JP2015217819A - 電気デバイス収納構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】空間の利用効率を向上可能な電気デバイス収納構造を提供する。【解決手段】電気デバイス収容体Pは、電気デバイスを収納可能なケース1と、ケース1の開口を覆う蓋2と、を有する。ケース1の開口端部から左右方向一方側に延びる第1フランジ部36には、電気デバイスの保守点検用スイッチが配設される。また、ケース1の開口端部から左右方向他方側に延びる第2フランジ部38には、DC線を挿通するための突起部39が配設される。【選択図】図7

Description

本発明は、電気デバイス収納構造に関する。
HEV(Hybrid Electrical Vehicle:ハイブリッド電気自動車)及びEV(Electrical Vehicle:電気自動車)等の車両は、モータを駆動するためのバッテリや高圧系機器などの電気デバイスを搭載しており、後部座席の下方のフロアパネルに設けた開口部に、電気デバイスが収納された電気デバイス収納部を配設した車体後部構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−252772号公報
電気デバイス収納部には、バッテリや高圧系機器などの電気デバイス以外にも、当該電気デバイスの保守点検用スイッチや、電気デバイス収納部内の高圧系機器と外部機器とを接続する高圧線などのワイヤハーネスが電気デバイス収納部の内外を連通するためのケーブル開口部が設けられる。後部座席の下方に設けられる電気デバイス収納部において、保守点検用スイッチ及びケーブル開口部を電気デバイスの上方に配置すると、電気デバイス収納部の高さが増すため、後部座席の室内空間に影響する。
本発明の目的は、空間の利用効率を向上可能な電気デバイス収納構造を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
フロアパネル(例えば、後述の実施形態でのフロアパネルF)が固定される左右一対の骨格部材(例えば、後述の実施形態での骨格部材8)間に、電気デバイス(例えば、後述の実施形態での電気デバイスD)を収容する電気デバイス収納部(例えば、後述の実施形態での電気デバイス収容体P)が配置される、電気デバイス収納構造であって、
前記電気デバイス収納部は、前記電気デバイスを収納可能な箱状に形成された矩形のケース(例えば、後述の実施形態でのケース1)と、前記ケースの開口を覆う蓋部材(例えば、後述の実施形態での蓋2)と、を有し、
前記ケースは、前記開口の端部から左右両外側に延びた第1及び第2フランジ部(例えば、後述の実施形態での第1フランジ部36及び第2フランジ部38)を備え、
左右方向一方側の前記第1フランジ部に、前記電気デバイスの保守点検用スイッチ(例えば、後述の実施形態での保守点検用スイッチ37)が配設され、
左右方向他方側の前記第2フランジ部に、前記電気デバイスに接続される電力線(例えば、後述の実施形態でのDC線33)を挿通するための電力線挿通部(例えば、後述の実施形態での突出部39)が配設される。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記ケースの上面視形状は、左右幅広に形成された略台形形状である。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の発明において、
前記第2フランジ部が延設された前記ケースの側壁(例えば、後述の実施形態での右側壁11c)と前記骨格部材との間に設けられた空間(例えば、後述の実施形態での空間S)に、前記電力線挿通部に挿通される前記電力線が配索される。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明において、
前記電力線挿通部は、前記第2フランジ部から上方に突出する管状の突出部(例えば、後述の実施形態での突出部39)を備え、
前記突出部は、上部開口(例えば、後述の実施形態での、上部開口39b)を有する突出部本体(例えば、後述の実施形態での突出部本体39a)を有し、
前記突出部本体には、前記上部開口に向かって前記電気デバイス側に傾斜する傾斜面(例えば、後述の実施形態での傾斜面39c)が形成されるとともに、前記電力線の線径(例えば、後述の実施形態での線径d)よりも大きな弧を有する円弧状の切欠部(例えば、後述の実施形態での切欠部39d)が前記上部開口から連続して前記傾斜面と対向するように形成される。
請求項1に記載の発明によれば、ケースは、開口の端部から左右両外側に延びた第1及び第2フランジ部を備え、左右方向一方側の第1フランジ部に保守点検用スイッチを配設し、左右方向他方側の第2フランジ部に電力線挿通部を配設することで、保守点検用スイッチと電力線挿通部を電気デバイスの上方に配置した構成と比較して、電気デバイス収納部の高さが抑制される。したがって、ケース内に電気デバイス等を最大限に配置した状態で広い室内空間を確保でき、空間の利用効率が向上する。
