JP2016005859A - モジュール式スタンションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】翼アセンブリを支持する装置を提供する。【解決手段】互いに異なる所定の高さをそれぞれが有する多数の基台セクション220a、220b、220c220dが用意される。可動プラットフォーム200が複数の基台セクションを担持し、複数の翼アセンブリ支持セクション208は、基台セクションに載置され、翼アセンブリコネクタを備え、翼アセンブリコネクタは、第1の面、および第1の面に対してほぼ垂直な第2の面内を移動可能である。高さ差分が、翼アセンブリ支持高さと、プラットフォームの高さと翼アセンブリ支持セクションの底面に対する翼アセンブリコネクタの高さとを組み合わせた高さとの間で定められる。基台セクションの少なくとも1つが、その高さ差分を近似する所定の高さであり、プラットフォーム上に担持される。翼アセンブリ支持セクションが、その基台セクション上に担持される。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に、比較的大きく細長い構造物を支持する構成、システム、および方法に関する。より具体的には、本開示のある種の態様は、容易に高さが変えられるスタンションを使用することができる、航空機の翼アセンブリの製造、整備、検査、試験、および評価を行うための構成、システム、および方法に関する。
細長い構成要素、特に航空機の翼の製造では、様々な高さの支持台(スタンションとも呼称される)が必要になることがある。特に航空機翼の場合にそうなることがあり、航空機翼の厚さは、翼の根元(そこで翼が航空機の胴体に取り付けられる)からその種翼の先端へ進むにつれて、かなり変化し得る。翼を適切に支持するために、通常、多数のスタンションが、翼の両側の全長に亘って使用される。これらスタンションは、特定の翼モデルの個々の位置を支持するために、それらに限定されないが、支持すべき重量、設計公差、作業ならびに/または検査の種類および量などを含めて多数の要因に応じて、それぞれ固有の高さであることが必要とされ得る。さらに、支持台またはスタンションは、支持することに加えて、組立または移送中、細長い構成要素の正しい位置合わせを行うことができることが必要とされ得る。場合によっては、支持台は、支持機能に加えて、ジグとして機能することが必要になり得る。さらに、ある範囲の位置合わせ構成内での操作性が必要になり得る。製造、整備、検査、試験、評価などを必要とし得る翼モデルが多様であることを考えると、様々な翼モデルおよび/または構成のそれぞれに対して個別あつらえのスタンションの製作は、費用が掛かり、労力を要し得、かつ製造スケジュールに悪影響を及ぼす恐れがある。
さらに、航空機翼などの細長い構成要素の移送では、スタンションの下の起伏状態の変化を相殺するために、支持台の高さの調節を必要とし得る。たとえば、作業場または組立作業フロアを横切って細長い構成要素を移動すると、平坦でないまたは凸凹のある床面を横切って移動する際、荷重の変動を生じる恐れがある。このタイプの荷重変動は、場合によっては、細長い構成要素の構造健全性に悪影響を及ぼす恐れがある。搬送中に細長い構造物に沿って変化する荷重の配分および/または再配分が、場合によっては搬送中の測定および高さ/荷重の調節を含めて、必要になり得る。さらに、ある種の場合には、細長い構成要素を移送すると、特定の組立作業に望ましい所定の位置からの偏移を相殺するために、場合によっては荷重変動を伴わないように、1つまたは複数の回転軸または1つまたは複数の面に沿った支持台の配置および/または再配置が必要になることがある。
翼およびその他の細長い構造物を支持する通常の従来の手法のさらに多くの限界および短所を、それらシステムを本開示に示される教示および例と比較することによって、当業者に対して明らかにすることができる。
上記で論じた問題、ならびに他の潜在的問題に対処するシステム、方法、および装置を提供し、さらに、様々な航空機翼モデルの生産システム用に容易に再構成できるモジュール式スタンションシステムを提供することが望ましい。さらに、高さを容易に調節可能なスタンションを使用することによって、製造、整備、検査、試験、および/または評価に際し、航空機翼および/または他の細長い構造物を支持するための構成、システム、および方法を提供することが有益である。さらに、高さを容易に調節可能なスタンションを使用することによって、上記のような工程に際し、航空機翼および/または他の細長い構造物の位置合わせを適切に行える構成、システム、および方法を提供することが有益である。
簡単に言えば、本明細書に開示されるモジュール式スタンションシステムの実施形態例は、予め選択された高さの1つまたは複数の下側基台セクションと共に、作動システム、制御機構、可動摺動テーブルを有する、所定または予め選択された高さの上側セクションを備え得る。この構成が、下側基台を異なる高さの別の下側基台と交換することによってスタンションの全体高さを変えることができるので、様々な航空機翼モデルまたは他の細長い構造物に対して迅速に構成可能かつ/または再構成可能なスタンションを実現する。スタンションシステムを翼に連結する取付け状態は、アームを上側セクション上の摺動テーブルに装着することによって、必要または所望に応じて変化させることができる。スタンションを支持するために1つまたは複数の他の同様なモジュール式可動プラットフォームと連結して使用する、やはり所定の大きさおよび/または高さであるモジュール式可動プラットフォームを用意することができる。本明細書に開示されるモジュール式スタンションシステムのさらに別の実施形態例は、それに連結されたロードセルを備え得、各ロードセルは、1つのアームに掛かる荷重を自動的に求める。複数のロードセルを制御システムと通信させることができ、制御システムは、ロードセル同士の作動を連係させることができ、スタンションの上側セクション上のアームに対して高さ調節を行うことができる。
その結果、実質的に、少なくとも1つの図に関連して示され、かつ/または説明され、特許請求の範囲により完全に記載されるような、翼および/または他の細長い構造物の支持を容易にする構成、システム、および方法が開示される。
本開示の例は、全体的に、1つまたは複数の翼または他の細長い構造物を支持する方法および装置を対象としている。一実施形態例では、支持面に対して翼アセンブリ支持高さに翼アセンブリを支持するシステムまたは装置が開示され、装置は、第1の高さを有する少なくとも1つの可動プラットフォームと、互いに異なる所定の高さをそれぞれが有する複数の基台セクションとを備える。複数の翼アセンブリ支持セクションが用意され、翼アセンブリコネクタが、複数の翼アセンブリ支持セクションのそれぞれに連結されている。少なくとも1つの翼アセンブリコネクタが、第1の面、および第1の面に対してほぼ垂直な第2の面内で移動可能になるように構成されている。各翼アセンブリ支持セクションが底面を定め、翼アセンブリコネクタは底面から第2の高さにある。可動プラットフォームおよび少なくとも1つの翼アセンブリコネクタは、第1の高さと第2の高さとの和が翼アセンブリ支持高さより小さくなるように構成され、その結果、第1の高さと第2の高さとの和と翼アセンブリ支持高さとの差が、高さ差分を定める。基台セクションの少なくとも1つが、その高さ差分を近似する所定の高さであり、プラットフォーム上に担持される。そして、翼アセンブリ支持セクションが、高さ差分を近似する所定の高さの、多数の基台セクションのその少なくとも1つの上に担持される。翼アセンブリコネクタの少なくとも2つがそれぞれアームを備え、第1の面が支持面に対してほぼ垂直であり、第2の面が支持面に対してほぼ平行である。翼アセンブリコネクタの少なくとも2つが、それぞれ、それらに連結されたロードセルを有し、各ロードセルが、1つのアームに掛かる荷重を自動的に求める。その種実施形態例が、第1の面に対してほぼ平行で、第2の面に対してほぼ垂直である第3の面内で移動可能であるアームを備え得る。
別の実施形態例は、少なくとも2つの翼アセンブリコネクタのそれぞれに連結された昇降装置を備え得、昇降装置は、アームを第2の面内で自動的に移動させるように作動可能である。その種実施形態例は、少なくとも2つのロードセルおよび少なくとも2つの計測装置と通信し、ロードセルおよび/または計測装置の作動を連係させる制御システムをさらに備え得る。さらに、制御システムは、少なくとも2つのアーム上の荷重を配分または再配分し、かつ/またはジグ設定位置を確立または再確立する働きをするようにアームを1つまたは複数の面内で移動させるべく、昇降装置を自動的に動かすように作動可能であり得る。
さらに別の実施形態例は、複数の可動プラットフォームを互いに選択的に結合する少なくとも1つのクランプ機構を備える多数、または複数の可動プラットフォームを備え得る。複数の可動プラットフォームのそれぞれは、第1の側端と、第1の側端とはほぼ反対側に第2の側端とを備え得、少なくとも1つの第1のクランプ機構を複数の可動プラットフォームのそれぞれの第1の側端上に設けることができ、少なくとも1つの第2のクランプ機構を複数の可動プラットフォームのそれぞれの第2の側端上に設けることができ、第1のクランプ機構と第2のクランプ機構とが互いに協働して、複数の可動プラットフォームを互いに選択的に結合する。それに加えてあるいはその代わりに、少なくとも1つの雄指標機構を複数の可動プラットフォームのそれぞれの前面に設けることができ、少なくとも1つの雌指標機構を複数の可動プラットフォームのそれぞれの後面に設けることができ、第1の指標機構と第2の指標機構とが互いに協働して、複数の可動プラットフォームを互いに選択的に位置合わせする。
別の実施形態例では、各プラットフォームの第1の側端および第2の側端が開口を形成し得、第1の側端と第2の側端との間に延在し、第1の側端および第2の側端のそれぞれの開口に連通する隔室を設けることができる。隔室へのアクセスを選択的に可能にするために可動プラットフォームに枢動的に取り付けられた扉を設けることができる。
ある実施形態例は、可動プラットフォームが支持面を動き廻ることを可能にする複数の車輪を備える可動プラットフォームを備え得る。
さらに別の実施形態例は、隔室と、隔室と連通する少なくとも1つのアクセス扉とを形成する少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクションを備え得る。
さらに別の実施形態例は、少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクションと基台セクションの少なくとも1つとの間に挿入された可動テーブルを備える少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクションを備え得、可動テーブルは、アセンブリ支持セクションと少なくとも1つの基台セクションとの間でほぼ直線的相対移動が可能なように構成されている。
