JP2015510023A - 難燃剤としてのnor−hals化合物 - Google Patents

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Abstract

ポリマーにおいて難燃性を誘導するための式(I)のNOR−HALS化合物の使用が提供される。式(I)のNOR−HALS化合物、少なくとも1種の難燃性化合物;及びポリマー基材を含むポリマー組成物が提供される。これらの組成物は、熱可塑性ポリマー及びデュロプラスチックポリマーに基づく難燃性組成物の製造に特に有用である。また、ポリマーにおいて難燃性を誘導するための方法であって、ポリマー基材に、a)式(I)の少なくとも1種のNOR−HALS化合物と、b)少なくとも1種の難燃性化合物との組み合わせを添加することを含む、前記方法が提供される。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、NOR−HALS化合物を難燃性ポリマー組成物に用いる使用に関する。これらの組成物は、熱可塑性ポリマー、特にポリオレフィンホモポリマー及びコポリマー、重縮合物、例えば、ポリアミン又はポリエステル、及びデュロプラスチックポリマー、例えば、ポリエポキシドに基づく難燃性組成物の製造に特に有用である。
難燃剤は、ポリマーの難燃性を強化するためにポリマー材料(合成又は天然)に添加される。それらの組成に応じて、難燃剤は、化学的に、例えば、窒素の放出による泡立ちとして、及び/又は物理的に、例えば、泡のカバレッジの生成によって、固相、液相又は気相で作用し得る。難燃剤は、燃焼プロセスの特定の段階の間に、例えば、加熱、分解、発火又は延焼中に干渉する。
様々なポリマー基板で使用され得る改良された特性を有する難燃性組成物の必要性が依然として存在する。安全及び環境要件に関する規格の増加は規制強化につながる。特に知られているハロゲン含有難燃剤は、もはや全ての必要要件に合致していない。そのため、ハロゲンフリーの難燃剤が、特に、火災に関連した煙濃度に関して、それらのより良好な性能の観点から好ましい。改善された熱安定性とより少ない腐食性挙動は、ハロゲンフリーの難燃性組成物の更なる利点である。
NOR−HALS化合物は、EP1731508号より、化学物質及び酸性雨の作用によって引き起こされる分解から、これらの基板を保護するための合成樹脂用の安定剤として知られている。
驚くべきことに、優れた難燃性を有する熱可塑性又はデュロプラスチックポリマーが、選択されたNOR−HALS化合物がポリマー基材に追加される時に製造されることが見出された。
これらの組成物は、優れた熱安定性を有し、従って、電気電子部品及びデバイスの製造に使用されるエンジニアリング熱可塑性樹脂及びエポキシ積層板における用途に特に適している。熱可塑性樹脂及びデュロプラスチック樹脂において当該難燃性添加剤を使用することによって、従来のハロゲン含有難燃剤及びハロゲン化エポキシ樹脂、アンチモン化合物、及び無機充填剤は、大幅に低減されるか又は置換され得る。
本発明は、以下の式
Figure 2015510023
(式中、
及びRはC〜C30アルキルを表す)
のNOR−HALS化合物を、ポリマーにおいて難燃性を誘導するために用いる使用に関する。
上記式(I)においてR及びRによって表されるC〜C30アルキル基の例は、直鎖であるか、又は可能であれば、分枝鎖状アルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル、イソブチル、n−ペンチル、sec−ペンチル、tert−ペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、2−エチルヘキシル、tert−オクチル、n−ノニル、イソノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル(ラウリル)、n−トリデシル、n−テトラデシル(ミリスチル)、n−ペンタデシル、n−ヘキサデシル(セチル)、n−オクタデシル等である。
上記で定義した化合物(I)が存在するポリマー組成物は、特に、ポリオレフィン組成物における確立された難燃性試験方法に関して望ましい評価を達成する。
この化合物(I)は、好ましくは、本発明による難燃性組成物中に、組成物の全質量を基準として、約0.005〜90.0質量%、好ましくは約0.02〜20.0質量%、最も好ましくは0.10〜15.0質量%の間の量で含有される。
ポリマー及び基板との用語は、その範囲内に熱可塑性及びデュロ−プラスチックポリマー及び熱硬化性樹脂を含む。
好適な熱可塑性ポリマーのリストを以下に示す:
1. モノオレフィン及びジオレフィンのポリマー、例えば、熱可塑性ポリオレフィン(TPO)、例えば、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブト−1−エン、ポリ−4−メチルペント−1−エン、ポリビニルシクロヘキサン、ポリイソプレン又はポリブタジエン、並びにシクロオレフィンのポリマー、例えば、シクロペンテン又はノルボルネン、ポリエチレン(任意に架橋してもよい)、例えば、高密度ポリメチレン(HDPE)、高密度及び高分子量ポリエチレン(HDPE−HMW)、高密度及び超高分子量ポリエチレン(HDPE−UHMW)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、(VLDPE)及び(ULDPE)。
ポリオレフィン、即ち、前項で例示されたモノオレフィンのポリマー、好ましくはポリエチレン及びポリプロピレンは、様々な方法によって、特に以下の方法:
a)ラジカル重合(通常、高圧及び昇温下で)
b)通常、周期表の第IVb、Vb、VIb又はVIII族の1種以上の金属を含有する触媒を用いる触媒重合
によって調製され得る。これらの金属は、通常、1つ以上の配位子、典型的には、酸化物、ハロゲン化物、アルコラート、エステル、エーテル、アミン、アルキル、アルケニル及び/又はアリールを有し、これらはα−結合又はπ−結合のいずれかで配位されてよい。これらの金属錯体は、遊離形態であるか、又は基材上に、典型的には、活性化塩化マグネシウム、塩化チタン(III)、及びアルミナ又は酸化ケイ素上に固定されてよい。これらの触媒は、重合媒体に可溶性又は不溶性であってよい。触媒がそれだけで重合に使用され得るか、又は更なる活性化剤、典型的には金属アルキル、金属水素化物、金属アルキルハライド、金属アルキルオキシド又は金属アルキルオキサンが使用されてもよく、前記金属は、周期表の第Ia族、第IIa族及び/又は第IIIa族の元素である。活性化剤は、更なるエステル、エーテル、及びアミン又はシリルエーテル基で都合良く変性され得る。これらの触媒系は、通常、フィリップス、スタンダードオイルインディアナ、チーグラーナッタ)、TNZ(デュポン)、メタロセン又はシングルサイト触媒(SSC)と呼ばれる。
2. 1)の下で記載されたポリマーの混合物、例えば、ポリプロピレンとポリイソブチレンとの混合物、ポリプロピレンとポリエチレンとの混合物(例えば、PP/HDPE、PP/LDPE)及び異なる種類のポリエチレンの混合物(例えば、LDPE/HDPE)。