請求項2に記載の発明によれば、ケースの上面視形状は左右幅広に形成された略台形形状であるため、上面視形状が左右幅広の長方形形状のケースに比べて、左右方向(車幅方向)への大型化を最小限に抑えつつ保守点検用スイッチや電力線挿通部を配設できる。したがって、スペースを有効に利用することができ、組付け作業性が向上する。
請求項3に記載の発明によれば、第2フランジ部が延設されたケースの側壁と骨格部材との間に設けられた空間に電力線が配索されるので、電気デバイス収納部の外部における電力線の取り廻しが容易となる。また、側突時には、前記空間が緩衝領域となって、電気デバイス収納部に収納された電気デバイスが受ける衝撃が緩和される。
請求項4に記載の発明によれば、剛性が高く曲がり難い電力線であっても、傾斜面によって案内されることで電力線の取り廻しが容易である。また、傾斜面によって案内された電力線が切欠部を通ることで、電力線が上部開口と干渉して被膜等が破損することなく、電力線を電気デバイスに向けて配索できる。また、突出部は第2フランジ部から上方に突出した管状に形成されているので、切欠部によって切り欠けられた高さまでの外部からの水侵入を防止できる。
本発明の一実施形態に係る電気デバイス収納構造の要部斜視図である。 キックアップ部及びリヤフロアパネル間に設けられた開口部に挿入される前の電気デバイス収容体を左前方から見下ろした斜視図である。 図2に示す電気デバイス収容体のIII−III矢視断面図である。 図3に示すIII−III矢視断面図の部分拡大図であり、(a)は領域K1の部分拡大図であり、(b)は領域K2の部分拡大図である。 図2に示す電気デバイス収容体のV−V矢視断面図のうち、右側のボルト付近の部分拡大図である。 図2に示す電気デバイス収容体のVI―VI矢視断面図である。 電気デバイス収容体を左前方から見下ろした分解斜視図である。 図2に示す電気デバイス収容体のVIII―VIII矢視断面図である。 ケースの第1フランジ部に設けられた保守点検用スイッチの斜視図である。 電気デバイス収容体のケースの突出部近傍の拡大斜視図である。 DC線の配索状態を示す要部断面図である。 本発明の変形例に係る電気デバイス収納構造であって、車室内に配置される電気デバイス収容体が収納空間Gに挿入される前の状態を左前方から見下ろした斜視図である。 図12に示す電気デバイス収容体のXIII―XIII矢視断面図である。 車室内に配置される電気デバイス収容体のケースの突出部近傍の拡大斜視図である。 図12に示す電気デバイス収容体のXV―XV矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の電気デバイス収納構造は、図1及び図8に示すように、後部座席9(図8参照)の下方のフロアパネルFに設けられた孔Hに、電気デバイスDが収容された電気デバイス収容体Pを配設している。電気デバイス収容体Pの左右方向一方側(左側)に設けられた第1フランジ部36には、保守点検用スイッチ37が配設され、他方側(右側)に設けられた第2フランジ部38には、電気デバイスDに接続されるDC線を挿通するための突出部39が配設されている。
<電気デバイス収容体の構成>
先ず、電気デバイス収容体Pについて説明する。
図1及び図2に示す電気デバイス収容体Pは、バッテリ18及びDC/DCコンバータやインバータなどの高圧電気機器19等を含む電気デバイスD(図3参照)を収容するものであり、例えば、ハイブリッド車に搭載される。電気デバイス収容体Pは、金属製のフロアパネルF(ボディパネル)が固定される左右一対の骨格部材8間であって、後部座席9(図8参照)の下方のフロアパネルFに設けられた開口部(孔H)に上側から嵌め込んだ状態で、このフロアパネルFに締結される。
孔Hは、フロントフロアパネル5の後端部から左右の骨格部材8間に立ち上るように形成されたキックアップ部5aと、キックアップ部5aの後方に設けられたリヤフロアパネル6との間の後部座席9の下側に開口する開口部である(図2、図8参照)。
電気デバイス収容体Pは、図3に示すように、ケース1と、蓋2と、上側シール3と、下側シール4と、補強部材51,52と、カラー61,62と、フレーム部材7と、各種の締結部材(ボルトB1、ナットN1等)と、を備えている。
(ケース)
図3に示すケース1は、ケース本体11と、このケース本体11の側壁11aから外側に延びる環状の上側フランジ部12と、上側フランジ部12よりも下側に配置されケース本体11の側壁11aから外側に延びる環状の下側フランジ部13と、を有している。ケース1(ケース本体11)の底部1bには、図示しない排気管との干渉を避けるための凹部1cが車両前後方向に延びるように排気管に沿って設けられている(図2、図7参照)。
