JP2016017494A - 蒸発燃料供給装置 - Google Patents

蒸発燃料供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016017494A
JP2016017494A JP2014142145A JP2014142145A JP2016017494A JP 2016017494 A JP2016017494 A JP 2016017494A JP 2014142145 A JP2014142145 A JP 2014142145A JP 2014142145 A JP2014142145 A JP 2014142145A JP 2016017494 A JP2016017494 A JP 2016017494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
purge
pressure
passage
valve
intake passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014142145A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6282544B2 (ja
Inventor
竜次 宮▲崎▼
Ryuji Miyazaki
竜次 宮▲崎▼
英紀 堤
Hidenori Tsutsumi
英紀 堤
光司 本田
Koji Honda
光司 本田
錦司 森廣
Kinji Morihiro
錦司 森廣
智順 中塚
Tomonori Nakatsuka
智順 中塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP2014142145A priority Critical patent/JP6282544B2/ja
Priority to DE102015008902.1A priority patent/DE102015008902B4/de
Priority to US14/795,018 priority patent/US9702321B2/en
Priority to CN201510405882.4A priority patent/CN105275675B/zh
Publication of JP2016017494A publication Critical patent/JP2016017494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6282544B2 publication Critical patent/JP6282544B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M25/0836Arrangement of valves controlling the admission of fuel vapour to an engine, e.g. valve being disposed between fuel tank or absorption canister and intake manifold
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • F02D41/003Adding fuel vapours, e.g. drawn from engine fuel reservoir
    • F02D41/0032Controlling the purging of the canister as a function of the engine operating conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • F02D41/003Adding fuel vapours, e.g. drawn from engine fuel reservoir
    • F02D41/0042Controlling the combustible mixture as a function of the canister purging, e.g. control of injected fuel to compensate for deviation of air fuel ratio when purging
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1401Introducing closed-loop corrections characterised by the control or regulation method
    • F02D2041/1413Controller structures or design
    • F02D2041/1431Controller structures or design the system including an input-output delay
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/02Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
    • F02D2200/04Engine intake system parameters
    • F02D2200/0406Intake manifold pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M25/089Layout of the fuel vapour installation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

【課題】パージ通路におけるキャニスタの側にパージ弁、吸気通路の側に逆止弁、を設けた蒸発燃料供給装置において、パージ弁と逆止弁との間のパージ通路に負圧が残留している場合であっても、キャニスタ内の蒸発燃料を内燃機関に吸引させて燃焼させるパージ制御において、より少ない部品点数にて、空燃比の変動をより抑制することができる蒸発燃料供給装置を提供する。【解決手段】キャニスタ30と吸気通路23とを連通するパージ通路36に、逆止弁32Vと、制御手段40から開閉制御可能なパージ弁31Vとを備え、吸気通路に圧力検出手段を備え、制御手段は、パージ弁を開状態に制御することで、キャニスタ内の蒸発燃料を内燃機関に供給するパージ制御を実行可能であり、圧力検出手段にて検出した吸気通路内の圧力と、パージ弁の制御状態と、に基づいて、中間パージ通路内の圧力を推定する。【選択図】図17

Description

本発明は、キャニスタに貯蔵した蒸発燃料を、吸気管を経由させて内燃機関に供給する蒸発燃料供給装置に関する。
従来より、例えば内燃機関を搭載した車両では、燃料タンク内等で発生する蒸発燃料をキャニスタ内に一時的に貯蔵(吸着)している。そして、内燃機関の運転中(所定条件を満足する運転中)に、キャニスタに大気を導入しながら吸気管から吸引することで、キャニスタ内の蒸発燃料を、吸気管を経由させて内燃機関に吸引させて燃焼させるパージ制御を行っている。そして、このパージ制御を行うことで、キャニスタ内の蒸発燃料を大気に放出することなく燃焼させ、地球環境への影響を低減させている。
例えば内燃機関がガソリンエンジンの車両の場合、パージ制御を行った際には、インジェクタから噴射する燃料に加えてキャニスタからの蒸発燃料分が増加するので、三元触媒の浄化効率を維持するよう理論空燃比(λ=1.0)を保つためには、インジェクタからの燃料噴射量を蒸発燃料分だけ減量する必要がある。従って、パージ制御を開始してから、キャニスタからの蒸発燃料が、どれくらい遅れて内燃機関に到達するか(シリンダ内に吸引されるか)、というキャニスタから内燃機関(内燃機関のシリンダ内)までの蒸発燃料の到達遅れ時間が非常に重要となる。
また近年の内燃機関では、ターボチャージャやスーパーチャージャ等の過給機を備えたものが有る。過給機を備えた内燃機関では、過給状態に応じて、吸気管内の圧力が負圧になる場合と正圧(大気圧より高い圧力)になる場合がある。また過給機を備えていない場合でも、バックファイヤが発生した場合等では、吸気管内の圧力が正圧になる場合がある。吸気管内の圧力が負圧である場合は、キャニスタに大気を導入しながら、キャニスタ内の蒸発燃料を、吸気管を経由させて内燃機関に吸引させることができる。しかし、吸気管内の圧力が正圧である場合は、キャニスタ内の蒸発燃料を吸引できないどころか吸気管からキャニスタへと吸気が逆流してしまうので好ましくない。そこで、キャニスタと吸気管とを連通するパージ通路に、キャニスタから吸気管に向かう方向への流体の流れを許容し、吸気管からキャニスタに向かう方向の流体の流れを禁止する逆止弁が設けられている場合がある。この場合、キャニスタと吸気管とを連通するパージ通路には、制御手段から開閉制御可能なパージ弁がキャニスタの側に設けられ、逆止弁が吸気管の側に設けられている。
例えば特許文献1には、キャニスタと吸気管とを連通するパージ通路において、キャニスタの側にパージ弁が設けられ、吸気管の側にチェック弁(逆止弁に相当)が設けられた蒸発燃料供給装置が記載されている。そして特許文献1には、冷間始動性を向上させるために、冷間始動時に、既に気化している蒸発燃料をキャニスタから供給し、パージ通路に逆止弁を設けることで、バックファイヤが発生する状況下であってもバックファイヤのダメージを受けない蒸発燃料供給装置が記載されている。
また特許文献2には、キャニスタと吸気管とを連通するパージ通路において、キャニスタの側にパージ弁が設けられ、吸気管の側に逆止弁が設けられた、過給機付きエンジンの蒸発燃料制御装置が記載されている。そして特許文献2には、エンジンの停止後に所定の開放時間だけパージ弁を開放させて、パージ通路中のパージ弁と逆止弁との間の部分に負圧が残留することを回避し、負圧の残留による逆止弁への不具合が生じないようにする蒸発燃料制御装置が記載されている。
特開2006−57596号公報 特開2007−198353号公報
