JP2015215281A - 層厚計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反射基板上に互いに異なる蛍光性を有する半透明層が重ねて形成された検査試料について、各半透明層の層厚を正しく算出する層厚計測装置を提供する。
【解決手段】反射基板110の上に複数の半透明層120,130が重ねて設けられた検査試料100を計測する層厚計測装置300であって、各半透明層が反射基板の表層に形成された蛍光補正量算出試料における表面反射光のピーク位置と、蛍光補正量算出試料における各半透明層の蛍光のピーク位置と、に基づいて検査試料の各半透明層における蛍光のピーク位置の補正量を算出する補正量算出部と、補正量算出部により算出された補正量に基づいて各半透明層の補正後表面位置を算出する半透明層位置算出部と、半透明層位置算出部により算出された各半透明層の補正後表面位置に基づいて検査試料の各半透明層の層厚を算出する層厚算出部と、を備えることを特徴とする層厚計測装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、層厚計測装置に関するものである。
複数の層で構成される検査試料について、共焦点レーザー顕微鏡を用いて各層の厚さを計測する技術が知られている。
この技術は、共焦点光学系において検査試料と対物レンズとの相対距離を光軸方向に変化させたときに、蛍光又は反射光の強度が各層の表面に焦点があったときに最大となる特性を利用している。そこで、蛍光又は反射光強度が最大となる光軸位置から各層の表面位置を決定し、各層の表面位置の差分をとることで各層の厚さを算出する。
しかし、従来の共焦点レーザー顕微鏡を用いた層厚計測装置では、反射基板上に形成された互いに異なる蛍光性を有する半透明層の厚さの計測については考慮されていなかった。
ここで、従来の共焦点レーザー顕微鏡を用いた層厚計測装置における半透明層の厚さの算出方法について説明する。
図10(a)は、反射基板110上に特定の波長域を吸収する半透明層であるマゼンタトナー層(以下「Mトナー層」という。)120およびイエロートナー層(以下「Yトナー層」という。)130が積層された検査試料100の断面図である。反射基板110は、例えば白色塗工紙である。
Mトナー層120およびYトナー層130は、内部に顔料が分散されて存在しており、M顔料とY顔料とで異なる蛍光性を有している。すなわち、Mトナー層120およびYトナー層130は、反射基板110上に形成された互いに異なる蛍光性を有する複数の半透明層の例である。
ここで、ZyはYトナー層130の表面位置、ZmはMトナー層120の表面位置、Zwは反射基板110の表面位置を示す。
図10(b)〜10(d)は、検査試料100をドライタイプの対物レンズを用いた共焦点レーザー顕微鏡で計測したときに得られる蛍光と反射光との光軸方向の強度分布である。すなわち、Yトナー層130からの蛍光強度分布を図10(b)、Mトナー層120からの蛍光強度分布を図10(c)、反射基板110からの反射光を含む反射光分布を図10(d)に示す。
なお、反射光分布は、Yトナー層130とMトナー層120とにおいて透過率の高い長波長光の入射光を用いて検出した。
図10(b)〜10(c)の横軸は、蛍光強度を示す。また、図10(d)の横軸は、反射光強度を示す。さらに、図10(b)〜10(d)の縦軸は、光軸方向の距離を示す。ここで、ZypはYトナー層130の蛍光強度分布のピーク位置、ZmpはMトナー層120の蛍光強度分布のピーク位置を示す。
また、Zwp1は反射基板110からの反射光を含む反射光分布のピークのうち、検査試料100の表面付近のピーク位置を示す。さらに、Zwp2は、反射基板110からの反射光を含む反射光分布のピークのうち、反射基板110の表面付近のピーク位置を示す。
図10(b)〜10(c)に示すように、Mトナー層120とYトナー層130とからの蛍光強度は、それぞれの層の表面付近で最大となり、反射基板110側になるに従って減衰していく。蛍光強度が減衰するのは、入射される励起光と放出された蛍光とが上層側にあるトナー層に含まれている蛍光物質、すなわち顔料によって吸収又は散乱されるためである。
図10(d)に示すように、反射基板110からの反射光強度は、反射基板110の表面付近ではなく、検査試料100の表面位置で最大となる。これは、空気とトナーとの屈折率差により界面で表面反射が発生し、表面反射光のピーク強度が反射基板110からの反射光のピーク強度より大きくなるためである。