さらに、ある実施形態例は、可動プラットフォームに連結された、プラットフォームを安定させる少なくとも1つのアウトリガーを備え得る。
本開示の他の例示的態様では、製造、整備、検査、試験、および/または評価に際し、それぞれが異なる所定の高さである一群の基台セクションから選択された基台セクションと組み合わされた、作動システム、制御機構、および可動テーブルを有する全般的に所定の固定された高さの上側セクションを備えるスタンションを使用することによって、航空機翼および/または他の細長い構造物を支持する構成、システム、および方法が開示される。
本開示の別の例示的実施形態では、支持面に対して翼アセンブリ支持高さに翼アセンブリを支持する方法であって、少なくとも1つの翼アセンブリを用意するステップと、第1の高さを有する少なくとも1つの可動プラットフォームを用意するステップと、互いに異なる所定の高さをそれぞれが有する多数の基台セクションを用意するステップと、基台セクションの数にその数が対応する複数のアセンブリ支持セクションと、第1の面、および第1の面に対してほぼ垂直な第2の面内を、翼アセンブリ支持セクションのそれぞれの上で移動可能な翼アセンブリコネクタとを用意するステップであって、翼アセンブリ支持セクションが底面を定め、翼アセンブリコネクタが底面から第2の高さにある、ステップと、翼アセンブリコネクタの少なくとも2つのそれぞれに、それらに連結されたロードセルを用意するステップであって、各ロードセルが、1つのコネクタに掛かる荷重を自動的に求める、ステップと、翼アセンブリコネクタの少なくとも2つのそれぞれに、それらに連結された計測装置を用意するステップであって、各計測装置が、1つのコネクタに関する位置データを自動的に求める、ステップと、ロードセルおよび計測装置と通信する制御システムを用意するステップと、可動プラットフォームの第1の高さと、翼アセンブリセクションの底面からの翼アセンブリコネクタの第2の高さとを合計するステップと、翼アセンブリ支持高さに対して第1の高さと第2の高さとの合計を比較することによって、高さ差分を求めるステップと、その高さ差分を近似する所定の高さの、多数の基台セクションの1つを選択し、多数の基台セクションのその選択された1つをプラットフォーム上に配置するステップと、翼アセンブリ支持セクションを、多数の基台セクションの選択された1つの上に配置するステップと、翼アセンブリを支持するために、翼アセンブリコネクタを翼アセンブリに連結するステップとを含む方法が提供される。
別の実施形態例では、方法が、少なくとも2つの翼アセンブリコネクタのそれぞれに連結された昇降装置を用意することを含み、昇降装置は、アームを第2の面内で自動的に移動させるように作動可能である。方法は、たとえば、支持面を横切って翼アセンブリを移動させるとき、ロードセルによって測定されたコネクタ上の荷重を配分または再配分するために、昇降装置を用いて翼アセンブリコネクタを1つまたは複数の面に沿って調節することをさらに含み得る。一部の実施形態では、方法は、計測装置によって測定されたジグ設定位置を確立または再確立するために、計測データを制御システムに入力し、昇降装置を用いて翼アセンブリコネクタを1つまたは複数の面に沿って調節することをさらに含み得る。
スタンションの数は、一配置例では、翼の大きさ、翼の重量、および設計許容誤差によって決定することができる。スタンションシステム実施形態例はモジュール式設計にすることができるので、上側セクションは、翼を正確な向きに保持するために、作動システム、制御機構、および/または移動式摺動テーブルを備えるように設計することができる。それに応じて、下側の基台セクションは、翼の厚さが翼の根元からその先端まで変化するので、翼を支持するために高さを変化させることができる。スタンションの配置を容易にするために、たとえば結合機構を用いて一体に連結することができるモジュール式車付きプラットフォームを用意することができ、それによって、床または他の支持面に沿って、各スタンションを個々に移動させ、または望むなら、ほぼ水平な面内で纏めて移動させることが可能になる。
本明細書で論じられる特徴、機能、および利点は、様々な例において個々に達成することができ、または、本開示のさらに別の例示的態様において組み合わせることができ、それらのなお一層の詳細が、以下の説明および図面を参照して理解されるであろう。
このように本開示の例示的態様を概括的に説明してきたが、次いで、添付図面を参照する。ただし、それら図面は必ずしも縮尺に則って描かれていない。
モジュール式スタンションのシステムの実施形態例によって支持された航空機翼アセンブリの側面図である。 本開示によって考案されたモジュール式可動プラットフォーム例の透視図である。 本開示によって考案されたスタンション例およびモジュール式可動プラットフォーム例の透視図である。 、および 図3の線2−2に沿って取られた断面図であり、基台セクションに対して第1の位置と第2の位置との間を水平方向に移動する上側スタンション例の図である。 第1の位置と第2の位置との間を移動する上側スタンションのアクチュエータシステム例を示す図4Aおよび4Bと同様な断面図である。 本開示によって考案されたスタンション例およびモジュール式可動プラットフォーム例の平面図である。 航空機生産および運用方法の流れ図である。 航空機の構成図である。 翼アセンブリを支持するための装置例によって支持された航空機翼アセンブリの側面図である。
次いで、本開示の例が、本開示のいくつかの例が全てではないが示されている添付図面を参照して、より十分に以降に説明される。実際には、本開示の様々な例示的態様を、多様な様々な形態で具体化することができ、それらは、本明細書に示される例に限定されると理解されるべきではない。むしろ、これら例は、この開示が、十分かつ完全であり、本開示の範囲を完全に当業者に伝えられるようになされている。同じ参照番号は、全体を通して同じ要素を示す。
本明細書で使用される「および/または」は、列挙された事項の任意の1つまたは複数が、「および/または」によって結合されることを意味する。例として、「xおよび/またはy」は、3要素のセット{(x),(y),(x,y)}のいずれかの要素を意味する。別の例として、「x、y、および/またはz」は、7要素のセット{(x),(y),(z),(x,y),(x,z),(y,z),(x,y,z)}のいずれかの要素を意味する。さらに、本明細書で使用される用語「例示的」は、非限定的な例、実例、または例証としての役を果たすことを意味する。さらに、本明細書で使用される用語、たとえば、または「e.g.,」は、1つまたは複数の非限定的な例、実例、または例証を列挙する先触れである。
全体的に、本開示の一実施形態例では、図1に示される支持面に対して翼アセンブリ支持高さに翼アセンブリを支持するシステムが提供され、本明細書に記載される主題は、全体的に、航空機翼アセンブリ、または簡潔には「翼」(全体として152)などの比較的大きく細長い構造物の水平建造ライン(全体として150)に関する。モジュール式ツーリングスタンド、またはスタンション(全体として200)は、床などの支持面(全体として154)、またはモジュール式車付きプラットフォーム(全体として202)に搭載することができ、組立ラインにおいて、かつ/あるいは整備、検査、試験、および評価のためなどに翼アセンブリ152の支持を容易にする。プラットフォーム202は所定の高さであり、その高さは、約12インチのこともあり、またはその他の適切ないかなる高さでもよい。スタンション200は、様々な航空機モデルの翼寸法および形状、ならびに/または他の細長い構造物に関する生産システムを、製造業者が比較的迅速に構成および/または再構成することを可能にすることができる。
図1、3、4A、4B、および5に示すように、各スタンション200は、ほぼ所定の高さの調節可能な上側セクション(全体として208)のような翼アセンブリ支持セクションを備え得、その上側セクションは、アーム構成(全体として210)、可動摺動テーブル214、作動システム(全体として216)などの構成要素およびシステムを備え得る。下側基台セクション(全体として220)は、所定の高さであり、本明細書に例示的実施形態として示される他の下側セクションと比較して、同様な幅および奥行寸法の構造であり得、かつまた、多数の様々な高さのこの種基台セクションの1つであり得、それぞれが容易に相互に交換可能であり、上側セクション208およびモジュール式車付きプラットフォーム(全体として202)と完全に適合する。この配置によって、様々な寸法/高さ要件を伴う翼の組立に、同じ全体スタンション設計を用いることが可能になる。モジュール式車付きプラットフォーム202は、所定の寸法および構成であり、それによって、通例、基台セクション220に関し、かつスタンション200において、一般に交換可能に使用することができる。
図1は、特に、プラットフォーム202上にそれぞれが担持されている4つのスタンション(200a、200b、200c、200d)を示す。各スタンション200は、基台セクション220a、220b、220c、および220dそれぞれ、ならびに上側セクション208a、208b、208c、および208dそれぞれを備える。スタンション200aは、翼152の最も厚い部分である翼152の根元(全体として156)近くに配置されている。スタンション200b、200c、および200dは、翼152に関して順々に外側遠方に離隔配置され、翼152が整備、検査、試験、評価などされるとき翼152を支持するように働く。スタンション200dは、翼152の根元156に対して外側最遠方に配置され、床154から翼152の支持部への距離は、支持位置が翼152の根元156から先端158へ進むにつれて増加するので、支持のために、スタンション200dは、床154からの高さがスタンション200aより大きくなる。しかし、スタンション200aおよび200dのそれぞれは、一般に交換可能な上側セクション208aおよび208dそれぞれを備え、上側セクション208a、208dのそれぞれは、互いに実質的に同じ高さである。また、スタンション200aおよび200dのそれぞれは、モジュール式車付きプラットフォーム202a、202dそれぞれに搭載され、モジュール式車付きプラットフォーム202のそれぞれは、やはり相互に交換可能であり、すなわち、相互に比較して実質的に同じ高さおよび形状である。
したがって、スタンション200aに比較してスタンション200dが必要とする嵩上げを行い、または追加の高さを与えるために、スタンション200dの基台セクション220dは、スタンション200aの基台セクション220aより高さの大きいものになる。