パージ通路におけるキャニスタの側にパージ弁、吸気管の側に逆止弁、を設けた場合、特許文献2に記載されているように、パージ通路におけるパージ弁と逆止弁との間(以降、この部分を中間パージ通路、と記載する)に負圧が残留する場合がある。パージ弁が全閉状態である場合において、吸気管内の圧力が、中間パージ通路内の圧力よりも低い場合は逆止弁が開いて中間パージ通路内と吸気管内とが同じ圧力になり、吸気管内の圧力が、中間パージ通路内の圧力よりも高い場合は逆止弁が閉じて中間パージ通路内の圧力が維持されるためであり、この現象は、構造上、回避することができない。
この中間パージ通路内の負圧の残留は、車両の停止時だけでなく、車両の走行中でも発生する現象である。中間パージ通路内の負圧が残留している状態では、パージ制御を開始してパージ弁を開いた場合、キャニスタに導入された大気によって中間パージ通路内の圧力が吸気管内の圧力以上に上昇するまで、逆止弁が開かない。そして逆止弁が開いた後は、吸気管内の負圧によってキャニスタ内の蒸発燃料が吸い出される。つまり、パージ弁を開いてから逆止弁が開くまでのタイムラグが発生し、キャニスタから内燃機関までの蒸発燃料の到達遅れ時間が長くなってしまう。従って、上記タイムラグによって到達遅れ時間が長くなることを考慮することなくインジェクタからの噴射量を減量すると、蒸発燃料が内燃機関に到達するかなり手前の時点から噴射量の減量が開始されてしまう場合がある。この場合、吸入空気量に対する燃料量が不足し、理論空燃比に対してリーン状態(空気過剰状態)となるので好ましくない。
特許文献1及び特許文献2には、上記のタイムラグの発生、及びこのタイムラグに起因する空燃比の変動を抑制する点について、記載がされていない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、パージ通路におけるキャニスタの側にパージ弁、吸気通路の側に逆止弁、を設けた蒸発燃料供給装置において、パージ弁と逆止弁との間のパージ通路に負圧が残留している場合であっても、キャニスタ内の蒸発燃料を内燃機関に吸引させて燃焼させるパージ制御において、より少ない部品点数にて、空燃比の変動をより抑制することができる蒸発燃料供給装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る蒸発燃料供給装置は次の手段をとる。まず、本発明の第1の発明は、蒸発した燃料を貯蔵するキャニスタと、内燃機関の吸気通路と、前記キャニスタと、を連通して前記キャニスタに貯蔵された蒸発燃料を前記内燃機関に供給するパージ通路と、前記パージ通路に設けられて前記パージ通路を開閉制御して前記キャニスタから前記吸気通路へと流れる蒸発燃料の流量を調整するパージ弁と、前記パージ通路における前記パージ弁と前記吸気通路の間に設けられて前記キャニスタから前記吸気通路へと流体が流れることを許容するとともに前記吸気通路から前記キャニスタへと流体が流れることを防止する逆止弁と、前記吸気通路内のいずれかの位置に設けられた圧力検出手段と、前記パージ弁を制御する制御手段と、を備えた蒸発燃料供給装置である。そして、前記逆止弁は、前記パージ弁と前記逆止弁との間の前記パージ通路である中間パージ通路内の圧力が前記吸気通路内の圧力よりも高くなった場合に開き、前記中間パージ通路内の圧力が前記吸気通路内の圧力よりも低くなった場合に閉じる。そして、前記制御手段は、前記パージ弁の開度を制御して前記パージ弁を通過する流体の流量を調整可能、あるいは所定周期に対する開弁時間の割合であるデューティ比に基づいて前記パージ弁を開閉制御して前記パージ弁を通過する流体の流量を調整可能であり、前記パージ弁を所定開度あるいは所定デューティ比にて制御することで、前記吸入通路の負圧を用いて、前記キャニスタに貯蔵した蒸発燃料を、前記パージ通路において、前記パージ弁、前記中間パージ通路、前記逆止弁、を経由させた後、前記吸気通路を経由させて前記内燃機関に供給するパージ制御を実行可能であり、前記圧力検出手段にて検出した前記吸気通路内の圧力と、前記パージ弁の制御状態と、に基づいて、前記中間パージ通路内の圧力を推定する。
パージ制御の開始時に制御手段からパージ弁を開いても、中間パージ通路内に負圧が保持されて逆止弁が閉じている期間では、キャニスタ内の蒸発燃料が吸気通路に吸い出されないため、パージ制御を行う際には、制御手段から直接的に制御できない逆止弁が開いたタイミングを知る必要がある。しかし、逆止弁が開いたタイミングを直接的に判定する手段は設けられていない。逆止弁が開いたタイミングを判定する方法としては、中間パージ通路内の圧力が吸気通路内の圧力よりも高くなったときに逆止弁が開いた、と判定する方法が考えられる。ここで、第1の発明によれば、圧力検出手段にて検出した吸気通路内の圧力と、パージ弁の制御状態と、に基づいて中間パージ通路内の圧力を推定するので、中間パージ通路に圧力検出手段を設けることなく中間パージ通路内の圧力を推定することができる。従って、パージ制御の開始時に、パージ弁と逆止弁との間の中間パージ通路に負圧が残留している(保持されている)場合であっても、より少ない部品点数にて、逆止弁が開いたタイミングを適切に検出可能であり、パージ制御における空燃比の変動をより抑制することができる。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る蒸発燃料供給装置であって、前記制御手段は、前記パージ弁を全閉状態に制御している場合は、前記パージ弁を全閉状態に制御している期間において前記圧力検出手段を用いて検出した前記吸気通路内の圧力の最小値が、前記中間パージ通路内の圧力であると推定する。
この第2の発明によれば、パージ弁を全閉状態に制御している場合において、適切に中間パージ通路内の圧力を推定することができる。
次に、本発明の第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明に係る蒸発燃料供給装置であって、前記制御手段は、前記パージ弁を全閉状態から、全閉状態とは異なる開度あるいは全閉状態とは異なるデューティ比に制御した場合、圧力変動過渡時間が経過した後に、前記圧力検出手段を用いて検出した前記吸気通路内の圧力が、前記中間パージ通路内の圧力になったと推定する。
この第3の発明によれば、パージ弁を全閉状態から、全閉状態とは異なる開度あるいは全閉状態とは異なるデューティ比に制御した場合において、適切に中間パージ通路内の圧力を推定することができる。
次に、本発明の第4の発明は、上記第3の発明に係る蒸発燃料供給装置であって、前記制御手段は、前記パージ弁を全閉状態から、全閉状態とは異なる開度あるいは全閉状態とは異なるデューティ比、に制御する開弁時点において、前記圧力検出手段を用いて検出した前記吸気通路内の圧力と、前記開弁時点までに推定した前記中間パージ通路内の圧力と、の圧力差に基づいて、前記圧力変動過渡時間を求める。
この第4の発明によれば、圧力変動過渡時間を、適切な値に設定することができる。
次に、本発明の第5の発明は、上記第3の発明または第4の発明に係る蒸発燃料供給装置であって、前記制御手段は、前記パージ弁を全閉状態から、全閉状態とは異なる開度あるいは全閉状態とは異なるデューティ比に制御した場合、前記圧力変動過渡時間が経過した後に、前記吸気通路内の圧力が前記中間パージ通路内の圧力になったと推定する際、前記吸気通路内の圧力が大気圧よりも高い場合は前記中間パージ通路内の圧力は大気圧であると推定する。
この第5の発明によれば、吸気通路内の圧力が過給等によって大気圧よりも高くなった場合は、中間パージ通路内の圧力を適切に大気圧にガードすることができる(パージ制御中はキャニスタに大気(大気圧)を導入しており、中間パージ通路内の圧力が大気圧を超えることは無いため)。
次に、本発明の第6の発明は、上記第1の発明〜第5の発明のいずれか1つに係る蒸発燃料供給装置であって、前記制御手段は、前記内燃機関に設けられたインジェクタからの燃料噴射量を制御しており、前記パージ制御を開始した後、前記キャニスタから吸い出された蒸発燃料が前記内燃機関に到達した際、前記インジェクタからの燃料噴射量の減量を開始し、前記圧力検出手段を用いて検出した前記吸気通路内の圧力と、推定した前記中間パージ通路内の圧力と、前記キャニスタから前記吸気通路に吸い出された蒸発燃料が前記内燃機関に到達するまでの時間である所定到達遅れ時間と、に基づいて、前記インジェクタからの燃料噴射量の減量を開始する。
この第6の発明によれば、パージ制御の実行を開始してから逆止弁が開くまでのタイムラグを考慮して、内燃機関に蒸発燃料が到達したタイミングと同期させて、インジェクタからの燃料噴射量の減量を開始させることができるので、空燃比の変動をより抑制することができる。
本発明の蒸発燃料供給装置を含むエンジン制御システムの例を説明する図である。 パージ弁が閉じている場合において逆止弁が開く条件を説明する図である。 パージ弁が開いている場合において逆止弁が開く条件を説明する図である。 パージ制御の理想状態を説明する動作波形図であり、パージ制御の開始時において、中間パージ通路圧力≧吸気通路圧力によって逆止弁が開いている状態を説明する動作波形図である。 従来のパージ制御の処理手順の例を説明するフローチャートである。 パージ制御の開始時において、中間パージ通路圧力<吸気通路圧力により、パージ制御の開始時点から逆止弁が開くまでタイムラグが発生する状態を説明する、従来のパージ制御による動作波形図である。 第1の実施の形態の蒸発燃料供給装置によるパージ制御の動作波形図である。 第1の実施の形態の蒸発燃料供給装置の処理手順の例を説明するフローチャートである。 第2の実施の形態の蒸発燃料供給装置によるパージ制御の動作波形図である。 第2の実施の形態の蒸発燃料供給装置の処理手順の例を説明するフローチャートである。 第3の実施の形態の蒸発燃料供給装置によるパージ制御の動作波形図である。 第3の実施の形態の蒸発燃料供給装置の処理手順の例を説明するフローチャートである。 第4の実施の形態の蒸発燃料供給装置によるパージ制御の動作波形図である。 第4の実施の形態の蒸発燃料供給装置の処理手順の例を説明するフローチャートである。 第5の実施の形態の蒸発燃料供給装置によるパージ制御の動作波形図である。 第5の実施の形態の蒸発燃料供給装置の処理手順の例を説明するフローチャートである。 中間パージ通路に圧力検出手段を設けることなく、吸気通路圧力に基づいて中間パージ通路圧力を推定する処理手順の例を説明するフローチャートである。
