JP6063897B2 - 電気デバイスの冷却構造 - Google Patents

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本発明は、電気デバイスの冷却構造に関する。
従来、後部座席の下面に設けた高電圧バッテリ収納室内の一角を区画して冷却空気導入室を設け、吸気用ブロアの吸気口を冷却空気導入室に接続すると共に、吸気用ブロアの吸気口と空気取り入れスリットとの間に遮蔽板を設けた高電圧バッテリの冷却構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、フロアパネルと座席下カバーパネルとにより形成された収容空間に電池パックを設置すると共に、収容空間を分割して設けられた吸入室に、送風ファンの吸引口を連通させる。吸入室内には、送風ファンの吸引口を座席下カバーのスリット側から覆う防塵防音用カバーを設けた車両用電源装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献1及び2によると、スリットから侵入する虞のある異物や液体などは、遮蔽板や防塵防音用カバーにより遮られて、冷却用ブロアや送風ファンの吸気口に達することが防止される。
特開2002−166728号公報 特許第3777981号公報
しかしながら、特許文献1及び2によると、遮蔽板や防塵防音用カバーを追加するために部品点数が多くなり、製作コストが嵩む。また、空気導入室などの遮蔽板を設けるための空間が必要であり、車室内や荷室等の空間が狭められる虞がある。更に、吸気グリルからファンまでの風の流れが複雑になるため、空気流通抵抗が大きくなったり、風切音等が発生する可能性があり、消音材等を追加する必要がでてくる。また、吸気グリルを通過した異物や液体は、高電圧バッテリのケース内に入ってしまい、異物を取り除くためには、シートや高電圧バッテリのカバーを取り外す煩雑な作業が必要となる。また、吸気グリルが塞がれたとき、冷却空気を導入するための緊急通路を別途設ける必要があり、コストが嵩む虞がある。
本発明の目的は、部品点数を増やすことなく異物をトラップすることができ、且つ空気流通抵抗が小さな電気デバイスの冷却構造を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
フロントフロアパネル(例えば、後述の実施形態でのフロントフロアパネル5)から立ち上がるように形成されたキックアップ部(例えば、後述の実施形態でのキックアップ部5a)の後方に設けられた後部座席(例えば、後述の実施形態での後部座席9)と、
前記後部座席の下方において、前記キックアップ部及びリヤフロアパネル(例えば、後述の実施形態でのリヤフロアパネル6)間に開口する開口部(例えば、後述の実施形態での孔H)と、
電気デバイス(例えば、後述の実施形態での電気デバイスD)を収納するケース(例えば、後述の実施形態でのケース1)及び前記ケースを覆う蓋部材(例えば、後述の実施形態での蓋2)を有し前記開口部に挿入される電気デバイス収納部(例えば、後述の実施形態での電気デバイス収容体P)と、を備え、
前記ケースは、前記キックアップ部及び前記リヤフロアパネルに取付可能な取付フランジ(例えば、後述の実施形態での上側フランジ部12、下側フランジ部13)を備え、
前記蓋部材は、前記ケースの前記取付フランジを介して前記キックアップ部及び前記リヤフロアパネルに取付可能なフランジ(例えば、後述の実施形態でのフランジ21)を備え、
前記電気デバイスに車室(例えば、後述の実施形態での車室30)内の空気を供給して冷却する、電気デバイスの冷却構造であって、
前記蓋部材は、前記フランジが設けられる縦壁(例えば、後述の実施形態での縦壁23)より後方に形成された電気デバイス冷却用空気の吸気口(例えば、後述の実施形態での吸気口24a)を備え、
前記キックアップ部には、吸気グリル(例えば、後述の実施形態での吸気グリル16)が配設されたトリム(例えば、後述の実施形態でのトリム15)が施され、
前記縦壁は、少なくとも一部が前記吸気グリルを後方に投影した投影領域内に配置され、