3. モノオレフィン及びジオレフィン同士の、又は他のビニルモノマーとのコポリマー、例えば、エチレン/プロピレンコポリマー、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)及びそれらと低密度ポリエチレン(LDPE)との混合物、プロピレン/ブト−1−エンコポリマー、プロピレン/イソブチレンコポリマー、エチレン/ブト−1−エンコポリマー、エチレン/ヘキセンコポリマー、エチレン/メチルペンテンコポリマー、エチレン/ヘプテンコポリマー、エチレン/オクテンコポリマー、エチレン/ビニルシクロヘキサンコポリマー、エチレン/シクロオレフィンコポリマー(例えば、エチレン/ノルボルネン、例えば、COC)、エチレン/1−オレフィンコポリマー、ここで1−オレフィンはインサイチュで生成される;プロピレン/ブタジエンコポリマー、イソブチレン/イソプレンコポリマー、エチレン/ビニルシクロヘキセンコポリマー、エチレン/アルキルアクリレートコポリマー、エチレン/アルキルアクリレートコポリマー、例えば、エチレン−n−ブチルアクリレート又はメタクリレート、エチレン/アルキルメタクリレートコポリマー、エチレン/ビニルアセテートコポリマー又はエチレン/アクリル酸コポリマー及びそれらの塩(イオノマー)、並びにエチレンとプロピレン及びジエン、例えばヘキサジエン、ジシクロペンタジエン又はエチリデン−ノルボルネンとのターポリマー;及びかかるコポリマー同士の、及び上記1)で述べられたポリマーとの混合物、例えば、ポリプロピレン/エチレン−プロピレンコポリマー、LDPE/エチレン−ビニルアセテートコポリマー(EVA)、LDPE/エチレン−アクリル酸コポリマー(EAA)、LLDPE/EVA、LLDPE/EAA、及び交互又はランダムなポリアルキレン/一酸化炭素コポリマー及びそれらと他のポリマーとの混合物、例えばポリアミド。
4. 炭化水素樹脂(例えば、C〜C)、例えば、それらの水素化変性物(例えば、粘着付与剤)及びポリアルキレンとデンプンとの混合物;
上記のホモポリマー及びコポリマーはステレオ構造、例えば、シンジオタクチック、アイソタクチック、ヘミ−アイソタクチック又はアタクチックを有してよく;ここでアタクチックポリマーが好ましい。ステレオブロックポリマーも含まれる。
5. ポリスチレン、ポリ(p−メチルスチレン)、ポリ(α−メチルスチレン)。
6. スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンの全ての異性体、特にp−ビニルトルエン、エチルスチレン、プロピルスチレン、ビニルビフェニル、ビニルナフタレン、及びビニルアントラセンの全ての異性体、及びそれらの混合物を含む、ビニル芳香族モノマーから誘導される芳香族ホモポリマー及びコポリマー。ホモポリマー及びコポリマーはステレオ構造、例えば、シンジオタクチック、アイソタクチック、ヘミ−アイソタクチック又はアタクチックを有してよく;ここでアタクチックポリマーが好ましい。ステレオブロックポリマーも挙げられる;
a)エチレン、プロピレン、ジエン、ニトリル、酸、マレイン酸無水物、マレイミド、酢酸ビニル及び塩化ビニル又はアクリル誘導体及びそれらの混合物、例えば、スチレン/ブタジエン、スチレン/アクリロニトリル、スチレン/エチレン(共重合体)、スチレン/アルキルメタクリレート、スチレン/ブタジエン/アルキルアクリレート、スチレン/ブタジエン/アルキルメタクリレート、スチレン/マレイン酸無水物、スチレン/アクリロニトリル/メチルアクリレート;耐衝撃性スチレンコポリマーと他のポリマーとの混合物、例えば、ポリアクリレート、ジエンポリマー又はエチレン/プロピレン/ジエンターポリマー;及びスチレンのブロックコポリマー、例えば、スチレン/ブタジエン/スチレン、スチレン/イソプレン/スチレン、スチレン/エチレン/ブチレン/スチレン又はスチレン/エチレン/プロピレン/スチレンから選択される、先述のビニル芳香族モノマー及びコモノマーを含むコポリマー。
b)6.)で述べられたポリマーの水素化から誘導される水素化芳香族ポリマー、特に、アタクチックポリスチレンを水素化することによって製造されるポリシクロヘキシルエチレン(PCHE)を含み、それはしばしばポリビニルシクロヘキサン(PVCH)と呼ばれる。
c)6a)で述べられたポリマーの水素化から誘導される水素化芳香族ポリマー。ホモポリマー及びコポリマーは、シンジオタクチック、アイソタクチック、ヘミアイソタクチック、又はアタクチックを含む立体構造を有してよく、ここで、アタクチックポリマーが好ましい。ステレオブロックポリマーも挙げられる。
7. ビニル芳香族モノマー、例えば、スチレン又はα−メチルスチレンのグラフトコポリマー、例えば、ポリブタジエン上のスチレン、ポリブタジエン−スチレン又はポリブタジエン−アクリロニトリルコポリマー上のスチレン;ポリブタジエン上のスチレン及びアクリロニトリル(又はメタクリロニトリル);ポリブタジエン上のスチレン、アクリロニトリル及びメチルメタクリレート;ポリブタジエン上のスチレン及びマレイン酸無水物;ポリブタジエン上のスチレン、アクリロニトリル及びマレイン酸無水物又はマレイミド;ポリブタジエン上のスチレン及びマレイミド;ポリブタジエン上のスチレン及びアルキルアクリレート又はメタクリレート;エチレン/プロピレン/ジエンターポリマー上のスチレン及びアクリロニトリル;ポリアルキルアクリレート又はポリアルキルメタクリレート上のスチレン及びアクリロニトリル、アクリレート/ブタジエンコポリマー上のスチレン及びアクリロニトリル、並びにそれらと6)で示されたコポリマーとの混合物、例えば、ABS、MBS、ASA又はAESポリマーとして公知のコポリマー混合物。
8. ハロゲン含有ポリマー、例えば、ポリクロロプレン、塩化ゴム、イソブチレン−イソプレンの塩素化及び臭素化コポリマー(ハロブチルゴム)、塩素化又はスルホ塩素化(sulphochlorinated)ポリエチレン、エチレンと塩素化エチレンとのコポリマー、エピクロロヒドリンホモポリマー及びコポリマー、特にハロゲン含有ビニル化合物のポリマー、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、並びにそれらのコポリマー、例えば、塩化ビニル/塩化ビニリデン、塩化ビニル/酢酸ビニル又は塩化ビニリデン/酢酸ビニルコポリマー。
9. α,β−不飽和酸から誘導されるポリマー及びその誘導体、例えば、ポリアクリレート及びポリメタクリレート;ポリメチルメタクリレート、ポリアクリルアミド及びポリアクリロニトリル、ブチルアクリレートを用いたそれらの耐衝撃性改質物。
10. 9)で述べられたモノマー同士の、又は他の不飽和モノマーとのコポリマー、例えば、アクリロニトリル/ブタジエンコポリマー、アクリロニトリル/アルキルアクリレートコポリマー、アクリロニトリル/アルコキシアルキルアクリレート又はアクリロニトリル/ビニルハライドコポリマー又はアクリロニトリル/アルキルメタクリレート/ブタジエンターポリマー。
11. 不飽和アルコール及びアミン又はそれらのアシル若しくはアセタール誘導体から誘導されるポリマー、例えば、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルステアレート、ポリビニルベンゾエート、ポリビニルマレエート、ポリビニルブチラール、ポリアリルフタレート又はポリアリルメラミン;並びにそれらと上記の1)で述べられたオレフィンとのコポリマー。
