JP2015221723A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、シートへのストレスを最小限に抑えつつ、シートの波打ちを改善することである。【解決手段】第1の回転体と第2の回転体を有し、シートを搬送する第1の回転体対と、シートの搬送方向において前記第1の回転体対の下流側に設けられ、シートを搬送する第2の回転体対と、前記第1の回転体対と前記第2の回転体対にシートが挟持された際に、シートに引張り応力が発生するように、前記第1の回転体対の回転に負荷を与えることが可能な負荷部と、前記負荷部による負荷トルクを前記第1の回転体と前記第2の回転体に伝達する負荷伝達経路と、を有する。【選択図】 図9
Description
本発明は、未定着トナー画像を加熱・加圧させることにより定着させる方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に用いるシート搬送装置及びこのシート搬送装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を用いた画像形成装置は、像担持体としての感光体ドラム上に形成された潜像を現像して可視画像化し、この可視画像(トナー画像)をシートに静電気力を用いて転写させる。次いでシート上のトナー画像を熱により定着させることによって、シート上に画像が記録形成される。
このような画像形成装置の定着装置として、内部にヒータ等の熱源を有して所定温度に維持された定着ローラに弾性を有する加圧ローラを圧接して定着ニップ部を形成し、この定着ニップ部にてトナー画像をシートに定着する熱ローラ定着方式が採用されている。
近年、この種の定着装置が用いられる画像形成装置(特にフルカラー画像形成装置)においては、トナー画像の発色性や画像品質を向上させるという観点から、加熱時間を長くすることができ、且つ、定着速度を高速化できる定着装置が知られている。例えば、特開平5−150679号公報に示すように、複数のロールに張架された無端状の定着ベルトを加熱ロールに圧接させる所謂ベルトニップ方式の定着装置が知られている。
また近年、画像形成装置の出力高速化のために、プロセススピードも高速化が必要になってきている。そのためもあって、シートの搬送方向と直交する幅方向において、よりワイドなニップ幅が必要であり、定着ローラや加圧ローラまたは両方を無端ベルトに置き換えてワイドなニップ幅を確保するベルト定着方式が提案・製品化されている。
しかしながら、これらの定着装置の熱定着工程では、熱と圧力をトナー画像の転写されたシートに付加するので、シートの内部から水分が圧接ニップ部及び圧接ニップ後に蒸発する。この時に起こるシートの熱による水分量の変化と、シートにかかる圧力によるストレスとによって、シートが湾曲するカールと呼ばれる現象や、シートがうねるような形状となる波打ちと呼ばれる現象が発生する。
ここでシートとして最も一般的に用いられるシート状の紙を繊維レベルで見てみる。紙は短い繊維どうしが絡み合って構成されており、かつ繊維内部または繊維どうしの間には水分が含まれている。さらに繊維と水は水素結合を生じた状態で平衡状態に有るため、平滑性を保っている。
しかし、定着工程において紙に熱と圧力が加わると、圧力により繊維どうしにずれが生じ、その状態で熱が加わり水分が蒸発すると、繊維どうしでさらなる水素結合が生じ変形する。この紙を放置していると環境から吸湿し、繊維どうしの水素結合が再び切り離され元の状態に戻ろうとする。しかし、紙の一部の繊維間には水分が入っていかず、それにより紙の変形が維持される。変形のパターンは前述したカールと波打ちがあり、カールは紙の表裏の伸縮差により発生し、波打ちは紙の中央部と端部での伸縮差により発生する。
シートの端部に波打ちが発生する原因の1点目は、シートが定着装置のニップ部を通過する過程にある。例えばベルト定着方式のようにワイドニップを備えた定着装置の場合、ニップ部をシートが通過する過程でシートのシワ防止のため、ニップ内においてシートの搬送方向と直交する幅方向中央部より端部側の搬送速度を高く設定する。これによりシートにしごき作用を与えているような場合にニップ部通過後にシート端部が中央付近よりも搬送方向に伸びてしまい、シートの端部に波打ちが発生する。
シートの端部に波打ちが発生する原因の2点目は、シートが定着装置のニップ部を通過した後にある。シート束として積載された状態では、それぞれのシートは端部において大気と接触しているため、水分の出入りが急速に発生する。定着工程においてシートに熱が加わりシート内部の水分が蒸発した後にシート端部から急速に吸湿すると、やはりシート端部が中央付近よりも搬送方向に伸びてしまい、シートの端部に波打ちが発生する。
特に定着ローラや加圧ローラまたは両方を無端ベルトに置き換えてワイドなニップ幅を確保したベルト定着方式では、シートがニップ間に滞在する距離や時間が、熱ローラ方式と比較して増大するため、シートの端部の波打ちの問題が顕著になりやすい。
そこで、本発明の目的は、シートへのストレスを最小限に抑えつつ、シートの波打ちを改善することである。
上記目的を達成するため、本発明の代表的な構成は、第1の回転体と第2の回転体を有し、シートを搬送する第1の回転体対と、シートの搬送方向において前記第1の回転体対の下流側に設けられ、シートを搬送する第2の回転体対と、前記第1の回転体対と前記第2の回転体対にシートが挟持された際に、シートに引張り応力が発生するように、前記第1の回転体対の回転に負荷を与えることが可能な負荷部と、前記負荷部による負荷トルクを前記第1の回転体と前記第2の回転体に伝達する負荷伝達経路と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、シートの幅方向中央部を搬送方向に伸ばし、シートの中央長さと端部長さを均一化させることにより、搬送方向に伸びたシートの中央長さを端部長さに揃えることができるので、端部波うちを改善することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
本実施例に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置について、図1〜図13、図14を用いて説明する。以下の説明では、まず画像形成装置について説明し、次にシート搬送装置について説明する。本実施例においては、シート搬送装置を装置外部に接続した画像形成装置について説明するが、シート搬送装置を装置内部に一体的に組み込んだ画像形成装置の構成であっても本発明は有効である。
本実施例に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置について、図1〜図13、図14を用いて説明する。以下の説明では、まず画像形成装置について説明し、次にシート搬送装置について説明する。本実施例においては、シート搬送装置を装置外部に接続した画像形成装置について説明するが、シート搬送装置を装置内部に一体的に組み込んだ画像形成装置の構成であっても本発明は有効である。
まず、図1を用いて、画像形成装置及び画像形成装置に着脱可能に接続されたシート搬送装置について説明する。図1は、画像形成装置の一例であるカラー電子写真プリンタ500、及びシート搬送装置の一例である引張搬送装置と加湿装置を備えたシート波打ち補正装置201を模式的に示す断面図であり、シートの搬送方向に沿った断面図である。なお、以下の説明では、カラー電子写真プリンタを単に「プリンタ」という。