前記縦壁、前記トリム、及び前記フランジによって第1異物捕獲部(例えば、後述の実施形態での第1異物捕獲部32)が形成される。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記蓋部材から一体的に形成されて前記吸気口の上方を覆う吸気カバー(例えば、後述の実施形態での吸気カバー25)を備え、
前記後部座席は、前記吸気カバーと前記蓋部材とにより保持される。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の発明において、
前記吸気グリルと前記フランジとの間には隙間(例えば、後述の実施形態での隙間C)が設けられ、
前記間隙を介して、前記トリムと前記キックアップ部によって第2異物捕獲部(例えば、後述の実施形態での第2異物捕獲部33)が形成される。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、
前記吸気口は、前記蓋部材の上面を貫通する吸気パイプ(例えば、後述の実施形態での吸気パイプ24)によって形成され、
前記吸気口は、前記蓋部材の上面(例えば、後述の実施形態での天井部22)から突出している、電気デバイスの冷却構造。
請求項1に記載の発明によれば、空気流路に縦壁を設け空気流を縦壁で緩衝させることで、空気と共に入り込む虞のある異物や液体を除去することができ、電気デバイスを収納するケースへの異物や液体の侵入を阻止できる。また、縦壁、フランジ部、及びトリムで囲まれる空間を、侵入した異物や液体をトラップする異物捕獲部とすることで、部品点数の増加を招くことなく異物捕獲部を形成することができ、製造コストを低減できる。
請求項2に記載の発明によれば、後部座席を保持する蓋部材の面剛性を向上でき、後部座席を確実に取付けることができる。また、吸気口の上方に空間を確保することができ、室内からの空気を確実に供給することができる。
請求項3に記載の発明によれば、異物捕獲部に捕捉された異物の除去作業が、トリムを外すだけで可能となり、別途部品数を増やすことなく異物を除去することができる。また、異物捕獲部を消音器として機能させることができ、吸気騒音を低減できる。
請求項4に記載の発明によれば、吸気パイプは蓋部材の上面から突出しているので、異物や液体が蓋部材を伝って吸気口から電気デバイス収納部内に入り込むことが防止される。
本発明の一実施形態に係る電気デバイスの冷却構造の要部斜視図である。 キックアップ部及びリヤフロアパネル間に設けられた開口部に挿入される前の電気デバイス収容体を左前方から見下ろした斜視図である。 図2に示す電気デバイス収容体のIII−III矢視断面図である。 図3に示すIII−III矢視断面図の部分拡大図であり、(a)は領域K1の部分拡大図であり、(b)は領域K2の部分拡大図である。 図2に示す電気デバイス収容体のV−V矢視断面図のうち、右側のボルト付近の部分拡大図である。 図2に示す電気デバイス収容体のVI―VI矢視断面図である。 電気デバイス収容体を左前方から見下ろした分解斜視図である。 図2に示す電気デバイス収容体のVIII―VIII矢視断面図である。 トリム下部に吸気グリルを取り外し可能に配置した変形例の要部断面図である。 異物捕獲部前方のトリムの一部を開閉可能とした他の変形例の要部断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の電気デバイスの冷却構造は、図1及び図8に示すように、後部座席9(図8参照)の下方のフロアパネルFに設けられた孔Hに電気デバイス収容体Pを配設し、後部座席9の下方に配置される吸気グリル16を介して車室30内の冷却用空気を電気デバイス収容体P内に供給して電気デバイスDを冷却した後、排気ダクト41を介して荷室31内に排気する構造となっている。
<電気デバイス収容体の構成>
先ず、電気デバイス収容体Pについて説明する。
図1及び図2に示す電気デバイス収容体Pは、バッテリ、DC/DCコンバータ、インバータ、ECU等の電気デバイスD(図3参照)を収容するものであり、例えば、ハイブリッド車に搭載される。電気デバイス収容体Pは、金属製のフロアパネルF(ボディパネル)に形成された孔Hに上側から嵌め込んだ状態で、このフロアパネルFに締結される。
