JP2015518737A - 制御された環境及び方法 - Google Patents

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Abstract

灌漑システムの例示的な実施形態では、所定の経路に沿って往復移動することができるキャリッジを含むことができる。キャリッジは、加圧送達機構によって栄養供給物を給送されることができる1つまたは複数の出口を支持することができる。1つまたは複数の植物スタンドは、キャリッジが所定の経路に沿って移動するときにキャリッジにまたがるように構成及び配置することができる。1つまたは複数の植物スタンドは、植物の根が延びることができ、1つまたは複数の出口がそれらの栄養供給物を排出することができる室を形成することができる。1つまたは複数の植物スタンドは、側部パネル及び蓋を含み、光及び汚染物質の侵入を低減するとともに、植物の根/栄養供給物の境界面及び吸収速度を高めることができる。キャリッジ及び/または植物スタンド(複数の場合もあり)は、横断方向への移動を容易にする摩擦低減要素を含むことができる。キャリッジ及び/または植物スタンド(複数の場合もあり)は骨組によって支持されることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、包括的には植物栽培に関し、より詳細には、空中栽培の植物成長において用いられる装置及び方法に関する。
[関連出願]
本出願人は、本特許出願が、2012年6月8日に出願された特許文献1からの優先権を主張する、2013年3月15日に出願された特許文献2からの優先権を主張し、本特許出願はまた、2013年3月15日に出願された特許文献3、及び2012年6月8日に出願された特許文献4からの優先権を主張することを言明し、これらの出願は全てそれらの全体が参照により本明細書に援用される。
植物成長を増進するために水及び/または他の栄養物を与える改良された方法が、現代の農業の初期から研究されてきた。水及び/または栄養物を送達する種々の手段が、大型トラクタが運ぶ散布機から、静止した頭上のスプリンクラシステム、中央回動灌漑システム、温室における滴下水耕法の最近の広範な使用まで、考案されてきた。
農作物の場合、地中浸透によって溶液を根域まで送達する灌漑システムが、以下の有益な方法で植物に恩恵をもたらす。第1に、その灌漑システムは、栄養物をより少量かつより低い濃度で送達することを可能にし、これによって、根焼けの機会が減り、植物の耐性を良くすることが可能である。加えて、より少量の栄養物が植物に送達されるため、蒸発の速さ及び流出が低下する。この環境は、田畑が過剰な高濃度の化学物質、水及び/若しくは栄養物で溢れる機会が大幅に減り、並びに/または回避されるため、有益である。さらに、根はより頻繁に、一定の間隔で栄養物を受け取り、これは全体的な成長速度に対して有益である。
肥料を農作物に散布する一般的な方法は、作物の列間を移動する大型トラクタによって運ばれる散布機の使用によるものである。そのような方法の欠点は、トラクタが通常は各作物の列に沿って1回のみの散布通過を行い、この結果として、カリ及び窒素等の高濃度の肥料が作物の芽及び田畑に堆積する可能性があり、これが後に、降水及び/または支援灌漑システムによって洗い流される可能性があることである。更なる欠点は、既存の支援灌漑システムの場合、水及び/または栄養物が通常は作物の芽に送達され、次いで芽から蒸発することができるが、多くの場合にたまり、最終的には帯水層まで浸透し、これは、地下水の汚染または流出につながり、既存の流れ及び/または川に合流し、したがって流れ及び/または川を汚染する可能性があることである。
最近になって、他の灌漑方法が開発されている。それらの方法は、水耕栽培及び空中栽培を含む。水耕栽培の場合、植物の根は土壌媒体中(多くの場合に「農学」と称される)では成長しない。その代わりに、植物は枠に保持され、根は栄養物を含む流体媒体中に浸される。ここで、流体溶媒及び/または担体は多くの場合に水である。流体媒体は根を越えて循環され、その際に、流体は栄養物及び他の必須の物質を植物に与える。そのようなシステムに関連する欠点は、植物の根が浸されると、大気との相互作用を、土壌成長媒体中にあるときに通常行うほど効果的に行うことができなくなることである。そのようなシステムに関連する別の欠点は、システムが、配置、動作及び維持するのに高価であることである。そのようなシステムに関連する別の欠点は、システムが略水平な向きであり、比較的大きな接地面積を有することである。
空中栽培の場合、植物の根は土壌媒体または流体媒体中では成長しない。その代わりに、栄養物及び/または他の必須の物質は、噴霧及び/またはエアロゾル化媒体の形態で植物の根に供給することができ、この場合、水を担体及び/または溶媒として用いて栄養供給物を形成することができる。現在の、従来技術による空中栽培システムは静的であり、それらの最も基本的な形態では、通常はホースに沿って離間した間隔で、すなわち通常はおよそ12インチ毎に複数のノズルが設けられているかまたは1つの植物あたり1つのノズルが設けられているホースを含む。多くの場合、複数のそのようなホースはマニホルドまたはプレナムに係合し、そこから、栄養供給物が、特許文献5(参照によりその全体が本明細書に援用される)に示されているように定量供給される。大規模作業では、数十ものホース及び数百ものノズルがあり得る。そのような従来技術の作業では、各植物の根は、ノズルを介して、特定の間隔でオンオフがパルス化されるエアロゾル化された栄養媒体に暴露される。そのようなシステムにおいて最も有益な成長速度を達成するために、タイマーを用いて栄養供給物の送達をパルス化するかまたは間隔が計られる。典型的なオン/オフパルス比は、1秒オン1分オフであり得るが、そのような比は、2分オン20分オフもの高いオン/オフ比を有することができ、最適な比は複数の要因に依存する。
特許文献6;特許文献7;特許文献8(これらは全て参照によりそれらの全体が本明細書に援用される)に開示されているような現在の空中栽培システムの大きな欠点は、ノズルの連続的な周期によって、栄養供給物に溶解しているかまたは懸濁している物質がノズルの表面及びノズル口内に堆積され、この場合、それらの物質がシステムの周期がオフであるときに凝固する可能性があることである。これは、ノズル口が極めて小さい場合があるため、大きな問題である。この場合、表面堆積物の薄層、または口を通って流れることができない未溶解粒子によって、口及び/またはノズルによってもたらされる動作特徴及び噴霧パターンが変わる可能性があることが理解されるであろう。経時にわたって、ノズルが意図されたように動作する能力は、ノズルが完全に詰まるまで低下する可能性がある。これは、乾燥スポット、不完全な栄養供給物の送達、成長不良、及び/または最終的には収穫の失敗につながる可能性がある。
ノズルが正しく動作していることを確実にするためにノズルを監視することが可能であるが、これは、各ノズルの目視検査を必要とし得るため、労働集約的な手順であり得る。さらに、ノズルを交換し、及び/または洗浄する必要がある場合、付加的な労力及び費用が必要となる。すなわち、システムが設計通りに動作していることを確かめるために、1人または複数人の作業者が複数の列にわたって定期的に歩き、植物の根を調査する必要がある。1つまたは複数のノズルに関連する問題がある場合、通常はシステムを停止し、減圧し、問題(複数の場合もあり)を修正しなければならない。これは、本質的にノズルの取り外し及び洗浄であり得るかまたはノズルの交換であり得る。さらに、これは、システムが停止されている間に植物がいなかる栄養物も受け取らないため、或る程度効率的かつ迅速に行わなければならない。
問題(複数の場合もあり)が修正された後で、システムを再び加圧して試験しなければならない。作業者が全てのノズルの故障を正しく特定して修正しなかった場合、システムを再び停止し、再び加圧及び試験する前に問題(複数の場合もあり)を修正する必要がある。供給ホースに沿って等間隔で離間した数百ものノズルを含み得る現在の空中栽培システムでは、これは、定期的に繰り返さなければならない、気が遠くなるような、高価で時間のかかる作業であり得る。
現在の空中栽培システムに関連する別の欠点は、ステンレス鋼または真鍮等の材料から形成することができるノズルの作製が難しく、これによって製造費用が増すことである。理解されるように、システムにおいて用いられるノズルの数が優に100個を超えることがあり、またより多くなり得る場合、ノズルのみの最初の支出及び後の交換費用が極めて高くなる可能性がある。
現在の空中栽培システムに関連する別の欠点は、システムが恒久的な構造であることが意図されることである。システムは、設置されると、容易に移動させることができない。加えて、システムの大きさは容易に変えることができない。すなわち、システムは大幅な費用のかかる尽力なしには拡大または縮小することができない。
現在の空中栽培システムに関連する別の欠点は、植物を、植物の要件及び生育段階に合わせられる様々な成長環境に暴露することができるように植物及びそれらの関連する植物トレイを選択的に位置決めすることを可能にする追跡システムがシステムにないことである。
現在の空中栽培システムに関連する更なる欠点は、たいていが水平な向きであるとともに平面的であり、これによって、単位あたり(例えば1平方フィートあたり)に達成することができる植物の密度及び最終的には作物の収穫高の程度が制限されることである。そのような水平な向きのシステムは、比較的大きい接地面積も生じる。
米国仮特許出願第61/657,203号 国際特許出願第PCT/US2013/032492号 米国仮特許出願第61/794,599号 米国仮特許出願第61/657,203号 米国特許第4,332,105号 米国特許第4,514,930号 米国特許第6,807,770号 米国特許第8,225,549号
当該技術分野において、上記及び他の欠点を克服する空中栽培システムが必要とされている。
本開示によると、上述の欠点は、特定の実施形態では灌漑システムを含むことができる制御された環境及び方法によって克服することができる。灌漑システムの1つの例示的な実施形態は、台を有する本体を含むキャリッジを含むことができ、キャリッジは、第1の位置と第2の位置との間を往復移動可能である。灌漑システムの1つの実施形態は、取入れ部分及び排出部分を有する栄養供給物送達機構も含むことができる。排出部分は、キャリッジに動作可能に係合することができるため、キャリッジが第1の位置と第2の位置との間で移動すると、キャリッジとともに移動することが可能である。灌漑システムは植物スタンドも含むことができる。植物スタンドは、植物の根が従来のように下方に延びることが可能であるように植物を保持することが可能であるよう構成及び配置することができる。植物スタンドは、植物の根が送達機構の排出部分から栄養供給物を受け取ることが可能であるように位置決め可能であるものとすることができる。
制御された環境及び方法の一態様によると、植物スタンドの1つの例示的な実施形態は、上部部材、対向する側部部材、1つまたは複数の横棒及び底部部材を有する第1の枠を含むことができる。植物スタンドの第1の例示的な実施形態は、上部部材、対向する側部部材、1つまたは複数の横棒及び底部部材を有する第2の枠も含むことができる。第1の枠及び第2の枠は、A型の枠の形態を形成するようにそれらのそれぞれの上部部材に隣接して互いに係合させることができ、これは、第1の枠と第2の枠との間の隙間空間を使用する場合に有益であり得る。
A型の枠の形態は、第1の枠及び第2の枠の側部部材に係合することができる1つまたは複数のストラップによって維持することができる。植物スタンドの例示的な実施形態は、A型の枠の植物スタンドの第1の枠及び第2の枠の一方または双方の横棒に動作可能に係合することができる1つまたは複数の水平な向きの長手方向保持体を含むことができる。保持体は、植物を段状または階段状に配置して耕作することを可能にするように構成することができる。有利には、枠のうちの少なくとも一方に、支持面との接触を維持しながらも植物スタンドが横断方向に移動することを可能にする1つまたは複数の摩擦低減要素を設けることができる。1つの実施形態では、植物スタンドの各枠に、植物スタンドを回転支持する1つまたは複数の車輪を設けることができる。
制御された環境及び方法の別の態様によると、灌漑システムの例示的な実施形態はモジュール式の骨組を含むことができる。骨組の例示的な実施形態は、中央支柱を有する第1の副枠及び中央支柱を有する第2の副枠を含むことができ、第2の副枠は第1の副枠から離間しているとともに略平行である。案内組立体が第1の副枠及び第2の副枠の中央支柱に係合することができる。案内組立体は、キャリッジが第1の位置と第2の位置との間で移動する間にキャリッジに拘束して係合するように構成することができる。例示的な実施形態の骨組は第3の副枠も含むことができる。骨組は、キャリッジに係合するとともにキャリッジを第1の位置と第2の位置との間で移動させるように構成及び配置される駆動組立体を含むことができる。骨組は、植物スタンドを支持することができる1つまたは複数のレールを含むことができる。例示的な実施形態では、案内組立体及びレール(複数の場合もあり)を互いに実質的に平行にすることが好ましいものとすることができ、案内組立体は水平な向きにされて上昇位置で支持されることができることが意図される。
制御された環境及び方法の別の態様によると、灌漑システムの例示的な実施形態は、キャリッジの形態の可動支持体を含むことができる。キャリッジの例示的な実施形態は、第1の面及び第2の面を有する台を有する本体を含むことができる。キャリッジは、第1の側壁及び第2の側壁の形態の複数の支材も含むことができ、第1の側壁及び第2の側壁は互いに実質的に平行であるものとすることができる。第1の側壁及び第2の側壁は、台の第2の面によって画定される面に略直交するかまたは垂直であるような向きにすることができる。第1の側壁及び第2の側壁のそれぞれは、キャリッジが第1の位置から第2の位置に移動するときにキャリッジを支持することが可能なように回転可能に取り付けられる車輪の形態の少なくとも1つの摩擦低減要素を含むことができる。例示的な実施形態では、キャリッジの側壁のうちの一方に延長部及び接続要素を設けることができ、延長部及び接続要素を用いてキャリッジを駆動組立体に係合させ、2つのキャリッジは、連結部によって互いに係合してキャリッジ組立体を形成することができることが意図される。
制御された環境及び方法の別の態様によると、灌漑システムの例示的な実施形態は、栄養供給物を提供するように構成されている送達機構を含むことができる。送達機構の例示的な実施形態は、静止しているものとすることができる取入れ部分、及び、キャリッジまたはキャリッジ組立体に移動可能に係合することができる排出部分を含むことができる。送達機構の取入れ部分は、動力源が動作可能に係合することができるポンプと流体連通している容器を含むことができる。ポンプからの出力は、供給管路の第1の端に係合して連通することができる。供給管路の第2の端は、(場合によっては)キャリッジまたはキャリッジ組立体によって支持することができ、送達機構の排出部分の一部を形成することができる。供給管路の第2の端は、1つまたは複数の出口を含み得る分岐部につながるトランクに係合することができる。代替的には、供給管路は2つのトランクに係合することができ、トランクはそれぞれ1つまたは複数の出口を含み得る分岐部につながることができる。分岐部(単数または複数)は、キャリッジ(単数または複数)(またはキャリッジ組立体)に取着されるかまたは係合することができ、それによって、キャリッジ(単数または複数)(またはキャリッジ組立体)が移動すると、出口はキャリッジ(またはキャリッジ組立体)とともに移動し、出口は、栄養供給物を植物に、好ましくはその根に送達することが可能である。容器は、再利用機構に動作可能に係合し、及び/または主タンクによって定期的に補充されることができる。
制御された環境及び方法の別の態様によると、灌漑システムの例示的な実施形態は再利用機構を含むことができる。再利用機構は、植物の根によって吸収されなかった栄養供給物を受け取るように構成及び配置することができる可撓性の収集器を含むことができる。収集器の例示的な実施形態は、骨組のレールによって画定される幅よりも大きい幅、並びに、骨組の第1の端及び第2の端によって画定される長さに実質的に等しい長さを有することができる。使用時に、収集器は骨組のレールに係合することができる。収集器のより広い幅は、収集器の一部を、キャリッジまたはキャリッジ組立体の下に位置決めすることを可能にすることができる。骨組のレールが水平である場合、収集器の一端を、収集器の他端から異なる高さにあるように位置決めすることができる。これは、収集器が受け取る栄養供給物または他の物質を、下側に位置決めされる端に向かって流すことを可能にすることができ、下側に位置決めされる端において、栄養供給物または他の物質を導管または管によって容器に方向付けることができる。上方に開口するU字形のレールを含む骨組の例示的な実施形態の場合、レールは、収集器と同様の機能も果たす流路として働くことができる。流路は、収集器のように、栄養供給物を容器に方向付ける導管または管に係合することができる。
制御された環境及び方法の幾つかの利点は、限定はされないが以下を含むことができる:(1)栄養供給物を植物の根に効率的かつ費用効果的に直接的に散布することが可能であるものとすることができる灌漑システム;(2)所与の領域において耕作することができる、1平方フィートあたりの植物の数を最大限に高めることができる植物の配置を提供し;(3)より少ないノズルを用いてより多くの植物に栄養供給物を提供し;(4)植物を最初に位置決めし、次に植物の成長周期の種々の段階の間に位置決めし直すことができるシステムを提供し;(5)植物の群を連続的に成長させて処理することができ;(6)ノズルは、連続的に動作し、詰まりにくいものとすることができ;(7)植物/作物は、異なる成長環境に供することができ、この成長環境は植物/作物の生活環の要件に合わせることができ;(8)植物の群を、それらの生活環の間に容易に取扱い、運搬することができる。
本発明の利点が容易に理解されるように、添付の図面に示されている特定の実施形態を参照して、上記で簡潔に記載した本発明をより詳細に説明する。これらの図面が本発明の典型的な実施形態のみを示しており、したがって本発明の範囲を限定するものとはみなされない。本発明を、添付の図面を使用して更に具体的かつ詳細に記載及び説明する。
灌漑システムの例示的な実施形態の一部の斜視図 灌漑システムにおける骨組の例示的な実施形態、キャリッジ組立体、及び送達機構の例示的な実施形態の一部の部分斜視図 灌漑システムの骨組の別の例示的な実施形態、キャリッジ組立体、及び送達機構の一部の部分斜視図 図2の実施形態を、キャリッジ組立体の例示的な実施形態に係合した送達機構の付加的な部分とともに示す上面図 図3の実施形態の側面図 図3の実施形態の端面図 図3の実施形態の部分分解斜視図 灌漑システムの例示的な実施形態とともに用いるのに好適な単一のキャリッジの例示的な実施形態の部分分解斜視図 図6のキャリッジ組立体の実施形態の部分分解斜視図。 灌漑システムの例示的な実施形態とともに用いることができる植物スタンドの例示的な実施形態の部分斜視図 レール部分の説明図 保持体の例示的な実施形態の斜視図 植物スタンドの枠の例示的な実施形態の横棒に配置され得るような、図9Aの複数の保持体の部分斜視端面図 保持体の別の実施形態の斜視図 図10Aに示されている保持体の実施形態の側面図 図10A及び図10Bに示されている保持体の一部の部分上面図 植物スタンドの枠の例示的な実施形態の横棒に配置され得るような、図10A〜Cに示されている複数の保持体の部分側面図 図10Aに示されている保持体の実施形態とともに用いることができる挿入体の実施形態の斜視図 図11Aに示されている挿入体の実施形態の側面図 図10Aに示されている保持体の実施形態、及び図11Aに示されている挿入体の実施形態の部分側面図。複数の保持体が植物スタンドの枠の実施形態に係合して示されている。 植物スタンドの上部を覆う蓋を含むことができるスタンドの例示的な実施形態の一部の部分斜視側面図。スタンドの上部に向かって植物スタンドの室「C」内を見上げた図である。 複数の植物を段状に支持する枠を有する植物スタンドの枠の1つの例示的な実施形態の部分斜視図。枠の底部を見下ろした図である。 植物スタンドの例示的な実施形態の部分斜視端面図。植物スタンドの室「C」内を見た図である。 キャリッジ組立体及び骨組の別の例示的な実施形態の概略図 ノズルを有する分岐部の実施形態の概略図 送達機構の一部の別の例示的な実施形態の簡略側面図 本開示の特定の特徴部とともに用いることができる照明器具の例示的な実施形態の斜視図 図18Aに示されている照明器具の実施形態の側面図 2つの隣接する植物スタンド間に位置決めされている、図18A及びBに示されている照明器具の実施形態の側面図 複数の照明器具を本開示の特定の特徴による制御された環境で使用することができる方法の例示的な実施形態の概略図 灌漑システムの特定の実施形態とともに用いることができる支持枠の例示的な実施形態の斜視図 図20に示されている支持枠の一部の詳細斜視図 図20に示されている支持枠の側面図 図20及び図21に示されている支持枠の端面図 図22に示されている支持枠の一端の詳細図 本開示の幾つかの概念を組み込む制御された環境の成長システムの構成の例示的な実施形態の端面図 本開示に従って用いることができる骨組の別の例示的な実施形態の斜視図、及び、その骨組をキャリッジ並びにキャリッジ支持体及び/または案内組立体の例示的な実施形態と相互作用させることができる方法を示す図 本開示に従って用いることができる骨組、キャリッジ及び/またはキャリッジ組立体並びに駆動組立体の別の実施形態の斜視図 図25に示されている骨組及びキャリッジ組立体の実施形態の第1の端の詳細図。この端は駆動組立体に隣接して示されている。 図25に示されている駆動組立体、案内組立体及びキャリッジ組立体の詳細内面図 図25に示されている駆動組立体、案内組立体及びキャリッジ組立体の詳細外面図 図25に示されている駆動組立体、案内組立体及びキャリッジ組立体の別の詳細外面図 図25に示されている駆動組立体、案内組立体及びキャリッジ組立体の別の詳細図 図25に示されている駆動組立体、案内組立体及びキャリッジ組立体の別の詳細外面図 図26A〜Fに示されている駆動組立体の実施形態の長寿命を促すように用いることができる骨組/案内組立体の1つの実施形態の詳細図 図27Aに示されている骨組/案内組立体の1つの実施形態の別の詳細図 図27Aに示されている骨組/案内組立体の1つの実施形態の別の詳細図 図25に示されている骨組の実施形態の、その外側支柱に隣接した詳細斜視図 図25に示されている骨組の実施形態の、その外側支柱に隣接した別の詳細斜視図 照明器具及び空気システムの1つの例示的な実施形態の簡略図 植物スタンドの上部部材に隣接して互いに係合する2つの枠から構成されている植物スタンドの例示的な実施形態の斜視図 図30Aに示されている実施形態の拡大部分の詳細図 図30A及び図30Bに示されている実施形態の拡大部分の別の詳細図 図30Aに示されている実施形態の枠の一方の底部部材の詳細斜視図 骨組のレールの例示的な実施形態に係合する、図30Aに示されている実施形態の枠の一方の底部部材の詳細端面図 骨組の2つのレールの例示的な実施形態に係合する、図30Aに示されている実施形態の2つの枠の2つの底部部材の詳細端面図 互いに係合している2つの植物スタンドの例示的な実施形態の斜視図。2つの植物スタンドは骨組の2つのレールの例示的な実施形態にも係合している。 図31Aの植物スタンドのそれぞれの上部部材に隣接する係合部分の詳細図 図31Aの植物スタンドのそれぞれの底部部材に隣接する係合部分の詳細図 図31Aの植物スタンドの上部の詳細側面図。分かりやすくするために特定の要素が取り外されている。 それぞれの保持体の例示的な実施形態に係合している挿入体の複数の例示的な実施形態の斜視図 図32の一部の詳細図 成長トレイの例示的な実施形態の斜視図 図33Aに示されている実施形態の1つの角部の詳細図 成長トレイの例示的な実施形態の詳細図。分かりやすくするために離間部材が取り外されている。 照明器具の別の実施形態の斜視図 図34Aに示されている照明器具の実施形態の、その幅に沿った断面図 図34Aに示されている照明器具の実施形態の、その長さに沿った断面図 制御された環境の例示的な実施形態とともに用いることができる見取り図の例示的な実施形態の概略図 図35Aに示されている実施形態を側部から見た概略図 列及び照明器具機構の別の実施形態の概略図
