JP5125858B2 - 光学遅延装置 - Google Patents

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Description

本発明は、おおよそ0.1×1012[Hz]〜100×1012[Hz]帯域の電磁波(テラヘルツ波)を用いる技術に関するものである。
従来、テラヘルツ波分光技術として、テラヘルツ時間領域分光法(THz-TDS:Terahertz Time-Domain Spectoroscopy)がある。テラヘルツ時間領域分光法は、試料のイメージングに適していることが知られており、工業、医療、バイオ、農業又はセキュリティなどの様々な技術分野において注目されている。
このテラヘルツ時間領域分光法では、超短レーザ光源からパルス光がポンプ光及びプローブ光に分光され、ポンプ光はテラヘルツ波発生部に集光される。これによりテラヘルツ波発生部ではサブピコ秒程度の電流又は電気分極が生成され、当該時間微分に比例した電界振幅をもつテラヘルツ波が発生する。このテラヘルツ波は、光学系を介して、測定試料を透過又は測定試料で反射した後、テラヘルツ波検出部に集光される。このとき、テラヘルツ波検出部にプローブ光が照射されるとキャリアが生成され、テラヘルツ波の電場によって加速されて電流が生じ、パルス状の電気信号となる。プローブ光がテラヘルツ波検出部に到達するタイミングをずらすことによって、テラヘルツ波の振幅電場の時間波形を測定し、該時間波形をフーリエ変換することによってテラヘルツ波帯域の透過又は反射スペクトルを得ることができる。
プローブ光がテラヘルツ波検出部に到達するタイミングをずらすものとして、リフロリフレクタ等を可動ステージによって移動させる時間遅延回路が提案されている(例えば特許文献1参照)。当該可動鏡を高速に移動させるものとして、一般にはリニアアクチュエータ等が用いられる。
特開2002−98634公報
ところでテラヘルツ帯の分光スペクトルにおける周波数分解能を向上させるためには、該テラヘルツ帯を測定するときのプローブ光の光学的遅延を行う可動ステージの移動量を大きくする必要がある。
一般に、直進走査の精度を維持したまま可動ステージの移動量を大きく、かつ、高速に駆動するためには、大きな力とこれを制御するサーボ技術が要求される。したがって、装置の小型化や高速化においては、可動ステージの移動度に制限が与えられる場合があり、この場合、周波数分解能が低減し、これに起因して測定精度が悪くなるという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、測定精度を向上させ得る光学遅延装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明は、光学遅延装置であって、時間分解測定で用いられるプローブ光を透過又は反射するビームスプリッタと、ビームスプリッタから入射されるプローブ光の光軸に垂直となる反射面をもつミラーと、ビームスプリッタと、ミラーとの間に配置され、ビームスプリッタから入射されるプローブ光又はミラーから戻されるプローブ光に対して90度の位相を与える1/4波長板と、ビームスプリッタと、1/4波長板との間に配置され、プローブ光の光路長に変位を与える光路長変位部とをもつ構成とした。
この光学遅延装置では、ビームスプリッタを透過(又は反射)した直線偏光のプローブ光は1/4波長板により円偏光とされ、ミラーにより1/4波長板に折り返された後、該1/4波長板によりビームスプリッタから入射される直線偏光のプローブ光とは直交する直線偏光とされてビームスプリッタを反射(又は透過)する。したがってこの光学遅延装置では、ビームスプリッタ及び1/4波長板間に配置される光路長変位部がプローブ光の光路長に変位を与えた場合、ビームスプリッタからミラーへの往路と、ミラーからビームスプリッタへの復路との2倍の変位を与えることができ、一方通行のプローブ光の光路長を変位させる場合に比して、プローブ光の到達時間をより一段と遅延させることが可能となる。
