JPH0724038Y2 - 植物栽培室 - Google Patents
植物栽培室Info
- Publication number
- JPH0724038Y2 JPH0724038Y2 JP1988040542U JP4054288U JPH0724038Y2 JP H0724038 Y2 JPH0724038 Y2 JP H0724038Y2 JP 1988040542 U JP1988040542 U JP 1988040542U JP 4054288 U JP4054288 U JP 4054288U JP H0724038 Y2 JPH0724038 Y2 JP H0724038Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- panel
- plate
- plant cultivation
- booth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y02P60/216—
Landscapes
- Hydroponics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は植物を人工的に水耕栽培するための植物栽培室
に関する。
に関する。
[従来の技術] この種の植物栽培室として、ブース内に植物の栽培板を
傾斜配置し、該栽培板の下側面に向って液肥を噴出する
液肥供給装置を設けると共に、栽培板の上側面に光を照
射する照明を設けたものが特開昭49−91833、特開昭61
−282025等で公知とされている。
傾斜配置し、該栽培板の下側面に向って液肥を噴出する
液肥供給装置を設けると共に、栽培板の上側面に光を照
射する照明を設けたものが特開昭49−91833、特開昭61
−282025等で公知とされている。
この種の植物栽培室においては、植物の種苗は栽培板に
設けられた開口に保持され、裏面側から液肥が吹き掛け
られ、前面側から光が照射されることにより育成され
る。
設けられた開口に保持され、裏面側から液肥が吹き掛け
られ、前面側から光が照射されることにより育成され
る。
従来のブースは、例えばコンクリート等の建築材料で固
定構造体として構成されている。
定構造体として構成されている。
[考案が解決しようとする課題] この種の植物栽培室は、例えば需要の増減や栽培品種の
変更等に対応して拡張又は縮小する必要が生じる場合が
あるが、従来の植物栽培室にあっては、そのブースが固
定構造体となっているので、拡張や縮小は極めて困難で
あった。
変更等に対応して拡張又は縮小する必要が生じる場合が
あるが、従来の植物栽培室にあっては、そのブースが固
定構造体となっているので、拡張や縮小は極めて困難で
あった。
この問題を解決するために、ブースを規格寸法のパネル
の連結体として構成するユニット化ブースが考えられる
が、単純にパネル同志を連結した場合、ブースの床面に
液肥が全面的に広がり、通路が液肥で濡れてしまい、ブ
ース内の作業に支障が生じ易い。
の連結体として構成するユニット化ブースが考えられる
が、単純にパネル同志を連結した場合、ブースの床面に
液肥が全面的に広がり、通路が液肥で濡れてしまい、ブ
ース内の作業に支障が生じ易い。
さらに、単なるユニット化ブースでは、床面が平坦とな
ってしまい、傾斜配置しようとする栽培板の下部を係止
できない。
ってしまい、傾斜配置しようとする栽培板の下部を係止
できない。
[課題を解決するための手段] 本考案の植物栽培室は、ブース内に栽培板を傾斜配置
し、この栽培板の下側面へ液肥を噴出すると共に、栽培
板の上側面へ光を照射するよう構成した植物栽培室に関
する。
し、この栽培板の下側面へ液肥を噴出すると共に、栽培
板の上側面へ光を照射するよう構成した植物栽培室に関
する。
本考案にあっては、規格寸法の主板部及び該主板部の辺
部から立ち上るフランジ部を有するパネルを複数枚連結
してブースの天井、壁及び床を構成してある。
部から立ち上るフランジ部を有するパネルを複数枚連結
してブースの天井、壁及び床を構成してある。
請求項(1)の植物栽培室にあっては、ブース床面に、
主板部の辺部に前記傾斜配置された栽培板の板面方向と
垂直方向に延在する傾斜部を有する通路用パネルを配設
してある。そして、この通路用パネルとそれに隣接する
他のパネルのフランジ部との間で栽培板下端部の保持部
材の下半部を挟持してある。該保持部材は、該通路用パ
ネルの傾斜部と垂直方向に延在する上半部を有してい
る。
主板部の辺部に前記傾斜配置された栽培板の板面方向と
垂直方向に延在する傾斜部を有する通路用パネルを配設
してある。そして、この通路用パネルとそれに隣接する
他のパネルのフランジ部との間で栽培板下端部の保持部
材の下半部を挟持してある。該保持部材は、該通路用パ
ネルの傾斜部と垂直方向に延在する上半部を有してい
る。