本発明の種々の実施形態を詳細に説明するが、本発明は、その用途が、以下の説明に記載されているかまたは図面に示されている構成の詳細及び構成要素の配置に限定されない。本発明は他の実施形態が可能であり、種々の方法で実施または実行することが可能である。また、装置または要素の向きに関して本明細書において用いられる語句及び用語(例えば「前」、「後」、「上」、「下」、「上部」、「底部」のような用語等)は、本発明の説明を簡単にするために用いられるに過ぎず、参照される装置または要素が特定の向きを有しなければならないことを単独で指示するかまたは示唆するものではない。加えて、「第1の」、「第2の」及び「第3の」等の用語が、説明のために本明細書及び添付の特許請求の範囲において用いられるが、相対的な重要さまたは重大さを指示または示唆することは意図しない。ここで、添付の図面に示されている灌漑システムの例示的な説明に役立つ実施形態を詳細に参照する。可能な限り、図面を通して、同じかまたは同様の部分を指すのに同じ参照符号が用いられる。本開示の範囲は、本開示とともに用いられる特定の植物22及び/または作物によって限定されず、本開示による1つまたは複数の特徴部を用いて成長させることができる任意の種類の有機体に及ぶことを意図する。本明細書において用いられる場合、「床敷材料」という用語は、有機体を成長させ、維持し、及び/または別様に支持することができる任意の種類の媒体に及ぶ。
灌漑システム10の例示的な実施形態は、栄養供給物を、1つまたは複数の植物、好ましくは1つまたは複数の植物の根及び/または細根及び/または鉢に提供することが可能であるように構成及び配置することができる。本明細書において用いられる場合、「栄養供給物」という用語は、少なくとも水及び他の必須の植物成長物質を含むことが意図され、この植物成長物質は、水溶性であってもなくてもよく、特定の用途に応じて二酸化炭素、窒素、及び/または糖類を含んでいても含まなくてもよい。図1に示されているような例示的な実施形態では、灌漑システム10は、骨組12、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15、送達機構16及び植物スタンド18等の要素を含むことができる。幾つかの実施形態では、骨組12は略長手方向であり、その長さを画定する第1の端30及び第2の端32を有することができる。幾つかの実施形態では、骨組12は、1つの植物スタンド18の幅に略等しい長さを有することができる。他の実施形態では、骨組12は、単一の植物スタンド18の幅よりも大きい長さを有することができる。更に他の実施形態では、骨組12は、多くの植物スタンド18の幅に等しい長さを有することができる。したがって、骨組12の長さ及び/または植物スタンド18の幅は、灌漑システム10の範囲を決して限定するものではない。分かりやすくするために、本明細書に含まれる図面では、骨組12とともに1つのみの植物スタンド18が示されている。しかし、異なる構成の及び/または付加的な植物スタンド18を限定することなく含めることができることが理解されるであろう。複数の植物スタンド18を用いる場合、それらの側部部材260、266、290、296が互いに当接することができるように植物スタンド18を位置決めすることが望ましいであろう。いずれの場合も、植物スタンド18(単数または複数)は、(以下で詳細に説明するような)1つまたは複数の保持体302と組み合わせられる場合、植物の根が突出することができる室「C」を形成するように構成することができる。
幾つかの実施形態では、植物スタンド18(単数または複数)には、骨組12の一部を形成することができる1つまたは複数のレール100が動作可能に係合することができる。幾つかの実施形態では、骨組12のレール100は、支持面(例えば地面、床等)に対して上昇させることができる。他の実施形態では、骨組12のレール100は、地表面(図示せず)にまたはより高くに位置付けることができる。互いに実質的に平行であるとともに骨組12の長手方向軸であり得るレール100は、植物スタンド18が骨組12の第1の位置と第2の位置との間で移動するときに植物スタンド18(単数または複数)に拘束されて係合するように働くことができる。
幾つかの実施形態では、骨組12は、案内組立体69等の要素を含むことができる。案内組立体69は、キャリッジ組立体15(またはキャリッジ14)に動作可能に係合するキャリッジ係合部分を含むことができるため、キャリッジ組立体15は、拘束されて(例えば一次元で)骨組12の端30、32間で移動することができる。案内組立体69の例示的な実施形態では、キャリッジ係合部分は、案内組立体69の長さに沿う溝として形成することができ、それによって、キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15の一部が、キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15が案内組立体69に対してその長さにのみ沿って移動することを可能にするように溝に係合する。これについては以下で詳細に説明する。キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15が案内組立体69に対して一次元にのみ移動可能であることを確実にする他の構造及び/または方法を、限定することなく用いることができる。案内組立体69は、骨組12の2つのレール100の間に位置付けることができる。幾つかの実施形態では、案内組立体69は上昇させることができる。例示的な実施形態では、案内組立体69は、レール100及び骨組12の長手方向軸に実質的に平行であるものとすることができる。
図1に示されている骨組12の例示的な実施形態は1つまたは複数の副枠34を含むことができる。副枠34の例示的な実施形態は、略鉛直な向きの中央(または内側)支柱36(例えば図2及び図5を参照のこと)、1つまたは複数の略鉛直な向きの外側支柱48、54、並びに、中央支柱36及び外側支柱48、54をそれぞれ互いに係合させるように構成することができる横棒60等の要素を含むことができる。以下で詳細に説明するように、各副枠34の外側支柱48、54はレール100に係合することができ、一方で、各副枠34の中央支柱36は案内組立体69及び/またはレール100に係合することができる。例示的な実施形態では、副枠34は、互いから離間させることができ、骨組12の長手方向軸に対して横断方向であるような向きにすることができる。しかし、他の向き及び/または形態を限定することなく用いることができる。
前述し、また図5に最も良く示されているように、副枠34の例示的な実施形態は、略鉛直な向きの中央(または内側)支柱36、複数の略鉛直な向きの外側支柱48、54、並びに、中央支柱36及び外側支柱48、54の双方にそれぞれ係合することができる横棒60のような要素を含むことができる。例示的な実施形態では、中央支柱36は、上側端38及び下側端40を含むことができ、上側端38は、案内組立体69の横梁70に係合することができ、下側端40は横棒60に係合することができる。横棒60は、対向する端62、64を含むことができ、端62、64のそれぞれは外側支柱48、54に係合することができる。各外側支柱48、54は、レール100の一部が係合することができる上側端50、56、及び、地面に載ることができる下側端52、58を含むことができる。幾つかの実施形態では、外側支柱48、54の一方または双方の下側端52、58には、1つまたは複数のフランジ66を設けることができる。フランジ(複数の場合もあり)66は、締結要素(図示せず)と併せて用いることができる1つまたは複数の孔(複数の場合もあり)(図示せず)を含むことができるため、副枠34は、構造の床502及び/またはそのような床に係合する支持基部等の支持体に取り外し可能に係合することができる。前述したように、中央支柱36の下側端40は、中央支柱36と1つまたは複数の外側支柱48、54とを係合させる横棒60に係合することができる。しかし、幾つかの実施形態では、中央支柱36は、副枠34とは独立したものであり得る。そのために、中央支柱36の下側端40には、締結要素(図示せず)と併せて用いることができる1つまたは複数の穴あきフランジ(例えば外側支柱48、54のフランジ66を参照のこと)を設けることができ、それによって、中央支柱36には、構造の床502及び/またはそのような床に係合する支持基部等の好適な支持体が係合することができる。幾つかの実施形態では、フランジ66は、横方向の向きであり得る。同様に、各外側支柱48、54は副枠34とは独立したものであり得る。すなわち、各外側支柱48、54の下側端には、締結要素(図示せず)と併せて用いることができる1つまたは複数の穴あきフランジ66を設けることができるため、外側支柱48、54には、構造の床502及び/またはそのような床に係合する支持基部等の好適な支持体が係合することができる。幾つかの実施形態では、案内組立体69及び少なくとも1つのレール100の双方は、骨組12の長さを実質的に平行に延びることができる。幾つかの実施形態では、案内組立体69及び少なくとも1つのレール100は、構造の床502及び/またはそのような床に係合する支持基部等の好適な支持面(図示せず)の上に上昇させることができる。副枠34及び/または骨組12は、現場で組み立てることができるか、または、遠隔の場所で組み立てるか若しくは部分的に組み立てて所望の現場に移動させることができる。
前述したように、中央支柱(または内側支柱)36の上側端38は、案内組立体69に係合するように構成及び配置することができる。案内組立体69は、キャリッジ組立体15及び/またはキャリッジ14に拘束して係合することができ、キャリッジ組立体15は骨組12の第1の端30と第2の端32との間を横断することができる。中央(または内側)支柱36の上側端38に係合することができる案内組立体69は、対向する第1の端71a及び第2の端71bを含むことができる水平な向きの横梁70を含むことができる。横梁の各端は、案内部材72、73を支持することが可能であるように構成及び配置することができ、案内部材72、73のそれぞれは、上記で詳細に記載したようなキャリッジ係合部分を含むことができる。
例示的な実施形態では、各案内部材72、73の略C字状であり得るキャリッジ係合部分は、基部及び2つの側壁を含むことができ、2つの側壁はスロットまたは溝を画定する。一方の案内部材72には、複数の副枠34の1つまたは複数の横梁の第1の端71bが係合することができ、一方で、別の案内部材73には、複数の副枠34の1つまたは複数の横梁70の第2の端71aが係合することができる(例えば図5及び図6を参照のこと)。双方の案内部材72、73は本質的に同じであるように構成することができるため、例示的な実施形態を記載する場合には一方のみの案内部材72、73を詳細に説明すればよい。
案内部材72は、基部74、並びに2つの側壁76及び82を含むことができ、2つの側壁76、82はスロットまたは溝88を画定する。例示的な実施形態では、案内部材72は、その側壁76、82によって画定される溝88が略水平な向きであるような向きにすることができる。そのような配置は、各案内部材72、73の溝88を、案内部材72、73が反対方向に面するように位置決めする。案内部材72の溝88は、少なくとも1つのキャリッジ14の一方の側からの1つまたは複数の摩擦低減要素148(例えば、摩擦低減要素が車輪として構成される図5、図7A、図7Bを参照のこと)、または、キャリッジ組立体15の一方の側からの1つまたは複数の摩擦低減要素148を受け入れるように構成することができる。図示のように、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15の摩擦低減要素148は、案内部材72の下側側壁82の上面によって支持することができる。案内部材72の上側側壁76は、摩擦低減要素148を保護するとともに、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が案内組立体69から過って持ち上げられることを防止するように働くことができる。案内部材72の上側側壁76は、案内部材72に安定性及び強度を与えるようにも働くことができる。代替的には、幾つかの実施形態では、案内部材72、73は、基部及び1つの側壁を含む略L字形の外形を有することができ、キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15は、互いから離間している上側摩擦低減要素及び下側摩擦低減要素148を含むことができ、それによって、側壁をそれらの間に位置付けることができる。L字形の案内部材及びキャリッジ組立体15の他の実施形態では、上側車輪は同じままであり得るが、下側支持車輪の代わりに、上側車輪よりも下及びL字形の案内部材の底面に位置決めされる指部を用いることができる。また他の実施形態では、案内部材は、鉛直壁を有する略水平な支持ベッドを含むことができ、壁にはキャリッジの1つまたは複数の溝付き車輪が係合可能にまたがる。代替的には、案内部材72、73は、キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15に摺動可能に係合するように構成することができる。したがって、キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15と案内組立体及び/または骨組12とを係合させるのに用いられる特定の構造及び/または方法は、本開示の範囲を決して限定するものではない。
例示的な実施形態では、外側支柱48、54の幾つかまたは全ての上側端50、56を用いて、レール100の支持を提供することができる。前述したように、用いることができる1つまたは複数のレールは、植物スタンド18(単数または複数)が骨組12の端間を移動するときに植物スタンド18(単数または複数)に拘束されて係合する。図5及び図6に最も良く示されている例示的な実施形態では、レール100は略U字形であるものとすることができ、基部102及び平行な側壁104、106を含むことができる。レール100には、1つまたは複数の副枠34の1つまたは複数の外側のまたは中心から外れた支柱48または54が係合することができる。例示的な実施形態では、レール100は案内組立体69と略平行であり得る。レール100は、基部102並びに側壁104及び106によって画定されるスロット108が略鉛直な向きであり、スロット108が主に上方に開口するような向きにすることができる。幾つかの実施形態では、2つのレール100を垂直線に対して傾けるかまたは角度を付けることができるため、レール100のそれぞれのスロット108は、骨組12の上に位置する地点において互いに向かって収束する平面を画定する(例えば、図1において枠250、280の上部部材252、282が互いに向かって収束する方法を参照のこと)。そのために、レール100の一方または双方は、垂直線に対して、およそ0度〜およそ60度の範囲で角度を付ける(110)ことができる。垂直線の好ましい範囲は、およそ5度〜およそ45度の範囲である。以下で説明するように、レール100は、再利用機構の一部を形成することができる。すなわち、レール100は、1つまたは複数の植物スタンド18に集まるか、凝結するかまたは別様に堆積する可能性があり、下方に沿って流れることができる栄養供給物を収集する流路として働くことが可能であり得る。そのような状況では、レール100には、再利用のために栄養供給物を容器に方向付けることが可能な管(図示せず)を設けることができる。所望であれば、フィルタ(図示せず)を、限定されないがUV暴露を含む他の処理のように管と併せて用いることができる。
灌漑システムの例示的な実施形態とともに使用することができるキャリッジ14の例示的な実施形態が図7Aに示されている。キャリッジ14は、送達機構16の排出部分のセグメントを支持するのに用いることができる。例示的な実施形態では、キャリッジ14は、案内組立体69が係合するように構成及び配置することができる。幾つかの実施形態では、キャリッジ14は、案内組立体69に沿って第1の位置と第2の位置との間で移動することができる。他の実施形態では、キャリッジ14は静止していてもよい。
キャリッジ14は、第1の端144及び第2の端146を有する台134を有する本体、取着バー147、複数の支材140、142、並びに(例示的な実施形態に示されているような車輪等の)複数の摩擦低減要素148等の要素を含むことができる。例示的な実施形態では、台134は略平坦であるものとすることができ、互いに対して実質的に平行であり得る第1の面136及び第2の面138を有することができる。台134の第1の面136は、送達機構16の排出部分のセグメントに支持を提供することができる。例示的な実施形態では、第1の面136は、送達機構16の分岐部210に支持を提供することができる。幾つかの実施形態では、キャリッジ14は、台134に係合することができる取着バー147を含むことができ、取着バー147は、送達機構16の排出部分の固定具または取付具194の係合点として働くことができる。キャリッジ14の支材140、142は、互いに対して実質的に平行であるものとすることができ、台134の第2の面138によって画定される平面に対して実質的に直交するかまたは垂直であるような向きにすることができる。例示的な実施形態では、支材140、142は、台134から下方に垂下することができる。各支材140、142には1つまたは複数の摩擦低減要素(図示せず)を設けることができる。摩擦低減要素は、例えば、低摩擦係数を有する材料の片、ローラ軸受、車輪等であるものとすることができる。幾つかの実施形態では、各支材は、内方に面する回転可能に取り付けられる車輪148が取り付けられる内方に面する面を有する。車輪148は、従来のように横断方向の向きの軸またはスピンドル150に取り付けることができる。幾つかの実施形態では、キャリッジ14の各支材140、142は、複数の回転可能に取り付けられる車輪を含むことができる。例示的な実施形態では、2つの支材140、142があり、各支材140、142は、台134の第1の端144と第2の端146との間に延びる平面的な側壁の形態である。各側壁は複数の回転可能に取り付けられる車輪148を含むことができる。以下で詳細に説明するように、キャリッジ14の一方の側壁は延長部152及び接続要素154を含むことができ、接続要素154は駆動組立体160の一部に係合することができる。
複数のキャリッジ14が、図7Bにおいて最も良く分かるようにキャリッジ組立体15を形成するように1つまたは複数の連結部156、158によって互いに係合することができる。連結部156、158は、キャリッジ14が第1の位置と第2の位置との間で同時に移動することを可能にするように構成することができ、この移動は、案内組立体69によって画定される経路に沿うものであり得る。例示的な実施形態では、連結部156、158は剛性であり、梁の形態であるものとすることができる。他の実施形態では、連結部156、158は中空の管であり得る。他の実施形態では、連結部156、158は送達機構16の一部であり得る。更に他の実施形態では、連結部156、158は可撓性であり得る(例えば、可撓性連結部は本質的にケーブルまたは鎖であり得る)。例示的な実施形態では、L字形の断面を有する梁の形態の2つの連結部156、158によって互いに動作可能に係合する2つのキャリッジ14がある。しかし、1つのキャリッジ14と別のキャリッジ14とを係合させるのに好適な任意の構造及び/または方法を限定することなく用いることができる。
