JP2015226388A - 加速度発生装置 - Google Patents
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Abstract
Description
[概要]
各実施形態で説明する加速度発生装置の概要を説明する。
各実施形態で説明する加速度発生装置は、(1)支持部と、(2)永久磁石を含み、支持部に対して周期的な運動を行う一体部材と、(3)支持部に対する相対位置が固定され、流された電流に応じた加速度を一体部材に与えるN個の第1コイルと、を有する。ただし、Nは2以上の整数であり、第1コイルのそれぞれは、少なくとも、支持部に対して定まる第1層に位置し、一体部材は、第1層に沿った第2層に位置し、第1層に沿った周期的な運動を行う。なお、第1層は、支持部に対して相対位置が定まる仮想的な層であり、例えば、支持部に対して相対位置が定まる仮想的な第1平面を含む。第2層は、支持部に対して相対位置が定まる仮想的な層であり、例えば、支持部に対して相対位置が定まる仮想的な第2平面を含む。例えば、第1層と第2層とは互いに隣接する層であり、第1平面と第2平面は互いに略平行(平行または実質的に平行)である。第1コイルのそれぞれは、少なくとも、第1層に位置していればよい。すなわち、第1コイルのそれぞれは、第1層のみに配置されていてもよいし、第1層とそれ以外の領域とに配置されていてもよい。また、一体部材は、1個または複数個の永久磁石を含む。一体部材内での永久磁石の相対位置は固定されている。ただし、永久磁石の形状や配置に制限はない。例えば、永久磁石が板状の磁石であり、その一方の板面が一方の磁極(例えば、N極)であり、その裏面が他方の磁極(例えば、S極)であってもよいし(表裏面で磁極が異なる)、永久磁石が板状または棒状の磁石であり、その一端(例えば板面の右側)が一方の磁極(例えば、N極)であり、他端(例えば板面の左側)が他方の磁極(例えば、S極)であってもよい(表裏面では磁極が同じ)。また、一体部材内での永久磁石の配置に制限はない。例えば、一体部材内で永久磁石の一方の磁極が第1層側を向き、他方の磁極がその反対側を向くように配置されていてもよいし、両方の磁極が第2層に沿った方向を向くように配置されてもよい。
[第1実施形態]
<構成>
図1から図5に例示するように、本実施形態の加速度発生装置1は、容器11と支持部12(上蓋)とコイル13−1〜13−4(第1コイル)と一体部材14と弾性体15とを有する。
図6に例示するように、本実施形態の加速度発生装置1は、コイル13−1〜13−4に供給する電流または印加する電圧を制御する制御部18に接続され、制御部18は提示する力覚を指定する力覚指定部19に接続される。制御部18および力覚指定部19は、例えば、CPU(central processing unit)等のプロセッサ(ハードウェア・プロセッサ)やRAM(random-access memory)等のメモリ等を備える汎用または専用のコンピュータに、所定のプログラムが読み込まれて構成される装置である。制御部18および力覚指定部19を構成する一部またはすべての処理部が電子回路(circuitry)によって構成されていてもよい。
次に、加速度発生装置1の動作を詳細に説明する。
一体部材14が支持部12に対して所望の方向と逆方向に加速する期間と所望の方向に加速する期間とを交互に繰り返す周期的な並進運動を「並進周期運動」と呼ぶことにする。また、一体部材14が支持部12に対して所望の回転方向と逆回転方向の角加速度となる期間と、所望の回転方向の角加速度となる期間と、を交互に繰り返す周期的な回転運動を「回転周期運動」と呼ぶことにする。加速度発生装置1は、所望の方向の加速度の時間変化とその逆方向の加速度の時間変化とが異なる並進周期運動(「偏並進周期運動」と呼ぶ)を行うことによって擬似的な並進力覚を提示でき、所望の回転方向の角加速度の時間変化とその逆回転方向の角加速度の時間変化とが異なる回転周期運動(「偏回転周期運動」と呼ぶ)を行うことによって擬似的な回転力覚を提示できる。加速度発生装置1は、支持部12に対して一体部材14を回転させながら並進力覚を提示するか、または、支持部12に対して一体部材14を回転させた後に並進力覚を提示することで、並進力覚の提示方向を回転させることもできる。なお、このような擬似的な力覚が知覚される現象は、人間の知覚特性に基づくものであり、把持動作に関わる固有感覚と触覚によって発生するものである(例えば、参考文献1「特許第4551448号公報」参照)。特に、80Hzまたは80Hz付近の周波数成分は、動物(人を含む)の皮膚・筋・腱の受容器の中で、方向や加速度の知覚に寄与する受容器の神経活動を最も活発化させる周波数である。そのため、80Hzまたはその付近の周波数成分を持つ加速度が与えられた人(動物)は強い力覚や動きを知覚する。そのため、一体部材14の周期的な運動が80Hzまたはその付近の周波数成分を持つものである場合、より明確な力覚を提示できる。また、加速度発生装置1の共振周波数(固有周波数)を80Hzまたは80Hz近傍にすると、少ない電力で、加速度発生装置1に80Hzまたは80Hz付近の周波数成分を持つ加速度運動を行わせることができる。以降、本実施形態の制御処理を具体的に説明する。
