JP5324164B2 - 逆入力防止クラッチ - Google Patents

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本発明は、入力側部材の回転を出力側部材に伝達し、出力側部材の回転は入力側部材に伝達されないようにする逆入力防止クラッチに関する。
入力側部材の回転を出力側部材に伝達し、出力側部材の回転は入力側部材に伝達されないようにする逆入力防止クラッチには、出力側部材に逆入力トルクが加えられたときに、出力側部材を空転させる方式のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3914778号公報
上記特許文献1に記載された逆入力防止クラッチは、入力側部材と出力側部材とを同一軸心のまわりに回転するように配し、出力側部材の外周側に円筒面を形成し、入力側部材に出力側部材の円筒面と径方向で対向するカム面を周方向に複数設けて、その円筒面と各カム面との間にころを配し、これらの各ころを両部材間に配した円筒状の保持器のポケットに一つずつ収容して両部材と係合離脱可能に保持し、この保持器を入力側部材にセンタリングばね(弾性部材)を介して連結し、保持器と係合した状態で固定部材の円筒部と摺動する摺動ばねを組み込んだものである。
そして、入力側部材に入力トルクが加えられたときには、入力側部材と摺動ばねの摺動抵抗を受ける保持器との間でセンタリングばねが弾性変形して、入力側部材と保持器の回転位相差が生じることにより、ころが入力側部材および出力側部材と係合して出力側部材に回転が伝達され、出力側部材に逆入力トルクが加えられたときは、ころが保持器によって入力側部材および出力側部材から離脱した状態で保持され、出力側部材の回転が入力側部材に伝達されないようになっている。
ところで、上記の逆入力防止クラッチでは、円筒状の保持器の軸方向中央部にポケットを径方向に貫通するように形成して、ポケットに収容されたころの保持器周方向および軸方向の移動を規制している。しかし、保持器が軸方向両側にポケットの縁部を有しているために保持器の軸方向長さが長くなり、これがクラッチ全体の軸方向のコンパクト化を妨げる一因となっている。
また、このようなクラッチの保持器を金型で樹脂成形する場合は、ポケットの数だけ分割されて径方向にスライドする金型が必要となるので、金型の構成が複雑となり金型費用が高くなるという問題もある。
さらに、前記保持器は、通常、ポケットの内面が径方向とほぼ平行な平面で形成されており、径方向のころの移動を規制するようになっていないので、入力側部材および出力側部材に対して僅かに偏心することが避けられない。このため、クラッチ全体としては、周方向位置によってころと入力側部材のカム面との相対位置が異なることになり、各ころと入力側部材および出力側部材との係合離脱動作が不安定となって、入力側から出力側への回転伝達が不安定になったり、逆入力による出力側の回転が入力側に伝達されたりすることがある。
本発明の課題は、コンパクトで製造コストが安く、クラッチ動作の安定した逆入力防止クラッチを提供することである。
上記の課題を解決するため、本発明は、入力側部材と出力側部材とを同一軸心のまわりに回転するように配し、前記出力側部材の外周側または内周側に円筒面を形成し、前記入力側部材に出力側部材の円筒面と径方向で対向するカム面を周方向に複数設けて、前記円筒面と各カム面との間にころを配し、これらの各ころを前記両部材間に配した円筒状の保持器のポケットに一つずつ収容して両部材と係合離脱可能に保持し、前記保持器を入力側部材に弾性部材を介して連結し、前記保持器と係合した状態で固定部材の円筒部と摺動する摺動ばねを組み込んで、前記入力側部材に入力トルクが加えられたときには、入力側部材と摺動ばねの摺動抵抗を受ける保持器との間で弾性部材が弾性変形して、入力側部材と保持器の回転位相差が生じることにより、ころが入力側部材および出力側部材と係合して出力側部材に回転が伝達され、前記出力側部材に逆入力トルクが加えられたときは、ころが保持器によって入力側部材および出力側部材から離脱した状態で保持され、出力側部材の回転が入力側部材に伝達されないようにした逆入力防止クラッチにおいて、前記保持器をそのポケットの軸方向の一方が開放された形状に形成した。
すなわち、保持器の形状を、ころを収容するポケットの軸方向の一方が開放されたものとすることにより、保持器の軸方向片側のポケットの縁部をなくして、保持器の軸方向長さを短くできるようにしたのである。なお、保持器のポケット開放側へのころの移動は、入力側部材に設けた蓋部等により容易に規制することができる。