また本発明は、時間分解測定で用いられるポンプ光及びプローブ光のうち、該ポンプ光に対してプローブ光を遅延させる光学遅延装置であって、ポンプ光の光路上に配置され、入射されるポンプ光の光路を変更し、該変更されたポンプ光の折り返し光をポンプ光の光路上に戻す第1の光学部材と、プローブ光路上に配置され、入射されるプローブ光の光路を変更し、該変更されたプローブ光の折り返し光をプローブ光路上に戻す第2の光学部材と、第1の光学部材と、第2の光学部材とに対して離れる方向又は近づく方向へ相対的に移動可能に配置され、第1の光学学部材から入射されるポンプ光を該第1の光学学部材に折り返し、第2の光学部材から入射されるプローブ光を該第2の光学学部材に折り返す第3の光学部材とを含む構成とした。
この光学遅延装置では、ポンプ光は第1の光学部材により光路を変更され、第3の光学部材により第1の光学部材に折り返された後、該第1の光学部材によりポンプ光の光路上に戻される。一方、プローブ光は第2の光学部材により光路を変更され、第3の光学部材により第2の光学部材に折り返された後、該第2の光学部材によりプローブ光の光路上に戻される。また、この光学遅延装置では、第3の光学部材が、第1の光学部材と、第2の光学部材とに対して離れる方向又は近づく方向へ相対的に移動することによって第1の光学部材から入射されるポンプ光と、第2の光学部材から入射されるプローブ光との光路長を相対的に変位させる。
したがってこの光学遅延装置では、第1の光学部材及び第3の光学部材間の距離が短くなるほど、該第1の光学部材及び第3の光学部材間における往復分だけポンプ光の光路長が短くなるとともに、第2の光学部材及び第3の光学部材間における往復分だけプローブ光の光路長が長くなるため、プローブ光の光路長にだけ変位を与える場合に比して、プローブ光の到達時間をより一段と遅延させることが可能となる。
本発明によれば、単位変位量あたりのプローブ光の遅延量を増加させるようにしたことにより、時間遅延ステージの移動量に制限があっても、該遅延量を増加させない場合に比べて、テラヘルツ帯に対する時間遅延量を広げて分解能を向上させることができ、この結果、測定精度を向上させ得る光学遅延装置を実現できる。
以下図面について本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)テラヘルツ分光装置の全体構成
図1において、本実施の形態によるテラヘルツ分光装置10の全体構成を示す。このテラヘルツ分光装置10は、超短パルス発振器11、偏光ビームスプリッタ12、テラヘルツ波発生部13、時間遅延部14、テラヘルツ波検出部15及びコンピュータ16を含む構成とされる。
超短パルス発振器11は、例えば、60[fs]程度のパルス幅、100[MHz]程度の繰り返し周期、800[nm]程度の中心波長をもつパルス光を出射する。この超短パルス発振器11として、具体的には、チタンサファイアフェトム秒パルスレーザチタンやファイバーサフェトム秒レーザなどが適用される。
ビームスプリッタ12は、超短パルス発振器11から出射されるパルス光をポンプ光と、プローブ光とに分離する。ポンプ光は、所定の光学系を経てテラヘルツ波発生部13に集光される。一方、プローブ光は、時間遅延部14や所定の光学系を経てテラヘルツ波検出部15に導かれる。
テラヘルツ波発生部13は、ポンプ光をトリガとして電界振幅をもつテラヘルツ波を発生させる。このテラヘルツ波発生部13として、具体的には、半絶縁性GaAs等でなる半導体基板、該半導体基板上に形成される1対の電極及びその電極にバイアス電圧を印加する印加部を含む構成の光伝導アンテナなどが適用される。差周波混合によるテラヘルツ波発生法として用いられるZnTe等の電気光学結晶を適用することも可能である。
テラヘルツ波発生部13から発生したテラヘルツ波は、テラヘルツ波伝播光学系TPOSを経て、可動ステージSTに配置される試料SPLに導かれ、試料SPLを透過又は試料SPLで反射したテラヘルツ波は、テラヘルツ波伝播光学系TPOSを経てテラヘルツ波検出部15に集光される。
時間遅延部14は、テラヘルツ波検出部15に対するプローブ光の到達時間(テラヘルツ波検出部15に対する励起タイミング)を遅延させる。
テラヘルツ波検出部15は、試料SPLを透過又は試料SPLで反射した後にテラヘルツ波伝播光学系TPOSを経て導かれるテラヘルツ波を検出する。すなわちテラヘルツ波検出部15は、テラヘルツ波伝播光学系TPOSを経て導かれるテラヘルツ波に応じた電場を生じさせ、時間遅延部14によって遅延されたプローブ光の到達タイミングで、当該テラヘルツ波の振動電場の波形をサンプリングする。このテラヘルツ波検出部15は、具体例として、テラヘルツ波発生部13と同様に、光伝導アンテナや、ZnTe等の電気光学結晶などが適用される。
