JP5772783B2 - 光断層画像取得装置 - Google Patents
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Description
本発明は、光断層画像取得装置に関するものである。
光コヒーレンストモグラフィ(Optical CoherenceTomography: OCT)に拠る光断層画像取得技術は、光の干渉を用いて測定対象物の深さ方向の反射量分布を測定することができる。この光断層画像取得技術は、高い空間分解能で非侵襲で測定対象物の内部の構造を画像化することができることから、近年では生体計測に応用されている。
OCTに拠る光断層画像取得装置は、光源から出力される光を2分岐して参照光および測定光とし、参照光を参照ミラーに照射したときに該参照ミラーで生じる反射光と、測定光を測定対象物に照射したときに該測定対象物で生じる拡散反射光とを干渉させ、当該干渉光を検出器により検出し、この検出結果を解析することで測定対象物の深さ方向の反射情報分布(1次元の光断層画像)を得る。さらに、測定対象物への光照射位置を走査することで、測定対象物の2次元または3次元の光断層画像を取得することができる。
特許文献1に開示された光断層画像取得装置は、光源から出力された光を2分岐して参照光および測定光とする第1カプラと、カプラから出力される参照光を入力して参照ミラーへ出力する第1サーキュレータと、カプラから出力される測定光を入力して測定対象物へ出力する第2サーキュレータと、参照ミラーで生じて第1サーキュレータを経た反射光と測定対象物で生じて第2サーキュレータを経た物体光とを合波して干渉させる第2カプラと、この第2カプラから出力される干渉光を検出する検出器と、を備える。また、この光断層画像取得装置は、参照光学系の一部に光ファイバを用い、測定光学系の一部に光ファイバを用いている。
光断層画像取得装置は、参照ミラーからの反射光と測定対象物からの物体光との干渉による干渉光(以下「信号干渉光」という。)を検出するものであるが、参照光学系および測定光学系それぞれにおいてサーキュレータや光ファイバの端面等で反射光が生じると、これら反射光同士の干渉による干渉光(以下「ノイズ干渉光」という。)をも検出する。すなわち、光断層画像取得装置の検出器は、ノイズ干渉光が重畳された信号干渉光を検出し、その検出結果を解析して測定対象物の光断層画像を取得することになる。この場合、取得される光断層画像は、ノイズ干渉光に由来するアーチファクトがノイズとして測定対象物の光断層画像に重畳されたものとなる。
これに対して、特許文献2に開示された光断層画像取得装置は、ノイズ干渉光を低減するために、参照光学系または測定光学系に含まれる光学部品の光入出射面を傾斜させて、その光学部品の光入出射面で生じる反射光が検出器に到達しないようにしている。しかし、このように光入出射面を傾斜させることができない光学部品もあり、この場合には、この光学部品で生じた反射光に因るアーチファクトが発生する場合がある。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、アーチファクトの発生を抑制して測定対象物の正確な光断層画像を取得することができる光断層画像取得装置を提供することを目的とする。
第1の発明の光断層画像取得装置は、(1) 光を出力する光源と、(2) 光源から出力される光を2分岐して参照光および測定光として出力する分岐部と、(3) 第1光ファイバ,第1集光レンズおよび参照ミラーを含み、分岐部から出力された参照光を第1光ファイバにより導波させ第1集光レンズを経て参照ミラーに入射させるとともに、この参照光入射に応じて参照ミラーで生じた反射光を第1集光レンズを経て第1光ファイバにより導波させる参照光学系と、(4) 第2光ファイバおよび第2集光レンズを含み、分岐部から出力される測定光を第2光ファイバにより導波させ第2集光レンズを経て測定対象物に照射するとともに、この測定光照射に応じて測定対象物で生じた反射光を物体光として第2集光レンズを経て第2光ファイバにより導波させる測定光学系と、(5) 参照光学系から出力される反射光と測定光学系から出力される物体光との干渉により生じる干渉光を受光し、アレイ配置された複数の受光素子を有する分光器により干渉光のスペクトルを検出する検出器と、(6) 検出器による検出結果に基づいて測定対象物の光断層画像を取得する解析部と、を備える。