ここで、前記保持器の材質が合成樹脂である場合は、そのポケットの軸方向の一方が開放されているため、この保持器を軸方向2分割の簡単な構造の金型で成形することができる。これにより、ポケット数分だけ分割された従来の複雑な金型を用いるよりも安価に保持器を製造することができる。
また、前記保持器のポケットの周方向両側内面に、前記ころの径方向移動を規制する突部を設け、前記保持器をころ案内とすれば、保持器の入力側部材および出力側部材に対する偏心を抑えられるので、各ころと入力側部材および出力側部材との係合離脱動作を安定させることができる。
上記の構成において、前記保持器のポケットの周方向両側内面の径方向断面形状は、前記ころの半径よりも大きい曲率半径を有する凹円弧面とすることができる。このとき、前記保持器のポケットの両側の凹円弧面の曲率中心を同一とし、その曲率半径Rを、
R<r+e(r:ころの半径、e:弾性部材が変形していない状態で保持器に保持されたころとカム面との隙間)
となるように設定するとよい。このようにすれば、弾性部材が変形していない状態でころが入力側部材および出力側部材と同時に接触することがなくなり、逆入力による出力側部材の空転が安定して、入力側へ回転が伝達されるおそれがなくなる。
また、前記摺動ばねが、C字状の摺動部と、この摺動部の両端から内側に延びるフック部とからなり、各フック部を前記保持器の一端に形成された凹部の周方向縁部と係合させるものである場合は、前記保持器の凹部を、前記ポケットが解放されていない側の端面に各ポケットと周方向位置が重ならないように配すれば、保持器のポケット背面部分の肉厚が薄くならず、ポケットの一方が開放された形状でも保持器の強度を確保しやすい。
このとき、前記保持器の凹部は2つ設け、各凹部に前記摺動ばねのフック部を一つずつ配するようにするとよい。
本発明は、上述したように、逆入力防止クラッチの保持器の形状を、ころを収容するポケットの軸方向の一方が開放されたものとしたので、保持器の軸方向長さを短くして、クラッチ全体を軸方向にコンパクト化することができる。また、本発明の逆入力防止クラッチは、保持器のポケットの軸方向の一方が開放されているため、保持器を軸方向2分割の簡単な金型で樹脂成形することができ、従来よりも製造コストを低減することができる。
また、前記保持器のポケットの周方向両側内面にころの径方向移動を規制する突部を設けて、保持器をころ案内としたので、保持器の偏心を抑えてクラッチ動作を安定させることができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。この逆入力防止クラッチは、図1(a)、(b)および図2に示すように、入力軸1と外輪2とからなる入力側部材3と、出力軸4と内輪5が一体成形された出力側部材6と、二段円筒状のハウジング7の一端に押え蓋8を取り付け他端に焼結含油軸受9を嵌め込んだ固定部材10と、外輪2と内輪5との間に配される複数のころ11と、外輪2にセンタリングばね(弾性部材)12を介して連結された円筒状の保持器13と、保持器13と係合した状態でハウジング7の大径円筒部7aの内周面と摺動する摺動ばね14とで構成されている。
前記固定部材10の一部を構成するハウジング7は、その大径円筒部7aの他端に形成された蓋部7bから突出する小径円筒部に焼結含油軸受9が嵌め込まれ、この焼結含油軸受9で出力軸4を回転自在に支持している。また、押え蓋8は、外周縁に複数の爪8aが形成されており、この爪8aをハウジング7一端のフランジの外周縁に形成された切欠き7cに嵌め込んで折り曲げることにより、ハウジング7に固定されている。
前記入力側部材3は、その軸部である入力軸1と、ころ11との係合部である外輪2とが別体に形成されている。その外輪2は、一端側の蓋部にセンタリングばね12を嵌め込む窓2aと、入力軸1を嵌め込む筒状の嵌合部2bが設けられている。そして、入力軸1外周面の平面部とこれに対応する外輪嵌合部2b内周面の平面部の位置を合わせて、入力軸1を外輪嵌合部2bに嵌め込むことにより、入力軸1と外輪2とが一体回転可能に連結されている。また、入力軸1先端の小径円筒部が内輪5端面中央の穴に嵌め込まれて、入力側部材3と出力側部材6とが同一軸心のまわりに回転するようになっている。
また、図1(a)に示したように、外輪2の内周面には、互いに逆向きに傾斜するカム面2c、2dが周方向に交互に設けられ、外輪2の内周面と内輪5の外周円筒面との間に周方向両側で次第に狭小となる楔形空間が複数形成されている。そして、外輪2と内輪5の間で保持器13に保持されたころ11が後述するセンタリングばね12の作用によって楔形空間の中央部に位置したときには、ころ11と各カム面2c、2dとの間に隙間が生じて、ころ11が外輪2および内輪5から離脱した状態で保持されるようになっている。