反射基板110に起因する反射光のピークは、反射基板110の表面付近で現れ、焦点距離が反射基板110の深部に移動するに従って減衰する。
ここで、従来の共焦点レーザー顕微鏡を用いた層厚計測装置では、各トナー層における光軸方向の蛍光のピーク強度が最大となる位置を各トナー層の表面位置と推定していた。また、光軸方向の反射光のピーク強度が最大となる位置を、反射基板の表面位置と推定していた。
しかし、各トナー層における光軸方向の蛍光強度分布および反射基板の反射光分布は、共焦点光学系における光学断層厚や装置のMTF特性の影響に加えて、層中における蛍光又は反射物質の分布の影響で変化する。
すなわち、トナー層中の顔料の分布の状態は、トナーにより異なる。そのため、トナー層中の顔料の分布が均一なトナーと、不均一なトナーとでは、顔料による蛍光強度のピーク位置に差異が生じる。特に、トナー層の表面付近の顔料の分布は、蛍光強度のピーク位置に影響を及ぼす。
したがって、各トナー層における光軸方向の蛍光強度分布および反射基板の反射光分布から各トナー層の表面位置を正確に算出するためには、層中における蛍光又は反射物質の分布の影響を考慮する必要がある。
これまでにも、試料内部の蛍光性を有する検査対象層の深さ距離情報を取得する深さ測定装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1で提案されている深さ測定装置は、反射基板上に互いに異なる蛍光性を有する半透明層が重ねて形成された検査試料については考慮されていなかった。
そこで、反射基板上に互いに異なる蛍光性を有する半透明層が重ねて形成された検査試料について、各半透明層の厚さを正しく算出する層厚計測装置が必要とされている。
本発明は、反射基板上に互いに異なる蛍光性を有する半透明層が重ねて形成された検査試料について、各半透明層の層厚を正しく算出することを目的とする。
本発明にかかる層厚計測装置は、反射基板の上に複数の半透明層が重ねて設けられた検査試料を測定する層厚計測装置であって、各半透明層が反射基板の表層に形成された蛍光補正量算出試料における表面反射光のピーク位置と、蛍光補正量算出試料における各半透明層の蛍光のピーク位置と、に基づいて検査試料の各半透明層における蛍光のピーク位置の補正量を算出する補正量算出部と、補正量算出部により算出された補正量に基づいて各半透明層の補正後表面位置を算出する半透明層位置算出部と、半透明層位置算出部により算出された各半透明層の補正後表面位置に基づいて検査試料の各半透明層の層厚を算出する層厚算出部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、反射基板上に互いに異なる蛍光性を有する半透明層が重ねて形成された検査試料について、各半透明層の層厚を正しく算出することができる。
本発明にかかる層厚計測装置の実施の形態を示す模式図である。 M顔料およびY顔料の蛍光強度分布を示すグラフである。 共焦点レーザー顕微鏡の例を示す光学配置図である。 上記層厚計測装置の機能ブロック図である。 蛍光補正量算出試料の蛍光強度分布および反射光強度分布を示すグラフである。 反射光補正量算出試料の反射光強度分布を示すグラフである。 上記層厚計測装置が各半透明層の層厚を算出する層厚計測処理を示すフローチャートである。 本発明にかかる層厚計測装置の別の実施の形態に用いられる油浸対物レンズの模式図である。 上記油浸対物レンズを用いた共焦点レーザー顕微鏡で計測される各層の蛍光強度分布および反射光強度分布を示すグラフである。 ドライタイプの対物レンズを用いた共焦点レーザー顕微鏡で計測される各層の蛍光強度分布および反射光強度分布を示すグラフである。
以下、本発明にかかる層厚計測装置について、図面を参照しながら説明する。
●層厚計測装置(1)●
まず、本発明にかかる層厚計測装置の一実施の形態について説明する。
図1に示すように、層厚計測装置300は、共焦点レーザー顕微鏡200により計測された検査試料100の蛍光強度分布および反射光強度分布を用いて、検査試料100の各トナー層の層厚を計測する。
検査試料100は、反射基板110上に互いに異なる蛍光性を有する半透明層が重ねて形成された試料である。反射基板110は、例えば白色塗工紙である。本実施の形態では、反射基板110上には、半透明層であるMトナー層120およびYトナー層130が形成されている。Mトナー層120の上にYトナー層130が形成されている。Mトナー層120およびYトナー層130は、例えば電子写真方式の画像形成装置により形成される。
