JP2016015068A - カップ式自動販売機の原料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の原料シュートのシャッタをそれぞれ適切に開放することができるとともに、飲料の調理に要する粉末原料をカップに安定して供給することができるカップ式自動販売機の原料供給装置を提供する。
【解決手段】販売時に、カップホルダ4で保持したカップCを搬送するとともに原料シュート24の下方に停止させるカップ搬送装置1と、複数の原料シュート24にそれぞれ回動自在に設けられた複数のシャッタ26と、カップホルダ4以外の所定位置に設けられた駆動源32と、待機位置と駆動位置の間で可動な可動部材33と、可動部材33によって上昇駆動されることにより、カップCの上方に位置する原料シュート24のシャッタ26を開放位置に駆動するアクチュエータ13と、カップCが原料シュート24の下方に停止したときに、可動部材33を待機位置から駆動位置に駆動するように、駆動源32を制御する制御装置と、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、販売時に、内部でカップを搬送しながら飲料を調理するカップ式自動販売機において、搬送されるカップに各種の粉末原料を順次供給する原料供給装置に関する。
従来、この種の原料供給装置を適用したカップ式自動販売機として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。このカップ式自動販売機は、カップ供給装置からカップを受け取り、搬送するカップ搬送装置と、各種の粉末原料を供給する原料供給装置とを備えている。カップ搬送装置は、カップを把持した状態で保持するカップ把持装置を有しており、このカップ把持装置を前後方向及び左右方向に移動させることにより、カップを前後左右に搬送するように構成されている。一方、原料供給装置は、左右方向に並設され、互いに異なる粉末原料を収容しかつ所定量ずつ払出し可能な複数のキャニスタと、各キャニスタから払い出された粉末原料を下方に案内する原料シュートとを有している。各原料シュートは、上下方向に延びる筒状に形成されており、その下端部には、開閉自在のシャッタが設けられている。このシャッタは、原料シュートの下端付近に設けられた水平軸を中心として回動自在に構成されており、原料シュートの下端の開口部を下方から閉鎖するためのシャッタ本体部と、上記の水平軸からシャッタ本体と反対方向に延びるアーム部とを有している。このように構成されたシャッタは、ばねで付勢されることで常時は閉鎖しており、カップへの粉末原料の供給時に開放されるようになっている。
カップ把持装置は、ボックス状の本体部と、この本体部から前方に延び、カップを左右両側から把持するハンド部と、各原料シュートに設けられたシャッタを開放駆動するシャッタ駆動機構などを有している。シャッタ駆動機構は、モータと、上下方向に延びる棒状に形成され、モータによって昇降駆動されるアクチュエータなどによって構成されている。
上記のカップ搬送装置及び原料供給装置を備えた自動販売機では、販売時にまず、選択された飲料商品に応じ、その飲料の調理に要する粉末原料を収容するキャニスタから、所定量の粉末原料が、それらのキャニスタに対応する原料シュートにそれぞれ払い出され、一時的に保留される。次いで、カップ把持装置に保持されたカップが、粉末原料を保留する原料シュートの下方に搬送され、停止する。そして、カップ把持装置のシャッタ駆動機構により、アクチュエータが上昇駆動されることで、原料シュートのシャッタのアーム部を下方から押圧する。それにより、そのシャッタが開放され、原料シュートに保留されていた粉末原料が、落下しながらカップに供給される。以上のようにして、カップ搬送装置により、カップを所定の原料シュートの下方に順に搬送するとともに、カップ把持装置のシャッタ駆動機構で、それらの原料シュートのシャッタを順に開放することにより、所要の粉末原料がカップに順次供給される。なお、カップへの粉末原料の供給後、所定量のコーヒーや湯水、シロップなどの液体をカップに供給し、カップ内を攪拌することによって、飲料の調理が完了し、その飲料入りのカップが購入者に提供される。
特開平11−31273号公報
