JP3457548B2 - 偏波無依存リフレクトメトリー及び偏波無依存リフレクトメータ - Google Patents

偏波無依存リフレクトメトリー及び偏波無依存リフレクトメータ

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JP3457548B2
JP3457548B2 JP27108798A JP27108798A JP3457548B2 JP 3457548 B2 JP3457548 B2 JP 3457548B2 JP 27108798 A JP27108798 A JP 27108798A JP 27108798 A JP27108798 A JP 27108798A JP 3457548 B2 JP3457548 B2 JP 3457548B2
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light
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徹 森
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    • G01M11/30Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides
    • G01M11/31Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides with a light emitter and a light receiver being disposed at the same side of a fibre or waveguide end-face, e.g. reflectometers
    • G01M11/3181Reflectometers dealing with polarisation

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路や光モジ
ュール等の被測定光回路における反射率(分布)を低コ
ヒーレンス光を用いて測定するリフレクトメトリー(反
射率測定方法)及びリフレクトメータ(反射率測定装
置)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の低コヒーレンスリフレクト
メータの一例、ここでは光ファイバ型マイケルソン干渉
計をベースにした低コヒーレンスリフレクトメータを示
すものである。図中、1は偏光度が0.1、スペクトル
幅が50nm、中心波長が1.53μmの低コヒーレン
ス光を出射する発光ダイオードからなる光源、2は2個
の入射ポート2−1,2−2と2個の出射ポート2−
3,2−4とを有する光ファイバカプラ、3は光ファイ
バピッグテール3aを備えた被測定光モジュール、4は
偏波コントローラ、5は光ファイバコイルからなる光フ
ァイバ遅延線、6は反射鏡、7は一軸ステージ、8は光
検出器、9は信号処理系、10,11,12は光コネク
タ、13,14はコリメート用レンズである。
【0003】前記構成において、光源1からの出射光
は、光ファイバカプラ2にその一方の入射ポート2−1
より入射され、出射ポート2−3及び2−4に分岐され
る。出射ポート2−3に分岐された光は測定光として、
光コネクタ10により接続された光ファイバピッグテー
ル3aを介して被測定光モジュール3に入射される。前
記測定光が被測定光モジュール3の伝搬距離に応じた各
地点で反射されて発生する反射光は、前記光ファイバピ
ッグテール3aを逆方向に伝搬して出射ポート2−3に
入射される。
【0004】一方、光ファイバカプラ2の出射ポート2
−4に分岐された光は、偏波コントローラ4、光ファイ
バ遅延線5を経てコリメート用レンズ13により平行ビ
ームにされ、反射鏡6で反射され、前記経路を逆方向に
伝搬して光ファイバカプラ2の出射ポート2−4に入射
され、局発光として使用される。
【0005】ここで、光ファイバ遅延線5は、被測定光
モジュール3に接続された光ファイバピッグテール3a
の長さに応じて、この光ファイバ型マイケルソン干渉計
の両アームの長さのバランスを取るためのものであり、
両端の光コネクタ11,12により適宜交換される。
【0006】被測定光モジュール3からの反射光と反射
鏡6で反射された局発光は光ファイバカプラ2で合波さ
れ、その入射ポート2−2から出射され、コリメート用
レンズ14により平行ビームにされて光検出器8で受光
される。光検出器8で受光され、光電変換された反射光
と局発光とのビート信号は信号処理系9で処理され、そ
の強度から被測定光モジュール3の反射率が測定され
る。
【0007】この装置では、光ファイバカプラ2がその
入射ポート2−1が光源1に接続されて光分岐部を構成
し、その入射ポート2−2がコリメート用レンズ14を
介して光検出器8に接続されて光合波部を構成し、光フ
ァイバカプラ2の出射ポート2−3が測定用光学系を構
成し、光ファイバカプラ2の出射ポート2−4、光ファ
イバ遅延線5、コリメート用レンズ13、反射鏡6(一
軸ステージ7を含む。)が可変遅延光学系を構成し、こ
れらによって干渉計が構成される。
【0008】光源1からの出射光のコヒーレンス長は約
40μmであるので、反射鏡6の特定の位置に対して、
反射光が局発光と干渉できるためには、反射光の光路長
が局発光の光路長とコヒーレンス長以内で一致する必要
がある。このため、反射鏡6を一軸ステージ7で光ビー
ムの方向に移動させると、各反射鏡の位置と一対一に対
応する被測定光モジュール3の地点における反射光の干
渉ビート信号のみを得ることができ、このビート信号の
強度を測定し、適切な定数を掛けることによりその反射
光の光パワーを求めることができる。このリフレクトメ
トリーの空間分解能は、κを定数、cを光速度、nを測
定光導波路の群屈折率、δνを光源出射光のスペクトル
の半値全幅としてκc/nδνで与えられる。なお、光
源1からの出射光のスペクトルがガウス型である場合に
は、κ=0.31である。
【0009】低コヒーレンスリフレクトメータは光干渉
を利用して反射光の光パワーを測定するので、偏波コン
トローラ4を用いて局発光と反射光との偏光状態を一致
させる必要がある。多くの場合、被測定光モジュール3
には図示の如く光ファイバピッグテール3aが接続され
ている。この被測定光モジュール3を干渉計の一方のア
ームに接続すれば、バランスを取るために光ファイバ遅
延線5を干渉計の他のアームに接続する必要がある。
【0010】これらの光ファイバ内を伝搬する光の偏光
状態はファイバへの曲げやストレス状態によって変化す
る。また、被測定光モジュールの導波路自体が複屈折性
を有する場合、導波路の各地点で反射した光の偏光状態
は地点毎に異なる。従って、異なる被測定光モジュール
や光ファイバ遅延線を用いたり、複屈折性の光導波路を
測定する場合には、両者の偏光状態を偏波コントローラ
を用いて調整する必要があるが、この調整を取り除くこ
とは、測定の手間を省き、全自動反射測定を実現するた
めに不可欠である。
【0011】図2は従来の低コヒーレンスリフレクトメ
ータの他の例、ここでは反射光の偏光状態に依存するこ
となくその反射率(即ち、反射光の光パワー)を測定で