支持部12に沿ったコイル13−3からコイル13−1に向かうC1方向に一体部材14を並進運動させる場合には、内側領域124−2に位置するコイル13−2の部分(一体部材14のN極142側)に支持部12の内側から外周側に向かうA2方向の電流が流れるように制御し、内側領域124−4に位置するコイル13−4の部分(一体部材14のN極142側)に支持部12の外周側から内側に向かうA4方向の電流が流れるように制御する。これにより、コイル13−2は一体部材14のN極142側にB2方向(コイル13−3からコイル13−1に向かう方向)の力を与え、コイル13−4は一体部材14のN極142側にB4方向(コイル13−3からコイル13−1に向かう方向)の力を与える。これらの一体部材14に与えられる力は、前述のようにローレンツ力の反作用によるものである。結果として、一体部材14には、容器11を基準としたB2方向の力とB4方向の力との合力であるC1方向の力が与えられ、一体部材14がC1方向に加速する。その反作用としてC1方向の逆方向の力が、コイル13−2,13−4を支持する容器11に伝わり、容器11がC1方向と逆方向に加速される。次に、一体部材14が弾性体15を押すため、弾性体15が弾性変形する。ここで、コイル13−2,13−4に電流を流すのを止めると、弾性体15の弾性力により、一体部材14はC1方向と逆方向に押し戻される。ここで、コイル13−2,13−4に電流を流す期間と電流を流さない期間を適切にとると、一体部材14のC1方向の加速度の時間変化とC1方向の逆方向の加速度の時間変化とを非対称にでき、その反作用として容器11に非対称の力(加速度)を発生させることができる。例えば、一体部材14のC1方向の加速度の大きさの最大値(または一定短時間の平均値)がC1方向の逆方向の加速度の大きさの最大値(または一定短時間の平均値)よりも大きくなるように制御すると、加速度発生装置1を把持しているユーザは、C1方向と逆方向の擬似的な力覚を知覚する。逆に、例えば、C1方向の加速度の大きさの最大値(または一定短時間の平均値)がC1方向の逆方向の加速度の大きさの最大値(または一定短時間の平均値)よりも小さくなるように制御すると、加速度発生装置1を把持しているユーザは、C1方向の力覚を知覚する。
支持部12に沿ったコイル13−2からコイル13−4に向かうC2方向に一体部材14を並進運動させる場合には、内側領域124−1に位置するコイル13−1の部分(一体部材14のN極142側)に支持部12の内側から外周側に向かうA1方向の電流が流れるように制御し、内側領域124−3に位置するコイル13−3の部分(一体部材14のN極142側)に支持部12の外周側から内側に向かうA3方向の電流が流れるように制御する。これにより、コイル13−1は一体部材14のN極142側にB1方向(コイル13−2からコイル13−4に向かう方向)の力を与え、コイル13−3は一体部材14のN極142側にB3方向(コイル13−2からコイル13−4に向かう方向)の力を与える。結果として、一体部材14には、容器11を基準としたB1方向の力とB3方向の力との合力であるC2方向の力が与えられ、一体部材14がC2方向に加速する。その反作用としてC2方向の逆方向の力が、コイル13−1,13−3を支持する容器11に伝わり、容器11がC2方向と逆方向に加速される。次に、一体部材14が弾性体15を押すため、弾性体15が弾性変形する。ここで、コイル13−1,13−3に電流を流すのを止めると、弾性体15の弾性力により、一体部材14はC2方向と逆方向に押し戻される。ここで、コイル13−1,13−3に電流を流す期間と電流を流さない期間を適切にとると、一体部材14のC2方向の加速度の時間変化とC2方向の逆方向の加速度の時間変化とを非対称にでき、その反作用として容器11に非対称の力(加速度)を発生させることができる。例えば、一体部材14のC2方向の加速度の大きさの最大値(または一定短時間の平均値)がC2方向の逆方向の加速度の大きさの最大値(または一定短時間の平均値)よりも大きくなるように制御すると、加速度発生装置1を把持しているユーザは、C2方向と逆方向の擬似的な力覚を知覚する。逆に、例えば、C2方向の加速度の大きさの最大値(または一定短時間の平均値)がC2方向の逆方向の加速度の大きさの最大値(または一定短時間の平均値)よりも小さくなるように制御すると、加速度発生装置1を把持しているユーザは、C2方向の力覚を知覚する。