上記のようにして飲料が調理される自動販売機では、カップへの粉末原料や液体の供給の際に、カップ把持装置で保持されたカップの周囲において、粉末原料の微粉が舞い上がったり、液体が飛び散ったりすることなどにより、カップ把持装置に粉末原料や液体が付着しやすい。そのため、自動販売機のメンテナンス時に、カップ把持装置に水をかけながら洗浄が行われることがある。しかし、カップ把持装置では、その本体部内に、アクチュエータを駆動するための電装部品であるモータが設置されているため、洗浄用の水が本体部内に浸入し、モータに付着すると、そのモータが故障するおそれがある。この場合には、アクチュエータを昇降駆動することができなくなることで、原料シュータのシャッタを開放することができず、カップへの粉末原料の供給ができなくなる。その結果、自動販売機において、飲料を調理することができず、飲料商品の販売不能及び販売機会の損失を生じてしまう。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、複数の原料シュートのシャッタをそれぞれ適切に開放することができるとともに、飲料の調理に要する粉末原料をカップに安定して供給することができるカップ式自動販売機の原料供給装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、互いに異なる種類の粉末原料を下方に案内するための複数の原料シュートが、カップの搬送経路に沿って、その上方に配置され、販売時に、カップを搬送しながら、カップに原料シュートを介して粉末原料を供給するカップ式自動販売機の原料供給装置であって、カップを保持するためのカップホルダを有し、販売時に、カップホルダを移動させながら、カップホルダで保持したカップを、搬送経路に沿って搬送するとともに、供給すべき粉末原料を案内する原料シュートの下方に停止させるカップ搬送装置と、複数の原料シュートにそれぞれ設けられ、各々が対応する原料シュートを開放し、粉末原料の案内を許容する開放位置と、原料シュートを閉鎖し、粉末原料の案内を阻止する閉鎖位置との間で、回動自在に構成された複数のシャッタと、カップホルダ以外の所定位置に設けられた駆動源と、待機位置と駆動位置の間で可動に構成され、駆動源によって駆動される可動部材と、カップホルダに昇降自在に設けられ、可動部材が待機位置から駆動位置に駆動されたときに係合し、可動部材によって上昇駆動されることにより、搬送されたカップの上方に位置する原料シュートのシャッタを、閉鎖位置から開放位置に駆動するアクチュエータと、カップが原料シュートの下方に停止したときに、駆動源によって可動部材を待機位置から駆動位置に駆動するように、駆動源を制御する制御装置と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、販売時に、カップ搬送装置により、カップホルダに保持されたカップを、搬送経路に沿って搬送しながら、そのカップに原料シュートを介して粉末原料を供給する。この場合、まず、カップ搬送装置により、カップを搬送し、供給すべき粉末原料を案内する原料シュートの下方に停止させる。次いで、制御手段で駆動源を制御することにより、可動部材を待機位置から駆動位置に駆動する。これにより、可動部材がカップホルダのアクチュエータに係合し、このアクチュエータを上昇駆動する。そして、このアクチュエータにより、搬送されたカップの上方に位置する原料シュートのシャッタを、閉鎖位置から開放位置に駆動することによって、シャッタが開放される。
上記のように、原料シュートのシャッタが開放されることにより、その原料シュートを介して、粉末原料が下方に案内され、カップに供給される。このように、本発明によれば、複数の原料シュートのシャッタは、可動部材で駆動される、カップホルダのアクチュエータによって開放されるので、搬送されたカップの上方に位置する原料シュートのシャッタのみを、適切に開放することができる。これにより、飲料の調理に要する粉末原料をカップに安定して供給することができる。また、原料シュートのシャッタを開放するための駆動源は、カップホルダ以外の所定位置に設けられるので、例えば、自動販売機のメンテナンス時に、カップホルダに水をかけながら洗浄を行っても、駆動源に水が付着することによる故障を回避することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のカップ式自動販売機の原料供給装置において、カップホルダは、昇降自在に構成され、カップを保持するホルダ本体部を有しており、アクチュエータは、ホルダ本体部と一体に構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、カップホルダのホルダ本体部が昇降自在であり、アクチュエータがホルダ本体と一体に構成されているので、シャッタを開放する際に、アクチュエータが上昇するのに伴い、ホルダ本体も上昇する。それにより、ホルダ本体に保持されたカップも上昇するので、そのカップを原料シュートに接近させながら、その原料シュートを介して、粉末原料をより一層安定してカップに供給することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のカップ式自動販売機の原料供給装置において、可動部材は、搬送経路に沿って延びるとともに回転自在に構成され、駆動源によって回転駆動される軸部と、各々が軸部の径方向に突出するとともに、複数のシャッタにそれぞれ対応するように設けられ、アクチュエータに係合可能な複数の係合凸部と、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、上記の軸部及び複数の係合凸部を有する可動部材を用い、駆動源によって軸部を回転駆動することにより、複数の係合凸部のうちの所定の一つが、原料シュートの下方に位置するカップホルダのアクチュエータに係合する。