JP6362498B2 - 微視的標本を検査するための光学顕微鏡および顕微鏡方法 - Google Patents

微視的標本を検査するための光学顕微鏡および顕微鏡方法 Download PDF

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Description

本発明は、第1の態様では、請求項1に対するプリアンブルによる微視的標本を検査するための顕微鏡方法に関する。第2の態様では、本発明は、請求項12に対するプリアンブルによる光学顕微鏡に関する。
周知の光学顕微鏡および顕微鏡方法の目標は、標本表面の高さを求めることである。一方では、標本表面は、検査すべき物体の外部境界であると理解することができる。しかし、標本表面は、検査すべき物体、例えば水溶液中の生物細胞または細胞成分の内部の表面であると理解することもできる。そのような測定は、具体的には、技術的表面を特徴付け、粗さ測定値およびトポグラフィを導出することに関連する。
上述の高さ決定は、微視的標本を検査するための汎用的顕微鏡方法で可能である。この方法では、光源装置で照射光を標本に放射すること、光結像手段で標本から来る標本光を検出器ユニットに誘導すること、検出器ユニットで標本光を測定し、複数の標本記録を生成すること、各標本記録から標本のそれぞれの複数の横方向領域に関する高さ情報を得て、各標本記録の高さ情報が各ケースで1つの高さ測定範囲に限定され、異なる標本記録の高さ測定範囲が互いに異なること、および標本記録から全体イメージを計算し、全体イメージ内で、異なる標本記録の全体イメージ高さ情報が一緒にされることが実現される。
微視的標本を検査する汎用光学顕微鏡は、標本に照射光を放射する光源装置と、標本に照射光を誘導し、標本から来る標本光を誘導する光結像手段と、標本光を測定し、複数の標本記録を生成する検出器ユニットと、各標本記録から標本の複数の横方向領域のそれぞれに関する高さ情報を得る電子制御および評価手段であって、各標本記録の高さ情報が各ケースで1つの高さ測定範囲に限定され、異なる標本記録の高さ測定範囲が互いに異なり、電子制御および評価手段がさらに、標本記録から全体イメージを計算し、全体イメージ内で、異なる標本記録の全体イメージ高さ情報が一緒にされる電子制御および評価手段とを備える。
異なる標本記録の高さ情報を一緒にすることは、ある標本記録の高さ情報が、別のそれぞれの標本記録の高さ情報とはもはや別個に提供されず、その代わりに標本記録のそれぞれの高さ情報が共通の基準点に対して表現されるという点で理解することができる。それによって、1つの標本記録の高さ情報を別の標本記録からの高さ情報と有意義に比較することができる。
例えば、共焦点顕微鏡での高さ検査が周知である。この場合、当初は一定の高さ平面上に集束する照射光で、標本が走査される。その間に、標本イメージが、上述の標本記録として記録される。例えば、この標本イメージを評価して、標本領域、すなわち標本の一定の横方向領域が厳密に照射された高さ平面内にあるか、それともそれから離れているかを確認することができる。次いで、標本が、調節可能標本テーブルで高さ方向、すなわち標本から光学顕微鏡の対物レンズに延びる光軸の方向に移動する。次いで、第2の標本イメージが記録され、評価される。このとき、第1の標本イメージの場合に照射された高さ平面内にある横方向領域の高さと、第2の標本イメージの場合に照射された高さ平面内にある別の横方向領域の高さとの間の関係が求められる。この目的で、2つのイメージの記録の間で標本の高さが変位される調節高が検出される。次いで、2つの標本記録の高さ情報が、調節高の知識によって一緒にされる。この場合の欠点は、この高さを高い精度で求めるためにコストのかかる調節要素が必要であることである。
複数の横方向領域を同時に検査するために、共焦点顕微鏡法では、ニプコウディスクを用いるスピニングディスク方法を使用することができる。この場合、複数の横方向領域が照射の際に通過する複数の穴を有するディスクが使用される。ディスクを回転させることにより、横方向に走査が実施される。異なる高さ測定範囲を有する標本記録では、高さ方向の標本の変位もこの場合は必要であり、これを、高精度アクチュエータシステムを介して従来の方式で求めなければならない。
さらに、この場合は振動または衝撃が生じる可能性があり、それによって測定中に標本の高さ位置が変動する。したがって、ほとんどのケースでは、コストの高い振動減衰テーブルが使用される。
構造化された照射を用いる顕微鏡法で同じ問題が生じ、通常は、標本イメージが、異なる格子イメージについて生成され、それが計算に入れられて、高解像度イメージが生成される。
さらに、共焦点および非共焦点光部分の別々の同時記録のケースでは、標本の高さ変位を実施しなければならず、それによってこれが、精密な調節ユニットのための高コストおよび望ましくない振動効果に関連付けられる。
さらに、高さ情報を得るために色共焦点原理が周知である。この場合、色効果を有する光学素子が使用され、その屈折力は波長に依存する。このようにして、光を、その波長に応じて異なる高さ平面上に集束させることができる。順次共焦点検出を用いる広帯域光源または可同調光源を使用することができる。異なる波長の光の強度に応じて、標本の横方向領域の高さを結論付けることができる。高さ測定範囲が、異なる波長の光の異なる集束によって定義される。標本が、この高さ測定範囲の外側に出る非常に異なる高さを有する場合、この測定方法ではやはり高さ方向に標本を移動しなければならない。この変位距離をやはり従来の方式で精密な調節手段で検出しなければならない。さらに、例えば、標本テーブルの振動が、測定結果に対して非常に不利な効果を有する。
同じ問題は、ナノプロフィロメトリ方法のケースでも存在する。この場合、標本が、広視野共焦点顕微鏡の軸応答関数の上昇または下降フランク内に位置するように配置される。異なる標本横方向領域の相対反射率が以前の較正ステップを通じて知られている場合、高さプロファイルを直接的に求めることができる。しかし、高さ測定範囲が限定され、そのことは、しばしば高さ方向に標本を変位させなければならず、さらなる標本記録が必要であることを意味する。これらの異なる記録の高さ情報をリンクするために、標本の高さ調節の正確な知識が必要となる。
多数の別の測定方法があるが、それらはそれぞれ、1つの高さ測定範囲に限定され、照射および検出光路に対する標本の変位を必要とする。すべてのこれらの従来の方法は、コストのかかる調節要素を用いる標本の高精度相対変位が必要であり、それにもかかわらず、測定結果が振動によって大きく影響を受ける可能性があるという欠点を有する。
米国特許第5,248,876号明細書
特に大きな高さ範囲にわたって標本を精密かつコスト効果の高い方式で検査することのできる顕微鏡方法および光学顕微鏡を示すことを本発明の目的とみなすことができる。
この目的は、請求項1の特徴を有する顕微鏡方法、および請求項12の特徴を有する光学顕微鏡によって達成される。
本発明による顕微鏡方法および本発明による光学顕微鏡の有利な変形形態は、従属請求項の主題であり、以下の説明でさらに説明される。
上述のタイプの顕微鏡方法では、本発明によれば、異なる標本記録の高さ測定範囲が互いに重複するような高さで標本記録が記録されること、2つのそれぞれの標本記録で、それについてどちらの標本記録でも高さ情報を得ることのできる共通の横方向領域が識別されること、および異なる標本記録の高さ情報間のリンクが、少なくとも1つの共通の横方向領域に関する異なる標本記録の高さ情報に基づいて求められることが実現される。
上述のタイプの光学顕微鏡では、電子制御および評価手段が、本発明に従って、異なる標本記録の高さ測定範囲が互いに重複するような高さで標本記録を記録し、2つのそれぞれの標本記録で、それについてどちらの標本記録でも高さ情報が得られる共通の横方向領域を識別し、すなわち、それについてどちらの標本記録でも高さ情報を得ることのできる少なくとも1つの共通の横方向領域を識別し、したがってその横方向領域の高さも高さ測定範囲内にあり、少なくとも1つの共通の横方向領域に関する異なる標本記録の高さ情報に基づいて、異なる標本記録の高さ情報間のリンクを求めるように適合される。好ましくは、これらのステップを制御および評価手段によって自動的に実施することができる。
