JP4278659B2 - 軸受潤滑装置 - Google Patents

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Description

この発明は、軸受の外輪を潤滑する軸受潤滑装置に関する。
軸受の外輪を潤滑する潤滑装置として特許文献1に示す装置が従来から知られているが、この潤滑装置について図6を用いて説明する。
この従来の潤滑装置は軸受Bに固定して用いられるが、この軸受Bは、支持軸1と、この支持軸1に設け、支持軸1よりも径を大きくした内輪2と、この内輪2の外周に設けた外輪3とからなる。上記内輪2と外輪3との間には、複数のころを転動自在に介在しており、外輪3が支持軸1および内輪2に対してスムーズに相対回転するようにしている。
上記の構成からなる軸受Bは、外輪3によって支持対象を回転自在に支持することとなるが、外輪3と支持対象とがスムーズに相対回転するように、外輪3の外周面には常に潤滑剤が供給されている。
そして、外輪3の外周面に潤滑剤を供給するのが潤滑装置4であるが、この潤滑装置4は、断面コの字形からなる支持部材5と、この支持部材5の内側に固定した潤滑部材6とからなる。
この潤滑部材6は、潤滑剤を含浸した樹脂製の部材であって、支持部材5にぴったりと嵌る寸法関係を維持している。また、潤滑部材6は、その上面を開口する凹部6aを有している。そして、上記潤滑装置4は、軸受Bの外輪3を囲うようにして、支持軸1に固定されるが、このとき、外輪3が上記潤滑部材6の凹部6a内に、僅かな隙間7を保つ寸法関係を維持している。
また、上記潤滑部材6は、凹部6aから突出する潤滑接触部8を形成しており、外輪3の底部側および上方側の計3箇所において、外輪3の外周面と潤滑部材6とを接触させて、外輪3を潤滑するようにしている。
さらに、潤滑部材6の上面には、上方に突出する接触部9,9を形成しているが、この接触部9,9によって、外輪3で支持される支持対象を直接潤滑するようにしている。
このようにした潤滑装置4を軸受Bの外輪に備えれば、軸受Bの外輪3と、軸受Bが支持する支持対象とに、潤滑剤を常時供給することができ、外輪3と支持対象とのスムーズな相対回転を実現することができる。
特開2004−270876
上記従来の潤滑装置4においては、潤滑部材6がその一部を除いて、外輪3のほぼ全周を囲うようにして設けられている。ところが、上記潤滑部材6が外輪3を潤滑できる期間、すなわち、潤滑部材6の耐用期間は、軸受Bあるいは軸受Bを用いる機械の耐用年数よりはるかに長く、潤滑部材6に含浸された潤滑剤が全て外輪3に供給されることはない。つまり、潤滑部材6を外輪3のほぼ全周を囲うようにして設けると、含浸される潤滑剤が過剰状態になってしまう。このように、従来の潤滑装置4においては、潤滑部材6に含浸される潤滑剤が過剰になってしまうため、製造コストが高くなってしまうという問題があった。
また、上記潤滑装置4においては、潤滑接触部8を介して潤滑剤を外輪3に供給しているが、もし、潤滑接触部8と外輪3との接触が弱すぎれば、外輪3をしっかりと潤滑することができなくなってしまう。
そのため、潤滑部材6を製造する過程においては、各潤滑接触部8にちょうど外輪3が接触するように寸法管理を厳密に行わなければならないとともに、潤滑装置を軸受に固定する組み付け作業が面倒になるという問題があった。
この発明の目的は、製造コストを低減するとともに、寸法管理および組み付け作業を容易にすることができる軸受潤滑装置を提供することである。
この発明は、支持軸に相対回転自在にした外輪の外側に設けるケーシングと、このケーシング内に設けた潤滑剤を含浸する樹脂製の潤滑部材とからなり、ケーシングを上記外輪の外側に嵌めたとき、潤滑部材に形成した潤滑突部が外輪に接触して潤滑部材に含ませた潤滑剤を外輪の外周に塗布する軸受潤滑装置を前提にする。そして、上記ケーシングを上記支持軸に通して上記外輪の外側に嵌めたとき、外輪とこの外輪によって支持される支持対象との接点を通る接線と平行な外輪の中心線を挟んで上記接点とは反対側のエリア内で、しかも、上記接点を通る外輪の中心線から60度の角度範囲に上記潤滑部材を設けるとともにこの60度の範囲内に設けた潤滑部材に潤滑突部を設け、かつ、上記ケーシングと潤滑部材との間に板ばねを介在させ、ケーシングを上記外輪の外側に嵌めたとき、潤滑部材の潤滑突部が外輪に圧接する構成にしている。
