JP2016014853A - 電子写真感光体、その製造方法、電子写真装置及びプロセスカートリッジ、ならびにクロロガリウムフタロシアニン結晶 - Google Patents

電子写真感光体、その製造方法、電子写真装置及びプロセスカートリッジ、ならびにクロロガリウムフタロシアニン結晶 Download PDF

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Abstract

【課題】 ゴーストメモリが抑制された電子写真感光体、その製造方法、電子写真装置及びプロセスカートリッジ、ならびにクロロガリウムフタロシアニン結晶を提供することにある。
【解決手段】 電子写真感光体の感光層が、有機化合物を結晶内に含有する特定のクロロガリウムフタロシアニン結晶を含有し、有機化合物のハンセン溶解度パラメーターδtotalが24.0以上35.0以下、極性項δPが13.5以上21.0以下、分散項δDが15.0以上19.5以下である。
【選択図】 なし

Description

本発明は電子写真感光体、その製造方法、電子写真装置及びプロセスカートリッジ、ならびにクロロガリウムフタロシアニン結晶に関する。
電子写真感光体に用いられる電荷発生物質として、高い感度を有するフタロシアニン顔料がよく用いられている。特にヒドロキシガリウムフタロシアニンやクロロガリウムフタロシアニンは、高い感度特性を有しており、これまでに様々な結晶形が報告されている。
しかしながら、フタロシアニン顔料を用いた電子写真感光体は、高い感度特性を有している反面、生成したフォトキャリアが感光層に残存しやすく、ゴーストメモリなどの電位変動を起こしやすいという課題があった。
特許文献1には、クロロガリウムフタロシアニンを芳香族アルコール類で処理する製造方法に関する技術が記載されている。また、特許文献2には、クロロガリウムフタロシアニン結晶を昇華精製する技術が記載されている。
特開平5−194523号公報 特開平7−209890号公報
しかしながら、近年のさらなる高画質化に伴い、ゴースト現象による画質欠陥のさらなる改善が望まれている。本発明者らの検討の結果、特許文献1および2に記載されたクロロガリウムフタロシアニンは、ゴーストメモリをより改善する必要があるものであった。
本発明の目的は、ゴーストメモリが抑制された電子写真感光体、その製造方法、電子写真装置及びプロセスカートリッジを提供することにある。さらに、本発明の別の目的は、特定の有機化合物を結晶内に含有するクロロガリウムフタロシアニン結晶を提供することにある。
本発明は、支持体、および該支持体上に形成された感光層を有する電子写真感光体であって、
該感光層が、有機化合物を結晶内に含有するクロロガリウムフタロシアニン結晶を含有し、
該有機化合物のハンセン溶解度パラメーターδtotalが24.0以上35.0以下、極性項δPが13.5以上21.0以下、分散項δDが15.0以上19.5以下であり、
該クロロガリウムフタロシアニン結晶が下記式(1)で示される化合物であることを特徴とする電子写真感光体である。
Figure 2016014853
(式(1)中のX〜Xは、それぞれ独立に、水素原子もしくは塩素原子を示す。)
また、本発明は、上記電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジである。
また、本発明は、上記電子写真感光体、ならびに、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有する電子写真装置である。
また、本発明は、上記電子写真感光体を製造する電子写真感光体の製造方法であって、
クロロガリウムフタロシアニンを硫酸と混合してヒドロキシガリウムフタロシアニンを得るアシッドペースティング工程を有することを特徴とする電子写真感光体の製造方法である。
また、本発明は、クロロガリウムフタロシアニン結晶が、有機化合物を結晶内に含有し、
該有機化合物のハンセン溶解度パラメーターδtotalが24.0以上35.0以下、極性項δPが13.5以上21.0以下、分散項δDが15.0以上19.5以下であり、
該クロロガリウムフタロシアニン結晶が上記式(1)で示される化合物であることを特徴とするクロロガリウムフタロシアニン結晶である。
本発明によれば、ゴーストメモリが抑制された電子写真感光体、その製造方法、ならびに、電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することができる。また、本発明によれば、特定の有機化合物を結晶内に含有する特定のクロロガリウムフタロシアニン結晶を提供することができる。
電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す図である。 電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。 実施例で用いた評価用の画像を示す図である。 ハーフトーン画像を形成するための1ドット桂馬パターンの画像を示す図である。 実施例1の湿式ミリング処理する工程で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶のX線回折図である。
本発明は、電子写真感光体の感光層が、有機化合物を結晶内に含有するクロロガリウムフタロシアニン結晶を含有し、該クロロガリウムフタロシアニン結晶が、下記式(1)で示される化合物であることを特徴とする。さらに、有機化合物のハンセン溶解度パラメーターδtotalが24.0以上35.0以下、極性項δPが13.5以上21.0以下、分散項δDが15.0以上19.5以下であることを特徴とする。
Figure 2016014853
構造式(1)中のX〜Xは、それぞれ独立に、水素原子または塩素原子を示す。
