JP2020187117A - 光学系、光学遅延線、及びoct装置 - Google Patents

光学系、光学遅延線、及びoct装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光学遅延線、及びこの光学系又はこの光学遅延線を有する光コヒーレンストモグラフィ装置を提供する。【解決手段】光ビーム(200)を受け入れることができる光学系であって、前記光学系は、前記光ビームを反射するように構成された複数の反射器(210a、210b)を備え、前記反射器のそれぞれは、入射する光ビームの経路と反射された光ビームの経路とが、互いに平行になるように、入射する光ビームを反射するように構成されている、光ビーム(200)を受け入れることができる光学系。前記反射器のそれぞれは、前記入射する光ビームの経路と前記反射された光ビームの経路との間の中央に位置する反射中心軸(250a、250b)を有する。前記反射器のうち少なくとも2つは、それらのそれぞれの反射中心軸が重ならないように、互いに対して配置されている光学系。【選択図】図3a

Description

本明細書の例示的な態様は、全体として、光学系、この光学系を有する光学遅延線、及びこの光学系又はこの光学遅延線を有する光コヒーレンストモグラフィ(optical coherence tomography:OCT)装置に関する。
基板の光学的情報が、OCT装置などの手段によって取得されるとき、特定の光干渉パターンを提供するために、参照光ビームの光は、比較的長い距離を進むことが望まれる場合がある。
図1には、OCT装置の一例の概略図が示されている。そのようなOCT装置10は、光ビーム200を提供するように構成された光源20、光源20によって提供された光ビーム200をコリメートする(平行に調整する)ように構成された第1のコリメータ装置30、及び、少なくとも1つのビームスプリッタ40を含んでもよい。少なくとも1つのビームスプリッタ40は、ビームスプリッタ40に入射した光ビーム200が、ビームスプリッタ40によって部分的に反射され、かつビームスプリッタ40を部分的に透過するように構成されている。
反射された光ビームと透過した光ビームの一方は、基板70に入射して基板70によって反射されてもよい。反射された光ビームと透過した光ビームの他方は、反射器80に入射して反射器80によって反射されてもよい。
光ビーム200は、基板70に入射して基板70によって反射される前に、1又は複数の方向に移動可能であるように構成された、走査ミラー50によって反射されてもよい。また、第2のコリメータ装置60が設けられてもよく、第2のコリメータ装置60は、基板70に入射して基板70によって反射された光ビームを、コリメートするように構成されている。
OCT装置は、基板70によって反射された光ビームの光、及び、反射器80によって反射された光ビームの光を検出するように構成された、検出器ユニット90をさらに含んでもよい。
検出器ユニット90は、基板70によって反射された光と、反射器80によって反射された光との間の、干渉パターンを検出するように、構成されてもよい。検出器ユニット90は、干渉パターンに基づいて基板70の深さ情報を取得するように、構成されてもよい。
そのような装置では、反射器80によって反射された光がそのコヒーレンス長(可干渉長)を超えた場合に、基板70の深さ情報を取得することを可能とする干渉パターンが生じる。コヒーレンス長は、装置のサンプルアーム(sample arm)と一致することが求められる長さである。このため、光学系100は、OCT装置10を通って伝播する光ビームに比較的長い進行距離を提供するOCT装置10に含まれ得る。そのような光学系100は、参照アーム又は光学遅延線と呼ばれる場合がある。
それぞれの装置には、比較的長い距離を提供する光学遅延線が含まれ得るため、そのような光学遅延線を含む各装置は、大きいという傾向がある。
光学遅延線を有する光学装置のサイズを縮小するために、光ビームを反射するミラー装置(鏡装置)が設けられてもよい。そのようなミラー装置は、再帰反射特性を有する反射器を、利用するものであってもよい。すなわち、再帰反射特性を有する反射器に入射する光ビームと、その反射器から反射された光ビームとは、平行である。本明細書における「平行」という用語は、言及されている光ビーム(又は他の存在)が完全に平行であることを意味するという、狭い意味では必ずしも使用されず、それらの光ビームが実質的に平行であり、本明細書に記載されている関連する利点の少なくとも一部を達成するのに十分な程度に平行である、例示的な実施形態を包含している。
図2aは、従来の光学系100の例示的な装置を示す。光学装置100において、光ビーム200の進行経路の長さは、例えば光入力デバイス230と光出力デバイス240との間の距離によって、定められてもよい。このため、光ビーム200の比較的長い進行経路が達成されるべき場合には、光入力デバイス230と光出力デバイス240との間に、比較的長い距離が、設けられなければならない。しかし、図2bの第2の比較例に示されているように、再帰反射特性を有する反射器210を使用することによって、光学系のサイズを大幅に増大させることなく、光ビーム200の進行経路は、延長され得る。図2bに示されているように、従来の光学系の、この第1の変形100−1の反射器210は、調整方向220において移動可能であるように構成されてもよい。さらにまた、従来の光学系の第2の変形100−2を示す図2cの第2の比較例に示されているように、再帰反射特性を有する複数の反射器210を利用することによって、光学装置のサイズを大幅に増大させることなく、さらに長い光ビーム経路を設けることが可能になる。