12. 環状エーテルのホモポリマー及びコポリマー、例えば、ポリアルキレングリコール、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、又はそれらとビスグリシジルエーテルとのコポリマー。
13. ポリアセタール、例えば、ポリオキシメチレン、及びコモノマーとしてエチレンオキシドを含有するそれらのポリオキシメチレン;熱可塑性ポリウレタン、アクリレート又はMBSで変性されたポリアセタール。
14. ポリフェニレンオキシド及び硫化物、及びポリフェニレンオキシドとスチレンポリマー又はポリアミドとの混合物。
15. ジアミン及びジカルボン酸から、及び/又はアミノカルボン酸又は相応するラクタムから誘導されるポリアミド及びコポリアミド、例えば、ポリアミド4、ポリアミド6、ポリアミド6/6、6/10、6/9、6/12、4/6、12/12、ポリアミド11、ポリアミド12、m−キシレンジアミン及びアジピン酸から出発する芳香族ポリアミド;ヘキサメチレンジアミン及びイソフタル酸又は/及びテレフタル酸から製造され、且つ改質剤としてのエラストマーを有する又は有していないポリアミド、例えば、ポリ−2,4,4−トリメチルヘキサメチレンテレフタルアミド又はポリ−m−フェニレンイソフタルアミド;及び上述のポリアミドと、ポリオレフィン、オレフィンコポリマー、イオノマー、あるいは化学結合又はグラフトされたエラストマーとのブロックコポリマー;又はポリエーテル、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール又はポリテトラメチレングリコールとのブロックコポリマー;並びにEPDM又はABSで改質されたポリアミド又はコポリアミド;及び加工の間に縮合したポリアミド(RIMポリアミド系)。
16. ポリウレア、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエステルイミド、ポリヒダントイン及びポリベンズイミダゾール。
17. ジカルボン酸及びジオールから誘導される、及び/又はヒドロキシカルボン酸又は相応するラクトンから誘導されるポリエステル、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,4−ジメチロールシクロヘキサンテレフタレート、ポリアルキレンナフタレート(PAN)及びポリヒドロキシベンゾエート、並びにヒドロキシル基を末端に有するポリエーテルから誘導されるブロックコポリエーテルエステル;及びさらにポリカーボネート又はMBSで改質されたポリエステル。
18. ポリケトン
19. ポリスルフォン、ポリエーテルスルフォン、及びポリエーテルケトン。
20. 上述のポリマーのブレンド(ポリブレンド)、例えば、PP/EPDM、ポリアミド/EPDM又はABS、PVC/EVA、PVC/ABS、PVC/MBS、PC/ABS、PBTP/ABS、PC/ASA、PC/PBT、PVC/CPE、PVC/アクリレート、POM/熱可塑性PUR、PC/熱可塑性PUR、POM/アクリレート、POM/MBS、PPO/HIPS、PPO/PA6.6及びコポリマー、PA/HDPE、PA/PP、PA/PPO、PBT/PC/ABS又はPBT/PET/PC。
21. 以下の一般式に対応するポリカーボネート:
Figure 2015510023
かかるポリカーボネートは、界面過程によって又は溶融過程(触媒エステル交換反応)によって得られる。ポリカーボネートは、構造中で分枝鎖状又は直鎖状であってよく且つ官能性置換基を含んでよい。ポリカーボネートコポリマー及びポリカーボネートブレンドも本発明の範囲内である。ポリカーボネートとの用語は、他の熱可塑性プラスチックとのコポリマー及びブレンドを含めて解釈されるべきである。ポリカーボネートの製造方法は、例えば、米国特許明細書第3,030,331号;同第3,169,121号;同第4,130,458号;同第4,263,201号;同第4,286,083号;同第4,552,704号;同第5,210,268号;及び同第5,606,007号から公知である。異なる分子量の2種以上のポリカーボネートの組み合わせが使用され得る。
好ましいのは、ジフェノール、例えば、ビスフェノールAと炭酸塩源との反応によって得られるポリカーボネートである。好適なジフェノールの例は以下のものである:
Figure 2015510023
カーボネート源はハロゲン化カルボニル、炭酸エステル又はハロホルメートであってよい。好適な炭酸ハロゲン化物は、ホスゲン又は臭化カルボニルである。好適な炭酸エステルは、ジアルキルカーボネート、例えば、ジメチル−又はジエチルカーボネート、ジフェニルカーボネート、フェニル−アルキルフェニルカーボネート、例えば、フェニル−トリルカーボネート、ジアルキルカーボネート、例えば、ジメチル若しくはジエチルカーボネート、ジ−(ハロフェニル)カーボネート、例えば、ジ−(クロロフェニル)カーボネート、ジ−(ブロモフェニル)カーボネート、ジ−(トリクロロフェニル)カーボネート、又はジ−(トリクロロフェニル)カーボネート、ジ−(アルキルフェニル)カーボネート、例えば、ジ−トリルカーボネート、ナフチルカーボネート、ジクロロナフチルカーボネート等である。
ポリカーボネート又はポリカーボネートブレンドを含む、上記のポリマー基材は、ポリカーボネート−コポリマーであり、その際、イソフタレート/テレフタレート−レソルシノールセグメントが存在する。かかるポリカーボネートは、例えば、Lexan(登録商標)SLX (General Electrics Co. USA)として市販されている。成分b)の他のポリマー基材は、更に、混合物として又はコポリマーとしての形態で、広範の合成ポリマー、例えば、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリ(メタ)アクリレート、熱可塑性ポリウレタン、ポリスルホン、ポリアセタール及びPVCを含む合成ポリマー、例えば、好適な相溶化剤を含有し得る。例えば、該ポリマー基材は、更に、ポリオレフィン、熱可塑性ポリウレタン、スチレンポリマー及びそれらのコポリマーからなる樹脂の群から選択される熱可塑性ポリマーを含有し得る。特定の実施態様は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリアミド(PA)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール修飾ポリシクロヘキシレンメチレンテレフタレート(PCTG)、ポリスルホン(PSU)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、アクリロニトリル−スチレン−アクリル酸エステル(ASA)、アクリロニトリル−エチレン−プロピレン−スチレン(AES)、スチレン−無水マレイン酸(SMA)又は耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)を含む。
