JP2005147198A - 回転伝達装置 - Google Patents

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隆英 齋藤
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Abstract

【課題】2方向ローラクラッチの組立てが容易な回転伝達装置を提供することである。
【解決手段】入力軸1と外輪2間に2方向ローラクラッチ10を設け、その2方向ローラクラッチ10に並設して、そのクラッチ10のオン、オフを制御する電磁クラッチを設ける。2方向ローラクラッチ10における保持器13のローラ15が組込まれたポケット14の開口部にローラ15の外径より小径の狭小部17を設けて、2方向ローラクラッチ10の組立て時に、ポケット14内に組込まれたローラ15が脱落するのを防止する。
【選択図】図3

Description

この発明は、動力伝達経路上において、動力の伝達と遮断の切り換えに用いられる回転伝達装置に関するものである。
この種の回転伝達装置として特許文献1に記載されたものが従来から知られている。この回転伝達装置は、入力軸とその外側に設けられた外輪との間に2方向ローラクラッチと電磁クラッチとを組込み、前記電磁クラッチの電磁コイルに対する通電と遮断とによって2方向ローラクラッチのオン、オフを制御するようにしている。
ここで、2方向ローラクラッチは、図9に示すように、入力軸40の外周に外輪41の内周に形成された円筒面42との間でくさび形空間を形成する複数のカム面43を設け、各カム面43と円筒面42間にローラ44を組込み、各ローラ44を入力軸40と外輪41間に組込まれた保持器45のポケット46で保持し、入力軸40に対する保持器45の相対回転により、ローラ44を円筒面42およびカム面43に対して係合および係合解除させるようにしている。
上記の構成から成る2方向ローラクラッチの組立ては、入力軸40に保持器45を嵌合し、その保持器45の外径側から各ポケット46内にローラ44を組込んだのち、その外側に外輪41を嵌合させるようにしている。
特開平11−336799号公報
ところで、上記従来の回転伝達装置の2方向ローラクラッチにおいては、保持器45に形成されたポケット46の周方向で対向する側面46aが平行とされ、その側面46a間の幅寸法がローラ44の外径より大きいため、2方向ローラクラッチの組立て時、ポケット46内に組込まれたローラ44が脱落し易く、2方向ローラクラッチの組立てに非常に手間がかかるという問題があった。
かかる問題点の解決にはポケット46内に充填するグリースの粘性によってローラ44を保持させることが比較的有効であるが、ローラ44の脱落を完全に防止することはできない。
この発明の課題は、2方向ローラクラッチを容易に組立てることができるようにした回転伝達装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、入力側部材と出力側部材を内外に配置して相対的に回転自在に支持し、その入力側部材と出力側部材間に2方向ローラクラッチと、その2方向ローラクラッチのオン、オフを制御する電磁クラッチを組込み、前記2方向ローラクラッチが、入力側部材と出力側部材間に組込まれた保持器と、その保持器に形成されたポケット内に組込まれ、前記入力側部材もしくは出力側部材に対する保持器の相対回転によって入力側部材と出力側部材の対向面に係合および係合解除されるローラとから成り、前記保持器と入力側部材もしくは出力側部材の相互間に前記ローラが入力側部材および出力側部材に対して係合解除される中立位置に保持器を弾性保持するスイッチばねを設けた回転伝達装置において、前記保持器に形成されたポケットの保持器内径側および外径側の開口のうち、少なくとも外径側の開口にローラの外径より幅寸法が小さい狭小部を設けた構成を採用したのである。
ここで、狭小部の形成に際しては、ポケットの開口部に突起を設けるようにしてもよい。あるいは、ポケットが形成された鋼板から成る帯状の保持器素形材を円筒形に成形する円環加工によりポケットの保持器内径側の開口部を狭小とし、ポケットの保持器外径側の開口部は加締めにより突起を形成して狭小としてもよい。
上記のように、保持器に形成されたポケットの保持器内径側および外径側の開口のうち、少なくとも外径側の開口に狭小部を設けることによって、ポケット内に組込まれたローラが保持器外径側に脱落するのを防止することができ、2方向ローラクラッチをきわめて容易に組立てることができる。
以下、この発明の実施形態を図1乃至図8に基づいて説明する。図1に示すように、入力側部材としての入力軸1は大径部1aを有している。入力軸1とその外側に設けられた出力側部材としての外輪2は軸受3を介して相対的に回転自在に支持され、その入力軸1と外輪2間に2方向ローラクラッチ10が設けられ、この2方向ローラクラッチ10に並設して電磁クラッチ30が設けられている。
図1乃至図3に示すように、2方向ローラクラッチ10は、外輪2の内周に円筒面11を形成し、入力軸1の大径部1aにおける外周には上記円筒面11との間でくさび形空間を形成する複数のカム面12を周方向に等間隔に設け、前記大径部1aと外輪2間に組込まれた保持器13には各カム面12と対応する位置にポケット14を形成し、各ポケット14内にローラ15を組込んでいる。
上記2方向ローラクラッチ10は、入力軸1に対する保持器13の相対回転によってローラ15を円筒面11およびカム面12に係合および係合解除させるようにしている。
図3および図4に示すように、ポケット14の保持器内径側および外径側の開口には保持器周方向で対向する一対の突起16が保持器軸方向に間隔をおいて形成され、保持器周方向で対向する一対の突起16間に狭小部17が設けられている。狭小部17の幅寸法Wはローラ15の外径Dより小さくなっている。