本発明者らは、クロロガリウムフタロシアニン結晶に特定のハンセン溶解度パラメーターを有する有機化合物を含有させることで、ポジゴーストの原因となる光照射後の滞留キャリアを効果的に抑制できることを見出した。これは結晶内の有機化合物によって、クロロガリウムフタロシアニンおよびその近傍で滞留しているキャリアの移動が促進されるためであると推測している。クロロガリウムフタロシアニン結晶は、上記式(1)で示される化合物であることが、有機化合物へのキャリア移動の促進に効果的である。
さらに、式(1)で示される化合物において、X〜Xのすべてが水素原子である、またはX〜Xのうち1つが塩素原子であることが好ましい。さらに、クロロガリウムフタロシアニン結晶は、X〜Xのすべてが水素原子である化合物と、X〜Xのうち1つが塩素原子である化合物との混合物であることがより好ましい。なお、クロロガリウムフタロシアニン結晶は、式(1)で示される化合物であれば、単体であっても混合物であっても、ゴーストメモリの抑制効果を得ることが可能である。
ハンセン溶解度パラメーターδtotalは、蒸発潜熱と分子体積から求められる化合物の溶解性を示す数値である。物質間の溶解はこの数値によって溶解のしやすさを判断することができる。有機化合物のδtotalは、24.0以上35.0以下であると、本発明の効果が得られる。これは、クロロガリウムフタロシアニンのδtotal(22.1)に対して、δtotalがこの範囲内にある上記有機化合物は、クロロガリウムフタロシアニンと好ましい相溶性を有し、クロロガリウムフタロシアニン結晶を維持したまま結晶内に含有することができると考えられる。有機化合物のδtotalが24.0未満、35.0より大きいと、クロロガリウムフタロシアニンの結晶性を低下させてキャリア移動を阻害する場合や、有機化合物が結晶内に取り込まれにくい場合がある。ゴーストメモリ抑制効果の観点から、より好ましい有機化合物のδtotalは、24.2以上30.0以下である。
ハンセン溶解度パラメーターの極性項δPは、分極に起因する数値である。有機化合物の極性項δPは、13.5以上21.0以下であると、本発明の効果が得られる。これは、クロロガリウムフタロシアニンのδP(12.0)に対して、極性項δPがこの範囲内である有機化合物は、クロロガリウムフタロシアニンよりも強い分極を起こして、キャリア移動を促進することができると考えられる。有機化合物の極性項δPが13.5未満であると、キャリア移動に十分な分極が起きない場合がある。また、有機化合物の極性項δPが21.0より大きいと、強い分極により有機化合物に移動したキャリアがそのままトラップされてしまう場合がある。ゴーストメモリ抑制効果の観点から、より好ましい有機化合物の極性項δPは、14.0以上18.0以下である。
ハンセン溶解度パラメーターの分散項δDは、Van Der Waalsの近接力に基づく数値である。有機化合物の分散項δDは、15.0以上19.5以下であると、本発明の効果が得られる。これは、クロロガリウムフタロシアニンのδD(18.4)に対して、分散項δDがこの範囲内である有機化合物は、クロロガリウムフタロシアニン結晶中でクロロガリウムフタロシアニンと同等の近接力を示し、結晶の形成を阻害しにくいと考えられる。有機化合物の分散項δDが15.0未満であると、有機化合物がクロロガリウムフタロシアニン結晶内で安定して存在できずに減少する場合がある。また、δDが19.5より大きいと、有機化合物のみで凝集してクロロガリウムフタロシアニン結晶の結晶性を低下させてキャリア移動を阻害する場合がある。ゴーストメモリ抑制効果の観点から、より好ましい有機化合物の分散項δDは、17.7以上19.1以下である。
ハンセン溶解度パラメーターは、Hansen, Charles (2007). Hansen Solubility Parameters: A user’s handbook, Second Edition. Boca Raton,Fla: CRC Press. ISBN 9780849372483 に詳しい記述がある。本発明では、有機化合物のハンセン溶解度パラメーターを求めるために、HSPiP(Hansen Solubility Parameters in Practice) ソフトフェア4th Edition 4.0.08を用いた。
上記特定の有機化合物を結晶内に含有するクロロガリウムフタロシアニン結晶とは、結晶内に特定の有機化合物を取込んでいることを意味する。有機化合物を結晶内に含有するクロロガリウムフタロシアニン結晶は、有機化合物とクロロガリウムフタロシアニンとを湿式ミリング処理することにより得られる。湿式ミリング処理とは、クロロガリウムフタロシアニン結晶と有機化合物および球形状メディアを混合して行う湿式粉砕処理を示す。
上記ハンセン溶解度パラメーター(δtotal、δP、δD)を満足する有機化合物の例として、N−メチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド、2−ピロリドン、N−メチルメタンスルホンアミド、N−プロピルホルムアミド、アセトニトリル、ホルムアミドが挙げられる。各有機化合物のハンセン溶解度パラメーターの数値を以下に記載する。また、これら中でも、N−メチルホルムアミド、およびN−メチルアセトアミドの少なくとも一方が好ましい。
Figure 2016014853
有機化合物の含有量は、クロロガリウムフタロシアニン結晶中のクロロガリウムフタロシアニンに対して0.1質量%以上1.5質量%以下であることが好ましい。この範囲内であると、キャリア移動が促進されることで、よりゴーストメモリ抑制効果に優れると考えられる。クロロガリウムフタロシアニン結晶のクロロガリウムフタロシアニンとは、有機化合物を結晶内に含有するクロロガリウムフタロシアニン結晶のうち有機化合物を除いたもののことを示す。
本発明において、クロロガリウムフタロシアニン結晶の結晶内に含有される有機化合物の含有量は、クロロガリウムフタロシアニン結晶をH−NMR測定してデータを解析することにより求める。測定は以下の条件で行ったものである。
<H−NMR測定>
使用測定器:BRUKER製、AVANCEIII 500
溶媒:重硫酸(D2SO4)