Mトナー層120中には、図示しないM顔料が分散して分布している。また、Yトナー層130中には、図示しないY顔料が分散して分布している。
M顔料は500〜600nm付近の中波長域の光を吸収する特性を持つ。Y顔料は、400〜500nm付近の短波長域の光を吸収する特性を持つ。M顔料およびY顔料は蛍光性を有し、吸収波長域の光を吸収して吸収波長に応じた波長の蛍光を放出する。
図2は、M顔料およびY顔料の蛍光強度分布を示す。図2の横軸は波長、縦軸は0〜1に規格化された蛍光強度を表している。
M顔料の蛍光強度分布(図中の「M蛍光」を指す。)は、波長561nmの励起光を照射したときに得られる蛍光強度分布である。また、Y顔料の蛍光強度分布(図中の「Y蛍光」を指す。)は、波長488nmの励起光を照射したときに得られる蛍光強度分布である。
励起光のエネルギーの一部が熱エネルギーとして消費されるため、放出される蛍光強度分布は、励起光よりエネルギーの小さい、すなわち励起光より長波長にピークを持つ分布となる。
このように、M顔料とY顔料とから放出される蛍光の波長域は、異なる。したがって、共焦点レーザー顕微鏡200は、それぞれの蛍光に対応した波長域の光を異なる光検出器で検出することにより、M顔料による蛍光とY顔料による蛍光とを識別することができる。すなわち、共焦点レーザー顕微鏡200は、Mトナー層120による蛍光とYトナー層130による蛍光とを識別して計測することができる。
●共焦点レーザー顕微鏡200
図3に示す共焦点レーザー顕微鏡200について説明する。共焦点レーザー顕微鏡200は、検査試料100に照射したレーザーの焦点スポットのみで発生した蛍光および反射光を検出可能な顕微鏡である。
共焦点レーザー顕微鏡200は、検査試料100のMトナー層120からの蛍光強度の3次元分布Fm(x、y、z)、Yトナー層130からの蛍光強度の3次元分布Fy(x、y、z)、および反射光強度の3次元分布Rw(x、y、z)を計測する。
図3に示すように、共焦点レーザー顕微鏡200は、レーザー光源210、ピンホール212、照明レンズ214、ダイクロイックミラー220、結像レンズ225、ドライタイプの対物レンズ230、ピンホール240および光検出器250を有してなる。
レーザー光源210から放出される光の進行方向に、ピンホール212、照明レンズ214、照明レンズ214、ダイクロイックミラー220がこの順に配置されている。ダイクロイックミラー220による反射光の進行方向に、対物レンズ230、検査試料100がこの順に配置されている。
ダイクロイックミラー220を透過する検査試料100側からの反射光の進行方向には、結像レンズ225、ピンホール240、光検出器がこの順に配置されている。
レーザー光源210から放出された励起光は、ダイクロイックミラー220で反射し、対物レンズ230を通して検査試料100の焦点スポットに照射される。焦点スポットで発生した蛍光および反射光は、対物レンズ230とダイクロイックミラー220とを透過し、ピンホール240を経て光検出器250で検出される。なお、ダイクロイックミラー220は、ビームスプリッタとしてもよい。
ドライタイプの対物レンズは、油浸対物レンズと異なりオイルを使用しない。したがって、検査試料100へのオイルの浸透による反射率低下等の懸念がなく、安定した強度分布を取得することができる。
ピンホール240は、焦点面から発生した光のみを透過し、焦点面以外から発生した光を除去する。ピンホール240により、光軸方向に解像度が生じ、焦点スポットを3次元的に走査することで検査試料100からの蛍光強度の3次元強度分布および反射光強度の3次元強度分布を得ることができる。
共焦点レーザー顕微鏡200は、それぞれの蛍光に対応する波長の励起光を照射し、発生した蛍光を異なる受光器で検出する。したがって、共焦点レーザー顕微鏡200は、Mトナー層からの蛍光の強度分布Fm(x、y、z)とYトナー層からの蛍光の強度分布Fy(x、y、z)を検出することができる。
反射光強度分布Rw(x、y、z)は、Mトナー層とYトナー層での吸収が小さい長波長の励起光を照射し、同波長の光を受光することで検出できる。反射光強度分布には、主に検査試料100の表面で発生する表面反射成分と、反射基板110内部で発生する内部反射成分と、が含まれている。
●層厚計測装置300の構成
図4に示す層厚計測装置300の構成について説明する。
層厚計測装置300は、平滑化処理部1001、ピーク検出部1002、屈折率補正部1003、補正量算出部1004、半透明層位置算出部1005、第2平滑化処理部1011、第2ピーク検出部1012、第2屈折率補正部1013、第2補正量算出部1014、反射基板位置算出部1015および層厚算出部1006を備える。