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。
●[蒸発燃料装置を含むエンジン制御システム1の全体構成(図1)]
図1は、車両のエンジン制御システムの全体構成の例を示している。なお本実施の形態の説明では、内燃機関の例として、過給機(図1の例ではターボチャージャ)を備えたガソリンエンジンを例として説明する。
図1に示すように、エンジン制御システム1は、制御手段40によって制御されており、吸気の側から排気の側に向かって、エアクリーナ10、吸気通路21、コンプレッサ11、吸気通路22、インタークーラ12、吸気通路23、スロットル13、吸気通路24(サージタンク)、吸気マニホルド25、燃焼室26、排気マニホルド27、排気通路28、タービン14、排気通路29、触媒29P、消音器15、等が順に配置されている。過給機を備えているので、吸気通路21、22、23、24、吸気マニホルド25内の吸気は、負圧(大気圧よりも低い圧力)である場合と、正圧(大気圧より高い圧力)である場合とが有る。なお制御手段40は、例えばCPUを備えたエンジンコントロールユニットである。
またキャニスタ30は配管35にて燃料タンク38と接続されており、燃料タンク38内で発生した蒸発燃料は、配管35を経由してキャニスタ30に吸着される。またキャニスタ30には、吸入通路34、パージ通路36が接続されており、パージ通路36におけるキャニスタ30と反対の側は吸気通路23に接続されている。従ってパージ通路36はキャニスタ30と吸気通路23とを連通している。そして吸入通路34には、大気がキャニスタ30に流入することを許容するとともにキャニスタ30から大気の側に流体が流れることを禁止する逆流防止弁34Vが設けられている。そしてパージ通路36におけるキャニスタ30の側にはパージ弁31Vが設けられており、パージ通路36における吸気通路23の側には逆止弁32Vが設けられている。またパージ通路36は、キャニスタ30からパージ弁31Vまでの初段パージ通路31と、パージ弁31Vと逆止弁32Vの間となる中間パージ通路32と、逆止弁32Vから吸気通路23までの終段パージ通路33と、にて構成されている。なお、中間パージ通路32には、圧力検出手段が設けられておらず、中間パージ通路32内の圧力は、後述するように、吸気通路24に設けられた圧力検出手段24Sにて検出した吸気通路圧力と、パージ弁31Vの制御状態と、に基づいて推定される。
パージ弁31Vは、パージ通路36を開閉制御してキャニスタ30から吸気通路23へと流れる蒸発燃料の流量を調整する電磁弁であって、制御手段40から開閉制御が可能な電磁弁である。例えばパージ弁31Vは、回転角度量やスライド量等にて開度量を調整可能なバルブ、あるいは所定周期に対する開弁時間の割合であるデューティ比に基づいて周期的に開閉制御されて開度量を調整可能なバルブである。本実施の形態の説明では、パージ弁31Vとして、デューティ比に基づいて開度量を調整可能な電磁弁を用いた例を説明する。
逆止弁32Vは、パージ通路36におけるパージ弁31Vと吸気通路23の間に設けられてキャニスタ30から吸気通路23へと流体が流れることを許容するとともに吸気通路23からキャニスタ30へと流体が流れることを防止する弁である。従って、逆止弁32Vは、吸気通路23内の圧力である吸気通路圧力のほうが、中間パージ通路32内の圧力である中間パージ通路圧力よりも高い場合(吸気通路圧力>中間パージ通路圧力)では閉じ、吸気通路圧力のほうが中間パージ通路圧力よりも低い場合(吸気通路圧力<中間パージ通路圧力)では開く弁である。
エアクリーナ10は、吸気に含まれているゴミ等の異物を除去する装置であり、内部には、吸入空気量(流量)を検出するための吸入空気量検出手段10S(例えばエアフロセンサ)、吸入空気の温度を検出するための吸気温度検出手段10T(例えば吸気温センサ)が設けられている。そして吸入空気量検出手段10Sは検出信号を制御手段40に出力し、吸気温度検出手段10Tは検出信号を制御手段40に出力する。
コンプレッサ11は、タービン14の回転動力が伝達されて回転し、吸気通路21から吸入した空気を吸気通路22に向けて圧送することで過給する。インタークーラ12は、コンプレッサ11にて過給された吸気の温度を冷却する。このコンプレッサ11による過給やバックファイヤが発生した場合等では、吸気通路内の圧力が大気圧よりも高い圧力となる場合がある。
スロットル13は、回転角度が制御されることで吸気通路の開口面積を可変なスロットルバルブを備えている。そしてスロットルバルブの回転角度は、ユーザからのアクセルペダルの踏込量を検出するアクセル踏込量検出手段(図示省略)からの検出信号に基づいたアクセル踏込量と、内燃機関の種々の運転状態等に基づいて、制御手段40から制御される。またスロットルバルブの回転角度は、回転角度検出手段13S(例えばスロットル角度センサ)にて検出される。そして回転角度検出手段13Sは検出信号を制御手段40に出力する。
吸気通路24はサージタンクであり、吸気通路24には、吸気通路24内の圧力(吸気通路23、24、吸気マニホルド25の圧力)を検出可能な圧力検出手段24S(例えば圧力センサ)が設けられている。そして圧力検出手段24Sは検出信号を制御手段40に出力する。
吸気マニホルド25には、燃料を噴射するインジェクタ25Aが設けられている。そしてインジェクタ25Aには燃料タンク38からの液体燃料が供給されており、インジェクタ25Aは、制御手段40からの制御信号に基づいて開弁時間が制御され、霧化した燃料を、燃焼室26に向けて噴射する。なお、吸気バルブ25V、排気バルブ27V、ピストン26Pについては説明を省略する。
燃焼室26には、点火プラグ26Aが設けられている。そして点火プラグ26Aは、制御手段40からの制御信号に基づいて、燃焼室26内でスパークを発生して燃焼室26内の圧縮混合気を燃焼・爆発させる。
燃焼室26を含むエンジンEには、クランクシャフト26Cの回転を検出するクランク回転検出手段26N(例えば回転検出センサ)、エンジンEの冷却用クーラントの温度を検出する水温検出手段26W(例えば水温センサ)、エンジンEのカムシャフトの回転を検出する気筒検出手段26G(例えば回転検出センサ)、等が設けられている。そしてクランク回転検出手段26N、気筒検出手段26G、水温検出手段26Wのそれぞれは、検出信号を制御手段40に出力する。
排気マニホルド27には、燃焼室26にて燃焼・爆発後の排気から空燃比を検出するための空燃比検出手段27S(例えばA/Fセンサ)が設けられている。空燃比検出手段27Sは、検出信号を制御手段40に出力する。
タービン14は、排気通路28から流入する排気のエネルギーにて回転し、回転動力をコンプレッサ11に伝達する。またタービン14を回転させた後の排気は、排気通路29に吐出される。
触媒29Pは、いわゆる三元触媒であり、空燃比検出手段27Sにて検出された空燃比が、理論空燃比(λ=1.0)に対して所定範囲内である場合に、有害物質を最も効率よく浄化する。
触媒29Pの下流側には、O2検出手段29S(例えばO2センサ)が設けられている。O2検出手段29Sは、触媒29Pを通過してきた排気に含まれている酸素の有無を検出し、検出信号を制御手段40に出力する。なお、消音器15(いわゆるマフラ)については説明を省略する。
なお、本発明の蒸発燃料供給装置は、キャニスタ30と、パージ通路36と、パージ弁31Vと、逆止弁32Vと、制御手段40と、にて構成されている。
●[逆止弁32Vが開状態となる条件と閉状態となる条件(図2、図3)]
パージ通路36には、制御手段40から制御されるパージ弁31Vに加えて、逆止弁32Vが設けられている。この逆止弁32Vは、自動的に開閉動作する弁であり、制御手段40から直接的に開閉制御することができず、以下の状況下において、自動的に開閉動作する。なお、逆止弁32Vの開閉動作の条件(状況)は、パージ弁31Vの開閉状態に応じて変わるので、パージ弁31Vが全閉状態の場合(図2参照)と、パージ弁31Vが開状態(全閉でない状態)の場合(図3参照)と、のそれぞれに対して説明する。
[パージ弁31Vが全閉状態の場合に逆止弁32Vが開く条件(図2)]
パージ弁31Vが全閉状態である場合、逆止弁32Vが開状態となる条件(状況)は、吸気通路23内の圧力である吸気通路圧力P(23)のほうが、中間パージ通路32内の圧力である中間パージ通路圧力P(32)よりも低い場合である。すなわち、「パージ弁31V=全閉」かつ「吸気通路圧力P(23)<中間パージ通路圧力P(32)」が成立時、逆止弁32Vは開く。なお、パージ弁31Vが全閉状態である場合、逆止弁32Vが閉状態となる条件(状況)は、吸気通路圧力P(23)>中間パージ通路圧力P(32)である。従って、パージ弁31Vが全閉状態では、吸気通路23内の圧力が変動した場合、最も低い圧力の状態が、中間パージ通路32に保持される。この場合、逆止弁32Vが閉じている場合、負圧が密封されている。
[パージ弁31Vが開状態の場合(全閉でない場合)に逆止弁32Vが開く条件(図3)]
パージ弁31Vが開状態である場合(全閉でない場合)、逆止弁32Vが開状態となる条件(状況)は、吸気通路圧力P(23)が、大気圧未満の場合(負圧の場合)である。すなわち、「パージ弁31V=開状態」かつ「吸気通路圧力P(23)<大気圧」が成立時、逆止弁32Vは開く。この場合、キャニスタ30には、逆流防止弁34Vと吸入通路34を経由して大気が導入され、キャニスタ30内の蒸発燃料は導入された大気とともに、初段パージ通路31、パージ弁31V、中間パージ通路32、逆止弁32V、終段パージ通路33、を経由して吸気通路23へと吸い出される。なお、パージ弁31Vが開状態である場合、逆止弁32Vが閉状態となる条件(状況)は、吸気通路圧力P(23)が、大気圧より高い場合(正圧の場合)である。
●[中間パージ通路32に圧力検出手段を設けることなく、吸気通路圧力とパージ弁の制御状態とに基づいて中間パージ通路圧力を推定する方法(図17)]
図17に示す処理を行うことで、中間パージ通路32に圧力検出手段を設けることなく、吸気通路圧力とパージ弁の制御状態とに基づいて中間パージ通路圧力を推定することができる。以下、その処理手順について説明する。例えば制御手段は、図17に示す処理を、後述する第1〜第5の実施の形態の処理を実行する直前に起動する。なお、第1〜第5の実施の形態の処理については後述する。