上記クロロガリウムフタロシアニン結晶は、CuKα線のX線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°において7.4°、16.6°、25.5°および28.4°に上位4点のピークを有するクロロガリウムフタロシアニン結晶であることが好ましい。この特定のピークを有するクロロガリウムフタロシアニン結晶であると、ゴースト抑制効果が十分に得られる。
本発明のクロロガリウムフタロシアニン結晶のX線回折の測定は、次の条件で行ったものである。
<粉末X線回折測定>
使用測定機:理学電気(株)製、X線回折装置RINT−TTRII
X線管球:Cu
管電圧:50kV
管電流:300mA
スキャン方法:2θ/θスキャン
スキャン速度:4.0°/min
サンプリング間隔:0.02°
スタート角度(2θ):5.0°
ストップ角度(2θ):40.0°
アタッチメント:標準試料ホルダー
フィルター:不使用
インシデントモノクロ:使用
カウンターモノクロメーター:不使用
発散スリット:開放
発散縦制限スリット:10.00mm
散乱スリット:開放
受光スリット:開放
カウンター:シンチレーションカウンター
また、本発明のクロロガリウムフタロシアニン結晶は、クロロガリウムフタロシアニンを硫酸と混合してヒドロキシガリウムフタロシアニンを得るアシッドペースティング工程によって得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶であることが好ましい。クロロガリウムフタロシアニンの溶解性の点から、硫酸として濃硫酸を用いることが好ましい。
さらには、以下の合成工程、上記アシッドペースティング工程、以下の塩酸処理工程、以下の湿式ミリング工程をこの順に有することで得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶であることが好ましい。合成工程とは、ガリウム化合物とフタロシアニン環を形成する化合物とをクロロ化芳香族化合物中で反応させてクロロガリウムフタロシアニンを合成する工程である。塩酸処理工程とは、アシッドペースティング工程で得られたヒドロキシガリウムフタロシアニンと塩酸水溶液を混合し、クロロガリウムフタロシアニンを得る工程である。湿式ミリング工程とは、塩酸処理工程で得られたクロロガリウムフタロシアニンと有機化合物を混合し、湿式ミリング処理する工程である。この工程を経て得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶は、良好なゴースト抑制効果を示す。塩酸処理工程により、ヒドロキシガリウムフタロシアニンと塩酸水溶液が反応して、クロロガリウムフタロシアニンが得られる。
また、上記合成工程において、ガリウム化合物が三塩化ガリウムであることが好ましい。また、フタロシアニン環を形成する化合物がオルトフタロニトリルであり、クロロ化芳香族化合物がα−クロロナフタレンであることが好ましい。
塩酸処理工程において、ヒドロキシガリウムフタロシアニンと混合する塩酸水溶液の濃度は、反応性の観点から10質量%以上が好ましく、30質量%以上がより好ましい。塩酸水溶液を混合する方法は、ミリング処理あるいは撹拌処理を用いることができる。塩酸水溶液を混合する量は、ヒドロキシガリウムフタロシアニン1molに対して、塩酸水溶液中の塩酸(HCl)が10mol以上であることが好ましい。より好ましくは、100mol以上である。
本発明のクロロガリウムフタロシアニン結晶は、上記有機化合物を結晶内に含有する新規な結晶である。具体的には、有機化合物のハンセン溶解度パラメーターδtotalが24.0以上35.0以下、極性項δPが13.5以上21.0以下、分散項δDが15.0以上19.5以下であり、クロロガリウムフタロシアニンが上記式(1)で示される化合物である。
本発明のクロロガリウムフタロシアニン結晶は、光導電体としての機能に優れ、電子写真感光体以外にも、太陽電池、センサー、スイッチング素子などに適用することができる。
次に、本発明のクロロガリウムフタロシアニン結晶を電子写真感光体における電荷発生物質として適用する場合を説明する。
本発明の電子写真感光体は、支持体および感光層を有する。
感光層は、電荷輸送物質と電荷発生物質を同一の層に含有する単層型感光層、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とに分離した積層型(機能分離型)感光層が挙げられる。電子写真特性の観点から、電荷発生層および該電荷発生層上に形成された電荷輸送層を有する積層型感光層が好ましい。
図2の(a)および(b)は、本発明の電子写真感光体の層構成の一例を示す図である。図2の(a)は単層型感光層を示し、支持体101上に、下引き層102が形成され、下引き層102上に感光層103が形成されている。図2の(b)は積層型感光層を示し、支持体101上に下引き層102が形成され、下引き層102上に電荷発生層104が形成され、電荷発生層104上に電荷発生層105が形成される。
〔支持体〕
支持体は、導電性を有するもの(導電性支持体)であることが好ましい。例えば、アルミニウムやステンレス鋼といった金属または合金製の支持体が挙げられる。また、表面に導電性皮膜を設けてなる金属、プラスチック、または紙製の支持体が挙げられる。
また、支持体の形状としては、例えば、円筒状、フィルム状が挙げられる。
支持体と後述の下引き層との間には、支持体の表面のムラの隠蔽、干渉縞の抑制を目的として、導電層を設けてもよい。導電層は、導電性粒子、結着樹脂、および溶剤を分散させて得られる導電層用塗布液の塗膜を形成し、この塗膜を乾燥/硬化させることによって形成することができる。
導電性粒子としては、例えば、アルミニウム粒子、酸化チタン粒子、酸化スズ粒子、酸化亜鉛粒子、カーボンブラック、銀粒子が挙げられる。結着樹脂としては、例えば、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルブチラール、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂が挙げられる。導電層用塗布液の溶剤としては、例えば、エーテル系溶剤、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤が挙げられる。