本発明の基本的概念は、2つのそれぞれの標本記録で、それについてどちらの標本記録でも高さ情報を得ることのできる共通の横方向領域を識別することにより、および共通の横方向領域のこの高さ情報を介して、2つの標本記録のうちの一方のみで、それについて高さ情報を得ることのできる残りの横方向領域の高さ情報の関係を求めることにより、異なる標本記録の高さ情報が全体イメージについて一緒にされる点で見ることができる。
本発明のこの概念が以下で詳細に説明される。
各標本記録を評価することによって高さ情報を得ることができる。しかし、高さ情報は、標本記録内の異なる横方向領域の高さ関係を示す相対的表示のみを構成する。ある標本記録の高さ情報と、別の標本記録の高さ情報との間の関係は、当初は未知である。
従来、この目的で精密調整手段が使用され、2つの標本記録の間で標本が変位した高さ距離が検出される。
このことは本発明によれば不要である。本発明の本質的概念は、標本記録自体からの情報によって異なる標本記録の高さ情報間のリンクを求めることに見ることができる。したがって、異なる標本記録間の標本の高さ調節を計算することができるように標本記録が評価される。
これについて、2つのそれぞれの標本記録内に、どの測定値、すなわちどの高さ情報が標本領域の同じ高さを特徴付けるかをそれから求めることのできる情報が含まれなければならない。これを達成するために、ある標本記録から次の標本記録までの、標本と照射および検出光路との間の相対的変位が、所望のどんなレベルにもないことがある。その代わりに、相対的変位が、厳密に、2つのそれぞれの標本記録の高さ測定範囲が互いに重複するような高さで標本記録が実施されるようなサイズである。これは、標本の少なくとも1つの一致する横方向領域を2つのそれぞれの標本記録で検査することができるために必要である。この横方向領域の高さを基準高さとして使用することができる。したがって、高さ情報が、どちらの標本記録でも、同一の横方向領域について求められる。2つの標本記録の高さ情報は同じ高さの標本領域を表し、そのことは、同一の絶対高さ値をそれらの割り当てることができることを意味する。標本記録の残りの高さ情報は、この基準または絶対高さ値に対する相対的情報を構成する。したがって、残りの高さ情報を絶対高さ値に変換することもできる。したがって、2つの標本記録の高さ情報間のリンクが生成される。
その高さ測定範囲が上述の標本記録のうちの1つの高さ測定範囲と重複するような高さで、任意選択の第3の標本記録が記録される。次いで、共通の横方向領域が、これらの2つの標本記録で求められ、前記共通の横方向領域の高さが、第3の標本記録の残りの高さ情報に関するサポートまたは基準値として使用される。
同様の手順が続き、恐らくはすべてのさらなる標本記録が実施される。
本発明の好ましい変形形態によれば、リンクが以下のように実現される。各標本記録について、横方向領域のうちの1つの高さ情報が、この標本記録に関する基準点として求められる。あるいは、原理上は任意の基準点が、複数の横方向領域の高さ情報から導出される。次いで、異なる横方向領域に関する標本記録で得られる高さ情報が、この標本記録の基準点に対する相対的高さとして表される。2つの標本記録に共通の横方向領域のうちの少なくとも1つについて、2つの標本記録内のこの横方向領域について求められた2つの相対的高さ間の差が求められる。次いで、求められた差を用いて高さオフセットが求められる。この高さオフセットは、差と等しくてよい。複数の共通の横方向領域についてそれぞれの差が求められる場合、高さオフセットをこの差の平均値として固定することができる。2つの標本記録の高さ情報をリンクするために、最終的に、これらの標本記録のうちの1つの相対的高さが、高さオフセットだけ修正される。したがって、それによって、2つの標本記録の得られる相対的高さは、同一の基準点を指す。
好ましくは、高さ情報が、それについて測定精度がその最高となる横方向領域からの基準点として選択される。例えば、高さ情報が、関連する横方向領域に関する光強度の単調関数によって求められる場合、最高の測定精度は、横方向領域に関する光強度の信号対雑音比が最大となるものである。
原理上は、高さ測定範囲にわたる高さ情報を含むことを条件として、すなわち、標本記録内の一定の高さ範囲内で標本表面の異なる高さを互いに離したまま保つことができることを条件として、任意の所望の方式で標本記録を実施することができる。
単一または複数の標本イメージによって標本記録を形成することができる。好ましくは、標本記録を構成する2つの標本イメージが記録される。以下でより詳細に説明するように、これらの2つの標本イメージを記録するのに、高さ調節は不要である。したがって、より広い高さ測定範囲を標本記録によってカバーすることができる。
高さ測定範囲は、例えば1μmでよい。標本がより大きい高さの差を有する場合、この1μm高さ測定範囲を越える標本の横方向領域について、定量的高さ情報を得ることができず、または非常に不正確な定量的高さ情報が得られるだけである。
検出すべき標本光は、標本から再び伝播する照射光、具体的には反射または散乱照射光でよい。しかし、標本光は、照射光による励起によって生成されるルミネッセント光、すなわち蛍光または燐光でもよい。
使用される光源装置は、照射光、例えば可視光、赤外線光、または紫外線光を標本に放射することを条件として、原理上は任意の設計でよい。光源装置は、1つまたは複数の光源ユニット、例えばレーザまたはLEDを備えることができる。好ましくは、複数の光スポットからなる光スポットパターンが、光源装置で標本上に生成される。これについて、複数の光源を対応するパターンで並べて配置することができる。あるいは、光源が、光スポットパターンがそれを通じて生成されるマスクを照射することができる。マスクは、例えばピンホールまたはミラーによって形成することができる。電子的に調節可能なマイクロミラーアレイ(DMD:デジタルミラー装置)をミラーとして使用することもできる。例えば切替え可能な液晶領域に基づくことのできる、他の電子的に活動化される光変調器を使用することができる。格子をマスクとして使用することもできる。この格子は、横方向および/または光の伝播方向に調節可能でよい。このようにして、照射することのできる異なる横方向領域の数が増加する。さらに、光スポットパターンがシャープに結像される高さ平面を変更することができる。格子は、1つまたは2つの格子定数を有する周期的構造を有することができる。あるいは、格子は不規則な構造を有することもでき、それによって寸法の光スポットが同時に生成される。
さらに、光源装置または光結像手段は、スキャナを有することもでき、照射光ビームが異なる横方向領域を次々に照射し、したがって光スポットパターンを生成する。
光スポットは、互いに間隔を置いて配置される横方向領域を同時に照射する。このようにして、標本の複数の横方向領域を単一の標本記録で検査することができる。少なくとも1つの横方向領域が、異なる標本記録の高さ情報をリンクするための基準として常に使用されるので、標本記録で複数の横方向領域を検査することが引き続き必須となる。
横方向領域は、横方向である、具体的には高さ方向に対して垂直である標本の領域と理解することができる。それによって高さ方向は、光学顕微鏡の対物レンズから標本への光軸の方向であると理解することができる。
複数の標本記録から計算される全体イメージは、標本の複数の横方向領域の2つの横方向の座標および高さ方向の座標を含む。したがって、全体イメージを3Dイメージと理解することができる。
異なる標本記録の高さ情報間のリンクは一般に、異なる標本記録の高さ情報が共通の基準に対して表現される点で理解することができる。実際に、標本記録は当初、他のそれぞれの基準点に関する高さ情報を与え、これらの異なる基準点がどのように互いに関係するかは当初は未知である。