支持部12に沿ったコイル13−3からコイル13−1に向かう方向とコイル13−4からコイル13−2に向かう方向との間のC3方向に一体部材14を並進運動させる場合には、内側領域124−2に位置するコイル13−2の部分に支持部12の内側から外周側に向かうA2方向の電流が流れるように制御し、内側領域124−1に位置するコイル13−1の部分に支持部12の外周側から内側に向かうRA1方向の電流が流れるように制御する。これにより、コイル13−2は一体部材14のN極142側にB2方向の力を与え、コイル13−1は一体部材14のN極142側にRB1方向(コイル13−4からコイル13−2に向かう方向)の力を与える。結果として、一体部材14には、容器11を基準としたRB1方向の力とB2方向の力との合力であるC3方向の力が与えられ、一体部材14がC3方向に移動する。このとき一体部材14にはC3方向の加速度が生じる。その反作用としてC3方向と逆方向の力がコイル13−1,13−2を支持する容器11に伝わり、容器11がC3方向と逆方向に加速される。次に、一体部材14が弾性体15を押すため、弾性体15が弾性変形する。ここで、コイル13−1,13−2に電流を流すのを止めると、弾性体15の弾性力により一体部材14はC3方向と逆方向に押し戻される。ここで、コイル13−1および13−2に電流を流す期間と電流を流さない期間を適切に調整すると、一体部材14のC3方向の加速度の時間変化とC3方向の逆方向の加速度の時間変化とを非対称にできる。例えば、一体部材14のC3方向の加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)がC3方向の逆方向の加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)よりも大きくなるように制御すると、加速度発生装置1を把持しているユーザは、C3方向と逆方向の擬似的な力覚を知覚する。逆に、例えば、C3方向の加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)がC3方向の逆方向の加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)よりも小さく、かつ、C3方向の加速度となる期間がC3方向の逆方向の加速度となる期間よりも長くなるように制御すると、加速度発生装置1を把持しているユーザは、C3方向の力覚を知覚する。
支持部12の溝123−1〜123−4側(外方側)からみた右回転方向(時計回り方向)であるC4回転方向に一体部材14を回転運動させる場合には、内側領域124−2に位置するコイル13−2の部分に支持部12の外周側から内側に向かう方向RA2の電流が流れるように制御し、内側領域124−4に位置するコイル13−4の部分に支持部12の外周側から内側に向かうA4方向の電流が流れるように制御する。これにより、コイル13−2は一体部材14のN極142側にRB2方向(コイル13−1からコイル13−3に向かう方向)の力を与え、コイル13−4は一体部材14のN極142側にB4方向(コイル13−3からコイル13−1に向かう方向)の力を与える。これらが合成されることで、一体部材14にはC4回転方向の回転力が加えられ、一体部材14がC4回転方向に回転する。このとき一体部材14にはC4回転方向の角加速度が生じる。ここで、電流を流さない期間では摩擦等によって一体部材14の回転速度が低下する。そのため、コイル13−2および13−4に電流を流す期間と電流を流さない期間とを適切に設定することにより、一体部材14のC4回転方向の角加速度の時間変化とC4回転方向に対して逆の角加速度の時間変化とを非対称にできる。例えば、C4回転方向の角加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)がC4回転方向の逆方向の角加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)よりも大きい場合には、加速度発生装置1を把持しているユーザは、C4回転方向と逆方向の擬似的な回転力覚を知覚する。逆に、例えば、C4回転方向の加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)がC4回転方向の逆回転方向の加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)よりも小さくなるように制御すると、加速度発生装置1を把持しているユーザは、C4回転方向の回転力覚を知覚する。
明確な力覚を提示するための一つの方法は、コイル13−1〜13−4に電流を流す際の電流量(振幅)を大きくすることである。明確な力覚を提示するための他の方法は、電流を流すコイルを増やすことである。
第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第1実施形態の加速度発生装置1では、一体部材14の片側(N極142側)にコイル13−1〜13−4が配置されていた。第2実施形態では、一体部材の外周を囲むようにコイルが配置される。
<構成>
図12から図14に例示するように、本実施形態の加速度発生装置2は、容器21と支持部22とコイル23−1〜23−4(第1コイル)と一体部材24と弾性体25とを有する。
加速度発生装置1が加速度発生装置2に置換される以外、図6に例示した構成と同じである。
次に、加速度発生装置2の動作を詳細に説明する。加速度発生装置2は、偏並進周期運動を行うことによって擬似的な並進力覚を提示し、偏回転周期運動を行うことによって擬似的な回転力覚を提示する。加速度発生装置2は、支持部22に対して一体部材24を回転させながら並進力覚を提示するか、または、支持部22に対して一体部材24を回転させた後に並進力覚を提示することで、並進力覚の提示方向を回転させることもできる。