電気デバイス収容体Pは、図3に示すように、ケース1と、蓋2と、上側シール3と、下側シール4と、補強部材51,52と、カラー61,62と、フレーム部材7と、各種の締結部材(ボルトB1、ナットN1等)と、を備えている。
(ケース)
図3に示すケース1は、ケース本体11と、このケース本体11の側壁11aから外側に延びる環状の上側フランジ部12と、上側フランジ部12よりも下側に配置されケース本体11の側壁11aから外側に延びる環状の下側フランジ部13と、を有している。ケース本体11の側壁11a、上側フランジ部12、及び下側フランジ部13は、平面視において四角枠状を呈している(図7参照。)。
ケース本体11は、上方が開口した箱状(凹状)を呈する樹脂製の部材であり、その外形は直方体状を呈している。ケース本体11は、前記した電気デバイスDを収容可能に構成されている。
なお、車両のフロアパネルF(図2参照)のうち、後部座席9の下側には、ケース本体11の側壁11a(外側面)の形状に対応する矩形状の孔Hが形成されている。ケース本体11は、この孔Hに嵌め込まれた状態でフロアパネルFに締結される。孔Hの周囲には、後記するボルトB1(図4参照)が挿通される挿通孔h1(図4参照)が複数形成されている。また、ケース1がフロアパネルFに取り付けられた状態において、ケース1の底壁と、その下側に設置されているアンダカバー(図示せず)と、は上下方向で離間している。
孔Hは、フロントフロアパネル5の後端部から左右の骨格部材8間に立ち上るように形成されたキックアップ部5aと、リヤフロアパネル6との間に開口する開口部である(図1、図2参照)。
図3に示す上側フランジ部12は、ケース本体11の側壁11aの上端から外側に延びると共に、その外縁付近が上方に延びている。上側フランジ部12は、ケース本体11の側壁11aの全周に亘って環状に設けられている(図7参照)。上側フランジ部12は、後記する蓋2のフランジ21と補強部材51,52とによって上下方向で押圧(圧縮)される。したがって、剛性を確保するために、上側フランジ部12は上下方向において比較的肉厚に形成されている。上側フランジ部12の上端には、縦断面視で下側に凹んだシール溝12vが全周に亘って形成されている(図4、図7参照)。このシール溝12vには、後記する環状の上側シール3が設置される。
図6、図7に示すように、上側フランジ部12は、後記するフレーム部材7を締結するための締結部12aを複数(本実施形態では8個:図7参照)有している。締結部12aは、前記したシール溝12vよりも前後方向において内側に設けられ、電気デバイスDの荷重が作用することを考慮して比較的肉厚に形成されている。締結部12aには、フレーム部材7を固定するためのボルトB2及び円筒状のカラーC2を挿通するための挿通孔h2が上下方向に沿って形成されている。また、締結部12aには、平面視でボルトB2の頭部を囲むように環状の溝12wが形成され、この溝12wにOリングRが設置されている。
その他、上側フランジ部12のうち、後記する蓋2をケース1に固定するボルトB3の挿通孔h3(図5、図7参照)が、シール溝12vよりも外側に複数形成されている。この挿通孔h3には、ボルトB3の相手方となる断面視U字状のナットN3が嵌め込まれている。
図3に示す下側フランジ部13は、ケース本体11のうち上側フランジ部12よりも下側の側壁11aから外側に延びており、この側壁11aの全周に亘って環状に形成されている。つまり、上側フランジ部12と、下側フランジ部13と、ケース本体11の側壁11aと、によって、縦断面視で凹状の溝vが側壁11aの全周に亘って形成されている。この溝vのうち左右方向に沿う箇所には、後記するカラー61,62が溶着された補強部材51,52が嵌め込まれる(図7参照)。なお、上側フランジ部12のうち左右方向でカラー61に対応する部分は、このカラー61に干渉しないように前後方向で内側に凹んでいる(図7参照)。
