JP6790879B2 - Oct装置 - Google Patents
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Description
前記OCT光学系から出力されるスペクトル干渉信号を処理してOCTデータを取得可能なOCT装置であって、
第1のFPNを発生させる第1の光学部材と、前記第1のFPNよりもゼロディレイ位置から離れた位置に第2のFPNを発生させる第2の光学部材と、を少なくとも備え、少なくとも2つのFPN信号を生成するためのFPN生成光学系と、
前記第1のFPNと前記第2のFPNとを検出可能な検出手段を有し、前記検出手段によって検出された前記第1のFPNと前記第2のFPNを処理し、前記第1のFPNに基づく各波数成分のマッピング情報と前記第2のFPNに基づく各波数成分のマッピング情報との間の差分情報に基づいて、各波数成分のマッピング状態を補正するための補正情報を得る補正情報取得手段と、を備え、前記補正情報を用いてOCT画像を得ることを特徴とする。
本実施形態に係るOCT装置は、OCT光学系を備え、OCT光学系の検出器から出力されるスペクトル干渉信号を処理してOCTデータを取得可能であってもよい。この場合、OCT光学系は、例えば、フーリエドメインOCT光学系であってもよく、OCT光学系は、OCT光源から出射される光を測定光と参照光に分割し、被検物からの測定光の反射光と、参照光とが合成されたスペクトル干渉信号を検出してもよい。
本実施例では、OCT装置として、図1に示される光コヒーレンストモグラフィー(OCT)装置が用いられる。本実施例に係るOCT装置は、例えば、波長掃引式OCT(SS−OCT:Swept Source-OCT)を基本的構成とし、波長可変光源102、干渉光学系(OCT光学系)100、演算制御器(演算制御部)70と、を含む。その他、眼科装置1には、メモリ72、表示部75、図示無き正面像観察系及び固視標投影系が設けられる。演算制御器(以下、制御部)70は、波長可変光源102、干渉光学系100、メモリ72、表示部75に接続されている。
導光光学系150は、測定光を眼Eに導くために設けられる。導光光学系150には、例えば、光ファイバー152、カップラー153、コリメータレンズ154、光スキャナ156、及び対物レンズ系158が順次設けられてもよい。この場合、測定光は、光ファイバー152、カップラー153を介して、コリメータレンズ154によって平行ビームとなり、光スキャナ156に向かう。光スキャナ156を通過した光は、対物レンズ系158を介して、眼Eに照射される。測定光は、前眼部及び後眼部の両方に照射され、各組織にて散乱・反射される。
参照光学系110は、眼Eでの測定光の反射によって取得される反射光と合成される参照光を生成する。参照光学系110を経由した参照光は、カップラー350にて測定光路からの光と合波されて干渉する。参照光学系110は、マイケルソンタイプであってもよいし、マッハツェンダタイプであっても良い。
検出器120は、測定光路からの光と参照光路からの光による干渉を検出するために設けられている。検出器120としては、平衡検出を行ってもよい。この場合、検出器120は、複数の受光素子を備え、第1受光素子からの干渉信号と第2受光素子からの干渉信号との差分を得て、干渉信号に含まれる不要なノイズを削減する。各受光素子は、受光部が一つのみからなるポイントセンサであって、例えば、アバランシェ・フォト・ダイオードが用いられる。
FPN生成光学系200は、第1のFPN信号と第2のFPN信号を生成するために設けられてもよい。本実施例において、FPN生成光学系200は、測定光が被検眼に向かう光路から分岐された位置に配置されている。
光源102により出射波長が変化されると、これに対応する干渉信号光が検出器120に受光され、結果的に、スペクトル信号として検出器120によって検出される。制御部70は、検出器120によって検出されたスペクトル信号を処理(フーリエ解析)し、被検眼のOCTデータを得る。
制御部70は、CPU(プロセッサ)、RAM、ROM等を備えてもよい(図1参照)。例えば、制御部70のCPUは、OCT装置の制御を司ってもよい。RAMは、各種情報を一時的に記憶する。制御部70のROMには、OCT装置の動作を制御するための各種プログラム、初期値等が記憶されてもよい。
図3は、本実施例に係るOCT画像の一例を示す図であり、OCT画像上には、第1のFPN信号と第2のFPN信号とが同時に形成されている。なお、OCT画像上には、被検眼のOCT画像が含まれていてもよい。
ここで、ΔZに相当する干渉信号が、i(ΔZ)に対応するサンプリングポイントで検出されるとすると、ΔZは以下の式(3)