シートは、トナー像が形成されるものである。シートの具体例として、普通紙、普通紙の代用品である樹脂製のシート状のもの、厚紙、オーバーヘッドプロジェクター用などがある。
図1に示すプリンタ500は、Y(イエロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の各色の画像形成部510を備えている。各色の画像形成部510は、シートに各色のトナー画像を形成するものである。そして、これら画像形成部に対向するようにして、中間転写体としての無端状の中間転写ベルト531が配置されている。すなわち、可視像化までのプロセスを各色で並列処理するタンデム方式が採用された画像形成装置である。
なお、Y,M,C,K各色の画像形成部の配列順序は図1に示す配列順序に限定されない。また、図1に示すフルカラー中間転写方式の画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置の場合でも実施の形態として可能である。
各色の画像形成部510では、以下の各プロセス部が備わっている。Y,M,C,K各色に対応して表面に静電潜像を担持する像担持体としての電子写真感光体(以下、感光体ドラム)511と、帯電ローラ512と、レーザスキャナ513と、現像器514を有している。感光体ドラム511は、帯電ローラ512によって予め帯電される。その後、感光体ドラム511は、レーザスキャナ513によって露光されて潜像を形成される。潜像は、現像器514によって現像されてトナー画像として可視画像化される。
感光体ドラム511の表面に形成して担持された各トナー画像は、感光体ドラム511と一次転写ローラ515との一次転写部において、一次転写ローラ515によって中間転写ベルト531に順次重ねて一次転写される。
一方、シートPは、給送カセット520から1枚ずつ送り出されてレジストローラ対523に送り込まれる。レジストローラ対523は、シートPを一旦受け止めて、シートが斜行している場合はその斜行を補正する。そして、レジストローラ対523は、中間転写ベルト531上のトナー画像と同期をとって、シートPを中間転写ベルト531と二次転写ローラ535との間の二次転写部に送り込む。中間転写ベルト531上のカラーのトナー画像は、転写部である例えば二次転写ローラ535によってシートPに一括して二次転写される。
その後、前述のようにして画像形成部により画像(トナー画像)が形成されたシートは、定着装置100へと搬送される。定着装置(定着部)100では、定着ニップ部にてシートを挟持して未定着のトナー画像に熱と圧力を加えることで、シート上にトナー画像を定着させる。定着装置100を通過したシートは、排出ローラ対540によりシートに処理を施すシート処理装置としてのシート波打ち補正装置201に送られ、シート波打ち補正装置201によりシートの波打ちを補正した後、排出トレイ565に排出される。
ここで、定着装置について説明する。定着装置100は、加熱回転体である定着ローラ110、加圧回転体である加圧ローラ111を備えている。定着ローラ110は、内部のハロゲンヒータ(図示せず)が発する熱をシートP上のトナーに付与するとともにシートPを加圧ローラ111とともに搬送する。定着ローラ110は、例えば外径56mm、内径50mmのアルミニウム円筒管からなる金属性コア内にハロゲンヒータを内蔵させている。金属製コアの表面には例えば厚さ2mm、硬度(アスカC)45゜のシリコンゴムからなる弾性層を、さらに弾性層の表層にPFAもしくはPTFE耐熱離型層を被覆している。
加圧ローラ111は、シートPを定着ローラ110とともに搬送する。加圧ローラ111もまた例えば外径56mm、内径50mmのアルミニウム円筒管からなる金属性コアを有している。金属製コアの表面には例えば厚さ2mm、硬度(アスカC)45゜のシリコンゴムからなる弾性層を、さらに弾性層の表層にPFAもしくはPTFE耐熱離型層を被覆している。
定着ローラ110と加圧ローラ111とにより定着ニップ部が形成されている。本発明者らの実験では、定着ローラ110の表層の設定温度が180℃、加圧ローラ111の表層の設定温度が100℃、環境温度23℃、環境湿度50%という条件のもとでシートPを搬送速度300〜500mm/sec程度で搬送する。定着ニップ部N内で加熱、加圧されたシートPは、加圧ローラ111より高温である定着ローラ110からの熱をより多く受けてシートPの上面側が下面側より大きく繊維が伸びることにより、結果として下方向のカール(以下、下カールと呼称する)が発生する。あるいは、定着ニップ部N内で加熱、加圧されたシートPは、シートの搬送方向と直交する幅方向の端部側の方が中央側より大きく搬送方向に繊維が伸びることにより、結果として端部波打ち(以下、波打ちと呼称する)が発生する。
ここで、図5を用いて、画像形成装置とシート波打ち補正装置全体の制御関係について説明する。図6は、画像形成装置500とシート波打ち補正装置201全体の制御関係を示すブロック図である。画像形成装置500の制御部500C、シート波打ち補正装置201の制御部201Cは、CPU、メモリ、演算ユニット、I/Oポート、通信用インターフェイス、駆動回路等を有するコンピュータシステムである。
上述の各制御部500C,201Cによる制御は、各CPUがメモリに格納されている所定のプログラムを実行することによりなされる。シート波打ち補正装置201の制御部201Cは、装置を構成するシート加湿装置202、及びシート引張搬送装置101の動作を制御する。また、上述の各制御部500C,901Cは、通信部COMを介して接続され、情報交換を行うことができる。
なお、本図では、本発明の説明に直接関係しないブロックの記載が省略されている。また、ここでは、シート波打ち補正装置201が有する制御部201Cを、画像形成装置500が有する制御部500Cで制御して、シート波打ち補正装置201の動作を制御する構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、シート波打ち補正装置が制御部をもたず、プリンタが有する制御部によりシート波打ち補正装置の動作を制御する構成としても良い。
定着装置100によりトナー画像が定着されたシートPは、排出ローラ対540によりシート波打ち補正装置201に送られる。シートPは、シート波打ち補正装置201の入口ローラ対541により図1に示す矢印A方向に送られる。さらにシートPは、鉛直下方(図1の矢印B方向)に搬送方向を転じた後、搬送ローラ対211から搬送ローラ対212により搬送される際、加湿部としてのシート加湿装置202を通過する過程で加湿される。
搬送ローラ対212を通過したシートPは、続けて搬送ユニットとしてのシート引張搬送装置101に送られる。シート加湿装置202により所定の水分量以上に加湿した後にシート引張搬送装置101を通過させ、シートの搬送方向と直交する幅方向の中央部を搬送方向に引っ張ることで、幅方向の端部と中央のシートの搬送方向の長さの差を減少させる。
このようにして、シートの幅方向の端部の波打ちを改善されたシートPは、この後、搬送ローラ対542,543,544,545によりシート波打ち補正装置201外に排出され、排出トレイ565上に積載される。
図4は搬送ローラ対211、搬送ローラ対212、シート加湿装置202、貯水タンク204、給水ポンプ206周辺の構造を示すものである。
貯水タンク204は、シートPを加湿するための加湿液Lが収容された収容部材である。貯水タンク204内に収容された加湿液Lは、給水ポンプ206によりシート加湿装置202に向けて給水管H内を経て図4に示す矢印D方向に随時給水される。加湿液Lは水を主成分とするものであり、シートPへの加湿効率、浸透性を考慮して界面活性剤を配合したものでもよい。