また、ローラ15と突起16の相互間には径方向の遊びが設けられている。その遊び量をaとし、中立位置に保持されたローラ15と円筒面11間の径方向すきまをδとすると、遊び量aは径方向すきまδより少し大きく(a>δ)され、2方向ローラクラッチ10の係合が阻害されることのないようにされている。
図1および図2に示すように、入力軸1の大径部1aの端面にはばね収納凹部17が形成され、そのばね収納凹部17内にスイッチばね18が組込まれている。スイッチばね18はC形をなし、その両端から外向きに形成された一対の係合片19はばね収納凹部17の周壁に形成された切欠部20から保持器13の端面に設けられた切欠き21内に挿入されて、切欠部20および切欠き21の周方向で対向する端面を相反する方向に押圧しており、その押圧によって保持器13はローラ15が円筒面11およびカム面12に対して係合解除された中立位置に弾性保持されている。
図1に示すように、電磁クラッチ30は保持器13と軸方向で対向するアーマチュア31と、そのアーマチュア31と軸方向で対向するロータ32と、そのロータ32と軸方向で対向する電磁石33とから成っている。
アーマチュア31には係合孔34が設けられ、保持器13の端面に形成された突片35が上記係合孔34に挿入されている。このため、アーマチュア31は保持器13に対して回り止めされ、かつ軸方向に移動可能とされている。このアーマチュア31はロータ32との間に組込まれた離反ばね36によってロータ32から離反する方向に押圧されている。
ロータ32は磁性体から成る。このロータ32は、外輪2に嵌合されて外輪2と一体に回転する非磁性体から成るロータガイド37内に圧入され、そのロータガイド37に回り止めされている。
電磁石33は、フィールドコア33aと、そのフィールドコア33aに巻付けられた電磁コイル33bとから成り、上記フィールドコア33aは静止部材38に支持されている。
実施の形態で示す回転伝達装置は上記の構造から成り、電磁コイル33bに対する通電の遮断時、2方向ローラクラッチ10のローラ15は図3に示すように、円筒面11およびカム面12に対して係合解除された中立位置に保持されている。
このため、入力軸1が回転しても、その回転は外輪2に伝達されず、入力軸1が空転する。このとき、入力軸1と保持器13の相互間にはスイッチばね18が設けられているため、保持器13およびローラ15も入力軸1と共に回転する。
入力軸1の回転状態において、電磁コイル33bに通電すると、アーマチュア31がロータ32に吸着され、その吸着面に作用する摩擦抵抗は保持器13の回転抵抗となる。
上記摩擦抵抗は、スイッチばね18のばね力より大きい値に設定されているため、保持器13は入力軸1に遅れて回転し、その保持器13と入力軸1の相対回転により、図5に示すように、ローラ15が円筒面11およびカム面12に係合すると共に、スイッチばね18が弾性変形し、上記ローラ15の係合によって、入力軸1の回転が外輪2に伝達される。
電磁石33の電磁コイル33bに対する通電を遮断すると、スイッチばね18の復元弾性により保持器13が回動されて、図3に示すように、ローラ15が円筒面11およびカム面12に対して係合解除された中立位置に戻される。
上記のような回転伝達装置において、2方向ローラクラッチ10の組立てに際しては、入力軸1の外側に保持器13を嵌合し、その保持器13の外径側から各ポケット14内にローラ15を組込み、そのローラ15の組込み後、その外側に外輪2を嵌合する。
上記のような2方向ローラクラッチ10の組立て時、ポケット14の開口部には突起16の形成によって狭小部17が設けられ、その狭小部17の幅寸法はローラ15の外径より小さくされているため、ポケット14内にローラ15を無理矢理挿入することにより、ローラ15は突起16により脱落するのが防止される。このため、2方向ローラクラッチ10をきわめて容易に組立てることができる。
図3に示すように、ポケット14の保持器内径側および外径側の開口部それぞれに狭小部17を設けることにより、ポケット14内にローラ15を組込んだのち、保持器13を入力軸1に嵌合する組立て法を採用することができる。
図3では、ポケット14の開口部に突起16を形成して、その突起16間に狭小部17を設けるようにしたが、狭小部17の形成はこれに限定されるものではない。
例えば、図7に示すように、プレス成形によってポケット14が形成された帯板状の保持器素形材Aを、図8に示すように円筒状に円環加工して、ポケット14の保持器内径側の開口部に狭小部17を形成したのち、図6に示すように、ポケット14の保持器外径側の開口部両側に加締めにより突起16を形成して、突起16間に狭小部17を設けるようにしてもよい。
図1乃至図3に示す実施形態では、入力軸1の大径部1aの外周にカム面12を設け、外輪2の内周に円筒面11を形成したが、大径部1aの外周に円筒面を形成し、外輪2の内周にカム面を形成してもよい。この場合、保持器と外輪の相互間にスイッチばねを組込んでローラを中立位置に保持すると共に、ロータを入力軸に対して回り止めする。
この発明に係る回転伝達装置の実施形態を示す縦断正面図 図1のII−II線に沿った断面図 図2のローラ組込み部を拡大して示す断面図 保持器の一部分を示す平面図 2方向ローラクラッチの係合状態を示す断面図 保持器の他の例を示す断面図 保持器素形材を示す断面図 図7に示す保持器素形材を円環加工した状態の断面図 従来の回転伝達装置の2方向ローラクラッチを示す断面図
符号の説明
1 入力軸(入力側部材)
2 外輪(出力側部材)
10 2方向ローラクラッチ
13 保持器
14 ポケット
15 ローラ
16 突起
17 狭小部
30 電磁クラッチ

