JP2022072239A - 車両用発電ユニットの搭載構造 - Google Patents

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眞也 上妻
Shinya Kamitsuma
靖 曽布川
Yasushi Sofugawa
裕市 佐藤
Yuichi Sato
健介 鈴木
Kensuke Suzuki
耕平 恩地
Kohei Onchi
聖英 ▲高▼野
Kiyohide Takano
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Abstract

【課題】車両用発電ユニットの搭載構造をよりコンパクトで且つ剛性確保を可能にする。【解決手段】車体には、開口部31eを有し、発電ユニット10を搭載する箱状部材30が設けられ、箱状部材30の内部には、開口部31eから外側に突出するレール35が設けられ、発電ユニット10は、レール35に設置された状態で、可動レール部37が箱状部材30の内部に移動して搭載される。車体には、箱状部材30を懸架する懸架支持部40Bが設けられ、懸架支持部40Bは、箱状部材30の側面壁31cに設けられ、箱状部材30の側面視で、レール35に重なるように配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用発電ユニットの搭載構造に関する。
電動モータを駆動するためのバッテリを有する電動車両には、例えば、特許文献1に開示されているように、小型の発電ユニットが搭載されている車両が知られている。当該発電ユニットを搭載し、バッテリまたは電動モータに電力を供給することによって、航続距離を延長させることが可能となる。
上記例の発電ユニットは、車両の後部シートの下方側に設けられたスペースに、取り外し可能に搭載されている。この例では、発電ユニットの下部には、車輪が設けられており、発電ユニットは、車体後部に設けられた箱の下面を走行可能に構成され、箱の開口から搬入及び搬出が可能となっている。
このように発電ユニットを車体に対して取り外し可能に構成することによって、メンテナンス性が向上し、さらに、車両から離れた場所において、発電ユニットを単独で使用することも可能となる。
特開2016-84769号公報
車体に設けられる発電ユニット用の取付けスペースは、よりコンパクトであることが望ましい。ところが、上記例のように下部の車輪によって発電ユニットが走行する構造では、車体に設けられた箱には、路面が必要となり、さらに、発電ユニットを安定して走行させるために、当該箱には所定の剛性が求められる。その結果、箱が大型化し、これに伴い、発電ユニットの設置スペースが大型化する可能性がある。また、上記例の構造で、軽量化を図るために、例えば箱の壁の一部を切り欠くと箱が変形しやすくなる可能性がある。例えば上記例で箱の下部において路面以外の部分を切り欠くと、箱は幅方向に広がるような変形を起こしやすくなり、箱の剛性を確保しにくくなる可能性がある。
そのため、発電ユニットを設置するための搭載構造を、よりコンパクトな構造とし、且つ所定の剛性を確保しようとする場合、上記例のような搭載構造には、改善の余地があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、よりコンパクトで且つ剛性を確保することが可能な車両用発電ユニットの搭載構造を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る車両用発電ユニットの搭載構造は、発電ユニットを車体に搭載する。当該車両用発電ユニットの搭載構造において、前記車体には、車両外側に開口部を有し、前記発電ユニットを着脱可能に搭載する箱状のユニット設置構造体が設けられ、該ユニット設置構造体の内部には、前記開口部から車両外側に突出可能に構成されたレールが設けられ、前記発電ユニットは、車両外側に突出した前記レールに設置された状態で、前記レールが前記ユニット設置構造体の内部に移動することによって、前記ユニット設置構造体の内部に着脱可能に搭載され、前記車体には、前記ユニット設置構造体を懸架する懸架支持部が設けられ、前記懸架支持部は、前記ユニット設置構造体の側面壁に設けられ、前記ユニット設置構造体の側面視で、前記レールに重なるように配置されている。
本発明の車両用発電ユニットの搭載構造では、よりコンパクトで且つ剛性を確保することが可能できる。
本発明に係る車両用発電ユニットが搭載される車両の後部を示す斜視図で、発電ユニットの一部が車両外部にある状態を示している。 図1の発電ユニットを車両下方から見た斜視図である。 図2の発電ユニットが、車両外側に突出しているレールに設置された状態を示す側面図である。 図2の箱状部材を単体で示す斜視図である。 図2の前側支持部材の周辺を拡大して示す拡大斜視図である。 図4の箱状部材がレール上に設置された状態を模式的に示す正面図である。