きる偏波無依存型の低コヒーレンスリフレクトメータを
示すものである。図中、15は偏光子、16は偏光ビー
ムスプリッタ、17は光検出器、18は信号処理系であ
る。なお、図1と同一構成部分は同一符号をもって表し
ている。
【0012】この従来例では、偏光ビームスプリッタ1
6により局発光及び反射光をΡ波とS波に分離してそれ
ぞれの偏光状態で反射光及び局発光を干渉させ、光検出
器8及び17と信号処理系18でそれぞれのビート信号
の干渉強度を検出し、それぞれの強度の加算を行うとい
う偏波ダイバーシティ技術が採用されている。
【0013】偏光ビームスプリッタ16で分離される反
射光及び局発光のP波とS波の電場成分をそれぞれ(E
rp,Ers)及び(ELp,ELs)とする。ここで、添え字
のr及びLはそれぞれ反射光及び局発光を示す。
【0014】反射光及び局発光の電場成分がそれぞれの
偏波(P波またはS波)でコヒーレント状態かつ同位相
であることを考慮すると、干渉ビート成分の振幅はErp
Lp *及びErsLs *となり、ビート信号のそれぞれの強
度は Ip=1/2・|ErpLp *2 =1/2・|Erp2|ELp2 (1.1) Is=1/2・|ErsLs *2 =1/2・|Ers2|ELs2 (1.2) で表される。
【0015】(1.1)と(1.2)式より、両強度の
和は I=Ip+Is =1/2・(|Erp2|ELp2+|Ers2|ELs2) (2) となる。
【0016】局発光のP波とS波の強度はそれぞれ|E
Lp2と|ELs2であり、これらが等しい場合 |ELp2=|ELs2 (3) に限り、 I=1/2・(|Erp2+|Ers2)|ELp2 (4) 即ち、総和Iは反射光の強度である|Erp2+|Ers
2に比例することになり、反射光の光パワーをその偏
光状態に依存せずに測定できることになる。
【0017】光源1からの出射光はほぼ無偏光であるの
で、局発光を偏光させるために局発光を偏光子15に通
過させている。光源1からの出射光が無偏光であるた
め、光ファイバ遅延線5の内部でいかなる偏波回転を受
けたとしても、ファイバ内に偏波依存損失が無い限り、
この光ファイバ遅延線5を通過した光の互いに直行する
成分は等しい。このため、光ファイバ遅延線5の状態に
関係なく、コリメートされた光のパワーの半分は常に偏
光子15を通過することができる。偏光子15を通過し
た光は全反射鏡6で反射され、偏光子15を通過して再
び光ファイバ遅延線5と出射ポート2−4を逆方向に伝
搬する。偏光ビームスプリッタ16で分離される直前の
局発光は一般に楕円偏光化しているので、(3)式の条
件を満たすように偏波コントローラ4を調整する必要が
ある。
【0018】このような構成になっているので、被測定
光モジュール3に接続された光ファイバピッグテール3
aの長さに応じて干渉計のバランスを取るために局発光
側に光ファイバ遅延線5を設置し、局発光の偏光状態を
偏波コントローラ4で調整すれば、被測定光モジュール
3からの反射光の光パワー分布、即ち反射率分布を偏光
状態に依存することなく測定することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、反射測
定を自動化する観点からすれば、図2の装置も以下の欠
点を有する。
【0020】即ち、局発光側に接続する光ファイバ遅延
線5を交換する毎に局発光の偏光状態を偏波コントロー
ラ4で調整することが必要になる。異なる光ファイバ遅
延線5では局発光の偏光状態は異なるので、この調整を
自動化するためには、1/2波長板と1/4波長板を自
動的に任意の角度だけ回転できる機構をこの偏波コント
ローラに設け、両波長板の各回転角に対して偏光ビーム
スプリッタの分配比をモニターする系を設置する必要が
ある。
【0021】また、図4以降で説明する本発明の実施の
形態では、高感度化のためには低コヒーレンス光に含ま
れる強度雑音を差動回路を用いて低減しているが、図2
に示した偏光ビームスプリッタで分離する装置ではこの
差動回路を組み込むことができない。
【0022】以上の背景から、光ファイバ遅延線を交換
しても偏光状態を任意に調整するための機能が不要で、
偏波調整から解放され、高感度化のための差動回路を組
み込むことが可能な低コヒーレンスリフレクトメータの
開発が強く望まれていた。
【0023】本発明の目的は、局発光側に設置する光フ
ァイバ遅延線の偏光状態を調整することなく被測定光回
路の反射率(分布)を測定できる、Polarizat
ion adjustment freeの機能を実現
し、偏波調整を一切必要としない偏波無依存リフレクト
メトリー及び偏波無依存リフレクトメータを提供するこ
とにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明では、ほぼ無偏光状態の低コヒーレンス
光を出射する光源を用い、この光源からの出射光を二分
し、一方を測定光として被測定光回路に入射し、他方を
局発光として任意に変更可能な群遅延量を与えた後、前
記測定光が被測定光回路の伝搬距離に応じた各地点で反
射されて発生する反射光と光合波部で合波させて干渉さ
せる際、局発光が光合波部へ至る経路または反射光が光
合波部へ至る経路のいずれか一方に、偏光子と、伝搬光
の偏光状態を0゜及び90゜に任意に回転させる偏波回
転装置とを設置し、それぞれの偏波回転角での干渉ビー
ト信号の強度の和をとることで、被測定光回路や光ファ
イバ遅延線の状態に関わり無く被測定光回路からの反射
光パワーを測定可能とすることを特徴とする。
【0025】本発明でも偏光状態を0゜及び90゜に回
転する機構が必要であるが、光ファイバ遅延線や被測定
光回路がどんなものであれ、常に0゜及び90゜の2つ
の状態だけを実現するための確定した電気的または機械
的な制御が必要なだけであり、出力が最大となったり、
2つの成分が等しくなるような最適状態を偏波コントロ
ーラを微調しながら探す必要は無い。例えば、図5で説
明する本発明の偏波回転装置で使用したファラデー回転
素子には、常に2つの確定した電流をコイルに流し、各
電流値に対して測定された干渉ビート信号の強度I0
90を加算するだけで良い。
【0026】以下、本発明で偏波無依存の測定ができる
原理を説明する。
【0027】図3は本発明の原理を説明するためのリフ
レクトメータの要部を示すものである。図中、21は2
個の入射ポート21−1,21−2と2個の出射ポート
21−3,21−4とを有する光合波用の光ファイバカ
プラ、22は偏光子、23は偏波回転装置である。
【0028】ここで、光ファイバカプラ21の入射ポー
ト21−1には図示しない被測定光回路を含む測定用光
学系からの反射光が伝搬し、入射ポート21−2には図
示しない可変遅延光学系からの局発光が伝搬しているも
のとする。
【0029】この際、偏光子22が固定されているの
で、偏波回転角がθ=0゜である場合に局発光が偏波回
転装置23を出射した直後の偏波方向は紙面に平行な方
向であると仮定できるので、この偏波を矢印で表し、こ
の方向の単位ベクトルをとする。すると、回転角がθ
=90゜の時の局発光の偏波は紙面に垂直方向となるの
で、これを黒丸印で表し、この方向の単位ベクトルを
とする。
【0030】偏波回転装置23を通過した局発光は入射
ポート21−2を伝搬するので、入射ポート21−1か
