JP2017135948A - アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】可動体に複数方向の振動を行わせることのできるアクチュエータを提供すること。【解決手段】アクチュエータ1は、支持体5と、可動体4と、可動体4と支持体5とに接続された接続体7とを有している。支持体5と可動体4との間において、第1磁気駆動回路10では、第1コイル12および第2コイル22が第1方向L1に重ねて2段に配置されているとともに、2段の第1コイル12および第2コイル22の各々の第1方向L1の両側に第1磁石11および第2磁石21が配置されている。第1磁気駆動回路10は、第2方向L2に離間する2個所に設けられ、第2方向L2に離間する第1磁気駆動回路10の間には、可動体4の第1方向L1に直交する方向の可動範囲を規制するストッパ機構50が構成されている。【選択図】図2
Description
本発明は、磁気駆動機構を備えたアクチュエータに関するものである。
使用者に振動を体感させるアクチュエータとして、可動体の周りに筒状のコイルおよび筒状の磁石を備えた磁気駆動機構を設け、可動体を軸線方向に振動させる構成が提案されている(特許文献1、2参照)。
しかしながら、特許文献1、2に記載の構成では、可動体が軸線方向のみに振動するため、使用者に1種類の振動しか体感させることができない。このため、振動によって使用者に情報を伝達する場合、伝達できる情報量が少ないという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、可動体に複数方向の振動を行わせることのできるアクチュエータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るアクチュエータの一態様は、支持体と、可動体と、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記支持体と前記可動体とに接続された接続体と、前記支持体および前記可動体のうちの一方に保持された第1磁石、および他方に保持され、前記第1磁石に第1方向で対向する第1コイルを備え、前記可動体を前記第1方向に直交する第2方向に駆動する第1磁気駆動回路と、前記支持体および前記可動体のうちの一方に保持された第2磁石、および他方に保持され、前記第2磁石に前記第1方向で対向する第2コイルを備え、前記可動体を前記第1方向に直交し、前記第2方向に交差する第3方向に駆動する第2磁気駆動回路と、を有し、前記第1磁気駆動回路では、複数の前記第1コイルが前記第1方向に重ねて多段に配置されているとともに、複数の前記第1コイルの各々の前記第1方向の両側に前記第1磁石が配置されていることを特徴とする。
本発明では、可動体と支持体との間に、第1方向で対向する第1コイルと第1磁石とによって可動体を第2方向に駆動する第1磁気駆動回路と、第1方向で対向する第2コイルと第2磁石とによって可動体を第3方向に駆動する第2磁気駆動回路とが設けられているため、可動体を第2方向および第3方向に振動させることができる。従って、使用者に第2方向の振動および第3方向の振動を体感させることができる。また、第1磁気駆動回路および第2磁気駆動回路のいずれにおいても、コイルと磁石とが第1方向で対向しているため、第1磁気駆動回路および第2磁気駆動回路を設けた場合でも、アクチュエータの第1方向のサイズを比較的、小型化することができる。それ故、第1磁気駆動回路では、第1コイルおよび第1磁石を第1方向で多段に配置して、第1磁気駆動回路のパワーを増大させることができる。また、第1コイルを大型化して第1磁気駆動回路のパワーを増大させた場合と比較して、第1コイルが分割されている分、第1コイルでの発熱を分散させることができる。また、第1磁石を大型化して第1磁気駆動回路のパワーを増大させた場合
と比較して、第1磁石の吸引力が過度に大きくならないので、第1磁石の取り扱い等が容易である。
と比較して、第1磁石の吸引力が過度に大きくならないので、第1磁石の取り扱い等が容易である。
本発明において、前記第2磁気駆動回路では、複数の前記第2コイルが前記第1方向に重ねて多段に配置されているとともに、複数の前記第2コイルの各々の前記第1方向の両側に前記第2磁石が配置されている態様を採用することができる。かかる構成によれば、第2磁気駆動回路では、第2コイルおよび第2磁石を第1方向で多段に配置してあるため、第2磁気駆動回路のパワーを増大させることができる。また、第2コイルを大型化して第2磁気駆動回路のパワーを増大させた場合と比較して、第2コイルが分割されている分、第2コイルでの発熱を分散させることができる。また、第2磁石を大型化して第2磁気駆動回路のパワーを増大させた場合と比較して、第2磁石の吸引力が過度に大きくならないので、第2磁石の取り扱い等が容易である。
本発明において、前記支持体は、前記第1方向に重ねて配置された複数の支持体側ホルダを備え、前記可動体は、前記第1方向に重ねて配置された複数の可動体側ホルダを備え、前記複数の支持体側ホルダは各々、前記第1方向における1段分の前記第1磁石または前記第1コイルを保持し、前記複数の可動体側ホルダは各々、前記第1方向における1段分の前記第1磁石または前記第1コイルを保持している態様を採用することができる。
本発明において、前記第1磁気駆動回路は、前記第2方向および前記第3方向のうちの一方の方向で離間する2個所に設けられている態様を採用することができる。かかる構成によれば、第1磁気駆動回路のパワーを増大させることができる。また、第1コイルがさらに分割されている分、第1コイルでの発熱を分散させることができる。また、第1磁石もさらに分割されているいため、第1磁石の吸引力が過度に大きくならない。従って、第1磁石の取り扱い等が容易である。
本発明において、前記第2磁気駆動回路は、前記第2方向および前記第3方向のうちの他方の方向で離間する2個所に設けられている態様を採用することができる。かかる構成によれば、第2磁気駆動回路のパワーを増大させることができる。また、第2コイルがさらに分割されている分、第2コイルでの発熱を分散させることができる。また、第2磁石もさらに分割されているいため、第1磁石の吸引力が過度に大きくならない。従って、第2磁石の取り扱い等が容易である。
本発明において、前記一方の方向で離間する前記第1磁気駆動回路の間には、前記可動体の前記第1方向に直交する方向の可動範囲を制限するストッパ機構が設けられている態様を採用することができる。かかる構成によれば、第1磁気駆動回路の間にストッパ機構が設けられているので、ストッパ機構を設けた場合でもアクチュエータの大型化を回避することができる。
本発明において、前記可動体は、前記一方の方向で離間する前記第1磁気駆動回路の間に位置する胴部を備え、前記支持体は、前記一方の方向で離間する前記第1磁気駆動回路の間で前記胴部の外周面を囲んで前記ストッパ機構を構成する壁部を備えている態様を採用することができる。かかる構成によれば、ストッパ機構は、第1方向に直交する全ての方向において、可動体の可動範囲を制限することができる。