次に図2及び図3を用いてシート加湿装置202について説明する。図2はシート加湿装置202の上面図、図3はシート加湿装置202の斜視図である。ここでは、シート加湿装置202として、液体を霧状に噴霧する噴霧加湿装置を例示している。
図3に示すように、シート加湿装置202のシートPに対向する側の面には、加湿液Lを霧状に噴霧するための複数の噴出口252が開口されている。複数の噴出口252は、シートの幅方向に並べて設けられている。シート加湿装置202は、制御部201C(図5参照)からの指令により、シートPに対して図2の250に示す矢印方向に扇形状に加湿液Lを霧状に噴霧する。シートPの表面におけるそれぞれの扇形状の噴霧幅は図2に示すWであるが、隣り合う噴出口252からシートへの噴霧幅(噴霧領域)はわずかに重なりあうように噴出口252の幅、間隔、噴霧角度が設定されている。そのため、シートPの表面においては幅方向に隙間なく噴霧、加湿されることになる。
図3に示すシャッター251はシート加湿装置202の各噴出口252を開閉するための開閉部材である。シャッター251は、制御部201C(図5参照)からの指令により、図3の矢印E方向に往復動することにより各噴出口252を開閉し、加湿液Lの噴霧、非噴霧を切り替え、必要な箇所のみ噴射する。
シート加湿装置202としては、いずれのものも使用できるが、例えばWEKO社製ローターダンプニング装置等を好適に使用できる。しかしながら、本実施例におけるシート加湿装置202は、上述のローターダンプニング装置に限定されない。種々の噴霧可能な装置を採用することができる。例えば、シャワーノズルを幅方向に多数並べて必要な箇所のみ噴射する装置であっても良い。
次に図5〜図13を用いてシート引張搬送装置101について説明する。シート引張搬送装置101は、前述の加湿装置202を通過した後、入口ガイド102と入口ガイド121の間に案内されてきたシートPに、幅方向中央部を搬送方向に伸ばすための張力(引張り応力)を付与する複数の回転体対を備えている。
ここでは、複数の回転体対として、以下に説明する第1のローラ対(第1の回転体対)と、第1のローラ対よりも搬送方向下流側に設けられた第2のローラ対(第2の回転体対)を例示している。なお、第1のローラ対及び/又は第2のローラ対は、ローラではなくベルト対で構成してもよい。
第1のローラ対は、回転可能な第1のローラである第一駆動ローラ104と、前記第一駆動ローラ104に圧接され第1のニップ部N1を形成してシートPを挟持して搬送する第2のローラである第一加圧ローラ105からなる。
第2のローラ対は、第1のローラ対よりも搬送方向下流側に設けられている。第2のローラ対は、回転可能な第3のローラである第二駆動ローラ106と、前記第二駆動ローラ106に圧接され第2のニップ部N2を形成してシートPを挟持して搬送する第4のローラである第二加圧ローラ107からなる。
シート引張搬送装置101は、第1のローラ対を構成する第一駆動ローラ104と第一加圧ローラ105と、第2のローラ対を構成する第二駆動ローラ106と第二加圧ローラ107によりシートPを挟持して搬送する。シート引張搬送装置101はさらにシートPを搬送しつつ、シートPの幅方向中央部を搬送方向に伸ばすための張力をシートPに付与する。そして、シートPは、出口ガイド117と出口ガイド118の間に案内され、シート引張搬送装置101外に排出される。
第一駆動ローラ104、第一加圧ローラ105、第二駆動ローラ106、第二加圧ローラ107は、図7に示すように、シリコン、NBR、EPDM等の弾性ゴム104b,105b,106b,107bを有する。弾性ゴム104b,105b,106b,107bは、それぞれステンレス鋼、鉄鋼等の高剛性材料を用いたローラ軸104a,105a,106a,107aの表層に形成される。本実施例では、弾性ゴム104b,105b,106b,107bの外径φはすべて20mmとしている。また図7に示すように第一加圧ローラ105、第二加圧ローラ107の弾性ゴム105b、107bは通紙中心に対して均等になるように、シートの幅方向における中央部の長さL1の領域に形成している。ここで、通紙中心とは、シートを搬送する際の基準となる幅方向中央の位置である。長さL1は図9に示す波打ちが問題となる最大シートPの幅方向の長さ(所定のサイズのシートの幅方向の長さ)より短いものである。本実施例では、L1=100mmに設定している。所定のサイズのシートとは、装置が使用する頻度が高いサイズのシートであり、例えば、A3サイズのシート(297mm)がこれに該当する。このように、幅方向の中央に弾性ゴム105b,107bを配置している。これにより、第一駆動ローラ104と第一加圧ローラ105は、幅方向中央にニップ部が形成される。
なお、本実施例では、第一加圧ローラ105、第二加圧ローラ107の幅方向中央に弾性ゴム部を設けるようにしたがこれに限られるものではない。第一駆動ローラ104、第二駆動ローラ106の幅方向中央に弾性ゴム部を設けるようにしてもよい。
また、第1のローラ対と第2のローラ対のニップ部間は、シートを案内するガイド部材である搬送ガイド114と搬送ガイド115が設けられ、ニップ部間の距離は25mmとしている。
第一駆動ローラ104、第二駆動ローラ106は、ローラ軸104a、106aの両端部を、上側板119に軸受け(不図示)を介して支持されている。
第一加圧ローラ105は、ローラ軸105aの両端部を、第一加圧板113に軸受(不図示)を介して支持されている。第一加圧板113は、下側板120に第一回動軸(不図示)を介して回動可能に支持され、底面が第一加圧バネ109により付勢されている。これにより、第一駆動ローラ104に第一加圧ローラ105が加圧されることで、ニップ部N1を形成している。
第二加圧ローラ107は、ローラ軸107aの両端部を、第二加圧板112に軸受(不図示)を介して支持されている。第二加圧板112は、下側板120に第二回動軸(不図示)を介して回動可能に支持され、底面が第二加圧バネ108により付勢されている。これにより、第二駆動ローラ106に第二加圧ローラ107が加圧されることで、ニップ部N2を形成している。
入口ガイド121は図7に示すようシートPの到達を検知する反射光方式のシートセンサ103が配置されている。
図8は第一駆動ローラ104と第一加圧ローラ105及び第二駆動ローラ106、第二加圧ローラ107の駆動及びトルク負荷機構について説明する上面図である。図9、図10、図11は第一駆動ローラ104と第一加圧ローラ105及び第二駆動ローラ106、第二加圧ローラ107の駆動及びトルク負荷機構について説明する斜視図である。
図10、図11に示すように、駆動ギア154,159,162は、それぞれ第一駆動ローラ104、第二駆動ローラ106、第一加圧ローラ105の一方の端部に保持、固定されている。第一駆動ローラ104は、駆動源である駆動モータMのモータギアMGから、駆動伝達ギア150、電磁クラッチCLのクラッチ入力ギア151、クラッチ出力ギア152、駆動伝達ギア153を経由して駆動ギア154が回転駆動を受けることにより回転される。
同様に第二駆動ローラ106は、モータギアMGから駆動伝達ギア155、156、157、158を経由して駆動ギア159が回転駆動を受けることにより回転される。同様に第一加圧ローラ105は、前記駆動伝達ギア153から分岐連結された駆動伝達ギア163を経由して駆動ギア162が回転駆動を受けることにより回転される。
