JP2015227339A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. 式（Ｉ）：
   

   

   （式中、Ｒ_１は、ハロゲン化アルキル基であり
   ＺおよびＹは、窒素を表し、
   Ａは、−ＣＨ _２ −、−Ｃ（＝Ｏ）−、−ＣＨ _２ −ＣＨ _２ −、−ＣＨ _２ −Ｃ（＝Ｏ）−および−Ｃ（＝Ｓ）−から選択される）
   の環式化合物を製造する方法であって、
   （ａ）式Ｒ_１−Ｃ（Ｏ）−Ｘ（Ｘ＝フッ素、塩素または臭素であり、Ｒ_１は上記で示される意味を有する）の酸ハロゲン化物を式（ＩＩ）ＣＨ_２＝ＣＨ−ＯＲ_２（ＩＩ）（Ｒ_２はアルキル基、アラルキル基またはアリール基である）のビニルエーテルに付加して、付加生成物を生成する工程と、
   （ｂ）前記付加生成物を式（ＩＩＩ）Ｙ−Ａ−Ｚ（ＩＩＩ）（Ｚ、ＹおよびＡは上記で定義されるとおりである）の化合物と反応させる工程と、
   を含む方法。
2. Ｒ_１が、ＣＦ_３、ＣＦ_２ＨおよびＣＦ_２Ｃｌから好ましくは選択されるＣ１〜Ｃ３ハロゲン化アルキル基である、請求項１に記載の方法。
3. 前記付加生成物が、式（ＩＶ）：
   

   

   （式中、Ｒ_１は、ＣＦ_３、ＣＦ_２ＨおよびＣＦ_２Ｃｌから好ましくは選択されるハロゲン化アルキル基であり、
   Ｘは、ＣｌまたはＢｒであり、
   Ｒ_２は、アルキル基、アラルキル基またはアリール基である）
   の化合物を含む、請求項１または２に記載の方法。
4. 前記付加生成物が、式（Ｖ）：
   

   

   （式中、Ｒ_２は、アルキル基、アラルキル基またはアリール基である）
   の化合物を含む、請求項３に記載の方法。
5. 前記付加生成物が、式（ＶＩ）：
   

   

   （式中、Ｒ_１は、ＣＦ_３、ＣＦ_２ＨおよびＣＦ_２Ｃｌから好ましくは選択されるハロゲン化アルキル基であり、
   Ｒ_２は、アルキル基、アラルキル基またはアリール基である）
   の化合物を含む、請求項１から４のいずれか一項に記載の方法。
6. 前記付加生成物が、式（ＶＩＩ）：
   

   

   （式中、Ｒ_２は、アルキル基、アラルキル基またはアリール基である）
   の化合物を含む、請求項５に記載の方法。
7. Ｒ_２が、Ｃ１〜Ｃ４アルキル基、好ましくはエチル基である、請求項１から６のいずれか一項に記載の方法。
8. 式（ＩＩＩ）の前記化合物が、尿素およびチオ尿素から選択される、請求項１から７のいずれか一項に記載の方法。
9. 式（Ｉ）の前記化合物が、式（Ｘ）
   

   

   （式中、Ａは、上記で定義されるとおりであり、Ｒ_３は、ＨまたはＣ１〜Ｃ６アルキルである）
   に相当する、請求項１から８のいずれか一項に記載の方法。
10. 工程（ａ）で生成されたＨＸが、工程（ｂ）に供給される、請求項１から９のいずれか一項に記載の方法。
11. 工程（ｂ）に供給された前記付加生成物が、工程（ａ）からの粗生成物である、請求項１から１０のいずれか一項に記載の方法。
12. 工程（ｂ）の前記反応が、範囲−１５℃〜＋８０℃の温度で行われる、請求項１から１１のいずれか一項に記載の方法。
13. 固液分離または蒸留によって、工程（ｂ）の前記反応媒体から式（Ｉ）の前記化合物を単離することをさらに含む、請求項１から１２のいずれか一項に記載の方法。
14. 環式化合物を形成するための、付加反応における試薬としての、式（ＩＶ）：
    

    

    （式中、Ｒ_１は、ＣＦ_３、ＣＦ_２ＨおよびＣＦ_２Ｃｌから好ましくは選択されるハロゲン化アルキル基であり
    Ｘは、ＣｌまたはＢｒであり
    Ｒ_２は、アルキル基、アラルキル基またはアリール基である）
    の化合物の使用。