図3に示すように、下側フランジ部13の外側端部は全周に亘って孔Hの外側に位置しており、その下面には後記する下側シール4が設置(接着)されている。フロアパネルFに対して電気デバイス収容体Pを上側から嵌め込むと、下側フランジ部13がフロアパネルFに係止され、環状の下側シール4が上下方向で圧縮されてフロアパネルFに密着するようになっている。
なお、電気デバイス収容体PがフロアパネルFに設置された状態において、ケース1のうち下側フランジ部13(及び、後記する下側シール4)よりも下側の部分は車室外に臨み、下側フランジ部13よりも上側の部分は車室内に臨んでいる。
(蓋)
蓋2は、箱状を呈するケース本体11の開口を塞ぐものであり、例えば、金属板をプレス加工することで形成される。蓋2には、ケース本体11の開口に対応して略長方形に形成された天井部22と、天井部22の外周縁から一体に垂下する略4角枠状の縦壁23と、縦壁23の下端縁部から全周に亘って水平方向に延びるフランジ21と、が形成されている(図2、図6参照)。
また、天井部22には、天井部22を貫通する吸気口24aを有する吸気パイプ24が、上方に突出して形成されている。吸気パイプ24は、縦壁23より蓋2の中央側(後方)であり、且つ、吸気パイプ24の上端は、天井部22より高い位置に設けられている。天井部22の後部側からは、断面略円弧状の吸気カバー25が、吸気パイプ24の上方を覆うように、前上方に向けて一体的に形成されている。吸気パイプ24及び吸気カバー25は、蓋2において、排気ダクト41(図1、図2参照)を外部に露出させるために車両の右後方に形成された孔htの反対側、即ち、車両の左前方に配置されている。
このフランジ21には、ボルトB1(図4参照)が挿通される挿通孔h4と、ボルトB3(図5参照)が挿通される挿通孔h5と、がそれぞれ複数形成されている。また、その他、蓋2には、排気ダクト41(図1、図2参照)を外部に露出させるための孔ht(図7参照)や、電気デバイスDの配線を引き出すための孔(図示せず)が形成されている。
(上側シール)
図7に示す上側シール3は、上側フランジ部12に形成されたシール溝12v(上側フランジ部12の上面)に設置される環状のシール部材であり、上側フランジ部12と蓋2との間に介在している。なお、ケース1内への浸水を防止して電気デバイスDを保護するために、上側シール3には、後記する下側シール4よりも高いシール性能が要求される。したがって、上側シール3として、下側シール4よりも圧縮に伴う弾性復元力(反力)が大きいものを用いることが好ましい。上側シール3として、例えば、防水性の高いゴム製のOリングやガスケットを用いることが好ましい。
そして、蓋2とフロアパネルFとを締結するボルトB1(図3参照)がナットN1に螺合されることで上側シール3が上下方向で圧縮され、蓋2のフランジ21の下面と、上側フランジ部12の上面と、に密着するようになっている。なお、上側シール3は、圧縮されていない状態において、その上端が後記するカラー61(図4(a)参照)よりも上方に位置している。
(下側シール)
図7に示す下側シール4は、下側フランジ部13の下面に設置(例えば、接着)される環状のシール部材であり、下側フランジ部13とフロアパネルFとの間に介在している。下側シール4として、上側シール3よりも圧縮に伴う弾性復元力が小さい(つまり、柔軟である)エプトシーラー(発泡樹脂)や、シリコン製又はウレタン製のシーラーを用いることが好ましい。これによって、フロアパネルF等の部品公差を下側シール4で吸収しつつ、フロアパネルFの孔Hを介して車室に水が侵入することを防止できる。また、エプトシーラー等は、ゴム製のOリングと比較して安価であるという利点もある。
蓋2とフロアパネルFとを締結するボルトB1(図3参照)がナットN1に螺合されることで、下側シール4が上下方向で圧縮され、下側フランジ部13の下面と、フロアパネルF(孔Hの縁付近)の上面と、に密着するようになっている。なお、下側シール4は、圧縮されていない状態において、その下端が後記するカラー61,62よりも下方に位置している。
(補強部材)