第二駆動ローラ106には図10に示すように第二駆動ローラ106から第二加圧ローラ107へ駆動を伝達するための駆動伝達ギア160、第二加圧ローラ107には前記駆動伝達ギア160に噛み合う駆動入力ギア161が保持、固定されている。よって第二駆動ローラ106、第二加圧ローラ107の双方がともに回転駆動を受けてシートPを表裏から摩擦搬送することになる。
クラッチ入力ギア151は電磁クラッチCLに固定されており、電磁クラッチCLに通電することで、クラッチ入力ギア151とクラッチ出力ギア152間の駆動伝達が連結される。電磁クラッチCLに通電がされないと、クラッチ入力ギア151とクラッチ出力ギア152間の駆動が伝達されず、駆動ギア154及び駆動ギア162まで駆動モータMの駆動が伝達されず、第一駆動ローラ104及び第一加圧ローラ105は回転しない。
また、図9に示すように、第一駆動ローラ104の他方の端部には、負荷トルク入力ギア141が固定されており、負荷トルク伝達ギア140を介して、電磁ブレーキ等の負荷トルク発生部材131に連結されている。
同様に第一加圧ローラ105の他方の端部には、負荷トルク入力ギア145が固定されており、負荷トルク伝達ギア144,143,142,140を介して、電磁ブレーキ等の負荷トルク発生部材131に連結されている。
ここで、負荷トルクを生じる負荷部は、前記負荷トルク発生部材131と前記負荷トルク伝達ギア140とを有している。負荷トルク発生部材131は、電磁ブレーキ等の負荷トルクを発生する部材である。また、負荷トルク伝達ギア140は、前記負荷トルクを第1のローラである第一駆動ローラ104に至る第1の経路と第2のローラである第一加圧ローラ105に至る第2の経路に分岐する分岐ギアである。
負荷部は、負荷トルク発生部材131による負荷トルクを第1のローラである第一駆動ローラ104と第2のローラである第一加圧ローラ105に伝達する負荷伝達経路上に配置されている。負荷トルク発生部材131による負荷トルクを第一駆動ローラ104に伝達する負荷伝達経路が第1の経路であり、ここでは負荷トルク発生部材131から第一駆動ローラ104に至るギア列である。また負荷トルク発生部材131による負荷トルクを第一加圧ローラ105に伝達する負荷伝達経路が第2の経路であり、ここでは負荷トルク発生部材131から第一加圧ローラ105に至るギア列である。また、前記各経路において、負荷トルク入力ギア(第1のギア)141は、前記第1の経路に設けられ、前記負荷トルク伝達ギア140に連結されている。また、負荷トルク伝達ギア(第2のギア)142は、前記第2の経路に設けられ、前記負荷トルク伝達ギア140に連結されている。
上記構成により、第一駆動ローラ104、第一加圧ローラ105の両方がともに負荷トルク発生部材131による負荷トルクを受けてシートPの表裏ともに摩擦負荷を付与することが可能である。
図6に本実施例の駆動制御に関するフローチャート、図5に本実施例の駆動制御に関するブロック図を示す。図7に本実施例の駆動制御を説明するシート引張搬送装置101の正面断面図示す。図7(a)は、シートセンサON後0〜Xmsec時点の正面断面図であり、図7(b)は、シートセンサON後Xmsec時点の正面断面図である。
図6のフローチャートを説明する。図6に示す通紙ジョブ信号51がCPU(制御部)に入力に入力されると(S5−1)、駆動モータMに通電をONする(S5−2)。駆動モータMのONと同時に、電磁クラッチCLの通電もONし通紙開始する(S5−3)。その結果、前述したように、駆動モータMの駆動が、各駆動伝達ギアを介して、駆動ギア154、159、161、162に伝達される。これにより、第一駆動ローラ104と第一加圧ローラ105、及び、第二駆動ローラ106と第二加圧ローラ107のすべての搬送ローラが回転する。
その後、シート引張搬送装置101内の入口ガイド121にシートPが案内され、シートセンサ103のON信号が確認されると(S5−4)、Xmsec後に電磁クラッチCLの通電をOFFする(S5−5)。Xの値は、シートセンサ103がONしてから、第2のローラ対のニップ部にシートPの先端が挟まれた直後までの時間としており、シートPの搬送速度及びシートセンサ103から第2のローラ対のニップ部までの距離で決定される。すなわち、制御部は、シートセンサ103から第2のローラ対のニップ部までの所定の距離とシートPの搬送速度から、第2のローラ対のニップ部にシートが挟持されたことを判断する。本実施例では、シートPの搬送速度を300mm/s、シートセンサ103から第二ローラ対ニップまでの距離が45mmであるため、X=160msecに設定している。
シートセンサ103がONしてからXmsec後に電磁クラッチCLの通電がOFFされると、第一駆動ローラ104及び第一加圧ローラ105への駆動が解除される。つまり図7(a)に示すように、シートセンサON後0〜Xmsec時点では、電磁クラッチCLがON状態であるため、第一駆動ローラ104及び第一加圧ローラ105は駆動が伝達されてシートPを搬送している。その後、図7(b)に示すように、シートセンサON後Xmsec時点では、シートPの先端は、第2のローラ対のニップ部に到達した直後であり、シートPは第二駆動ローラ106及び第二加圧ローラ107の駆動により搬送される。それと同時に電磁クラッチCLがOFF状態になり、第一駆動ローラ104及び第一加圧ローラ105には駆動が伝達されないため、第1のローラ対は従動回転となる。
また第一駆動ローラ104及び第一加圧ローラ105は、前述したように、負荷トルク発生部材131と負荷トルク伝達ギア140を有する負荷部が連結されているため、第一駆動ローラ104及び第一加圧ローラ105を回転させるためにはトルク負荷が発生する。
本実施例では、第一駆動ローラ104及び第一加圧ローラ105による引張負荷が、シートPの表裏面にかかるテンションの合計が所定のテンションになるように、前記負荷部の負荷トルクと各伝達ギアのギア比を設定している。例えばシートP表面にかかるテンションが約29N(約3kgf)、シートP裏面にかかるテンションが約29N(約3kgf)、合計58N(6kgf)程度になるように、前記負荷部の負荷トルクと各伝達ギアのギア比を設定している。
その結果、図7(b)においては、シートPは第一駆動ローラ104及び第一加圧ローラ105により挟持され表裏ともに搬送方向上流側に合計58N(6kgf)程度に引張負荷を加えられる。なおかつ、シートPは、前記引張負荷を加えられた状態で、第二駆動ローラ106及び第二加圧ローラ107により搬送方向下流側を表裏ともに前記引張負荷よりも高い摩擦駆動力により搬送される。このため、第1のローラ対と第2のローラ対の間でテンション(搬送方向の張力)が生じながら、シートPは搬送される。
またシートPの表裏に均等にテンションが作用するので、シートPを搬送方向に引っ張ることによる、すなわちシートPがシート引張搬送装置101を通過する以前と通過した後でのシートPの表裏の搬送方向の伸び差を防止できる。そのため、シートPの表裏の伸縮によるカールや波打ち低減に対して、より一層の効果を得ることができる。
また、本実施例では、図8に示したように第1のローラ対と第2のローラ対のニップ部が、シートの通紙中央部において幅(長さL1)100mmである。これにより、シートPには幅方向中心部にのみ先端から後端にわたって約58N(約6kgf)のテンション力(張力)かかる構成となっている。その後、通紙が終了すると、駆動モータMをOFF(S5−6)し、終了(S5−7)する。通紙2枚目以降は上記フローを繰り返す。