請求項(2)の植物栽培室にあっては、上記請求項
(1)の植物栽培室の保持部材の代りに、該保持部材の
上半部に相当する保持片を前記通路用パネルと一体に設
けたことを特徴とする。
(1)の植物栽培室の保持部材の代りに、該保持部材の
上半部に相当する保持片を前記通路用パネルと一体に設
けたことを特徴とする。
請求項(3)の植物栽培室は、上記請求項(1)の植物
栽培室において、通路パネルと保持部材との代りに通路
踏み板及び該通路踏み板の支持部材を用いている。
栽培室において、通路パネルと保持部材との代りに通路
踏み板及び該通路踏み板の支持部材を用いている。
この支持部材は、通路に隣接するパネルのフランジ部に
固着された下半部と、該下半部の上側に一体的に設けら
れた栽培板下端部の保持片と通路踏み板支持片とを有し
ている。これら保持片と支持片とは直交配置されてい
る。
固着された下半部と、該下半部の上側に一体的に設けら
れた栽培板下端部の保持片と通路踏み板支持片とを有し
ている。これら保持片と支持片とは直交配置されてい
る。
更に、請求項(3)の植物栽培室は、通路踏み板として
その側縁が前記支持片と同傾斜されたものを用い、この
傾斜した側縁を支持片に係止させてある。
その側縁が前記支持片と同傾斜されたものを用い、この
傾斜した側縁を支持片に係止させてある。
[作用] 本考案の植物栽培室にあっては、栽培板に植物の種苗を
保持させ、該栽培板の下側面に液肥を供給し上側面に光
を照射することにより植物の育成が行われる。
保持させ、該栽培板の下側面に液肥を供給し上側面に光
を照射することにより植物の育成が行われる。
しかして、請求項(1)、(2)、(3)の植物栽培室
は、いずれも規格寸法のパネルを連結してブースの天
井、壁及び床を構成してあり、需要の変動あるいは栽培
品種の変更等に対応してブースの大きさを拡大又は縮小
することが容易である。
は、いずれも規格寸法のパネルを連結してブースの天
井、壁及び床を構成してあり、需要の変動あるいは栽培
品種の変更等に対応してブースの大きさを拡大又は縮小
することが容易である。
更に、請求項(1)、(2)、(3)の植物栽培室は、
いずれも通路面がブース床面よりも一段と高くなってお
り、該通路面に液肥が流れ込まず、また仮に液肥が掛か
っても速やかに流れ去り、通路面を乾燥面とし易い。
いずれも通路面がブース床面よりも一段と高くなってお
り、該通路面に液肥が流れ込まず、また仮に液肥が掛か
っても速やかに流れ去り、通路面を乾燥面とし易い。
請求項(1)の植物栽培室にあっては、前記保持部材と
通路用パネルの傾斜部とで傾斜配置された栽培板の下端
部を保持できる。
通路用パネルの傾斜部とで傾斜配置された栽培板の下端
部を保持できる。
請求項(2)の植物栽培室にあっては、通路用パネルの
傾斜部と保持片とで該栽培板下端部の保持を行える。
傾斜部と保持片とで該栽培板下端部の保持を行える。
請求項(3)の植物栽培室にあっては、通路踏み板の側
縁と保持片とで栽培板下端部の保持が行える。
縁と保持片とで栽培板下端部の保持が行える。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係る植物栽培室の斜視断面
図、第2図は縦断面図である。
図、第2図は縦断面図である。
この植物栽培室10は規格寸法のパネル12、14、16、18、
20を連結して構成されたブース30を備えている。該ブー
ス30内には植物の栽培板22が傾斜配置され、該栽培板22
の下側面に向って液肥を吹き掛ける液肥供給装置の配管
24が配設されると共に、栽培板22の上側面に向って光を
照射するための照明26が配設されている。
20を連結して構成されたブース30を備えている。該ブー
ス30内には植物の栽培板22が傾斜配置され、該栽培板22
の下側面に向って液肥を吹き掛ける液肥供給装置の配管
24が配設されると共に、栽培板22の上側面に向って光を
照射するための照明26が配設されている。
前記パネル12〜20は、それぞれ主板部12a〜20aと、各主
板部12a〜20aの辺部から建ち上がるフランジ部12b〜20b
を備えている。パネル12は、主板部が例えば一辺100cm
の正方形状のものである。パネル14は、その主板部14a
が100cm×140cmの長方形状のものであり、パネル16はそ
の主板部16aが100cm×50cmの長方形状のもである。パネ
ル20の主板部20aは140cm×50cmである。
板部12a〜20aの辺部から建ち上がるフランジ部12b〜20b
を備えている。パネル12は、主板部が例えば一辺100cm
の正方形状のものである。パネル14は、その主板部14a
が100cm×140cmの長方形状のものであり、パネル16はそ
の主板部16aが100cm×50cmの長方形状のもである。パネ
ル20の主板部20aは140cm×50cmである。
前記パネル18は、前記パネル16と同等の大きさのもので