図3に示す補強部材51,52は、上側フランジ部12と下側フランジ部13とによって挟まれる金属部材であり、左右方向に延びている。上側フランジ部12及び下側フランジ部13は、上記したように平面視において四角枠状を呈しており、補強部材51、52は、四角枠状の一方の対辺(左右方向に沿う対辺)に対応する箇所に設置される。すなわち、図7に示すように、ケース1の前側から一方の補強部材51が嵌め込まれ、ケース1の後側から他方の補強部材52が嵌め込まれる。
なお、本実施形態では、ケース1のうち前後方向に沿う箇所には補強部材が設置されない。したがって、当該箇所には、ケース1の側壁11aから外側に張り出す補強用のリブ(図示せず)を複数設けることで、剛性を高めるようにすることが好ましい。このリブは、例えば、上側フランジ部12から下側フランジ部13に亘って上下方向に延びている。
図4(a)に示す補強部材51は、例えば、縦断面視でC字状を呈する金属板51a,51bの端部同士を溶着することで形成され、その断面は四角枠状を呈している。補強部材51は、その上下幅が上側フランジ部12と下側フランジ部13との距離に略等しくなっている。図4(b)に示す他方の補強部材52についても同様である。
一方の補強部材51には、後記するカラー61を設置するための孔h6が複数形成されている。図4(b)に示す他方の補強部材52のうち下側の金属板52bには、カラー62を設置するための孔h7が複数形成され、上側の金属板52aにはボルトB1を挿通させるための挿通孔h8が複数形成されている(図7参照)。なお、図3に示す領域K2及び領域K1のうち一方を他方と同様の構成にしてもよい。
また、図6、図7に示すように、上側の金属板52aには、前記したボルトB2を挿通させるための挿通孔h9が複数形成されている。また、上側の金属板52aの下面において挿通孔h9に対応する箇所には、ボルトB2の相手方となるナットN2が予め溶着されている。
(カラー)
図4(a)に示すカラー61は、円筒状を呈する金属部材であり、補強部材51を貫通した状態でこの補強部材51に溶着されている。左右方向に延びる補強部材51に溶着された状態において、カラー61は上下方向に延びている(図7参照)。また、ボルトB1が締結された状態において、カラー61の上端は蓋2のフランジ21の下面に当接し、カラー61の下端はフロアパネルFの上面に当接している。
カラー61は補強部材51に固定(溶着)されているため、カラー61が補強部材51から上側に突出する長さによって、上側シール3を圧縮する程度を調整できる。つまり、カラー61は、その上端が上側フランジ部12の上端よりも僅かに上側に位置しており、蓋2をカラー61に当接させることで上側シール3を適度に圧縮するようになっている。カラー61が補強部材51から上側に突出する長さは、上側シール3の材質や要求されるシール性能を考慮して設定されている。
同様に、カラー61が補強部材51から下側に突出する長さによって、下側シール4を圧維する程度を調整できる。カラー61は、その下端が下側フランジ部13よりも所定距離だけ下側に位置しており、カラー61をフロアパネルFに当接させることで下側シール4を適度に圧縮するようになっている。カラー61が補強部材51から下側に突出する長さは、下側シール4の材質や要求されるシール性能を考慮して設定されている。
図4(b)に示すカラー62については、下側の金属板52bのみを貫通している点を除いて、補強部材51に溶着されたカラー61と同様である。カラー62は、その上端が上側の金属板52aの下面に当接し、その下端がフロアパネルFの上面に当接している。カラー62が補強部材52から下側に突出する長さによって、下側シール4を圧縮する程度を調整できる。
(フレーム部材)
図6に示すフレーム部材7は、上下二段に配置された電気デバイスD(例えば、バッテリパック)をケース1の上側フランジ部12に掛けた状態で保持するための金属部材である。フレーム部材7は、電気デバイスDに締結されるデバイス側締結部71と、上側フランジ部12に締結されるフランジ側締結部72と、を有している。デバイス側締結部71は、上下方向に延びており、フランジ側締結部72は、デバイス側締結部71の上端から上側フランジ部12に向けて前方(または後方)に延びている。