以下、本発明に係る車両用発電ユニットの搭載構造の一実施形態について、図面(図1~図6)を参照しながら説明する。
なお、図において、矢印Fr方向は車両前後方向における前方を示す。実施形態の説明における「前部(前端)及び後部(後端)」は、車両前後方向における前部及び後部に対応する。また、矢印R,Lは、それぞれ車幅方向の右側、左側を示しており、本実施形態における「左右」は、乗員が車両前方を向いたときの「左側」及び「右側」に対応している。
本実施形態の車両用発電ユニットの搭載構造は、車体の後部に設けられたユニット設置構造に、発電ユニット10を搭載するための構造である。以下、搭載構造における発電ユニット10の構成について説明する。
本実施形態の発電ユニット10は、例えば、車両後部に設けられたラゲッジスペース等の床下に、着脱可能に搭載される発電ユニット10であって、全体で車幅方向に延びる略直方体状である。この場合、発電ユニット10は、例えば、車両の後部に設けられた開口から車両内に挿入された状態で、車両後部に固定される。この例では、図1に示すように、発電ユニット10は、車幅方向において、後輪22の間に配置されている。
発電ユニット10の詳細な構成について、図示による説明は省略しているが、当該発電ユニット10は、発電用エンジンと、当該発電用エンジンが駆動することによって発電する発電機を有している。また、発電ユニット10は、発電用エンジンを駆動させるための燃料が充填された燃料タンクと、発電機から電力供給されるインバータ等の電気機器と、該電気機器や発電用エンジン等を冷却するための冷却装置を有している。さらに、発電ユニット10は、上記した機器を収容するトレイ11及び上蓋12を備えている。
トレイ11の底部は、車幅方向に延びる略長方形状で、トレイ11には、上記した発電用エンジン、燃料タンク、発電機及び冷却装置等が設置されている。図6に示すように、トレイ11の車幅方向側部には、側壁部15が設けられ、該側壁部15の上部には、車幅方向外側に突出し、車両前後方向に延びる側部フランジ16が設けられている。側部フランジ16の上面には、設置作業及び運搬等で用いられる取っ手17等が設けられている。上蓋12は、トレイ11を車両上方から覆う略直方体状の箱状であり、上蓋12の側部が、例えば取っ手17よりやや内側に位置するように、トレイ11に取り付けられる。また、上蓋12の側部には、ハーネス等が貫通する孔12aが設けられている。なお、図6では、後述するガイド16aを設けた例を示しているが、図1~図3及び図5においては、ガイド16aを設けてない側部フランジ16を示している。
側部フランジ16は、ユニット設置構造の後述するレール35に設置される。側部フランジ16とレール35との関係については、後で説明する。
続いて、車体側に設けられたユニット設置構造について説明する。ユニット設置構造は、箱状部材(ユニット設置構造体)30と、レール35と、懸架支持部材(懸架支持部)40A,40B,50A,50Bを有している。箱状部材30は、図4に示すように、車幅方向に延びる略直方体状の部材で、天面部31aと、車幅方向を臨む右側壁(側面壁)31b及び左側壁(側壁面)31cと、車両前方を臨む前壁(内壁部)31dと、を有し、後部には、開口部31eが設けられている。箱状部材30は、懸架支持部材40A,40B,50A,50Bを介して、車体に取り付けられている。
レール35は、車両前後方向に延びる部材で、箱状部材30の内側に設けられ、開口部31eから車両外側に突出可能に構成されている。当該レール35は、図2及び図3に示すように、レール支持部36と、長尺の可動レール部37と、を有している。レール支持部36は、左側壁31cの内面及び右側壁31bの内面のそれぞれに固定されており、詳細な図示は省略しているが、可動レール部37を上下方向から覆い且つレール35の移動方向に交差する幅方向から覆うことにより支持している。すなわち、レール支持部36は、可動レール部37を、上下左右から覆うことによって支持している。
可動レール部37は、レール支持部36に支持された状態で、レール35の長手方向(この例では、車両前後方向)に平行移動可能に構成されている。この例の可動レール部37は、外側レール37Aと、内側レール37Bと、を有している。外側レール37Aは、レール支持部36に直接的に係合し、レール支持部36に対して、レール35の長手方向(この例では、車両前後方向)に沿って平行移動可能に構成されている。外側レール37Aが、レール支持部36に対して車両前方に平行移動したときは、外側レール37Aは、開口部31eから車両外側に突出している状態となる。
外側レール37A及び内側レール37Bは、互いに平行移動可能に係合している。内側レール37Bは、外側レール37Aに車幅方向視で重なった状態から、車両後方に平行移動可能に構成されている。また、内側レール37Bは、外側レール37Aの位置にかかわらず、外側レール37Aに対して、平行移動可能である。例えば、外側レール37Aが、開口部31eの内側、すなわち、箱状部材30の内部に位置するとき、内側レール37Bのみが開口部31eから車両後方に突出させることも可能である。外側レール37Aが、開口部31eから車両後方に突出し、さらに、内側レール37Bが外側レール37Aに対して車両後方に突出しているとき、可動レール部37が開口部31eから突出している長さが最も長くなる、最大突出状態となる。