しかし、再帰反射特性を有する反射器は、典型的には、重い。したがって、再帰反射特性を有する複数の反射器を設けることによって光学遅延線のサイズを縮小させると、装置の重量が増加し、運搬の容易さが低下する場合がある。
本発明者らは、本明細書の第1の例示的な態様に従って、光ビームを受け入れる(admit)ことができる光学系を考案した。光学系は、光ビームを反射するように構成された複数の反射器を備え、反射器のそれぞれは、入射する光ビームの経路と反射された光ビームの経路とが、互いに平行になるように、入射する光ビームを反射するように構成されている。反射器のそれぞれは、入射する光ビームの経路と前記反射された光ビームの経路との間の中央に位置する反射中心軸を有する。反射器のうち少なくとも2つは、それらのそれぞれの反射中心軸が重ならないように、互いに対して配置されており、それによって、光ビームの経路が、少なくとも2つの反射器のうち少なくとも1つを複数回通過することを可能にしている。
本発明者らは、本明細書の第2の例示的な態様に従って、本明細書の第1の例示的な態様による光学系を含む光コヒーレンストモグラフィ装置のための光学遅延線も考案した。
本発明者らは、本明細書の第3の例示的な態様に従って、本明細書の第1の例示的な態様による光学系、及び、本明細書の第2の例示的な態様による光学遅延線のうち、少なくとも1つを含む光コヒーレンストモグラフィ装置も考案した。
本発明の実施形態を、非限定的な例としてのみ、添付の図面を参照して詳細に説明する。その内容は、以下に記載されている。図面における異なる図に現れる同様の参照数字は、別段の指示がない限り、同一の、対応する、又は機能的に類似の、要素を示す。
光コヒーレンストモグラフィ装置の例の概略図である。 光コヒーレンストモグラフィ装置での使用に適した、光学遅延線の第1の比較例の概略図である。 光コヒーレンストモグラフィ装置での使用に適した、光学遅延線の第2の比較例の概略図である。 光コヒーレンストモグラフィ装置での使用に適した、光学遅延線の第3の比較例の概略図である。 本明細書の第1の例示的な態様による、光学系の第1の実施形態の概略図である。 本明細書の第1の例示的な態様による、光学系の第1の実施形態の変形の概略図である。 本明細書の第1の例示的な態様による、光学系の第2の実施形態の概略図である。 本明細書の第1の例示的な態様による、光学系の第3の実施形態の概略図である。 本明細書の例示的な実施形態による光学系で利用可能な、第1のタイプの反射器の例を示す図である。 本明細書の例示的な実施形態による光学系で利用可能な、第2のタイプの反射器の例を示す図である。 本明細書の第1の例示的な態様による光学系で利用可能な、第3のタイプの反射器の例を示す図である。 本明細書の例示的な実施形態による光学系で利用可能な、第4のタイプの反射器の例を示す図である。 本明細書の第1の例示的な態様による光学系のいくつかの実施形態で利用可能な、第2のタイプの反射器の第1の変形の例を示す図である。 本明細書の第1の例示的な態様による光学系のいくつかの実施形態で利用可能な、第2のタイプの反射器の第2の変形の例を示す図である。 本明細書の第1の例示的な態様による光学系のいくつかの実施形態で利用可能な、第2のタイプの反射器の第3の変形の例を示す図である。 本明細書の第1の例示的な態様による光学系のいくつかの実施形態で利用可能な、第2のタイプの反射器の第4の変形の例を示す図である。 本明細書の第3の例示的な態様の例示的な実施形態による光コヒーレンストモグラフィ装置を、概略的に示す図である。
ここで、本明細書における例示的な実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
[実施形態1]
図3aは、本明細書の第1の例示的な態様の、第1の例示的な実施形態による光学系100’−1の概略図であり、従来の光学系100の改良を表す。光学系100’−1は、図1に示されている従来のOCT装置10の一部を形成する従来の光学系100に取って代わり得、結果として、図6を参照して以下でさらに説明するように、改良されたOCT装置10’をもたらす。
光学系100’−1では、光源(図3aには図示せず)によって提供される光ビーム200は、反射面280を有する反射器210aに入射する。反射器210aは、光ビーム200の反射器210aに入射する部分と、光ビーム200の反射器210aによって反射された部分とが、互いに平行になるように、光ビーム200を反射するように構成されている。光学系100’−1は、図3aにも示されているように、第2の反射器210bをさらに備える。