導電層の膜厚は、5〜40μmであることが好ましく、10〜30μmであることがより好ましい。
支持体と感光層との間には、バリア機能や接着機能を持つ下引き層(中間層とも呼ばれる。)を設けることもできる。下引き層は、結着樹脂、および溶剤を混合させることによって調製された下引き層用塗布液の塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させて下引き層を形成することができる。
下引き層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、メチルセルロース、カゼイン、ポリアミド、にかわ、ゼラチンが挙げられる。下引き層の膜厚は、0.1〜10μmであることが好ましく、0.3〜5.0μmであることがより好ましい。
〔感光層、電荷発生層〕
感光層が積層型感光層である場合、電荷発生層は、電荷発生物質として本発明のクロロガリウムフタロシアニン結晶を含有する。電荷発生層は、クロロガリウムフタロシアニン結晶および結着樹脂を溶剤に混合し、電荷発生層用塗布液を調製する。そして、この塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることによって形成することができる。クロロガリウムフタロシアニン結晶を分散させる場合では、結着樹脂を加えていればクロロガリウムフタロシアニン結晶の結晶型は変化しない。
電荷発生層の膜厚は、0.05〜1μmであることが好ましく、0.1〜0.3μmであることがより好ましい。
電荷発生層中の電荷発生物質の含有量は、電荷発生層の全質量に対して30〜90質量%であることが好ましく、50〜80質量%であることがより好ましい。
電荷発生層に用いられる電荷発生物質として、本発明のクロロガリウムフタロシアニン結晶以外のものを併用してもよい。その場合、本発明のクロロガリウムフタロシアニン結晶は、電荷発生物質の全質量に対して50質量%以上であることが好ましい。
電荷発生層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリエステル、アクリル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリビニルブチラール、ポリスチレン、ポリビニルアセテート、ポリサルホン、ポリアリレート、塩化ビニリデン、アクリロニトリル共重合体、ポリビニルベンザールが挙げられる。これらの中でも、ポリビニルブチラール、ポリビニルベンザールが好ましい。
〔感光層、電荷輸送層〕
電荷輸送層は、電荷輸送物質および結着樹脂を溶剤に溶解させて調製された電荷輸送層用塗布液の塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることによって形成することができる。
電荷輸送物質としては、例えば、トリアリールアミン化合物、ヒドラゾン化合物、スチルベン化合物、ピラゾリン化合物、オキサゾール化合物、チアゾール化合物、トリアリルメタン化合物が挙げられる。これらの中でも、トリアリールアミン化合物が好ましい。
電荷輸送層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリエステル、アクリル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリビニルアセテート、ポリサルホン、ポリアリレート(polyarylate)、塩化ビニリデン、アクリロニトリル共重合体が挙げられる。これらの中でも、ポリカーボネート、ポリアリレートが好ましい。
電荷輸送層の膜厚は、5〜40μmであることが好ましく、10〜25μmであることがより好ましい。電荷輸送層中の電荷輸送物質の含有量は、電荷輸送層の全質量に対して20〜80質量%であることが好ましく、30〜60質量%であることがより好ましい。
感光層が単層型感光層である場合、単層型感光層用塗布液の塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることによって形成することができる。単層型感光層用塗布液は、電荷発生物質として本発明のクロロガリウムフタロシアニン結晶、電荷輸送物質、結着樹脂、および溶剤を混合させることよって調製することができる。
感光層上には、感光層を保護することを目的として、保護層を設けてもよい。
保護層は、結着樹脂を溶剤に溶解させて調製された保護層用塗布液の塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させることによって形成することができる。保護層に用いられる結着樹脂としては、例えば、ポリビニルブチラール、ポリエステル、ポリカーボネート、ナイロン、ポリイミド、ポリアリレート、ポリウレタン、スチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン−アクリル酸コポリマー、スチレン−アクリロニトリルコポリマーが挙げられる。
また、保護層に電荷輸送能を持たせるために、電荷輸送能(正孔輸送能)を有するモノマーを種々の重合反応、架橋反応を用いて硬化させることによって保護層を形成してもよい。具体的には、連鎖重合性官能基を有する電荷輸送性化合物(正孔輸送性化合物)を重合または架橋させ、硬化させることによって保護層を形成することが好ましい。
保護層の膜厚は、0.05〜20μmであることが好ましい。
上記各層の塗布液を塗布する方法としては、例えば、浸漬塗布法(ディッピング法)、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ビードコーティング法、ブレードコーティング法、ビームコーティング法が挙げられる。
電子写真感光体の表面層となる層には、導電性粒子、紫外線吸収剤、フッ素原子含有樹脂粒子などの潤滑性粒子を含有させてもよい。導電性粒子としては、例えば、酸化スズ粒子などの金属酸化物粒子が挙げられる。