好ましくは、1つの同一の高さ値が、これらの2つの標本記録をリンクするために2つの標本記録に共通の横方向領域のそれぞれに割り当てられる。2つの標本記録はそれぞれ、2つの標本記録の一方だけで得ることのできる残りの横方向領域に関する高さ情報を含む。この高さ情報の、共通の横方向領域の高さ情報に対する関係は、標本記録から既知である。したがってこのとき、残りの横方向領域の高さ情報を上述の高さ値に対して表現することができる。
共通の横方向領域は、互いに少なくとも重複する標本の横方向領域であると理解すべきである。好ましくは、それらは同心であり、同一の形状を有する。横方向領域は、光スポットによってそれぞれ照射される標本表面によって画定することができる。この場合、光スポットのサイズは、光の伝播方向で変動する可能性があり、そのことは、標本表面上に生成される光スポットが、2つの異なる標本記録についてサイズが異なる可能性があることを意味する。それによって、共通の横方向領域は同心であり、同一の形状であるが、異なるサイズを有する。
2つの標本記録の高さ情報をリンクするために、共通の横方向領域に関する異なる標本記録の高さ情報間の差を計算し、これらの2つの標本記録の一方の高さ情報を高さオフセットだけ変位することにより、これらの標本記録の高さ測定範囲間の高さオフセットも計算することができる。例えば、第1の標本記録は、横方向領域が任意の基準点に対して高さ0.3μmを有することを示すことができる。別の標本記録は、同じ横方向領域が別の任意の基準点に対して0.8μmを有することを示すことができる。このとき、これらの標本記録間の高さオフセットが、差0.8μm−0.3μm=0.5μmとして求められる。このとき、2つの標本記録の一方のすべての高さ情報が0.5μmだけ変位される。それによって、2つの標本記録の高さ情報が、同一の基準点に対して表現される。
各標本記録について、その高さがそれぞれの高さ測定範囲内にある横方向領域を、有用に決定し、選択することができる。これらの選択された横方向領域の高さ情報だけが、全体イメージを計算するのに使用される。それに関する測定値が記録される横方向領域が高さ測定範囲内にあるかどうかを、例えばこの測定値が指定の信号品質を満たすかどうか、具体的にはしきい値よりも大きいかどうかを判定することによって判定することができる。
したがって、十分であるのが高さ測定範囲内にある標本の横方向領域の高さだけである信号品質により、高さ測定範囲を制限することができる。具体的には、指定のしきい値を超える信号対雑音比によって十分な信号品質を定義することができる。
複数の共通の横方向領域が2つの標本記録で識別されるケースでは、好ましくは、すべての共通の横方向領域の高さ情報が、2つの標本記録の一方だけで得ることのできる残りの横方向領域の高さ情報のリンクを求めるのに使用される。これによってより高い精度のリンクを達成することができる。
共通の横方向領域のそれぞれについて、2つの標本記録の高さ測定範囲間の差を計算することができ、それによってこれらの差は、測定精度の結果として、無視できる異なる値を有することができる。したがって、この差から平均値を形成することができる。この平均値は、観測下の2つの標本記録の高さ測定範囲間の高さオフセットとして使用される。
複数の共通の横方向領域の高さ情報を使用して高さ情報をリンクするとき、複数の共通の横方向領域に関する高さ情報を別々に重み付けすることを実現することができる。高さ情報の重み付けは、例えば関連する信号品質に応じて実現することができる。例えば、高さ情報が光強度から導出される場合、信号対雑音比、したがって信号品質は、光強度が強いほど良好となる。横方向領域の高さ情報がイメージシャープネスから求められる場合、信号品質は、それぞれの横方向領域の測定情報に関するイメージシャープネスが高いほど良好となる。
複数の標本記録を生成するために、高さ走査を実施することができる。高さ走査の間、標本光がそれから検出器ユニット上に誘導される標本の高さ範囲が、各標本記録について調節される。この目的で、例えば標本の高さを調節することができる。照射および/または標本光の光路も標本に対して調節することができる。異なる光波長について異なる焦点を生成する色光学系を使用するとき、異なる波長の照射光の順次放射により、異なる標本記録も生成することができる。これはラムダ走査としても説明される。
本発明の別の実施形態によれば、高さ情報を符号化する光結像手段が提供され、前記光結像手段は、光源の点が標本の横方向領域上に結像され、または標本の横方向領域が検出器ユニット上に結像される形または形状がそれぞれの横方向領域の高さに依存する点結像機能を有する。次いで、検出器ユニットで記録された標本記録で、複数の結像された横方向領域のそれぞれの形または形状が求められる。最後に、それぞれの横方向領域の高さ情報が形状から導出される。
非点収差を有する光学素子によってそのような点結像機能を達成することができる。この目的で、具体的には、標本と検出器ユニットとの間の光路内に円筒形レンズを設けることができる。標本の点形または円形状横方向領域が、円筒形レンズによってひずみ、したがって検出器ユニット上のイメージの幅および長さが互いに異なる。それによって、このイメージの幅および長さは、標本の結像された横方向領域の高さに依存する。したがって、高さ情報をイメージの幅および長さから導出することができる。
あるいは、光源装置と標本との間に円筒形レンズを配置することができ、それによって、点形または円形状光源がひずんだ形で標本上に結像され、実際の形状は、照射される横方向領域の高さに依存する。次いで、照射される領域の形状を検出器ユニットで測定することができ、それによって、前記検出器ユニットの前にさらなる円筒形レンズは不要となる。より一般的な用語では、これらの実施形態では、円筒形レンズの代わりに非点収差を有する所望の光学素子を使用することができる。
光結像手段はまた、標本光の伝播方向、すなわち標本の高さ方向に依存する形で渦巻状に点を結像する点結像機能を有するいわゆる位相板を備えることができる。
これらの実施形態によれば、各標本記録は厳密に1つの標本イメージを含むことができる。
本発明の好ましい変形形態によれば、以下によって標本記録から高さ情報が得られる。
例えばナノプロフィロメトリなどで、この横方向領域に関する測定された光強度から横方向領域に関する高さ情報が導出される強度判定、および/または、この横方向領域に関する求められたイメージシャープネスから横方向領域に関する高さ情報が導出されるシャープネス判定。
あるいは、光強度およびシャープネスと同様にそれぞれの横方向領域の高さに依存するコヒーレンスコントラストまたはコヒーレンスの程度を求めることもできる。さらに、高さ情報を得るために照射光の反射した光子の到来時間を検出することもできる。
照射光と標本光の干渉を介して標本記録から高さ情報を求めることもできる。これについて、照射光が標本上に誘導され、標本から来る標本光が検出器ユニットの方向に誘導される。照射光の一部が、この部分が標本に達する前に基準経路上に分岐し、検出器ユニットで標本光と干渉する。干渉縞、または、一定のそれぞれの検出器領域の光強度は、標本の高さに依存し、そのことは、高さ情報を得ることができることを意味する。そのような標本記録も、限定された高さ測定範囲を有する。したがって、当初は既知の異なる高さにただ不正確に標本を変位させ、本発明による方式でそのように記録された高さ情報のリンクを計算することは良い着想である。
別の好ましい実施形態によれば、色共焦点標本検査または白色光干渉法が実施され、標本記録が生成され、標本記録から高さ情報を得ることができる。そのようなケースでは、照射光の焦点面は波長に依存する。したがって、共焦点構成で、異なる標本領域上に複数の光スポットを放射することができる。例えばピンホールディスクまたはデジタル振動板を使用することにより、厳密にこれらの照射された標本領域からの標本光のみが、検出器ユニットで測定される。色的に有効な光学素子により、異なる波長の光に対して異なる共焦点面が生成される。それぞれの照射された標本領域について標本光の強度を波長に応じて求めることができる。強度が最大となる波長を求めることにより、照射される横方向領域の高さと一致する複数の共焦点面のうちの共焦点面を求めることが可能となる。