反射器(210a又は210b)に入射している状態と、反射器から反射している状態との間で、前記反射器の内部又は前記反射器上での、光ビーム200の1又は複数の追加的な反射が、起こり得ることに留意されたい。反射器に入射し、次に、所望により反射器の内側で、1又は複数回、反射され、続いて、光ビームの反射器に入射する部分と、光ビームの反射器によって反射された部分とが、互いに平行であるように、反射器から反射される光ビームは、1つの反射器を通過する光ビーム(又は「光ビーム通過」)と呼ばれる場合がある。各反射器は、光ビーム200の反射器に入射する部分の光路と光ビーム200の反射器によって反射された部分の光路とが、ゼロではない、最小の分離を有するように構成されてもよい。
図3aに示されている第1の例示的な実施形態では、反射器210aから反射された光ビームは、反射器210bに入射する。ここで、反射器210bは、光ビーム200の入射する部分と、光ビーム200の反射された部分とが、互いに平行であるように、入射する光ビーム200を反射するようにも構成されている。したがって、光ビーム200は、反射器210bに入射して反射された後、反射器210aに戻る。次に、光ビーム200は、反射器210bに戻るように、再び、反射器210aを通過する。しかし、再び反射器210bを通過した後、光ビーム200は、図3aに示されているように、反射器210aを越えて進む。言い換えると、光ビーム200は、反射器210bから2回目に反射された後、反射器210aに入射せず、反射器210aの横に並んで(脇を)進む。
図3aに示されている第1の例示的な実施形態では、光ビーム通過の累積数は、4である。図3aに示されている通過の数は、例としてのみ与えられており、限定的であるものとして理解されるべきではないことに留意されたい。同様に、10、100、1000又はその他の任意の通過の数が、利用されてもよい。2つの反射器のみが提供されている場合、2つの反射器のうちの一方に関連付けられている通過の数と、2つの反射器のうち他方に関連付けられている通過の数とは、同じでもよいし、或いは、1個異なっていてもよい。図3aの構成では、光ビーム200は、光学系100’−1を出る前に、偶数回通過する。そのような構成では、光ビーム200は、光ビーム200が光学系100’−1に入射したのと同じ方向(順方向)に、光学系100’−1を出てもよい。他の構成では、光ビームは、光学系を出る前に、奇数回通過してもよい。そのような構成では、光ビームは、光ビームが光学系に入射した方向とは逆の方向に、光学系を出てもよい。
第1の例示的な実施形態による光学系100’−1では、光源(図3aに図示せず)によって提供された光ビーム200が反射器210bに入射する前に、最初に入射する反射器210aが、最初の反射器と見なされ得る。さらに、反射器210bからの反射後に光ビーム200が他のいずれの反射器にも入射しないで、光ビーム200が最後に反射される反射器210bが、最後の反射器と見なされ得る。図3aの構成では、最初の反射器210aと最後の反射器210bとが、それぞれ異なる反射器であるが、他の構成では、最初の反射器と最後の反射器とは、同じ反射器であってもよい。
例えば、第1の例示的な実施形態の変形による光学系100’−1*が、図3bに概略的に示されており、図3bでは、反射器210cは、最初の反射器と最後の反射器の両方として機能する。すなわち、反射器210cは、光ビーム200が通過する最初の反射器であり、光ビーム200が通過する最後の反射器でもある。
所望により、最初の反射器210a又は210cに最初に入射する光ビーム200の部分は、入力ファイバコリメータなどの光入力デバイス230から出射してもよい。さらに、所望により、最後の反射器210b又は210cから最後に反射された光ビーム200の部分は、出力ファイバコリメータなどの光出力デバイス240に入射してもよい。
図3a及び図3bに示されるように、各反射器210a、210b、210c、210d(以下、これらの間で区別する必要がない箇所では、数字「210」によって参照される)は、光ビーム200が入射する部分と光ビーム200が反射された部分との間の中央に位置する、それぞれの中心軸250a、250b、250c、及び250dを有する。中心軸(以下、それぞれ異なる反射器の間で中心軸を区別する必要がない箇所では、数字「250」によって参照される)は、反射器210の回転対称軸であってもよいし、或いは、反射器210の反射対称面(鏡映対称面)の軸であってもよいし、所望により、反射器210の複数の反射対称面の交差軸であってもよい。2つの反射器210a,210bのそれぞれの中心軸250aと中心軸250bとは重ならず、2つの反射器210c,210dのそれぞれの中心軸250cと中心軸250dとは重ならない。それぞれの中心軸が重ならないように反射器を配置することにより、光ビーム200が反射器間の無限ループに閉じ込められることが、回避され得ることに留意されたい。