そして、第1の発明の光断層画像取得装置は、分光器の複数の受光素子のうち隣接する2つの受光素子が受光する光の波数の間隔の最大値をδkとしたとき、分岐部から参照ミラーで折り返して検出器までの光路長L0refと、分岐部から測定対象物で折り返して検出器までの光路長L0objとが、|L0obj−L0ref|<π/δk を満たし、分岐部から第1集光レンズで折り返して検出器までの光路長L1refと、分岐部から第2集光レンズで折り返して検出器までの光路長L1objとが、|L1obj−L1ref|>π/δk を満たすことを特徴とする。
第2の発明の光断層画像取得装置は、(1) 光を出力する波長可変光源と、(2) 光源から出力される光を2分岐して参照光および測定光として出力する分岐部と、(3) 第1光ファイバ,第1集光レンズおよび参照ミラーを含み、分岐部から出力された参照光を第1光ファイバにより導波させ第1集光レンズを経て参照ミラーに入射させるとともに、この参照光入射に応じて参照ミラーで生じた反射光を第1集光レンズを経て第1光ファイバにより導波させる参照光学系と、(4) 第2光ファイバおよび第2集光レンズを含み、分岐部から出力される測定光を第2光ファイバにより導波させ第2集光レンズを経て測定対象物に照射するとともに、この測定光照射に応じて測定対象物で生じた反射光を物体光として第2集光レンズを経て第2光ファイバにより導波させる測定光学系と、(5) 参照光学系から出力される反射光と測定光学系から出力される物体光との干渉により生じる干渉光を受光し、波長可変光源から出力される光の各波長について干渉光の強度を検出する検出器と、(6) 検出器による検出結果に基づいて測定対象物の光断層画像を取得する解析部と、を備える。
そして、第2の発明の光断層画像取得装置は、検出器が干渉光の強度を検出する際の光の波数の間隔の最大値をδkとしたとき、分岐部から参照ミラーで折り返して検出器までの光路長L0refと、分岐部から測定対象物で折り返して検出器までの光路長L0objとが、|L0obj−L0ref|<π/δk を満たし、分岐部から第1集光レンズで折り返して検出器までの光路長L1refと、分岐部から第2集光レンズで折り返して検出器までの光路長L1objとが、|L1obj−L1ref|>π/δk を満たすことを特徴とする。
第1または第2の発明の光断層画像取得装置は、参照光学系が、第1光ファイバの途中に配された第1光学部品を含み、測定光学系が、第2光ファイバの途中に配された第2光学部品を含み、分岐部から第1光学部品で折り返して検出器までの光路長L2refと、分岐部から第2光学部品で折り返して検出器までの光路長L2objとが、|L2obj−L2ref|>π/δk を満たすのが好適である。
第1または第2の発明の光断層画像取得装置は、参照光学系が、第1光ファイバの途中に配され反射ミラーで生じた反射光を検出器へ分岐する第1サーキュレータと、第1サーキュレータと第1集光レンズとの間に配された第1光学部品とを含み、測定光学系が、第2光ファイバの途中に配され測定対象物で生じた物体光を検出器へ分岐する第2サーキュレータと、第2サーキュレータと第2集光レンズとの間に配された第2光学部品とを含み、分岐部から第1光学部品で折り返して検出器までの光路長L3refと、分岐部から第2光学部品で折り返して検出器までの光路長L3objとが、|L3obj−L3ref|>π/δk を満たすのが好適である。
本発明によれば、アーチファクトの発生を抑制することができ、測定対象物の正確な光断層画像を取得することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各実施形態の構成について、対応する比較例の構成と対比しつつ説明する。
(第1実施形態)
先ず、第1実施形態の光断層画像取得装置1の構成を説明するとともに、これに対応する第1比較例の光断層画像取得装置1Aの構成を説明する。図1は、第1比較例の光断層画像取得装置1Aの構成図である。図2は、第1実施形態の光断層画像取得装置1の構成図である。
図1に示される第1比較例の光断層画像取得装置1Aは、光源11、検出器12、解析部13、サーキュレータ20、カプラ30、第1集光レンズ41、第2集光レンズ42、第1光ファイバ51、第2光ファイバ52および参照ミラー91を備え、測定対象物92の光断層画像を取得する。
光源11は光を出力する。サーキュレータ20は、光源11から出力されて到達した光を入力して、その光をカプラ30へ出力する。分岐部としてのカプラ30は、光源11から出力されサーキュレータ20を経て到達した光を入力し、その光を2分岐して参照光および測定光とし、参照光を光ファイバ51へ出力し、測定光を光ファイバ52へ出力する。