本発明において、前記胴部は、前記複数の可動体側ホルダのうち、前記第1方向で隣り合う可動体側ホルダを連結させる連結部によって構成され、前記壁部は、前記複数の支持体側ホルダにおいて前記胴部が貫通する貫通穴の内周壁である態様を採用することができる。
本発明において、前記第1方向からみたとき、前記胴部および前記壁部は円形であることが好ましい。かかる構成によれば、ストッパ機構は、第1方向に直交する全ての方向において、可動体の可動範囲を同等に設定することができる。
本発明に係るアクチュエータの別の態様は、支持体と、可動体と、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記支持体と前記可動体とに接続された接続体と、前記支持体および前記可動体のうちの一方に保持された第1磁石、および他方に保持され、前記第1磁石に第1方向で対向する第1コイルを備え、前記可動体を前記第1方向に直交する第2方向に駆動する第1磁気駆動回路と、前記支持体および前記可動体のうちの一方に保持された第2磁石、および他方に保持され、前記第2磁石に前記第1方向で対向する第2コイルを備え、前記可動体を前記第1方向に直交し、前記第2方向に交差する第3方向に駆動する第2磁気駆動回路と、を有し、前記第1磁気駆動回路は、前記第2方向および前記第3方向のうちの一方の方向で離間する2個所に設けられ、前記一方の方向で離間する前記第1磁気駆動回路の間には、前記可動体の前記第1方向に直交する方向の可動範囲を制限するストッパ機構が設けられていることを特徴とする。
本発明に係るアクチュエータの別の態様では、可動体と支持体との間には、第1方向で対向する第1コイルと第1磁石とによって可動体を第2方向に駆動する駆動力を発生させる第1磁気駆動回路と、第1方向で対向する第2コイルと第2磁石とによって可動体を第3方向に駆動する駆動力を発生させる第2磁気駆動回路とが設けられている。このため、可動体を第2方向および第3方向に振動させることができるため、使用者に第2方向の振動および第3方向の振動を体感させることができる。また、第1磁気駆動回路および第2磁気駆動回路のいずれにおいても、コイルと磁石とが第1方向で対向しているため、第1磁気駆動回路および第2磁気駆動回路を設けた場合でも、アクチュエータの第1方向のサイズを比較的、小型化することができる。また、第1磁気駆動回路は、第2方向または第3方向で離間する2個所に設けられているため、第1磁気駆動回路のパワーを増大させることができる。また、第1コイルを大型化して第1磁気駆動回路のパワーを増大させた場合と比較して、第1コイルが分割されている分、第1コイルでの発熱を分散させることができる。また、第1磁石を大型化して第1磁気駆動回路のパワーを増大させた場合と比較して、第1磁石の吸引力が過度に大きくならないので、第1磁石の取り扱い等が容易である。さらに、第1磁気駆動回路の間にストッパ機構が設けられているので、ストッパ機構を設けた場合でもアクチュエータの大型化を回避することができる。
本発明に係るアクチュエータの別の態様において、前記第2磁気駆動回路は、前記第2方向および前記第3方向のうちの他方の方向で離間する2個所に設けられ、前記一方の方向で離間する前記第1磁気駆動回路の間、および前記他方の方向で離間する前記第2磁気駆動回路の間に前記ストッパ機構が設けられている態様を採用することができる。かかる構成によれば、第2磁気駆動回路が、第2方向または第3方向で離間する2個所に設けられているため、第2磁気駆動回路のパワーを増大させることができる。また、第2コイルを大型化して第2磁気駆動回路のパワーを増大させた場合と比較して、第2コイルが分割されている分、第2コイルでの発熱を分散させることができる。また、第2磁石を大型化して第2磁気駆動回路のパワーを増大させた場合と比較して、第2磁石の吸引力が過度に大きくならないので、第2磁石の取り扱い等が容易である。
本発明に係るアクチュエータの別の態様において、前記可動体は、前記一方の方向で離間する前記第1磁気駆動回路の間に位置する胴部を備え、前記支持体は、前記一方の方向で離間する前記第1磁気駆動回路の間で前記胴部の外周面を囲んで前記ストッパ機構を構成する壁部を備えている態様を採用することができる。かかる構成によれば、ストッパ機構は、第1方向に直交する全ての方向において、可動体の可動範囲を制限することができる。
本発明に係るアクチュエータの別の態様において、前記第1方向からみたとき、前記胴部および前記壁部は円形であることが好ましい。かかる構成によれば、ストッパ機構は、第1方向に直交する全ての方向において、可動体の可動範囲を同等に設定することができる。
本発明では、可動体と支持体との間には、第1方向で対向する第1コイルと第1磁石とによって可動体を第2方向に駆動する第1磁気駆動回路と、第1方向で対向する第2コイルと第2磁石とによって可動体を第3方向に駆動する第2磁気駆動回路とが設けられている。このため、可動体を第2方向および第3方向に振動させることができるため、使用者に第2方向の振動および第3方向の振動を体感させることができる。また、第1磁気駆動回路および第2磁気駆動回路のいずれにおいても、コイルと磁石とが第1方向で対向しているため、第1磁気駆動回路および第2磁気駆動回路を設けた場合でも、アクチュエータの第1方向のサイズを比較的、小型化することができる。
また、本発明の一態様では、第1コイルおよび第1磁石を第1方向で多段に配置してあるため、第1磁気駆動回路のパワーを増大させることができる。また、第1コイルを大型化して第1磁気駆動回路のパワーを増大させた場合と比較して、第1コイルが分割されている分、第1コイルでの発熱を分散させることができる。また、第1磁石を大型化して第1磁気駆動回路のパワーを増大させた場合と比較して、第1磁石の吸引力が過度に大きくならないので、第1磁石の取り扱い等が容易である。