Claims (3)

  1. 入力側部材と出力側部材を内外に配置して相対的に回転自在に支持し、その入力側部材と出力側部材間に2方向ローラクラッチと、その2方向ローラクラッチのオン、オフを制御する電磁クラッチを組込み、前記2方向ローラクラッチが、入力側部材と出力側部材間に組込まれた保持器と、その保持器に形成されたポケット内に組込まれ、前記入力側部材もしくは出力側部材に対する保持器の相対回転によって入力側部材と出力側部材の対向面に係合および係合解除されるローラとから成り、前記保持器と入力側部材もしくは出力側部材の相互間に前記ローラが入力側部材および出力側部材に対して係合解除される中立位置に保持器を弾性保持するスイッチばねを設けた回転伝達装置において、前記保持器に形成されたポケットの保持器内径側および外径側の開口のうち、少なくとも外径側の開口にローラの外径より幅寸法が小さい狭小部を設けたことを特徴とする回転伝達装置。
  2. 前記狭小部を、突起の形成により設けた請求項1に記載の回転伝達装置。
  3. 前記ポケットの保持器内径側の狭小部を保持器の円環加工により形成し、保持器外径側の狭小部を突起の形成により設けた請求項1に記載の回転伝達装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010053921A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Ntn Corp 逆入力防止クラッチ
WO2011040334A1 (ja) * 2009-10-02 2011-04-07 Ntn株式会社 逆入力遮断クラッチ
JP2011089570A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Ntn Corp 逆入力遮断クラッチ

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