コンピュータ16は、試料SPLとして測定対象が配置面に配された状態でテラヘルツ波検出部15によって計測されるテラヘルツ波の振動電場の波形(以下、これを第1のテラヘルツ波形とも呼ぶ)と、該試料SPLとして測定基準とされる物体(例えば金属鏡又はシリコン基板等)が配置面に配された状態でテラヘルツ波検出部15によって計測されるテラヘルツ波の振動電場の波形(以下、これを第2のテラヘルツ波形とも呼ぶ)とを取得する。ちなみに、第2の検出信号については、コンピュータ16内の記憶部に予め記憶させ、該記憶部から取得するようにしてもよい。
コンピュータ16は、第1のテラヘルツ波形及び第2のテラヘルツ波形を取得した場合、これら双方のテラヘルツ波形をフーリエ変換し、その変換結果として得られるスペクトルの比から、広範囲となるテラヘルツ帯での透過スペクトル又は反射スペクトルを取得する。そしてコンピュータ16は、このスペクトルに基づいて、測定対象の複素誘電率あるいは光学定数を算出し、該算出結果から測定対象の成分、濃度又は状態(形状)などに関連する情報を生成するようになされている。
このようにこのテラヘルツ分光装置10は、テラヘルツ時間領域分光法を採用することで、遠赤外光を用いたフーリエ分光法と比べて、この周波数帯域におけるS/N比が高く、また振幅情報と位相情報とを同時に得ることができ、この結果、高い精度で測定対象に関する情報を取得できるようになされている。
(2)第1の実施の形態による時間遅延部の構成
次に、第1の実施の形態による時間遅延部14の構成について図2を用いて説明する。この図2における時間遅延部14は、直線偏光のプローブ光を透過又は反射する偏光ビームスプリッタ21と、その偏光ビームスプリッタ21から入射されるプローブ光の光軸に垂直となる反射面をもつミラー22とをもつ。
また偏光ビームスプリッタ21と、ミラー22との間には、1/4波長板23が配置され、1/4波長板23と、偏光ビームスプリッタ21との間には、直角プリズム24及びリトロリフレクタ25が配置される。
リトロリフレクタ25は、直角プリズム24に対して離れる方向又は近づく方向へプローブ光の光軸に沿って移動可能な可動ステージに配置されており、ポンプ光の光路長と同長となる位置から、直角プリズム24に対して離れる方向へ所定の速度で直進移動される。
ビームスプリッタ12から導かれるプローブ光は偏光ビームスプリッタ21に入射し、該偏光ビームスプリッタ21によって直線偏光(例えば紙面に対して平行なP偏光)のプローブ光に変換される。
この直線偏光のプローブ光は、270度をなす反射面をもつ直角プリズム24の一方の反射面で折り曲げられ、互いに直交する3つの反射面をもつリトロリフレクタ25によって直角プリズム24の他方の反射面に折り返される。
直角プリズム24に折り返された直線偏光のプローブ光は、該直角プリズム24の他方の反射面で折り曲げられ、1/4波長板23によって90度の位相が与えられて円偏光(円偏光に近い楕円偏光も含む)に変換される。
円偏光のプローブ光は、ミラー22によって1/4波長板23に戻され、該1/4波長板23によって90の位相が与えられて、偏光ビームスプリッタ21から直角プリズム24に入射する直線偏光(P偏光)の偏光方向とは直交する直線偏光(S偏光)に変換される。
この直線偏光のプローブ光は、直角プリズム24の他方の反射面で反射し、リトロリフレクタ25によって直角プリズム24の一方の反射面に折り返され、該一方の反射面で反射して偏光ビームスプリッタ21に入射する。
この偏光ビームスプリッタ21に入射する直線偏光(S偏光)のプローブ光は、該偏光ビームスプリッタ21を出射する直線偏光のプローブ光(P偏光)とは直交する関係にあるため反射し、テラヘルツ波検出部15に導かれる。
以上の構成において、第1の実施の形態による時間遅延部14は、ビームスプリッタ12から入射されるプローブ光を、偏光ビームスプリッタ21とミラー22との間で往復させテラヘルツ波検出部15に導く。
この時間遅延部14では、偏光ビームスプリッタ21とミラー22との間に配置された1/4波長板23が、往復路でのプローブ光の偏光状態を区別するものとして機能するため、プローブ光の導波路を往復路として共用しつつもそのプローブ光の干渉を抑えることができる。