図1は、電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す図である。
円筒状(ドラム状)の電子写真感光体1は、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。
電子写真感光体1の表面(周面)は、回転過程において、帯電手段(一次帯電手段)3により、正または負の所定電位に帯電される。次いで、電子写真感光体1の表面には、露光手段(像露光手段)(不図示)から露光光(像露光光)4が照射され、目的の画像情報に対応した静電潜像が電子写真感光体1の表面に形成される。露光光4は、例えば、スリット露光やレーザービーム走査露光といった露光手段から出力される、目的の画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して強度変調された光である。
電子写真感光体1の表面に形成された静電潜像は、現像手段5内に収容された現像剤(トナー)で現像(正規現像または反転現像)され、電子写真感光体1の表面にはトナー像が形成される。電子写真感光体1の表面に形成されたトナー像は、転写手段6により、転写材Pに転写されていく。このとき、転写手段6には、バイアス電源(不図示)からトナーの保有電荷とは逆極性の電圧(転写バイアス)が印加される。また、転写材Pは、転写材供給手段(不図示)から電子写真感光体1の回転と同期して取り出されて、電子写真感光体1と転写手段6との間に給送される。
トナー像が転写された転写材Pは、電子写真感光体1の表面から分離されて、定着手段8へ搬送されて、トナー像の定着処理を受け、画像形成物(プリント、コピー)として電子写真装置の外へプリントアウトされる。
トナー像が転写材Pに転写された後の電子写真感光体1の表面は、クリーニング手段7により、転写残りの現像剤(転写残りトナー)などの付着物の除去を受けて清浄される。また、転写残トナーを現像手段などで回収することもできる(クリーナーレスシステム)。
さらに、電子写真感光体1の表面は、前露光手段(不図示)からの前露光光(不図示)が照射され、除電処理された後、繰り返し画像形成に使用される。なお、図1に示すように、帯電手段3が帯電ローラーなどを用いた接触帯電手段である場合は、前露光手段は必ずしも必要ではない。
電子写真感光体1、帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手段7などの構成要素のうち、複数の構成要素を容器に納めて一体に支持してプロセスカートリッジを形成してもよい。このプロセスカートリッジを電子写真装置本体に対して着脱自在に構成することができる。例えば、帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手段7から選択される少なくとも1つの手段を電子写真感光体1とともに一体に支持してカートリッジ化する。そして、電子写真装置本体のレールといった案内手段10を用いて電子写真装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ9とすることができる。
露光光4は、電子写真装置が複写機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や透過光であってもよい。または、センサーで原稿を読み取り、信号化し、この信号に従って行われるレーザービームの走査、LEDアレイの駆動、液晶シャッターアレイの駆動などにより放射される光であってもよい。
以下に、具体的な実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明は、これらに限定されるものではない。以下に示す「部」は、「質量部」を意味する。なお、実施例および比較例の電子写真感光体の各層の膜厚は、渦電流式膜厚計(FISCHERSCOPE、フィッシャーインスツルメント社製)、または単位面積当たりの質量から比重換算で求めた。
〔合成例1〕
オルトフタロニトリル36.7部、三塩化ガリウム25部、α−クロロナフタレン300部を窒素雰囲気下200℃で5.5時間反応させた後、130℃で生成物を濾過した。得られた生成物をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて140℃で2時間分散洗浄した後、濾過し、濾取物をメタノールで洗浄乾燥し、クロロガリウムフタロシアニンを46部得た。このクロロガリウムフタロシアニンは、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θの7.4°、16.6°、25.5°及び28.3°にピークを有する結晶形の結晶であった。
〔合成例2〕
1,3−ジイミノイソインドリン30部、三塩化ガリウム8部、ジメチルスルホキシド230部を窒素雰囲気下160℃で6時間反応させた後、130℃で生成物を濾過した。得られた生成物をN,N−ジメチルホルムアミドを用いて140℃で2時間分散洗浄した後、濾過し、濾取物をメタノールで洗浄乾燥し、クロロガリウムフタロシアニン28部を得た。このクロロガリウムフタロシアニンは、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θの27.1°にピークを有する結晶形の結晶であった。
〔実施例1〕
<アシッドペースティング工程>
合成例1で得られたクロロガリウムフタロシアニン24部を温度5℃の濃硫酸750部に溶解させ、氷水2500部中に攪拌下に滴下して再析出させた。これを減圧濾過した。このときにフィルターとして、No.5C(アドバンテック社製)を用いた。その後、2%アンモニア水で30分分散洗浄し、次いでイオン交換水で分散洗浄を4回行った。最後にフリーズドライ(凍結乾燥)を行い、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を97%の収率で得た。このヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶は、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θの6.9°および26.4°にピークを有する結晶形の結晶であった。