らの反射光と合波する時の偏光状態は、一般には楕円偏
光となる。θ=0゜とθ=90゜に対応する局発光の光
ファイバカプラ21での電場ベクトルは、2×2のユニ
タリー行列を用いて 0=EL及び 90=E L
と表せる。ここで、ELは局発光の電場振幅で
あり、θ=0゜とθ=90゜で光の受ける損失は同じで
あるとする。
【0031】反射光の光ファイバカプラ21における電
場ベクトルを rとすれば、それぞれの回転角に対して
検波されるビート信号の強度は I0=1/4・|( r 0 *)|2 =1/4・|EL2ΣErarb *ax *bx (5.1) I90=1/4・|( r 90 *)|2 =1/4・|EL2ΣErarb *ay *by (5.2) となる。ここで、(,)はベクトルの内積、Era(a=
x,y)は反射光の電場ベクトル rのa(=x,y)
成分、Uab(a,b=x,y)はユニタリー行列
(a,b)成分を表す。(5.1)と(5.2)式の和
Σはa,b=x,yの全ての組み合わせに対して行われ
るものとする。
【0032】(5.1)と(5.2)式より、I0とI
90の和は I=I0+I90 =1/4・|EL2ΣErarb *(Uax *bx+Uay *by) (6) で表される。
【0033】Uがユニタリー行列であるから、定数δと
εを用いて Uxx=δ, Uxy=−ε*, Uyx=ε, Uyy=δ*, |δ|2+|ε|2=1 (7) と表される。(7)式を用いれば、(6)式内のUax *
bx+Uay *byは(a,b)を添え字とした2×2の
単位マトリクスであることを証明できる。
【0034】このため(6)式は I=1/4・|EL2ΣErara * =1/4・|EL2 r2 (8) となり、総和Iは反射光の強度である| r2に比例す
ることになり、反射光や局発光の偏光状態に関係なくθ
=0゜とθ=90゜の二つの偏光切り替えを行うだけで
反射光の光パワー、即ち反射率を測定することが可能と
なる。
【0035】以上述べた理論は偏光子22が偏波回転装
置23の手前に配置されている場合であるが、偏光子2
2が偏波回転装置23の直後に設置されても、また、偏
光子22だけ入射ポート21−1に設置されても(8)
式を得ることができる。このため、偏光子及び偏波回転
装置はそれぞれ、可変遅延光学系から光合波部へ至る経
路または測定用光学系から光合波部へ至る経路(但し、
光が往復する部分では偏光子及び偏波回転装置による偏
波制御を2回受けることになるため、除くものとす
る。)のいずれか一方に設置されていれば良いことにな
る。
【0036】光ファイバ内を伝搬する光の偏光状態がユ
ニタリー行列を用いて表されることに関しては、例え
ば、A.D.Kersey,M.J.Marrone,
andM.A.Davis,“Polarizatio
n−insensitivefiber optic
Michelson interferomete
r”,Electron.Lett.,vol.27,
pp.518−520(1991)、に報告されてい
る。
【0037】
【発明の実施の形態】図4は本発明の偏波無依存リフレ
クトメータの第1の実施の形態を示すもので、図中、図
1乃至図3と同一構成部分は同一符号をもって表す。即
ち、1は光源、2は光ファイバカプラ、3は被測定光モ
ジュール、5は光ファイバ遅延線、7は一軸ステージ、
10,11,12は光コネクタ、21は光ファイバカプ
ラ、24は光アイソレータ、25はリフレクタ、26,
27は光検出器、28は差動回路、29は信号処理系、
30,31はコリメート用レンズ、100は偏光子及び
偏波回転装置を一体的に含む偏波回転用光モジュールで
ある。
【0038】本構成では、光ファイバカプラ2の入射ポ
ート2−2と光ファイバカプラ21の入射ポート21−
1が接続され、偏波回転用光モジュール100が光ファ
イバカプラ21の入射ポート21−2と接続されている
(接続点を×印で示す。)。また、光ファイバカプラ2
の出射ポート2−4は光アイソレータ24、コリメート
用レンズ30、リフレクタ25、コリメート用レンズ3
1、光ファイバ遅延線5を介して偏波回転用光モジュー
ル100に接続されている。
【0039】前記構成において、光源1からの出射光
は、光ファイバカプラ2にその一方の入射ポート2−1
より入射され、出射ポート2−3及び2−4に分岐され
る。出射ポート2−3に分岐された光は測定光として、
光コネクタ10により接続された光ファイバピッグテー
ル3aを介して被測定光モジュール3に入射される。前
記測定光が被測定光モジュール3の伝搬距離に応じた各
地点で反射されて発生する反射光は、前記光ファイバピ
ッグテール3aを逆方向に伝搬して出射ポート2−3に
入射され、光ファイバカプラ2の入射ポート2−2から
出射される。
【0040】一方、光ファイバカプラ2の出射ポート2
−4に分岐された光は、光アイソレータ24を伝搬し、
コリメート用レンズ30により平行ビームにされ、リフ
レクタ25で反射され、その伝搬方向を180゜転換さ
せられた後にコリメート用レンズ31により集光され、
光ファイバ遅延線5、偏波回転用光モジュール100を
伝搬して光ファイバカプラ21の入射ポート21−2に
入射され、局発光として使用される。
【0041】この局発光は偏波回転用光モジュール10
0内において、その偏光子により直線偏光に変換され、
偏波回転装置によりθ=0゜またはθ=90゜の偏波回
転を受ける。
【0042】被測定光モジュール3からの反射光とリフ
レクタ25で180゜方向転換させられた局発光は光フ
ァイバカプラ21で合波され、その出射ポート21−3
及び21−4に分配され、それぞれ光検出器26及び2
7で受光される。光検出器26及び27で受光され、光
電変換された反射光と局発光との2つのビート信号は差
動回路28により差が取られ、光の強度雑音が相殺され
て感度が向上された後、信号処理系29に出力される。
【0043】リフレクタ25を一軸ステージ7でビーム
方向に移動させることにより、局発光の群遅延量が変化
するが、このリフレクタ25の各位置に対してθ=0゜
及びθ=90゜の偏波回転に対するビート信号I0及び
90の強度を信号処理系29で測定し、それらの和であ
るI0+I90を計算することにより、反射光や局発光の
偏光状態に依存することなく、被測定光モジュール3の
各地点に応じた反射光の光パワーを測定することがで
き、反射率分布を測定できる。
【0044】この装置では、光ファイバカプラ2がその
入射ポート2−1が光源1に接続されて光分岐部を構成
し、光ファイバカプラ21がその出射ポート21−3及
び21−4が光検出器26及び27に接続されて光合波
部を構成し、光ファイバカプラ2の出射ポート2−3、
入射ポート2−2、光ファイバカプラ21の入射ポート
21−1が測定用光学系を構成し、光ファイバカプラ2
の出射ポート2−4、光アイソレータ24、コリメート
用レンズ30、リフレクタ25(一軸ステージ7を含
む。)、コリメート用レンズ31、光ファイバ遅延線
5、光ファイバカプラ21の入射ポート21−2が可変
遅延光学系を構成し、これらによって干渉計が構成され
る。
【0045】本実施の形態では、分岐比の偏波依存損失
が0.1dB以下である光ファイバカプラ2及び21を
用いて干渉計を構築しているので、光源1からの出射光
がこの干渉計内を伝搬してもその偏光度は変わらず0.