また、本発明の別態様では、第1磁気駆動回路を一方の方向で離間する2個所に設けたため、第1磁気駆動回路のパワーを増大させることができる。また、第1コイルを大型化して第1磁気駆動回路のパワーを増大させた場合と比較して、第1コイルが分割されている分、第1コイルでの発熱を分散させることができる。また、第1磁石を大型化して第1磁気駆動回路のパワーを増大させた場合と比較して、第1磁石の吸引力が過度に大きくならないので、第1磁石の取り扱い等が容易である。さらに、第1磁気駆動回路の間にストッパ機構が設けられているので、ストッパ機構を設けた場合でもアクチュエータの大型化を回避することができる。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明において、磁気駆動回路のレイアウト等を明確にする目的で、互いに直交する方向をX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向とし、X軸方向の一方側にX1を付し、X軸方向の他方側にX2を付し、Y軸方向の一方側にY1を付し、Y軸方向の他方側にY2を付し、Z軸方向の一方側にZ1を付し、Z軸方向の他方側にZ2を付して説明する。また、磁気駆動回路によって駆動力が発生する各方向のうち、第1方向をL1とし、第2方向をL2とし、第3方向をL3として説明する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用したアクチュエータ1の斜視図である。図2は、図1に示すアクチュエータ1の断面図であり、図2(a)、(b)は各々、アクチュエータ1の中央部分を通る線に沿ってアクチュエータ1を切断したときのXZ断面図、およびアクチュエータ1の中央部分を通る線に沿ってアクチュエータ1を切断したときのYZ断面図である。図3は、図1に示すアクチュエータ1の分解斜視図である。図4は、図1に示すアクチュエータ1の主要部の分解斜視図である。図5は、図1に示すアクチュエータ1の主要部において、可動体4および支持体5から一部の磁石やコイル等を取り外した状態の分解斜視図である。
図1は、本発明を適用したアクチュエータ1の斜視図である。図2は、図1に示すアクチュエータ1の断面図であり、図2(a)、(b)は各々、アクチュエータ1の中央部分を通る線に沿ってアクチュエータ1を切断したときのXZ断面図、およびアクチュエータ1の中央部分を通る線に沿ってアクチュエータ1を切断したときのYZ断面図である。図3は、図1に示すアクチュエータ1の分解斜視図である。図4は、図1に示すアクチュエータ1の主要部の分解斜視図である。図5は、図1に示すアクチュエータ1の主要部において、可動体4および支持体5から一部の磁石やコイル等を取り外した状態の分解斜視図である。
図1、図2および図3において、本形態のアクチュエータ1は、使用者に振動を体感させる振動アクチュエータである。アクチュエータ1は、支持体5と、可動体4と、可動体4と支持体5とに接続された接続体7とを有しており、可動体4は、接続体7を介して支持体5に支持されている。接続体7は、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備えており、可動体4は、接続体7の変形許容範囲内で支持体5に対して相対移動可能である。アクチュエータ1は、支持体5に対して可動体4を相対移動させる磁気駆動回路として、第1磁気駆動回路10および第2磁気駆動回路20を有している。
第1磁気駆動回路10は、支持体5に保持された第1コイル12と、可動体4に保持された第1磁石11とを有しており、第1磁石11と第1コイル12とは第1方向L1(Z軸方向)で対向している。第2磁気駆動回路20は、支持体5に保持された第2コイル22と、可動体4に保持された第2磁石21とを有しており、第2磁石21と第2コイル22とは第1方向L1(Z軸方向)で対向している。第1磁気駆動回路10が駆動力を発生させる第2方向L2は、X軸方向であり、第2磁気駆動回路20が駆動力を発生させる第3方向L3は、Y軸方向である。ここで、第1磁石11および第1コイル12は、第2方向L2で離間する2個所に配置されている。すなわち、第1磁気駆動回路10は、第2方向L2で離間する2個所に配置されている。また、第2磁石21および第2コイル22は、第3方向L3で離間する2個所に配置されている。すなわち、第2磁気駆動回路20は、第3方向L3で離間する2個所に配置されている。
(支持体5の構成)
支持体5は、Z軸方向の一方側Z1に位置する第1ケース56と、第1ケース56にZ軸方向の他方側Z2で被さる第2ケース57と、第1ケース56と第2ケース57の間に配置されるホルダ58(支持体側ホルダ)とを有しており、第1ケース56と第2ケース57とは、ホルダ58を間に挟んで4本の固定ネジ59によって固定されている。
支持体5は、Z軸方向の一方側Z1に位置する第1ケース56と、第1ケース56にZ軸方向の他方側Z2で被さる第2ケース57と、第1ケース56と第2ケース57の間に配置されるホルダ58(支持体側ホルダ)とを有しており、第1ケース56と第2ケース57とは、ホルダ58を間に挟んで4本の固定ネジ59によって固定されている。
第2ケース57は、Z軸方向からみたときに四角形の平面形状を有する端板部571と、端板部571の各縁から第1ケース56の側に突出した4枚の側板部572とを有している。端板部571には、中央に円形の穴576が形成され、四隅に固定穴575が形成されている。4枚の側板部572の中央部には、Z軸方向の一方側Z1から他方側Z2に切り欠いた切り欠き部573が形成されている。X軸方向の他方側X2の側板部572には、切り欠き部573の隣の部分をZ軸方向の高さの一部分だけ切り欠いた切り欠き部574が形成されている。
第1ケース56は、Z軸方向からみたときに四角形の平面形状を有する端板部561と、端板部561の四隅から第2ケース57の端板部571に向けて突出するボス部562とを備えている。端板部561の中央には円形の穴566が形成されている。ボス部562は、Z軸方向の途中位置に形成された段面563と、段面563からZ軸方向の他方側Z2に突出する円筒部564を備える。従って、第2ケース57の固定穴575から第1ケース56のボス部562にZ軸方向の他方側Z2から固定ネジ59をネジ止めすることにより、側板部572のZ軸方向の一方側Z1の端部に第1ケース56の端板部571が
固定される。第1ケース56は、第2ケース57の切り欠き部574と第1方向L1で対向する立ち上がり部565を備えており、立ち上がり部565は、切り欠き部574との間に基板6を配置するスリットを構成する。基板6には、第1コイル12および第2コイル22への給電線等が接続される。
固定される。第1ケース56は、第2ケース57の切り欠き部574と第1方向L1で対向する立ち上がり部565を備えており、立ち上がり部565は、切り欠き部574との間に基板6を配置するスリットを構成する。基板6には、第1コイル12および第2コイル22への給電線等が接続される。
図2、図4および図5に示すように、第1ケース56と第2ケース57との間にはホルダ58が2枚、第1方向L1に重ねて配置されている。2枚のホルダ58の基本的な構成は、共通しており、中央には穴583が形成されている。本形態において、穴583は円形である。2つのホルダ58の四隅には円形穴581が形成されており、ホルダ58は、円形穴581にボス部562の円筒部564が挿入されて、段面563で位置決めされた状態で保持される。ホルダ58の4つの辺の中央には、内周側へ凹む凹部582が形成されている。