平滑化処理部1001は、共焦点レーザー顕微鏡200から蛍光強度分布を取得して、光軸方向に垂直なXY面に対して平滑化処理を行う。平滑化処理部1001は、例えば2次元のメディアンフィルターによる処理を行う。また、平滑化処理部1001は、移動平均フィルターなど平滑化が可能なフィルターを適宜選択可能である。
なお、平滑化処理部1001は、各トナー層の強度分布に対して異なる平滑化処理を適用してもよい。また、平滑化処理部1001は、蛍光強度分布と反射光強度分布とで異なるサイズのメディアンフィルターを適用してもよい。
蛍光強度分布および反射光強度分布に対して平滑化処理を行うことで、計測値のノイズによる影響を軽減することができ、各トナー層の層厚をより精度良く算出することができる。
ピーク検出部1002は、平滑化された蛍光強度分布および反射光強度分布を平滑化処理部1001から取得して、蛍光強度分布のピーク位置と、反射光強度分布のピーク位置と、を検出する。
屈折率補正部1003は、ピーク検出部1002が検出したピーク位置の屈折率補正を行う。屈折率補正とは、空気とトナー層との屈折率の差異によって光線が界面で屈折することにより、トナー層中での焦点位置が空気中と異なることを補正する処理である。屈折率補正の方法については、後述する。
補正量算出部1004は、後述する蛍光補正量算出試料500における各半透明層の平滑化された表面反射光分布のピーク位置および蛍光強度分布のピーク位置をピーク検出部1002から取得する。
また、補正量算出部1004は、検査試料100の各半透明層における蛍光強度分布のピーク位置の補正量を算出する。補正量の算出の方法については後述する。
半透明層位置算出部1005は、屈折率補正を行った蛍光強度分布のピーク位置を屈折率補正部1003から取得する。また、半透明層位置算出部1005は、補正量算出部1004から補正量を取得する。半透明層位置算出部1005は、検査試料100の蛍光強度分布の屈折率補正を行ったピーク位置と、補正量と、に基づいて、各半透明層の補正後表面位置を算出する。
第2平滑化処理部1011は、共焦点レーザー顕微鏡200から反射光強度分布を取得して、光軸方向に垂直なXY面に対して平滑化処理を行う。第2平滑化処理部1011の平滑化処理の方法は、平滑化処理部1001と同じである。
第2ピーク検出部1012は、検査試料100の平滑化された反射光強度分布を第2平滑化処理部1011から取得して、反射光強度分布のピーク位置を検出する。
第2屈折率補正部1013は、第2補正量算出部1014が検出した反射光強度分布のピーク位置の屈折率補正を行う。屈折率補正の方法は、屈折率補正部1003での補正方法と同様である。
第2補正量算出部1014は、図6について後述する反射光補正量算出試料600のうち反射基板610のみの領域601における平滑化された表面反射光分布のピーク位置を第2ピーク検出部1012から取得する。また、第2補正量算出部1014は、反射光補正量算出試料600の反射基板610上に半透明層620が形成された領域602における光軸方向の平滑化された内部反射光分布のピーク位置を第2ピーク検出部1012から取得する。
また、第2補正量算出部1014は、検査試料100の反射基板110の内部反射光によるピーク位置の第2補正量を算出する。補正量の算出の方法については後述する。
ここで、第2補正量算出部1014は、検査試料100の反射光強度分布から得られるピークのうち最も深層側のピークを反射基板100の内部反射光によるピークとする。最も深層側にあるピーク位置を内部反射光によるピークとすることで、反射基板110の表面位置を正しく検出することができる。
反射基板位置算出部1015は、屈折率補正を行った検査試料100の反射光強度分布のピーク位置を第2屈折率補正部1013から取得する。また、反射基板位置算出部1015は、第2補正量算出部1014から第2補正量を取得する。反射基板位置算出部1015は、検査試料100の反射光強度分布の屈折率補正を行ったピーク位置と、第2補正量と、に基づいて、反射基板110の補正後表面位置を算出する。
層厚算出部1006は、半透明層位置算出部1005により算出された各半透明層の補正後表面位置と、反射基板位置算出部1015により算出された反射基板110の補正後表面位置と、に基づいて、各半透明層の層厚を算出する。
●補正量の算出について