あるが、その主板部18aは、フランジ部18bに沿う側辺部
分において傾斜部18cを備えている。該傾斜部18cの傾斜
は、前記傾斜配置された栽培板22の板面22aと垂直なも
のとされている。
あるが、その主板部18aは、フランジ部18bに沿う側辺部
分において傾斜部18cを備えている。該傾斜部18cの傾斜
は、前記傾斜配置された栽培板22の板面22aと垂直なも
のとされている。
図示の如く、ブース30の床面30Aは、パネル12、18で構
成され、ブース側面30Bは上段側がパネル12で構成さ
れ、下段側がパネル14で構成されている。またブース側
面30Cは、上段側がパネル12、16で構成され、下段側が
パネル14、20で構成されている。側面30Bを構成するパ
ネル12の下側のフランジ部12bには、栽培板22の上端下
側面が当接する当接板32が設けられている。該当接板32
は、フランジ部12bに固着される水平辺部32aと、該水平
辺部32aから栽培板22の板面22a方向に傾斜する傾斜辺部
32bを有している。
成され、ブース側面30Bは上段側がパネル12で構成さ
れ、下段側がパネル14で構成されている。またブース側
面30Cは、上段側がパネル12、16で構成され、下段側が
パネル14、20で構成されている。側面30Bを構成するパ
ネル12の下側のフランジ部12bには、栽培板22の上端下
側面が当接する当接板32が設けられている。該当接板32
は、フランジ部12bに固着される水平辺部32aと、該水平
辺部32aから栽培板22の板面22a方向に傾斜する傾斜辺部
32bを有している。
ブース30の床面30Aには、栽培板22の下端部の保持部材3
4が設けられている。該保持部材34は、床面30Aのパネル
12のフランジ部12bと、パネル18のフランジ部18bとで挟
持された下半部34aと、該下半部34aと一体でありかつ栽
培板22の板面22a方向に傾斜している上半部34bとを備え
ている。前記パネル18の傾斜部18cとこの上半部34bとは
直交しており、栽培板22の下端部は上半部34bと摺動
し、かつ車輪22bが傾斜部18c上を転動する構成となって
いる。従って、栽培板22は第1図の矢印S方向に移動自
在であり、ブース30内の任意位置に栽培板22を移動させ
ることが容易である。
4が設けられている。該保持部材34は、床面30Aのパネル
12のフランジ部12bと、パネル18のフランジ部18bとで挟
持された下半部34aと、該下半部34aと一体でありかつ栽
培板22の板面22a方向に傾斜している上半部34bとを備え
ている。前記パネル18の傾斜部18cとこの上半部34bとは
直交しており、栽培板22の下端部は上半部34bと摺動
し、かつ車輪22bが傾斜部18c上を転動する構成となって
いる。従って、栽培板22は第1図の矢印S方向に移動自
在であり、ブース30内の任意位置に栽培板22を移動させ
ることが容易である。
ブース30の天井面30Dはパネル12、16とで構成されてお
り、パネル16のフランジ部16bには照明26を取り付ける
ためのブラケット36の上端が取り付けられている。
り、パネル16のフランジ部16bには照明26を取り付ける
ためのブラケット36の上端が取り付けられている。
符号38はブース側面30Bのパネル12の上辺と天井面Dの
パネル12の側辺とを連結するためのLアングルを示す。
パネル12の側辺とを連結するためのLアングルを示す。
このように構成された植物栽培室10にあっては、栽培板
22に穿設されている多数の開口40に植物の種苗を保持さ
せ、下側面に液肥を吹き掛けると共に、上側面に光を照
射することにより該種苗が育成される。なお、種苗は例
えば短い筒状部材中に挿入され、この筒状部材ごと開口
40内に嵌合される。前記した如く、栽培板22は傾斜配置
されており、ブース30内の単位床面積当りに多数の種苗
を配置することが可能とされている。また、栽培板22は
矢印Sの如く移動自在であるので、ブース内で栽培板22
を所望の位置へ移動させ易い。また、この栽培板22は当
接板32、保持部材34等に単に載置されているだけであ
り、取り外しが自在であるので、例えば栽培板22をブー
ス30外に運び出して種苗の取り付けや取り外しを行うこ
とができる。
22に穿設されている多数の開口40に植物の種苗を保持さ
せ、下側面に液肥を吹き掛けると共に、上側面に光を照
射することにより該種苗が育成される。なお、種苗は例
えば短い筒状部材中に挿入され、この筒状部材ごと開口
40内に嵌合される。前記した如く、栽培板22は傾斜配置
されており、ブース30内の単位床面積当りに多数の種苗
を配置することが可能とされている。また、栽培板22は
矢印Sの如く移動自在であるので、ブース内で栽培板22
を所望の位置へ移動させ易い。また、この栽培板22は当
接板32、保持部材34等に単に載置されているだけであ
り、取り外しが自在であるので、例えば栽培板22をブー