この発明によれば、外輪とこの外輪によって支持される支持対象との接点を通る接線と平行な外輪の中心線を挟んで上記接点とは反対側のエリア内で、しかも、上記接点を通る外輪の中心線から60度の角度範囲に上記潤滑部材を設けたので、その分潤滑部材を小型化することができる。
このように潤滑部材を小型化しても、軸受や軸受を設けた機械の耐用年数に対応するだけの潤滑剤を十分に保持することができるので、潤滑部材を小型化した分だけ製造コストを低減することができる。また、潤滑部材が小さくなった分、潤滑剤の含浸量を少なくできるので、上記耐用年数以上の潤滑剤の過剰分も少なくできる。したがって、機械の耐用年数が経過した後に、当該潤滑部材を廃棄したとしても、地球環境に悪影響を及ぼすことがほとんどなくなる。
また、ケーシングと潤滑部材との間に弾性部材を介在させ、ケーシングを上記外輪の外側に嵌めたとき、潤滑部材が外輪に圧接するようにしたので、潤滑部材の寸法管理をある程度ラフにすることができる。また、潤滑装置を軸受に組み付ける際に、外輪と潤滑部材との接触具合を慎重に見る必要がないので、取り付け作業を簡素化することができる。
図1〜3を用いてこの発明の第1参考例について説明する。
なお、第1参考例における潤滑装置を設ける軸受は、上記従来例で説明した軸受と同じである。したがって、上記従来例と同様の構成については同様の符号を付するとともに、その詳細な説明は省略する。
第1参考例における潤滑装置は、ケーシングC1と、このケーシングC1の内側に嵌め込んだ樹脂製の潤滑部材A1とからなる。ケーシングC1は、上面を開口する断面コの字形であり、本体部10は、その上面を開口する略半円形状の凹部10aを形成している。ただし、ケーシングC1の一方の側面である側面部11においては、上記凹部10aよりもその凹みを浅くした凹部11aを形成している。つまり、本体部10の凹部10aは、側面部11の凹部11aよりも深く形成されている。なお、ケーシングC1の四隅には、上記側面部11と反対側の側面から本体部10の軸方向中ほどまでネジ孔12を形成している。
一方、潤滑剤を含浸する樹脂製の潤滑部材A1は、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂材の粉末と、油あるいはグリースからなる潤滑剤とを混合して加熱固化したものである。この潤滑部材A1の形状は、上記ケーシングC1と同様断面コの字形であって、上面を開口した略半円形状の凹部13aを形成するとともに、軸方向の厚さをケーシングC1よりも薄くしている。
また、潤滑部材A1には、凹部13aから突出する潤滑突部14を底部に形成するとともに、一対の対向する袖部にも凹部13aから突出する潤滑突部15,15を形成している。
上記のようにした潤滑部材A1を、ケーシングC1に組み込む場合には、潤滑部材A1の一方の側面がケーシングC1の側面部11に当接するまで、軸方向に押し込む。このようにしてケーシングC1内に潤滑部材A1を組み込んだら、ケーシングC1にプレート部材16を当接させるとともに、プレート部材16に形成したネジ孔16aとケーシングC1に形成した上記ネジ孔12とを一致させて、ネジNで両者を固定する。なお、プレート部材16には支持軸通し穴16bを形成している。
上記のよう形成した潤滑装置を軸受Bに固定した状態を図2に示す。図2に示すように、潤滑装置を軸受Bに固定する際には、プレート部材16の支持軸通し穴16bに支持軸1を通すとともに、軸受Bにおける内輪2の側面と支持軸1に通した固定部材17との間で上記プレート部材16を挟むようにする。この状態で固定部材17の後方からネジ止め18を固定すれば、内輪2と固定部材17との間にプレート部材16が挟まれて、軸受Bに当該潤滑装置を固定することができる。
また、軸受Bに潤滑装置を固定した状態を正面から見たのが図3である。この図3からも明らかなように、潤滑装置を軸受Bに固定すると、ケーシングC1が外輪3を囲うようにして位置する。ただし、外輪3は、ケーシングC1の凹部10a開口からその一部を突出する寸法関係を維持している。
また、潤滑部材A1に形成した潤滑突部14,15が外輪3に接触するとともに、潤滑部材A1の凹部13aと外輪3との間には隙間Sが形成されることとなるが、この潤滑突部14,15を形成する位置は次の通りである。
すなわち、図3において、潤滑装置を軸受Bに固定したとき、言い換えれば、ケーシングC1を外輪3の外側に嵌めたとき、外輪3とこの外輪3によって支持される支持対象Mとの接点xを通る接線をL1とする。