ここで、2枚のホルダ58は、同一構成の板状部材を第1方向L1で反転させたものである。このため、2枚のホルダ58のうち、Z軸方向の一方側Z1に配置されたホルダ58からは第1ケース56に向けて柱状突起585が突出し、Z軸方向の他方側Z2に配置されたホルダ58からは第2ケース57に向けて複数本の柱状突起585が突出している。また、複数本の柱状突起585のいずれにおいても、先端部には球状の当接部586が形成されている。従って、ホルダ58を間に挟んで、第1ケース56と第2ケース57とを固定ネジ59によって固定した際、第1ケース56、2枚のホルダ58、および第2ケース57は、第1方向L1において確実に位置決めされる。
(第1コイル12および第2コイル22の配置)
2枚のホルダ58において、凹部582と穴583とに挟まれた4箇所には、長穴状の貫通穴589が形成されている。2枚のホルダ58の各々において、4箇所の貫通穴589のうち、第2方向L2で離間する2つの貫通穴589の内側には、第1磁気駆動回路10の第1コイル12が保持される。また、2枚のホルダ58の各々において、第3方向L3で離間する2つの貫通穴589の内側に第2磁気駆動回路20の第2コイル22が保持される。従って、2枚の支持体側ホルダ58は各々、第1方向L1における1段分の第1コイル12および第2コイル22を保持し、支持体5の側には、第1コイル12および第2コイル22が第1方向L1に重ねて2段に配置される。
2枚のホルダ58において、凹部582と穴583とに挟まれた4箇所には、長穴状の貫通穴589が形成されている。2枚のホルダ58の各々において、4箇所の貫通穴589のうち、第2方向L2で離間する2つの貫通穴589の内側には、第1磁気駆動回路10の第1コイル12が保持される。また、2枚のホルダ58の各々において、第3方向L3で離間する2つの貫通穴589の内側に第2磁気駆動回路20の第2コイル22が保持される。従って、2枚の支持体側ホルダ58は各々、第1方向L1における1段分の第1コイル12および第2コイル22を保持し、支持体5の側には、第1コイル12および第2コイル22が第1方向L1に重ねて2段に配置される。
第1コイル12は、有効辺となる長辺が第3方向L3に延在する偏平な空芯コイルであり、第2コイル22は、有効辺となる長辺が第2方向L2に延在する偏平な空芯コイルである。
(可動体4の構成)
可動体4は、2枚のホルダ58に対してZ軸方向の一方側Z1に位置する板状の第1ホルダ41(可動体側ホルダ)と、2枚のホルダ58に対してZ軸方向の他方側Z2に位置する板状の第2ホルダ42(可動体側ホルダ)と、2枚のホルダ58の間に配置された板状の第3ホルダ43(可動体側ホルダ)とを有している。第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43は各々、第2方向L2および第3方向L3の両側に突出した4つの突出部45を有しており、Z軸方向からみたときに+(プラス)形状になっている。第1ホルダ41に形成された突出部45の先端部はZ軸方向の他方側Z2に折れ曲がった接合部44になっており、第2ホルダ42に形成された突出部45の先端部はZ軸方向の一方側Z1に折れ曲がった接合部44になっている。従って、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43を重ねた際、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43の各突出部45の先端部が接する。それ故、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43の各突出部45の先端部同士を接着や溶接等の方法で接合することにより、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43は、一体に連結された状態と
なる。
可動体4は、2枚のホルダ58に対してZ軸方向の一方側Z1に位置する板状の第1ホルダ41(可動体側ホルダ)と、2枚のホルダ58に対してZ軸方向の他方側Z2に位置する板状の第2ホルダ42(可動体側ホルダ)と、2枚のホルダ58の間に配置された板状の第3ホルダ43(可動体側ホルダ)とを有している。第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43は各々、第2方向L2および第3方向L3の両側に突出した4つの突出部45を有しており、Z軸方向からみたときに+(プラス)形状になっている。第1ホルダ41に形成された突出部45の先端部はZ軸方向の他方側Z2に折れ曲がった接合部44になっており、第2ホルダ42に形成された突出部45の先端部はZ軸方向の一方側Z1に折れ曲がった接合部44になっている。従って、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43を重ねた際、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43の各突出部45の先端部が接する。それ故、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43の各突出部45の先端部同士を接着や溶接等の方法で接合することにより、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43は、一体に連結された状態と
なる。
(第1磁石11および第2磁石21の配置)
第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43は、第2方向L2および第3方向L3の両側に突出している4つの突出部45の各々に矩形の貫通穴419、429、439が形成されている。4つの突出部45のうち、第2方向L2で離間する2つの突出部45の貫通穴419、429、439には第1磁気駆動回路10の第1磁石11が保持されている。また、第3方向L3で対向するL2で離間する2つの突出部45の貫通穴419、429、439には第2磁気駆動回路20の第2磁石21が保持されている。従って、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43は各々、第1方向L1における1段分の第1磁石11および第1磁石21を保持している。
第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43は、第2方向L2および第3方向L3の両側に突出している4つの突出部45の各々に矩形の貫通穴419、429、439が形成されている。4つの突出部45のうち、第2方向L2で離間する2つの突出部45の貫通穴419、429、439には第1磁気駆動回路10の第1磁石11が保持されている。また、第3方向L3で対向するL2で離間する2つの突出部45の貫通穴419、429、439には第2磁気駆動回路20の第2磁石21が保持されている。従って、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43は各々、第1方向L1における1段分の第1磁石11および第1磁石21を保持している。