スペクトル的に広い範囲をカバーする白色光として照射光を放射することができる。この場合、検出器ユニットは波長分解式に測定する。あるいは、異なる波長範囲の照射光を次々に放射することもできる。このようにして、検出器ユニットの波長分解能は不要である。
別の特に好ましい実施形態によれば、標本、光結像手段、または検出器ユニットを機械的に移動することなく、各標本記録について少なくとも2つの標本イメージをそれぞれ記録することができるように、光結像手段、光源装置、および検出器ユニットが設計される。2つの標本イメージの記録のために、光源装置および光結像手段で、少なくとも2つの光スポットパターンが、異なる標本または高さ平面に集束し、および/または、少なくとも2つの異なる標本面のイメージが生成され、光結像手段および検出器ユニットで別々に測定される。
したがって、これらの実施形態によれば、少なくとも2つの標本イメージを記録するのに、空間的に等しい配置が使用される。これらのイメージの記録の間に、高さ方向の走査移動は実施されない。それによって速度の利点が達成される。さらに、機械的移動の不正確さが存在せず、光学構成要素の振動の効果が低減されるので、精度の改善が可能である。さらに、標本に依存する較正が不要である。これらの実施形態の構成を以下でより詳細に説明する。
照射される標本領域または横方向領域のサイズは、この横方向領域に対する、光スポットが集束する高さ平面の高さに依存する。したがって、標本の表面プロファイルに応じて、異なるサイズの光スポットが、1つの高さ平面を有する標本表面上に生成される。
比較的小さい照射される横方向領域のケースでは、高い標本光強度を有する、それに対応して小さい領域が、検出器ユニット上で照射される。一方、照射される横方向領域が大きいと、より低い標本光強度を有する、比較的大きい領域が、検出器ユニット上で照射される。
このことから、照射される横方向領域が、光スポットパターンが集束する高さ平面の内部にあるか、それとも外部にあるかを判定することができる。それでも、高さ平面の外部にある横方向領域が、この高さ平面の上にあるか、それとも下にあるかを、標本特有の基準測定なしに単一の標本イメージから判定することはできない。このことは、第2の標本イメージを用いて可能となる。
2つの標本イメージの記録のために、異なる高さ平面上に光スポットパターンを集束させることができる。それによって、2つの標本イメージを記録する検出器要素を同一の像平面内に配置して、どちらのイメージも記録することができる。第2の標本イメージのために照射される横方向領域が、第1の標本イメージのために照射される、対応する横方向領域よりも大きいか、それとも小さいかは、この横方向領域の高さが、第1の標本イメージのケースで光スポットパターンが集束する第1の高さ平面の上にあるか、それとも下にあるかに依存する。したがって、2つの標本イメージ内の同一の横方向領域について得られる測定情報の比較から、この横方向領域の高さが第1の高さ平面の上にあるか、それとも下にあるかを判定することができる。
一方、異なる、等しくない横方向領域の測定情報を比較しなければならない場合、標本にわたって変動する反射率および/または光散乱の度合いが結果をゆがめることになる。
あるいは、同一の光スポットパターンが2つの標本イメージの記録のための標本表面上に生成され、異なる高さ平面が検出器ユニット上に結像され、別々に測定される。したがって、検出器ユニットは少なくとも2つの標本イメージを記録し、検出器ユニットの検出器素子が配置される検出器平面が、第1の高さ平面と光学的に結合され、第2の高さ平面は、それらとは異なる。光スポットパターンが集束する高さ平面は、第1のまたは第2の高さ平面と同一でよく、またはそれらの両方と異なるものでよい。
上記の代替形態も以下のように説明することができる。標本上の一定の高さ平面が、2つの空間的にオフセットした像平面上に結像される。したがって、2つの像平面が、それぞれ高さ平面と光学的に結合される。像平面は、検出ユニットの検出器平面とは異なり、別々に測定され、それによって2つの標本イメージが記録される。したがって、高さ平面が、異なるシャープネスで検出器平面上に結像される。2つの標本イメージ内の同一の横方向領域について得られた測定情報の比較から、この横方向領域の高さが第1の高さ平面の上にあるか、それとも下にあるかを判定することができる。
前に格納された基準データによって定量的陳述が可能である。これらの基準データは、既知の高さプロファイルを用いた物体に対する先行する基準測定で求められていることがある。イメージシャープネスまたは光強度を比較することにより、検査される横方向領域の高さは2つの高さ平面からどれほどかを、基準データを通じて述べることが可能である。
一般には、高さ平面は平坦な表面であるが、高さ平面は曲面、あるいは成形面でもよい。これは、例えば曲面イメージセンサの場合である。したがって、より一般には、高さ平面は、検出器ユニットの検出器表面に光学的に結合され、または標本上に高さ平面を結像すべき光源装置の光スポットパターンに光学的に結合される表面と理解することができる。
好ましくは、光源装置は、異なる高さ平面上に光スポットパターンを集束させる第1および少なくとも第2の光源ユニットを備える。それによって第1の光源ユニットは、標本上の第1の高さ平面に光学的に結合される平面内に配置され、第2の光源ユニットは、標本上の第2の高さ平面に光学的に結合される平面内に配置される。したがって、空間的に固定された配置を使用して、異なる高さ平面内に光スポットパターンを生成することができる。
単純な設計では、少なくとも2つの光源ユニットを次々に配置することができる。したがって、検出器ユニットの1つの同一の検出器領域、例えば同一のカメラセンサ要素をそれによって使用して、少なくとも2つの標本イメージを記録することができる。
しかし、2つの光源ユニットの照射光を互いに区別することができる場合、少なくとも2つの標本イメージを同時に記録することもできる。
具体的には、この目的で、光源装置および光結像手段で異なる像平面に集束される2つの光スポットパターンは、光特性が異なることがある。標本光は、その光特定に応じてビーム分割手段で異なる光路上に誘導され、光路のそれぞれで、標本イメージが検出器ユニットで測定される。例えば、光特性は、照射および標本光の偏光または波長でよい。したがって、ビーム分割手段は、偏光または光波長に応じて光を反射または透過する偏光ビームスプリッタおよび/または二色性素子を備えることができる。
標本記録では、2つの標本イメージを記録することができ、光スポットパターンが1つの同一の高さ平面上に集束するが、異なる高さ平面が検出器ユニット上に集束する。
これについて、標本と検出器ユニットとの間にビーム分割手段が存在することができ、ビーム分割手段で、標本光が、少なくとも2つの空間的に異なる検出光路に分割される。検出器ユニットは、異なる検出光路のそれぞれについて検出器領域を備える。それによって、異なる高さ平面が異なる検出器領域上に結像される。
言い換えれば、照射される高さ平面のイメージが、標本光を用いて各検出光路でそれぞれの像平面に生成され、検出光路の異なる像平面が、それぞれの検出器領域に対する異なる平面で生成される。
2つの検出器領域は、例えば異なるカメラで形成することができる。しかし、異なる検出器領域がジョイントカメラ、すなわち共有カメラチップの異なる部分であることが特に好ましい。
好ましい実施形態によれば、ビーム分割手段が光回折素子によって形成され、2つの検出光路が、光回折素子の異なる次数の回折によって生成される。したがって、少数の構成要素を有し、したがって低コストである構造が、本明細書により、特に小さい光損失と共に可能となる。
添付の略図を参照することにより、本発明の別の利点および特徴を以下で説明する。