2つのキャリッジ14及び連結部を含むキャリッジ組立体15の動作をここで更に詳細に説明する。動作時には、送達機構16の排出部分を支持するように構成することができるキャリッジ組立体15を、駆動組立体160によって前後に、すなわち往復運動させることができる。キャリッジ組立体15は、案内組立体69の長さのおよそ半分の長さを有することができる。理解されるように、連結部156、158は、この全長を達成することを可能にする長さを有することができる。案内組立体69の長さのおよそ半分の全長を有するキャリッジ組立体15を有することは、植物に随行する必要がある移動の量を減らすため、他のキャリッジ組立体15の長さに勝る利点を有する。例えば、複数の植物を、案内組立体69の長さに沿って位置決めされる1つまたは複数の植物スタンド18によって支持することができる。そのような構成では、キャリッジ組立体15が必要とする移動の量は単一のキャリッジ14が必要とする移動の量の半分である。例えば、1つまたは複数の植物スタンド18によって支持される複数の植物は案内組立体69の長さに沿って位置決めされる。キャリッジ組立体15の一端が案内組立体69及び/または骨組12の第1の端に隣接し、キャリッジ組立体15が案内組立体69及び/または骨組12の第2の端に向かって移動する場合、案内組立体69及び/または骨組12の第1の端に隣接するとともに案内組立体69及び/または骨組12の中間に隣接する植物が栄養供給物を同時に受け取る。キャリッジ組立体15が案内組立体69及び/または骨組12の第2の端に向かって移動すると、残りの植物が栄養供給物を受け取る。キャリッジ組立体15が案内組立体69及び/または骨組12の第2の端に達すると、案内組立体69及び/または骨組12の第2の端に隣接するとともに案内組立体及び/または骨組の中間に隣接する植物が栄養供給物を受け取る。少なくともキャリッジ組立体15、連結部156、158の長さ、及び、送達機構16の排出部分のノズル220の慎重な設計並びに/または選択及び位置によって、栄養供給物の散布が、キャリッジ組立体15が第1の端と第2の端との間で移動するときに中間において重ならない。他の実施形態では、2つより多くのキャリッジ14を有する他のキャリッジアセンブリ15を限定することなく用いることができる。
キャリッジ14またはキャリッジ組立体15への動力エネルギーは、案内組立体69に沿って第1の位置P1と第2の位置P2との間でキャリッジ14若しくはキャリッジ組立体15を移動させることが可能な駆動組立体160によって提供することができるか、または、代替的には、駆動組立体160は、案内組立体69に沿って位置P2、P3若しくはP3、P1の間でキャリッジ組立体15を移動させるように構成することができる(例えば図3のP1及びP2、またはP1及びP3を参照のこと)。駆動組立体160は、動力源162、及び可撓性ベルト168(可撓性の無端ベルト、鎖、または少なくとも機械的な力を伝える任意の他の好適な構造として構成することができる)等の要素を含むことができる。幾つかの実施形態では、動力源162及び可撓性ベルト168は骨組12の中央支柱36に動作可能に係合する。幾つかの実施形態では、動力源162は、中央支柱36に係合することができるブラケット68に係合する。ブラケット68は、動力源162の駆動軸164が案内組立体69の案内部材72、73に対して横断方向であるような向きになるよう動力源162を位置決めすることができる。幾つかの実施形態では、遊びローラ170が別の中央支柱36に係合することができ、遊びローラ170は、同様に案内部材72、73に対して横断方向であるような向きであるスピンドル172に取り付けられる。例示的な実施形態では、動力源162の駆動軸164及び遊びローラ170は、それらが係合することができる副枠34の横梁70の一端に隣接して位置付けることができる。動力源162の駆動軸164には、可撓性ベルト168に係合する駆動部材166を設けることができる。例示的な実施形態では、動力源162の駆動部材166は、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15に動作可能に係合する鎖に係合するスプロケットとして構成することができる。本明細書において開示されるような、動力源162と、灌漑システムの特定の実施形態に好適であることが分かっている速度制御部との組み合わせの例は、モデル番号41K24RGN−AW2U/4GN30SAであり、Oriental Motor U.S.A. Corp.(Torrance, California 90502)から入手可能である。本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、同様のキャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15の移動を達成することが可能な他の駆動組立体の構成要素及び/またはそれらの組み合わせを用いることができることが理解されるであろう。
駆動組立体160は、動作可能な係合部によってキャリッジ14またはキャリッジ組立体15に係合することができる。例示的な実施形態では、動作可能な係合部は、キャリッジ14の支材140、142に係合することができる延長部152、並びに、延長部152及びベルト168に回動可能に係合することができる接続要素154等の要素を含むことができる。接続要素154は、ベルト168の回動点が駆動組立体160の駆動部材166または遊びローラ170の周りに位置付けられ得るため、接続要素154が延長部152の回動点を中心に回転することを可能にする距離だけ互いから離間することができる回動点を含むことができる。その際に、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15と可撓性の無端ベルト168との間の効果的な係合部は、ベルト168の上側部分の位置からベルト168の下側部分の位置まで移動することができる。この構成は、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15とベルト168との間の接続点がベルト168の運動に従うため、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15の方向を逆にすることを可能にする。そのような構成の利点は、動力源162の方向を逆にする必要なくキャリッジ14またはキャリッジ組立体15の方向を逆にすることができることである。代替的には、接続要素154は省くことができ、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15(若しくはその延長部152)がベルト168に直接係合することができ、この場合は、動きを逆にすることが望ましいものとすることができ、可逆的な動力源162を用いることによって達成することができる。可逆的な動力源162は電気モータであり得る。本明細書において開示される特定の実施形態に好適であり得る可逆的な動力源162の例はモデル番号C6T17VC5であり、Leeson Electric(Grafton, WI. 53024)から入手可能である。しかし、本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく同様の機能を有する他の動力源162を用いることができることが理解されるであろう。
動力源162の制御は種々の実施態様を用いて達成することができる。例えば、1つの実施態様は、動力源162に動作可能に係合することができ、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15によって作動されて動力源162を逆方向にすることができるように位置決めすることができる機械的スイッチを含むことができる。代替的には、別の実施態様は、動力源162に動作可能に係合し、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15によって作動されて動力源162を逆方向にすることができるように位置決めされる1つまたは複数のセンサ174を含むことができる。通常、そのようなセンサ174は、制御箱(図示せず)と通信し、制御箱は可逆的な動力源162と通信する(同様に図示せず)。例示的な実施形態では、特定の用途に好適な結果は、Automation Direct(Cumming GA 30040)から入手可能なモデル番号PFM1−BN−1Hのセンサ(複数の場合もあり)を用いて得ることができることが分かっている。しかし、本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく他の好適なセンサ174を用いることができることが理解されるであろう。例示的な実施形態では、センサ174は、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が(骨組12の端に一致し得る)所望の移動の終端にあるときを検出することが可能であるような位置にあるように、骨組12に係合することができる。単一のキャリッジ14の場合、センサ174は、キャリッジ14の経路の終端に位置付けることができる。2つのキャリッジ14を含むキャリッジ組立体15の場合、少なくとも1つのセンサ174を経路の一端に位置付けることができ、別のセンサ174を経路に沿う中間に位置付けることができる。幾つかの実施態様では、各位置に第1のセンサ174及び第2のセンサ174があるものとすることができ、第2のセンサ174は第1のセンサ174の予備として働く。
送達機構16の分岐部210及び1つまたは複数のノズル220(図7B)を含むことができる排出部分は、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15に動作可能に係合することができる。キャリッジ組立体15(または場合によってはキャリッジ14)が案内組立体69に沿って移動するとき、(それに関連付けられる)出口を、栄養供給物を植物の根26に定期的に散布するように構成することができる。この定期的とは、およそ4秒〜およそ20分の範囲であるものとすることができ、少なくとも植物の成長に依存する。例示的な実施形態では、定期的とはおよそ30秒〜およそ3分の範囲を有し得ることが意図される。理解されるように、定期的とは、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が案内組立体69に沿って第1の位置から第2の位置に移動または循環し、次に第1の位置に戻るのにかかる時間に略等しい。同様に理解されるように、案内組立体69上の第1の位置及び第2の位置は変えることができる。幾つかの実施形態では、第1の位置P1及び第2の位置P2は案内組立体69上の距離D1を画定する。位置P1及びP2は、案内組立体の反対端によって位置付けることができる(図3及び図6)。他の実施形態では、第1の位置P1及び第2の位置P3は、距離D2を画定し、案内組立体69の全長の部分的な部分のみを含むことができる(図3及び図6)。
幾つかの実施形態では、部分的な部分または距離D2は中央に位置付けることができる。他の実施形態では、部分的な部分または距離D2は、案内組立体69の一端または他端に向かって斜めにすることができる。理解されるように、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が案内組立体69を横断する速度は、限定はされないが進行距離、特定の植物/作物、植物成長の段階等を含む幾つかの変数に依存し得る。幾つかの例示的な実施形態では、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15は、およそ0インチ/秒(静止)〜およそ24インチ/秒の範囲の進行速度を有することができる。他の例示的な実施形態では、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15は、およそ1インチ/秒〜およそ6インチ/秒の範囲を有する進行速度を有することができる。幾つかの実施形態では、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15の進行速度は、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が骨組12の端間を横断するときに双方の方向に実質的に同じであり得る。しかし、他の実施形態では、進行速度は所望に応じて変えることができる。例えば、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15は、開始地点から第1の方向におよそ1インチ/秒で進行することができ、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15は、終端地点に達すると、反対の方向に開始地点までおよそ1フィート/秒で戻ることができる。さらに、進行速度は一定である必要はない。幾つかの実施形態は、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が開始地点と終端地点との間で移動するときにキャリッジ14またはキャリッジ組立体15の速度をより速く及び/またはより遅くすることを可能にすることができ、幾つかの実施形態は、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が開始地点と終端地点との間で移動するときにキャリッジ14またはキャリッジ組立体15を1回または何回も停止させることを可能にすることができる。このように、灌漑システム10の動作は、より少ない栄養供給物を必要とする植物とは対照的に、より多くの栄養供給物を必要とする植物に対応するように合わせることができる。本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15の進行速度の他の変形形態を用いることができる。理解されるように、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15の制御は、プログラム可能な制御部176によって自動化することができる。幾つかの実施形態に好適であり得るプログラム可能な制御システムの例は、Micro800であり、Allen Bradleyのhttp://ab.rockwellautomation.com/Programmable-Controllers/Micro800から入手可能である。
キャリッジ14またはキャリッジ組立体15の進行速度が、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が骨組12の長さに沿う位置間を横断するときに双方向に実質的に同じであり得る実施形態に関して、特にノズル220が2つ以上の方向に同時にまたは交互に栄養供給物を散布する能力を有する場合には、可逆的な動力源162を用いる駆動組立体160が略好ましいものとすることができる。すなわち、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が第1の方向に移動すると、ノズル220は栄養供給物を実質的に第1の枠250の露出している植物の根26にのみ散布し、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が反対方向に移動すると、ノズル220は栄養供給物を実質的に第2の枠280において成長する露出している植物の根26にのみ散布する。したがって、栄養供給物の送達は、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が前後に移動するため振動する可能性がある。
この栄養供給物の双方向への振動散布は複数の方法で達成することができる。1つの実施形態では、ノズル220は1つの方向を指し、鉛直な分岐部210は、その長手方向軸を中心にキャリッジ14に回転可能に取り付けられる。回転は、栄養供給物が供給管路190を通って流れるときに栄養供給物の圧力を提供することができる。これは、より大きい歯車に噛み合う羽根車を設けることによって達成することができ、より大きい歯車は更に、振動するスプリンクラのように分岐部210に連結される。別の実施形態では、分岐部210の回転は、骨組12から延びる水平突起が係合する端を有する水平レバーを分岐部210に設けることによって達成することができる。キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が終端地点に達すると、突起がレバーに係合して分岐部210を一方向に回転させることができる。キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が他方の終端地点に達すると、同様の突起がレバーに係合して分岐部210を反対方向に回転させることができる。本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、他の同様の機械的機構を用いることができることが理解されるであろう。代替的には、分岐部210は静止していてもよく、ノズル220をソレノイドによって制御することができる。振動することができるノズル220を有して構成される灌漑システム10では、可撓性または半可撓性の材料から構成される管216、供給管路190及び/または他の流体導管要素を用いるのが有利であり得ることが意図される。そのような構成では、ノズル220を、隣接するノズル220から約6インチ〜約6フィートに位置決めすることができることが意図される。
双方向の振動を達成する他の実施態様が可能であり、双方向の振動は、キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15が骨組12またはその一部の長さに沿って移動可能ではないシステムに組み込むことができる。すなわち、特定の構成は、双方向に振動する送達機構16から利点を得るが、成長中の根26に対する送達機構16要素のいずれかの唯一の運動が回転運動である。1つの例では、各キャリッジ14の2つの鉛直な分岐部210があるものとすることができ、各分岐部210は、専ら栄養供給物を特定の枠250、280に送達することができるノズル220を有する。そのような例では、鉛直な分岐部210の一方、双方が栄養供給物を植物に送達することが可能であるかまたは可能ではないように、栄養供給物の流れを(ソレノイドによって)制御することができる。この用途に好適であることが分かっているソレノイドの例は、商品番号3827及び1500であり、Spartan Scientific(Boardman, OH 44513)から入手可能である。しかし、本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、同様の機能を有する他のソレノイドを用いることができることが理解されるであろう。代替的には、各分岐部210には、それ自身のソレノイドによって制御することができるそれ自身の供給管路190を設けることができる。
本開示に従って用いることができる駆動組立体160の別の実施形態では、スクリュ(図示せず)が骨組12の一部に沿って延びることができる。そのような実施形態では、キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15は、1つまたは複数のスクリュ受け部(図示せず)を介してスクリュに係合するように構成することができる。動力源162には、スクリュまたはスクリュ受け部(複数の場合もあり)が係合することができ、それによって、スクリュまたはスクリュ受け部(複数の場合もあり)の回転によってキャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15が骨組12の長さに沿って第1の方向または第2の方向に移動する。そのような実施形態では、スクリュまたはスクリュ受け部(複数の場合もあり)の回転速度が、キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15の線速度を決めることができる。本開示から、キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15を案内組立体69または任意の他の幾何学的形状の構造に沿って移動させるための無限の構造及び/または方法が存在することが明らかであろう。したがって、本開示は、任意のキャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15を案内組立体及び/または骨組に対して移動させるために使用される特定の構造及び/または方法によって限定されない。
支持枠500の例示的な実施形態が図20〜図22Aに示されている。灌漑システム10の特定の実施形態では、本明細書において図示及び記載される支持枠500は骨組12の代わりに用いることができる。支持枠500のこの実施形態は、参照するために支持枠500が係合する植物スタンド18の(それぞれの底部に車輪258を有する)側部部材260、266、290、296を有して示されているが、本明細書において開示されるような支持枠500の範囲は、支持枠500が係合し、及び/またはそれによって支持される要素によって決して限定されない。