これにより、そのアクチュエータが上昇駆動され、カップの上方に位置する原料シュートのシャッタを、閉鎖位置から開放位置に駆動する。このように、カップホルダのアクチュエータを上昇駆動するための可動部材を、上記の軸部及び複数の係合凸部によって、比較的簡単に構成することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のカップ式自動販売機の原料供給装置において、駆動源は、モータで構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、駆動源としてモータを採用することにより、待機位置と駆動位置の間で可動に構成された可動部材を、両位置間で容易に回転駆動することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のカップ式自動販売機の原料供給装置において、カップホルダは、アクチュエータを下降させるように付勢するばねを有していることを特徴とする。
この構成によれば、可動部材によるアクチュエータへの上昇駆動が解除されると、そのアクチュエータは、カップホルダに設けられたばねの付勢力によって下降する。これにより、アクチュエータが上昇することで開放位置に駆動されていたシャッタは、回動して閉鎖位置に戻り、原料シュートを閉鎖する。
本発明の一実施形態によるカップ式自動販売機の原料供給装置を示す斜視図であり、(a)はカップホルダが待機位置に位置し、(b)はカップホルダが右端の原料シュートの下方に位置した状態を示す。 カップホルダを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は左側面図である。 原料供給装置の縦断面図である。 シャッタ駆動機構を示す斜視図である。 図4のシャッタ駆動機構を分解して示す斜視図である。 販売時における原料シュートのシャッタの開閉動作を順に説明するための説明図である。 図6に続く説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態によるカップ式自動販売機の原料供給装置を示している。この原料供給装置を適用したカップ式自動販売機(図示せず)は、コーヒーやジュースなどの飲料をカップCに入れて販売するものであり、具体的には、自動販売機内において、販売時に、カップCを、その搬送経路(本実施形態では左右方向)に沿って搬送するとともに、選択された飲料商品に応じて、カップCを所定の原料供給位置に停止させながら、飲料の調理に要する粉末原料(例えば、砂糖やクリーム、インスタント用のコーヒー粉末など)をカップCに順次供給し、調理済みの飲料の入ったカップCを、自動販売機の販売口に搬送して購入者に提供するものである。
この自動販売機は、多数のカップCを収納するとともに販売時にカップCを一つずつ供給するカップ供給装置(図示せず)と、このカップ供給装置から受け取ったカップCを搬送するカップ搬送装置1を有する原料供給装置2と、カップ供給装置及び原料供給装置2を含め、自動販売機の各種の制御を行うマイクロコンピュータを有する制御装置(図示せず)などを備えている。
原料供給装置2は、上記のカップ搬送装置1と、複数種類の粉末原料をそれぞれ収容するとともに、所定量ずつ送出し可能な複数(図1では5つのみ図示)のキャニスタ3とを備えている。
カップ搬送装置1は、カップCを保持するカップホルダ4を有しており、このカップホルダ4を左右方向に移動させることにより、カップCを左右方向に搬送するとともに、後述する各原料シュート24の真下を含む複数の所定位置に停止させるように構成されている。なお、カップホルダ4以外のカップ搬送装置1について簡単に説明すると、このカップ搬送装置1は、左右方向に水平に延びるボックス状のフレーム5を備えており、いずれも図示しないが、上記フレーム5内の左右両端部にそれぞれ回転自在に設けられた駆動プーリ及び従動プーリと、これらのプーリ間に巻き掛けられた無端の搬送ベルトと、駆動プーリを回転させるエンコーダ付きの搬送モータなどで構成されている。
図2に示すように、カップホルダ4は、カップ搬送装置1の搬送ベルト10の所定位置に固定されたベース11と、このベース11に連結され、カップCを載置するカップステージ12(ホルダ本体)と、このカップステージ12に固定され、後述する原料シュート24のシャッタ26を開放するためのアクチュエータ13と、カップステージ12上に載置されたカップCを左右両側から把持するハンド部14とを有している。
カップステージ12は、前後方向に延び、カップCを載置するカップ載置部12aと、このカップ載置部12aの後端部から上方に延び、ベース11に対し、所定のストロークで上下方向にスライド自在に連結された連結部12bとにより、側面形状がほぼL字状に形成されている。また、カップホルダ4には、連結部12の背面側に、カップステージ12を下方に付勢するばね15が設けられている。