1であった。
【0046】また、本実施の形態では、偏波回転用光モ
ジュール100を光ファイバカプラ21の入射ポート2
1−2と光ファイバ遅延線5との間に設置したが、光フ
ァイバカプラ2の出射ポート2−4と光アイソレータ2
4との間、光アイソレータ24とコリメート用レンズ3
0との間、コリメート用レンズ31と光ファイバ遅延線
5との間等の可変遅延光学系から光合波部へ至る経路の
いずれの部位(但し、光が往復する部位(この例では存
在しない)を除く。)に設置しても同様な結果が得ら
れ、また、光ファイバカプラ21の入射ポート21−1
と光ファイバカプラ2の入射ポート2−2との間等の測
定用光学系から光合波部へ至る経路のいずれの部位(但
し、光が往復する部位(この例では光ファイバカプラ2
の出射ポート2−3と被測定光モジュール3との間)を
除く。)に設置しても同様な結果が得られる。
【0047】図5は図4に示した偏波回転用光モジュー
ル100の第1の具体例を示すもので、図中、101,
102は光ファイバピッグテール、111,112はコ
リメート用レンズ、113は偏光子、114はファラデ
ー回転素子、115はコイル、116はコイル115へ
の電流を制御するコントローラである。
【0048】光ファイバピッグテール101からの出射
光はコリメート用レンズ111で平行ビームに変換され
る。この平行ビームの偏光度は0.1でほぼ無偏光であ
るので、光パワーの半分が偏光子113を通過でき、通
過できる光パワーは光ファイバ遅延線や他の部分の光フ
ァイバの状態に依存しない。直線偏光となった平行ビー
ムはファラデー回転子114を伝搬した後、コリメート
用レンズ112により集光されて光ファイバピッグテー
ル102に入射する。
【0049】ここで、ファラデー回転素子114を取り
巻くコイル115に電流を流さないと、直線偏光は偏光
子113を通過した直線偏光のままで光ファイバピッグ
テール102に入射する。コイル115にコントローラ
116から電流を流すと、ファラデー回転素子114の
長手方向に磁界が加わり、伝搬する光の直線偏波方向が
回転する。35mAの電流をコイルに流すと直線偏光を
90゜回転することができるとすれば、コイル115へ
の注入電流を0または35mAに設定することにより、
光ファイバピッグテール102に入射する直線偏光の方
向をθ=0゜またはθ=90゜にすることができる。
【0050】図4に示した本発明の第1の実施の形態に
おいて、反射光と局発光との相対的な偏光状態が変化し
た時の測定(ビート)信号の変化を求めるため、偏波回
転用光モジュール100と光ファイバ遅延線5との間に
1/2波長板及び1/4波長板から構成される偏波コン
トローラを設置し、これらの波長板の回転角を10゜刻
みで変化させて被測定光モジュール内の一点からのフレ
ネル反射信号の変化を測定した。図6にその結果を示
す。
【0051】図6では1/4波長板の各回転角に対して
1/2波長板の回転によってフレネル反射信号が変化す
る範囲をプロットしている。図中の(i)及び(ii)
はそれぞれ光源1の波長を1.3μm及び1.53μm
とした場合の結果を示している。
【0052】図6から明らかな通り、波長板を回転させ
ても、フレネル反射信号の変化は両波長において±0.
5dB以内に押さえられていることがわかる。様々な種
類の被測定光モジュールの測定に対応して光ファイバ遅
延線が交換され、反射光と局発光との相対的な偏光状態
が変化しても、反射点における反射光パワーを±0.5
dB以下の誤差で測定することができる。
【0053】図5において、偏波コントローラを用いて
光ファイバピッグテール101からの出射光の偏光状態
を変化させた時に偏光子113を通過できる光の最大パ
ワーをPmax、最小パワーをPminとすれば、この光の偏
光度はその定義によりP=(Pmax−Pmin)/(Pmax
+Pmin)と表せる。偏波依存損失を無視できる様々な
種類の光ファイバを遅延線5として設置するということ
は、この偏波コントローラの波長板を様々な角度に設定
にすることに等しい。従って、偏光子113、ファラデ
ー回転素子114を伝搬して光ファイバピッグテール1
02に入射する光パワーは、設置する光ファイバ遅延線
に応じてPminからPmaxまで変化すると考えられる。
【0054】一方、被測定光モジュールからの反射光の
偏光度は保持されていてPであり、偏光した局発光と干
渉できる反射光の光パワーはαPminからαPmaxまで変
化する。ここで、αは定数である。
【0055】(8)式から明らかなように、低コヒーレ
ンスリフレクトメータで得られる出力は、局発光の光パ
ワー(∝|EL2)と反射光の光パワー(∝|Er2
との積に比例する。従って、偏光度がPである時に本発
明によって反射光を測定して得られる信号は、設置する
光ファイバ遅延線5や被測定光モジュール3のピッグテ
ールに応じてαβPmin 2からαβPmax 2まで変化する。
ここで、βは定数である。
【0056】変動する信号の平均値はαβ(Pmin 2+P
max 2)/2であり、測定信号の平均値からの最大変位は
αβ(Pmax 2−Pmin 2)/2である。このため、測定信
号は平均値に対して±(Pmax 2−Pmin 2)/(Pmin 2
max 2)の割合だけ変動する可能性がある。これを偏光
度Pを用いて表せば、変動率は±2P/(1+P2)と
なる。±0.5、即ち50%の信号変動までを許容する
とすれば、要求される偏光度は方程式2P/(1+
2)=0.5を解いて、P=2−31/2=0.27≒
0.3であることがわかる。即ち、偏光度が0.3以下
の光を用いれば、偏光状態が変化しても信号の変動を5
0%以下に抑えることができる。
【0057】図7乃至図9は複屈折性を有する偏波保持
光ファイバであるパンダファイバ(被測定光モジュー
ル)からの後方レーリイ散乱信号の長手方向の変化を、
第1の実施の形態を用いて測定した結果を示す。ここ
で、図7はθ=0゜に対する成分I0を、図8はθ=9
0゜に対する成分I90を、図9はI0+I90をそれぞれ
示す。
【0058】被測定パンダファイバは複屈折性を有する
ので、このファイバ内を伝搬する光の偏光状態は長手方
向に周期的に変化する。このため、図7と図8に示すよ
うに、I0とI90はいずれもパンダファイバの複屈折率
Bと波長λを用いてλ/Bで定義されるビート長と呼ば
れる空間周期の半分の周期で長手方向に変動してしま
う。即ち、本実施の形態でI0またはI90だけを使った
だけでは正確に反射信号を測定することはできない。し
かしながら、図9に示すようにI0+I90を計算するこ
とにより、反射信号の長手方向の変動は±1dB以内に
押さえることができる。即ち、反射光が長手方向に変動
しても、反射率を正確に測定することが本実施の形態で
可能となった。
【0059】図5に示した偏波回転用光モジュールにお
いて偏光子113を取り除き、前述した偏波コントロー
ラにおいて1/2波長板を0゜から90゜まで10゜間
隔で、1/4波長板を0゜から90゜まで10゜間隔で
