
図4と図5の実施例を、図1の実施例に組み込むことによって、他の構成要素の動作は同じであるので説明は省略するが、「課題を解決するための手段」〔3〕で記述した合算演算断層画像と差分演算断層画像が観測できる実施例である。
〔実施例4〕
図6は、波長分散素子を用いた分光手段の模式図である。
図6において、10aは例えば回折格子(波長分散素子)を内蔵する分光器である。干渉光束4aは分光器10aに入射すると、それぞれ中心波長λ1 ,λ2 ,λ3 ごとに分光されて出力する。分光器10aの出射開口を適宜に開いて、各波長の部分を各光検出器11a,11b,11cの位置を設定して受光する。このとき、波長幅Δλ1 などが広い場合には集光レンズなどを用いて、該光検出器11a,11b,11cの受光面に入るようにすれば良い。本実施例を〔実施例1〕の図1に組み込むことによって、他の構成要素の動作は同じであるのでここでは説明は省略するが、「課題を解決するための手段」〔4〕で記述した合算演算断層画像と差分演算断層画像が観測できる実施例である。
〔実施例5〕
図7は、本発明の、フーリエ演算による波長分光断層画像を観測する分光コヒーレンストモグラフィー装置の模式図である。
図7において、1cは中心波長λ3 の光源、9aは遅延位置可動ミラー、10aは分光器、10bはアレイ光検出器、12fa,12fb,12fcはフーリエ演算信号処理回路である。他の構成要素は図1に同じであるので説明は省略する。
図7において反射回帰手段9は、Z軸の初期遅延位置を決めて一旦固定し測定動作に入るものである。干渉光束4aは分光器10aに入射して分光され、アレイ光検出器(例えば、リニアーCCDアレイ)10bで、分光器10aの分解能と光検出器10bの一個の受光面積で決まる検出波長幅で分光検出される。光源1a,1b,1cの波長幅内の光は微細に分解されて複数の検出素子10bで検出されるので、各波長毎にその複数の検出素子10bの出力を、フーリエ演算信号処理回路12fa,12fb,12fcでフーリエ演算する。分光波長のフーリエ演算によるリフレクトメトリについては、上記非特許文献2に開示されている。このフーリエ演算は、波長について実行し波動のZ軸方向の干渉光の強度分布を演算するものとなる。すなわち、本フーリエ演算により各中心波長毎の断層画像が取得される特徴がある。断層画像信号は合算演算処理器13と差分演算処理器14により、断層画像情報となる。
本実施例の図7の他の構成要素の動作は、実施例1に同じであるからここでは省略するが、「課題を解決するための手段」〔5〕で記述した合算演算断層画像と差分演算断層画像が観測できる実施例である。
〔実施例6〕
図8は、本発明の、回転リトロリフレクターによる波長分光断層画像を観測する分光コヒーレンストモグラフィー装置の模式図である。
図8において、20は回転体、21はリトロリフレクター、22はミラーである。他の構成要素は図1乃至図3に同じであるので説明は省略する。
本実施例では、図示するように反射回帰手段9に回転するリトロリフレクター21を用い回転により光を遅延しつつミラー22で反射回帰して、Z軸方向の波面を遅延走査を行い、同時にドップラー周波数シフトを反射光に与える。その結果、光検出器11a,11bでヘテロダインビート周波数信号が検出され信号処理回路12a,12bを経て、実施例1で記述したと同様に、断層画像情報が得られる。
本実施例の図8の他の構成要素の動作は、実施例1乃至3に同じであるからここでは省略するが、「課題を解決するための手段」〔6〕で記述した合算演算断層画像と差分演算断層画像が観測できる実施例である。
〔実施例7〕
図9は、本発明の、位相変調による波長分光断層画像を観測する分光コヒーレンストモグラフィー装置の模式図である。
図9において、23aは振動素子(例えば、ピエゾ振動子)、23bはその振動素子の駆動回路である。他の構成要素は図8の組み合わせと同様であるので説明は省略する。