支持部22に沿ったコイル23−3からコイル23−1に向かうF1方向に一体部材24を並進運動させる場合には、開放口213側に位置するコイル23−2の部分に支持部22の内側から外周側に向かうD2方向の電流が流れるように制御し、開放口213側に位置するコイル23−4の部分に支持部22の外周側から内側に向かうD4方向の電流が流れるように制御する。これにより、コイル23−2は一体部材24のN極242側にE2方向(コイル23−3からコイル23−1に向かう方向)の力を与え、コイル23−4は一体部材24のN極242側にE4方向(コイル23−3からコイル23−1に向かう方向)の力を与える。それぞれのコイル23−1〜23−4に流れる電流によって一体部材24に働く力は、コイル23−1〜23−4に働くローレンツ力の反作用によるものである。結果として、一体部材24には、容器21を基準としたE2方向の力とE4方向の力との合力であるF1方向の力が与えられ、一体部材24がF1方向に加速する。その反作用としてF1方向と逆方向の力がコイル23−2,23−4を支持する容器21に伝わり、容器21がF1と逆方向に加速される。次に、一体部材24が弾性体25を押すため、弾性体25が弾性変形する。ここで、コイル23−2および23−4に電流を流すのを止めると、弾性力により一体部材24はF1方向と逆方向に押し戻される。ここで、コイル23−2および23−4に電流を流す期間と電流を流さない期間を適切に設定すると、一体部材24のF1方向の加速度の時間変化とF1方向の逆方向の加速度の時間変化とを非対称にでき、その反作用として、第1実施形態と同様に、加速度発生装置2は、F1方向と逆方向またはF1方向の擬似的な力覚を提示できる。例えば、F1方向の加速度の大きさの最大値(または一定短時間の平均値)がF1方向の逆方向の加速度の大きさの最大値(または一定短時間の平均値)よりも大きくなるように制御すると、加速度発生装置2を把持しているユーザは、F1方向と逆方向の擬似的な力覚を知覚する。逆に、例えば、F1方向の加速度の大きさの最大値(または一定短時間の平均値)がF1方向の逆方向の加速度の大きさの最大値(または一定短時間の平均値)よりも小さくなるように制御すると、加速度発生装置2を把持しているユーザは、F1方向の力覚を知覚する。
支持部22に沿ったコイル23−4からコイル23−2に向かうF2方向に一体部材24を並進運動させる場合には、開放口213側に位置するコイル23−1の部分に支持部22の外周側から内側に向かうD1方向の電流が流れるように制御し、開放口213側に位置するコイル23−3の部分に支持部22の内側から外周側に向かうD3方向の電流が流れるように制御する。これにより、コイル23−1は一体部材24のN極242側にE1方向(コイル23−4からコイル23−2に向かう方向)の力を与え、コイル23−3は一体部材24のN極242側にE3方向(コイル23−4からコイル23−2に向かう方向)の力を与える。結果として、一体部材24には、容器21を基準としたE1方向の力とE3方向の力との合力であるF2方向の力が与えられ、一体部材24がF2方向に加速する。その反作用としてF2方向と逆方向の力がコイル23−1,23−3を支持する容器21に伝わり、容器21がF2と逆方向に加速される。次に、一体部材24が弾性体25を押すため、弾性体25が弾性変形する。ここで、コイル23−1および23−3に電流を流すのを止めると、弾性力により一体部材24はF2方向と逆方向に押し戻される。ここで、コイル23−2および23−4に電流を流す期間と電流を流さない期間を適切に設定すると、一体部材24のF2方向の加速度の時間変化とF2方向の逆方向の加速度の時間変化とを非対称にでき、その反作用として、第1実施形態と同様に、加速度発生装置2は、F2方向と逆方向またはF2方向の擬似的な力覚を提示できる。
F1方向とF2方向との間のF3方向に一体部材24を並進運動させる場合には、開放口213側に位置するコイル23−1の部分にD1方向の電流が流れるように制御し、開放口213側に位置するコイル23−2の部分にD2方向の電流が流れるように制御する。これにより、コイル23−1は一体部材24のN極242側にE1方向の力を与え、コイル23−2は一体部材24のN極242側にE2方向の力を与える。結果として、一体部材24には、容器21を基準としたE1方向の力とE2方向の力との合力であるF3方向の力が与えられ、一体部材24がF3方向に加速する。その反作用としてF3方向と逆方向の力がコイル23−1,23−2を支持する容器21に伝わり、容器21がF3と逆方向に加速される。次に、一体部材24が弾性体25を押すため、弾性体25が弾性変形する。ここで、コイル23−1および23−2に電流を流すのを止めると、弾性力により一体部材24はF3方向と逆方向に押し戻される。ここで、コイル23−1および23−2に電流を流す期間と電流を流さない期間を適切に設定すると、一体部材24のF3方向の加速度の時間変化とF3方向の逆方向の加速度の時間変化とを非対称にでき、その反作用として、第1実施形態と同様に、加速度発生装置2は、F3方向と逆方向またはF3方向の擬似的な力覚を提示できる。また,上記略直交するコイルのペアに流す電流量を調整することで,E1,E2の力ベクトルの合成方向が変化し,様々な方向への疑似的な力覚提示ができる.
