JP2015522478A - カバーを含む車両座席 - Google Patents

Abstract

本発明は、カバーと側部の覆いを有するクッションを備える車両座席に関する。

Description

本発明は、カバー及び側部の覆いを有するクッションを含む車両座席に関する。

このタイプの車両座席が既知の発明から良く知られている。しかし、これらの車両座席の継続的な課題は、カバーを車両座席に簡単に、美的に魅力的な方法で取付けることである。

それゆえ、本発明の目的は、厳しい美的な要求を満足するカバーが簡単な仕様にて取り付けられる車両座席を提供することである。

前記課題は、カバー及び側部の覆い（side covering）を有するクッションを有する車両座席によって解決される。前記車両座席には、補強ストリップ（reinforcing strip）が前記カバーの少なくともいくつかのエッジ領域にあって、さらに前記クッションと前記側部の覆いの間にあって提供される。

本発明に係る車両座席は、視覚的に魅力的でかつ簡単な仕様にて製造される。クッションは、もしあるとしても、エッジ領域にほんの少しのシーム（seams）を有するだけである。他の固定手段は好ましくは必要とされない。カバーは、好ましくは詰め物（padding）に適用される。カバーは、クッションに非常に正確に位置決めされる。

本発明は、車両座席に関する。車両座席が有する、座部及び／背もたれは、例えば、布及び／又は革製のカバーによって覆われる、好ましくは発泡性のクッションである、クッションを有する。

さらに、各例の背もたれ及び／又は座部は、各場合にあって座部及び／又は背もたれのフレームを少なくとも部分的に覆い、かつ側部における各場合にあってクッションを部分的に覆う側部の覆いを有する。

補強ストリップは好ましくはプラスチックストリップ、厚紙ストリップ及び／又は油紙ストリップである。補強ストリップの断面は、好ましくは半分の矢の形状（半矢形状）である。補強ストリップは好ましくはカバーのエッジを超えて突出している。補強ストリップは、当業者によって周知のいずれの方法によってもカバーのエッジに接続される。しかし、補強ストリップは少なくとも一つ以上のシームによってカバーのエッジに好ましくは結合される。

シームは、カバーのエッジに対して好ましくは平行に走っている。補強ストリップはクッションの形状に適用されるような柔軟性を有するように好ましくは設計される。

カバーのエッジ領域は、好ましくは折り曲げられている。折り曲げ部は、好ましくは、カバーによって覆われている補強ストリップの端部に沿って延びる。

本発明によれば、ギャップが、例えば発泡性クッションのようなクッションと、側部の覆いの間に設けられる。クッションの形状及び／又は側部の覆いの形状は、隙間が概ね一定の幅を有するような仕様にて相互に好ましくは連携される。この隙間は、カバーのエッジ領域を受け、さらに補強ストリップはそれによってクッションと側部の覆いの間のカバーを固定する。特に、補強ストリップは、隙間にて固定的にクランプされる。

カバーは好ましくはクッション上に引っ張られるカバーによってクッションに固定され、続いて、エンドの周辺に折り曲げられるカバーのエッジ領域は、プロセスにあって又は実質的に隙間に導入される、カバーによって覆われる。代替的に、クッションは、始めにカバーによって覆われ、補強ストリップがその周りに折り曲げられ、さらに続いて側部の覆いが係合される。

カバーと同じ材料又は異なる材料によって製造されるラミネーションが好ましくはカバー及び／又は補強ストリップのエッジ領域に好ましくは設けられる。ラミネーションは、視覚的な理由のために設けられるか、及び／又は隙間における補強ストリップのためによりグリップを提供するために設けられる。例えば、ラミネーションは、隙間における補強ストリップを追加的にクランピングする役割を果たす。ラミネーションは、カーペットと類似の材料から好ましくは製造される。さらに、ラミネーションは、例えば背もたれを座部に対して調整する間、及び／又は本発明に係る車両座席が提供される車両の走行の間の雑音を低減するために設けられる。