本実施例では、図示するように反射回帰する手段9に回転リトロリフレクター21とミラー22に振動素子をつけて、回帰光に遅延を与えると同時に、位相変調を行うものである。前記したように回転により自動的にドップラー周波数シフトを反射光に与えることができる利点があるが、角速度が変動するためドップラーシフト周波数も変動する欠点がある。そのため本実施例では、所定の周波数で振動するミラーを設け、ドップラーシフト周波数に頼ることなく、一定の位相変調を与えその欠点を補うものである。位相変調は、適宜な周波数の正弦波でも良く、また、パルスコード変調でも良い。その結果、光検出器11a,11bではその変調周波数に相当するヘテロダイン検波が行われ、信号処理回路12a,12bにおいて適宜復調して各波長毎に信号処理し、実施例1で記述したと同様に、断層画像情報が出力できる。
本実施例の図9の他の構成要素の動作は、実施例1乃至3に同じであるからここでは省略するが、「課題を解決するための手段」〔7〕で記述した合算演算断層画像と差分演算断層画像が観測できる実施例である。
〔実施例8〕
図10は、本発明の、回折格子位相遅延による波長分光断層画像を観測する分光コヒーレンストモグラフィー装置の模式図である。
図10において、24,28はミラー、25は回折格子、26はレンズ、27は振動ミラーであり、反射回帰手段9を構成する。本実施例では、参照光を回折格子25に照射し、波長によって角度分散する光をレンズ26で集光して振動ミラー27で遅延してミラー28で反射回帰させる。これは、再度戻すことによって角度分散による光路の位置ずれを補完してもとの光路に戻す方法である。振動ミラー27はガルバノミラーでも良い。ガルバノミラーを用いることで高速の遅延発生が可能である。なお、本方法は、非特許文献3に開示されている。
上記した反射回帰光は反射光と合波され干渉光束4aとなり、分光されて光検出器11a,11bにより、前記振動ミラー27の位相変調に応じたヘテロダインビート信号を検出する。その結果、信号処理回路12a,12bにおいて適宜各波長毎に信号処理し、実施例1で記述したと同様に、断層画像情報が出力できる。
本実施例の図10の他の構成要素の動作は、実施例1乃至3に同じであるからここでは省略するが、「課題を解決するための手段」〔8〕で記述した合算演算断層画像と差分演算断層画像が観測できる実施例である。
〔実施例9〕
図11は、本発明の、多波長時間差出射による波長分光断層画像を観測する分光コヒーレンストモグラフィー装置の模式図である。
図11において、16zは可動ミラー、11zは弁別信号処理回路である。本実施例では、2種の光源の内波長λ1 の光を図の点線で示すように可動ミラー16zを傾けておき、通過させる。次いでこの可動ミラー16zを動かし、波長λ1 の光を遮り、波長λ2 の光を反射して出射させる。その結果、合波光束4には、時間的に継続した形でパルス状に(λ1 ―λ2 )と光束が出てゆく。したがって、干渉光束4aもパルス状に異なる波長の干渉光が形成されて、光検出器11aに入り検出されるので、弁別信号処理回路11zを用い、可動ミラー16zと同期して、パルス状に発生するヘテロダイン周波数の信号を波長ごとに弁別して出力する。
被測定物体8での測定では、X−Y面の一点への照射時に2波長の光を継続して照射し、反射物体光を得てパルス状の干渉光と成す。これを走査点ごとに繰り返して反射物体光を得て干渉光束4aより、上記弁別動作により各波長毎の実施例1で記述したと同様の断層画像情報を得る。
本実施例の図11の他の構成要素の動作は、実施例1および6に同じであるからここでは省略するが、「課題を解決するための手段」〔9〕で記述した合算演算断層画像と差分演算断層画像が観測できる実施例である。
〔実施例10〕
図12は、本発明の、多波長回転フィルターによる波長分光断層画像を観測する分光コヒーレンストモグラフィー装置の模式図である。
図12において、10Rは回転フィルターである。円盤状に配置された複数の中心波長毎の透過フィルターを回転することにより、その回転速度に応じた時間差で、波長毎にパルス状に干渉光束4aが区切られて光検出器11aに入射する。
この波長ごとのパルス状の出力を、回転に同期して弁別信号処理回路11zを作動させ、波長ごとに振り分けて出力する。この出力からそれぞれ信号処理回路12a,12bにより波長ごとの断層画像情報が、実施例1で記述したと同様に、得られる。
本実施例の図12の他の構成要素の動作は、実施例1および6に同じであるからここでは省略するが、「課題を解決するための手段」〔10〕で記述した合算演算断層画像と差分演算断層画像が観測できる実施例である。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形、組み合わせが可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の分光コヒーレンストモグラフィー装置は、材料分析、非破壊検査、生体計測などの分野で広く利用可能である。