またこの時間遅延部14では、偏光ビームスプリッタ21と1/4波長板23との間に配置された直角プリズム24に対して、ポンプ光の光路長と同長となる位置から離れる方向へ所定の速度で直進移動されるリトロリフレクタ25が、プローブ光の光路長を変位させるものとして機能するため、該変位に応じてテラヘルツ波検出部15に対するプローブ光の到達時間を遅延させることができる。
ここで、リトロリフレクタ25における単位時間の移動距離を「Δx」とすると、ビームスプリッタ12とテラヘルツ波検出部15との間における光路の変位量は、直角プリズム24からリトロリフレクタ25までと、リトロリフレクタ25から直角プリズム24までの変位分(2Δx)の2倍となる。
したがって、この時間遅延部14は、プローブ光を往復させない場合に比べると、移動距離が同じであっても、テラヘルツ波検出部15に対するプローブ光の到達時間を2倍だけ遅延させることができるため、該テラヘルツ波検出部15でのテラヘルツ帯に対する測定幅(ダイナミックレンジ)を広げて分解能を向上させることができる。
ところで、可動ステージの駆動方式には、ステッピングモータ、リニアモータ、ボイスコイルモータ又はピエゾ素子を用いた各種駆動方式がある。なかでも、ピエゾ素子を用いた駆動方式では小型で高精度、かつ高速駆動が可能となるが移動量が小さいことが欠点であった。これを補足等する技術としても、移動量が小さくても時間遅延量を増大することができるこの時間遅延部14は特に有用となる。
以上の構成によれば、ビームスプリッタ12から入射されるプローブ光を、偏光ビームスプリッタ21とミラー22との間で往復させテラヘルツ波検出部15に導くようにしたことにより、テラヘルツ波検出部15でのテラヘルツ帯に対する測定幅を広げて分解能を向上させることができ、この結果、測定精度を向上し得るテラヘルツ分光装置10を実現できる。
なお上述の第1の実施の形態では、可動ステージに対して1つのリトロリフレクタ25が配置された時間遅延部14を適用したが、複数のリトロリフレクタが配置された時間遅延部14を適用するようにしてもよい。
例えば、図2との対応部分に同一符号を付した図3に示す時間遅延部14を適用することができる。この図3に示す時間遅延部14では、可動対象とすべき複数の直角プリズム24〜24が、底角をなす2辺の交点を1列に並べて配され、非可動対象とすべき複数の直角プリズム24〜24が、それら頂点と、直角プリズム24〜24における交点とが対向される状態で、底角をなす2辺の交点を1列に並べて配される。
偏光ビームスプリッタ21から出射されるプローブ光の入射先を、可動対象ではなく非可動対象の直角プリズム24〜24とすることで、テラヘルツ検出部15に対するプローブ光の導光安定性を向上することができる。
また、プローブ光の入射先を、非可動対象の直角プリズム24〜24とし、かつ、可動対象の直角プリズムの数を、該非可動対象よりも1つ多くすることで、反射点数を極力低減でき、この結果、照射効率を向上させることが可能となる。
また別例として、図2との対応部分に同一符号を付した図4に示す時間遅延部14を適用することができる。この図4に示す時間遅延部14では、リトロリフレクタを一列に並べた状態で一体に成形された光学部材(以下、これを一体成形リフレクタとも呼ぶ)31及び32が対向配置される。
この時間遅延部14では、偏光ビームスプリッタ12とテラヘルツ波検出部15との間における光路の変位量は、一体成形リフレクタ31から一体成形リフレクタ32までと、一体成形リフレクタ32から一体成形リフレクタ31までの変位分(6Δx)の2倍となるため、図2に示す時間遅延部14に比べてより一段と分解能を向上させることが可能となる。
またこの時間遅延部14では、一体成形リフレクタ31、32を1つの光学部材として成形できるため、個々のリトロリフレクタ25を並べて配置する場合に比して、光学部品自体の精度を向上させることができるとともに、光軸設計の簡易化することができる。
さらにこの時間遅延部14では、同一の一体成形リフレクタ31、32を対向配置できるため、図2に示す時間遅延部14のように異なる光学部品(直角プリズム24、リトロリフレクタ25)を対向配置する場合に比して、光学部品自体の精度を向上させることができるとともに、光軸設計の簡易化することができる。