ケース本体11は、上方が開口した箱状(凹状)を呈する樹脂製の部材であり、その外形は、略直方体状を呈している。より詳細には、左側壁11bは、車両後方に向かって内側に傾斜し、右側壁11cは、車両前後方向に沿って形成されて、左右幅広に形成された略台形形状となっている(図7参照)。ケース本体11は、前記した電気デバイスDを収容可能に構成されている。ケース本体11には、バッテリ及びDC/DCコンバータやインバータなどの高圧電気機器19等の電気デバイスDが収容されている。電気デバイス収容体Pには、車幅方向の中央を跨ぎ、一方側(左側)にオフセットされてバッテリ18が配置され、他方側(右側)にオフセットされて高圧電気機器19が配置されて収容されている。また、高圧電気機器19の上部には、ECUなどの電気機器部品(図示せず)が配置されている。
なお、車両のフロアパネルF(図2参照)のうち、後部座席9の下側には、ケース本体11の側壁11a(外側面)の形状に対応する矩形状の孔Hが形成されている。ケース本体11は、この孔Hに嵌め込まれた状態でフロアパネルFに締結される。孔Hの周囲には、後記するボルトB1(図4参照)が挿通される挿通孔h1(図4参照)が複数形成されている。また、ケース1がフロアパネルFに取り付けられた状態において、ケース1の底壁と、その下側に設置されているアンダカバー(図示せず)と、は上下方向で離間している。
図3に示す上側フランジ部12は、ケース本体11の側壁11aの上端に対し外側に位置し、上方に延びている。上側フランジ部12は、ケース本体11の側壁11aの全周に亘って環状に設けられている(図7参照)。上側フランジ部12は、後記する蓋2のフランジ21と補強部材51,52とによって上下方向で押圧(圧縮)される。したがって、剛性を確保するために、上側フランジ部12は上下方向において比較的肉厚に形成されている。上側フランジ部12の上端には、縦断面視で下側に凹んだシール溝12vが全周に亘って形成されている(図4、図7参照)。このシール溝12vには、後記する環状の上側シール3が設置される。
図6、図7に示すように、上側フランジ部12は、後記するフレーム部材7を締結するための締結部12aを複数(本実施形態では8個:図7参照)有している。締結部12aは、前記したシール溝12vよりも前後方向において内側に設けられ、電気デバイスDの荷重が作用することを考慮して比較的肉厚に形成されている。締結部12aには、フレーム部材7を固定するためのボルトB2及び円筒状のカラーC2を挿通するための挿通孔h2が上下方向に沿って形成されている。また、締結部12aには、平面視でボルトB2の頭部を囲むように環状の溝12wが形成され、この溝12wにOリングRが設置されている。
その他、上側フランジ部12のうち、後記する蓋2をケース1に固定するボルトB3の挿通孔h3(図5、図7参照)が、シール溝12vよりも外側に複数形成されている。この挿通孔h3には、ボルトB3の相手方となる断面視U字状のナットN3が嵌め込まれている。
ケース本体11の左側には、左側壁11bの上縁部と上側フランジ部12とを繋ぐ平面視略三角形状の第1フランジ部36が形成されている(図7、図9参照)。また、ケース本体11の右側には、右側壁11cの上縁部と上側フランジ部12とを繋ぐ平面視略台形形状の第2フランジ部38が形成されている(図7、図10参照)。第2フランジ部38の右側壁11c側の一部には、下方に窪んだ凹部40が形成されている。
第1フランジ部36には、図9に示すように、電気デバイスDのメンテナンスの際に使用される保守点検用スイッチ37が配設されている。
第2フランジ部38には、図10に示すように、電気デバイスDに接続されるDC線33を挿通するための管状の突出部39が凹部40の底面から上方に突出して形成されている。突出部39は、凹部40の底面から上方に延出して、第2フランジ部38の上面よりも上方に位置する上端に上部開口39bが形成された突出部本体39aを有する。突出部本体39aには、電気デバイスDと反対側(車両右側)の上部に、上部開口39bに向かって電気デバイスD側(車両左側)に傾斜する傾斜面39cが形成されている(図10、図11参照)。また、突出部本体39aの電気デバイスD側の側面には、円弧状の切欠部39dが上部開口39bから連続して傾斜面39cと対向するように形成されている。切欠部39dの円弧の大きさは、高圧線であるDC線33の線径dよりも大きい。上部開口39b、傾斜面39c及び切欠部39dは、第2フランジ部38の上面よりも上方に位置するよう形成されている。
図3に示す下側フランジ部13は、ケース本体11のうち上側フランジ部12よりも下側の側壁11aから外側に延びており、この側壁11aの全周に亘って環状に形成されている。つまり、上側フランジ部12と、下側フランジ部13と、ケース本体11の側壁11aと、によって、縦断面視で凹状の溝vが側壁11aの全周に亘って形成されている。この溝vのうち左右方向に沿う箇所には、後記するカラー61,62が溶着された補強部材51,52が嵌め込まれる(図7参照)。なお、上側フランジ部12のうち左右方向でカラー61に対応する部分は、このカラー61に干渉しないように前後方向で内側に凹んでいる(図7参照)。