アクチュエータ13は、カップ載置部12aの後部において、所定高さに立設されている。また、このアクチュエータ13の上端部には、後述する回転駆動体33及びスライダ35に係合可能であって、後方に所定長さ突出するように形成されたアクチュエータ係合部13aが設けられている。
図3は、原料供給装置2の縦断面図を示している。同図に示すように、キャニスタ3内の底部には、前後方向に延びる螺旋状の原料送り部材21が回転自在に設けられており、この原料送り部材21が後端部の送りモータ22によって回転駆動されることにより、キャニスタ3内の粉末原料Gが、キャニスタ3の下端部の原料吐出口3aを介して、前方(図3の右方)に払い出される。そして、キャニスタ3から払い出された粉末原料Gは、キャニスタ3の下端部前方に配置された原料シュート24を介して、下方に案内される。
図1に示すように、この原料供給装置2では、プラスチック製の5つの原料シュート24が、互いに左右方向に並びかつ連なった状態で、一体に構成されている。各原料シュート24は、上下方向に延びる筒状であり、横断面が前後方向に長い矩形状に形成されている。なお、全ての原料シュート24の上端部には、左右方向に延びる上蓋25が取り付けられており、この上蓋25によって、原料シュート24の上端の開口部が閉鎖されている。
図3に示すように、各原料シュート24の背面側(図3の左側)の上部には、キャニスタ3の下端部の原料吐出口3aが挿入されている。また、各原料シュート24の下部には、その原料シュート24の内部を開閉するシャッタ26が設けられている。図3〜図5に示すように、シャッタ26は、平面形状が前後方向に長い矩形状の本体部26aと、本体部26aの後端部の左右両側に設けられた支点部26b、26bと、本体部26aから後方にアーム状に延び、シャッタ26を開閉するために操作される操作アーム部26cとで構成されている。このシャッタ26は、本体部26a及び操作アーム部26cにより、側面形状が「へ」の字状に形成され、両支点部26bを介し、これらを通る水平軸線を中心として、原料シュート24に回動自在に支持されている。より具体的には、シャッタ26は、図3に示すように、原料シュート24を閉鎖し、キャニスタ3から送り出された粉末原料Gの案内を阻止する閉鎖位置と、原料シュート24を開放し、上記粉末原料Gの案内を許容する開放位置(図6(c)及び図7(a)で示す位置)との間で、回動自在になっている。
図4は、全ての原料シュート24のシャッタ26、及びそれらを駆動するための駆動機構(以下「シャッタ駆動機構」という)31を示しており、図5は、それらを分解して示している。このシャッタ駆動機構31は、正逆回転可能なモータ32(駆動源)と、左右方向に所定長さ延び、モータ32によって回転駆動される回転駆動体33(可動部材)と、この回転駆動体33の上方に左右方向に延びるように設けられた支持部材34によって、上下方向にスライド自在に支持され、複数のシャッタ26にそれぞれ対応するように設けられた複数(本実施形態では5つ)のスライダ35とを有している。
モータ32は、ギヤボックス36に連結されており、このギヤボックス36の出力軸に、回転駆動体33の一端部(本実施形態では右端部)が連結されている。図3及び図5に示すように、回転駆動体33は、左右方向に所定長さ延びる軸部37と、この軸部37の長さ方向に沿って、全てのスライダ35(シャッタ26)にそれぞれ対応するように配置され、軸部37の径方向に所定長さ突出する複数(本実施形態では6つ)の係合凸部38とを有している。また、回転駆動体33には、軸部37からその径方向に突出するとともに、軸部37の長さ方向の全体にわたって延びる長尺リブ39aと、各係合凸部38と長尺リブ39aの間に2つずつ設けられ、対応する係合凸部38を補強するための補強リブ39bが設けられている。
上記のように構成された回転駆動体33は、軸部37を中心として、図3に示す待機位置と、シャッタ26を開放するための駆動位置(図6(c)及び図7(a)に示す位置)との間で、回転可能である。なお、回転駆動体33の各係合凸部38、長尺リブ39a及び補強リブ39bは、回転駆動体33が回転しても、対応するスライダ35に当たらないように構成されている。
スライダ35は、縦長のブロック状に形成された本体部41と、この本体部41の前面から前方に突出し、対応するシャッタ26の操作アーム部26cを上下から挟むように、これに係合する上係合部42及び下係合部43と有している。本体部41には、上方に開口しかつ上下方向に所定長さ延びるガイド穴41aが形成されている。各スライダ35は、ガイド穴41aを介して、支持部材34の対応するガイド垂下部34aに下方から係合している。また、本体部41の後部には、上方に開口しかつ、スライダ34を下方に付勢するためのばね44の下部を収容するばね収容穴41bが形成されている。