図2に移ると、モジュール式車付きプラットフォーム202が、より詳細に示されている。プラットフォーム202は、上面240を備え、その上に、図3に示されるように、基台セクション220が、載り、担持される。プラットフォーム202は、前壁242、後壁244(図4A)、左側壁246(図6)、および右側壁248を備える。プラットフォーム202を安定させるアウトリガーアセンブリ(全体として250)が、前壁242および/または後壁244から延出し、そのアウトリガーアセンブリは、床154に接触するように構成され、スロット256内で実質的に直線運動するように摺動的に担持された足254を有するアーム252を備え、スロット252内を足部材254の上側部分258が前後に摺動することができる。足254は、一実施形態例では、アーム252に対して足を上下に移動させることができるように上側ブロック部材258にねじ連結され、それによって、最終的に、アーム252を介して、床154に関する変動に対してプラットフォーム202を水平にし、かつ/または全体的に調整することができるようになる。1つのアウトリガーアセンブリ250のみが示されているが、そのようなアウトリガーアセンブリを、プラットフォーム202の前壁242および/または後壁244の1つまたは両方のチャネル260、262(図3)内に設けることができることを理解されたい。
図6は、アウトリガーアセンブリ250が後壁244に設けられている実施形態例を示す。プラットフォーム202の前壁242は、また、クランプ機構(全体として264)を備え、そのクランプ機構は、ハンドル268およびループまたは留め金266を備え、その留め金は、プラットフォーム202が、図1に示されるように相互に隣接関係に配置されたとき、隣接するプラットフォーム202の隣接前壁242上のフック部材270に係合可能である。図2を参照すると、ハンドル268を、枢動させ、または別様に作動させて、バックル機構および/またはトグルのような方式と同様に、ループ266をフック部材270に係合させ、ループ266をフック部材270内にぴったりと締結および/または固定することができる。同様に、プラットフォーム202の後壁244は、図1に示されるように、隣接するプラットフォーム202の隣接する後壁244同士を連結するために、ループ266とハンドル268との組合せ、およびフック部材270を備え得る(図6)。プラットフォーム202が互いに隣接して配置されると、1つまたは複数のループ266が、1つまたは複数のフック部材270にそれぞれ係合することができ、それぞれのハンドル268を操作して、ループ266をそれぞれのフック部材内に固定させ、それによって隣接するプラットフォーム同士を一体に固定することができる。
プラットフォーム202は、また、両側面246および248上に、隣接するプラットフォーム202を相互に選択的に固定する追加のコネクタ272も備え得る。たとえば、プラットフォーム202の側壁246は、雌コネクタまたは指標機構282と係合する1つまたは複数の雄指標機構、コネクタ280(図6)を備え得、それら雄コネクタおよび雌コネクタは選択的に互いに位置合わせして、隣接するプラットフォーム同士を互いの相対移動に対して、特に互いの側方相対移動に対して(すなわち翼152の長手方向寸法に関して)さらに固定する。
図2に示されるように、プラットフォーム202は、壁244に隣接してプラットフォーム202の全長に延在するワイヤトレー(全体として288)をさらに備え得る。ワイヤトレー288は、配線、ケーブル布線、ホース配管など(図示せず)を隣接するプラットフォーム202間で担持するように構成され、その種配線は開口290を通過させることができ、開口290は、ワイヤトレー288と側面246および248との両方に通じ得る(開口290は図面では側面248のみに示されている)。配線トレー288内で担持される配線、ケーブル布線、ホース配管などは、基台セクション220および/または上側セクション208へ電力、制御信号、加圧空気、および/または油圧ホース配液などを供給することができ、アーム構成210、可動摺動テーブル214、および/または作動システム216を作動させるために、電力および/または制御命令を基台セクション220および/または上側セクション208へ伝送することができる。
図4A、4B、および5に示されるように、プラットフォーム202の基底部分は、基底部分の隅近くに、キャスタ、または車輪(全体として294)備え得る。車輪294は、プラットフォームが動くのを全般的に防止する固定構成と、プラットフォーム202が全般的に自由に床を動き廻れる固定解除位置との間を選択的に操作可能であり得る。車輪294は、また、プラットフォームの最低縁部296の上への引込位置と、車輪294が最低縁部296の下へ延出する延出位置との間を移動するように構成することができ、引込位置では、プラットフォームが最低縁部296によって支持されて床上に静置され(それによってプラットフォームが移動するのを全般的に防止する)、延出位置では、プラットフォームが床上を全般的に自由に動き回ることができる。望むなら、プラットフォームを床154に取り付けるために、ブラケット297(図3)を使用することもできる。
図3、4A、4B、および5は基台セクション220を示し、基台セクション220は、上記で指摘した通り、様々な高さに構成することができる。各基台セクション220は、プラットフォーム202に交換可能に取り付けられるように構成され、望むなら、配線、ケーブル布線、ホース配管などをワイヤトレー288からまたは別様に受け取るように構成されている。基台セクション220は、実施形態例ではほぼ箱形であるが、望むなら、基台セクション220は、それらに限定されないが、開放フレーム構造、円筒構造(図示せず)を含めて、他の形状および構造にすることができることを理解されたい。基台セクション220は、1つまたは複数のアクセスパネルおよび/または扉(全体として298)を、その両側面300、302(図6)および/または前面304または背面に備え得る。1つまたは複数のフランジ306を、基台セクション220の基底に設けることができ、そのフランジ306は、スクリュー、ボルト、簡易着脱締結具(図示せず)などの締結具308がそれを通って基台セクション220をプラットフォーム202に取り付けることができる孔を備え得る。基台セクション220の上面310(図3)は、可動摺動テーブル214を受け止めるように構成され、可動摺動テーブル214によって、上側セクション208が、基台220に対してほぼ直線的に、翼152へ向かい、またそれから離れる方向に、選択的に移動することができる。摺動テーブル上での上側セクション208の移動は、手動で、ならびに/またはモータ式および/もしくは加圧流体式構成(図示せず)を介して行うことができる。
図4Aに示されるように、上側セクション208は、ほぼ箱状形状のキャビネット312を備える。キャビネット312は、キャビネット312内の隔室316へ通じるアクセス扉314(図3)を備える。ヨーク320に担持されているアーム機構210を作動させる作動システム216が、隔室316内部に存在する。ヨーク320は、支承プレート機構(全体として322)上に搭載され、支承プレート機構322は、図5に示すように、ほぼ直線の上下方向の垂直移動を行うように担持されている。ボールスクリュー機構などの昇降装置(全体として324)を、ヨーク320に上記垂直移動を行わせるために使用することができるが、望むなら、そのような垂直移動を行わせるために他の機構(空気圧および/または油圧シリンダ、ケーブル機構などのような)(図示せず)を使用することもできることを理解されたい。ボールスクリュー機構324が、ねじ式支持ブロック構成324bがその上に組み込まれたねじ式シャフト324aを回転させ、ねじ式支持ブロック構成324bは、シャフト324aに対して回転しないように拘束され、その代わりに、図5の矢印324dによって示されるように、シャフト324aに沿ってほぼ直線的に上下に移動する。支持ブロック324bは、ブラケット325(図6)に連結され、ヨーク320は、図6の矢印325aによって示される左右または横方向移動のためにブラケット325上に担持される。支持ブロック324bはブラケット325に連結され、ヨーク320はブラケット325に連結されているので、ヨーク320は、支持ブロック324bおよびブラケット325に対応して垂直方向に移動する。
図4Aに示されるように、一実施形態例では、上側セクション208内の制御機構は、直角駆動歯車減速装置330に連結された1つまたは複数のボールスクリュー機構324を備え得、直角駆動歯車減速装置330はモータ334によって駆動される。ボールスクリューアクチュエータ324cは、歯車減速装置330によって駆動されてボールスクリュー機構324のねじ式シャフト324aを回転させる。モータ334は、図5では垂直に配設されているとして示されているが、望むなら、モータ334は、水平に配設し、または他のなんらかの角度で配設することもできる。モータ334は、1つまたは複数のプラットフォーム202内に担持された配線、ケーブル布線などを介して駆動することができる。
上側セクション208が有する制御機構は、隔室316内に設けることのできる1つまたは複数のロードセル機構(全体として340)を備え得、ロードセル機構340は、アーム機構210に掛かる荷重を自動的に求め、ロードセル344と、ロードセル344に隣接するプルプレート346とを備え得る。ロードセル機構340は、1つまたは複数のプラットフォーム202内に担持された配線、ケーブル布線などを用いて駆動することができる。
ヨーク320はアーム機構210を担持し、アーム機構210は、ヨーク320の受部354に担持される耳352を有するほぼL字形のアーム部材350を備え得る。アーム部材350は、翼152上に設けられた対応および/または対合するカップリング(図示せず)と結合するように構成された翼アセンブリコネクタまたは取付け部分358(図4B)を備え得る。取付け部分358を翼152(または他の細長い構造物)に結合すると、翼152の重量および/または下向きの力の一部分をアーム部材350によって支承することができ、アーム部材350は、その力をボールスクリュー機構324を介して伝達する。翼152からの上側セクション208の遠近を摺動テーブル214を介して調節できること(図4Bの矢印214a方向で)、およびアーム部材350を水平方向に調節でき(ブラケット325上のヨーク320を介して)かつ垂直方向に調節できる(支持ブロック324b上に担持されたヨーク320を介して)ことによって、翼152の桁(図示せず)位置でまたは他の部分などで、アーム部材350を翼152に取り付けることができる様々な自由度が許容される。