また上述の第1の実施の形態では、1つの平面上でプローブ光を往復させる時間遅延部14を適用したが、異なる複数の平面上で立体的にプローブ光を往復させる時間遅延部14を適用するようにしてもよい。例えば、図2との対応部分に同一符号を付した図5に示す時間遅延部14を適用することができる。
この図5に示す時間遅延部14は、図2に示す時間遅延部14とはリトロリフレクタの配置位置を異にする。すなわち、図2に示すリトロリフレクタ25は、偏光ビームスプリッタ21から入射されるプローブ光に対して直角プリズム24により90度折り曲げられた方向に反射面をもつように配置されるのに対し、図5に示すリトロリフレクタ41は、偏光ビームスプリッタ21から入射される方向に反射面をもつように配置される。
またこの図5に示す時間遅延部14は、図2に示す時間遅延部14とはリフロリフレクタ42及びミラー43をさらに有する点で異にする。
具体的にこの図5に示す時間遅延部14では、ビームスプリッタ12から導かれるプローブ光は偏光ビームスプリッタ21を透過し、直線偏光(例えば紙面に対して平行なP偏光)となる。このプローブ光は、偏光ビームスプリッタ21に対して離れる方向又は近づく方向へプローブ光の光軸に沿って移動可能な可動ステージに配されるリトロリフレクタ41及び1/4波長板23の往路を経る。この往路を経たプローブ光はミラー22により戻されて、1/4波長板23及びリトロリフレクタ41の復路を経る。
復路を経たプローブ光は、往路での直線偏光(P偏光)とは直交する関係(S偏光)にあるため偏光ビームスプリッタ21の偏光面で反射してリフロリフレクタ42に出射し、該リフロリフレクタ42によって、該偏光面での反射位置とは異なる位置に折り返される。偏光面に折り返されたプローブ光は、最初の往復光路の面に平行となる面上で、リトロリフレクタ41及び1/4波長板23を往復する。
2度目の復路を経たプローブ光は、最初の往路での直線偏光(P偏光)と同方向の関係(P偏光)にあるため偏光ビームスプリッタ21の偏光面を透過し、ミラー43によってテラヘルツ波検出部15に導かれる。
このように図5に示す時間遅延部14は、偏光ビームスプリッタ21及びミラー22間を往復して偏光ビームスプリッタ21から反射されるプローブ光を、その反射位置とは異なる位置にリフロリフレクタ42で戻して、最初の往復光路の面に平行となる面上で、偏光ビームスプリッタ21及びミラー22間を再往復させるようになされている。
なお、図5に示す時間遅延部14のうち、リトロリフレクタ42及びミラー43を除いた場合、図2に示す時間遅延部14における直角プリズム24を省略して小型化を図りつつも、該図2に示す時間遅延部14と同じ効果を得ることができる。
また、図2〜図5に示す時間遅延部14では、偏光ビームスプリッタ21で透過されるP偏光のプローブ光を往復経路に導くようにしたが、該偏光ビームスプリッタ21で反射したS偏光のプローブ光を往復経路に導くようにしてもよい。
また、図2〜図5に示すリトロリフレクタ25、41及び42並びに一体成形リフレクタ31、32は、ルーフミラーに変更するようにしてもよい。また、機能を同じとするものであれば、適用すべき光学部材の種類、数及び材質等は適宜選択して、リトロリフレクタやルーフミラー以外の他の光学部材を構築することもできる。直角プリズム24についても同様である。
(3)第2の実施の形態による時間遅延部
次に、第2の実施の形態による時間遅延部14の構成について図6を用いて説明する。この図6に示す時間遅延部14では、ビームスプリッタ12及びテラヘルツ波発生部13間におけるポンプ光の光路上に直角プリズム51が配置される。
一方、ビームスプリッタ12及びテラヘルツ波検出部15間におけるプローブ光の光路上に、直角プリズム51と同じ反射面をもつ直角プリズム52が、該直角プリズム51の反射面と向き合う状態で配置される。したがって、直角プリズム51によって折り曲げられるプローブ光の光軸と、直角プリズム52によって折り曲げられるプローブ光の光軸とは一致する関係にある。
また、直角プリズム51及び直角プリズム52間には、直角プリズム51の反射面に対応する反射面をもつリトロリフレクタ53aと、直角プリズム52の反射面に対応する反射面をもつリトロリフレクタ53bとを含むポンププローブ光折返ミラー53が、当該直角プリズム51及び直角プリズム52に対して離れる方向又は近づく方向へ相対的に直進移動可能な可動ステージに配置される。