支持部22の開放口213側からみた右回転方向(時計回り方向)であるF4回転方向に一体部材24を回転運動させる場合には、開放口213側に位置するコイル23−2の部分に支持部22の外周側から内側に向かうRD2方向の電流が流れるように制御し、開放口213側に位置するコイル23−4の部分に支持部22の外周側から内側に向かうD4方向の電流が流れるように制御する。これにより、コイル23−2は一体部材24のN極242側にRE2方向(コイル23−1からコイル23−3に向かう方向)の力を与え、コイル23−4は一体部材24のN極242側にE4方向(コイル23−3からコイル23−1に向かう方向)の力を与える。これらが合成されることで、一体部材24にはF4回転方向の回転力が加えられ、一体部材24がC4回転方向に回転する。このとき一体部材24にはF4回転方向の角加速度が生じる。ここで、コイル23−2および23−4に電流を流す期間と電流を流さない期間とを適切に設定することにより、一体部材24のF4回転方向の角加速度の時間変化とF4回転方向に対して逆の角加速度の時間変化とを非対称にできる。例えば、F回転方向の角加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)がF4回転方向の逆方向の角加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)よりも大きい場合には、加速度発生装置2を把持しているユーザは、F4回転方向と逆方向の擬似的な回転力覚を知覚する。逆に、例えば、F4回転方向の加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)がF4回転方向の逆回転方向の加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)よりも小さくなるように制御すると、加速度発生装置2を把持しているユーザは、F4回転方向の回転力覚を知覚する。
第1および2実施形態の加速度発生装置1,2は4本のコイル13−1〜13−4,23−1〜23−4を有していた。しかしながら、少なくとも第1層に位置する3本以上のコイルを有する加速度発生装置であれば、第1層に沿った並進2自由度の擬似的な並進力覚と回転1自由度の回転力覚とを提示できる。以下では、第1実施形態の加速度発生装置1を3本のコイルを持つ構成に変形した例を示す。以下では第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と共通する部分については第1実施形態で用いた参照番号を用いて説明を簡略化する。
図19および図20に例示するように、本実施形態の加速度発生装置3は、容器11と支持部32(上蓋)とコイル33−1〜33−3(第1コイル)と一体部材14と弾性体15とを有する。容器11と一体部材14と弾性体15は第1実施形態と同じである。
加速度発生装置1が加速度発生装置3に置換される以外、図6に例示した構成と同じである。
次に、加速度発生装置3の動作を説明する。加速度発生装置3は、偏並進周期運動を行うことによって擬似的な並進力覚を提示し、偏回転周期運動を行うことによって擬似的な回転力覚を提示する。加速度発生装置3は、支持部32に対して一体部材34を回転させながら並進力覚を提示するか、または、支持部32に対して一体部材34を回転させた後に並進力覚を提示することで、並進力覚の提示方向を回転させることもできる。
支持部32に沿った貫通孔321からコイル33−1に向かうJ1方向に一体部材14を並進運動させる場合には、一体部材14側に位置するコイル33−2の部分に貫通孔321から支持部32の外周側に向かうG2方向の電流が流れるように制御し、一体部材14側に位置するコイル33−3の部分に貫通孔321から支持部32の外周側に向かうG3方向の電流が流れるように制御する。これにより、コイル33−2は一体部材14のN極142側にH2方向の力を与え、コイル33−3は一体部材14のN極142側にH3方向の力を与える。それぞれのコイル33−1〜33−3に流れる電流によって一体部材14に働く力は、ローレンツ力の反作用で生ずる。結果として、一体部材14には、容器11を基準としたH2方向の力とH3方向の力との合力であるJ1方向の力が与えられ、一体部材14がJ1方向に移動する。このとき一体部材14にはJ1方向の加速度が生じる。その反作用として逆方向の力がコイル33−2,33−3を支持する容器11に伝わり、容器11がJ1方向と逆方向に加速される。次に、一体部材14が弾性体15を押すため、弾性体15が弾性変形する。ここで、コイル33−2および33−3に電流を流すのを止めると、弾性力により一体部材14はJ1方向と逆方向に押し戻される。ここで、コイル33−2および23−3に電流を流す期間と電流を流さない期間とを適切に設定すると、一体部材14のJ1方向の加速度の時間変化とJ1方向の逆方向の加速度の時間変化とを非対称にできる。これにより、第1実施形態と同様に、加速度発生装置3は、J1方向と逆方向またはJ1方向の擬似的な力覚を提示できる。