内側レール37Bには、上記した側部フランジ16が載置される台座38が設けられている。台座38は、例えば図6に模式的に示すように、内側レール37Bに接合されている断面L字状の長尺の部材で、車両前後方向に延びている。台座38は、内側レール37Bに固定されており、内側レール37Bと一体的に平行移動可能である。
発電ユニット10は、車両外側に突出したレール35に設置された状態で、レール35が箱状部材30の内部に移動することによって、箱状部材30の内部に着脱可能に搭載される。詳細には、発電ユニット10のトレイ11に設けられた側部フランジ16が、最大突出状態となっている可動レール部37の上部に載置(設置)される。このとき、可動レール部37の内側レール37Bの台座38の上部と側部フランジ16の下面とが固定され、この状態で、可動レール部37が開口部31eの内側に平行移動することにより、発電ユニット10が開口部31eの内側に移動する。可動レール部37の内側レール37Bが外側レール37Aに側面視で重なった状態になるまで、内側レール37Bが車両前方に平行移動し、内側レール37Bが外側レール37Aに重なった後に、内側レール37B及び外側レール37Aが一体的に車両前方に開口部31eの内側に向かって平行移動する。内側レール37B及び外側レール37Aが、箱状部材30の内部に至るとき、発電ユニット10は箱状部材30の内部に収容される。この状態で、図示しないストッパ部材等により発電ユニット10が固定され、箱状部材30の内部に搭載される。
続いて、箱状部材30を支持する懸架支持部材40A,40B,50A,50Bについて説明する。懸架支持部材40A,40B,50A,50Bは、後側支持部材(第1の支持部)40A,40Bと、前側支持部材(第2の支持部)50A,50Bと、を有している。
後側支持部材40A,40Bは、図2~図4に示すように、箱状部材30の右側壁31bの外面及び左側壁31cの外面のそれぞれに固定されている。後側支持部材40A,40Bは、左右それぞれの外面における車両上下方向の中心よりも車両下方側に配置されている。この例では、後側支持部材40A,40Bは、右側壁31bの外面及び左側壁31cの外面のそれぞれにおける後側の下部に配置されている。右側及び左側の後側支持部材40A,40Bは、それぞれ対応するリアサイドメンバ23に固定されている。この例では、後側支持部材40A,40Bは、リアサイドメンバ23の下面に接合されている。
右側及び左側の後側支持部材40A,40Bは、箱状部材30の右側壁31bの外面及び左側壁31nの外面に接合され、且つ対応する側のリアサイドメンバ23に接合されている。右側及び左側の後側支持部材40A,40Bは、支柱部材41と、軸部材46と、接合面部42と、平板部43と、上側クッション部材44と、下側クッション部材45と、を有している。
支柱部材41は、車両上下方向に延びる略直方体状の中空部材である。支柱部材41の上部は、リアサイドメンバ23の下面に接合されている。支柱部材41の下面には、軸部材46が貫通した状態で固定されている。接合面部42は、車両上下方向に延びる板状の部分で、左側壁31cの外面にスポット溶接等により接合されている。平板部43は、接合面部42の車両上下方向の中間部から車幅方向外側に突出する板状の部分である。すなわち、右側の後側支持部材40Aの平板部43は、右側壁31bから右外側に突出し、左側の後側支持部材40Aの平板部43は、左側壁31cから左外側に突出している部分である。
本実施形態では、所定の厚みを有する2枚の金属製の平板をそれぞれL字状に屈曲させて、それぞれのL字状の板部材の1つの面を、互いに接合させて、平板部43を構成し、他方の面を車両上下に並べて右側壁31bまたは左側壁31cに接合させることにより、接合面部42を構成している。平板部43のほぼ中央には、貫通孔が設けられ、該貫通孔には、軸部材46が貫通した状態で固定されている。
上側クッション部材44は、所定の弾性率を有する樹脂材料により形成される部材であり、所定の厚みを有する円柱状で、径方向中央に貫通孔が設けられている。上側クッション部材44は、貫通孔に軸部材46が貫通した状態で、平板部43の上面に設置されている。この例では、平板部43の上面と支柱部材41の下面との間に配置されている。
下側クッション部材45は、上側クッション部材44と同様に、所定の弾性率を有する樹脂材料により形成される部材であり、所定の厚みを有する円柱状で、径方向中央に貫通孔が設けられている。下側クッション部材45は、貫通孔に軸部材46が貫通した状態で、平板部43の下面に設置されている。