<塩酸処理工程>
アシッドペースティング工程で得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶10部と、濃度35質量%で温度23℃の塩酸水溶液200部を混合して、マグネチックスターラーで90分撹拌した。塩酸水溶液を混合した量は、ヒドロキシガリウムフタロシアニン1molに対して、塩酸は118molであった。撹拌後、氷水で冷却された1000部のイオン交換水に滴下して、マグネチックスターラーで30分撹拌した。これを減圧濾過した。このときにフィルターとして、No.5C(アドバンテック社製)を用いた。その後、温度23℃のイオン交換水で分散洗浄を4回行った。このようにしてクロロガリウムフタロシアニン結晶9部を得た。このクロロガリウムフタロシアニン結晶は、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θの7.1°、16.6°、25.7°、27.4°および28.3°にピークを有する結晶形の結晶であった。
<湿式ミリング工程>
塩酸処理工程で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶0.5部、有機化合物としてN−メチルホルムアミド10部、および直径1mmのガラスビーズ15部を室温(23℃)下、ボールミルでミリング処理を24時間行った。この分散液からテトラヒドロフランを用いてクロロガリウムフタロシアニン結晶を取り出し、濾過し、濾過器上をテトラヒドロフランで十分に洗浄した。濾取物を真空乾燥させて、クロロガリウムフタロシアニン結晶を0.43部得た。このクロロガリウムフタロシアニン結晶は、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θの7.4°、16.6°、25.4°および28.3°にピークを有する結晶形の結晶であった。結晶形の測定結果(X線回折図)を図5に示す。
H−NMR測定により、プロトン比率から換算して、このクロロガリウムフタロシアニン結晶中のクロロガリウムフタロシアニンに対して、N−メチルホルムアミドが0.41質量%含有されていることが確認された。
<電子写真感光体を製造する工程>
直径24mm、長さ257.5mmのアルミニウムシリンダー(JIS−A3003、アルミニウム合金)を支持体(導電性支持体)とした。
まず、酸化スズで被覆された硫酸バリウム粒子(商品名:パストランPC1、三井金属鉱業(株)製)60部、酸化チタン粒子(商品名:TITANIXJR、テイカ(株)製)15部、レゾール型フェノール樹脂(商品名:フェノライトJ−325、大日本インキ化学工業(株)製、固形分70質量%)43部、シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レシリコーン(株)製)0.015部、シリコーン樹脂粒子(商品名:トスパール120、東芝シリコーン(株)製)3.6部、2−メトキシ−1−プロパノール50部、および、メタノール50部をボールミルに入れ、20時間分散処理することによって、導電層用塗布液を調製した。この導電層用塗布液を支持体上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を1時間140℃で加熱して硬化させることによって、膜厚が15μmの導電層を形成した。
次に、共重合ナイロン(商品名:アミランCM8000、東レ(株)製)10部、および、メトキシメチル化6ナイロン(商品名:トレジンEF−30T、帝国化学(株)製)30部を、メタノール400部/n−ブタノール200部の混合溶剤に溶解させることによって、下引き層用塗布液を調製した。この下引き層用塗布液を導電層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を6分間80℃で乾燥させることによって、膜厚が0.42μmの下引き層を形成した。
次に、湿式ミリング工程で得られたクロロガリウムフタロシアニン結晶(電荷発生物質)2部、ポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)1部、およびシクロヘキサノン52部を、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルに入れ、6時間分散処理した。その後、酢酸エチル75部を加えることによって、電荷発生層用塗布液を調製した。この電荷発生層用塗布液を下引き層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、得られた塗膜を10分間100℃で乾燥させることによって、膜厚が0.20μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記式(C−1)で示される化合物(電荷輸送物質(正孔輸送性化合物))28部、
Figure 2016014853
下記式(C−2)で示される化合物(電荷輸送物質(正孔輸送性化合物))4部、
Figure 2016014853
および、ポリカーボネート(商品名:ユーピロンZ200、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製)40部を、モノクロロベンゼン200部/ジメトキシメタン50部の混合溶剤に溶解させることによって電荷輸送層用塗布液を調製した。この電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布して塗膜を形成し、塗膜を30分間120℃で乾燥させることによって、膜厚が18μmの電荷輸送層を形成した。
このようにして、円筒状(ドラム状)の実施例1の電子写真感光体を製造した。
〔実施例2〕