このようにして、第1磁気駆動回路10では、複数の第1コイル12が第1方向L1に重ねて多段に配置されているとともに、複数の第1コイル12の各々の第1方向L1の両側に第1磁石11が配置されている。また、第2磁気駆動回路20では、複数の第2コイル22が第1方向L1に重ねて多段に配置されているとともに、複数の第2コイル22の各々の第1方向L1の両側に第2磁石21が配置されている。本形態では、第1コイル12および第2コイル22が第1方向L1に重ねて2段に配置されているとともに、2段の第1コイル12および第2コイル22の各々の第1方向L1の両側に第1磁石11および第2磁石21が配置されている。第1磁石11は、着磁分極線が第3方向L3に延在する板状磁石であり、第2磁石21は、着磁分極線が第2方向L2に延在する板状磁石である。
ここで、第1ホルダ41に保持された第1磁石11および第2磁石21に対してZ軸方向の一方側Z1にはバックヨーク8が重ねて配置される。また、第2ホルダ42に保持された第1磁石11および第2磁石21に対してZ軸方向の他方側Z2にはバックヨーク8が重ねて配置される。バックヨーク8のサイズは、第1磁石11および第2磁石21のサイズ(貫通穴419、429のサイズ)より大きく、第1ホルダ41および第2ホルダ42に接着剤等の方法で固定されている。
(接続体7)
第1ホルダ41に設けられたバックヨーク8と、第1ケース56の端板部561との間には、バックヨーク8と第1ケース56とに接する接続体7が4箇所に設けられている。また、第2ホルダ42に設けられたバックヨーク8と、第2ケース57の端板部571との間には、バックヨーク8と第2ケース57とに接する接続体7が4箇所に設けられている。
第1ホルダ41に設けられたバックヨーク8と、第1ケース56の端板部561との間には、バックヨーク8と第1ケース56とに接する接続体7が4箇所に設けられている。また、第2ホルダ42に設けられたバックヨーク8と、第2ケース57の端板部571との間には、バックヨーク8と第2ケース57とに接する接続体7が4箇所に設けられている。
本形態において、接続体7は、可動体4と支持体5との間に設けられたゲル状ダンパー部材70からなる。本形態において、ゲル状ダンパー部材70は、板状のシリコーンゲルからなる。ゲル状ダンパー部材70の平面形状は、矩形などの多角形であり、第1ケース56の端板部561、および第2ケース57の端板部571においてゲル状ダンパー部材70が配置される個所は凹部569、579(図2参照)なっている。
ゲル状ダンパー部材70は、粘弾性を備えており、その伸縮方向によって、線形あるいは非線形の伸縮特性を備える。例えば、板状のゲル状ダンパー部材70は、その厚さ方向(軸方向)に押圧されて圧縮変形する際は、線形の成分よりも非線形の成分が大きい伸縮特性を備える。一方、厚さ方向(軸方向)に引っ張られて伸びる場合は、非線形の成分よりも線形の成分が大きい伸縮特性を備える。また、厚さ方向(軸方向)と交差する方向(せん断方向)に変形する場合も、非線形の成分よりも線形の成分が大きい変形特性を持つ。本形態において、ゲル状ダンパー部材70は、柱状のシリコーンゲルからなり、針入度
が90度から110度である。本形態において、ゲル状ダンパー部材70は、四角柱状のシリコーンゲルからなる。針入度とは、JIS−K−2207やJIS−K−2220で規定されているように、25℃で9.38gの総荷重をかけた1/4コーンの針が5秒間に入り込む深さを1/10mm単位で表わした値であり、この値が小さいほど硬いことを意味する。
が90度から110度である。本形態において、ゲル状ダンパー部材70は、四角柱状のシリコーンゲルからなる。針入度とは、JIS−K−2207やJIS−K−2220で規定されているように、25℃で9.38gの総荷重をかけた1/4コーンの針が5秒間に入り込む深さを1/10mm単位で表わした値であり、この値が小さいほど硬いことを意味する。
(ストッパ機構50の構成)
図2等に示すように、第1ホルダ41の中央部では、ホルダ58の穴583より外径が小さな凸状連結部411がZ軸方向の他方側Z2に向けて突出し、第2ホルダ42の中央部では、ホルダ58の穴583より外径が小さな凸状連結部421がZ軸方向の一方側Z1に向けて突出している。第3ホルダ43の中央部では、ホルダ58の穴583より外径が小さな凸状連結部431がZ軸方向の一方側Z1に向けて突出し、ホルダ58の穴583より外径が小さな凸状連結部432がZ軸方向の他方側Z2に向けて突出している。第3ホルダ43の凸状連結部431は、ホルダ58の穴583の内側で第1ホルダ41の凸状連結部411と当接している。第3ホルダ43の凸状連結部432は、ホルダ58の穴583の内側で第2ホルダ42の凸状連結部421と当接している。第3ホルダ43の凸状連結部431、432の先端部には、位置決め用の凸部433、434が形成されている一方、第1ホルダ41および第2ホルダ42の凸状連結部411、421の先端部には凸部433、434が嵌る凹部413、423が形成されている。また、第3ホルダ43の凸状連結部431は、第1ホルダ41の凸状連結部411と接着剤等によって接合され、第3ホルダ43の凸状連結部432は、第2ホルダ42の凸状連結部421と接着剤等によって接合されている。従って、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43は、ホルダ58の穴583の内側で、凸状連結部411、431、432、421からなる胴部40で繋がっている。
図2等に示すように、第1ホルダ41の中央部では、ホルダ58の穴583より外径が小さな凸状連結部411がZ軸方向の他方側Z2に向けて突出し、第2ホルダ42の中央部では、ホルダ58の穴583より外径が小さな凸状連結部421がZ軸方向の一方側Z1に向けて突出している。第3ホルダ43の中央部では、ホルダ58の穴583より外径が小さな凸状連結部431がZ軸方向の一方側Z1に向けて突出し、ホルダ58の穴583より外径が小さな凸状連結部432がZ軸方向の他方側Z2に向けて突出している。第3ホルダ43の凸状連結部431は、ホルダ58の穴583の内側で第1ホルダ41の凸状連結部411と当接している。第3ホルダ43の凸状連結部432は、ホルダ58の穴583の内側で第2ホルダ42の凸状連結部421と当接している。第3ホルダ43の凸状連結部431、432の先端部には、位置決め用の凸部433、434が形成されている一方、第1ホルダ41および第2ホルダ42の凸状連結部411、421の先端部には凸部433、434が嵌る凹部413、423が形成されている。また、第3ホルダ43の凸状連結部431は、第1ホルダ41の凸状連結部411と接着剤等によって接合され、第3ホルダ43の凸状連結部432は、第2ホルダ42の凸状連結部421と接着剤等によって接合されている。従って、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43は、ホルダ58の穴583の内側で、凸状連結部411、431、432、421からなる胴部40で繋がっている。