本発明による概念を説明するために、異なる高さ平面内に3つの識別される標本点を有する標本表面を示す図である。 第1および第3の標本点の高さを測定できるような高さ測定範囲である、図1の3つの識別される標本点を有する標本表面を示す図である。 第2および第3の標本点の高さを測定できるような高さ測定範囲である、図1の3つの識別される標本点を有する標本表面を示す図である。 第1の標本記録でそれに関する高さ情報を求めることのできる標本点が識別される、標本の断面図である。 第2の標本記録でそれに関する高さ情報を求めることのできる標本点が識別される、図4の標本の断面図である。 第1、さらには第2の標本記録の両方でそれに関する高さ情報を求めることのできる標本点が識別される、図4の標本の断面図である。 構成要素の機械的移動なしに標本の2つの異なる高さ平面を検査することのできる、本発明による光学顕微鏡の一実施形態の構成要素を示す図である。 構成要素の機械的移動なしに標本の2つの異なる高さ平面を検査することのできる、本発明による光学顕微鏡の別の実施形態の構成要素を示す図である。 構成要素の機械的移動なしに標本の2つの異なる高さ平面を検査することのできる、本発明による光学顕微鏡のさらに別の実施形態の構成要素を示す図である。 光回折素子を通じて標本の2つの異なる高さ平面を同時に検査することのできる、本発明による光学顕微鏡の別の実施形態の構成要素を示す図である。 本発明による光学顕微鏡の第1の実施形態を示す図である。 本発明による光学顕微鏡の第2の実施形態を示す図である。 本発明による光学顕微鏡の第3の実施形態を示す図である。 本発明による光学顕微鏡の第4の実施形態を示す図である。
同一の構成要素および同一の効果を有するものには、図では同一の参照符号が与えられる。図1から3を参照することにより、本発明の基本的概念を最初に説明する。
図1に、光軸に対して垂直に標本表面50を貫く断面図を示す。標本表面50の3つの標本点x1、x2、およびx3、すなわち標本の3つの横方向領域が識別される。これらの3つの標本点は異なる高さを有し、高さ方向は、示されるz方向に延びる。
いわゆる応答曲線1、2、および3が、3つの標本点x1、x2、およびx3のそれぞれについて示されている。応答曲線は、標本点の信号強度が、検査される高さ平面z1、z2にどれほど高く依存するかを示す。それによって、信号強度のレベルはx方向にプロットされる。検査される高さ平面が厳密に標本点を貫いて延びる場合、信号強度はその最高値となる。しかし、検査される高さ平面がこの標本点から無視できる距離にある場合、応答曲線に対応して、標本点の別の信号が測定される。
信号強度によって理解すべき物理的性質は測定方法に依存する。例えば、信号強度は、光強度、イメージシャープネス、またはコヒーレンスコントラストでよい。
標本を記録するとき、限定された高さ測定範囲から高さ情報を得ることができるだけである。この高さ測定範囲は、応答曲線の幅に依存する。図2に図1の標本表面50を示し、第1の高さ測定範囲4が示されている。この高さ測定範囲4は、第1の標本記録のために使用される。高さ測定範囲は、高さ平面z1の検査から続き、その目的で、例えば、検出器ユニットの検出器平面を、z1と結合される平面内に配置することができる。高さ測定範囲は、応答曲線の幅に厳密に対応することができ、信号強度が指定のしきい値より上にあるか、それとも下にあるかによって幅を限定することができる。
第1および第3の標本点x1およびx3の高さは、高さ測定範囲4内にある。したがって、これらの標本点に関する高さ情報をこの標本記録から得ることができる。一方、第2の標本点x2は高さ測定範囲4の外部にあり、そのことは、第2の標本点x2について高さ情報を求めることができず、または不十分な精度の高さ情報を求めることができるだけである。
図3に、図1および2の標本表面50を再び示し、第2の高さ測定範囲5が、第2の標本記録のために使用され、高さ平面z2が検査される。この高さ測定範囲5は、第1の高さ測定範囲4とは異なる。第1から第2の高さ測定範囲への変更をもたらすために、例えば、標本を高さ方向に変位させることができる。値x2およびx3を有する標本点は高さ測定範囲5内にあるが、値x1を有する標本点は高さ測定範囲5内にはない。したがって、x2およびx3に関する高さ情報を得ることができるが、x1に関する高さ情報を得ることはできない。
次に、2つの標本記録の高さ情報が一緒にされ、全体イメージが作成される。しかし、2つの標本記録の2つの高さ測定範囲間の関係は、当初は既知ではない。
異なる標本記録の高さ情報は異なる基準点を指す。そのような基準点は、例えば、図2および3に示される高さ測定範囲の下限でよい。
例えば図2からの第1のイメージ記録を用いて、横方向領域x1が基準点Aに対して例えば0.8μmの高さ値z1Aを有すること、および横方向領域x3が基準点Aに対して例えば0.2μmの高さ値z3Aを有することを求めることができる。それに対応して、図3の第2のイメージ記録を用いて、横方向領域x2が基準点Bに対して例えば0.3μmの高さ値z2Bを有すること、および横方向領域x3が基準点Bに対して例えば0.8μmの高さ値z3Bを有することを求めることができる。しかし、基準点AとBがどのように互いに関係するかは既知ではない。
従来、この目的で、精密なアクチュエータシステムまたは調節要素で、第1から第2の高さ測定範囲への移行のために標本が変位された高さが検出される。この高さ調節は、基準点AとBの間の差を表し、上記の例では0.6μmである。次に、この0.6μmの差を高さ値z2Bおよびz3Bに加えることができ、それによって2つの標本記録の高さ値が、同一の基準点に関係する。
この従来の方法の欠点は、正確な結果のために、非常に精密で、したがってコストの高い調節要素が必要であることである。さらに、振動は考慮に入れられず、それによって標本の実際の高さが、調節要素によって設定される高さから一時的に逸脱する。
これらの問題が本発明によって回避される。
したがって、イメージ記録自体から、2つの標本記録の基準点がどのように互いに関係するかを求めることができる。言い換えれば、基準点AとBの間の高さの差が、これらの標本記録の高さ情報間のリンクとして記録されたイメージ情報で計算される。
この目的で、共通の横方向領域x3についてどちらの標本記録でも高さ情報を得ることができることが利用される。上記の例では、この高さ情報は、z3A=0.2μmおよびz3B=0.8μmである。この高さ情報は同一の横方向領域に関係するので、この高さ情報は同一の高さ値も構成する。したがって、基準点AとBとの間の高さの差を、高さ情報z3Aおよびz3Bによって、最も単純なケースではこの高さ情報間の差z3B−z3A=0.6μmによって求めることができる。
そのようにして求められた値0.6μmは、2つの標本記録の高さ情報間のリンクを表す。
有利なことに、標本の高さを調節するのに高精度調整要素は不要である。例えば、精度の低い調節要素が使用され、その調節要素が、上記の例では高さ調節0.4μm+/−0.2μmを示す場合、上述の本発明の方法により、より正確な値を求めることができる。
調節される高さが、例えば標本を保持する標本テーブルの振動によって変化する場合、記録される高さ情報は、変化した高さに基づく。調節要素による高さ決定と比較して、振動の干渉効果が、それに応じて広く除外される。
2つの標本記録では、どちらの標本記録でも高さ情報を得ることのできる少なくとも1つの共通の横方向領域があることが本発明の方法にとって必要である。このために、2つの標本記録間の高さ測定範囲の変化は、高さ測定範囲自体よりも小さくなければならない。それによって、2つの標本記録の高さ測定範囲は互いに重複する。したがって、高さ測定範囲の変化は、高さ測定範囲よりも小さい2つの標本記録の間で実現され、この変化の厳密な値を測定センサまたは調節要素で検出する必要はない。
さらに、互いに対してオフセットする横方向領域ではなく、等しい横方向領域を2つの標本記録で測定することが本発明の方法にとって必要である。この目的で、2つの標本記録に関する同一の横方向領域上で光スポットが生成され、したがって標本光が同一の横方向領域から放射される。
別の要件は、各標本記録で複数の横方向領域を検査しなければならないことである。2つの標本記録が両方の共通の横方向領域を含むことができ、標本記録の一方のみでそれに関する高さ情報を得ることのできる残りの横方向領域をも含むことができることは、この方式だけである。