図12にシートPに生じたカール、端部波打ちの形状の特徴、測定方法を説明する。シートPを測定用定盤700上に載せた状態で波打ちを測定する。ここで、シート搬送方向にけるシートPの端部長さをL edge[mm]、中央長さ L center[mm]としている。
また図12に示すシートPの上辺または下辺、すなわち搬送方向と直交する幅方向の端部に生じた湾曲形状Pwaveを端部波打ちと称して、それらのうち測定用定盤700上との間隙の最大のものX maxを波打ち量として評価の対象とした。
図13に、本発明者らが行った本実施例における引張搬送装置101の効果確認実験の結果を示す。図13(a)に本シート波打ち補正装置201を用いずにプリンタ単独で出力したシートPの端部長さL edge[mm]、中央長さL center[mm]、また最大波打ち量X max[mm]を記載している。また、図13(b)にプリンタで印刷出力した後、数分程度経過した後、本シート波打ち補正装置201を使用して300mm/sで波打ち補正処理した直後のそれぞれのシートPの端部長さL edge[mm]、中央長さL center[mm]、また最大波打ち量X max[mm]を記載している。
図13(b)に示すようにシート波打ち補正装置201(300mm/sで通紙)に通紙した場合には、本シート波打ち補正装置201通過後から1日放置後にシートの中央長さL centerの伸び量が0.6mmである。これに対して、端部長さL edgeの伸び量が0.6mmであり、端部と中央の長さの差が0mmとなっている。つまり本引張搬送装置の効果によりシートPの中央部が引っ張られたことで伸び、結果として端部と中央の伸び量がほぼ等しくなった。その結果、端部と中央のシート長さが等しくなったことにより最大波打ち量が、図13(a)に示すように3.3mmあったものに対し、図13(b)に示す1.0mm、すなわち約1/3に改善した。本実施例において、上記の効果を発揮するシートへの水分量として、ある所定の紙種において、約7%前後とした。
上記のように、所定の水分量以上に加湿した後に引張搬送装置を通過する過程でシート中央部を引っ張ることで、端部と中央のシート長さの差を減少させ、波打ちを改善することができる。
なお、本実施例では、第一加圧ローラ105と第二加圧ローラ107の弾性ゴム105b、107bは幅(図7の長さL)を100mmとしたストレート形状としたが、他にもテーパ形状や放物線形状であるクラウン形状でも構わない。すなわち、第一加圧ローラ105と第二加圧ローラ107の弾性ゴム105b,107bの外径は、少なくとも一部が回転軸方向で変化し、回転軸方向中央部の方が回転軸方向端部よりも大きくしても構わない。
図1における装置接地面Zからプリンタ500の排出ローラ対540からシート波打ち補正装置201の入口ローラ対541に向けての搬送経路までの高さがT1である。同様に装置接地面Zからシート波打ち補正装置201の搬送ローラ545から排出口までの高さがT2である。
図14ではシート波打ち補正装置201のさらに下流側に複数の仕分けトレイ401へのシートのソート機能をもつソータ装置400を接続した例を示す。ここで装置接地面Zからプリンタ500の排出ローラ対540からシート波打ち補正装置201の入口ローラ対541に向けての搬送経路までの高さT1と、シート波打ち補正装置201の搬送ローラ対545から排出口までの高さT2を同一寸法としておく。これにより、各装置の連結、接続機能に汎用性を持たせることができる。すなわちカラー電子写真プリンタ500の下流側にシート波打ち補正装置201を置くことなく、直接ソータ装置400を接続することも可能になる。これによりカラー電子写真プリンタ500やシート波打ち補正装置201を含めたシステム全体としての機能性を確保することができる。
図1及び図14に示すように、シート波打ち補正装置201は、シートPの搬送経路内に略鉛直方向上方から下方への搬送経路(矢印B方向)を備える。また、略鉛直方向上方から下方への搬送経路内においてシートPの水分量を変化させる加湿部(水分付与部)であるシート加湿装置202を配置する。さらに、その下流側(下方)にシートPに対する張力付与部であるシート引張搬送装置101を配置する。これにより、システム全体としての機能性を確保するために、装置接地面Zからプリンタ500の排出ローラ対540からシート波打ち補正装置201の入口ローラ対541に向けての搬送経路までの高さT1の範囲内に効率的に各装置を配置することができる。
上述したように本実施例によれば、シートの幅方向中央部を搬送方向に伸ばし、シートの中央長さと端部長さを均一化させることにより、搬送方向に伸びたシートの中央長さを端部長さに揃えることができるので、端部波うちを改善することができる。
またシートの表裏に均等にテンションが作用するので、シートを搬送方向に引っ張ることによるシートの表裏の搬送方向の伸び差を防止できる。そのため、シートの表裏の伸縮によるカールや波打ち低減に対して、より一層の効果を得ることができる。
さらに、シートに水分塗布することにより、繊維間の水素結合を切り離し、シートの中央部へのテンション負荷によるシートの伸縮を促進させることにより、シートの端部/中央部の長さの均一化を促進させ、波打ちを改善することができる。
〔実施例2〕
図15〜図20を用いてシート波打ち補正装置301とシート加湿装置302及びシート引張搬送装置101の負荷トルク発生部材131周辺の構成について説明する。
図15〜図20を用いてシート波打ち補正装置301とシート加湿装置302及びシート引張搬送装置101の負荷トルク発生部材131周辺の構成について説明する。
シート加湿装置302とシート引張搬送装置101の負荷トルク発生部材131周辺以外の構成、動作は、前述した実施例1と同じであるので説明を省略するとともに、加湿液L、シートPも同様であるので同一符号を付している。
図15は、画像形成装置500とシート波打ち補正装置301全体の制御関係を示すブロック図である。
本実施例におけるシート波打ち補正装置301は、実施例1における噴霧タイプのシート加湿装置202をローラタイプのシート加湿装置302に置き換えたものであるが、シートPを加湿する目的の上では同様である。すなわち加湿部として、前述した実施例1では加湿液を噴霧してシートに水分を付加する構成を例示したが、本実施例では加湿液を表層に保持して回転するローラによりシートに水分を付加する構成を例示したものである。
図1の矢印B方向と同じく図16の矢印B方向に送られたシートPは、図13に示す加湿入口ガイド310に案内されて加湿ローラ対305,306のニップ部に送られ、加湿液Lをその表面に転写されることにより加湿される。
加湿ローラ対305,306はともにステンレス等の金属剛性体からなる軸芯表面にNBR、シリコン等を主成分とするソリッドゴム層が形成された弾性ローラである。
給水ローラ307,308は、加湿液Lを順次給水するための給水部材である。給水ローラ307,308は、ステンレス等の金属剛性体からなる軸芯表面に加湿液Lを保持することが出来る親水性の表面を持った材料、例えばNBR等を主成分とするソリッドゴム層が形成された弾性ローラである。ソリッドゴム層は金属や親水化処理した樹脂等を使用してもよい。
図16に示す貯水タンク204は途中ポンプ206を経由して、シート加湿装置302に設けられた給水漕309,309と図19に示すように連結されている。
給水管H内に収容された加湿液Lはポンプ206により給水漕309,309に向けて給水管H内に設けられた分岐部H1を経て図17と図19に示す矢印F1,F2方向にそれぞれ随時分岐給水される。加湿液Lは水を主成分とするものである。給水管Hの分岐されたそれぞれの管は、給水漕309,309の底部の給水ローラ307,308の各略直下に設けられた給水孔309a,309bとそれぞれ連結されている。