本実施形態では、2つの前側支持部材50A,50Bを有している。2つの前側支持部材50A,50Bは、前壁31dの車両前方を臨む外面に、車幅方向に互いに間隔を空けた状態で、固定されている。右側の前側支持部材50A及び左側の前側支持部材50Bは、例えば、車体骨格部材であるリアクロスメンバに固定されている。この例では、前側支持部材50A,50Bは、リアクロスメンバの下面に接合されている。
右側及び左側の前側支持部材50A,50Bは、図2~図4に示すように、後側支持部材40A,40Bの構造とほぼ同様に構成されている。右側及び左側の前側支持部材50A,50Bは、同じ構造であり、それぞれが、支柱部材51と、軸部材56と、接合面部52と、平板部43と、上側クッション部材54と、下側クッション部材55と、を有している。
前側支持部材50A,50Bの支柱部材51の上部は、リアクロスメンバの下面に接合されており、接合面部52は、箱状部材30の前壁31dの外面に接合されている。また、前側支持部材50A,50Bのそれぞれの上側クッション部材54及び下側クッション部材55は、後側支持部材40A,40Bと同様に、平板部53を上下から挟むように配置され、軸部材56等により固定されている。
本実施形態の右側及び左側の後側支持部材40A,40Bは、箱状部材30の側面視(この例では車幅方向視)で、収容状態のレール35に重なるように配置されている。ここで、収容状態とは、内側レール37B及び外側レール37Aが重なった状態で、箱状部材30の内部に位置している状態である。これにより、箱状部材30の右側壁31b及び左側壁31cが車幅方向に広がる変形を抑制できる。
本実施形態では、右側及び左側の後側支持部材40A,40B並びに前側支持部材50A,50Bの車両上下方向位置は、ほぼ同じに設定されている。箱状部材30の右側壁31b及び左側壁31cの内面には、車両内側から車両外側に向かって延びる側部補強部材(補強部)48が設けられている。この例の側部補強部材48は、車両前後方向に延びる板状で、箱状部材30の側面視(この例では車幅方向視)で、収容状態のレール35及び右側及び左側の後側支持部材40A,40Bに重なるように配置されている。側部補強部材48は、箱状部材30の側壁31b,31cの内面に取り付けられ、側部補強部材48の内側に、レール35が取り付けられている。また、前壁31dの内面には、車幅方向に延びる前部補強部材58が設けられている。当該前部補強部材58は、前方視で前側支持部材50A,50Bに重なるように配置されている。すなわち、本実施形態では、右側及び左側の側部補強部材48と前部補強部材58によって、U字形状を形成している。
本実施形態では、右側及び左側の側部補強部材48と前部補強部材58によってU字形状とし、側部補強部材48と前部補強部材58が交差する部分は、箱状部材30の角部に対して若干間隔を空けて配置することで、箱状部材30の角部の剛性を向上させている。これにより、上記した可動レール部37等の捩じれ変形をさらに抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、右側及び左側の後側支持部材40A,40Bは、右側壁31b及び左側壁31cのそれぞれの外面における車両上下方向の中心よりも車両下方側で、外面における後側の下部に配置されている。本実施形態の箱状部材30は、底部が設けられていないため、右側壁31b及び左側部31cの下端は外側に変形しやすい構造である。これに対して、後側支持部材40A,40Bを、上記のように右側壁31b及び左側壁31cの下部に配置することにより右側壁31b及び左側壁31cの下部が外側に変形することを抑制できる。
また、本実施形態の後側支持部材40A,40Bには、図2、図3及び図5に示すように、発電ユニット10と車体に設けられた電気機器とを電気的に接続するケーブルやハーネス等の接続端子47が設けられている。当該ケーブル等には、高圧電流が流れるため、保護が必要となる。この例では、後側支持部材40A,40Bの支柱部材41の後側部に設けられている。これにより、接続端子47を安定して固定することができる。また、接続端子47を、支柱部材41に一体化することで、軽量化及びコンパクト化が可能となる。この例では、接続端子47を支柱部材41の後側部に設けているが、これに限らず、接続端子47を支柱部材41の前側部に設けてもよい。接続端子47を支柱部材41の前側部に設けることで、後突に対して前側支持部材40A,40Bにより保護することができる。
また、本実施形態では、図6に示すように、側部フランジ16の外側端に、該外側端から車両下方に突出しレール35の長手方向に沿って延びるガイド16aを設けてもよい。レール35を、右側壁31bまたは左側壁31cと、これに対応するガイド16aとの間に配置して、側部フランジ16を内側レール37Bの台座38の上部に載置した状態で、発電ユニット10は、可動レール部37の移動と共に箱状部材30の内部に移動する。このようにガイド16aを設けることにより、レール35の可動レール部37の横方向の逃げを抑制することができる。その結果、可動レール部37の捩じれ変形を抑制でき、箱状部材30の右側壁31b及び左側壁31cの変形も抑制できる。
