JP2015227593A - ヒンジ機構 - Google Patents
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図1〜図3に、実施の形態1に係るヒンジ機構1を示す。図4に、ヒンジ機構1を用いたノートPC(Personal Computer)等の装置を示す。固定部材31に固定されて回転部材30の回転軸となるシャフト2と、回転部材30に固定されてシャフト2を回転自在に保持するブラケット3とを備えている。ブラケット3は板ばねであり、当該板ばねの一部が円筒形状に加工された円筒部4と、ねじ孔8が設けられた平板部7とを有する。シャフト2は、円筒部4の内部に入れられて、ブラケット3に対し軸まわりに回転自在に保持されている。回転部材30とブラケット3の平板部7とをねじ20により締結することで、円筒部4がシャフト2を締め付ける。そのため、回転部材30は固定部材31に対し、シャフト2と円筒部4との摩擦により所定のトルクで保持された状態となり、所定のトルク以上の力が加わると回転部材30が摺動抵抗を生じながら回転する。
A方向において、複数のグリス溜り孔5は互いに間隔をあけて配置されている。また、A方向に見たときに、グリス溜り孔5の始端5cは、他のグリス溜り孔5の終端5dと一部が重なって見える配置になっている。A方向においてグリス溜り孔5が他のグリス溜り孔5と重なって見える部分を矢印Bで示している。
なお、図示は省略するが、A方向に見たときに、グリス溜り孔5の始端5cと他のグリス溜り孔5の終端5dとが同一線上にあるような配置(つまり、矢印Bが極小になるよううな配置)であってもよい。
グリス6は、シャフト2が回転することでグリス溜り孔5の始端5cから終端5dに移動することになるが、グリス溜り孔5の始端5cと他のグリス溜り孔5の終端5dとが回転方向に見て一部重なって見える配置になっているため、3個のグリス溜り孔5内のグリス6はシャフト2の軸方向に隙間なく供給される。
また、グリス溜り孔5は開放孔となっているので、ブラケット3を高硬度な材料で構成した場合であっても加工が容易で、安価なヒンジ機構1を提供できる。
さらに、グリス溜り孔5は開放孔となっており、グリス6の塗布量およびグリス溜り孔5に残存する量を目視で確認できるため、管理がしやすい。また、ヒンジ機構1の組立後でもグリス6を追加できることからメンテナンス性にも優れる。
そのことにより、グリス溜り孔5にあるグリス6は、シャフト2の回転によりグリス溜り孔5内の始端5cから終端5dまで確実に移動することになり、グリス6をグリス溜り孔5内のいずれの位置に塗布してもシャフト2の回転によりグリス6が全体になじむため、塗布位置を気にすることは無く、作業効率が向上する。
図7は、実施の形態2に係るヒンジ機構1のブラケット3の展開図である。実施の形態2では、ブラケット3のグリス溜り孔5の形状を変更している以外、図1〜図6のヒンジ機構1と同様の構成であるため、同様の部分については同じの符号を付し説明を省略する。
なお、図示は省略するが、シャフト2の軸方向に見たときに、グリス溜り孔5の始端5cと他のグリス溜り孔5の終端5dとが一部重なって見えるような配置であってもよい。
2箇所のグリス6は、シャフト2がブラケット3に対し相対的にA方向に回転することで、グリス溜り孔5の始端5cから凹部5f、および凹部5eから終端5dにそれぞれ移動することになる。
2箇所のグリス6は、シャフト2が円筒部4に対し相対的にA逆方向に回転することで、グリス溜り孔5の終端5dから凹部5e、および凹部5fから始端5cにそれぞれ移動することになる。
また、グリス6が多く塗布された場合においても、凹部5eおよび凹部5fからはみ出した余分なグリス6が側端5aおよび側端5bに押し出されるので、多めにグリス6を塗布できるようになり、高寿命のヒンジ機構1が得られる。
なお、C面10の面取りの角度および範囲等は、図9の例に限定されるものではない。
また、上記実施の形態1ではグリス溜り孔5を3個、上記実施の形態2ではグリス溜り孔5を2個設けたが、これに限定されるものではなく、1個以上の任意の個数設ければよい。
Claims (7)
- 回転部材と固定部材とを回転自在に連結するヒンジ機構において、
前記回転部材の回転軸となるシャフトと、
前記シャフトの外周に巻き付いて弾性力によって摺動抵抗を得る円筒部を有するブラケットとを備え、
前記円筒部には、前記シャフトの回転方向に対して傾斜した溝状のグリス溜り孔が貫通していることを特徴とするヒンジ機構。 - 前記グリス溜り孔は複数個であって、隣り合った2個のグリス溜り孔は、一方のグリス溜り孔の溝始端と他方のグリス溜り孔の溝終端とが前記シャフトの回転方向に見たときに同一線上にあるかまたは一部重なって見える配置であることを特徴とする請求項1記載のヒンジ機構。
- 前記グリス溜り孔は複数個であって、隣り合った2個のグリス溜り孔は、一方のグリス溜り孔の溝始端と他方のグリス溜り孔の溝終端とが前記シャフトの軸方向に見たときに同一線上にあるかまたは一部重なって見える配置であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のヒンジ機構。
- 前記シャフトの回転方向における前記グリス溜り孔の長さをL1、前記シャフトの直径をφD、および前記ヒンジ機構の使用角度をθとした場合に、L1≦φDπθ/360の関係であることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のヒンジ機構。
- 前記グリス溜り孔の溝始端から溝終端までの間であって前記シャフトの正逆の回転方向のそれぞれの側に、グリスが溜まる凹部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のヒンジ機構。
- 前記シャフトの回転方向における前記グリス溜り孔の長さをL2、前記シャフトの回転方向における前記グリス溜り孔の溝始端または溝終端から前記凹部までの長さをL1、前記シャフトの直径をφD、および前記ヒンジ機構の使用角度をθとした場合に、L2≧φDπθ/360、およびL1≦φDπθ/360の関係であることを特徴とする請求項5記載のヒンジ機構。
- 前記グリス溜り孔の内壁面の前記シャフト側の縁部全周が面取りされていることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のヒンジ機構。
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