翼アセンブリ支持用の装置および/または方法の一部の実施形態は、少なくとも2つの計測装置を備える。計測装置は、装置またはシステムの1つまたは複数のアーム350に関する位置情報を得ることができる。一部の実施形態では、計測装置は1つまたは複数のアームに取り付けられている。本開示の目的に抵触しないあらゆる計測装置を使用することができる。たとえば、計測装置は、1つまたは複数の傾斜運動、軸運動、半径運動、および面運動を測定するように働く1つまたは複数のセンサを備え、それらから構成され、または本質的に構成され得る。そのような構成において、計測装置は、ジグ設定位置に関する所定の許容誤差または値からのアーム350の位置の偏位を修正するために必要なアーム350の位置変更に対応するデータを測定し伝えることができる。ジグ設定位置は、翼152などの細長い構成要素に遂行される特定の組立作業に関する所定のパラメータ、許容誤差、および値を含む。上記の偏位は、たとえば、翼152などの細長い構成要素を移送中またはその後に生じることがある。アーム350の必要または望ましい位置変更は、1つまたは複数の面に沿ったものであり得る。
一部の実施形態例では、制御システム(全体として204)を、翼アセンブリを支持する装置またはシステム内の少なくとも2つのロードセル340および/または少なくとも2つの計測装置(図示せず)と通信状態で配置することができる。制御システム204は、場合によっては、ロードセル340によって得られた情報の働きを調整し、その情報を中継することができる。このタイプの制御システム204は、ロードセル340からの入力に基づいて、ボールスクリュー装置324などの昇降装置を自動的に作動させるように構成することができる。そのような運用性は、その種制御システム204を備えるシステムまたは装置に、装置またはシステムのアーム350への荷重を配分または再配分する能力を付与することができる。制御システム204は、装置またはシステムが翼アセンブリを支持する能力に、たとえば支持面を横切って翼アセンブリを移動させるときのその翼152のような、細長い構造物を搬送または移送中の荷重の不均衡を防止する機構を付与することができる。場合によっては、制御システム204は、計測装置(図示せず)によって得られた情報の働きを調整し、その情報を中継することができる。このタイプの制御システム204は、計測装置(図示せず)からの入力に基づいて、ボールスクリュー装置324などの昇降装置を自動的に作動させるように構成することができる。そのような運用性は、その種制御システム204を備えるシステムまたは装置に、装置またはシステムのジグ設定位置を確立または再確立する能力を付与することができる。制御システム204は、装置またはシステムが翼アセンブリを支持する能力に、たとえば支持面を横切ってその翼アセンブリを移動させるときの翼152のような、細長い構造物を搬送または移送中またはその後のジグ設定位置からの偏位を防止または修正する機構を付与することができる。
少なくとも2つのロードセル340および/または少なくとも2つの計測装置(図示せず)と通信する制御システム204は、本開示の目的に抵触しないいかなる構成をも有し得る。たとえば、制御システム204は、ロードセルおよび/または計測装置がデータ信号を制御システムへそれによって中継することができる有線または無線通信装置を備え得る。制御システム204は、それゆえ、データを様々な方式で解析および中継することができる。場合によっては、制御システムは情報をユーザまたは操作員に示すことができ、ユーザまたは操作員は、次いで、荷重バランスの配分または再配分、および/またはジグ設定位置の確立および/または再確立を行うために、手動または自動的にアームの高さを調節することができる。あるいは、制御システム204が、自動的にロードセル340のデータまたは計測データを解析することができ、ボールスクリュー装置324などの昇降装置を1つまたは複数の面内に沿って調節することによって、ユーザまたは操作員からさらに入力することなしに、荷重を配分もしくは再配分し、かつ/またはジグ設定位置バランスを確立および/もしくは再確立することができる。昇降装置の調節は、所定の時間間隔を超えると、その度毎に行うことができる。非限定的一例では、本明細書に記載の制御システム204は、約10秒の間隔で入力を解析または表示することができる。さらに、そのような実施形態は、荷重を配分もしくは再配分し、またはジグ設定値を確立もしくは再確立するための調節を、10秒間隔で実施することができる。あるいは、昇降装置の調節を、荷重バランスおよび/または翼位置がずれるとリアルタイムに行うこともできる。本開示における「リアルタイム」は、荷重の配分もしくは再配分、またはジグ設定位置の確立または再確立を開始する調節応答が、荷重バランスおよび/または翼もしくはアーム位置に関する所定のパラメータから荷重および/または位置が外れていることを検出した後、約1秒未満の程度で行われることを示す。
制御システム204は、本明細書に記載された機能を達成するように設計された、汎用プロセッサ、内容参照可能メモリ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、任意の適切なプログラム可能論理素子、個別ゲートもしくはトランジスタ論理回路、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せによって実現または具現することができる。このようにして、制御システムは、マイクロプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、状態機械などを備え、それらから構成され、または本質的に構成され得る。また、プロセッサは、たとえば、ディジタル信号プロセッサとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、ディジタル信号プロセッサコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意のそのような構成など、計算素子の組み合させとして実現することができる。実際には、プロセッサモジュールは、制御システム204の作用に関する機能、技法、および処理作業を遂行するように構成された処理論理回路を備え得る。
本開示の他の例示的態様では、製造、整備、検査、試験、および/または評価に際し航空機翼および/または他の細長い構造物を支持する構成、システム、および方法は、作動システム、制御機構、および可動テーブルを有し、ほぼ所定の、または予め選択されかつ/もしくは固定された高さの上側セクションを備えるスタンションを使用し、その上側セクションは、それぞれが異なる所定の高さである一群の基台セクションから選択された1つの基台セクションと組み合わされる。
本開示の諸例は、全体を100として図7に概略的に示されている航空機の製造および運用方法と、全体を102として図8に概略的に示されている航空機とに関連して説明することができ、製造および運用方法100の諸作業および航空機102の構成が、それらの図にブロックおよび/またはモジュールとして示されている。生産準備に際しては、例示的方法100は、航空機102の仕様設定および設計104ならびに材料調達106を含み得る。生産に際しては、構成要素およびサブアセンブリの製造108、ならびに航空機102のシステムインテグレーション110が行われる。その後、航空機102は、認証および引渡し112を経て、運用114に供することができる。顧客による運用の間、航空機102は、定期的な整備および点検修理116がスケジュールされている(それは、変更、再構成、改装なども含み得る)。
方法100のそれぞれのプロセスは、システムインテグレータ、サードパーティ、および/または運用者(たとえば顧客)が実施または遂行することができる。この記述では、システムインテグレータは、それらに限定されないが、任意の数の航空機製造業者および主要システムのサブコントラクタを含み得、サードパーティは、それらに限定されないが、任意の数のベンダ、サブコントラクタ、およびサプライヤを含み得、運用者は、航空会社、リース会社、軍隊、公共機関などであり得る。
図8に示されるように、例示的方法100によって生産される航空機102は、複数のシステム120を有する機体118および内装122を備え得る。高位システム120の例には、推進システム124、電気システム126、油圧システム128、および環境システム130の1つまたは複数が含まれる。任意の数の他のシステムを含めることができる。航空宇宙の例が示されているが、本発明の原理は、自動車産業などの他の産業にも適用することができる。
本明細書に例示される装置および方法は、生産および運用方法100の任意の1つまたは複数の段階で用いることができる。たとえば、生産プロセス段階108に対応する構成要素またはサブアセンブリは、航空機102が運用されている間に生産される構成要素またはサブアセンブリと同じ方式で組み立てまたは製造することができる。また、1つまたは複数の装置例、方法例、またはそれらの組合せを、航空機102の組立を実質的に迅速化しまたはその費用を低減することにより、生産段階108および110に際して使用することができる。同様に、1つまたは複数の装置例、方法例、またはそれらの組合せを、航空機102が運用されている間に、例としてかつ非限定的に、整備および点検修理116のために使用することができる。
本開示は、航空機102の製造および運用方法100、ならびに/または、自動車分野、宇宙分野、重工業分野、船舶および潜水艇海事分野など、他の製造分野に関して適用可能である。
航空機の翼などの細長い構造物を、製造、整備、検査、試験、および/または評価に際して支持する構成、システム、および方法の例示的実施形態が、上記に詳細に説明されている。それらシステムおよび方法は、本明細書に記載の特定の実施形態に限定されることはなく、むしろ、それらシステムの構成要素および/またはそれら方法のステップは、本明細書に記載の他の構成要素および/またはステップとは独立し分離して使用することができる。開示されている寸法範囲は、それらの間の全ての部分的範囲を包含する。さらに、本明細書に記載の用具および構成要素は、それら用具および構成要素に本明細書に記載の機能を果たさせるいかなる材料から製作してもよい。各用具または構成要素、および方法の各ステップは、また、他の構成要素および/または方法のステップと組み合わせて使用することができる。様々な実施形態の特定の特徴がある図面には示され、他の図面には示されていないことがあるが、これは便宜上にすぎない。図面のいかなる特徴も、いかなる他の図面のいかなる特徴とも組み合わせて援用および/または権利主張することができる。
本開示による発明の主題の例示的、非排他的例が、以下、A1項〜G15項に記載されている。
A1.