ここで、補正量算出部1004が行う検査試料100の各半透明層における蛍光強度分布のピーク位置の補正量の算出処理について説明する。
図5(a)は、Mトナー層120の蛍光強度分布のピーク位置の補正量dZmを算出するために用いる蛍光補正量算出試料500の模式図である。
蛍光補正量算出試料500は、補正量を算出するトナー層が最表層に形成された1層の試料である。ここでは、Mトナー層120の補正量を算出するため、反射基板510上にはMトナー層520が形成されている。
ここで、反射基板510は、反射基板110と同一の材料である。また、Mトナー層520は、Mトナー層120と同一の材料である。蛍光補正量算出試料500は、検査試料100のMトナー層120を反射基板110上に形成するときと同じ画像形成装置を用いて形成する。Mトナー層520形成時の定着温度等の画像形成装置の作像パラメータは、検査試料100の作製時と同じである。
図5(b)は、Mトナー層520の光軸方向の蛍光強度分布を計測して得たグラフである。図5(c)は、光軸方向の反射光強度分布を計測して得たグラフである。図5(b)および(c)のZ軸は、蛍光補正量算出試料500と対応するように屈折率による焦点位置の変化を補正して示している。
なお、蛍光補正量算出試料500の蛍光強度分布を求める際に用いる励起光の波長は、Mトナー層120の蛍光強度分布の検出時と同じ波長を使用している。
ここで、補正量は、蛍光補正量算出試料500の光軸方向の蛍光強度分布および反射光強度分布を共焦点レーザー顕微鏡200で計測し、蛍光強度分布のピーク位置と反射光強度分布のピーク位置との差分から算出する。なお、蛍光強度分布と反射光強度分布とは、平滑化処理部1001により平滑化されている。
蛍光強度分布のピーク位置Zmp1は、Mトナー層520の表面位置より深層側になっている。一方、反射光強度分布のピーク位置Zmp2は、空気層とMトナー層520との界面で発生する表面反射光を検出しているため、Mトナー層520の表面位置Zmと一致する。
よって、Mトナー層120に対する補正量dZmは、屈折率による影響を補正すると数式1により算出できる。
(数式1)
dZm=(Zmp1−Zmp2)/α
Yトナー層130に関しても同様に、Yトナー層130が最表層に形成された1層の蛍光補正量算出試料を作製して蛍光強度分布と反射光強度分布を計測し、そのピーク位置の差分を求めることで、ピーク位置の補正量を算出することができる。
すなわち、Yトナー層130を反射基板110上に形成した蛍光補正量算出試料において、蛍光強度分布がピーク位置Zyp1、反射光強度分布がピーク位置Zyp2であるとき、Yトナー層130に対する補正量dZyは、数式2により算出できる。
(数式2)
dZy=(Zyp1−Zyp2)/α
なお、本実施の形態において検査試料100のトナー層の数は2層であった。しかし、層厚計測装置300は、検査試料100のトナー層の数が3層以上の複数ある場合にも適用可能である。トナー層が3層以上ある場合は、蛍光補正量算出試料をトナー層の数と同数作製し、各トナー層の補正量を算出する。
●第2補正量の算出について
次に、第2補正量算出部1014が行う検査試料100の反射基板110における内部反射光分布のピーク位置の第2補正量の算出処理について説明する。
図6(a)は、反射基板110の反射光強度分布のピーク位置の第2補正量dZwを算出するために用いる反射光補正量算出試料600を示す模式図である。
反射光補正量算出試料600は、反射基板610上の一部の領域にMトナー層620が形成されている。反射光補正量算出試料600は、反射基板610上に、Mトナー層620が形成されている領域601と形成されていない領域602とを有する画像パターンを形成することにより作製する。
ここで、反射基板610は、反射基板110と同一の材料である。また、Mトナー層620は、Mトナー層120と同一の材料である。反射光補正量算出試料600は、検査試料100のMトナー層120を反射基板110上に形成するときと同じ画像形成装置を用いて形成する。Mトナー層620形成時の定着温度等の画像形成装置の作像パラメータは、検査試料100の作製時と同じである。
図6(b)は、領域601における光軸方向の反射光強度分布を示すグラフである。ピークZwp3は、反射基板610の表面反射光のピーク位置である。
図6(c)は、領域602における光軸方向の反射光強度分布を示すグラフである。図6(b)および(c)のZ軸は、反射光補正量算出試料600と対応するように屈折率による焦点位置の変化を補正して示している。