前記保持器13は、合成樹脂製で、外輪2と内輪5との間に配される円筒部とフランジ部とからなり、円筒部にころ11を一つずつ収容するポケット13aとセンタリングばね12が挿入される切欠き13bが形成され、フランジ部には摺動ばね14と係合するための切欠き(凹部)13cが2つ形成されている。そのポケット13aおよびセンタリングばね用切欠き13bはフランジ部と反対の側で軸方向に開放されており、保持器13全体が軸方向2分割の金型で成形できるようになっている。なお、ポケット13a開放側へのころ11の移動は、外輪2の蓋部により規制することができる。
ここで、図3に示すように、保持器13のポケット13aの周方向両側内面は、その径方向断面形状が凹円弧面となっており、これによりポケット13aの周方向両側内面にころ11の径方向移動を規制する突部13dが外周側および内周側に一体形成されている。そして、それぞれの凹円弧面は、同一の曲率中心を有し、その曲率半径Rが、
r<R<r+e(r:ころ11の半径、e:センタリングばね12が変形していない状態で保持器13に保持されたころ11とカム面2c、2dとの隙間)
となるように設定されている。このため、センタリングばね12が変形していない(ころ11が楔形空間の中央部に位置した)状態では、ころ11が外輪2および内輪5と同時に接触することはない。
また、図4に示すように、保持器13の摺動ばね14係合用の2つの切欠き13cは、いずれもポケット13aおよびセンタリングばね用切欠き13bと周方向位置が重ならないように配されている。これにより、ポケット13aおよびセンタリングばね用切欠き13bの背面部分の肉厚は薄くならず、保持器13が必要な強度を確保できるようになっている。
前記センタリングばね12は、U字状の板ばねで、その湾曲側から外輪2蓋部の窓2aに通されて保持器13円筒部の切欠き13bに挿入され、両端部が外輪2の窓2a縁部に当接する位置で組み込まれる。これにより、外輪2と保持器13がセンタリングばね12を介して連結され、保持器13がころ11を外輪2のカム面2c、2dと接触しない位置に保持するようになっている。
前記摺動ばね14は、ハウジング7の大径円筒部7a内周面と摺動するC字状の摺動部14aと、摺動部14aの両端から内側に延びるフック部14bとからなり、両フック部14bを保持器13フランジ部の2つの切欠き13cに一つずつ配してその周方向縁部と当接させることにより、保持器13と周方向に係合している。そして、摺動部14aは弾性的に縮径した状態でハウジング7の大径円筒部7a内周面に接触しており、保持器13が摺動ばね14と一体回転するときに摺動抵抗を受けるようになっている。
ここで、センタリングばね12と摺動ばね14は、摺動ばね14を摺動させるのに必要な摺動トルクが、組込状態(クラッチが作動していない状態)のセンタリングばね12を弾性変形させるのに必要な力よりも大きくなるように設計されている。
従って、入力軸1に入力トルクが加えられたときには、入力軸1と外輪2が一体に回転し、外輪2と摺動ばね14の摺動抵抗を受ける保持器13との間でセンタリングばね12が弾性変形する。その結果、保持器13の回転が遅れ、外輪2と保持器13の回転位相差が生じることにより、ころ11が外輪2と内輪5の間の楔形空間内を周方向に相対移動して、外輪2の隣り合うカム面2c、2dの一方および内輪5の外周円筒面と係合し、内輪5および出力軸4に回転が伝達される。
そして、入力トルクが加えられなくなると、センタリングばね12が弾性復元して外輪2を保持器13との回転位相差がなくなる位置(組込時の位置)まで逆回転させることにより、ころ11が外輪2および内輪5から離脱して楔形空間の中央部に戻る。
一方、出力軸4に逆入力トルクが加えられたときは、ころ11が保持器13によって外輪2および内輪5から離脱した状態で保持されるので、内輪5および出力軸4が空転し、入力側には回転が伝達されない。
この逆入力防止クラッチは、上記の構成であり、保持器13をそのポケット13aの軸方向の一方が開放された形状に形成したので、保持器の軸方向中央部にポケットを貫通させた従来のものに比べて、保持器13の軸方向長さが短くなり、クラッチ全体が軸方向にコンパクトなものとなっている。また、合成樹脂製の保持器13を軸方向2分割の簡単な構造の金型で成形できるので、従来よりも製造コストを低減することができる。
さらに、保持器13のポケット13aの周方向両側内面にころ11の径方向移動を規制する突部13dを一体形成して、保持器13をころ案内としたので、保持器13の外輪2および内輪5に対する偏心が極めて少なく、安定したクラッチ動作が得られる。また、センタリングばね12が変形していない状態ではころ11が外輪2および内輪5と同時に接触しないようにしたので、逆入力による内輪5および出力軸4の空転が安定しており、入力側へ回転が伝達されるおそれがない。