ステップP10にて制御手段は、図1中の圧力検出手段24Sからの検出信号に基づいて吸気通路圧力を検出し、吸気通路圧力の値を更新してステップP20に進む。
ステップP20にて制御手段は、パージ制御の実行条件が成立しているか否かを判定し、成立している場合(Yes)はステップP30に進み、成立していない場合(No)はステップP25に進む。なお、プレ駆動を行わない第1〜第4の実施の形態の場合は、成立している場合(Yes)はステップP30に進み、成立していない場合(No)はステップP70に進む。
ステップS25に進んだ場合、制御手段は、プレ駆動を実行中であるか否かを判定し、実行中である場合(Yes)はステップP30に進み、実行中でない場合(No)はステップP70に進む。なお、プレ駆動を行わない第1〜第4の実施の形態の場合は、ステップP25は省略する。つまり、ステップP20、P25では、パージ弁が全閉状態である場合にステップP70に進み、パージ弁が開いている場合にステップP30に進む、という判定を行う。
ステップP30に進んだ場合、制御手段は、パージ開始経過カウンタをカウントアップし、判定時間(圧力変動過渡時間に相当)を算出してステップP40に進む。なお、判定時間は、例えば、パージ弁を全閉状態から、全閉状態とは異なる開度あるいは全閉状態とは異なるデューティ比、に制御する開弁時点において、吸気通路圧力と中間パージ通路圧力との圧力差、パージ弁の開度量、等に基づいて算出される。
ステップP40にて制御手段は、パージ経過カウンタの値に相当する時間が判定時間以上であるか否かを判定し、判定時間以上である場合(Yes)はステップP50に進み、判定時間未満である場合(No)は処理を終了する。
ステップP50に進んだ場合、制御手段は、吸気通路圧力が中間パージ通路圧力以下であるか否かを判定し、中間パージ通路圧力以下である場合(Yes)はステップP90Aに進み、中間パージ通路圧力より高い場合(No)はステップP60に進む。
ステップP90Aに進んだ場合、制御手段は、中間パージ通路圧力に吸気通路圧力を代入して処理を終了する。
ステップP60に進んだ場合、制御手段は、吸気通路圧力が大気圧よりも高いか否かを判定し、大気圧よりも高い場合(Yes)はステップP90Bに進み、大気圧以下である場合(No)はステップP90Cに進む。
ステップP90Bに進んだ場合、制御手段は、中間パージ通路圧力に大気圧を代入して処理を終了する。
ステップP90Cに進んだ場合、制御手段は、中間パージ通路圧力に吸気通路圧力を代入して処理を終了する。
ステップP70に進んだ場合、制御手段は、吸気通路圧力が中間パージ通路圧力よりも低いか否かを判定し、中間パージ通路圧力よりも低い場合(Yes)はステップP90Dに進み、中間パージ通路圧力以上である場合(No)はステップP80に進む。
ステップP90Dに進んだ場合、制御手段は、中間パージ通路圧力に吸気通路圧力を代入して処理を終了する。
ステップP80に進んだ場合、制御手段は、パージ開始経過カウンタをクリアして処理を終了する。
以上の処理手順により、パージ制御を実行していない場合(かつプレ駆動を実行していない場合であって、パージ弁=全閉の場合)は、吸気通路圧力の最小値を中間パージ通路圧力として保持する。また、パージ制御を実行している場合(あるいはプレ駆動を実行している場合であって、パージ弁=開状態の場合)は、所定の判定時間を経過した後(中間パージ通路圧力が上昇中の過渡期間を経過した後)、吸気通路圧力が大気圧以下の場合に吸気通路圧力を中間パージ通路圧力とする。これにより、中間パージ通路32に圧力検出手段を設ける必要がないので、蒸発燃料供給装置の部品点数を削減することができる。
●[従来のパージ制御の処理手順(図5)と、パージ制御の理想状態(図4)]
まず図5に示すフローチャートを用いて、従来のパージ制御の処理手順について説明する。制御手段は、例えば所定の時間間隔(10ms間隔等)や所定のクランク角度毎(180度クランク角度毎等)の所定タイミングにて、図5に示す処理を起動する。
ステップR10にて制御手段は、パージ制御の実行条件が成立しているか否かを判定し、実行条件が成立している場合(Yes)はステップR20に進み、実行条件が成立していない場合(No)はステップR40Aに進む。
ステップR40Aに進んだ場合、制御手段は、パージ弁を全閉状態に制御してステップR60Aに進む。そしてステップR60Aにて制御手段は、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御を禁止し、処理を終了する。
ステップR20に進んだ場合、制御手段は、パージ制御の実行条件が成立時点(今回のタイミングが、実行条件が不成立から成立になったタイミング)であるか否かを判定し、成立時点である場合(Yes)はステップR30に進み、成立時点でない場合(No)はステップR40Bに進む。
ステップR30に進んだ場合、制御手段は、パージ制御中のパージ弁の開度である第1Duty比(または第1開度)と、到達遅れ時間Tdを算出し、ステップR40Bに進む。なお、到達遅れ時間Tdは、例えば図1におけるクランク回転検出手段26Nにて検出したクランクシャフト26Cの回転数や、吸入空気量検出手段10Sにて検出した吸気の流量や、パージ弁31Vの開度量や、圧力検出手段24Sにて検出した吸気通路23内の圧力、等に基づいて算出される。
ステップR40Bにて制御手段は、パージ弁を第1Duty比(または第1開度)で駆動し、ステップR50に進む。なお、図4に示す理想状態の動作波形では、パージ弁31Vを第1Duty比で駆動開始したタイミングT1において、逆止弁32Vが開状態であるので、キャニスタからの蒸発燃料の流出が開始される(パージ制御の開始時において、吸気通路圧力P(23)≦中間パージ通路圧力P(32)である場合)。ただし、パージ通路から内燃機関までの距離があるので、流出した蒸発燃料が内燃機関に吸引されるまでには到達遅れ時間Tdだけ時間がかかり、到達遅れ時間Tdが経過したタイミングT2から内燃機関への蒸発燃料流入量が増加している。
ステップR50にて制御手段は、パージ制御の実行条件が成立後、到達遅れ時間Tdが経過したか否かを判定し、経過している場合(Yes)はステップR60Bに進み、経過していない場合(No)はステップR60Cに進む。
ステップR60Bに進んだ場合、制御手段は、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御を実行し、処理を終了する。図4に示す理想状態の動作波形では、到達遅れ時間Tdが経過したタイミングT2からの内燃機関への蒸発燃料流入量の増加分を相殺するように、インジェクタからの燃料の噴射量を減量している。このため、空燃比の変動が適切に抑制され、理論空燃比(λ=1.0)の近傍の状態が維持されている。
ステップR60Cに進んだ場合、制御手段は、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御を禁止し、処理を終了する。
●[パージ制御の開始時において、中間パージ通路圧力<吸気通路圧力の場合(図6)]
図4に示した状態は、パージ制御の開始時に逆止弁が開状態である理想状態であるが、パージ制御の開始時において、吸気通路圧力P(23)>中間パージ通路圧力である場合、中間パージ通路内には負圧が密閉されている。この場合、図5に示すフローチャートのステップR40Bにてパージ弁を第1Duty比(または第1開度)で駆動を開始しても、逆止弁はまだ閉じている(図6中のタイミングT1参照)。このタイミングT1の時点から、中間パージ通路内には、キャニスタに導入された大気が、パージ弁の側から徐々に流れ込み、中間パージ通路内の圧力が徐々に上昇していく(図6中のタイミングT1〜タイミングT3)。
なお、図6の例では、パージ弁を第1Duty比で駆動を開始した後、到達遅れ時間Tdを経過しても、まだ逆止弁が閉じた状態である例を示している。従って、この状態でインジェクタの燃料噴射量の減量を行うと、まだ蒸発燃料が内燃機関に到達していないので、燃料が不足し、空燃比が大きくなる側に変動する(空気過剰(リーン)の側に変動する)ので、理論空燃比に対して所定範囲内から外れる可能性があり、好ましくない。
なお、図6に示すように、中間パージ通路圧力P(32)≧吸気通路圧力P(23)となったタイミングT3にて逆止弁32Vが開くので、タイミングT3から到達遅れ時間Tdが経過したタイミングT4から、内燃機関への蒸発燃料流入量が増加している。この図6中におけるタイミングT1〜タイミングT3までの逆止弁32Vが閉じた状態の時間が、上述したタイムラグである。
以降、このタイムラグを考慮したパージ制御、タイムラグをより短くするパージ制御等の第1〜第5の実施の形態について順に説明する。また、以降に説明する第1〜第5の実施の形態では、中間パージ通路圧力として、上述したように、吸気通路圧力とパージ弁の制御状態とに基づいて推定した中間パージ通路圧力を用いている。また、以降に説明する第1〜第5の実施の形態では、圧力検出手段24Sにて検出した吸気通路圧力と、推定した中間パージ通路圧力と、キャニスタから吸気通路に吸い出された蒸発燃料が内燃機関に到達するまでの時間である到達遅れ時間Td(所定送達遅れ時間に相当)と、に基づいて、インジェクタからの燃料噴射量の減量を開始している。
●[第1の実施の形態の処理手順(図8)と、動作波形(図7)]
図8に示すフローチャートと、図7に示す動作波形を用いて、蒸発燃料供給装置の第1の実施の形態について説明する。制御手段は、従来の処理手順と同様のタイミングにて、図8に示す処理を起動する。
ステップS10にて制御手段は、パージ制御の実行条件が成立しているか否かを判定し、実行条件が成立している場合(Yes)はステップS20に進み、実行条件が成立していない場合(No)はステップS50Aに進む。
ステップS50Aに進んだ場合、制御手段は、パージ弁を全閉状態に制御してステップS70Aに進む。そしてステップS70Aにて制御手段は、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御を禁止し、処理を終了する。
ステップS20に進んだ場合、制御手段は、パージ制御の実行条件が成立時点(今回のタイミングが、実行条件が不成立から成立になったタイミング)であるか否かを判定し、成立時点である場合(Yes)はステップS30に進み、成立時点でない場合(No)はステッS40に進む。