参照光学系は、第1集光レンズ41、第1光ファイバ51および参照ミラー91を含む。光ファイバ51は、カプラ30から出力された参照光を一端に入力して導波させ、その参照光を他端から出力する。集光レンズ41は、光ファイバ51から出力された参照光をコリメートして参照ミラー91に入射させる。また、集光レンズ41は、この参照光入射に応じて参照ミラー91で生じた反射光を入力して、その反射光を光ファイバ51の端面に集光する。光ファイバ51は、その反射光を導波させてカプラ30へ出力する。
測定光学系は、第2集光レンズ42および第2光ファイバ52を含む。光ファイバ52は、カプラ30から出力された測定光を一端に入力して導波させ、その測定光を他端から出力する。集光レンズ42は、光ファイバ52から出力された測定光を集光して測定対象物92に照射する。また、集光レンズ42は、この測定光照射に応じて測定対象物92で生じた反射光(物体光)を入力して、その物体光を光ファイバ52の端面に集光する。光ファイバ52は、その物体光を導波させてカプラ30へ出力する。
カプラ30は、光ファイバ51から出力されて到達した反射光を入力するとともに、光ファイバ52から出力されて到達した物体光を入力して、両光の干渉により生じる干渉光をサーキュレータ20へ出力する。サーキュレータ20は、カプラ30から出力されて到達した干渉光を入力して、その干渉光を検出器12へ出力する。検出器12は、サーキュレータ20から出力されて到達した干渉光を受光し、その干渉光を検出する。解析部13は、検出器12による検出結果に基づいて測定対象物92の光断層画像を取得する。
周波数領域のOCT(SD-OCT)では、光源11として広帯域光源が用いられる。検出器12は、アレイ配置された複数の受光素子を有する分光器により干渉光のスペクトルを検出する。
また、波長掃引型のOCT(SS-OCT)では、光源11として波長可変光源が用いられ、検出器12として単一の受光素子が用いられる。検出器12は、波長可変光源11から出力される光の各波長について干渉光の強度を検出する。
SD-OCTおよびSS-OCTでは、測定対象物92における深さ方向の測定範囲は、解析部13による解析の際に行う離散フーリエ変換でのナイキスト周波数により制限される。空気中での測定範囲幅zmaxは下記(1)式で表される。
zmax =π/2δk
=πN/2Δk
=πN/2(2π/λ1−2π/λ2)
=Nλ1λ2/4Δλ
≒Nλ0 2/4Δλ …(1)
=πN/2Δk
=πN/2(2π/λ1−2π/λ2)
=Nλ1λ2/4Δλ
≒Nλ0 2/4Δλ …(1)
ここで、Δkは、分光器の帯域幅または波長可変光源の波数可変幅である。Δλは、分光器の帯域幅または波長可変光源の波長可変幅である。δkは、分光器の波長範囲または波長可変光源の可変範囲における波数の刻みである。λ1は、分光器の波長範囲または波長可変光源の可変範囲における最短の波長である。λ2は、分光器の波長範囲または波長可変光源の可変範囲における最長の波長である。λ0は、分光器の波長範囲または波長可変光源の可変範囲における中心波長(=(λ1+λ2)/2)である。Nは、スペクトルのサンプリング数である。
例えば、λ0=1310nm、Δλ=90nm、N=1024とすると、空気中での測定範囲幅zmaxは4.9mm(=1024*1265*1310/(4*90)nm)と見積もられる。
第1比較例では、集光レンズ41,42において反射光が生じるとする。これらの反射光も、光ファイバ51,52、カプラ30およびサーキュレータ20を経て、検出器12に到達し得る。
カプラ30と光ファイバ51の出射端との間の光路に沿った距離をLr2とする。カプラ30と光ファイバ52の出射端との間の光路に沿った距離をLs2とする。光ファイバ51の出射端と参照ミラー91との間の光路に沿った距離をLr1とする。光ファイバ52の出射端と測定対象物92との間の光路に沿った距離をLs1とする。光ファイバ51の出射端と集光レンズ41に付随する任意の反射面との間の光路に沿った距離をdrとする。光ファイバ52の出射端と集光レンズ42に付随する任意の反射面との間の光路に沿った距離をdsとする。光ファイバ51,52の実効屈折率をnとする。
このとき、カプラ30から参照ミラー91で折り返して検出器12までの光路長L0refと、カプラ30から測定対象物92で折り返して検出器12までの光路長L0objとの差ΔLは、下記(2a)式で表される。また、カプラ30から集光レンズ41に付随する反射面で折り返して検出器12までの光路長L1refと、カプラ30から集光レンズ42に付随する反射面で折り返して検出器12までの光路長L1objとの差Δdは、下記(2b)式で表される。