図3に示すように、下側フランジ部13の外側端部は全周に亘って孔Hの外側に位置しており、その下面には後記する下側シール4が設置(接着)されている。フロアパネルFに対して電気デバイス収容体Pを上側から嵌め込むと、下側フランジ部13がフロアパネルFに係止され、環状の下側シール4が上下方向で圧縮されてフロアパネルFに密着するようになっている。
なお、電気デバイス収容体PがフロアパネルFに設置された状態において、ケース1のうち下側フランジ部13(及び、後記する下側シール4)よりも下側の部分は車室外に臨み、下側フランジ部13よりも上側の部分は車室内に臨んでいる。
(蓋)
蓋2は、箱状を呈するケース本体11の開口を塞ぐものであり、例えば、金属板をプレス加工することで形成され、その上面で後部座席9を支持している(図8参照)。蓋2には、ケース本体11の開口に対応して略長方形に形成された天井部22と、天井部22の外周縁から一体に垂下する略四角枠状の縦壁23と、縦壁23の下端縁部から全周に亘って水平方向に延びるフランジ21と、が形成されている(図2、図6参照)。
また、天井部22には、天井部22を貫通する吸気口24aを有する吸気パイプ24が、上方に突出して形成されている。吸気パイプ24は、縦壁23より蓋2の中央側(後方)であり、且つ、吸気パイプ24の上端は、天井部22より高い位置に設けられている。天井部22の後部側からは、断面略円弧状の吸気カバー25が、吸気パイプ24の上方を覆うように、前上方に向けて一体的に形成されている。吸気パイプ24及び吸気カバー25は、蓋2において、排気ダクト41(図1、図2参照)を外部に露出させるために車両の右後方に形成された孔htの反対側、即ち、車両の左前方に配置されている。
フランジ21には、ボルトB1(図4参照)が挿通される挿通孔h4と、ボルトB3(図5参照)が挿通される挿通孔h5と、がそれぞれ複数形成されている。また、その他、蓋2には、排気ダクト41(図1、図2参照)を外部に露出させるための孔ht(図7参照)が形成されている。さらに、蓋2には、ケース1の第1フランジ部36に設けられた保守点検用スイッチ37の上面が露出するための孔hs(図7参照)が形成されている。
(上側シール)
図7に示す上側シール3は、上側フランジ部12に形成されたシール溝12v(上側フランジ部12の上面)に設置される環状のシール部材であり、上側フランジ部12と蓋2との間に介在している。なお、ケース1内への浸水を防止して電気デバイスDを保護するために、上側シール3には、後記する下側シール4よりも高いシール性能が要求される。したがって、上側シール3として、下側シール4よりも圧縮に伴う弾性復元力(反力)が大きいものを用いることが好ましい。上側シール3として、例えば、防水性の高いゴム製のOリングやガスケットを用いることが好ましい。
そして、蓋2とフロアパネルFとを締結するボルトB1(図3参照)がナットN1に螺合されることで上側シール3が上下方向で圧縮され、蓋2のフランジ21の下面と、上側フランジ部12の上面と、に密着するようになっている。なお、上側シール3は、圧縮されていない状態において、その上端が後記するカラー61(図4(a)参照)よりも上方に位置している。
(下側シール)
図7に示す下側シール4は、下側フランジ部13の下面に設置(例えば、接着)される環状のシール部材であり、下側フランジ部13とフロアパネルFとの間に介在している。下側シール4として、上側シール3よりも圧縮に伴う弾性復元力が小さい(つまり、柔軟である)エプトシーラー(発泡樹脂)や、シリコン製又はウレタン製のシーラーを用いることが好ましい。これによって、フロアパネルF等の部品公差を下側シール4で吸収しつつ、フロアパネルFの孔Hを介して車室に水が侵入することを防止できる。また、エプトシーラー等は、ゴム製のOリングと比較して安価であるという利点もある。
蓋2とフロアパネルFとを締結するボルトB1(図3参照)がナットN1に螺合されることで、下側シール4が上下方向で圧縮され、下側フランジ部13の下面と、フロアパネルF(孔Hの縁付近)の上面と、に密着するようになっている。なお、下側シール4は、圧縮されていない状態において、その下端が後記するカラー61,62よりも下方に位置している。
(補強部材)
図3に示す補強部材51,52は、上側フランジ部12と下側フランジ部13とによって挟まれる金属部材であり、左右方向に延びている。上側フランジ部12及び下側フランジ部13は、上記したように平面視において四角枠状を呈しており、補強部材51,52は、四角枠状の一方の対辺(左右方向に沿う対辺)に対応する箇所に設置される。すなわち、図7に示すように、ケース1の前側から一方の補強部材51が嵌め込まれ、ケース1の後側から他方の補強部材52が嵌め込まれる。補強部材52の後方には、リヤフロアパネル6の下面にフロアクロスメンバ17が設けられている。