支持面に対して翼アセンブリ支持高さに翼アセンブリ152を支持する装置であって、
第1の高さを有する少なくとも1つの可動プラットフォーム202と、
互いに異なる所定の高さをそれぞれが有する複数の基台セクション220と、
少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション208と、
翼アセンブリ支持セクションに連結された翼アセンブリコネクタ358と
を備え、
翼アセンブリコネクタ358が、第1の面、および第1の面に対してほぼ垂直な第2の面内で移動可能になるように構成され、
翼アセンブリ支持セクション208が底面を定め、翼アセンブリコネクタが底面から第2の高さにあり、
可動プラットフォーム202および翼アセンブリコネクタは、第1の高さと第2の高さとの和が翼アセンブリ支持高さより小さくなるように構成され、その結果、第1の高さと第2の高さとの和と翼アセンブリ支持高さとの差が、高さ差分を定め、
多数の基台セクション220の少なくとも1つが高さ差分を近似する所定の高さであり、
高さ差分を近似する所定の高さである、多数の基台セクション220のその少なくとも1つが、可動プラットフォーム上に担持され、
翼アセンブリ支持セクション208が、高さ差分を近似する所定の高さである、多数の基台セクションのその少なくとも1つの上に担持される、装置。
A2.
複数の可動プラットフォームを含む少なくとも1つの可動プラットフォーム202
をさらに備え、
複数の可動プラットフォームのそれぞれが、複数の可動プラットフォームを互いに選択的に結合する少なくとも1つのクランプ機構264を備える、
A1項に記載の装置。
A3.
複数の可動プラットフォームを含む少なくとも1つの可動プラットフォームであって、複数の可動プラットフォームのそれぞれが第1の側端と、第1の側端のほぼ反対側に第2の側端とを備える、少なくとも1つの可動プラットフォームと、
複数の可動プラットフォームのそれぞれの第1の側端にある少なくとも1つの第1のクランプ機構264と、
複数の可動プラットフォームのそれぞれの第2の側端にある少なくとも1つの第2のクランプ機構270と
をさらに備え、
第1のクランプ機構と第2のクランプ機構とが互いに協働して複数の可動プラットフォームを互いに選択的に結合する、
A1またはA2項に記載の装置。
A4.
複数の可動プラットフォームを含む少なくとも1つの可動プラットフォーム202であって、複数の可動プラットフォームのそれぞれが第1の前面と、前面のほぼ反対側に後面とを備える、少なくとも1つの可動プラットフォームと、
複数の可動プラットフォームのそれぞれの前面上にある少なくとも1つの雄指標機構280と、
複数の可動プラットフォームのそれぞれの後面上にある少なくとも1つの雌指標機構282と
をさらに備え、
雄指標機構と雌指標機構とが互いに協働して複数の可動プラットフォームを互いに選択的に位置合わせする、
A1ないしA3項のいずれか一項に記載の装置。
A5.
第1の側端と、第1の側端のほぼ反対側に第2の側端とを形成する少なくとも1つの可動プラットフォーム202であって、第1の側端および第2の側端がそれぞれ開口を形成する、少なくとも1つの可動プラットフォーム202と、
第1の側端と第2の側端との間に延在し、第1の側端および第2の側端のそれぞれの開口に連通する隔室288と、
隔室へのアクセスを選択的に可能にするために可動プラットフォームに枢動的に取り付けられた扉と
をさらに備える、A1ないしA4項のいずれか一項に記載の装置。
A6.
可動プラットフォームが支持面を動き廻ることを可能にする複数の車輪を備える少なくとも1つの可動プラットフォーム202
をさらに備える、A1ないしA5項のいずれか一項に記載の装置。
A7.
隔室を画成する少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション208と、
隔室と連通している少なくとも1つのアクセス扉314と
をさらに備える、A1ないしA6項のいずれか一項に記載の装置。
A8.
少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクションであって、その少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクションと、高さ差分を近似する所定の高さの多数の基台セクションの少なくとも1つとの間に挿入された可動テーブル214を備える少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション
をさらに備え、
可動テーブル214が、少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクションと、高さ差分を近似する所定の高さの多数の基台セクションの少なくとも1つとの間で、ほぼ直線的相対運動が可能であるように構成されている、
A1ないしA7項のいずれか一項に記載の装置。
A9.
アーム210を備える翼アセンブリコネクタ358であって、第1の面が支持面に対してほぼ垂直であり、第2の面が支持面に対してほぼ平行である、翼アセンブリコネクタ358
をさらに備える、A1ないしA8項のいずれか一項に記載の装置。
A10.
第1の面に対してほぼ平行で、第2の面に対してほぼ垂直である第3の面内で移動可能なアーム210を備える翼アセンブリコネクタ358
をさらに備える、A1ないしA9項のいずれか一項に記載の装置。
A11.
アーム210を備える翼アセンブリコネクタ358であって、第1の面が支持面に対してほぼ垂直であり、第2の面が支持面に対してほぼ平行である、翼アセンブリコネクタ358と、
翼アセンブリコネクタに連結され、アームを第2の面内で自動的に移動させる昇降装置324と
をさらに備える、A1ないしA10項のいずれか一項に記載の装置。
A12.
翼アセンブリコネクタに連結され、アームを第3の面内で移動させることができる可動ブラケット325
をさらに備える、A1ないしA11項のいずれか一項に記載の装置。
A13.
アーム210を備える翼アセンブリコネクタ358であって、第1の面が支持面に対してほぼ垂直であり、第2の面が支持面に対してほぼ平行である、翼アセンブリコネクタ358と、
翼アセンブリコネクタに連結され、アームに掛かる荷重を自動的に測定するロードセル340と
をさらに備える、A1ないしA12項のいずれか一項に記載の装置。
A14.
アーム210を備える翼アセンブリコネクタであって、第1の面が支持面に対してほぼ垂直であり、第2の面が支持面に対してほぼ平行である、翼アセンブリコネクタと、
翼アセンブリコネクタに連結され、アームを第2の面内で自動的に移動させる昇降装置324と、
昇降装置に連結され、昇降装置を駆動するモータ334と
をさらに備える、A1ないしA13項のいずれか一項に記載の装置。
A15.
少なくとも1つの可動プラットフォームに連結され、少なくとも1つの可動プラットフォームを安定させる少なくとも1つのアウトリガー250
をさらに備える、A1ないしA14項のいずれか一項に記載の装置。
A16.
複数の可動プラットフォームを含む少なくとも1つの可動プラットフォーム202
をさらに備え、
複数の可動プラットフォームのそれぞれが、複数の可動プラットフォームを互いに選択的に結合する少なくとも1つのクランプ機構を備え、
少なくとも1つの可動プラットフォームが、支持面を可動プラットフォームが動き廻れるようにする複数の車輪を備える、
A1ないしA15項のいずれか一項に記載の装置。
A17.
少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクションであって、その少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクションと、高さ差分を近似する所定の高さの多数の基台セクションの少なくとも1つとの間に挿入された可動テーブル214を備える少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション
をさらに備える装置であって、
その可動テーブルは、少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクションと、高さ差分を近似する所定の高さの多数の基台セクションの少なくとも1つとの間でほぼ直線的相対移動を行えるように構成され、
装置が、さらに、
アーム210を備える翼アセンブリコネクタ358であって、第1の面が支持面に対してほぼ垂直であり、第2の面が支持面に対してほぼ平行である、翼アセンブリコネクタ358と、
アームを第2の面内で自動的に移動させる昇降装置324と
を備える、
A1ないしA16項のいずれか一項に記載の装置。
B18.