そして、この接線L1と平行であって、外輪3の中心を通る中心線をL2とすると、中心線L2を挟んで上記接点xとは反対側、つまり図3中、中心線L2よりも下方において、潤滑突部14,15が位置して外輪3に接触する。
上記潤滑突部15,15は、上記中心線L2よりも下方あるいは中心線L2上であれば、特にその位置等限定されるものではないが、潤滑突部14が外輪3の中心直下に位置するように形成するとともに、一対の潤滑突部15,15は、この潤滑突部14を中心にして左右対称な位置に設けるのが望ましい。
上記のような第1参考例の潤滑装置によれば、中心線L2よりも下方において潤滑部材A1と外輪3とが接触するようにしたので、中心線L2よりも上方まで潤滑部材A1を形成する必要がなく、その分潤滑部材A1を小型化することができる。
また、潤滑部材A1は、上記のように小型化しても、軸受Bの耐用年数に対応するだけの潤滑剤を十分に保持することができるので、小型化しても外輪3の潤滑には何ら影響することなく、潤滑部材A1を小型化した分だけ製造コストを低減することができる。
さらに、外輪3と潤滑部材A1との間には隙間Sを設けているので、外輪3が回転することによって巻き込んだゴミ等を、この隙間Sに溜めておくことができる。
図4(a),(b)を用いてこの発明の第2参考例について説明する。
なお、この第2参考例における潤滑装置は、潤滑部材の形状およびケーシングの形状のみ上記第1参考例と異なり、本体部10、側面部11、凹部11a、ネジ孔12,16a、潤滑突部14,15、プレート部材16、支持軸通し穴16b、固定部材17、ネジ止め18の構造および作用は同じである。したがって、上記第1参考例と同じ構成要素については同様の符号を付するとともに、ここでは、上記第1参考例と異なる点を中心に説明することとする。なお、この第2参考例の側面図は、第2図に示す上記第1参考例の側面図と等しくなる。
図4(a)に示す潤滑装置は、ケーシングC2と、このケーシングC2に組み込む潤滑部材A2と、ケーシングC2の一方の側面に固定するプレート部材16とからなる。上記ケーシングC2は、その上面を開口する凹部19を形成するとともに、この凹部19に後述する潤滑部材A2を組み込むようにしている。
なお、ケーシングC2も上記第1参考例と同様、本体部10および側面部11とからなり、上記凹部19を本体部10に形成するとともに、凹部19よりも凹みを浅くした凹部11aを側面部11に形成している。また、ケーシングC2の四隅にはネジ孔12を形成している。
そして、図4(b)に示すように、軸受Bにこの潤滑装置を固定したとき、ケーシングC2が外輪3を囲うように位置する。ただし、外輪3は、ケーシングC2の開口19aから、その一部を突出させている。
また、ケーシングC2の上面には、一対のスクレーパー20,20を形成している。このスクレーパー20,20は、ケーシングC2における一対の袖部が互いに対向する方向に突出するとともに、その内側を外輪3の曲率と等しくしている。このようにスクレーパー20,20を形成することによって、凹部19内にゴミ等が巻き込まれるのを防止することができる。
上記のようにしたケーシングC2に組み込む潤滑部材A2は、次のような寸法関係を保っている。
すなわち、図4(b)に示すように、潤滑装置を軸受Bに固定したとき、言い換えれば、ケーシングC2を外輪3の外側に嵌めたとき、外輪3とこの外輪3によって支持される支持対象Mとの接点xを通る接線をL1とし、この接線L1と平行で、外輪3の中心を通る中心線をL2とする。また、上記接点xと、外輪3の中心を通る中心線をL3とする。
潤滑部材A2は、上記中心線L2を挟んで、上記接点xとは反対側のエリア内、つまり、上記中心線L2よりも図4(b)中下側のエリア内であって、しかも上記中心線L3から60度の角度範囲に納まるようにしている。
上記のように、潤滑部材A2を、中心線L3から60度の角度範囲に納まる構成にしたのは次の理由からである。
すなわち、潤滑部材A2は、そのサイズが大きくなるほど、潤滑剤を多く含浸することになるが、一般的な使用条件のもとでは、上記中心線L3から60度の角度範囲を超えると、含浸する潤滑剤が過剰となることが実験の結果わかっている。つまり、軸受Bや軸受Bを設けた機械が製品寿命を迎えた時点で、潤滑装置はその役割を終えることとなるが、この時点においては、潤滑剤が十分に残存しており、まだ使用可能な状態にある。