本発明は、図１及び図２を参照して以下に説明される。これらの説明は、単に具体例にすぎず、本発明のコンセプトを制限するものではない。

本発明に係る車両座席のクッションの第１具現化例を示す図である。 本発明に係る車両座席のクッションの第２具現化例を示す図である。

図１は、車両座席のクッション２を概略的に示す。クッション２は側部の覆い５によって少なくとも部分的に囲まれている。クッションと車両座席のフレームの任意の部分は、カバー１によって覆われている。カバー１のエッジ領域は、本発明の場合、半矢形状の断面を有するプラスチックストリップ３を有する。補強ストリップ３は、一端がカバーのエッジを超えて突出し、さらに他端が、ここでは半矢ポイントがカバーによって覆われる。本発明の場合、カバーと補強ストリップ３は、カバーのエッジに対して平行に走るシーム（seam）６によって相互に対して接続される。カバーと同じ材料から、又は異なる材料から製造されるラミネーション７は、カバーのエッジ領域にあっても好ましくは設けられる。ラミネーション７は、補強ストリップ３及びカバー１に一つのシームによって接続され、さらに補強ストリップ３に別のシーム６によって接続される。カバー１は、先ず始めにクッションにわたって引っ張られるカバー１によって詰め物２上に配置される。補強部３は、折り曲げ部（fold）１．１の周りに概ね折り曲げられ、さらにクッション２と側部の覆い５との間に配置される隙間４の中に挿入される。このプロセスにあって、補強ストリップは隙間にクランプされ、その結果、そこからはもはや自動的に取り除かれない。本実施例の場合、隙間におけるクランピングは、隙間を付加的に満たし、さらにクッション２及び／又は側部５の間の付加的な摩擦をもたらす、ラミネーション７によってさらに向上される。補強ストリップ３の反矢ポイントは、カバー１の丸められて美的に魅力的なエッジが半矢ポイントの領域で持ち上がり、及び／又は半矢の背後に走るシームが覆われるのを確実にする。

図２は図１の具現化例のうち、補強ストリップ３が矩形の断面を有する場合について示す。さらに、この場合、シーム６はいくぶんさらに離れて動かされる。他の部分については、図１の具現化例の参照が用いられる。図２にあって、補強ストリップ３は半矢ポイントを持たず、このためカバー２のほぼ直角に角度の付けられたエッジは、補強ストリップ３の領域にあって上昇する。カバー１の可視できるエッジが、補強ストリップ３の端部領域の形状により所望の仕様にて有利に形成される。

１ カバー
１．１ 折り曲げ部
２ 詰め物
３ 補強ストリップ、プラスチックストリップ、半矢の断面のストリップ
４ 隙間
５ 側部の覆い
６ シーム
７ ラミネーション

Claims (9)

1. カバー（１）と側部の覆い（５）とを有するクッション（２）を備え、
   補強ストリップ（３）が前記カバー（１）のエッジ領域の少なくともいくつかの部分に設けられ、かつ前記クッション（２）と前記側部の覆い（５）との間の隙間（４）に配置されることを特徴とする車両座席。
2. 前記補強ストリップ（２）が安定した材料、好ましくはプラスチックストリップ、厚紙ストリップ又は油紙ストリップから製造されることを特徴とする請求項１記載の車両座席。
3. 前記補強ストリップの断面は、半矢形状であることを特徴とする請求項１又は２記載の車両座席。
4. 前記補強ストリップは前記カバーのエッジを超えて突出することを特徴とする請求項１〜３のいずれか一項に記載の車両座席。
5. 前記補強ストリップ（４）は、前記カバーの前記エッジに平行に好ましくは走る、少なくとも一つ以上のシームによって前記カバーの前記エッジに接続されることを特徴とする請求項１〜４のいずれか一項に記載の車両座席。
6. 前記補強ストリップは、前記クッションの前記形状に適用される柔軟性を有するように設計されることを特徴とする請求項１〜５のいずれか一項に記載の車両座席。
7. 前記カバーの前記エッジ領域は、前記カバーによって覆われる前記補強ストリップの端部に沿って好ましくは延びる折り曲げ部（１．１）を有することを特徴とする請求項１〜６のいずれか一項に記載の車両座席。
8. 前記隙間は概ね一定の幅を有することを特徴とする請求項１〜７のいずれか一項に記載の車両座席。
9. 前記カバーと同じ材料からなるか、又は異なる材料からなるラミネーション（７）が前記カバーの前記エッジ領域及び／又は前記補強ストリップ上に設けられることを特徴とする請求項１〜８のいずれか一項に記載の車両座席。
   

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