それぞれ変化させた時のフレネル反射信号I0+I90
変化を測定した結果を図10に示す。波長は1.55μ
mである。図10から明らかな通り、偏光子113が存
在しないと、信号は6dB以上も大きく変化してしま
う。偏光子を設置することが反射光や局発光の偏波状態
に依存することなく反射光パワーを正確に測定する上で
不可欠であることがわかる。
【0060】図11は偏波回転用光モジュールの第2の
具体例を示すもので、偏光子113がファラデー回転子
114の直後に設置されている点が図5の例の場合と異
なる。
【0061】偏光子113は光を伝搬する偏波面の方向
が固定されているので、その方向を便宜上x方向である
とする。θ=0゜の状態において、光ファイバ101か
らの出射光で偏光子113を通過できるのはx方向に電
場成分を有する光である。一方、θ=90゜の状態では
偏光子を通過できるのは、90゜回転してx方向に電場
成分を有する光である。従って、θ=0゜とθ=90゜
の設定では偏光状態が90゜、即ち互いに直交する光が
偏光子113を通過して反射光とそれぞれ干渉すること
になる。本発明の原理は、偏光状態が90゜異なる2つ
の偏光状態を発生し、それぞれの状態での干渉ビート信
号の強度を測定した後にそれらの和を取ることである。
このため、図11に示した構成でも反射光の光パワーを
その反射光や局発光の偏光状態とは無関係に測定するこ
とが可能である。
【0062】図12は偏波回転用光モジュールの第3の
具体例を示すもので、図中、121は1/2波長板、1
22は1/2波長板121を光ビームに垂直な面内で回
転せしめるための回転ホルダー、123はそのコントロ
ーラである。
【0063】1/2波長板121の一方の主軸の方向
を、偏光子113が直線偏光を通過させる方向に一致さ
せることで、直線偏光の偏光方向が変化しない条件、即
ちθ=0゜を実現することができる。一方、1/2波長
板121の主軸の方向を、偏光子113が直線偏光を通
過させる方向に対して45゜の方向に設定することで、
偏光子113を通過した直線偏光は90゜の偏光回転を
受けることになり、θ=90゜を実現できる。
【0064】本例を用いて図6の場合と同じ測定を行っ
た結果、反射光に対する測定信号の変化を±0.5dB
以内に抑えることが確認できた。また、偏光子113の
設置場所は、1/2波長板121とコリメート用レンズ
112との間でも良い。
【0065】直線偏光を90゜回転させる他の方法とし
て、液晶に電圧を印加する方法がある。図13は偏波回
転用光モジュールの第4の具体例を示すもので、図中、
131は薄い液晶層とこれを挟むフューズドシリカ性の
オプティカルフラットからなる液晶素子、132は液晶
素子131に電圧を加えるための電源である。
【0066】液晶の分子は一軸性で、図12中の1/2
波長板のような複屈折性を有する。この液晶素子131
への印加電圧を0Vまたは所定の電圧、例えば20Vに
設定することにより、液晶の主軸間の位相差を0゜また
は180゜に設定することができる。従って、図12に
示した1/2波長板を用いた場合と同様に、液晶素子1
31への電圧を調整することにより、θ=0゜(印加電
圧0Vの時)及びθ=90゜(印加電圧20Vの時)の
偏光回転を実現できる。図12では1/2波長板を機械
的に回転させてθ=90゜を実現したが、本例では機械
的な回転ではなく電気的な操作でθ=90゜を実現でき
る点に特徴がある。なお、偏光子113はコリメート用
レンズ112と液晶素子131との間に設置しても良
い。
【0067】以上説明した偏波回転用光モジュールでは
偏光子と偏波回転装置とが同一モジュール内に収納され
ていた。しかしながら、「課題を解決するための手段」
で説明したように、偏光子と偏波回転装置とは、可変遅
延光学系から光合波部へ至る経路または測定用光学系か
ら光合波部へ至る経路のうち、互いに異なる経路に設置
されていても良い。
【0068】図14及び図15はそれぞれ、ファラデー
回転素子による偏波回転装置のみ及び偏光子のみを含む
光モジュールの構成を示す図である。即ち、図14は図
5または図11に示した例から偏光子113を除いたも
のである。また、図15において、113は偏光子、1
41,142は光ファイバピッグテール、143,14
4はコリメート用レンズであり、光ファイバピッグテー
ル141からの出射光はコリメート用レンズ143で平
行ビームとされ、偏光子113を伝搬した後にコリメー
ト用レンズ144により集光され、光ファイバピッグテ
ール142に入射する如くなっている。
【0069】これらのモジュールをそれぞれ、図4に示
した第1の実施の形態における可変遅延光学系から光合
波部へ至る経路または測定用光学系から光合波部へ至る
経路のいずれか一方に設置しても、偏波に依存すること
なく反射光のパワーを測定することができる。同様に、
図12中の1/2波長板による偏波回転装置または図1
3中の液晶素子による偏波回転装置のみを含み、偏光子
を含まない光モジュールを作製し、これをいずれか一方
の経路に設置することもできる。
【0070】図16は本発明の偏波無依存リフレクトメ
ータの第2の実施の形態を示すもので、ここでは第1の
実施例において群遅延量を変更する手段(可変遅延回
路)として図1または図2に示したような入射ポートと
出射ポートとが共通のもの(光遅延ファイバ5、コリメ
ート用レンズ13、反射鏡6及び一軸ステージ7からな
る。)を適用可能とするために第3の光ファイバカプラ
を導入したことを特徴とする。
【0071】即ち、図中、41は2個の入射ポート41
−1,41−2と2個の出射ポート41−3,41−4
とを有する光ファイバカプラであり、その入射ポート4
1−1は光アイソレータ24を介して光ファイバカプラ
2の出射ポート2−4に接続され、また、その入射ポー
ト41−2は偏波回転用光モジュール100を介して光
ファイバカプラ21の入射ポート21−2に接続され、
さらにその出射ポート41−4は前述した入射ポートと
出射ポートが共通の可変遅延回路、ここでは光ファイバ
遅延線5、コリメート用レンズ13、反射鏡6及び一軸
ステージ7に接続されている。
【0072】前記構成において、光源1からの出射光は
光ファイバカプラ2で二分され、その出射ポート2−4
に分岐された光は光アイソレータ24を伝搬した後、光
ファイバカプラ41にその入射ポート41−1から入射
され、さらに出射ポート41−3及び41−4に分岐さ
れる。ここで、出射ポート41−3に分岐された光はそ
のまま出射してしまい、以後使用されることはない。
【0073】出射ポート41−4に分岐された光は光フ
ァイバ遅延線5を伝搬し、コリメート用レンズ13によ
り平行ビームにされ、反射鏡6で反射される。反射され
た光は前記経路を逆方向に伝搬して光ファイバカプラ4
1の出射ポート41−4に入射され、入射ポート41−
1及び41−2に分岐される。ここで、入射ポート41
−2に分岐された光は偏波回転用光モジュール100を
伝搬して光ファイバカプラ21の入射ポート21−2に