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態では、後側支持部材40A,40B及び前側支持部材50A,50Bの車両上下方向位置は、ほぼ同じに設定されているが、これに限らない。例えば、後側支持部材40A,40Bを、前側支持部材50A,50Bに対して車両下方側に配置してもよい。この場合、右側及び左側の側部補強部材48は、前部補強部材58の車両下方側に配置すればよい。
また、本実施形態では、発電ユニット10を、車両後面から挿入するように構成された例を説明しているが、これに限らない。例えば、発電ユニット10を、車体側部から幅方向に挿入するように構成してもよい。この場合、箱状部材の開口部を、車幅方向外側に配置し、後側支持部材40A,40Bに対応する部材を、箱状部材の前側部及び後側部のそれぞれの車幅方向外側部に取り付け、前側支持部材50A,50Bに対応する部材を、箱状部材30の例えば車幅方向内側壁に取り付けるとよい。
10 発電ユニット
11 トレイ
12 上蓋
16 側部フランジ
17 取っ手
18 突出部
22 後輪
23 リアサイドメンバ
24 リアクロスメンバ
30 箱状部材
31a 天面部
31b 右側壁(側面壁)
31c 左側壁(側面壁)
31d 前壁(内壁部)
31e 開口部
35 レール
36 レール支持部
37 可動レール部
37A 外側レール
37B 内側レール
38 台座部
40A 左側の後側支持部材
40B 右側の後側支持部材
41 支柱部材
42 接合面部
43 平板部
44 上側クッション部材
45 下側クッション部材
46 軸部材
48 側部補強部材
50A 右側の前側支持部材
50B 左側の前側支持部材
51 支柱部材
52 接合面部
53 平板部
54 上側クッション部材
55 下側クッション部材
56 軸部材
58 前部補強部材

Claims (5)

  1. 発電ユニットを車体に搭載する車両用発電ユニットの搭載構造において、
    前記車体には、車両外側に開口部を有し、前記発電ユニットを着脱可能に搭載する箱状のユニット設置構造体が設けられ、該ユニット設置構造体の内部には、前記開口部から車両外側に突出可能に構成されたレールが設けられ、
    前記発電ユニットは、車両外側に突出した前記レールに設置された状態で、前記レールが前記ユニット設置構造体の内部に移動することによって、前記ユニット設置構造体の内部に着脱可能に搭載され、
    前記車体には、前記ユニット設置構造体を懸架する懸架支持部が設けられ、
    前記懸架支持部は、前記ユニット設置構造体の側面壁に設けられ、前記ユニット設置構造体の側面視で、前記レールに重なるように配置されていることを特徴とする、車両用発電ユニットの搭載構造。
  2. 前記側面壁には、車両内側から車両外側に向かって延びる補強部が設けられ、
    前記補強部は、前記ユニット設置部の側面視で、前記レール及び前記懸架支持部に重なるように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両用発電ユニットの搭載構造。
  3. 前記懸架支持部は、前記側面壁の車両上下方向の中心よりも車両下方側に配置されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両用発電ユニットの搭載構造。
  4. 前記懸架支持部には、前記発電ユニットと前記車体に設けられた電気機器とを電気的に接続するケーブルの接続端子が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の車両用発電ユニットの搭載構造。
  5. 前記発電ユニットの側部には、外側に突出する側部フランジが設けられ、該側部フランジの外側部には車両下方に突出し、前記側部フランジの長手方向に沿って延びるガイドが設けられ、
    前記レールを前記発電ユニットの側部と前記ガイドとの間に配置して前記側部フランジを前記レール上に設置した状態で、前記発電ユニットは、前記ユニット設置構造体に搭載されることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の車両用発電ユニットの搭載構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024053407A1 (ja) * 2022-09-05 2024-03-14 カワサキモータース株式会社 移動体および保守方法
WO2024053409A1 (ja) * 2022-09-05 2024-03-14 カワサキモータース株式会社 発電ユニットおよび発電システム

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