図1から3の例では、2つの標本記録でそれに関する高さ情報を得ることのできる共通の横方向領域x2が識別される。
別の例が図4および5に示されている。図4は、検査される高さ平面z1でそれに関する高さ情報を得ることのできる標本の横方向領域を示す。それによって、紙平面が横方向平面に対応し、すなわち、高さ方向は紙平面に垂直である。それに対応して、図5は、検査される高さ平面z2でそれに関する高さ情報を得ることのできる標本の横方向領域を示す。どちらのケースでもそれに関する高さ情報を得ることのできる共通の横方向領域が、図6に示されている。
好ましくは、図6に示される横方向領域について得られるすべての高さ情報が、2つの標本記録の高さ情報をリンクするのに使用される。この目的で、例えばこれらの横方向領域のそれぞれについて、上述の方式で高さの差を求めることができる。次いで、求められた複数の高さの差から平均値が形成され、2つの標本記録の高さ情報をリンクするのに使用される。
平均値の計算のために、例えば関連する測定値の信号対雑音比に応じて、複数の高さの差を別々に重み付けすることができる。
標本記録のタイプは、原理上は任意でよい。しかし、アクチュエータシステムで標本高さを調節する必要なしに、大きな高さ範囲にわたって高さ情報を既に得ることができるならば有利である。このことは、図7から10に関して説明される本発明の有利な実施形態で可能である。
これらの図は、本発明による光学顕微鏡の検出器ユニット30の異なる構造を示す。これらの実施形態の共通の特徴は、具体的には標本、光源装置、検出器ユニット、およびそれらの間に必要な光学素子の機械的移動なしに、2つの異なる標本イメージを記録できることである。
この目的で、検出器ユニットは、図示するすべての実施形態で、異なる高さ平面、例えば先行する例のz1およびz2がその上に結像される、互いに空間的に異なる2つの検出器領域を備える。
図7の例では、2つのカメラ35、36によって2つの検出器領域が形成される。カメラ35は検出平面37内に配置され、カメラ36は異なる検出平面38内に配置される。検出すべき標本光55が、2つのカメラ35、36への2つの異なる検出光路間のビーム分割手段39で分割される。ビーム分割手段は、例えば部分透過性のミラーでよい。
図8の実施形態では、異なる波長の照射光が使用される。再び伝播する標本光は、反射または散乱した照射光でよく、したがって照射光と同一の波長を有することができる。この場合、二色性素子をビーム分割手段39として使用することができ、ビーム分割手段39は、波長に応じて、カメラ35に標本光を反射し、またはカメラ36に標本光を透過する。2つのカメラに関する結像光学系は異なり、波長に応じて異なる焦点距離を有する。このようにして、2つのカメラ35、36を、2つの異なる標本平面と光学的に結合されるように配置することもできる。
図9に、色的に有効な光学素子(図示せず)が使用される一実施形態を示す。これは、波長に応じて異なる焦点距離を有する。それによって、異なる波長の照射光で、異なる標本平面を検査することができる。再び伝播する標本光は同一の波長を有することができる。ここでは、二色性素子がビーム分割手段39として使用され、ビーム分割手段39は、波長に応じて、カメラ35に標本光を反射し、またはカメラ36に標本光を透過する。2つのカメラ35、36が、それぞれ測定される光波長に関する2つの異なる標本平面に光学的に結合される検出平面37、38内に配置される。
互いに並べて置かれる同一のカメラ35の各部分によって2つの検出器領域が形成される別の実施形態が図10に示されている。標本光55のビーム分割について、回折の次数に応じて異なる焦点距離を有する回折素子39が使用される。標本光55が異なる回折の次数に回折し、カメラ35でそれぞれ検出される場合、2つの標本イメージを同時に生成することができる。回折の次数の異なる焦点距離のために、これらの2つの標本イメージは、異なる標本平面に対応する。
2つの標本イメージが図7から10に示される方式のうちの1つで記録される場合、各標本について新しい較正測定を必要とすることなく、これらのイメージから高さ情報を得ることができる。高さ情報を得るために、標本イメージの記録されたデータが計算に入れられる。異なる横方向領域について、各標本イメージについての光強度をそれぞれ求めることができる。次いで、同一の横方向領域に関する2つの標本イメージの2つの光強度の比をそれぞれ求めることができる。これらの比は、高さのモノトーンイメージを表す。この比を、一定の横方向領域について求められた比で割ることもできる。原理的に同様に、光強度の代わりに、対応するイメージ部分のシャープネスを求め、各横方向領域について使用することもできる。
本発明による光学顕微鏡100の一実施形態が、図11に示されている。これは、その不可欠な構成要素として、光源装置10と、対物レンズ40を備える光結像手段と、検出器ユニット30とを備える。
単純な設計では、以下で説明する要素13、14、15、16、20、および21を省略することができる。
図示される例では、光源装置10によって放射される照射光11が、光学素子12を介して波長フィルタ13に誘導される。この波長フィルタ13は、例えば音響光学的に設計することができ、転送すべき照射光11の波長部分の選択を容易にする。
その後で、照射光11は、任意選択で設けられるスイッチング素子14に達し、スイッチング要素14を通じて、照射光11は、2つの光路15、16の一方に選択的に誘導される。照射光11は、2つの光路15、16上を、例えば光ファイバ、および部分的透過性の鏡で置き換えることもできる任意選択のスイッチング要素21を介して、照射構造20の異なる側に対して誘導される。照射構造20は、その断面を介して照射光11に対して空間構造を刻印する。例えば、照射構造20は格子でよい。
照射構造20が一方の側に鏡映され、したがって光路16からの照射光11が、照射構造20で少なくとも部分的に反射し、一方、光路15からの照射光11が、照射構造20で少なくとも部分的に透過する。それによって、照射光11の2つの部分が、共通の光路上で一緒にされ、次いで対物レンズ40に誘導される。照射光11が、対物レンズ40で標本50の領域内の高さまたは標本平面51上に集束する。好ましくは、照射構造は、平面内で標本平面51と光学的に結合され、したがって標本平面51にシャープに結像される。
複数の標本記録が次々に記録され、照射構造20の位置が横方向に変化する場合、一定の環境下で要素14、16、および21、ならびに照射構造のミラーリングを省略することも可能である。
標本50の照射により、後者は、対物レンズ40で記録される標本光55を放射する。ビーム分割手段25は、対物レンズ40と照射構造20との間に配置され、ビーム分割手段25で、標本光55は、照射構造20ではなく、検出器ユニット30に誘導される。検出器ユニット30は、図7から10に示される方式のうちの1つで設計することができ、標本記録を生成することができる。電子制御および評価手段(図示せず)は、記録される標本イメージの評価を実施する。
異なる高さ平面を次々に検査し、色共焦点原理に従って可同調光源装置10でそれぞれの標本イメージを記録することが可能である。
異なる標本記録について高さ方向に標本50を調節することもできる。
図11では、2つの高さ平面51および52が標本50上に示されている。これらは、図7から10の平面37および38と結合された平面でよい。
別の実施形態が図12に示されている。これは、具体的には、照射構造20が(図11のように)ビーム分割手段25の前にではなく、ビーム分割手段25と対物レンズ40との間に配置されることにより、上述の実施形態とは異なる。照射構造20は、対物レンズ40とビーム分割手段25との間で光を転送する転送領域を有する。照射構造を横方向に移動することができ、具体的には回転することができ、したがって転送領域の位置が変化する。