なお、本実施形態では、ケース1のうち前後方向に沿う箇所には補強部材が設置されない。したがって、当該箇所には、ケース1の側壁11aから外側に張り出す補強用のリブ(図示せず)を複数設けることで、剛性を高めるようにすることが好ましい。このリブは、例えば、上側フランジ部12から下側フランジ部13に亘って上下方向に延びている。
図4(a)に示す補強部材51は、例えば、縦断面視でC字状を呈する金属板51a,51bの端部同士を溶着することで形成され、その断面は四角枠状を呈している。補強部材51は、その上下幅が上側フランジ部12と下側フランジ部13との距離に略等しくなっている。図4(b)に示す他方の補強部材52についても同様である。
一方の補強部材51には、後記するカラー61を設置するための孔h6が複数形成されている。図4(b)に示す他方の補強部材52のうち下側の金属板52bには、カラー62を設置するための孔h7が複数形成され、上側の金属板52aにはボルトB1を挿通させるための挿通孔h8が複数形成されている(図7参照)。なお、図3に示す領域K2及び領域K1のうち一方を他方と同様の構成にしてもよい。
また、図6、図7に示すように、上側の金属板52aには、前記したボルトB2を挿通させるための挿通孔h9が複数形成されている。また、上側の金属板52aの下面において挿通孔h9に対応する箇所には、ボルトB2の相手方となるナットN2が予め溶着されている。
(カラー)
図4(a)に示すカラー61は、円筒状を呈する金属部材であり、補強部材51を貫通した状態でこの補強部材51に溶着されている。左右方向に延びる補強部材51に溶着された状態において、カラー61は上下方向に延びている(図7参照)。また、ボルトB1が締結された状態において、カラー61の上端は蓋2のフランジ21の下面に当接し、カラー61の下端はフロアパネルFの上面に当接している。
カラー61は補強部材51に固定(溶着)されているため、カラー61が補強部材51から上側に突出する長さによって、上側シール3を圧縮する程度を調整できる。つまり、カラー61は、その上端が上側フランジ部12の上端よりも僅かに上側に位置しており、蓋2をカラー61に当接させることで上側シール3を適度に圧縮するようになっている。カラー61が補強部材51から上側に突出する長さは、上側シール3の材質や要求されるシール性能を考慮して設定されている。
同様に、カラー61が補強部材51から下側に突出する長さによって、下側シール4を圧維する程度を調整できる。カラー61は、その下端が下側フランジ部13よりも所定距離だけ下側に位置しており、カラー61をフロアパネルFに当接させることで下側シール4を適度に圧縮するようになっている。カラー61が補強部材51から下側に突出する長さは、下側シール4の材質や要求されるシール性能を考慮して設定されている。
図4(b)に示すカラー62については、下側の金属板52bのみを貫通している点を除いて、補強部材51に溶着されたカラー61と同様である。カラー62は、その上端が上側の金属板52aの下面に当接し、その下端がフロアパネルFの上面に当接している。カラー62が補強部材52から下側に突出する長さによって、下側シール4を圧縮する程度を調整できる。
(フレーム部材)
図6に示すフレーム部材7は、上下二段に配置された電気デバイスD(例えば、バッテリパック)をケース1の上側フランジ部12に掛けた状態で保持するための金属部材である。フレーム部材7は、電気デバイスDに締結されるデバイス側締結部71と、上側フランジ部12に締結されるフランジ側締結部72と、を有している。デバイス側締結部71は、上下方向に延びており、フランジ側締結部72は、デバイス側締結部71の上端から上側フランジ部12に向けて前方(または後方)に延びている。
前側のデバイス側締結部71は、ボルトB4及びナットN4を用いて電気デバイスDの前面に締結されている(後側のデバイス側締結部71も同様)。フランジ側締結部72は、その先端が上側フランジ部12の上面に当接した状態で、この上側フランジ部12に締結される。フランジ側締結部72の先端付近には、ボルトB2が挿通される挿通孔h10が形成されている。フランジ側締結部72は、ボルトB2と、補強部材51,52の内壁面(天丼面)に溶着されたナットN2と、によって上側フランジ部12及び補強部材51,52に締結される。
なお、上側フランジ部12の締結部12aに設けられた挿通孔h2には円筒状のカラーC2が設置され、このカラーC2を介してボルトB2が挿通される。このように上下方向に延びるカラーC2を設置することで、電気デバイスDの荷重が作用する部分の剛性を高めることができる。