ポンプ206により給水され給水孔309a,309bを通して給水漕309,309の底部に溜まった加湿液Lは、図17に示すように下側部分を浸されている給水ローラ307,308の回転により汲み上げられる。加湿液Lは、加湿液L自身の粘度、表面張力や給水ローラ307,308のゴム表層の濡れ性の作用等の作用により汲み上げられる。
給水ローラ307,308の表層に保持された加湿液Lは、さらに各加湿ローラ305,306表層に転写されると同時に、各かきとりローラ303,304からスクイズされるので均一性を維持したまま、各加湿ローラ305,306の表層に転写される。かきとりローラ303,304は、例えばステンレス鋼や鉄鋼表面に硬質クロムメッキ処理された材料で形成される。
加湿ローラ306の一方の端部には図18に示すように駆動入力のための駆動入力ギアG1が固定されている。駆動モータM2は駆動入力ギアG1を回転駆動するための駆動源であり、駆動ギアG2が同軸上に固定されている。駆動入力ギアG1と駆動ギアG2が噛み合うことにより駆動モータM2の駆動が駆動入力ギアG1に伝達される。
図18に示す引張りコイルバネをU字状に湾曲させた加圧バネ350により、加湿ローラ305と給水ローラ308、及びかきとりローラ304が加湿ローラ306に加圧されている。図18に示す引張りコイルバネをU字状に湾曲させた加圧バネ350により、給水ローラ307、及びかきとりローラ303が加湿ローラ305に加圧されている。
上記のように駆動モータM2の駆動が駆動入力ギアG1に伝達されることにより加湿ローラ306が回転駆動されると、加湿ローラ306以外の加湿ローラ305、給水ローラ307,308、及びかきとりローラ303,304のすべてが従動回転する。
加湿ローラ対305,306のニップ部に進入し加湿液Lをその表面に転写されることにより加湿されたシートPは、加湿排出ガイド311に案内されてシート加湿装置302から排出された後、実施例1と同様にシート引張搬送装置101に搬送される。
本実施例におけるシート加湿装置302によるシートPへの加湿量を、実施例1の場合と同様約7%前後とした場合の波打ち改善の程度もまた実施例1の場合と同等である。
図20は第一駆動ローラ104と第一加圧ローラ105のトルク負荷機構について説明する詳細図である。なお、図20は、第一駆動ローラ104と第一加圧ローラ105の一方の端部側に設けた駆動機構に対し、他方の端部側に設けたトルク負荷機構を示すものである。
図20に示すように、第一駆動ローラ104の端部には、負荷トルク入力ギア141が固定されており、負荷トルク伝達ギア140を介して、電磁ブレーキ等の負荷トルク発生部材131に連結されている点は、前述した実施例1と同様である。
一方、第一加圧ローラ105には、電磁ブレーキ等の負荷トルク発生部材131が連結されている。第一加圧ローラ105の端部には、負荷トルク入力ギア145が固定されている。負荷トルク発生部材131には、負荷トルク伝達ギア140が固定されている。負荷トルク入力ギア145と負荷トルク伝達ギア140は、負荷トルク伝達ギア144,143、負荷解除部としての電磁クラッチCL2のクラッチ入力ギア146、負荷トルク伝達ギア142を介して連結されている。
クラッチ入力ギア146は電磁クラッチCL2に固定されている。電磁クラッチCL2に通電することで、クラッチ入力ギア146とクラッチ出力ギアである負荷トルク伝達ギア143間が連結され負荷トルクが伝達され、第一加圧ローラ105にも負荷トルクが付与される。
電磁クラッチCL2に通電がされないと、クラッチ入力ギア146と負荷トルク伝達ギア143間の連結が解除され負荷トルクが伝達されず、第一加圧ローラ105にも負荷トルクが付与されない。
よって第一駆動ローラ104には、負荷トルク発生部材131による負荷トルクが常に付与されている。
しかし第一加圧ローラ105には、電磁クラッチCL2への通電を切り替えることにより、負荷トルク発生部材131による負荷トルクの付与の有無を選択することが可能である。
電磁クラッチCL2への通電を行っている状態では、シートPは第一駆動ローラ104及び第一加圧ローラ105により挟持され表裏ともに搬送方向上流側に引張負荷を加えられるので、前述した実施例1と同じ効果を得る。
しかしながら電磁クラッチCL2への通電を断っている状態では、実施例1の場合と異なり、シートPは第一駆動ローラ104及び第一加圧ローラ105により挟持されてはいるが、第一駆動ローラ104によりシートPの表面のみに引張負荷を加えられることになる。
本実施例では、電磁クラッチCL2への通電を行っている状態では、第一駆動ローラ104及び第一加圧ローラ105による引張負荷が、シートPの表裏ともに加えられるように、負荷トルク発生部材131の負荷トルクと各伝達ギアのギア比を設定している。例えばシートP表面にかかるテンションが約29N(約3kgf)、シートP裏面にかかるテンションが約29N(約3kgf)、合計58N(6kgf)程度になるように、負荷トルク発生部材131の負荷トルクと各伝達ギアのギア比を設定している。
一方、電磁クラッチCL2への通電を断っている状態では、第一駆動ローラ104及び第一加圧ローラ105による引張負荷が、シートPの一方の面に加えられる。例えばシートP表面にかかるテンションが約29N(約3kgf)、シートP裏面にかかるテンションが0N(0kgf)、合計29N(3kgf)程度になる。
図15のCPU301Cが画像形成装置500からシートPに形成する画像を通信部COMを通して得た情報により、電磁クラッチCL2のON,OFFを即時設定する。例えばシートPの表面と裏面の画像の平均濃度差(トナーの載り量の差)に応じて、電磁クラッチCL2のON,OFFを変更する。シートの表面の平均濃度と裏面の平均濃度が異なる場合、シート加湿装置302による加湿量に表面と裏面とで差が発生する。これは、平均濃度が高い場合、トナーがシートへの吸湿を阻害しシートへの加湿量が減るのに対し、平均濃度が低い場合はシートへの加湿が十分に行われるためである。したがって、表面の平均濃度が所定値以上に裏面より高い場合、シート加湿装置302による加湿量に表裏差が発生する。加湿量が相対的に高い裏面側のシートP内部の繊維が伸びてシートPの表面側にカール(上カール)する。
シートPにテンションを付与する際に前記上カールを同時に矯正するために電磁クラッチCL2への通電を断ってシートP表面のみにテンションを付与することにより、シート表面のみを主に伸ばし上カールを同時に矯正する。
図20に示す負荷トルク入力ギア141、負荷トルク伝達ギア140の間に同様に電磁クラッチをさらに配置すれば、第一駆動ローラ104へのトルク負荷も同時に制御できる。すなわち前述のシート表面側への上カールとは逆に、シートPの裏面側へのカール(下カール)を同時に矯正することができる。
なお、上カール(又は下カール)の発生する例として、画像の平均濃度に基づく処理を例に挙げたがこれに限られるものではない。その他の条件により、上カール(又は下カール)が発生する場合には、そのカールを矯正できるように、電磁クラッチを制御するようにすればよい。
〔実施例3〕
図21を用いて実施例3について説明する。本実施例では実施例1のシート処理装置における引張搬送装置のみを変更している点以外は同じ構成を採用している。したがって、引張搬送装置以外の説明は省略する。