本発明の好ましい実施態様は、NOR−HALS化合物(I)を熱可塑性ポリマーに用いる使用に関する。好ましい熱可塑性ポリマーとしては、ポリアミド、ポリエステル及びポリカーボネートが挙げられる。
本発明の別の好ましい実施態様は、成分c)がポリエポキシド型のデュロプラスチックポリマー基材である、組成物に関する。
本発明の特に好ましい実施態様は、NOR−HALS化合物(I)(式中、R及びRは、互いに独立して、n−ブチル、n−ウンデシル又はn−オクタデシルを表す)を、ポリマーでの難燃性を誘導するために用いる使用に関する。
本発明の特に好ましい実施態様は、NOR−HALS化合物(I)(式中、R及びRはn−ウンデシルを表す)を、ポリマーでの難燃性を誘導するために用いる使用に関する。
本発明の更なる実施態様は、
a)以下の式
Figure 2015510023
(式中、R及びRはC〜C30アルキルを表す)
の少なくとも1種のNOR−HALS化合物;
b)トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート:
Figure 2015510023
レソルシノール−ビス−ジフェニルホスフェート:
Figure 2015510023
ペンタエリスリトール−ジ−メチルホスホネート:
Figure 2015510023
グアニジンフェニルホスホネート、メラミンフェニルホスホネート、ジメチルアルミニウムホスフィネート、メチル−エチルアルミニウムホスフィネート、ジエチルアルミニウムホスフィネート、ポリ−[2,4−(ピペラジン−1,4−イル)−6−モルホリン−4−イル)−1,3,5−トリアジン]及びポリリン酸アンモニウムからなる群から選択される少なくとも1種の難燃性化合物;及び
c)ポリマー基板
を含む、組成物に関する。
上記で定義された組成物を、ポリマーにおいて難燃性を誘導するために用いる使用も本発明の主題である。
別の好ましい実施態様は、
a)少なくとも1種のNOR−HALS化合物(I)(式中、R及びRはn−ウンデシルを表す);
b)トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート、レソルシノール−ビス−ジフェニルホスフェート、ペンタエリスリトール−ジ−メチルホスホネート、グアニジンフェニルホスホネート、メラミンフェニルホスホネート、ジメチルアルミニウムホスフィネート、メチル−エチルアルミニウムホスフィネート、ジエチルアルミニウムホスフィネート、ポリ−[2,4−(ピペラジン−1,4−イル)−6−モルホリン−4−イル)−1,3,5−トリアジン]及びアルミニウムポリホスフェートからなる群から選択される少なくとも1種の難燃性化合物;及び
c)ポリマー基材
を含む、組成物に関する。
上で定義されたNOR−HALS化合物(I)と追加の難燃剤との組み合わせは、好ましくは上で定義された使用に従って、組成物の全質量を基準として、約0.005〜90.0質量%、好ましくは約0.02〜20.0質量%、最も好ましくは0.10〜15.0質量%の間の量で難燃性組成物中に含有される。
本発明は更に、化合物(I)を難燃性組成物に用いる使用に関し、且つ上で定義された成分の他に、任意の成分、例えば、追加の難燃剤及び/又はテトラアルキルピペリジン添加剤、煙抑制剤、ポリマー安定剤、充填剤、補強剤及び熱可塑性ポリマーのメルトフローを低下させ且つより高い温度での液滴の形成を減少させる、いわゆるドリップ防止剤からなる群から選択される更なる添加剤を含む上記で定義された組成物に関する。
かかる追加の難燃剤は、例えば、リン及び/又は窒素含有難燃剤、オルガノハロゲン含有難燃剤及び無機難燃剤からなる群から選択されるリン含有難燃剤である。
リン含有難燃剤は、例えば、レソルシノールフェニルホスフェートオリゴマー(Fyrolflex(登録商標)RDP、アクゾノーベル)、トリフェニルホスフェート、ビスフェノールAフェニルホスフェートオリゴマー(Fyrolflex(登録商標)BDP)、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフェート、エチレンジアミンジホスフェート(EDAP)、テトラ(2,6−ジメチルフェニル)レソルシノールジホスフェート、ジエチル−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−アミノメチルホスホネート、リン酸のヒドロキシアルキルエステル、次亜リン酸(HPO)の塩、特にCa2+、Zn2+、又はAl3+塩、テトラキス(ヒドロキシメチル)ホスホニウムスルフィド、トリフェニルホスフィン、トリフェニルホスフィンオキシド、一酸化テトラフェニルジホスフィン、ホスファゼン及び9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスホリルフェナントレン−10−オキシド(DOPO)及びその誘導体、例えば2−(9,10−ジ−ヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキシド)−1,4−ベンゼンジオールである。
窒素含有難燃剤は、例えば、イソシアヌレート難燃剤、例えば、ポリイソシアヌレート、イソシアヌル酸のエステル又はイソシアヌレートである。代表的な例は、ヒドロキシアルキルイソシアヌレート、例えば、トリス−(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、トリス(ヒドロキシメチル)イソシアヌレート、トリス(3−ヒドロキシ−n−プロピル)イソシアヌレート又はトリグリシジルイソシアヌレートである。
窒素含有難燃剤としては更にメラミンベースの難燃剤が挙げられる。代表的な例は以下のものである:メラミンシアヌレート、ホウ酸メラミン、リン酸メラミン、ピロリン酸メラミン、ポリリン酸メラミン、メラミンアンモニウムポリホスフェート、メラミンアンモニウムピロホスフェート、ジメラミンホスフェート及びジメラミンピロホスフェート。
更なる例は以下のものである:ベンゾグアナミン、アラントイン、グリコールウリル、ウレアシアヌレート、ポリリン酸アンモニウム、及びメレム、メラム、メロン系列からのメラミンの縮合生成物及び/又はより高度に縮合された化合物又はメラミンとリン酸との反応生成物又はそれらの混合物。
代表的な有機ハロゲン系難燃剤は、例えば、以下のものである:
ポリ臭化ジフェニルオキシド(DE−60F、Chemtura Corp.製)、デカブロモジフェニルオキシド(DBDPO;Saytex(登録商標)102E)、トリス[3−ブロモ−2,2−ビス(ブロモメチル)プロピル]ホスフェート(PB370(登録商標)、FMC社)、トリス(2,3−ジブロモプロピル)ホスフェート、トリス(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェート、クロレンド酸、テトラクロロフタル酸、テトラブロモフタル酸、ポリクロロエチルトリホスホネート混合物、テトラブロモビスフェノールAビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)(PE68)、臭素化エポキシ樹脂、エチレン−ビス(テトラブロモフタルイミド)(Saytex(登録商標)BT−93)、ビス(ヘキサクロロシクロペンタジエノ)シクロオクタン(Decloraneプラス(登録商標))、塩素化パラフィン、オクタ−ブロモジフェニルエーテル、1,2−ビス(トリブロモフェノキシ)エタン(FF680)、テトラブロモ−ビスフェノールA(Saytex(登録商標)RB100)、エチレンビス−(ジブロモ−ノルボルナンジカルボキシミド)(Saytex(登録商標)BN−451)、ビス−(ヘキサクロロシクロペンタジエノ)シクロオクタン、PTFE、トリス−(2,3−ジブロモプロピル)−イソシアヌレート、及びエチレン−ビス−テトラブロモフタルイミド。