図6に示すように、本実施形態では、一対のフレーム部材7,7が前後で略対称となるように電気デバイスDに固定され、各フレーム部材7を上側フランジ部12に掛けた状態で締結するようにした。なお、実際には左右方向に沿って複数対のフレーム部材7が設置されている。デバイス側締結部71が電気デバイスDに締結され、かつ、フランジ側締結部72が上側フランジ部12に締結された状態において、電気デバイスDはケース本体11の底面から離間している。
(締結部材)
図3に示すボルトB1及びナットN1(締結部材)は、蓋2と、補強部材51,52と、フロアパネルFと、を締結するものである。ボルトB1は、補強部材51に溶着されたカラー61を貫通し、その軸部の下端がフロアパネルFよりも下側に突出している。ボルトB1の軸部のうちフロアパネルFの下側に突出した箇所にナットN1が螺合される。なお、フロアパネルFの下面に予めナットN1を溶着するようにしてもよい。なお、他のボルトB2〜B4、ナットN2〜N4については、詳細な説明を省略する。
(吸排気部)
図8に示すように、フロントフロアパネル5及びキックアップ部5aの車室30内側は、上端部が後部座席9の下面と吸気カバー25の上面との間に挟持されたトリム15により覆われている。即ち、トリム15はフロントフロアパネル5及びキックアップ部5aの車室30内側を覆い、さらに上端部が後部座席9の下面まで延びて、吸気カバー25の上面に接続されている。トリム15には、車室30内の空気を取り入れるための吸気グリル16が、蓋2の縦壁23に対向する位置(前方)に設けられている。吸気部は、車室30内の空気を吸気グリル16から冷却用空気として取り入れ、吸気パイプ24の吸気口24aから電気デバイス収容体Pに供給する。
排気部は、図1及び図2に示すように、電気デバイス収容体P(蓋2)の孔ht(図7参照)から延びて、車室30と荷室31とを区画する環状バルク44の貫通孔45に接続される排気ダクト41(室内側ダクト42、荷室側ダクト43)と、を備える。
<保守点検用スイッチの配置>
保守点検用スイッチ37は、図9に示すように、ケース本体11の左側に形成された第1フランジ部36に配設される。これにより、保守点検用スイッチ37は、後部座席9下の左前方に位置する。したがって、電気デバイスDのメンテナンス時には、後部座席9を取り外せば保守点検用スイッチ37を容易に操作することができる。なお、後部座席9の左前方に保守点検用スイッチ37へのガイド孔を設ければ、後部座席9を取り外すことなく保守点検用スイッチ37を操作することができる。また、保守点検用スイッチ37は、バッテリ18がオフセットして収納された左側に配置されているので、電気デバイス収容体P内の配線を短くすることができると共に、配線の取り回しが容易となる。
<DC線の配索>
電気デバイスDに接続されるDC線33は、図10及び図11に示すように、電気デバイス収容体Pの外部から、ケース1の右側壁11cと骨格部材8との間の空間Sを通り、ケース本体11の右側に形成された第2フランジ部38に設けられた突出部39を介して、電気デバイス収容体Pの内部に配索される。電気デバイス収容体Pの外部から突出部39に挿通されるDC線33は、傾斜面39cによって電気デバイスD側に案内され、DC線33が上部開口39bと干渉しないよう円弧状の切欠部39dを通る。このため、DC線33の剛性が高く曲がり難い場合であっても、突出部39の傾斜面39cによって案内されることで大きな曲率で曲げられて、切欠部39dを通ることで上部開口39bと干渉せずに、無理なくDC線33を電気デバイス収容体Pの内部に配索することができる。また、突出部39は、高圧電気機器19がオフセットして収納された右側に配置されているので、電気デバイス収容体P内のDC線33を短くすることができると共に、DC線33の配索が容易となる。
図11に示すように、DC線33の外部から電気デバイス収容体Pへの入口である突出部39の下端部には防水シール部材53が取り付けられ、防水シール部材53によって電気デバイス収容体Pと外部との間がシールされている。突出部39は第2フランジ部38から上方に突出した管状に形成されているので、防水シール部材53の防水性が仮に失われても、電気デバイス収容体Pは、切欠部39dによって切り欠けられた高さまでの止水構造を有する。したがって、当該高さまでの浸水に対しては、電気デバイス収容体P内に浸水することはない。
以上説明したように、本実施形態に係る電気デバイス収納構造によれば、電気デバイス収容体Pのケース1は、開口端部から左右両外側に延びた第1及び第2フランジ部36,38を備え、第1フランジ部36には保守点検用スイッチ37が配設され、第2フランジ部38にはDC線33が挿通される突出部39が配設されている。このため、保守点検用スイッチ37や、DC線33を電気デバイス収容体Pの内部に挿通するための突出部39を電気デバイスDの上方に配置した構成と比較して、電気デバイス収容体Pの高さが抑制される。電気デバイス収容体Pは後部座席9の下方に設けられるため、ケース1内に電気デバイスD等を最大限に配置した状態で後部座席の広い室内空間を確保でき、空間の利用効率が向上すると共に、乗員性も向上する。また、フロアパネルFの地上高を高めることなく電気デバイスDを配置できるため、車両の低重心化が図れる。