しかし、当該潤滑装置は、大きさが異なる軸受Bには使用することができないため、潤滑部材A2に潤滑剤が残存している場合であっても、再度使用することはほとんどない。結局、潤滑装置は、必要以上の潤滑剤を含浸することとなるため、無駄にコストを上昇させることになる。
そこで、潤滑部材A2においては、軸受Bの中心線L3から60度の角度範囲に納まるサイズにして、軸受Bを耐用期間にわたって潤滑するための必要最低限の潤滑剤を含浸させるとともに、この範囲内に設けた潤滑突部14,15によって、軸受Bを潤滑するようにしたのである。
上記第2参考例によれば、潤滑剤の過剰分を少なくするとともに、潤滑剤の過剰分を減らしたので、潤滑装置の製造コストを低減することができ、しかも、地球環境にやさしい装置を提供することができる。
図5(a)、(b)を用いてこの発明の実施形態について説明する。
なお、この実施形態における潤滑装置は、上記第2参考例の潤滑装置に後述する弾性部材を設けた点のみ異なり、その他の構成および作用は全て同じである。したがって、上記第2参考例と同様の構成要素については同様の符号を付するとともに、ここでは上記第2参考例と異なる点を中心に説明することとする。
図5(a)、(b)に示すように、この潤滑装置は、潤滑部材A2をケーシングC2の凹部19内に組み込むとき、ケーシングC2の底部と潤滑部材A2との間に、板ばねからなる弾性部材21を介在させている。
したがって、この潤滑装置を軸受Bに固定すれば、潤滑部材A2が、弾性部材21の弾性力によって軸受Bの外輪3に圧接する。このように、潤滑部材A2が、弾性部材21の弾性力によって外輪3に押し付けられれば、潤滑部材A2の寸法管理をある程度ラフにすることができるとともに、潤滑装置を軸受Bに取り付ける際に、外輪3と潤滑部材A2との接触具合を慎重に見る必要がないので、取り付け作業を簡素化することができる。
なお、この実施形態においては、ケーシングC2に潤滑部材A2を組み込むとともに、ケーシングC2と潤滑部材A2との間に弾性部材21を介在させたが、上記第1参考例における潤滑部材A1をケーシングに組み込み、潤滑部材A1とケーシングとの間に弾性部材21を介在させても構わない。この場合には、ケーシングの底部および両袖部に弾性部材を設けなければならない。
また、弾性部材は、潤滑部材とケーシングとの間に介在できる薄さであって、しかも、潤滑部材を外輪側に圧接させる弾性力を付与するものであれば、特に板ばねに限定されるものではない。
第1参考例における潤滑装置を分解した図である。 第1参考例における潤滑装置を軸受に固定した状態を示す側面図である。 第1参考例における潤滑装置を軸受に固定した状態を示す正面図である。 第2参考例における潤滑装置の正面図である。 第2参考例における潤滑装置を軸受に固定した状態を示す正面図である。 実施形態における潤滑装置の正面図である。 実施形態における潤滑装置を軸受に固定した状態を示す正面図である。 従来の潤滑装置を軸受に固定した状態を示す図である。
符号の説明
1 支持軸
3 外輪
21 弾性部材
x 外輪と支持対象との接点
A1,A2 潤滑部材
B 軸受
C1,C2 ケーシング
L1 外輪と支持対象との接点を通る接線
L2 外輪と支持対象との接点を通る接線と平行で、外輪の中心を通る中心線
L3 外輪と支持対象との接点と、外輪の中心を通る中心線

Claims (1)

  1. 支持軸に相対回転自在にした外輪の外側に設けるケーシングと、このケーシング内に設けた潤滑剤を含浸する樹脂製の潤滑部材とからなり、ケーシングを上記外輪の外側に嵌めたとき、潤滑部材に形成した潤滑突部が外輪に接触して潤滑部材に含ませた潤滑剤を外輪の外周に塗布する軸受潤滑装置において、上記ケーシングを上記支持軸に通して上記外輪の外側に嵌めたとき、外輪とこの外輪によって支持される支持対象との接点を通る接線と平行な外輪の中心線を挟んで上記接点とは反対側のエリア内で、しかも、上記接点を通る外輪の中心線から60度の角度範囲に上記潤滑部材を設けるとともにこの60度の範囲内に設けた潤滑部材に潤滑突部を設け、かつ、上記ケーシングと潤滑部材との間に板ばねを介在させ、ケーシングを上記外輪の外側に嵌めたとき、潤滑部材の潤滑突部が外輪に圧接する構成にした軸受潤滑装置。
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