ここで、支持枠500の例示的な実施形態の斜視図を提供する図20を参照すると、支持枠500は、支持枠500の長さに沿って離間することができる1つまたは複数の基部部材510を含むことができる。各基部部材510は、支持枠500の例示的な実施形態の端面図を提供する図22において最も良く分かるように、その端において基部直立部512が係合する基部横梁514を含むことができる。基部部材510は(温室等の)構造の床502に位置決めすることができるか、または付加的な支持基部に位置決めすることができることが意図される。特定の用途の場合、基部部材510をセメントまたはコンクリートの支持基部に位置決めすることが望ましい場合があり、この支持基部は、構造の床502と一体的に、但し構造の床502に対して上昇させて形成することができる。そのような構成は図23に示されており、以下で詳細に説明する。代替的には、支持基部は、鋼、ステンレス鋼、ポリマー、セルロース材料、及び/またはそれらの組み合わせを含む任意の好適な材料から構成することができる梁、アーム等のような他の構造部材から形成することができる。
図示のように、基部部材510は、(図22及び図22Aに最も良く示されているように)2つのレール520に係合するように構成することができ、このレール520は略水平な向きであるものとすることができる。基部部材510は、受け皿530に係合するように構成することもできる。例示的な実施形態では、受け皿530は、その長さに沿って対称であるように構成することができる。中央の面535が1つまたは複数の基部横梁514に係合することができる。第2の面534を、中央の面535と一体的に、但し中央の面535に対して僅かに上方に角度を付けて形成することができる。第1の面533を、第2の面534と一体的に、但し第2の面534に対して僅かに上方に角度を付けて形成することができる。最後に、縁532を、それぞれの基部直立部512と一体的に、但しそれぞれの基部直立部512に係合するように上方に湾曲させて形成することができる。概して、受け皿530は、栄養供給物を収集して排出地点に方向付けるように構成することができ、排出地点は、中央の面535の、受け皿530の長さに沿う中央の地点であるものとすることができる。したがって、縁532と基部直立部512との間の境界面を封止し、縁532と基部直立部512との間に栄養供給物の流出地点及び/または汚染物質の侵入地点がないことを確実にすることが望ましいであろう。限定することなく受け皿530の他の排出地点を用いることができ、排出地点の最適な位置は、1回の散布と次の散布とで変わり得る。2つのレール520に係合すると同時に受け皿530に係合する複数の基部部材510を、植物成長の種々の段階の間に植物スタンド18の種々の実施形態の重量を十分に支持するように構成することができることが意図される。
ここで図22及び図22Aを参照すると、支持枠500の例示的な実施形態のレール520は正方形の断面を有して形成することができる。したがって、各レール520は4つのレール頂点522を含むことができる。例示的な実施形態では、各レール520は、2つのレール頂点522が略鉛直な平面にあり、2つの他のレール頂点522が略水平な平面にあるような向きにすることができる。レール520の上部において向きが付けられるレール頂点522は、植物スタンド18に関連する車輪258の接点を提供するように構成することができる。支持枠500の内部に向かう向きにされるレール頂点522は、以下でより詳細に説明するように、第2の枠540に関連する車輪546の接点を提供するように構成することができる。例示的な実施形態では、植物スタンド18に関連する車輪258及び第2の枠540に関連する車輪546の双方を、スプールとして構成することができ、縮径部分が各側においてより大径の端部蓋によって軸方向に境界を定められる。そのような構成は、車輪258、546の位置を、車輪258、546に対して軸方向範囲に効果的に安定化させることができ、一方で同時に、車輪258、546に加えられる回転力には干渉しない。すなわち、植物スタンド18及び第2の枠540は、車輪258、546及びそれぞれのレール頂点522の相互作用によってレール520の長さに沿って移動することができる。レール520、レール頂点522、及び/または車輪258、546の特定の構成は、1つの実施形態と次の実施形態とで変わり、したがって、本明細書において開示及び特許請求されるような灌漑システム10の範囲を決して限定するものではない。
各車輪546は、図20Aに最も良く示されているように第2の枠540に回動可能に係合することができる。第2の枠540の例示的な実施形態では、2つの横棒542がはしごのような配置で2つのコネクタ544に係合することができる。各車輪546は、横棒542のそれぞれの端の取付部542aにおいて第2の枠540に回動可能に係合することができる。概して、第2の枠540は、前述したようにキャリッジ及び/またはキャリッジ組立体15として用いられるように構成することができることが意図される。すなわち、第2の枠540は、栄養供給物を根26に供給するために送達機構16に係合するように構成することができる。第2の枠540は、キャリッジ14及びキャリッジ組立体15に関して前述したように駆動組立体160に係合することができ、それによって、第2の枠540は、レール520またはその一部の長さを、特定の速さ及び間隔で横断することができる。さらに、任意の送達機構16及び/またはその構成を、限定はされないが、全て以下で詳細に記載される、本明細書において示されるような第2の枠及び/または振動特徴部を有する第2の枠を含むがこれらに限定されない第2の枠540とともに用いることができる。
制御された環境内の灌漑システム10の構成の例示的な実施形態の端面図が図23に一端から示されている。この実施形態では、基部部材510は、構造の床502に係合する突出部505に取り付けることができる。突出部505は、谷部506並びに階段状に持ち上がった第1の面504a及び第2の面504bと一体的に形成することができる。種々の特徴部を特定の実施形態の構造の床502と一体的に形成することができること、及び、セメントまたはコンクリート型を用いて種々の面を形成することができることが意図される。灌漑システム10の特定の用途に好適な骨組12、キャリッジ14/キャリッジ組立体15、支持枠500、第2の枠540、及び/または灌漑システム10の任意の他の要素を、限定することなく、図23に示されている構成と同様の階段状の構成を有する支持基部とともに用いることができる。再利用機構が含まれる場合(その実施形態は以下で更に詳細に記載する)、その特定の要素を支持基部に一体化することができる。例えば、谷部506は、余分な栄養供給物の収集器320として働くように構成することができ、余分な栄養供給物を関連する配管を介して再利用ポンプ(図示せず)に方向付けるように構成することができる。したがって、本開示の範囲は、支持基部に一体化することができる構成要素によって限定されず、その代わりに、最適な構成は制御された環境の1つの実施形態と次の実施形態とで変わることが意図される。
図23に示されている実施形態では、空気システム550を植物スタンド18の列に隣接して位置決めすることができることが意図される。空気システム550は、所与の空気システム550において互いに対して静的であるかまたは移動可能であるように構成することができる1つまたは複数の照明器具400及び通気管552を含むことができる。図23に示されている実施形態では、照明器具400と通気管552との間の垂直距離は一定であるが、植物スタンド18に対するそれらの垂直位置は可変であることが意図される。空気システム550を植物スタンド18に対して移動させることは、限定はされないが、ケーブル及び巻上機を使用する以下で詳細に開示されるもの及び図23において概略的に示されているものを含む、任意の好適な構造及び/または方法を用いて達成することができる。
通気管552は、空気流を通気管552から隣接する植物スタンド18に向かって外方に方向付けるように構成することができる。制御された環境または灌漑システム10の種々の実施形態とともに用いることができる空気システム550の例示的な実施形態の簡略化された側面図が図29に示されている。図29に示されているように、空気システム550は照明器具400に係合することができる。例示的な実施形態では、この係合は、空気システム550を照明器具400から吊るすことができるように配置される補助ケーブル466によって達成することができる。このように、照明器具400及び/または空気システム550の高さを、以下で更に詳細に記載するように植物スタンド18に対して調整することができる。
通気管552には、通気管552の内部から1つまたは複数の植物スタンド18に対して外方に空気流を方向付けるように構成されている複数の孔553を内部に形成することができる。通気管552は、通気管552の内部から構造の床502に向かって下方に空気流を方向付けるように構成されている孔553も含むことができ、構造の床502から、空気流を植物スタンド18に上方に反射させることができる。このように、図29に示されている空気システム550の実施形態を用いて、空気流を植物22の下から植物22に方向付けることができ、これによって、空気流の乱流が増し、より均一な成長につながることができる。通気管552から孔553を通る空気の具体的な流れ特性(すなわち湿度、温度、流量等)は、1つの用途と次の用途とで変わる。したがって、孔553の間隔、形状、大きさ及び他の特徴は、決して限定されず、所与の通気管552に位置決めされる孔553を、その通気管552の他の孔553に対して変えることができる。ほとんどの用途では、空気システム550の通気管552を、可能な限り多くの光を光源406から植物スタンド18に向かって反射する材料から構成することが望ましいことが意図される。さらに、通気管552の形状を、光源406から植物スタンド18への所望の光路404を提供するように構成することができる。例えば、通気管552は、その上部に、頂点において終端する2つの平坦な面を有して構成することができ、各平坦な面は、光を光源406から隣接する植物スタンド18に対して外方に方向付けるように構成される。
図29に示されている例示的な実施形態では、照明器具400は、光源406に隣接する(空気システム550の通気管552に加えて)1つまたは複数の通気管552を含むこともできる。照明器具400及び/または空気システム550の双方がHVAC408と流体連通することができ、特定の例では、1つのHVAC408が照明器具400及び空気システム550の双方と流体連通することができることが意図される。ほとんどの用途の場合、植物スタンド18が最適であるよりも多くの熱エネルギーを受け取らないように、照明器具400と流体連通するHVAC408が主に通気管552及び照明器具400の他の構成要素を冷却するように働くことが意図される。一方で、空気システム550と流体連通するHVAC408は、限定はされないが加熱、冷却、水分の添加及び/またはそれらの組み合わせを含む任意の所望の状態に空気を調節することができる。幾つかの例では、熱エネルギーを孔553から出る空気に加えることが望ましい状態の間に、照明器具400からの排気を空気システム550内に方向付けることが最も効率的であり得る。更に他の実施形態では、照明器具400と流体連通する通気管552は、制御された環境の外から周囲空気を単に引き込むことができ、別個のHVAC408を用いて、制御された環境内の空気がその特定の用途に望ましい特性を有することを確実にすることができる。
図24に示されている骨組12の別の実施形態では、骨組12は支持基部として構成することができる。骨組12は、1つまたは複数の支持脚部またはコンクリート構造によって、床面(例えば構造の床502)から上昇させることができる。この実施形態は、骨組12の長さに沿って延びて植物スタンド18の2つの枠250、280の接点を提供する行路をその両側に形成することができる。さらに、骨組12は1つまたは複数の谷部を有して形成することができる。谷部(複数の場合もあり)は排水管において終端することができ、この排水管は、以下で更に詳細に記載する再利用機構とともに使用される保持タンクまたは他の構造につながることができる。この実施形態の骨組12は、骨組12の内部に形成することができる、再利用機構の保持タンクまたは収集タンクを含むことができる。ポンプ、弁、熱交換器、フィルタ、及び/または任意の他の関連する配管構成要素、及び/または処理構造も骨組12のこの実施形態の内部に位置決めすることができる。
図24に示されている骨組12の実施形態とともに用いることができる案内組立体の別の例示的な実施形態が図24の骨組12の上に示されている。この実施形態では、案内組立体69は、はしご型枠と同様に構成することができ、その各端は支持のために骨組12に係合することができる。そのような案内組立体69は、ケーブル、鎖等を介して案内組立体69と構造の適切な部材とを係合させること等によって上から支持することができる。1つの例では、案内組立体69は、1つまたは複数のケーブルを介して天井の桁組から吊り下げることができる。キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15は、1つまたは複数の回転可能部材を含むことができ、1つまたは複数の回転可能部材は、この回転可能部材に回転エネルギーを提供するように動力源162に係合することができる。このように、キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15は、使用者によって決まったやり方で案内組立体69の長さを横断することができる。加えてまたは代替的に、案内組立体69は、回転エネルギー源との係合によってその長手方向軸を中心に回転するように構成することができ、その回転エネルギー源は、限定はされないが電気モータ、空気モータ、または油圧モータを含むことができる。そのような回転は、案内組立体69がその長さに沿って振動することを可能にし、その幾つかの利点は以下で更に詳細に記載する。
本開示による骨組12、案内組立体16、駆動組立体160並びにキャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15の別の例示的な実施形態が図25〜図28Bに示されている。図26Bを具体的に参照すると、動力源162は、伝達ベルトを介して第1の駆動部材166に係合することができる。第1の駆動部材166は、駆動軸164を介して第2の駆動部材166に係合することができ、これらは全て骨組12の一部に係合する1つまたは複数のブラケットによって支持することができる。第2の駆動部材166は、骨組12の一部に沿って延びるベルト168に係合することができる。
キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15の一部は、ベルト168のその特定の位置に選択可能に固定されるように構成することができる。これは、限定はされないが選択的な締め具、磁気締結具、及び/またはそれらの組み合わせを含む特定の用途の任意の好適な方法及び/または構造を用いて行うことができる。したがって、キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15がベルト168の特定の位置に固定される場合、キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15は、或る方向に、ベルト168の速さに等しい速さで移動することができる。モータが、図26C〜図26Fに示されているように動力源162にエネルギーを提供するように動力源162に係合することができる。他の実施形態と同様に、キャリッジ14及び/またはキャリッジ組立体15が骨組12の長さに沿って進行する速さ、速度、間隔または他の特性は、使用者によって制御されるか、及び/または自動化することができる。
図28A及び図28Bは、骨組12の例示的な実施形態の外側支柱50、56、52、58の詳細な図を提供する。端部材及び/または側部部材を、外方に延びるフランジを有して形成することができる。フランジは、以下でより詳細に記載するように、再利用機構を有して構成されている灌漑システム10において栄養供給物を捕捉するのに有益であり得る。
送達機構16は、栄養供給物を、液体及び/または噴霧及び/または蒸気及び/またはガス及び/または霧状微粒子の形態で1つまたは複数の植物22に運ぶように構成することができる。例示的な実施形態では、栄養供給物は、植物22(単数または複数)の根26が、植物スタンド18によって支持することができる保持体272、302の孔276、306を通して突出するときに、植物22(単数または複数)の根26に向けて方向付けることができる(例えば図8及び図9Aを参照のこと)。以下で詳細に記載するように、植物22(単数または複数)の根26は、植物スタンド18の枠250、280及び/または保持体によって画定される室「C」内に位置決めすることができる(例えば図13及び図15を参照のこと)。送達機構16は、連続的に動作することができるとともにキャリッジ14またはキャリッジ組立体15に動作可能に係合することができるように構成及び配置することができるため、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が案内組立体69に沿って第1の位置と第2の位置P1、P2またはP2、P3との間で移動するときに栄養供給物を植物に散布することができる。また、送達機構16は従来の空中システムよりも低い圧力で動作することができるため、これは、より安価な材料を使用し、全体的な費用を低減することを可能にすることができる。例えば、1つの例示的な実施形態では、(以下で更に詳細に説明するような)分岐部210の出口219はプラスチック等から作ることができる。
送達機構16は、主タンク、容器180、ポンプ184、ポンプ184の動力源186及びブースタポンプ188等の要素を含むことができる取入れ部分を含むことができる。送達機構16は、供給管路190、取付部、トランク200、分岐部210及び出口等の要素を含むことができる排出部分も含むことができる。例示的な実施形態では、送達機構16は、主供給タンク(図示せず)からホース(同様に図示せず)を用いて定期的に補給または補充することができる容器180を含むことができる。容器180は、栄養供給物を収容することができ、その容積は、主供給タンクによって補充する必要なく灌漑システム10が相当な時間にわたって動作することができるような大きさにすることができる。容器180の大きさ及び容量は、少なくとも灌漑システム10の大きさに依存し、およそ20ガロン〜およそ1000ガロンの範囲であり得る容量を有することができる。
容器180内の栄養供給物は、動力源186に動作可能に係合することができるポンプ184の入力端と流体連通することができる。ポンプ184及び動力源186の双方は、容器180の上部に載るように構成することができる台182に係合することができる。ポンプ184の出力端は、供給管路190の一端191aに係合することができ、その他端191bは、キャリッジ組立体15(または場合によっては単一のキャリッジ14)に係合することができる。幾つかの実施形態では、供給管路190は、分岐部210と連通しているトランク200に係合することができ、分岐部210は、栄養供給物が通って流れることができる少なくとも1つの出口219を有して構成することができる。幾つかの実施形態では、出口219は、分岐部210に適切な形状及び大きさの穴を作る(例えば閉鎖される分岐部210の側壁に穴を形成する)ことによって形成することができる。例示的な実施形態では、出口219は、分岐部210に取り外し可能に係合するノズル220を含むことができる(例えば図7Bを参照のこと)。他の実施形態では、供給管路190には複数のトランク200、201が係合することができ、各トランク200、201は分岐部210と連通することができ、各分岐部210は、栄養供給物が通って流れることができる出口219を含むことができる。供給管路190は、可撓性ホース、または栄養供給物の流れを1つの位置から別の位置に送達することが可能な他の構造体の形態であり得る。1つの例示的な実施形態では、肉厚のゴム材料を用いて供給管路190を構成することができるが、本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく他の材料を用いることができる。
ノズル220は、噴霧を提供するか、及び/または成長する特定の植物/作物に好適な任意の大きさを有する粒子の栄養供給物を散布するように構成することができる。1つの実施形態では、粒径は0.1マイクロメートル〜1000マイクロメートルの範囲であるものとすることができ、成長する特定の植物/作物への栄養供給物の送達を最適化するようにより小さい範囲の粒子(例えば5マイクロメートルの範囲)を可能にする仕様を有することができる。ノズル220は、空気噴霧ノズル220として更に構成することができ、これには、所望の栄養供給物の粒径及び/または制御を達成するために圧縮空気を必要とし得る。さらに、幾つかの実施形態では、植物の根26の長手方向軸に対して可能な限り平行に近い角度で栄養供給物を根26に提供するようにノズル220を構成することが最適であり得ることが意図される。そのような実施形態では、ノズル220は、根26の下に効果的に位置決めされて栄養供給物を上方に方向付けることができる。複数の分岐部210が係合しているトランク200、201が図17に示されており、この構成は、根26の軸に対して平行な方向に栄養供給物を上方へ方向付ける上で特に有用であり得る。1つまたは複数のノズル220は、各分岐部210に係合し、栄養供給物を略上方方向に提供するような向きにすることができる。
ノズル220は、洗浄ピン(図示せず)を有して構成することができ、洗浄ピンを押下することによって、洗浄ピンが押下されている間に、栄養供給物の流れがノズル220の一部の内部で逆になる。市販されているそのようなノズル220の例が、本明細書の終わりの付録Aに十分に示されている。骨組12及び/または1つまたは複数の植物スタンド18は、ノズル220が指部(図示せず)に近接するときにノズル220の洗浄を所与の周期(すなわち、キャリッジ組立体15が通過する回数あたり、時間間隔あたり等)で起動するように構成されている指部を有して構成することができる。清浄機能を含むことができるノズル220の別の実施形態は、洗浄ピンを起動するのに加圧アクチュエータ及び/またはソレノイドを用いる。したがって、ノズル220を洗浄するのに用いられる特定の構造及び/または方法は本開示の範囲を決して限定しない。