上記のオルガノハロゲン難燃剤は、無機酸化物相乗剤と慣例的に組み合わされている。この使用には、亜鉛又はアンチモン酸化物、例えば、Sb又はSbが最も一般的である。ホウ素化合物も適している。
代表的な無機系難燃剤としては、例えば、三水酸化アルミニウム(ATH)、ベーマイト(AIOOH)、マグネシウムジヒドロキシド(MDH)、ハイドロタルサイト、ホウ酸亜鉛、CaCO、(有機修飾)層状ケイ酸塩、(有機修飾)層状複水酸化物、及びそれらの混合物が挙げられる。
上記の追加の難燃剤クラスは、有利には、有機ポリマー基材の約0.5質量%〜約75.0質量%の量で、例えば、組成物の全質量を基準として、約10.0質量%〜約70.0質量%;例えば、約25.0質量%〜約65.0質量%の量で本発明の組成物中に含有されている。
別の実施態様によれば、本発明は、追加の成分として、いわゆるドリップ防止剤を追加的に含む組成物に関する。
これらのドリップ防止剤は、熱可塑性ポリマーのメルトフローを低下させて、高温での液滴の形成を阻害する。様々な参考文献、例えば、米国特許明細書第4,263,201号には、ドリップ防止剤を難燃性組成物に添加することが記載されている。
高温での液滴の形成を阻害する適した添加剤としては、ガラス繊維、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、高温エラストマー、炭素繊維、ガラス球等が挙げられる。
異なる構造のポリシロキサンの添加は、様々な文献に提案されている;米国特許第6,660,787号、同第6,727,302号又は同第6,730,720号を参照のこと。
更なる実施態様によれば、本発明は、追加の成分として充填剤及び強化材を追加的に含む組成物に関する。好適な充填剤は、例えば、ガラス粉末、ガラス微小球、シリカ、雲母、珪灰石及びタルクである。
安定剤は好ましくはハロゲンを含まず且つニトロキシル安定剤、ニトロン安定剤、アミンオキシド安定剤、ベンゾフラノン安定剤、ホスフィット及びホスホナイト安定剤、キノンメチド安定剤及び2,2’−アルキリデンビスフェノール安定剤のモノアクリレートエステルからなる群から選択される。
上記のように、本発明による組成物はさらに、例えば、顔料、染料、可塑剤、酸化防止剤、チキソトロープ剤、均展助剤、塩基性補助安定剤、金属不動態化、金属酸化物、有機リン化合物、UV吸収剤及び更なる光安定剤及びそれらの混合物、特に顔料、フェノール系酸化防止剤、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛及び2−ヒドロキシ−ベンゾフェノンのUV吸収剤、2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール及び/又は2−(2−ヒドロキシ−フェニル)−1,3,5−トリアジン及びベンゾエート基、例えば、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート(TINUVIN120)又はヘキサデシル3,5−ビス−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンゾエート(Cytec Cyasorb(登録商標)UV2908)からなる群から選択される、1種以上の従来の添加剤を含み得る。
上記で定義された組成物にとって好ましい追加の添加剤は、加工安定剤、例えば、上記の亜リン酸及びフェノール系酸化防止剤、及び光安定剤、例えば、ベンゾトリアゾールである。好ましい特定の酸化防止剤としては、オクタデシル3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート(IRGANOX1076)、ペンタエリスリトール−テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](IRGANOX1010)、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)イソシアヌレート(IRGANOX3114)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン(IRGANOX1330)、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート](IRGANOX245)、及びN、N’−ヘキサン−1,6−ジイル−ビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド](IRGANOX1098)が挙げられる。具体的な加工安定剤としては、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィット(IRGAFOS168)、3,9−ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェノキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ−[5.5]ウンデカン(IRGAFOS126)、2,2’,2’’−ニトリロ[トリエチル−トリス(3,3’,5,5’−テトラ−tert−ブチル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジイル)]ホスフィット(IRGAFOS12)、及びテトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−[1,1−ビフェニル]−4,4’−ジイルビスホスホナイト(IRGAFOS P−EPQ)が挙げられる。特定の光安定剤としては、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール(TINUVIN234)、2−(5−クロロ(2H)−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(メチル)−6−(tert−ブチル)フェノール(TINUVIN326)、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール(TINUVIN329)、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(tert−ブチル)−6−(sec−ブチル)フェノール(TINUVIN350)、2,2’−メチレンビス(6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール)(TINUVIN360)、及び2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]−フェノール(TINUVIN1577)、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール(TINUVIN P)、2−ヒドロキシ−4−(オクチルオキシ)ベンゾフェノン(CHIMASSORB81)、1,3−ビス−[(2’−シアノ−3’,3’−ジフェニルアクリロイル)オキシ]−2,2−ビス−{[(2’−シアノ−3’,3’−ジフェニルアクリロイル)オキシ]メチル}−プロパン(UVINUL3030、BASF)、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート(UVINUL3035、BASF)、及び(2−エチルヘキシル)−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート(UVINUL3039、BASF)が挙げられる。