ΔL=|L0obj−L0ref|
=2|n(Ls2−Lr2)+(Ls1−Lr1)| …(2a)
Δd=|L1obj−L1ref|
=2|n(Ls2−Lr2)+(ds−dr)| …(2b)
=2|n(Ls2−Lr2)+(Ls1−Lr1)| …(2a)
Δd=|L1obj−L1ref|
=2|n(Ls2−Lr2)+(ds−dr)| …(2b)
第1比較例では、下記(3a)式で表されるように、ΔL/2,Δd/2は共に測定範囲幅zmaxより小さい。上記(1)式を用いると、(3a)式は(3b)式で表される。このような場合、集光レンズ41,42において生じた反射光に因るアーチファクトがノイズとして測定対象物92の光断層画像に重畳される(図3(a)参照)。
ΔL/2 < zmax , Δd/2 < zmax …(3a)
ΔL < π/δk , Δd < π/δk …(3b)
ΔL < π/δk , Δd < π/δk …(3b)
図2に示される第1実施形態の光断層画像取得装置1は、第1比較例の構成に対し、参照光学系の光ファイバ51の出射端と参照ミラー91との間の光路に沿った距離Lr1を長くするとともに、測定光学系の光ファイバ52の長さLs2を長くしたものである。第1比較例に対し、第1実施形態では、Lr1,Ls2それぞれの増加による光路長変化が互いに等しければ、上記(2a)式で表されるΔLは変わらないので、測定対象物91の光断層画像は同じ位置に得られる。
また、第1実施形態では、下記(4a)式で表されるように、ΔL/2は測定範囲幅zmaxより小さいままで、Δd/2は測定範囲幅zmaxより大きい。上記(1)式を用いると、(4a)式は(4b)式で表される。このような場合、集光レンズ41,42において生じた反射光に因るアーチファクトは測定対象物92の光断層画像に重畳されない(図3(b)参照)。
ΔL/2 < zmax , Δd/2 > zmax …(4a)
ΔL < π/δk , Δd > π/δk …(4b)
ΔL < π/δk , Δd > π/δk …(4b)
第1実施形態の構成では、参照光学系の光ファイバ51および測定光学系の光ファイバ52それぞれの長さが互いに異なるので、光ファイバ51,52の分散の影響が光断層画像に現れ易い。この問題に対しては、参照光学系の集光レンズ41と参照ミラー91との間の光路に分散補償素子61を挿入するのが好ましい。或いは、SD-OCTまたはSS-OCTでは、干渉スペクトルに分散とは逆の位相成分を乗じるのも好適である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の光断層画像取得装置2の構成を説明するとともに、これに対応する第2比較例の光断層画像取得装置2Aの構成を説明する。図4は、第2比較例の光断層画像取得装置2Aの構成図である。図5は、第2実施形態の光断層画像取得装置2の構成図である。
図1に示された第1比較例の光断層画像取得装置1Aの構成に対し、図4に示される第2比較例の光断層画像取得装置2Aでは、光ファイバ51の途中に配された光学部品71を参照光学系が含む点で相違し、光ファイバ52の途中に配された光学部品72を測定光学系が含む点で相違する。光学部品71,72は例えば偏波コントローラやアッテネータ等である。
第2比較例では、光学部品71,72において反射光が生じるとする。これらの反射光も、光ファイバ51,52、カプラ30およびサーキュレータ20を経て、検出器12に到達し得る。
カプラ30と光ファイバ51の出射端との間の光路に沿った距離をLr2とする。カプラ30と光ファイバ52の出射端との間の光路に沿った距離をLs2とする。光ファイバ51の出射端と参照ミラー91との間の光路に沿った距離をLr1とする。光ファイバ52の出射端と測定対象物92との間の光路に沿った距離をLs1とする。カプラ30と光学部品71との間の光路に沿った距離をdrとする。カプラ30と光学部品72との間の光路に沿った距離をdsとする。光ファイバ51,52の実効屈折率をnとする。
このとき、カプラ30から参照ミラー91で折り返して検出器12までの光路長L0refと、カプラ30から測定対象物92で折り返して検出器12までの光路長L0objとの差ΔLは、下記(5a)式で表される。また、カプラ30から光学部品71で折り返して検出器12までの光路長L2refと、カプラ30から光学部品72で折り返して検出器12までの光路長L2objとの差Δdは、下記(5b)式で表される。