その結果、支持体5に設けたホルダ58の穴583の内側の壁部584は、可動体4に設けた胴部40の周面を囲んで、可動体4の第1方向L1に対して直交する方向への可動範囲を制限するストッパ機構50を構成している。
(作用および主な効果)
本形態のアクチュエータ1において、第1磁気駆動回路10の第1コイル12に交流を通電すると、可動体4を第1方向L1に直交する第2方向L2に振動させることができる。また、第2磁気駆動回路20の第2コイル22に交流を通電すると、可動体4を第1方向L1に直交し、第2方向L2に交差する第3方向L3に振動させることができる。その際、アクチュエータ1における重心が第2方向L2および第3方向L3に変動するので、利用者は、第2方向L2の振動および第3方向L3の振動を体感することができる。また、第1コイル12に印加する交流波形を調整して、可動体4が第2方向L2の一方側に移動する速度と、可動体4が第2方向L2の他方側に移動する速度を相違させれば、利用者は、第2方向L2において方向性を有する振動を体感することができる。同様に、第2コイル22に印加する交流波形を調整して、可動体4が第3方向L3の一方側に移動する速度と、可動体4が第3方向L3の他方側に移動する速度を相違させれば、利用者は、第3方向L3において方向性を有する振動を体感することができる。
本形態のアクチュエータ1において、第1磁気駆動回路10の第1コイル12に交流を通電すると、可動体4を第1方向L1に直交する第2方向L2に振動させることができる。また、第2磁気駆動回路20の第2コイル22に交流を通電すると、可動体4を第1方向L1に直交し、第2方向L2に交差する第3方向L3に振動させることができる。その際、アクチュエータ1における重心が第2方向L2および第3方向L3に変動するので、利用者は、第2方向L2の振動および第3方向L3の振動を体感することができる。また、第1コイル12に印加する交流波形を調整して、可動体4が第2方向L2の一方側に移動する速度と、可動体4が第2方向L2の他方側に移動する速度を相違させれば、利用者は、第2方向L2において方向性を有する振動を体感することができる。同様に、第2コイル22に印加する交流波形を調整して、可動体4が第3方向L3の一方側に移動する速度と、可動体4が第3方向L3の他方側に移動する速度を相違させれば、利用者は、第3方向L3において方向性を有する振動を体感することができる。
また、第1磁気駆動回路10および第2磁気駆動回路20では、第1コイル12と第1磁石11とが第1方向Lで対向し、第2コイル22と第2コイル22とが第1方向Lで対向している。このため、第1磁気駆動回路10および第2磁気駆動回路20を設けた場合でも、アクチュエータ1の第1方向L1のサイズを比較的、小型化することができる。それ故、第1磁気駆動回路10および第2磁気駆動回路20では、第1コイル12および第2コイル22を第1方向L1に重ねて2段に配置するとともに、2段の第1コイル12および第2コイル22の各々の第1方向L1の両側に第1磁石11および第2磁石21を配
置して、第1磁気駆動回路10および第2磁気駆動回路20のパワーを増大させることができ、この場合でも、アクチュエータ1の第1方向L1のサイズを比較的、小型化することができる。また、2段の第1コイル12および第2コイル22の各々の第1方向L1の両側に第1磁石11および第2磁石21を配置したため、コイルの片面にのみ、磁石が対向している場合と比較して、磁束漏れが少ない。従って、可動体4を動かすための推力を大きくすることができる。
置して、第1磁気駆動回路10および第2磁気駆動回路20のパワーを増大させることができ、この場合でも、アクチュエータ1の第1方向L1のサイズを比較的、小型化することができる。また、2段の第1コイル12および第2コイル22の各々の第1方向L1の両側に第1磁石11および第2磁石21を配置したため、コイルの片面にのみ、磁石が対向している場合と比較して、磁束漏れが少ない。従って、可動体4を動かすための推力を大きくすることができる。
また、第1コイル12および第2コイル22を多段に配置して数を増やした場合には、1つのコイルを大型化した場合と比較して、第1コイル12および第2コイル22での発熱を分散させることができる。また、多段化によって第1磁石11および第2磁石21を増やした場合には、第1磁石11および第2磁石21のサイズが小さいので、1つの磁石を大型化した場合と比較して、第1磁石11および第2磁石21の吸引力が過度に大きくならない。それ故、第1磁石11および第2磁石21の取り扱いが容易である。
また、本形態では、第1磁気駆動回路10を第2方向L2で離間する2個所に設け、第2磁気駆動回路20を第3方向L3で離間する2個所に設けたので、第1磁気駆動回路10および第2磁気駆動回路20のパワーを増大させることができる。また、第1コイル12および第2コイル22がさらに分割されている分、第1コイル12および第2コイル22での発熱を分散させることができる。また、第1磁石11および第2磁石21もさらに分割されているいため、第1磁石11および第2磁石21の吸引力が過度に大きくならない。従って、第1磁石11および第2磁石21の取り扱い等が容易である。
ここで、第1磁気駆動回路10は、第2方向L2で離間し、かつ、第2方向L2からみたときに重なる2個所に設けられている。また、第2磁気駆動回路20は、第3方向L3で離間し、かつ、第3方向L3からみたときに重なる2個所に設けられている。このため、第1磁気駆動回路10および第2磁気駆動回路20を駆動して可動体4を第2方向L2および第3方向L3に振動させた際、可動体4が第1方向L1に延在する軸線周りに回転しにくいので、可動体4を効率よく振動させることができる。特に、本形態では、2個所の第1磁気駆動回路10は、可動体4の重心を中心とする点対称に配置され、2個所の第2磁気駆動回路20は、可動体4の重心を中心とする点対称に配置されている。また、第1方向L1からみたとき、2個所の第1磁気駆動回路10は、可動体4の重心を通って第3方向L3に延在する仮想線を中心とする線対称に配置され、2個所の第2磁気駆動回路20は、可動体4の重心を通って第2方向L2に延在する仮想線を中心とする線対称に配置されている。このため、第1磁気駆動回路10および第2磁気駆動回路20を駆動して可動体4を第2方向L2および第3方向L3に振動させた際、可動体4が第1方向L1に延在する軸線周りにより回転しにくいので、可動体4をさらに効率よく振動させることができる。