さらなる実施態様によれば、組成物は、任意成分として、上記で定義された追加の難燃剤並びにポリマー安定剤及びテトラアルキルピペリジン誘導体からなる群から選択される添加剤を含む。
テトラアルキルピペリジン誘導体の代表例は、以下のものからなる群から選択される:
1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オクタデシルアミノピペリジン、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート、
2,4−ビス[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−6−(2−ヒドロキシエチルアミノ−s−トリアジン、
ビス(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジペート、
2,4−ビス[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン4−イル)ブチルアミノ]−6−クロロ−s−トリアジン、
1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オクタデカノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン、
ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート、
ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン4−イル)アジペート、
2,4−ビス{N−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル]−N−ブチルアミノ}−6−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン、
2,4−ビス[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−6−クロロ−s−トリアジンとN,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン)、2,4−ビス[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−6−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジンとの反応生成物、
2−クロロ−4,6−ビス(ジブチルアミノ)−s−トリアジンでエンドキャップされた、4,4’−ヘキサメチレンビス(アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)と2,4−ジクロロ−6−[(1−シクロ−ヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−s−トリアジンとの縮合生成物であるオリゴマー化合物、
以下の式
Figure 2015510023
の化合物及び以下の式
Figure 2015510023
(式中、nは1〜15の数である)
の化合物。
上記の添加剤は、好ましくは、成分c)のポリマー基材の質量を基準として、0.01質量%〜10.0質量%、特に0.05質量%〜5.0質量%の量で含有される。
上で定義された成分のポリマー成分中への取り込みは、公知の方法、例えば、粉末の形態での乾燥ブレンド、又は例えば、不活性溶媒、水又は油の溶液、分散液又は懸濁液の形態での湿潤混合によって実施される。添加剤成分は、例えば、その後に溶媒又は懸濁/分散剤を蒸発させる又はさせずに、成形前又は成形後に又は溶解した又は分散した添加剤又は添加剤混合物をポリマー材料に適用することによって組み込まれ得る。それらは、例えば、乾燥混合物又は粉末として、又は溶液又は分散液又は懸濁液又は溶融物として、加工装置(例えば、押出機、密閉式混合機等)内に直接添加され得る。
添加剤成分のポリマー基材への添加は、慣用の混合機内で実施することができ、そこでポリマーが溶融して、添加剤と混合される。適した装置は当業者に公知である。それらは主にミキサー、ニーダ及び押出機である。
該工程は、好ましくは、添加剤を処理の間に導入することによって押出機内で実施される。
特に好ましい処理装置は、シングルスクリュー押出機、反転及び共回転二軸スクリュー押出機、遊星歯車型押出機、リング押出機、又はコニーダである。真空を適用できる少なくとも1つのガス除去室を備えた処理機が使用されてよい。
適した押出機及びニーダは、例えば、Handbuch der Kunststoffextrusion、第1巻 Grundlagen、F. Hensen、W. Knappe、H. Potente編、1989年、第3〜7頁、ISBN:3−446−14339−4(第2巻 Extrusionsanlagen 1986年、ISBN 3−446−14329−7)に記載されている。
例えば、スクリュー長さは、1〜60スクリュー直径、好ましくは35〜48スクリュー直径である。スクリューの回転速度は、好ましくは1分当り10〜600回転(rpm)、好ましくは25〜300rpmである。
最大のスループットはスクリュー直径、回転速度及び駆動力に依存する。本発明の工程は、前述のパラメータを変化させることによって、あるいは供与量を供給する計量機を用いることによって、最大スループットよりも低いレベルでも実施され得る。
複数の成分を添加する場合、これらは予め混合されても、又は個別に添加されてもよい。
添加剤成分及び任意の更なる添加剤も、例えば、約1.0質量%〜約80.0質量%、好ましくは2.0質量%〜約60.0質量%の濃度でポリマー中に取り込まれたこれらの成分を含有するマスターバッチ(「濃縮物」)の形態でポリマーに添加され得る。該ポリマーは、添加剤が最終的に添加されるポリマーと同一の構造である必要はない。かかる作業において、該ポリマーは、粉末、顆粒、溶液、及び懸濁液あるいはラテックスの形態で使用され得る。