なお、領域601における光軸方向の反射光強度分布および領域602における光軸方向の反射光強度分布は、第2平滑化処理部1011により平滑化されている。
領域602の反射光強度分布は、表層側のピーク位置Zwp4、深層側のピーク位置Zwp5にピークが生じている。ピーク位置Zwp4は、領域602の表面反射光のピーク位置である。
共焦点レーザー顕微鏡200は、領域601の光軸方向の反射光強度分布と、領域602における光軸方向の反射光強度分布と、を計測する。
第2補正量算出部1014は、ピーク位置Zwp3およびピーク位置Zwp5を求める。
ここで、第2補正量は、反射基板610の表面反射光のピーク位置と、反射基板610の内部反射光のピーク位置と、の差分から算出する。
反射基板110の内部反射光のピーク位置は、領域602における反射光強度分布の第2のピーク位置Zwp5から求めることができる。
ピーク位置Zwp5は、反射基板610の表面位置より深層側になっている。反射基板110の反射光強度分布のピーク位置に対する第2補正量dZwは、屈折率による影響を補正した数式3で算出できる。
(数式3)
dZw=Zwp5’−Zwp3
Zwp5’=Zwp4+(Zwp5−Zwp4)/α
●層厚計測処理
図7に示す層厚計測処理について説明する。層厚計測処理は、層厚計測装置300が共焦点レーザー顕微鏡200で取得した検査試料100の蛍光強度分布および反射光強度分布に基づいて各トナー層の層厚を算出する処理である。
先ず、平滑化処理部1001は、共焦点レーザー顕微鏡200から検査試料100のMトナー層からの蛍光強度分布Fm(x,y,z)およびYトナー層からの蛍光強度分布Fy(x,y,z)を取得する。また、第2平滑化処理部1011は、共焦点レーザー顕微鏡200から検査試料100の反射光強度分布Rw(x,y,z)を取得する(ステップS1)。
次いで、平滑化処理部1001は、取得した蛍光強度分布に対して平滑化処理を行う。また、第2平滑化処理部1011は、取得した反射光強度分布に対して平滑化処理を行う(ステップS2)。
ピーク検出部1002は、平滑化処理部1001において平滑化処理を施した蛍光強度分布における光軸方向のピーク位置を検出する(ステップS3)。
図10(b)に示すように、Mトナー層120の蛍光強度分布は、Mトナー層120の表面付近でピーク位置Zmp(x、y)を持つ。また、図10(c)に示すように、Yトナー層130の蛍光強度分布は、Yトナー層130の表面付近でピーク位置Zyp(x,y)を持つ。そこで、ピーク検出部1002は、ピーク位置Zmp(x、y)と、ピーク位置Zyp(x,y)と、を検出する。
第2ピーク検出部1012は、第2平滑化処理部1011において平滑化処理を施した反射光強度分布における光軸方向のピーク位置を検出する(ステップS4)。
図10(d)に示すように、第1ピーク位置Zwp1(x,y)は、反射光強度分布のピークのうち最も表層側のピーク位置である。第2ピーク検出部1012は、Zwp1(x,y)を検査試料100の表面反射光のピークとして検出する。
最も表層部にあるピーク位置を検査試料100の表面反射光のピークとすることで、試料の表面位置を正しく検出することができる。
また、第2ピーク位置Zwp2(x,y)は、反射光強度分布のピークのうち最も深層側のピーク位置である。第2ピーク検出部1012は、Zwp2(x,y)を反射基板110の内部反射光のピークとして検出する。
最も深層部にあるピーク位置を反射基板110の内部反射光のピークとすることで、反射基板110の表面位置を正しく検出することができる。
なお、反射光強度分布は、Yトナー層130とMトナー層120とにおいて透過率の高い長波長光の入射光を用いて検出する。
半透明層での透過率の高い波長を選択することで、反射基板110からの反射光を感度良く検出することができる。すなわち、反射基板110の内部反射光によるピーク位置を正しく算出することができる。
屈折率補正部1003は、ピークZmp(x、y)およびピークZyp(x,y)の屈折率補正を行う。また、第2屈折率補正部1013は、第2ピークZwp2(x,y)の屈折率補正を行う(ステップS5)。
ここで、検査試料と対物レンズ間の媒体の屈折率をn0、トナーの屈折率をn1、共焦点レーザー顕微鏡で用いた対物レンズの開口数をNAとする。屈折率補正を行った後のピーク位置Zmp’(x,y)、Zyp’(x,y)およびZwp2’(x,y)は、数式4で求められる。
(数式4)
Zyp’(x,y)=Zyp(x,y)
Zmp’(x,y)=Zyp(x,y)+(Zmp(x、y)−Zyp(x、y))/α