図21を用いて実施例3について説明する。本実施例では実施例1のシート処理装置における引張搬送装置のみを変更している点以外は同じ構成を採用している。したがって、引張搬送装置以外の説明は省略する。
実施例1と異なる点は、シートPの搬送方向下流側の回転体対がベルト対となっている点である。図21に示すように、第二駆動ベルト147に、シートPを巻きつけて、引っ張ることで用紙伸びを得る構成としている。
ベルト対は、第二駆動ベルト147と、第二加圧ベルト148を備える。第二駆動ベルト147は、第二駆動無端ベルト133と、第二駆動ローラ106と、第二駆動側無端ベルトローラ135と、第二駆動側加圧パッド137を備える。第二加圧ベルト148は、第二加圧無端ベルト134と、第二加圧ローラ107と、第二加圧側無端ベルトローラ136と、第二加圧側加圧パッド138とを備える。その他、上流側の回転体対である第一駆動ローラ104と第一加圧ローラ105とからなるローラ対などは、実施例1の構成に相当するため、詳細の説明は省略する。
図21に示す引張搬送装置に、シートPが搬送されると、第一駆動ローラ104と、第一加圧ローラ105と、がなす第一ニップ部N11をシートPが通過する。その後、シートPは、シートガイド184、185に案内され、第二駆動ベルト147と、第二加圧ベルト148と、がなす第二ニップ部N21を通過する。第一ニップ部N11と、第二ニップ部N21と、にシートPが同時に通過している時、シートPに対してテンション力が加わる。シートPにテンション力が加わる時、第一ニップ部N11より下流側において、シートPは搬送パスC1を形成する。また、第二ニップ部N21より上流側において、シートPは搬送パスC2を形成する。図21においては、搬送パスC1と搬送パスC2とは同直線上にある。搬送パスC2において、シートPは第二駆動ベルト147に対して第二巻きつけ角θ2で巻きつく。
このとき、シートPが第二駆動ベルト147に第二巻きつけ角θ2をもって巻きつくことで、シートPには引張り応力と同時に、曲げ応力が印加される。このように、シートPに曲げ応力を加えながら引っ張ることにより、単純にまっすぐ引っ張った場合と比較して、効率的にシートに張力を与えることが可能となる。引張り応力と曲げ応力が、シートPの耐力を越えることで、シートPに対して塑性的な伸びが発生する。
なお、θ1とθ2の大小関係は本実施例に限られない。θ1>θ2でも、θ1<θ2でも、θ1≒θ2でも構わない。
図21に、シートPを曲げながら引っ張る構成を示す。第一駆動ローラ104の回転中心と、第一加圧ローラ105の回転中心と、を結んだ直線をローラ中心線R1とする。続いて、第二駆動ローラ106の回転中心と、第二加圧ローラ107の回転中心と、を結んだ直線をローラ中心線R2とする。
搬送パスC2に対して垂直に配置された第一ローラ対104、105に対して、第二ベルト対147、148は傾きを有する構成としている。すなわち、前記中心線R1に対して、前記中心線R2は傾きを有しており、平行でない構成としている。
中心線R1と中心線R2とが平行でない構成とすることで、シートPを複数の回転体対のうちの第一のローラ対(第1の回転体対)、又は第二のベルト対(第2の回転体対)の少なくとも一つにシートPを巻きつける構成にすることができる。
なお、第一の回転体対がベルト対の場合は、ベルトを張架するローラのうち、シート搬送方向下流側のローラ対の回転中心を結んだ線を中心線R1とする。一方、第二の回転体対がベルト対の場合は、ベルトを張架するローラのうち、シート搬送方向上流側のローラ対の回転中心を結んだ線を中心線R2とする。
図21において、シートPを第二駆動ベルト147に対して巻付けながら、シートPにテンションを与える場合、実施例1で説明したようにローラ対のニップ間の加圧力をある程度大きくしておく必要がある。
本実施例では、第二駆動ベルト147を張架する第二駆動ローラ106を、側板に固定され回転のみ可能な固定ローラとしている。このようにすることで、ベルト対のニップ間の加圧力が小さくならないようにしている。
このように、回転体対として、ローラ対ではなくベルト対を用いた場合でも、第一駆動ローラ104及び第一加圧ローラ105を、図9に示すような負荷トルク発生部材131と負荷トルク伝達ギア140を有する負荷部に連結することで実施例1と同様の効果を得ることができる。また、実施例1〜2の構成において、ローラ対をベルト対に置換した構成であっても同様の効果を得ることができる。
なお、実施例3では、シートPの搬送方向下流側の第二の回転体対をベルト対としたがこれに限られるものではない。シートPの搬送方向上流側の回転体対をベルト対としても構わない。
上記のように、実施例3においても、実施例1、2と同様にシートPを効率的に引っ張ることができる効果を得ることができる。
また、実施例1,2におけるローラ対構成からベルト対構成に置換されたことにより搬送力を向上させることができる。
〔他の実施例〕
前述した実施例では、画像形成装置に対してオプションの外部装置として着脱自在なシート搬送装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、画像形成装置が一体的に有するシート搬送装置であっても良く、該シート搬送装置に本発明を適用することにより画像形成装置全体として同様の効果を得ることができる。また、シート搬送装置が有する制御部を、画像形成装置が有する制御部で制御して、シート搬送装置の動作を制御する構成を例示したが、シート搬送装置が制御部を有し、この制御手段により動作を制御する構成としても良い。あるいは、画像形成装置が有する制御部によりシート搬送装置の動作を制御する構成としても良い。このように構成しても同様の効果を得ることができる。
前述した実施例では、画像形成装置に対してオプションの外部装置として着脱自在なシート搬送装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、画像形成装置が一体的に有するシート搬送装置であっても良く、該シート搬送装置に本発明を適用することにより画像形成装置全体として同様の効果を得ることができる。また、シート搬送装置が有する制御部を、画像形成装置が有する制御部で制御して、シート搬送装置の動作を制御する構成を例示したが、シート搬送装置が制御部を有し、この制御手段により動作を制御する構成としても良い。あるいは、画像形成装置が有する制御部によりシート搬送装置の動作を制御する構成としても良い。このように構成しても同様の効果を得ることができる。
また前述した実施例では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であってもよい。また、中間転写体を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像をシートに一括して転写する画像形成装置を例示したが、これに限定されるものではない。シート担持体を使用し、該シート担持体に担持されたシートに各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置又は画像形成装置が有するシート搬送装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
CL,CL2 …電磁クラッチ
H …給水管
L …加湿液
M,M2 …駆動モータ
MG …モータギア
P …シート
100 …定着装置
101 …シート引張搬送装置
102 …入口ガイド
103 …シートセンサ
104 …第一駆動ローラ
104b,105b,106b,107b …弾性ゴム
105 …第一加圧ローラ