添加剤成分も、例えば、約1.0質量%〜約80.0質量%、好ましくは2.0質量%〜約60.0質量%の濃度でポリマー中に取り込まれたこれらの成分を含有するマスターバッチ(「濃縮物」)の形態でポリマーに添加され得る。該ポリマーは、添加剤が最終的に添加されるポリマーと同一の構造である必要はない。かかる作業において、該ポリマーは、粉末、顆粒、溶液、及び懸濁液あるいはラテックスの形態で使用され得る。取り込みは、成形操作の前に又はその間に行うことができる。本願明細書に記載された本発明の添加剤を含有する材料は、好ましくは、成形物品、例えば、射出成形又は回転成形物品、射出成形物品、形材及びその種のもの、及び繊維、溶融紡糸不織布、フィルム又は発泡体の製造に使用される。
好ましい実施態様は、ポリマーにおいて難燃性を誘導するための方法であって、ポリマー基材に
a)以下の式
Figure 2015510023
(式中、
及びRはC〜C30アルキルを表す)
の少なくとも1種のNOR−HALS化合物と、
b)トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート、レソルシノール−ビス−ジフェニルホスフェート、ペンタエリスリトール−ジ−メチルホスホネート、グアニジンフェニルホスホネート、メラミンフェニルホスホネート、ジメチルアルミニウムホスフィネート、メチル−エチル−アルミニウムホスフィネート、ジエチルアルミニウムホスフィネート、ポリ−[2,4−(ピペラジン−1,4−イル)−6−モルホリン−4−イル)−1,3,5−トリアジン]及びアルミニウムポリホスフェートからなる群から選択される少なくとも1種の難燃性化合物と、
の組み合わせを添加することを含む、前記方法に関する。
難燃性を誘導するのに適したポリマー基材は上記されている。
以下の実施例は本発明を例示するものである:
A)方法
以下の標準試験法を、FR−1の難燃剤としての性能を評価するために使用する:
DIN4102−パート1
試料を、垂直に配置し、点火炎を試験片の下端に適用する(端点火試験)。
分類は、炎が150ミリメートルの試験片を広がる時間に基づいている。
炎が20秒以内に150mmの基準マークに達していなければ、試験フィルムは試験に合格し、B2に分類される。
UL94−VTM及びUL94−V
火炎を、垂直に置かれた試験片の下端に2回適用する。
UL94−VTMは、非常に薄い材料の難燃性を、3つのクラスVTM−0、VTM−1及びVTM−2に分類するためのよく知られた試験である。最高の格付けはVTM−0である。
デバイス及び装置の部品用のプラスチック材料の燃焼性のためのUL94試験、第5版、1996年10月29日。UL94V試験による評価を以下の表にまとめる(1つの試験片について期間を示す):
Figure 2015510023
Figure 2015510023
B)適用例
実施例1
1%のFR−1を含む繊維グレードのポリプロピレン(MFI25)の難燃性
PPフィルムの製造:
繊維グレードのポリプロピレン(Moplen(登録商標)HP552(Basell))を、1%のFR−1と乾燥ブレンドし、これを230℃の温度Tmaxにて共回転二軸スクリュー押出機型ベルストルフ32D(ラボサイズの二軸スクリュー押出機、25mmのスクリュー直径、9つの加熱ゾーン)でペレットに溶融混練する。
ペレット化され、十分に配合された樹脂を、200℃の最高温度Tmaxにて、押出機コリンE30Mと結合されたキャストフィルム機器コリンCR−136/350を用いて250μmのフィルムにキャストする。
製造されたフィルム及び添加剤の濃度を第1表に列記する:
Figure 2015510023
FR−1の難燃剤としての性能:
Figure 2015510023
1%のFR−1を含有するフィルム2の燃焼時間は、フィルム1と比較して有意に減少する。フィルム2はB2に分類される。FR−1は、燃焼時間及び損傷した長さの低下に寄与するので、ポリプロピレンの難燃性を向上させる。
Figure 2015510023
FR−1の難燃剤としての有効性は、より短い平均燃焼時間によって例示され、その際、試験片はクランプまで燃焼せず且つVTM−2に分類されている。
実施例2
1%のFR−1を含有するキャストフィルムグレードのポリプロピレン(MFI8)の難燃性
PPフィルムの製造:
繊維グレードのポリプロピレン(RD204CF(Borealis))を1%のFR−1と乾燥ブレンドし、これを250℃の温度Tmaxにて共回転二軸スクリュー押出機型ベルストルフ46D(ラボサイズの二軸スクリュー押出機、25mmのスクリュー直径)でペレットに溶融混練する。
ペレット化され、十分に配合された樹脂を、230℃の最高温度Tmaxにて、押出機コリンE30Mと結合されたキャストフィルム機器コリンCR−136/350を用いて250μmのフィルムにキャストする。
製造されたフィルム及び添加剤の濃度を第4表に列記する。
Figure 2015510023
FR−1の難燃剤としての性能:
Figure 2015510023
1%のFR−1を含有するフィルム2の燃焼時間は、フィルム1と比較して有意に減少する。フィルム2はB2に分類する。FR−1は、燃焼時間及び損傷した長さの低下に寄与するので、ポリプロピレンの難燃性を向上させる。
Figure 2015510023
FR−1の難燃剤としての有効性は、より短い平均燃焼時間によって例示され、その際、試験片はクランプまで燃焼せず且つVTM−2に分類されている。
実施例3
0.8%のFR−1を含有するTPO(熱可塑性ポリオレフィン)膜の難燃性
TPO1mm膜の製造:
ルーフィング膜グレードの熱可塑性ポリオレフィン(Hifax(登録商標)CA10Aナチュラル(ライオンデルバセルポリマー))を、160℃にて2ロールミル装置で2%の二酸化チタン顔料、0.1%のステアリン酸カルシウム及びFR−1と混合し、これを170℃の温度でホットプレスを用いて1mmのプラークに溶融圧縮する。製造されたプラーク及び添加剤の濃度を第7表に列記する。
Figure 2015510023
DIN4102−パート1による試験法を用いてFR−1の難燃剤としての性能を評価する:
Figure 2015510023
0.8%のFR−1を含有するプラーク2の燃焼時間並びに損傷長さは、プラーク1と比較して有意に減少する。結果として、プラーク2はB2に分類される。
FR−1は、燃焼時間及び損傷長さの低下に寄与するので、熱可塑性ポリオレフィンの難燃性を向上させる。
実施例4
FR−1を含有する射出成形グレードのポリプロピレン(MFI25)の難燃性
ポリマー成分:MOPLEN HP 552 R(ライオンデルバセル(PP))
難燃性成分:
ADK STAB LA−81(ADEKA):ビス(1−ウンデカニルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)カーボネート(FR−1)
Aflammit(登録商標)TL1260(THOR GROUP LIMITED):ペンタエリスリトール−ジ−メチルホスホネート(FR−2)
PP、FR−1及びFR−2は、示された量で予備混合され、230℃の最高温度Tmaxにて共回転二軸スクリュー押出機Berstorff32D(ラボサイズの二軸スクリュー押出機、25ミリメートルのスクリュー直径)でペレットに溶融混練される。
厚さ1.6mmのUL94−Vテスト用試験片を射出成形(エンゲルEK65)によって調製する。
Figure 2015510023