ステップS30に進んだ場合、制御手段は、パージ制御中の通常のパージ弁の開度である第1Duty比(または第1開度)と、パージ制御の開始時に一時的に用いる第2Duty比(または第2開度)と、所定時間Tpと、到達遅れ時間Td(所定到達遅れ時間に相当)を算出し、ステップS40に進む。なお、第1Duty比(または第1開度)は、パージ制御を実行するための通常の開度(本来の開度)である。また、第2Duty比(または第2開度)は、第1Duty比(または第1開度)よりも大きな開度であって一時的にパージ弁の開度を大きくするための開度である。また所定時間Tpは、図7に示すように、中間パージ通路圧力P(32)が吸気通路圧力P(23)以上となるまでに要する時間(タイムラグ)であって、吸気通路圧力P(23)、中間パージ通路圧力P(32)、パージ弁の開度量、等に基づいて算出される。また到達遅れ時間Tdは、例えば図1におけるクランク回転検出手段26Nにて検出したクランクシャフト26Cの回転数や、吸入空気量検出手段10Sにて検出した吸気の流量や、パージ弁31Vの開度量や、圧力検出手段24Sにて検出した吸気通路23内の圧力、等に基づいて算出される。
ステップS40にて制御手段は、パージ制御の実行条件が成立後、所定時間Tpが経過したか否かを判定し、経過している場合(Yes)はステップS50Bに進み、経過していない場合(No)はステップS50Cに進む。
ステップS50Cに進んだ場合、制御手段は、パージ弁を第2Duty比(または第2開度)で駆動し、より大きな開度でタイムラグ(図7中のタイミングT1〜T3(1)までの長さ)がより短くなるように制御し、ステップS70Cに進む。なお、第1Duty比(または第1開度)よりも大きな第2Duty比(または第2開度)でパージ弁を開くことで、図6の例に示したタイムラグ(タイミングT1〜T3の長さ)よりも、図7の例に示したタイムラグ(タイミングT1〜T3(1)の長さ)を、より短くすることができる。なお図7の例では、所定時間Tpが経過したタイミングT3(1)にて、中間パージ通路圧力P(32)≧吸気通路圧力P(23)となり、逆止弁が閉状態から開状態に変化した例を示している。
ステップS70Cでは制御手段は、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御を禁止し、処理を終了する。
ステップS50Bに進んだ場合(この場合は図7中のタイミングT3(1)以降の期間であるので)、制御手段は、パージ弁を第1Duty比(または第1開度)で駆動し、ステップS60に進む。
ステップS60にて制御手段は、所定時間Tpの経過時点から(タイミングT3(1)の時点から)、到達遅れ時間Tdが経過したか否かを判定し、経過している場合(Yes)はステップS70Bに進み、経過していない場合(No)はステップS70Cに進む。
ステップS70Bに進んだ場合、制御手段は、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御を実行し、処理を終了する。図7に示す動作波形では、パージ制御の実行条件が成立後、タイムラグ(所定時間Tp)と到達遅れ時間Tdとが経過したタイミングT4(1)からの内燃機関への蒸発燃料流入量の増加分を相殺するように、インジェクタからの燃料の噴射量を減量している。このため、空燃比の変動が適切に抑制され、理論空燃比(λ=1.0)の近傍の状態が維持されている。
上記の例では、図7中においてパージ制御の実行を開始してから逆止弁が開くまでのタイミングT1〜タイミングT3(1)までの間、パージ弁を第2Duty比(または第2開度)で制御する例を示したが、タイミングT1〜タイミングT3(1)までの間において任意の期間の間(所定条件を満足する期間の間)、パージ弁を第2Duty比(または第2開度)で制御するようにしてもよい。
また、例えば第2Duty比(または第2開度)は、パージ弁の最大開度となる開度であってもよいし、吸気通路圧力P(23)と中間パージ通路圧力P(32)との圧力差に基づいて第2Duty比(または第2開度)を算出する(調整する)ようにしてもよい。
また、ステップS40にて所定時間Tpの経過を判定する代わりに、中間パージ通路圧力P(32)が吸気通路圧力P(23)よりも高くなった場合にステップS50Bに進む(第2Duty比から第1Duty比に切り替える)ようにしてもよい。また、ステップS40にて所定時間Tpの経過を判定する代わりに、吸気通路圧力P(23)と中間パージ通路圧力P(32)との圧力差が所定圧力差以下となった場合にステップS50Bに進む(第2Duty比から第1Duty比に切り替える)ようにしてもよい。この場合は、パージ弁を第2Duty比(または第2開度)から第1Duty比(または第1開度)に切り替えたタイミングから、到達遅れ時間の計測を開始する。
以上、図7、図8に示す第1の実施の形態では、図5、図6に示す従来と比較して、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御の実行時における空燃比の変動が抑制されており、より良好なパージ制御を実行することができる。また、パージ制御の実行を開始してから逆止弁が開くまでの時間であるタイムラグ(図6中のタイミングT1〜T3、図7中のタイミングT1〜T3(1))を、より短くすることができる。
なお、パージ制御の開始時に中間パージ通路圧力が吸気通路内の圧力よりも高い場合(あるいは同じ場合)は、逆止弁が既に開いており所定時間Tpがゼロとなるので、この場合は、パージ弁を第2Duty比(または第2開度)で駆動することを省略できる。
●[第2の実施の形態の処理手順(図10)と、動作波形(図9)]
次に図10に示すフローチャートと、図9に示す動作波形を用いて、蒸発燃料供給装置の第2の実施の形態について説明する。なお、図7中のタイミングT3(1)を起点としてタイミングT4(1)にて燃料噴射量の減量を開始する第1の実施の形態に対して、第2の実施の形態では、図9中のタイミングT1を起点としてタイミングT4(2)にて燃料噴射量の減量を開始する点が異なる。以下、この相違点について主に説明する。
図10に示すフローチャートは、図8に示すフローチャートに対して、ステップS30がステップS32に変更され、ステップS60がステップS62に変更されている点が異なる。
ステップS32に進んだ場合、制御手段は、パージ制御中の通常のパージ弁の開度である第1Duty比(または第1開度)と、パージ制御の開始時に一時的に用いる第2Duty比(または第2開度)と、所定時間Tpと、総合遅れ時間Tddを算出し、ステップS40に進む。なお、総合遅れ時間Tdd=所定時間Tp+到達遅れ時間Tdである。また、到達遅れ時間Tdの求め方は、第1の実施の形態と同じである。
ステップS62にて制御手段は、パージ制御の実行条件の成立時点から(タイミングT1の時点から)、総合遅れ時間Tddが経過したか否かを判定し、経過している場合(Yes)はステップS70Bに進み、経過していない場合(No)はステップS70Cに進む。なお、ステップS32、S62以外のステップの処理は、第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対して、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御を開始するタイミングT4(2)の計時の起点を、タイミングT3(1)(図7参照)からタイミングT1(図9参照)に変更したのみである。従って、第2の実施の形態の動作波形(図9)は、第1の実施の形態の動作波形(図7)と同じである。また、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御の実行時における空燃比の変動が抑制される点、パージ制御の実行を開始してから逆止弁が開くまでの時間であるタイムラグをより短くできる点も第1の実施の形態と同じである。
また、第1の実施の形態と同様に、タイミングT1〜タイミングT3(2)までの間において任意の期間の間(所定条件を満足する期間の間)、パージ弁を第2Duty比(または第2開度)で制御するようにしてもよい。また、例えば第2Duty比(または第2開度)は、パージ弁の最大開度となる開度であってもよいし、吸気通路圧力P(23)と中間パージ通路圧力P(32)との圧力差に基づいて第2Duty比(または第2開度)を算出する(調整する)ようにしてもよい。
また、第1の実施の形態と同様に、ステップS40にて所定時間Tpの経過を判定する代わりに、中間パージ通路圧力P(32)が吸気通路圧力P(23)よりも高くなった場合にステップS50Bに進む(第2Duty比から第1Duty比に切り替える)ようにしてもよい。また、ステップS40にて所定時間Tpの経過を判定する代わりに、吸気通路圧力P(23)と中間パージ通路圧力P(32)との圧力差が所定圧力差以下となった場合にステップS50Bに進む(第2Duty比から第1Duty比に切り替える)ようにしてもよい。
また、総合遅れ時間Tdd=所定時間Tp+到達遅れ時間Tdであるので、総合遅れ時間Tddは、到達遅れ時間Tdよりも長い。さらに、吸気通路圧力と中間パージ通路圧力との圧力差が大きくなるにつれて総合遅れ時間が長くなるように設定される。また、この総合遅れ時間を、新たな到達遅れ時間(パージ制御を開始時から内燃機関に蒸発燃料が到達するまでの遅れ時間)とみなすようにしてもよい。
なお、パージ制御の開始時に中間パージ通路圧力が吸気通路内の圧力よりも高い場合(あるいは同じ場合)は、逆止弁が既に開いており所定時間Tpがゼロとなるので、この場合は、パージ弁を第2Duty比(または第2開度)で駆動することを省略できる。
●[第3の実施の形態の処理手順(図12)と、動作波形(図11)]
次に図12に示すフローチャートと、図11に示す動作波形を用いて、蒸発燃料供給装置の第3の実施の形態について説明する。なお、図7中のタイミングT1を起点として所定時間Tp+到達遅れ時間Tdを経過したタイミングT4(1)にて燃料噴射量の減量を開始する第1の実施の形態に対して、第3の実施の形態では、図9中のタイミングT1を起点として到達遅れ時間Tdを経過したタイミングT3(3)にて燃料噴射量の減量を開始する点が異なる。以下、この相違点について主に説明する。
図12に示すフローチャートは、図8に示すフローチャートに対して、ステップS60がステップS63に変更されている点が異なる。