ス30外に運び出して種苗の取り付けや取り外しを行うこ
とができる。
しかして、パネル18の主板部18aはブース床面30Aのパネ
ル12の主板部12aよりも一段高くなっており、従って床
面30A上の液肥が通路(矢印Tで示してある)上に流れ
込むことがない。また、仮に栽培板22に吹き掛けられた
液肥の一部が通路Tに掛かっても、速やかに流れ去るの
で、通路面を乾燥面とし易い。
ル12の主板部12aよりも一段高くなっており、従って床
面30A上の液肥が通路(矢印Tで示してある)上に流れ
込むことがない。また、仮に栽培板22に吹き掛けられた
液肥の一部が通路Tに掛かっても、速やかに流れ去るの
で、通路面を乾燥面とし易い。
なお、床面30A上に流れ落ちた液肥は、該床面30Aの適宜
の箇所に設けられた排液口(図示せず)から液肥貯槽に
戻され、更にポンプ(図示せず)により前記配管24に供
給される。これら液肥貯槽、ポンプ及び配管24等により
液肥供給装置が構成されている。
の箇所に設けられた排液口(図示せず)から液肥貯槽に
戻され、更にポンプ(図示せず)により前記配管24に供
給される。これら液肥貯槽、ポンプ及び配管24等により
液肥供給装置が構成されている。
第3図ないし第5図は異なる実施例に用いられるパネル
18′の構成説明図である。このパネル18′においては、
フランジ部18bから更にこれと直交するように別のフラ
ンジ部18dが延出されており、かつこれらフランジ部18
b,18dと直交する小プレート状のフランジ部18eが設けら
れている。フランジ部18dは、該パネル18′をブース設
置用の基礎フレーム(図示略)等に固定する際に挿通さ
れるボルト用の開口19aを備えている。またフランジ部1
8eは、該パネル18′を長手方向に多数連結する際に、隣
接するパネル18′同志の連結を成すためのボルト用の開
口19bを有している。更に、フランジ部18bにはパネル同
志の連結や保持部材34の連結を成すボルト用の開口19c
が穿設されている。
18′の構成説明図である。このパネル18′においては、
フランジ部18bから更にこれと直交するように別のフラ
ンジ部18dが延出されており、かつこれらフランジ部18
b,18dと直交する小プレート状のフランジ部18eが設けら
れている。フランジ部18dは、該パネル18′をブース設
置用の基礎フレーム(図示略)等に固定する際に挿通さ
れるボルト用の開口19aを備えている。またフランジ部1
8eは、該パネル18′を長手方向に多数連結する際に、隣
接するパネル18′同志の連結を成すためのボルト用の開
口19bを有している。更に、フランジ部18bにはパネル同
志の連結や保持部材34の連結を成すボルト用の開口19c
が穿設されている。
第6図ないし第8図は、上記パネル18′に連結される保
持部材34′の構成説明図である。この保持部材34′は、
下半部34aと上半部34bを備えており、上半部34bからは
フランジ部34cが立設され、該フランジ部34cにボルト挿
通用の開口34dが穿設されている。該フランジ部34cは、
隣接する保持部材34′同志を連結する際に重ね合され、
開口34dに挿通されたボルトにナットを締め込むことに
よりフランジ部34c同志が連結される。なお、符号34eは
下半部34aに挿通されるボルト用の開口であり、符号34f
は下半部34aを前記パネル18′のフランジ部18e間に嵌合
させるための切欠を示している。
持部材34′の構成説明図である。この保持部材34′は、
下半部34aと上半部34bを備えており、上半部34bからは
フランジ部34cが立設され、該フランジ部34cにボルト挿
通用の開口34dが穿設されている。該フランジ部34cは、
隣接する保持部材34′同志を連結する際に重ね合され、
開口34dに挿通されたボルトにナットを締め込むことに
よりフランジ部34c同志が連結される。なお、符号34eは
下半部34aに挿通されるボルト用の開口であり、符号34f
は下半部34aを前記パネル18′のフランジ部18e間に嵌合
させるための切欠を示している。
第9図は請求項(2)の実施例に係るブースに用いられ
るパネル18″の断面図である。このパネル18″は、主板
部18a,フランジ部18b及び傾斜部18cを有し、更に傾斜部
18cから垂直方向に起立する保持片18gを備えている。該
保持片18gは、前記傾斜配置された栽培板22の下端部と
摺動するものであり、傾斜部18cと保持片18gとで栽培板
22の下端部の保持を行っている。このパネル18″を用い
る場合には、前記保持片34を用いることなく、ブース30
を構成することができ、部品点数の削減を図ることがで
きる。また、保持片18gを一体的に設けたことにより、
パネル18″の曲げ剛性を高めることができる。
るパネル18″の断面図である。このパネル18″は、主板
部18a,フランジ部18b及び傾斜部18cを有し、更に傾斜部