前側のデバイス側締結部71は、ボルトB4及びナットN4を用いて電気デバイスDの前面に締結されている(後側のデバイス側締結部71も同様)。フランジ側締結部72は、その先端が上側フランジ部12の上面に当接した状態で、この上側フランジ部12に締結される。フランジ側締結部72の先端付近には、ボルトB2が挿通される挿通孔h10が形成されている。フランジ側締結部72は、ボルトB2と、補強部材51,52の内壁面(天井面)に溶着されたナットN2と、によって上側フランジ部12及び補強部材51,52に締結される。
なお、上側フランジ部12の締結部12aに設けられた挿通孔h2には円筒状のカラーC2が設置され、このカラーC2を介してボルトB2が挿通される。このように上下方向に延びるカラーC2を設置することで、電気デバイスDの荷重が作用する部分の剛性を高めることができる。
図6に示すように、本実施形態では、一対のフレーム部材7,7が前後で略対称となるように電気デバイスDに固定され、各フレーム部材7を上側フランジ部12に掛けた状態で締結するようにした。なお、実際には左右方向に沿って複数対のフレーム部材7が設置されている。デバイス側締結部71が電気デバイスDに締結され、かつ、フランジ側締結部72が上側フランジ部12に締結された状態において、電気デバイスDはケース本体11の底面から離間している。
(締結部材)
図3に示すボルトB1及びナットN1(締結部材)は、蓋2と、補強部材51,52と、フロアパネルFと、を締結するものである。ボルトB1は、補強部材51に溶着されたカラー61を貫通し、その軸部の下端がフロアパネルFよりも下側に突出している。ボルトB1の軸部のうちフロアパネルFの下側に突出した箇所にナットN1が螺合される。なお、フロアパネルFの下面に予めナットN1を溶着するようにしてもよい。なお、他のボルトB2〜B4、ナットN2〜N4については、詳細な説明を省略する。
<吸気構造>
図2を参照して、上記のような構成を有する電気デバイス収容体Pは、キックアップ部5aと、リヤフロアパネル6との間に設けられた開口部である孔Hに、車室30側から挿入されてフロアパネルFに締結され、排気ダクト41の室内側ダクト42が、環状バルク44に形成された貫通孔45に接続されて組み付けられる。なお、排気ダクト41の荷室側ダクト43は、荷室31側から環状バルク44の貫通孔45に接続される。
図8に示すように、キックアップ部5aの後方に配置された後部座席9は、その下面が電気デバイス収容体Pの上部、即ち、蓋2及び蓋2に一体形成された吸気カバー25で支持されている。
フロントフロアパネル5及びキックアップ部5aの車室30内側は、上端部が後部座席9の下面と吸気カバー25の上面との間に挟持されたトリム15により覆われている。即ち、トリム15はフロントフロアパネル5及びキックアップ部5aの車室30内側を覆い、さらに上端部が後部座席9の下面まで延びて、吸気カバー25の上面に接続されている。トリム15には、車室30内の空気を取り入れるための吸気グリル16が、蓋2の縦壁23に対向する位置(前方)に設けられている。即ち、縦壁23は、一部が吸気グリル16を後方に投影した投影領域内に配置されている。蓋2のフランジ21と吸気グリル16の裏面との間には、隙間Cが設けられている。
このように、トリム15、蓋2の縦壁23及びフランジ21により後部座席9下方の空間の一部を画成することで、第1異物捕獲部32が形成される。また、フランジ21より下方には、トリム15とキックアップ部5a(フロントフロアパネル5)によって画成されて第2異物捕獲部33が形成される。
次に、上記の構成を備えた本実施形態の作用について図8を参照して説明する。本発明の実施形態である電気デバイスの冷却構造の吸気構造は、車室30内の空気を吸気グリル16から冷却用空気として取り入れ、吸気パイプ24の吸気口24aから電気デバイス収容体Pに供給し、内部の電気デバイスDを冷却した後、排気ダクト41(図1,図2参照)から荷室31内に排気する。
図8に示すように、吸気グリル16から取り入れられて車両後方に直進する空気流は、蓋2の縦壁23にぶつかって流動方向を上方に変更した後、蓋2の上面と吸気カバー25との間に流れ込み、吸気パイプ24の吸気口24aから電気デバイス収容体P内に供給される。