106 …第二駆動ローラ
107 …第二加圧ローラ
117 …出口ガイド
118 …出口ガイド
121 …入口ガイド
131 …負荷トルク発生部材
141,145 …負荷トルク入力ギア
144,143,142,140 …負荷トルク伝達ギア
150,153,155,156,157,158,160,163 …駆動伝達ギア
151 …クラッチ入力ギア
152 …クラッチ出力ギア
154,159,162 …駆動ギア
161 …駆動入力ギア
201,301 …シート波打ち補正装置
202,302 …シート加湿装置
204 …貯水タンク
206 …給水ポンプ
211 …搬送ローラ対
251 …シャッター
252 …噴出口
305,306 …加湿ローラ
307,308 …給水ローラ
310 …加湿入口ガイド
500 …プリンタ
540 …排出ローラ対
541 …入口ローラ対
700 …測定用定盤
H …給水管
L …加湿液
M,M2 …駆動モータ
MG …モータギア
P …シート
100 …定着装置
101 …シート引張搬送装置
102 …入口ガイド
103 …シートセンサ
104 …第一駆動ローラ
104b,105b,106b,107b …弾性ゴム
105 …第一加圧ローラ
106 …第二駆動ローラ
107 …第二加圧ローラ
117 …出口ガイド
118 …出口ガイド
121 …入口ガイド
131 …負荷トルク発生部材
141,145 …負荷トルク入力ギア
144,143,142,140 …負荷トルク伝達ギア
150,153,155,156,157,158,160,163 …駆動伝達ギア
151 …クラッチ入力ギア
152 …クラッチ出力ギア
154,159,162 …駆動ギア
161 …駆動入力ギア
201,301 …シート波打ち補正装置
202,302 …シート加湿装置
204 …貯水タンク
206 …給水ポンプ
211 …搬送ローラ対
251 …シャッター
252 …噴出口
305,306 …加湿ローラ
307,308 …給水ローラ
310 …加湿入口ガイド
500 …プリンタ
540 …排出ローラ対
541 …入口ローラ対
700 …測定用定盤
Claims (13)
- 第1の回転体と第2の回転体を有し、シートを搬送する第1の回転体対と、
シートの搬送方向において前記第1の回転体対の下流側に設けられ、シートを搬送する第2の回転体対と、
前記第1の回転体対と前記第2の回転体対にシートが挟持された際に、シートに引張り応力が発生するように、前記第1の回転体対の回転に負荷を与えることが可能な負荷部と、
前記負荷部による負荷トルクを前記第1の回転体と前記第2の回転体に伝達する負荷伝達経路と、
を有することを特徴とするシート搬送装置。 - 前記負荷伝達経路は、前記負荷部と前記第1の回転体の間の第1の経路と、前記負荷部と前記第2の回転体の間の第2の経路と、を有することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
- 前記負荷部は、前記負荷トルクを発生する負荷トルク発生部材と、前記負荷トルクを前記第1の経路と前記第2の経路に分岐する分岐ギアと、を有することを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
- 前記第1の経路に設けられ、前記分岐ギアに連結された第1のギアと、前記第2の経路に設けられ、前記分岐ギアに連結された第2のギアと、を有することを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
- 前記負荷部による前記負荷トルクを解除する負荷解除部を有し、前記負荷解除部は、前記第1の回転体と前記第2の回転体の少なくとも一方に伝達される負荷トルクを解除することが可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 搬送されるシートの濃度に関する情報に応じて、前記負荷解除部による負荷トルクの解除を制御する制御部を有することを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
- 前記制御部は、シートの第1面の濃度がシートの第2面の濃度よりも所定値以上の場合、前記第2面に接する前記第2の回転体の負荷トルクを解除するように前記負荷解除部を制御することを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
- 前記負荷解除部は、電磁クラッチであることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記第1の回転体対及び前記第2の回転体対は、シートの搬送方向と直交する幅方向における中央部の領域に搬送方向の張力を与えることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記第1の回転体対が形成するニップを第1のニップ部、前記第2の回転体対が形成するニップを第2のニップ部として、シートの搬送方向に直交する幅方向において、前記第1のニップ部及び前記第2のニップ部の少なくとも一方の長さは搬送されるシートの長さよりも短いことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記第1の回転体対、前記第2の回転体対のうち少なくとも1つの回転体の外径は、回転軸方向中央部の方が回転軸方向端部よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- シートの搬送方向において前記第1の回転体対及び前記第2の回転体対のシート搬送方向の上流に配置されたシートを加湿するための加湿部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- シートにトナー画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部で形成されたシート上のトナー画像を加熱してシートに定着する定着部と、
前記定着部を通過したシートを搬送する請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
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JPH07137912A (ja) * | 1993-11-12 | 1995-05-30 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP3597001B2 (ja) * | 1996-12-26 | 2004-12-02 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | カール矯正機構及び電子画像形成装置 |
JP2007055793A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP5025350B2 (ja) * | 2007-06-26 | 2012-09-12 | キヤノン株式会社 | カール矯正装置及び画像形成装置 |
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- 2015-04-24 US US14/695,284 patent/US20150316877A1/en not_active Abandoned
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