Zwp2’(x,y)=Zyp(x、y)+(Zwp2(x,y)−Zyp(x,y))/α
α=n0/n1*√((1−NA^2/n0^2)/(1−NA^2/n1^2))
次いで、半透明層位置算出部1005は、屈折率補正を行ったピーク位置に基づいて各トナー層の表面位置を算出する(ステップS6)。
ステップS5で算出されたピーク位置は、各層の実際の表面位置より検査試料の下面側に位置している。そこで、半透明層位置算出部1005は、補正量算出部1004により算出された各トナー層に対する補正量を用いて、算出されたピーク位置Zmp’(x,y)、Zyp’(x,y)を補正する。
数式1および数式2により、Mトナー層120のピーク位置に対する補正量はdZm、Yトナー層130のピーク位置に対する補正量はdZyである。したがって、Mトナー層120の表面位置Zy(x、y)およびYトナー層130の表面位置Zm(x,y)は、数式5により算出できる。
(数式5)
Zy(x、y)=Zyp’(x,y)−dZy
Zm(x、y)=Zmp’(x,y)−dZm
次いで、反射基板位置算出部1015は、屈折率補正を行ったピーク位置に基づいて各層の表面位置を算出する。(ステップS7)
反射基板位置算出部1015は、第2補正量算出部1014により算出された各層に対する第2補正量を用いてZwp2’(x,y)を補正する。
数式3により、反射基板110のピーク位置に対する補正量はdZwである。したがって、反射基板110の表面位置Zw(x、y)は、数式6により算出できる。
(数式6)
Zw(x,y)=Zwp2’(x,y)−dZw
層厚算出部1006は、各トナー層の表面位置の差分を計算することにより各トナー層の厚さを算出する(ステップS8)。すなわち、Mトナー層120の厚さHm(x,y)およびYトナー層130の厚さHy(x,y)は、数式7により算出できる。
(数式7)
Hy(x、y)=Zm(x,y)−Zy(x,y)
Hm(x,y)=Zw(x,y)−Zm(x,y)
算出された各トナー層の厚さHm(x,y)およびHy(x,y)は、共焦点光学系における光学断層厚や装置のMTF特性、層中における蛍光・反射物質の分布による影響が補正された蛍光・反射光強度分布のピーク位置に基づき算出されている。したがって、層厚計測装置300は、各トナー層の正しい層厚を求めることができる。
以上説明した実施の形態によれば、蛍光補正量算出試料500における各半透明層の表面反射光のピーク位置および各半透明層の蛍光のピーク位置に基づいて、検査試料100の各半透明層における蛍光のピーク位置の補正量を算出することができる。
したがって、反射基板上に互いに異なる蛍光性を有する半透明層が形成された検査試料について、各半透明層の層厚を正しく算出することができる。
また、以上説明した実施の形態によれば、反射基板補正量算出試料600におけるピーク位置に基づいて、検査試料100の反射基板110における反射光のピーク位置の第2補正量を算出することができる。
したがって、反射基板上に互いに異なる蛍光性を有する半透明層が形成された検査試料について、反射基板110の表面位置をより正確に用いて各半透明層の層厚を算出することができる。
●層厚計測装置(2)●
次に、本発明にかかる層厚計測装置の別の実施の形態について、先に説明した実施の形態と異なる部分を中心に説明する。ここで、本実施の形態は、共焦点レーザー顕微鏡200が油浸対物レンズを用いている点において、これまでに説明した実施の形態と異なる。
図8に示すように、油浸対物レンズ231を用いて検査試料100の蛍光強度分布および反射光強度分布を計測するときは、油浸対物レンズ231と検査試料100との間をイマージョンオイル400で満たす。
油浸対物レンズ231と検査試料100との間をイマージョンオイル400で満たすことにより、対物レンズの開口数を向上させることができる。すなわち、油浸対物レンズ231を用いた共焦点レーザー顕微鏡200は、通常のドライタイプの対物レンズと比較して分解能を高くすることができる。
また、イマージョンオイル400の屈折率は、トナー層の屈折率である約1.52に設定することが好ましい。イマージョンオイル400の屈折率とトナー層の屈折率とをほぼ同じにすることにより、界面での屈折率差による表面反射光が発生しないように構成することができる。
図9(a)は、反射基板110上に特定の波長域を吸収する半透明層であるMトナー層120およびYトナー層130が積層された検査試料100の断面図である。反射基板110は、例えば白色塗工紙である。