また、ケース1の上面視形状は、左右幅広に形成された略台形形状であるので、上面視形状が左右幅広の長方形形状のケースに比べて、左右方向(車幅方向)への大型化を最小限に抑えつつ保守点検用スイッチ37やDC線33が挿通される突出部39を配設できる。したがって、スペースを有効に利用することができ、組付け作業性が向上する。
また、DC線33は電気デバイス収容体Pのケース1の右側壁11cと骨格部材8との間の空間Sを通って配索されるので、電気デバイス収容体Pの外部におけるDC線33の取り廻しが容易となる。また、側突時には、この空間Sが緩衝領域となって、電気デバイス収容体Pに収納された電気デバイスDが受ける衝撃が緩和される。また、空間Sに配置されたDC線33は、補強部材51,52によって側突時の衝撃による影響が抑制されるため、側突による荷重からDC線33を保護することができる。
また、第2フランジ部38から上方に突出する管状の突出部39の突出部本体39aには、上部開口39bに向かって電気デバイスD側に傾斜する傾斜面39cが形成されるとともに、DC線33の線径dよりも大きな弧を有する円弧状の切欠部39dが上部開口39bから連続して傾斜面39cと対向するように形成されるので、剛性が高く曲がり難いDC線33であっても、傾斜面39cによって案内されることでDC線33の取り廻しが容易である。また、傾斜面39cによって案内されたDC線33が切欠部39dを通ることで、DC線33が上部開口39bと干渉して被膜等が破損することなく、DC線33を電気デバイスDに向けて配索できる。また、突出部39は第2フランジ部38から上方に突出した管状に形成されているので、切欠部39dによって切り欠けられた高さまでの外部からの水侵入を防止できる。
<変形例>
続いて、本発明の変形例に係る電気デバイス収納構造について説明する。
図12は、車室内に配置される電気デバイス収容体が収納空間Gに挿入される前の状態を左前方から見下ろした斜視図である。図13は、図12に示す電気デバイス収容体のXIII―XIII矢視断面図である。図14は、車室内に配置される電気デバイス収容体のケースの突出部近傍の拡大斜視図である。図15は、図12に示す電気デバイス収容体のXV―XV矢視断面図である。
本変形例の電気デバイス収納構造が、上記説明した実施形態の電気デバイス収納構造と異なる点は、電気デバイス収容体Pが車室30内に配置されていることである。また、電気デバイス収容体Pが車室30内に配置されるため、電気デバイス収容体P単体でのシール機構を備えていない。この点以外は、電気デバイス収納構造の主要構造も含み、上記説明した実施形態と同様であり、図12〜図15において、図2、図8、図10及び図11と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。このため、上記説明した実施形態の電気デバイス収納構造と同一又は同等部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
図12〜図15に示すように、本変形例のフロアパネルFは、電気デバイス収容体Pを収容可能な収納空間Gを有し、箱状に形成されたミドルフロア10を備える。ミドルフロア10の上端縁から外側に延びる環状のフランジ部10aは、フロント側がフロントフロアパネル5のキックアップ部5aに溶接されることで一体形成されている。また、フランジ部10aのリア側は、ボルトB1とナットN1とによりリヤフロアパネル6に締結されている。また、図15に示すように、フランジ部10aの左右フランジ端部10cは、左右端部が下方に折り曲げられて骨格部材8に溶接されることで一体形成されている(図15には、右側フランジ端部10cのみを示す。)。
右側フランジ端部10cには、電気デバイス収容体Pのケース1の第2フランジ部38に形成された突出部39に対応する位置に、DC線33を挿通するための貫通孔が設けられている。なお、本変形例の突出部39は、第2フランジ部38の上面にだけ形成され、下方への突起部は備えていない。右側フランジ端部10cのDC線33のための貫通孔には防水シール部材54が取り付けられ、防水シール部材54によってミドルフロア10と外部との間がシールされている。これにより、ミドルフロア10を含むフロアパネルFは所定高さまでの止水構造を有し、収納空間Gに収容された電気デバイス収容体Pは、防水された車室30内に配置された構成となる。
このように、本変形例の電気デバイス収容体Pは車室30内に配置されることから、電気デバイス収容体P単体での防水対策を必要としておらず、実施形態(図2〜図8)において説明した上側シール3及び下側シール4を備えていない。なお、ケース1と蓋2との接合部には、例えば、エプトシール(図示せず)などのシール部材を配設して防塵対策しておくことが好ましい。また、万一、ミドルフロア10内に液体が侵入しても、電気デバイスDは、樹脂製のケース1内に収容されているので、高圧部品への影響が防止されている。