ステップS63にて制御手段は、パージ制御の実行条件の成立時点から(タイミングT1の時点から)、到達遅れ時間Tdが経過したか否かを判定し、経過している場合(Yes)はステップS70Bに進み、経過していない場合(No)はステップS70Cに進む。なお、ステップS63以外のステップの処理は、第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。
第3の実施の形態は、第1の実施の形態に対して、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御を開始するタイミングT3(3)を、所定時間Tp(タイムラグ)+到達遅れ時間Tdから、到達遅れ時間Tdのみに変更している。従って、図11の動作波形に示すように、内燃機関への蒸発燃料の流入が開始されるタイミングT4(3)よりも、やや手前となるタイミングT3(3)から燃料噴射量の減量が開始される。そのため、図11に示すように、タイミングT3(3)からタイミングT4(3)及びタイミングT4(3)以降の所定期間では、空燃比がやや空気過剰の側に変動する。しかし、パージ制御の開始時において、パージ弁を、より大きな開度の第2Duty比(または第2開度)に制御することで、逆止弁が開くまでのタイムラグ(タイミングT1〜タイミングT2(3)までの期間)を、より短くしているので、図6に示す従来の動作波形と比較して、空燃比の値(図中の高さ)と、空燃比が空気過剰の側に変動している時間(図中の幅)を、より短くすることが可能であり、理論空燃比に対して所定範囲内に収めることが可能である。
また、第1の実施の形態と同様に、タイミングT1〜タイミングT2(3)までの間において任意の期間の間(所定条件を満足する期間の間)、パージ弁を第2Duty比(または第2開度)で制御するようにしてもよい。また、例えば第2Duty比(または第2開度)は、パージ弁の最大開度となる開度であってもよいし、吸気通路圧力P(23)と中間パージ通路圧力P(32)との圧力差に基づいて第2Duty比(または第2開度)を算出する(調整する)ようにしてもよい。
また、第1の実施の形態と同様に、ステップS40にて所定時間Tpの経過を判定する代わりに、中間パージ通路圧力P(32)が吸気通路圧力P(23)よりも高くなった場合にステップS50Bに進む(第2Duty比から第1Duty比に切り替える)ようにしてもよい。また、ステップS40にて所定時間Tpの経過を判定する代わりに、吸気通路圧力P(23)と中間パージ通路圧力P(32)との圧力差が所定圧力差以下となった場合にステップS50Bに進む(第2Duty比から第1Duty比に切り替える)ようにしてもよい。
なお、パージ制御の開始時に中間パージ通路圧力が吸気通路内の圧力よりも高い場合(あるいは同じ場合)は、逆止弁が既に開いており所定時間Tpがゼロとなるので、この場合は、パージ弁を第2Duty比(または第2開度)で駆動することを省略できる。
●[第4の実施の形態の処理手順(図14)と、動作波形(図13)]
次に図14に示すフローチャートと、図13に示す動作波形を用いて、蒸発燃料供給装置の第4の実施の形態について説明する。なお、図9中のタイミングT1〜タイミングT3(2)ではパージ弁を第2Duty比で駆動する第2の実施の形態に対して、第4の実施の形態では、図13中のタイミングT1〜タイミングT3(4)ではパージ弁を第1Duty比で駆動するので所定時間Tpが長くなっている点が異なる。以下、この相違点について主に説明する。
図14に示すフローチャートは、図10に示すフローチャートに対して、ステップS32がステップS34に変更されている点と、ステップS40、S50Cが省略されている点が異なる。
ステップS34に進んだ場合、制御手段は、パージ制御中の通常のパージ弁の開度である第1Duty比(または第1開度)と、総合遅れ時間Tddを算出し、ステップS50Bに進む。また、総合遅れ時間Tddの求め方は、第2の実施の形態と同じであるが、パージ制御の開始時におけるパージ弁の開度が、第1Duty比であるので、第2の実施の形態にて求めた総合遅れ時間Tddよりも、第4の実施の形態にて求めた総合遅れ時間Tddのほうが長い。なお、その他のステップの処理は、第2の実施の形態と同じであるので説明を省略する。
第4の実施の形態は、第2の実施の形態に対して総合遅れ時間Tddが長くなるが、第3の実施の形態のような燃料噴射量の減量開始タイミングと内燃機関への蒸発燃料の流入開始タイミングとの「ずれ」が生じないので、空燃比の変動をより抑制することができる。
また、ステップS34にて、第1Duty比(または第1開度)と、所定時間Tp(所定待ち時間に相当)と、到達遅れ時間Tdを算出し、ステップS62にて、パージ制御の実行条件が成立時点から(タイミングT1の時点から)、所定時間Tpが経過した後、到達遅れ時間Tdが経過したか否かを判定し、経過している場合(Yes)はステップS70Bに進み、経過していない場合(No)はステップS70Cに進むようにしてもよい。あるいは、ステップS62にて、中間パージ通路圧力P(32)が吸気通路圧力P(23)よりも高くなった後(所定待ち時間の経過を待つことなく)、到達遅れ時間Tdが経過したか否かを判定するようにしてもよい。あるいは、ステップS62にて、吸気通路圧力P(23)と中間パージ通路圧力P(32)との圧力差が所定圧力差以下となった後(所定待ち時間の経過を待つことなく)、到達遅れ時間Tdが経過したか否かを判定するようにしてもよい。
なお、パージ制御の開始時に中間パージ通路圧力が吸気通路内の圧力よりも高い場合(あるいは同じ場合)は、逆止弁が既に開いており所定時間Tpがゼロとなる。
●[第5の実施の形態の処理手順(図16)と、動作波形(図15)]
次に図16に示すフローチャートと、図15に示す動作波形を用いて、蒸発燃料供給装置の第5の実施の形態について説明する。第5の実施の形態は、第1の実施の形態に対して、パージ制御の実行条件の成立を予測し、パージ制御の実行条件が成立してパージ制御を実行する直前で、前もってパージ弁を第2Duty比で駆動して、中間パージ通路内の圧力を上昇させることで、パージ制御の実行を開始時点で逆止弁が開くようにしている点が異なる。以下、図16に示すフローチャートを用いて処理手順を説明する。制御手段は、従来の処理手順と同様のタイミングにて、図16に示す処理を起動する。
ステップS110にて制御手段は、パージ制御の実行条件が成立しているか否かを判定し、実行条件が成立している場合(Yes)はステップS160に進み、実行条件が成立していない場合(No)はステップS115に進む。
ステップS115に進んだ場合、制御手段は、現時点より先の時点においてパージ制御の実行条件が満足されるか否かを予測し、先の時点で満足されると予測した場合(Yes)はステップS120に進み、予測されなかった場合(No)はステップS145Aに進む。例えば、車両の速度の変動範囲が所定範囲、かつユーザのアクセルペダルの踏込量の変動範囲が所定範囲、の状態が30秒間継続した際に、パージ制御の実行条件が満足される場合、この場合では、先の時点でパージ制御の実行条件が満足されるか否かを予測することができる(例えば、現時点から20秒後に実行条件が成立する、等の予測をすることができる)。
ステップS145Aに進んだ場合、制御手段は、パージ弁を全閉状態に制御してステップS190Aに進む。そしてステップS190Aにて制御手段は、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御を禁止し、処理を終了する。
ステップS120に進んだ場合、制御手段は、パージ制御を開始する直前のプレ駆動で用いるパージ弁の開度である第2Duty比(または第2開度)と、プレ駆動時間Tpk(所定プレ駆動時間に相当)を算出し、ステップS125に進む。なお、第2Duty比(または第2開度)は、第1Duty比(または第1開度)よりも大きな開度である。またプレ駆動時間Tpkは、図15に示すように、中間パージ通路圧力P(32)が吸気通路圧力P(23)以上となるまでに要する時間(タイムラグ)であって、吸気通路圧力P(23)と中間パージ通路圧力P(32)との圧力差、パージ弁の開度量、等に基づいて算出される。
ステップS125にて制御手段は、プレ駆動の開始タイミングであるか否かを判定し、開始タイミングであると判定した場合(Yes)はステップS145Bに進み、開始タイミングでないと判定した場合(No)はステップS130に進む。開始タイミングであるかどうかは、現時点が、予測したパージ制御の実行条件の成立タイミングからプレ駆動時間Tpkだけ前のタイミングであるか否か(図15中のタイミングTa(5)であるか否か)で判定することができる。
ステップS145Bにて制御手段は、パージ弁を第2Duty比(または第2開度)で駆動し、ステップS190Bに進む。
ステップS190Bに進んだ場合、制御手段は、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御を禁止し、処理を終了する。
ステップS130に進んだ場合、制御手段は、プレ駆動を実行中であるか否かを判定し、プレ駆動を実行中の場合(Yes)はステップS135に進み、プレ駆動を実行中でない場合(No)はステップS145Aに進む。
ステップS135に進んだ場合、制御手段は、プレ駆動終了タイミングであるか否かを判定し、終了タイミングである場合(Yes)はステップS140に進み、終了タイミングでない場合(No)はステップS145Bに進む。なお、終了タイミングであるか否かの判定は、プレ駆動の実行を開始してからプレ駆動時間Tpkが経過した場合にプレ駆動の終了タイミングであると判定してもよいし、中間パージ通路圧力P(32)が吸気通路圧力P(23)よりも高くなった場合にプレ駆動の終了タイミングであると判定してもよいし、吸気通路圧力P(23)と中間パージ通路圧力P(32)との圧力差が所定圧力差以下となった場合にプレ駆動の終了タイミングであると判定してもよい。
ステップS140に進んだ場合、制御手段は、パージ制御の実行条件が成立しているか否かを判定し、実行条件が成立している場合(Yes)はステップS160に進み、実行条件が成立していない場合(No)はステップS145Cに進む。