図9(b)〜(d)は、油浸対物レンズ231を用いた共焦点レーザー顕微鏡200で検査試料100を計測したときに得られる蛍光と反射光との光軸方向の強度分布を示す。すなわち、Yトナー層130からの蛍光強度分布を図9(b)、Mトナー層120からの蛍光強度分布を図9(c)、反射基板110からの反射光を含む反射光分布を図9(d)に示す。
なお、反射光分布は、Yトナー層130とMトナー層120とにおいて透過率の高い長波長光を用いて検出した。
図9(b)〜9(c)の横軸は、蛍光強度を示す。また、図9(d)の横軸は、反射光強度を示す。さらに、図9(b)〜9(c)の縦軸は、光軸方向の距離を示す。ここで、ZypはYトナー層130の蛍光強度分布のピーク位置、ZmpはMトナー層120の蛍光強度分布のピーク位置を示す。
ここで、イマージョンオイル400の屈折率とトナー層の屈折率とはほぼ等しい。したがって、図9(d)に示すように、検査試料100表面の表面反射光によるピークはなく、反射基板110の内部反射光によるピーク位置Zwpのみが現れる。よって、層厚計測装置300は、ピーク位置Zwpを反射基板110の内部反射光によるピーク位置として用いる。
以上説明した実施の形態によれば、各トナー層の正確な層厚を求めることができる。
100 検査試料
110 反射基板
120 マゼンタトナー層
130 イエロートナー層
300 層厚計測装置
500 蛍光補正量算出試料
600 反射光補正量算出試料
1001 平滑化処理部
1002 ピーク検出部
1003 屈折率補正部
1004 補正量算出部
1005 半透明層位置算出部
1006 層厚算出部
特開2004−279342号公報

Claims (8)

  1. 反射基板の上に複数の半透明層が重ねて設けられた検査試料を計測する層厚計測装置であって、
    前記各半透明層が前記反射基板の表層に形成された蛍光補正量算出試料における表面反射光のピーク位置と、前記蛍光補正量算出試料における前記各半透明層の蛍光のピーク位置と、に基づいて前記検査試料の前記各半透明層における蛍光のピーク位置の補正量を算出する補正量算出部と、
    前記補正量算出部により算出された前記補正量に基づいて前記各半透明層の補正後表面位置を算出する半透明層位置算出部と、
    前記半透明層位置算出部により算出された前記各半透明層の補正後表面位置に基づいて前記検査試料の各半透明層の層厚を算出する層厚算出部と、
    を備えることを特徴とする層厚計測装置。
  2. 前記反射基板における光軸方向の表面反射光のピーク位置と、前記反射基板上に半透明層が形成された領域における光軸方向の内部反射光のピーク位置と、に基づいて前記反射基板の内部反射光によるピーク位置の第2補正量を算出する第2補正量算出部と、
    前記第2補正量算出部により算出された前記第2補正量に基づいて前記反射基板の補正後表面位置を算出する反射基板位置算出部と、
    前記反射基板位置算出部により算出された前記反射基板の補正後表面位置および前記半透明層の補正後表面位置に基づいて各半透明層の層厚を算出する第2層厚算出部と、
    を備える請求項1記載の層厚計測装置。
  3. 前記各半透明層の表面反射光のピーク位置は、光軸方向の反射光強度分布から得られるピーク位置のうち最も表層側のピークの位置である請求項1又は2記載の層厚計測装置。
  4. 前記反射基板の内部反射光のピーク位置は、光軸方向の反射光強度分布から得られるピーク位置のうち、最も深層側のピークの位置である請求項1乃至3のいずれかに記載の層厚計測装置。
  5. 前記反射基板の内部反射光のピーク位置は、前記半透明層の透過率が高い波長の入射光を用いて共焦点レーザー顕微鏡で検出された反射光強度分布のピーク位置である請求項1乃至4のいずれかに記載の層厚計測装置。
  6. 取得した蛍光または反射光の光軸に垂直な方向の強度分布に対して平滑化処理を施す平滑化処理部を備え、
    前記ピーク位置の検出は、前記平滑化処理が施された蛍光強度分布と反射光強度分布とに基づいて算出する請求項1乃至5のいずれかに記載の層厚計測装置。
  7. 前記検査試料の蛍光強度分布と反射光強度分布とは、ドライタイプの対物レンズを用いた共焦点レーザー顕微鏡により計測された強度分布である請求項1乃至6のいずれかに記載の層厚計測装置。
  8. 前記検査試料の蛍光強度分布と反射光強度分布とは、油浸対物レンズを用いた共焦点レーザー顕微鏡により計測された強度分布である請求項1乃至6のいずれかに記載の層厚計測装置。
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