18cから垂直方向に起立する保持片18gを備えている。該
保持片18gは、前記傾斜配置された栽培板22の下端部と
摺動するものであり、傾斜部18cと保持片18gとで栽培板
22の下端部の保持を行っている。このパネル18″を用い
る場合には、前記保持片34を用いることなく、ブース30
を構成することができ、部品点数の削減を図ることがで
きる。また、保持片18gを一体的に設けたことにより、
パネル18″の曲げ剛性を高めることができる。
第10図は、請求項(3)の実施例に係るブースに用いら
れる通路踏み板44と支持部材46の断面図である。支持部
材46は、その下半部46aが垂直であり、該下半部はブー
ス床面30Aのパネルのフランジ部12bに連結される。該下
半部46aの上部には、それぞれ一体的に保持片46bと支持
片46cが設けられており、保持片46bは、傾斜配置された
栽培板22の板面方向に延在し、支持片46cはこれと垂直
方向に延在している。通路踏板44は、その側縁44aが支
持片46cと同傾斜の傾斜部となっており、この側縁44aを
支持片46c上に載置することによりブース通路Tが構成
される。そして、栽培板22の車輪22bは該側縁44a上を転
動し、栽培板22の下側面下端は保持片46bと摺動する。
れる通路踏み板44と支持部材46の断面図である。支持部
材46は、その下半部46aが垂直であり、該下半部はブー
ス床面30Aのパネルのフランジ部12bに連結される。該下
半部46aの上部には、それぞれ一体的に保持片46bと支持
片46cが設けられており、保持片46bは、傾斜配置された
栽培板22の板面方向に延在し、支持片46cはこれと垂直
方向に延在している。通路踏板44は、その側縁44aが支
持片46cと同傾斜の傾斜部となっており、この側縁44aを
支持片46c上に載置することによりブース通路Tが構成
される。そして、栽培板22の車輪22bは該側縁44a上を転
動し、栽培板22の下側面下端は保持片46bと摺動する。
第11図、第12図は該支持部材46の構成説明図である。前
記下半部46aには、ボルト挿通用の開口46dが穿設されて
いる。また、下半部46aから保持片46bに跨がるようにフ
ランジ部46eが設けられており、このフランジ部46eには
ボルト挿通用の開口46fが穿設されている。該フランジ
部46eは、隣接する支持部材46同志を連結する際に重ね
合され、開口46fに挿通されたボルトにナットを締込む
ことにより相互に連結される。
記下半部46aには、ボルト挿通用の開口46dが穿設されて
いる。また、下半部46aから保持片46bに跨がるようにフ
ランジ部46eが設けられており、このフランジ部46eには
ボルト挿通用の開口46fが穿設されている。該フランジ
部46eは、隣接する支持部材46同志を連結する際に重ね
合され、開口46fに挿通されたボルトにナットを締込む
ことにより相互に連結される。
なお、本考案においてパネル12〜20は、耐食性及び耐久
性に優れたガラス繊維強化樹脂(FRP)とするのが好適
である。
性に優れたガラス繊維強化樹脂(FRP)とするのが好適
である。
[効果] 以上の通り、本考案の植物栽培室は、パネル同志を連結
してブースを構成してあり、ブースの拡張又は縮小が容
易であり、需要の変動あるいは栽培品種の変更に容易に
対処し得る。また、本考案の植物栽培室は、通路を乾燥
面とし易く、作業が容易である。なお、請求項(2)の
植物栽培室にあっては、部品点数が少なく部品コスト、
組立コストの低減が可能である。
してブースを構成してあり、ブースの拡張又は縮小が容
易であり、需要の変動あるいは栽培品種の変更に容易に
対処し得る。また、本考案の植物栽培室は、通路を乾燥
面とし易く、作業が容易である。なお、請求項(2)の
植物栽培室にあっては、部品点数が少なく部品コスト、
組立コストの低減が可能である。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示す断面図、第3
図はパネル18′の斜視図、第4図は同平面図、第5図は
同側面図、第6図は保持部材34の斜視図、第7図は同平
面図、第8図は同側面図である。第9図及び第10図は異
なる実施例を示す通路部分の断面図、第11図は支持部材
の正面図、第12図は同側面図である。 10……植物栽培室、12〜20……パネル、22……栽培板、
30……ブース、34……保持部材。
図はパネル18′の斜視図、第4図は同平面図、第5図は
同側面図、第6図は保持部材34の斜視図、第7図は同平
面図、第8図は同側面図である。第9図及び第10図は異
なる実施例を示す通路部分の断面図、第11図は支持部材
の正面図、第12図は同側面図である。 10……植物栽培室、12〜20……パネル、22……栽培板、
30……ブース、34……保持部材。
Claims (3)
- 【請求項1】ブース内に植物の栽培板を傾斜配置し、該