スライダ34の上係合部42は、前方に突出し、前端部が下方に屈曲するように形成されている。一方、下係合部43は、互いに間隔を隔てた左右一対の凸部43a、43aで構成されており、各凸部43aは、上係合部42の突出長さよりも短く、上面が平らに形成されている。したがって、図3に示すように、上記の本体部41、上係合部42及び下係合部43によって形成されるスライダ34の側面形状は、ほぼ矩形の枠状で、前側(図3の右側)の下部が開放した状態に形成されている。
以上のように構成された原料供給装置2を備えたカップ式自動販売機の販売時の動作について、前述した図1、並びに図6及び図7を参照して説明する。
販売時に、購入者によって飲料商品が選択されると、まず、図1(a)に示す待機位置のカップホルダ4に、図示しないカップ供給装置からカップCが供給される。これにより、そのカップCは、カップホルダ4のカップステージ12に載置されるとともに、ハンド部14で両側から把持された状態で、カップホルダ4に保持される。
次いで、カップ搬送装置1により、カップホルダ4を右方に移動させることでカップCを搬送し、例えば図1(b)に示すように、選択された飲料の調理に要する粉末原料Gを案内する原料シュート24の下方にカップCを停止させる。この場合、図6(a)に示すように、カップホルダ4のアクチュエータ係合部13aは、シャッタ駆動機構31の回転駆動体33における係合凸部38の上側に位置する。
次いで、待機位置に位置するシャッタ駆動機構31の回転駆動体33を所定方向(図6では反時計方向)に所定角度、回転させる。この場合、まず、図6(b)に示すように、回転駆動体33の係合凸部38がカップホルダ4のアクチュエータ係合部13aに下方から当接し、アクチュエータ13とともにカップステージ12及びハンド部14を上昇させる。これにより、ベース11以外のカップホルダ4全体が上昇し、アクチュエータ係合部13aの上面がシャッタ駆動機構31のスライダ35に下方から当接する。
次いで、回転駆動体33がさらに回転し、駆動位置に達すると、図6(c)に示すように、ベース11以外のカップホルダ4全体がさらに上昇し、アクチュエータ係合部13aがばね44の付勢力に抗して、スライダ35を上昇させる。これにより、シャッタ26は、操作アーム部26cがスライダ35で持ち上げられることで、支点部26bを中心に、図6の時計方向に回動する。すなわち、シャッタ26は、開放位置に回動し、開放される。
次いで、シャッタ26を開放位置に位置させた状態のまま、キャニスタ3の送りモータ22を所定時間、作動させる。これにより、図7(a)に示すように、キャニスタ3の下端部の原料吐出口3aから所定量の粉末原料Gが送り出され、その粉末原料Gは、原料シュート24を介して、下方のカップCに案内される。
その後、シャッタ駆動機構31のモータ32が上記と逆方向に作動し、それにより、回転駆動体33が上記と逆方向(図7では時計方向)に回転し、元の待機位置に戻る。この場合には、図7(b)及び(c)に順に示すように、回転駆動体33によるアクチュエータ係合部13aの押し上げが解除されることにより、カップホルダ4のカップステージ12がばね15で下方に付勢され、元の位置に戻る。一方、シャッタ駆動機構31のスライダ35は、ばね44の付勢力によって下方にスライドし、元の位置に戻る。これに伴い、開放位置に位置していたシャッタ26は、支点部26bを中心に反時計方向に回動し、元の閉鎖位置に戻る。
以上のようにして、カップCを、所要の粉末原料Gが供給される原料シュート24の下方に搬送して、それら全ての粉末原料GをカップCに順次供給する。その後、そのカップCを、左方に搬送し、液体を供給するための所定の液体供給位置に停止させる。そして、そのカップCに、コーヒーや湯水などの液体を供給して攪拌し、その後、自動販売機の販売口を介して、購入者に飲料入りのカップCを提供する。
以上詳述したように、本実施形態の原料供給装置2によれば、販売時に、カップホルダ4が移動することでカップCが搬送され、そのカップCの上方に位置する原料シュート24のシャッタ26が開放されることにより、その原料シュート24を介して、粉末原料Gが下方に案内され、カップCに供給される。このように、本実施形態によれば、複数の原料シュート24のシャッタ26は、回転駆動体33の回転に伴い、カップCを保持するカップホルダ4(アクチュエータ13)が上昇することによって開放されるので、搬送されたカップCの上方に位置する原料シュート24のシャッタ26のみを、適切に開放することができる。これにより、飲料の調理に要する粉末原料GをカップCに安定して供給することができる。また、原料シュート24のシャッタ26を開放するためのモータ32は、カップホルダ4以外の所定位置、すなわちカップ搬送装置1の右端に設けられるので、例えば、自動販売機のメンテナンス時に、待機位置に位置するカップホルダ4に水をかけながら洗浄を行っても、モータ32に水が付着することによる故障を回避することができる。