第1の実施形態による光学系100’−1、又はその変形であって図3bに示されている100’−1*では、各反射器210は、例えば、図4aの211a及び211bに示されているように、互いに直交する2つのミラー(鏡)のみを含むミラー装置210−1であってもよい。各反射器210は、例えば、図4bの211a、211b、及び211cで示されているように、代替的に、3つのミラー(鏡)を有するコーナーキューブ210−2であってもよい。そのようなコーナーキューブ210−2では、3つのミラー211a、211b、211cのそれぞれは、3つのミラーのうちの他の2つに対して直交している。さらなる代替として、各反射器210は、図4cに示されているように、コーナーキューブプリズム210−3の形態をとってもよい。コーナーキューブプリズム210−3は、3つの反射面280a、280b、280cを有してもよく、3つの反射面280a、280b、280cのそれぞれが、他の2つの反射面に対して直交する。またさらなる代替として、各反射器210は、ルネベルグレンズの形態をとってもよい。ルネベルグレンズ210−4は、図4dに示されているように、球体212及び反射面280を有してもよい。ルネベルグレンズは、球対称屈折率分布型レンズと見なされてもよく、その屈折率は、中心から外表面へと放射状に減少する。さらに、ルネベルグレンズの表面の一部(例えば、図4dに示されている反射面280)は、それぞれの球の内側から入射する光ビーム200を反射するように構成されてもよい。
代替的に又は追加的に、再帰反射フィルムが、反射器210として利用されてもよい。再帰反射フィルムは、例えば、複数の小型サイズのルネベルグレンズ、コーナーキューブ、又はコーナーキューブプリズムを有してもよい。また、本明細書の第1の実施形態による光学系100’−1、又は第1の実施形態の変形による光学系100’−1*は、例えばルネベルグレンズ、コーナーキューブプリズムなどの上述した反射器の2つ以上のタイプの組み合わせを含んでもよい。
2つの直交するミラーのみを有するミラー装置は、その単純さ、及びそれに関連した製造の容易さによって、有利であり得る。しかし、光ビーム200の入射する部分と光ビーム200の反射された部分とが平行であるという効果を達成するために、光ビーム200の入射する部分は、前記2つの直交するミラーの両方に直交する仮想平面と重なり得る。
3つの直交するミラー、コーナーキューブプリズム、ルネベルグレンズ、又は再帰反射フィルムを有するミラー装置は、入射する光ビーム200の向きとはほとんど関係すること無く利用され得る。
本明細書の第1の例示的な態様の第1の例示的な実施形態(又はその説明された変形)による光学系100’−1では、反射器210のそれぞれは、各反射器のそれぞれの反射中心軸250の方向の2次元投影として定義される、(例えば、図4cの290に示されるような)投影領域を有する。反射器210のそれぞれの投影領域290は、少なくとも1つの他の反射器210の投影領域290と部分的に重なる。重なり合う投影領域290は、光ビーム200が各反射器を通過することを可能にする。少なくとも1つの反射器210の反射中心軸250は、少なくとも1つの他の反射器210の投影領域290と交差してもよく、それにより、光ビーム200が少なくとも1つの反射器210を複数回通過することが、可能となる。
上記で説明した第1の例示的な実施形態(又はその変形)による光学系100’−1では、少なくとも1つの反射器210は、調整方向220において移動可能であるように、構成されている。好ましくは、調整方向220は、反射器210a、210b、210c、及び210dのうちの少なくとも1つの反射器の反射中心軸(250a、250b、250c、及び250d)に平行である。代替的に、調整方向220は、反射中心軸に対して傾斜(例えば、直交)していてもよい。調整方向220が反射中心軸250に平行になるように選択される場合、光ビーム200の長さの連続的な調整が、可能であり得る。しかし、調整方向220が反射中心軸250に直交するように選択される場合、光ビーム200の長さは、離散的な間隔で変化し得る。すなわち、後者の場合には、少なくとも1つの特定の反射器210に関連する光ビーム200の通過数は、変化し得る。
本明細書で説明される第1の実施形態(又はその変形)による光学系100’−1では、光源20は、光学系100’−1(又は100’−1*)を備えるOCT撮像装置を、対象者の目の網膜のOCT画像を取得するために適した状態とする、コヒーレンス長及び波長を有する光ビームを、光ビーム200として提供するように構成されてもよい。例えば光源20は、1〜10メートルの間の、例えば1〜2メートルの間のコヒーレンス長を有する光ビーム200を提供するように構成されてもよい。光源20は、さらに、赤外スペクトルの光ビーム200、すなわち800〜1400nmの波長を有する光ビームを、提供するように構成されてもよい。
光学系100’−1(又は100’−1*)は、好ましくは2つの、しかし2つを超えない反射器210を備えてもよい。
本明細書で説明される第1の実施形態(又はその変形)による光学系100’−1では、特定の光進行距離を得るために必要な反射器の数は、従来の光学系と比較して低減され得る。以下で説明される効果の少なくとも1つは、光学系100’−1(又は100’−1*)に関連付けられ得る。光学系100’−1又は100’−1*は、従来の光学系よりも軽量であり得、それによって、運搬がより容易になる。追加的に又は代替的に、必要とされる反射器がより少ないため、従来の光学系の設置スペースと比較して、小さな設置スペースが取得され得る。光学系100’−1(又は100’−1*)は、従来の光学系と比較して、より良好な反射位置調整を達成することができるため、誤差の影響を、より受け難くなり得る。
[実施形態2]