転送領域、または別の素子上に設けられた光誘導領域は、光路内のこの地点での光学分解能に対応するものよりも大きい。すなわち:標本平面の点が、上述の領域のうちの1つよりも小さい照射構造20上の表面に結像される。これは、不完全な共焦点フィルタリングに対応する。共焦点標本領域からの標本光だけが検出器ユニット30に誘導されるのではないことは、図7から10にも示されるように、高さ情報の決定にとって重要である。
任意選択で、照射構造20を対物レンズ40に鏡映することができ、したがって標本光をそこで部分的に反射し、第2の検出器ユニット30で検出することができる。この場合、好ましくは、照射構造20の鏡映面は、標本光55がそれに沿って通過して照射構造20に達する光軸に対して垂直ではなく、傾斜する。
回転位置に応じて、照射構造20の自由領域が光路に入れられるように照射構造20を設計することもできる。それによって照射および標本光は空間的に濾波されない。
別の実施形態が図13に示されている。ここでは、照射構造20が、対物レンズ40とビーム分割手段25との間に配置され、真に共焦点の検出をもたらす。照射構造を横方向に移動し、例えば回転可能なニプコウディスクで形成することができる。
スキャナユニット32が照射構造20と標本50との間に配置される場合、固定照射構造20を使用することができる。
図14に別の実施形態を示す。ビーム分割手段25と検出器ユニット30との間に光学素子33がさらに配置され、前記光学素子33は、標本の横方向領域が検出器ユニット上に結像される形または形状がそれぞれの横方向領域の高さに依存する点結像機能を有する。
光学素子33はアナモルフィック光学素子でよい。これは、光線束を異なる強度で互いに垂直な2つの方向に屈折させる。その一例は円筒形レンズである。
あるいは、光学素子33は、ヘリカル点結像機能を備えるいわゆる位相板でもよい。
ここでは単一のカメラで検出器ユニットを形成することもできる。
そのような光学素子33を、検出光路ではなく照射光路内に配置することも可能である。したがって、光源の点が標本の横方向領域上に結像される点結像機能は、それぞれの横方向領域の高さに依存する。
図11から14の説明した照射構造20はまた、異なる焦点距離を有する少なくとも2つの異なるタイプのマイクロレンズをも備えることができる。標本50が各タイプのマイクロレンズで走査され、したがって、少なくとも2つの標本イメージが異なる高さ平面について記録される。この場合、検出器ユニット30は単一のカメラを備えることができる。記録された2つの標本イメージは、図7から10の実施形態で記録される2つの標本イメージに広範囲に対応する。
さらに、照射光路内および検出光路内にそれぞれの照射構造20を設けることも可能であり、これらの2つの照射構造20は、光に関するその誘導領域のサイズに関して互いに異なる。
各実施形態を説明したが、それぞれの高さ測定範囲をカバーする精密な標本記録を単純な手段で生成することができる。有利なことに、コストのかかる位置測定機器または調節要素を必要とすることなく、標本記録を一緒にすることができる。
1,2,3 異なる標本点の応答関数、4,5 高さ測定範囲、10 光源装置、11 照射光、12 光学素子、13 波長フィルタ、14 スイッチング素子、15,16 異なる光路、20 照射構造、21 照射光を照射構造上に誘導するスイッチング素子、25 ビーム分割手段、30 検出器ユニット、32 スキャナユニット、33 アナモルフィック光学素子、35,36 検出器ユニットのカメラ、37,38 像平面、39 ビーム分割手段,回折要素、40 対物レンズ、50 標本,標本表面、51,52 標本または高さ平面、55 標本光、100 光学顕微鏡。

Claims (16)

  1. 微視的標本(50)を検査する顕微鏡方法であって、
    照射光(11)が、光源装置(10)で前記標本(50)に放射され、
    前記標本(50)から来る標本光(55)が、光結像手段(39、40)で検出器ユニット(30)に誘導され、
    前記標本光(55)が前記検出器ユニット(30)で測定されて、標本記録が生成され、
    前記標本(50)のそれぞれの複数の横方向領域(x1−x4)についての高さ情報が、各標本記録から得られ、
    各標本記録の前記高さ情報が、それぞれの高さ測定範囲(4、5)に限定され、異なる標本記録の前記高さ測定範囲(4、5)が互いに異なり、
    全体イメージが前記標本記録から計算され、前記全体イメージで、前記異なる標本記録の高さ情報が一緒にされる、顕微鏡方法において、
    前記異なる標本記録の前記高さ測定範囲(4、5)が互いに重複するような高さで標本記録が記録されること、
    共通の横方向領域(x3)が、2つのそれぞれの標本記録で識別され、前記共通の横方向領域(x3)についてどちらの標本記録でも高さ情報を得ることのできること、および
    前記異なる標本記録の高さ情報間のリンクが、少なくとも1つの前記共通の横方向領域(x3)に関する異なる標本記録の前記高さ情報に基づいて求められること、
    を含み、
    高さがそれぞれの前記高さ測定範囲(4;5)内にある横方向領域(x1、x3;x2、x3)が求められ、各標本記録について選択され、
    これらの選択された前記横方向領域(x1、x3;x2、x3)の前記高さ情報だけが使用されて、前記全体イメージが計算される、
    ことを特徴とする顕微鏡方法。
  2. 微視的標本(50)を検査する顕微鏡方法であって、
    照射光(11)が、光源装置(10)で前記標本(50)に放射され、
    前記標本(50)から来る標本光(55)が、光結像手段(39、40)で検出器ユニット(30)に誘導され、
    前記標本光(55)が前記検出器ユニット(30)で測定されて、標本記録が生成され、
    前記標本(50)のそれぞれの複数の横方向領域(x1−x4)についての高さ情報が、各標本記録から得られ、
    各標本記録の前記高さ情報が、それぞれの高さ測定範囲(4、5)に限定され、異なる標本記録の前記高さ測定範囲(4、5)が互いに異なり、
    全体イメージが前記標本記録から計算され、前記全体イメージで、前記異なる標本記録の高さ情報が一緒にされる、顕微鏡方法において、
    前記異なる標本記録の前記高さ測定範囲(4、5)が互いに重複するような高さで標本記録が記録されること、
    共通の横方向領域(x3)が、2つのそれぞれの標本記録で識別され、前記共通の横方向領域(x3)についてどちらの標本記録でも高さ情報を得ることのできること、および
    前記異なる標本記録の高さ情報間のリンクが、少なくとも1つの前記共通の横方向領域(x3)に関する異なる標本記録の前記高さ情報に基づいて求められること、
    を含み、
    複数の共通の横方向領域(x3、x4)の前記高さ情報を使用して前記高さ情報の前記リンクを求めるとき、前記複数の共通の横方向領域(x3、x4)に関する前記高さ情報が別々に重み付けされる、
    ことを特徴とする顕微鏡方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の顕微鏡方法であって、
    1つの同一の高さ値が、2つの標本記録のこれらの前記共通の横方向領域(x3)のそれぞれに割り当てられる、
    ことを特徴とする顕微鏡方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の顕微鏡方法であって、
    2つの標本記録の前記高さ測定範囲(4、5)間の高さオフセットが、前記共通の横方向領域(x3)に関するこれらの標本記録の前記高さ情報間の差を計算し、これらの2つの標本記録の一方の前記高さ情報を前記高さオフセットだけ変位させることによって計算され、
    これらの2つの標本記録の高さ情報がリンクされる、
    ことを特徴とする顕微鏡方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の顕微鏡方法であって、