上記説明した電気デバイス収納構造は、本変形例のように、電気デバイス収容体Pが車室30内に配置される場合にも適用することができる。即ち、電気デバイス収容体Pのケース1内に電気デバイスDが搭載され、ケース1の開口端部から左方向に延設される平面視略三角形状の第1フランジ部36に保守点検用スイッチ37が配設され、右方向に延設される平面視略矩形形状の第2フランジ部38に突出部39が配設されている。このため、保守点検用スイッチ37や、DC線33を電気デバイス収容体Pの内部に挿通するための突出部39を電気デバイスDの上方に配置した構成と比較して、電気デバイス収容体Pの高さが抑制される。電気デバイス収容体Pは後部座席9の下方に設けられるため、ケース1内に電気デバイスD等を最大限に配置した状態で、後部座席の広い室内空間を確保でき、乗員性が向上する。
また、本変形例の突出部39は、第2フランジ部38の上面に形成された突出部本体39aを有する。突出部本体39aは、上記説明した実施形態と同様に、上端に上部開口39bを有し、電気デバイスDと反対側(車両右側)の上部に、上部開口39bに向かって電気デバイスD側に傾斜する傾斜面39cが形成されている。また、突出部本体39aの電気デバイスD側の側面には、円弧状の切欠部39dが上部開口39bから連続して傾斜面39cと対向するように形成されている。切欠部39dの円弧の大きさは、DC線33の線径dよりも大きい。本変形例の突出部39によれば、剛性が高く曲がり難いDC線33であっても、傾斜面39cによって案内されることでDC線33の取り廻しが容易である。また、傾斜面39cによって案内されたDC線33が切欠部39dを通ることで、DC線33が上部開口39bと干渉して被膜が破損することなく、DC線33を電気デバイスDに向けて配索できる。
尚、本発明は、前述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、上記説明した実施形態では、バッテリ18及び保守点検用スイッチ37が車幅方向の中央に対して左側にオフセットして配置され、高圧電気機器19及び突出部39が右側にオフセットして配置されていたが、バッテリ18及び保守点検用スイッチ37が右側に、高圧電気機器19及び突出部39が左側に配置されていてもよい。
1 ケース
2 蓋(蓋部材)
8 骨格部材
11 ケース本体
11c 右側壁
33 DC線(電力線)
36 第1フランジ部
37 保守点検用スイッチ
38 第2フランジ部
39 突出部(電力線挿通部)
39a 突出部本体
39b 上部開口
39c 傾斜面
39d 切欠部
d DC線の線径
D 電気デバイス
F フロアパネル
P 電気デバイス収容体(電気デバイス収納部)
S 空間

Claims (4)

  1. フロアパネルが固定される左右一対の骨格部材間に、電気デバイスを収容する電気デバイス収納部が配置される、電気デバイス収納構造であって、
    前記電気デバイス収納部は、前記電気デバイスを収納可能な箱状に形成された矩形のケースと、前記ケースの開口を覆う蓋部材と、を有し、
    前記ケースは、前記開口の端部から左右両外側に延びた第1及び第2フランジ部を備え、
    左右方向一方側の前記第1フランジ部に、前記電気デバイスの保守点検用スイッチが配設され、
    左右方向他方側の前記第2フランジ部に、前記電気デバイスに接続される電力線を挿通するための電力線挿通部が配設される、電気デバイス収納構造。
  2. 請求項1に記載の電気デバイス収納構造であって、
    前記ケースの上面視形状は、左右幅広に形成された略台形形状である、電気デバイス収納構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電気デバイス収納構造であって、
    前記第2フランジ部が延設された前記ケースの側壁と前記骨格部材との間に設けられた空間に、前記電力線挿通部に挿通される前記電力線が配索される、電気デバイス収納構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気デバイス収納構造であって、
    前記電力線挿通部は、前記第2フランジ部から上方に突出する管状の突出部を備え、
    前記突出部は、上部開口を有する突出部本体を有し、
    前記突出部本体には、前記上部開口に向かって前記電気デバイス側に傾斜する傾斜面が形成されるとともに、前記電力線の線径よりも大きな弧を有する円弧状の切欠部が前記上部開口から連続して前記傾斜面と対向するように形成される、電気デバイス収納構造。
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