入射され、局発光として使用されるが、入射ポート41
−1に分岐された光は光アイソレータ24でブロックさ
れる。
【0074】この装置では、光ファイバカプラ2がその
入射ポート2−1が光源1に接続されて光分岐部を構成
し、光ファイバカプラ21がその出射ポート21−3及
び21−4が光検出器26及び27に接続されて光合波
部を構成し、光ファイバカプラ2の出射ポート2−3、
入射ポート2−2、光ファイバカプラ21の入射ポート
21−1が測定用光学系を構成し、光ファイバカプラ2
の出射ポート2−4、光アイソレータ24、光ファイバ
カプラ41の入射ポート41−1,41−2、出射ポー
ト41−4、光ファイバ遅延線5、コリメート用レンズ
13、反射鏡6(一軸ステージ7を含む。)、光ファイ
バカプラ21の入射ポート21−2が可変遅延光学系を
構成し、これらによって干渉計が構成される。
【0075】なお、偏波回転用光モジュール100とし
ては、図5、図11乃至14のいずれに示した構成のも
のでも良い。また、偏波回転用光モジュール100の設
置部位についても、可変遅延光学系から光合波部へ至る
経路または測定用光学系から光合波部へ至る経路のいず
れの部位(但し、光が往復する部位(この例では光ファ
イバカプラ41の出射ポート41−4と光ファイバ遅延
線5との間、光ファイバ遅延線5とコリメート用レンズ
13との間、コリメート用レンズ13と反射鏡6との
間、光ファイバカプラ2の出射ポート2−3と被測定光
モジュール3との間)を除く。)に設置しても機能は変
わらない。
【0076】図4に示した第1の実施の形態では、入射
ポートと出射ポートとが異なる可変遅延回路(コリメー
ト用レンズ30,31、リフレクタ25、一軸ステージ
7及び光ファイバ遅延線5からなる。)を備えた可変遅
延光学系を必要とするのに対して、本実施の形態では入
射ポートと出射ポートが共通の可変遅延回路を備えた可
変遅延光学系を用いることができる。
【0077】このため、図17に示すように、反射鏡6
の代わりに入出射ポートが共通で多重反射を利用した反
射装置を用いることで、測定距離レンジを10倍に拡大
できる利点がある。
【0078】図17において、42は反射プリズム、4
3,44はどんな入射角の入射光であってもビーム方向
を180度回転させて該入射光と平行に反射させ得るレ
トロリフレクタ、45は反射鏡である。
【0079】コリメート用レンズ13により平行とされ
たビームはプリズム42で反射されてレトロリフレクタ
43に入射する。入射した光はr1,r2地点で反射さ
れた後にレトロリフレクタ44に入射し、r3,r4地
点で反射されて再びレトロリフレクタ43に入射する。
以下、r5,r6,……r18の順に両レトロリフレク
タで反射され、レトロリフレクタ44の中心近辺に設置
された反射鏡45で180度の方向転換を受け、その
後、両レトロリフレクタのr18,r17,……r3,
r2,r1の地点で順次反射され、プリズム42を介し
て取り出され、コリメート用レンズ13により集光さ
れ、再び光ファイバ遅延線5に伝搬される。
【0080】レトロリフレクタ43は一軸ステージ7に
よりビーム方向に移動する。この移動するレトロリフレ
クタ43によりビームは10回方向転換される。一方、
反射鏡6を用いた図16の例では1回の方向転換を受け
るだけである。従って、図17に示した可変遅延回路を
図16に示した本発明の第2の実施の形態で用いること
により、距離レンジを10倍拡大することが可能とな
る。
【0081】なお、図17に示された反射装置は、例え
ば、K.Takada,H.Yamada,Y.Hib
ino,and S.Mitachi,“Range
extension in optical low
coherence reflectometry a
chieved using a pair ofre
troreflectors”,Electron.L
ett.,vol.31,pp.1565−1566
(1995)、に報告されている。
【0082】図16に示した本発明の第2の実施の形態
では、光ファイバカプラ41の出射ポート41−3が未
使用であった。この出射ポートを利用して測定距離レン
ジを2倍に拡大した構成が図18に示す本発明の第3の
実施の形態である。
【0083】即ち、図中、51は長さL=1mの光ファ
イバ遅延線、52は2×1光スイッチであり、この光ス
イッチ52を用いて出射ポート41−4と前述した可変
遅延回路(5、6、7、13)を接続した場合、L=1
mまでの被測定光モジュールの反射分布が測定できる。
光ファイバ遅延線51の長さがL=1mであるので、光
スイッチ52で出射ポート41−3と可変遅延回路を接
続することにより、Lから2Lまでの地点の反射分布が
測定可能となる。また、図17に示した可変遅延回路
(5、7、13、42〜45)も本実施の形態で使用で
きるが、この場合には光ファイバ遅延線51の長さLを
10mにする必要がある。
【0084】図19は本発明の偏波無依存リフレクトメ
ータの第4の実施の形態を示すもので、ここでは第3の
実施の形態において光アイソレータを不要とするために
第4の光ファイバカプラを設けたことを特徴とする。
【0085】即ち、図中、61は2個の入射ポート61
−1,61−2と2個の出射ポート61−3,61−4
とを有する光ファイバカプラであり、その入射ポート6
1−1は光ファイバカプラ2の出射ポート2−3に接続
され、また、その入射ポート61−2は光ファイバカプ
ラ21の入射ポート21−1に接続され、さらにその出
射ポート61−3は被測定光モジュール3に接続されて
いる。
【0086】前記構成において、光源1からの出射光は
光ファイバカプラ2で二分され、その一方の出射ポート
2−3に分岐された光は、光ファイバカプラ61にその
入射ポート61−1から入射され、さらに出射ポート6
1−3及び61−4に分岐される。ここで、出射ポート
61−4に分岐された光はそのまま出射してしまい、以
後使用されることはない。
【0087】出射ポート61−3に分岐された光は測定
光として、被測定光モジュール3に入射され、この測定
光が被測定光モジュール3の伝搬距離に応じた各地点で
反射されて発生する反射光は逆方向に伝搬して出射ポー
ト61−3に入射され、光ファイバカプラ61の入射ポ
ート61−2に出射される。
【0088】一方、光ファイバカプラ2の他方の出射ポ
ート2−4に分岐された光は、光ファイバカプラ41に
その入射ポート41−1から入射され、さらに出射ポー
ト41−3及び41−4に分岐される。
【0089】出射ポート41−3は光ファイバ遅延線5
1を介して、また、出射ポート41−4はそのまま、2
×1の光スイッチ52により後段の可変遅延回路(5、
6、7、13)に接続されており、出射ポート41−3
または41−4に分岐された光は光ファイバ遅延線51
を介してまたはそのまま可変遅延回路に入射される。こ
こで、所定の遅延を受けた光は前記経路を逆方向に伝搬
して光ファイバカプラ41に戻り、その入射ポート41