図5および図6は、保持器13のポケット13aの周方向両側内面に形成される突部13dの変形例を示す。図5は、ポケット13aの周方向両側内面の径方向断面形状を、中央部に径方向とほぼ平行な平面を有し、その外周縁および内周縁からポケット13a内へ張り出す傾斜面を有するものとして、断面三角形状の突部13dを形成した例である。一方、図6は、図5の保持器13の外周側突部13dをなくし、中央部の平面を外周側へ延長した例である。なお、図6のようにころ11の径方向移動を規制する突部13dを内周側のみ(あるいは外周側のみ)に設けても、保持器13がころ案内になることにより、突部13dを内外周の両側に設けた場合と同様に、クラッチ動作を安定させることができる。
図7は、保持器13のフランジ部に形成される摺動ばね用切欠き13cと、この切欠き13cで保持器13に係合する摺動ばね14の変形例を示す。この変形例では、摺動ばね14の両フック部14bのなす角度θを、保持器13の隣り合うポケット13aの間の角度αよりも狭くし、隣り合うポケット13aの間の周方向位置に切欠き13cを1つだけ形成して、その切欠き13cの周方向両側縁部に摺動ばね14の両フック部14bがそれぞれ当接するようにしている。このようにしても、ポケット13aの背面部分の肉厚は薄くならず、保持器13の強度を確保できる。また、この摺動ばね用切欠き13cは、ポケット13aとセンタリングばね用切欠き13bの間の周方向位置に形成するようにしてもよい。
aは実施形態のクラッチの縦断面図、bはaのA−O−B−C線に沿った断面図 図1のクラッチの分解斜視図 図1(a)の要部拡大縦断面図 図1の保持器の出力側から見た斜視図 保持器のポケット両側の突部の変形例を示す縦断面図 保持器のポケット両側の突部の別の変形例を示す縦断面図 保持器の摺動ばね用切欠きと摺動ばねの変形例を示す出力側から見た斜視図
符号の説明
1 入力軸
2 外輪
2c、2d カム面
3 入力側部材
4 出力軸
5 内輪
6 出力側部材
7 ハウジング
10 固定部材
11 ころ
12 センタリングばね
13 保持器
13a ポケット
13b センタリングばね用切欠き
13c 摺動ばね用切欠き
13d 突部
14 摺動ばね
14a 摺動部
14b フック部

Claims (3)

  1. 入力側部材と出力側部材とを同一軸心のまわりに回転するように配し、前記出力側部材の外周側または内周側に円筒面を形成し、前記入力側部材に出力側部材の円筒面と径方向で対向するカム面を周方向に複数設けて、前記円筒面と各カム面との間にころを配し、これらの各ころを前記両部材間に配した円筒状の保持器のポケットに一つずつ収容して両部材と係合離脱可能に保持し、前記保持器を入力側部材に弾性部材を介して連結し、前記保持器と係合した状態で固定部材の円筒部と摺動する摺動ばねを組み込んで、前記入力側部材に入力トルクが加えられたときには、入力側部材と摺動ばねの摺動抵抗を受ける保持器との間で弾性部材が弾性変形して、入力側部材と保持器の回転位相差が生じることにより、ころが入力側部材および出力側部材と係合して出力側部材に回転が伝達され、前記出力側部材に逆入力トルクが加えられたときは、ころが保持器によって入力側部材および出力側部材から離脱した状態で保持され、出力側部材の回転が入力側部材に伝達されないようにした逆入力防止クラッチにおいて、
    前記保持器の形状を前記ポケットの軸方向の一方が開放されたものとするとともに、保持器の材質を合成樹脂とし、この保持器を軸方向2分割の金型で成形し、
    前記保持器のポケットの周方向両側内面に、前記ころの径方向移動を規制する突部を設け、前記保持器をころ案内とし、
    前記保持器のポケットの周方向両側内面の径方向断面形状を、前記ころの半径よりも大きい曲率半径を有する凹円弧面とし、
    前記保持器のポケットの両側の凹円弧面の曲率中心を同一とし、前記ころの半径をr、前記弾性部材が変形していない状態で保持器に保持されたころとカム面との隙間をeとするとき、前記保持器のポケットの両側の凹円弧面の曲率半径Rを、R<r+eとなるように設定したことを特徴とする逆入力防止クラッチ。
  2. 前記摺動ばねが、C字状の摺動部と、この摺動部の両端から内側に延びるフック部とからなり、各フック部を前記保持器の一端に形成された凹部の周方向縁部と係合させるものであり、前記保持器の凹部を、前記ポケットが解放されていない側の端面に各ポケットと周方向位置が重ならないように配したことを特徴とする請求項1に記載の逆入力防止クラッチ。
  3. 前記保持器の凹部を2つ設け、各凹部に前記摺動ばねのフック部を一つずつ配したことを特徴とする請求項に記載の逆入力防止クラッチ。
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