本明細書の第1の例示的な態様の第2の実施形態による光学系100’−2は、図3cに示されている。第2の例示的な実施形態は、第1の実施形態に対応しているが、光ビーム200の反射された部分が、最後の反射器210bから光出力デバイス240に導かれる方法において異なる。代替的又は追加的に、第2の例示的な実施形態は、最初の反射器210aに入射する光ビーム200の部分が、光入力デバイス230から最初の反射器210aに導かれる方法において第1の実施形態と異なり得る。
第2の例示的な実施形態による光学系100’−2は、上記で説明した第1の実施形態による光学系100’−1と構造的に類似しているが、少なくとも1つの鏡面要素270(言い換えれば、ミラーなどの反射要素)を追加的に備える。少なくとも1つの鏡面要素270は、光ビーム200の鏡面要素270によって反射された部分、及び/又は光ビーム200の鏡面要素270に入射する部分が、反射器210a及び反射器210bのいずれに入射する光ビーム200の部分とも平行にならないように、光ビーム200を反射するように構成されている。
光学系100’−2では、光ビーム200は、最後の反射器210bから最後に反射された後、鏡面要素270によって反射されてもよい(図3c参照)。このため、光ビーム200が反射器210a及び反射器210bのうち少なくとも1つを、それ以上の回数通過することが阻止され得る。代わりに、光ビーム200は、光学系100’−2の外側に進路を変えられてもよい。したがって、鏡面要素270は、光学系100’−2から光ビーム200を取り出すための出力要素として作用し得る。
同様に、光ビーム200は、最初の反射器210aの特定の部分に、最初に入射してもよい。光ビーム200は、鏡面要素270がなければ特定の部分に、ほとんど入射できない、又は、入射できない。これは、光ビーム200がそのような特定の部分に直接向けられることとなった場合、別の反射器が進路を塞ぎ得る場合もあるからである。例えば、図3cの構成は、逆に動作可能であり、鏡面要素270は、出力要素としてではなく、光ビーム200を光学系100’−2に導入するための入力要素として作用する。後者の場合は、図3cに示されていないが、それでも本開示の一部を形成することに留意されたい。
図3cに示されている例示的な実施形態では、鏡面要素270によって反射された光ビーム200の部分は、最初の反射器210aに最初に入射する光ビーム200の部分に対して垂直である。しかし、鏡面要素270によって反射された光ビーム200の部分と、最初の反射器210aに最初に入射する光ビーム200の部分とは、代替的に、0゜が除外され90゜が含まれている0°〜90゜の任意の角度を形成していてもよい。そのような角度の例は、限定することなく、60°、45°、30°、20°、又は10°であってもよい。
鏡面要素270は、さらに、鏡面要素270がその一方の側に入射する光ビーム200を少なくとも部分的に反射し、その他方の側に入射する光ビーム200を少なくとも部分的に透過させるように、構成されてもよい。
鏡面要素270は、さらに、例えば1mm2の面積を有する部分といった、その小さな部分のみが入射する光ビーム200を反射するが、鏡面要素270の残りの部分が光ビーム200を透過させるように、構成されてもよい。
本明細書の第1の例示的な態様の第1の例示的な実施形態の枠組みの中で説明される定義及び変形は、上記で説明した本明細書の第1の例示的な態様の第2の例示的な実施形態にも適用され得ることに、さらに留意されたい。同様に、類似又は同等の技術的効果を取得し得る。
[実施形態3]
本明細書の第1の例示的な態様の第3の例示的な実施形態による光学系100’−3は、図3dに示されている。第3の例示的な実施形態は、第1の例示的な態様の第1の例示的な実施形態に対応しているが、最後の反射器から最後に反射された光ビーム200の部分が光出力デバイス240に導かれる方法において異なる。代替的又は追加的に、第3の例示的な実施形態は、光ビーム200が最初の反射器に導かれる方法において第1の実施形態と異なり得る。
光学系100’−3では、反射器210e及び210fのうち少なくとも1つに、少なくとも1つの反射面280、及び、少なくとも1つの光ビーム通路260が設けられている。少なくとも1つの光ビーム通路260は、少なくとも1つの反射器が有する少なくとも1つの反射面280上に配置される。さらに、少なくとも1つの光ビーム通路260は、自身を通って、光ビーム200を透過させるように構成されている。図3dに示されているように、光ビーム通路260は、それぞれの反射面280を通り、かつ反射器210eの全体を通って延びる開口部によって形成されてもよい。光ビーム通路260は、反射中心軸250と一直線に揃えられてもよいし、反射中心軸250を囲んでもよい。しかし、代替的又は追加的に、光学系100’−3では、反射面280の一部を局所的に変更することによって光ビーム通路260が形成されてもよく、変更された一部に入射する光ビーム200の部分が、変更された一部を透過する。
図3dに示されている実施形態では、最後の反射器210fによって最後に反射された光ビーム200の部分は、反射器210e内に形成された光ビーム通路260を透過する。したがって、光ビーム200が反射器210e及び反射器210fのうちの少なくとも1つを、それ以上の回数通過することが阻止され得る。光ビーム通路260は、光学系100’−3から光ビーム200を取り出すための出力要素として作用する。