ところで、SS−OCT、SD−OCT等のフーリエドメインOCTにおいては、フーリエドメインOCTにおいては、ゼロディレイ位置から近い位置ほど、感度特性が高く、ゼロディレイラインから遠い位置ほど、感度特性が低下するというゼロディレイ位置に対する感度減衰特性が存在する。したがって、ゼロディレイ位置から遠い位置に形成される第2のFPN信号を解析して第2の波数マッピング情報φ2(k)を得る際、感度特性の影響によって、計測精度が低下してしまう傾向がある。これに対し、ゼロディレイ位置から近い位置に形成される第1のFPN信号を解析して第1の波数マッピング情報φ1(k)を得る際、相対的に感度特性が高いので、計測精度の維持が相対的に容易である。φ1(k)とφ2(k)の精度は、それぞれの信号感度(SNR)の逆比に比例するとともに、これらの差分の精度はその和に比例する。したがって、φ2(k)は深い位置にあって感度減衰が大きいため、差分の精度は、φ2の感度(SNR)によるところが非常に大きい。
なお、FPN生成光学系200の光路に遮光部材又は減光部材が配置されることによって、被検体の観察又は撮影に用いるOCTデータ(OCT画像)のFPN信号を軽減するようにしてもよい。この場合、第1の光路と第2の光路との少なくともいずれかが遮光又は減光されることで、OCTデータ上でのFPN信号を軽減するようにしてもよい。これらは、診断・観察等に用いるOCTデータを得る場合において有効である。
なお、FPN生成光学系として、例えば、FPNを発生させる光学部材(例えば、第1の光学部材204、第2の光学部材206、第3の光学部材208)が3つ以上配置される場合においても、本実施例の適用が可能である(図7参照)。この場合、例えば、第1の光学部材204による第1のFPNに基づく波数マッピング情報と、第2の光学部材206による第2のFPNに基づく波数マッピング情報との間の第1の差分情報を求めると共に、第2の光学部材206による第2のFPNに基づく波数マッピング情報と、第3の光学部材208による第3のFPNに基づく波数マッピング情報との間の第2の差分情報を求めてもよく、第1の差分情報と第2の差分情報との平均から補正情報を取得してもよい。この場合、第1の差分情報と、第2の差分情報とで感度が高い方を精度が高いものと仮定し、重み付き平均を求めてもよい。
200 FPN生成光学系
202 光路分割部材
204 第1の光学部材
206 第2の光学部材
Claims (5)
- OCT光源から出射される光を測定光と参照光に分割し、被検物からの前記測定光の反射光と、前記参照光とが合成されたスペクトル干渉信号を検出するOCT光学系と、
前記OCT光学系から出力されるスペクトル干渉信号を処理してOCTデータを取得可能なOCT装置であって、
第1のFPNを発生させる第1の光学部材と、前記第1のFPNよりもゼロディレイ位置から離れた位置に第2のFPNを発生させる第2の光学部材と、を少なくとも備え、少なくとも2つのFPN信号を生成するためのFPN生成光学系と、
前記第1のFPNと前記第2のFPNとを検出可能な検出手段を有し、前記検出手段によって検出された前記第1のFPNと前記第2のFPNを処理し、前記第1のFPNに基づく各波数成分のマッピング情報と前記第2のFPNに基づく各波数成分のマッピング情報との間の差分情報に基づいて、各波数成分のマッピング状態を補正するための補正情報を得る補正情報取得手段と、を備え、前記補正情報を用いてOCT画像を得ることを特徴とするOCT装置。 - 前記FPN生成光学系は、光路分割部材を備え、
前記第1の光学部材は、前記光路分割部材によって分割された第1の光路に配置され、
前記第2の光学部材は、前記光路分割部材によって分割された第2の光路に配置されていることを特徴とする請求項1のOCT装置。 - 前記第1の光路と前記第2の光路は、互いに異なる光路長を持つと共に、前記第1の光路の分散量と、前記第2の光路の分散量とが等しいことを特徴とする請求項2のOCT装置。
- 前記検出手段は、前記第1のFPNと前記第2のFPNの両方を同時に検出可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかのOCT装置。
- 前記FPN生成光学系は、
第1のFPNに対する光学的距離によって導かれる第2のFPNの感度減衰カーブよりも、第2のFPNの信号強度が相対的に上回るように設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかのOCT装置。
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2017
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