灌漑システム10の種々の実施形態の送達機構16は、少なくとも出口219若しくはノズル220の断面積、及び/または分岐部210あたりの出口219若しくはノズル220の数に応じて、異なる流量を有することができる。例えば、単一の出口219またはノズル220は、およそ0.001ガロン/分(gpm)(小さい直径の孔を含む出口219またはノズル220の場合)〜およそ60gpm(大きい直径の孔の場合)の範囲の流量を有することができる。しかし、任意の出口219またはノズル220を所与の条件下で通過することができる栄養供給物の特定の流量は、本開示の範囲を決して限定するものではない。加えて、送達機構16は、根26への栄養供給物の特定の流れ特性を達成するように出口(複数の場合もあり)219またはノズル220に十分な圧力を提供することが可能であるように構成することができる。特定の実施形態の場合、40psi以上の動作圧が最適であり得る。これらの動作要件を満たし、これらの実施形態に有用であると分かっているポンプ184及び動力源186の組み合わせは、FOGCO Company(Chandler, AZ 85226)(モデル番号5300216)から入手可能なポンプ184及び動力源186の組み合わせを含む。本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、灌漑システム10の特定の実施形態の動作条件を満たすポンプ184及び動力源186の他の好適な組み合わせを用いることができる。
1つまたは複数の分岐部210は、180度までの略鉛直な軸を中心に振動及び/または回転するように構成することができる。そのような実施形態は、振動及び/または回転しない分岐部210を有する同様の灌漑システム10において必要とされるノズル220の50%以上を排除することができる。振動及び/または回転する分岐部210は、1つのノズル220のみが通常は栄養供給物を単一の枠250、280または同様の向きの枠250、280の単一の側に提供する振動しない分岐部210とは対照的に、栄養供給物を、単一の組のノズル220を介して植物スタンド18の双方の枠250、280に提供することができる。振動することができるノズル220を有して構成されている分岐部210の例示的な実施形態が図16Aに示されている。この実施形態では、単一のノズル220によって提供される栄養供給物の重なりは、隣接するノズル220によって提供される栄養供給物と約40パーセント〜約50パーセントだけ重なる可能性があり、これは、栄養供給物の所望の範囲を確実にすることを助けることができる。したがって、図16Aは、隣接するノズル220からのノズル220の横方向の間隔に対するノズル220の高さの比の例示的な実施形態を提供する。この比に最適な値は、灌漑システム10の1つの用途と次の用途とで変わり得るが、用途によっては、値が約0.2〜約6.0の範囲であり得ることが意図される。そのような設計は、振動するように構成されている場合、植物22に送達される流れパターンの混乱状態、粒径、及び/または液滴の大きさを増大させることができ、その混乱状態は、送達機構16の特定の用途に望ましい場合がある。他の用途では、粒子及び/または液滴の大きさの均一性が、送達角度及び/または噴霧パターンに関して混乱に望ましくは関連付けられる場合がある。したがって、本開示の範囲は、植物22に送達される栄養供給物の角度によっては限定されない。
幾つかの実施形態では、容器180と主ポンプ184との間に介装することができるブースタポンプ188を含むことが望ましいであろう。例示的な実施形態に示されているように、送達機構16は、供給管路190の一端191aが骨組12の長手方向長さに沿っておよそ中間に位置付けられるように位置決めすることができ、一方で、供給管路の他端191bは、他端191bが係合するキャリッジ組立体15(またはキャリッジ14)とともに移動することが可能である。理解されるように、これは、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15が骨組12の端間で移動するときに供給管路190を効率的に用いることを可能にする。なお、ポンプ184及びその関連する動力源186は容器180自体に係合する必要はない(例えば図1を参照のこと)。例えば、ポンプ184及び動力源186は、骨組12の長手方向長さに沿って中間に位置付けることができ、容器180は、骨組12の端付近に位置付けられ、ホースによってポンプ184に係合することができる。しかし、例示的な実施形態に示されているような配置は、比較的容易に動かすことができ、結果として接地面積がより小さくなるため、特定の用途に好ましい場合がある。
ここで図7A及び図7Bを参照すると、灌漑システム10の例示的な実施形態では、供給管路の端191bを、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15に動作可能に係合させることができる。例示的な実施形態では、この係合部は、単一のキャリッジ14の取着バー147の中間にあるか、または、キャリッジ組立体15においてキャリッジ14を互いに係合させる梁156、158のうちの一方の中間にあり得る。例示的な実施形態では、供給管路190は、供給管路190と取着バー147の側壁または梁156、158のうちの一方とを係合させるように働くことができる取付具または固定具194と流体連通することができる。幾つかの実施形態では、取付具または固定具194は、(単一のキャリッジ14の)単一のトランク200または(キャリッジ組立体15の)2つ以上のトランク200、201に係合可能なT−コネクタ196に係合可能である中空の管等の要素を含むことができる。T−コネクタ196は、対向する開口がトランク200、201に係合することが可能であるような向きにすることができる。供給管路190と流体連通することができる各トランク200、201は、T−コネクタ196からキャリッジ14のうちの1つの台134まで延びることができ、そこで台134に係合することができる。各トランク200、201の端には、分岐部210が係合することができるコネクタ202、203を設けることができるため、トランク200、201は分岐部210に係合する。コネクタ202、203は、分岐部210が台134の面の上に略鉛直な向きで上方に延びるように位置決めするよう構成することができる。例示的な実施形態では、トランク−分岐部のコネクタ202、203は、取り外し可能な栓222によって閉じられる1つの開口を有するT−コネクタ196として構成することができる。本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく他のコネクタ202、203、196を用いてもよい。
図2Bを再び参照すると、代替的な実施形態では、供給管路190を、床等の下側面の上で引きずらないように上昇させることができる。そのような上昇はマスト204によって提供することができる。マスト204は、端30、32間の中間の位置において主枠12に係合することができ、マスト204は略鉛直に位置合わせされるとともに、下端205、遷移部206及び上端207を有する。遷移部206は、上端207を、おおよそキャリッジ14またはキャリッジ組立体15の真上にあるように位置決めするようにできる。上端207の上昇は、キャリッジ14(またはキャリッジ組立体15)よりも僅かに高い位置から、植物スタンド18の頂点よりも僅かに低い位置までの範囲であり得る。供給管路190はこの場合、マスト204に係合することができるため、それによって支持され、供給管路190の端191bはマスト204の上端207でまたは上端207付近で終端する。供給管路190の端191bはこの場合、中間の導管208の第1の端に係合することができる。次に、中間の導管208の第2の端が、単一のトランク200、または複数のトランク200、201に係合するコネクタ202(すなわち回転コネクタ195及び/若しくはT−コネクタ196(図示のような)として構成することができる)に係合することができる。中間の導管208は、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15がその経路に沿って横断するときに伸縮することが可能な自動巻回材料から形成することができる。そのような構成によって、供給管路190が移動部品の邪魔をする機会を低減し、全般的な摩耗及び引き裂きも低減することが発見されている。しかし、限定することなく、特定の用途に好適な任意の構造及び/または方法を用いて栄養物質を分岐部210、出口219、及び/またはノズル220に送達することができる。
各分岐部210は中空であるものとすることができ、十分な栄養供給物が特定の流れ特性で流れることを可能にするように構成されている内径を有することができる。例えば、幾つかの実施形態の場合、およそ1/16インチ〜およそ1インチの範囲の直径を用いることができることが意図される。各分岐部210は、管216(または中空のスペーサ)、コネクタ218及びノズル220のセクションから組み立てることができる。各分岐部210は、分岐部210全体を1つのユニットとして移動させるかまたは分岐部210の部分を曲げることによって調整することができる。特定の実施形態では、各分岐部210の端は、1つまたは複数の栓222によって使えないようにするかまたは別様に閉じることができる。各分岐部210には、栄養供給物を植物22に散布するのに用いることができる1つまたは複数の出口219またはノズル220を設けることができる。例示的な実施形態では、各分岐部210は、反対の方向を指すような向きにすることができる2つの出口219またはノズル220を含むことができる。理解されるように、特定の出口219またはノズル220の大きさ、及び送達機構16の動作圧を用いて異なる結果を達成することができる。例えば、幾つかの植物は、液体散布を用いてより良好に成長することができ、一方で、他の植物は、噴霧散布を用いてより良好に成長することができる。更に他の植物は、栄養供給物の気化散布、ガス状散布、霧状液体散布、及び/またはそれらの組み合わせを用いてより良好に成長することができる。多くの作物がおよそ10秒〜およそ30分の最適な栄養供給物の散布間隔を有することが意図されるが、その間隔は、本開示の範囲を決して限定するものではない。
前述したように、出口219は、それぞれの分岐部210に適切な形状及び大きさの穴を作ることによって形成することができる。例えば、幾つかの実施形態では、出口219の形状は、異なる排出パターンを生成することが可能であるように、幾何学的形状、非幾何学的形状、対称または非対称であり得る。他の実施形態では、出口219の大きさは、様々な流量を有する様々な断面積を有することができる。理解されるように、異なる植物/作物は、様々な出口219を用いて生成することができる様々な成長環境を必要とする場合がある。すなわち、植物/作物によっては、0.1〜3ガロン/分の流量を有する出口219を用いることによって恩恵を受けることができ、一方で、他の植物/作物は、2〜3ガロン/時の流量を有する出口を用いることによって恩恵を受けることができる。これに関して、分岐部210及びそのそれぞれの出口(複数の場合もあり)219を、特定の植物/作物に合わせて設計された一体構造として予め作製することができることが想定される。使用者が異なる成長周期及び成長要件を有する異なる植物/作物を成長させることにする場合、分岐部−出口のユニットと、別のより好適な分岐部−出口のユニットとを交換することができる。幾つかの実施形態では、出口219によって生成される排出が細かな霧状、蒸気またはガスの形態であることが望ましいであろう。そのような状況では、分岐部210及びそのそれぞれの出口219には、取り外し可能なノズル(複数の場合もあり)220を設けることができる。そのような排出を生成することが可能なノズル220は、多くの場合に、およそ0.008インチ〜およそ0.020インチの範囲の口径を有し、FOGCO Systems, Inc(Chandler, AZ. 85226)等の会社から入手することができる。
ノズル220は、分岐部210に対して位置決め可能であるものとすることができ、分岐部210には、旋回ボールコネクタ等の調整可能なコネクタを用いて係合することができる。代替的には、分岐部210は、分岐部210が係合するトランク200、201に対して調整可能に位置決め可能であるものとすることができ、可撓性の金属管から形成することができる。灌漑システム10は連続的にまたは比較的連続的に動作することができるため、上記で述べた出口、ノズル220、取付具及び分岐部210の構成要素を、限定はされないがABSプラスチックを含む材料から形成することができることが発見されている。
代替的には、前述したような幾つかの実施態様では、水力−空気の組み合わせの噴霧ノズル220を用いることができる。通常、そのようなノズル220は、ノズル220に接続可能であり、ノズル220の動作端から出る栄養供給物の液滴の大きさを変更及び制御することが可能である加圧空気源を含む。特定の植物22の場合、およそ5ミクロン〜100ミクロンの範囲の液滴の大きさが最適であり得るが、液滴の大きさは本開示の範囲を決して限定するものではない。さらに、根26の面積あたりの栄養供給物の最適な流量は、1つの種類の植物22と次の種類の植物22とで変えることができる。例えば、出願人は、特定の植物22が、10ミクロン〜50ミクロンの液滴の大きさで0.0435ガロン/時の流量を必要とすることを見出した。しかし、他の植物22は、異なる液滴の大きさ及び/または流量を必要とする可能性があり、この大きさ及び流量も植物22の生育の段階に応じて変わり得る。したがって、灌漑システム10の任意の時点におけるノズル220及び栄養供給物の流れ特性は、本開示の範囲を決して限定するものではない。ノズル220は、およそ0.02psi〜およそ300psiの水圧動作範囲、及び、およそ0.02psi〜およそ300psiの空気圧動作範囲を有することができる。特定の用途に好適であることが分かっている水力−空気噴霧ノズル220の例は、モデル番号1/4インチJシリーズであり、Spraying Systems Co.(http://www.spray.com/index.aspx)から入手可能である。本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、灌漑システム10の特定の実施形態の動作条件を満たす他のそのようなノズル220が可能である。加圧空気源は、単一のユニットで動力源に動作可能に接続される空気圧縮機197によって提供することができる。灌漑システム10の特定の実施形態に好適であり得る内蔵型の給電される空気圧縮機197の例は、モデル番号D55151であり、DeWalt Industrial Tool Co(Baltimore, MD 21286)から入手可能である。本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、灌漑システム10の特定の実施形態の動作条件を満たす他のそのような圧縮機197及びモータの構成が可能である。圧縮機197は、上記で説明したポンプ184とトランク200、201との間またはT−コネクタ196とトランク200、201との間の接続と同様に導管198によって分岐部210及び/またはノズル(複数の場合もあり)220に動作可能に接続することができる。すなわち、導管198の第1の端199aは出口において圧縮機197に係合することができ、第2の端199bは分岐部210及び/またはノズル(複数の場合もあり)220に係合することができる。送達機構16の任意の実施形態の種々の構成要素の間に流体接続性を提供することは、種々の構成要素の無限の組み合わせによって達成することができることが理解されるであろう。したがって、本開示の範囲は、送達機構16の種々の要素を流体接続するのに用いられる特定の構造及び/または方法によっては決して限定されず、また、本開示の範囲は、接続の順番、及び/または、互いに直接的に流体接続することができる要素によって限定されない。幾つかの実施形態では、(圧縮空気を提供する)中央圧縮機197を、(液状の栄養供給物を提供する)中央ポンプ184及び複数の選択的なコネクタ(例えば制御弁)とともに用いることができ、それによって、中央圧縮機197及びポンプ184を、所望の流量及び所望の特性(例えば液滴の大きさ、圧力等)で、複数の列470の複数の植物スタンド18に栄養供給物を提供するように構成することができることが意図される。通常、最適な栄養供給物の1つの重要な測定基準は、単位面積あたりの栄養供給物の流量であるものとすることができ、中央圧縮機197及び/またはポンプ184はそれに従って構成することができる。中央圧縮機197及び/またはポンプ184を有して構成される送達機構16は、質の保証及び/または質の制御に有利であるように複数の圧縮機197及び/またはポンプ184を有して構成される送達機構16よりも少ない構成要素で栄養供給物の処理及び/または調整を容易にすることができることが意図される。
前述したように、1つまたは複数の植物スタンド18を灌漑システム10とともに用いることができる。概して、植物スタンド18は、植物22を保持し、それらの根26が送達機構16の排出部分から栄養供給物を受け取ることが可能であるように根26を位置決めするように構成することができ、その間、芽24が通常通りに上方に延びることができる。植物スタンド18は、枠250、280、保持体272、302、及び車輪258(または植物スタンド18と骨組12及び/若しくは支持構造との間の境界面を提供する他の摩擦低減要素)等の要素を含むことができる。例示的な実施形態では、植物スタンド18は、第1の枠250及び第2の枠280を含むことができる。各枠250、280は、上部部材252、282、中間部材254、284、底部部材256、286、第1の側部部材260及び266並びに第2の側部部材290及び296、1つまたは複数の横棒264、294、並びに保持体272、302等の要素を含むことができる。枠250、280は、等しい大きさであり、それらの上側端において互いに回動可能に係合するように構成することができる。回動接続部308、310が、植物スタンド18を容易に小型化し、別の場所に移動させ、使用のために迅速に組み立てることを可能にする。第1の枠250及び第2の枠280は、一緒に連結されると、およそ1度〜およそ70度の範囲、例示的な実施形態ではおよそ10度〜およそ60度の範囲を有する角度314を画定することができる。枠250、280は、1つまたは複数の調整可能なストラップ312によって特定の角度関係に保持することができる。枠250の側部部材260、266及び枠280の側部部材290、296は、複数の横棒264、294をそれぞれ受け入れる複数の孔262及び268、292及び298を含むことができる。横棒264、294は、単一の枠250、280の側部部材260、266、290、296の間にそれぞれ延びて係合することができる。幾つかの実施形態では、各横棒264、294の端は、それぞれの孔262及び268、292、298に挿入し、そこで自己係止座金に固定することができる。横棒264、294は、孔262、268、292、298に回動可能に取り付けることができる。孔262、268、292、298は、可能な限り側部部材260、266、290、296上で外方に、すなわち2つの連結された枠250、280間の領域から離れて、すなわち側部部材260、266、290、296の寸法及び/または構成によって可能になるように位置決めすることができる。
幾つかの実施形態では、孔262、268、292、298は、横棒264、294の端を拘束して受け入れるような大きさにすることができる。他の実施形態では、孔262、268、292、298は、スロットを含むことができ、横棒264、294の端は、端が動作可能に係合するスロットの端間で移動することができる。例示的な実施形態では、複数の横棒264、294は、互いに、並びに、枠250、280の上部部材252、282及び底部部材256、286に対して平行な向きにすることができる。幾つかの実施形態では、横棒264、294は、枠250、280の側部部材260、266、290、296の長さに沿って互いから等間隔に離間することができる。最適な間隔は、成長する作物/植物に少なくとも依存し得ることが意図される。
第1の枠250及び第2の枠280の横棒264、294は、1つまたは複数の水平な向きの長手方向保持体272、302を支持するように構成及び配置することができ、保持体272、302は更に1つまたは複数の植物22を支持することができる。特定の実施形態では、保持体272、302は、横棒264、294に対して回転することができるように横棒264、294に回動可能に係合することができる。特定の実施態様に応じて、保持体272、302は、およそ2インチ〜およそ12フィート以上の範囲であり得る長さを有することができる。例示的な実施形態では、保持体272、302の長さは、およそ3フィート〜およそ8フィートであり得る。図9Aでは、保持体272の例示的な実施形態は、上側端273a、下側端273b、及び対向する側部275a及び275bを有することができ、上側端273a及び下側端273bは、或る幅を画定し、対向する側部275a及び275bは或る長さを画定する。保持体272は幾分可撓性であるものとすることができ、隣接する横棒264間でたるむことが可能であるものとすることができるため、上側端273a、下側端273b及び対向する側部275a及び275bは略水平な向きの長手方向谷部274を形成する。