ΔL=|L0obj−L0ref|
=2|n(Ls2−Lr2)+(Ls1−Lr1)| …(5a)
Δd=|L2obj−L2ref|
=2|n(ds−dr)| …(5b)
=2|n(Ls2−Lr2)+(Ls1−Lr1)| …(5a)
Δd=|L2obj−L2ref|
=2|n(ds−dr)| …(5b)
第2比較例では、上記(3)式で表されるように、ΔL/2,Δd/2は共に測定範囲幅zmaxより小さく、光学部品71,72において生じた反射光に因るアーチファクトがノイズとして測定対象物92の光断層画像に重畳される(図3(a)参照)。
図5に示される第2実施形態の光断層画像取得装置1は、第2比較例の構成に対し、参照光学系の光ファイバ51のうち光学部品71と出射端との間の部分の長さ(Lr2−dr)を長くするとともに、測定光学系の光ファイバ52のうちカプラ30と光学部品72との間の部分の長さdsを長くしたものである。第2比較例に対し、第2実施形態では、(Lr2−dr),dsそれぞれの増加による光路長変化が互いに等しければ、上記(5a)式で表されるΔLは変わらないので、測定対象物91の光断層画像は同じ位置に得られる。
また、第2実施形態では、上記(4)式で表されるように、ΔL/2は測定範囲幅zmaxより小さいままで、Δd/2は測定範囲幅zmaxより大きい。このような場合、光学部品71,72において生じた反射光に因るアーチファクトは測定対象物92の光断層画像に重畳されない(図3(b)参照)。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の光断層画像取得装置3の構成を説明するとともに、これに対応する第3比較例の光断層画像取得装置3Aの構成を説明する。図6は、第3比較例の光断層画像取得装置3Aの構成図である。図7は、第3実施形態の光断層画像取得装置3の構成図である。
図6に示される第3比較例の光断層画像取得装置3Aは、光源11、検出器12、解析部13、サーキュレータ21,22、カプラ31,32、第1集光レンズ41、第2集光レンズ42、第1光ファイバ511〜513、第2光ファイバ521〜523および参照ミラー91を備え、測定対象物92の光断層画像を取得する。
カプラ31は、光源11から出力されて到達した光を入力し、その光を2分岐して参照光および測定光とし、参照光を光ファイバ511へ出力し、測定光を光ファイバ521へ出力する。
サーキュレータ21は、カプラ31から出力され光ファイバ511により導波されて到達した参照光を入力し、その参照光を光ファイバ512へ出力する。光ファイバ512は、サーキュレータ21から出力された参照光を一端に入力して導波させ、その参照光を他端から出力する。集光レンズ41は、光ファイバ512から出力された参照光をコリメートして参照ミラー91に入射させる。また、集光レンズ41は、この参照光入射に応じて参照ミラー91で生じた反射光を入力して、その反射光を光ファイバ512の端面に集光する。光ファイバ512は、その反射光を導波させてサーキュレータ21へ出力する。サーキュレータ21は、光ファイバ512から出力された反射光を入力し、その反射光を光ファイバ513へ出力する。
サーキュレータ22は、カプラ31から出力され光ファイバ521により導波されて到達した測定光を入力し、その測定光を光ファイバ522へ出力する。光ファイバ522は、サーキュレータ22から出力された測定光を一端に入力して導波させ、その測定光を他端から出力する。集光レンズ42は、光ファイバ522から出力された測定光を集光して測定対象物92に照射する。また、集光レンズ42は、この測定光照射に応じて測定対象物92で生じた反射光(物体光)を入力して、その物体光を光ファイバ522の端面に集光する。光ファイバ522は、その物体光を導波させてサーキュレータ22へ出力する。サーキュレータ22は、光ファイバ522から出力された物体を入力し、その物体光を光ファイバ523へ出力する。
カプラ32は、サーキュレータ21から出力され光ファイバ513により導波されて到達した反射光を入力するとともに、サーキュレータ22から出力され光ファイバ523により導波されて到達した物体光を入力して、両光の干渉により生じる干渉光を検出器12へ出力する。検出器12は、カプラ32から出力されて到達した干渉光を受光し、その干渉光を検出する。解析部13は、検出器12による検出結果に基づいて測定対象物92の光断層画像を取得する。