実施例1において、アシッドペースティング工程時に用いるクロロガリウムフタロシアニンを合成例1から合成例2のクロロガリウムフタロシアニンに変更し、湿式ミリング工程の処理時間を1時間に変更した。それ以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〔実施例3〕
合成例1で得られたクロロガリウムフタロシアニン0.5部、および直径1mmのガラスビーズ15部を室温(23℃)下、ペイントシェーカーでミリング処理を24時間行い微細化されたクロロガリウムフタロシアニンを得た。このクロロガリウムフタロシアニン結晶を、湿式ミリング工程の時間を120時間に変更した以外は、実施例1に記載の湿式ミリング工程および電子写真感光体を製造する工程と同様にして、実施例3の電子写真感光体を製造した。この実施例では、アシッドペースティング工程および塩酸処理工程は、行わなかった。
〔実施例4〕
実施例3において、湿式ミリング工程の処理時間を4時間に変更した以外は、実施例3と同様にして電子写真感光体を製造した。
〔実施例5〕
実施例1において、湿式ミリング工程で用いたN−メチルホルムアミド10部をN−メチルアセトアミド10部に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〔実施例6〕
実施例2において、湿式ミリング工程で用いたN−メチルホルムアミド10部をN−メチルアセトアミド10部に変更した以外は、実施例2と同様にして電子写真感光体を製造した。
〔実施例7〕
実施例3において、湿式ミリング工程で用いたN−メチルホルムアミド10部をN−メチルアセトアミド10部に変更した以外は、実施例3と同様にして電子写真感光体を製造した。
〔実施例8〕
実施例4において、湿式ミリング工程で用いたN−メチルホルムアミド10部をN−メチルアセトアミド10部に変更した以外は、実施例4と同様にして電子写真感光体を製造した。
〔実施例9〜14〕
実施例1において、湿式ミリング工程で用いたN−メチルホルムアミドを表2に記載の有機化合物に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
上記実施例1〜14において、湿式ミリング工程後のクロロガリウムフタロシアニン結晶は、式(1)中のX〜Xのすべてが水素原子であるクロロガリウムフタロシアニンと、式(1)中のX〜Xの1つが塩素原子であるクロロガリウムフタロシアニンの混合物を有するものである。
〔比較例1〕
実施例3において、湿式ミリング工程で用いたN−メチルホルムアミドをN,N−ジメチルホルムアミドに変更した以外は、実施例3と同様にして電子写真感光体を製造した。
〔比較例2〕
実施例3において、湿式ミリング工程で用いたN−メチルホルムアミドをジメチルスルホキシドに変更した以外は、実施例3と同様にして電子写真感光体を製造した。
〔比較例4〕
実施例1において、湿式ミリング工程で用いたN−メチルホルムアミドをベンジルアルコールに変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〔比較例5〕
実施例2において、湿式ミリング工程で用いたN−メチルホルムアミドをベンジルアルコールに変更した以外は、実施例2と同様にして電子写真感光体を製造した。
〔比較例6〕
実施例3において、湿式ミリング工程で用いたN−メチルホルムアミドをベンジルアルコールに変更した以外は、実施例3と同様にして電子写真感光体を製造した。
〔比較例7〕
実施例4において、湿式ミリング工程で用いたN−メチルホルムアミドをベンジルアルコールに変更した以外は、実施例4と同様にして電子写真感光体を製造した。
〔比較例8〜22〕
実施例1において、湿式ミリング工程で用いたN−メチルホルムアミドを表1に記載の有機化合物に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を製造した。
〔実施例1〜14および比較例1〜22の評価〕
各実施例および各比較例で製造した電子写真感光体について、温度23℃/湿度50%の常温常湿環境下でゴースト画像の評価を行った。評価は、ヒューレットパッカード社製のレーザービームプリンター(商品名:LaserJet Pro400Color M451dn)の改造機を用いて行った。改造として、露光光(画像露光光)の光量が可変となるようにした。
シアン色用プロセスカートリッジに製造した電子写真感光体を装着し、装置から現像用カートリッジを抜き取り、そこに電位測定装置を挿入した。これを、プリンターのシアン色用プロセスカートリッジのステーションに装着し、明部電位(Vl)が−150Vになるように露光光の光量の設定を行った。電位測定装置は、現像用カートリッジの現像位置に電位測定プローブ(商品名:model6000B−8、トレック・ジャパン(株)製)を配置することで構成されており、電子写真感光体に対する電位測定プローブの位置は、ドラム軸方向の中央とした。そして、電子写真感光体の中央部の電位を表面電位計(商品名:model344、トレック・ジャパン(株)製)を使用して測定している。
その後、電位測定装置をはずし、現像用カートリッジをもとの状態にもどし、初期のゴースト画像評価をおこなった。
ゴースト評価用の画像としては、図3に示すように、画像の先頭部の白画像中に黒い四角の画像(黒画像)を出した後、ハーフトーン画像を用いた。ハーフトーン画像は、図4に示す1ドット桂馬パターンで印字した。
ゴースト画像の評価は、X−Rite(株)製の分光濃度計(商品名:X−Rite504/508)を用いた。出力画像のうち、ゴースト部(ゴーストが生じうる部分)のマクベス濃度から1ドット桂馬パターンのハーフトーン画像のマクベス濃度を差し引き、これをゴースト画像濃度とした。これを1枚の出力画像で10点行い、10点の平均値を求めた。
本実験では、ゴースト画像濃度が0.05以上であれば本発明の効果が得られていないレベルであり、0.05未満であれば本発明の効果が得られているレベルとした。
結果を表2および3に示す。
Figure 2016014853
Figure 2016014853
1 電子写真感光体
2 軸
3 帯電手段(一次帯電手段)
4 露光光(像露光光)
5 現像手段
6 転写手段