支持部32に沿った貫通孔321からコイル33−1に向かう方向と貫通孔321からコイル33−2に向かう方向との間の方向J2に一体部材14を並進運動させる場合には、一体部材14側に位置するコイル33−1の部分に支持部32の外周側から貫通孔321側(支持部32の内側)へ向かうG1方向の電流が流れるように制御し、一体部材14側に位置するコイル33−2の部分に貫通孔321から支持部32の外周側に向かうG2方向の電流が流れるように制御する。これにより、コイル33−1は一体部材14のN極142側にH1方向の力を与え、コイル33−2は一体部材14のN極142側にH2方向の力を与える。結果として、一体部材14には、容器11を基準としたH1方向の力とH2方向の力との合力であるJ2方向の力が与えられ、一体部材14がJ2方向に加速する。その反作用として逆方向の力がコイル33−1,33−2を支持する容器11に伝わり、容器11がJ2方向と逆方向に加速される。次に、一体部材14が弾性体15を押すため、弾性体15が弾性変形する。ここで、コイル33−1および33−2に電流を流すのを止めると、弾性力により一体部材14はJ2方向と逆方向に押し戻される。ここで、コイル33−1および23−2に電流を流す期間と電流を流さない期間とを適切に設定すると、一体部材14のJ2方向の加速度の時間変化とJ2方向の逆方向の加速度の時間変化とを非対称にできる。これにより、第1実施形態と同様に、加速度発生装置3は、J2方向と逆方向またはJ2方向の擬似的な力覚を提示できる。
≪J5回転方向とその逆回転方向J6の回転運動からなる偏回転周期運動(図23Aおよび図23B)≫
支持部32の溝323−1〜323−3側(外方側)からみた右回転方向(時計回り方向)であるJ5回転方向に一体部材14を回転運動させる場合には、一体部材14側に位置するコイル33−1の部分に支持部32の外周側から内側に向かうG1方向の電流が流れるように制御し、一体部材14側に位置するコイル33−2の部分に支持部32の外周側から内側に向かうRG2方向の電流が流れるように制御し、一体部材14側に位置するコイル33−3の部分に支持部32の外周側から内側に向かうG3方向の電流が流れるように制御する。これにより、コイル33−1は一体部材14のN極142側にH1方向の力を与え、コイル33−2は一体部材14のN極142側にRH2方向の力を与え、コイル33−3は一体部材14のN極142側にH3方向の力を与える。これらが合成されることで、一体部材14にはH5回転方向の回転力が加えられ、一体部材14がJ5回転方向に回転する。このとき一体部材14にはJ5回転方向の角加速度が生じる。ここで、コイル33−1〜33−3に電流を流す期間と電流を流さない期間とを適切に設定することにより、一体部材14のJ5回転方向の角加速度の時間変化とJ5回転方向に対して逆の角加速度の時間変化とを非対称にできる。例えば、J5回転方向の角加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)がJ5回転方向の逆方向の角加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)よりも大きい場合には、加速度発生装置3を把持しているユーザは、J5回転方向と逆方向の擬似的な回転力覚を知覚する。逆に、例えば、J5回転方向の加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)がJ5回転方向の逆回転方向の加速度の大きさの最大値(または一定時間の平均値)よりも小さくなるように制御すると、加速度発生装置3を把持しているユーザは、J5回転方向の回転力覚を知覚する。
第1から3実施形態の加速度発生装置1〜3では、支持部にコイルが「縦巻き方向」に巻かれていた。しかしながら、コイルが支持部に沿った横巻き方向に巻かれていてもよい。本実施形態では、コイルが支持部に横巻き方向に巻かれた形態を例示する。以下では第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と共通する部分については第1実施形態で用いた参照番号を用いて説明を簡略化する。
図24Aおよび図24Bに例示するように、本実施形態の加速度発生装置4は、容器11と支持部42(上蓋)とコイル43−1〜43−3(第1コイル)と一体部材14と弾性体15とを有する。容器11と一体部材14と弾性体15は第1実施形態と同じである。