本発明の波長分光断層画像を観測する分光コヒーレンストモグラフィー装置の模式図である。 波長により透過と反射をするフィルターミラーによる合波手段の模式図である。 波長により透過と反射をするフィルターミラーによる分光手段の模式図である。 光ファイバカップラーを用いた合波手段の模式図を示す。 光ファイバカップラーと分光フィルターとで構成する分光手段の模式図である。 波長分散素子を用いた分光手段の模式図である。 本発明の、フーリエ演算による波長分光断層画像を観測する分光コヒーレンストモグラフィー装置の模式図である。 本発明の、回転リトロリフレクターによる波長分光断層画像を観測する分光コヒーレンストモグラフィー装置の模式図である。 本発明の、位相変調による波長分光断層画像を観測する分光コヒーレンストモグラフィー装置の模式図である。 本発明の、回折格子位相遅延による波長分光断層画像を観測する分光コヒーレンストモグラフィー装置の模式図である。 本発明の、多波長時間差出射による波長分光断層画像を観測する分光コヒーレンストモグラフィー装置の模式図である。 本発明の、多波長回転フィルターによる波長分光断層画像を観測する分光コヒーレンストモグラフィー装置の模式図である。 従来の回折格子による分光で断層画像を得る分光機能を備えた光干渉断層画像計測装置の模式図である。
符号の説明
1a,1b,1c 光源
3 合波手段
4 合波光束
4a 干渉光束
5 ハーフミラー
6−7 ガルバノミラー系
8 被測定物体
9 反射回帰手段
9a 遅延位置可動ミラー
10 分光手段
10a 分光器
10b アレイ光検出器
10R 回転フィルター
11a,11b,11c 光検出器
11af,11bf,11cf 波長フィルター
11z 弁別信号処理回路
12a,12b,12c 信号処理回路
12fa,12fb,12fc フーリエ演算信号処理回路
13 合算演算処理器
14 差分演算処理器
15 コンピュータおよび表示装置
16a,16b,16c,17a,17b,17c 波長透過・反射フィルターミラー
16z 可動ミラー
18a,18b,19a,19b 光ファイバカップラー
20 回転体
21 リトロリフレクター
22,24,28 ミラー
23a 振動素子
23b 駆動回路
25 回折格子
26 レンズ
27 振動ミラー

Claims (10)

  1. (a)所定の波長幅を有し異なる中心波長の複数の光源と、
    (b)該複数の光源からの射出光を合波する合波手段と、
    (c)該合波手段により合波された合波光束を物体光と参照光とに2分割するハーフミラーと、
    (d)前記物体光の光束を被測定物体の面上に2次元走査して照射するガルバノミラー系と、
    (e)前記参照光を遅延しつつ反射回帰させる反射回帰手段と、
    (f)前記被測定物体の表面乃至深層からの反射物体光と回帰参照光とを合波干渉させる前記ハーフミラーと、
    (g)該ハーフミラーからの合波干渉光を異なる中心波長毎に分光する分光手段と、
    (h)該分光手段により分光された各干渉光を検出する光検出器と、
    (i)該光検出器からの信号を増幅しフィルタリングする信号処理回路と、
    (j)各波長毎の前記信号処理回路からの信号を合算演算し断層画像情報とする演算処理器と、
    (k)各波長毎の前記信号処理回路からの信号を差分演算し断層画像情報とする演算処理器と、
    (l)前記各演算処理器からの断層画像情報を適宜表示するコンピュータと表示装置を具備することを特徴とする分光コヒーレンストモグラフィー装置。
  2. 請求項1記載の分光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記合波手段及び分光手段は、それぞれ波長により透過と反射をするフィルターミラーからなることを特徴とする分光コヒーレンストモグラフィー装置。
  3. 請求項1記載の分光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記合波手段は、光ファイバカップラーからなり、前記分光手段は、フィルターと光ファイバカップラーとからなることを特徴とする分光コヒーレンストモグラフィー装置。