第3比較例では、集光レンズ41,42において反射光が生じるとする。これらの反射光も、光ファイバ512,522、サーキュレータ21,22、光ファイバ513,523およびカプラ32を経て、検出器12に到達し得る。
カプラ31とサーキュレータ21との間の光路に沿った距離をLriとする。カプラ31とサーキュレータ22との間の光路に沿った距離をLsiとする。サーキュレータ21と光ファイバ512の出射端との間の光路に沿った距離をLr2とする。サーキュレータ22と光ファイバ522の出射端との間の光路に沿った距離をLs2とする。光ファイバ512の出射端と参照ミラー91との間の光路に沿った距離をLr1とする。光ファイバ522の出射端と測定対象物92との間の光路に沿った距離をLs1とする。サーキュレータ21とカプラ32との間の光路に沿った距離をLroとする。サーキュレータ22とカプラ32との間の光路に沿った距離をLsoとする。光ファイバ512の出射端と集光レンズ41に付随する任意の反射面との間の光路に沿った距離をdrとする。光ファイバ522の出射端と集光レンズ42に付随する任意の反射面との間の光路に沿った距離をdsとする。光ファイバ51,52の実効屈折率をnとする。
このとき、カプラ31から参照ミラー91で折り返して検出器12までの光路長L0refと、カプラ31から測定対象物92で折り返して検出器12までの光路長L0objとの差ΔLは、下記(6a)式で表される。また、カプラ31から集光レンズ41に付随する反射面で折り返して検出器12までの光路長L1refと、カプラ31から集光レンズ42に付随する反射面で折り返して検出器12までの光路長L1objとの差Δdは、下記(6b)式で表される。
ΔL=|L0obj−L0ref|
=|n(Lsi+2Ls2+Lso−Lri−2Lr2−Lro)+2(Ls1−Lr1)| …(6a)
Δd=|L1obj−L1ref|
=|n(Lsi+2Ls2+Lso−Lri−2Lr2−Lro)+2(ds−dr)| …(6b)
=|n(Lsi+2Ls2+Lso−Lri−2Lr2−Lro)+2(Ls1−Lr1)| …(6a)
Δd=|L1obj−L1ref|
=|n(Lsi+2Ls2+Lso−Lri−2Lr2−Lro)+2(ds−dr)| …(6b)
第3比較例では、上記(3)式で表されるように、ΔL/2,Δd/2は共に測定範囲幅zmaxより小さく、集光レンズ41,42において生じた反射光に因るアーチファクトがノイズとして測定対象物92の光断層画像に重畳される(図3(a)参照)。
図7に示される第3実施形態の光断層画像取得装置3は、第3比較例の構成に対し、参照光学系の光ファイバ512の出射端と参照ミラー91との間の光路に沿った距離Lr1を長くするとともに、測定光学系の光ファイバ523の長さLsoを長くしたものである。第3比較例に対し、第3実施形態では、Lr1,Lsoそれぞれの増加による光路長変化が互いに等しければ、上記(6a)式で表されるΔLは変わらないので、測定対象物91の光断層画像は同じ位置に得られる。
また、第3実施形態では、上記(4)式で表されるように、ΔL/2は測定範囲幅zmaxより小さいままで、Δd/2は測定範囲幅zmaxより大きい。このような場合、集光レンズ41,42において生じた反射光に因るアーチファクトは測定対象物92の光断層画像に重畳されない(図3(b)参照)。
第3実施形態の構成では、参照光学系の光ファイバ51および測定光学系の光ファイバ52それぞれの長さが互いに異なるので、光ファイバ51,52の分散の影響が光断層画像に現れ易い。この問題に対しては、参照光学系の集光レンズ41と参照ミラー91との間の光路に分散補償素子61を挿入するのが好ましい。或いは、SD-OCTまたはSS-OCTでは、干渉スペクトルに分散とは逆の位相成分を乗じるのも好適である。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態の光断層画像取得装置4の構成を説明するとともに、これに対応する第4比較例の光断層画像取得装置4Aの構成を説明する。図8は、第4比較例の光断層画像取得装置4Aの構成図である。図9は、第4実施形態の光断層画像取得装置4の構成図である。
図6に示された第3比較例の光断層画像取得装置3Aの構成に対し、図8に示される第4比較例の光断層画像取得装置4Aでは、光ファイバ512の途中に配された光学部品71を参照光学系が含む点で相違し、光ファイバ522の途中に配された光学部品72を測定光学系が含む点で相違する。光学部品71,72は例えば偏波コントローラやアッテネータ等である。