また、支持体5は、第1方向Lに重ねて配置された2つのホルダ58(支持体側ホルダ)を備え、可動体4は、第1方向Lに重ねて配置された複数の可動体側ホルダ(第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43)を備え、2つのホルダ58、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43は各々、1段分の磁石またはコイルを保持している。このため、1つのホルダが複数段分の磁石またはコイルを保持している構成と比較して、支持体5および可動体4の構成を簡素化することができ、磁石またはコイルの取り付けを効率よく行うことができる。また、磁石またはコイルの段数を増やすことも容易である。
また、本形態では、第2方向L2で離間する第1磁気駆動回路10の間、および第3方向L3で離間する第2磁気駆動回路20の間を利用して、可動体4の第1方向L1に直交する方向の可動範囲を制限するストッパ機構50が設けられている。このため、可動体4
が第2方向L2および第3方向L3に振動する際、接続体7(ゲル状ダンパー部材70)はせん断方向に変形することになるが、可動体4の移動範囲を、ゲル状ダンパー部材70のせん断方向の限界変形量以下とすることができる。従って、可動体4が最大限振動しても、ゲル状ダンパー部材70が限界変形量以上伸びることがないので、ゲル状ダンパー部材70が破壊されることを回避できる。また、第2方向L2で離間する第1磁気駆動回路10の間、および第3方向L3で離間する第2磁気駆動回路20の間を利用してストッパ機構50が設けたため、ストッパ機構50を設けた場合でもアクチュエータ1の大型化を回避することができる。
が第2方向L2および第3方向L3に振動する際、接続体7(ゲル状ダンパー部材70)はせん断方向に変形することになるが、可動体4の移動範囲を、ゲル状ダンパー部材70のせん断方向の限界変形量以下とすることができる。従って、可動体4が最大限振動しても、ゲル状ダンパー部材70が限界変形量以上伸びることがないので、ゲル状ダンパー部材70が破壊されることを回避できる。また、第2方向L2で離間する第1磁気駆動回路10の間、および第3方向L3で離間する第2磁気駆動回路20の間を利用してストッパ機構50が設けたため、ストッパ機構50を設けた場合でもアクチュエータ1の大型化を回避することができる。
また、可動体4は、第2方向L2で離間する第1磁気駆動回路10の間、および第3方向L3で離間する第2磁気駆動回路20の間に位置する胴部40を備え、支持体5は、可動体4は、第2方向L2で離間する第1磁気駆動回路10の間、および第3方向L3で離間する第2磁気駆動回路20の間で胴部40の外周面を囲んでストッパ機構50を構成する壁部584(ホルダ58の穴583の内壁)を有している。このため、ストッパ機構50は、第1方向L1に直交する全ての方向において、可動体4の可動範囲を制限することができる。しかも、第1方向L1からみたとき、胴部40および壁部584は円形であるため、ストッパ機構50は、第1方向L1に直交する全ての方向において、可動体4の可動範囲を同等に設定することができる。
また、胴部40は、複数の可動体側ホルダ(第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43)のうち、第1方向で隣り合う可動体側ホルダを連結させる凸状連結部411、421、431、432からなる。このため、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43を連結させるための凸状連結部411、421、431、432を利用してストッパ機構50を構成することができる。また、可動体4では、第1ホルダ41、第2ホルダ42および第3ホルダ43を凸状連結部411、421、431、432で接合するとともに、接合部44でも接合している。このため、可動体4の強度を高めることができる。
また、アクチュエータ1において、可動体4と支持体5とに接続する接続体7をバネ部材とした場合には、可動体4が、可動体4の質量とバネ部材のバネ定数に対応する周波数で共振することがあるが、本形態では、接続体7にゲル状ダンパー部材70が用いられている。また、本形態では、接続体7にゲル状ダンパー部材70のみが用いられ、ゲル状ダンパー部材70は、その変形方向によっては、バネ成分が存在しないか、あるいは、バネ成分が少ない変形特性を持つ。このため、可動体4の共振を抑制することができる。また、ゲル状ダンパー部材70は、可動体4および支持体5の双方に接着等の方法で固定されている。このため、可動体4の移動に伴ってゲル状ダンパー部材70が移動することを防止することができる。従って、接続体7としてゲル状ダンパー部材70のみを用いることができるので、アクチュエータ1の構成を簡素化することができる。また、ゲル状ダンパー部材70は、針入度が90度から110度である。このため、ゲル状ダンパー部材70は、ダンパー機能を発揮するのに十分な弾性を有するとともに、ゲル状ダンパー部材70が破断して飛散するような事態が発生しにくい。
ゲル状ダンパー部材70は、可動体4の第1方向L1の両側で、支持体5と可動体4との間に配置されている。このため、ゲル状ダンパー部材70は、可動体4が第1方向L1で動く場合には、第1方向L1の一方側と他方側のどちらかで必ず圧縮変形し、もう一方の側で、その厚さ方向(軸方向)に伸びる。上述したように、ゲル状ダンパー部材70は圧縮時の伸縮特性は線形の成分よりも非線形の成分が多いので、可動体4が第1方向L1に動く場合には、必ず、圧縮側のゲル状ダンパー部材70が非線形の伸縮特性に従って圧縮される。従って、可動体4と支持体5とのギャップが大きく変化することを回避でき、可動体4と支持体5との第1方向L1のギャップを確保できる。
また、ゲル状ダンパー部材70は、可動体4が第2方向L2および第3方向L3に動くと、厚さ方向(軸方向)と直交する方向(せん断方向)に変形する。つまり、ゲル状ダンパー部材70のせん断方向は、第1方向L1に対向する支持体5と可動体4を接続するゲル状ダンパー部材70が伸縮する場合に、その伸縮方向(第1方向)と直交する方向であって、可動体4が振動する方向と平行な方向である。従って、アクチュエータ1は、可動体4を第2方向L2および第3方向L3に振動させる際に、ゲル状ダンパー部材70のせん断方向の変形特性を用いる。ゲル状ダンパー部材70のせん断方向の変形特性は、非線形の成分よりも線形の成分が多い。従って、アクチュエータ1の駆動方向(第2方向L2および第3方向L3)では、リニアリティが良好な振動特性を得ることができる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、可動体4側に磁石を設け、支持体5側にコイルを設けたが、可動体4側にコイルを設け、支持体5側に磁石を設けてもよい。この場合、可動体側ホルダはコイルを保持し、支持体側ホルダは磁石を保持することになる。上記実施の形態では、2つの第1磁気駆動回路10が第2方向L2で離間し、2つの第2磁気駆動回路20が第3方向L3で離間していたが、2つの第1磁気駆動回路10が第3方向L3で離間し、2つの第2磁気駆動回路20が第2方向L2で離間していてもよい。