支持面に対して翼アセンブリ支持高さに翼アセンブリを支持する装置であって、
第1の高さを有する可動プラットフォーム202と、
互いに異なる所定の高さをそれぞれが有する複数の基台セクション220と、
少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション208と、
翼アセンブリ支持セクションに連結された翼アセンブリコネクタと
を備え、
翼アセンブリコネクタが、第1の面、第1の面に対してほぼ垂直な第2の面、および第1の面にほぼ平行で第2の面にほぼ垂直な第3の面内で移動可能になるように構成され、
翼アセンブリ支持セクションが底面を定め、翼アセンブリコネクタ358が底面から第2の高さにあり、
可動プラットフォームおよび翼アセンブリコネクタが、第1の高さと第2の高さとの和が翼アセンブリ支持高さより小さくなるように構成され、その結果、第1の高さと第2の高さとの和と翼アセンブリ支持高さとの差が、高さ差分を定め、
多数の基台セクション220の少なくとも1つが、その高さ差分を近似する所定の高さであり、
その高さ差分を近似する所定の高さである、多数の基台セクションのその少なくとも1つが、可動プラットフォーム上に担持され、
翼アセンブリ支持セクションが、その高さ差分を近似する所定の高さの多数の基台セクションのその少なくとも1つの上に担持され、
少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクションが、その少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクションと、高さ差分を近似する所定の高さの多数の基台セクションの少なくとも1つとの間に挿入された可動テーブル214を備え、
その可動テーブル214が、少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクションと、高さ差分を近似する所定の高さの多数の基台セクションの少なくとも1つとの間でほぼ直線的相対移動を行えるように構成され、
翼アセンブリコネクタが、アーム350を備え、
装置が、さらに、
翼アセンブリコネクタに連結され、アームを第2の面内で自動的に移動させる昇降装置324と、
翼アセンブリコネクタに連結され、アームを第3の面内で移動させることができる可動ブラケットと
を備える、装置。
B19.
翼アセンブリコネクタに連結され、アームに掛かる荷重を自動的に測定するロードセル340
をさらに備える、B18項に記載の装置。
C20.
支持面に対して翼アセンブリ支持高さに翼アセンブリを支持する方法であって、
少なくとも1つの翼アセンブリ152を用意するステップと、
第1の高さを有する少なくとも1つの可動プラットフォーム202を用意するステップと、
互いに異なる所定の高さをそれぞれが有する多数の基台セクション220を用意するステップと、
少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション208と、第1の面および、第1の面に対してほぼ垂直な第2の面内で移動可能な翼アセンブリコネクタ358とを用意するステップであって、翼アセンブリ支持セクションが底面を定め、翼アセンブリコネクタが底面から第2の高さにある、ステップと、
可動プラットフォームの第1の高さと、翼アセンブリ支持セクションの底面からの翼アセンブリコネクタ358の第2の高さとを合計するステップと、
翼アセンブリ支持高さに対して第1の高さと第2の高さとの合計を比較することによって、高さ差分を求めるステップと、
その高さ差分を近似する、所定の高さの多数の基台セクションの1つを選択し、多数の基台セクションのその選択された1つをプラットフォーム上に配置するステップと、
翼アセンブリ支持セクションを、多数の基台セクションの選択された1つの上に配置するステップと、
翼アセンブリを支持するために、翼アセンブリコネクタ358を翼アセンブリに連結するステップと
を含む方法。
D1.
支持面154に対して翼アセンブリ支持高さに翼アセンブリ152を支持する装置であって、
第1の高さを有する少なくとも1つの可動プラットフォーム202と、
互いに異なる所定の高さをそれぞれが有する複数の基台セクション220と、
基台セクション220の一つ一つに、それらのそれぞれが対応する複数の翼アセンブリ支持セクション208と、
複数の翼アセンブリ支持セクション208のそれぞれに連結される翼アセンブリコネクタ358と
を備え、
少なくとも1つの翼アセンブリコネクタ358が、第1の面、および第1の面に対してほぼ垂直な第2の面内で移動可能になるように構成され、
翼アセンブリ支持セクション208のそれぞれが底面を定め、翼アセンブリコネクタ358が底面から第2の高さにあり、
少なくとも1つの可動プラットフォーム202および少なくとも1つの翼アセンブリコネクタ358が、第1の高さと第2の高さとの和が翼アセンブリ支持高さの少なくとも1つより小さくなるように構成され、その結果、第1の高さと第2の高さとの和と翼アセンブリ支持高さとの差が、高さ差分を定め、
多数の基台セクション220の少なくとも1つがその高さ差分を近似する所定の高さであり、
その高さ差分を近似する所定の高さである、基台セクション220のその少なくとも1つが、可動プラットフォーム202上に担持され、
翼アセンブリ支持セクション208の少なくとも1つが、その高さ差分を近似する所定の高さである、多数の基台セクション220の少なくとも1つの上に担持され、
翼アセンブリコネクタ358の少なくとも2つが、それぞれアーム350を備え、第1の面が支持面に対してほぼ垂直であり、第2の面が支持面に対してほぼ平行であり、
翼アセンブリコネクタ358の少なくとも2つそれぞれが、それらに連結された個々のロードセル340を有し、各ロードセルは、1つのアーム350に掛かる荷重を自動的に求めるように構成され、
翼アセンブリコネクタ358の少なくとも2つそれぞれが、それらに連結された個々の計測装置を有し、各計装装置は、1つのコネクタ358に関する位置データを自動的に求めるように構成され、
装置が、さらに、
各ロードセル340および各計測装置と通信する制御システム204
を備える、装置。
D2.
アーム350が、第1の面に対してほぼ平行で、第2の面に対してほぼ垂直である第3の面内でそれぞれ移動可能である、D1項に記載の装置。
D3.
少なくとも2つの翼アセンブリコネクタ358のそれぞれに連結され、制御システム204と通信状態にある昇降装置324であって、制御システムが、アーム350を第2の面内で自動的に移動させるべく昇降装置324を導くように作動可能である、昇降装置324
をさらに備える、D1またはD2項に記載の装置。
D4.
制御システム204が、少なくとも2つのアーム350上への荷重を配分または再配分する働きをするようにアーム350を第2の面内で移動させるべく、昇降装置324を自動的に動かすように作動可能である、D3項に記載の装置。
D5.
複数の可動プラットフォームを含む少なくとも1つの可動プラットフォーム202を
さらに備え、
複数の可動プラットフォーム202のそれぞれが、複数の可動プラットフォーム202を互いに選択的に結合する少なくとも1つのクランプ機構266、270を備える、
D1ないしD3項のいずれか一項に記載の装置。
D6.
複数の可動プラットフォームを含む少なくとも1つの可動プラットフォーム202であって、複数の可動プラットフォームのそれぞれが第1の側端と、第1の側端のほぼ反対側に第2の側端とを備える、少なくとも1つの可動プラットフォーム202と、
複数の可動プラットフォーム202のそれぞれの第1の側端にある少なくとも1つの第1のクランプ機構266、270と、
複数の可動プラットフォーム202のそれぞれの第2の側端にある少なくとも1つの第2のクランプ機構266、270と
をさらに備え、
第1のクランプ機構と第2のクランプ機構とが互いに協働して複数の可動プラットフォーム202を互いに選択的に結合する、
D1ないしD5項のいずれか一項に記載の装置。
D7.
複数の可動プラットフォームを含む少なくとも1つの可動プラットフォーム202であって、複数の可動プラットフォームのそれぞれが、前面と、前面のほぼ反対側に後面とを備える、少なくとも1つの可動プラットフォームと、
複数の可動プラットフォームのそれぞれの前面上にある少なくとも1つの雄指標機構280と、
複数の可動プラットフォームのそれぞれの後面上にある少なくとも1つの雌指標機構282と
をさらに備え、
雄指標機構280と雌指標機構282とが互いに協働して複数の可動プラットフォーム202を互いに選択的に位置合わせする、
D1ないしD6項のいずれか一項に記載の装置。
D8.
第1の側端と、第1の側端のほぼ反対側に第2の側端とを形成する少なくとも1つの可動プラットフォーム202であって、第1の側端および第2の側端がそれぞれ開口290を形成する、少なくとも1つの可動プラットフォーム202と、
第1の側端と第2の側端との間に延在し、第1の側端および第2の側端のそれぞれの開口に連通する隔室288と、
隔室へのアクセスを選択的に可能にするために可動プラットフォームに枢動的に取り付けられた扉と
をさらに備える、D1ないしD7項のいずれか一項に記載の装置。
D9.
可動プラットフォームが支持面を動き廻ることを可能にする複数の車輪294を備える少なくとも1つの可動プラットフォーム202
をさらに備える、D1ないしD8項のいずれか一項に記載の装置。
D10.
隔室316を画成する少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション208と、
隔室と連通している少なくとも1つのアクセス扉314と
をさらに備える、D1ないしD9項のいずれか一項に記載の装置。
D11.
少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション208であって、その少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション208と、高さ差分を近似する所定の高さの基台セクション220の少なくとも1つとの間に挿入された可動テーブル214を備える少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション208
をさらに備え、
可動テーブル214が、少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション208と、高さ差分を近似する所定の高さの少なくとも1つの基台セクション220との間でほぼ直線的相対移動を行えるように構成されている、
D1ないしD10項のいずれか一項に記載の装置。
D12.