加速度発生装置1が加速度発生装置4に置換される以外、図6に例示した構成と同じである。
次に、加速度発生装置4の動作を説明する。加速度発生装置4は、偏並進周期運動を行うことによって擬似的な並進力覚を提示する。
支持部42に沿った中心部421からコイル43−2に向かうN1方向に一体部材14を並進運動させる場合には、コイル43−2に支持部42の板面422側からみた反時計回り方向K2の電流が流れるように制御する(図25A)。これにより、コイル43−2の内側領域は一体部材14のN極142側にM21方向の力とM22方向の力を与える。結果として、一体部材14には、これらの合力である容器11を基準としたN1方向の力が与えられ、一体部材14がN1方向に移動する。このとき一体部材14にはN1方向の加速度が生じる。コイル43−2に電流を流すのを止めると、コイル43−2によって一体部材14に与えられていたN1方向の力が解除され、弾性体15の弾性力によって一体部材14がN1方向の逆方向に移動する。一体部材14に掛かる合力と、その反作用で生ずる容器11に掛かる力との関係は、第1実施形態と同様である。これにより、第1実施形態と同様に、加速度発生装置4は、N1方向またはその逆方向の擬似的な力覚を提示できる。
第1から4実施形態の加速度発生装置1〜4では第1層に沿った擬似的な力覚を提示可能な構成であった。本実施形態では、さらに第1層から第2層に向かう方向またはその逆方向に擬似的な力覚を提示可能な構成である。以下では第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と共通する部分については第1実施形態で用いた参照番号を用いて説明を簡略化する。
第1実施形態の加速度発生装置1は、一体部材14の一方の板面側のみにコイル13−1〜13−4が固定された支持部12が配置されていた。しかしながら、一体部材14の他方の板面側にもコイルが配置されていてもよい。以下では第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と共通する部分については第1実施形態で用いた参照番号を用いて説明を簡略化する。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、一体部材が2個以上の永久磁石を含んでいてもよい。例えば、図33Aに例示するように、加速度発生装置が、2個の永久磁石741,742を含む一体部材74と横巻き方向に巻かれた2本のコイル73−1,73−2とを含んでいてもよい。永久磁石741のN極と永久磁石742のS極とが同じ側を向き、2本のコイル73−1,73−2はこれらの側に配置される。2本のコイル73−1,73−2は、それぞれ2個の永久磁石741,742にわたって配置され、それぞれの一部の領域(外周領域)が永久磁石741,742の外側に配置される。このような場合、コイル73−1に時計回り方向S1,73−2に反時計回り方向S2の電流を流すことで、一体部材74に対し、時計回り方向T1の角加速度を与えることができる。例えば、図33Bに例示するように、加速度発生装置が、2個の永久磁石741,742を含む一体部材74と横巻き方向に巻かれた4本のコイル83−1〜83−4とを含んでいてもよい。永久磁石741のN極と永久磁石742のS極とが同じ側を向き、2本のコイル83−1,83−2は永久磁石741のN極側の領域で横巻き方向に巻かれ、2本のコイル83−3,83−4は永久磁石742のS極側で横巻き方向に巻かれている。それぞれのコイル83−1〜83−4の一部の領域(外周領域)が永久磁石741,742の外側に配置される。このような場合、コイル83−1,3に時計回り方向U1,S3の電流を流し、コイル83−2,4に反時計回り方向U2,S4の電流を流すことで、一体部材74に対してV2方向の加速度を与えることができる。また、図33Aのコイル73−1,73−2に重ねて図33Bのコイル83−1〜83−4が配置されてもよい。これにより、並進2自由度、回転1自由度の擬似的な力覚を提示することができる。例えば、図33Cに例示するように、加速度発生装置が、4個の永久磁石841〜844を含む一体部材84と横巻き方向に巻かれた4本のコイル83−1〜83−4とを含んでいてもよい。永久磁石841,843のS極と永久磁石842,844のN極とが同じ側を向く。コイル83−1は永久磁石841のS極側の領域で横巻き方向に巻かれ、コイル83−2は永久磁石842のN極側の領域で横巻き方向に巻かれ、コイル83−3は永久磁石843のS極側の領域で横巻き方向に巻かれ、コイル83−4は永久磁石844のN極側の領域で横巻き方向に巻かれている。