Ref.(参照組成物)1、2;Inv.(本発明の組成物)1:FR−1の添加は、参照組成物1、2と比較して組成物のFR性能を有意に向上させる。FR−1の難燃剤としての有効性は、V−0分類によって示されている。
実施例5
FR−1を含有する高密度ポリエチレン(HDPE)の難燃性
HDPEフィルムの製造:
高密度ポリエチレン(Hostalen(登録商標)ACP7740F2(ライオンデルバセル))をFR−1と乾燥ブレンドし、これを210℃の最高温度Tmaxにて共回転二軸スクリュー押出機型コリン42D(ラボサイズの二軸スクリュー押出機、25mmのスクリュー直径)でペレットに溶融混練する。
ペレット化され、十分に配合された樹脂を、230℃の最高温度Tmaxにて押出機コリンE30Pと結合されたインフレーション成形装置コリン型180/400を用いることによって押出し、吹き込んでフィルムにする。
製造されたフィルム及び添加剤の濃度を第10表に列記する。
Figure 2015510023
Figure 2015510023
1%のFR−1を含有するフィルム4の燃焼時間は、フィルム2と比較して有意に減少する。フィルム4はB2に分類されている。FR−1は、燃焼時間及び損傷した長さの低下に寄与するので、高密度ポリエチレンの難燃性を向上させる。
Figure 2015510023
FR−1の難燃剤としての有効性は、より短い平均燃焼時間によって例示され、その際、試験片はクランプまで燃焼せず且つVTM−2に分類されている。
実施例6
FR−1を含有する直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)の難燃性
LLDPE膜の製造:
直鎖状低密度ポリエチレン(1002YB(エクソンモービル))を1%のFR−1と乾燥ブレンドし、これを210℃の最高温度Tmaxにて共回転二軸スクリュー押出機型コリン42D(ラボサイズの二軸スクリュー押出機、25mmのスクリュー直径)でペレットに溶融混練する。ペレット化され、十分に配合された樹脂を、190℃の最高温度Tmaxにて、押出機コリンE30Mと結合されたキャストフィルム機器コリンCR−136/350を用いて100μm及び250μmのフィルムにキャストする。
製造されたフィルム及び添加剤の濃度を第13表に列記する。
Figure 2015510023
Figure 2015510023
1.0%のFR−1を含有するフィルム2及び4の燃焼時間は、フィルム1及び3と比較して有意に減少する。フィルム2及び4はB2に分類される。FR−1は、燃焼時間及び損傷した長さの低下に寄与するので、低密度ポリエチレンの難燃性を向上させる。
Figure 2015510023
FR−1の難燃剤としての有効性は、より短い平均燃焼時間によって例示され、その際、試験片はクランプまで燃焼せず且つVTM−2に分類されている。

Claims (9)

  1. 以下の式
    Figure 2015510023
    (式中、
    及びRはC〜C30アルキルを表す)
    のNOR−HALS化合物を、ポリマーにおいて難燃性を誘導するために用いる使用。
  2. 請求項1に記載のNOR−HALS化合物(I)の使用であって、
    及びRが、互いに独立して、n−ブチル、n−ウンデシル又はn−オクタデシルを表す、前記使用。
  3. 請求項1に記載のNOR−HALS化合物(I)の使用であって、
    及びRがn−ウンデシルを表す、前記使用。
  4. 組成物であって、
    a)以下の式
    Figure 2015510023
    (式中、R及びRはC〜C30アルキルを表す)
    の少なくとも1種のNOR−HALS化合物;
    b)トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート、レソルシノール−ビス−ジフェニルホスフェート、ペンタエリスリトール−ジ−メチルホスホネート、グアニジンフェニルホスホネート、メラミンフェニルホスホネート、ジメチルアルミニウムホスフィネート、メチル−エチル−アルミニウムホスフィネート、ジエチルアルミニウムホスフィネート、ポリ−[2,4−(ピペラジン−1,4−イル)−6−モルホリン−4−イル)−1,3,5−トリアジン]及びアンモニウムポリホスフェートからなる群から選択される少なくとも1種の難燃性化合物;及び
    c)ポリマー基材
    を含む、前記組成物。
  5. 請求項4に記載の組成物であって、
    a)R及びRがn−ウンデシルを表す、式(I)の少なくとも1種のNOR−HALS化合物;
    b)トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート、レソルシノール−ビス−ジフェニルホスフェート、ペンタエリスリトール−ジ−メチルホスホネート、グアニジンフェニルホスホネート、メラミンフェニルホスホネート、ジメチルアルミニウムホスフィネート、メチル−エチルアルミニウムホスフィネート、ジエチルアルミニウムホスフィネート、ポリ−[2,4−(ピペラジン−1,4−イル)−6−モルホリン−4−イル)−1,3,5−トリアジン]及びアンモニウムポリホスフェートからなる群から選択される少なくとも1種の難燃性化合物;及び
    c)ポリマー基材
    を含む、前記組成物。
  6. 請求項4に記載の組成物であって、任意の成分として追加の難燃剤、並びにテトラアルキルピペリジン添加剤、ポリマー安定剤、充填剤、補強剤、及び熱可塑性ポリマーのメルトフローを低下させ且つより高い温度での液滴の形成を減少させる、いわゆるドリップ防止剤からなる群から選択される添加剤を含む、前記組成物。
  7. 追加の難燃剤として、ポリリン酸メラミン、ポリリン酸アンモニウム、リン酸メラミンアンモニウム、ポリリン酸メラミンアンモニウム、ピロリン酸メラミンアンモニウム、メラミンとリン酸との縮合生成物及びメラミンとリン酸との他の反応生成物並びにそれらの混合物からなる群から選択される窒素含有化合物を含む、請求項6に記載の組成物。
  8. ポリマーにおいて難燃性を誘導するための方法であって、ポリマー基材に
    a)以下の式
    Figure 2015510023
    (式中、
    及びRはC〜C30アルキルを表す)
    の少なくとも1種のNOR−HALS化合物と、
    b)トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート、レソルシノール−ビス−ジフェニルホスフェート、ペンタエリスリトール−ジ−メチルホスホネート、グアニジンフェニルホスホネート、メラミンフェニルホスホネート、ジメチルアルミニウムホスフィネート、メチル−エチル−アルミニウムホスフィネート、ジエチルアルミニウムホスフィネート、ポリ−[2,4−(ピペラジン−1,4−イル)−6−モルホリン−4−イル)−1,3,5−トリアジン]及びアンモニウムポリホスフェートからなる群から選択される少なくとも1種の難燃性化合物と
    の組み合わせを添加することを含む、前記方法。
  9. 請求項4に記載の組成物を、ポリマーにおいて難燃性を誘導するために用いる使用。
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