このとき、万一、異物や液体などが空気と共に吸気グリル16から入り込んでも、異物や液体は、吸気グリル16からの空気流が必ず縦壁23にぶつかることで、空気から分離されて落下し、第1異物捕獲部32に捕捉される。また、異物や液体の一部は、蓋2のフランジ21と吸気グリル16の裏面との隙間Cから更に落下(矢印A方向)して、第2異物捕獲部33で捕捉される。
従って、異物や液体などが電気デバイス収容体Pに侵入することが防止される。更に、液体の一部が空気流に従って吸気パイプ24方向(上方)に流れても、吸気パイプ24は蓋2の天井部22から突出しているので、蓋2を伝って吸気口24aから電気デバイス収容体P内に入り込むことはない。
図9及び図10は、第1異物捕獲部32に捕捉された異物を容易に除去する構成を備えた変形例の要部断面図である。
図9に示す吸気グリル16は、トリム15の上端近傍に、複数のねじ17により取り外し可能に取り付けられている。従って、第1異物捕獲部32に捕捉された異物は、吸気グリル16をトリム15から取り外して容易に除去することができる。なお、ねじ17に限らず、クリップ等の他の締結手段によって取り外し可能に取り付けられていてもよい。
図10に示すトリム15には、吸気グリル16の下方に、トリム15の一部を吸気グリル16と共に開閉可能とするヒンジ18が設けられている。これにより、吸気グリル16を前方に倒して、第1異物捕獲部32に捕捉された異物を除去することができる。
第1及び第2異物捕獲部32,33は、遮蔽板などの専用の部品を用いることなく、従来の部品のみで形成されるので、製造コストが削減されるばかりでなく、遮蔽板を設置する空間が不要であり、その分、車室内空間を広げることができ、居住性能が高まる。また、第1及び第2異物捕獲部32,33に捕捉された異物の除去は、吸気グリル16を外したり、倒したり、又はトリム15を剥がすだけで、後部座席9や電気デバイス収容体Pの蓋2などの大物部品を取り外す必要がなく、容易にメンテナンスすることができる。
また、吸気パイプ24の上部空間が、吸気カバー25で確保されているので、後部座席9により空気流路が潰されることはなく、吸気に必要な断面積が確保される。更に、本実施形態の吸気構造は、従来の機構のように専用の吸気ダクトを備えておらず、後部座席9下の空間を吸気経路とすることで、特別な部品を用いることなく、空気流通抵抗が小さな吸気経路を安価に形成することが可能となる。
また、吸気グリル16が塞がれた場合にも、後部座席9周辺の隙間から吸気することができ、従来のように緊急用の吸気孔を設ける必要がなく、コストが削減される。更に、後部座席9による吸音効果により、吸気音が低減する。また、吸気グリル16の設置位置は、吸気パイプ24の位置により制限されることがなく、任意の位置に設定可能であり、設計の自由度が向上する。また、万一液体が第1及び第2異物捕獲部32,33に侵入した場合にも、ボディやトリム面から乾燥させることができ、高圧部品への安全性が高まる。
以上説明したように、本実施形態に係る電気デバイスDの冷却構造によれば、蓋2は、縦壁23より後方に形成された電気デバイス冷却用空気の吸気口24aを備え、キックアップ部5aには、吸気グリル16が配設されたトリム15が施され、縦壁23は、少なくとも一部が吸気グリル16を後方に投影した後方投影領域内に配置され、縦壁23、トリム15、及びフランジ21によって第1異物捕獲部32が形成されているので、空気流路に設定した縦壁23に空気流を緩衝させることで、空気と共に入り込む虞のある異物や液体を除去することができ、吸気口24aへの異物や液体の侵入を阻止できる。また、縦壁23、フランジ21、及びトリム15で囲まれる空間を、侵入した異物や液体をトラップする第1異物捕獲部32とすることで、部品点数の増加を招くことなく、異物捕獲部を形成することができ、コスト低減を図ることができる。