4本のコイル83−1〜83−4それぞれの一部の領域(外周領域)は永久磁石841〜844の外側に配置されている。このような場合、コイル83−1に時計回り方向U1の電流を流し、コイル83−2に反時計回り方向U2の電流を流すことで、一体部材84に対してV3方向の加速度を与えることができる(図33C)。また、コイル83−1,4に時計回り方向U1,RU4の電流を流し、コイル83−2,3に反時計回り方向U2,RU3の電流を流すことで、一体部材84に対してV3方向の強い加速度を与えることができる(図33D)。コイル83−4に時計回り方向RU4の電流を流し、コイル83−3に反時計回り方向RU3の電流を流すことで、一体部材84に対してV3方向の加速度を与えることができる(図33E)。このような変形例でもコイルに電流を流す期間と流さない期間との比を不均衡にすると、一体部材を偏並進周期運動させたり、偏回転周期運動させたりすることができ、それらによって擬似的な力覚を提示することができる。
Claims (12)
- 支持部と、
永久磁石を含み、前記支持部に対して周期的な運動を行う一体部材と、
前記支持部に対する相対位置が固定され、流された電流に応じた加速度を前記一体部材に与えるN個の第1コイルと、を有し、
Nは2以上の整数であり、
前記第1コイルのそれぞれは、少なくとも、前記支持部に対して定まる第1層に位置し、
前記一体部材は、前記第1層に沿った第2層に位置し、前記第1層に沿った周期的な運動を行う、加速度発生装置。 - 請求項1の加速度発生装置であって、
前記第1コイルのそれぞれは、前記第1層の互いに異なる領域に偏って配置される、加速度発生装置。 - 請求項1または2の加速度発生装置であって、
前記第1コイルのそれぞれは、前記第1層の基準位置に対して、前記第1層に沿ったN個の方角のそれぞれに位置する、加速度発生装置。 - 請求項1から3の何れかの加速度発生装置であって、
流された電流に応じ、前記第1層から前記第2層に向かう第1方向成分を持つ加速度および前記第2層から前記第1層に向かう第2方向成分を持つ加速度の少なくとも一方を前記一体部材に与える第2コイルをさらに有し、
前記一体部材は、 前記第1方向成分の加速度を持つ運動および前記第2方向成分の加速度を持つ運動を繰り返す周期的な運動を行う、加速度発生装置。 - 請求項1から4の何れかの加速度発生装置であって、
前記支持部に対する相対位置が固定され、流された電流に応じた加速度を前記一体部材に与えるM個の第3コイルをさらに有し、
Mは1以上の整数であり、
前記第3コイルのそれぞれは、少なくとも、前記第2層に沿った第3層に位置し、前記第2層は前記第1層と前記第3層との間に位置する、加速度発生装置。 - 請求項5の加速度発生装置であって、
N=Mであり、n=1,・・・,Nであり、
前記第1コイルC1(1),・・・,C1(N)のそれぞれC1(n)は、前記第3コイルC3(1),・・・,C3(N)のそれぞれC3(n)に位置合わせされており、
前記第1コイルC1(1),・・・,C1(N)のC1(n)が前記第1層から前記第2層に向かう成分を持つ加速度を前記一体部材に与えるときに、前記第3コイルC3(1),・・・,C3(N)のC3(n)は前記第3層から前記第2層に向かう成分を持つ加速度を前記一体部材に与える、加速度発生装置。 - 請求項6の加速度発生装置であって、
前記第1コイルC1(1),・・・,C1(N)のC1(n)は、前記第3コイルC3(1),・・・,C3(N)のC3(n)と直列に接続されている、加速度発生装置。 - 請求項1から7の何れかの加速度発生装置であって、
前記一体部材は、少なくとも、前記第1層に沿った並進2自由度または回転1自由度の周期的な運動を行う、加速度発生装置。 - 請求項1から8の何れかの加速度発生装置であって、
前記周期的な運動は、所望の方向の加速度の時間変化と前記所望の方向の逆方向の加速度の時間変化とが異なる周期的な運動、および、所望の回転方向の角加速度の時間変化と前記所望の回転方向の逆回転方向の角加速度の時間変化とが異なる周期的な運動、の少なくとも一方を含む、加速度発生装置。 - 請求項1から9の何れかの加速度発生装置であって、
弾性体を有し、前記弾性体のある部位の相対位置が前記支持部に対して保持されており、前記弾性体の他の部位が前記一体部材を支持している、加速度発生装置。 - 請求項1から10の何れかの加速度発生装置であって、
Nは3以上の整数である、加速度発生装置。 - 請求項1から11の何れかの加速度発生装置であって、
前記第1コイルのそれぞれに流す電流の大きさおよび周波数の少なくとも一方が制御可能である、加速度発生装置。
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