−1及び41−2に分岐され、入射ポート41−2に分
岐された光が偏波回転用光モジュール100を伝搬して
光ファイバカプラ21の入射ポート21−2に入射さ
れ、局発光として使用される。
【0090】この局発光は光ファイバカプラ61の入射
ポート61−2より光ファイバカプラ21の入射ポート
21−1に入射された反射光と合波され、その出射ポー
ト21−3及び21−4に分配され、それぞれ光検出器
26及び27で受光される。以後の動作は第1乃至第3
の実施の形態の場合と同様である。
【0091】この装置では、光ファイバカプラ2がその
入射ポート2−1が光源1に接続されて光分岐部を構成
し、光ファイバカプラ21がその出射ポート21−3及
び21−4が光検出器26及び27に接続されて光合波
部を構成し、光ファイバカプラ2の出射ポート2−3、
光ファイバカプラ61の入射ポート61−1,61−
2、出射ポート61−3、光ファイバカプラ21の入射
ポート21−1が測定用光学系を構成し、光ファイバカ
プラ2の出射ポート2−4、光ファイバカプラ41の入
射ポート41−1,41−2、出射ポート41−3,4
1−4、光ファイバ遅延線51、光スイッチ52、光フ
ァイバ遅延線5、コリメート用レンズ13、反射鏡6
(一軸ステージ7を含む。)、光ファイバカプラ21の
入射ポート21−2が可変遅延光学系を構成し、これら
によって干渉計が構成される。
【0092】なお、偏波回転用光モジュール100とし
ては、図5、図11乃至14のいずれに示した構成のも
のでも良い。また、偏波回転用光モジュール100の設
置部位についても、可変遅延光学系から光合波部へ至る
経路または測定用光学系から光合波部へ至る経路のいず
れの部位(但し、光が往復する部位(この例では光ファ
イバカプラ41の出射ポート41−3と光ファイバ遅延
線51との間、光ファイバ遅延線51と光スイッチ52
との間、光ファイバカプラ41の出射ポート41−4と
光スイッチ52との間、光スイッチ52と光ファイバ遅
延線5との間、光ファイバ遅延線5とコリメート用レン
ズ13との間、コリメート用レンズ13と反射鏡6との
間、光ファイバカプラ61の出射ポート61−3と被測
定光モジュール3との間)を除く。)に設置しても機能
は変わらない。
【0093】図18に示した本発明の第3の実施の形態
では、可変遅延回路側からの戻り光が光ファイバカプラ
41の入射ポート41−1を逆に伝搬し、被測定光モジ
ュール3側からの反射光に影響を与えてしまうので、こ
れをブロックするために光アイソレータ24が不可欠で
あった。
【0094】一方、図19に示した第4の実施の形態で
は、可変遅延回路側からの戻り光の一部は光ファイバカ
プラ41の入射ポート41−1を逆方向に伝搬し、光フ
ァイバカプラ2の出射ポート2−4に入射されるが、こ
の光は光ファイバカプラ2の入射ポート2−1及び2−
2側に伝搬し、被測定光モジュール3の方向に伝搬する
ことはない。このため、本実施の形態によれば、光アイ
ソレータが不要となる。
【0095】なお、光ファイバ遅延線51と2×1光ス
イッチ52を設置した理由は、図18に示した第3の実
施の形態と同じく、測定レンジを2倍に拡大するためで
あり、省略しても良い。
【0096】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、局
発光側に設置する光ファイバ遅延線の偏光状態を調整す
ることなく被測定光回路の反射率(分布)を測定できる
ので、光導波路や光モジュールの全自動反射率測定を可
能にでき、光モジュール製造メーカにおける高性能な光
モジュールの開発に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の低コヒーレンスリフレクトメータの一例
を示す図
【図2】従来の低コヒーレンスリフレクトメータの他の
例を示す図
【図3】本発明の原理を説明するためのリフレクトメー
タの要部を示す図
【図4】本発明の偏波無依存リフレクトメータの第1の
実施の形態を示す図
【図5】図4中の偏波回転用光モジュールの第1の具体
例を示す図
【図6】局発光の偏光状態を変化させた時のフレネル反
射信号の変化の測定結果を示す図
【図7】パンダファイバからの後方レーリイ散乱信号の
0成分の長手方向の変化の測定結果を示す図
【図8】パンダファイバからの後方レーリイ散乱信号の
90成分の長手方向の変化の測定結果を示す図
【図9】パンダファイバからの後方レーリイ散乱信号の
0+I90成分の長手方向の変化の測定結果を示す図
【図10】偏光子を取り除いて局発光の偏光状態を変化
させた時のフレネル反射信号の変化の測定結果を示す図
【図11】偏波回転用光モジュールの第2の具体例を示
す図
【図12】偏波回転用光モジュールの第3の具体例を示
す図
【図13】偏波回転用光モジュールの第4の具体例を示
す図
【図14】偏波回転装置モジュールの構成図
【図15】偏光子モジュールの構成図
【図16】本発明の偏波無依存リフレクトメータの第2
の実施の形態を示す図
【図17】多重反射型可変遅延回路の構成図
【図18】本発明の偏波無依存リフレクトメータの第3
の実施の形態を示す図
【図19】本発明の偏波無依存リフレクトメータの第4
の実施の形態を示す図
【符号の説明】
1:発光ダイオード、2,21,41,61:光ファイ
バカプラ、3:被測定光モジュール、3a:被測定光モ
ジュール3の光ファイバピッグテール、5,51:光フ
ァイバ遅延線、6,45:反射鏡、7:一軸ステージ、
10,11,12:光コネクタ、13,30,31:コ
リメート用レンズ、22,113:偏光子、23:偏波
回転装置、24:光アイソレータ、25:リフレクタ、
26,27:光検出器、28:差動回路、29:信号処
理系、42:プリズム、43,44:レトロリフレク
タ、52:2×1光スイッチ、100:偏波回転用光モ
ジュール、113:偏光子、114:ファラデー回転素
子、121:1/2波長板、131:液晶素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 徹 東京都大田区蒲田4丁目19番7号 安藤 電気株式会社内 (72)発明者 堀口 正治 東京都渋谷区桜丘町20番1号 エヌティ ティエレクトロニクス株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−265834(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/00 - 21/01 G01N 21/17 - 21/61 G01M 11/00 - 11/08 PATOLIS

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光度が0.3以下の低コヒーレンス光
    を二分し、そのうちの一方を測定光として被測定光回路
    に入射し、他方を局発光として任意に変更可能な群遅延
    量を与えた後、前記測定光が被測定光回路の伝搬距離に