この実施の形態の場合、ポンププローブ光折返ミラー53の移動開始位置を、直角プリズム52に最も接近する位置(図6における〔A〕の位置)として、当該位置でのプローブ光に対するポンプ光の光路長が光路調和部RMによって調整される。
ビームスプリッタ12から導かれるポンプ光は直角プリズム51の一方の反射面で反射し、ポンププローブ光折返ミラー53における一方のリトロリフレクタ53aによって直角プリズム51の他方の反射面に折り返され、テラヘルツ波発生部13に導かれる。
一方、ビームスプリッタ12から導かれるプローブ光は直角プリズム52の一方の反射面で反射し、ポンププローブ光折返ミラー53における一方のリトロリフレクタ53bによって直角プリズム52の他方の反射面に折り返された後、光路調整部RMを経てテラヘルツ波検出部15に導かれる。
以上の構成において、第2の実施の形態による時間遅延部14では、直角プリズム52の接近位置から、該直角プリズム52に対向配置される直角プリズム51に近づく方向へ所定の速度で直進移動されるポンププローブ光折返ミラー53が、直角プリズム51から入射されるポンプ光と、直角プリズム52から入射されるプローブ光との光路長を相対的に変位させるものとして機能するため、該変位に応じてテラヘルツ波検出部15に対するプローブ光の到達時間を遅延させることができる。
ここで、ポンププローブ光折返ミラー53が、移動開始位置から直角プリズム51に向かって所定の速度で移動される場合、ポンプ光の光路長をT1とし、プローブ光の光路長をT2とし、テラヘルツ波発生素子13に対するポンプ光の到達時間とテラヘルツ波検出素子15に対するプローブ光の到達時間との差をΔTとすると、例えば図7に示すように、ポンプ光の光路長T1とプローブ光の光路長とが同じとなった時点(図中では「0」)から、ポンププローブ光折返ミラー53が直角プリズム51に近づくほど、ポンプ光の光路長が短くかつプローブ光の光路長が長くなる。
ポンププローブ光折返ミラー53における単位時間の移動距離を「Δx」とすると、ポンプ光の光路の変位量は、直角プリズム51からリトロリフレクタ53aまでと、リトロリフレクタ53aから直角プリズム51までの変位分(−2Δx)となる。一方、プローブ光の光路の変位量は、直角プリズム52からリトロリフレクタ53bまでと、リトロリフレクタ53bから直角プリズム52までの変位分(2Δx)となる。
したがって、この時間遅延部14は、図2に示す時間遅延部14と比べると、移動距離が同じであっても、ポンプ光に対するプローブ光の到達時間を2倍をも遅延させることができるため、該テラヘルツ波検出部15でのテラヘルツ帯に対する測定幅(ダイナミックレンジ)を広げて分解能を向上させることができる。
ところで、上述の第1の実施の形態と同様に、ピエゾ素子を用いた駆動方式を補足等する技術として、移動量が小さくても時間遅延量を増大することができるこの時間遅延部14は特に有用となる。
さらにこの時間遅延部14は、図2に示す時間遅延部14と比べると、1/4波長板23および偏光ビームスプリッタ21を設ける必要がなく偏光制御も不要となるため、光学的な構成を簡易化することができる。
以上の構成によれば、ポンプ光とプローブ光との光路長を相対的に変位させるようにしたことにより、テラヘルツ波検出部15でのテラヘルツ帯に対する測定幅を広げて分解能を向上させることができ、この結果、測定精度を向上し得るテラヘルツ分光装置10を実現できる。
なお上述の第2の実施の形態では、直角プリズム51及び52を対向配置するようにした場合について述べたが、必ずしも対向配置しなくともよい。直角プリズム51及び52を対向配置させない場合、可動ステージの可動面積が大きくなったり、ポンププローブ光折返ミラー53におけるリトロリフレクタ53aと、リトロリフレクタ53bとの位置関係を変える必要性があるが、ポンプ光の光路長とプローブ光の光路長との相対変位させることは可能であり、直角プリズム51及び52を対向配置する場合と同様に、分解能を向上させることができる。
また、入射されるポンプ光(又はプローブ光)の光路を変更し、該変更されたポンプ光(又はプローブ光)の折り返し光を該ポンプ光(又はプローブ光)の光路上に戻すものであれば、直角プリズム51及び52に限らず、適用すべき光学部材の種類、数及び材質等を適宜選択して他の光学部材を構築することができる。