同様に、本明細書の別の例示的な実施形態では、光ビーム200が反射器に最初に入射するのは、別の反射器210内に形成された光ビーム通路260を透過した後でもよい。そのような代替実施形態では、光ビーム200は、最初の反射器210の一部に入射してもよく、最初の反射器210の一部には、光ビーム通路260がなければ光ビーム200は、ほとんど入射できない(これは、いくつかの例示的な場合において、光ビーム200がそのような特定の部分に直接向けられることとなったときは、別の反射器が進路を塞ぎ得る場合があるからである)。例えば、図3dの構成は、逆に動作可能であり、ビーム通路260は、出力要素ではなく、光ビーム200を光学系100’−3に導入するための入力要素として作用する。後者の場合は、図3cに示されていないが、それでも本開示の一部を形成することに留意されたい。
本明細書の第1の例示的な態様の第3の実施形態による光学系100’−3で利用され得る、光ビーム通路260の例は、図5a、図5b、図5c、及び図5dに示されている。例として、図5a及び図5bは、それぞれが3つの反射面280a、280b、及び280cを有するコーナーキューブプリズム210−5及び210−6の形態における反射器を示す。反射面280a、280b、及び280cのそれぞれは、他の2つの反射面に対して、直交する。図5a及び図5bでは、光ビーム200は、第1の反射面280aに入射して、第2の反射面280bに入射するように、第1の反射面280aによって反射されている。続いて、光ビーム200は、第3の反射面280cに入射するように、第2の反射面280bによって反射されている。次に、光ビーム200は、コーナーキューブプリズムによって最終的に反射される光ビーム200の部分が、第1の反射面280aに入射する光ビーム200の部分と平行になるように、第3の反射面280cによって反射される。第2の光ビーム200xも、コーナーキューブプリズムに入射する。しかし、図5aの例では、第2の光ビーム200xは、反射面280cに形成された光ビーム通路260に入射する。したがって、第2の光ビーム200xは、コーナーキューブプリズム210−5を透過する。図5aの例では、光ビーム通路260は、光ビーム200xを透過させる、反射面280cの変更された一部である。図5bの例は、図5aの例に対応しているが、図5bに示されているコーナーキューブプリズム210−6の光ビーム通路260−6は、コーナーキューブプリズム210−6を通って延びる物理的な開口部であり、それによって、反射面280c上にも開口部が設けられる。
図5c及び図5dに示されている例は、それぞれ、図5a及び図5bに示されている例と類似している。しかし、図5c及び図5dの例では、3つの直交するミラー211a、211b、及び211cをそれぞれ含むコーナーキューブ210−7及び210−8が、コーナーキューブプリズムの代わりに利用されている。図5c及び図5dの3つの直交するミラー211a、211b、及び211cは、それぞれの反射面を提供することに留意されたい。
図5a、図5b、図5c、及び図5dの例では、第2の光ビーム200xは、コーナーキューブプリズム(図示せず)などの別の反射器210による反射によって、図示されているコーナーキューブプリズム(又は、図5cと5dの場合には、コーナーキューブ)に再び進入する第1の光ビーム200の反射であってもよい。
本明細書の第1の例示的な態様の第1の実施形態の枠組みの中で説明される定義及び変形は、上記で説明した本明細書の第1の例示的な態様の第3の実施形態にも適用され得ることにさらに留意されたい。同様に、類似又は同等の技術的効果が取得され得る。
[さらなる実施形態]
上記の実施形態では、光ビーム200が最初の反射器210に最初に入射する前に、光ビーム200がどのように取り扱われ得るかについて、実質的に3つの方法が説明されている。同様に、光ビーム200が最後の反射器から最後に反射された後に、光ビーム200がどのように取り扱われ得るかについて、実質的に3つの方法が説明されている。しかし、これらの方法の各組み合わせが、本明細書の第1の例示的な態様の別の実施形態と見なされてもよいことに留意されたい。
所望により、本明細書の第1の例示的な態様の別の実施形態によれば、それぞれの光ビーム200の進行距離をさらに増加させるために、上記で説明した本明細書の第1の例示的な態様の、同一又はそれぞれ異なる実施形態の複数の光学系が、直列に接続されてもよい。
本明細書の第2の例示的な態様の実施形態による光コヒーレンストモグラフィ装置のための光学遅延線は、上記で説明した第1の例示的な態様の実施形態のいずれかによる光学系を含んでもよい。
本明細書の第3の例示的な態様の実施形態による光コヒーレンストモグラフィ装置は、上記で説明した第1の例示的な態様の実施形態のいずれかによる光学系、又は上記で説明した第2の例示的な態様の実施形態による光学遅延線を含んでもよい。
本明細書の第3の例示的な態様の実施形態による光コヒーレンストモグラフィ装置は、例示的なOCT装置、例えば上記で説明されかつ本出願の図1及び図2a〜図2cに示されているものの要素を含んでもよい。