    応じた各地点で反射されて発生する反射光と合波させて
    干渉させ、該干渉光の強度を検出し、これより前記被測
    定光回路の伝搬距離に応じた各地点の反射率を前記群遅
    延量の関数として測定するリフレクトメトリーにおい
    発光または反射光のいずれか一方を直線偏光状態とす
    るとともに、所定の群遅延量において前記直線偏光状態
    とした局発光または反射光の偏光状態をθ=0゜及びθ
    =90゜回転させた時の干渉光の強度I0及びI90をそ
    れぞれ測定し、I0+I90を求めて前記所定の群遅延量
    に対応する被測定光回路の伝搬距離に応じた地点の反射
    率を測定することを特徴とする偏波無依存リフレクトメ
    トリー。
  2. 【請求項2】 偏光度が0.3以下の低コヒーレンス光
    を発生する光源と、該光源からの低コヒーレンス光を二
    分する光分岐部、分岐された一方を測定光として被測定
    光回路に入射し、該測定光が被測定光回路の伝搬距離に
    応じた各地点で反射されて発生する反射光を取り出す測
    定用光学系、分岐された他方を局発光として任意に変更
    可能な群遅延量を与える可変遅延光学系、該可変遅延光
    学系からの局発光と測定用光学系からの反射光とを合波
    して干渉させる光合波部からなる干渉計と、該干渉計か
    ら出力される干渉光の強度を検出する検出系とを備え、
    該検出した干渉光の強度より、前記被測定光回路の伝搬
    距離に応じた各地点の反射率を前記群遅延量の関数とし
    て測定するリフレクトメータにおいて 変遅延光学系から光合波部へ至る経路または測定用光
    学系から光合波部へ至る経路(但し、光が往復する部位
    を除く。)のいずれか一方に偏光子及び伝搬光の偏光状
    態を0゜及び90゜に任意に回転させる偏波回転装置を
    設置し、 可変遅延光学系により所定の群遅延量を付与した状態に
    おいて偏波回転装置により偏光状態をそれぞれ0゜及び
    90゜に回転させた時の干渉光の強度を検出系により検
    出し、これらを加算することによって、前記所定の群遅
    延量に対応する被測定光回路の伝搬距離に応じた地点の
    反射率を測定する信号処理系を備えたことを特徴とする
    偏波無依存リフレクトメータ。
  3. 【請求項3】 2個の入射ポートと2個の出射ポートと
    を有する第一及び第二の光カプラを用い、第一の光カプ
    ラをその一方の入射ポートを光源に接続して光分岐部と
    するとともに、第二の光カプラをその少なくとも一方の
    出射ポートを検出系に接続して光合波部とし、 第一の光カプラの一方の出射ポートを被測定光回路に接
    続し、その他方の入射ポートを第二の光カプラの一方の
    入射ポートに接続して測定用光学系とし、 第一の光カプラの他方の出射ポートを、入射ポートと出
    射ポートが異なる可変遅延回路を介して第二の光カプラ
    の他方の入射ポートに接続して可変遅延光学系としたこ
    とを特徴とする請求項2記載の偏波無依存リフレクトメ
    ータ。
  4. 【請求項4】 2個の入射ポートと2個の出射ポートと
    を有する第一、第二及び第三の光カプラを用い、第一の
    光カプラをその一方の入射ポートを光源に接続して光分
    岐部とするとともに、第二の光カプラをその少なくとも
    一方の出射ポートを検出系に接続して光合波部とし、 第一の光カプラの一方の出射ポートを被測定光回路に接
    続し、その他方の入射ポートを第二の光カプラの一方の
    入射ポートに接続して測定用光学系とし、 第一の光カプラの他方の出射ポートを光アイソレータを
    介して第三の光カプラの一方の入射ポートに接続し、第
    三の光カプラの一方の出射ポートを入射ポートと出射ポ
    ートが共通の可変遅延回路に接続し、その他方の入射ポ
    ートを第二の光カプラの他方の入射ポートに接続して可
    変遅延光学系としたことを特徴とする請求項2記載の偏
    波無依存リフレクトメータ。
  5. 【請求項5】 2個の入射ポートと2個の出射ポートと
    を有する第一、第二、第三及び第四の光カプラを用い、
    第一の光カプラをその一方の入射ポートを光源に接続し
    て光分岐部とするとともに、第二の光カプラをその少な
    くとも一方の出射ポートを検出系に接続して光合波部と
    し、 第一の光カプラの一方の出射ポートを第四の光カプラの
    一方の入射ポートに接続し、第四の光カプラの一方の出
    射ポートを被測定光回路に接続し、その他方の入射ポー
    トを第二の光カプラの一方の入射ポートに接続して測定
    用光学系とし、 第一の光カプラの他方の出射ポートを第三の光カプラの
    一方の入射ポートに接続し、第三の光カプラの一方の出
    射ポートを入射ポートと出射ポートが共通の可変遅延回
    路に接続し、その他方の入射ポートを第二の光カプラの
    他方の入射ポートに接続して可変遅延光学系としたこと
    を特徴とする請求項2記載の偏波無依存リフレクトメー
    タ。
  6. 【請求項6】 2×1光スイッチを用い、第三の光カプ
    ラの一方の出射ポートをそのまま、他方の出射ポートを
    光遅延線を介して2×1光スイッチの2端子にそれぞれ
    接続し、その1端子を入射ポートと出射ポートが共通の
    可変遅延回路に接続したことを特徴とする請求項4また
    は5記載の偏波無依存リフレクトメータ。
  7. 【請求項7】 ファラデー回転素子と、該ファラデー回
    転素子にそのビームの伝搬方向に磁界を印加せしめるコ
    イル部と、該コイル部への電流を制御する電流制御部と
    からなる偏波回転装置を用いたことを特徴とする請求項
    2乃至6いずれか記載の偏波無依存リフレクトメータ。
  8. 【請求項8】 1/2波長板と、該1/2波長板を光軸
    に直交する面内で回転せしめる回転機構とからなる偏波
    回転装置を用いたことを特徴とする請求項2乃至6いず
    れか記載の偏波無依存リフレクトメータ。
  9. 【請求項9】 2つの主軸間の光路長差を0または1/
    2波長のいずれかに設定できる液晶素子と、該液晶素子
    への電圧を調整する電源とからなる偏波回転装置を用い
    たことを特徴とする請求項2乃至6いずれか記載の偏波
    無依存リフレクトメータ。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至9いずれか記載の偏波無
    依存リフレクトメータにおける偏波回転装置と、そのビ
    ームの伝搬経路内に設置された偏光子とを備えた偏波回
    転光用モジュールを用いたことを特徴とする偏波無依存
    リフレクトメータ。
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