  4. 請求項1記載の分光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記分光手段は、波長分散素子からなることを特徴とする分光コヒーレンストモグラフィー装置。
  5. 請求項1記載の分光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記分光手段は、波長分散素子からなり、前記光検出器はアレー光検出器であり、前記信号処理回路は、前記光検出器からの各波長毎の信号を増幅しフーリエ演算することを特徴とする分光コヒーレンストモグラフィー装置。
  6. 請求項1記載の分光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記反射回帰手段は、回転するリトロリフレクターであることを特徴とする分光コヒーレンストモグラフィー装置。
  7. 請求項1記載の分光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記反射回帰手段は、回転するリトロリフレクターと前記反射光に位相変調を与える振動ミラーとからなることを特徴とする分光コヒーレンストモグラフィー装置。
  8. 請求項1記載の分光コヒーレンストモグラフィー装置において、前記反射回帰手段は、回折格子、レンズ、ガルバノミラーおよびミラーより構成する光遅延装置であることを特徴とする分光コヒーレンストモグラフィー装置。
  9. (a)所定の波長幅を有し異なる中心波長の複数の光源と、
    (b)該複数の光源からの射出光を切り替えて反射する可動ミラーと、
    (c)該可動ミラーからの光束を物体光と参照光とに2分割するハーフミラーと、
    (d)前記物体光の光束を被測定物体の面上に2次元走査して照射するガルバノミラー系と、
    (e)前記参照光を遅延しつつ反射回帰させる反射回帰手段と、
    (f)前記被測定物体の表面乃至深層からの反射物体光と回帰参照光とを合波干渉させる前記ハーフミラーと、
    (g)該ハーフミラーからの該干渉光を検出する光検出器と、
    (h)前記可動ミラーの切り替えに同期して各波長の信号を処理し弁別出力する回路と、
    (i)該弁別出力回路からの信号を増幅しフィルタリングする信号処理回路と、

    (j)各波長毎の該信号処理回路からの信号を合算演算し断層画像情報とする演算処理器と、
    (k)各波長毎の前記信号処理回路からの信号を差分演算し断層画像情報とする演算処理器と、
    (l)前記各演算処理器からの断層画像情報を適宜表示するコンピュータと表示装置を具備することを特徴とする分光コヒーレンストモグラフィー装置。
  10. (a)所定の波長幅を有し異なる中心波長の複数の光源と、
    (b)該複数の光源からの射出光を合波する合波手段と、
    (c)該合波手段からの合波光束を物体光と参照光とに2分割するハーフミラーと、
    (d)前記物体光の光束を被測定物体の面上に2次元走査して照射するガルバノミラー系と、
    (e)前記参照光を遅延しつつ反射回帰させる反射回帰手段と、
    (f)前記被測定物体の表面乃至深層からの反射物体光と回帰参照光とを合波干渉させる前記ハーフミラーと、
    (g)該ハーフミラーからの合波干渉光を異なる中心波長毎に分光する複数の回転波長フィルターと、
    (h)該分光された各干渉光を検出する光検出器と、
    (i)前記回転波長フィルターごとの各波長の信号を前記回転に同期して処理し
    弁別出力する回路と、
    (j)該弁別出力回路からの信号を増幅しフィルタリングする信号処理回路と、
    (k)各波長毎の該信号処理回路からの信号を合算演算し断層画像情報とする演算処理器と、
    (l)各波長毎の前記信号処理回路からの信号を差分演算し断層画像情報とする演算処理器と、
    (m)前記各演算処理器からの断層画像情報を適宜表示するコンピュータと表示装置を具備することを特徴とする分光コヒーレンストモグラフィー装置。
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