翼アセンブリコネクタ358に連結され、アーム350を第3の面内で移動させることができる可動ブラケット325
をさらに備える、D1ないしD11項のいずれか一項に記載の装置。
D13.
アーム350を備える翼アセンブリコネクタ358であって、第1の面が支持面に対してほぼ垂直であり、第2の面が支持面に対してほぼ平行である、翼アセンブリコネクタ358と、
翼アセンブリコネクタ358に連結され、アーム350を第2の面内で自動的に移動させる昇降装置324と、
昇降装置324に連結され、昇降装置324を駆動するモータ334と
をさらに備える、D1ないしD12項のいずれか一項に記載の装置。
D14.
少なくとも1つの可動プラットフォーム202に連結され、少なくとも1つの可動プラットフォーム202を安定させる少なくとも1つのアウトリガー250
をさらに備える、D1ないしD13項のいずれか一項に記載の装置。
D15.
複数の可動プラットフォームを含む少なくとも1つの可動プラットフォーム202
をさらに備え、
複数の可動プラットフォームのそれぞれが、複数の可動プラットフォームを互いに選択的に結合する少なくとも1つのクランプ機構266、270を備え、
少なくとも1つの可動プラットフォーム202が、可動プラットフォーム202が支持面を動き廻ることを可能にする複数の車輪294を備える、
D1ないしD14項のいずれか一項に記載の装置。
D16.
少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション208であって、その少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション208と、高さ差分を近似する所定の高さの多数の基台セクション220の少なくとも1つとの間に挿入された可動テーブル214を備える少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション208
をさらに備え、
可動テーブル214が、少なくとも1つの翼アセンブリ支持セクション208と、高さ差分を近似する所定の高さの多数の基台セクション220の少なくとも1つとの間でほぼ直線的相対移動を行えるように構成され、
装置が、さらに、
アーム350を備える翼アセンブリコネクタ358であって、第1の面が支持面に対してほぼ垂直であり、第2の面が支持面に対してほぼ平行である、翼アセンブリコネクタ358と、
アーム350を第2の面内で自動的に移動させる昇降装置324と
を備える、
D1ないしD15項のいずれか一項に記載の装置。
E17.
支持面に対して翼アセンブリ支持高さに翼アセンブリ152を支持する方法であって、
少なくとも1つの翼アセンブリ152を用意するステップと、
第1の高さを有する少なくとも1つの可動プラットフォーム202を用意するステップと、
互いに異なる所定の高さをそれぞれが有する複数の基台セクション220を用意するステップと、
基台セクション220の一つ一つに、それらのそれぞれが対応する複数の翼アセンブリ支持セクション208と、第1の面、および第1の面に対してほぼ垂直な第2の面内を、翼アセンブリ支持セクション208のそれぞれの上で移動可能な翼アセンブリコネクタ358とを用意するステップであって、翼アセンブリ支持セクションが底面を定め、翼アセンブリコネクタ358が、底面から第2の高さである、ステップと、
翼アセンブリコネクタ358の少なくとも2つのそれぞれに、それらに連結されたロードセル340を用意するステップであって、各ロードセル340が、1つのコネクタ358に掛かる荷重を自動的に求める、ステップと、
翼アセンブリコネクタ358の少なくとも2つのそれぞれに、それらに連結された計測装置を用意するステップであって、各計測装置が、1つのコネクタに関する位置データを自動的に求める、ステップと、
ロードセル340および計測装置と通信する制御システム204を用意するステップと、
可動プラットフォーム202の第1の高さと、翼アセンブリ支持セクション208の底面からの翼アセンブリコネクタ358の第2の高さとを合計するステップと、
翼アセンブリ支持高さに対して第1の高さと第2の高さとの合計を比較することによって、高さ差分を求めるステップと、
その高さ差分を近似する所定の高さの、多数の基台セクション220の1つを選択し、多数の基台セクション220のその選択された1つをプラットフォーム202上に配置するステップと、
翼アセンブリ支持セクション208を、多数の基台セクション220の選択された1つの上に配置するステップと、
翼アセンブリ152を支持するために、翼アセンブリコネクタ358を翼アセンブリ152に連結するステップと
を含む方法。
E18.
少なくとも2つの翼アセンブリコネクタ358のそれぞれに連結され、アーム350を第2の面内で自動的に移動させるように作動可能な昇降装置324を用意するステップ
をさらに含む、E17項に記載の方法。
E19.
支持面154を横切って翼アセンブリ152を移動させるステップ
をさらに含む、E17またはE18項に記載の方法。
E20.
ロードセル340によって測定されたコネクタ358上の荷重を配分または再配分するために、昇降装置324を用いて翼アセンブリコネクタ358を第2の面に沿って調節するステップ
をさらに含む、E18またはE19項に記載の方法。
E21.
計測装置によって測定されたジグ設定位置を確立または再確立するために、昇降装置324を用いて翼アセンブリコネクタ358を1つまたは複数の面に沿って調節するステップ
をさらに含む、E18ないしE20項のいずれか一項に記載の方法。
F1.
支持面154に対して翼アセンブリ支持高さに翼アセンブリ152を支持する装置であって、
複数の可動プラットフォーム202と、
可動プラットフォーム202の1つによってそれらのそれぞれが担持されている複数の基台セクション220と、
基台セクション220の1つによって、それらのそれぞれが担持されている複数の翼アセンブリ支持セクション208と、
アーム350によって、複数の翼アセンブリ支持セクション208のそれぞれに連結され、翼アセンブリ152に取り付けられるように構成された翼アセンブリコネクタ358と
を備え、
少なくとも1つの翼アセンブリコネクタ358が、第1の面、および第1の面に対してほぼ垂直な第2の面内で移動可能になるように構成され、
第1の面が支持面に対してほぼ垂直であり、第2の面が支持面に対してほぼ平行である、
装置。
F2.
コネクタ358に関連するアーム350に掛かる荷重を自動的に求めるようにそれぞれが構成された少なくとも2つのロードセル340と、
それに関連するロードセルを有するコネクタ358に関する位置データを自動的に求めるようにそれぞれが構成された少なくとも2つの計測装置と、
各ロードセル340および各計測装置と通信する制御システム204と
をさらに備える、F1項に記載の装置。
F3.
アーム350が、第1の面に対してほぼ平行で、第2の面に対してほぼ垂直である第3の面内でそれぞれ移動可能である、F1またはF2項に記載の装置。
F4.
翼アセンブリコネクタ358のそれぞれに連結された昇降装置324
をさらに備え、
昇降装置が、制御システム204と通信状態にあり、制御システムが、アーム350を第2の面内で自動的に移動させるべく昇降装置324を導くように作動可能である、
F2またはF3項に記載の装置。
F5.
制御システム204が、少なくとも2つのアーム350上への荷重を配分または再配分する働きをするようにアーム350を第2の面内で移動させるべく、昇降装置324を自動的に動かすように作動可能である、F4項に記載の装置。
F6.
可動プラットフォームが支持面を動き廻ることを可能にする複数の車輪294を備える複数の可動プラットフォーム202
をさらに備える、F1ないしF5項のいずれか一項に記載の装置。
F7.
翼アセンブリ支持セクション208と基台セクション220との間に挿入された可動テーブル214
をさらに備え、
可動テーブル214が、翼アセンブリ支持セクション208と基台セクション220との間でほぼ直線的相対移動を行えるように構成されている、
F1ないしF6項のいずれか一項に記載の装置。
F8.
翼アセンブリコネクタ358に連結され、アーム350を第3の面内で移動させることができる可動ブラケット325
をさらに備える、F1ないしF7項のいずれか一項に記載の装置。
F9.
アーム350を備える翼アセンブリコネクタ358であって、第1の面が支持面に対してほぼ垂直であり、第2の面が支持面に対してほぼ平行である、翼アセンブリコネクタ358と、
翼アセンブリコネクタ358に連結され、アーム350を第2の面内で自動的に移動させる昇降装置324と、
昇降装置324に連結され、昇降装置324を駆動するモータ334と
をさらに備える、F1ないしF8項のいずれか一項に記載の装置。
F10.
隣接する可動プラットフォーム同士を一体に結合することができるように構成され、各可動プラットフォーム202に関連する少なくとも1つのクランプ機構266、270と、
可動プラットフォーム202が支持面を動き廻ることを可能にする複数の車輪294を備える可動プラットフォーム202と
をさらに備える、F1ないしF9項のいずれか一項に記載の装置。
G11.