上記実施の形態では、可動体4側に磁石を設け、支持体5側にコイルを設けたが、可動体4側にコイルを設け、支持体5側に磁石を設けてもよい。この場合、可動体側ホルダはコイルを保持し、支持体側ホルダは磁石を保持することになる。上記実施の形態では、2つの第1磁気駆動回路10が第2方向L2で離間し、2つの第2磁気駆動回路20が第3方向L3で離間していたが、2つの第1磁気駆動回路10が第3方向L3で離間し、2つの第2磁気駆動回路20が第2方向L2で離間していてもよい。
上記実施の形態では、接続体7としてゲル状ダンパー部材70のみを用いたが、接続体7として、バネを用いた形態や、バネとゲル状ダンパー部材70とを併用した形態としてもよい。
1…アクチュエータ、4…可動体、5…支持体、7…接続体、8…バックヨーク、10…第1磁気駆動回路、11…第1磁石、12…第1コイル、20…第2磁気駆動回路、21…第2磁石、22…第2コイル、40…胴部、41…第1ホルダ(可動体側ホルダ)、42…第2ホルダ(可動体側ホルダ)、43…第3ホルダ(可動体側ホルダ)、45…突出部、50…ストッパ機構、56…第1ケース、57…第2ケース、58…ホルダ(支持体側ホルダ)、70…ゲル状ダンパー部材、411、421、431、432…凸状連結部(連結部)、419、429、439…貫通穴、583…穴、584…壁部、L1…第1方向、L2…第2方向、L3…第3方向
Claims (14)
- 支持体と、
可動体と、
弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記支持体と前記可動体とに接続された接続体と、
前記支持体および前記可動体のうちの一方に保持された第1磁石、および他方に保持され、前記第1磁石に第1方向で対向する第1コイルを備え、前記可動体を前記第1方向に直交する第2方向に駆動する第1磁気駆動回路と、
前記支持体および前記可動体のうちの一方に保持された第2磁石、および他方に保持され、前記第2磁石に前記第1方向で対向する第2コイルを備え、前記可動体を前記第1方向に直交し、前記第2方向に交差する第3方向に駆動する第2磁気駆動回路と、
を有し、
前記第1磁気駆動回路では、複数の前記第1コイルが前記第1方向に重ねて多段に配置されているとともに、複数の前記第1コイルの各々の前記第1方向の両側に前記第1磁石が配置されていることを特徴とするアクチュエータ。 - 前記第2磁気駆動回路では、複数の前記第2コイルが前記第1方向に重ねて多段に配置されているとともに、複数の前記第2コイルの各々の前記第1方向の両側に前記第2磁石が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
- 前記支持体は、前記第1方向に重ねて配置された複数の支持体側ホルダを備え、
前記可動体は、前記第1方向に重ねて配置された複数の可動体側ホルダを備え、
前記複数の支持体側ホルダは各々、前記第1方向における1段分の前記第1磁石または前記第1コイルを保持し、
前記複数の可動体側ホルダは各々、前記第1方向における1段分の前記第1磁石または前記第1コイルを保持していることを特徴とする請求項1または2に記載のアクチュエータ。 - 前記複数の支持体側ホルダは各々、前記第1方向における1段分の前記第1コイルを保持し、
前記複数の可動体側ホルダは各々、前記第1方向における1段分の前記第1磁石を保持していることを特徴とする請求項3に記載のアクチュエータ。 - 前記第1磁気駆動回路は、前記第2方向および前記第3方向のうちの一方の方向で離間する2個所に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のアクチュエータ。
- 前記第2磁気駆動回路は、前記第2方向および前記第3方向のうちの他方の方向で離間する2個所に設けられていることを特徴とする請求項5に記載のアクチュエータ。
- 前記一方の方向で離間する前記第1磁気駆動回路の間には、前記可動体の前記第1方向に直交する方向の可動範囲を制限するストッパ機構が設けられていることを特徴とする請求項5または6に記載のアクチュエータ。
- 前記可動体は、前記一方の方向で離間する前記第1磁気駆動回路の間に位置する胴部を備え、
前記支持体は、前記一方の方向で離間する前記第1磁気駆動回路の間で前記胴部の外周面を囲んで前記ストッパ機構を構成する壁部を備えていることを特徴とする請求項7に記載のアクチュエータ。 - 前記胴部は、前記複数の可動体側ホルダのうち、前記第1方向で隣り合う可動体側ホルダを連結させる連結部によって構成され、
前記壁部は、前記複数の支持体側ホルダにおいて前記胴部が貫通する貫通穴の内周壁であることを特徴とする請求項8に記載のアクチュエータ。 - 前記第1方向からみたとき、
前記胴部および前記壁部は円形であることを特徴とする請求項8または9に記載のアクチュエータ。 - 支持体と、
可動体と、
弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記支持体と前記可動体とに接続された接続体と、
前記支持体および前記可動体のうちの一方に保持された第1磁石、および他方に保持され、前記第1磁石に第1方向で対向する第1コイルを備え、前記可動体を前記第1方向に直交する第2方向に駆動する第1磁気駆動回路と、
前記支持体および前記可動体のうちの一方に保持された第2磁石、および他方に保持され、前記第2磁石に前記第1方向で対向する第2コイルを備え、前記可動体を前記第1方向に直交し、前記第2方向に交差する第3方向に駆動する第2磁気駆動回路と、
を有し、
前記第1磁気駆動回路は、前記第2方向および前記第3方向のうちの一方の方向で離間する2個所に設けられ、
前記一方の方向で離間する前記第1磁気駆動回路の間には、前記可動体の前記第1方向に直交する方向の可動範囲を制限するストッパ機構が設けられていることを特徴とするアクチュエータ。 - 前記第2磁気駆動回路は、前記第2方向および前記第3方向のうちの他方の方向で離間する2個所に設けられ、
前記一方の方向で離間する前記第1磁気駆動回路の間、および前記他方の方向で離間する前記第2磁気駆動回路の間に前記ストッパ機構が設けられていることを特徴とする請求項11に記載のアクチュエータ。 - 前記可動体は、前記一方の方向で離間する前記第1磁気駆動回路の間に位置する胴部を備え、
前記支持体は、前記一方の方向で離間する前記第1磁気駆動回路の間で前記胴部の外周面を囲んで前記ストッパ機構を構成する壁部を備えていることを特徴とする請求項12に記載のアクチュエータ。 - 前記第1方向からみたとき、
前記胴部および前記壁部は円形であることを特徴とする請求項13に記載のアクチュエータ。
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