ステップS145Cに進んだ場合、制御手段は、パージ弁を全閉状態に制御してステップS190Bに進み、ステップS190Bにて、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御を禁止し、処理を終了する。
ステップS160に進んだ場合、制御手段は、パージ制御の実行条件が成立時点(今回のタイミングが、実行条件が不成立から成立になったタイミング)であるか否かを判定し、成立時点である場合(Yes)はステップS165に進み、成立時点でない場合(No)はステッS170に進む。
ステップS165に進んだ場合、制御手段は、パージ制御中の通常のパージ弁の開度である第1Duty比(または第1開度)と、到達遅れ時間Tdを算出し、ステップS170に進む。なお、第1Duty比(または第1開度)は、パージ制御を実行するための通常の開度(本来の開度)である。また到達遅れ時間Tdは、例えば図1におけるクランク回転検出手段26Nにて検出したクランクシャフト26Cの回転数や、吸入空気量検出手段10Sにて検出した吸気の流量や、パージ弁31Vの開度量や、圧力検出手段24Sにて検出した吸気通路23内の圧力、等に基づいて算出される。
ステップS170にて制御手段は、制御手段は、パージ弁を第1Duty比(または第1開度)で駆動し、ステップS175に進む。
ステップS175にて制御手段は、パージ制御の実行条件が成立した時点から(タイミングT1の時点から)、到達遅れ時間Tdが経過したか否かを判定し、経過している場合(Yes)はステップS190Cに進み、経過していない場合(No)はステップS190Dに進む。
ステップS190Cに進んだ場合、制御手段は、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御を実行し、処理を終了する。図15に示す動作波形では、パージ制御の実行条件が成立後、到達遅れ時間Tdが経過したタイミングT4(5)からの内燃機関への蒸発燃料流入量の増加分を相殺するように、インジェクタからの燃料の噴射量を減量している。このため、空燃比の変動が適切に抑制され、理論空燃比(λ=1.0)の近傍の状態が維持されている。
ステップS190Dに進んだ場合、制御手段は、インジェクタからの燃料噴射量の減量制御を禁止し、処理を終了する。
なお、上記の例では、プレ駆動を実行中はパージ弁を第2Duty比(または第2開度)で駆動したが、例えば第2Duty比(または第2開度)は、パージ弁の最大開度となる開度であってもよいし、吸気通路圧力P(23)と中間パージ通路圧力P(32)との圧力差に基づいて第2Duty比(または第2開度)を算出する(調整する)ようにしてもよい。また、プレ駆動の実行中はパージ弁を第1Duty比(または第1開度)で駆動するようにしてもよい。
以上、第5の実施の形態では、第1〜第4の実施の形態に対して、パージ制御の実行を開始する直前に、中間パージ通路圧力を、吸気通路圧力の近傍または吸気通路圧力以上、に前もって上昇させておくことができるので、パージ制御を開始してから、実際に内燃機関に蒸発燃料が流入するまでの時間を、より短くすることができる。
なお、プレ駆動の開始時に中間パージ通路圧力が吸気通路内の圧力よりも高い場合は、逆止弁が既に開いておりプレ駆動時間Tpkがゼロとなるので、この場合は、パージ弁を第2Duty比(または第2開度)で駆動するプレ駆動を省略できる。
本発明の蒸発燃料供給装置は、本実施の形態で説明した構成、処理手順等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば処理手順を説明したフローチャートは、本実施の形態にて説明したものに限定されるものではない。
また、図7、図9、図11、図13、図15に示す動作波形は、第1〜第5の実施の形態のそれぞれにおける動作の例を示すものであり、この波形の動作に限定されるものではない。
本実施の形態の説明では、内燃機関の例として車両のエンジンを用いて説明したが、種々の内燃機関に適用することが可能である。
また、以上(≧)、以下(≦)、より大きい(>)、未満(<)等は、等号を含んでも含まなくてもよい。また、本実施の形態の説明に用いた数値は一例であり、この数値に限定されるものではない。
1 エンジン制御システム
10 エアクリーナ
10S 吸入空気量検出手段
10T 吸気温度検出手段
11 コンプレッサ
12 インタークーラ
13 スロットル
13S 回転角度検出手段
14 タービン
15 消音器
21、22、23、24 吸気通路
24S 圧力検出手段
25 吸気マニホルド
25A インジェクタ
26 燃焼室
27 排気マニホルド
27S 空燃比検出手段
28、29 排気通路
29P 触媒
30 キャニスタ
31 初段パージ通路
32 中間パージ通路
33 終段パージ通路
31V パージ弁
32V 逆止弁
34 吸入通路
34V 逆流防止弁
35 配管
36 パージ通路
38 燃料タンク
40 制御手段

Claims (6)

  1. 蒸発した燃料を貯蔵するキャニスタと、
    内燃機関の吸気通路と、前記キャニスタと、を連通して前記キャニスタに貯蔵された蒸発燃料を前記内燃機関に供給するパージ通路と、
    前記パージ通路に設けられて前記パージ通路を開閉制御して前記キャニスタから前記吸気通路へと流れる蒸発燃料の流量を調整するパージ弁と、
    前記パージ通路における前記パージ弁と前記吸気通路の間に設けられて前記キャニスタから前記吸気通路へと流体が流れることを許容するとともに前記吸気通路から前記キャニスタへと流体が流れることを防止する逆止弁と、
    前記吸気通路内のいずれかの位置に設けられた圧力検出手段と、
    前記パージ弁を制御する制御手段と、を備えた蒸発燃料供給装置において、
    前記逆止弁は、
    前記パージ弁と前記逆止弁との間の前記パージ通路である中間パージ通路内の圧力が前記吸気通路内の圧力よりも高くなった場合に開き、前記中間パージ通路内の圧力が前記吸気通路内の圧力よりも低くなった場合に閉じ、
    前記制御手段は、
    前記パージ弁の開度を制御して前記パージ弁を通過する流体の流量を調整可能、あるいは所定周期に対する開弁時間の割合であるデューティ比に基づいて前記パージ弁を開閉制御して前記パージ弁を通過する流体の流量を調整可能であり、
    前記パージ弁を所定開度あるいは所定デューティ比にて制御することで、前記吸入通路の負圧を用いて、前記キャニスタに貯蔵した蒸発燃料を、前記パージ通路において、前記パージ弁、前記中間パージ通路、前記逆止弁、を経由させた後、前記吸気通路を経由させて前記内燃機関に供給するパージ制御を実行可能であり、
    前記圧力検出手段にて検出した前記吸気通路内の圧力と、前記パージ弁の制御状態と、に基づいて、前記中間パージ通路内の圧力を推定する、
    蒸発燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載の蒸発燃料供給装置であって、
    前記制御手段は、
    前記パージ弁を全閉状態に制御している場合は、前記パージ弁を全閉状態に制御している期間において前記圧力検出手段を用いて検出した前記吸気通路内の圧力の最小値が、前記中間パージ通路内の圧力であると推定する、
    蒸発燃料供給装置。
  3. 請求項1または2に記載の蒸発燃料供給装置であって、
    前記制御手段は、
    前記パージ弁を全閉状態から、全閉状態とは異なる開度あるいは全閉状態とは異なるデューティ比に制御した場合、圧力変動過渡時間が経過した後に、前記圧力検出手段を用いて検出した前記吸気通路内の圧力が、前記中間パージ通路内の圧力になったと推定する、
    蒸発燃料供給装置。
  4. 請求項3に記載の蒸発燃料供給装置であって、
    前記制御手段は、
    前記パージ弁を全閉状態から、全閉状態とは異なる開度あるいは全閉状態とは異なるデューティ比、に制御する開弁時点において、前記圧力検出手段を用いて検出した前記吸気通路内の圧力と、前記開弁時点までに推定した前記中間パージ通路内の圧力と、の圧力差に基づいて、前記圧力変動過渡時間を求める、
    蒸発燃料供給装置。
  5. 請求項3または4に記載の蒸発燃料供給装置であって、
    前記制御手段は、
    前記パージ弁を全閉状態から、全閉状態とは異なる開度あるいは全閉状態とは異なるデューティ比に制御した場合、前記圧力変動過渡時間が経過した後に、前記吸気通路内の圧力が前記中間パージ通路内の圧力になったと推定する際、前記吸気通路内の圧力が大気圧よりも高い場合は前記中間パージ通路内の圧力は大気圧であると推定する、
    蒸発燃料供給装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の蒸発燃料供給装置であって、
    前記制御手段は、
    前記内燃機関に設けられたインジェクタからの燃料噴射量を制御しており、
    前記パージ制御を開始した後、前記キャニスタから吸い出された蒸発燃料が前記内燃機関に到達した際、前記インジェクタからの燃料噴射量の減量を開始し、
    前記圧力検出手段を用いて検出した前記吸気通路内の圧力と、推定した前記中間パージ通路内の圧力と、前記キャニスタから前記吸気通路に吸い出された蒸発燃料が前記内燃機関に到達するまでの時間である所定到達遅れ時間と、に基づいて、前記インジェクタからの燃料噴射量の減量を開始する、
    蒸発燃料供給装置。

JP2014142145A 2014-07-10 2014-07-10 蒸発燃料供給装置 Active JP6282544B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014142145A JP6282544B2 (ja) 2014-07-10 2014-07-10 蒸発燃料供給装置
DE102015008902.1A DE102015008902B4 (de) 2014-07-10 2015-07-09 Kraftstoffzufuhrsystem für eine Brennkraftmaschine
US14/795,018 US9702321B2 (en) 2014-07-10 2015-07-09 Fuel supply system for an internal combustion engine