本明細書の第3の例示的な態様の実施形態によるOCT装置10’を示す図6が、参照される。OCT装置10’は、光ビーム200を提供するように構成された光源20、光源20によって提供された光ビーム200をコリメートするように構成された第1のコリメータ装置30、及び少なくとも1つのビームスプリッタ40を備え得る。ここで、少なくとも1つのビームスプリッタ40は、ビームスプリッタ40に入射した光ビーム200が、ビームスプリッタ40によって部分的に反射され、かつビームスプリッタ40を部分的に透過するように構成されている。反射された光ビーム200及び透過した光ビーム200のうちの一方は、基板70に入射してもよいし、基板70によって反射されてもよい。反射された光ビーム200及び透過した光ビーム200のうちの他方は、(図6で100’と標識されている)上記で説明した第1の例示的な態様の任意の実施形態による光学系に、又は上記で説明した本出願の第2の例示的な態様の実施形態による光学遅延線に入射するか、又は、導かれてもよい。
OCT装置の光源20は、上記で説明した本出願の第1の例示的な態様の任意の実施形態による光学系100’の光源20、又は上記で説明した本出願の第2の例示的な態様の実施形態による光学遅延線であってもよいことに留意されたい。
光ビーム200は、基板70に入射して反射される前に、1又は複数の方向に移動可能であるように構成された、走査ミラー50によって反射されてもよい。
また、第2のコリメータ装置60が設けられてもよく、第2のコリメータ装置60は、基板70に入射して反射された光ビーム200をコリメートするように構成されている。
OCT装置10’は、基板70によって反射された光ビーム200の光、及び光学系100’によって提供された光ビーム200の光を検出するように構成された検出器ユニット90を、さらに備えてもよい。検出器ユニット90は、基板70によって反射された光と、光学系100’によって提供された光との間の干渉パターンを検出するように構成されてもよい。検出器ユニット90は、さらに、干渉パターンに基づいて基板70の深さ情報を取得するように構成されてもよい。
本出願の第2の例示的な態様の実施形態による光学遅延線、及び/又は本出願の第3の例示的な態様の実施形態による光コヒーレンストモグラフィ装置は、本出願の第1の例示的な態様による光学系100’に関して説明したものと、同等又は類似の効果に関連付けられ得る。
本発明の様々な例示的な実施形態について上記で説明したが、それらが限定ではなく例として提示されていることが理解されるべきである。形態及び詳細の様々な変更がそれらにおいてなされ得ることは、関連する技術分野の当業者にとって明らかであろう。したがって、本発明は、上記で説明した例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではなく、以下の特許請求の範囲及びそれらの均等物に従ってのみ定義されるべきである。
さらに、要約書の目的は、特許庁及び公衆一般、並びに特に、特許又は法律の用語又は言葉遣いに精通していない、当技術分野の科学者、技術者、及び実務家が、本出願の技術的開示の性質及び本質を、大まかな調査によって素早く判断できるようにすることである。要約書は、本明細書で提示されている例示的な実施形態の範囲に関して、いかなる点においても、限定的であることが意図されているものではない。また、特許請求の範囲に記載されているいずれの手順も提示されている順序で実行される必要がないということも理解されるべきである。
本明細書は多くの特定の実施形態の詳細を含むが、これらは、いずれかの発明の又はクレームされ得るものの範囲に対する限定として解釈されるべきではなく、本明細書で説明される特定の実施形態に特有の特徴の説明として解釈されるべきである。別々の実施形態の文脈で本明細書に記載されているある一定の特徴は、単一の実施形態で組み合わせて実現されることもできる。逆に、単一の実施形態の文脈で記載されている様々な特徴は、複数の実施形態で別々に、又は任意の適切なサブコンビネーションで、実現されることもできる。さらにその上、特徴は、ある一定の組み合わせで作用しているものとして上記で説明されている場合があり、さらには最初からそのようなものとしてクレームされたものである場合があるが、クレームされた組み合わせの1又は複数の特徴は、場合によっては、その組み合わせから削除されることが可能であり、クレームされた組み合わせは、サブコンビネーション、又はサブコンビネーションの変形を対象とし得る。
これで、いくつかの例示的な実施形態及び実施形態を説明したが、前述したものは、例示的であり、限定的ではなく、例として提示されていることは明らかである。
本明細書で説明されるデバイス及び装置は、その特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で具現され得る。前述の実施形態は、説明されるシステム及び方法に対して、限定的ではなく、例示的である。したがって、本明細書に記載される光学系及び光学装置の範囲は、前述の説明ではなく、添付の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び特許請求の範囲の同等の範囲内に入る変更が、その範囲内に含まれる。

Claims (13)

  1. 光ビームを受け入れることができる光学系であって、前記光学系は、
    前記光ビームを反射するように構成された複数の反射器を備え、
    前記反射器のそれぞれは、入射する光ビームの経路と反射された光ビームの経路とが、互いに平行になるように、入射する光ビームを反射するように構成され、
