JP2015500020A5 - - Google Patents

Description

本発明の具体的な実施形態によるこの設計は、小さいスペースでの効果的な加熱を提供し、ガス組成も制御しつつ、細胞自身に制御された温度を伝えるという課題を解決する。本発明の具体的な実施形態によれば、マイクロインキュベータマニホールドは、ガス組成を制御するためのガス入力口と再循環ファンとを含む。

Claims (15)

1. マイクロ流体細胞培養システムであって、
   少なくとも一つの培養プレート上で形成される培養ユニットを有し、
   前記培養ユニットは：
   マイクロ流体培養チェンバー；
   前記マイクロ流体培養チェンバーを一つ以上の媒体フローチャネルから分けるかん流バリア；
   前記一つ以上の媒体フローチャネルと流体的に連通する複数の独立した注入口チャネル；
   および
   前記マイクロ流体培養チェンバーと流体的に連通する排出口容器；および
   空気マニホールド
   を有し、
   前記培養プレートが、前記空気マニホールドにポジティブシールされて、前記複数の独立した注入口チャネルの圧力駆動制御を可能にすることができ、
   溶液が速やかに細胞と交換し、または前記マイクロ流体培養チェンバーの中で複合化あるいは組合せることができ；および
   前記空気マニホールドは、前記マイクロ流体培養チェンバーの上のガス容量中の熱制御されたガスの循環を提供するための熱交換モジュールを有する
   ことを特徴とするシステム。
2. 請求項１に記載のシステムにおいて、前記かん流バリアを用いて、前記注入口チャネルから前記マイクロ流体培養チェンバーまでの流動圧を低減することを特徴とするシステム。
3. 請求項１に記載のシステムにおいて、前記かん流バリアが、ゲル媒体が前記マイクロ流体培養チェンバーに入るのを防ぐために用いられることを特徴とするシステム。
4. 請求項１に記載のシステムにおいて、
   前記かん流バリアが、前記マイクロ流体培養チェンバーのほとんどを囲み、当該マイクロ流体培養チェンバーを前記一つ以上の媒体フローチャネルから分けることを特徴とするシステム。
5. 請求項１に記載のシステムにおいて、
   前記空気マニホールドを前記マイクロ流体培養プレートにポジティブシールするための自動化処理システムをさらに備え、当該自動化処理システムは、
   空気的リニアアクチュエータシリンダー；
   一つ以上の位置センサ；
   空気マニホールドの上方からの眺めをブロックすることなく、横から把持するための二つのアーム；および
   培養プレートを把持するためのプレートキャリッジおよびプレート把持部
   を含み、
   前記システムが、前記シリンダーの動きにより前記プレートキャリッジを前記マニホールドの下の位置へ水平に移動させるように構成され、および
   前記システムが、前記シリンダーの動きにより前記マニホールドを前記培養プレート上に下降させるように構成されることを特徴とするシステム。
6. 請求項５に記載のシステムにおいて、
   前記シリンダーが前記アームに取り付けられ、当該シリンダーが水平方向および垂直方向への動きを提供する、システム。
7. 請求項５に記載のシステムにおいて、
   空気マニホールドとマイクロ流体培養プレートとの間の前記ポジティブシールが、必要な初期の下方への力を機械的に適用しながら、前記マニホールドを通って前記マイクロ流体培養プレートの格子エリアまで真空を適用することにより達成されることを特徴とするシステム。
8. 請求項１に記載のマイクロ流体細胞培養システムにおいて、前記一つ以上の媒体フローチャネルと流体的に連通する媒体ウェルをさらに備えるシステム。
9. 請求項８に記載のマイクロ流体細胞培養システムにおいて、前記媒体ウェルは重力かん流ウェルであることを特徴とするシステム。
10. 請求項１に記載のマイクロ流体細胞培養システムにおいて、前記培養チェンバーと流体的に連通する細胞注入口をさらに備えるシステム。
11. 請求項１に記載のマイクロ流体細胞培養システムにおいて、前記空気マニホールドの前記マイクロ流体培養プレートへのポジティブシールにより形成されるガス循環領域をさらに備えるシステム。
12. 請求項１１に記載のマイクロ流体細胞培養システムにおいて、前記熱交換モジュールは、前記ガス循環領域内でガスを循環させるためのファンをさらに備えるシステム。
13. 請求項１に記載のマイクロ流体細胞培養システムにおいて、前記熱交換モジュールは対流熱交換器を備えるシステム。
14. 請求項１３に記載のマイクロ流体細胞培養システムにおいて、前記対流熱交換器は熱交換フィンを備えるシステム。
15. 請求項１に記載のマイクロ流体細胞培養システムにおいて、前記空気マニホールドはガス入力口をさらに備えるシステム。