第4比較例では、光学部品71,72において反射光が生じるとする。これらの反射光も、光ファイバ512,522、サーキュレータ21,22、光ファイバ513,523およびカプラ32を経て、検出器12に到達し得る。
カプラ31とサーキュレータ21との間の光路に沿った距離をLriとする。カプラ31とサーキュレータ22との間の光路に沿った距離をLsiとする。サーキュレータ21と光ファイバ512の出射端との間の光路に沿った距離をLr2とする。サーキュレータ22と光ファイバ522の出射端との間の光路に沿った距離をLs2とする。光ファイバ512の出射端と参照ミラー91との間の光路に沿った距離をLr1とする。光ファイバ522の出射端と測定対象物92との間の光路に沿った距離をLs1とする。サーキュレータ21とカプラ32との間の光路に沿った距離をLroとする。サーキュレータ22とカプラ32との間の光路に沿った距離をLsoとする。サーキュレータ21と光学部品71との間の光路に沿った距離をdrとする。サーキュレータ22と光学部品72との間の光路に沿った距離をdsとする。光ファイバ51,52の実効屈折率をnとする。
このとき、カプラ31から参照ミラー91で折り返して検出器12までの光路長L0refと、カプラ31から測定対象物92で折り返して検出器12までの光路長L0objとの差ΔLは、下記(7a)式で表される。また、カプラ31から光学部品71で折り返して検出器12までの光路長L3refと、カプラ31から光学部品72で折り返して検出器12までの光路長L3objとの差Δdは、下記(7b)式で表される。
ΔL=|L0obj−L0ref|
=|n(Lsi+2Ls2+Lso−Lri−2Lr2−Lro)+2(Ls1−Lr1)| …(7a)
Δd=|L3obj−L3ref|
=|n(Lsi+Lso−Lri−Lro)+2n(ds−dr)| …(7b)
=|n(Lsi+2Ls2+Lso−Lri−2Lr2−Lro)+2(Ls1−Lr1)| …(7a)
Δd=|L3obj−L3ref|
=|n(Lsi+Lso−Lri−Lro)+2n(ds−dr)| …(7b)
第4比較例では、上記(3)式で表されるように、ΔL/2,Δd/2は共に測定範囲幅zmaxより小さく、光学部品71,72において生じた反射光に因るアーチファクトがノイズとして測定対象物92の光断層画像に重畳される(図3(a)参照)。
図9に示される第4実施形態の光断層画像取得装置4は、第4比較例の構成に対し、参照光学系の光ファイバ512のうち光学部品71と出射端との間の部分の長さ(Lr2−dr)を長くするとともに、測定光学系の光ファイバ523の長さLsoを長くしたものである。第4比較例に対し、第4実施形態では、(Lr2−dr),dsそれぞれの増加による光路長変化が互いに等しければ、上記(7a)式で表されるΔLは変わらないので、測定対象物91の光断層画像は同じ位置に得られる。
また、第4実施形態では、上記(4)式で表されるように、ΔL/2は測定範囲幅zmaxより小さいままで、Δd/2は測定範囲幅zmaxより大きい。このような場合、光学部品71,72において生じた反射光に因るアーチファクトは測定対象物92の光断層画像に重畳されない(図3(b)参照)。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。本発明は、上記(4)式が満たされるように、参照光学系および測定光学系の光路長が設定され、また、アーチファクトの原因となる反射光が生じる位置(例えば集光レンズや他の光学部品等)と光源・検出器との間の光路長が設定されればよい。したがって、参照光学系および測定光学系それぞれにおいて何処の部分の長さを調整するかについては様々な態様がある。
1〜4…光断層画像取得装置、11…光源、12…検出器、13…解析部、20〜22…サーキュレータ、30〜32…カプラ、41…第1集光レンズ、42…第2集光レンズ、51…第1光ファイバ、52…第2光ファイバ、61…分散補償素子、71…第1光学部品、72…第2光学部品、91…参照ミラー、92…測定対象物。
Claims (4)
- 光を出力する光源と、
前記光源から出力される光を2分岐して参照光および測定光として出力する分岐部と、
第1光ファイバ,第1集光レンズおよび参照ミラーを含み、前記分岐部から出力された参照光を前記第1光ファイバにより導波させ前記第1集光レンズを経て前記参照ミラーに入射させるとともに、この参照光入射に応じて前記参照ミラーで生じた反射光を前記第1集光レンズを経て前記第1光ファイバにより導波させる参照光学系と、