特定の実施態様に応じて、谷部274は、およそ0.1インチ〜およそ24インチの範囲であり得る幅を有することができる。例示的な実施形態では、谷部274の幅は、およそ0.1インチ〜およそ3インチの範囲であり得る。より具体的には、特定の実施形態はおよそ2インチの最適な谷部274の幅を有することが意図される。図示のように、谷部274は、保持体272、302の長さに沿って離間することができる1つまたは複数の孔276を含むことができる。例示的な実施形態では、孔276は、略長円形状であり、保持体272、302の長手方向軸と位置合わせすることができる。例示的な実施形態では、孔276は、およそ4.5インチの長さ及びおよそ1インチの幅を有することができる。幾つかの実施形態では、孔276は、隣接する孔276の縁の間におよそ0.1インチ〜6インチを有して、保持体272、302の長さに沿って互いから等間隔に離間する。例示的な実施形態では、隣接する孔276の端は、互いからおよそ0.75インチ離間することができる。限定することなく、異なる形状及び大きさを有する他の孔276を用いることができる。例えば、保持体の別の実施形態272、340では、孔276は実質的に円形の形状であり得る。そのように構成される孔276は、1つの栓及び/または複数の栓として構成される床敷材料278とともに用いられるように構成することができる。これらの栓は、略円筒形の形状であるものとすることができ、1つまたは複数の植物を各栓に関連付けることができる。代替的には、各栓は、保持体272、340への挿入及び/または保持体272、340からの取り外しを容易にするように円錐台として形成することができる。長円形の孔276は、本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、本明細書において開示されているものよりも大きいかまたは小さい長さ及び/または幅を有することができる。例えば、長円形の孔276の長さは、およそ0.01インチ〜およそ36インチの範囲であるものとすることができ、幅はおよそ0.01インチ〜6インチの範囲であるものとすることができる。さらに、孔276は長円形である必要はなく、円形、楕円形、正方形または幾つかの他の好適な形状であってもよい。
幾つかの場合、植物22を種から成長させるか、または保持体272、302、340、340’、340’’、340’’’、挿入体380若しくは他の構造において直接的に苗を用いることが望ましいであろう。植物22が保持体等の構造において直接成長される場合、孔276にわたって位置決めすることができる床敷材料278を提供する必要がある可能性があり、これによって、植物の種または苗が孔276から落下することを防止することができる。例示的な実施形態では、床敷材料278は、植物22が芽24及び根26を通常通りに出すことを可能にしながらも、植物22自体が固定されることができる構造を提供することができる。円形の孔276は、上記で記載した栓の型の床敷材料278とともにそのような構成において用いることができる。例示的な実施形態では、床敷材料278は空気が内部で循環することも可能にする。本願において用いることができる床敷材料278の種類は、非常に多様であるものとすることができ、限定はされないが、網、メッシュ、ネット、織材料、マット、合成フリース、バーミキュライト、小石、ビーズ、砂利等を含むことができる。本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、他の材料を用いることができる。
図9Aに示されているように、メッシュまたは織材料の床敷材料278は孔276に隣接して位置決めすることができる。例示的な実施形態では、メッシュまたは織られた床敷材料278は、植物自体が固定されて成長することができる構造を提供しながらも、苗が孔276を通って落下することを防止するのに十分な大きさにすることができる。代替的には、保持体272、302は、鶏卵箱の卵を保持する単一の列のように複数の略水平に配置されるポケットを含むことができ、ポケットには、所望であれば(図示せず)、孔276及び床敷材料278を設けることができる。理解されるように、保持体272、302が比較的可撓性であることによって、谷部(複数の場合もあり)274の断面形態が懸垂線の形状をとることを可能にすることができる。枠250、280が、図1、図8及び図9Bの例示的な実施形態に示されているように垂直線に対して角度が付けられている場合、谷部274の断面形態は、「J」字形のような幾分非対称な形状にすることができる。枠250及び/または280に角度が付いている場合、保持体272、302は、植物が複数の段または階段で保持されるように植物の列を配置するよう構成することができる。これは、単位面積あたりの植物の密度を、水平な植物の配置によって可能である単位面積あたりの植物の密度よりも高くすることを可能にする。
保持体272、302は、枠250、280の横棒264、294にわたって位置決めすることができる材料の単一の片を含むことができる。例示的な実施形態では、保持体272、302は、互いに係合してより大きい保持体272、302を形成することができる複数のより小さいセクションを含むことができる(例えば図9A及び図9Bを参照のこと)。隣接する保持体272、302(及び/またはそのセクション272、272’、272’’)は、1つの保持体272、302の上側端273a’の一部が隣接する保持体272、302の下側端273bの一部と一致するように重なった形態で配置することができる。幾つかの実施形態では、保持体272、302の上側端273a及び下側端273b(並びに/またはそのセクション272、272’、272’’)は、隣接するセクション272、272’、272’’の上側端273a及び下側端273bが部分的に入れ子状になって間に係合部を形成することが可能であるような形状にすることができる(例えば図9Bを参照のこと)。例示的な実施形態では、そのような隣接する保持体272、302(及び/またはそのセクション272、272’、272’’)の上側端273aと下側端273bとの間の係合部は、横棒264によって支持することができる。隣接するセクション272、272’、272’’の上側端273a及び下側端273bと横棒264との間の係合を、構成要素同士が過って離脱することを防止するように働くクリップ等の締結要素277を設けることによって更に高めることが望ましいであろう。他の実施形態では、隣接するセクションは、巻込戸(図示せず)のように縁と縁とが係合することができる。幾つかの実施形態では、保持体272、302は、枠250、280に設置する前に、所望の断面形態を有して部分的にまたは実質的に形成することができる。例示的な実施形態では、保持体272、302は、光が植物の根にあたることを防止するように不透明な材料を含む。保持体272、302は、動作形態にある場合、植物(単数または複数)の根が延びることができる室「C」または部分的な筐体を形成することができる(例えば図10及び図12を参照のこと)。
図10A〜図10Cに示されている別の例示的な実施形態では、保持体340は、本体340、トレイ346、下方に垂下する脚部360、足部366、溝354、及び対向する端345a、345b等の要素を含むことができる。例示的な実施形態では、本体340の上側端342は、使用時に略水平な向きにすることができるとともに植物22を受け入れることが可能な後方に延びるトレイ346を含むことができる。トレイ346は、底部348及び上方に延びる対向する側面350、352を含むことができる。対向する側面350、352及び底部348は、植物22を受け入れるように構成することができる、対向する端345a、345bを有する上方に開口する溝354を画定することができる。底部348は、下方に延びる湾曲部分を含むことができ、保持体272、302に関して上記で詳細に説明したように1つまたは複数の孔276、306を含むことができる。前述した実施形態と同様に、特定の実施態様に応じて、保持体340の底部348は、およそ0.01インチ〜およそ18インチの範囲であり得る幅を有することができる。例示的な実施形態では、底部348は、およそ0.1インチ〜およそ6インチの範囲の幅を有することができる。より具体的には、底部348の1つの用途は、およそ2インチの幅を有することができることが意図される。
保持体340の底部348は本質的に平坦であるものとすることができるが、例示的な実施形態では、底部348は湾曲部分349を含むことができる。湾曲部分349は、特定の用途に関して、およそ半径なし(平坦)から任意の好適な曲率の範囲の半径R1を有することができる。所望であれば、底部348はV字形であるものとすることもできる(図示せず)。しかし、例示的な実施形態では、底部348の湾曲部分349は、およそ0.01インチ〜およそ12インチの範囲の半径を有する。より具体的には、特定の用途の場合、底部348の湾曲部分349がおよそ1.25インチの半径を有することが最適である。対向する側面350、352は、トレイ346の上の地点A1において収束するように互いに対して角度を付けることができる。例示的な実施形態では、対向する側面は、およそ0.01インチ〜3インチの高さを有する。1つの実施形態では、対向する側面350、352は、およそ0.25インチの高さを有する。対向する側面350、352は同じ高さを有する必要はないが、特定の実施形態では同じ高さを有することができる。
幾つかの実施形態では、各対向する側面350、352には、溝354の開口部を減らすことができる内方に延びる突出部356、358を設けることができる。例示的な実施形態では、内方に延びる突出部356、358は、溝354の開口部を画定し、この開口部は、およそ0.1インチ〜4インチの範囲であり得る。脚部360は、上側端342がトレイ346の前方に面する縁に係合し、そこから下方に延びることができる。例示的な実施形態では、脚部360は、前面361、後面363及び前方に面する円弧362を含むことができる。例示的な実施形態では、円弧362は、およそ半径なし(平坦)からおよそ18インチの範囲の半径R2を有することができる。円弧362の端において、脚部360は、下方に垂下する後方に湾曲する足部366を形成し始めることができる遷移地点364を含むことができる。足部366は、前面367を含むことができ、下方に垂下するとともに前方に面する縁368で終端することができる。例示的な実施形態では、足部366及びその前面367の湾曲は、およそ半径なし(平坦)からおよそ6インチの範囲の半径を有することができる。脚部360及び足部366は例示的な実施形態では、一緒に、およそ3インチの垂直高さを有することができる。理解されるように、本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、他の垂直高さを使用することができる。例えば、高さは、限定することなく、0.5インチもの低さであるかまたは12インチよりも高いものとすることができる。
脚部360の上側端において、トレイ346の前方に面する縁に隣接して、下方に開口するスロット372を画定する部分的に円形のセクション370があるものとすることができる。スロット372は、図9Bに示されているような枠250、280の横棒264、294を受け入れて部分的に取り囲むように構成及び配置することができる。例示的な実施形態では、円形のセクション370は、保持体340を横棒264、294に係合させること及び取り外すことを容易にすることができる、径方向に配置される外方に延びるフランジ374を含むことができる。そのような実施形態では、保持体340は、十分に弾性のある任意の材料から構成することができるため、保持体340はスナップして横棒264、294上の適所に入り、また、保持体340を横棒264、294から取り外すことを容易にするようにスロット372を一時的に拡大させるようフランジ372を操作することによって取り外すことができる。そのような材料は、限定はされないが、金属及びそれらの合金、半金属、合成材料、並びに/またはそれらの組み合わせを含む。そのような構成は、保持体340を、横棒264、294に接続されている場合であっても横棒264、294に対して回転させることを可能にすることができる。保持体340(その構成要素及び/またはそのセクション)、トレイ272、302、及び/または(以下で詳細に記載する)挿入体380の種々の特徴部の最適な構成、寸法、向き等は、限定することなく、1つの実施形態と次の実施形態とで変わる。
ここで図10Dを参照すると、部分側面図は、植物スタンド18の枠250、280に配置され得るような複数の保持体340、340’、340’’、340’’’を示している。図示のように、最上の保持体340の脚部360の前面361は、最上の保持体340の下に位置する保持体340’において成長する植物22に面する向きにすることができる。植物22が後に成長すると、脚部360の前面361は、植物が前面361に対してもたれることを可能にすることによって支持部として働くことができる。湾曲した足部366の前面367が、その下に位置する保持体340’のトレイ346’の最後方の面351’の後面に係合することができる。分かるように、下側の保持体340’のトレイ346’は、上側の保持体340の脚部360が前方に揺動することを防止することができる。植物22を含むことができる第2の保持体340’は、保持体340のこの実施形態の重要な特徴部を示している。なお、植物22の根26には、下に位置する脚部360’がぶつからない。これは、脚部360’に存在する円弧362’のためである。脚部360’に円弧362’を設けることによって、弓状の脚部360’の後面363’が根26との接触を最小限に抑えるように位置決めされる。この特徴は、根26の自由落下区域を作ることによって根26との空気接触を最大限に高めるようにも働く。これに関して、脚部360’の円弧362’の形態が重要であり得る。円弧362’が外方に突出し過ぎる場合、脚部360’の前面361’が下側の保持体340’’の植物22(単数または複数)に干渉し、正常な成長に影響を与え、及び/または妨げる可能性がある。また、円弧362’が内方に突出し過ぎる場合、脚部360’の後面363’が、保持体340’の植物22(または根26)に接触する可能性があり、根26における空気接触を減らす可能性がある。このことは、根26が脚部360’の後面363’に接触し、周囲空気との直接的な接触が防止及び阻止され、またこれが生じるときに根26の正常な吸引が阻止される可能性があるため、重要であり得る。さらに、根26が脚部360’の後面363’に接触すると、根26の表面積が大幅に低減する可能性があり、根26は所望の速さで栄養供給物を吸収することが可能ではない可能性があり、これによって植物成長が抑えられる可能性がある。およそ2インチの半径を有する円弧362を有する脚部360を特定の実施形態において用いることができるが、本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、円弧362がおよそ0.1インチ〜18インチの大きさの半径を有することができ、または脚部360が実質的に直線的であることができることが可能である。
図10A〜図10Dに示されている保持体340、340’、340’’、340’’’は挿入体380とともに用いることができる。図11A及び図11Bに示されている例示的な実施形態では、挿入体380は、基部382、対向する側壁384、386、対向する端390a、390b、及び複数の孔276等の特徴部を含むことができる。上記で記載したトレイ346と同様に、挿入体380は、使用時に、略水平な向きであり、1つまたは複数の植物22を受け入れることが可能であり得るように構成することができる。1つの実施形態では、側壁384、386は基部382に係合し、基部382から上方に延びることができる。対向する側壁384、386及び基部382は、1つまたは複数の植物22を受け入れるように構成することができる上方に開口する溝388を画定するように働くことができる。しかし、挿入体380は、下方に開口する溝388を画定するように反転させてもよい。
挿入体380を反転させることができる方法の1つの例示的な実施形態が図32及び図32Aに示されている。反転した構成において用いられる挿入体380は、図11A及び図11Bに示されている挿入体と同一であるものとすることができるか、または、その特定の用途に応じて異なって設計することができる。挿入体380に複数のそれぞれの保持体340が係合する、反転した構成にある複数の挿入体380が図32に示されている。概して、そのような配置は図12に示されている配置と同様である(図12では挿入体380は反転していない)。しかし、図32及び図32Aに示されている配置の場合、床敷材料278は、挿入体380の一部が植物22と床敷材料278との間に障壁を提供するように挿入体380の下に位置決めすることができる。そのような障壁は、床敷材料278内の栄養供給物の比較的高い濃度に起因して、挿入体380が植物22と床敷材料278との間に障壁を提供しない場合に床敷材料278に接触しかねない植物22の下側の葉における肥料焼けを防止する上で有用であるものとすることができる。限定することなく、他の構造及び/または方法を用いて植物22と床敷材料278との間の接触を軽減し、及び/または防止することができる。
基部382は、保持体272、302、340の種々の実施形態に関して上記で詳細に説明したような1つまたは複数の孔276を含むことができる。挿入体380は、選択的に係合可能な方法で保持体340のトレイ346の境界内に載るように構成及び配置することができる。したがって、挿入体380の寸法は、上記で説明したようにトレイ346及び/または保持体340の寸法の範囲内で変えることができる。例えば、例示的な実施形態では、基部382はおよそ1.75インチの幅を有することができる。対向する側壁384、386は、挿入体380の上の地点A2において収束するように互いに対して角度を付けることができる。例示的な実施形態では、各対向する側壁384、386は、外方に延びる部分390、392及び内方に延びる部分394、396を含むことができる。例示的な実施形態では、内方に延びる部分394、396は、挿入体380の溝388の開口部を画定することができる。使用時に、挿入体380は、保持体340のトレイ346に位置決めすることができるため、挿入体380の側壁384、386はトレイ346の対向する側面350、352に隣接して位置付けられる。例示的な実施形態では、挿入体380の孔276は、挿入体380が位置決めされるトレイ346の孔276と位置合わせすることができる。
ここで図12も参照すると、部分的な側面図は、植物スタンド18の枠280の横棒294に配置され得るような、幾つかが挿入体380を有する複数の保持体340、340’、340’’、340’’’を示している。図示のように、保持体340、340’、340’’、340’’’は、上記で記載したように互いに相互作用することができる。上部の段の保持体340は、床敷材料278の付加、及び若い植物22またはそこからの苗の発芽を示している。第2の段の保持体340’は、床敷材料278が挿入体380’に位置決めされており、挿入体380’の側壁384’、386’によって保持されている状態の挿入体380を示している。なお、根26は、挿入体380’及び保持体340’のトレイ346’の双方の孔276を通って延びることができる。第3の段では、床敷材料278が挿入体380’’の側壁384’’、386’’及びトレイ346’’の側面350’’、352’’によって適所に保持されている状態の挿入体380’’及び床敷材料278が示されている。第4の段では、床敷材料278は挿入体380’’’とトレイ340’’’との間に位置決めされている。本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、床敷材料278、挿入体380、及び/またはトレイ346の他の組み合わせが可能である。
植物スタンド18の上部には、互いに係合している2つの枠250、280の上部部材252、282間に存在し得る隙間から室に入る光及び汚染物質を効果的に低減することによって植物の根を保護するフードまたは蓋318を設けることができる(図13)。フードまたは蓋318は、隙間から逃げる可能性がある栄養供給物の量も効果的に低減することができる。植物スタンド18には、第1の枠250の側部部材260と第2の枠280の側部部材290との間に延びる1つまたは複数の側部パネルを設けることができる。したがって、図15に示されている植物スタンド18の実施形態とともに用いられるように構成されている側部パネルは略三角形の形状である。側部パネルは、横方向から室に入る光及び汚染物質を効果的に低減することによって根26を保護することができ、植物スタンド18の内部から植物22に送達される栄養供給物が植物スタンド18を出ず、その代わりに2つの枠250、280間にあるままであるように、互いに重なるよう構成することができる。幾つかの実施形態では、側部パネルは、植物スタンド18の上部から底部に延びることができ、係合した枠250、280間の領域に栄養供給物を保持するように働くことができる。幾つかの実施形態では、複数の植物スタンド18は、隣接する枠250、280の側部部材が互いに隣接し、植物スタンド18が一緒に移動することができるように配置することができる。そのような場合、側部パネルは、隣接する植物スタンド18の保持体によって形成される室の端に設けることができる。幾つかの実施形態では、植物スタンド18が静止しており、キャリッジ組立体15が植物スタンド18に対して移動することが望ましいであろう。そのような場合、側部パネルに切欠き部を設けることができ、キャリッジ組立体15が骨組12に沿って移動するときに送達機構16の分岐部210が切欠き部を越えて移動することを可能にする。保持体272、302と同様に、蓋及び側部パネルは、光が植物の根に達することを防止するように不透明な材料から形成することができる。蓋及び側部パネルは、限定はされないが、面ファスナ、ナット及びボルト、フック、クリップ等を含む任意の好適な締結要素を用いて植物スタンド18に係合することができる。