支持面に対して翼アセンブリ支持高さに翼アセンブリ152を支持する方法であって、
少なくとも1つの翼アセンブリ152を用意するステップと、
第1の高さを有する少なくとも1つの可動プラットフォーム202を用意するステップと、
互いに異なる所定の高さをそれぞれが有する複数の基台セクション220を用意するステップと、
基台セクション220の一つ一つにそれらの一つ一つが対応する複数の翼アセンブリ支持セクション208と、第1の面、および第1の面に対してほぼ垂直な第2の面内を、翼アセンブリ支持セクション208のそれぞれの上で移動可能な翼アセンブリコネクタ358とを用意するステップであって、翼アセンブリ支持セクションが底面を定め、翼アセンブリコネクタ358が、底面から第2の高さである、ステップと、
翼アセンブリコネクタ358の少なくとも2つのそれぞれに、それらに連結されたロードセル340を用意するステップであって、各ロードセル340が、1つのコネクタ358に掛かる荷重を自動的に求める、ステップと、
翼アセンブリコネクタ358の少なくとも2つのそれぞれに、それらに連結された計測装置を用意するステップであって、各計測装置が、1つのコネクタに関する位置データを自動的に求める、ステップと、
ロードセル340および計測装置と通信する制御システム204を用意するステップと、
可動プラットフォーム202の第1の高さと、翼アセンブリ支持セクション208の底面からの翼アセンブリコネクタ358の第2の高さとを合計するステップと、
翼アセンブリ支持高さに対して第1の高さと第2の高さとの合計を比較することによって、高さ差分を求めるステップと、
その高さ差分を近似する所定の高さの、多数の基台セクション220の1つを選択し、多数の基台セクション220のその選択された1つをプラットフォーム202上に配置するステップと、
翼アセンブリ支持セクション208を、多数の基台セクション220の選択された1つの上に配置するステップと、
翼アセンブリ152を支持するために、翼アセンブリコネクタ358を翼アセンブリ152に連結するステップと
を含む方法。
G12.
少なくとも2つの翼アセンブリコネクタ358のそれぞれに連結され、アーム350を第2の面内で自動的に移動させるように作動可能な昇降装置324を用意するステップ
をさらに含む、G11項に記載の方法。
G13.
支持面154を横切って翼アセンブリ152を移動させるステップ
をさらに含む、G11またはG12項に記載の方法。
G14.
ロードセル340によって測定されたコネクタ358上の荷重を配分または再配分するために、昇降装置324を用いて翼アセンブリコネクタ358を第2の面に沿って調節するステップ
をさらに含む、G12またはG13項に記載の方法。
G15.
計測装置によって測定されたジグ設定位置を確立または再確立するために、昇降装置324を用いて翼アセンブリコネクタ358を1つまたは複数の面に沿って調節するステップ
をさらに含む、G12ないしG14項のいずれか一項に記載の方法。
前述の説明および添付図面に示された教示の利点を有する、本明細書に示された開示の多くの修正形態および他の態様例が、この開示が関係する当業者には思い浮かぶであろう。したがって、本開示は、開示された特定の例に限定されることはなく、本開示の修正形態および態様例は、添付特許請求の範囲に包含されるものであることを理解されたい。さらに、前述の説明およびそれに関連する図面は、要素および/または機能のいくつかの例示的組合せの場合の例を示しているが、添付特許請求の範囲から逸脱することなく、要素および/または機能の様々な組合せを代替例によって実現することができることを理解されたい。たとえば、上記に明白に記述された要素および/または機能の組合せとは異なる要素および/または機能の組合せが、それを添付特許請求の範囲で記述することができるように、さらに考案される。本明細書では特有な用語が用いられるが、それらは、単に一般的かつ非制限的意味で使用され、限定を目的として使用されるのではない。
150 水平建造ライン
152 翼
154 支持面、床
156 翼の根元
158 翼の先端
200 スタンション
200a スタンション
200b スタンション
200c スタンション
200d スタンション
202 モジュール式車付きプラットフォーム
204 制御システム
208 上側セクション、翼アセンブリ支持セクション
208a 上側セクション
208b 上側セクション
208c 上側セクション
208d 上側セクション
210 アーム構成
214 可動摺動テーブル
214a 矢印
216 作動システム
220 下側基台セクション
220a 基台セクション
220b 基台セクション
220c 基台セクション
220d 基台セクション
240 上面
242 前壁
244 後壁
246 左側壁
248 右側壁
250 アウトリガーアセンブリ
252 アーム
254 足
256 スロット
258 上側部分、上側ブロック部材
260 チャネル
262 チャネル
264 クランプ機構
266 ループまたは留め金
268 ハンドル
270 フック部材
272 コネクタ
280 雄指標機構、コネクタ
282 雌コネクタまたは指標機構
288 ワイヤトレー
290 開口
294 車輪
296 最低縁部
297 ブラケット
298 アクセスパネル、アクセス扉
300 側面
302 側面
304 前面
306 フランジ
308 締結具
310 上面
312 キャビネット
314 アクセス扉
316 隔室
320 ヨーク
322 支承プレート機構
324 ボールスクリュー機構、昇降装置
324a ねじ式シャフト
324b ねじ式支持ブロック構成
324c ボールスクリューアクチュエータ
324d 矢印
325 ブラケット
325a 矢印
330 直角駆動歯車減速装置
334 モータ
340 ロードセル機構
344 ロードセル
346 プルプレート
350 アーム部材
352 耳
354 受部
358 翼アセンブリコネクタ、取付け部分

Claims (10)

  1. 翼アセンブリ(152)を支持する装置であって、
    複数の可動プラットフォーム(202)と、
    前記可動プラットフォーム(202)の1つによってそれらのそれぞれが担持される複数の基台セクション(220)と、
    前記基台セクション(220)の1つによって、それらのそれぞれが担持される複数の翼アセンブリ支持セクション(208)と、
    前記複数の翼アセンブリ支持セクション(208)のそれぞれにアーム(350)によって連結され、前記翼アセンブリ(152)に取り付けられるように構成された翼アセンブリコネクタ(358)とを備え、
    少なくとも1つの翼アセンブリコネクタ(358)が、第1の面、および前記第1の面に対してほぼ垂直な第2の面内で移動可能になるように構成され、
    前記第1の面が前記支持面に対してほぼ垂直であり、前記第2の面が前記支持面に対してほぼ平行である、装置。
  2. コネクタ(358)に関連するアーム(350)に掛かる荷重を自動的に求めるようにそれぞれが構成された少なくとも2つのロードセル(340)と、
    それに関連するロードセルを有するコネクタ(358)に関する位置データを自動的に求めるようにそれらのそれぞれが構成された少なくとも2つの計測装置と、
    各ロードセル(340)および各計測装置と通信する制御システム(204)とをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記アーム(350)が、前記第1の面に対してほぼ平行で、前記第2の面に対してほぼ垂直である第3の面内でそれぞれが移動可能である、請求項1または2に記載の装置。
  4. 翼アセンブリコネクタ(358)のそれぞれに連結された昇降装置(324)をさらに備え、前記昇降装置が前記制御システム(204)と通信状態にあり、前記制御システムが、前記アーム(350)を前記第2の面内で自動的に移動させるべく前記昇降装置(324)を導くように作動可能である、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記制御システム(204)が、前記少なくとも2つのアーム(350)上への荷重を配分または再配分する働きをするように前記アーム(350)を第2の面内で移動させるべく、前記昇降装置(324)を自動的に動かすように作動可能である、請求項4に記載の装置。
  6. 支持面に対して翼アセンブリ支持高さに翼アセンブリ(152)を支持する方法であって、
    少なくとも1つの翼アセンブリ(152)を用意するステップと、
    複数の可動プラットフォーム(202)を用意するステップと、
    可動プラットフォーム(202)上にそれぞれが配置された複数の基台セクション(220)を用意するステップと、
    基台セクション(220)上にそれぞれが配置された複数の翼アセンブリ支持セクション(208)であって、第1の面、および前記第1の面に対してほぼ垂直な第2の面内を、それら複数の翼アセンブリ支持セクションのそれぞれの上で移動可能な翼アセンブリコネクタ(358)をそれぞれが有する複数の翼アセンブリ支持セクション(208)を用意するステップと、
    前記翼アセンブリコネクタ(358)の少なくとも2つのそれぞれに、それらに連結されたロードセル(340)を用意するステップであって、各ロードセル(340)が、1つのコネクタ(358)に掛かる荷重を自動的に求める、ステップと、
    前記翼アセンブリコネクタ(358)の少なくとも2つのそれぞれに、それらに連結された計測装置を用意するステップであって、各計測装置が、1つのコネクタに関する位置データを自動的に求める、ステップと、
    前記ロードセル(340)および前記計測装置と通信する制御システム(204)を用意するステップと、
    前記翼アセンブリ(152)を支持するために、前記翼アセンブリコネクタ(358)を前記翼アセンブリ(152)に連結するステップとを含む、方法。
  7. 前記少なくとも2つの翼アセンブリコネクタ(358)のそれぞれに連結された昇降装置(324)を用意するステップであって、前記昇降装置(324)が、前記翼アセンブリコネクタ(358)を前記第2の面内で自動的に移動させるように作動可能である、ステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記支持面(154)を横切って前記翼アセンブリ(152)を移動させるステップ
    をさらに含む、請求項6または7に記載の方法。
  9. 前記ロードセル(340)によって測定された前記コネクタ(358)上の荷重を配分または再配分するために、前記昇降装置(324)を用いて前記翼アセンブリコネクタ(358)を前記第2の面に沿って調節するステップをさらに含む、請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記計測装置によって測定されたジグ設定位置を確立または再確立するために、前記昇降装置(324)を用いて翼アセンブリコネクタ(358)を1つまたは複数の面に沿って調節するステップをさらに含む、請求項7ないし9のいずれか一項に記載の方法。
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