栽培板の下面側へ液肥を噴射する液肥供給装置及び栽培
板の上面側へ光を照射する照明を有する植物栽培室にお
いて、 規格寸法の主板部呼び該主板部の辺部から立ち上るフラ
ンジ部を有するパネルを複数枚連結して前記ブースの天
井、壁及び床を構成し、 ブース床面には、主板部の辺部に前記傾斜配置された栽
培板の板面方向と垂直方向に延在する傾斜部を備える通
路用パネルを配設し、 かつ通路用パネルの該傾斜部に沿うフランジ部と、通路
用パネルに隣接するパネルのフランジ部との間で栽培板
下端部の保持部材の下半部を挟持し、該保持部材の上半
部を前記通路用パネルの傾斜部と垂直方向に延出させた
ことを特徴とする植物栽培室。 - 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項に記載の植
物栽培室において、前記保持部材の代りに、前記通路用
パネルの傾斜部から垂直に起立する保持片を該通路用パ
ネルと一体に設けたことを特徴とする植物栽培室。 - 【請求項3】実用新案登録請求の範囲第1項に記載の植
物栽培室において、前記通路パネルと保持部材との代り
に通路踏み板及び該通路踏み板の支持部材を用いた植物
栽培室であって、 該支持部材は通路に隣接するパネルのフランジ部に固着
された下半部と、該下半部の上側に一体的に設けられた
栽培板下端部の保持片及び通路踏み板支持片とを有し、
これら保持片と支持片とは直交配置されており、 前記通路踏み板はその側縁が前記支持片と同傾斜され、
該側縁が支持片に係止されている植物栽培室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988040542U JPH0724038Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 植物栽培室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988040542U JPH0724038Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 植物栽培室 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01142651U JPH01142651U (ja) | 1989-09-29 |
JPH0724038Y2 true JPH0724038Y2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=31267010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988040542U Expired - Lifetime JPH0724038Y2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 植物栽培室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724038Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101226031B1 (ko) * | 2011-08-03 | 2013-01-24 | 공주대학교 산학협력단 | 식물공장 시스템 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015518737A (ja) * | 2012-06-08 | 2015-07-06 | リビング グリーンズ ファーム、インコーポレイテッドLiving Greens Farm,Inc. | 制御された環境及び方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61282025A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-12 | キユーピー株式会社 | 水耕栽培装置 |
JPS62104529A (ja) * | 1985-10-31 | 1987-05-15 | キユーピー株式会社 | 噴霧式水耕栽培装置 |
-
1988
- 1988-03-28 JP JP1988040542U patent/JPH0724038Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101226031B1 (ko) * | 2011-08-03 | 2013-01-24 | 공주대학교 산학협력단 | 식물공장 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01142651U (ja) | 1989-09-29 |
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