第2光ファイバおよび第2集光レンズを含み、前記分岐部から出力される測定光を前記第2光ファイバにより導波させ前記第2集光レンズを経て測定対象物に照射するとともに、この測定光照射に応じて前記測定対象物で生じた反射光を物体光として前記第2集光レンズを経て前記第2光ファイバにより導波させる測定光学系と、
前記参照光学系から出力される反射光と前記測定光学系から出力される物体光との干渉により生じる干渉光を受光し、アレイ配置された複数の受光素子を有する分光器により前記干渉光のスペクトルを検出する検出器と、
前記検出器による検出結果に基づいて前記測定対象物の光断層画像を取得する解析部と、
を備え、
前記分光器の前記複数の受光素子のうち隣接する2つの受光素子が受光する光の波数の間隔の最大値をδkとしたとき、
前記分岐部から前記参照ミラーで折り返して前記検出器までの光路長L0refと、前記分岐部から前記測定対象物で折り返して前記検出器までの光路長L0objとが、|L0obj−L0ref|<π/δk を満たし、
前記分岐部から前記第1集光レンズで折り返して前記検出器までの光路長L1refと、前記分岐部から前記第2集光レンズで折り返して前記検出器までの光路長L1objとが、|L1obj−L1ref|>π/δk を満たす、
ことを特徴とする光断層画像取得装置。 - 光を出力する波長可変光源と、
前記光源から出力される光を2分岐して参照光および測定光として出力する分岐部と、
第1光ファイバ,第1集光レンズおよび参照ミラーを含み、前記分岐部から出力された参照光を前記第1光ファイバにより導波させ前記第1集光レンズを経て前記参照ミラーに入射させるとともに、この参照光入射に応じて前記参照ミラーで生じた反射光を前記第1集光レンズを経て前記第1光ファイバにより導波させる参照光学系と、
第2光ファイバおよび第2集光レンズを含み、前記分岐部から出力される測定光を前記第2光ファイバにより導波させ前記第2集光レンズを経て測定対象物に照射するとともに、この測定光照射に応じて前記測定対象物で生じた反射光を物体光として前記第2集光レンズを経て前記第2光ファイバにより導波させる測定光学系と、
前記参照光学系から出力される反射光と前記測定光学系から出力される物体光との干渉により生じる干渉光を受光し、前記波長可変光源から出力される光の各波長について前記干渉光の強度を検出する検出器と、
前記検出器による検出結果に基づいて前記測定対象物の光断層画像を取得する解析部と、
を備え、
前記検出器が前記干渉光の強度を検出する際の光の波数の間隔の最大値をδkとしたとき、
前記分岐部から前記参照ミラーで折り返して前記検出器までの光路長L0refと、前記分岐部から前記測定対象物で折り返して前記検出器までの光路長L0objとが、|L0obj−L0ref|<π/δk を満たし、
前記分岐部から前記第1集光レンズで折り返して前記検出器までの光路長L1refと、前記分岐部から前記第2集光レンズで折り返して前記検出器までの光路長L1objとが、|L1obj−L1ref|>π/δk を満たす、
ことを特徴とする光断層画像取得装置。 - 前記参照光学系が、前記第1光ファイバの途中に配された第1光学部品を含み、
前記測定光学系が、前記第2光ファイバの途中に配された第2光学部品を含み、
前記分岐部から前記第1光学部品で折り返して前記検出器までの光路長L2refと、前記分岐部から前記第2光学部品で折り返して前記検出器までの光路長L2objとが、|L2obj−L2ref|>π/δk を満たす、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の光断層画像取得装置。 - 前記参照光学系が、前記第1光ファイバの途中に配され前記反射ミラーで生じた反射光を前記検出器へ分岐する第1サーキュレータと、前記第1サーキュレータと前記第1集光レンズとの間に配された第1光学部品とを含み、
前記測定光学系が、前記第2光ファイバの途中に配され前記測定対象物で生じた物体光を前記検出器へ分岐する第2サーキュレータと、前記第2サーキュレータと前記第2集光レンズとの間に配された第2光学部品とを含み、
前記分岐部から前記第1光学部品で折り返して前記検出器までの光路長L3refと、前記分岐部から前記第2光学部品で折り返して前記検出器までの光路長L3objとが、|L3obj−L3ref|>π/δk を満たす、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の光断層画像取得装置。
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