    前記反射器のそれぞれは、前記入射する光ビームの経路と前記反射された光ビームの経路との間の中央に位置する反射中心軸を有し、
    前記反射器の第1の反射器、及び前記反射器の第2の反射器は、前記反射器の前記第1の反射器、及び前記反射器の前記第2の反射器の、それぞれの反射中心軸が重ならないように、互いに対して配置されていることにより、前記光ビームの経路が、前記第1の反射器及び前記第2の反射器の少なくとも1つを複数回通過することを可能とし、
    前記光学系の動作において、
    前記第1の反射器から反射された前記光ビームは、前記第2の反射器に入射して、前記第2の反射器によって反射されて前記第1の反射器に戻り、
    前記光ビームは、複数の前記反射器のうちの他のいずれかに入射する前に、前記第1の反射器に最初に入射し、
    前記光ビームは、前記光ビームが前記第1の反射器からの最後の反射の後に、複数の前記反射器のうちの他のいずれにも入射しないように、前記第1の反射器によって最後に反射される、
    光学系。
  2. 前記光学系は、光入力デバイス及び光出力デバイスのうち少なくとも1つをさらに含み、前記光入力デバイスは、好ましくは、入力ファイバコリメータであり、前記光出力デバイスは、好ましくは、出力ファイバコリメータであり、
    前記光学系の動作において、前記第1の反射器に最初に入射する前記光ビームの経路は、前記光入力デバイスから出射し、及び/又は、前記第1の反射器によって最後に反射された前記光ビームの経路は、前記光出力デバイスに入射する、
    請求項1に記載の光学系。
  3. 鏡面要素であって、前記鏡面要素によって反射された前記光ビームの経路のうち少なくとも1つと、前記鏡面要素に入射する前記光ビームの経路とが、複数の前記反射器のいずれに入射する前記光ビームの経路とも平行にならないように、前記光ビームを反射するように構成されている鏡面要素をさらに含む、
    請求項1又は請求項2に記載の光学系。
  4. 前記反射器のうち少なくとも1つには、少なくとも1つの反射面と少なくとも1つの光ビーム通路とが設けられ、前記光ビーム通路は、前記少なくとも1つの反射面上に配置され、前記光ビームを前記光ビーム通路を通って透過させるように構成されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の光学系。
  5. 前記光学系の動作において、前記第1の反射器に最初に入射する前記光ビームの経路と前記第1の反射器によって最後に反射された前記光ビームの経路とのうち少なくとも1つは、前記少なくとも1つの光ビーム通路を通過する、
    請求項4に記載の光学系。
  6. 前記第1の反射器に入射する最初の前記光ビームの経路及び前記第1の反射器によって反射された最後の前記光ビームの経路のうち少なくとも1つは、複数の前記反射器のうちの少なくとも1つの横に並んで進む、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の光学系。
  7. 複数の前記反射器のそれぞれは、
    2つの直交するミラーを備えるミラー装置、
    3つの直交するミラーを備えるコーナーキューブ、
    コーナーキューブプリズム、及び
    ルネベルグレンズ
    のうちの1つを、それぞれ有する、
    請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の光学系。
  8. 複数の前記反射器のそれぞれは、投影領域を有し、前記投影領域は、それぞれの前記反射器のそれぞれの反射中心軸の方向の2次元投影として定義され、
    それぞれの前記反射器の前記投影領域は、少なくとも1つの他の前記反射器の前記投影領域と、少なくとも部分的に重なる、
    請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の光学系。
  9. 少なくとも1つの前記反射器の前記反射中心軸は、少なくとも他の1つの前記反射器の前記投影領域と交差する、
    請求項8に記載の光学系。
  10. 少なくとも1つの前記反射器は、調整方向において移動可能であるように構成され、前記調整方向は、少なくとも1つの前記反射器の前記反射中心軸に平行である、
    請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の光学系。
  11. 前記光ビームを提供するように構成された光源をさらに備える、
    請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の光学系。
  12. 光コヒーレンストモグラフィ装置のための光学遅延線であって、請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の光学系を備える、
    光学遅延線。
  13. 請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の光学系及び請求項12に記載の光学遅延線のうち少なくとも1つを備える、
    光コヒーレンストモグラフィ装置。
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