さらに、直角プリズム51、直角プリズム52から入射されるポンプ光、プローブ光を該直角プリズム51、直角プリズム52に折り返すものであれば、ポンププローブ光折返ミラー53を、リトロリフレクタ53a及び53bで構築する場合に限らず、適用すべき光学部材の種類、数及び材質等を適宜選択して他の光学部材を構築することができる。
(4)第3の実施の形態による時間遅延部
次に、第3の実施の形態による時間遅延部14の構成について図8を用いて説明する。この図8に示す時間遅延部14は、図4に示す時間遅延部14と、図6に示す時間遅延部14との組み合わせによるものである。
具体的には、例えば図6に示す時間遅延部14を基準とした場合、直角プリズム51、52に代えて、一体成形リフレクタ31a、31bが配置され、またリトロリフレクタ53a及び53bを含むポンププローブ光折返ミラー53に代えて、一体成形リフレクタ32a、32bを含むポンププローブ光折返ミラー70が配置される。
この図8に示す時間遅延部14では、ポンプ光の光路の変位量は、一体成形リフレクタ31aから一体成形リフレクタ32aまでと、一体成形リフレクタ32aから一体成形リフレクタ31aまでの変位分(−6Δx)となる一方、プローブ光の光路の変位量は、一体成形リフレクタ31bから一体成形リフレクタ32bまでと、一体成形リフレクタ32bから一体成形リフレクタ31bまでの変位分(6Δx)となる。
したがって、この時間遅延部14は、図2に示す時間遅延部14と比べると、移動距離が同じであっても、ポンプ光に対するプローブ光の到達時間を6倍をも遅延させることができる。
(5)第4の実施の形態による時間遅延部
次に、第4の実施の形態による時間遅延部14の構成について図9を用いて説明する。この図9に示す時間遅延部14は、図6に示す時間遅延部14に対して、図2に示す時間遅延部14における構成の一部を加えたものである。
具体的には、ビームスプリッタ12と、直角プリズム51、52との間に偏光ビームスプリッタ21a、21bが配置される。また直角プリズム51、52の他方の反射面で折り曲げられるポンプ光、プローブ光の光軸に垂直となる反射面をもつミラー22a、22bが配置され、該ミラー22a、22bと直角プリズム51、52との間に1/4波長板23a、23bが配置される。
この図9に示す時間遅延部14では、ポンプ光の光路の変位量は、直角プリズム51からリトロリフレクタ53aまでと、リトロリフレクタ53aから直角プリズム51までの変位(−2Δx)の往復分となる一方、プローブ光の光路の変位量は、直角プリズム52からリトロリフレクタ53bまでと、リトロリフレクタ53bから直角プリズム52までの変位(2Δx)の往復分となる。
したがって、この時間遅延部14は、図2に示す時間遅延部14と比べると、移動距離が同じであっても、ポンプ光に対するプローブ光の到達時間を4倍をも遅延させることができる。
(6)第1〜第4の実施の形態に共通する他の実施の形態
上述の実施の形態においては、時間分解測定で用いられるプローブ光を遅延させる光学遅延装置として、THz−TDSで用いられるプローブ光を遅延させる時間遅延部14を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、レーザ誘起蛍光寿命の測定、励起分子等の過渡吸収分光、ラマン分光などの時間分解測定方法(FTS(Fourier Transform Spectroscopy))で用いられるプローブ光を遅延させるもの等に適用するようにしてもよい。
本発明は、工業、医療、バイオ、農業、セキュリティ又は情報通信・エレクトロニクスなどの産業上において利用可能である。
テラヘルツ分光装置の全体構成を示す概略図である。 第1の実施の形態による時間遅延部の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による時間遅延部(1)の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による時間遅延部(2)の構成を示す略線図である。 他の実施の形態による時間遅延部(3)の構成を示す略線図である。 第2の実施の形態による時間遅延部の構成を示す略線図である。 ポンプ光とプローブ光の相対的な遅延関係を示す略線図である。 第3の実施の形態による時間遅延部の構成を示す略線図である。 第4の実施の形態による時間遅延部の構成を示す略線図である。