また、シャッタ26を開放する際には、カップホルダ4のアクチュエータ13とともにカップステージ12も上昇する。それに伴い、カップステージ12に載置されたカップCも上昇するので、原料供給の際に、カップCを原料シュート24に接近させることができる。それにより、原料シュート24を介して、より一層安定して、粉末原料GをカップCに供給することができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、回転駆動体33の回転によって、カップホルダ4のアクチュエータ13とともに、カップホルダ4を上昇させるように構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、アクチュエータ13をカップホルダ4に対して昇降自在に構成することも可能である。
また、実施形態では、カップホルダ4のアクチュエータ13を上昇させるために、本発明の可動部材として、回転動作する回転駆動体33を採用したが、例えば、前後方向にスライド動作する可動部材によって、アクチュエータ13を上昇させるようにすることも可能である。
さらに、実施形態では、カップCへの粉末原料の供給の際に、シャッタ26を開放してから、キャニスタ3から粉末原料を送り出すようにしたが、シャッタ26を開放する前に、粉末原料を送り出し、原料シュート24に一時的に保留しておくようにすることも可能である。また、実施形態で示した原料供給装置2の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
1 カップ搬送装置
2 原料供給装置
3 キャニスタ
4 カップホルダ
12 カップステージ(ホルダ本体)
13 アクチュエータ
13a アクチュエータ係合部
15 ばね
24 原料シュート
26 シャッタ
31 シャッタ駆動機構
32 モータ(駆動源)
33 回転駆動体(可動部材)
38 係合凸部
C カップ
G 粉末原料

Claims (5)

  1. 互いに異なる種類の粉末原料を下方に案内するための複数の原料シュートが、カップの搬送経路に沿って、その上方に配置され、販売時に、カップを搬送しながら、当該カップに前記原料シュートを介して粉末原料を供給するカップ式自動販売機の原料供給装置であって、
    カップを保持するためのカップホルダを有し、販売時に、前記カップホルダを移動させながら、当該カップホルダで保持したカップを、前記搬送経路に沿って搬送するとともに、供給すべき粉末原料を案内する前記原料シュートの下方に停止させるカップ搬送装置と、
    前記複数の原料シュートにそれぞれ設けられ、各々が対応する前記原料シュートを開放し、粉末原料の案内を許容する開放位置と、当該原料シュートを閉鎖し、粉末原料の案内を阻止する閉鎖位置との間で、回動自在に構成された複数のシャッタと、
    前記カップホルダ以外の所定位置に設けられた駆動源と、
    待機位置と駆動位置の間で可動に構成され、前記駆動源によって駆動される可動部材と、
    前記カップホルダに昇降自在に設けられ、前記可動部材が前記待機位置から前記駆動位置に駆動されたときに係合し、当該可動部材によって上昇駆動されることにより、前記搬送されたカップの上方に位置する前記原料シュートの前記シャッタを、前記閉鎖位置から前記開放位置に駆動するアクチュエータと、
    前記カップが前記原料シュートの下方に停止したときに、前記駆動源によって前記可動部材を前記待機位置から前記駆動位置に駆動するように、当該駆動源を制御する制御装置と、
    を備えていることを特徴とするカップ式自動販売機の原料供給装置。
  2. 前記カップホルダは、昇降自在に構成され、カップを保持するホルダ本体部を有しており、
    前記アクチュエータは、前記ホルダ本体部と一体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のカップ式自動販売機の原料供給装置。
  3. 前記可動部材は、
    前記搬送経路に沿って延びるとともに回転自在に構成され、前記駆動源によって回転駆動される軸部と、
    各々が前記軸部の径方向に突出するとともに、前記複数のシャッタにそれぞれ対応するように設けられ、前記アクチュエータに係合可能な複数の係合凸部と、
    を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のカップ式自動販売機の原料供給装置。
  4. 前記駆動源は、モータで構成されていることを特徴とする請求項3に記載のカップ式自動販売機の原料供給装置。
  5. 前記カップホルダは、前記アクチュエータを下降させるように付勢するばねを有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のカップ式自動販売機の原料供給装置。
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