7 クリーニング手段
8 定着手段
9 プロセスカートリッジ
10 案内手段
P 転写材

Claims (16)

  1. 支持体および該支持体上に形成された感光層を有する電子写真感光体であって、
    該感光層が、有機化合物を結晶内に含有するクロロガリウムフタロシアニン結晶を含有し、
    該有機化合物のハンセン溶解度パラメーターδtotalが24.0以上35.0以下、極性項δPが13.5以上21.0以下、分散項δDが15.0以上19.5以下であり、
    該クロロガリウムフタロシアニン結晶が下記式(1)で示される化合物であることを特徴とする電子写真感光体。
    Figure 2016014853

    (式(1)中のX〜Xは、それぞれ独立に、水素原子または塩素原子を示す。)
  2. 前記有機化合物の含有量が、前記クロロガリウムフタロシアニン結晶中のクロロガリウムフタロシアニンに対して0.1質量%以上1.5質量%以下である請求項1に記載の電子写真感光体。
  3. 前記クロロガリウムフタロシアニン結晶がCuKα線のX線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°において7.4°、16.6°、25.5°および28.4°に上位4点のピークを有する請求項1または2に記載の電子写真感光体。
  4. 前記有機化合物が、N−メチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド、2−ピロリドン、N−メチルメタンスルホンアミド、N−プロピルホルムアミド、アセトニトリル、及びホルムアミドからなる群より選択される少なくとも1つである請求項1から3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  5. 前記有機化合物のハンセン溶解度パラメーターδtotalが、24.2以上30.0以下である請求項1から4のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  6. 前記有機化合物の極性項δPが、14.0以上18.0以下である請求項1から5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  7. 前記有機化合物の分散項δDが、17.7以上19.1以下である請求項1から6のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  8. 前記有機化合物が、N−メチルホルムアミド、及びN−メチルアセトアミドの少なくとも一方である請求項1から7のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、及びクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、
    電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジ。
  10. 請求項1から8のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有する電子写真装置。
  11. 請求項1から8のいずれか1項に記載の電子写真感光体を製造する電子写真感光体の製造方法であって、
    クロロガリウムフタロシアニンを硫酸と混合してヒドロキシガリウムフタロシアニンを得るアシッドペースティング工程を有することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
  12. 請求項11に記載の電子写真感光体の製造方法が、
    ガリウム化合物とフタロシアニン環を形成する化合物とをクロロ化芳香族化合物中で反応させてクロロガリウムフタロシアニンを合成する合成工程、
    該合成工程で得られたクロロガリウムフタロシアニンを用いて前記アシッドペースティング工程を行い、前記ヒドロキシガリウムフタロシアニンを得る工程、
    前記ヒドロキシガリウムフタロシアニンと塩酸水溶液を混合し、クロロガリウムフタロシアニンを得る塩酸処理工程、
    該塩酸処理工程で得られた該クロロガリウムフタロシアニンと前記有機化合物を混合し、湿式ミリング処理し前記クロロガリウムフタロシアニン結晶を得る工程、および
    前記クロロガリウムフタロシアニン結晶を含有する感光層を形成する工程、
    をこの順に有することを特徴とする請求項11に記載の電子写真感光体の製造方法。
  13. 前記塩酸水溶液の濃度が10質量%以上であり、ヒドロキシガリウムフタロシアニン1molに対して塩酸が10mol以上である請求項12に記載の電子写真感光体の製造方法。
  14. 前記感光層が電荷発生層、該電荷発生層上に形成された電荷輸送層を有し、
    前記感光層を形成する工程が、前記クロロガリウムフタロシアニン結晶を含有する該電荷発生層を形成する工程である請求項12または13に記載の電子写真感光体の製造方法。
  15. クロロガリウムフタロシアニン結晶が、有機化合物を結晶内に含有し、
    該有機化合物のハンセン溶解度パラメーターδtotalが24.0以上35.0以下、極性項δPが13.5以上21.0以下、分散項δDが15.0以上19.5以下であり、
    該クロロガリウムフタロシアニン結晶が下記式(1)で示される化合物であることを特徴とするクロロガリウムフタロシアニン結晶。
    Figure 2016014853

    (式(1)中のX〜Xは、それぞれ独立に、水素原子または塩素原子を示す。)
  16. 前記クロロガリウムフタロシアニン結晶が、CuKα線のX線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°において7.4°、16.6°、25.5°および28.4°に上位4点のピークを有する請求項15に記載のクロロガリウムフタロシアニン結晶。
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