符号の説明
10……テラヘルツ分光装置、11……超短パルス発振器、12……ビームスプリッタ、13……テラヘルツ波発生部、14……時間遅延部、15……テラヘルツ波検出部、16……コンピュータ、21……偏光ビームスプリッタ、22、43、81a、81b……ミラー、23……1/4波長板、24、51、52……直角プリズム、25、41、42、53a、53b……リトロリフレクタ、31、32……一体成形リフレクタ、53、70……ポンププローブ光折返ミラー、RM……光路調和部、SPL……試料、ST……可動ステージ。

Claims (9)

  1. 時間分解測定で用いられるプローブ光を透過又は反射するビームスプリッタと、
    上記ビームスプリッタから入射されるプローブ光を折り返すミラーと、
    上記ビームスプリッタと、上記ミラーとの間に配置され、上記ビームスプリッタから入射されるプローブ光又は上記ミラーから折り返されるプローブ光に対して90度の位相を与える1/4波長板と、
    上記ビームスプリッタと、上記1/4波長板との間に配置され、プローブ光の光路長に変位を与える光路長変位部と
    を有する光学遅延装置。
  2. 上記光路長変位部は、
    上記ビームスプリッタから入射されるプローブ光を折り曲げ、該折り曲げられたプローブ光の折り返し光を上記1/4波長板に出射し、上記1/4波長板から入射されるプローブ光を折り曲げ、該折り曲げられたプローブ光の折り返し光を上記ビームスプリッタに出射する第1の光学部材と、
    開始位置から上記第1の光学部材に対して離れる方向へ所定の速度で移動され、上記第1の光学部材で折り曲げられたプローブ光の折り返し光を該第1の光学部材に与える第2の光学部材と
    を有する請求項1に記載の光学遅延装置。
  3. 上記第2の光学部材は、
    上記第1の光学部材に対して離れる方向へ所定の速度で直進移動される、請求項2に記載の光学遅延装置。
  4. 上記第1の光学部材は、
    N個の直角プリズムを、底角をなす2辺の交点を1列に並べて配してなり、
    上記第2の光学部材は、
    (N+1)個の直角プリズムを、それら頂点と、上記N個の直角プリズムにおける交点とが対向される状態で、底角をなす2辺の交点を1列に並べて配してなる、請求項2に記載の光学遅延装置。
  5. 上記光路長変位部は、
    開始位置から上記ビームスプリッタに対して離れる方向へ所定の速度で移動され、上記ビームスプリッタから上記1/4波長板に又は上記1/4波長板から上記ビームスプリッタにプローブ光を導く光学部材である、請求項1に記載の光学遅延装置。
  6. 上記ビームスプリッタから出射するプローブ光を、該プローブ光の出射位置とは異なる位置に入射させる光学部材
    を有する請求項5に記載の光学遅延装置。
  7. 時間分解測定で用いられるポンプ光及びプローブ光のうち、該ポンプ光に対してプローブ光を遅延させる光学遅延装置であって、
    ポンプ光の光路上に配置され、入射されるポンプ光の光路を変更し、該変更されたポンプ光の折り返し光を上記ポンプ光の光路上に戻す第1の光学部材と、
    プローブ光路上に配置され、入射されるプローブ光の光路を変更し、該変更されたプローブ光の折り返し光を上記プローブ光路上に戻す第2の光学部材と、
    上記第1の光学部材と、上記第2の光学部材とに対して離れる方向又は近づく方向へ相対的に移動可能に配置され、上記第1の光学学部材から入射されるポンプ光を該第1の光学学部材に折り返し、上記第2の光学部材から入射されるプローブ光を該第2の光学学部材に折り返す第3の光学部材と
    を有する光学遅延装置。
  8. 上記第1の光学部材と、上記第2の光学部材とは直角プリズムでなり、互いに対向される、請求項7に記載の光学遅延装置。
  9. 上記第3の光学部材は、
    開始位置から上記第1の光学部材に対して近づく方向へ所定の速度で直進移動される、請求項7に記載の光学遅延装置。
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