    複数の共通の横方向領域(x3、x4)が2つの標本記録で識別されるケースで、すべての前記共通の横方向領域(x3、x4)の前記高さ情報が使用されて残りの横方向領域(x1、x2)の前記高さ情報の前記リンクが求められ、前記残りの横方向領域(x1、x2)について、高さ情報を前記2つの標本記録の一方のみで得ることのできる、
    ことを特徴とする顕微鏡方法。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の顕微鏡方法であって、
    前記横方向領域(x1、x2、x3、x4)のうちの1つの前記高さ情報が、各標本記録で基準点として固定され、
    異なる横方向領域(x1、x2、x3、x4)に関する標本記録で得られる前記高さ情報が、この標本記録の前記基準点に対する相対的高さとして表現され、
    2つの標本記録内の前記共通の横方向領域(x3)の少なくとも1つについて、前記2つの標本記録内のこの横方向領域(x3)について求められた2つの相対的高さ間の差が求められ、
    求められた差で高さオフセットが求められ、
    前記2つの標本記録の前記高さ情報をリンクするために、これらの標本記録のうちの1つの前記相対的高さが、前記高さオフセットだけ変更される、
    ことを特徴とする顕微鏡方法。
  7. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の顕微鏡方法であって、
    高さ走査が実施され、前記高さ走査の間に、前記標本(50)の前記高さ範囲が各標本記録について調節され、前記標本光(55)が前記標本(50)から前記検出器ユニット(30)に対して誘導される、
    ことを特徴とする顕微鏡方法。
  8. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の顕微鏡方法であって、
    高さ情報を符号化するために光結像手段(33)が設けられ、前記光結像手段(33)が、前記光源装置(10)の点が前記標本(50)の横方向領域(x1−x4)上に結像され、または前記標本(50)の横方向領域(x1−x4)が検出器ユニット(30)上に結像される形がそれぞれの前記横方向領域(x1−x4)の前記高さに依存するような点結像機能を有し、
    前記複数の結像される横方向領域(x1−x4)のそれぞれの形が、前記検出器ユニット(30)で記録される標本記録で求められ、
    それぞれの前記横方向領域(x1−x4)の高さ情報が、前記形から導出される、
    ことを特徴とする顕微鏡方法。
  9. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の顕微鏡方法であって、
    前記高さ情報が、
    横方向領域(x1−x4)に関する高さ情報が、この横方向領域(x1−x4)に関する測定された光強度から導出される強度決定、および/または、
    横方向領域(x1−x4)に関する高さ情報が、この横方向領域(x1−x4)に関して求められたイメージシャープネスから導出されるシャープネス決定、
    によって標本記録から得られる、
    ことを特徴とする顕微鏡方法。
  10. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の顕微鏡方法であって、
    照射光(11)の焦点面が波長依存である色共焦点標本検査または白色光干渉法が実施され、標本記録が生成され、前記標本記録から高さ情報を得ることができる、
    ことを特徴とする光学顕方法
  11. 微視的標本を検査するための光学顕微鏡であって、
    標本(50)に照射光(11)を放射する光源装置(10)と、
    前記標本(50)に前記照射光(11)を誘導し、前記標本(50)から来る標本光(55)を誘導する光結像手段(12、20、33、40)と、
    前記標本光(55)を測定して複数の標本記録を生成する検出器ユニット(30)と、
    各標本記録から前記標本(50)のそれぞれの複数の横方向領域(x1−x4)に関する高さ情報を得るように設計された電子制御および評価手段と、を有し、
    各標本記録の前記高さ情報が、それぞれの高さ測定範囲(4、5)に限定され、異なる標本記録の前記高さ測定範囲(4、5)が互いに異なり、
    前記電子制御および評価手段がさらに、前記標本記録から全体イメージを計算するように設計され、前記全体イメージ内で、前記異なる標本記録の全体イメージ高さ情報が一緒にされる、光学顕微鏡において、
    前記電子制御および評価手段が、
    前記異なる標本記録の前記高さ測定範囲(4、5)が互いに重複するような高さで標本記録を記録し、
    2つのそれぞれの標本記録で、それについてどちらの標本記録でも高さ情報を得ることのできる共通の横方向領域(x3)を識別し、
    少なくとも1つの前記共通の横方向領域(x3)に関する前記異なる標本記録の前記高さ情報に基づいて、前記異なる標本記録の前記高さ情報のリンクを求める、
    ように適合され、
    高さがそれぞれの前記高さ測定範囲(4、5)内にある横方向領域(x1、x3;x2、x3)が求められ、各標本記録について選択され、
    これらの選択された前記横方向領域(x1、x3;x2、x3)の前記高さ情報だけが使用されて、前記全体イメージが計算される、
    ことを特徴とする光学顕微鏡。
  12. 請求項11に記載の光学顕微鏡であって、
    前記光結像手段(12、20、33、40)、前記光源装置(10)、および前記検出器ユニット(30)が、前記標本(50)、前記光結像手段(12、20、33、40)、または前記検出器ユニット(30)の機械的移動なしに、各標本記録について少なくとも2つの標本イメージをそれぞれ記録することができるように設計され、前記2つの標本イメージの前記記録について、
    少なくとも2つの光スポットパターンが、前記光源装置(10)および前記光結像手段(12、20、33、40)で異なる標本平面(51、52)に集束され、および/または、
    少なくとも2つの前記異なる標本平面(51、52)のイメージが、前記光結像手段(12、20、33、40)および前記検出器ユニット(30)で生成され、別々に測定される、
    ことを特徴とする光学顕微鏡。
  13. 請求項12に記載の光学顕微鏡であって、
    前記標本(50)と前記検出器ユニット(30)との間にビーム分割手段(39)が設けられ、前記ビーム分割手段(39)で、前記標本光(55)が少なくとも2つの空間的に異なる検出光路に分割され、
    前記検出器ユニット(30)が、前記異なる検出光路のそれぞれについて検出器領域を備え、
    前記異なる標本平面(51、52)が、前記異なる検出器領域上に結像される、
    ことを特徴とする光学顕微鏡。
  14. 請求項1に記載の光学顕微鏡であって、
    前記異なる検出器領域が、前記検出器ユニット(30)の共有カメラ(31)の異なる部分である、
    ことを特徴とする光学顕微鏡。
  15. 請求項13又は請求項14に記載の光学顕微鏡であって、
    前記光源装置(10)および前記光結像手段(12、20、33、40)で前記異なる標本平面(51、52)に集束される前記2つの光スポットパターンの光特性が異なり、
    前記標本光(55)を、その光特性に応じて前記ビーム分割手段(39)で異なる光路上に誘導することができ、
    前記検出器ユニット(30)で、異なる光路のそれぞれで標本イメージを測定することができる、
    ことを特徴とする光学顕微鏡。
  16. 請求項1から請求項1のいずれか一項に記載の光学顕微鏡であって、
    前記光源装置(10)が、異なる標本平面(51、52)上に光スポットパターンを集束させる第1の光源ユニットおよび第2の光源ユニットを備え、前記第1の光源ユニットが、第1の標本平面(51)に光学的に結合される平面内に配置され、前記第2の光源ユニットが、第2の標本平面(52)に光学的に結合される平面内に配置される、
    ことを特徴とする光学顕微鏡。
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