CN201510405882.4A CN105275675B (zh) 2014-07-10 2015-07-10 蒸发燃料供给装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014142145A JP6282544B2 (ja) 2014-07-10 2014-07-10 蒸発燃料供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016017494A true JP2016017494A (ja) 2016-02-01
JP6282544B2 JP6282544B2 (ja) 2018-02-21

Family

ID=54867030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014142145A Active JP6282544B2 (ja) 2014-07-10 2014-07-10 蒸発燃料供給装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9702321B2 (ja)
JP (1) JP6282544B2 (ja)
CN (1) CN105275675B (ja)
DE (1) DE102015008902B4 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020076365A (ja) * 2018-11-08 2020-05-21 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6654524B2 (ja) * 2016-03-15 2020-02-26 愛三工業株式会社 車両用ガス処理装置
JP6654522B2 (ja) * 2016-07-27 2020-02-26 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置
US20210071598A1 (en) * 2019-09-06 2021-03-11 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Evaporated fuel treatment apparatus

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06101517A (ja) * 1992-09-17 1994-04-12 Nissan Motor Co Ltd エンジンの蒸発燃料処理装置
JP2007016622A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Nissan Motor Co Ltd エバポガス処理装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5535719A (en) 1993-10-15 1996-07-16 Nippondenso Co., Ltd. Purge-compensated air-fuel ratio control apparatus
JP3307858B2 (ja) 1997-08-22 2002-07-24 本田技研工業株式会社 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP2000045886A (ja) * 1998-08-04 2000-02-15 Toyota Motor Corp 内燃機関の蒸発燃料供給方法
JP4446804B2 (ja) * 2004-06-11 2010-04-07 株式会社日本自動車部品総合研究所 内燃機関の制御装置
JP2006057596A (ja) 2004-08-23 2006-03-02 Toyota Motor Corp 蒸発燃料供給装置
JP4661612B2 (ja) * 2006-01-30 2011-03-30 マツダ株式会社 過給機付きエンジンの蒸発燃料制御装置
JP4905291B2 (ja) * 2007-08-09 2012-03-28 日産自動車株式会社 空燃比制御装置
DE102009008831B4 (de) 2009-02-13 2016-09-15 Audi Ag Brennkraftmaschine und Verfahren zur Überwachung eines Tankentlüftungssystems und eines Kurbelgehäuseentlüftungssystems
US8312765B2 (en) * 2009-03-06 2012-11-20 Ford Global Technologies, Llc Fuel vapor purging diagnostics
US8973558B2 (en) * 2011-02-22 2015-03-10 Ford Global Technologies, Llc Method and system for fuel vapor control
JP5839817B2 (ja) * 2011-03-31 2016-01-06 本田技研工業株式会社 車両の蒸発燃料処理装置
DE102011084403A1 (de) * 2011-10-13 2013-04-18 Robert Bosch Gmbh Tankentlüftungssystem und Verfahren zu dessen Diagnose
JP5936985B2 (ja) 2012-10-12 2016-06-22 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置
JP6074618B2 (ja) 2013-01-25 2017-02-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06101517A (ja) * 1992-09-17 1994-04-12 Nissan Motor Co Ltd エンジンの蒸発燃料処理装置
JP2007016622A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Nissan Motor Co Ltd エバポガス処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020076365A (ja) * 2018-11-08 2020-05-21 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP7119924B2 (ja) 2018-11-08 2022-08-17 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9702321B2 (en) 2017-07-11
DE102015008902B4 (de) 2021-06-17
JP6282544B2 (ja) 2018-02-21
CN105275675B (zh) 2018-07-17
CN105275675A (zh) 2016-01-27
DE102015008902A1 (de) 2016-01-14
US20160010571A1 (en) 2016-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6282543B2 (ja) 蒸発燃料供給装置
JP5772025B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US20170145946A1 (en) Control device for internal combustion engine
JP6282544B2 (ja) 蒸発燃料供給装置
JP2008297965A (ja) 筒内噴射型内燃機関の制御装置
JP2009203918A (ja) ガソリンエンジンの運転制御方法
JP2008208784A (ja) 内燃機関の制御システム
WO2019058705A1 (ja) エンジンシステム
JP6565875B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2014043812A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010203326A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006057596A (ja) 蒸発燃料供給装置
JP6049563B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2010255591A (ja) エンジン制御装置
JP2008121494A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006299859A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5510649B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP5637098B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2009209769A (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP2011256840A (ja) セタン価推定装置
JP4655695B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JPWO2012049740A1 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP4956473B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP2009215986A (ja) 内燃機関の制御装置及び燃料性状判定装置
JP2010031682A (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6282544

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250