前述したように、1つまたは複数の植物スタンド18の移動は、骨組12の1つまたは複数のレール100によって支持するように拘束されることができる。(例えば図5に示されているような)レールがU字形であり枠250、280がレールのスロットに受け入れられる実施形態では、枠250、280の底部部材256、286に摩擦低減要素(単数または複数)を設けることができるため、植物スタンド18は、骨組12のレール100との接触を維持しながら骨組12に対して移動することができる。幾つかの実施形態では、摩擦低減要素は、枠250、280の底部部材256、286に回転可能に取り付けられる車輪258であり得る。幾つかの実施形態では、底部部材256、286は、複数の回転可能に取り付けられる車輪258を含むことができる。他の実施形態では、摩擦低減要素は、ポリテトラフルオロエチレンまたは高分子密度プラスチック等の材料片を含むことができる。他の実施形態は、摩擦低減車輪及び摩擦低減片を含むことができる。代替的には、レール(単数または複数)に摩擦低減要素(図示せず)を設けることができ、それによって、植物スタンド18を摩擦低減要素によって摺動可能に支持してもよい。任意の好適な構造及び/または方法を用いて植物スタンド(複数の場合もあり)18が骨組12に対して移動することを可能にすることができ、したがって、その特定の実施態様は本開示の範囲を決して限定するものではない。
単独で、または本開示の種々の特徴と組み合わせて用いることができる植物スタンド18の別の例示的な実施形態が図30A〜図30Fに示されている。図30Bに示されているように、各側部部材260、290は、上部部材252、282に対して略平行な方向に延びるような向きにすることができる延長フランジ265を有して形成することができる。フランジ265は、図30Dに示されているように、任意の側部部材260、266、290、296の全長に沿って、底部部材286に隣接して位置決めされる車輪258まで延びることができる。この実施形態では、車輪258は、その両側に位置決めされるフランジを有する縮径部分を有して形成することができる。この構成は、車輪258がスロット108の壁の上面と接し得るため、再利用機構における使用のためのレール100のスロット108を通した栄養供給物の制限されない流れを可能にすることができる。側部パネル(図示せず)を、上記で詳細に記載したような植物スタンド18のこの実施形態とともに用いることもできる。
2つの枠250、280の間の回動接続部308の1つの実施形態が図30Cに詳細に示されている。回動接続部308は、図30Cに示されているように、対応する孔を通るナット及びボルトを用いた隣接する上部部材252、282の単純な係合によって形成することができるか、または限定することなく異なって構成することができる。上部部材252、282は、栄養供給物が植物スタンド18から上方に出ることを防止するように構成することができる。幾つかの実施形態では、植物スタンド18の2つの枠250、280の間の回動接続部308が必要とされず、その代わりに、枠250、280は、単一のレール、ケーブル、または角度が付いた枠250、280を支持することが可能な他の構造に当接するように内方にもたれることができることが意図される。低摩擦プラスチックまたは他の低摩擦材料を種々の接点(例えば枠250、280とレール100との間)において用いることができることが意図される。特定の実施形態では、隣接する植物スタンド18を互いに係合させ、それによって、一方の植物スタンド18の横移動によって隣接する植物スタンド18を横移動させることが有利であり得ることも意図される。
図31A〜図31Cは、互いに直接隣接して位置決めされる、図30A〜図30Fに示されている植物スタンド18のうちの2つの種々の図を提供する。図31B及び図31Cは、隣接する植物スタンド18の対応するフランジ265が互いに当接して、隣接する植物スタンド18の2つの対応する側部部材260の境界面を介して植物スタンド18の内部の室Cから栄養供給物が出ることを防止することができる方法を示している。他の実施形態では、フランジ265は互いに重なるように構成することができる。本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、限定されないが接着性の封止材料、可撓性の封止材料等を含む、他の構造及び/または方法を、本明細書において示されているようなフランジ265と併せてまたはフランジ265とは別個に用いて、隣接する植物スタンド18の2つの対応する側部部材260の境界面を介して植物スタンド18の内部の室から栄養供給物が出ることを防止することができる。
図30Aに示されている植物スタンド18の実施形態の側面図が、保持体340が植物スタンド18のこの実施形態に接することができる方法をより良く示すために側部部材260、290が取り外された状態で図31Dに示されている。植物スタンド18の他の実施形態に関して記載したような横棒264に加えて、図31Dに示されている実施形態は、いずれかの側部部材260、290に1つまたは複数の止めピン267を含むことができる。例示的な実施形態では、止めピン267は、対応する横棒264に対して下方かつ僅かに内方に位置決めすることができる。実際には、止めピン267は、保持体340の脚部360の前面361に係合することによって、横棒264を中心とした保持体340の不所望の回転を防止するように働くことができる。したがって、図31Dに示されているような枠250の止めピン267は、枠250に係合している保持体340が枠250に対して反時計回りに回転することを防止することができる。枠280の止めピン267は、枠280に係合している保持体340が枠280に対して時計回りに回転することを防止することができる。しかし、いずれかの枠250、280の保持体340は、反対のそれぞれの方向には回転することができ、これによって、トレイ346をより容易に露出させることにより収穫を容易にすることができる。最上の保持体340は、保持体340の側面352において上部部材252、282に隣接する板253、283に係合することができる。この係合は、特定の条件下での特定の方向への枠250、280に対する保持体340の回転を同時に可能にしながらも、保持体340の位置を重力によって枠250、280に対して固定することを助けることができる。
図33A〜図33Cは、成長トレイの別の例示的な実施形態の種々の図を提供し、この場合、成長トレイは略水平な配置で用いられるように構成することができる。複数の円形の孔を有する挿入体を基部によって支持することができ、この基部は図33Cに示されている。成長トレイのそのような実施形態では、ノズル220は、円形の孔を有する挿入体の下にあることができるように、図33Cに示されているような基部内に位置決めされる給送管に沿って位置決めすることができる。給送管は、1つのノズル220が複数の植物22に栄養供給物を提供することができるように、送達機構の他の実施形態に関して前述したように振動するように構成することができる。限定はされないが、本明細書において開示される噴霧空気/液体送達機構16を含む、成長トレイの特定の用途に好適な任意の送達機構16を、限定することなく用いることができる。
本開示による灌漑システム10には、植物によって使用されておらず、廃棄されるかまたは無駄になりかねない栄養供給物を捕捉する(骨組12または支持枠500の種々の例示的な実施形態に関して上述したような)再利用機構を設けることができる。再利用機構は、収集器320、流路、傾斜床及び集液部のような要素を含むことができる。さらに、再利用機構は種々の浄化工程を含むことができる。例えば、例示的な実施形態では、再利用機構は、収集された栄養供給物を循環させることができる種々の大きさの種々の粒子フィルタを含むことができる。さらに、UVライトまたは他の病原体軽減装置を再利用機構に含め、病原体が灌漑システム10内に存在しないことを確実にすることができる。再利用機構は、栄養供給物が通ることができる熱交換器も含むことができる。熱交換器は、最適な植物成長のために栄養供給物から熱を取り除くかまたは栄養供給物に熱を加えることができ、これは少なくとも作物/植物の種類に依存する。幾つかの実施形態では、1つまたは複数の収集器320は、骨組12のレール100の下に位置決めすることができる。例示的な実施形態では、収集器320は、骨組12のレール100によって画定される幅よりも大きいものとすることができる幅、及び、隣接する副枠34によって画定される長さにおよそ等しいものとすることができる長さを画定する対向する側面を有することができる。防水材から形成することができる収集器320は、骨組12のレール100に係合することができるため、室C内及び送達機構16から落下し得る栄養供給物を捕捉することが可能である。
収集器320の一端は、収集器の他端よりも高い(すなわち水平線に対して角度を付ける)ように位置決めすることができ、それによって、捕捉された栄養供給物を所望の位置に向かって方向付けることができる。例示的な実施形態では、捕捉された物質は、送達機構16の容器180に向かって方向付けられる。収集器320は、限定はされないが、弾性クリップ321、面ファスナ、クリップ、ワイヤ、紐、結束バンド等を含む任意の好適な締結具によって骨組12のレール100に取り外し可能に係合することができる(図8を参照のこと)。骨組12のレール100は再利用機構の一部を形成することもできる。前述したように、骨組12のレール100は、1つまたは複数の枠250、280の底部部材256、286を受け入れることができる上方に開口するスロット108を含むことができる。スロット108は、植物スタンド18の保持体272、302及び植物22自体から滴り得る栄養供給物を受け取って捕捉することができる流路として働くことができる。栄養供給物は、スロット108に向かうと、スロット108に僅かな傾斜を設けることによって所望の位置に方向付けることができる。幾つかの実施形態では、スロット108には、レール100に沿って略中心に位置付けることができる低い地点を形成するように2つの斜面を設けることができる。
最適な再利用機構は、限定はされないが、骨組12及び/または支持枠500の構成を含む幾つかの要因に依存する。図23に示されている構成とともに特に有用であり得ることが意図される再利用機構の1つの実施形態では、栄養供給物の中央容器180を用いることができる。余分な栄養供給物は、重力によってこの中央容器180に簡単に排水することができ、中央容器180から、更なる使用のために処理及び/または再利用することができる。
灌漑システム10は、任意の関連する方法に従って植物22を耕作するのに用いることができる。最初に、植物22を種から発芽させることができる。初期の成長期間の後で、植物22を、保持体272、302、340に移すことができ、保持体272、302、340は、枠250、280に既に係合していることができるか、または植物22を移した後で枠250、280に係合させることができる。これらの工程は、枠250、280が植物22で満たされるまで繰り返すことができる。これらの工程は、第2の枠250、280も植物22で満たされるまで再び繰り返すことができる。2つの枠250、280は次に、それらの上端が互いに係合して、A型の枠の植物スタンド18を形成することができる。植物スタンド18を次に、骨組12まで移動させ、植物スタンド18の底部側が骨組12のレール100に係合するような向きにすることができる。植物スタンド18の側部及び上部には、枠250、280によって形成される室Cを効果的に閉じるようにパネル及び蓋を設けることができる。代替的には、外側の植物スタンド18のそれらのそれぞれの外面のみにパネルを設けることができる。次に送達機構16を起動することができる。1つの植物スタンド18しかない場合、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15は静止したままであり得る。代替的には、キャリッジ14またはキャリッジ組立体15は駆動組立体160によって活性化することができる。
灌漑システム10の別の例示的な実施形態が図16に示されている。この実施形態の骨組12は、キャリッジ組立体15が周りを移動することができる単一のレール100を含むことができる。キャリッジ組立体15には、キャリッジ組立体に位置決めされる(例えば、給電されるスプロケット、車輪等の)動力部材にエネルギーを提供するために動力源を備え付けることができ、キャリッジ組立体15がレール100に沿って選択的に移動することを可能にする。代替的には、鎖、ベルトまたは他の可撓性部材をレール100に沿って位置決めし、可撓性部材がレール100に沿って移動することができるように動力源に係合させることができる。キャリッジ組立体15は、可撓性部材の移動によってキャリッジ組立体15を移動させるようにその可撓性部材に係合することができる。
図16に示されている実施形態では、1つまたは複数の分岐部210がキャリッジ組立体15に係合することができ、キャリッジ組立体15とともに移動可能であることが意図される。巻回されたまたは別様に自動的に後退する供給管路190が分岐部210及び回転コネクタ195と流体連通することができる。回転コネクタ195は、供給管路190が回転コネクタ195の周りを360度回転するときでさえも供給管路190と回転コネクタ195との間に水密及び/または気密な封止を提供するように構成することができる。回転コネクタ195は、灌漑システム10の前述の実施形態に関して記載したようにポンプ184及び/またはブースタポンプ188と流体接続することができる。そのような構成では、ノズル220を通る栄養供給物の流れは、キャリッジ組立体15の移動に応じて連続的であり得ることが意図される。したがって、図16に示されている実施形態は、栄養供給物がノズル220を常に流れ、根26への適切な送達が、ノズル220を通る栄養供給物の流量、及び、キャリッジ組立体15がレール100を横断する速度によって確実になるように構成することができる。
本明細書において開示及び特許請求されるような灌漑システム10は、移動可能な栄養供給口を有する任意の灌漑システム10に及ぶことができる。骨組12、キャリッジ14、キャリッジ組立体15、送達機構16、植物スタンド18及び/または保持体272、302の種々の要素の最適な数、寸法、幾何学的形状、相対的配置、形状及び/または構成は、灌漑システム10の1つの実施形態と次の実施形態とで変わり、したがって、実施形態の範囲を決して限定するものではない。本開示の少なくとも1つの特徴を用いる装置の種々の要素は、装置が用いられる用途に好適な任意の材料から形成することができる。そのような材料は、限定はされないが、金属及びそれらの合金、高分子材料、並びに/またはそれらの組み合わせを含む。
照明器具の例示的な実施形態
照明器具400の例示的な実施形態の斜視図が図18Aに示されている。例示的な実施形態は、複数のケース支材416によって互いから離間するケース上部412及びケース底部414を有するケース410を含むことができる。例示的な実施形態は、4つのケース支材416を含むことができるが、その数は本開示の範囲を決して限定するものではない。1つまたは複数の支持体417が対向する端において隣接する支材に係合することができる。例示的な実施形態は4つの支持体417を含むことができるが、その数は本開示の範囲を決して限定するものではない。各支持体417には、光源406に係合するように受け部417aを形成することができる。光源406は、限定はされないが、LED、有機LED、白熱電灯、蛍光灯、インダクタンスライト、UVライト、及び/またはそれらの組み合わせを含む、照明器具400の特定の用途に好適な任意の種類の光源であり得る。光源406への電流を制御するための回路を含むことができる1つまたは複数の電源402を、ケース410に位置決めすることができる。本明細書において図示される例示的な実施形態では、光源406は、4つの略水平な向きの管からなるが、光源の構成、数、向き等は、1つの実施形態と次の実施形態とで変わり、したがって、本開示の範囲を決して限定するものではない。
底部反射器420、上部反射器430及び中央反射器440を、ケース410の種々の位置に位置決めして取り付けることができる。通常、中央反射器440は、分かりやすくするために図示されていないケースの側部パネルに取り付けることができる。底部反射器420は、底部反射器の基部422に隣接してケース底部414に取り付けることができ、上部反射器430は上部反射器の基部432に隣接してケース上部412に取り付けることができる。透明な窓を、図18Cに示されているように植物スタンドに面する向きにすることができるケース410の各面にわたって位置決めすることができる。窓は、汚染物質または他の物質のケース410への浸入またはケース410からの放出を防止するように働くことができる。
各反射器420、430、440は、図18Bに示されているように照明器具400の高さに沿って対称であり得る。底部反射器420は、2つの底部反射器の面426を対称に対向させることができる底部反射器の頂部424を含むことができる。上部反射器は、2つの上部反射器の第1の面436a及び第2の面436bを対称に対向させることができる上部反射器の頂部434を含むことができる。底部反射器の面426並びに上部反射器の第1の面436a及び第2の面436bによって形成される底部反射器の頂部424及び上部反射器の頂部434の角度は、底部反射器の面426並びに上部反射器の第1の面436a及び第2の面436bが、図18Cに示されているように、光源からのエネルギーを所定の光路404に沿って植物スタンド18に向かって反射させるように構成することができる。
中央反射器440は、中央の下側交点442及び中央反射器の頂点444を含むことができ、それらを中心に、中央反射器の第1の面446a及び第2の面446bを対称に対向させることができる。第1の面446a及び第2の面446bによって形成される中央反射器の頂点444及び中央の下側交点442の角度は、中央反射器の第1の面446a及び第2の面446bが、図18Cに示されているように、光源からのエネルギーを所定の光路404に沿って植物スタンド18に向かって反射させるように構成することができる。
照明器具400の例示的な実施形態は、図18Cでは2つの隣接する植物スタンド18間に位置決めされて示されている。図18Cから、照明器具400と植物スタンド18の外面との間の距離が枠250、280の角度に起因して植物スタンド18の高さに沿って変わり得ることが明らかである。したがって、照明器具400を、植物スタンド18の異なる高さに異なる量のエネルギーを送達するように調整することが望ましいであろう。例えば、照明器具400は植物スタンド18の底部に近接しているため、照明器具400が植物スタンド18のその部分にはより少ないエネルギーを送達することが望ましいであろう。底部反射器の面426、上部反射器の第1の面436a及び第2の面436b、並びに、中央反射器の第1の面446a及び第2の面446bによって形成される光路404が、照明器具400の例示的な実施形態に関して図18Cにはっきりと示されている。他の実施形態では、本開示の範囲を限定することなく、底部反射器の面426、上部反射器の第1の面436a及び第2の面436b、並びに/または、中央反射器の第1の面446a及び第2の面446bの異なる角度を用いることができる。底部反射器420、上部反射器430及び中央反射器440の反射面は、限定することなく、ガラス反射鏡、箔鏡、マイロ及び/またはそれらの組み合わせを含むがこれらに限定されない、照明器具400の特定の用途に好適な任意の材料から形成することができる。多くの場合に、反射器420、430、440の種々の面を、照明器具400が発する光が照明器具400から所定の距離において所定の面積にわたって均一であるように調整することが望ましいであろう。
ケース410は、ケース410の内部がHVAC408、関連する配管、または他の流体取扱い部材と流体連通することを可能にするように、側部パネル(図示せず)に取付具を有して形成することができる。1つの例示的な実施形態では、光源406は、大量の余分な熱エネルギーを生成し、それによって、ケース410の内部に冷気を提供することにより、照明器具40のその特定の用途に関して効率が高まる。別の例示的な実施形態では、熱風を提供することで同様の結果を達成する。
複数の照明器具400を制御された環境において使用することができる方法の例示的な実施形態が図19に概略的に示されている。そのような配置は、空気システム550の位置の少なくとも幾つかの態様にも影響を与えるように、図29に示されている照明器具400を含むがそれに限定されない他の照明器具400とともに使用されることができる。1つまたは複数の照明器具400は、1つまたは複数の固定コネクタ454を介して横方向支持体450に係合することができる。横方向支持体には、その長さに沿う種々の位置において1つまたは複数の補助ケーブル466が係合することができる。1つまたは複数の補助滑車462が、屋根面401aに取り付けることができる1つまたは複数の滑車支持体452に係合することができる。補助滑車462は、略鉛直な方向から略水平な方向に補助ケーブル466の方向を変換するように働くことができる。補助ケーブル466は、補助滑車462に接し、主ケーブル464に係合することができる。主ケーブル464は、後壁に取り付けられる滑車支持体452に係合する主滑車460に接することができる。主滑車460は、主ケーブル464の方向を、略水平な方向から略鉛直な方向に変換するように働くことができる。