また、蓋2には、蓋2から一体的に形成されて吸気口24aの上方を覆う吸気カバー25が設けられ、後部座席9は、吸気カバー25と蓋2とにより保持されるので、後部座席9を保持する蓋2の面剛性を向上でき、後部座席9を確実に取付けることができる。また、吸気口24aの上方に空間を確保することができ、車室30内からの空気を確実に供給することができる。
さらに、吸気グリル16とフランジ21との間には隙間Cが設けられ、隙間Cを介して、トリム15とキックアップ部5aによって第2異物捕獲部33が形成されるので、第2異物捕獲部33に捕捉された異物の除去作業が、トリム15を外すだけで可能となり、別途部品数を増やすことなく異物を除去することができる。また、トリム15は、樹脂製トリムに限らずカーペットを用いてもよく、第2異物捕獲部33を消音器として機能させることができ、吸気騒音を低減できる。
さらに、吸気パイプ24は蓋2の天井部22から突出しているので、蓋2を伝って吸気口24aから電気デバイス収容体P内に入り込むことが防止される。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。適用車両としてハイブリッド自動車について説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば、モータのみを駆動源とする電気自動車であってもよい。
1 ケース
2 蓋(蓋部材)
5 フロントフロアパネル(フロアパネル)
5a キックアップ部
6 リヤフロアパネル(フロアパネル)
9 後部座席
12 上側フランジ部(取付フランジ)
13 下側フランジ部(取付フランジ)
15 トリム
16 吸気グリル
21 フランジ
22 天井部(上面)
23 縦壁
24 吸気パイプ
24a 吸気口
25 吸気カバー
30 車室
32 第1異物捕獲部
33 第2異物捕獲部
C 隙間
D 電気デバイス
F フロアパネル
H 孔(開口部)
P 電気デバイス収容体(電気デバイス収納部)

Claims (4)

  1. フロントフロアパネルから立ち上がるように形成されたキックアップ部の後方に設けられた後部座席と、
    前記後部座席の下方において、前記キックアップ部及びリヤフロアパネル間に開口する開口部と、
    電気デバイスを収納するケース及び前記ケースを覆う蓋部材を有し前記開口部に挿入される電気デバイス収納部と、を備え、
    前記ケースは、前記キックアップ部及び前記リヤフロアパネルに取付可能な取付フランジを備え、
    前記蓋部材は、前記ケースの前記取付フランジを介して前記キックアップ部及び前記リヤフロアパネルに取付可能なフランジを備え、
    前記電気デバイスに車室内の空気を供給して冷却する、電気デバイスの冷却構造であって、
    前記蓋部材は、前記フランジが設けられる縦壁より後方に形成された電気デバイス冷却用空気の吸気口を備え、
    前記キックアップ部には、吸気グリルが配設されたトリムが施され、
    前記縦壁は、少なくとも一部が前記吸気グリルを後方に投影した投影領域内に配置され、
    前記縦壁、前記トリム、及び前記フランジによって第1異物捕獲部が形成される、電気デバイスの冷却構造。
  2. 請求項1に記載の電気デバイスの冷却構造であって、
    前記蓋部材から一体的に形成されて前記吸気口の上方を覆う吸気カバーを備え、
    前記後部座席は、前記吸気カバーと前記蓋部材とにより保持される、電気デバイスの冷却構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電気デバイスの冷却構造であって、
    前記吸気グリルと前記フランジとの間には間隙が設けられ、
    前記間隙を介して、前記トリムと前記キックアップ部によって第2異物捕獲部が形成される、電気デバイスの冷却構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気デバイスの冷却構造であって、
    前記吸気口は、前記蓋部材の上面を貫通する吸気パイプによって形成され、
    前記吸気口は、前記蓋部材の上面から突出している、電気デバイスの冷却構造。
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