主ケーブル464の1つの終端は、床面401bまたは後壁に取り付けることができる巻上機支持体456に係合することができる巻上機468に係合することができる。巻上機468は、主ケーブル464を動作可能に巻き取り及び巻き出しし、それによって、照明器具400を床面401bに対して昇降させるような大きさにし、別様に構成することができる。
照明器具400の別の例示的な実施形態が図34A〜図34Cに示されている。この実施形態では、2つの光源406を用いることができ、これらの光源406は、単一の電源402または別個の電源402によって活性化することができる。図34Aに示されている実施形態は、その内部に1つまたは複数のケース反射面418を有して構成されているケース410を有することができる。端部パネル411の内部を、ケース反射面418として構成することができる。さらに、ケース上部412の内部が、光源(複数の場合もあり)406の一部にわたって下方に延び、ケース反射面418として構成することができる。図示されていないが、照明器具400のこの実施形態は、2つの長手方向の光源406の間に略位置決めされる中央反射器を有して構成することができる。全てのケース反射面418及び任意の中央反射器440は、最大限の光量が照明器具400に隣接する特定の領域の周囲で照明器具400から外方に直接的に反射されるように構成することができる。
照明器具400の実施形態の、その幅を中心とした断面図が図34Bに示されている。図34Bに示されているように、照明器具400のこの実施形態は、照明器具400の長手方向中心線の両側に5個(照明器具400の幅にわたって合計で10個)の別個のケース反射面418を有して構成することができ、各ケース反射面418は、隣接するケース反射面418に対して角度を付けることができる。照明器具400の幅にわたって形成される種々のケース反射面418は、ケース上部412に一体化することができるか、または、限定することなく、別個の材料から構成してケース上部412に接合することができる。ケース反射面418の最適な構成(例えば数、角度等)は照明器具400の1つの用途と次の用途とで変わり、したがって、本開示の範囲はその特定の構成によって限定されないことが意図される。しかし、たいていの用途は、可能な限り多くの光子エネルギーを照明器具400から下方に離れるように方向付けるケース反射面418の構成から利益を受けることが意図される。
照明器具400の実施形態の、その長さを中心とした断面図が図34Cに示されている。図34Cに示されているように、照明器具400のこの実施形態は、照明器具400のいずれかの端部パネル411に隣接するケース反射面418を有して構成することができる。この場合も同様に、ケース反射面418のその最適な構成(例えば数、角度等)は照明器具400の1つの用途と次の用途とで変わり、したがって、本開示の範囲はその特定の構成によって限定されない。しかし、たいていの用途は、可能な限り多くの光子エネルギーを照明器具400から下方に離れるように方向付けるケース反射面418の構成から利益を受けることが意図される。さらに、例示的な寸法が図34B及び図34Cに示されているが、それらの寸法は単に例示目的であり、本開示の範囲を決して限定するものではない。
制御された環境及び方法の例示的な実施形態
特定の用途において好ましい種々の装置の幾つかの例示的な実施形態を記載したが、それらの装置の特定の例示的な実施形態を実施する全体的に制御された環境及び方法を説明する。制御された環境の例示的な実施形態とともに用いられる例示的な実施形態の概略的な見取り図が図35Aに示されており、側面図が図35Bに示されている。図35A及び図35Bは、インチで示される例示的な寸法を提供しているが、これは本開示の範囲を決して限定するものではない。制御された環境を提供する建物の任意の好適な場所を、限定することなく本開示に従って用いることができることが意図される。1つの実施形態では、制御された環境を収容する建物を、エタノール精製所、発電所、または、未使用の廃エネルギー、栄養物、及び/若しくは水を有し得る他の作業に隣接して位置付けるのが特に有利及び/または効率的であり得る。
制御された環境及び方法の例示的な実施形態は、図35A及び図35Bに示されているように平行に配置することができる複数の列470を含むことができる。列470を南北の向きにすることができることが意図される。そのような向きは、制御された環境が位置付けられる構造の屋根の一部が透明である場合に特に望ましいであろう。列470は、本明細書において上記で開示したように骨組12に位置決めされる複数の植物スタンド18から構成することができるか、または、何らかの他の部分的に鉛直な向きの植物支持構造体から構成することができる。照明器具400は隣接する列470の間に配置することができ、この照明器具400は、本明細書において開示される実施形態のいずれかとして構成することができるか、または他の種類の照明器具であり得る。照明器具は、床面401bの上から吊り下げることができ、照明器具の高さは上記で詳細に記載したように調整可能であり得る。
温室を、端の列470のうちの一方に隣接して位置決めすることができる。温室は、種子を発芽させ、及び/または列470において成長する植物を別様に準備するのに用いることができる。上記で詳細に記載したように、この発芽及び/または準備には、幾つかの工程が伴うことができ、これは何らかの種類の媒体(例えば合成繊維等)を含むことができる。代替的な実施形態では、本開示に従って種の紐を用いることができ、この場合、種は、紐媒体に埋め込むことができ、この媒体は、上記で詳細に記載したような挿入体の必要な支持を提供することができ、この媒体はまた、同様に上記で詳細に記載したような所望の植物/作物の成長のための好適な床敷材料として働くことができる。たいていの用途は、材料の体積あたり特定の量の水分を保持し、通気を提供し、発芽ホルモン及び/または特定の用途に望ましい他の物質で処理することができる紐媒体(例えば有機撚糸、ココナツの撚糸、ジュートの撚糸等)を必要とすることが意図される。そのような実施形態では、種は、紐媒体のその繊維の間に埋め込むことができることが意図される。同様の実施形態では、種は、特定の植物/作物の床敷材料として働くことができる長さのテープ(Burpeeブランドの種テープ等)に埋め込むかまたは係合させることができる。
温室の環境は、列470及び/または照明器具400が位置決めされる制御された環境の環境とは独立して制御することができる。さらに、制御された環境内の環境は、所与の植物/作物の最適な成長条件に合わせて調整することができる。例えば、気温を、HVAC408システムを用いて調整することができ、湿度も調整することができ、制御された環境における大気中の二酸化炭素のレベルを調整することができる。窓(図示せず)を、(列470の南北の向きに関して前述したような)屋根に取り付け、特定の気象条件を有する1日の或る時間において制御された環境に入る光エネルギーの量を増大させることができる。窓は、照明器具400からの光が制御された環境から窓を通って逃げないことを確実にするためにシャッタ及び/または反射器を備えることができる。
植物/作物の収穫の準備が整うと、植物スタンド18をレール100から離すことができる。植物スタンド18は、各植物スタンド18が2つの枠250、280を呈するか、または、底部部材256、286が互いに対向して位置決めされるように単に展開して平坦にすることができるよう、分解することができる。この時点で、植物スタンド18及び/または枠250、280を収穫台(図示せず)に移動させることができる。収穫台は、トレイの下面に係合するように戦略的に離間される種々のバー、並びに/または、植物スタンド18及び/若しくは枠250、280が収穫台に平坦に置かれるときに植物が直立の向きになって収穫を容易にするよう下方に延びる脚部を有することができる。植物/作物を収穫した後で、挿入体をトレイから取り外すことができ、成長工程が再び開始される。
例示的な実施形態の説明を極めて詳細に行ったが、本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができることが意図される。したがって、本開示の範囲は、例示的な実施形態の記載によって限定されない。
骨組12、キャリッジ14、キャリッジ組立体15、送達機構16、植物スタンド18、保持体272、302、トレイ340、及び/または挿入体380の種々の要素の数、構成、寸法、幾何学的形状、及び/または相対位置は、灌漑システム10の1つの実施形態と次の実施形態とで、その最適な構成であるように変わる。したがって、本明細書において開示及び特許請求されるような灌漑システム10は、それらの要素の特定の制約によって決して限定されるものではない。さらに、列470、ライトの数、配置、構成、相対位置、幾何学的形状及び/若しくは向き、並びに/または、制御された環境の種々の動作条件は、その1つの実施形態と次の実施形態とで変わり、したがって本発明の範囲を決して限定するものではない。
上記の詳細な説明において、種々の特徴は、本開示を簡素化するために1つの実施形態にまとめられている。この開示方法は、本開示が各特許請求項に明示的に記載されるよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものとして解釈されるべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲において反映されるように、発明の態様は、上記の1つの開示された実施形態の全ての特徴よりも少なく存在する。したがって、以下の特許請求の範囲はこの詳細な説明に援用され、各特許請求項は、本発明の別個の実施形態として独立する。
好ましい実施形態を記載したが、本開示の他の特徴、利点及び/または効率が、開示された実施形態及び方法の多くの変更及び変形のように当業者には明らかに想起され、これらは全て、本明細書において開示及び特許請求されるような本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく達成することができる。本開示は本明細書において図示及び記載される特定の実施形態に限定されず、栄養供給物を比較的多数の植物に比較的少数のノズルを用いて散布する全ての同様の装置に適用されることが意図される。本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、記載の実施形態の変更及び変形が当業者には想起される。
10 灌漑システム
12 骨組
14 キャリッジ
15 キャリッジ組立体
16 送達機構
18 植物スタンド
22 植物
24 芽
26 根
30 第1の端
32 第2の端
34 副枠
36 中央支柱
38 (中央支柱の)上側端
40 (中央支柱の)下側端
48、54 外側支柱
50、56 (外側支柱の)上側端
52、58 (外側支柱の)下側端
60 横棒
62、64 対向する端
66 フランジ
68 ブラケット
69 案内組立体
70 横梁
71a 第1の端
71b 第2の端
72、73 案内部材
74 基部
76、82 側壁
88 溝
100 レール
102 基部
104、106 側壁
108 スロット
110 角度
134 台
140、142 支材
144 第1の端
146 第2の端
147 取着バー
148 摩擦低減要素
152 延長部
154 接続要素
156、158 連結部
160 駆動組立体
162 動力源
164 駆動軸
166 駆動部材
168 ベルト
170 遊びローラ
172 スピンドル
174 センサ
176 プログラム可能な制御部
180 容器
182 台
184 ポンプ
186 動力源
188 ブースタポンプ
190 供給管路
191a、191b 端
194 固定具
195 回転コネクタ
196 T−コネクタ
197 圧縮機
198 導管
199a 第1の端
200、201 トランク
202、203 コネクタ
204 マスト
205 下端
206 遷移部
207 上端
208 中間の導管
210 分岐部
275a、275b 側部
216 管
218 コネクタ
219 出口
220 ノズル
222 栓
250、280 枠
252、282 上部部材
253、283 板
254、284 中間部材
256、286 底部部材
258 車輪
260、266、290、296 側部部材
262、268、292、298 孔
264、294 横棒
265 フランジ
267 止めピン
272、302 保持体
272、272’、272’’ 保持体のセクション
273a、273a’、273a’’’ 上側端
273b、273b’、273b’’’ 下側端
274 谷部
277 締結要素
276、306 孔
278 床敷材料
308、310 回動接続部
312 ストラップ
314 角度
318 蓋
320 収集器
321 弾性クリップ
340、340’、340’’、340’’’ 保持体
342 上側端
345a、345b 端
346 トレイ
348 底部
349 湾曲部分
350、351、352 側面
354 溝
356、358 突出部
360 脚部
361 前面
362 円弧
363 後面
364 遷移地点
366 足部
370 円形セクション
372 スロット
374 フランジ
380 挿入体
382 基部
384、386 側壁
388 溝
390a、390b 端
390、392 外方に延びる部分
394、396 内方に延びる部分
400 照明器具
401a 屋根線
401b 床面
402 電源
404 光路
406 光源
408 HVAC
410 ケース
411 端部パネル
412 ケース上部
414 ケース底部
416 ケース支材
417 支持体
417a 受け部
418 ケース反射面
420 底部反射器
422 底部反射器の基部
424 底部反射器の頂部
426 底部反射器の面
430 上部反射器
432 上部反射器の基部
434 上部反射器の頂部
436a 上部反射器の第1の面
436b 上部反射器の第2の面
440 中央反射器
442 中央の下側交点
444 中央反射器の頂点
446a 中央反射器の第1の面
446b 中央反射器の第2の面
450 横方向支持体
452 滑車支持体
454 固定コネクタ
456 巻上機支持体
460 主滑車
462 補助滑車
464 主ケーブル
466 補助ケーブル
468 巻上機
470 列
500 支持枠
502 構造の床
504a 第1の持ち上がった面
504b 第2の持ち上がった面
505 突出部
506 谷部
510 基部部材
512 基部直立部
514 基部横梁
520 レール
522 レール頂点
530 パン
532 縁
533 第1の面
534 第2の面
535 中央の面
540 第2の枠
542 横棒
542a 取付部
544 コネクタ
546 車輪
550 空気システム
552 通気管
553 孔

Claims (20)

  1. 制御された環境において作物を成長させる方法であって、
    a.第1の複数の植物を枠に配置する工程であり、前記枠は水平面に対して上方に角度が付けられている、配置する工程;
    b.少なくとも1つのノズルを前記枠の下に位置決めする工程であり、前記ノズルは前記枠に対して移動可能であり、前記ノズルは供給管路と流体連通している、位置決めする工程;
    c.栄養供給物を前記供給管路に提供する工程であり、前記栄養供給物は、前記第1の複数の植物が成長に必要とする少なくとも1つの栄養物を含む、提供する工程;
    d.前記栄養供給物が前記少なくとも1つのノズルを前記第1の複数の植物に向かう方向に出るように、前記栄養供給物を加圧する工程;
    e.前記栄養供給物が前記少なくとも1つのノズルを第2の複数の植物に向かう方向に出るように、前記少なくとも1つのノズルを移動させる工程であり、前記第2の複数の植物は、前記第1の複数の植物に隣接する前記枠に配置される、移動させる工程;
    f.前記第1の複数の植物によって吸収されなかった前記栄養供給物の一部を収集する工程;
    g.前記第1の複数の植物によって吸収されなかった前記栄養供給物の前記一部を前記第1の複数の植物及び前記第2の複数の植物に再分配する工程;を含む
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記少なくとも1つのノズルは、前記複数の植物に対して直線的に移動可能であるものとして更に画定される
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つのノズルは、前記複数の植物に対して回転的に移動可能であるものとして更に画定される
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記枠は、2つの枠部分を含むものとして更に画定され、該2つの枠部分は垂直面を中心に略対称である
    請求項1に記載の方法。
  5. 灌漑システムであって、
    a.台を有する本体を含むキャリッジであり、第1の位置と第2の位置との間を往復移動可能である、キャリッジ;
    b.取入れ部分及び排出部分を含む送達機構であり、前記排出部分は前記キャリッジに動作可能に係合し、該送達機構は、前記取入れ部分から前記排出部分に栄養供給物を提供するように構成及び配置される、送達機構;
    c.前記キャリッジの少なくとも一部にわたって位置決めされる植物スタンドであり、植物の根が下方に延びることが可能であるように植物を保持するよう構成及び配置され、該植物スタンドは、前記植物の根が前記送達機構の前記排出部分から栄養供給物を受け取ることが可能であるように位置決め可能である、植物スタンド;を備える
    ことを特徴とする灌漑システム。
  6. 前記灌漑システムは案内組立体を更に備え、該案内組立体は、前記キャリッジが前記植物スタンドに対して一次元に移動することを可能にするように構成及び配置される
    請求項5に記載の灌漑システム。
  7. 前記送達機構の前記排出部分はノズルを含む
    請求項6に記載の灌漑システム。
  8. 前記キャリッジは、該キャリッジが前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動するときに該キャリッジを支持する少なくとも1つの摩擦低減要素を更に備える
    請求項6に記載の灌漑システム。
  9. 前記植物スタンドは、複数の植物を複数の階段または段で支持するように構成及び配置されるものとして更に画定される
    請求項6に記載の灌漑システム。
  10. 前記植物スタンドは、前記植物の根が延びる室を画定し、前記キャリッジの少なくとも一部は前記室内に位置決めすることができる
    請求項6に記載の灌漑システム。
  11. 前記灌漑システムは駆動組立体を更に備え、該駆動組立体は、前記キャリッジを前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動させるように構成及び配置される
    請求項6に記載の灌漑システム。
  12. 前記送達機構の前記排出部分は、前記植物スタンドに対して回転可能であるものとして更に画定される
    請求項6に記載の灌漑システム。
  13. 前記植物スタンドは骨組によって支持されるものとして更に画定される
    請求項6に記載の灌漑システム。
  14. 複数の平行な列で配置される複数の前記キャリッジ及び前記植物スタンドを更に備える
    請求項6に記載の灌漑システム。
  15. 前記複数の列の隣接する列間に位置決めされる少なくとも1つの照明器具を更に備える
    請求項6に記載の灌漑システム。
  16. 制御された環境において用いられる灌漑システムであって、
    a.2つの略水平なレールを含む支持枠;
    b.前記水平なレールに動作可能に係合する第2の枠であって、前記水平なレールの長さに沿って移動可能である、第2の枠;
    c.前記水平なレールによって支持される少なくとも1つの植物スタンドであり、前記水平なレールの長さに沿って移動可能であり、前記第2の枠の少なくとも一部は該少なくとも1つの植物スタンドの下に位置決め可能である、少なくとも1つの植物スタンド;
    d.前記少なくとも1つの植物スタンドに隣接して位置決めされる空気システムであって、少なくとも1つの導管を含み、該導管は前記少なくとも1つの植物スタンドに空気を提供するように構成されている、空気システム;を備える
    ことを特徴とする灌漑システム。
  17. 前記灌漑システムは、前記空気システムに動作可能に係合する照明器具を更に備え、該照明器具は前記少なくとも1つの植物スタンドに光を提供するように構成されている
    請求項16に記載の灌漑システム。
  18. 前記灌漑システムは送達機構を更に備え、該送達機構は、
    a.前記第2の枠に動作可能に係合する排出部分;
    b.前記排出部分及び中央容器と流体連通する取入れ部分であり、栄養供給物を前記中央容器から前記排出部分に送達するように構成されており、前記排出部分は前記栄養供給物を前記少なくとも1つの植物スタンドに提供するように構成されている、取入れ部分;を備える
    請求項17に記載の灌漑システム。
  19. 前記送達機構の前記排出部分は、前記支持枠に対して回転可能であるものとして更に画定される
    請求項18に記載の灌漑システム。
  20. a.前記水平なレールの長さに沿って互いに隣接して位置決めされる複数の前記植物スタンドであって、各該植物スタンドは互いから鉛直に離間している複数の水平な保持体を含む、複数の前記植物スタンド;
    b.前記複数の水平な保持体に位置決めされる複数の植物であって、該複数の植物及び前記複数の水平な保持体は、該複数の植物の根の少なくとも一部が前記送達機構の前記排出部分に向かって下方に延びるように構成されており、前記送達機構は、前記栄養供給物を、前記根を介して該複数の植物の少なくとも第1の部分に供給するように構成されている、複数の植物;を更に含む
    請求項19に記載の灌漑システム。
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